JP3807958B2 - ビール等の清涼飲料水のディスペンサー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ビヤホール等の飲食店において、ビール等の清涼飲料を清涼感のある低温に冷却してジョッキカップ等の容器に一定量づつ注ぎ込むように設置しておくビール等の清涼飲料のディスペンサーについての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビヤホール等の飲食店に設置されるビール等の清涼飲料のディスペンサーは、例えば、生ビールの注ぎ出し用のディスペンサーについて具体的にいえば、通常、図1に示しているように、カウンターa等の上に載架することで、所望の場所に据え付け設置し得る四角な箱状の機体1を組み立て、この機体1の内部を上下に2分して、それの上半側1aには、断熱材10により囲われた水槽11を設けて、それの内部に、ビールの生樽等の清涼飲料が填められたタンクtから、加圧した炭酸ガスが填められたボンベ等の圧力源Qからの圧力により配管12を介して導かれるビール等を冷却するための冷却蛇管13と、冷凍機2から導管20を介して導く冷媒を管内において蒸発させる蛇管状の蒸発管21と、この水槽11内に張り込む冷却水wを撹拌するモーターM駆動の攪拌機14とを設けて、水槽11内に張り込む冷却水の温度を、冷媒の気化により温度降下する蒸発管21の回りに氷結してくる氷kにより0℃付近に保持させ、その冷却水w内に配管される冷却蛇管13内にビールを通して冷却するようにする。
【0003】
また、機体1内の下半側1bには、前述の蛇管状の蒸発管21内において気化させた冷媒を圧縮させるコンプレッサー22と、圧縮により昇温した冷媒を放冷する放熱器23とからなる冷凍機2を組み込む。
【0004】
そして、機体1の前面側には、ビールを注ぎ出す分注ノズル15を設けて、それの基端側の接続口を前述の冷却蛇管13の下流側の端部に接続し、分注ノズル15の下方にはジョッキ等の容器jを載置する台16を棚段状に設けておくことで構成している。
【0005】
これにより、ビールを容器jに注ぎ出すときは、容器jを分注ノズル15の下方に配して、分注ノズル15のレバーを操作して開弁させることで、機体1内の水槽11に張込まれる冷却水w内に没入している冷却蛇管13内を、ビールが流過して分注ノズル15から注ぎ出され、この冷却蛇管13内を流過する間に、氷kにより冷却されている冷却水によって冷やされたビールが所定量づつジョッキj内に注ぎ出されるようにしている。
【0006】
このディスペンサーには、図3および図4に示しているように、機体1内に断熱材10で囲った氷室bとし、そこに投入する氷k…により、ビール等の清涼飲料を流過させる冷却蛇管13を冷却させるようにしたアイスボックス式のものがある。
【0007】
この形態のディスペンサーは、箱状に形成した機体1の内腔に、断熱材10により囲った氷室bを形成して、その氷室bの底部に、内部に冷却蛇管13を埋設したブロック状のプレート3を、アルミ材等の金属材により成形して敷設し、それの内部の冷却蛇管13の一端側の入口管130を、ビールの生樽等の清涼飲料のタンクtに接続し、他端側の出口管131を、機体1の前面側に装設した分注ノズル15に接続して構成したもので、使用するときは、機体1の上面側に設けた蓋17を開けて氷室b内に氷kを投入して、その氷kにより金属材のプレート3を冷却しておいて、このプレート3内に埋設した冷却蛇管13内を流過するビール等の清涼飲料を冷却するようにした形態のものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述のディスペンサーは、ビール等の清涼飲料を流過