JP2019170249A - タンクおよびそれを備える飛行体 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部に収容された液体の揺れを方向に拘わらず抑制できる、タンクおよびそれを備える飛行体を提供する。【解決手段】マルチコプタ10の散布タンク48は、タンク本体56と、タンク本体56内において下面56iから上方に延びる第1凸部58とを含む。第1凸部58の水平方向の断面は、環状の外形を有する。第1凸部58は、タンク本体56の底部56bを上方に凹ますことによって形成され、タンク本体58の外側下面56jに凹部58c,58dが形成される。第1凸部58の水平方向の断面の外形によって囲まれる面積は、上部58aより下部58bの方が大きい。タンク本体56の最下部に、排出口60aを有する溜り部60が設けられる。タンク本体56内の下面56iは、溜り部60に向かって下方に傾斜する。液体ポンプ62は、排出口60aよりも低い位置で排出口60aに接続される。【選択図】図8

Description

この発明はタンクおよびそれを備える飛行体に関し、より特定的には液体が収容されるタンクおよびそれを備える飛行体に関する。
飛行体に搭載された液剤散布装置では、飛行体の移動速度の変化によってタンク内の液剤が揺れてある方向に偏ると、液剤散布装置を含めた飛行体の重心が変化するために、飛行体の挙動に悪影響を及ぼすおそれがある。
そこで、特許文献1に開示されている遠隔操縦用ヘリコプタの噴霧装置では、液剤の揺れを抑制するために、防除タンク内に、内部を左右に4分割する左・中央・右の3枚の仕切板が前後方向に延びるように設けられている。
特開平10―84837号公報
特許文献1の噴霧装置では、防除タンク内の液剤の左右方向の揺れを抑制できるが、前後方向の揺れを抑制できない。
それゆえにこの発明の主たる目的は、内部に収容された液体の揺れを方向に拘わらず抑制できる、タンクおよびそれを備える飛行体を提供することである。
上述の目的を達成するために、中空状のタンク本体と、タンク本体内において下面から上方に延びる第1凸部および/または上面からタンク本体の内部空間の上下方向の中心よりも下方まで延びる第2凸部とを備え、第1凸部および第2凸部の水平方向の断面は、環状の外形を有する、タンクが提供される。
この発明では、タンク本体内において、下面から上方に延びる第1凸部、および/または上面からタンク本体の内部空間の上下方向の中心よりも下方まで延びる第2凸部が設けられる。ここで、第1凸部および第2凸部の水平方向の断面は、環状の外形を有し、タンク本体内において、第1凸部の側方に存在する液体は、第1凸部を取り巻くように環状に分布し、第2凸部の側方に存在する液体は、第2凸部を取り巻くように環状に分布する。したがって、タンクが移動する速度が変化しても、その速度が変化する方向への液体の移動を第1凸部や第2凸部によって妨げることができ、液体の揺れを方向に拘わらず抑制できる。
好ましくは、第1凸部は、タンク本体の底部を上方に凹ますことによって形成され、タンク本体の外側下面に凹部が形成される。この場合、タンク本体の底部を上方に凹ますことによって、タンク本体内に第1凸部が形成されるとともに、タンク本体の外側下面に凹部が形成されるので、タンク本体の当該凹部の空間を有効利用できる。
また好ましくは、第1凸部の水平方向の断面の外形によって囲まれる面積は、上部より下部の方が大きい。この場合、タンク本体内において第1凸部の下部の側方に分布する液体の水平方向の断面積は、第1凸部の上部の側方に分布する液体の水平方向の断面積より小さい。したがって、タンク本体内の液体が少なくなったとき、液体の揺れをさらに抑制できる。また、液体が少なくなったときでも、タンク本体内の液面高さを確保できるので、タンク本体内の下部に液体を確保してタンク本体から液体を排出し易い。
さらに好ましくは、タンク本体の最下部に設けられかつ排出口を有する溜り部をさらに含む。この場合、タンクの移動速度が変化するときやタンクが傾斜するときであっても、溜り部ひいては排出口に液体を確保し易い。
好ましくは、タンク本体内の下面は、溜り部に向かって下方に傾斜する。この場合、タンク本体内の液体を溜り部に容易に導くことでき、溜り部に液体をさらに容易に確保できる。
