JP2022022420A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022022420A5 JP2022022420A5 JP2021200640A JP2021200640A JP2022022420A5 JP 2022022420 A5 JP2022022420 A5 JP 2022022420A5 JP 2021200640 A JP2021200640 A JP 2021200640A JP 2021200640 A JP2021200640 A JP 2021200640A JP 2022022420 A5 JP2022022420 A5 JP 2022022420A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- folr1
- seq
- antibody
- item
- antigen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Description
一実施形態では、huMov19は、抗体メイタンシノイド複合体として投与される。一実施形態では、抗体メイタンシノイド複合体は、メイタンシノイドDM4と切断可能なスルホ-SPDBリンカー(IMGN853)とを含む。
一実施形態では、投与される抗体は、FOLR1抗体huMov19を含む。別の実施形態では、huMov19は、抗体メイタンシノイド複合体として投与される。一実施形態では、抗体メイタンシノイド複合体は、メイタンシノイドDM4と切断可能なスルホ-SPDBリンカー(IMGN853)とを含む。
幾つかの実施形態では、活性剤は、FOLR1抗体huMov19を含む。幾つかの実施形態では、huMov19は、細胞毒性剤に複合体化される。幾つかの実施形態では、huMov19は、メイタンシノイドDM4と切断可能なスルホ-SPDBリンカー(IMGN853)とをさらに含む抗体メイタンシノイド複合体として、投与される。
用語「抗体」は、免疫グロブリン分子の可変領域内の少なくとも1つの抗原認識部位を通して、標的、例えば、タンパク質、ポリペプチド、ペプチド、炭水化物、ポリヌクレオチド、脂質、または前述のものの組み合わせ等を認識し、特異的に結合する、免疫グロブリン分子を意味する。本明細書で使用するとき、用語「抗体」は、無傷ポリクローナル抗体、無傷モノクローナル抗体、抗体断片(Fab、Fab’、F(ab’)2、およびFv断片等)、一本鎖Fv(scFv)突然変異体、二重特異性抗体等の多特異性抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、ヒト抗体、抗体の抗原決定部分を含む融合タンパク質、ならびに抗体が所望の生物学的活性を示す限りは、抗原認識部位を含む任意の他の修飾免疫グロブリン分子を包含する。抗体は、5つの主要なクラスの免疫グロブリン:IgA、IgD、IgE、IgG、およびIgM、または、それぞれα、δ、ε、γ、およびμと称されるその重鎖定常ドメインの同一性に基づく、そのサブクラス(アイソタイプ)(例えば、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1、およびIgA2)のうちのいずれかであり得る。異なるクラスの免疫グロブリンは、異なる、また周知のサブユニット構造および3次元構成を有する。抗体は、裸であるか、または毒素、放射性同位体等の他の分子に複合体化され得る。
本明細書で使用するとき、用語「検出可能な抗体」は、検出手段によって増幅された標識を通して直接的にか、または例えば、標識された別の抗体を通して、間接的にかのいずれかで検出され得る抗体を指す。直接標識化に関して、抗体は典型的には、何らかの手段によって検出可能である部分に複合体化される。一実施形態では、検出可能な抗体は、ビオチン化抗体である。
本明細書で使用するとき、語「標識」は、抗体に直接的または間接的に複合体化されて、「標識された」抗体を生成する、検出可能な化合物または組成物を指す。標識は、それ自体が検出可能あり得るか(例えば、放射性同位体標識または蛍光性標識)、または酵素標識の場合、検出可能な基質化合物もしくは組成物の化学的変更を触媒し得る。
「ポリヌクレオチド」または「核酸」は、本明細書において互換的に使用され、任意の長さのヌクレオチドのポリマーを指し、DNAおよびRNAを含む。ヌクレオチドは、デオキシリボヌクレオチド、リボヌクレオチド、修飾ヌクレオチドもしくは塩基、および/またはそれらの類似体、あるいはDNAもしくはRNAポリメラーゼによりポリマーに組み込むことができる任意の基質であり得る。ポリヌクレオチドは、メチル化ヌクレオチドおよびその類似体等の修飾ヌクレオチドを含むことができる。存在する場合、ヌクレオチド構造に対する修飾は、ポリマーの組み立ての前または後に付与され得る。ヌクレオチドの配列は、非ヌクレオチド成分によって中断され得る。ポリヌクレオチドは、例えば、標識成分との複合体化によって、重合化後にさらに修飾され得る。他の種類の修飾としては、例えば、「キャップ」、類似体を用いた自然発生ヌクレオチドのうちの1つ以上との置換、ヌクレオチド間修飾、例えば、非荷電結合(例えば、メチルホスホン酸、ホスホトリエステル、ホスホアミダート、カバメート等)および荷電結合(例えば、ホスホロチオエート、ホスホロジチオエート等)によるもの、ペンダント部分、例えば、タンパク質(例えば、ヌクレアーゼ、毒素、抗体、シグナルペプチド、ply-L-リシン等)等を含有するもの、挿入剤(例えば、アクリジン、ソラーレン等)によるもの、キレート剤(例えば、金属、放射活性金属、ホウ素、酸化金属等)を含有するもの、アルキル化剤を含有する物、修飾結合(例えば、αアノマー核酸等)によるもの、ならびにポリヌクレオチド(単数または複数)の非修飾形態が挙げられる。さらに、糖内に通常存在するヒドロキシル基のうちのいずれかは、例えば、ホスホン酸基、リン酸基によって置き換えられるか、標準保護基によって保護されるか、もしくは追加のヌクレオチドへの追加の結合を調製するように活性化され得、または固体支持体に複合体化され得る。5’および3’末端OHは、リン酸化され得、またはアミンもしくは1~20個の炭素原子の有機キャッピング基部分と置換され得る。他のヒドロキシルはまた、標準保護基に誘導体化され得る。ポリヌクレオチドはまた、当該技術分野において概して既知であるリボースまたはデオキシリボース糖の類似形態を含有することもでき、例えば、2’-O-メチル-、2’-O-アリル、2’-フルオロ-または2’-アジド-リボース、炭素環式糖類似体、α-アノマー糖、エピマー糖、例えば、アラビノース、キシロース、またはリキソース、ピラノース糖、フラノース糖、セドヘプツロース、非環式類似体、および脱塩基ヌクレオシド類似体、例えば、メチルリボシドが挙げられる。1つ以上のホスホジエステル結合を、代替的連結基によって置き換えることができる。これらの代替的連結基としては、限定されないが、リン酸塩がP(O)S(「チオエート」)、P(S)S(「ジチオエート」)、(O)NR2(「アミダート」)、P(O)R、P(O)OR’、CO、またはCH2(「ホルムアセタール」)によって置き換えられる実施形態が挙げられ、各RまたはR’は、独立してHであるか、または任意に、エーテル(--O--)結合を含む置換もしくは非置換アルキル(1~20C)、アリール、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、もしくはアラルジル(araldyl)である。ポリヌクレオチド内のすべての結合が同一である必要はない。前述の説明は、RNAおよびDNAを含む、本明細書において言及される全てのポリヌクレオチドに適用される。
用語「ポリペプチド」、「ペプチド」、および「タンパク質」は、本明細書において、任意の長さのアミノ酸のポリマーを指すために互換的に使用される。ポリマーは、線状または分枝状であることができ、修飾アミノ酸を含むことができ、また非アミノ酸によって中断されることができる。本用語はまた、天然に、または介入によって修飾されたアミノ酸ポリマーも包含し、例えば、ジスフィルド結合形成、糖化、脂質化、アセチル化、リン酸化、または任意の他の操作もしくは修飾、例えば、標識成分による複合体化である。この定義には、例えば、アミノ酸の1つ以上の類似体を含有するポリペプチド(例えば、非天然アミノ酸等を含む)、および当該技術分野において既知である他の修飾も含まれる。本発明のポリペプチドは抗体に基づくため、特定の実施形態では、ポリペプチドは、一本鎖または会合した鎖として発生し得ることを理解すべきである。幾つかの実施形態では、ポリペプチド、ペプチド、またはタンパク質は、非自然発生的である。幾つかの実施形態では、ポリペプチド、ペプチド、またはタンパク質は、他の自然発生成分から精製される。幾つかの実施形態では、ポリペプチド、ペプチド、またはタンパク質は、組換え産生される。
II. 脱落抗原分析
抗体メイタンシノイド複合体(AMC)、IMGN853は、メイタンシノイド、DM4(N(2’)-デアセチル-N2’-(4-メルカプト-4-メチル-1-オキソペンチル)-メイタンシン)に複合体化され、切断可能なスルホ-SPDB(N-スクシンイミジル4-(2-ピリジルジチオ)-2-スルホブタノエート)リンカーを介して付着される、FOLR1結合モノクローナル抗体、huMov19(M9346A)を含む。IMGN853およびhuMov19は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる同時係属中の米国出願公開第2012/0009181号に説明される。FOLR1抗原は、Mov19によって認識される単一のエピトープを含有する。一実施形態では、huMov19抗体は、以下の配列を有する重鎖および軽鎖を含む:
配列番号46:huMov19 vHC
QVQLVQSGAEVVKPGASVKISCKASGYTFTGYFMNWVKQSPGQSLEWIGRIHPYDGDTFYNQKFQGKATLTVDKSSNTAHMELLSLTSEDFAVYYCTRYDGSRAMDYWGQGTTVTVSS
配列番号47-huMov19 vLCv1.00
DIVLTQSPLSLAVSLGQPAIISCKASQSVSFAGTSLMHWYHQKPGQQPRLLIYRASNLEAGVPDRFSGSGSKTDFTLNISPVEAEDAATYYCQQSREYPYTFGGGTKLEIKR
配列番号48-huMov19 vLCv1.60
DIVLTQSPLSLAVSLGQPAIISCKASQSVSFAGTSLMHWYHQKPGQQPRLLIYRASNLEAGVPDRFSGSGSKTDFTLTISPVEAEDAATYYCQQSREYPYTFGGGTKLEIKR。
抗体メイタンシノイド複合体(AMC)、IMGN853は、メイタンシノイド、DM4(N(2’)-デアセチル-N2’-(4-メルカプト-4-メチル-1-オキソペンチル)-メイタンシン)に複合体化され、切断可能なスルホ-SPDB(N-スクシンイミジル4-(2-ピリジルジチオ)-2-スルホブタノエート)リンカーを介して付着される、FOLR1結合モノクローナル抗体、huMov19(M9346A)を含む。IMGN853およびhuMov19は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる同時係属中の米国出願公開第2012/0009181号に説明される。FOLR1抗原は、Mov19によって認識される単一のエピトープを含有する。一実施形態では、huMov19抗体は、以下の配列を有する重鎖および軽鎖を含む:
配列番号46:huMov19 vHC
QVQLVQSGAEVVKPGASVKISCKASGYTFTGYFMNWVKQSPGQSLEWIGRIHPYDGDTFYNQKFQGKATLTVDKSSNTAHMELLSLTSEDFAVYYCTRYDGSRAMDYWGQGTTVTVSS
配列番号47-huMov19 vLCv1.00
DIVLTQSPLSLAVSLGQPAIISCKASQSVSFAGTSLMHWYHQKPGQQPRLLIYRASNLEAGVPDRFSGSGSKTDFTLNISPVEAEDAATYYCQQSREYPYTFGGGTKLEIKR
配列番号48-huMov19 vLCv1.60
DIVLTQSPLSLAVSLGQPAIISCKASQSVSFAGTSLMHWYHQKPGQQPRLLIYRASNLEAGVPDRFSGSGSKTDFTLTISPVEAEDAATYYCQQSREYPYTFGGGTKLEIKR。
一態様では、結合分析は、表面上にFOLR1抗原を発現する細胞において、サイトメトリー(例えば、フローサイトメトリー)を用いて実施することができる。例えば、SKOV3等のFOLR1陽性細胞を、100μLのFACS緩衝液(2%の正常ヤギ血清を補充したRPMI-1640培地)中で一試料あたり1x105の細胞を用いて、種々の濃度の抗FOLR1抗体と共に定温放置した。次に、細胞を、ペレット化し、脱落し、100μLのFITC-複合体化ヤギ-抗マウスまたはヤギ-抗ヒトIgG抗体(例えば、Jackson Laboratoryから得られるもの、FACS緩衝液中6μg/mL)と共に1時間定温放置した。細胞を、再びペレット化し、FACS緩衝液で洗浄し、1%のホルムアルデヒドを含有する200μLのPBS中で再懸濁した。試料は、例えば、HTSマルチウエルサンプラーを有するFACSCaliburフローサイトメーターを用いて獲得し、CellQuest Proを用いて分析した(全て、BD Biosciences,San Diego、米国)。各試料に関して、FL1(MFI)に関する平均蛍光強度を出力し、セミログプロットにて抗体濃度に対してプロットして、結合曲線を生成した。S状用量応答曲線を、結合曲線に対して適合させ、EC50値を、初期パラメータを用いてGraphPad Prism v4(GraphPad software,San Diego,CA)等のプログラムを用いて算出する。EC50値は、各抗体に関する見かけの解離定数「Kd」または「KD」のための測定値として用いることができる。
ヘテロ複合体抗体もまた、本発明の範囲内である。ヘテロ複合体抗体は、2つの共有結合した抗体で構成される。かかる抗体は、例えば、不要な細胞に対する免疫細胞を標的にすることが提案されている(米国特許第4,676,980号)。抗体は、架橋剤に関与するものを含む、合成タンパク質化学における既知の方法を用いて、インビトロで調製され得ることが企図される。例えば、免疫毒素は、ジスフィルド交換反応を用いて、またはチオエーテル結合を形成することによって、構築することができる。この目的のために好適な試薬の例としては、イミノチオレートおよびメチル-4-メルカプトブチリミデートが挙げられる。
酵素を含む、抗体に対するかかる標識の複合体化は、免疫分析技術における通常の技術のうちの1つに関する標準的な操作手順である。 例えば、Methods in Enzymology, ed. J. J. Langone and H. Van Vunakis, Vol. 73 (Academic Press, New York, N.Y., 1981), pp.147-166内のO’Sullivan et al. ”Methods for the Preparation of Enzyme-antibody Conjugates for Use in Enzyme Immunoassay”を参照されたい。
VI.循環腫瘍細胞分析
本明細書に説明される抗FOLR1抗体は、循環腫瘍細胞分析におけるFOLR1の検出のために使用することもできる。循環腫瘍細胞(CTC)は、腫瘍から血管系へ脱落し、血流中を循環する細胞である。CTCは、極めて低い濃度で循環して存在する。概して、CTCは、当該技術分野において既知である種々の技術によって、患者の血液から富化される。CTCは、サイトメトリー(例えば、フローサイトメトリー)に基づく方法およびIHCに基づく方法を含むがこれらに限定されない、当該技術分野において既知である方法を用いて染色されてもよい。CTCは、CTCを正常血液細胞から同定および識別することを可能にする腫瘍細胞に特有のタンパク質マーカーに関して染色されてもよい。CTCはまた、FR1-9およびFR1-13を含むがこれらに限定されない、本発明の抗体を用いて、FOLR1に関して染色されてもよい。CTC分析はまた、CTCの数および/またはFOLR1陽性CTCの数の定量分析を含んでもよい。本発明では、本明細書に説明されるFOLR1抗体は、癌を有する対象から単離されたCTCを染色して、CTC中に存在するFOLR1を測定するために用いられてもよい。FOLR1発現CTCの増加は、FOLR1に基づく療法に応答する可能性がある、癌を有する対象を同定するのに役立つことができ、またはFOLR1抗体もしくは免疫複合体を用いた治療計画の最適化を可能にすることができる。CTC FOLR1の定量化は、腫瘍の病期、療法に対する応答、および/または疾患進行に関する情報を提供することができる。これは、予後的、予測的、または薬力学的バイオマーカーとして用いることができる。それに加えて、FOLR1を含むがこれに限定されない特定のマーカーに関してCTCを染色することは、単独でか、または固体生検試料の追加の腫瘍マーカー分析と組み合わせてかのいずれかで、液体生検として用いることができる。
本明細書に説明される抗FOLR1抗体は、循環腫瘍細胞分析におけるFOLR1の検出のために使用することもできる。循環腫瘍細胞(CTC)は、腫瘍から血管系へ脱落し、血流中を循環する細胞である。CTCは、極めて低い濃度で循環して存在する。概して、CTCは、当該技術分野において既知である種々の技術によって、患者の血液から富化される。CTCは、サイトメトリー(例えば、フローサイトメトリー)に基づく方法およびIHCに基づく方法を含むがこれらに限定されない、当該技術分野において既知である方法を用いて染色されてもよい。CTCは、CTCを正常血液細胞から同定および識別することを可能にする腫瘍細胞に特有のタンパク質マーカーに関して染色されてもよい。CTCはまた、FR1-9およびFR1-13を含むがこれらに限定されない、本発明の抗体を用いて、FOLR1に関して染色されてもよい。CTC分析はまた、CTCの数および/またはFOLR1陽性CTCの数の定量分析を含んでもよい。本発明では、本明細書に説明されるFOLR1抗体は、癌を有する対象から単離されたCTCを染色して、CTC中に存在するFOLR1を測定するために用いられてもよい。FOLR1発現CTCの増加は、FOLR1に基づく療法に応答する可能性がある、癌を有する対象を同定するのに役立つことができ、またはFOLR1抗体もしくは免疫複合体を用いた治療計画の最適化を可能にすることができる。CTC FOLR1の定量化は、腫瘍の病期、療法に対する応答、および/または疾患進行に関する情報を提供することができる。これは、予後的、予測的、または薬力学的バイオマーカーとして用いることができる。それに加えて、FOLR1を含むがこれに限定されない特定のマーカーに関してCTCを染色することは、単独でか、または固体生検試料の追加の腫瘍マーカー分析と組み合わせてかのいずれかで、液体生検として用いることができる。
一実施形態では、捕捉試薬は、マイクロタイタープレート上にコーティングされる。検出試薬は、直接検出される標識抗体、または異なる種において育成された非標識抗体に対する標識抗体によって検出される非標識抗体であり得る。標識が酵素である場合、キットは通常、酵素によって必要とされる基質および補因子を含み、標識がフルオロフォアである場合、検出可能な発色団を提供する染料前駆体を含む。検出試薬が標識されない場合、キットは、例えば、蛍光定量的に検出されたフォーマットにおける、非標識抗体に対する標識抗体等の検出可能な抗体のために検出手段を、さらに含むことができる。標識が酵素である場合、キットは通常、酵素によって必要とされる基質および捕因子を含み、標識がフルオロフォアである場合、検出可能な発色団を提供する染料前駆体を含み、また標識がビオチンである場合、MUGと共にHRPまたはβ-ガラクトシダーゼに複合体化されるアビジン、例えば、アビジン、ストレプトアビジン、またはストレプトアビジン等を含む。
実験例2
ハイブリドーマスクリーニングおよび選択
ヒトFOLR1で形質移入したFOLR1-300-19細胞およびKB細胞を、第1および第2のスクリーニングシリーズにおいて対応させて用いた。ハイブリドーマからの培養上清を、FOLR1発現300-19細胞またはKB細胞等のFOLR1陽性細胞には結合するが、非形質導入300-19細胞等のFOLR1陰性細胞には結合しないマウスモノクローナル抗体の分泌に関してフローサイトメトリーによってスクリーニングした。0.1mlのハイブリドーマ上清を、FOLR1陽性細胞かまたは非形質導入300-19細胞(一試料あたり1x105細胞)かのいずれかと共に、0.1mlのFACS緩衝液(2%の正常ヤギ血清を補充したRPMI-1640培地)中で3時間定温放置した。次に、細胞を、遠心分離し、ペレット化し、洗浄し、0.1mlのPE複合体化ヤギ抗マウスIgG-抗体(例えば、Jackson Laboratoryから得られるもの、FACS緩衝液中6μg/mL)と共に1時間定温放置した。細胞を、遠心分離し、再びペレット化し、FACS緩衝液で洗浄し、1%のホルムアルデヒドを含有する0.2mlのPBS中で再懸濁した。細胞関連蛍光を、HTSマルチウエルサンプラーを有するFACSCaliburフローサイトメーターまたはFACS arrayフローサイトメーターを用いて測定し、CellQuest Pro(全て、BD Biosciences, San Diego、米国)を用いて分析した。陽性ハイブリドーマクローンを、限界希釈法を用いてサブクローン化した。フローサイトメトリーによってFOLR1に対して親細胞と同一の反応性を示した各ハイブリドーマに由来する1つのクローンを、その後の分析のために選択した。安定したサブクローンを、培養し、分泌された各抗FOLR1抗体のアイソタイプを、商業用アイソタイプ試薬(Roche 1493027)を用いて同定した。マウス抗体は、上述の通り除去されたハイブリドーマ培地から精製されたタンパク質Aであった。これらの抗体は、指定のFR-1抗体であった。
ハイブリドーマスクリーニングおよび選択
ヒトFOLR1で形質移入したFOLR1-300-19細胞およびKB細胞を、第1および第2のスクリーニングシリーズにおいて対応させて用いた。ハイブリドーマからの培養上清を、FOLR1発現300-19細胞またはKB細胞等のFOLR1陽性細胞には結合するが、非形質導入300-19細胞等のFOLR1陰性細胞には結合しないマウスモノクローナル抗体の分泌に関してフローサイトメトリーによってスクリーニングした。0.1mlのハイブリドーマ上清を、FOLR1陽性細胞かまたは非形質導入300-19細胞(一試料あたり1x105細胞)かのいずれかと共に、0.1mlのFACS緩衝液(2%の正常ヤギ血清を補充したRPMI-1640培地)中で3時間定温放置した。次に、細胞を、遠心分離し、ペレット化し、洗浄し、0.1mlのPE複合体化ヤギ抗マウスIgG-抗体(例えば、Jackson Laboratoryから得られるもの、FACS緩衝液中6μg/mL)と共に1時間定温放置した。細胞を、遠心分離し、再びペレット化し、FACS緩衝液で洗浄し、1%のホルムアルデヒドを含有する0.2mlのPBS中で再懸濁した。細胞関連蛍光を、HTSマルチウエルサンプラーを有するFACSCaliburフローサイトメーターまたはFACS arrayフローサイトメーターを用いて測定し、CellQuest Pro(全て、BD Biosciences, San Diego、米国)を用いて分析した。陽性ハイブリドーマクローンを、限界希釈法を用いてサブクローン化した。フローサイトメトリーによってFOLR1に対して親細胞と同一の反応性を示した各ハイブリドーマに由来する1つのクローンを、その後の分析のために選択した。安定したサブクローンを、培養し、分泌された各抗FOLR1抗体のアイソタイプを、商業用アイソタイプ試薬(Roche 1493027)を用いて同定した。マウス抗体は、上述の通り除去されたハイブリドーマ培地から精製されたタンパク質Aであった。これらの抗体は、指定のFR-1抗体であった。
同一の方法を繰り返して、Mov19複合体化ビオチンをmuFR1-13複合体化ビオチンで置換した(図4)。この方法を用いて、6個の追加のクローンが、muFR1-13と競争するエピトープを有すると同定され、したがって以後の考察から取り除いた。残りの53個のクローンのうち、さらに13個のクローンが、不良な親和性を有することが示され、考察から取り除かれた。
実施例4
フローサイトメトリーによる結合特徴評価
結合特異性を、精製した抗体を用いてフローサイトメトリーによって試験した。各抗体を、FOLR1発現300-19細胞か、または非形質導入300-19細胞(一試料あたり1x105細胞)かのいずれかと共に、0.1mlのFACS緩衝液(2%の正常ヤギ血清を補充したRPMI-1640培地)中で3時間定温放置した。次に、細胞を、ペレット化し、洗浄し、0.1mlのFITC複合体化ヤギ抗マウスIgG-抗体(例えば、Jackson Laboratoryから得られるもの、FACS緩衝液中6μg/mL)と共に1時間定温放置した。細胞を、再びペレット化し、FACS緩衝液で洗浄し、1%のホルムアルデヒドを含有する200μLのPBS中で再懸濁した。試料を、HTSマルチウエルサンプラーを有するFACSCaliburフローサイトメーターまたはFACS arrayフローサイトメーターを用いて獲得し、CellQuest Pro(全て、BD Biosciences, San Diego、米国)を用いて分析した。抗FOLR1抗体のFACSヒストグラムは、蛍光シフトを示し、それに対して親300-19細胞は示さなかった。同様に、細胞株のどちらかのみを単独でFITC複合体化ヤギ抗ヒトIgG-抗体と共に定温放置したとき、著しい蛍光シフトは検出されなかった。
フローサイトメトリーによる結合特徴評価
結合特異性を、精製した抗体を用いてフローサイトメトリーによって試験した。各抗体を、FOLR1発現300-19細胞か、または非形質導入300-19細胞(一試料あたり1x105細胞)かのいずれかと共に、0.1mlのFACS緩衝液(2%の正常ヤギ血清を補充したRPMI-1640培地)中で3時間定温放置した。次に、細胞を、ペレット化し、洗浄し、0.1mlのFITC複合体化ヤギ抗マウスIgG-抗体(例えば、Jackson Laboratoryから得られるもの、FACS緩衝液中6μg/mL)と共に1時間定温放置した。細胞を、再びペレット化し、FACS緩衝液で洗浄し、1%のホルムアルデヒドを含有する200μLのPBS中で再懸濁した。試料を、HTSマルチウエルサンプラーを有するFACSCaliburフローサイトメーターまたはFACS arrayフローサイトメーターを用いて獲得し、CellQuest Pro(全て、BD Biosciences, San Diego、米国)を用いて分析した。抗FOLR1抗体のFACSヒストグラムは、蛍光シフトを示し、それに対して親300-19細胞は示さなかった。同様に、細胞株のどちらかのみを単独でFITC複合体化ヤギ抗ヒトIgG-抗体と共に定温放置したとき、著しい蛍光シフトは検出されなかった。