させる冷却蛇管13を冷却するのに、その冷却蛇管13を機体1内に設けた水槽11に張る冷却水wの中に配して、冷凍機2により冷却水w中に生成する氷kによって冷却する形態のもの、および、冷却蛇管13を金属のプレート3の中に埋設して、そのプレート3を機体1内に設けた氷室bの底部に敷設して、氷室b内に投入する氷kにより冷却するアイスボックス式のものの、何れのものにおいても、予め生成しておく氷kに蓄えられる大量の融解熱を利用して冷却することから、水槽11内の冷却水w中、または氷室b中に氷kが存在している間は、分注ノズル15を開いて清涼飲料を注ぎ出す操作を連続して行っても、2℃〜3℃程度に冷却した清涼飲料の取り出しが行えるようになる。
【0009】
しかし、氷kが融解するときに周囲から奪う融解熱により冷却することから、水と氷とが共存するときの温度である0℃近くまでしか冷却できず、熱伝導の効率などから、実際には前述した如く2℃乃至3℃程度の温度までしか取り出す清涼飲料を冷却することが出来ない。
【0010】
このため、客が、0℃以下に冷えたビール等の清涼飲料を所望したときに、これに応じられない問題がある。
【0011】
ビールは含有するアルコールにより、マイナス3℃程度に冷却しても氷が生成されてくることで分注が不能になることはなく、また炭酸飲料も含有する糖分によりマイナス3℃程度の冷却しても氷が生成することで分注不能となることはなく、客のこの注文は無理なことではない。
【0012】
この客の要求に対しては、例えば、図5に示しているように、前述の図1、図2で示したディスペンサーと同様の構成としたディスペンサーを組立て、それの水槽11を液槽18に形成して、そこに不凍液yを張込み、その不凍液y中に、それの温度を検出する温度センサSを配設して、これにより蒸発管21に冷媒を循環させる冷凍機2の作動を、例えばコントローラ24にマイナス3℃として設定しておき、設定温度によりオン・オフするように制御することで、不凍液yの温度がマイナス3℃程度の温度に保持されるように温度管理しておけば、この客の要望に応えられるようにはなる。
【0013】
しかし、このように、清涼飲料を通す冷却蛇管13の冷却を、不凍液yにより行わす手段には、大量の融解熱を蓄めておく氷kに対応する蓄熱手段がないことで、例えば、常温(約25℃)に保持されているビールを冷却してジョッキに分注する場合でいえば、使用している冷凍機2が小型のものであることで、500ミリリットルのジョッキで3〜4杯程度までの少量の注ぎ出ししかできず、これを越して大量の注ぎ出しを連続して行うと、不凍液yを冷却する冷凍機2の能力が不足することで、要求されるマイナス温度まで冷却したビールの注ぎ出しができなくなる問題がでてくる。
【0014】
本発明は、この従前の清涼飲料を冷却して分注するディスペンサーに生じている問題を解決するためになされたものであって、ディスペンサーを、ビヤホールのカウンター等に設置する小型のものとしながら、清涼飲料を、マイナス3℃程度の極く低温に冷却して、連続して注ぎ出せるようにする新たな手段を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
そして、本発明においては、上述の目的を達成するための手段として、清涼飲料を流過させる冷却蛇管13aを、水槽11内に張り込む冷却水wに冷凍機2により生成する氷kまたは氷室b内に装填する氷kにより冷却する氷冷却式の冷却機部Aと、清涼飲料を流過させる冷却蛇管13bを、液槽18内に張り込まれてその液槽18内に配設せる冷凍機2の冷媒の蒸発管21により冷却される不凍液によって冷却せしめる不凍液冷却式の冷却機部Bとを、清涼飲料が氷冷却式の冷却機部Aの冷却蛇管13aを流過した後に不凍液冷却式の冷却機部Bの冷却蛇管13bを経て分注ノズル15からジョッキ等の容器jに注ぎ出されるように組み合わせたことを特徴とするビール等の清涼飲料水のディスペンサーを提起し、
