JP3783683B2 - カートリッジ磁気テープ装置のリーダブロック回転機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カートリッジ磁気テープ装置のリーダブロック回転機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
リーダブロックを回転させることで磁気テープのリーダピンをキャプチャあるいはリリースするようにしたカートリッジ磁気テープ装置のリーダブロック回転機構が例えば特許文献1として既に公知である。
【0003】
従来のリーダブロック回転機構の構成の概略を図12,図13に、また、その作動原理を図14,図15に示す。但し、図14ではリーダブロック回転機構を上面側から示し、図15では下面側から示している。
【0004】
従来のリーダブロック回転機構では、リーダブロック13を移動させてキャプチャ位置に位置決めした状態で、リーダブロック13の溝13−1が回転自由なリトラクタテーブル14の突起14−1に係合するようになっている。
【0005】
そして、リーダブロック13で磁気テープのリーダピンをキャプチャする際には、図14(a)〜図14(c)および図15(a)〜図15(c)に示されるように、リトラクタテーブル14をリトラクタカム15で図中F方向へ押し付けることで、リトラクタカム15の直線運動をリトラクタテーブル14の回転運動に変換し、リトラクタテーブル14に係合しているリーダブロック13を回転させ、リーダブロック13のフック部13−2で磁気テープのリーダピンをキャプチャする。
【0006】
また、フック部13−2からリーダピンをリリースさせる場合には、これとは逆の動作を行なわせ、リトラクタカム15を逆方向に移動させて、リーダブロック13をリリース方向に回転付勢しているバネ16の張力でリーダブロック13を回転させることで、リーダブロック13のフック部13−2を磁気テープのリーダピンから外すようにしていた。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−135003号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の技術では、リーダブロック13の回転角がリトラクタカム15の摺動ストロークに依存するため、リトラクタカム15の摺動ストロークの調整如何では、リーダブロック13の回転の過不足によるリーダピンのミスキャプチャや機構部品の破損を招く可能性がある。
【0009】
また、キャプチャ時の動作においては、リトラクタカム15をリトラクタテーブル14の突出部分に押し付けて強制的に直線運動を回転運動に変換する構成を採用しているため、力の逃げ場所がなく、従って、リーダブロック13の回転が不測の原因によりスタックしたような場合に、機構部品を破損させるといった可能性がある。
【0010】
更に、リリース動作に際しては、リーダブロック13の回転動作をバネ16の張力のみに依存しているため、リーダブロック13の回転がスタックし易くなるといった問題があり、リーダピンをリリースすることが出来なくなるといった可能性がある。
【0011】
【発明の目的】
そこで、本発明の目的は、前記従来技術の欠点を解消し、リーダブロックの回転の過不足によるリーダピンのミスキャプチャやリーダブロックの過回転による機構部品の破損を未然に防止し、また、リーダピンのリリース動作も確実に行なうことのできるカートリッジ磁気テープ装置のリーダブロック回転機構を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、磁気テープのリーダピンをキャプチャするフック部を先端に形成したリーダブロックと、キャプチャ位置に位置決めされたリーダブロックを保持して回転させるリーダブロックピッカと、リーダブロックピッカと一体に回転するローテータレバーと、ローテータレバー先端の近傍に設けられてローテータレバーを回転駆動するローテータカムと、ローテータカムに摺接してローテータカムを回転駆動するローダカムギアとを備えたカートリッジ磁気テープ装置のリーダブロック回転機構であり、前記目的を達成するため、特に、
