JP2626230B2 - 毛皮調パイル布帛およびその製造方法 - Google Patents

毛皮調パイル布帛およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、人工毛皮として用いられる新規な毛皮調
パイル布帛とその製造方法に関する。
詳しくは、立毛構造や触感が天然の高級毛皮に非常に
近似していて、また、特に、従来の類似のものや天然の
ものなどに比べて、立毛層の外観が良好であって、かつ
布帛としては従来の類似のものに比較して軽いものを得
ることができる新規な毛皮調パイル布帛およびその製造
方法に関するものである。
この発明によるパイル布帛は、ミンク等の高級毛皮に
よく近似していることから、ぬいぐるみ等の玩具類等に
用いられるよりも、コート、ジャケット類などの高級衣
料として用いられるのが最適なハイレベルなものであ
る。
[従来の技術] ミンク、キツネなどの天然の高級毛皮は、そのすばら
しい触感、光沢および立毛構造などのために人工的にそ
れらを作ろうとしても近寄り難いものの一つである。そ
のため、天然毛皮は依然として高価なものであり、ステ
ータス・シンボルとして、あるいは超高級ファッション
衣料素材としてゆるぎない地位にある。
一方、このような天然毛皮に対し、最近はとみに動物
愛護や自然保護といった運動の機運が高まりつつあり、
天然毛皮により近い人工毛皮の開発が期待されている。
一方、以前から、単なる毛布様としか言いようのない
ものなどをはじめとして、「天然毛皮調」をうたい文句
にした立毛布帛は数多く提案されてきている。近年も、
上述動物愛護運動の高まり等とともに、より高級な天然
毛皮調をねらった提案も古くから数多く見られる。
たとえば、人造の毛皮の製造に関して、特開昭49−85
361号公報や実公昭48−15816号公報に記載された提案等
が知られているが、いずれも総合的には満足のいくもの
でないのが現状である。
また、米国特許第2737702号明細書には、スライバー
・ニッティングにおいて、両先端が尖鋭化されたさし毛
繊維を用いた人工毛皮の製造に関する発明が記載されて
いるが、このものは、さし毛立毛とわた毛立毛のなじみ
が悪い上に、さらに、それらのさし毛とわた毛どうしあ
るいはわた毛どうしとがもつれ合う、さらに、それらの
毛が倒れやすく立毛層に腰がないなどの欠点があった。
また、特開昭57−61741号公報には、特殊な毛皮調パ
イル布帛とその製造方法に関する技術が記載されている
が、この技術によるものは、わた毛立毛の立毛の長さお
よび均一長分布の点では配慮されておらず、天然ミンク
と同様の2層構造のはっきりとしたものが得られず見ば
えが悪く、また、立毛部分が筆先状集合体となっている
ため立毛がもつれ合いやすいものであった。さらに、カ
ットパルス布帛化により切断されたパイル繊維先端部は
ブツ切り状となり、表面タッチがザラザラとなり見ばえ
も白ボケ状となるという欠点があった。また、紡績性か
らみた場合、わた毛のステープル長さは短い方に限界が
あり、所望の立毛長さを得るのが困難であっていまだ改
良を望まれる点も多くあった。
また、特開昭57−95342号公報には、多重パイル布帛
のパイル糸構成繊維の滑脱を生ぜしめることにより多重
パイル布帛を分離せしめる方法が記載されており、この
技術によるものは上記特開昭57−61741号公報に記載の
方法を更に改良した有効なものであるが、同特開昭57−
61741号公報に記載の技術と同様に、2層構造のはっき
りとしたものが得られなく見ばえが悪く、また、立毛部
分が筆先状集合体となっているため立毛がもつれやすい
という問題があった。
また、特公昭63−64536号公報には、わた毛調立毛が