また好ましくは、排出口よりも低い位置で排出口に接続される液体供給部をさらに含む。この場合、溜り部の液体が空になるまで溜り部の排出口から液体供給部に液体を容易に導くことができる。
さらに好ましくは、タンク本体の外側下面において凹部に連設される切欠きをさらに含む。この場合、タンクを上下逆さまにして洗浄するとき、タンク本体の外側下面に形成された凹部内の水を、流路となる切欠きを介して円滑に外部に排出でき、洗浄作業が容易になる。
好ましくは、タンクは散布タンクである。この場合、散布タンクのタンク本体に収容される液体の揺れを方向に拘わらず抑制でき、液体を円滑に散布できる。
液体がタンク本体に収容されたタンクを有する飛行体は、飛行態様や風などの外力に起因して揺れやすく、それに伴ってタンク本体に収容された液体も揺れやすいので、この発明は、飛行体に好適に用いることができる。
この発明によれば、内部に収容された液体の揺れを方向に拘わらず抑制できるタンクおよびそれを備える飛行体が得られる。
この発明の一実施形態に係る散布タンクを含むマルチコプタを示す平面図である。 図1の実施形態に係るマルチコプタを示す正面図である。 図1の実施形態に係るマルチコプタを示す側面図である。 散布装置および脚部ユニットを示す正面図である。 散布装置および脚部ユニットを示す側面図である。 散布装置および脚部ユニットを示す底面図である。 散布タンクを示す平面図である。 散布タンクのA―A断面図である。 散布タンクのB−B断面図である。 散布タンクのC−C断面図解図である。 散布タンクのD−D断面図解図である。 散布タンクのE−E断面図である。 この発明の他の実施形態に係る散布タンクを示す断面図解図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施形態について説明する。ここでは、この発明の一実施形態に係るタンクを、飛行体の一例であるマルチコプタ10の散布タンク48(後述)に適用する場合について説明する。
図1〜図3を参照して、マルチコプタ10は、フレーム12と、複数(この実施形態では、2つ)のバッテリ14と、電装ボックス(図示せず)と、蓋部16と、複数(この実施形態では、8個)の羽部18と、脚部ユニット20と、散布装置22とを含む。
フレーム12は、モノコック構造を有し、上面開口かつ容器状に形成される。フレーム12には、2つのバッテリ14および電装ボックスが収容される。フレーム12の上部には、蓋部16が取り付けられる。
フレーム12の一方側部(この実施形態では、左側部)および他方側部(この実施形態では、右側部)にはそれぞれ、4個の羽部18が取り付けられる。各羽部18は、アーム24と、アーム24の先端部に設けられるロータユニット26とを含む。ロータユニット26は、駆動源である電動モータ28と、電動モータ28によって回転駆動されるロータブレード30とを含む。この実施形態では、各ロータユニット26は、シングルロータユニットである。
フレーム12の一方側部には、前方に延びる羽部18のアーム24がブラケット32を介して、後方に延びる羽部18のアーム24がブラケット34を介して、左方に延びる2つの羽部18のアーム24がブラケット36を介して取り付けられる。同様に、フレーム12の他方側部には、前方に延びる羽部18のアーム24がブラケット34を介して、後方に延びる羽部18のアーム24がブラケット32を介して、右方に延びる2つの羽部18のアーム24がブラケット36を介して取り付けられる。なお、左方に延びる2つの羽部18の各ロータユニット26の回転方向が逆に設定されると、実質的に同軸二重反転ロータとして機能する。右方に延びる2つの羽部18の各ロータユニット26についても同様である。
フレーム12の外周面には、脚部ユニット20が取り付けられる。
図4〜図6を参照して、脚部ユニット20は、複数(この実施形態では、4個)の脚部38、複数(この実施形態では、2つ)の連結部材40a、複数(この実施形態では、2つ)の連結部材40b、および複数(この実施形態では、2つ)の連結部材42を含む。2つの脚部38は、連結部材42を介して相互に連結され、かつ散布タンク48の一方側(この実施形態では、左側)両隅に連結部材40a,40bおよび42を介して連結される。同様に、2つの脚部38は、連結部材42を介して相互に連結され、かつ散布タンク48の他方側(この実施形態では、右側)両隅に連結部材40a,40bおよび42を介して連結される。前方の2つの脚部38はそれぞれブラケット44を介して、後方の2つの脚部38はそれぞれブラケット46を介して、フレーム12に連結される(図2、図3参照)。