前記ローテータカムには、ローテータレバー先端の突起に対しローテータレバーをリリース方向に回転させる向きから係合する第一の突起と、該ローテータカム上に実装されてローテータレバー先端の突起に対し該ローテータレバーをキャプチャ方向に回転させる向きから弾性を以って係合し前記第一の突起と共にローテータレバー先端の突起を挾持し一定以上の力が作用すると弾性変形して前記第一の突起との協同動作による前記ローテータレバー先端の突起の挾持を解除されて前記ローテータレバーおよびリーダブロックピッカを現位置に保持したままローテータカムの回転を許容する過回転吸収手段と、ローダカムギアに摺接する第二の突起とが設けられる一方、
ローダカムギアの外周部には、ローダカムギアの正回転により前記第二の突起に摺接してローテータカムをキャプチャ方向に回転させるキャプチャ用カムが設けられ、
前記ローテータカムが、付勢手段によって定常的にリリース方向に回転付勢されていることを特長とした構成を有する。
【0013】
以上の構成によりローダカムギアを正回転させると、ローダカムギアの外周部のキャプチャ用カムがローテータカムの第二の突起に摺接し、付勢手段の回転付勢力に抗してローテータカムをキャプチャ方向に回転させる。
ローテータカムがキャプチャ方向に回転することにより、ローテータカム上に設けられた過回転吸収手段がローテータレバー先端の突起を押圧し、ローテータレバーおよびリーダブロックピッカを介してリーダブロックをキャプチャ方向に回転させ、リーダブロック先端のフック部を磁気テープのリーダピンに嵌合(キャプチャ)させる。
ここで、何等かの理由でローテータカムが過剰に回転した場合、あるいは、リーダピンのキャプチャに際してスタックが生じるなどしてローテータレバーの回転が阻害されたような場合には、過回転吸収手段が弾性変形することによってローテータレバーおよびリーダブロックピッカとリーダブロックを現位置に保持したままローテータカムの回転を許容する。このようにして、機構部品に作用する過剰な力が過回転吸収手段の弾性変形によって吸収されるため、機構部品の破損を確実に防止することができる。
これにより、ローテータカムを過回転させる設計が可能となるため、ローダカムギアやローテータカムの回転量の微妙な調整は不要となり、しかも、ローテータカムの回転の過不足によるリーダピンのミスキャプチャといった問題も解消される。
【0014】
更に、ローダカムギアの外周部には、ローダカムギアの逆回転によりローテータカムの第二の突起に摺接してローテータカムをリリース方向に回転させるリリース用カムを併設することが望ましい。
【0015】
ローダカムギアの逆回転によりローテータカムを強制的にリリース方向に回転させることができるので、リリース時に生じるスタック等によってローテータカムの付勢手段による回転付勢力が相対的に不十分となった場合であっても、ローテータカムを確実にリリース方向に回転させ、ローテータカムの第一の突起によりローテータレバー先端の突起を押圧し、ローテータレバーおよびリーダブロックピッカを介してリーダブロックをリリース方向に的確に回転させてリーダブロック先端のフック部を磁気テープのリーダピンから離脱(リリース)させることができる。
【0016】
また、ローダカムギアの外周部にリリース用カムを併設する場合においては、ローテータカムの第一の突起がリリースの際の回転方向からローテータレバー先端の突起に最初に接触する段階で、ローテータカムの第二の突起がリリース用カムと当接可能な回転位置に位置決めされるようにローテータカムを構成するとよい。
【0017】
リリース時にスタックが生じた場合であっても、第一の突起がリリースの際の回転方向からローテータレバー先端の突起に接触するまではローテータカムの回転自体は自由であり、スタックの有無に関係なく付勢手段による回転付勢力のみでローテータカムをリリース方向に回転させることができる。従って、この状態でローテータカムの第二の突起がリリース用カムと当接する構成とすることにより、スタックの原因となっている抵抗力に抗し、ローテータカムをローダカムギアの回転力で確実にリリース方向に回転させてリーダブロック先端のフック部を磁気テープのリーダピンから離脱(リリース)させることができる。
【0018】
ここで、過回転吸収手段は、ローテータカムの回転中心上にコイル部分を軸支され、一端部をローテータカムに固定された捩りコイルバネによって形成することができる。
【0019】