より具体的には、分析は、分析プレートを2μg/mLのmuFR1-9を用いてコーティングし、定温放置することによって実施された。非特異タンパク質による遮断後、試料(抗原標準およびヒト血漿試料を含む)を分析プレートに添加して、定温放置した。次に、プレートを洗浄し、muFR1-13b検出抗体(2μg/mL)を、各ウエルに添加した。モル過剰のストレプトアビジン複合体化西洋ワサビペルオキシダーゼ(1:5,000)を添加する前に、プレートを再び洗浄した。3,3’,5,5’-テトラメチルベンジジン(TMB)を添加する前に、プレートを再び洗浄した。TMBは、ペルオキシダーゼと反応して、試料中に存在するFOLR1の量に応じた強度で、青色を形成した。反応を、酸含有溶液を用いて停止し、それは、次に黄色に変化した。次に、分析をspectramaxプレートリーダ上で読み取り、各試料の色反応の強度(吸光度)を決定した。必要に応じて、S状用量応答(可変スロープ)曲線を、全ての希釈シリーズに関して、4PL等式:Y=Bottom+(Top-Bottom)/1+10^((LogEC50-X)*Hill Slopeを用いて、Graphpad Prism v5.04ソフトウエアを用いて生成した。
本明細書に引用される全ての刊行物、特許、特許出願、インターネットサイト、および受託番号/データベースの配列(ポリヌクレオチド配列およびポリペプチド配列の両方を含む)は、各々の個々の刊行物、特許、特許出願、インターネットサイト、または受託番号/データベースの配列が、個別に、参照により組み込まれるのと同程度に、あらゆる目的で、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。
本発明は以下の項目も提供する。
(項目1)
葉酸受容体1(FOLR1)媒介疾患を有する患者を治療する方法であって、
(a) 患者から採取した試料中の脱落FOLR1タンパク質レベルを測定することと、(b) 前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、前記患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、を含み、
前記活性剤は、前記疾患または障害を効果的に治療する、方法。
(項目2)
FOLR1媒介疾患または障害を有する患者を治療する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(b) 前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体またはその抗原結合断片を用いて、前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(c) 前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させることと、を含み、
前記患者の脱落FOLR1レベルの減少は、治療有効性を示す、方法。
(項目3)
患者におけるFOLR1タンパク質を減少させる方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者から採取した試料中の前記脱落FOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(b) 前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、前記患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、を含み、
前記活性剤の前記投与は、前記患者における脱落FOLR1レベルを減少させる、方法。
(項目4)
患者におけるFOLR1タンパク質を減少させる方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(b) 前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体またはその抗原結合断片を用いて、患者の脱落FOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(c) 前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させることと、を含み、
前記活性剤の前記投与は、前記患者における脱落FOLR1レベルを減少させる、方法。(項目5)
葉酸受容体1(FOLR1)媒介疾患を有する患者における、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤の治療有効性を監視する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者における第1の脱落FOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(b) 前記患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(c) 活性剤投与後に、前記患者における第2の脱落FOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(d) 前記第2の脱落FOLR1タンパク質レベルを前記第1の脱落FOLR1タンパク質レベルと比較することと、を含み、
前記第1および第2の脱落FOLR1レベルは、前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体または抗原結合断片を用いて測定され、
前記第1および第2の脱落FOLR1レベルの間の減少は、治療有効性を示す、方法。
(項目6)
FOLR1媒介疾患または障害を有する患者を治療する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(b) 脱落FOLR1タンパク質レベルの測定のために、前記患者から採取した試料を提出することと、
(c) 前記測定の結果から、前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇しているかを決定することと、
(d) 前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルが上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させることと、を含み、
前記脱落FOLR1レベルは、前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体を用いて測定される、方法。
(項目7)
FOLR1媒介疾患または障害を有する患者を治療する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(b) 脱落FOLR1タンパク質レベルの測定および基準FOLR1タンパク質レベルとの比較のために、前記患者から採取した試料を提出することと、
(c) 前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルが上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させることと、を含み、
前記患者の前記脱落FOLR1レベルの減少は、治療有効性を示す、方法。
(項目8)
FOLR1媒介疾患または障害を有する患者を治療する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者から試料を得ることであって、前記患者は、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を受けている、得ることと、
(b) 前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体またはその抗原結合断片を用いて、前記試料から脱落FOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(c) 前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇しているかを決定することと、
(d) 前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルが上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させるか、または増加させるようにヘルスケア提供者に指示することと、を含み、
前記患者の前記脱落FOLR1タンパク質レベルの減少は、治療有効性を示す、方法。
(項目9)
FOLR1媒介疾患を有する患者を治療する方法であって、
(a) 患者から採取した循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(b) 前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、前記患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、を含み、
前記活性剤は、前記疾患または障害を効果的に治療する、方法。
(項目10)
FOLR1媒介疾患または障害を有する患者を治療する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(b) 前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体またはその抗原結合断片を用いて、循環腫瘍細胞中の患者のFOLR1タンパク質レベルを測定することと、(c) 前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させることと、を含み、
前記患者の循環腫瘍細胞中のFOLR1レベルの減少は、治療有効性を示す、方法。
(項目11)
患者におけるFOLR1タンパク質を減少させる方法であって、(a) 抗体またはその抗原結合断片を用いて、FOLR1媒介疾患または障害を有する患者から採取した循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルを測定することと、(b) 前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、前記患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、を含み、
前記活性剤の前記投与は、前記患者におけるFOLR1レベルを減少させる、方法。
(項目12)
FOLR1媒介疾患または障害を有する患者におけるFOLR1タンパク質を減少させる方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(b) 前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体またはその抗原結合断片を用いて、循環腫瘍細胞中の患者のFOLR1タンパク質レベルを測定することと、(c) 前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量または頻度を増加させることと、を含み、
前記活性剤の前記投与は、前記患者におけるFOLR1レベルを減少させる、方法。
(項目13)
患者におけるFOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤の治療有効性を監視する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者から採取した試料中の患者の循環腫瘍細胞中の第1のFOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(b) 前記患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(c) 活性剤投与後に、前記患者から採取した患者の循環腫瘍細胞中の第2のFOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(d) 前記第2のFOLR1タンパク質レベルを前記第1のFOLR1タンパク質レベルと比較することと、を含み、
前記第1および第2のFOLR1レベルは、前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体または抗原結合断片を用いて測定され、
前記第1および第2のFOLR1レベルの間の減少は、治療有効性を示す、方法。
(項目14)
FOLR1媒介疾患または障害を有する患者を治療する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(b) FOLR1タンパク質レベルの測定のために、前記患者から採取した循環腫瘍細胞の試料を提出することと、
(c) 前記測定の結果から、前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇しているかを決定することと、(d) 前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルが、前記基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させることと、を含み、
前記FOLR1レベルは、前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体を用いて測定される、方法。
(項目15)
FOLR1媒介疾患または障害を有する患者を治療する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(b) 脱落FOLR1タンパク質レベルの測定および基準FOLR1タンパク質レベルとの比較のために、前記患者から採取した循環腫瘍細胞の試料を提出することと、
(c) 前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルが、前記基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させることと、を含み、
前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1レベルの減少は、治療有効性を示す、方法。(項目16)
FOLR1媒介疾患または障害を有する患者を治療する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者から循環腫瘍細胞の試料を得ることであって、前記患者は、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を受けている、得ることと、
(b) 前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体またはその抗原結合断片を用いて、前記試料からFOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(c) 前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇しているかを決定することと、
(d) 前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルが、前記基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量または頻度を増加させるか、または増加させるようにヘルスケア提供者に指示することと、を含み、
前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1レベルの減少は、治療有効性を示す、方法。(項目17)
前記脱落FOLR1は、前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体を用いて測定される、項目1または3に記載の方法。
(項目18)
循環腫瘍細胞中の前記FOLR1は、前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体を用いて測定される、項目9または11に記載の方法。
(項目19)
前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルまたは前記患者の循環腫瘍細胞のFOLR1レベルは、試料または前記患者から得られた試料において検出される、項目2、4、5、10、12、または13のいずれか一項に記載の方法。
(項目20)
前記測定されたFOLR1タンパク質レベルは、体液において測定され、かつ/または前記試料は、体液試料である、項目1、3、6~9、11、または14~19のいずれか一項に記載の方法。
(項目21)
前記体液は、腹水である、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記体液は、血清、血液、または血漿である、項目20に記載の方法。
(項目23)
前記測定されたFOLR1タンパク質レベルは、末梢血液試料において測定され、かつ/または前記試料は、末梢血液試料である、項目1、3、6~9、11、または14~19のいずれか一項に記載の方法。
(項目24)
前記患者は、癌を有する、項目1~23のいずれか一項に記載の方法。
(項目25)
前記FOLR1媒介疾患または障害は、癌である、項目1~23のいずれか一項に記載の方法。
(項目26)
前記癌は、卵巣癌、非小細胞肺癌、子宮癌、子宮内膜癌、膵臓癌、腎臓癌、肺癌、および乳癌からなる群から選択されるFOLR1上昇癌である、項目24または25に記載の方法。
(項目27)
前記卵巣癌は、白金耐性または白金不応性である、項目26に記載の方法。
(項目28)
前記肺癌は、非小細胞肺癌(NSCLC)である、項目26に記載の方法。
(項目29)
前記癌は、子宮内膜癌である、項目26に記載の方法。
(項目30)
FOLR1タンパク質レベルを測定するために用いられる前記抗体またはその抗原結合断片は、マウス抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、再表面化(resurfaced)抗体、もしくはヒト抗体、またはこれらの抗原結合断片である、項目2、4~8、10、または12~29のいずれか一項に記載の方法。
(項目31)
FOLR1タンパク質レベルを測定するために用いられる前記抗体またはその抗原結合断片は、約1.0nM~約10nMのKdを有するヒト葉酸受容体1に結合する、項目2、4~8、10、または12~30のいずれか一項に記載の方法。
(項目32)
FOLR1タンパク質レベルを測定するために用いられる前記抗体またはその抗原結合断片は、約0.5nM~約5nMのKdを有するヒト葉酸受容体1に結合する、項目2、4~8、10、または12~30のいずれか一項に記載の方法。
(項目33)
前記結合親和性は、サイトメトリー、表面プラズモン共鳴分光法、ELISA、またはラジオイムノアッセイによって測定される、項目31または32に記載の方法。
(項目34)
前記サイトメトリーは、フローサイトメトリーである、項目33に記載の方法。
(項目35)
FOLR1タンパク質レベルを測定するために用いられる前記抗体またはその抗原結合断片は、葉酸受容体2または葉酸受容体3に結合しない、項目2、4~8、10、または12~34のいずれか一項に記載の方法。
(項目36)
前記測定されたFOLR1タンパク質レベルは、2つの異なる抗FOLR1抗体またはその抗原結合断片を用いて測定される、項目1~8、16、または18~35のいずれか一項に記載の方法。
(項目37)
FOLR1タンパク質レベルを測定するために用いられる少なくとも1つの抗体またはその抗原結合断片は、固体支持体に結合される、項目2、4~8、10、または12~36のいずれか一項に記載の方法。
(項目38)
前記固体支持体は、マイクロタイタープレートである、項目37に記載の方法。
(項目39)
FOLR1タンパク質レベルを測定するために用いられる少なくとも1つの抗体またはその抗原結合断片は、検出剤を含む、項目2、4~8、10、または12~38のいずれか一項に記載の方法。
(項目40)
前記検出剤は、発色検出剤、蛍光検出剤、免疫蛍光検出剤、酵素検出剤、または電気化学発光検出剤である、項目39に記載の方法。
(項目41)
前記検出剤は、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)である、項目39または40に記載の方法。
(項目42)
前記FOLR1タンパク質レベルは、酵素結合免疫吸着分析(ELISA)を用いて決定される、項目1~41のいずれか一項に記載の方法。
(項目43)
前記ELISAは、サンドイッチELISAである、項目42に記載の方法。
(項目44)
FOLR1タンパク質を測定するために用いられる少なくとも1つの抗体またはその抗原結合断片は、
(a)配列番号25のポリペプチドおよび配列番号29のポリペプチドを含む抗体、
(b)配列番号26のポリペプチドおよび配列番号30のポリペプチドを含む抗体、
(c)配列番号27のポリペプチドおよび配列番号31のポリペプチドを含む抗体、ならびに
(d)配列番号28のポリペプチドおよび配列番号32のポリペプチドを含む抗体からなる群から選択される抗体と同一のFOLR1エピトープに特異的に結合する、項目2、4~8、10、または12~43のいずれか一項に記載の方法。
(項目45)
FOLR1タンパク質を測定するために用いられる少なくとも1つの抗体またはその抗原結合断片は、
(a)配列番号25のポリペプチドおよび配列番号29のポリペプチドを含む抗体、
(b)配列番号26のポリペプチドおよび配列番号30のポリペプチドを含む抗体、
(c)配列番号27のポリペプチドおよび配列番号31のポリペプチドを含む抗体、ならびに
(d)配列番号28のポリペプチドおよび配列番号32のポリペプチドを含む抗体からなる群から選択される抗体のFOLR1結合を競合的に阻害する、項目2、4~8、10、または12~44のいずれか一項に記載の方法。
(項目46)
FOLR1タンパク質を測定するために用いられる少なくとも1つの抗体またはその抗原結合断片は、
(a)配列番号1、2、および3と配列番号13、14、および15、
(b)配列番号4、5、および6と配列番号16、17、および18、
(c)配列番号7、8、および9と配列番号19、20、および21、
(d)配列番号10、11、および12と配列番号22、23、および24、ならびに
(e)1、2、3、または4つの保存的アミノ酸置換を含む(a)~(d)の変異体からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、項目2、4~8、10、または12~45のいずれか一項に記載の方法。
(項目47)
前記活性剤は、前記FOLR1抗体huMov19を含む、項目1~46のいずれか一項に記載の方法。
(項目48)
前記huMov19抗体またはその抗原結合断片は、細胞毒性剤に複合体化される、項目47に記載の方法。
(項目49)
前記huMov19抗体またはその抗原結合断片は、メイタンシノイドDM4と切断可能なスルホ-SPDBリンカー(IMGN853)とをさらに含む抗体メイタンシノイド複合体として投与される、項目48に記載の方法。
(項目50)
(a)配列番号25のポリペプチドおよび配列番号29のポリペプチドを含む抗体、
(b)配列番号26のポリペプチドおよび配列番号30のポリペプチドを含む抗体、
(c)配列番号27のポリペプチドおよび配列番号31のポリペプチドを含む抗体、ならびに
(d)配列番号28のポリペプチドおよび配列番号32のポリペプチドを含む抗体からなる群から選択される抗体と同一のFOLR1エピトープに特異的に結合する、抗体またはその抗原結合断片。
(項目51)
FOLR1に特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片であって、前記抗体またはその抗原結合断片は、
(a)配列番号25のポリペプチドおよび配列番号29のポリペプチドを含む抗体、
(b)配列番号26のポリペプチドおよび配列番号30のポリペプチドを含む抗体、
(c)配列番号27のポリペプチドおよび配列番号31のポリペプチドを含む抗体、ならびに
(d)配列番号28のポリペプチドおよび配列番号32のポリペプチドを含む抗体からなる群から選択される抗体のFOLR1への結合を競合的に阻害する、抗体またはその抗原結合断片。
(項目52)
FOLR1に特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片であって、前記抗体またはその抗原結合断片は、
(a)配列番号1、2、および3と配列番号13、14、および15、
(b)配列番号4、5、および6と配列番号16、17、および18、
(c)配列番号7、8、および9と配列番号19、20、および21、
(d)配列番号10、11、および12と配列番号22、23、および24、ならびに
(e)1、2、3、または4つの保存的アミノ酸置換を含む(a)~(d)の変異体からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、抗体またはその抗原結合断片。
(項目53)
前記抗体またはその抗原結合断片は、
(a)配列番号25および配列番号29、
(b)配列番号26および配列番号30、
(c)配列番号27および配列番号31、ならびに
(d)配列番号28および配列番号32からなる群から選択される2つのアミノ酸配列のうちの1つと各々少なくとも90%同一の少なくとも2つのアミノ酸配列を含む、項目52に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(項目54)
前記アミノ酸配列は各々、
(a)配列番号25および配列番号29、
(b)配列番号26および配列番号30、
(c)配列番号27および配列番号31、ならびに
(d)配列番号28および配列番号32からなる群から選択される2つのアミノ酸配列のうちの1つと少なくとも95%同一である、項目53に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(項目55)
前記アミノ酸配列は各々、
(a)配列番号25および配列番号29、
(b)配列番号26および配列番号30、
(c)配列番号27および配列番号31、ならびに
(d)配列番号28および配列番号32からなる群から選択される2つのアミノ酸配列のうちの1つと少なくとも99%同一である、項目54に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(項目56)
前記アミノ酸配列は、
(a)配列番号25および配列番号29、
(b)配列番号26および配列番号30、
(c)配列番号27および配列番号31、ならびに
(d)配列番号28および配列番号32からなる群から選択される、項目55に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(項目57)