フレーム12の下方には、脚部ユニット20に支持される散布装置22が設けられる。
図4〜図6を参照して、散布装置22は、液体の液剤Rを収容する散布タンク48と、複数(この実施形態では、2つ)のアーム状の配管50a,50bと、液剤Rを吐出するための複数(この実施形態では、2つ)のノズル52a,52bと、ノズル52a,52bを支持する支持部54a,54bとを含む。
図7〜図12を参照して、散布タンク48について詳細に説明する。
散布タンク48は、フレーム12の下方に設けられ(図2、図3参照)、タンク本体56と、第1凸部58と、溜り部60と、液体供給部である液体ポンプ62とを含む。
タンク本体56は、中空略箱形状を有し、天井部56a、底部56b、前壁部56c、後壁部56d、左側壁部56eおよび右側壁部56fを含む。天井部56aは、タンク本体56の天井を形成する。前壁部56cは、天井部56aの前端部から下方に延びたのち斜め下内方に延びて、再び下方に延びる。後壁部56dは、天井部56aの後端部から下方に延びたのち斜め下内方に延びて、再び下方に延びる。左側壁部56eは、天井部56aの左端部から下方に延びたのち斜め下内方に延びて、再び下方に延びる。左側壁部56eは、前壁部56cと後壁部56dとを連結する。右側壁部56fは、天井部56aの右端部から下方に延びたのち斜め下内方に延びて、再び下方に延びる。右側壁部56fは、前壁部56cと後壁部56dとを連結する。底部56bは、天井部56aに対向するように天井部56aの下方に設けられ、前壁部56c、後壁部56d、左側壁部56eおよび右側壁部56fに接続されるように形成される。
天井部56aおよび後壁部56dには、後方斜め上に延びる膨出部56gが設けられ、その上端部に液剤Rの注入部56hが形成される。注入部56hは、タンク本体56の幅方向における中央に位置し、フレーム12の後部の幅方向中央部の下方に位置する。膨出部56gの上部および両側部は、注入部56hから天井部56aおよび後壁部56dに向けて広がるように形成される。注入部56hには、キャップ64が取り付けられる。
また、タンク本体56における左右方向両端部の前後方向中央部にはそれぞれ、支持部54a,54bを支持するための凹部66a,66bが設けられる。
第1凸部58は、タンク本体56の底部56bを上方に凹ますことによって、タンク本体56内において下面56iから上方に延びるように形成される。図12を参照して、第1凸部58の水平方向の断面は、環状(この実施形態では、略角環状)の外形を有する。この実施形態では、第1凸部58は、複数段を有するように形成され、上部58aと下部58bとを有する。第1凸部58の水平方向の断面の外形によって囲まれる面積は、上部58aより下部58bの方が大きい。またこのとき、タンク本体56の外側下面56j(下面56iの裏面)の中央部に凹部58c,58dが形成される(図6、図12参照)。凹部58dは凹部58cの下側に位置する。凹部58cは上部58aに対応し、凹部58dは下部58bに対応する。
溜り部60は、略逆錐台状に形成され、タンク本体56の最下部に設けられかつ排出口60aを有する。タンク本体56内の下面56iは、溜り部60に向かって下方に傾斜する。排出口60aには、ノズル部68aを有するキャップ68が取り付けられる。
図6をも参照して、液体ポンプ62は、ブラケット70を介して、複数(この実施形態では、4個)の締結部材72によって、ケース74の底部の略中央部に取り付けられる。ケース74には、基板76等が収容される。このようなケース74は、ブラケット78を介して、複数(この実施形態では、4個)の締結部材80によって、タンク本体56の外側下面56jに形成された凹部58dに取り付けられ、タンク本体56に支持される。ケース74は、ブラケット78と一体的に形成されることが好ましい。
このとき、ケース74は、凹部58cとの間にギャップを有し、かつ凹部58cの略中央の真下に配置される。したがって、液体ポンプ62も凹部58cの略中央の真下に配置される。液体ポンプ62は、キャップ68および配管82を介して、排出口60aよりも低い位置で溜り部60の排出口60aに接続される。したがって、排出口60aから排出された液剤Rは、下り勾配で液体ポンプ62に供給される。
