JP2023011614A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 必要とする被験体における筋萎縮症または筋緊張性ジストロフィーを処置する製剤の製造のためのｓｉＲＮＡ分子抱合体の使用であって、前記処置は、前記ｓｉＲＮＡ分子抱合体を前記被験体に投与する工程を含み、前記ｓｉＲＮＡ分子抱合体は、ヒトＤＭＰＫ ｍＲＮＡの標的配列にハイブリダイズし、かつ、前記被験体の筋細胞において前記ヒトＤＭＰＫ ｍＲＮＡに対するＲＮＡ干渉を優先的に媒介するｓｉＲＮＡ分子に結合した抗トランスフェリン受容体結合部分を含む、使用。
2. 前記ｓｉＲＮＡ分子は、少なくとも１つの２’修飾ヌクレオチド、少なくとも１つの修飾されたヌクレオチド間結合、または少なくとも１つの逆脱塩基部分を含む、請求項１に記載の使用。
3. 前記抗トランスフェリン受容体結合部分は、筋細胞の細胞表面上のトランスフェリン受容体に結合する、請求項１に記載の使用。
4. 前記ｓｉＲＮＡ分子は、前記ヒトＤＭＰＫ ｍＲＮＡの前記標的配列の少なくとも８つの隣接する塩基にハイブリダイズする、請求項１に記載の使用。
5. 前記ｓｉＲＮＡ分子は、約８から約５０ヌクレオチド長さ、または約１０から約３０ヌクレオチド長さである、請求項１に記載の使用。
6. 前記ｓｉＲＮＡ分子抱合体は、前記ｓｉＲＮＡ分子に前記抗トランスフェリン受容体抗体結合部分を接続するリンカーを含む、請求項１に記載の使用。
7. 前記少なくとも１つの２’修飾ヌクレオチドは、
   ２’－Ｏ－メチル、２’－Ｏ－メトキシエチル（２’－Ｏ－ＭＯＥ）、２’－Ｏ－アミノプロピル、２’－デオキシ、２’－デオキシ－２’－フルオロ、２’－Ｏ－アミノプロピル（２’－Ｏ－ＡＰ）、２’－Ｏ－ジメチルアミノエチル（２’－Ｏ－ＤＭＡＯＥ）、２’－Ｏ－ジメチルアミノプロピル（２’－Ｏ－ＤＭＡＰ）、２’－Ｏ－ジメチルアミノエチルオキシエチル（２’－Ｏ－ＤＭＡＥＯＥ）、または、２’－Ｏ－Ｎ－メチルアセトアミド（２’－Ｏ－ＮＭＡ）修飾ヌクレオチドを含むか、
   ロックド核酸（ＬＮＡ）またはエチレン核酸（ＥＮＡ）を含むか、あるいは、
   それらの組み合わせを含む、請求項２に記載の使用。
8. 前記少なくとも１つの修飾されたヌクレオチド間結合は、ホスホロチオエート結合またはホスホロジチオエート結合を含む、請求項２に記載の使用。
9. 前記ｓｉＲＮＡ分子は、２’－Ｏ－メチルおよび２’－デオキシ－２’－フルオロから選択される３つ以上の２’修飾ヌクレオチドを含む、請求項２に記載の使用。
10. 前記ｓｉＲＮＡ分子抱合体は、約１から約４の、薬物と抗トランスフェリン受容体結合部分の比を有する、請求項１に記載の使用。
11. 前記ｓｉＲＮＡ分子は、５’末端ビニルホスホネート修飾ヌクレオチドを含む、請求項１に記載の使用。
12. 前記筋萎縮症は筋緊張性ジストロフィー１型（ＤＭ１）に関連する、請求項１に記載の使用。
13. 前記ｓｉＲＮＡ分子抱合体は、非経口投与のために製剤化される、請求項１に記載の使用。
14. 前記ヒトＤＭＰＫ ｍＲＮＡにおける前記標的配列は、ＣＵＧリピートを除く前記ヒトＤＭＰＫ ｍＲＮＡのエクソン１から１３を含む、請求項１に記載の使用。
15. 前記抗トランスフェリン受容体結合部分は、２つの軽鎖可変ドメインと２つの重鎖可変ドメインとを選択的に含む、抗トランスフェリン受容体抗体またはその結合フラグメントである、請求項１に記載の使用。