JP2627830B2 - 感光性画像形成材料 - Google Patents
感光性画像形成材料Info
- Publication number
- JP2627830B2 JP2627830B2 JP3103662A JP10366291A JP2627830B2 JP 2627830 B2 JP2627830 B2 JP 2627830B2 JP 3103662 A JP3103662 A JP 3103662A JP 10366291 A JP10366291 A JP 10366291A JP 2627830 B2 JP2627830 B2 JP 2627830B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- microcapsules
- internal phase
- radiation
- color
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/002—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor using materials containing microcapsules; Preparing or processing such materials, e.g. by pressure; Devices or apparatus specially designed therefor
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C7/00—Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
- G03C7/46—Subtractive processes not covered by the group G03C7/26; Materials therefor; Preparing or processing such materials
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Color Printing (AREA)
- Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、カラー画像形成法、
さらに詳しくは、感光性カプセル封入物とカラー前駆体
物質を用いて、カラー前駆物質と現像物との間の露光制
御されたパターン方法の反応により、カラー画像を形成
する方法に用いる感光性画像形成材料に関する。
さらに詳しくは、感光性カプセル封入物とカラー前駆体
物質を用いて、カラー前駆物質と現像物との間の露光制
御されたパターン方法の反応により、カラー画像を形成
する方法に用いる感光性画像形成材料に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性カプセル封入物に基づく画像形成
系は既知である。米国特許第3,219,446号(B
erman)は、アゾ−ブルー“B”ブラック染料を橋
かけ性ポリマーまたは重合性モノマーで、流体滴含有フ
ィルムまたは流体滴含有マイクロカプセルとしてカプセ
ル封入する。転写画像形成法を開示している。説明され
ているように、このBermanの画像形成系は、画像
に対応してコピーシートにカプセル封入した染料を選択
的に転写することに頼る転写系である。カプセル封入物
の層を電磁放射に画像方法で露光してポリマーを橋かけ
し、露光されたカプセル内の液体を剛性の状態にし、コ
ピーシートへ転写されないようにすることによって、画
像形成は達成される。染料の転写は、カプセル封入物含
有層の露光されない区域に限定される。
系は既知である。米国特許第3,219,446号(B
erman)は、アゾ−ブルー“B”ブラック染料を橋
かけ性ポリマーまたは重合性モノマーで、流体滴含有フ
ィルムまたは流体滴含有マイクロカプセルとしてカプセ
ル封入する。転写画像形成法を開示している。説明され
ているように、このBermanの画像形成系は、画像
に対応してコピーシートにカプセル封入した染料を選択
的に転写することに頼る転写系である。カプセル封入物
の層を電磁放射に画像方法で露光してポリマーを橋かけ
し、露光されたカプセル内の液体を剛性の状態にし、コ
ピーシートへ転写されないようにすることによって、画
像形成は達成される。染料の転写は、カプセル封入物含
有層の露光されない区域に限定される。
【0003】米国特許第3,700,489号(Phi
llips)は、ミヒラーのケトンを常法でカプセル封
入し、支持体上に層として形成するフォトコピー法を開
示している。ミヒラーのケトン自体はカラー形成剤では
ないが、このケトンを含有するカプセルのパターン化さ
れた照射は、無色の酸で発色可能な前駆物質の潜像をこ
のケトンから生成し、酸性粘土のような酸現像剤と接触
させると、可視像が得られる。Phillipsは、露
光された画像シートを酸被覆した受容シートと面対面で
カレンダリングして画像を形成する系と、酸現像剤をカ
プセルのコーティングと同一表面上に存在させ、これに
よって画像シート上でカプセルを破裂させた後、転写な
しで現像がなされる系とを開示している。
llips)は、ミヒラーのケトンを常法でカプセル封
入し、支持体上に層として形成するフォトコピー法を開
示している。ミヒラーのケトン自体はカラー形成剤では
ないが、このケトンを含有するカプセルのパターン化さ
れた照射は、無色の酸で発色可能な前駆物質の潜像をこ
のケトンから生成し、酸性粘土のような酸現像剤と接触
させると、可視像が得られる。Phillipsは、露
光された画像シートを酸被覆した受容シートと面対面で
カレンダリングして画像を形成する系と、酸現像剤をカ
プセルのコーティングと同一表面上に存在させ、これに
よって画像シート上でカプセルを破裂させた後、転写な
しで現像がなされる系とを開示している。
【0004】米国特許第3,072,481号(Ber
man et al)は、液体ビヒクル中に支持される
とき着色した形態に容易に転化するが、固体であるとき
不感光性である、感光性物質を使用するカプセル封入感
光性要素の他の型を開示している。このような物質を揮
発性溶媒でカプセル封入し、カプセル封入物の層を画像
方法で露光し、そしてカプセルを破裂させて溶媒を蒸発
させることにより、画像が得られ、固定される。
man et al)は、液体ビヒクル中に支持される
とき着色した形態に容易に転化するが、固体であるとき
不感光性である、感光性物質を使用するカプセル封入感
光性要素の他の型を開示している。このような物質を揮
発性溶媒でカプセル封入し、カプセル封入物の層を画像
方法で露光し、そしてカプセルを破裂させて溶媒を蒸発
させることにより、画像が得られ、固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第3,00
1,873号(Forris)は、固体染料を含有する
カプセルの壁を、パターン化された露光がカプセルを膨
潤不可能にするように、光増感されている、より複雑な
系を開示している。シートを湿潤させて未露光のカプセ
ルを膨潤させかつ加熱することにより、染料は露光され
ない区域において不動化される。その後、受容シートと
接触させてカプセルを破裂させることにより、露光され
た区域のみから染料の画像方法の転写が得られる。
1,873号(Forris)は、固体染料を含有する
カプセルの壁を、パターン化された露光がカプセルを膨
潤不可能にするように、光増感されている、より複雑な
系を開示している。シートを湿潤させて未露光のカプセ
ルを膨潤させかつ加熱することにより、染料は露光され
ない区域において不動化される。その後、受容シートと
接触させてカプセルを破裂させることにより、露光され
た区域のみから染料の画像方法の転写が得られる。
【0006】Varden,Modern Photo
graphy,“What’s Ahead?”、p.
86(1958)には、単にゼラチンの代わりに、ゼラ
チンのハロゲン化銀乳剤からカプセルが形成されてい
る、ゼラチンマイクロカプセルに基づく系が提案されて
いる。この著者によると、これらのカプセルは、シア
ン、マゼンタおよびイエローのカラー前駆物質を含有
し、増感し、そしてカラー画像を形成するために使用で
きた。この文献は、増感されたゼラチンカプセルを露光
し、これらのカプセルを硬化現像法(銀触媒法)により
硬化させて、カプセルが露光区域においてそれらの内容
物を解放するのを防ぎ、これによって露光に従ってカプ
セル内容物の解放の差を発生させることを提案してい
る。このような系が実施に成功したということを示す証
拠はこの文献に存在せず、そしてこの系がカプセル壁中
の写真の銀に依存し、カプセル壁を硬化させるために湿
式現像工程を必要とするという事実は、この系を多くの
用途に魅力ないものとする。
graphy,“What’s Ahead?”、p.
86(1958)には、単にゼラチンの代わりに、ゼラ
チンのハロゲン化銀乳剤からカプセルが形成されてい
る、ゼラチンマイクロカプセルに基づく系が提案されて
いる。この著者によると、これらのカプセルは、シア
ン、マゼンタおよびイエローのカラー前駆物質を含有
し、増感し、そしてカラー画像を形成するために使用で
きた。この文献は、増感されたゼラチンカプセルを露光
し、これらのカプセルを硬化現像法(銀触媒法)により
硬化させて、カプセルが露光区域においてそれらの内容
物を解放するのを防ぎ、これによって露光に従ってカプ
セル内容物の解放の差を発生させることを提案してい
る。このような系が実施に成功したということを示す証
拠はこの文献に存在せず、そしてこの系がカプセル壁中
の写真の銀に依存し、カプセル壁を硬化させるために湿
式現像工程を必要とするという事実は、この系を多くの
用途に魅力ないものとする。
【0007】
【発明の目的】本発明の主目的は、カプセルに施される
露光の程度によりカプセル内のカラー前駆物質と現像剤
との反応をコントロールし、これによって原稿画像のト
ーンの微妙な変化を忠実に再現してリアルなフルカラー
画像が得られる感光性画像形成材料を提供することにあ
る。
露光の程度によりカプセル内のカラー前駆物質と現像剤
との反応をコントロールし、これによって原稿画像のト
ーンの微妙な変化を忠実に再現してリアルなフルカラー
画像が得られる感光性画像形成材料を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明は、加圧破壊さ
れると内部相を放出するマイクロカプセルの層が表面に
設けられた第1の支持体を有する1枚の画像シートと、
上記マイクロカプセルから放出される内部相を受容する
受容手段とを具備してなり、上記マイクロカプセルは、
第1、第2及び第3のマイクロカプセルからなるととも
に、第1のマイクロカプセルはその内部相に溶解したシ
アンのカラー前駆体物質を含有し、第2のマイクロカプ
セルはその内部相に溶解したマゼンタのカラー前駆物質
を含有し、第3のマイクロカプセルはその内部相に溶解
したイエローのカラー前駆体物質を含有し、上記受容手
段は、上記マイクロカプセルの内部相に溶解した上記カ
ラー前駆物質と接触することにより反応して該カラー前
駆物質を発色させる現像物質の層を有し、また、上記第
1、第2及び第3の各マイクロカプセルの内部相には、
上記電磁波の放射を受けた際に露光の程度に応じて粘度
を増大させて、破壊されたマイクロカプセルからの内部
相の放出を制御する放射硬化性物質がさらに含有せしめ
られ、露光の程度に応じて内部相の流動性が変化して、
カラー前駆物質と現像物質の反応量が制御される構成と
されている。
れると内部相を放出するマイクロカプセルの層が表面に
設けられた第1の支持体を有する1枚の画像シートと、
上記マイクロカプセルから放出される内部相を受容する
受容手段とを具備してなり、上記マイクロカプセルは、
第1、第2及び第3のマイクロカプセルからなるととも
に、第1のマイクロカプセルはその内部相に溶解したシ
アンのカラー前駆体物質を含有し、第2のマイクロカプ
セルはその内部相に溶解したマゼンタのカラー前駆物質
を含有し、第3のマイクロカプセルはその内部相に溶解
したイエローのカラー前駆体物質を含有し、上記受容手
段は、上記マイクロカプセルの内部相に溶解した上記カ
ラー前駆物質と接触することにより反応して該カラー前
駆物質を発色させる現像物質の層を有し、また、上記第
1、第2及び第3の各マイクロカプセルの内部相には、
上記電磁波の放射を受けた際に露光の程度に応じて粘度
を増大させて、破壊されたマイクロカプセルからの内部
相の放出を制御する放射硬化性物質がさらに含有せしめ
られ、露光の程度に応じて内部相の流動性が変化して、
カラー前駆物質と現像物質の反応量が制御される構成と
されている。
【0009】このように構成された感光性画像形成材料
には、以下(a)〜(c)の工程が施される。 (a)画像シートに、電磁波の放射による画像方式露光
を施すことにより、それぞれのマイクロカプセルの内部
相の粘度を露光の程度に応じて増加させる。 (b)画像シートに均一な圧力を加えてマイクロカプセ
ルを破壊することにより、このマイクロカプセルの内部
相の流動性に応じた量の内部相をマイクロカプセル外に
放出する。 (c)放出された内部相を受容手段に受容させ、その内
部相中のカラー前駆物質を現像物質と反応させて画像を
得る。
には、以下(a)〜(c)の工程が施される。 (a)画像シートに、電磁波の放射による画像方式露光
を施すことにより、それぞれのマイクロカプセルの内部
相の粘度を露光の程度に応じて増加させる。 (b)画像シートに均一な圧力を加えてマイクロカプセ
ルを破壊することにより、このマイクロカプセルの内部
相の流動性に応じた量の内部相をマイクロカプセル外に
放出する。 (c)放出された内部相を受容手段に受容させ、その内
部相中のカラー前駆物質を現像物質と反応させて画像を
得る。
【0010】具体的には、本発明は、原稿画像を3つの
画像成分に分解して画像方式露光を施す感光性画像形成
材料と、分解せずに画像方式露光を施す感光性画像形成
材料方法の2つに大別される。
画像成分に分解して画像方式露光を施す感光性画像形成
材料と、分解せずに画像方式露光を施す感光性画像形成
材料方法の2つに大別される。
【0011】前者の感光性画像形成材料では、画像方式
露光を施す工程の前に、多色画像を赤色、緑色、青色の
画像成分に分解する。次に、赤色の画像成分を第1の電
磁波に変換し、緑色の画像成分を上記第2の電磁波に変
換し、青色の成分の画像を第3の電磁波に変換する。こ
の場合、第1の電磁波と、第2の電磁波と、第3の電磁
波のうち少なくとも1つは紫外線である。
露光を施す工程の前に、多色画像を赤色、緑色、青色の
画像成分に分解する。次に、赤色の画像成分を第1の電
磁波に変換し、緑色の画像成分を上記第2の電磁波に変
換し、青色の成分の画像を第3の電磁波に変換する。こ
の場合、第1の電磁波と、第2の電磁波と、第3の電磁
波のうち少なくとも1つは紫外線である。
【0012】マイクロカプセルの内部相を受容する受容
手段は、画像シートの第1の支持体であってもよく、こ
の場合、現像物質層は、第1の支持体上にマイクロカプ
セル層と共に設けられる。そして、露光後の画像シート
を例えば加圧ローラのニップ面に通すことによりマイク
ロカプセルが破壊され、内部相の流動性に応じた量の内
部相が放出され、第1の支持体に設けられた現像物質と
反応して発色する。
手段は、画像シートの第1の支持体であってもよく、こ
の場合、現像物質層は、第1の支持体上にマイクロカプ
セル層と共に設けられる。そして、露光後の画像シート
を例えば加圧ローラのニップ面に通すことによりマイク
ロカプセルが破壊され、内部相の流動性に応じた量の内
部相が放出され、第1の支持体に設けられた現像物質と
反応して発色する。
【0013】本発明では、特に、画像方式露光により放
射される電磁波は、原稿画像の連続色調がそのままま再
現されたものであるから、画像シート中の露光域にある
隣接した2つのマイクロカプセルを比べると、それらマ
イクロカプセルに施される露光の程度、つまり露光の強
さが微妙に異なる。そして、上記画像形成方法において
は、露光の程度に応じてマイクロカプセル内部相の粘度
を増加させるから、露光域間の隣接した2つのマイクロ
カプセルにおいてそれらの内部相の粘度の増加量に微妙
な差が生じ、この差がカラー前駆物質の放出量の差、ひ
いてはトーンの差となって形成画像に発現される。した
がって、原稿画像の微妙なトーンの移り変りを忠実に再
現したリアルなフルカラー画像を得ることができる。
射される電磁波は、原稿画像の連続色調がそのままま再
現されたものであるから、画像シート中の露光域にある
隣接した2つのマイクロカプセルを比べると、それらマ
イクロカプセルに施される露光の程度、つまり露光の強
さが微妙に異なる。そして、上記画像形成方法において
は、露光の程度に応じてマイクロカプセル内部相の粘度
を増加させるから、露光域間の隣接した2つのマイクロ
カプセルにおいてそれらの内部相の粘度の増加量に微妙
な差が生じ、この差がカラー前駆物質の放出量の差、ひ
いてはトーンの差となって形成画像に発現される。した
がって、原稿画像の微妙なトーンの移り変りを忠実に再
現したリアルなフルカラー画像を得ることができる。
【0014】なお、極めて露光量の多い領域と極めて露
光量の少ない領域とでは、内部相どうしの粘度の差は上
記のような隣接した場合に比して当然ながら大きくなる
が、本発明では、そのような極めて露光量の多い領域か
ら極めて露光量の少ない領域までの間においてマイクロ
カプセルの内部相の粘度を連続的に変化させることによ
