JP2009018775A - 燃料タンクのインシュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料タンクに排出孔を確実に穿設することができ、燃料の回収効率を向上させた燃料タンクのインシュレータを提供することを目的とする。
【解決手段】車両側に保持された燃料タンク1の底面10を保護する下面部20を有する燃料タンク1のインシュレータ2において、下面部20には、下面部20の上部に溜まった水を排出するための水抜き孔22が、燃料タンク1の底面10に穿設される排出孔12の穿設奨励位置13に対する略垂直下方に設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料タンクのインシュレータの技術に関し、より詳細には、車両側に保持された燃料タンクの底面を保護する下面部を有する燃料タンクのインシュレータに関する。
従来、車両を廃車等する際には、車両側に保持された燃料タンクに残留する残留燃料(以下、単に燃料という)を燃料タンク外に排出して回収するのが一般的である。通常、燃料タンクの底面の所定位置に燃料を外部に排出するための排出孔が穿設され、かかる排出孔から流出された燃料が別のタンク等にて回収される。ここでの燃料タンクの所定位置とは、燃料タンクの内部に障害物がない位置であって、燃料を容易に排出することができるように燃料タンク内部の最低位置のことをいう(以下、かかる位置を排出孔の穿設奨励位置とする)。また、上述した排出孔が穿設される際には、穿設奨励位置の略垂直下方に穴あけ工具が位置決めされた状態で、燃料タンクの底面に対して直交する方向に沿って上方に穴あけ工具が移動されることで、燃料タンクの壁面に排出孔が穿設される。
このような燃料タンクの構成に関し、例えば、特許文献1には、燃料タンクの底面であって上述した穿設奨励位置に相当する位置に穴あけ位置を示す刻印が設けられた燃料タンクの構成が開示されている(特許文献1参照)。すなわち、このように穿設奨励位置に相当する位置に所定の刻印が設けられることで、穿設奨励位置を外側から容易に判別(視認)することができるために、作業者の熟練度に左右されることなく、容易に排出孔を穿設することができる。
ところで、通常、車両には、上述したような燃料タンクの下方に、燃料タンクの底面を保護する下面部を有するインシュレータが設けられている。具体的には、前記インシュレータは、燃料タンクの底面を熱や路面からの飛来物などから保護するためのものであって、燃料タンクの底面の形状に沿うようにして形成されて、底面の一部や全面を覆うようにして車両のフレームや燃料タンクに取り付けられる。
このように、インシュレータは燃料タンクの底面を覆うようにして取り付けられるため、燃料タンクに燃料の排出孔を穿設する際には、インシュレータを取り外す必要があり作業性が悪化していた。そして、燃料タンクの底面を覆うようにしてインシュレータが取り付けられた状態で燃料タンクに排出孔を穿設するには、燃料タンクの底面を直接視認することができないため、排出孔を確実に穿設奨励位置に穿設することが困難であった。
また、通常、インシュレータには、通常上部に溜まった水を排出するための水抜き孔が穿設されているが、排出孔から排出した燃料がインシュレータの上部に流出して水抜き孔よりこぼれ落ちてしまい、排出した燃料を上手く回収することができなかった。
特開2004−9827号公報
そこで、本発明においては、燃料タンクのインシュレータに関し、前記従来の課題を解決するもので、燃料タンクに排出孔を確実に穿設することができ、燃料の回収効率を向上させた燃料タンクのインシュレータを提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、車両側に保持された燃料タンクの底面を保護する下面部を有する燃料タンクのインシュレータにおいて、前記下面部には、該下面部の上部に溜まった水を排出するための水抜き孔が、燃料タンクの底面に穿設される排出孔の穿設奨励位置に対する略垂直下方に設けられるものである。
請求項2においては、前記下面部は、前記水抜き孔の近傍位置に、前記排出孔の穿設奨励位置を表す位置表示手段が設けられるものである。
