JP2002255287A - 氷冷サーバー - Google Patents

氷冷サーバー

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JP2002255287A
JP2002255287A JP2001054462A JP2001054462A JP2002255287A JP 2002255287 A JP2002255287 A JP 2002255287A JP 2001054462 A JP2001054462 A JP 2001054462A JP 2001054462 A JP2001054462 A JP 2001054462A JP 2002255287 A JP2002255287 A JP 2002255287A
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ice
cooler
cooling
server
cooling chamber
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JP2001054462A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Yamanouchi
克彦 山之内
Hiroshi Furuichi
弘 古市
Tatsuo Yuasa
達夫 湯浅
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Fuji Techno Co Ltd
Original Assignee
Fuji Techno Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】氷と冷却器により生ビール等の飲料をその場で
即座に冷却しつつ注出することのできる氷冷サーバーで
あって、氷が溶けて生じた水の悪影響を受けずに高い冷
却性能を維持できる氷冷サーバーを提供する。 【解決手段】外気から断熱され、氷を収納可能な冷却室
12を備えたサーバー本体10と、前記冷却室内に配置
され、内部を通過する飲料を冷却するための冷却器4
と、前記サーバー本体の外表面に突出するように配置さ
れ、前記冷却器の流出側に接続されて、前記冷却器内を
通過した飲料を注出する注出コック3とを有し、前記冷
却器は、前記冷却器の最下面が前記冷却室の底面から所
定距離だけ上方となるように支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、氷と冷却器によ
り生ビール等の飲料をその場で即座に冷却しつつ注出す
ることのできる氷冷サーバーに関するものであり、さら
に詳しくは、氷が溶けて生じた水の悪影響を受けずに高
い冷却性能を維持できる氷冷サーバーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、氷によって生ビール等の飲料
をその場で冷却しつつ注出することのできる氷冷サーバ
ーが使用されている。例えば、図7に示すような氷冷サ
ーバー19がある。図7は、従来の氷冷サーバー19を
側面から見た断面図である。これは、ビール樽等の容器
内の飲料を二酸化炭素ガスまたは空気の圧力により氷冷
サーバー19に供給し、氷冷サーバー19の冷却室12
内に設けられた冷却パイプ41等を通して注出コック3
から注出するようにしたものである。冷却室12内に入
れられた氷によって、冷却パイプ41内を通過する飲料
を即座に適温(5〜6℃)まで冷却することができる。
【0003】このような氷冷サーバー19によれば、飲
料を注出時に冷却することが可能であるため、あらかじ
め飲料を容器ごと冷却しておく必要がない。氷冷サーバ
ー19における飲料の冷却器としては、図7に示すよう
なステンレス材等からなる冷却パイプ41をコイル状に
巻いた冷却コイル4と、冷却パイプを巻き込んで板状の
熱伝導ブロック内に固定した冷却プレート(図3参照)
とがある。いずれの冷却器の場合も、氷冷サーバー19
の冷却室12の底面上に直接載置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の氷冷サーバー1
9は、冷却体である氷が溶けて生じた水が増えてくると
冷却効率が落ちるため、排出口15から排水パイプを通
して別に配置した排水用容器(例えば、バケツ等)に排