前記抗体またはその抗原結合断片は、マウス、非ヒト、ヒト化、キメラ、再表面化、またはヒトである、項目50~56のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合断片。(項目58)
前記抗体は、ヒトFOLR1に結合するが、FOLR2またはFOLR3には結合しない、項目50~57のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(項目59)
全長抗体である、項目50~58のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(項目60)
抗原結合断片である、項目50~59のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(項目61)
前記抗体またはその抗原結合断片は、Fab、Fab’、F(ab’)2、Fd、一本鎖FvもしくはscFv、ジスフィルド結合Fv、V-NARドメイン、IgNar、細胞内抗体、IgGΔCH2、小型抗体(minibody)、F(ab’)3、四重特異性抗体(tetrabody)、三重特異性抗体(triabody)、二重特異性抗体(diabody)、単一ドメイン抗体、DVD-Ig、Fcab、mAb2、(scFv)2、またはscFv-Fcを含む、項目60に記載の抗体またはその抗原結合断片。(項目62)
前記抗体またはその抗原結合断片は、Fab、Fab’、F(ab’)2、Fd、一本鎖FvもしくはscFv、ジスフィルド結合Fv、V-NARドメイン、IgNar、細胞内抗体、IgGΔCH2、小型抗体、F(ab’)3、四重特異性抗体、三重特異性抗体、二重特異性抗体、単一ドメイン抗体、DVD-Ig、Fcab、mAb2、(scFv)2、またはscFv-Fである、項目61に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(項目63)
FOLR1に特異的に結合するポリペプチドであって、前記ポリペプチドは、
(a)配列番号1、2、および3と配列番号13、14、および15、
(b)配列番号4、5、および6と配列番号16、17、および18、
(c)配列番号7、8、および9と配列番号19、20、および21、
(d)配列番号10、11、および12と配列番号22、23、および24、ならびに
(e)1、2、3、または4つの保存的アミノ酸置換を含む(a)~(d)の変異体からなる群から選択される配列を含む、ポリペプチド。
(項目64)
前記ポリペプチドは、
(a)配列番号25および配列番号29、
(b)配列番号26および配列番号30、
(c)配列番号27および配列番号31、ならびに
(d)配列番号28および配列番号32からなる群から選択される2つの配列のうちの1つと各々少なくとも90%同一の少なくとも2つの配列を含む、項目63に記載のポリペプチド。
(項目65)
前記配列は各々、
(a)配列番号25および配列番号29、
(b)配列番号26および配列番号30、
(c)配列番号27および配列番号31、ならびに
(d)配列番号28および配列番号32からなる群から選択される2つの配列のうちの1つと少なくとも95%同一である、項目64に記載のポリペプチド。
(項目66)
前記配列は各々、
(a)配列番号25および配列番号29、
(b)配列番号26および配列番号30、
(c)配列番号27および配列番号31、ならびに
(d)配列番号28および配列番号32からなる群から選択される2つの配列のうちの1つと少なくとも99%同一である、項目65に記載のポリペプチド。
(項目67)
前記配列は、
(a)配列番号25および配列番号29、
(b)配列番号26および配列番号30、
(c)配列番号27および配列番号31、ならびに
(d)配列番号28および配列番号32からなる群から選択される、項目66に記載のポリペプチド。
(項目68)
前記抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドは、組換え産生される、項目50~67のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目69)
約1.0nM~約10nMのKdを有するヒトFOLR1に結合する、項目50~68のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目70)
約1.0nMまたはより良好なKdを有するヒトFOLR1に結合する、項目50~68のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目71)
前記結合親和性は、サイトメトリー、表面プラズモン共鳴分光法、ELISA、またはラジオイムノアッセイによって測定される、項目69または70に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目72)
前記サイトメトリーは、フローサイトメトリーである、項目71に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目73)
項目50~72のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドをコードする、核酸分子。
(項目74)
項目73に記載の核酸分子を含む、ベクター。
(項目75)
前記ベクターは、プロモーター結合部位と、任意に、エンハンサー配列とをさらに含む、項目74に記載のベクター。
(項目76)
前記ベクターは、プラスミド、ウイルス、ファージ、細菌、またはウイロイドである、項目74または75に記載のベクター。
(項目77)
試料中のFOLR1タンパク質を検出する方法であって、前記試料を、項目50~71のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドと接触させることを含む、方法。
(項目78)
前記抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドは、検出可能に標識される、項目77に記載の方法。
(項目79)
前記標識は、免疫蛍光標識、化学発光標識、リン光標識、酵素標識、放射標識、アビジン/ビオチン、コロイド金粒子、着色粒子、および磁性粒子からなる群から選択される、項目78に記載の方法。
(項目80)
FOLR1タンパク質は、ラジオイムノアッセイ、ウエスタンブロット分析、免疫蛍光分析、酵素免疫分析、免疫沈降分析、化学発光分析、サイトメトリー、または免疫組織化学分析によって検出される、77~79のいずれか一項に記載の方法。
(項目81)
前記サイトメトリーは、フローサイトメトリーである、項目80に記載の方法。
(項目82)
前記試料は、体液、細胞、または組織試料である、項目77~81のいずれか一項に記載の方法。
(項目83)
前記細胞は、循環腫瘍細胞である、項目82に記載の方法。
(項目84)
前記体液は、血液、血漿、または血清である、項目82に記載の方法。
(項目85)
前記FOLR1タンパク質は、脱落FOLR1タンパク質である、項目77~82または84のいずれか一項に記載の方法。
(項目86)
FOLR1タンパク質は、前記試料中の循環腫瘍細胞において検出される、項目77~84のいずれか一項に記載の方法。
(項目87)
項目50~71のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを産生する、細胞。
(項目88)
前記細胞は、単離された細胞である、項目87に記載の細胞。
(項目89)
前記細胞は、項目66に記載の核酸および/または項目74~76のいずれか一項に記載のベクターを含む、項目87または88に記載の細胞。
(項目90)
前記細胞は、細菌細胞または真核細胞である、項目87~89のいずれか一項に記載の細胞。
(項目91)
項目50~71のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを作製する方法であって、(a)項目87~89のいずれか一項に記載の細胞を培養することと、(b)前記培養された細胞から、前記抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを単離することと、を含む、方法。
(項目92)
試料中の脱落FOLR1タンパク質を検出するための免疫分析キットであって、(a)第1の試薬であって、前記第1の試薬は、ヒトFOLR1に特異的に結合する抗体もしくはその抗原結合断片またはポリペプチドであり、前記抗体またはその抗原結合断片は、huMov19のFOLR1への結合を競合的に阻害しない、第1の試薬と、(b)第2の試薬であって、前記第2の試薬は、検出試薬である、第2の試薬と、を含む、キット。
(項目93)
前記第1の試薬は、捕捉試薬であり、前記キットは、前記捕捉試薬のための固体支持体をさらに含む、項目92に記載のキット。
(項目94)
前記捕捉試薬は、前記固体支持体上に固定される、項目93に記載のキット。
(項目95)
前記捕捉試薬は、マイクロタイタープレート上にコーティングされる、項目93または94のいずれか一項に記載のキット。
(項目96)
前記キットは、ヒトFOLR1に特異的に結合する第2の異なる抗体もしくはその抗原結合断片またはポリペプチドである検出試薬をさらに含む、項目92~95のいずれか一項に記載のキット。
(項目97)
前記第1の試薬および/または前記第2の試薬は、
(a)配列番号1、2、および3と配列番号13、14、および15、
(b)配列番号4、5、および6と配列番号16、17、および18、
(c)配列番号7、8、および9と配列番号19、20、および21、
(d)配列番号10、11、および12と配列番号22、23、および24、ならびに
(e)1、2、3、または4つの保存的アミノ酸置換を含む(a)~(d)の変異体からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、項目92~96のいずれか一項に記載のキット。
(項目98)
前記第2の試薬は、種特異的抗体を用いて検出される、項目92~97のいずれか一項に記載のキット。
(項目99)
前記検出可能な試薬のための検出手段をさらに含む、項目92~98のいずれか一項に記載のキット。
(項目100)
前記検出手段は、比色手段である、項目99に記載のキット。
(項目101)
抗原標準としてFOLR1ポリペプチドをさらに含む、項目92~100のいずれか一項に記載のキット。
(項目102)
前記FOLR1ポリペプチドは、FOLR1-Fcである、項目101に記載のキット。
(項目103)
癌を治療するための方法における使用のための、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤であって、FOLR1タンパク質の増加した発現が、前記活性剤の投与前に、項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて前記対象由来の癌性試料において測定される、活性剤。
(項目104)
FOLR1媒介疾患または障害を治療するための方法における使用のための、FOLR1活性を調節する抗体またはそのその抗原結合断片を含む活性剤であって、前記方法は、(a)項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて、患者試料中のFOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(b)前記患者のFOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、前記患者に固定用量の前記活性剤を投与することと、を含む、活性剤。
(項目105)
FOLR1媒介疾患または障害を治療するための方法における使用のための、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤であって、前記方法は、
(a)FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、固定用量の前記活性剤を投与することと、
(b)項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて、前記患者のFOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(c)前記患者のFOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量または頻度を増加させることと、を含む、活性剤。
(項目106)
FOLR1媒介疾患または障害を治療するための方法における使用のための、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤であって、
(a)患者から採取した試料において測定される前記FOLR1タンパク質レベルが、項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて基準FOLR1タンパク質レベルと比較され、
(b)前記患者のFOLR1タンパク質レベルが、前記基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、固定用量の前記活性剤が、投与され、
前記活性剤の前記投与は、前記FOLR1タンパク質レベルを減少させる、活性剤。
(項目107)
FOLR1媒介疾患または障害を治療するための方法における使用のための、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤であって、患者におけるFOLR1発現細胞は、減少され、
(a)固定用量の前記活性剤が、前記患者に投与され、
(b)前記患者から得られた試料において測定される前記FOLR1タンパク質レベルが、項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて基準FOLR1タンパク質レベルと比較され、
(c)前記患者のFOLR1タンパク質レベルが、前記基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量または頻度が増加され、
前記活性剤の前記投与は、前記FOLR1タンパク質レベルを減少させる、活性剤。
(項目108)
FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤であって、患者における固定用量の前記活性剤の治療有効性を監視するための方法における使用のための活性剤であり、前記方法は、
(a) 項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて、FOLR1媒介疾患または障害を有する患者からの試料中の第1のFOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(b) 前記患者に、固定用量の前記活性剤を投与することと、
(c) 活性剤投与後に、項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて、前記患者から採取した試料中の第2のFOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(d) 前記第2のFOLR1タンパク質レベルを前記第1のFOLR1タンパク質レベルと比較することと、を含み、
前記第1および第2のFOLR1タンパク質レベルの間の減少は、治療有効性を示す、活性剤。
(項目109)
患者におけるFOLR1媒介疾患または障害を治療するための方法における使用のための、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤であって、前記方法は、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、固定用量の前記活性剤を投与することと、
(b) 項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いたFOLR1タンパク質レベルの測定のために、前記患者から採取した試料を提出することと、
(c) 前記測定の結果から、前記患者のFOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇しているかを決定することと、
(d) 前記患者のFOLR1タンパク質レベルが、前記基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させることと、を含む、活性剤。
(項目110)
FOLR1媒介疾患または障害を治療するための方法における使用のための、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤であって、前記方法は、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、固定用量の前記活性剤を投与することと、
(b) 項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いたFOLR1タンパク質レベルの測定、および前記測定されたFOLR1タンパク質レベルの基準FOLR1タンパク質レベルとの比較のために、前記患者から採取した試料を提出することと、
(c) 前記患者のFOLR1タンパク質レベルが、前記基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させることと、を含み、
前記患者のFOLR1レベルの減少は、治療有効性を示す、活性剤。
(項目111)
FOLR1媒介疾患または障害を治療するための方法における使用のための、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤であって、前記方法は、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者から試料を得ることであって、前記患者は、固定用量の前記活性剤を受けている、ことと、
(b) 項目50~71のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて、前記試料からFOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(c) 前記患者のFOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇しているかを決定することと、
(d) 前記患者のFOLR1タンパク質レベルが、前記基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させるか、または増加させるようにヘルスケア提供者に指示することと、を含み、
前記患者の前記FOLR1の減少は、治療有効性を示す、活性剤。
(項目112)
FOLR1媒介疾患または障害を治療するための方法における使用のための、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤であって、FOLR1の増加した発現が、前記活性剤の投与前に、項目50~71および78~79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて対象からの試料において測定される、活性剤。
(項目113)
前記測定されたFOLR1タンパク質は、脱落FOLR1である、項目103~112のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目114)
前記測定されたFOLR1タンパク質は、循環腫瘍細胞における、項目103~112のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目115)
前記FOLR1タンパク質レベルは、体液において測定される、項目103~114のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目116)
前記体液は、腹水である、項目115に記載の使用のための活性剤。
(項目117)
前記体液は、血清、血液、または血漿である、項目115に記載の使用のための活性剤。
(項目118)
前記FOLR1タンパク質レベルは、末梢血液試料において測定される、項目103~114のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目119)
前記患者は、癌を有する、項目104~118のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目120)
前記FOLR1媒介疾患または障害は、癌である、項目104~118のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目121)
前記癌は、卵巣癌、非小細胞肺癌、子宮癌、子宮内膜癌、膵臓癌、腎臓癌、肺癌、および乳癌からなる群から選択されるFOLR1上昇癌である、項目103、119、または120に記載の使用のための活性剤。
(項目122)
前記卵巣癌は、白金耐性または白金不応性である、項目121に記載の使用のための活性剤。
(項目123)
前記肺癌は、非小細胞肺癌(NSCLC)である、項目121に記載の使用のための活性剤。
(項目124)
前記癌は、子宮内膜癌である、項目121に記載の使用のための活性剤。
(項目125)
前記FOLR1タンパク質レベルは、FOLR1に特異的に結合する2つの異なる抗体もしくはその抗原結合断片またはポリペプチドを用いて測定される、項目103~124のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目126)
FOLR1タンパク質を検出するために用いられる前記抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドは、固体支持体に結合される、項目104~125のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目127)
前記固体支持体は、マイクロタイタープレートである、項目126に記載の使用のための活性剤。
(項目128)
FOLR1タンパク質を検出するために用いられる前記抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドは、検出剤を含む、項目104~127のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目129)
前記検出剤は、発色検出剤、蛍光検出剤、酵素検出剤、または電気化学発光検出剤である、項目128に記載の使用のための活性剤。
(項目130)
前記検出剤は、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)である、項目128または129に記載の使用のための活性剤。
(項目131)
前記FOLR1タンパク質レベルは、酵素結合免疫吸着分析(ELISA)を用いて決定される、項目103~130のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目132)
前記ELISAは、サンドイッチELISAである、項目131に記載の使用のための活性剤。
(項目133)
前記活性剤は、前記FOLR1抗体huMov19を含む、項目103~132のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目134)
前記huMov19は、細胞毒性剤に複合体化される、項目133に記載の使用のための活性剤。
(項目135)
前記huMov19は、メイタンシノイドDM4と切断可能なスルホ-SPDBリンカー(IMGN853)とをさらに含む抗体メイタンシノイド複合体として投与される、項目134に記載の使用のための活性剤。
(項目136)
診断剤としての使用のための、項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目137)
FOLR1活性を調節する抗体もしくはその抗原結合断片を含む活性剤を用いたFOLR1媒介疾患または障害の治療における使用のため、かつ/またはFOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤の治療有効性を監視するための、
(a) 項目50~71および78~79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、もしくはポリペプチド、または
(b) FOLR1活性を調節する抗体もしくはその抗原結合断片を含む活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体もしくはその抗原結合断片。
(項目138)
(i) FOLR1媒介疾患もしくは障害、および/または
(ii) FOLR1活性を調節する抗体もしくはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を用いた、FOLR1媒介疾患もしくは障害の治療に対する応答、および/または
(iii) FOLR1活性を調節する抗体もしくはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を用いた治療の治療有効性、を診断する方法における使用のための、項目50~71および78~79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目139)
癌に罹患する患者における癌を診断するための方法における使用のための、項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目140)
前記癌は、FOLR1の上昇したレベルと関連している、項目139に記載の使用のための抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目141)
前記抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドは、検出剤を含む、項目136~140のいずれか一項に記載の使用のための抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目142)
前記検出剤は、発色検出剤、蛍光検出剤、酵素検出剤、または電気化学発光検出剤である、項目141に記載の使用のための抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目143)
前記FOLR-1媒介疾患は、癌であり、
前記活性剤は、IMGN853を含み、
前記脱落FOLR1タンパク質レベルは、前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない少なくとも2つの抗FOLR1抗体を用いるELISA分析を用いて測定され、前記少なくとも2つの抗FOLR1の各々は、
(a)配列番号1、2、および3と配列番号13、14、および15、
(b)配列番号4、5、および6と配列番号16、17、および18、