請求項3においては、前記下面部は、側面視で下方に凸となるように形成された水平面に前記水抜き孔が形成されるものである。
請求項4においては、前記下面部は、前記水抜き孔とは異なる水抜き孔が前記凹部以外の箇所に形成されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に示す構成としたので、排出孔を確実に燃料タンクの穿設奨励位置に穿設することができ、燃料の回収効率を向上できる。
請求項2に示す構成としたので、燃料タンクに排出孔を穿設する際に前記位置表示手段を視認することで、作業者の熟練度に左右されることなく容易に燃料タンクの穿設奨励位置に排出孔を穿設することができる。
請求項3に示す構成としたので、排出孔より排出された燃料がインシュレータの上部に溜まってしまった場合であっても、かかる燃料を水抜き孔より収集して回収することができ、燃料の回収効率をより向上できる。
請求項4に示す構成としたので、水抜き孔が別途設けられることで、インシュレータの上部に溜まった水の排水機能を向上できる。
次に、発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係るインシュレータの全体的な構成を示した側面図、図2は同じく図1の平面図、図3はインシュレータを取り付けた状態で燃料タンクに排出孔を穿設する工程を示した図、図4は別実施例のインシュレータの平面図、図5は別実施例のインシュレータの側面図である。
なお、以下の実施例においては、図1における矢印方向を燃料タンク1及びインシュレータ2の上下方向とする。
図1及び図2に示すように、本実施例の燃料タンク1のインシュレータ2は、車両側に固定された燃料タンク1の底面10を下方から覆うような形状に構成されており、燃料タンク1に図示せぬボルト等によって取り付けられる。
燃料タンク1は、タンク部材として樹脂製容器状に形成され、内部には燃料(ガソリン)が収容されている。燃料タンク1の下方は、側面視凹凸状に連続された底面10が形成されており、底面10は、上方に位置する略水平面である上平面10aと、上平面10aよりも下方に位置する略水平面である下平面10bとで構成されている。また、底面10の外周縁部は、燃料タンク1の側面11に連続されている。
本実施例の底面10には、車両を廃車等する際に、燃料タンク1に残留する残留燃料(以下、単に燃料という)を燃料タンク1の外部に排出するための排出孔12が穿設される。排出孔12は、車両を廃車等する際に燃料タンク1に穿設されるため、通常は燃料タンク1の底面10には排出孔12は設けられていない。燃料タンク1内の燃料を排出する際に、燃料タンク1の底面10の所定位置に排出孔12が穿設されるのである。本実施例では、排出孔12は、燃料タンク1の底面10の穿設奨励位置13に穿設され、燃料タンク1の底面10において壁面が貫通されることで内部空間と外部空間とが連通される。
ここで、穿設奨励位置13は、燃料タンク1の内部空間に障害物がない位置であって、燃料を容易に排出することができるように燃料タンク1の内部空間の最低位置に設定される。換言すると、穿設奨励位置13は、燃料タンク1の内部空間において内部の燃料が自然に収集してくる位置に設定される。この穿設奨励位置13に排出孔12が穿設されることによって、燃料タンク1から排出孔12を介して内部の燃料を外部に自然に流出させることができるのである。本実施例では、排出孔12の穿設奨励位置13は、燃料タンク1の底面10であって下平面10bの所定位置に設定される。なお、本実施例では、排出孔12は一の燃料タンク1に対して一箇所に穿設される。
インシュレータ2は、燃料タンク1の底面10を熱や路面からの飛来物などから保護するためのものであって、素材としてアルミや燃料タンク1と同種の樹脂等により形成されている。具体的には、インシュレータ2は、燃料タンク1の底面10を下方から覆うような形状とされており、上述した燃料タンク1の底面10を保護するための下面部20と、燃料タンク1の底面10の縁部に連続する側面11を保護するための側面部21とで構成されている。