水する水抜き操作を定期的に行う必要があるが、この水
抜き操作を忘れずに行うことが面倒であるという問題点
があった。水抜き操作を忘れて飲料の温度が飲みごろの
範囲を外れてしまうこともあった。また、冷却器が冷却
室12の底面上に直接載置されているため、冷却室12
の底面上に溜まった水の排出を妨げる結果となったり、
あるいは排出口15および排水パイプでの圧力損失、さ
らには氷冷サーバー19と排水用容器との落差が小さい
ことによって、水の排出が十分効率的に行えないという
問題点があった。
【0005】そして、水の排出が十分でないと冷却器の
一部または全部が水中に浸かってしまうことになる。こ
のように、冷却器が氷でなく水に接触している状態で
は、その水の温度が通常7〜10℃と高く、また、水と
冷却器との境膜熱伝達率が小さいため、冷却器の冷却能
力が低下する。これを防ぐためには、氷が溶けて生じた
水をできるだけ速やかに冷却室から排出して、冷却器と
水が接触しないようにする必要があるが、前述のように
水の排出は十分とは言えないものであった。従来の氷冷
サーバーは、以上のような観点から問題点のあるもので
あった。
【0006】そこで、本発明は、氷と冷却器により生ビ
ール等の飲料をその場で即座に冷却しつつ注出すること
のできる氷冷サーバーであって、氷が溶けて生じた水の
悪影響を受けずに高い冷却性能を維持できる氷冷サーバ
ーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の氷冷サーバーは、外気から断熱され、氷を
収納可能な冷却室を備えたサーバー本体と、前記冷却室
内に配置され、内部を通過する飲料を冷却するための冷
却器と、前記サーバー本体の外表面に突出するように配
置され、前記冷却器の流出側に接続されて、前記冷却器
内を通過した飲料を注出する注出コックとを有し、前記
冷却器は、前記冷却器の下面が前記冷却室の底面から所
定距離だけ上方となるように支持されているものであ
る。
【0008】また、上記の氷冷サーバーにおいて、前記
冷却器は、前記冷却器の下面が冷却室の底面から10〜
80mm上方となるように支持されているものであるこ
とが好ましい。
【0009】また、上記の氷冷サーバーにおいて、前記
冷却器は、前記冷却室の底面上に設けられた支持部材の
上面に支持されているものであることが好ましい。
【0010】また、本発明の氷冷サーバーは、外気から
断熱され、氷を収納可能な冷却室を備えたサーバー本体
と、前記冷却室内に配置され、内部を通過する飲料を冷
却するための冷却器と、前記サーバー本体の外表面に突
出するように配置され、前記冷却器の流出側に接続され
て、前記冷却器内を通過した飲料を注出する注出コック
と、前記サーバー本体の下面の前記注出コック側の端部
近傍の位置に設けられ、氷が融解して生じた水を貯留す
る排水タンクであって、該排水タンク内部の底面積が冷
却室の底面積の4分の1以下である排水タンクと、前記
冷却室の底面上の水を前記排水タンクに導く排水通路と
を有するものである。
【0011】また、上記の氷冷サーバーにおいて、前記
排水タンクは、水を貯留する内部の上下方向の寸法が3
0mm以上であることが好ましい。
【0012】また、上記の氷冷サーバーにおいて、前記
排水タンクの下端部近傍に設けられ、ビールジョッキ等
の飲用容器を載置可能な受け台を有することが好まし
い。
【0013】また、上記の氷冷サーバーにおいて、前記
冷却室の底面は、前記排水通路側が下方となるように傾
斜して設けられていることが好ましい。
【0014】また、上記の氷冷サーバーにおいて、前記
冷却器は、冷却パイプがコイル状に巻かれてかご状に形
成された冷却コイルとすることができる。
【0015】また、上記の氷冷サーバーにおいて、前記
冷却器は、冷却パイプが板状の熱伝導ブロック内に固定
された冷却プレートとすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。ここでは飲料として生ビールを例
にとって説明する。図1は、本発明の氷冷サーバー1の
側面から見た断面図である。氷冷サーバー1の本体を構
成するサーバー本体10には、内部に十分な量の氷を収
納できる冷却室12が形成されている。冷却室12が外
気から断熱されるように、サーバー本体10の側壁部お
よび底面部の中には、断熱材11が充填されている。ま
た、サーバー本体10の上面には蓋2が取り外し可能に