(c)配列番号7、8、および9と配列番号19、20、および21、ならびに
(d)配列番号10、11、および12と配列番号22、23、および24、からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、項目2、4~8、または17のいずれか一項に記載の方法。
(項目144)
前記FOLR-1媒介疾患は、癌であり、
前記活性剤は、IMGN853を含み、
前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない前記抗FOLR1抗体は、アミノ酸配列
(a)配列番号1、2、および3と配列番号13、14、および15、
(b)配列番号4、5、および6と配列番号16、17、および18、
(c)配列番号7、8、および9と配列番号19、20、および21、または
(d)配列番号10、11、および12と配列番号22、23、および24を含み、
前記FOLR1タンパク質は、サイトメトリーによって検出される、項目10、12~16、または18のいずれか一項に記載の方法。
(項目145)
前記癌は、卵巣癌である、項目143または144に記載の方法。
(項目146)
前記卵巣癌は、白金耐性または白金不応性である、項目145に記載の方法。
(項目147)
前記癌は、NSCLCである、項目143または144に記載の方法。
(項目148)
前記癌は、子宮内膜癌である、項目143または144に記載の方法。
(項目149)
前記FOLR-1媒介疾患は、癌であり、
前記活性剤は、IMGN853を含み、
前記脱落FOLR1タンパク質レベルは、前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない少なくとも2つの抗FOLR1抗体を用いるELISA分析を用いて測定され、前記少なくとも2つの抗FOLR1の各々は、
(a)配列番号1、2、および3と配列番号13、14、および15、
(b)配列番号4、5、および6と配列番号16、17、および18、
(c)配列番号7、8、および9と配列番号19、20、および21、ならびに
(d)配列番号10、11、および12と配列番号22、23、および24、からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、項目104~112のいずれか一項に記載の活性剤。
(項目150)
前記FOLR-1媒介疾患は、癌であり、
前記活性剤は、IMGN853を含み、
前記脱落FOLR1タンパク質レベルは、前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない少なくとも2つの抗FOLR1抗体を用いるELISA分析を用いて測定され、前記少なくとも2つの抗FOLR1の各々は、
(a)配列番号1、2、および3と配列番号13、14、および15、
(b)配列番号4、5、および6と配列番号16、17、および18、
(c)配列番号7、8、および9と配列番号19、20、および21、ならびに
(d)配列番号10、11、および12と配列番号22、23、および24、からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、項目104~112のいずれか一項に記載の活性剤。
(項目151)
前記癌は、卵巣癌である、項目149または150に記載の使用のための活性剤。
(項目152)
前記卵巣癌は、白金耐性または白金不応性である、項目151に記載の使用のための活性剤。
(項目153)
前記癌は、NSCLCである、項目149または150に記載の使用のための活性剤。(項目154)
前記癌は、子宮内膜癌である、項目149または150に記載の使用のための活性剤。(項目155)
癌を治療する方法であって、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇した脱落FOLR1タンパク質レベルを有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤を投与することを含み、前記患者のFOLR1タンパク質レベルは、項目50~71のいずれか一項に記載の抗体、抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて測定される、方法。
(項目156)
癌を治療する方法であって、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して循環腫瘍細胞中の上昇したFOLR1タンパク質レベルを有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤を投与することを含み、前記患者のFOLR1タンパク質レベルは、項目50~71のいずれか一項に記載の抗体、抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて測定される、方法。
(項目157)
前記活性剤は、IMGN853を含む、項目155または156に記載の方法。
(項目158)
前記癌は、卵巣癌である、項目155~157のいずれか一項に記載の方法。
(項目159)
前記卵巣癌は、白金耐性または白金不応性である、項目158に記載の方法。
(項目160)
前記癌は、NSCLCである、項目155~157のいずれか一項に記載の方法。
(項目161)
前記癌は、子宮内膜癌である、項目155~157のいずれか一項に記載の方法。
(項目162)
インビトロの試料中のFOLR1タンパク質レベルの測定のための、項目50~71および78~79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドの使用。
本発明は以下の項目も提供する。
(項目1)
葉酸受容体1(FOLR1)媒介疾患を有する患者を治療する方法であって、
(a) 患者から採取した試料中の脱落FOLR1タンパク質レベルを測定することと、(b) 前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、前記患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、を含み、
前記活性剤は、前記疾患または障害を効果的に治療する、方法。
(項目2)
FOLR1媒介疾患または障害を有する患者を治療する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(b) 前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体またはその抗原結合断片を用いて、前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(c) 前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させることと、を含み、
前記患者の脱落FOLR1レベルの減少は、治療有効性を示す、方法。
(項目3)
患者におけるFOLR1タンパク質を減少させる方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者から採取した試料中の前記脱落FOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(b) 前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、前記患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、を含み、
前記活性剤の前記投与は、前記患者における脱落FOLR1レベルを減少させる、方法。
(項目4)
患者におけるFOLR1タンパク質を減少させる方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(b) 前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体またはその抗原結合断片を用いて、患者の脱落FOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(c) 前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させることと、を含み、
前記活性剤の前記投与は、前記患者における脱落FOLR1レベルを減少させる、方法。(項目5)
葉酸受容体1(FOLR1)媒介疾患を有する患者における、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤の治療有効性を監視する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者における第1の脱落FOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(b) 前記患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(c) 活性剤投与後に、前記患者における第2の脱落FOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(d) 前記第2の脱落FOLR1タンパク質レベルを前記第1の脱落FOLR1タンパク質レベルと比較することと、を含み、
前記第1および第2の脱落FOLR1レベルは、前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体または抗原結合断片を用いて測定され、
前記第1および第2の脱落FOLR1レベルの間の減少は、治療有効性を示す、方法。
(項目6)
FOLR1媒介疾患または障害を有する患者を治療する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(b) 脱落FOLR1タンパク質レベルの測定のために、前記患者から採取した試料を提出することと、
(c) 前記測定の結果から、前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇しているかを決定することと、
(d) 前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルが上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させることと、を含み、
前記脱落FOLR1レベルは、前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体を用いて測定される、方法。
(項目7)
FOLR1媒介疾患または障害を有する患者を治療する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(b) 脱落FOLR1タンパク質レベルの測定および基準FOLR1タンパク質レベルとの比較のために、前記患者から採取した試料を提出することと、
(c) 前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルが上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させることと、を含み、
前記患者の前記脱落FOLR1レベルの減少は、治療有効性を示す、方法。
(項目8)
FOLR1媒介疾患または障害を有する患者を治療する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者から試料を得ることであって、前記患者は、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を受けている、得ることと、
(b) 前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体またはその抗原結合断片を用いて、前記試料から脱落FOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(c) 前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇しているかを決定することと、
(d) 前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルが上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させるか、または増加させるようにヘルスケア提供者に指示することと、を含み、
前記患者の前記脱落FOLR1タンパク質レベルの減少は、治療有効性を示す、方法。
(項目9)
FOLR1媒介疾患を有する患者を治療する方法であって、
(a) 患者から採取した循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(b) 前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、前記患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、を含み、
前記活性剤は、前記疾患または障害を効果的に治療する、方法。
(項目10)
FOLR1媒介疾患または障害を有する患者を治療する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(b) 前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体またはその抗原結合断片を用いて、循環腫瘍細胞中の患者のFOLR1タンパク質レベルを測定することと、(c) 前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させることと、を含み、
前記患者の循環腫瘍細胞中のFOLR1レベルの減少は、治療有効性を示す、方法。
(項目11)
患者におけるFOLR1タンパク質を減少させる方法であって、(a) 抗体またはその抗原結合断片を用いて、FOLR1媒介疾患または障害を有する患者から採取した循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルを測定することと、(b) 前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、前記患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、を含み、
前記活性剤の前記投与は、前記患者におけるFOLR1レベルを減少させる、方法。
(項目12)
FOLR1媒介疾患または障害を有する患者におけるFOLR1タンパク質を減少させる方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(b) 前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体またはその抗原結合断片を用いて、循環腫瘍細胞中の患者のFOLR1タンパク質レベルを測定することと、(c) 前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量または頻度を増加させることと、を含み、
前記活性剤の前記投与は、前記患者におけるFOLR1レベルを減少させる、方法。
(項目13)
患者におけるFOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤の治療有効性を監視する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者から採取した試料中の患者の循環腫瘍細胞中の第1のFOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(b) 前記患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(c) 活性剤投与後に、前記患者から採取した患者の循環腫瘍細胞中の第2のFOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(d) 前記第2のFOLR1タンパク質レベルを前記第1のFOLR1タンパク質レベルと比較することと、を含み、
前記第1および第2のFOLR1レベルは、前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体または抗原結合断片を用いて測定され、
前記第1および第2のFOLR1レベルの間の減少は、治療有効性を示す、方法。
(項目14)
FOLR1媒介疾患または障害を有する患者を治療する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(b) FOLR1タンパク質レベルの測定のために、前記患者から採取した循環腫瘍細胞の試料を提出することと、
(c) 前記測定の結果から、前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇しているかを決定することと、(d) 前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルが、前記基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させることと、を含み、
前記FOLR1レベルは、前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体を用いて測定される、方法。
(項目15)
FOLR1媒介疾患または障害を有する患者を治療する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を投与することと、
(b) 脱落FOLR1タンパク質レベルの測定および基準FOLR1タンパク質レベルとの比較のために、前記患者から採取した循環腫瘍細胞の試料を提出することと、
(c) 前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルが、前記基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させることと、を含み、
前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1レベルの減少は、治療有効性を示す、方法。(項目16)
FOLR1媒介疾患または障害を有する患者を治療する方法であって、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者から循環腫瘍細胞の試料を得ることであって、前記患者は、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を受けている、得ることと、
(b) 前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体またはその抗原結合断片を用いて、前記試料からFOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(c) 前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇しているかを決定することと、
(d) 前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1タンパク質レベルが、前記基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量または頻度を増加させるか、または増加させるようにヘルスケア提供者に指示することと、を含み、
前記患者の循環腫瘍細胞中の前記FOLR1レベルの減少は、治療有効性を示す、方法。(項目17)
前記脱落FOLR1は、前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体を用いて測定される、項目1または3に記載の方法。
(項目18)
循環腫瘍細胞中の前記FOLR1は、前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体を用いて測定される、項目9または11に記載の方法。
(項目19)
前記患者の脱落FOLR1タンパク質レベルまたは前記患者の循環腫瘍細胞のFOLR1レベルは、試料または前記患者から得られた試料において検出される、項目2、4、5、10、12、または13のいずれか一項に記載の方法。
(項目20)
前記測定されたFOLR1タンパク質レベルは、体液において測定され、かつ/または前記試料は、体液試料である、項目1、3、6~9、11、または14~19のいずれか一項に記載の方法。
(項目21)
前記体液は、腹水である、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記体液は、血清、血液、または血漿である、項目20に記載の方法。
(項目23)
前記測定されたFOLR1タンパク質レベルは、末梢血液試料において測定され、かつ/または前記試料は、末梢血液試料である、項目1、3、6~9、11、または14~19のいずれか一項に記載の方法。
(項目24)
前記患者は、癌を有する、項目1~23のいずれか一項に記載の方法。
(項目25)
前記FOLR1媒介疾患または障害は、癌である、項目1~23のいずれか一項に記載の方法。
(項目26)
前記癌は、卵巣癌、非小細胞肺癌、子宮癌、子宮内膜癌、膵臓癌、腎臓癌、肺癌、および乳癌からなる群から選択されるFOLR1上昇癌である、項目24または25に記載の方法。
(項目27)
前記卵巣癌は、白金耐性または白金不応性である、項目26に記載の方法。
(項目28)
前記肺癌は、非小細胞肺癌(NSCLC)である、項目26に記載の方法。
(項目29)
前記癌は、子宮内膜癌である、項目26に記載の方法。
(項目30)
FOLR1タンパク質レベルを測定するために用いられる前記抗体またはその抗原結合断片は、マウス抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、再表面化(resurfaced)抗体、もしくはヒト抗体、またはこれらの抗原結合断片である、項目2、4~8、10、または12~29のいずれか一項に記載の方法。
(項目31)
FOLR1タンパク質レベルを測定するために用いられる前記抗体またはその抗原結合断片は、約1.0nM~約10nMのKdを有するヒト葉酸受容体1に結合する、項目2、4~8、10、または12~30のいずれか一項に記載の方法。
(項目32)
FOLR1タンパク質レベルを測定するために用いられる前記抗体またはその抗原結合断片は、約0.5nM~約5nMのKdを有するヒト葉酸受容体1に結合する、項目2、4~8、10、または12~30のいずれか一項に記載の方法。
(項目33)
前記結合親和性は、サイトメトリー、表面プラズモン共鳴分光法、ELISA、またはラジオイムノアッセイによって測定される、項目31または32に記載の方法。
(項目34)
前記サイトメトリーは、フローサイトメトリーである、項目33に記載の方法。
(項目35)
FOLR1タンパク質レベルを測定するために用いられる前記抗体またはその抗原結合断片は、葉酸受容体2または葉酸受容体3に結合しない、項目2、4~8、10、または12~34のいずれか一項に記載の方法。
(項目36)
前記測定されたFOLR1タンパク質レベルは、2つの異なる抗FOLR1抗体またはその抗原結合断片を用いて測定される、項目1~8、16、または18~35のいずれか一項に記載の方法。
(項目37)
FOLR1タンパク質レベルを測定するために用いられる少なくとも1つの抗体またはその抗原結合断片は、固体支持体に結合される、項目2、4~8、10、または12~36のいずれか一項に記載の方法。
(項目38)
前記固体支持体は、マイクロタイタープレートである、項目37に記載の方法。
(項目39)
FOLR1タンパク質レベルを測定するために用いられる少なくとも1つの抗体またはその抗原結合断片は、検出剤を含む、項目2、4~8、10、または12~38のいずれか一項に記載の方法。
(項目40)
前記検出剤は、発色検出剤、蛍光検出剤、免疫蛍光検出剤、酵素検出剤、または電気化学発光検出剤である、項目39に記載の方法。
(項目41)
前記検出剤は、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)である、項目39または40に記載の方法。
(項目42)
前記FOLR1タンパク質レベルは、酵素結合免疫吸着分析(ELISA)を用いて決定される、項目1~41のいずれか一項に記載の方法。
(項目43)
前記ELISAは、サンドイッチELISAである、項目42に記載の方法。
(項目44)
FOLR1タンパク質を測定するために用いられる少なくとも1つの抗体またはその抗原結合断片は、
(a)配列番号25のポリペプチドおよび配列番号29のポリペプチドを含む抗体、
(b)配列番号26のポリペプチドおよび配列番号30のポリペプチドを含む抗体、
(c)配列番号27のポリペプチドおよび配列番号31のポリペプチドを含む抗体、ならびに
(d)配列番号28のポリペプチドおよび配列番号32のポリペプチドを含む抗体からなる群から選択される抗体と同一のFOLR1エピトープに特異的に結合する、項目2、4~8、10、または12~43のいずれか一項に記載の方法。
(項目45)
FOLR1タンパク質を測定するために用いられる少なくとも1つの抗体またはその抗原結合断片は、
(a)配列番号25のポリペプチドおよび配列番号29のポリペプチドを含む抗体、
(b)配列番号26のポリペプチドおよび配列番号30のポリペプチドを含む抗体、
(c)配列番号27のポリペプチドおよび配列番号31のポリペプチドを含む抗体、ならびに
(d)配列番号28のポリペプチドおよび配列番号32のポリペプチドを含む抗体からなる群から選択される抗体のFOLR1結合を競合的に阻害する、項目2、4~8、10、または12~44のいずれか一項に記載の方法。
(項目46)
FOLR1タンパク質を測定するために用いられる少なくとも1つの抗体またはその抗原結合断片は、
(a)配列番号1、2、および3と配列番号13、14、および15、
(b)配列番号4、5、および6と配列番号16、17、および18、
(c)配列番号7、8、および9と配列番号19、20、および21、
(d)配列番号10、11、および12と配列番号22、23、および24、ならびに
(e)1、2、3、または4つの保存的アミノ酸置換を含む(a)~(d)の変異体からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、項目2、4~8、10、または12~45のいずれか一項に記載の方法。
(項目47)
前記活性剤は、前記FOLR1抗体huMov19を含む、項目1~46のいずれか一項に記載の方法。
(項目48)
前記huMov19抗体またはその抗原結合断片は、細胞毒性剤に複合体化される、項目47に記載の方法。
(項目49)
前記huMov19抗体またはその抗原結合断片は、メイタンシノイドDM4と切断可能なスルホ-SPDBリンカー(IMGN853)とをさらに含む抗体メイタンシノイド複合体として投与される、項目48に記載の方法。