ローテータカムが過剰に回転した場合、あるいは、リーダピンのキャプチャに際してスタックが生じるなどしてローテータレバーの回転が阻害された場合には、捩りコイルバネがコイル部分で弾性的に屈曲してローテータカムの回転を許容することで無理な力を逃がす。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。図1はカートリッジ磁気テープ装置で利用される磁気テープカートリッジの構成の主要部を示した図で、図1(a)はカートリッジ1を側方から示した部分断面図、また、図1(b)はカートリッジ1を磁気テープの取り出し口のある面から示した図である。
【0021】
カートリッジ1は内部に磁気テープ1−1を有し、磁気テープ1−1の先端にはリーダピン1−2が付設される。リーダピン1−2はカートリッジ1の内壁の両側に付設されるピン固定溝1−3にG方向に向かって係合している。
【0022】
図2は本実施形態のカートリッジ磁気テープ装置についてケーシング部分を取り外して示した平面図、図3は同実施形態のカートリッジ磁気テープ装置について示した斜視図であり、図4では特にローテータカム7の周辺部の構造について拡大して示している。また、図5では、ローテータカム7とローテータレバー10およびリーダブロックピッカ11とリーダブロック12を抜き出して各部品間の相互的な連接関係を具体的な斜視図で示している。
【0023】
図3に示されるように、デッキベース2の上面手前側にはローダフレーム3が、また、デッキベース2の上面の後部にはカムプレート4がそれぞれ設置される。
【0024】
そして、ローダフレーム3の上面には図4に示されるようにしてピン3−1,3−2,3−3がそれぞれ付設され、ピン3−1を中心にローダカムギア5が回転自在に取り付けられる。
【0025】
ローダカムギア5は外周の一部にギア5−1を有し、ローダフレーム3の側面に付設されたモータ6の動力によって正方向(図2中でA方向)および逆方向(図2中でA’方向)に回転可能である。
【0026】
また、ローダカムギア5は外周の一部に略矩形状のキャプチャ用カム5−2と楔状のリリース用カム5−3を有しており、キャプチャ用カム5−2とリリース用カム5−3の間に切欠状の係合部5−4が形成されている。
【0027】
ローテータカム7は、図4に示されるように、ピン3−2に回転自在に取り付けられ、ローダフレーム3上のピン3−3とローテータカム7上の穴7−1間に付設されたバネ8によって構成される付勢手段により常に図4中B方向に引っ張られ、ローテータカム7が図4中のC’方向つまりリリース方向に回転付勢されている。
【0028】
また、ローテータカム7はその外周部に、ローテータレバー10と係合する第一の突起7−3と、ローダカムギア5に摺接する第二の突起7−2とを突出して備えている。
【0029】
更に、ローテータカム7上には、その回転中心を共にするように過回転吸収手段として機能する捩りコイルバネ9のコイル部分が軸支され、図5に示されるように、捩りコイルバネ9の一端部を形成するバネアーム9−1がローテータカム7の傾斜部7−4に突き当てられて固定される一方、捩りコイルバネ9の他端部を形成するバネアーム9−2が、コイル部分に蓄積された弾性力によってローテータカム7の傾斜部7−5に突き当てられている。
【0030】
一方、デッキベース2上にはリーダブロックピッカ11が回転自在に取り付けられ、デッキベース2上の回転ストッパによって動作回転角が制限されている。
【0031】
図6はローダフレーム3およびカムプレート4の一部を破断してデッキベース2上のリーダブロックピッカ11の取り付け状態を示したもので、この姿勢が回転ストッパによって制限されるリーダブロックピッカ11のリリース方向の回転限度、また、図11に示される姿勢が回転ストッパによって制限されるリーダブロックピッカ11のキャプチャ方向の回転限度である。
【0032】
また、リーダブロックピッカ11は図5に示されるようなガイド溝11−1を有し、カムプレート4上のガイド溝4−2に沿って公知手段にて駆動されるリーダブロック12の上下面に付設された突起12−1と互いに係合出来るようになっている。
【0033】
リーダブロック12は先端部の上下にリーダピン1−2をキャプチャするフック部12−2を有しており、リーダブロック12がリーダピン1−2を掴んでカムプレート4上のガイド溝4−2に沿って図2中のEからE’方向に移動することで、カートリッジ1から磁気テープ1−1を引き出すことが出来る。この動作が所謂スレディングである。
【0034】