【0016】
またこれに併せて、箱状に形成した機体1内に、冷却水wを張り込む水槽11と、その水槽11内に設ける清涼飲料冷却用の冷却蛇管13aおよび冷却水w冷却用の冷媒の蒸発管21と、水槽11の外部に配設して蒸発管21に対し導管20を介し接続して冷媒を循環させる冷凍機2のコンプレッサー22と放熱器23とからなる氷冷却式の冷却機部Aを収蔵せしめ、別に箱状に形成した機体1’内に、不凍液yを張り込む液槽18と、その液槽18内に配設する清涼飲料冷却用の冷却蛇管13bおよび不凍液冷却用の冷媒の蒸発管21と、液槽18の外部に配設して前記蒸発管21に対し導管20を介し接続して冷媒を循環させる冷凍機2のコンプレッサー22とを具備する不凍液冷却式の冷却機部Bを収蔵せしめ、この機体1’内の冷却蛇管13bの上流側の端部を、前記氷冷却式の冷却機部Aを収蔵せる機体1内に設けた冷却蛇管13aの下流側の端部に接続し、この冷却蛇管13bの下流側の端部を機体1’の外面側に装設しておく分注ノズル15に接続させることを特徴とするビール等の清涼飲料水のディスペンサーを提起し、
【0017】
さらに、箱状に形成した機体1内に、氷kを装架する氷室bと、清涼飲料を流過させる冷却蛇管13aを内部に埋設して、前記氷室bの底部に敷設する金属材のプレート3と、からなる氷冷却式の冷却機部Aを収蔵せしめ、別に箱状に形成した機体1’内に、不凍液yを張り込む液槽18と、その液槽18内に配設する清涼飲料冷却用の冷却蛇管13bおよび不凍液冷却用の冷媒の蒸発管21と、液槽18の外部に配設して前記蒸発管21に対し導管20を介し接続して冷媒を循環させる冷凍機2のコンプレッサー22とを具備する不凍液冷却式の冷却機部Bを収蔵せしめ、この機体1’内の冷却蛇管13bの上流側の端部を、前記氷冷却式の冷却機部Aを収蔵せる機体1内に設けた冷却蛇管13aの下流側の端部に接続し、この冷却蛇管13bの下流側の端部を機体1’の外面側に装設しておく分注ノズル15に接続させることを特徴とするビール等の清涼飲料水のディスペンサーを提起するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明手段は、ビール等の清涼飲料を流過させる冷却蛇管13を、不凍液yが張り込まれる液槽18内に配設して、その冷却蛇管13の冷却を、冷凍機2により温度制御する不凍液yによって行わす手段を用いるが、この手段と、冷却蛇管13を、冷却水wが張り込まれる水槽11内に配位して、その冷却水wの中に冷凍機2の作動により生成する氷kにより冷却するか、氷室b内に冷却蛇管13を配設して、その氷室b内に投入する氷kにより冷却する手段とを組み合わせて行うようにする。
【0019】
そして、この組み合わせは、清涼飲料がまず氷kにより冷却される冷却蛇管13を流過することで冷やされた後に不凍液yにより冷却される冷却蛇管13を流過することでさらに冷やされて、注ぎ口である分注ノズル15から取り出されるように組み合わせる。
【0020】
この組み合わせは、例えば、図6に示しているように、カウンターa等の所望の場所に設置し得るよう箱状の機体1を組み立て、この機体1の内に、冷却水wを張り込む水槽11と、その水槽11内に配設する冷却蛇管13aと、冷却水wを冷却する冷媒の蒸発管21と、冷却水w撹拌する攪拌機14と、冷却水w中に生成される氷の層の厚さを検出する氷センサS1と、水槽11の外部に配設して水槽11内部の蒸発管21に導管20を介して接続する冷凍機2のコンプレッサー22および放熱器23とで構成される氷冷却式の冷却機部Aを組み付け、これの、前記水槽11内に配設せる冷却蛇管13aの上流側の端部を、カップリングを介してビールの生樽などの清涼飲料が填められているタンクtに接続する配管12に接続し、冷却蛇管13aの下流側の端部を、機体1の前面側に装着しておく分注ノズル15に接続することで、清涼飲料を氷で冷却する冷却蛇管13aに通して冷やす氷冷却式の通常のディスペンサーを構成し、これの機体1をカウンターa等の所定の場所に設置する。