(項目50)
(a)配列番号25のポリペプチドおよび配列番号29のポリペプチドを含む抗体、
(b)配列番号26のポリペプチドおよび配列番号30のポリペプチドを含む抗体、
(c)配列番号27のポリペプチドおよび配列番号31のポリペプチドを含む抗体、ならびに
(d)配列番号28のポリペプチドおよび配列番号32のポリペプチドを含む抗体からなる群から選択される抗体と同一のFOLR1エピトープに特異的に結合する、抗体またはその抗原結合断片。
(項目51)
FOLR1に特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片であって、前記抗体またはその抗原結合断片は、
(a)配列番号25のポリペプチドおよび配列番号29のポリペプチドを含む抗体、
(b)配列番号26のポリペプチドおよび配列番号30のポリペプチドを含む抗体、
(c)配列番号27のポリペプチドおよび配列番号31のポリペプチドを含む抗体、ならびに
(d)配列番号28のポリペプチドおよび配列番号32のポリペプチドを含む抗体からなる群から選択される抗体のFOLR1への結合を競合的に阻害する、抗体またはその抗原結合断片。
(項目52)
FOLR1に特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片であって、前記抗体またはその抗原結合断片は、
(a)配列番号1、2、および3と配列番号13、14、および15、
(b)配列番号4、5、および6と配列番号16、17、および18、
(c)配列番号7、8、および9と配列番号19、20、および21、
(d)配列番号10、11、および12と配列番号22、23、および24、ならびに
(e)1、2、3、または4つの保存的アミノ酸置換を含む(a)~(d)の変異体からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、抗体またはその抗原結合断片。
(項目53)
前記抗体またはその抗原結合断片は、
(a)配列番号25および配列番号29、
(b)配列番号26および配列番号30、
(c)配列番号27および配列番号31、ならびに
(d)配列番号28および配列番号32からなる群から選択される2つのアミノ酸配列のうちの1つと各々少なくとも90%同一の少なくとも2つのアミノ酸配列を含む、項目52に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(項目54)
前記アミノ酸配列は各々、
(a)配列番号25および配列番号29、
(b)配列番号26および配列番号30、
(c)配列番号27および配列番号31、ならびに
(d)配列番号28および配列番号32からなる群から選択される2つのアミノ酸配列のうちの1つと少なくとも95%同一である、項目53に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(項目55)
前記アミノ酸配列は各々、
(a)配列番号25および配列番号29、
(b)配列番号26および配列番号30、
(c)配列番号27および配列番号31、ならびに
(d)配列番号28および配列番号32からなる群から選択される2つのアミノ酸配列のうちの1つと少なくとも99%同一である、項目54に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(項目56)
前記アミノ酸配列は、
(a)配列番号25および配列番号29、
(b)配列番号26および配列番号30、
(c)配列番号27および配列番号31、ならびに
(d)配列番号28および配列番号32からなる群から選択される、項目55に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(項目57)
前記抗体またはその抗原結合断片は、マウス、非ヒト、ヒト化、キメラ、再表面化、またはヒトである、項目50~56のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合断片。(項目58)
前記抗体は、ヒトFOLR1に結合するが、FOLR2またはFOLR3には結合しない、項目50~57のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(項目59)
全長抗体である、項目50~58のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(項目60)
抗原結合断片である、項目50~59のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(項目61)
前記抗体またはその抗原結合断片は、Fab、Fab’、F(ab’)2、Fd、一本鎖FvもしくはscFv、ジスフィルド結合Fv、V-NARドメイン、IgNar、細胞内抗体、IgGΔCH2、小型抗体(minibody)、F(ab’)3、四重特異性抗体(tetrabody)、三重特異性抗体(triabody)、二重特異性抗体(diabody)、単一ドメイン抗体、DVD-Ig、Fcab、mAb2、(scFv)2、またはscFv-Fcを含む、項目60に記載の抗体またはその抗原結合断片。(項目62)
前記抗体またはその抗原結合断片は、Fab、Fab’、F(ab’)2、Fd、一本鎖FvもしくはscFv、ジスフィルド結合Fv、V-NARドメイン、IgNar、細胞内抗体、IgGΔCH2、小型抗体、F(ab’)3、四重特異性抗体、三重特異性抗体、二重特異性抗体、単一ドメイン抗体、DVD-Ig、Fcab、mAb2、(scFv)2、またはscFv-Fである、項目61に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(項目63)
FOLR1に特異的に結合するポリペプチドであって、前記ポリペプチドは、
(a)配列番号1、2、および3と配列番号13、14、および15、
(b)配列番号4、5、および6と配列番号16、17、および18、
(c)配列番号7、8、および9と配列番号19、20、および21、
(d)配列番号10、11、および12と配列番号22、23、および24、ならびに
(e)1、2、3、または4つの保存的アミノ酸置換を含む(a)~(d)の変異体からなる群から選択される配列を含む、ポリペプチド。
(項目64)
前記ポリペプチドは、
(a)配列番号25および配列番号29、
(b)配列番号26および配列番号30、
(c)配列番号27および配列番号31、ならびに
(d)配列番号28および配列番号32からなる群から選択される2つの配列のうちの1つと各々少なくとも90%同一の少なくとも2つの配列を含む、項目63に記載のポリペプチド。
(項目65)
前記配列は各々、
(a)配列番号25および配列番号29、
(b)配列番号26および配列番号30、
(c)配列番号27および配列番号31、ならびに
(d)配列番号28および配列番号32からなる群から選択される2つの配列のうちの1つと少なくとも95%同一である、項目64に記載のポリペプチド。
(項目66)
前記配列は各々、
(a)配列番号25および配列番号29、
(b)配列番号26および配列番号30、
(c)配列番号27および配列番号31、ならびに
(d)配列番号28および配列番号32からなる群から選択される2つの配列のうちの1つと少なくとも99%同一である、項目65に記載のポリペプチド。
(項目67)
前記配列は、
(a)配列番号25および配列番号29、
(b)配列番号26および配列番号30、
(c)配列番号27および配列番号31、ならびに
(d)配列番号28および配列番号32からなる群から選択される、項目66に記載のポリペプチド。
(項目68)
前記抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドは、組換え産生される、項目50~67のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目69)
約1.0nM~約10nMのKdを有するヒトFOLR1に結合する、項目50~68のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目70)
約1.0nMまたはより良好なKdを有するヒトFOLR1に結合する、項目50~68のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目71)
前記結合親和性は、サイトメトリー、表面プラズモン共鳴分光法、ELISA、またはラジオイムノアッセイによって測定される、項目69または70に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目72)
前記サイトメトリーは、フローサイトメトリーである、項目71に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目73)
項目50~72のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドをコードする、核酸分子。
(項目74)
項目73に記載の核酸分子を含む、ベクター。
(項目75)
前記ベクターは、プロモーター結合部位と、任意に、エンハンサー配列とをさらに含む、項目74に記載のベクター。
(項目76)
前記ベクターは、プラスミド、ウイルス、ファージ、細菌、またはウイロイドである、項目74または75に記載のベクター。
(項目77)
試料中のFOLR1タンパク質を検出する方法であって、前記試料を、項目50~71のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドと接触させることを含む、方法。
(項目78)
前記抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドは、検出可能に標識される、項目77に記載の方法。
(項目79)
前記標識は、免疫蛍光標識、化学発光標識、リン光標識、酵素標識、放射標識、アビジン/ビオチン、コロイド金粒子、着色粒子、および磁性粒子からなる群から選択される、項目78に記載の方法。
(項目80)
FOLR1タンパク質は、ラジオイムノアッセイ、ウエスタンブロット分析、免疫蛍光分析、酵素免疫分析、免疫沈降分析、化学発光分析、サイトメトリー、または免疫組織化学分析によって検出される、77~79のいずれか一項に記載の方法。
(項目81)
前記サイトメトリーは、フローサイトメトリーである、項目80に記載の方法。
(項目82)
前記試料は、体液、細胞、または組織試料である、項目77~81のいずれか一項に記載の方法。
(項目83)
前記細胞は、循環腫瘍細胞である、項目82に記載の方法。
(項目84)
前記体液は、血液、血漿、または血清である、項目82に記載の方法。
(項目85)
前記FOLR1タンパク質は、脱落FOLR1タンパク質である、項目77~82または84のいずれか一項に記載の方法。
(項目86)
FOLR1タンパク質は、前記試料中の循環腫瘍細胞において検出される、項目77~84のいずれか一項に記載の方法。
(項目87)
項目50~71のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを産生する、細胞。
(項目88)
前記細胞は、単離された細胞である、項目87に記載の細胞。
(項目89)
前記細胞は、項目66に記載の核酸および/または項目74~76のいずれか一項に記載のベクターを含む、項目87または88に記載の細胞。
(項目90)
前記細胞は、細菌細胞または真核細胞である、項目87~89のいずれか一項に記載の細胞。
(項目91)
項目50~71のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを作製する方法であって、(a)項目87~89のいずれか一項に記載の細胞を培養することと、(b)前記培養された細胞から、前記抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを単離することと、を含む、方法。
(項目92)
試料中の脱落FOLR1タンパク質を検出するための免疫分析キットであって、(a)第1の試薬であって、前記第1の試薬は、ヒトFOLR1に特異的に結合する抗体もしくはその抗原結合断片またはポリペプチドであり、前記抗体またはその抗原結合断片は、huMov19のFOLR1への結合を競合的に阻害しない、第1の試薬と、(b)第2の試薬であって、前記第2の試薬は、検出試薬である、第2の試薬と、を含む、キット。
(項目93)
前記第1の試薬は、捕捉試薬であり、前記キットは、前記捕捉試薬のための固体支持体をさらに含む、項目92に記載のキット。
(項目94)
前記捕捉試薬は、前記固体支持体上に固定される、項目93に記載のキット。
(項目95)
前記捕捉試薬は、マイクロタイタープレート上にコーティングされる、項目93または94のいずれか一項に記載のキット。
(項目96)
前記キットは、ヒトFOLR1に特異的に結合する第2の異なる抗体もしくはその抗原結合断片またはポリペプチドである検出試薬をさらに含む、項目92~95のいずれか一項に記載のキット。
(項目97)
前記第1の試薬および/または前記第2の試薬は、
(a)配列番号1、2、および3と配列番号13、14、および15、
(b)配列番号4、5、および6と配列番号16、17、および18、
(c)配列番号7、8、および9と配列番号19、20、および21、
(d)配列番号10、11、および12と配列番号22、23、および24、ならびに
(e)1、2、3、または4つの保存的アミノ酸置換を含む(a)~(d)の変異体からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、項目92~96のいずれか一項に記載のキット。
(項目98)
前記第2の試薬は、種特異的抗体を用いて検出される、項目92~97のいずれか一項に記載のキット。
(項目99)
前記検出可能な試薬のための検出手段をさらに含む、項目92~98のいずれか一項に記載のキット。
(項目100)
前記検出手段は、比色手段である、項目99に記載のキット。
(項目101)
抗原標準としてFOLR1ポリペプチドをさらに含む、項目92~100のいずれか一項に記載のキット。
(項目102)
前記FOLR1ポリペプチドは、FOLR1-Fcである、項目101に記載のキット。
(項目103)
癌を治療するための方法における使用のための、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤であって、FOLR1タンパク質の増加した発現が、前記活性剤の投与前に、項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて前記対象由来の癌性試料において測定される、活性剤。
(項目104)
FOLR1媒介疾患または障害を治療するための方法における使用のための、FOLR1活性を調節する抗体またはそのその抗原結合断片を含む活性剤であって、前記方法は、(a)項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて、患者試料中のFOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(b)前記患者のFOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、前記患者に固定用量の前記活性剤を投与することと、を含む、活性剤。
(項目105)
FOLR1媒介疾患または障害を治療するための方法における使用のための、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤であって、前記方法は、
(a)FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、固定用量の前記活性剤を投与することと、
(b)項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて、前記患者のFOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(c)前記患者のFOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量または頻度を増加させることと、を含む、活性剤。
(項目106)
FOLR1媒介疾患または障害を治療するための方法における使用のための、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤であって、
(a)患者から採取した試料において測定される前記FOLR1タンパク質レベルが、項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて基準FOLR1タンパク質レベルと比較され、
(b)前記患者のFOLR1タンパク質レベルが、前記基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、固定用量の前記活性剤が、投与され、
前記活性剤の前記投与は、前記FOLR1タンパク質レベルを減少させる、活性剤。
(項目107)
FOLR1媒介疾患または障害を治療するための方法における使用のための、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤であって、患者におけるFOLR1発現細胞は、減少され、
(a)固定用量の前記活性剤が、前記患者に投与され、
(b)前記患者から得られた試料において測定される前記FOLR1タンパク質レベルが、項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて基準FOLR1タンパク質レベルと比較され、
(c)前記患者のFOLR1タンパク質レベルが、前記基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量または頻度が増加され、
前記活性剤の前記投与は、前記FOLR1タンパク質レベルを減少させる、活性剤。
(項目108)
FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤であって、患者における固定用量の前記活性剤の治療有効性を監視するための方法における使用のための活性剤であり、前記方法は、
(a) 項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて、FOLR1媒介疾患または障害を有する患者からの試料中の第1のFOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(b) 前記患者に、固定用量の前記活性剤を投与することと、
(c) 活性剤投与後に、項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて、前記患者から採取した試料中の第2のFOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(d) 前記第2のFOLR1タンパク質レベルを前記第1のFOLR1タンパク質レベルと比較することと、を含み、
前記第1および第2のFOLR1タンパク質レベルの間の減少は、治療有効性を示す、活性剤。
(項目109)
患者におけるFOLR1媒介疾患または障害を治療するための方法における使用のための、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤であって、前記方法は、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、固定用量の前記活性剤を投与することと、
(b) 項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いたFOLR1タンパク質レベルの測定のために、前記患者から採取した試料を提出することと、
(c) 前記測定の結果から、前記患者のFOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇しているかを決定することと、
(d) 前記患者のFOLR1タンパク質レベルが、前記基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させることと、を含む、活性剤。
(項目110)
FOLR1媒介疾患または障害を治療するための方法における使用のための、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤であって、前記方法は、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者に、固定用量の前記活性剤を投与することと、
(b) 項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いたFOLR1タンパク質レベルの測定、および前記測定されたFOLR1タンパク質レベルの基準FOLR1タンパク質レベルとの比較のために、前記患者から採取した試料を提出することと、
(c) 前記患者のFOLR1タンパク質レベルが、前記基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させることと、を含み、
前記患者のFOLR1レベルの減少は、治療有効性を示す、活性剤。
(項目111)
FOLR1媒介疾患または障害を治療するための方法における使用のための、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤であって、前記方法は、
(a) FOLR1媒介疾患または障害を有する患者から試料を得ることであって、前記患者は、固定用量の前記活性剤を受けている、ことと、
(b) 項目50~71のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて、前記試料からFOLR1タンパク質レベルを測定することと、
(c) 前記患者のFOLR1タンパク質レベルが、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇しているかを決定することと、
(d) 前記患者のFOLR1タンパク質レベルが、前記基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇している場合に、その後の固定用量の量および/または頻度を増加させるか、または増加させるようにヘルスケア提供者に指示することと、を含み、
前記患者の前記FOLR1の減少は、治療有効性を示す、活性剤。
(項目112)
FOLR1媒介疾患または障害を治療するための方法における使用のための、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤であって、FOLR1の増加した発現が、前記活性剤の投与前に、項目50~71および78~79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて対象からの試料において測定される、活性剤。
(項目113)
前記測定されたFOLR1タンパク質は、脱落FOLR1である、項目103~112のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目114)
前記測定されたFOLR1タンパク質は、循環腫瘍細胞における、項目103~112のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目115)
前記FOLR1タンパク質レベルは、体液において測定される、項目103~114のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目116)
前記体液は、腹水である、項目115に記載の使用のための活性剤。
(項目117)
前記体液は、血清、血液、または血漿である、項目115に記載の使用のための活性剤。
(項目118)
前記FOLR1タンパク質レベルは、末梢血液試料において測定される、項目103~114のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目119)
前記患者は、癌を有する、項目104~118のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目120)
前記FOLR1媒介疾患または障害は、癌である、項目104~118のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目121)
前記癌は、卵巣癌、非小細胞肺癌、子宮癌、子宮内膜癌、膵臓癌、腎臓癌、肺癌、および乳癌からなる群から選択されるFOLR1上昇癌である、項目103、119、または120に記載の使用のための活性剤。
(項目122)
前記卵巣癌は、白金耐性または白金不応性である、項目121に記載の使用のための活性剤。
(項目123)
前記肺癌は、非小細胞肺癌(NSCLC)である、項目121に記載の使用のための活性剤。
(項目124)
前記癌は、子宮内膜癌である、項目121に記載の使用のための活性剤。
(項目125)
前記FOLR1タンパク質レベルは、FOLR1に特異的に結合する2つの異なる抗体もしくはその抗原結合断片またはポリペプチドを用いて測定される、項目103~124のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目126)
FOLR1タンパク質を検出するために用いられる前記抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドは、固体支持体に結合される、項目104~125のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目127)
前記固体支持体は、マイクロタイタープレートである、項目126に記載の使用のための活性剤。
(項目128)
FOLR1タンパク質を検出するために用いられる前記抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドは、検出剤を含む、項目104~127のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目129)
前記検出剤は、発色検出剤、蛍光検出剤、酵素検出剤、または電気化学発光検出剤である、項目128に記載の使用のための活性剤。
(項目130)
前記検出剤は、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)である、項目128または129に記載の使用のための活性剤。
(項目131)
前記FOLR1タンパク質レベルは、酵素結合免疫吸着分析(ELISA)を用いて決定される、項目103~130のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目132)
前記ELISAは、サンドイッチELISAである、項目131に記載の使用のための活性剤。