載置されており、冷却室12内と外気とを熱的に遮断し
ている。サーバー本体10の下面にはゴム足13が固定
されている。氷冷サーバー1は、食卓の上面等に載置し
て使用する。
【0017】図2は、氷冷サーバー1から蓋2を取り外
した状態の平面図である。図1および図2に示すよう
に、冷却室12内には、1本の冷却パイプ41がコイル
状に巻かれ、全体の形状がかご状に形成された冷却コイ
ル4が配置されている。冷却パイプ41は、アルミニウ
ム合金、ステンレス材等からなる内径4〜6mmのパイ
プである。冷却室12の底面上には支持部材5が載置さ
れており、冷却コイル4はその支持部材5の上に支持さ
れている。したがって、冷却コイル4の下面が冷却室1
2の底面から所定距離だけ上方に位置している。この実
施の形態では、冷却コイル4を冷却室12の底面から約
60mmほど浮かせて支持しているが、冷却コイル4を
浮かす距離としては10〜80mmの範囲が望ましい。
【0018】かご状の冷却コイル4の内側には氷が入れ
られて、冷却パイプ41と接触し、冷却パイプ41内を
通過する生ビールを冷却する。生ビールは、冷却パイプ
41の一端側の流入部42から冷却コイル4に流入し、
氷によって適温に冷却された後、冷却パイプ41の他端
側の流出部43から流出する。流出部43は、接続パイ
プ44によって注出コック3に接続されており、注出コ
ック3のレバーを操作すれば、適温に冷却された生ビー
ルが注出コック3から注出される。ただし、図2では、
接続パイプ44の図示を省略している。
【0019】流入部42には、生ビールを供給するため
の供給パイプ45が接続される。ただし、図1では、供
給パイプ45の図示を省略している。図2に示すよう
に、供給パイプ45は、供給用穴14を通って氷冷サー
バー1の外部に延びており、その他端はビール樽等の飲
料容器に接続されている。生ビールは、飲料容器から二
酸化炭素ガスの圧力により供給パイプ45を介して氷冷
サーバー1に供給され、冷却コイル4によって適温に冷
却されて注出コック3から注出される。
【0020】冷却コイル4に接触している氷は、冷却パ
イプ41を介して生ビールから融解熱を吸収してその生
ビールを冷却する。そして、氷が融解して生じた水は、
速やかに流下して冷却室12の底面上に落下する。冷却
室12の底面上に溜まった水は、排出口15から氷冷サ
ーバー1外に排出される。排出口15には、排出パイプ
が接続されて、排出された水を排出パイプによってバケ
ツ等の容器内に導く。なお、冷却室12の底面は、水を
排出しやすくするために、排出口15を下方とする緩い
傾斜を設けるようにしてもよい。このために、前後のゴ
ム足13の高さを異なるものとしてもよい。そして、支
持部材5も、水の排出をできるだけ妨げない形状である
ことが好ましい。
【0021】この氷冷サーバー1では、冷却コイル4の
下面が冷却室12の底面から所定距離だけ上方に位置す
るように支持されているので、冷却室12の底面上に水
が溜まったとしても、冷却コイル4と溜まった水が接触
することがない。このため、従来の氷冷サーバーのよう
な、冷却器が水に接触することによる冷却能力の低下が
防止される。したがって、この氷冷サーバー1では、氷
が溶けて生じた水の悪影響を受けずに高い冷却性能を長
時間維持することができる。
【0022】また、以上の実施の形態では、冷却器とし
て冷却コイル4を使用しているが、冷却コイルに換え
て、冷却パイプを巻き込んで板状の熱伝導ブロック内に
固定した冷却プレートを使用してもよい。図3は、冷却
プレートの例を示す斜視図である。冷却プレート6は、
アルミニウム製のプレート本体61中にステンレス製の
冷却パイプが鋳込まれているものである。
【0023】冷却パイプの端部は、それぞれ継手部6
3,64として形成され、プレート本体61の上面から
突出して設けられている。継手部63,64は、冷却コ
イル4の場合と同様に、一方は接続パイプによって注出
コック3に接続され、他方は供給パイプによって飲料容
器に接続される。生ビールは、継手部63,64の一方
から流入して、適温に冷却されて他方の継手部から流出
する。
【0024】プレート本体61の上面には、多数の平行
な溝が設けられ、熱交換用のフィン62が形成されてい
る。このフィン62により、氷とプレート本体61との
接触面積が増大し冷却能力も向上する。また、氷が融解
して生じた水は、フィン62間の溝を流れてプレート本