地組織からの立毛長さにおいて均一長の部分を有してい
る立毛繊維長分布を呈しているパイル布帛が記載されて
おり、この技術は上記の特開昭57−61741号公報に記載
の方法を更に改良した有効なものであるが、該特開昭57
−61741号公報に記載の技術と同様にカットパイル布帛
化により分離させる方式のため、わた毛繊維の先端切断
部がくぎの頭状のブツ切りとなり、立毛がもつれ合いや
すく、また、表面タッチ、見ばえともに満足のいくもの
が得られないという問題が存在するものであった。
[発明が解決しようとする課題] この発明の目的は、前述したような点に鑑み、立毛構
造や触感が天然の高級毛皮に非常に近似していて、ま
た、特に、従来の類似のものや天然のものなどに比べて
も立毛層の外観が特に良好でハイレベルのものであると
ともに、かつ布帛としては、従来、立毛層外観等の見か
け上の良さを追及すると、どうしても立毛数を多くした
りしなければならず、そうすると立毛布帛という構造上
非常に思いものにならざるを得ないという問題があった
のを解消して、従来の類似品に比較して非常に軽いもの
を得ることもできるという、新規な毛皮調パイル布帛と
その製造方法を提供せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するこの発明の毛皮調パイル布帛
は、以下の如き構成からなる。
すなわち、本発明の毛皮調パイル布帛は、ポリブチレ
ンテレフタレート系繊維よりなる先端が尖鋭化されさし
毛調立毛層と、それよりも層高さが低いポリエチレンテ
レフタレート系繊維よりなるわた毛調立毛層の2層の立
毛層構造を有するパイル布帛であって、該わた毛調立毛
は、該立毛長さが最大さし毛立毛長さの70%以下の有限
長繊維であり、地組織からの立毛長さが最大かつ均一長
さである部分を有する立毛長分布を有しているとともに
かつ該均一長さを呈するわた毛調立毛の先端部は尖鋭化
され、該均一長さを呈している部分以外のわた毛調立毛
は非尖鋭化先端を有し、わた毛調立毛層は地組織からの
立毛長さがほぼ0から最大さし毛立毛長さの70%以下ま
での立毛長さ分布を呈し、一方、さし毛調立毛層は地組
織からの立毛長さがほぼ0からさし毛用有限長繊維の繊
維長近くまでの立毛長さ分布を呈してなることを特徴と
する毛皮調パイル布帛である。
また、本発明の毛皮調パイル布帛の製造方法は、ポリ
ブチレンテレフタレート系繊維よりなる先端が尖鋭化さ
れたさし毛調立毛用有限長繊維と、該さし毛調立毛用有
限長繊維を構成するポリブチレンテレフタレート系繊維
よりはアルカリ処理により侵されやすく、平均繊維長が
前記さし毛調立毛用有限長繊維の平均繊維長の少なくと
も70%以上の長さを有するポリエチレンテレフタレート
系繊維よりなり、先端が尖鋭化されていないわた毛調立
毛用有限長繊維を混紡してなるパイル系を用いてパイル
編織物を製編織してパイル編織物を得て後、パイル裏面
側にバッキング加工を施し、毛さばきにより遊び毛を除
去した後、該パイル編織物の立毛表面部に粘度が100〜5
00ポイズであるアルカリ処理剤を付与して後、乾熱処理
または湿熱処理に供することにより、最大わた毛調立毛
長さを最大さし毛立毛長さの70%以下に短くせしめると
ともに該短くされたわた毛調立毛の先端部を尖鋭化せし
めることを特徴とする毛皮調パイル布帛の製造方法であ
る。
[作用] 以下、さらに詳しく本発明について説明する。
本発明において用いられるポリエステル系繊維として
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレートやこれらを主成分とした共重合体があげられ
る。たとえば、さし毛調立毛用の繊維としては、3デニ
ール以上100デニール以下で耐アルカリ性の高いポリエ