(項目133)
前記活性剤は、前記FOLR1抗体huMov19を含む、項目103~132のいずれか一項に記載の使用のための活性剤。
(項目134)
前記huMov19は、細胞毒性剤に複合体化される、項目133に記載の使用のための活性剤。
(項目135)
前記huMov19は、メイタンシノイドDM4と切断可能なスルホ-SPDBリンカー(IMGN853)とをさらに含む抗体メイタンシノイド複合体として投与される、項目134に記載の使用のための活性剤。
(項目136)
診断剤としての使用のための、項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目137)
FOLR1活性を調節する抗体もしくはその抗原結合断片を含む活性剤を用いたFOLR1媒介疾患または障害の治療における使用のため、かつ/またはFOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤の治療有効性を監視するための、
(a) 項目50~71および78~79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、もしくはポリペプチド、または
(b) FOLR1活性を調節する抗体もしくはその抗原結合断片を含む活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない抗体もしくはその抗原結合断片。
(項目138)
(i) FOLR1媒介疾患もしくは障害、および/または
(ii) FOLR1活性を調節する抗体もしくはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を用いた、FOLR1媒介疾患もしくは障害の治療に対する応答、および/または
(iii) FOLR1活性を調節する抗体もしくはその抗原結合断片を含む固定用量の活性剤を用いた治療の治療有効性、を診断する方法における使用のための、項目50~71および78~79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目139)
癌に罹患する患者における癌を診断するための方法における使用のための、項目50~71、78、または79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目140)
前記癌は、FOLR1の上昇したレベルと関連している、項目139に記載の使用のための抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目141)
前記抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドは、検出剤を含む、項目136~140のいずれか一項に記載の使用のための抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目142)
前記検出剤は、発色検出剤、蛍光検出剤、酵素検出剤、または電気化学発光検出剤である、項目141に記載の使用のための抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチド。
(項目143)
前記FOLR-1媒介疾患は、癌であり、
前記活性剤は、IMGN853を含み、
前記脱落FOLR1タンパク質レベルは、前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない少なくとも2つの抗FOLR1抗体を用いるELISA分析を用いて測定され、前記少なくとも2つの抗FOLR1の各々は、
(a)配列番号1、2、および3と配列番号13、14、および15、
(b)配列番号4、5、および6と配列番号16、17、および18、
(c)配列番号7、8、および9と配列番号19、20、および21、ならびに
(d)配列番号10、11、および12と配列番号22、23、および24、からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、項目2、4~8、または17のいずれか一項に記載の方法。
(項目144)
前記FOLR-1媒介疾患は、癌であり、
前記活性剤は、IMGN853を含み、
前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない前記抗FOLR1抗体は、アミノ酸配列
(a)配列番号1、2、および3と配列番号13、14、および15、
(b)配列番号4、5、および6と配列番号16、17、および18、
(c)配列番号7、8、および9と配列番号19、20、および21、または
(d)配列番号10、11、および12と配列番号22、23、および24を含み、
前記FOLR1タンパク質は、サイトメトリーによって検出される、項目10、12~16、または18のいずれか一項に記載の方法。
(項目145)
前記癌は、卵巣癌である、項目143または144に記載の方法。
(項目146)
前記卵巣癌は、白金耐性または白金不応性である、項目145に記載の方法。
(項目147)
前記癌は、NSCLCである、項目143または144に記載の方法。
(項目148)
前記癌は、子宮内膜癌である、項目143または144に記載の方法。
(項目149)
前記FOLR-1媒介疾患は、癌であり、
前記活性剤は、IMGN853を含み、
前記脱落FOLR1タンパク質レベルは、前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない少なくとも2つの抗FOLR1抗体を用いるELISA分析を用いて測定され、前記少なくとも2つの抗FOLR1の各々は、
(a)配列番号1、2、および3と配列番号13、14、および15、
(b)配列番号4、5、および6と配列番号16、17、および18、
(c)配列番号7、8、および9と配列番号19、20、および21、ならびに
(d)配列番号10、11、および12と配列番号22、23、および24、からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、項目104~112のいずれか一項に記載の活性剤。
(項目150)
前記FOLR-1媒介疾患は、癌であり、
前記活性剤は、IMGN853を含み、
前記脱落FOLR1タンパク質レベルは、前記活性剤のFOLR1への結合を競合的に阻害しない少なくとも2つの抗FOLR1抗体を用いるELISA分析を用いて測定され、前記少なくとも2つの抗FOLR1の各々は、
(a)配列番号1、2、および3と配列番号13、14、および15、
(b)配列番号4、5、および6と配列番号16、17、および18、
(c)配列番号7、8、および9と配列番号19、20、および21、ならびに
(d)配列番号10、11、および12と配列番号22、23、および24、からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、項目104~112のいずれか一項に記載の活性剤。
(項目151)
前記癌は、卵巣癌である、項目149または150に記載の使用のための活性剤。
(項目152)
前記卵巣癌は、白金耐性または白金不応性である、項目151に記載の使用のための活性剤。
(項目153)
前記癌は、NSCLCである、項目149または150に記載の使用のための活性剤。(項目154)
前記癌は、子宮内膜癌である、項目149または150に記載の使用のための活性剤。(項目155)
癌を治療する方法であって、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して上昇した脱落FOLR1タンパク質レベルを有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤を投与することを含み、前記患者のFOLR1タンパク質レベルは、項目50~71のいずれか一項に記載の抗体、抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて測定される、方法。
(項目156)
癌を治療する方法であって、基準FOLR1タンパク質レベルと比較して循環腫瘍細胞中の上昇したFOLR1タンパク質レベルを有する患者に、FOLR1活性を調節する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤を投与することを含み、前記患者のFOLR1タンパク質レベルは、項目50~71のいずれか一項に記載の抗体、抗原結合断片、またはポリペプチドを用いて測定される、方法。
(項目157)
前記活性剤は、IMGN853を含む、項目155または156に記載の方法。
(項目158)
前記癌は、卵巣癌である、項目155~157のいずれか一項に記載の方法。
(項目159)
前記卵巣癌は、白金耐性または白金不応性である、項目158に記載の方法。
(項目160)
前記癌は、NSCLCである、項目155~157のいずれか一項に記載の方法。
(項目161)
前記癌は、子宮内膜癌である、項目155~157のいずれか一項に記載の方法。
(項目162)
インビトロの試料中のFOLR1タンパク質レベルの測定のための、項目50~71および78~79のいずれか一項に記載の抗体、その抗原結合断片、またはポリペプチドの使用。
Claims (9)
- 試料におけるFOLR1タンパク質を検出するインビトロ方法であって、該方法は、該試料を検出抗体またはその抗原結合断片と接触させるステップを含み、該試料が、FOLR1に特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片を含む活性剤で治療された患者から得られたものであり、該検出抗体またはその抗原結合断片が、以下
(a)それぞれ配列番号1、2、および3のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む重鎖可変ドメイン、およびそれぞれ配列番号13、14、および15のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン、または
(b)それぞれ配列番号4、5、および6のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む重鎖可変ドメイン、およびそれぞれ配列番号16、17、および18のCDR1、CDR2、およびCDR3配列を含む軽鎖可変ドメイン
を含む、方法。 - 前記検出抗体またはその抗原結合断片の前記重鎖可変ドメインおよび前記検出抗体またはその抗原結合断片の前記軽鎖可変ドメインが、
(a)それぞれ配列番号25および配列番号29に記載の配列、または
(b)それぞれ配列番号26および配列番号30に記載の配列
を含む、請求項1に記載の方法。 - 前記検出抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号33の全長重鎖および配列番号37の全長軽鎖、または
(b)配列番号34の全長重鎖および配列番号38の全長軽鎖
を含む、請求項1または請求項2に記載の方法。 - 前記患者が、卵巣癌、肺癌、腹膜の癌、または子宮癌を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記患者が、子宮内膜癌を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記活性剤の抗体またはその抗原結合断片が、配列番号46のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと、配列番号48のアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインとを含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記活性剤が、前記活性剤の抗体またはその抗原結合断片と複合体化された細胞毒性剤を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
- 前記細胞毒性剤がメイタンシノイドである、請求項7に記載の方法。
- 前記活性剤が、配列番号46のアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと、配列番号48のアミノ酸配列とを含む軽鎖可変ドメインを含む抗FOLR1抗体を含み、該抗体が、N-スクシンイミジル4-(2-ピリジルジチオ)-2-スルホブタノエート(スルホ-SPDB)リンカーを介して、N(2’)-デアセチル-N(2’)-(4-メルカプト-4-メチル-1-オキソペンチル)-メイタンシン(DM4)と複合体化している、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023088416A JP2023111942A (ja) | 2012-08-31 | 2023-05-30 | 葉酸受容体1の検出のための診断分析およびキット |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201261695791P | 2012-08-31 | 2012-08-31 | |
US61/695,791 | 2012-08-31 | ||
US201361756254P | 2013-01-24 | 2013-01-24 | |
US61/756,254 | 2013-01-24 | ||
JP2019203933A JP2020018325A (ja) | 2012-08-31 | 2019-11-11 | 葉酸受容体1の検出のための診断分析およびキット |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019203933A Division JP2020018325A (ja) | 2012-08-31 | 2019-11-11 | 葉酸受容体1の検出のための診断分析およびキット |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023088416A Division JP2023111942A (ja) | 2012-08-31 | 2023-05-30 | 葉酸受容体1の検出のための診断分析およびキット |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022022420A JP2022022420A (ja) | 2022-02-03 |
JP2022022420A5 true JP2022022420A5 (ja) | 2023-03-17 |
JP7289346B2 JP7289346B2 (ja) | 2023-06-09 |
Family
ID=50184673
Family Applications (6)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015530124A Active JP6293147B2 (ja) | 2012-08-31 | 2013-08-30 | 葉酸受容体1の検出のための診断分析およびキット |
JP2017247587A Active JP6480558B2 (ja) | 2012-08-31 | 2017-12-25 | 葉酸受容体1の検出のための診断分析およびキット |
JP2018052302A Withdrawn JP2018088942A (ja) | 2012-08-31 | 2018-03-20 | 葉酸受容体1の検出のための診断分析およびキット |
JP2019203933A Pending JP2020018325A (ja) | 2012-08-31 | 2019-11-11 | 葉酸受容体1の検出のための診断分析およびキット |
JP2021200640A Active JP7289346B2 (ja) | 2012-08-31 | 2021-12-10 | 葉酸受容体1の検出のための診断分析およびキット |
JP2023088416A Pending JP2023111942A (ja) | 2012-08-31 | 2023-05-30 | 葉酸受容体1の検出のための診断分析およびキット |
Family Applications Before (4)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015530124A Active JP6293147B2 (ja) | 2012-08-31 | 2013-08-30 | 葉酸受容体1の検出のための診断分析およびキット |
JP2017247587A Active JP6480558B2 (ja) | 2012-08-31 | 2017-12-25 | 葉酸受容体1の検出のための診断分析およびキット |
JP2018052302A Withdrawn JP2018088942A (ja) | 2012-08-31 | 2018-03-20 | 葉酸受容体1の検出のための診断分析およびキット |
JP2019203933A Pending JP2020018325A (ja) | 2012-08-31 | 2019-11-11 | 葉酸受容体1の検出のための診断分析およびキット |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023088416A Pending JP2023111942A (ja) | 2012-08-31 | 2023-05-30 | 葉酸受容体1の検出のための診断分析およびキット |
Country Status (27)
Country | Link |
---|---|
US (6) | US9200073B2 (ja) |
EP (2) | EP2890717B1 (ja) |
JP (6) | JP6293147B2 (ja) |
KR (4) | KR20150046316A (ja) |
CN (2) | CN104755498B (ja) |
AU (4) | AU2013308497B2 (ja) |
BR (1) | BR112015004229B1 (ja) |
CA (2) | CA2883222C (ja) |
CY (1) | CY1122907T1 (ja) |
DK (1) | DK2890717T3 (ja) |
ES (1) | ES2788151T3 (ja) |
HK (1) | HK1210188A1 (ja) |
HR (1) | HRP20200482T1 (ja) |
HU (1) | HUE049693T2 (ja) |
IL (4) | IL299620A (ja) |
LT (1) | LT2890717T (ja) |
ME (1) | ME03799B (ja) |
MX (1) | MX362514B (ja) |
NZ (2) | NZ726258A (ja) |
PL (1) | PL2890717T3 (ja) |
PT (1) | PT2890717T (ja) |
RS (1) | RS60217B1 (ja) |
RU (1) | RU2668824C2 (ja) |
SG (2) | SG11201500938XA (ja) |
SI (1) | SI2890717T1 (ja) |
WO (1) | WO2014036495A2 (ja) |
ZA (1) | ZA201707245B (ja) |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
MY171234A (en) | 2010-02-24 | 2019-10-04 | Immunogen Inc | Folate receptor 1 antibodies and immunoconjugates and uses thereof |
IL303208A (en) * | 2011-04-01 | 2023-07-01 | Immunogen Inc | Methods for increasing the effectiveness of FOLR1 cancer therapy |
NZ726258A (en) | 2012-08-31 | 2019-07-26 | Immunogen Inc | Antibodies and uses thereof to detect folate receptor 1 |
AU2014284212B2 (en) * | 2013-06-20 | 2019-09-12 | Eisai, Inc. | Methods for treatment of ovarian cancer |
KR20230145514A (ko) | 2013-08-30 | 2023-10-17 | 이뮤노젠 아이엔씨 | 엽산 수용체 1의 검출을 위한 항체 및 분석 |
NZ757964A (en) * | 2013-10-08 | 2022-07-01 | Immunogen Inc | Anti-folr1 immunoconjugate dosing regimens |
US20150297744A1 (en) * | 2014-03-28 | 2015-10-22 | Immunogen, Inc. | Anti-FOLR1 Immunoconjugate Dosing Regimens |
US20170247449A1 (en) * | 2014-06-06 | 2017-08-31 | Kyowa Hakko Kirin Co., Ltd | Therapeutic method and medicament for cancer patients by folr1-targeting drug and an antagonist for folic acid metabolism |
JP7146395B2 (ja) * | 2014-11-20 | 2022-10-04 | エフ・ホフマン-ラ・ロシュ・アクチェンゲゼルシャフト | FolR1及びCD3を標的とする二重特異性抗体 |
RU2749865C2 (ru) | 2015-09-17 | 2021-06-17 | Иммьюноджен, Инк. | Терапевтические комбинации, содержащие анти-folr1 иммуноконъюгаты |
CN105548059B (zh) * | 2016-01-29 | 2018-08-24 | 福建医科大学 | 叶酸-牛血清白蛋白-铂铋纳米复合材料 |
WO2017192863A1 (en) * | 2016-05-04 | 2017-11-09 | L.E.A.F. Holdings Group Llc | Targeted liposomal gemcitabine compositions and methods thereof |
EP3544999A1 (en) * | 2016-11-23 | 2019-10-02 | Eisai R&D Management Co., Ltd. | Anti-folate receptor alpha antibodies and uses thereof |
CN108982430B (zh) * | 2017-05-31 | 2020-09-29 | 北京大学 | 标记细菌菌群样品的试剂盒、方法及应用 |
AU2018328187A1 (en) * | 2017-09-05 | 2020-03-26 | Immunogen, Inc. | Methods for detection of folate receptor 1 in a patient sample |
JP7433236B2 (ja) * | 2018-03-13 | 2024-02-19 | フェインズ セラピューティクス,インコーポレーテッド | 抗葉酸受容体1抗体及びその使用 |
JP2022526841A (ja) * | 2019-04-12 | 2022-05-26 | フェインズ セラピューティクス,インコーポレーテッド | ヒト化抗葉酸受容体1キメラ抗原受容体及びその使用 |
JP2022530524A (ja) | 2019-04-29 | 2022-06-29 | イミュノジェン, インコーポレイテッド | バイパラトピックFR-α抗体及びイムノコンジュゲート |
CN112794911B (zh) * | 2021-04-14 | 2021-08-03 | 上海偌妥生物科技有限公司 | 人源化抗叶酸受体1抗体及其应用 |
CN114163520B (zh) * | 2021-11-23 | 2024-01-30 | 南京京达生物技术有限公司 | 一种血源性人IgM抗体纯化介质制备方法 |
CN117700556B (zh) * | 2024-02-05 | 2024-04-12 | 苏州百道医疗科技有限公司 | 一种抗FRα小鼠单克隆抗体及其应用 |
CN117700557B (zh) * | 2024-02-05 | 2024-04-30 | 卡秋(江苏)生物科技有限公司 | 一种特异性结合叶酸受体α的抗体或抗原结合片段 |
Family Cites Families (152)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1319315A (en) | 1969-06-19 | 1973-06-06 | Citizen Watch Co Ltd | Calendar timepiece |
US3940475A (en) | 1970-06-11 | 1976-02-24 | Biological Developments, Inc. | Radioimmune method of assaying quantitatively for a hapten |
US4588585A (en) | 1982-10-19 | 1986-05-13 | Cetus Corporation | Human recombinant cysteine depleted interferon-β muteins |
DE3546806C2 (ja) | 1985-03-30 | 1991-03-28 | Marc Genf/Geneve Ch Ballivet | |
US6492107B1 (en) | 1986-11-20 | 2002-12-10 | Stuart Kauffman | Process for obtaining DNA, RNA, peptides, polypeptides, or protein, by recombinant DNA technique |
US4737456A (en) | 1985-05-09 | 1988-04-12 | Syntex (U.S.A.) Inc. | Reducing interference in ligand-receptor binding assays |
US4676980A (en) | 1985-09-23 | 1987-06-30 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Department Of Health And Human Services | Target specific cross-linked heteroantibodies |