図5に示される通り、リーダブロックピッカ11は上面にピン11−2を有し、カムプレート4上のボス4−1に回転自在に付設されたローテータレバー10の穴10−1と係合している。また、このローテータレバー10はリーダブロックピッカ11と同一回転中心を持つ。従って、ローテータレバー10とリーダブロックピッカ11は互いに回転動作が連動しており、図5あるいは図6等に示されるように、リーダブロック12がキャプチャ位置に位置決めされてリーダブロックピッカ11内にリーダブロック12が保持されている状態では、ローテータレバー10とリーダブロックピッカ11およびリーダブロック12が一体的に回転動作するようになる。
【0035】
図4に示されるように、ローテータレバー10は先端部に突起10−2を下向きに有しており、その突起10−2は、ローテータカム7上に取り付けられた捩りコイルバネ9のバネアーム9−2の先端に形成されたフック部9−3と、ローテータカム7の第一の突起7−3との間に挟まれるように配置される。
【0036】
つまり、ローテータカム7の第一の突起7−3は、ローテータレバー10の先端の突起10−2に対して該ローテータレバー10をリリース方向つまり図4中のD’方向に回転させる向きから係合し、また、過回転吸収手段である捩りコイルバネ9のフック部9−3は、ローテータレバー10の先端の突起10−2に対し、該ローテータレバー10をキャプチャ方向つまり図4中のD方向に回転させる向きから弾性を以って係合し、第一の突起7−3と共にローテータレバー10先端の突起10−2を挾持していることになる。
【0037】
ローテータカム7は付勢手段としてのバネ8により常時図4中のB方向に引っ張られ、ローテータカム7が図4中のC’方向つまりリリース方向に定常的に回転付勢されているので、ローテータカム7の第一の突起7−3がローテータレバー10の突起10−2を押し付け、ローテータレバー10を図4中のD’方向に回転せしめる。この時、ローテータレバー10の回転動作がリーダブロックピッカ11の回転動作と連動していること及び、前述したリーダブロックピッカ11のD’方向への回転動作が回転ストッパによって制限されることにより、ローテータカム7とローテータレバー10は図2〜図6に示される状態で回転がストップするようになっている。
【0038】
次に、リーダブロック12がリーダピン1−2をキャプチャする際の一連の動作を説明する。
【0039】
カートリッジ1がカートリッジ磁気テープ装置に挿入されると、モータ6が駆動されてローダカムギア5が正方向つまり図2中のA方向に回転する。カートリッジ1はローダカムギア5の正回転により、特開2001−118305号公報あるいは特開2001−135003号公報等で開示される公知の手段により、然るべき位置、すなわち、リーダブロック12がリーダピン1−2をキャプチャ可能な位置に位置決めされる。この動作が所謂カートリッジのローディングである。
【0040】
ローディングが終了すると、リーダブロック12がカムプレート4のガイド溝4−2に沿って図2中のE’からE方向に移動し(モータ6とは別の動力源による)、リーダブロックピッカ11内に位置決めされ、図5のように、リーダブロック12の突起12−1がリーダブロックピッカ11のガイド溝11−1に係合して停止する。
【0041】
その後、ローダカムギア5がさらに正回転することで、ローダカムギア5の外周部のキャプチャ用カム5−2がローテータカム7の第二の突起7−2に例えば図7〜図9に示されるようにして摺接し、第二の突起7−2が係合部5−4と噛み合い、ローテータカム7は付勢手段であるバネ8の引っ張り力に抗して図7中のC方向つまりキャプチャ方向に回転する。すると、ローテータカム7に実装された捩りコイルバネ9も共にC方向に回転するため、捩りコイルバネ9のフック部9−3がローテータレバー10の突起10−2を押圧し、ローテータレバー10を図7中のD方向に回転させる。
【0042】
ローテータレバー10とリーダブロックピッカ11は回転動作が共に連動しているため、ローテータレバー10のD方向への回転により、リーダブロックピッカ11も図7中のD方向へ回転し、リーダブロック11内に保持されたリーダブロック12も同様にD方向へ回転し、図11に示されるようにして、リーダブロック12先端のフック部12−2によって磁気テープ1−1のリーダピン1−2がキャプチャされる。
【0043】