り、その間の連続色調を再現することができる。
光量の少ない領域とでは、内部相どうしの粘度の差は上
記のような隣接した場合に比して当然ながら大きくなる
が、本発明では、そのような極めて露光量の多い領域か
ら極めて露光量の少ない領域までの間においてマイクロ
カプセルの内部相の粘度を連続的に変化させることによ
り、その間の連続色調を再現することができる。
【0015】ところで、本発明において受容手段は、画
像シートの第1の支持体と別体の第2の支持体であって
もよい。この場合、現像物質の層は第2の支持体の表面
に設けられ、画像方式露光を施す工程と画像シートに圧
力を加える工程との間で、第1の支持体及び第2の支持
体を、それらのマイクロカプセル層と現像物質層とが接
触するようにして互いに重ね合わせる工程が施される。
像シートの第1の支持体と別体の第2の支持体であって
もよい。この場合、現像物質の層は第2の支持体の表面
に設けられ、画像方式露光を施す工程と画像シートに圧
力を加える工程との間で、第1の支持体及び第2の支持
体を、それらのマイクロカプセル層と現像物質層とが接
触するようにして互いに重ね合わせる工程が施される。
【0016】また、画像を分解せずに可視光線により画
像方式露光を施すように構成された感光性画像形成材料
では、第1の感光物質は赤色の光線に反応して粘度を増
加させ、第2の感光物質は緑色の光線に反応して粘度を
増加させ、第3の感光物質は青色の光線に反応して粘度
を増加させる物質である。つまり、赤色の可視光線によ
りシアンのカラー前駆物質を含有するマイクロカプセ
ル、緑色の可視光線によりマゼンタのカラー前駆物質を
含有するマイクロカプセル、青色の可視光線によりイエ
ローのカラー前駆物質を含有するマイクロカプセルの内
部相の粘度が増加する。
像方式露光を施すように構成された感光性画像形成材料
では、第1の感光物質は赤色の光線に反応して粘度を増
加させ、第2の感光物質は緑色の光線に反応して粘度を
増加させ、第3の感光物質は青色の光線に反応して粘度
を増加させる物質である。つまり、赤色の可視光線によ
りシアンのカラー前駆物質を含有するマイクロカプセ
ル、緑色の可視光線によりマゼンタのカラー前駆物質を
含有するマイクロカプセル、青色の可視光線によりイエ
ローのカラー前駆物質を含有するマイクロカプセルの内
部相の粘度が増加する。
【0017】この感光性画像形成材料では、多色画像を
赤色、緑色、青色の画像成分に分解する工程、及び各画
像成分を電磁波に変換する工程が不要となり、原稿画像
からの電磁波を画像シートに合焦させ、マイクロカプセ
ルを破壊するだけでよい。このとき、現像物質が画像シ
ートに設けられている場合には、画像シート上で直ちに
発色反応が生じる。一方、現像物質が画像シートとは別
体の例えば現像シートに設けられている場合には、画像
シートと現像シートとを互いに重ね合わせた状態で加圧
が行われ、マイクロカプセル内のカラー前駆物質が現像
シートに転写されて現像物質との発色反応が生じる。
赤色、緑色、青色の画像成分に分解する工程、及び各画
像成分を電磁波に変換する工程が不要となり、原稿画像
からの電磁波を画像シートに合焦させ、マイクロカプセ
ルを破壊するだけでよい。このとき、現像物質が画像シ
ートに設けられている場合には、画像シート上で直ちに
発色反応が生じる。一方、現像物質が画像シートとは別
体の例えば現像シートに設けられている場合には、画像
シートと現像シートとを互いに重ね合わせた状態で加圧
が行われ、マイクロカプセル内のカラー前駆物質が現像
シートに転写されて現像物質との発色反応が生じる。
【0018】画像を分解してから画像シートを露光する
感光性画像形成材料では、画像成分を紫外線以外の電磁
波、つまり感光性物質の粘度を増加させ得るあらゆる種
類の電磁波に変換することが可能である。たとえば、赤
外線、全可視スペクトル、X線などの電磁波に変換する
ことができる。ただし、各感光性物質の感受性に差異を
設ける必要があるため、波長が互いに異なる電磁波に変
換しなければならない。
感光性画像形成材料では、画像成分を紫外線以外の電磁
波、つまり感光性物質の粘度を増加させ得るあらゆる種
類の電磁波に変換することが可能である。たとえば、赤
外線、全可視スペクトル、X線などの電磁波に変換する
ことができる。ただし、各感光性物質の感受性に差異を
設ける必要があるため、波長が互いに異なる電磁波に変
換しなければならない。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。図1は、実施例の感光性画像形成材料
を示す。そこにおいて、画像シート10はマイクロカプ
セル14の層でコーティングされた支持体12からな
る。マイクロカプセルは内部相16で充填されている。
内部相は、例示の目的で、カラー前駆物質と感光性組成
物を含有すると考える。実際には、マイクロカプセル1
4は肉眼で見えない。画像シート10と関連して、支持
体20とその上の現像物質の層21とからなる現像シー
ト19が存在する。
ついて説明する。図1は、実施例の感光性画像形成材料
を示す。そこにおいて、画像シート10はマイクロカプ
セル14の層でコーティングされた支持体12からな
る。マイクロカプセルは内部相16で充填されている。
内部相は、例示の目的で、カラー前駆物質と感光性組成
物を含有すると考える。実際には、マイクロカプセル1
4は肉眼で見えない。画像シート10と関連して、支持
体20とその上の現像物質の層21とからなる現像シー
ト19が存在する。
【0020】露光された画像シートは図2に示されてお
り、ここでマイクロカプセル14の層は露光されない区
域26と露光区域28とをもつことが示されている。露
光区域28においては、露光放射は内部相16中の感光
性組成物を硬化し、すなわち、感光性組成物を重合さ
せ、又はゲル化し、又は凝固しまたはその粘度を増加さ
せることにより、カラー前駆物質をマイクロカプセル内
に不動化する。簡潔を目的とし、露光区域28におい
て、内部相16′は固体の樹脂として示されている。他
方において、露光されない区域26において、内部相は
影響を受けず、液体のままであるとして示されており、
そしてカラー前駆物質は不動化されていない。
り、ここでマイクロカプセル14の層は露光されない区
域26と露光区域28とをもつことが示されている。露
光区域28においては、露光放射は内部相16中の感光
性組成物を硬化し、すなわち、感光性組成物を重合さ
せ、又はゲル化し、又は凝固しまたはその粘度を増加さ
せることにより、カラー前駆物質をマイクロカプセル内
に不動化する。簡潔を目的とし、露光区域28におい
て、内部相16′は固体の樹脂として示されている。他
方において、露光されない区域26において、内部相は
影響を受けず、液体のままであるとして示されており、
そしてカラー前駆物質は不動化されていない。
【0021】画像の形成および現像は図3に示されてお
り、ここでいま露光された画像シート10は転写シート
となり、そのマイクロカプセル層14を現像シート19
の現像物質21と面対面の接触で配置され、そして圧力
Pをこれらのシートの表面を横切って均一に加える。こ
の圧力は露光されない区域26におけるマイクロカプセ
ルを破裂させるが、露光区域28におけるカプセルを破
裂させないことが示されている。これは、露光区域にお
いて、マイクロカプセルがもはや破裂されえない程度に
内部相が硬化されているということを支持する操作の1
つの理論に従う。しかしながら、露光によって全てのマ
イクロカプセルが破壊されない程度にまでその内部相の
粘度が増加するというわけではない。
り、ここでいま露光された画像シート10は転写シート
となり、そのマイクロカプセル層14を現像シート19
の現像物質21と面対面の接触で配置され、そして圧力
Pをこれらのシートの表面を横切って均一に加える。こ
の圧力は露光されない区域26におけるマイクロカプセ
ルを破裂させるが、露光区域28におけるカプセルを破
裂させないことが示されている。これは、露光区域にお
いて、マイクロカプセルがもはや破裂されえない程度に
内部相が硬化されているということを支持する操作の1
つの理論に従う。しかしながら、露光によって全てのマ
イクロカプセルが破壊されない程度にまでその内部相の
粘度が増加するというわけではない。
【0022】典型的には、カプセルは画像シート10お
よび現像シート19を圧力ニップに一緒に通すことによ
って破裂させる。これにより内部相16は露光されない
区域26から現像シート19へ、図3において矢印で概
略的に示すように、転写される。内部相16が現像シー
ト19へ転写されると、カラー前駆物質は現像物質層2
1と反応し、現像シート上に画像30を形成する。明ら
かなように、放射硬化性物質はポジに作用する画像シー
トを提供し、そこにおいて露光区域は非転写性であり、
露光されない区域は転写性であり、転写された画像30
は画像シート10中の潜像に比べ反転する(右−左)。
こうして、反射された光の画像形成において、オプチク
スは露光画像を反転させて転写で真の画像を生成するこ
とに頼らなくてはならない。
よび現像シート19を圧力ニップに一緒に通すことによ
って破裂させる。これにより内部相16は露光されない
区域26から現像シート19へ、図3において矢印で概
略的に示すように、転写される。内部相16が現像シー
ト19へ転写されると、カラー前駆物質は現像物質層2
1と反応し、現像シート上に画像30を形成する。明ら
かなように、放射硬化性物質はポジに作用する画像シー
トを提供し、そこにおいて露光区域は非転写性であり、
露光されない区域は転写性であり、転写された画像30
は画像シート10中の潜像に比べ反転する(右−左)。
こうして、反射された光の画像形成において、オプチク
スは露光画像を反転させて転写で真の画像を生成するこ
とに頼らなくてはならない。
【0023】図示されていないが、自己含有画像形成系
も本発明において有用である。これらの系において、現
像シートの代わりに、現像物質は画像シート上に層14
中のマイクロカプセルの間に分散するか、あるいはマイ
クロカプセル層の下に横たわる別の層として含有され
る。自己含有画像形成系において、カラー前駆物質を転
写することは不必要であるが、露光されない区域におい
てカプセルを破裂させるよりはむしろ、カラー前駆物質
は現像剤へ移動することができ、ここでそれは他のカプ
セルと関連する前駆物質と組み合って反応してカラー画
像を形成できる。
も本発明において有用である。これらの系において、現
像シートの代わりに、現像物質は画像シート上に層14
中のマイクロカプセルの間に分散するか、あるいはマイ
クロカプセル層の下に横たわる別の層として含有され
る。自己含有画像形成系において、カラー前駆物質を転
写することは不必要であるが、露光されない区域におい
てカプセルを破裂させるよりはむしろ、カラー前駆物質
は現像剤へ移動することができ、ここでそれは他のカプ
セルと関連する前駆物質と組み合って反応してカラー画
像を形成できる。
【0024】 ここにおいて、「カプセル封入」という
語は、放射硬化性組成物が分散媒質全体に滴として分散
している、いわゆる樹脂分散もしくは開放相の系、およ
び感光性組成物が明確なカプセル壁内に封入されてお
り、この封入が典型的にはマイクロカプセルの形である
系の両者を意味する。したがって、「圧力破裂性カプセ
ル」は、これらの「カプセル封入系」のいずれかにおい
て存在する。
語は、放射硬化性組成物が分散媒質全体に滴として分散
している、いわゆる樹脂分散もしくは開放相の系、およ
び感光性組成物が明確なカプセル壁内に封入されてお
り、この封入が典型的にはマイクロカプセルの形である
系の両者を意味する。したがって、「圧力破裂性カプセ
ル」は、これらの「カプセル封入系」のいずれかにおい
て存在する。
【0025】本発明によれば、画像はコーティングされ
たカプセル組成物を化学作用をもつ放射に露光し、そし
てカプセルを破裂させて、現像剤の存在下にカラー前駆
物質を遊離することによって、形成される。本発明の系
は、これらの工程を実施したとき、カラー前駆物質と現
像剤との画像形成反応が露光されない区域において明確
に起こるように、設計される。カラー前駆物質が単一の
画像シート上に含有されているとき、画像形成反応はそ
れらの感受性範囲内の放射により露光されないカプセル
と関連するカラー前駆物質に限定される。このようにし
て、シアン、マゼンタおよびイエローの前駆物質は、そ
れらのそれぞれの露光されない区域における現像剤と選
択的に反応して、複合して完全なカラー画像を形成す
る。
たカプセル組成物を化学作用をもつ放射に露光し、そし
てカプセルを破裂させて、現像剤の存在下にカラー前駆
物質を遊離することによって、形成される。本発明の系
は、これらの工程を実施したとき、カラー前駆物質と現
像剤との画像形成反応が露光されない区域において明確
に起こるように、設計される。カラー前駆物質が単一の
画像シート上に含有されているとき、画像形成反応はそ
れらの感受性範囲内の放射により露光されないカプセル
と関連するカラー前駆物質に限定される。このようにし
て、シアン、マゼンタおよびイエローの前駆物質は、そ
れらのそれぞれの露光されない区域における現像剤と選
択的に反応して、複合して完全なカラー画像を形成す
る。
【0026】 典型的には、画像はカラー前駆物質を放
射硬化性物質でカプセル封入することによって形成され
る。露光すると放射硬化性物質は硬化し(「硬化」とい
う語は、重合ならびに橋かけを包含する)カラー前駆体
物質を連行し、これによってカラー前駆体物質が現像剤
と反応し、カラー画像を形成するのを防ぐ。また、カラ
ー前駆物質を明確な壁型カプセルの壁中に混入し、そし
て前駆物質の溶媒を開放するかあるいは多少の反応成分
を分裂させて、カプセル壁から前駆物質を遊離させるこ
とも十分である。放射硬化性物質が低分子量モノマーを
含有するとき、このモノマーは露光されない区域におけ
る前駆物質の溶媒として機能する。この場合において、
放射硬化性物質を露光すると、この組成物は露光区域に
おいて硬化、ゲル化あるいは他の方法で固化し、そして
カプセルを破裂させると(カプセルの破裂が露光区域に
おいて起こる場合)カラー前駆物質はカプセル壁中に残
留し、連行されている。しかしながら、露光されない区
域において、放射硬化性物質は液体にとどまり、この組
成物自体または組成物とともにカプセル封入された溶媒
はカラー前駆物質を溶解し、それをカプセル壁の中から
外に出して、画像形成のために現像剤へ運ぶ。この考察
は一般にカラー前駆物質に当てはまるが、当業者にとっ
て明らかなように、これらの反応はシアン、マゼンタお
よびイエローのカラー前駆物質の各々について、その感
光範囲内の化学作用をもつ放射により関連する放射硬化
性物質が露光したとき起こる。
射硬化性物質でカプセル封入することによって形成され
る。露光すると放射硬化性物質は硬化し(「硬化」とい
う語は、重合ならびに橋かけを包含する)カラー前駆体
物質を連行し、これによってカラー前駆体物質が現像剤
と反応し、カラー画像を形成するのを防ぐ。また、カラ
ー前駆物質を明確な壁型カプセルの壁中に混入し、そし
て前駆物質の溶媒を開放するかあるいは多少の反応成分
を分裂させて、カプセル壁から前駆物質を遊離させるこ
とも十分である。放射硬化性物質が低分子量モノマーを
含有するとき、このモノマーは露光されない区域におけ
る前駆物質の溶媒として機能する。この場合において、
放射硬化性物質を露光すると、この組成物は露光区域に
おいて硬化、ゲル化あるいは他の方法で固化し、そして
カプセルを破裂させると(カプセルの破裂が露光区域に
おいて起こる場合)カラー前駆物質はカプセル壁中に残
留し、連行されている。しかしながら、露光されない区
域において、放射硬化性物質は液体にとどまり、この組
成物自体または組成物とともにカプセル封入された溶媒
はカラー前駆物質を溶解し、それをカプセル壁の中から
外に出して、画像形成のために現像剤へ運ぶ。この考察
は一般にカラー前駆物質に当てはまるが、当業者にとっ
て明らかなように、これらの反応はシアン、マゼンタお
よびイエローのカラー前駆物質の各々について、その感
光範囲内の化学作用をもつ放射により関連する放射硬化
性物質が露光したとき起こる。
【0027】 本発明は、現像剤が露光か非露光かによ
り内容物を完全に放出するかまたは完全に残留させるよ
うなマイクロカプセルを使用するものではない。それと
は異なり、本発明では、マイクロカプセルから放出され
るカラー前駆物質の量がそのマイクロカプセルに施され
る露光の程度に関連して変化するという理論に基づき、
形成画像に質的に優れたトーンを与えることのできる感
光性画像形成材料である。さらに、本発明の材料を用い
る方法では、転写されるカラー前駆物質の量が、マイク
ロカプセルの破壊の程度の差(例えば露光域と非露光
域)により決定されるかどうかは明らかではない。ある
理論によれば、マイクロカプセルの全て(露光域及び非
露光域)は均一に破壊され、それらの区域ないしは画像
の中のある点におけるマイクロカプセルの内部相の粘度
に関連した量、換言すると、内部相の流動性に応じた量
のカラー前駆物質を放出する。また、別の理論によれ
ば、画像の濃淡(トーン)の変動は、破壊されたマイク
ロカプセル及び非破壊のマイクロカプセルのマトリック
スにより形成されるが、実際には、上記二つの理論の組
み合わせが生じ得る。そして、本発明者等は、そのよう
な理論とは関係なく、マイクロカプセルが破壊されると
露光に応じたパターンでカラー前駆物質の放出または残
留が行われ、露光の程度に相当したトーンの変化を再現
できることを見いだした。
り内容物を完全に放出するかまたは完全に残留させるよ