US5618920A (en) | 1985-11-01 | 1997-04-08 | Xoma Corporation | Modular assembly of antibody genes, antibodies prepared thereby and use |
DE3600905A1 (de) | 1986-01-15 | 1987-07-16 | Ant Nachrichtentech | Verfahren zum dekodieren von binaersignalen sowie viterbi-dekoder und anwendungen |
US5681718A (en) | 1986-03-14 | 1997-10-28 | Celltech Limited | Methods for enhanced production of tissue plasminogen activator in cell culture using alkanoic acids or salts thereof |
US5225539A (en) | 1986-03-27 | 1993-07-06 | Medical Research Council | Recombinant altered antibodies and methods of making altered antibodies |
US4946778A (en) | 1987-09-21 | 1990-08-07 | Genex Corporation | Single polypeptide chain binding molecules |
JP3040121B2 (ja) | 1988-01-12 | 2000-05-08 | ジェネンテク,インコーポレイテッド | 増殖因子レセプターの機能を阻害することにより腫瘍細胞を処置する方法 |
GB8823869D0 (en) | 1988-10-12 | 1988-11-16 | Medical Res Council | Production of antibodies |
GB8826530D0 (en) | 1988-11-12 | 1988-12-14 | Ped Capacitors Ltd | Electrical capacitors |
US5530101A (en) | 1988-12-28 | 1996-06-25 | Protein Design Labs, Inc. | Humanized immunoglobulins |
US20030229208A1 (en) | 1988-12-28 | 2003-12-11 | Protein Design Labs, Inc. | Humanized immunoglobulins |
US5108921A (en) | 1989-04-03 | 1992-04-28 | Purdue Research Foundation | Method for enhanced transmembrane transport of exogenous molecules |
CA2016842A1 (en) | 1989-05-16 | 1990-11-16 | Richard A. Lerner | Method for tapping the immunological repertoire |
CA2016841C (en) | 1989-05-16 | 1999-09-21 | William D. Huse | A method for producing polymers having a preselected activity |
AU652539B2 (en) | 1989-05-16 | 1994-09-01 | Medical Research Council | Co-expression of heteromeric receptors |
DK0710719T3 (da) | 1990-01-12 | 2007-07-09 | Amgen Fremont Inc | Frembringelse af xenogene antistoffer |
GB9015198D0 (en) | 1990-07-10 | 1990-08-29 | Brien Caroline J O | Binding substance |
US6916605B1 (en) | 1990-07-10 | 2005-07-12 | Medical Research Council | Methods for producing members of specific binding pairs |
US6172197B1 (en) | 1991-07-10 | 2001-01-09 | Medical Research Council | Methods for producing members of specific binding pairs |
WO1992003461A1 (en) | 1990-08-24 | 1992-03-05 | Ixsys, Inc. | Methods of synthesizing oligonucleotides with random codons |
EP0814159B1 (en) | 1990-08-29 | 2005-07-27 | GenPharm International, Inc. | Transgenic mice capable of producing heterologous antibodies |
US5545806A (en) | 1990-08-29 | 1996-08-13 | Genpharm International, Inc. | Ransgenic non-human animals for producing heterologous antibodies |
US5633425A (en) | 1990-08-29 | 1997-05-27 | Genpharm International, Inc. | Transgenic non-human animals capable of producing heterologous antibodies |
US5625126A (en) | 1990-08-29 | 1997-04-29 | Genpharm International, Inc. | Transgenic non-human animals for producing heterologous antibodies |
US5661016A (en) | 1990-08-29 | 1997-08-26 | Genpharm International Inc. | Transgenic non-human animals capable of producing heterologous antibodies of various isotypes |
DK0564531T3 (da) | 1990-12-03 | 1998-09-28 | Genentech Inc | Berigelsesfremgangsmåde for variantproteiner med ændrede bindingsegenskaber |
EP0563296B1 (en) | 1990-12-20 | 1999-03-17 | Ixsys, Inc. | Optimization of binding proteins |
WO1993006213A1 (en) | 1991-09-23 | 1993-04-01 | Medical Research Council | Production of chimeric antibodies - a combinatorial approach |
PT1024191E (pt) | 1991-12-02 | 2008-12-22 | Medical Res Council | Produção de auto-anticorpos a partir de reportórios de segmentos de anticorpo e exibidos em fagos |
EP1291360A1 (en) | 1991-12-13 | 2003-03-12 | Xoma Corporation | Methods and materials for preparation of modified antibody variable domains and therapeutic uses thereof |
CA2452130A1 (en) | 1992-03-05 | 1993-09-16 | Francis J. Burrows | Methods and compositions for targeting the vasculature of solid tumors |
US5965132A (en) | 1992-03-05 | 1999-10-12 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Methods and compositions for targeting the vasculature of solid tumors |
US20030148406A1 (en) | 1992-03-17 | 2003-08-07 | David John King | Multivalent antigen-binding proteins |
US5639641A (en) | 1992-09-09 | 1997-06-17 | Immunogen Inc. | Resurfacing of rodent antibodies |
AU6132994A (en) | 1993-02-02 | 1994-08-29 | Scripps Research Institute, The | Methods for producing antibody libraries using universal or randomized immunoglobulin light chains |
WO1994029351A2 (en) | 1993-06-16 | 1994-12-22 | Celltech Limited | Antibodies |
US5731168A (en) | 1995-03-01 | 1998-03-24 | Genentech, Inc. | Method for making heteromultimeric polypeptides |
US5641870A (en) | 1995-04-20 | 1997-06-24 | Genentech, Inc. | Low pH hydrophobic interaction chromatography for antibody purification |
ATE390933T1 (de) | 1995-04-27 | 2008-04-15 | Amgen Fremont Inc | Aus immunisierten xenomäusen stammende menschliche antikörper gegen il-8 |
EP0823941A4 (en) | 1995-04-28 | 2001-09-19 | Abgenix Inc | HUMAN ANTIBODIES DERIVED FROM IMMUNIZED XENO MOUSES |
US6706484B1 (en) | 1995-08-18 | 2004-03-16 | Morphosys Ag | Protein/(poly)peptide libraries |
ATE219517T1 (de) | 1995-08-18 | 2002-07-15 | Morphosys Ag | Protein-/(poly)peptidbibliotheken |
JP2002514895A (ja) | 1995-09-28 | 2002-05-21 | アレクション、ファーマスーティカルズ、インコーポレーテッド | ブタ細胞相互作用タンパク質 |
US6331431B1 (en) | 1995-11-28 | 2001-12-18 | Ixsys, Inc. | Vacuum device and method for isolating periplasmic fraction from cells |
US5714352A (en) | 1996-03-20 | 1998-02-03 | Xenotech Incorporated | Directed switch-mediated DNA recombination |
EP0942968B1 (en) | 1996-12-03 | 2008-02-27 | Amgen Fremont Inc. | Fully human antibodies that bind EGFR |
US6596850B1 (en) | 1998-01-30 | 2003-07-22 | Ixsys, Incorporated | Anti-αv3β3 recombinant human antibodies, nucleic acids encoding same |
WO1999006834A2 (en) | 1997-08-04 | 1999-02-11 | Ixsys, Incorporated | Methods for identifying ligand specific binding molecules |
EP1150688A4 (en) | 1998-10-19 | 2004-06-16 | Yeda Res & Dev | TREATING SYSTEMIC LUPUS ERYTHEMATODES BY REGULATING THE AUTOIMMUNE RESPONSE TO AUTOANTIGENS |
US20040031072A1 (en) | 1999-05-06 | 2004-02-12 | La Rosa Thomas J. | Soy nucleic acid molecules and other molecules associated with transcription plants and uses thereof for plant improvement |
CA2339889C (en) | 1999-07-02 | 2012-01-31 | Morphosys Ag | Identification of specific binding partners binding to (poly)peptides encoded by genomic dna fragments or ests |
IT1307309B1 (it) | 1999-12-30 | 2001-10-30 | Enea Ente Nuove Tec | Peptidi stabilizzanti, polipeptidi ed anticorpi che li comprendono. |
CZ304942B6 (cs) | 2000-03-31 | 2015-02-04 | Purdue Research Foundation | Léčivo pro zvyšování specifické eliminace populace tumorových buněk a farmaceutický prostředek obsahující konjugát fosfát-FITC nebo fosfát-dinitrofenyl |
DE10037759A1 (de) | 2000-08-03 | 2002-07-04 | Gruenenthal Gmbh | Screeningverfahren |
CA2438652A1 (en) | 2001-02-19 | 2002-09-06 | Merck Patent Gesellschaft Mit Beschraenkter Haftung | Method for identification of t-cell epitopes and use for preparing molecules with reeduced immunogenicity |
AU2002258518A1 (en) | 2001-03-14 | 2002-09-24 | Millennium Pharmaceuticals, Inc. | Nucleic acid molecules and proteins for the identification, assessment, prevention, and therapy of ovarian cancer |
IL158532A0 (en) | 2001-05-02 | 2004-05-12 | Purdue Research Foundation | Treatment and diagnosis of macrophage mediated disease |
US7314974B2 (en) | 2002-02-21 | 2008-01-01 | Monsanto Technology, Llc | Expression of microbial proteins in plants for production of plants with improved properties |
AU2003211337A1 (en) | 2002-03-01 | 2003-09-16 | Japan Envirochemicals, Ltd. | Proteins capable of binding to female sex hormones and process for producing the same |
US7531522B2 (en) | 2002-04-22 | 2009-05-12 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Forderung Der Angewandten Forschung E.V. | Antibodies, recombinant antibodies, recombinant antibody fragments and fusions mediated plant disease resistance against fungi |
US7538195B2 (en) | 2002-06-14 | 2009-05-26 | Immunogen Inc. | Anti-IGF-I receptor antibody |
GB0216648D0 (en) | 2002-07-18 | 2002-08-28 | Lonza Biologics Plc | Method of expressing recombinant protein in CHO cells |
AU2003295411A1 (en) | 2002-11-07 | 2004-06-03 | Celltech R & D | Human monoclonal antibodies to heparanase |
AU2003285878B2 (en) | 2002-11-07 | 2011-04-28 | Immunogen, Inc. | Anti-CD33 antibodies and method for treatment of acute myeloid leukemia using the same |
EP1481993A1 (en) | 2003-05-28 | 2004-12-01 | Xerion Pharmaceuticals AG | Modulation of the poliovirus receptor function |
US20050255114A1 (en) | 2003-04-07 | 2005-11-17 | Nuvelo, Inc. | Methods and diagnosis for the treatment of preeclampsia |
US20050025763A1 (en) | 2003-05-08 | 2005-02-03 | Protein Design Laboratories, Inc. | Therapeutic use of anti-CS1 antibodies |
EP1626993B1 (en) | 2003-05-09 | 2015-03-11 | Duke University | Cd20-specific antibodies and methods of employing same |
CA2737127C (en) | 2003-05-14 | 2016-07-26 | Immunogen, Inc. | Maytansinoid-antibody conjugate compositions |
US7276497B2 (en) | 2003-05-20 | 2007-10-02 | Immunogen Inc. | Cytotoxic agents comprising new maytansinoids |
ZA200510282B (en) | 2003-07-02 | 2007-03-28 | Genentech Inc | Compositions and methods for the diagnosis and treatment of tumor |
US7622112B2 (en) | 2003-12-05 | 2009-11-24 | Jody Berry | Anti-SARS monoclonal antibodies |
EP2316857A1 (en) | 2004-02-12 | 2011-05-04 | Morphotek, Inc. | Monoclonal antibodies that specifically bind to folate receptor alpha |
US20080187954A1 (en) | 2004-03-10 | 2008-08-07 | Lonza Ltd. | Method For Producing Antibodies |
ES2427177T3 (es) | 2004-04-27 | 2013-10-29 | Galapagos N.V. | Métodos, agentes y ensayos de detección de compuestos para inducir diferenciación de células de mamífero no diferenciadas para dar lugar a osteoblastos |
WO2006024497A1 (en) | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Lonza Biologics Plc. | Affinity- plus ion exchange- chromatography for purifying antibodies |
US7776869B2 (en) | 2004-10-18 | 2010-08-17 | Amgen Inc. | Heteroaryl-substituted alkyne compounds and method of use |
EP1812062B1 (en) | 2004-10-25 | 2022-03-09 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Anti-addl antibodies and uses thereof |
CA2595171C (en) | 2004-12-21 | 2015-03-17 | Monsanto Technology Llc | Transgenic plants with enhanced agronomic traits |
EP1838735A2 (en) | 2004-12-31 | 2007-10-03 | Genentech, Inc. | Polypeptides that bind br3 and uses thereof |
US7700738B2 (en) | 2005-01-27 | 2010-04-20 | The Regents Of The University Of California | Therapeutic monoclonal antibodies that neutralize botulinum neurotoxins |
US7608413B1 (en) | 2005-03-25 | 2009-10-27 | Celera Corporation | Kidney disease targets and uses thereof |
ES2657443T3 (es) | 2005-03-25 | 2018-03-05 | Gitr, Inc. | Anticuerpos anti-GITR y usos de los mismos |
CA2602585A1 (en) | 2005-03-30 | 2006-10-05 | Purdue Research Foundation | Method for cancer prognosis using cellular folate vitamin receptor quantification |
JP2009521206A (ja) * | 2005-04-22 | 2009-06-04 | モルフォテック、インク. | 免疫エフェクター活性を有する葉酸受容体アルファ陽性細胞に内部移行する抗体 |
US7786266B2 (en) | 2005-05-12 | 2010-08-31 | Oncotherapy Science, Inc. | Methods for damaging cells using effector function of anti-DSC2 antibody |
US20090215165A1 (en) | 2005-05-20 | 2009-08-27 | James Rance | High-level expression of recombinant antibody in a mammalian host cell |
AP2007004252A0 (en) | 2005-05-24 | 2007-12-31 | Avestha Gengraine Tech Pvt Ltd | A method for the production of a monoclonal antibody to cd20 for the treatment of B-cell lymphoma |
EP1904183B1 (en) | 2005-07-05 | 2014-10-15 | Purdue Research Foundation | Pharmaceutical composition for the treatment of osteoarthritis |
US7521195B1 (en) | 2005-07-21 | 2009-04-21 | Celera Corporation | Lung disease targets and uses thereof |
US8124076B2 (en) | 2005-08-18 | 2012-02-28 | Ramot At Tel Aviv University Ltd. | Single chain antibodies against β-amyloid peptide |