体61の表面から速やかに排出される。したがって、冷
却プレート6は、溝の方向に若干傾斜させて設置するこ
とが好ましい。
【0025】本発明の氷冷サーバー1における冷却器と
しては、図1における冷却コイル4に換えて、冷却プレ
ート6を支持部材5の上面に載置してもよい。そして、
冷却室12に氷を入れて生ビールを冷却する。氷が融解
して生じた水は、フィン62間の溝を流れてプレート本
体61の表面から速やかに排出され、冷却室12の底面
上に落下する。冷却プレート6は、その下面が冷却室1
2の底面から所定距離だけ上方に位置するように支持さ
れているので、冷却室12の底面上に水が溜まったとし
ても、冷却プレート6と溜まった水が接触することがな
い。したがって、氷が溶けて生じた水の悪影響を受けず
に高い冷却性能を長時間維持することができる。
【0026】図4は、支持部材5の構造の一例を示す斜
視図である。この支持部材5は、垂直方向に平行に配置
した2枚の垂直板51を接続板52によって一体に接続
したものである。冷却室12底面における排出口15の
方向、すなわち、水の流れる方向が、図の矢印方向とな
るように支持部材5を配置すれば、水の排出をほとんど
妨げることがない。
【0027】図5は、他の形態の支持部材5の構造を示
す斜視図である。この支持部材5は、2枚の垂直板53
をX字状に組み合わせて一体に接続したものである。支
持部材5下面には、水の排出をよくするために、垂直板
53の交差部に水抜き凹部54が形成されている。冷却
室12の底面上の水は、水抜き凹部54を通って、図の
矢印方向に流れて排出される。なお、支持部材5として
は、図4、図5のものに限らず、その他の任意の構造の
ものが使用できる。
【0028】図6は、本発明の他の形態の氷冷サーバー
1aを側面から見た断面図である。この氷冷サーバー1
aは、図示のように食卓等の載置台9の周縁部に置かれ
て使用される。氷冷サーバー1aの本体を構成するサー
バー本体10には、内部に十分な量の氷を収納できる冷
却室12が形成されている。冷却室12が外気から断熱
されるように、サーバー本体10の側壁部および底面部
の中には、断熱材が充填されている。また、サーバー本
体10の上面には蓋2が取り外し可能に載置されてお
り、冷却室12内と外気とを熱的に遮断している。
【0029】この氷冷サーバー1aは、冷却器として冷
却プレート6を使用している。冷却プレート6に換えて
図1のような冷却コイル4を使用してもよい。冷却プレ
ート6は、冷却室12の底面上に載置されており、冷却
プレート6の上部に氷が収納されて生ビールを冷却す
る。冷却プレート6の生ビール流出口には、接続パイプ
44が接続され、接続パイプ44の他端は注出コック3
に接続されている。注出コック3のレバーを操作すれ
ば、適温に冷却された生ビールが注出コック3から注出
される。
【0030】サーバー本体10の下面の注出コック3側
の端部には、排水タンク7が取り付けられている。そし
て、冷却室12の底面には、排水タンク7に水を導く排
水通路16が設けられている。また、冷却室12の底面
は、排水通路16側が下方となるような傾斜面として形
成されている。このため、氷が融解して生じた水は、速
やかに流下して冷却室12の底面上に落下し、さらに、
冷却室12の底面において排水通路16側に流下し、排
水通路16を通って排水タンク7の内部に落下する。
【0031】排水タンク7の内部の底面積は、冷却室1
2の底面積の4分の1以下である。このため、排水タン
ク7に溜まる水の深さが深くなり、排水タンク7の底面
における水圧が大きくなるので、排水タンク7から排水
パイプ71を通して排出される水の排水量も増大する。
排水パイプ71を通って排出された水は、別に配置した
排水用容器(例えば、バケツ等)に導かれて貯留され
る。排水タンク7底面における水圧が大きくなるので、
排水パイプ71を内径の小さなものにしても十分な排水
量が得られる。
【0032】排水タンク7は、底面における水圧が十分
に得られるように、水を貯留する内部の上下方向の寸法
を30mm以上とすることが好ましい。また、排水タン
ク7を、サーバー本体10と取り外し可能にしておけ
ば、不使用時に氷冷サーバー1aを棚や押入等に収納す
る場合に、排水タンク7をサーバー本体10から取り外
して収納することができ省スペースとなる。
【0033】排水タンク7の前面側、すなわち注出コッ
ク3側の下端部には、ビールジョッキやグラスを載置可