うなマイクロカプセルを使用するものではない。それと
は異なり、本発明では、マイクロカプセルから放出され
るカラー前駆物質の量がそのマイクロカプセルに施され
る露光の程度に関連して変化するという理論に基づき、
形成画像に質的に優れたトーンを与えることのできる感
光性画像形成材料である。さらに、本発明の材料を用い
る方法では、転写されるカラー前駆物質の量が、マイク
ロカプセルの破壊の程度の差(例えば露光域と非露光
域)により決定されるかどうかは明らかではない。ある
理論によれば、マイクロカプセルの全て(露光域及び非
露光域)は均一に破壊され、それらの区域ないしは画像
の中のある点におけるマイクロカプセルの内部相の粘度
に関連した量、換言すると、内部相の流動性に応じた量
のカラー前駆物質を放出する。また、別の理論によれ
ば、画像の濃淡(トーン)の変動は、破壊されたマイク
ロカプセル及び非破壊のマイクロカプセルのマトリック
スにより形成されるが、実際には、上記二つの理論の組
み合わせが生じ得る。そして、本発明者等は、そのよう
な理論とは関係なく、マイクロカプセルが破壊されると
露光に応じたパターンでカラー前駆物質の放出または残
留が行われ、露光の程度に相当したトーンの変化を再現
できることを見いだした。
【0028】これについて図4及び図5を参照しながら
さらに詳細に説明する。図4において符号100は原稿
を示し、原稿100は、例えば人物の顔写真のように連
続色調を有しているが、説明の便宜上、色調が段階的に
変化する複数の区画に分割して記載してある。なお、原
稿100において、色が濃い(トーンの強い)部分は暗
く、色が薄い(トーンが弱い)部分は明るく描いてあ
る。また、画像シート102として、本発明のうち支持
体106の表面に現像物質層104とマイクロカプセル
層110とを設けた例を記載してある。
さらに詳細に説明する。図4において符号100は原稿
を示し、原稿100は、例えば人物の顔写真のように連
続色調を有しているが、説明の便宜上、色調が段階的に
変化する複数の区画に分割して記載してある。なお、原
稿100において、色が濃い(トーンの強い)部分は暗
く、色が薄い(トーンが弱い)部分は明るく描いてあ
る。また、画像シート102として、本発明のうち支持
体106の表面に現像物質層104とマイクロカプセル
層110とを設けた例を記載してある。
【0029】いま、光源112から放射される電磁波に
より原稿100を通して画像方式露光が施されると、マ
イクロカプセル内部相に含有された感光物質の粘度が増
加する。この場合の粘度の増加量は、マイクロカプセル
内に記載した黒点の数で表示しており、より多くの黒点
が存在すればそれだけ粘度が高いことを現わしている。
より原稿100を通して画像方式露光が施されると、マ
イクロカプセル内部相に含有された感光物質の粘度が増
加する。この場合の粘度の増加量は、マイクロカプセル
内に記載した黒点の数で表示しており、より多くの黒点
が存在すればそれだけ粘度が高いことを現わしている。
【0030】次に、加圧工程により、かなり強い露光を
受けたマイクロカプセルを除き、ほとんど全てのマイク
ロカプセルが破壊される。そしてこれによって、マイク
ロカプセル内の内部相が放出され、現像物質層104に
供給される。図5では、加圧されたマイクロカプセルの
うち、図中最も右側のマイクロカプセルを除いた全てが
破壊されたことを示している。なお、説明の便宜上最も
右側のマイクロカプセルは破壊されていないように描い
てあるが、加圧を受ける以上は実際には破壊を受けるこ
ともある(ただし、このような強い露光を受けたマイク
ロカプセルが破壊された場合、内部相はほとんど放出さ
れない)。
受けたマイクロカプセルを除き、ほとんど全てのマイク
ロカプセルが破壊される。そしてこれによって、マイク
ロカプセル内の内部相が放出され、現像物質層104に
供給される。図5では、加圧されたマイクロカプセルの
うち、図中最も右側のマイクロカプセルを除いた全てが
破壊されたことを示している。なお、説明の便宜上最も
右側のマイクロカプセルは破壊されていないように描い
てあるが、加圧を受ける以上は実際には破壊を受けるこ
ともある(ただし、このような強い露光を受けたマイク
ロカプセルが破壊された場合、内部相はほとんど放出さ
れない)。
【0031】ここで、マイクロカプセルから放出される
内部相の量は、感光物質の粘度の大きさと相関関係を有
している。これについて第4図Aを参照して詳述する。
図において現像物質層104は、説明の便宜のために上
記原稿100の区画に対応する複数の区画に分割して記
載してある。また、現像物質層の各区画における陰影の
濃淡は、その区画におけるトーンの強さすなわちその区
画に供給されたカラー前駆物質の量を現わしている。そ
して、図5に示すように、感光物質の粘度が低ければ内
部相の流動性が高く、それに応じて多量の内部相が放出
される。このため、現像物質104に供給されて発色反
応を起こすカラー前駆物質の量が多く、その結果、その
部分の画像のトーンが強くなる。
内部相の量は、感光物質の粘度の大きさと相関関係を有
している。これについて第4図Aを参照して詳述する。
図において現像物質層104は、説明の便宜のために上
記原稿100の区画に対応する複数の区画に分割して記
載してある。また、現像物質層の各区画における陰影の
濃淡は、その区画におけるトーンの強さすなわちその区
画に供給されたカラー前駆物質の量を現わしている。そ
して、図5に示すように、感光物質の粘度が低ければ内
部相の流動性が高く、それに応じて多量の内部相が放出
される。このため、現像物質104に供給されて発色反
応を起こすカラー前駆物質の量が多く、その結果、その
部分の画像のトーンが強くなる。
【0032】一方、感光物質の粘度が高ければ内部相の
流動性が低く、放出される内部相の量も少なくなる。こ
のため、現像物質層104と発色反応を起こすカラー前
駆物質の量が少なく、その部分の画像のトーンが弱くな
る。そして、その結果得られる画像は、図5に模式的に
示すように、色の最も濃い部分から色の最も淡い部分へ
と連続的にトーンが変化する画像であり、原稿100の
画像により近いいわゆる中間色調を持った画像を得るこ
とができる。
流動性が低く、放出される内部相の量も少なくなる。こ
のため、現像物質層104と発色反応を起こすカラー前
駆物質の量が少なく、その部分の画像のトーンが弱くな
る。そして、その結果得られる画像は、図5に模式的に
示すように、色の最も濃い部分から色の最も淡い部分へ
と連続的にトーンが変化する画像であり、原稿100の
画像により近いいわゆる中間色調を持った画像を得るこ
とができる。
【0033】 このように、本発明の感光性画像形成材
料を用いれば、原稿画像におけるトーンの変化、すなわ
ち色の濃淡をマイクロカプセルから放出される内部相の
量の差、ひいては現像物質と反応するカラー前駆物質の
量の差として再現することができる。したがって、露光
の程度に応じたトーンの変化を有する画像(原稿画像の
トーンの微妙な変化をリアルに再現した優れた画像)を
得ることができる。次に、本発明の第1実施例を図6を
参照して説明する。
料を用いれば、原稿画像におけるトーンの変化、すなわ
ち色の濃淡をマイクロカプセルから放出される内部相の
量の差、ひいては現像物質と反応するカラー前駆物質の
量の差として再現することができる。したがって、露光
の程度に応じたトーンの変化を有する画像(原稿画像の
トーンの微妙な変化をリアルに再現した優れた画像)を
得ることができる。次に、本発明の第1実施例を図6を
参照して説明する。
【0034】図6は、シアン、マゼンタおよびイエロー
のカラー前駆物質が好ましくは単一画像シート上に支持
される、本発明の他の実施態様である。この実施態様に
従えば、原稿をその赤色、緑色および青色の成分の画像
に分解し、これらを、それぞれ、異なる波長の紫外放射
(UV−1、UV−2およびUV−3)に変換する。シ
アン、マゼンタおよびイエローのカラー前駆物質の各々
を、その補色の赤色、緑色および青色の画像から誘導さ
れた紫外放射の波長に対して、それぞれ、感受性である
感光性カプセル封入物と関連させる。画像シートは、各
成分の画像から誘導された異なる波長の放射に同時に露
光することができる。露光されたシートは、少なくとも
露光されない区域におけるカプセルを現像剤の存在下に
破裂させることによって、現像する。画像シートが現像
剤を含有する自己含有シートであるとき、画像は画像シ
ート止に直接形成される。他方において、現像剤が別の
シート上に支持されているとき、画像は図4の実施態様
におけるように転写により形成される。
のカラー前駆物質が好ましくは単一画像シート上に支持
される、本発明の他の実施態様である。この実施態様に
従えば、原稿をその赤色、緑色および青色の成分の画像
に分解し、これらを、それぞれ、異なる波長の紫外放射
(UV−1、UV−2およびUV−3)に変換する。シ
アン、マゼンタおよびイエローのカラー前駆物質の各々
を、その補色の赤色、緑色および青色の画像から誘導さ
れた紫外放射の波長に対して、それぞれ、感受性である
感光性カプセル封入物と関連させる。画像シートは、各
成分の画像から誘導された異なる波長の放射に同時に露
光することができる。露光されたシートは、少なくとも
露光されない区域におけるカプセルを現像剤の存在下に
破裂させることによって、現像する。画像シートが現像
剤を含有する自己含有シートであるとき、画像は画像シ
ート止に直接形成される。他方において、現像剤が別の
シート上に支持されているとき、画像は図4の実施態様
におけるように転写により形成される。
【0035】図7は、シアン、マゼンタおよびイエロー
のカラー前駆物質が、赤色、緑色および青色の波長の区
域においてそれぞれ感受性である、感光性カプセル封入
物と関連している実施態様を例示する。この実施態様に
従うと、色の分解は不必要であり、画像シートは光感受
性であり、直接露光することができる。図6におけるよ
うに、各カラー前駆物質と関連する、少なくとも露光さ
れない区域におけるマイクロカプセルを現像剤の存在下
に破裂されることにより、画像形成は起こる。
のカラー前駆物質が、赤色、緑色および青色の波長の区
域においてそれぞれ感受性である、感光性カプセル封入
物と関連している実施態様を例示する。この実施態様に
従うと、色の分解は不必要であり、画像シートは光感受
性であり、直接露光することができる。図6におけるよ
うに、各カラー前駆物質と関連する、少なくとも露光さ
れない区域におけるマイクロカプセルを現像剤の存在下
に破裂されることにより、画像形成は起こる。
【0036】本発明の前駆実施態様を赤色、緑色および
青色の画像を紫外放射に変換することを参照して説明し
てきたが、当業者にとって明らかなように、赤色、緑色
および青色の画像は、カラー前駆物質と関連する感光性
組成物について化学作用をもつ放射、たとえば、紫外、
赤外、全可視スペクトルを含む電磁放射の全スペクト
ル、ならびにX線およびイオンビームに変換することが
できる。こうして、図4の場合において、赤色、緑色お
よび青色の画像をイオンビーム放射に変換することがで
きる。しかしながら、図5に例示する実施態様は、赤
色、緑色および青色の画像から誘導された化学作用を有
する放射において、感受性を区別することが必要であ
る。紫外放射の3種の波長を使用してこの実施態様を説
明したが、関連する感光性組成物が差別的に感受性であ
るいかなる3種類の放射を用いることもできることは当
然である。
青色の画像を紫外放射に変換することを参照して説明し
てきたが、当業者にとって明らかなように、赤色、緑色
および青色の画像は、カラー前駆物質と関連する感光性
組成物について化学作用をもつ放射、たとえば、紫外、
赤外、全可視スペクトルを含む電磁放射の全スペクト
ル、ならびにX線およびイオンビームに変換することが
できる。こうして、図4の場合において、赤色、緑色お
よび青色の画像をイオンビーム放射に変換することがで
きる。しかしながら、図5に例示する実施態様は、赤
色、緑色および青色の画像から誘導された化学作用を有
する放射において、感受性を区別することが必要であ
る。紫外放射の3種の波長を使用してこの実施態様を説
明したが、関連する感光性組成物が差別的に感受性であ
るいかなる3種類の放射を用いることもできることは当
然である。
【0037】赤色、緑色および青色の画像を化学作用を
もつ放射に変換するために、本発明において用いる手段
は、本発明の一部分を形成しない。可視画像を電子的に
処理する常用手段、たとえば、ダン(Dunn)カメラ
またはマトリックス(matrix)カメラをこの目的
に使用できる。一般に、この変換を達成する通常の手段
の例は、原稿をその成分の画像に分解する色フィルタ
ー、それぞれの成分の画像を感知する光受容器、それら
の光受容器を走査しかつ電気出力を発生する手段、およ
び出力を適当な放射の波長に変える画像管である。
もつ放射に変換するために、本発明において用いる手段
は、本発明の一部分を形成しない。可視画像を電子的に
処理する常用手段、たとえば、ダン(Dunn)カメラ
またはマトリックス(matrix)カメラをこの目的
に使用できる。一般に、この変換を達成する通常の手段
の例は、原稿をその成分の画像に分解する色フィルタ
ー、それぞれの成分の画像を感知する光受容器、それら
の光受容器を走査しかつ電気出力を発生する手段、およ
び出力を適当な放射の波長に変える画像管である。
【0038】 本発明の放射硬化性材料は、遊離基開始
連鎖伝搬付加重合またはイオン重合により硬化可能であ
る材料が好ましいが、カプセル封入可能でありかつカラ
ー前駆物質の画像形成能力を妨害しない実質的にいかな
る感光性材料を使用することもできる。これらの材料は
化学作用をもつ放射に対して本来感受性であることがで
き、この場合光開始剤を用いないでこれらの材料を硬化
することができるが、通常それらの光開始剤の存在下で
硬化できる。さらに、最も典型的な場合において、放射
硬化性材料は重合の結果粘度を増加するモノマーである
が、それらは露光時に橋かけするオリゴマー、プレポリ
マーまたはポリマーであることもできる。遊離基重合性
材料に加えて、それらは、イオン的に、たとえば、ルイ
ス酸の発生により、重合または橋かけする材料であるこ
ともできる。
連鎖伝搬付加重合またはイオン重合により硬化可能であ
る材料が好ましいが、カプセル封入可能でありかつカラ
ー前駆物質の画像形成能力を妨害しない実質的にいかな
る感光性材料を使用することもできる。これらの材料は
化学作用をもつ放射に対して本来感受性であることがで
き、この場合光開始剤を用いないでこれらの材料を硬化
することができるが、通常それらの光開始剤の存在下で
硬化できる。さらに、最も典型的な場合において、放射
硬化性材料は重合の結果粘度を増加するモノマーである
が、それらは露光時に橋かけするオリゴマー、プレポリ
マーまたはポリマーであることもできる。遊離基重合性
材料に加えて、それらは、イオン的に、たとえば、ルイ
ス酸の発生により、重合または橋かけする材料であるこ
ともできる。
【0039】代表的な放射硬化性材料はエチレン系不飽
和有機化合物である。これらの化合物は、1分子当り少
なくとも1つの末端エチレン基を含有する。典型的に
は、それらは液体であり、また内部相中のカラー前駆物
質のキャリヤー油として作用することもできる。
和有機化合物である。これらの化合物は、1分子当り少
なくとも1つの末端エチレン基を含有する。典型的に
は、それらは液体であり、また内部相中のカラー前駆物
質のキャリヤー油として作用することもできる。
【0040】放射硬化性材料の好ましい群は、1分子当
り2以上のエチレン基を有するエチレン系不飽和化合物
である。これらの化合物の代表例は、多価アルコールの
エチレン系不飽和酸エステル、たとえば、トリメチロー
ルプロパントリアクレートである。
り2以上のエチレン基を有するエチレン系不飽和化合物
である。これらの化合物の代表例は、多価アルコールの
エチレン系不飽和酸エステル、たとえば、トリメチロー
ルプロパントリアクレートである。
【0041】他の好ましい放射硬化性物質は、ペンタエ
リスリトールとアクリル酸またはアクリル酸エステルと
の部分的反応により誘導されたナクリレートプレポリマ
ーである。このようなプレポリマーに基づき、ほぼ2〜
8つのアクリレート官能価を有する放射硬化性組成物
は、リチャードソン・カンパニー(Richardso
n Company,Melrose Park,Il
linois)から2つのパッケージ系の放射硬化性組
成物、たとえば、RL−1482およびRL−1483
(これらは4.4部のRL−1482対1部のRL−1
483の比で混合して、放射硬化性透明ワニスを形成す
る)として商業的に入手できる。
リスリトールとアクリル酸またはアクリル酸エステルと
の部分的反応により誘導されたナクリレートプレポリマ
ーである。このようなプレポリマーに基づき、ほぼ2〜
8つのアクリレート官能価を有する放射硬化性組成物
は、リチャードソン・カンパニー(Richardso
n Company,Melrose Park,Il
linois)から2つのパッケージ系の放射硬化性組
成物、たとえば、RL−1482およびRL−1483
(これらは4.4部のRL−1482対1部のRL−1
483の比で混合して、放射硬化性透明ワニスを形成す
る)として商業的に入手できる。
【0042】米国特許第3,783,151号、同第
3,759,809号および同第3,825,479号
(すべてCarlick et al)に開示されてい
るようなイソシアネート変性アクリレート、多価アルコ
ールのメタクリル酸およびイタコン酸のエステルも有用
である。これらのイソシアネート変性エステルに基づ