ステル系繊維と、わた毛調立毛用の繊維として5デニー
ル以下で耐アルカリ性の低いポリエステル系繊維を用い
る。本発明においては、さし毛調立毛用有限長繊維とし
てはポリブチレンテレフタレート系繊維、わた毛調立毛
用有限長繊維としてはポリエチレンテレフタレート系繊
維を用いる。
本発明の方法は、そのようなポリエステル系繊維より
なる先端が尖鋭化されたさし毛調立毛用有限長繊維と、
該さし毛調立毛用有限長繊維を構成するポリエステル系
繊維よりはアルカリ処理により侵されやすく、平均繊維
長が前記さし毛調立毛用有限長繊維の平均繊維長の少な
くとも70%以上の長さを有するポリエチレンテレフタレ
ート系繊維よりなるわた毛調立毛用有限長繊維を混紡し
てなるパイル系を用いて、まず、パイル編織物を製編織
してパイル編織物を得て後、該編織物のパイル裏面側に
バッキング加工を施し、さらに適宜にパイル面に対して
毛さばき処理を施して遊び毛などを適宜に除去する。本
発明においては、遊び毛の除去方法としては特開昭57−
95342号公報に記載されているように例えば二重パイル
布帛を得てから、接結パイ糸構成繊維の滑脱を生ぜしめ
て、上下の基布を分離せしめる滑脱分離も好ましく行わ
れる。そして、さらに該パルス編織物の立毛表面部に特
定粘度の増粘アルカリ処理剤を付与した状態で乾熱処理
または湿熱処理に供することによって、該わた毛調立毛
を最大さし毛調立毛長さに対して一定レベル以下に短く
せしめるとともに該わた毛調立毛の先端部を尖鋭化せし
めることに特徴があるものである。
増粘アルカリ処理剤としては、経済的、作用効果の面
から水酸化ナトリウムを用いるのがよく、増粘剤として
は一般に糊剤と呼ばれるものを各種使用できるが、これ
以外にも水溶性のポリマーなども使用できる。
以下、図面等に基づき更に詳しく本発明について説明
する。
本発明にかかる毛皮調パイル布帛の構造例をモデル図
により説明すると、第1図(a)は本発明により得られ
る毛皮調パイル布帛の構造例を示した概略モデル側面図
であり、さし毛調立毛2はほぼ原料繊維長(さし毛調立
毛用有限長繊維の繊維長)の長さを最大とし、それ以下
の立毛長さ分布を呈してさし毛調立毛を形成し、わた毛
調立毛3は地組織4からの立毛長さが最大かつほぼ均一
長の部分を有している立毛長さ分布をしている。全体的
にみてさし毛層、わた毛層の2層構造の本発明のパイル
布帛1を呈している。
地組織4にはポリウレタン、ポリアクリルなどの接着
性重合体が含浸されているか、バッキング層5が形成せ
しめられているかあるいはそれら両者が形成されていて
もよく、バッキングをする場合には、パイル立毛の固
定、さらに凝革化など所望の目的に応じて適切なバッキ
ングを行なえばよい。場合によってはバッキングを省略
することが可能な場合もある。
個々のパイル立毛根元は、その根元部横断面構造にお
いてさし毛立毛をなす繊維とわた毛立毛をなす繊維が複
数本混在している混紡糸構造、すなわち、複数本の立毛
繊維が混紡糸状に集団で寄り集まって1つのパイル株を
構成しているパイル根株構造を有していて、第1図
(b)は、第1図(a)に示したさし毛調立毛2、わた
毛調立毛3を根元部近くまでカットした1株のパイルを
上面から観察した外観状態を示す概要図であり、1株の
パイルが多数本のわた毛調立毛3と比較的少数本のさし
毛調立毛2から形成されている混紡糸構造のモデルを示
したものである。
このように、この発明のパイル布帛では、紡績糸によ
りパイルが形成されたものであることから、個々のパイ
ル根元部では、さし毛立毛とわた毛立毛とが、非常にう
まくこなれ良くミックスされて混在している糸束構造と
なっている。このようなパイル根元構造を有することに
より、後述するように、さし毛・わた毛調の両立毛のな