【0021】
また、これと別に、前記機体1と同様の大きさ形状の箱状の機体1’を組み立て、この機体1’の内部に、例えば、自動車のラジエーターの冷却液として用いられる通常の不凍液yを張り込む液槽18と、その液槽18内に配設する冷却蛇管13bと、不凍液yの温度を検出する温度センサS2と、不凍液yを冷却する蒸発管21と、不凍液yを撹拌するモーターM駆動の攪拌機14と、液槽18の外部に配設して蒸発管21に対し導管20を介して接続する冷凍機2のコンプレッサー22および放熱器23等からなる不凍液冷却式の冷却機部Bを組み込み、これの、機体1’の前面には、冷却蛇管13bの下流側の端部に接続する分注ノズル15を設け、かつ、前記温度センサS2により検出する不凍液yの温度により冷凍機2の作動を制御せしめる設定温度を所望に調整するコントローラ24を設けて、これにより、冷却蛇管13bの上流側の端部を清涼飲料のタンクtに対して接続することで、分注ノズル15の操作により、清涼飲料が不凍液yにより冷却される冷却蛇管13b内を流過することで冷やされて取り出される不凍液冷却式のディスペンサーを構成し、これの機体1’を、前述の氷冷却式のディスペンサーの機体1に並列させて所定の場所に設置する。
【0022】
そして、この機体1’内に組み込む不凍液冷却式の冷却機部Bの冷却蛇管13bの上流側を、並列させて設置した機体1内の前記氷冷却式の冷却機部Aの冷却蛇管13aの下流側の端部に接続させ、これにより、タンクtから配管12により導かれる清涼飲料が、氷冷却式の冷却機部Aの冷却蛇管13aを経たのちに、不凍液冷却式の冷却機部B冷却蛇管13bを経て分注ノズル15から取り出されるようにする。
【0023】
このとき、氷冷却式の冷却機部Aを収蔵する機体1の前面に装設する分注ノズル15は、その機体1内の冷却蛇管13aの下流側に対し三方弁式の切換弁Vを介し接続しておいて、その切換弁Vを切り換え操作したときに、清涼飲料が、氷冷却式の冷却機部Aの冷却蛇管13aだけを流過した状態で、機体1前面に設けた分注ノズル15から取り出されるようにする。
【0024】
また、並列させて設置する氷冷却式の冷却機部Aと、不凍液冷却式の冷却機部Bとを収蔵する各機体1・1’にそれぞれ組み込む冷凍機2は、機体1・1’から離して別立てに組み立て、それぞれの機体1・1に設ける冷媒の蒸発管21・21に対し導管20により接続するようにしてよい。
【0025】
このとき、冷凍機2は、蒸発管21から戻る冷媒を圧縮するコンプレッサー22とそれにより圧縮した冷媒を放冷する放熱器23とを、氷冷却式の冷却機部Aを収蔵する機体1に組み込む水槽11内の蒸発管21と、不凍液冷却式の冷却機部Bを収蔵する機体1’内の液槽18に設ける蒸発管21とに、導管20を介して並列に接続することで、氷冷却式の冷却機部Aおよび不凍液冷却式の冷却機部Bの両方の冷凍機として共用させることは可能である。
【0026】
また、これら氷冷却式の冷却機部Aを収蔵する機体1および不凍液冷却式の冷却機部Bを収蔵する機体1’は、前述の図6に示している実施例においては、それぞれを別体に組み立てているが、図7に示している実施例のように、一体に連続する形態に組み立ててよい。
【0027】