下面部20は、燃料タンク1の底面10の形状に沿うように、底面10の形状と略同一形状に形成されている。具体的には、下面部20は、底面10を覆うようにして略水平面が側面視凹凸状に連続して形成されおり、略水平面である上水平面20aが底面10の上平面10aに対応する位置に、略水平面である下水平面20bが下平面10bに対応する位置にそれぞれ形成されている。
側面部21は、下面部20の外周縁部が上方に向けて屈曲されて形成されており、インシュレータ2が燃料タンク1に取り付けられた状態で、この側面部21によって燃料タンク1の側面11の一部(下方)が覆われる。インシュレータ2は、下面部20において縁部に沿って側面部21が設けられており、上水平面20aに対して下水平面20bが側面視で下方に凸となるように形成されている。
インシュレータ2は、燃料タンク1に取り付けられた状態では、燃料タンク1の底面10の上平面10a及び下平面10bに対して、下面部20の上水平面20a及び下水平面20bがそれぞれ略平行に当接または近接するようにして固定される。また、かかる状態では、インシュレータ2の下面部20(上水平面20a及び下水平面20b)は、地表面に対して略水平となるように位置決めして固定されている。
本実施例の下面部20には、インシュレータ2の上部に溜まった水を下方に排出するための水抜き孔22が穿設されている。水抜き孔22は、平面視略円形状の孔であり、下面部20の内、下水平面20bを上下方向に貫通するようにして穿設されている。インシュレータ2は、下面部20の縁部に側面部21が形成されているため、下面部20の上部には燃料タンク1の底面10との間の隙間から侵入した水が下水平面20bに溜まってしまう場合がある。本実施例のインシュレータ2は、上述したように下面部20において下水平面20bが側面視で下方に凸となるように形成されているため、かかる下水平面20bに水が収集される。そのため、下水平面20bに水抜き孔22が穿設されることによって、下面部20(の下水平面20b)に溜まった水をインシュレータ2の下方に排出させることができる。
特に、本実施例の水抜き孔22は、下面部20において燃料タンク1内の燃料を排出するために穿設される排出孔12の穿設奨励位置13の略垂直下方に設けられている。具体的には、インシュレータ2が燃料タンク1に取り付けられた状態で、燃料タンク1の底面10に設定された穿設奨励位置13と水抜き孔22とが同一軸心上に位置されている。すなわち、本実施例のインシュレータ2では、後述する穴あけ工具3のドリル部31を水抜き孔22に挿入させた状態で略垂直上方に上動させることで、排出孔12を燃料タンク1の底面10に設定された穿設奨励位置13に確実に穿設することができる(図3参照)。
また、本実施例の下面部20には、下面部20の外側方向の側面であって、かつ、水抜き孔22の近傍位置に、上述した穿設奨励位置13の略垂直下方位置であることを表す位置表示手段としての刻印23が設けられている。本実施例の刻印23は、下面部20の外側面に水抜き孔22の外周に沿って環状の溝が穿設されて構成される。なお、刻印23の形状等はこれに限定されない。
次に、本実施例のインシュレータ2が取り付けられた燃料タンク1に排出孔12を穿設する工程について、以下に説明する。
図3に示すように、燃料タンク1の排出孔12を穿設する際には、穴あけ工具3が用いられる。本実施例の穴あけ工具3は、内部中空の外チューブ30と、外チューブ30の内部で軸心方向に沿って移動可能に挿入されたドリル部31と、外チューブ30の内部に連結されたドレンチューブ32等とで構成されている。
外チューブ30は、ゴム部材等によって形成された断面略円形の蛇腹チューブであって、軸心方向に伸縮自在に形成されている。外チューブ30は、一端部の開口端がインシュレータ2の下面部20に圧接された状態で位置決めされる。ドリル部31は、円周方向に高速回転されるドリル軸部が設けられており、ドリル軸部が外チューブ30の軸心に沿って移動可能に構成されている。また、ドレンチューブ32は、一端が外チューブ30の内部空間と連通されており、他端に接続された図示せぬポンプによって、外チューブ30内に溜まった燃料がドレンチューブ32を介して排出される。