能な受け台8が取り付けられている。受け台8が排水タ
ンク7の下端部に設けられているため、注出コック3か
ら受け台8までの距離が大きくなり、高さの高いビール
ジョッキやグラスにも容易に生ビールを注出することが
できる。また、受け台8が排水タンク7の下端部に設け
られている分だけ、サーバー本体10の高さを小さくす
ることができる。そのため、氷冷サーバー1aが小型で
コンパクトになり、家庭内での使用にも好適である。
【0034】以上のように、氷冷サーバの冷却器を冷却
室の底面から所定距離だけ浮かせて支持することによ
り、または、氷冷サーバの冷却室の下方に縦長の排水タ
ンクを設けることにより、氷が溶けて生じた水が冷却器
と接触し続けることがなくなるため、氷冷サーバが、氷
が溶けて生じた水の悪影響を受けずに、高い冷却性能を
長時間維持することができる。
【0035】なお、以上の実施の形態では、飲料として
生ビールを例に挙げて説明したが、生ビール以外の任意
の飲料にも適用できる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下のような効果を奏する。
【0037】氷冷サーバの冷却器を冷却室の底面から所
定距離だけ浮かせて支持するようにしたので、氷が溶け
て生じた水が冷却器と接触し続けることがなくなるた
め、氷冷サーバが、氷が溶けて生じた水の悪影響を受け
ずに、高い冷却性能を長時間維持することができる。
【0038】氷冷サーバの冷却器を冷却室の底面上に設
けられた支持部材の上面に支持するようにしたので、簡
単な構造の支持部材によって冷却器を冷却室の底面から
所定距離だけ浮かせて支持することができ、冷却サーバ
ーの構造を複雑化することなく、製造コストの上昇も抑
えることができる。
【0039】氷冷サーバの冷却室の下方に縦長の排水タ
ンクを設けることにより、氷が溶けて生じた水が冷却器
と接触し続けることがなくなるため、氷冷サーバが、氷
が溶けて生じた水の悪影響を受けずに、高い冷却性能を
長時間維持することができる。
【0040】排水タンクは、水を貯留する内部の上下方
向の寸法を30mm以上のものとしたので、排水タンク
底面における水圧が大きくなるので、排水量が増大して
水が速やかに排出される。また、排水パイプを内径の小
さなものにしても十分な排水量が得られる。
【0041】排水タンクの下端部近傍にビールジョッキ
等の飲用容器を載置可能な受け台を設けるようにしたの
で、注出コックから受け台までの距離が大きくなり、高
さの高いビールジョッキやグラスにも容易に生ビールを
注出することができる。また、受け台が排水タンクの下
端部に設けられている分だけ、サーバー本体の高さを小
さくすることができる。そのため、氷冷サーバーが小型
でコンパクトになり、家庭内での使用にも好適となる。
【0042】氷冷サーバーの冷却室の底面が、排水通路
側が下方となるように傾斜して設けられているので、氷
が融解して生じた水が冷却室の底面上を速やかに流下し
て排水タンク内に排出される。これによって、水が冷却
器と接触し続けることがなくなるため、氷冷サーバが、
氷が溶けて生じた水の悪影響を受けずに、高い冷却性能
を長時間維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の氷冷サーバーを側面から見た
断面図である。
【図2】図2は、氷冷サーバーから蓋を取り外した状態
の平面図である。
【図3】図3は、冷却プレートの斜視図である。
【図4】図4は、支持部材の構造を示す斜視図である。
【図5】図5は、他の形態の支持部材の構造を示す斜視
図である。
【図6】図6は、本発明の他の形態の氷冷サーバーを側
面から見た断面図である。
【図7】図7は、従来の氷冷サーバーを側面から見た断
面図である。
【符号の説明】
1,1a…氷冷サーバー 2…蓋 3…注出コック 4…冷却コイル 5…支持部材 6…冷却プレート 7…排水タンク 8…受け台 9…載置台 10…サーバー本体 11…断熱材 12…冷却室 13…ゴム足 14…供給用穴 15…排出口 16…排水通路 19…氷冷サーバー 41…冷却パイプ 42…流入部 43…流出部 44…接続パイプ 45…供給パイプ 51…垂直板 52…接続板 53…垂直板 54…水抜き凹部 61…プレート本体 62…フィン 63…継手部 71…排水パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯浅 達夫 東京都品川区南大井3丁目13番13号 フジ テクノ株式会社内 Fターム(参考) 3E082 AA04 BB03 CC01 EE02 FF09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外気から断熱され、氷を収納可能な冷却室