このように機体1・1’を一体に連続させた形態とするときは、図示しているように、冷凍機2のコンプレッサー22および放熱器23を、氷冷却式の冷却機部Aと不凍液冷却式の冷却機部Bとの両方に共用する形態として、冷却水wを張り込む水槽11の下方に設置するか、または不凍液を張り込む液槽18の下方に、収納スペースを形成して、そこに収納されるように組み付けるようにし、冷媒の戻り側および送り出し側の導管20を、水槽11内に配設する蒸発管21と液槽18内に配設する蒸発管21に対しパラレルに接続することが、有効である。
【0028】
次に、図8は、別の実施例を示している。この例は、氷冷却式の冷却機部Aと不凍液冷却式の冷却機部Bとを組み合わせて、分注ノズル15から取り出される清涼飲料が、氷kにより冷却されてから不凍液によりさらに冷やされるように構成する際に、組み合わせる氷冷却式の冷却機部Aを、氷室b内に装填する氷kにより冷却蛇管13aを冷やすアイスボックス式とした例である。
【0029】
この実施例では、氷冷却式の冷却機部Aが冷凍機2を必要としないことから、冷凍機2が不凍液冷却式の冷却機部Bの側にだけ組み込まれる。
【0030】
この実施例でも、氷冷却式の冷却機部A側を収蔵させる機体1と不凍液冷却式の冷却機部Bを収蔵せしめる機体1’とは、別々に組み立ててよく、また、図示している例の如くに一体に連続させた形態のものに組み立てもよい。
【0031】
また、この例においても不凍液冷却式の冷却機部Bの液槽18内に設ける冷却蛇管13bの上流側の端部は、氷冷却式の冷却機部Aの氷室b内の底部に敷設せる金属材よりなるプレート3内に埋設した冷却蛇管13aの下流側に対し、氷冷却式の冷却機部Aを収蔵している機体1の前面側に装設する分注ノズル15に対し三方弁状の切換弁Vを介して接続してあり、この切換弁Vの操作により氷冷却だけで冷却した清涼飲料が分注ノズル15から注ぎ出せるようにしてある。
【0032】
また、不凍液冷却式の冷却機部Bの機体1’の前面側には、不凍液により強く冷却した清涼飲料を取り出すための分注ノズル15と、不凍液の冷却温度を調整するための温度調整器24が組み付けてある。
【0033】
次に図9は、さらに別の実施例を示している。
この例は、ビール等の清涼飲料を氷kにより冷やす冷却機部Aおよび不凍液yにより冷やす冷却機部Bと、それらにより、冷やした清涼飲料を注ぎ出す分注ノズル15・15とが別体に切り離され、分注ノズル15は、カウンターaの上面に立設するドラフトタワー15aの頂部に組み付け、また、ビール等を冷却する冷却器部A・Bは、別に台枠状に組み立てる機枠Fに組み付け支架して、機枠Fごとカウンターaの下面側等に設置し、冷却機部A・Bで冷却したビール等を、配管12によりドラフト15に導き、ドラフトタワー15aに組み付けた分注ノズル15の操作によりジョッキjに分注していくようにした形態のものである。
【0034】
図9におい、Aは氷冷却式の冷却機部であり、この例では氷室b内に填める氷kにより、氷室bの底に敷設しておく金属材のプレート3内に埋設した冷却蛇管13aを冷やすアイスボックス式のもので、断熱材10により囲った氷室bを、台枠状に組み立てた機枠Fに装架して、その機枠Fごとカウンターaの下方などの所望の場所に設置し、氷室b内の底部に敷設したプレート3内に埋設してある冷却蛇管13aの上流側の端部を、ビールの生樽などの清涼飲料が填めらたタンクtに配管12を介して接続し、冷却蛇管13aの下流側の端部を、カウンターaの上面に立設せるドラフトタワー15aに組み付けた分注ノズル15に対し配管12により接続することで、分注ノズル15の操作により、氷kで冷やされた冷却蛇管13a内を流過することにより冷やされた清涼飲料がジョッキjに分注していけるようにしてある。
【0035】