ローダカムギア5のさらなるA方向への回転はローテータカム7をC方向に過回転させるが、リーダブロックピッカ11は動作回転角を前述の回転ストッパにより制限されているため、リーダブロックピッカ11やローテータレバー10およびリーダブロック12が図11に示されるような限界位置を越えて回転することはない。
【0044】
また、ローテータカム7に実装された過回転吸収手段である捩りコイルバネ9は、一定以上の力が作用すると、図6に示されるような状態から図11に示されるような状態に自動的に弾性変形して屈曲し、リーダブロックピッカ11やローテータレバー10およびリーダブロック12の姿勢を現位置に保持したまま、ローテータカム7の回転のみを許容する。
【0045】
従って、ローテータカム7が過回転した場合、あるいは、リーダピン1−2のキャプチャに際してスタックが生じるなどしてローテータレバー10の回転が阻害されたような場合であっても、リーダブロックピッカ11やローテータレバー10およびリーダブロック12やローダカムギア5あるいはローテータカム7等の機構部の損傷、更には、モータ6の過負荷といった問題を未然に防止することができる。
【0046】
このように、本実施形態の構成においてはローテータカム7の過回転が実質的な問題となることはなく、このため、キャプチャ時におけるローダカムギア5の回転停止位置やローテータカム7の回転量についての微妙な調整は全く不要である。
【0047】
また、予めローテータカム7に或る程度の過回転が生じるような設計を施すこと、例えば、ローダカムギア5をオーバートラベルして回転させるといったことにより、ローテータカム7の回転の過不足によるリーダピンのミスキャプチャといった問題も確実に予防することができる。
【0048】
リーダピン1−2をキャプチャしたリーダブロック12は、その後、カムプレート4上のガイド溝4−2に沿って図7中のEからE’方向に移動することでスレディング動作を行うことになるが、この点については既に公知であるので説明を省略する。
【0049】
次にリーダピン1−2をリリースする際の一連の動作について説明する。リリース時の動作は、基本的には、前述したキャプチャ時の動作をバックトレースすることで実現される。
【0050】
具体的には、まず、リーダピン1−2を保持したリーダブロック12が、カムプレート4のガイド溝4−2に沿って図7中のE’からE方向に移動し、リーダブロックピッカ11内に位置決めされ、図10のように、リーダブロック12の突起12−1がリーダブロックピッカ11のガイド溝11−1に係合してストップし、この段階でリーダピン1−2がカートリッジ1内のピン固定溝1−3にセットされることになる。
【0051】
その後ローダカムギア5が逆方向つまり図7中のA’方向に回転するため、ローテータカム7における第二の突起7−2を押圧することによってローテータカム7を図7中のC方向へ回転保持していたキャプチャ用カム5−2の支えが取り除かれ、ローテータカム7がバネ8によって図7中のB方向へ引っ張られ、ローテータカム7が図7中のC’方向へ回転する。
【0052】
仮に、ここで、リーダブロック12のフック部12−2にリーダピン1−2が食い付くなどしてリーダブロックピッカ11やローテータレバー10の回転が阻害され、ローテータカム7のC’方向への回転動作がスタックしたとしても、ローダカムギア5のリリース用カム5−3がローテータカム7の第二の突起7−2に摺接してこの突起7−2をローテータカム7がC’方向に回転するように押し付けるので、強制的にローテータカム7をC’方向へ回転させることが出来る。
【0053】
しかも、リーダピン1−2の食い付き等に起因するスタックがローテータカム7のC’方向への回転動作に実際に悪影響を与え始めるのは、ローテータカム7における第一の突起7−3がリリースの際の回転方向C’からローテータレバー10の先端の突起10−2に接触してからのことであり、少なくとも、第一の突起7−3が突起10−2に接触するまでの間は、スタックの有無に関係なく、付勢手段となるバネ8による回転付勢力のみでローテータカム7をC’のリリース方向に容易に回転させることができる。そして、第一の突起7−3が突起10−2に当接した段階では、既に、ローテータカム7における第二の突起7−2がリリース用カム5−3と当接可能な位置、つまり、図9に示されるような係合部5−4の位置にまで突入している。従って、図中A’方向のローダカムギア5の逆方向回転により、ローテータカム7における第二の突起7−2にリリース用カム5−3を確実に当接させて、ローダカムギア5の回転力によりローテータカム7を強制的にC’のリリース方向に回転させ、ローテータレバー10とリーダブロックピッカ11を介してリーダブロック12を回転させ、リーダブロック12先端のフック部12−2をピン固定溝1−3にセットされたリーダピン1−2から離脱させることができる。