じみの良さがもたらされる。
また、さし毛調立毛をなす原料繊維は、もともと両端
の尖鋭化された有限長繊維である。該わた毛立毛をなす
繊維はケン縮を有していて、粘度が特に100〜150ポイズ
であるようにされた増粘アルカリ処理剤により、立毛長
さがより短くされるとともに先端が尖鋭化されてなる有
限長繊維であり、かつ、それら両繊維が、両端側を立毛
させた状態と、一方端側を立毛させ他端側は実質的に基
布側に埋もれた状態の2種の状態を呈して立毛されてい
て、このような構造であることから、全てのさし毛調立
毛先端部が先鋭化されたものからなるさし毛調立毛と、
ケン縮を有しているとともにわた毛調立毛先端部が尖鋭
化加工されたものからなるわた毛調立毛で覆われている
構造となるものである。ここで、もともと両端の尖鋭化
もしくは尖鋭化加工されたさし毛調立毛用の有限長繊維
とは、混紡糸を製造する際の混紡原綿の状態下にあると
き、既に両端が尖鋭化もしくは尖鋭化加工を施されてな
る有限長繊維であることをいう。
次に、本発明方法における好ましい製造方法を説明す
る。
まず、第2図(a)に示すように、両端部尖鋭化され
たさし毛調立毛繊維とほぼ同じ長さのわた毛調先端尖鋭
化繊維からなるパイル布帛を製造する。このようなパイ
ル布帛は、前述した特開昭57−61741号公報や特開昭57
−95342号公報にて記載されている従来技術により製造
することができ、さし毛調立毛用の有限長繊維の繊維長
とわた毛調立毛用の有限長繊維の繊維長とは、後者を短
くするなどの差異を設けてもよい。この第2図(a)に
示した状態におけるわた毛調立毛の立毛長さ分布は第4
図に示した通りであり、ほぼ0からわた毛調立毛用の有
限長繊維の繊維長近くまでの分布状態を示すものであ
る。
そしてさらに、第2図(b)に示すように、該パイル
布帛の立毛に対して、特に増粘された粘度が100〜500ポ
イズである増粘アルカリ処理剤層6をコーターで付与
し、さらに乾熱処理または湿熱処理に該布帛を供するこ
とによってわた毛調立毛を溶解、分解除去させると、第
2図(c)に示したように、わた毛調立毛の地組織から
の立毛長さが均一長の部分を有しているとともに、該部
分において先端部の尖鋭化がされ、地組織からの立毛長
さが均一長さを呈する部分以外のわた毛調立毛の先端部
は非尖鋭状態を呈するわた毛立毛を有してなるパイル布
帛が得られる。わた毛調立毛の地組織からの立毛長さ分
布は第5図に示すようになっている。
本発明においては、先端部の尖鋭化がされ、地組織か
らの立毛長さが均一長さを呈する部分以外のわた毛調立
毛の先端部が非尖鋭状態であることにより、ボリューム
を表現することができ、また、より短い非尖鋭立毛が数
本のさし毛、長いわた毛を下から支えて、毛倒れの防止
を図ることができる。
本発明において特に重要なことは、増粘アルカリ処理
剤および付与方法である。アルカリ処理剤として水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ソーダなどのアルカ
リ金属化合物を使用できるものである。
ポリエステル系繊維の場合、薬剤のコスト、取扱い
性、排水処理の容易さなどの点から、特に水酸化ナトリ
ウムや水酸化カリウムが好ましく用いられる。これらの
加水分解剤の使用濃度は、特に限定されなく適用される
合成繊維の種類、太さ、断面形状、処理方法などに応じ
て適宜選定されればよいものである。ただしあまり高濃
度にすれば、さし毛繊維が加水分解を受け、元の形状を
なくすので最適濃度の選択が必要である。また、加水分
解促進剤を併用することが望ましく、かかる促進剤とし
ては、セチルトリメチアンモニウムクロライド、セチル
トリエチルクロライド、ラウリルジベンジルアンモニウ