Bは不凍液冷却式の冷却機部で、断熱材10により囲われた液槽18を形成して、その液槽18内には、不凍液yを張り込み、かつ、蛇管状に成形した冷却蛇管13bと、大径の蛇管状に成形して前記冷却蛇管13bのまわりに配設する冷媒の蒸発管21と、液槽18内の不凍液yの温度を検出する温度センサS2と、不凍液yを撹拌する攪拌機14とを組み付け、この液槽18を台枠状に形成した機枠Fに支架し、別に、コンプレッサー22と放熱器23とからなる冷凍機2を取付架台2aに組み付けて、その取付架台2aを前記機枠Fに装架し、それらを蒸発管21内に気化した冷媒がコンプレッサー22から放熱器23を経て蒸発管21に循環するように導管20を介し接続することで組み立てられ、冷却蛇管13bの上流側の端部を、前述の氷冷却式の冷却機部Aの冷却蛇管13aの下流側の端部に接続し、冷却蛇管13bの下流側の端部をカウンターa上に立設せる不凍液冷却用のドラフトタワー15aに設けた分注ノズル15に接続することで構成してあり、これにより、分注ノズル15の操作により、氷冷却式の冷却機部Aの冷却蛇管13a内を流過して、2℃〜5℃程度に冷やされたビールが、不凍液冷却式の冷却機部Bの冷却蛇管13b内を流過することでさらに強く冷やされて、不凍液yの温度に設定したマイナス3℃程度の温度に冷却されて、分注ノズル15から注ぎ出されるようにしてある。
【0036】
【発明の効果】
このように、氷冷却式の冷却機部Aと不凍液冷却式の冷却機部Bとを組み合わせた本発明手段による清涼飲料のディスペンサーWは、例えば、ビールをジョッキに分注する場合についていえば、24℃前後の室温に保持されているビールが、まず、氷冷却式の冷却機部Aの冷却蛇管13aにより2℃〜5℃程度に冷却され、次いで、その冷却されたビールが不凍液冷却式の冷却機部Bの冷却蛇管13bを流過することで、マイナス3℃程度に強冷されて分注ノズル15から取り出されるようになる。
【0037】
このため、不凍液冷却式の冷却機部Bの側における不凍液による冷却の負担が、2℃〜5℃の低温に温度降下しているビールを、マイナス3℃程度に降温させるだけでよいことになって、24℃前後のビールをマイナス3℃程度にまで一度に冷却させる場合に比して5分の1程度となるので、不凍液を冷却する冷凍機2の負担が軽くなり、通常の氷冷却式の冷却機部Aに組込まれる小型の冷凍機2によっても、マイナス3℃程度にまで強く冷却したビールを連続して取り出すのが充分にまかなえるようになる。
【0038】
従って、この本発明手段によれば、0℃以下に冷やされた清涼飲料に対する客の要望に対して、設備費に大きな負担を要することなく対応でき、しかも、通常の2℃〜5℃程度に冷やされた清涼飲料を望む客に対して応じられるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従前の氷冷却式の清涼飲料のディスペンサーの正面図である。
【図2】 同上の縦断側面図である。
【図3】 同上のアイスボックス式の清涼飲料のディスペンサーの正面図である。
【図4】 同上の縦断側面図である。
【図5】 不凍液により冷却蛇管を冷やすようにした清涼飲料のディスペンサーの縦断側面図である。
【図6】 本発明による清涼飲料のディスペンサーの一部破断した正面図である。
【図7】 同上のディスペンサーの別の実施例の一部破断した正面図である。
【図8】 同上のディスペンサーのさらに別の実施例の一部破断した正面図である。
【図9】 同上のディスペンサーの別の実施例の一部破断した斜視図である。
【符号の説明】