まず、図3(a)に示すように、穴あけ工具3は、インシュレータ2の下面部20に穿設された水抜き孔22の略垂直下方であって、ドリル部31が下面部20に対して直交する方向に位置決めして固定される。このとき、穴あけ工具3の外チューブ30は、インシュレータ2の下面部20に一端が圧接された状態で当接されている。このように、穴あけ工具3が位置決めされた状態では、ドリル部31が、予め燃料タンク1の底面10に設定された排出孔12の穿設奨励位置13の略垂直下方に配設された状態である。なお、穴あけ工具3は、水抜き孔22の近傍位置に設けられた刻印23が目印とされて位置決めされる。
次いで、図3(b)に示すように、燃料タンク1の底面10(の下平面10b)に対して直交する方向に穴あけ工具3のドリル部31が上動される。そして、ドリル部31によって、燃料タンク1の底面10に設定された穿設奨励位置13が貫通されて排出孔12が穿設される。ドリル部31の先端部は、燃料タンク1の底面10の外壁を貫通して燃料タンク1の内部空間にまで到達される。
なお、水抜き孔22の口径は、ドリル部31(のドリル部材)の軸径と略同じが、若しくはドリル部31の軸径よりも小さくなるように形成される。特に、水抜き孔22の口径がドリル部31の軸径よりも小さくなるように形成された場合には、水抜き孔22を拡径しながらドリル部31が上動される。
そして、図3(c)に示すように、ドリル部31が下動されて燃料タンク1の底面10の外壁より引き抜かれると、穿設された排出孔12から燃料タンク1内の燃料が外部空間に流出する。下動されたドリル部31は、元位置まで待避される。燃料タンク1より流出した燃料は、水抜き孔22を介してインシュレータ2の外部に排出されて、穴あけ工具3の外チューブ30内に回収される。外チューブ30内では、回収された燃料がドレンチューブ32を介して外チューブ30より排出される。
このとき、排出孔12から排出された燃料は、一部が排出孔12から溢れてしまうことがあるが、溢れた燃料はインシュレータ2の上部に溜まって直ちに水抜き孔22より排出される。つまり、本実施例では、排出孔12より排出された燃料は、インシュレータ2によって収集されながら水抜き孔22のみから排出されるのである。
以上のように、本実施例のインシュレータ2は、車両側に保持された燃料タンク1の底面10を保護する下面部20を有する燃料タンク1のインシュレータ2において、下面部20には、下面部20の上部に溜まった水を排出するための水抜き孔22が、燃料タンク1の底面10に穿設される排出孔12の穿設奨励位置13に対して略垂直下方に設けられるため、排出孔12を燃料タンク1の穿設奨励位置13に確実に穿設することができ、燃料の回収効率を向上させることができる。
すなわち、本実施例のインシュレータ2は、燃料タンク1の底面10を覆うようにして取り付けられるため、燃料タンク1の底面10の所定位置(穿設奨励位置13)に排出孔12を直接視認して穿設するものではなく、下面部20においてかかる穿設奨励位置13の略垂直下方に配置された水抜き孔22を目印にしつつ、水抜き孔22を介して略垂直上方に向けて工具を上動させるだけで、排出孔12を容易かつ確実に穿設奨励位置13に穿設することができるのである。また、燃料タンク1の底面10(の穿設奨励位置13)に水抜き孔22が穿設されると、燃料タンク1内の燃料が排出孔12を介して外部に流出されるが、その際、排出孔12の略垂直下方に水抜き孔22が設けられているため、排出孔12より排出される燃料を水抜き孔22より効率よく収集することができ、燃料の回収効率を向上できるのである。
特に、本実施例では、インシュレータ2の下面部20は、水抜き孔22の近傍位置に、排出孔12の穿設奨励位置13を表す位置表示手段としての刻印23が設けられるため、燃料タンク1に排出孔12を穿設する際に視認することで、作業者の熟練度に左右されることなく容易に排出孔を穿設することができる。
また、インシュレータ2の下面部20は、側面視で下方に凸となるように形成された下水平面20bに水抜き孔22が設けられるため、排出孔12より排出された燃料がインシュレータ2の上部に飛散して溜まってしまった場合であっても、インシュレータ2の上部より外部に漏出することがなく、かかる燃料を水抜き孔22より収集して回収することができ、燃料の回収効率をより向上できる。