ムクロライドなどの第4級アンモニウム塩などを使用す
ることができるものである。
本発明でいう増粘剤とは、処理液に付与することによ
って該液の粘度が添加前に比べて粘性が生じる物質をい
う。この粘性の程度は、通常、粘度としてポイズ単位で
表示されるものである。このような粘性を表わす増粘剤
とは、一般に糊料と呼ばれるものを使用できるが、これ
以外にも水溶性のポリマーなども使用できる。
該増粘剤としては、上述した加水分解剤に分解または
/および凝固しないものであって、安価で尖鋭加工後、
繊維束から容易に除去できるものを用いることが望まし
い。このような性状を示すものとしては、小麦粉澱粉、
米ぬか、トラガントゴム、アルギン酸ソーダ、ローカス
トビーンガム、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、ナフカクリスタルガム、ポリビニルアルコー
ル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸ソーダなどの天然
糊料、半合成糊料、合成糊料と呼ばれるものや水溶性の
ポリマーなどが挙げられる。
処理液中に増粘剤を付与しておくことによる本発明の
効果は、パイル布帛立毛面に第2図(b)の6で示した
如く均一な増粘アルカリ処理剤層を保持させる効果があ
る。したがって、処理剤粘度として100ポイズ以上は必
要で好ましくは150ポイズ以上である。
なお、本発明でいう粘度は、処理液を調合したときの
粘度であり、後述する処理条件時の粘度を示すものでは
ない。また、本発明でいう粘度値は、いずれも20±5℃
においてB型粘度計を用い測定条件としてローターNo.4
を使用し、12rpmにて測定される値である。
増粘アルカリ処理剤の付与方法として、フラットスク
リーン、ロータリースクリーン、ナイフコーター、リバ
ースロールコーター、カーテンコーター等公知の高粘度
用コーティングマシンのいずれかを使用すればよい。付
与量として目標の地組織からのわた毛調立毛の長さに応
じて変更すればよい。おおむね500〜1800g/m2である。
増粘アルカリ剤を付与した布帛を更に加熱処理してわ
た毛調立毛の先端部を溶解、分解除去させる。加熱処理
方法として乾熱、常圧湿熱、高圧湿熱、過熱湿熱、高周
波、マイクロ波等のいずれかを使用すればよい。わた毛
繊維の溶解、分解が終了したら、湯水洗乾燥する。この
ようにして得られたパイル布帛はわた毛調繊維が短毛化
され先端部が尖鋭化され第2図(c)および第5図に示
すように地組織からの立毛長さが最大かつ均一長の部分
を有している。
前述した特開昭57−61741号公報や特開昭57−95342号
公報にて記載されている従来技術により得られる従来の
毛皮調パイル布帛は、通常、両端部尖鋭化されたさし毛
調立毛と、さし毛調立毛繊維より短い両端部尖鋭化され
たわた毛調立毛からなるパイル布帛であって、第3図お
よび第6図に示すように、わた毛調立毛の地組織の長さ
がさし毛調立毛と同じく0から有限長繊維の繊維長近く
まで分布していてパイル1株をみた場合、筆先状の繊維
集合体となっている。また、紡績性からみた場合、わた
毛調立毛用有限長繊維のステープル長さは短い方に限界
があり、本発明の第2図(c)および第5図に示した如
きわた毛立毛長さまで短くすることが不可能である。
本発明で得られるパイル布帛は、第2図(c)および
第5図のごとく、わた毛調立毛が最大さし毛調立毛長さ
の70%以下に短毛化され先端部が尖鋭化され、地組織か
らの立毛長さが均一部分があるため、天然ミンクと同様
のはっきりした2層構造となっている。
従来法では、わた毛調立毛としてケン縮をもつ繊維を
用いるものが知られているが、この場合にはどうしても