US8044179B2 (en) | 2005-09-13 | 2011-10-25 | National Research Council Of Canada | Methods and compositions for modulating tumor cell activity |
WO2007047796A2 (en) | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Institute For Systems Biology | Tissue-and serum-derived glycoproteins and methods of their use |
EP1790664A1 (en) | 2005-11-24 | 2007-05-30 | Ganymed Pharmaceuticals AG | Monoclonal antibodies against claudin-18 for treatment of cancer |
US8084585B2 (en) | 2005-12-20 | 2011-12-27 | Sbi Biotech Co., Ltd. | Anti-ILT7 antibody |
CA2685300C (en) | 2006-06-01 | 2017-01-03 | Mayo Foundation For Medical Education And Research | Immunity to folate receptors |
CA2655933C (en) | 2006-06-23 | 2014-09-09 | Alethia Biotherapeutics Inc. | Polynucleotides and polypeptide sequences involved in cancer |
US7910702B2 (en) | 2006-07-28 | 2011-03-22 | The Governors Of The University Of Alberta | Recombinant antibodies to sclerotinia antigens |
WO2008021290A2 (en) | 2006-08-09 | 2008-02-21 | Homestead Clinical Corporation | Organ-specific proteins and methods of their use |
US20090182955A1 (en) | 2006-09-08 | 2009-07-16 | Rao Cherukuri | Application configuration across client devices of a local system |
EP1900752A1 (en) | 2006-09-15 | 2008-03-19 | DOMPE' pha.r.ma s.p.a. | Human anti-folate receptor alpha antibodies and antibody fragments for the radioimmunotherapy of ovarian carcinoma |
AU2007312367B2 (en) | 2006-10-12 | 2012-09-06 | Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha | Diagnosis and treatment of cancer using anti-EREG antibody |
AU2007332473B2 (en) | 2006-12-14 | 2012-09-27 | Forerunner Pharma Research Co., Ltd. | Anti-Claudin-3 monoclonal antibody, and treatment and diagnosis of cancer using the same |
CN101675074B (zh) | 2006-12-20 | 2016-02-24 | Mmr全球公司 | 抗体及其制备和使用方法 |
US20080227704A1 (en) | 2006-12-21 | 2008-09-18 | Kamens Joanne S | CXCL13 binding proteins |
US7691980B2 (en) | 2007-01-09 | 2010-04-06 | Bio-Rad Laboratories, Inc. | Enhanced capacity and purification of antibodies by mixed mode chromatography in the presence of aqueous-soluble nonionic organic polymers |
US9216228B2 (en) | 2007-02-16 | 2015-12-22 | KTB Tumorforschungsgesellschaft MBM | Receptor and antigen targeted prodrug |
WO2008101231A2 (en) | 2007-02-16 | 2008-08-21 | Endocyte, Inc. | Methods and compositions for treating and diagnosing kidney disease |
WO2008145136A1 (en) | 2007-05-30 | 2008-12-04 | Aarhus Universitet | Stat3 inactivation by inhibition of the folate receptor pathway |
AU2008268432B2 (en) | 2007-06-25 | 2015-01-15 | Endocyte, Inc. | Conjugates containing hydrophilic spacer linkers |
CN101139613B (zh) | 2007-08-01 | 2011-06-08 | 姜荣锡 | 抗肿瘤二元多肽及其应用与制备方法 |
PL2227549T3 (pl) | 2007-12-21 | 2015-12-31 | Novartis Ag | System selekcji do hodowli komórek eukariotycznych oparty na genie związanego z błoną receptora folianowego |
US9274119B2 (en) | 2008-01-11 | 2016-03-01 | The University Of Tokyo | Anti-CLDN6 antibody |
US8093364B2 (en) | 2008-01-18 | 2012-01-10 | Bio-Rad Laboratories, Inc. | Enhanced purification of antibodies and antibody fragments by apatite chromatography |
JP5470817B2 (ja) | 2008-03-10 | 2014-04-16 | 日産自動車株式会社 | 電池用電極およびこれを用いた電池、並びにその製造方法 |
US20090263312A1 (en) | 2008-04-21 | 2009-10-22 | Swapsol Corp. | Hydrogen Sulfide Conversion to Hydrogen |
WO2009132081A2 (en) | 2008-04-24 | 2009-10-29 | The Research Foundation Of State University Of New York | Monoclonal antibody-based targeting of folate receptors |
AU2009243009B2 (en) | 2008-04-30 | 2014-09-11 | Immunogen, Inc | Potent conjugates and hydrophilic linkers |
PL2281006T3 (pl) | 2008-04-30 | 2018-01-31 | Immunogen Inc | Środki łączące i ich zastosowania |
US8383351B2 (en) | 2008-06-11 | 2013-02-26 | Oxford Brookes University | Antibody to inhibin/ activin β-B subunit |
US20100069298A1 (en) * | 2008-09-16 | 2010-03-18 | Robert Penny | Methods for Detecting Overexpression of SPARC and Therapeutic and Diagnostic Methods Relating to Same |
WO2010033733A1 (en) | 2008-09-17 | 2010-03-25 | Endocyte, Inc. | Folate receptor binding conjugates of antifolates |
WO2010033913A1 (en) | 2008-09-22 | 2010-03-25 | Icb International, Inc. | Antibodies, analogs and uses thereof |
CN101440130B (zh) | 2008-11-21 | 2011-07-27 | 中国人民解放军第四军医大学 | 一种抗人IL-13Rα2单克隆抗体的重链和轻链的可变区 |
AU2010229924B2 (en) | 2009-03-24 | 2016-07-21 | Biocept, Inc. | Devices and methods of cell capture and analysis |
DK2462161T3 (en) * | 2009-08-06 | 2017-06-06 | Immunas Pharma Inc | Antibodies specifically binding to A-beta oligomers and their use |
AR080155A1 (es) | 2010-02-10 | 2012-03-14 | Immunogen Inc | Anticuerpos anti-cd20 y su utilizacion |
MY171234A (en) | 2010-02-24 | 2019-10-04 | Immunogen Inc | Folate receptor 1 antibodies and immunoconjugates and uses thereof |
KR20140032944A (ko) * | 2010-10-20 | 2014-03-17 | 모르포테크, 인크. | 항폴레이트 수용체 알파 항체 당형태 |
MX343607B (es) * | 2010-11-05 | 2016-11-11 | Morphotek Inc | Receptor alfa de folato como marcador de diagnóstico y pronóstico para cánceres que expresan receptor alfa de folato. |
EP2691117A2 (en) | 2011-03-29 | 2014-02-05 | Immunogen, Inc. | Process for manufacturing conjugates of improved homogeneity |
KR20220009505A (ko) | 2011-03-29 | 2022-01-24 | 이뮤노젠 아이엔씨 | 일-단계 방법에 의한 메이탄시노이드 항체 접합체의 제조 |
IL303208A (en) | 2011-04-01 | 2023-07-01 | Immunogen Inc | Methods for increasing the effectiveness of FOLR1 cancer therapy |
US20120282282A1 (en) | 2011-04-04 | 2012-11-08 | Immunogen, Inc. | Methods for Decreasing Ocular Toxicity of Antibody Drug Conjugates |
CA2841725C (en) * | 2011-07-15 | 2021-03-09 | Eisai R&D Management Co., Ltd. | Anti-folate receptor alpha antibodies and uses thereof |
NZ726258A (en) | 2012-08-31 | 2019-07-26 | Immunogen Inc | Antibodies and uses thereof to detect folate receptor 1 |
ES2691794T3 (es) | 2012-12-07 | 2018-11-28 | Kyowa Hakko Kirin Co., Ltd. | Anticuerpo anti-FOLR1 |
JP6136279B2 (ja) | 2013-01-15 | 2017-05-31 | 株式会社ジェイテクト | 転がり軸受装置 |
TWI503850B (zh) | 2013-03-22 | 2015-10-11 | Polytronics Technology Corp | 過電流保護元件 |
US20140363451A1 (en) | 2013-05-14 | 2014-12-11 | Immunogen, Inc. | Anti-FOLR1 Immunoconjugate Dosing Regimens |
KR20230145514A (ko) | 2013-08-30 | 2023-10-17 | 이뮤노젠 아이엔씨 | 엽산 수용체 1의 검출을 위한 항체 및 분석 |
TWI510996B (zh) | 2013-10-03 | 2015-12-01 | Acer Inc | 控制觸控面板的方法以及使用該方法的可攜式電腦 |
NZ757964A (en) | 2013-10-08 | 2022-07-01 | Immunogen Inc | Anti-folr1 immunoconjugate dosing regimens |
US20150297744A1 (en) | 2014-03-28 | 2015-10-22 | Immunogen, Inc. | Anti-FOLR1 Immunoconjugate Dosing Regimens |
RU2749865C2 (ru) | 2015-09-17 | 2021-06-17 | Иммьюноджен, Инк. | Терапевтические комбинации, содержащие анти-folr1 иммуноконъюгаты |
US9816280B1 (en) | 2016-11-02 | 2017-11-14 | Matthew Reitnauer | Portable floor |
-
2013
- 2013-08-30 NZ NZ726258A patent/NZ726258A/en unknown
- 2013-08-30 US US14/015,653 patent/US9200073B2/en active Active
- 2013-08-30 CA CA2883222A patent/CA2883222C/en active Active
- 2013-08-30 ES ES13833526T patent/ES2788151T3/es active Active
- 2013-08-30 AU AU2013308497A patent/AU2013308497B2/en active Active
- 2013-08-30 MX MX2015002605A patent/MX362514B/es active IP Right Grant
- 2013-08-30 ME MEP-2020-142A patent/ME03799B/me unknown
- 2013-08-30 KR KR1020157007933A patent/KR20150046316A/ko not_active Application Discontinuation
- 2013-08-30 CN CN201380045151.2A patent/CN104755498B/zh active Active
- 2013-08-30 NZ NZ630433A patent/NZ630433A/en unknown
- 2013-08-30 JP JP2015530124A patent/JP6293147B2/ja active Active
- 2013-08-30 IL IL299620A patent/IL299620A/en unknown
- 2013-08-30 EP EP13833526.0A patent/EP2890717B1/en active Active
- 2013-08-30 CA CA3137438A patent/CA3137438A1/en active Pending
- 2013-08-30 SG SG11201500938XA patent/SG11201500938XA/en unknown
- 2013-08-30 WO PCT/US2013/057682 patent/WO2014036495A2/en active Application Filing
- 2013-08-30 SI SI201331702T patent/SI2890717T1/sl unknown
- 2013-08-30 BR BR112015004229-5A patent/BR112015004229B1/pt active IP Right Grant
- 2013-08-30 EP EP20160627.4A patent/EP3712175A1/en active Pending
- 2013-08-30 RS RS20200501A patent/RS60217B1/sr unknown
- 2013-08-30 CN CN201910418596.XA patent/CN110294805B/zh active Active
- 2013-08-30 HU HUE13833526A patent/HUE049693T2/hu unknown
- 2013-08-30 KR KR1020207018333A patent/KR20200079565A/ko not_active Application Discontinuation
- 2013-08-30 KR KR1020217038453A patent/KR102617499B1/ko active IP Right Grant
- 2013-08-30 PT PT138335260T patent/PT2890717T/pt unknown
- 2013-08-30 LT LTEP13833526.0T patent/LT2890717T/lt unknown
- 2013-08-30 SG SG10201804260QA patent/SG10201804260QA/en unknown
- 2013-08-30 PL PL13833526T patent/PL2890717T3/pl unknown
- 2013-08-30 DK DK13833526.0T patent/DK2890717T3/da active
- 2013-08-30 RU RU2015104579A patent/RU2668824C2/ru active
- 2013-08-30 KR KR1020237043959A patent/KR20240005129A/ko active Search and Examination
-
2015
- 2015-02-04 IL IL237087A patent/IL237087B/en active IP Right Grant
- 2015-10-23 US US14/921,596 patent/US9702881B2/en active Active
- 2015-11-03 HK HK15110850.1A patent/HK1210188A1/xx unknown
-
2017
- 2017-06-12 US US15/620,117 patent/US10180432B2/en active Active
- 2017-10-25 ZA ZA2017/07245A patent/ZA201707245B/en unknown
- 2017-12-25 JP JP2017247587A patent/JP6480558B2/ja active Active
-
2018
- 2018-03-20 JP JP2018052302A patent/JP2018088942A/ja not_active Withdrawn
- 2018-06-04 AU AU2018203934A patent/AU2018203934B2/en active Active
- 2018-11-28 US US16/203,276 patent/US10613093B2/en active Active
-
2019
- 2019-02-11 IL IL264770A patent/IL264770B/en active IP Right Grant
- 2019-11-11 JP JP2019203933A patent/JP2020018325A/ja active Pending
-
2020
- 2020-02-28 US US16/804,664 patent/US20200333347A1/en not_active Abandoned
- 2020-03-24 HR HRP20200482TT patent/HRP20200482T1/hr unknown
- 2020-04-30 CY CY20201100401T patent/CY1122907T1/el unknown
- 2020-07-09 AU AU2020204602A patent/AU2020204602B2/en active Active
-
2021
- 2021-02-03 IL IL280634A patent/IL280634B2/en unknown
- 2021-12-10 JP JP2021200640A patent/JP7289346B2/ja active Active
-
2022
- 2022-06-02 US US17/831,254 patent/US20230213524A1/en active Pending
-
2023
- 2023-05-30 JP JP2023088416A patent/JP2023111942A/ja active Pending
- 2023-08-04 AU AU2023210668A patent/AU2023210668A1/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2022022420A5 (ja) | ||
JP7289346B2 (ja) | 葉酸受容体1の検出のための診断分析およびキット | |
US10775383B2 (en) | PD-L1 antibodies and uses thereof | |
CA2947660C (en) | Anti-b7-h3 antibodies and diagnostic uses thereof | |
JP2023040115A (ja) | 葉酸受容体1の検出用の抗体及びアッセイ | |
US9255142B2 (en) | Blood markers for diagnosing epithelium derived cancers and monoclonal antibodies thereof | |
WO2004023145A1 (ja) | Gpc3の検出による癌の診断方法 | |
EP2970438A2 (en) | Melatonin monoclonal antibody, detection, methods and uses thereof | |
US7157238B2 (en) | Diagnostic and therapeutic use of antibodies against the urokinase receptor | |
JP2022501444A (ja) | 抗体動態を測定するための組成物および方法 | |
JP2000095799A (ja) | 抗体のフレ―ムワ―ク領域から誘導される物質によるイムノアッセイの干渉の減少 | |
KR101138460B1 (ko) | 항-fasn 자가면역 항체를 포함하는 간암 진단 마커 및 이의 항원을 포함하는 간암 진단용 조성물 | |
JP7300687B2 (ja) | 肝細胞癌診断用バイオマーカーセレブロンと、これに特異的な新規なモノクローナル抗体 | |
KR101439856B1 (ko) | 항-atic 자가면역항체를 포함하는 간암 진단 마커 및 이의 항원을 포함하는 간암 진단용 조성물 | |
WO1996028569A1 (fr) | Anticoprs monoclonal et antigene relatifs a l'adenocarcimome pulmonaire humain et methode du dosage immunologique au moyen de cet anticorps et de cet antigene | |
EP3572426A1 (en) | Anti-epha2 antibody and immunological detection of epha2 using same | |
JP2020532747A (ja) | メチオニルtRNA合成酵素を利用した膵臓癌の診断方法及びこれを利用した膵臓癌の診断キット | |
JP2020521985A (ja) | 胆道細胞でメチオニル−tRNA合成酵素を利用した胆道癌の診断方法 | |
WO2013130412A1 (en) | Anti-immune complex antibodies | |
CN113880948A (zh) | 抗ca724抗体或其抗原结合片段及其制备方法和应用 | |
CN111303289A (zh) | 抗人Tn型糖基化MUC1抗体及其用途 | |
CN114902048A (zh) | 伴随诊断用生物标志物组合物及包含其的伴随诊断用试剂盒 | |
JP3888695B2 (ja) | ヒトlect2に対する抗体、それを産生する細胞、その測定法及び測定用キット | |
US9587033B2 (en) | Therapeutic and diagnostic applications targeting TNK-1 | |
JP6959684B2 (ja) | Mrsに特異的に結合するモノクローナル抗体 |