き、そして反応性希釈剤たとえばテトラエチレングリコ
ールジアクリレートならびに光開始剤たとえば塩素化樹
脂、塩素化パラフィンおよびアミン光開始相剰剤を含む
放射硬化性組成物は、サン・ケミカル・コーポレーショ
ン(Sun Chemical Corporatio
n,Carlstat,New Jersey)からS
uncure樹脂の商品名でオーバープリントワニスと
して商業的に入手できる。
3,759,809号および同第3,825,479号
(すべてCarlick et al)に開示されてい
るようなイソシアネート変性アクリレート、多価アルコ
ールのメタクリル酸およびイタコン酸のエステルも有用
である。これらのイソシアネート変性エステルに基づ
き、そして反応性希釈剤たとえばテトラエチレングリコ
ールジアクリレートならびに光開始剤たとえば塩素化樹
脂、塩素化パラフィンおよびアミン光開始相剰剤を含む
放射硬化性組成物は、サン・ケミカル・コーポレーショ
ン(Sun Chemical Corporatio
n,Carlstat,New Jersey)からS
uncure樹脂の商品名でオーバープリントワニスと
して商業的に入手できる。
【0043】本発明において有用な硬化性材料の他の部
類は、放射硬化性インキの中に感光性成分とて見い出さ
れ、たとえば、米国特許第3,661,614号(Be
ssemir et al)中に開示されているような
ペンタエリスリトールアクリレートとハロゲン化芳香
族、脂環族または脂肪族の光開始剤との混合物である。
類は、放射硬化性インキの中に感光性成分とて見い出さ
れ、たとえば、米国特許第3,661,614号(Be
ssemir et al)中に開示されているような
ペンタエリスリトールアクリレートとハロゲン化芳香
族、脂環族または脂肪族の光開始剤との混合物である。
【0044】カラー前駆物質を感光性組成物とともにカ
プセル封入するとき、放射硬化性材料は、圧力破裂性カ
プセル内に、露光時にカラー前駆物質を不動化するため
に存在しなくてはならない。典型的には、これらの材料
は内部相の40〜99重量%(前駆物質、感光性組成物
および存在するときキャリヤー油を含有する油溶液の重
量に基づく)を構成する。いくつかの実施態様におい
て、感光性組成物をキャリヤー油で希釈してハーフトー
ンのグラデーションを改良することが望ましいことを発
見した。これらの場合において、キャリヤー油は後述す
る量で存在し、そして放射硬化性材料は内部相の40重
量%までを構成する。
プセル封入するとき、放射硬化性材料は、圧力破裂性カ
プセル内に、露光時にカラー前駆物質を不動化するため
に存在しなくてはならない。典型的には、これらの材料
は内部相の40〜99重量%(前駆物質、感光性組成物
および存在するときキャリヤー油を含有する油溶液の重
量に基づく)を構成する。いくつかの実施態様におい
て、感光性組成物をキャリヤー油で希釈してハーフトー
ンのグラデーションを改良することが望ましいことを発
見した。これらの場合において、キャリヤー油は後述す
る量で存在し、そして放射硬化性材料は内部相の40重
量%までを構成する。
【0045】種々の光開始剤を、本発明における使用の
ために、カプセル封入物に要求される感受性に依存し
て、選択することができる。これらの化合物は、露光放
射を吸収し、そして遊離基を単独であるいは増感剤と組
み合わせて発生する。それらは分裂して2つのラジカル
を形成するホモリシスを行う開始剤、および水素供与体
から水素を取り去ることにより発生する活性種へ放射転
化する開始剤であることができる。また、それらは増感
剤と錯化して有機基発生種を生成する開始剤、および他
の方法でラジカルを増感剤の存在で発生する開始剤であ
ることもできる。系が色原体を結合するためにイオン重
合に頼るとき、開始剤は重合の性質に依存して陰イオン
発生型または陽イオン発生型であることができる。たと
えば、本発明において用いる開始剤はジアリールケトン
誘導体またはベンゾインエーテルであることができる。
紫外感受性を望むとき、適当な光開始剤の例は、α−ア
ルコキシフェニルケトン、O−アシル化−α,α−オキ
シイミノケトン、多環式キノン、ベンゾフェノンおよび
置換ベンゾフェノン、キサントン、チオキサントン、ハ
ロゲン化化合物、たとえば、クロロスルホニルおよびク
ロロメチル多核芳香族化合物、クロロス,ルホニルおよ
びクロロメチル複素環族化合物、クロロスルホニルおよ
びクロロメチルベンゾフェノンおよびフルオレノン、ハ
ロアルカン、α−ハロ−α−フェニルアセトフェノン;
光還元性染料−還元剤レドックスカップル、ハロゲン化
パラフィン(たとえば、臭素化または塩素化パラフィ
ン)およびベンゾインアルキルエーテルである。さら
に、ベンゾフェノン過エステルは本発明において有用で
ある。
ために、カプセル封入物に要求される感受性に依存し
て、選択することができる。これらの化合物は、露光放
射を吸収し、そして遊離基を単独であるいは増感剤と組
み合わせて発生する。それらは分裂して2つのラジカル
を形成するホモリシスを行う開始剤、および水素供与体
から水素を取り去ることにより発生する活性種へ放射転
化する開始剤であることができる。また、それらは増感
剤と錯化して有機基発生種を生成する開始剤、および他
の方法でラジカルを増感剤の存在で発生する開始剤であ
ることもできる。系が色原体を結合するためにイオン重
合に頼るとき、開始剤は重合の性質に依存して陰イオン
発生型または陽イオン発生型であることができる。たと
えば、本発明において用いる開始剤はジアリールケトン
誘導体またはベンゾインエーテルであることができる。
紫外感受性を望むとき、適当な光開始剤の例は、α−ア
ルコキシフェニルケトン、O−アシル化−α,α−オキ
シイミノケトン、多環式キノン、ベンゾフェノンおよび
置換ベンゾフェノン、キサントン、チオキサントン、ハ
ロゲン化化合物、たとえば、クロロスルホニルおよびク
ロロメチル多核芳香族化合物、クロロス,ルホニルおよ
びクロロメチル複素環族化合物、クロロスルホニルおよ
びクロロメチルベンゾフェノンおよびフルオレノン、ハ
ロアルカン、α−ハロ−α−フェニルアセトフェノン;
光還元性染料−還元剤レドックスカップル、ハロゲン化
パラフィン(たとえば、臭素化または塩素化パラフィ
ン)およびベンゾインアルキルエーテルである。さら
に、ベンゾフェノン過エステルは本発明において有用で
ある。
【0046】次の化合物は、本発明において光開始剤と
して有用である。
して有用である。
【化1】
【0047】式中R1 はC1-4 アルキル基(たとえば、
メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、t−ブ
チルなど)であり、R2 は後にXについて定義する置換
基で置換されていてもよいフェニル基であり、R3 は水
素またはC1-4 アルキル基であり、そしてXは水素、C
1-4 アルコキシ(たとえば、メトキシ、エトキシ、プロ
ピルオキシなど)、アルキル基が1〜4個の炭素原子を
有するジアルキルアミノ基、ニトロ基、ニトロソ基、シ
アノ基、メルカプト基、塩素、臭素またはヨウ素、C1-
4 アルキル基、C1-4 アルケニル基、アシル基、フェニ
ル基、またはC2-5 カルボアルコキシ基である、のα−
アルコキシフェニルケトン;
メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、t−ブ
チルなど)であり、R2 は後にXについて定義する置換
基で置換されていてもよいフェニル基であり、R3 は水
素またはC1-4 アルキル基であり、そしてXは水素、C
1-4 アルコキシ(たとえば、メトキシ、エトキシ、プロ
ピルオキシなど)、アルキル基が1〜4個の炭素原子を
有するジアルキルアミノ基、ニトロ基、ニトロソ基、シ
アノ基、メルカプト基、塩素、臭素またはヨウ素、C1-
4 アルキル基、C1-4 アルケニル基、アシル基、フェニ
ル基、またはC2-5 カルボアルコキシ基である、のα−
アルコキシフェニルケトン;
【化2】
【0048】式中R1 、R2 およびXは式Iについてそ
れぞれR1 、R2 およびXについての定義したのと同じ
意味を有する、のα,α−ジアルコキシフェニルケト
ン;1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−O−
ベンゾイルオキシム、9,10−フェナントラキノン、
9,10−アントラキノン、
れぞれR1 、R2 およびXについての定義したのと同じ
意味を有する、のα,α−ジアルコキシフェニルケト
ン;1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−O−
ベンゾイルオキシム、9,10−フェナントラキノン、
9,10−アントラキノン、
【化3】
【0049】式中X1 は水素、アミノ基、またはジアル
キルアミノであり、ここでアルキル基を1〜4個の炭素
原子を有し、そしてYは水素、C1-4 アルキル基、C1-
4 アルコキシ基、C1-4 アルケニル基、フェニル基、置
換フェニル基、ジアルキルアミノ基、ニトロ基、ニトロ
ソ基、シアノ基、メルカプト基、塩素、臭素、ヨウ素、
またはアシル基である、のベンゾフェノン;キサント
ン、クロロキサントン、クロロメチルキサントン、クロ
ロスルホニルキサントン、チオキサントン、クロロチオ
キサントン、クロロメチルキサントン、クロロスルホニ
ルチオキサントン、クロロメチルナフタレン、クロロス
ルホニルナフタレン、クロロメチルアントラセン、クロ
ロスルホニルアントラセン、クロロメチルベンゾキサゾ
ール、クロロメチルベンゾキサチアゾール、クロロメチ
ルベンズイミダゾール、クロロスルホニルベンゾキサゾ
ール、クロロスルホニルベンゾチアゾール、クロロスル
ホニルベンズイミダゾール、クロロメチルキノリン、ク
ロロスルホニルキノリン、クロロメチルベンゾフェノ
ン、クロロスルホニルベンゾフェノン、クロロメチルフ
ルオレン、クロロスルホニルフルオレン、四臭化炭素、
ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテ
ル、塩化デシル、デシルアミン、メチレンブルー/アス
コルピン酸、塩素化脂肪族炭化水素、およびそれらの組
み合わせ。
キルアミノであり、ここでアルキル基を1〜4個の炭素
原子を有し、そしてYは水素、C1-4 アルキル基、C1-
4 アルコキシ基、C1-4 アルケニル基、フェニル基、置
換フェニル基、ジアルキルアミノ基、ニトロ基、ニトロ
ソ基、シアノ基、メルカプト基、塩素、臭素、ヨウ素、
またはアシル基である、のベンゾフェノン;キサント
ン、クロロキサントン、クロロメチルキサントン、クロ
ロスルホニルキサントン、チオキサントン、クロロチオ
キサントン、クロロメチルキサントン、クロロスルホニ
ルチオキサントン、クロロメチルナフタレン、クロロス
ルホニルナフタレン、クロロメチルアントラセン、クロ
ロスルホニルアントラセン、クロロメチルベンゾキサゾ
ール、クロロメチルベンゾキサチアゾール、クロロメチ
ルベンズイミダゾール、クロロスルホニルベンゾキサゾ
ール、クロロスルホニルベンゾチアゾール、クロロスル
ホニルベンズイミダゾール、クロロメチルキノリン、ク
ロロスルホニルキノリン、クロロメチルベンゾフェノ
ン、クロロスルホニルベンゾフェノン、クロロメチルフ
ルオレン、クロロスルホニルフルオレン、四臭化炭素、
ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテ
ル、塩化デシル、デシルアミン、メチレンブルー/アス
コルピン酸、塩素化脂肪族炭化水素、およびそれらの組
み合わせ。
【0050】本発明において有用であるベンゾ過エステ
ルは、Lamburtis etal,J.Org.C
hem.1979、44 No.23、pp.4123
−4128およびGupta et al,J.Pol
ym.Sci.Polym.Chem.1981 19
No.43、pp.855−868に開示されてい
る。
ルは、Lamburtis etal,J.Org.C
hem.1979、44 No.23、pp.4123
−4128およびGupta et al,J.Pol
ym.Sci.Polym.Chem.1981 19
No.43、pp.855−868に開示されてい
る。
【0051】紫外感受性のために、1つの有用な光開始
剤−増加剤はミヒラーのケトンとベンゾインメチルエー
テルとの(好ましくは2:5の)組み合わせである。
剤−増加剤はミヒラーのケトンとベンゾインメチルエー
テルとの(好ましくは2:5の)組み合わせである。
【0052】本発明の1つの実施態様に従い、シアン、
マゼンタおよびイエローの前駆物質を含有するマイクロ
カプセルは紫外放射の3つの異なる帯に対して感受性で
ある。これは、前もって決定され、限定された波長の範
囲内で感光性である光開始剤と放射硬化性材料との組み
合わせを選択することによって、可能である。シアン、
マゼンタおよびイエローのカラー前駆物質含有マイクロ
カプセルの各々中の1つにこのような組み合わせを用い
ると、単一の支持体上に使用することができ、かつ画像
の赤色、緑色および青色の成分に相当する各範囲にある
放射で露光したとき、カラー画像を生成できる、1組の
マイクロカプセルが得られる。
マゼンタおよびイエローの前駆物質を含有するマイクロ
カプセルは紫外放射の3つの異なる帯に対して感受性で
ある。これは、前もって決定され、限定された波長の範
囲内で感光性である光開始剤と放射硬化性材料との組み
合わせを選択することによって、可能である。シアン、
マゼンタおよびイエローのカラー前駆物質含有マイクロ
カプセルの各々中の1つにこのような組み合わせを用い
ると、単一の支持体上に使用することができ、かつ画像
の赤色、緑色および青色の成分に相当する各範囲にある
放射で露光したとき、カラー画像を生成できる、1組の
マイクロカプセルが得られる。
【0053】赤色、緑色および青色の光の感受性は、適
当な増感剤を前述の感光性組成物と組み合わせて使用す
ることにより、あるいは光感受性カプセル封入物のカプ
セル壁中にフィルター染料を混入することにより、得る
ことができる。
当な増感剤を前述の感光性組成物と組み合わせて使用す
ることにより、あるいは光感受性カプセル封入物のカプ
セル壁中にフィルター染料を混入することにより、得る
ことができる。
【0054】光開始剤は、内部相中に重合または橋かけ
を短時間以内に開始するために十分な量で存在する。一
例としてベンゾインメチルエーテルを用いるとき、この
光開始剤は典型的には内部相中の放射硬化性材料の量に
基づいて10%までの量で存在する。当然、この量は感
光性組成物の他の成分の性質に依存して変化する。当業
者は、所望の露光の性質に適する量を容易に決定でき
る。露光時間は1分までの範囲であることができるが、
好ましくは1〜数秒以下程度である。また、実際の露光
時間はある数の変数、たとえば、コーティングの重量、
コーティングの厚さ、放射硬化性物質(光重合速度)、
放射の種類および源、放射強度およびシートからのその
距離に依存するであろう。さらに、露光は、最小量の加
熱により促進できる。
を短時間以内に開始するために十分な量で存在する。一
例としてベンゾインメチルエーテルを用いるとき、この
光開始剤は典型的には内部相中の放射硬化性材料の量に
基づいて10%までの量で存在する。当然、この量は感
光性組成物の他の成分の性質に依存して変化する。当業
者は、所望の露光の性質に適する量を容易に決定でき
る。露光時間は1分までの範囲であることができるが、
好ましくは1〜数秒以下程度である。また、実際の露光
時間はある数の変数、たとえば、コーティングの重量、
コーティングの厚さ、放射硬化性物質(光重合速度)、
放射の種類および源、放射強度およびシートからのその
距離に依存するであろう。さらに、露光は、最小量の加
熱により促進できる。
【0055】カプセル層中に散乱剤を混入することによ
り、露光時間を短縮することが可能である。散乱剤は平
均自由路を増加し、これによって露光を増強する。本発
明において使用できる1つのこのような散乱剤は、二酸
化マグネシウムである。
り、露光時間を短縮することが可能である。散乱剤は平
均自由路を増加し、これによって露光を増強する。本発
明において使用できる1つのこのような散乱剤は、二酸
化マグネシウムである。
【0056】本発明において使用するカラー前駆物質
は、キャリヤー油の存在下に現像剤と反応して色を発生
する油溶性カラー形成剤であることが好ましい。従来カ
ーボレス紙中に使用されている前駆物質の実質的にいず
れをも、本発明において使用できる。一般に、これらの
物質は無色の電子供与型化合物である。このようなカラ
ー形成剤の代表例は、部分的骨格中にラクトン、ラクタ
ム、スルトン、スピロピラン、エステルまたはアミドの
構造を有する、実質的に無色の化合物を包含する。特定
的には、トリアリールメタン化合物、ビスフェニルメタ
ン化合物、キサンテン化合物、チアジン化合物、スピロ
ピラン化合物が存在する。それぞれのカラー前駆物質の
混合物を、必要に応じて使用できる。
は、キャリヤー油の存在下に現像剤と反応して色を発生
する油溶性カラー形成剤であることが好ましい。従来カ
ーボレス紙中に使用されている前駆物質の実質的にいず
れをも、本発明において使用できる。一般に、これらの
物質は無色の電子供与型化合物である。このようなカラ
ー形成剤の代表例は、部分的骨格中にラクトン、ラクタ
ム、スルトン、スピロピラン、エステルまたはアミドの
構造を有する、実質的に無色の化合物を包含する。特定
的には、トリアリールメタン化合物、ビスフェニルメタ
ン化合物、キサンテン化合物、チアジン化合物、スピロ