なお、本実施例のインシュレータ2等の構成は、上述した構成に限定されない。
すなわち、上述した実施例のインシュレータ2では、下面部20の内、下水平面20bの一ヶ所に水抜き孔22が設けられているが、水抜き孔22の配置場所や個数等は特に限定されない。例えば、インシュレータ2の下面部20には、燃料タンク1の底面10に設定される穿設奨励位置13の略垂直下方に設けられる水抜き孔22とは異なる水抜き孔24が、別途設けられてもよい。かかる場合には、特に、水抜き孔24は、下水平面20b以外の箇所に形成されるのが好ましい。
図4に示す実施例のインシュレータ2では、下面部20の上水平面20aの所定箇所に別途水抜き孔24が設けられている。このように、水抜き孔24が別途設けられる場合には、排出孔12より排出された燃料が所定の水抜き孔22からのみ排出されるように、阻害しない場所(位置)に設けられる。そして、水抜き孔24が別途設けられることで、インシュレータ2の上部に溜まる水の排水機能を向上できる。
また、インシュレータ2に設けられる水抜き孔22は、燃料タンク1の底面10に穿設奨励位置13が複数設定される場合には、かかる穿設奨励位置13に対応する個数及び位置に設けられる。
例えば、図5に示す実施例のインシュレータ2では、燃料タンク1の底面10の形状に沿って下面部20に二つの下水平面20bが設けられている。かかる燃料タンク1は、底面10に、二つの下平面10bが設けられており、それぞれの下平面10bに穿設奨励位置13・13が設けられている。そのため、本実施例のインシュレータ2では、燃料タンク1の底面10の下平面10bに対応する下水平面20bに、それぞれ水抜き孔22が排出孔12の穿設奨励位置13の略垂直下方の位置に設けられている。
また、インシュレータ2が取り付けられる燃料タンク1の構成において、例えば、燃料タンク1の壁面の表面部であって穿設奨励位置13に排出孔12が穿設される際に応力集中させる破壊促進部としての凹部が設けられてもよい。このような構成とすることで、穴あけ工具の先端部がかかる凹部によってガイドされ、かつ燃料タンク1の壁面の破壊を促進することができるため、排出孔12を確実かつ容易に穿設することができる。
また、上述した実施例のインシュレータ2では、燃料タンク1の底面10の全体を覆うように形成されているが、例えば、燃料タンク1の底面10の一部を覆うような形状に形成されてもよい。
また、穴あけ工具3の構成としては、上述した実施例で示した構成に限定されず、例えば、ガンタイプに構成されたものでもよい。
本発明の一実施例に係るインシュレータの全体的な構成を示した側面図。 同じく図1の平面図。 インシュレータを取り付けた状態で燃料タンクに排出孔を穿設する工程を示した図。 別実施例のインシュレータの平面図。 別実施例のインシュレータの側面図。
符号の説明
1 燃料タンク
2 インシュレータ
10 底面
11 側面
12 排出孔
13 穿設奨励位置
20 下面部
21 側面部
22 水抜き孔
23 刻印(位置表示手段)

Claims (4)

  1. 車両側に保持された燃料タンクの底面を保護する下面部を有する燃料タンクのインシュレータにおいて、
    前記下面部には、該下面部の上部に溜まった水を排出するための水抜き孔が、燃料タンクの底面に穿設される排出孔の穿設奨励位置に対する略垂直下方に設けられることを特徴とする燃料タンクのインシュレータ。
  2. 前記下面部は、前記水抜き孔の近傍位置に、前記排出孔の穿設奨励位置を表す位置表示手段が設けられることを特徴とする請求項1に記載の燃料タンクのインシュレータ。
  3. 前記下面部は、側面視で下方に凸となるように形成された水平面に前記水抜き孔が形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料タンクのインシュレータ。
  4. 前記下面部は、前記水抜き孔とは異なる水抜き孔が前記水平面以外の箇所に形成されることを特徴とする請求項3に記載の燃料タンクのインシュレータ。
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