立毛がケン縮により相互にもつれやすいものとなり、ま
してや、パイル根元部が上述のように混紡糸構造という
非常にコンパクトな集束構造状態になっているものであ
るため、立毛部分が筆先状集合体となっているためわた
毛調立毛どうしやわた毛調立毛とさし毛調立毛どうしが
寄合いやすく、その点からも立毛がもつれ合いやすいも
のであって、該もつれが、外観の美しさや立毛のなび
き、たなびき性を著しく悪化させて、製品品位、品質を
悪化させる一因となるものであった。
これに対して本発明では、従来法と同じにわた毛調立
毛としてケン縮をもつ繊維を用いたとしても、増粘アル
カリ処理剤により、わた毛調立毛が最大さし毛調立毛長
さの70%以下に短毛尖鋭化されるため、さし毛調立毛層
とわた毛調立毛層の二層構造がはっきりし、さし毛感の
あるものが得られることから、立毛部のもつれが少な
く、外観の美しさや立毛のなびき、たなびき性を著しく
向上させ、さらに加えて特に濃色系のものであるときに
わた毛調立毛が長いため全体が白っぽく見えるなどの不
都合がなく、就中、特に立毛層ではより内層であるわた
毛調立毛が短く1本1本解繊されているため視覚上白っ
ぽく見えるなどという欠点がなく、一段と濃く見えるこ
とになる。そして、これらの効果により立毛の内深層で
の色の深み感や全体としての色の深み感、それに基づく
立毛層の高級感や立体感、落ちついた光沢感などの外観
・色沢特性が非常に良好な高級感に富んだものとなるの
である。わた毛調立毛層が短いため、目付重量が従来処
法より下がり軽いパイル布帛が得られる。コートにした
場合、軽いため着用感が向上する。
[実施例] 以下、実施例に基づいて、より具体的に本願発明の毛
皮調パイル布帛とその製造方法について説明をする。
実施例 地糸タテ、ヨコにポリエステル・ステープル繊維1.2d
×51mmからなる紡績糸(60s/2)を使用し、さし毛調立
毛用有限長繊維に特開昭54−38922号公報の方法により
両端テーパー化されたポルブチレンテレフタレート・ス
テープル40d×23mmの繊維40%と、わた毛調立毛用有限
長繊維にポリエチレンテレフタレート・ケン縮ステープ
ル2d×22mm、60%からなる混紡糸15sをパイル糸として
用いてタテパイル織物を織成した。紡績性、製織性とも
に良好であった。
地織密度はタテ×ヨコ:96本×43本/2.54cm、パイル密
度はタテ96本/2.54cmで16越ファーストパイルである。
パイル高さ(長さ)は23mmに設定した。得られた生機を
アクリル樹脂30%水溶液でバッキング乾燥し、レイジイ
ング機で地組織から離脱するさし毛調の繊維、わた毛調
の繊維の除去と毛さばきをした。次に、水酸化ナトリウ
ム20%、澱粉系増粘剤5%、第4級アンモニウム系分解
促進剤2%を含む水溶性アルカリ処理剤を作成した。こ
の処理剤の粘度は、B型粘度計で230ポイズ(20℃)で
あった。この処理剤を用い、1200g/m2の付着量となるよ
うにリバースロールコーターで立毛面にコーティングを
行ない、常圧湿熱処理装置で100℃、5分間のスチーミ
ングを施し、湯水洗、酸洗い乾燥した。
得られたパイル布帛はわた毛調立毛の先端が尖鋭化さ
れ、地組織からの立毛長さが9mmの最大かつ均一長の部
分を有するものであった。次に液流染色機にて染色後、
仕上げ剤付与し、レイジィング機で立毛の毛さばきを実
施した。
得られたものは、第1図(a)、(b)に示すような
天然毛皮によく似た形態を有し、外観、柔軟な触感、光
沢や色の深み感および毛のそよぎ性、逆なで回復性、立
毛層の腰、ボリューム感などにおいて、総合的にミンク
に極めてよく似た優れた高級毛皮調パイル織物であっ
た。
さらに、この毛皮調パイル織物を、抗ピル試験器を用
いて強制立毛もつれ試験に供してみたところ、わた毛立