【0054】
そして、完全にリーダピン1−2がリーダブロック12からリリースされる位置までリーダブロック12の回転動作が進むと、ローダカムギア5の動作が一旦停まり、リーダブロック12がカムプレート4のガイド溝4−2に沿って図7中のEからE’方向に移動を開始し、これによりリーダブロック12がリーダブロックピッカ11から抜け出ると、再びローダカムギア5がA’方向へと回転し、カートリッジ1をカートリッジ投入口まで移動させて、カートリッジ1のアンロードが完了する。
【0055】
【発明の効果】
本発明によるカートリッジ磁気テープ装置のリーダブロック回転機構は、ローテータカムに過回転吸収手段を設けてキャプチャ方向へのローテータカムの過回転を許容するようにしたので、ローテータカムが過剰に回転した場合、あるいは、リーダピンのキャプチャに際してスタックが生じるなどしてローテータレバーの回転が阻害されたような場合であっても、機構部品に過剰な力が作用することはなく、ローテータレバーやリーダブロックピッカおよびリーダブロック等の機構部品やその駆動源となるモータの破損を確実に防止することができる。
また、ローテータカムを過回転させる設計が可能となるため、ローダカムギアやローテータカム(従来のリトラクタカム等に代わる部材)の回転量の微妙な調整は不要であり、しかも、ローテータカムの回転の過不足によるリーダピンのミスキャプチャといった問題も解消することができる。
【0056】
更に、ローダカムギアの外周部には、ローダカムギアの逆回転によりローテータカムをリリース方向に回転させるリリース用カムを併設しているので、リリース時に生じるスタック等によってローテータカムの付勢手段による回転付勢力が相対的に不十分となった場合であっても、ローテータカムを確実にリリース方向に回転させてリーダブロック先端のフック部を磁気テープのリーダピンから離脱させることができる。
【0057】
また、このローテータカムは、スタックの有無に関係なく付勢手段による回転付勢力のみで復帰可能な位置にまで戻された状態でリリース用カムと当接可能となるように構成されているので、リリース時にスタックが生じた場合であっても、ローテータカムをローダカムギアの回転力で確実にリリース方向に回転させてリーダブロック先端のフック部を磁気テープのリーダピンから離脱させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カートリッジ磁気テープ装置で利用されるシングルカートリッジの構成の主要部を示した図で、図1(a)はカートリッジを側面から示した部分断面図、また、図1(b)はカートリッジを磁気テープの取り出し口のある面から示した図である。
【図2】本発明を適用した一実施形態のカートリッジ磁気テープ装置についてケーシング部分を取り外して示した平面図である(キャプチャ動作に移行する前の状態)。
【図3】同実施形態のカートリッジ磁気テープ装置について示した斜視図である(キャプチャ動作に移行する前の状態)。
【図4】同実施形態のカートリッジ磁気テープ装置のローテータカムの周辺部の構造について拡大して示した図である(キャプチャ動作に移行する前の状態)。
【図5】ローテータカムとローテータレバーおよびリーダブロックピッカとリーダブロックの連接関係を示した斜視図である(キャプチャ動作に移行する前の状態)。
【図6】ローダフレームおよびカムプレートの一部を破断してデッキベース上のリーダブロックピッカの取り付け状態を示した図で、回転ストッパによって制限されるリーダブロックピッカのリリース方向の回転限度を示している。
【図7】同実施形態のカートリッジ磁気テープ装置についてケーシング部分を取り外して示した平面図である(キャプチャ動作の過程)。
【図8】同実施形態のカートリッジ磁気テープ装置について示した斜視図である(キャプチャ動作の過程)。
【図9】同実施形態のカートリッジ磁気テープ装置のローテータカムの周辺部の構造について拡大して示した図である(キャプチャ動作の過程)。