このような散布タンク48の凹部66a,66bにそれぞれ、支持部54a,54bの一端部が固定されて、散布タンク48の両側から左右方向に延びるように、支持部54a,54bが設けられる。支持部54a,54bによってノズル52a,52bが支持される。配管50a,50bは、液体ポンプ62から左右方向に延びる。配管50a,50bの先端部にそれぞれ、ノズル52a,52bが設けられる。
散布タンク48内の液剤Rは、重力によって、溜り部60、キャップ68および配管82を介して液体ポンプ62に供給され、液体ポンプ62によって、配管50a,50bを介してノズル52a,52bに圧送され、ノズル52a,52bから下方に向かって吐出される。
このような散布タンク48を有するマルチコプタ10によれば、タンク本体56内において、下面56iから上方に延びる第1凸部58が設けられる。ここで、第1凸部58の水平方向の断面は、環状の外形を有し、タンク本体56内において、第1凸部58の側方に存在する液剤Rは、第1凸部58を取り巻くように環状に分布する(図10、図11参照)。したがって、散布タンク48が移動する速度が変化しても、その速度が変化する方向への液剤Rの移動を第1凸部58によって妨げることができ、液剤Rの揺れを方向に拘わらず抑制できる。たとえば、散布タンク48の水平方向の速度が変化した場合、第1凸部58の存在により液剤Rが当該水平方向に往復移動できず、液剤Rの揺れを抑制できる。また、散布タンク48の垂直方向の速度が変化した場合、第1凸部58の存在により液剤Rとタンク本体56との接触面積が増えるので、摩擦によって、液剤Rの上下方向の揺れを抑制できる。このように、散布タンク48に収容される液剤Rの揺れを方向に拘わらず抑制でき、液剤Rを円滑に散布できる。
また、タンク本体56の内部は仕切られていないので、タンク本体56の内部の洗浄も容易になる。
タンク本体56の底部56bを上方に凹ますことによって、タンク本体56内に第1凸部58が形成されるとともに、タンク本体56の外側下面56jに凹部58c,58dが形成されるので、タンク本体56の凹部58c,58dの空間を有効利用できる。
具体的には、液体ポンプ62は、散布タンク48の最下部に位置するが、液体ポンプ62の下方から外力が加わってブラケット78が破損しても、タンク本体56の下方に凹部58c,58dの空間があるので、液体ポンプ62やケース74の破損を抑制できる。また、タンク本体56の凹部58c,58dには、液体ポンプ62や基板76が配置されていないので、タンク本体56を掃除し易くなる。
タンク本体56内において第1凸部58の下部58bの側方に分布する液剤Rの水平方向の断面積は、第1凸部58の上部58aの側方に分布する液剤Rの水平方向の断面積より小さい。前者の断面積は、後者の断面積より、少なくとも図12において斜線で示す領域以上小さい。したがって、タンク本体56内の液剤Rが少なくなったとき、液剤Rの揺れをさらに抑制できる。また、液剤Rが少なくなったときでも、タンク本体56内の液面高さを確保できるので、タンク本体56内の下部58bの側方に液剤Rを確保してタンク本体56から液剤Rを排出し易い。さらに、前壁部56c、後壁部56d、左側壁部56eおよび右側壁部56fはそれぞれ、上部より下部の方が内方に位置しているので、上述の効果はより顕著となる。
タンク本体56の最下部に溜り部60が設けられるので、散布タンク48の移動速度が変化するときや散布タンク48が傾斜するときであっても、溜り部60ひいては排出口60aに液剤Rを確保し易い。
タンク本体56内の下面56iは、溜り部60に向かって下方に傾斜するので、タンク本体56内の液剤Rを溜り部60に容易に導くことでき、溜り部60に液剤Rをさらに容易に確保できる。
液体ポンプ62は溜り部60の排出口60aよりも低い位置で排出口60aに接続されるので、溜り部60の液剤Rが空になるまで溜り部60の排出口60aから液体ポンプ62に液剤Rを容易に導くことができる。