ピラン化合物が存在する。それぞれのカラー前駆物質の
混合物を、必要に応じて使用できる。
【0057】イエロー、シアンおよびマゼンタの画像を
与える、いくつかの代表的ロイコ染料のカラー前駆物質
を、次に示す:イエローのカラー前駆物質
与える、いくつかの代表的ロイコ染料のカラー前駆物質
を、次に示す:イエローのカラー前駆物質
【化4】
【0058】
【化5】
【0059】シアンのカラー前駆物質
【化6】
【0060】
【化7】
【0061】
【化8】
【0062】
【化9】
【0063】マゼンタのカラー前駆物質
【化10】
【0064】
【化11】
【0065】
【化12】
【0066】本発明において使用するカラー前駆物質
は、感光性カプセル封入物を硬化するために頼る露光放
射に関して、非吸収性でなくてはならない。なぜなら、
カラー前駆物質はカプセル封入物中に存在するか、ある
いは露光放射は、たとえば、カラー前駆物質がカプセル
壁中に存在するとき、カラー前駆物質を通過してカプセ
ル封入物を露光しなければならないからである。それゆ
え、無色の電子供与型化合物は本発明における使用に好
ましい。これは、とくに自己含有画像シートを用いて画
像形成を実施する場合である。なぜなら、未反応のカラ
ー前駆物質はシート上に残留し、ここでそれは実質的に
無色でない画像の品質を低下させるのであろうからであ
る。もちろん、完全に無色のカラー前駆物質は得ること
が困難であり、そして少程度の着色は、露光を妨害しな
いかぎり、カラー前駆物質において許容されうるからで
ある。
は、感光性カプセル封入物を硬化するために頼る露光放
射に関して、非吸収性でなくてはならない。なぜなら、
カラー前駆物質はカプセル封入物中に存在するか、ある
いは露光放射は、たとえば、カラー前駆物質がカプセル
壁中に存在するとき、カラー前駆物質を通過してカプセ
ル封入物を露光しなければならないからである。それゆ
え、無色の電子供与型化合物は本発明における使用に好
ましい。これは、とくに自己含有画像シートを用いて画
像形成を実施する場合である。なぜなら、未反応のカラ
ー前駆物質はシート上に残留し、ここでそれは実質的に
無色でない画像の品質を低下させるのであろうからであ
る。もちろん、完全に無色のカラー前駆物質は得ること
が困難であり、そして少程度の着色は、露光を妨害しな
いかぎり、カラー前駆物質において許容されうるからで
ある。
【0067】本発明のカプセル封入物は、キャリヤー油
を含むこともできる。好ましいキャリヤー油は、約17
0℃以上、好ましくは180℃〜800℃の範囲の沸点
を有する弱極性の溶媒である。本発明において使用する
キャリヤー油は、典型的にはカーボンレス紙の製造にお
いて普通に使用されるものである。これらの油は、一般
に、クリスタルバイオレットラクトンを0.5重量%以
上の濃度で溶解する能力によって特徴づけられる。しか
しながら、キャリヤー油は常に必要であるというわけで
はない。キャリヤー油を使用すべきかどうかは、露光後
感光性組成物中のカラー前駆物質の溶解度、カラー前駆
物質の性質および内部相の特性粘度に依存するであろ
う。存在するとき、キャリヤー油の例はアルキル化ビフ
ェニル(たとえば、モノイソプロピルビフェニル)、ポ
リ塩素化ビフェニル、ヒマシ油、鉱油、脱臭化ケロシ
ン、ナフテン系鉱油、ジブチルフタレート、ジブチルフ
マレート、臭素化パラフィンおよびそれらの混合物であ
る。アルキル化ビフェニルは一般に毒性が少なく、好ま
しい。キャリヤー油の存在は、得られる画像のトーンの
性質に影響を及ぼし、それをコントロールするために使
用できる。初期の研究によると、トリメチロールプロパ
ントリアクリレートを放射硬化性材料中に使用すると
き、20%のキャリヤー油、たとえば、臭素化パラフィ
ンはトーンの品質を改良することが明らかにされた。
を含むこともできる。好ましいキャリヤー油は、約17
0℃以上、好ましくは180℃〜800℃の範囲の沸点
を有する弱極性の溶媒である。本発明において使用する
キャリヤー油は、典型的にはカーボンレス紙の製造にお
いて普通に使用されるものである。これらの油は、一般
に、クリスタルバイオレットラクトンを0.5重量%以
上の濃度で溶解する能力によって特徴づけられる。しか
しながら、キャリヤー油は常に必要であるというわけで
はない。キャリヤー油を使用すべきかどうかは、露光後
感光性組成物中のカラー前駆物質の溶解度、カラー前駆
物質の性質および内部相の特性粘度に依存するであろ
う。存在するとき、キャリヤー油の例はアルキル化ビフ
ェニル(たとえば、モノイソプロピルビフェニル)、ポ
リ塩素化ビフェニル、ヒマシ油、鉱油、脱臭化ケロシ
ン、ナフテン系鉱油、ジブチルフタレート、ジブチルフ
マレート、臭素化パラフィンおよびそれらの混合物であ
る。アルキル化ビフェニルは一般に毒性が少なく、好ま
しい。キャリヤー油の存在は、得られる画像のトーンの
性質に影響を及ぼし、それをコントロールするために使
用できる。初期の研究によると、トリメチロールプロパ
ントリアクリレートを放射硬化性材料中に使用すると
き、20%のキャリヤー油、たとえば、臭素化パラフィ
ンはトーンの品質を改良することが明らかにされた。
【0068】本発明に従い、カラー前駆物質を、内部相
中に、現像剤との反応時に所望の密度の可視像を生成す
るために十分な量で、混入する。一般に、これらの量は
色原体を含有する内部相の溶液(たとえば、モノマーま
たはモノマーおよび油)の重量に基づいてほぼ0.5〜
約20.0%であり、そして各前駆物質およびカプセル
封入物についてカラーバランスを達成するように調整し
なくてはならない。好ましい範囲は、約2%〜約7%で
ある。適当な画像を得るために要するカラー前駆物質の
量は、色原体の性質、内部相の性質、および画像形成系
の型に依存する。典型的には、転写系に比べて少ない量
のカラー前駆物質を、自己含有画像形成系の内部相中に
使用する。なぜなら、現像剤を共通の支持体上に色原体
のカプセル封入物とともに同時に付着され、そしてカラ
ー前駆物質が貯蔵間カプセル壁を通して拡散し、現像物
質と反応する傾向があるためであり、そして転写におい
て固有の損失は存在しないからである。自己含有シート
における望ましくない着色を防止する1つの手段は、内
部相中のカラー前駆物質の量を減少することである。他
の手段は、カラー前駆物質とともに着色抑制剤を混入す
ることである。
中に、現像剤との反応時に所望の密度の可視像を生成す
るために十分な量で、混入する。一般に、これらの量は
色原体を含有する内部相の溶液(たとえば、モノマーま
たはモノマーおよび油)の重量に基づいてほぼ0.5〜
約20.0%であり、そして各前駆物質およびカプセル
封入物についてカラーバランスを達成するように調整し
なくてはならない。好ましい範囲は、約2%〜約7%で
ある。適当な画像を得るために要するカラー前駆物質の
量は、色原体の性質、内部相の性質、および画像形成系
の型に依存する。典型的には、転写系に比べて少ない量
のカラー前駆物質を、自己含有画像形成系の内部相中に
使用する。なぜなら、現像剤を共通の支持体上に色原体
のカプセル封入物とともに同時に付着され、そしてカラ
ー前駆物質が貯蔵間カプセル壁を通して拡散し、現像物
質と反応する傾向があるためであり、そして転写におい
て固有の損失は存在しないからである。自己含有シート
における望ましくない着色を防止する1つの手段は、内
部相中のカラー前駆物質の量を減少することである。他
の手段は、カラー前駆物質とともに着色抑制剤を混入す
ることである。
【0069】本発明の画像形成系は、これらの系が紫
外、赤外、X線、イオンビームおよび可視輻射のいずれ
に対しても感受性であるように配合することができる。
紫外感受性画像形成系は、陰極線からの画像の記録に適
する。これは赤色、緑色および青色の成分の画像を化学
作用を有する形に変換するために、とくに適する手段を
提供できる。すなわち、原稿を電子的に走査し、赤色、
緑色および青色の画像の各々に対応する出力信号を得手
CRT上に表示し、これを用いて順次にシアン、マゼン
タおよびイエローの画像シートを露光することができ
る。
外、赤外、X線、イオンビームおよび可視輻射のいずれ
に対しても感受性であるように配合することができる。
紫外感受性画像形成系は、陰極線からの画像の記録に適
する。これは赤色、緑色および青色の成分の画像を化学
作用を有する形に変換するために、とくに適する手段を
提供できる。すなわち、原稿を電子的に走査し、赤色、
緑色および青色の画像の各々に対応する出力信号を得手
CRT上に表示し、これを用いて順次にシアン、マゼン
タおよびイエローの画像シートを露光することができ
る。
【0070】前述のカプセル封入物は、常法でカプセル
封入することができる。油溶性カラー前駆物質は、親水
性壁形成材料、たとえば、ゼラチンの壁形成材料(Gr
een et alへの米国特許第2,730,456
号および同第2,800,457号参照)、たとえば、
アラビアゴム、ポリビニルアルコール、カルボキシメチ
ルセルロース;レゾルシノール−ホルムアルデヒドの壁
形成材料(Hartet alへの米国特許第3,75
5,190号参照);イソシアネート壁形成材料(Va
ssiliadesへの米国特許3,914,511号
参照);イソシアネート−ポリオール壁形成材料(Ki
ritani et atへの米国特許第3,796,
669号参照);尿素ホルムアルデヒド壁形成材料、と
くにレゾルシノールの添加により親油性が増大された尿
素−レゾルシノール−ホルムアルデヒド壁形成材料(F
oris et alへの米国特許第4,001,14
0号、同第4,087,376号および同第4,08
9,802号参照);メラミン−ホルムアルデヒド樹脂
およびヒドロキシプロピルセルロース(Shackle
への米国特許第4,025,455号参照)中にカプセ
ル封入された。マイクロカプセル封入は、種々の既知の
技術、たとえば、コアセルベーション、界面重合、油中
の1種またはそれ以上の重合、ならびに種々の溶融、分
散および冷却の方法によって達成された。
封入することができる。油溶性カラー前駆物質は、親水
性壁形成材料、たとえば、ゼラチンの壁形成材料(Gr
een et alへの米国特許第2,730,456
号および同第2,800,457号参照)、たとえば、
アラビアゴム、ポリビニルアルコール、カルボキシメチ
ルセルロース;レゾルシノール−ホルムアルデヒドの壁
形成材料(Hartet alへの米国特許第3,75
5,190号参照);イソシアネート壁形成材料(Va
ssiliadesへの米国特許3,914,511号
参照);イソシアネート−ポリオール壁形成材料(Ki
ritani et atへの米国特許第3,796,
669号参照);尿素ホルムアルデヒド壁形成材料、と
くにレゾルシノールの添加により親油性が増大された尿
素−レゾルシノール−ホルムアルデヒド壁形成材料(F
oris et alへの米国特許第4,001,14
0号、同第4,087,376号および同第4,08
9,802号参照);メラミン−ホルムアルデヒド樹脂
およびヒドロキシプロピルセルロース(Shackle
への米国特許第4,025,455号参照)中にカプセ
ル封入された。マイクロカプセル封入は、種々の既知の
技術、たとえば、コアセルベーション、界面重合、油中
の1種またはそれ以上の重合、ならびに種々の溶融、分
散および冷却の方法によって達成された。
【0071】所定の画像形成系において用いられるカプ
セル形成材料は、カプセル封入物中に存在する感光性組
成物に基づいて選択される。上の系のうちで、尿素−レ
ゾルシノール−ホルムアルデヒドおよびゼラチンのカプ
セルは好ましい。
セル形成材料は、カプセル封入物中に存在する感光性組
成物に基づいて選択される。上の系のうちで、尿素−レ
ゾルシノール−ホルムアルデヒドおよびゼラチンのカプ
セルは好ましい。
【0072】本発明において使用するカプセルの平均大
きさは、一般に、ほぼ1〜25ミクロンである。概し
て、画像の分解は、カプセルの大きさが減少するにつれ
て改良されるが、ただしカプセルの大きさが小さすぎる
場合、カプセルがコーティングされている支持体の性質
に依存して、カプセルは支持体の孔または繊維中に消失
することがあり、しかし25ミクロン程度に大きいカプ
セルでさえ本発明において満足すべき分解を提供する。
支持体中の不調和はカプセルを露光からスクリーニング
し、これにより画像の品質を低下することがある。それ
らはまた加圧するとき破裂しないこともあり、好ましい
平均のカプセル大きさはほぼ3〜15ミクロン、とくに
ほぼ3〜10ミクロンであるが、技術的に、カプセルは
人間の眼で見える点まで大きくすることができる。
きさは、一般に、ほぼ1〜25ミクロンである。概し
て、画像の分解は、カプセルの大きさが減少するにつれ
て改良されるが、ただしカプセルの大きさが小さすぎる
場合、カプセルがコーティングされている支持体の性質
に依存して、カプセルは支持体の孔または繊維中に消失
することがあり、しかし25ミクロン程度に大きいカプ
セルでさえ本発明において満足すべき分解を提供する。
支持体中の不調和はカプセルを露光からスクリーニング
し、これにより画像の品質を低下することがある。それ
らはまた加圧するとき破裂しないこともあり、好ましい
平均のカプセル大きさはほぼ3〜15ミクロン、とくに
ほぼ3〜10ミクロンであるが、技術的に、カプセルは
人間の眼で見える点まで大きくすることができる。
【0073】カプセルのコーティング組成物は、本発明
に従い常法で製造される。本発明の感光性カプセル封入
物は通常疏水性であるので、壁形成成分およびフィルム
形成バインダーは、カプセル含有コーティング組成物の
形成において普通であるように、親水性であり、そして
水性液体であるべきである。そうでない場合、ある既知
の反転系において、水性相を疏水性連続相中に分散させ
ることができる。本発明において使用するマイクロカプ
セルは、前述の米国特許中に開示される方法により、あ
るいは同様な方法により、製造できる。たとえば、カラ
ー前駆物質および感光性組成物からなる内部相の油溶性
を、壁形成成分を含有する連続相中に分散させ、そして
マイクロカプセル化は、たとえば、なかでも、コアセル
ベーションまたは界面重合により達成する。開いた相の
系は、内部相をポリマーのバインダーの溶液中に分散さ
せ、そしてコーティングのため分散物の粘度を調整する
ことによって製造できる。適当なバインダーは、ゼラチ
ン、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、アク
リルラテックスなどである。
に従い常法で製造される。本発明の感光性カプセル封入
物は通常疏水性であるので、壁形成成分およびフィルム
形成バインダーは、カプセル含有コーティング組成物の
形成において普通であるように、親水性であり、そして
水性液体であるべきである。そうでない場合、ある既知
の反転系において、水性相を疏水性連続相中に分散させ
ることができる。本発明において使用するマイクロカプ
セルは、前述の米国特許中に開示される方法により、あ
るいは同様な方法により、製造できる。たとえば、カラ
ー前駆物質および感光性組成物からなる内部相の油溶性
を、壁形成成分を含有する連続相中に分散させ、そして
マイクロカプセル化は、たとえば、なかでも、コアセル
ベーションまたは界面重合により達成する。開いた相の
系は、内部相をポリマーのバインダーの溶液中に分散さ
せ、そしてコーティングのため分散物の粘度を調整する
ことによって製造できる。適当なバインダーは、ゼラチ
ン、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、アク
リルラテックスなどである。
【0074】本発明のコーティング組成物は、コーティ
ングしたコピーシートの取り扱い特性を改良するために
カーボンレス紙の分野において知られている種々の添加
剤、たとえば、スチルト(stilt)材料(たとえ
ば、でんぷん粒子)、シリカ粒子を含有して、カプセル
破裂のため圧力ニップを用いるときの汚点の付着などを
防止することができる。
ングしたコピーシートの取り扱い特性を改良するために
カーボンレス紙の分野において知られている種々の添加
剤、たとえば、スチルト(stilt)材料(たとえ
ば、でんぷん粒子)、シリカ粒子を含有して、カプセル
破裂のため圧力ニップを用いるときの汚点の付着などを
防止することができる。
【0075】コーティング組成物を典型的にコーティン
グする支持体は、紙である。紙は商用の衝撃原料である
か、あるいは特別の等級の紙、たとえば、キャストコー
ティングした紙およびクロムロールド(chrome
rolled)紙であることができる。後者の例は、非
常に微細なマイクロカプセル、たとえば、ほぼ1〜5ミ
クロンの大きさのカプセルを用いるとき、望ましい。な
ぜなら、これらの紙の表面はより平滑であり、そしてマ
イクロカプセルは原料の繊維中に容易に埋め込まれない
からである。透明な支持体、たとえば、ポリエチレンテ
レフタレートおよび半透明の支持体を本発明において使
用することもでき、そしてこれらは画像支持体中に形成
した潜像を印刷のため反転させる必要がないという利点
を有する。
グする支持体は、紙である。紙は商用の衝撃原料である
か、あるいは特別の等級の紙、たとえば、キャストコー
ティングした紙およびクロムロールド(chrome
rolled)紙であることができる。後者の例は、非
常に微細なマイクロカプセル、たとえば、ほぼ1〜5ミ
クロンの大きさのカプセルを用いるとき、望ましい。な
ぜなら、これらの紙の表面はより平滑であり、そしてマ
イクロカプセルは原料の繊維中に容易に埋め込まれない
からである。透明な支持体、たとえば、ポリエチレンテ