A…氷冷却式の冷却機部、B…不凍液冷却式の冷却機部、F…機枠、M…モーター、Q…ボンベの圧力源、S1…氷センサ、S2…温度センサ、V…切換弁、a…カウンター、b…氷室、j…ジョッキ等の容器、k…氷、t…タンク、w…冷却水、y…不凍液、1…機体、1’…別の機体、1a…上半側、1b…下半側、10…断熱材、11…水槽、12…配管、13・13a・13b…冷却蛇管、130…入口管、131…出口管、14…攪拌機、15…分注ノズル、15a…ドラフトタワー、16…台、17…蓋、18…液槽、2…冷凍機、2a…取付架台、20…導管、21…蒸発管、22…コンプレッサー、23…放熱器、24…コントローラ、3…プレート。

Claims (4)

  1. 冷却水wが張り込まれる水槽11内に、清涼飲料を流過さす冷却蛇管13aと冷凍機2の循環する冷媒の蒸発管21とを配設して、清涼飲料を冷凍機2の冷媒の蒸発管21による冷却により冷却水w中に生成する氷によって氷点近くまで冷却する氷冷却式の冷却機部Aと、不凍液yが張り込まれる液槽18内に、清涼飲料を流過さす冷却蛇管13bと冷凍機2の循環する冷媒の蒸発管21とを配設して、清涼飲料を冷凍機2の冷媒の蒸発管21により冷却される不凍液yによって0℃以下に強冷せしめる不凍液冷却式の冷却機部Bとを、清涼飲料が氷冷却式の冷却機部Aの冷却蛇管13aを流過した後に不凍液冷却式の冷却機部Bの冷却蛇管13bを経て分注ノズル15からジョッキ等の容器jjに注ぎ出されるように組合せたことを特徴とするビール等の清涼飲料水のディスペンサー。
  2. 箱状に形成した機体1内に、冷却水wを張り込む水槽11と、その水槽11内に設ける清涼飲料冷却用の冷却蛇管13aおよび冷却水w冷却用の冷媒の蒸発管21と、水槽11の外部に配設して蒸発管21に対し導管20を介し接続して冷媒を循環させる冷凍機2のコンプレッサー22と放熱器23とからなる氷冷却式の冷凍機部Aを収蔵せしめ、別に箱状に形成した機体1′内に不凍液yを張り込む液槽18と、その液槽18内に配設する清涼飲料冷却用の冷却蛇管13bおよび不凍液冷却用の冷媒の蒸発管21と、液槽18の外部に配設して前記蒸発管21に対し導管20を介し接続して冷媒を循環させる冷凍機2のコンプレッサー22とを具備する不凍液冷却式の冷却機部Bを収蔵せしめ、この機体1′内の冷却蛇管13bの上流側の端部を、前記氷冷却式の冷却機部Aを収蔵せる機体1内に設けた冷却蛇管13aの下流側の端部に接続し、この冷却蛇管13bの下流側の端部を機体1′の外面側に装設しておく分注ノズル15に接続させることを特徴とするビール等の清涼飲料水のディスペンサー。
  3. 氷冷却式の冷却機部Aの水槽11内に配設する冷媒の蒸発管21と、不凍液冷却式の冷却機部Bの液槽18内に配設する冷媒の蒸発管21とを、コンプレッサ22および放熱器23とを共用させた冷凍機2に並列に接続したことを特徴とする請求項1または請求項2記載のビール等の清涼飲料水のディスペンサー。
  4. 箱状に形成した機体1内に、氷Kを装架する氷室bと、清涼飲料を流過させる冷却蛇管13aを内部に埋設して、前記氷室bの底部に敷設する金属材のプレート3と、からなる氷冷却式の冷却機部Aを収蔵せしめ、別に箱状に形成した機体1′内に、不凍液yを張り込む液槽18と、その液槽18内に配設する清涼飲料冷却用の冷却蛇管13bおよび不凍液冷却用の冷媒の蒸発管21と、液槽18の外部に配設して前記蒸発管21に対し導管20を介し接続して冷媒を循環させる冷凍機2のコンプレッサー22とを具備する不凍液冷却式の冷却機部Bを収蔵せしめ、この機体1′内の冷却蛇管13bの上流側の端部を、前記氷冷却式の冷却機部Aを収蔵せる機体1内に設けた冷却蛇管13aの下流側の端側の端部に接続し、この冷却蛇管13bの下流側の端部を機体1′の外面側に装設しておく分注ノズル15に接続させることを特徴とするビール等の清涼飲料水のディスペンサー。
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