また、図13に示す散布タンク48aのように、タンク本体84内において、第1凸部58だけではなく、第2凸部86が設けられてもよい。第2凸部86は、タンク本体84の天井部84aおよび/または膨出部84bを下方に凹ますことによって、タンク本体84内の上面84cからタンク本体84の内部空間の上下方向の中心Cよりも下方まで延びるように設けられる。第2凸部86の水平方向の断面は、第1凸部58と同様に、環状の外形を有する。タンク本体84のその他の構成については、タンク本体56と同様である。
この場合、タンク本体84内において、第1凸部58の側方に存在する液剤Rは、第1凸部58を取り巻くように環状に分布し、第2凸部86の側方に存在する液剤Rは、第2凸部86を取り巻くように環状に分布する。したがって、散布タンク48aが移動する速度が変化しても、その速度が変化する方向への液剤Rの移動を、第1凸部58だけではなく第2凸部86によっても妨げることができ、液剤Rの揺れを方向に拘わらずさらに抑制できる。
なお、散布タンク48aにおいて、第1凸部58が設けられることなく、第2凸部86が設けられてもよい。
散布タンクにおいて、タンク本体内にドーナツ型の収容空間が形成されるように、タンク本体を上下に貫通する貫通孔がタンク本体に形成されてもよい。
散布タンクにおいて、第1凸部は、錐状または錘台状に形成されてもよい。
図6、図8および図12を参照して、タンク本体56の外側下面56jにおいて凹部58c,58dからの排水用の溝となる切欠き88が、凹部58c,58dに連接されてもよい。
この場合、散布タンク48を上下逆さまにして洗浄するとき、タンク本体56の外側下面56jに形成された凹部58c,58d内の水を、切欠き88を介して円滑に外部に排出でき、洗浄作業が容易になる。なお、切欠き88は複数形成されてもよい。切欠き88は、図13に示す散布タンク48aのタンク本体84に設けられてもよい。
上述の実施形態では、この発明に係るタンクを散布タンクに適用した場合について説明したが、これに限定されない。この発明に係るタンクは、燃料タンク等の液体が収容される任意のタンクに好適に用いることができる。
上述の実施形態では、この発明に係るタンクをマルチコプタに適用した場合について説明したが、これに限定されない。液体がタンク本体に収容されたタンクを有する飛行体は、飛行態様や風などの外力に起因して揺れやすく、それに伴ってタンク本体に収容された液体も揺れやすいので、この発明に係るタンクは、液体がタンク本体に収容されたタンクを有する任意の飛行体に好適に用いることができる。
10 マルチコプタ
48 散布タンク
56,84 タンク本体
56b タンク本体の底部
56i タンク本体内の下面
56j タンク本体の外側下面
58 第1凸部
58a 第1凸部の上部
58b 第1凸部の下部
58c,58d,66a,66b 凹部
60 溜り部
60a 排出口
62 液体ポンプ
84c タンク本体内の上面
86 第2凸部
88 切欠き
R 液剤

Claims (9)

  1. 中空状のタンク本体と、
    前記タンク本体内において下面から上方に延びる第1凸部および/または上面から前記タンク本体の内部空間の上下方向の中心よりも下方まで延びる第2凸部とを備え、
    前記第1凸部および前記第2凸部の水平方向の断面は、環状の外形を有する、タンク。
  2. 前記第1凸部は、前記タンク本体の底部を上方に凹ますことによって形成され、
    前記タンク本体の外側下面に凹部が形成される、請求項1に記載のタンク。
  3. 前記第1凸部の水平方向の断面の外形によって囲まれる面積は、上部より下部の方が大きい、請求項1または2に記載のタンク。
  4. 前記タンク本体の最下部に設けられかつ排出口を有する溜り部をさらに含む、請求項1から3のいずれかに記載のタンク。
  5. 前記タンク本体内の下面は、前記溜り部に向かって下方に傾斜する、請求項4に記載のタンク。
  6. 前記排出口よりも低い位置で前記排出口に接続される液体供給部をさらに含む、請求項4または5に記載のタンク。
  7. 前記タンク本体の外側下面において前記凹部に連設される切欠きをさらに含む、請求項2に記載のタンク。
  8. 散布タンクである、請求項1から7のいずれかに記載のタンク。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載のタンクを備える、飛行体。
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