【図10】ローテータカムとローテータレバーおよびリーダブロックピッカとリーダブロックの連接関係を示した斜視図である(キャプチャ動作の過程)。
【図11】ローダフレームおよびカムプレートの一部を破断してデッキベース上のリーダブロックピッカの取り付け状態を示した図で、回転ストッパによって制限されるリーダブロックピッカのキャプチャ方向の回転限度を示している。
【図12】従来のリーダブロック回転機構の構造を示した斜視図である。
【図13】従来のリーダブロック回転機構の構造を別の方向から示した斜視図である。
【図14】従来のリーダブロック回転機構の作動原理を示した概念図である。
【図15】従来のリーダブロック回転機構の作動原理を別の方向から示した概念図である。
【符号の説明】
1 磁気テープカートリッジ
1−1 磁気テープ
1−2 リーダピン
1−3 ピン固定溝
2 デッキベース
3 ローダフレーム
3−1,3−2,3−3 ピン
4 カムプレート
4−1 ボス
4−2 ガイド溝
5 ローダカムギア
5−1 ギア
5−2 キャプチャ用カム
5−3 リリース用カム
5−4 係合部
6 モータ
7 ローテータカム
7−1 穴
7−2 第二の突起
7−3 第一の突起
8 バネ(付勢手段)
9 捩りコイルバネ(過回転吸収手段)
9−1 バネアーム(捩りコイルバネの一端部)
9−2 バネアーム(捩りコイルバネの他端部)
10 ローテータレバー
10−1 穴
10−2 ローテータレバー先端の突起
11 リーダブロックピッカ
11−1 ガイド溝
11−2 ピン
12 リーダブロック
12−2 フック部
13 リーダブロック
13−1 溝
13−2 フック部
14 リトラクタテーブル
14−1 突起
15 リトラクタカム
16 バネ
Claims (4)
- 磁気テープのリーダピンをキャプチャするフック部を先端に形成したリーダブロックと、キャプチャ位置に位置決めされたリーダブロックを保持して回転させるリーダブロックピッカと、前記リーダブロックピッカと一体に回転するローテータレバーと、前記ローテータレバー先端の近傍に設けられて該ローテータレバーを回転駆動するローテータカムと、前記ローテータカムに摺接して該ローテータカムを回転駆動するローダカムギアとを備えたカートリッジ磁気テープ装置のリーダブロック回転機構であって、
前記ローテータカムには、前記ローテータレバー先端の突起に対し該ローテータレバーをリリース方向に回転させる向きから係合する第一の突起と、該ローテータカム上に実装されて前記ローテータレバー先端の突起に対し該ローテータレバーをキャプチャ方向に回転させる向きから弾性を以って係合し前記第一の突起と共に前記ローテータレバー先端の突起を挾持し一定以上の力が作用すると弾性変形して前記第一の突起との協同動作による前記ローテータレバー先端の突起の挾持を解除されて前記ローテータレバーおよびリーダブロックピッカを現位置に保持したままローテータカムの回転を許容する過回転吸収手段と、前記ローダカムギアに摺接する第二の突起とが設けられる一方、
前記ローダカムギアの外周部には、該ローダカムギアの正回転により前記第二の突起に摺接して前記ローテータカムをキャプチャ方向に回転させるキャプチャ用カムが設けられ、
前記ローテータカムが、付勢手段によって定常的にリリース方向に回転付勢されていることを特長としたカートリッジ磁気テープ装置のリーダブロック回転機構。 - 前記ローダカムギアの外周部には、該ローダカムギアの逆回転により前記第二の突起に摺接して前記ローテータカムをリリース方向に回転させるリリース用カムが併設されていることを特長とした請求項1記載のカートリッジ磁気テープ装置のリーダブロック回転機構。
- 前記ローテータカムは、前記第一の突起が前記ローテータレバー先端の突起に対しリリースの際の回転方向から最初に接触する段階で、前記第二の突起が前記リリース用カムと当接可能な回転位置に位置決めされるように構成されていることを特徴とした請求項2記載のカートリッジ磁気テープ装置のリーダブロック回転機構。
- 前記過回転吸収手段は、前記ローテータカムの回転中心上にコイル部分を軸支され、一端部を該ローテータカムに固定された捩りコイルバネによって形成されていることを特徴とした請求項1,請求項2または請求項3記載のカートリッジ磁気テープ装置のリーダブロック回転機構。
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