レフタレートおよび半透明の支持体を本発明において使
用することもでき、そしてこれらは画像支持体中に形成
した潜像を印刷のため反転させる必要がないという利点
を有する。
【0076】本発明において使用する現像物質は、カラ
ー前駆物質と反応してカラー画像を生成できる化合物ま
たは物質である。最も典型的な場合において、現像物質
は電子受容化合またはいわゆるカラー現像剤である。本
発明において使用する現像物質は、カーボンレス紙の技
術において普通に用いられているものであり、そしてよ
く知られている。特定の例は、粘土鉱物、たとえば、酸
性粘土、活性粘土、アタパルジャイタなど;有機酸、た
とえば、タンニン酸、没食子酸、プロピルガレートな
ど;酸性ポリマー、たとえば、フェノール−ホルムアル
デヒド樹脂、フェノールアセチレン縮合樹脂、少なくと
も1つのヒドロキシ基をもつ有機カルボン酸とホルムア
ルデヒドとの間の縮合物など;金属塩または芳香族カル
ボン酸、たとえば、サリチル酸亜鉛、サリチル酸スズ、
亜鉛2−ヒドロキシナフトエート、8,5−ジ−ter
tブチルサリチル酸亜鉛、フェノール−ホルムアルデヒ
ドノボラック樹脂の油溶性金属塩(たとえば、米国特許
第3,672,935号、同第3,732,120号お
よび同第3,737,410号参照)たとえば、米国特
許第3,732,120号中に開示されているような亜
鉛変性油溶性フェノールホルムアルデヒド樹脂など、お
よびそれらの混合物である。
ー前駆物質と反応してカラー画像を生成できる化合物ま
たは物質である。最も典型的な場合において、現像物質
は電子受容化合またはいわゆるカラー現像剤である。本
発明において使用する現像物質は、カーボンレス紙の技
術において普通に用いられているものであり、そしてよ
く知られている。特定の例は、粘土鉱物、たとえば、酸
性粘土、活性粘土、アタパルジャイタなど;有機酸、た
とえば、タンニン酸、没食子酸、プロピルガレートな
ど;酸性ポリマー、たとえば、フェノール−ホルムアル
デヒド樹脂、フェノールアセチレン縮合樹脂、少なくと
も1つのヒドロキシ基をもつ有機カルボン酸とホルムア
ルデヒドとの間の縮合物など;金属塩または芳香族カル
ボン酸、たとえば、サリチル酸亜鉛、サリチル酸スズ、
亜鉛2−ヒドロキシナフトエート、8,5−ジ−ter
tブチルサリチル酸亜鉛、フェノール−ホルムアルデヒ
ドノボラック樹脂の油溶性金属塩(たとえば、米国特許
第3,672,935号、同第3,732,120号お
よび同第3,737,410号参照)たとえば、米国特
許第3,732,120号中に開示されているような亜
鉛変性油溶性フェノールホルムアルデヒド樹脂など、お
よびそれらの混合物である。
【0077】現像シート中に使用するとき、カラー現像
剤はバインダー、たとえば、ラテックス、ポリビニルア
ルコール、無水マレイン酸−スチレンコポリマー、でん
ぷんおよびアラビアゴムと混合できる。フィルム形成材
料としてよく知られている、すべてのバインダーをこの
能力において使用できる。
剤はバインダー、たとえば、ラテックス、ポリビニルア
ルコール、無水マレイン酸−スチレンコポリマー、でん
ぷんおよびアラビアゴムと混合できる。フィルム形成材
料としてよく知られている、すべてのバインダーをこの
能力において使用できる。
【図1】本発明の実施例である転写画像シートと現像シ
ートの略断面図である。
ートの略断面図である。
【図2】本発明の実施例の画像シートの略図である。
【図3】転写現像の略図である。
【図4】画像シートに画像方式露光を施している状態を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図5】加圧によりマイクロカプセルが破壊された状態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図6】本発明の感光性画像形成材料を用いたカラー画
像形成の工程を示すブロック図である。
像形成の工程を示すブロック図である。
【図7】本発明の他の感光性画像形成材料を用いたカラ
ー画像形成の工程を示すブロック図である。
ー画像形成の工程を示すブロック図である。
10 画像シート 12 支持体 14 マイクロカプセル 16,16′ 内部相 19 現像シート 20 支持体 21 現像物質の層 30 画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ガリー エフ・ヒレンブランド アメリカ合衆国・オハイオ州・45601・ チリコーシ・ベルビュー・アベニュー・ 447 (72)発明者 ジョナサン エス・アーニイ アメリカ合衆国・オハイオ州・45601・ チリコーシ・フルート・ヒル・ドライ ブ・24 (72)発明者 リチャード エフ・ライト アメリカ合衆国・オハイオ州・45601・ チリコーシ・エッジウッド・コート・ナ ンバー・2 (56)参考文献 特開 昭53−9519(JP,A) 特開 昭53−146807(JP,A) 特開 昭52−116302(JP,A) 特公 昭49−33783(JP,B1) 特公 昭49−6212(JP,B1)
Claims (7)
- 【請求項1】 電磁波による画像方式露光と均一加圧と
によってカラー画像を形成し得る画像形成材料であっ
て、加圧破壊されると内部相を放出するマイクロカプセ
ルの層が表面に設けられた第1の支持体を有する1枚の
画像シートと、上記マイクロカプセルから放出される内
部相を受容する受容手段とを具備してなり、上記マイク
ロカプセルは、第1、第2及び第3のマイクロカプセル
からなるとともに、第1のマイクロカプセルはその内部
相に溶解したシアンのカラー前駆体物質を含有し、第2
のマイクロカプセルはその内部相に溶解したマゼンタの
カラー前駆物質を含有し、第3のマイクロカプセルはそ
の内部相に溶解したイエローのカラー前駆体物質を含有
し、上記受容手段は、上記マイクロカプセルの内部相に
溶解した上記カラー前駆物質と接触することにより反応
して該カラー前駆物質を発色させる現像物質の層を有す
る画像形成材料において、 上記第1、第2及び第3の各マイクロカプセルの内部相
には、上記電磁波の放射を受けた際に露光の程度に応じ
て粘度を増大させて、破壊されたマイクロカプセルから
の内部相の放出を制御する放射硬化性物質がさらに含有
せしめられ、露光の程度に応じて内部相の流動性が変化
して、カラー前駆物質と現像物質の反応量が制御される
構成とされたことを特徴とする感光性画像形成材料。 - 【請求項2】 前記受容手段は、前記第1の支持体と別
体に設けられた第2の支持体を具備し、前記現像物質の
層は該第2の支持体の表面に設けられてなることを特徴
とする特許請求の範囲第1項に記載の感光性画像形成材
料。 - 【請求項3】 前記受容手段は前記第1の支持体であ
り、前記現像物質層は、前記第1の支持体上に前記マイ
クロカプセル層と共に設けられていることを特徴とする
特許請求の範囲第1項に記載の感光性画像形成材料。 - 【請求項4】 第1のマイクロカプセルに含まれる放射
硬化性物質は赤色の光線に反応して粘度を増加させる物
質であり、第2のマイクロカプセルに含まれる放射硬化
性物質は緑色の光線に反応して粘度を増加させる物質で
あり、第3のマイクロカプセルに含まれる放射硬化性物
質は青色の光線に反応して粘度を増加させる物質である
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項の
いずれかに記載の感光性画像形成材料。 - 【請求項5】 第1のマイクロカプセルに含まれる放射
硬化性物質を反応させる第1の電磁波と、第2のマイク
ロカプセルに含まれる放射硬化性物質を反応させる第2
の電磁波と、第3のマイクロカプセルに含まれる放射硬
化性物質を反応させる第3の電磁波のうち少なくとも1
つは紫外線であることを特徴とする特許請求の範囲第1
項ないし第3項のいずれかに記載の感光性画像形成材
料。 - 【請求項6】 第1、第2及び第3のマイクロカプセル
の内部相にはさらに、光開始剤が含有せしめられること
を特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項のいず
れかに記載の感光性画像形成材料。 - 【請求項7】 シアン、マゼンタ及びイエローのカラー
前駆物質は、本質的に無色の電子供与型化合物であり、
現像物質は電子需受容型現像物質であることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載
の感光性画像形成材料。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/339,917 US4842976A (en) | 1982-01-18 | 1982-01-18 | Color image-forming process |
US339917 | 1982-01-18 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58006531A Division JPS5930537A (ja) | 1982-01-18 | 1983-01-18 | 色画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05224426A JPH05224426A (ja) | 1993-09-03 |
JP2627830B2 true JP2627830B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=23331170
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58006531A Granted JPS5930537A (ja) | 1982-01-18 | 1983-01-18 | 色画像形成方法 |
JP3103662A Expired - Lifetime JP2627830B2 (ja) | 1982-01-18 | 1991-02-20 | 感光性画像形成材料 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58006531A Granted JPS5930537A (ja) | 1982-01-18 | 1983-01-18 | 色画像形成方法 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4842976A (ja) |
JP (2) | JPS5930537A (ja) |
AU (1) | AU552349B2 (ja) |
BE (1) | BE894498A (ja) |
BR (1) | BR8205735A (ja) |
CA (1) | CA1194722A (ja) |
DE (1) | DE3247488C2 (ja) |
FR (1) | FR2520127B1 (ja) |
GB (1) | GB2113860B (ja) |
HK (1) | HK3690A (ja) |
IT (1) | IT1212848B (ja) |
Families Citing this family (101)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU578423B2 (en) * | 1983-07-25 | 1988-10-27 | Mead Corporation, The | Thermal developing of microencapsulated photosensitive materials |
US4576891A (en) * | 1984-06-15 | 1986-03-18 | The Mead Corporation | Photosensitive microcapsules useful in polychromatic imaging having radiation absorber |
US4600678A (en) * | 1984-08-03 | 1986-07-15 | The Mead Corporation | Imaging systems employing photosensitive microcapsules containing 4-(4'-aminophenyl)-pyridine compounds |
CA1293407C (en) * | 1984-10-09 | 1991-12-24 | Paul Clinton Adair | Imaging systems employing photosensitive microcapsules containing 3-substituted coumarins and other photobleachable sensitizers |
GB8506092D0 (en) * | 1985-03-08 | 1985-04-11 | Minnesota Mining & Mfg | Photographic materials & colour proofing system |
JPS61219041A (ja) * | 1985-03-25 | 1986-09-29 | Seiko Instr & Electronics Ltd | ドツトマトリツクス型カラ−プリンタ |
EP0205083B1 (en) * | 1985-06-03 | 1993-09-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming method and transfer recording medium therefor |
JPS61290418A (ja) * | 1985-06-19 | 1986-12-20 | Hitachi Ltd | 記録装置 |
GB2180358B (en) * | 1985-07-16 | 1989-10-04 | Mead Corp | Photosensitive microcapsules and their use on imaging sheets |
JPH0625865B2 (ja) * | 1985-09-27 | 1994-04-06 | 三菱製紙株式会社 | カラー画像記録材料 |
US4621040A (en) * | 1985-10-21 | 1986-11-04 | Polaroid Corporation | Imaging element and process with laser absorptive ink barrier layer |
JPH0615179B2 (ja) * | 1986-01-31 | 1994-03-02 | マツダ株式会社 | 着色樹脂成形品の製造方法 |
DE3778957D1 (de) * | 1986-02-03 | 1992-06-17 | Canon Kk | Bildaufzeichnungsgeraet. |
JPH0619552B2 (ja) * | 1986-02-26 | 1994-03-16 | 富士写真フイルム株式会社 | 熱現像用感光材料 |
JP2600133B2 (ja) * | 1986-03-13 | 1997-04-16 | ブラザー工業株式会社 | 画像記録装置 |
JPS62151541U (ja) * | 1986-03-14 | 1987-09-25 | ||
US4887095A (en) * | 1986-03-20 | 1989-12-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus using several types of energy and recording process |
JPS6331364A (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-10 | Brother Ind Ltd | 光カラ−プリンタ |
DE3710577A1 (de) * | 1986-04-01 | 1987-10-08 | Brother Ind Ltd | Optisches drucksystem |
JPS62232638A (ja) * | 1986-04-02 | 1987-10-13 | Brother Ind Ltd | 感光感圧記録シ−ト |
US4899175A (en) * | 1986-04-24 | 1990-02-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording system with illumination means utilizing a plurality of fluorescent substances |
US4895880A (en) * | 1986-05-06 | 1990-01-23 | The Mead Corporation | Photocurable compositions containing photobleachable ionic dye complexes |
GB2190759B (en) * | 1986-05-19 | 1990-10-03 | Brother Ind Ltd | Picture recording method and apparatus therefor |
JPS62290543A (ja) * | 1986-06-10 | 1987-12-17 | Seiko Instr & Electronics Ltd | カラ−プリンタ |
JPS62290561A (ja) * | 1986-06-10 | 1987-12-17 | Seiko Instr & Electronics Ltd | カラ−プリンタ |