毛どうし、また、さし毛とわた毛立毛どうしのもつれが
少ない好ましい製品特性を有しているものであることが
確認できた。
得られたパイル布帛目付は従来法に比較して約100g/m
2と低いため、コート縫製品着用において有意差を感じ
た。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明のパイル布帛の構造例を示すものであ
り、第1図(a)は立毛状態を説明するための概略モデ
ル側面図であり、第1図(b)は、第1図(a)に示し
たさし毛調立毛、わた毛調立毛を根元部近くまでカット
した1株のパイルを上面から観察した外観状態を示す概
要図である。 第2図(a)、(b)、(c)は、本発明のパイル布帛
の製造方法を説明する概略モデル側面図である。 第3図は、従来方法により得られるパイル布帛の概略モ
デル側面図である。 第4図は、第2図(a)に示した状態のパイル布帛にお
ける立毛長さ分布を示した分布図である。 第5図は、第2図(c)に示した状態のパイル布帛にお
ける立毛長さ分布を示した分布図である。 第6図は、従来方法により得られる第3図に示したパイ
ル布帛における立毛長さ分布を示した分布図である。 1:パイル布帛 2:さし毛調立毛 3:わた毛調立毛 4:地組織 5:バッキング層 6:増粘アルカリ処理剤層

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリブチレンテレフタレート系繊維よりな
    る先端が尖鋭化されたさし毛調立毛層と、それよりも層
    高さが低いポリエチレンテレフタレート系繊維よりなる
    わた毛調立毛層の2層の立毛層構造を有するパイル布帛
    であって、該わた毛調立毛は、該立毛長さが最大さし毛
    立毛長さの70%以下の有限長繊維であり、地組織からの
    立毛長さが最大かつ均一長さである部分を有する立毛長
    分布を有しているとともにかつ該均一長さを呈するわた
    毛調立毛の先端部は尖鋭化され、該均一長さを呈してい
    る部分以外のわた毛調立毛は非尖鋭化先端を有し、わた
    毛調立毛層は地組織からの立毛長さがほぼ0から最大さ
    し毛立毛長さの70%以下までの立毛長さ分布を呈し、一
    方、さし毛調立毛層は地組織からの立毛長さがほぼ0か
    らさし毛用有限長繊維の繊維長近くまでの立毛長さ分布
    を呈してなることを特徴とする毛皮調パイル布帛。
  2. 【請求項2】ポリブチレンテレフタレート系繊維よりな
    る先端が尖鋭化されたさし毛調立毛用有限長繊維と、該
    さし毛調立毛用有限長繊維を構成するポリブチレンテレ
    フタレート系繊維よりはアルカリ処理により侵されやす
    く、平均繊維長が前記さし毛調立毛用有限長繊維の平均
    繊維長の少なくとも70%以上の長さを有するポリエチレ
    ンテレフタレート系繊維よりなり、先端が尖鋭化されて
    いないわた毛調立毛用有限長繊維を混紡してなるパイル
    系を用いてパイル編織物を製編織してパイル編織物を得
    て後、パイル裏面側にバッキング加工を施し、毛さばき
    により遊び毛を除去した後、該パイル編織物の立毛表面
    部に粘度が100〜500ポイズであるアルカリ処理剤を付与
    して後、乾熱処理または湿熱処理に供することにより、
    最大わた毛調立毛長さを最大さし毛立毛長さの70%以下
    に短くせしめるとともに該短くされたわた毛調立毛の先
    端部を尖鋭化せしめることを特徴とする毛皮調パイル布
    帛の製造方法。
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