    (12)を備えたサーバー本体(10)と、 前記冷却室(12)内に配置され、内部を通過する飲料
    を冷却するための冷却器(4)と、 前記サーバー本体(10)の外表面に突出するように配
    置され、前記冷却器(4)の流出側に接続されて、前記
    冷却器(4)内を通過した飲料を注出する注出コック
    (3)とを有し、 前記冷却器(4)は、前記冷却器(4)の下面が前記冷
    却室(12)の底面から所定距離だけ上方となるように
    支持されているものである氷冷サーバー。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した氷冷サーバーであっ
    て、 前記冷却器(4)は、前記冷却器(4)の下面が冷却室
    (12)の底面から10〜80mm上方となるように支
    持されているものである氷冷サーバー。
  3. 【請求項3】請求項1,2のいずれか1項に記載した氷
    冷サーバーであって、 前記冷却器(4)は、前記冷却室(12)の底面上に設
    けられた支持部材(5)の上面に支持されているもので
    ある氷冷サーバー。
  4. 【請求項4】外気から断熱され、氷を収納可能な冷却室
    (12)を備えたサーバー本体(10)と、 前記冷却室(12)内に配置され、内部を通過する飲料
    を冷却するための冷却器(6)と、 前記サーバー本体(10)の外表面に突出するように配
    置され、前記冷却器(6)の流出側に接続されて、前記
    冷却器(6)内を通過した飲料を注出する注出コック
    (3)と、 前記サーバー本体(10)の下面の前記注出コック
    (3)側の端部近傍の位置に設けられ、氷が融解して生
    じた水を貯留する排水タンク(7)であって、該排水タ
    ンク(7)内部の底面積が冷却室(12)の底面積の4
    分の1以下である排水タンク(7)と、 前記冷却室(12)の底面上の水を前記排水タンク
    (7)に導く排水通路(16)とを有する氷冷サーバ
    ー。
  5. 【請求項5】請求項4に記載した氷冷サーバーであっ
    て、 前記排水タンク(7)は、水を貯留する内部の上下方向
    の寸法が30mm以上である氷冷サーバー。
  6. 【請求項6】請求項4,5のいずれか1項に記載した氷
    冷サーバーであって、 前記排水タンク(7)の下端部近傍に設けられ、ビール
    ジョッキ等の飲用容器を載置可能な受け台(8)を有す
    る氷冷サーバー。
  7. 【請求項7】請求項4〜6のいずれか1項に記載した氷
    冷サーバーであって、 前記冷却室(12)の底面は、前記排水通路(16)側
    が下方となるように傾斜して設けられている氷冷サーバ
    ー。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか1項に記載した氷
    冷サーバーであって、 前記冷却器は、冷却パイプ(41)がコイル状に巻かれ
    てかご状に形成された冷却コイル(4)である氷冷サー
    バー。
  9. 【請求項9】請求項1〜7のいずれか1項に記載した氷
    冷サーバーであって、 前記冷却器は、冷却パイプが板状の熱伝導ブロック(6
    1)内に固定された冷却プレート(6)である氷冷サー
    バー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009220833A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Sapporo Breweries Ltd 氷冷サーバー
JP2019170249A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 ヤマハ発動機株式会社 タンクおよびそれを備える飛行体

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