JPH0619563B2 (ja) * | 1986-09-26 | 1994-03-16 | 富士写真フイルム株式会社 | 熱現像用感光材料 |
EP0261394B1 (en) * | 1986-08-22 | 1993-08-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus |
JP2606196B2 (ja) * | 1986-08-23 | 1997-04-30 | ソニー株式会社 | カラー画像印刷装置 |
JPH0675155B2 (ja) * | 1986-09-05 | 1994-09-21 | シャープ株式会社 | カラ−画像複写装置 |
US4782352A (en) * | 1986-09-30 | 1988-11-01 | Seiko Instruments Inc. | Capsule rupture printing system |
FR2609190B1 (fr) * | 1986-12-29 | 1993-10-22 | Brother Kogyo Kk | Procede et appareil de photocopie |
JPS63167554A (ja) * | 1986-12-29 | 1988-07-11 | Fuji Photo Film Co Ltd | 複写装置 |
US4816367A (en) * | 1987-02-06 | 1989-03-28 | Seiko Instruments Inc. | Multicolor imaging material |
US4893147A (en) * | 1987-02-28 | 1990-01-09 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Color picture image recording apparatus |
JPS63221072A (ja) * | 1987-03-11 | 1988-09-14 | Brother Ind Ltd | クリ−ニング用シ−ト |
DE3710183A1 (de) * | 1987-03-27 | 1988-10-13 | Siemens Ag | Vorrichtung fuer laser-transferdruck |
US4910116A (en) * | 1987-04-17 | 1990-03-20 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Method for recording color image by varying single source exposure intensity |
US4864356A (en) * | 1987-04-21 | 1989-09-05 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Exposure device for image recording apparatus |
US4876172A (en) * | 1987-05-20 | 1989-10-24 | The Mead Corporation | Imaging method employing photoadhesive microparticles |
JP2626761B2 (ja) * | 1987-05-29 | 1997-07-02 | 富士写真フイルム株式会社 | カラー画像形成方法および記録材料 |
US4916478A (en) * | 1987-07-10 | 1990-04-10 | Sharp Kabushiki Kaisha | Method for the formation of images and an apparatus for the same |
US5352559A (en) * | 1987-07-10 | 1994-10-04 | Sharp Kabushiki Kaisha | Photosensitive sheet and a method for the formation of images using the same |
CN1032031C (zh) * | 1987-07-10 | 1996-06-12 | 夏普公司 | 感光片和用该感光片成象的方法 |
JPH0670715B2 (ja) * | 1987-07-23 | 1994-09-07 | シャープ株式会社 | 画像形成装置 |
JPH0670713B2 (ja) * | 1987-07-17 | 1994-09-07 | シャープ株式会社 | 画像形成方法 |
US4816371A (en) * | 1987-09-01 | 1989-03-28 | The Mead Corporation | Negative-working imaging method employing encapsulated photohardenable compositions |
DE3731835A1 (de) * | 1987-09-22 | 1989-03-30 | Siemens Ag | Laserstrahl-induziertes farbdrucken |
US5231418A (en) * | 1987-10-01 | 1993-07-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Image recording method and apparatus |
JPS6490771A (en) * | 1987-10-01 | 1989-04-07 | Canon Kk | Recorder |
JPH01105928A (ja) * | 1987-10-19 | 1989-04-24 | Sony Corp | 露光装置 |
US4894666A (en) * | 1987-10-22 | 1990-01-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Image recording method and apparatus |
US4914463A (en) | 1987-11-14 | 1990-04-03 | Sony Corp. | Development of imaging sheets employing photosensitive microcapsules |
JPH01142540A (ja) * | 1987-11-27 | 1989-06-05 | Brother Ind Ltd | カラー画像記録装置 |
JPH071367B2 (ja) * | 1987-12-14 | 1995-01-11 | シャープ株式会社 | 画像形成装置 |
US5038166A (en) * | 1987-12-29 | 1991-08-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical image recording apparatus |
JPH01226391A (ja) * | 1988-03-07 | 1989-09-11 | Seiko Instr & Electron Ltd | 多色転写記録材料 |
US4908301A (en) * | 1988-03-23 | 1990-03-13 | Olin Corporation | Color-self-developing, microcapsular toner particles |
US5015549A (en) * | 1988-03-23 | 1991-05-14 | Olin Corporation | Composition and electrophotographic use of microcapsular photoactive toner particles |
US5108867A (en) * | 1988-03-23 | 1992-04-28 | Olin Corporation | Electrostatic system for multicolor imaging using microcapsular photosensitive toner particles deposited on imagewise charged transfer surface |
JPH07111545B2 (ja) * | 1988-09-19 | 1995-11-29 | シャープ株式会社 | デジタル画像形成装置 |
JPH0664335B2 (ja) * | 1988-09-22 | 1994-08-22 | シャープ株式会社 | 画像形成装置 |
JPH087398B2 (ja) * | 1988-09-29 | 1996-01-29 | 富士写真フイルム株式会社 | 多色記録材料 |
JPH07113737B2 (ja) * | 1988-09-29 | 1995-12-06 | シャープ株式会社 | 造像露光方法 |
US4945024A (en) * | 1988-11-10 | 1990-07-31 | The Mead Corporation | Method for improving color balance in imaging systems employing photosensitive microcapsules |
US5053309A (en) * | 1989-03-15 | 1991-10-01 | The Mead Corporation | Color image-forming process |
JPH02293849A (ja) * | 1989-05-09 | 1990-12-05 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | カラー画像記録材料 |
FR2650682A1 (fr) * | 1989-08-02 | 1991-02-08 | Clairefontaine Papeteries | Procede et dispositif de reproduction, mettant en oeuvre une feuille de reproduction sensible a la lumiere |
JPH0830889B2 (ja) * | 1989-09-22 | 1996-03-27 | シャープ株式会社 | 画像形成装置 |
EP0420674B1 (en) * | 1989-09-28 | 1994-12-28 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Image forming method on heat-sensitive recording material |
JPH03178475A (ja) * | 1989-09-28 | 1991-08-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像形成方法 |
US5049902A (en) * | 1989-10-17 | 1991-09-17 | The Mead Corporation | System for recording an image |
DE3940480A1 (de) * | 1989-12-07 | 1991-06-13 | Bayer Ag | Chromogene enaminverbindungen, ihre herstellung und verwendung als farbbildner |
US5014084A (en) * | 1990-01-18 | 1991-05-07 | The Mead Corporation | Apparatus for forming images on plain paper |
US5139917A (en) * | 1990-04-05 | 1992-08-18 | Foto-Wear, Inc. | Imaging transfer system and process for transferring image and non-image areas thereof to a receptor element |
US5236801A (en) * | 1990-04-05 | 1993-08-17 | Foto-Wear, Inc. | Imaging transfer system and process for transferring image and non-image areas thereof to a receptor element |
JP3002757B2 (ja) * | 1990-07-04 | 2000-01-24 | キヤノン株式会社 | 画像形成方法、記録媒体、及び可視化像の再生方法 |
JP2639748B2 (ja) * | 1990-10-31 | 1997-08-13 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性エレメントおよびその製造法 |
JP2693040B2 (ja) * | 1990-12-14 | 1997-12-17 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光・感熱性記録材料 |
US5317345A (en) * | 1990-11-29 | 1994-05-31 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image formation apparatus having erasing means responsive to operation status |
JPH04200070A (ja) * | 1990-11-29 | 1992-07-21 | Sharp Corp | 画像形成方法 |
US5126233A (en) * | 1991-02-20 | 1992-06-30 | The Mead Corporation | Oil soluble color precursor involving certain crystalline 6-phenyl pyridine derivatives |
JPH04318546A (ja) * | 1991-04-17 | 1992-11-10 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
JP2610717B2 (ja) * | 1991-04-23 | 1997-05-14 | シャープ株式会社 | 画像形成システム |
JP2674896B2 (ja) * | 1991-05-16 | 1997-11-12 | シャープ株式会社 | 画像形成装置 |
JPH04346347A (ja) * | 1991-05-23 | 1992-12-02 | Brother Ind Ltd | 感光性熱現像感圧記録媒体 |
ES2121826T3 (es) * | 1991-10-02 | 1998-12-16 | Spectra Group Ltd Inc | Produccion de objetos tridimensionales. |
US5677107A (en) * | 1991-10-02 | 1997-10-14 | Spectra Group Limited, Inc. | Production of three-dimensional objects |
AU3661193A (en) * | 1992-02-10 | 1993-09-03 | Actimed Laboratories, Inc. | Method for immobilizing dye on substrates |
AU2246192A (en) * | 1992-04-15 | 1993-11-18 | Donald S. Hare | Imaging transfer system and process for transferring image and non-image areas thereof to a receptor element |
US5625402A (en) * | 1993-04-30 | 1997-04-29 | Eastman Kodak Company | Digital printers using multiple lasers or laser arrays with different wavelengths |
JP3188274B2 (ja) * | 1994-06-10 | 2001-07-16 | サイカラー インク | 内蔵型像形成アセンブリおよび像形成方法 |
US5550627A (en) * | 1995-04-06 | 1996-08-27 | Cycolor Imaging, Inc. | Exposure and pressure applicator device for printing an image |
US5996793A (en) * | 1997-04-15 | 1999-12-07 | Cycolor Systems Co., Ltd. | Method of storing and kit containing dry image-forming material |
JPH11202484A (ja) * | 1998-01-16 | 1999-07-30 | Brother Ind Ltd | 画像形成媒体 |
US6054246A (en) * | 1998-07-01 | 2000-04-25 | Polaroid Corporation | Heat and radiation-sensitive imaging medium, and processes for use thereof |
US6174642B1 (en) | 1999-02-25 | 2001-01-16 | Cycolor, Inc. | Imaging system employing encapsulated radiation sensitive composition |
JP4188578B2 (ja) | 2000-06-30 | 2008-11-26 | 富士フイルム株式会社 | 光重合性組成物並びにそれを用いた記録材料及び記録方法 |
US20070116910A1 (en) * | 2005-11-23 | 2007-05-24 | Polykarpov Alexander Y | Multilayer laminated structures |
US8430053B2 (en) | 2010-09-30 | 2013-04-30 | Temptime Corporation | Color-changing emulsions for freeze indicators |
KR102262970B1 (ko) * | 2016-09-29 | 2021-06-08 | 후지필름 가부시키가이샤 | 압력 측정용 재료 조성물, 압력 측정용 재료, 및 압력 측정용 재료 세트 |
US11230130B2 (en) | 2017-06-02 | 2022-01-25 | Fujifilm Corporation | Material composition for pressure measurement, material for pressure measurement, and material set for pressure measurement |
Family Cites Families (33)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE521045A (ja) * | 1952-06-28 | |||
NL226920A (ja) * | 1957-04-23 | |||
US3072481A (en) * | 1957-09-17 | 1963-01-08 | Ncr Co | Light sensitive element and process for recording images thereon |
CH395152A (fr) * | 1959-07-16 | 1965-07-15 | Ncr Co | Procédé d'impression |
US3152907A (en) * | 1959-11-12 | 1964-10-13 | Eastman Kodak Co | Method for controlling speed and contrast of photographic emulsions |
US3116148A (en) * | 1959-12-21 | 1963-12-31 | Ncr Co | Photo-chemical printing process and sheet material |
IT631615A (ja) * | 1960-02-26 | |||
GB1001832A (en) * | 1961-01-09 | 1965-08-18 | Du Pont | Improvements relating to image reproduction |
US3468662A (en) * | 1961-05-09 | 1969-09-23 | Polaroid Corp | Capsular products having a silver halide layer |
US3202510A (en) * | 1961-07-11 | 1965-08-24 | Frederick Post Co | Production of encapsulated light-sensitive diazotype compositions and coatings |
US3272629A (en) * | 1962-01-25 | 1966-09-13 | Nashua Corp | Photosensitive diazotype materials |
GB1298194A (en) * | 1968-11-20 | 1972-11-29 | Agfa Gevaert | Improved method for encapsulating aqueous or hydrophilic material, the capsules obtained therewith and their application |
FR1391984A (fr) * | 1963-01-24 | 1965-03-12 | Du Pont | Procédé de transfert d'images et éléments pour la mise en oeuvre de ce procédé |
GB1058798A (en) * | 1963-01-24 | 1967-02-15 | Du Pont | Photopolymerisable elements |
US3418118A (en) * | 1965-06-03 | 1968-12-24 | Du Pont | Photographic processes and products |
US3579339A (en) * | 1967-05-23 | 1971-05-18 | Du Pont | Photopolymerizable dispersions and elements containing nonmigratory photoreducible dyes |
GB1254475A (en) * | 1968-03-15 | 1971-11-24 | Process Shizai Kabushiki Kaish | A method for transferring colored image and light-sensitive transfer sheets therefor |
US3700439A (en) * | 1970-11-05 | 1972-10-24 | Ncr Co | Photocopy process utilizing a transfer sheet coated with microcapsules containing photosensitive michler's ketone dye-precursors |
US3758302A (en) * | 1972-02-10 | 1973-09-11 | S Grohe | Single impression multicolor printing |
JPS496212A (ja) * | 1972-05-06 | 1974-01-19 | ||
JPS539155B2 (ja) * | 1972-07-28 | 1978-04-04 | ||
US3892569A (en) * | 1972-12-04 | 1975-07-01 | Gen Film Dev Corp | Photosensitive sheets comprising organic dyes and sensitizers |
US4149887A (en) * | 1974-08-23 | 1979-04-17 | Sidney Levy | Photography utilizing micro-capsular materials |
JPS5234488A (en) * | 1975-09-11 | 1977-03-16 | Toshiba Mach Co Ltd | Machine tool table provided with table index mechanism |
CA1101260A (en) * | 1976-03-22 | 1981-05-19 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Presensitized positive-proofing sheet containing a poly-complex oxygenated anion-diazonium salt and a colour layer |
JPS6020740B2 (ja) * | 1976-07-14 | 1985-05-23 | 株式会社リコー | カラ−像形成用感光材料 |
JPS6020741B2 (ja) * | 1976-07-14 | 1985-05-23 | 株式会社リコー | カラ−像形成用感光材料 |
US4110511A (en) * | 1977-05-25 | 1978-08-29 | The Mead Corporation | Process for the production of a pressure-sensitive carbonless copy sheet using microcapsules formed in situ in a radiation curable binder |
JPS55118032A (en) * | 1979-03-06 | 1980-09-10 | Sharp Corp | Copying method in contact reflection exposure |
JPS57179836A (en) * | 1981-04-28 | 1982-11-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | Photosensitive material |
US4501809A (en) * | 1981-07-17 | 1985-02-26 | Mitsubishi Paper Mills, Ltd. | Photosetting microcapsules and photo- and pressure-sensitive recording sheet |
US4399209A (en) * | 1981-11-12 | 1983-08-16 | The Mead Corporation | Transfer imaging system |
US4736139A (en) * | 1984-11-19 | 1988-04-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Flat type cathode ray tube and color image display apparatus utilizing same |
-
1982
- 1982-01-18 US US06/339,917 patent/US4842976A/en not_active Expired - Lifetime
- 1982-08-06 AU AU86931/82A patent/AU552349B2/en not_active Ceased
- 1982-08-13 CA CA000409388A patent/CA1194722A/en not_active Expired
- 1982-09-27 BE BE0/209094A patent/BE894498A/fr not_active IP Right Cessation
- 1982-09-30 BR BR8205735A patent/BR8205735A/pt not_active IP Right Cessation
- 1982-11-10 FR FR828218946A patent/FR2520127B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1982-12-22 DE DE3247488A patent/DE3247488C2/de not_active Expired - Lifetime
-
1983
- 1983-01-14 IT IT8347553A patent/IT1212848B/it active
- 1983-01-18 GB GB08301283A patent/GB2113860B/en not_active Expired
- 1983-01-18 JP JP58006531A patent/JPS5930537A/ja active Granted
-
1990
- 1990-01-18 HK HK36/90A patent/HK3690A/xx not_active IP Right Cessation
-
1991
- 1991-02-20 JP JP3103662A patent/JP2627830B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0451818B2 (ja) | 1992-08-20 |
GB2113860B (en) | 1985-11-27 |
IT8347553A0 (it) | 1983-01-14 |
CA1194722A (en) | 1985-10-08 |
HK3690A (en) | 1990-01-25 |
GB8301283D0 (en) | 1983-02-16 |
JPH05224426A (ja) | 1993-09-03 |
BE894498A (fr) | 1983-03-28 |
AU552349B2 (en) | 1986-05-29 |
DE3247488C2 (de) | 1995-11-16 |
FR2520127B1 (fr) | 1991-05-31 |
AU8693182A (en) | 1983-07-28 |
DE3247488A1 (de) | 1983-07-21 |
JPS5930537A (ja) | 1984-02-18 |
FR2520127A1 (fr) | 1983-07-22 |
IT1212848B (it) | 1989-11-30 |
BR8205735A (pt) | 1983-09-06 |
US4842976A (en) | 1989-06-27 |
GB2113860A (en) | 1983-08-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2627830B2 (ja) | 感光性画像形成材料 | |
US4440846A (en) | Photocopy sheet employing encapsulated radiation sensitive composition and imaging process | |
US4399209A (en) | Transfer imaging system | |
US4822714A (en) | Transfer imaging system | |
US4551407A (en) | Transfer imaging system | |
US4482624A (en) | Photosensitive material employing encapsulated radiation sensitive composition and process for improving sensitivity by sequestering oxygen | |
JPS6039636A (ja) | カプセル化された放射線感性組成物と透明化性受像層を用いる感光材料 | |
US4536463A (en) | Imaging system | |
US4532200A (en) | Photosensitive imaging material employing encapsulated radiation sensitive composition having improved toe speed | |
JPS62266537A (ja) | マイクロカプセル及びそれを使用した感光性記録材料 | |
US5053309A (en) | Color image-forming process | |
US4842981A (en) | Imaging system | |
GB2163563A (en) | Imaging material | |
JPH0311463B2 (ja) | ||
JP2996996B2 (ja) | 光硬化可能な組成物 | |
JPH07111580B2 (ja) | 転写記録媒体 | |
US4935329A (en) | Negative working imaging process employing photosensitive microcapsules | |
US4957843A (en) | Prevention of short time scale reciprocity failure by viscosity control | |
US5153634A (en) | Imaging system | |
US6638678B2 (en) | Method for improving sensitometric response of photosensitive imaging media employing microcapsules | |
JPH02178661A (ja) | 低温露出方法を使用する画像形成法 | |
EP0364250A2 (en) | Producing images | |
JP2582814B2 (ja) | 記録媒体 | |
JPS60257442A (ja) | ポリチオールを含有するカプセル化感光組成物を使用する感光材料 | |
JPH0210341A (ja) | 転写記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960430 |