JP2009269493A - 無人ヘリコプタ - Google Patents

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Abstract

【課題】薬剤を限定された領域内に正しく散布することが可能な無人ヘリコプタを提供する。
【解決手段】機体から両側方に延在するブーム27,28と、このブームに支持された左側ノズル24、右側ノズル25と、これらのノズルに供給する薬液を貯留する薬液タンク14とを有する薬液散布装置13を備える。左側ノズル24と右側ノズル25とを駐機時の位置である相対的に高い位置と、薬液散布時の位置である相対的に低い位置との間で昇降させる左側昇降装置41および右側昇降装置42を備えた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、農薬などの薬剤を空中散布するために使用する無人ヘリコプタに関するものである。
従来のこの種の無人ヘリコプタとしては、たとえば特許文献1に記載されているものがある。この特許文献1に開示された無人ヘリコプタは、薬液を薬液タンクからポンプによって複数の薬液散布部に供給する構造の薬液散布装置を備えている。前記薬液タンクは、機体の両側部に搭載されている。前記薬液散布部は、薬液散布用のノズルによって構成されており、機体の一側方と他側方とにそれぞれ3個ずつ設けられている。
これらのノズルの支持は、機体から両側方に延びる左右一対のブームと、これらのブームのそれぞれの中間部から下方に延びる3本(合計6本)の支持部材とによって行っている。前記両ブームは、機体の下部であって、機体を側方から見た状態でメインロータの回転中心より機体前側に配設されている。前記3本の支持部材は、互いに所定の間隔をおいて離間するように設けられている。
前記各ノズルは、各支持部材の下端部に薬液の噴射方向が下方を指向するように取付けられている。これら合計6個のノズルは、メインロータの回転により発生する下降気流(ダウンウォッシュ)を受けるような位置に位置付けられている。
特開2006−1484号公報
特許文献1に開示されている従来の無人ヘリコプタにおいては、たとえば田畑に農薬を散布するために使用する場合、農薬の散布される範囲が不必要に広くなるおそれがあった。このように農薬の散布範囲が不必要に広くなるのは、機体から左右方向に大きく離間した位置にもノズルがあり、この機体外側のノズルから散布された農薬が後述する空気の渦によって巻き上げられることが主な原因と考えられる。
前記空気の渦は、メインロータの先端部の近傍で発生する。回転するメインロータの先端部近傍には、メインロータ先端部の上側と下側とに生じる圧力差(上側は負圧になり、下側は正圧になる)の影響により、メインロータ先端部の下から上に向かうような空気流からなる空気の渦が発生する。この空気の渦は、図17および図18に示すように、メインロータによる下降気流の影響を受けてメインロータより低く、かつ機体が前進することによりあたかも機体に引きずられて機体の後方に延びるように形成される。
この結果、機体の後方で下から上に巻き上がるような気流が生じるようになり、前記機体外側に位置するノズルから噴射された農薬が前記気流(空気の渦)に乗るようにして機体の後方で巻き上げられて広い範囲に飛散するから、上述したように農薬の散布範囲が不必要に拡大してしまう。
このように農薬の散布範囲が不必要に広くなると、農薬を散布する田畑に隣接する他の田畑にも不必要に農薬が散布されてしまう。なお、このような不具合を解消するためには、散布される農薬の粒子の粒径を大きくすることが考えられる。これは、前記粒子の粒径が大きいと農薬が気流に乗り難くなり、農薬をノズルの下方に落下させることができるからである。しかし、このように農薬の粒子の粒径が大きいと、農薬を農作物に均等に付着させることができなくなって薬剤の効果が低減するおそれがある。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、限定された領域内に薬剤を正しく散布することが可能な無人ヘリコプタを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る無人ヘリコプタは、機体から両側方に延在するブームと、このブームに支持された薬剤散布部と、この薬剤散布部に供給する薬剤を貯留する薬剤タンクとを有する薬剤散布装置を備えた無人ヘリコプタにおいて、前記薬剤散布部を降着装置の接地部より高い位置と、前記接地部より低い位置との間で昇降させる昇降装置を備えたものである。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した無人ヘリコプタにおいて、前記昇降装置を、前記ブームを上下方向に揺動自在に支持する支持部材と、前記ブームを上下方向に揺動させる駆動装置とによって構成したものである。
請求項3に記載した発明は、請求項1に記載した無人ヘリコプタにおいて、前記薬剤散布装置に、前記ブーム、薬剤散布部および前記薬剤タンクを支持するフレームを備えさせ、前記昇降装置を前記フレームと機体のメインフレームとの間に介装された電動式のウインチによって構成し、前記ウインチを機体の両側部に設け、これらのウインチによって前記薬剤散布装置のフレームの両側部を支持したものである。
請求項4に記載した発明は、請求項1に記載した無人ヘリコプタにおいて、前記薬剤散布装置に、前記ブーム、薬剤散布部および前記薬剤タンクを支持するフレームを備えさせ、前記昇降装置を、前記フレームと機体のメインフレームとの間に介装されて前記薬剤散布装置のフレームを上下方向に平行移動可能に支持するパンタグラフ機構からなる支持部材と、前記パンタグラフ機構を伸縮させる電動式駆動装置とによって構成したものである。
請求項5に記載した発明は、請求項1ないし請求項4のうちいずれか一つに記載した無人ヘリコプタにおいて、機体左側の薬剤散布部と機体右側の薬剤散布部とを、平面視において、機体の側方であって、メインロータの回転中心を通り機体の左右方向に延在する仮想線よりメインロータの回転方向下流側の領域にそれぞれ位置付けたものである。
請求項6に記載した発明は、請求項5に記載した無人ヘリコプタにおいて、機体左側の薬剤散布部と機体右側の薬剤散布部とを、平面視において、前記メインロータの回転半径の1/2となる領域の内側に配置したものである。
本発明によれば、薬剤を散布するときに薬剤散布部を降着装置より低い位置に下げることができる。このため、メインロータが回転することにより生じる前記空気の渦(回転するメインロータの先端部の上側と下側との圧力差に起因して下から上に向かうような空気流からなる空気の渦)の影響を受けることがない低い位置で薬剤を散布することができる。無人ヘリコプタが離陸したり着陸するときや、無人ヘリコプタを地上で運搬するときには、薬剤散布部を上昇させることによって、薬剤散布部が地面に接触することを防ぐことができる。
したがって、本発明によれば、メインロータの下に生じる下降気流によって薬剤を機体の下方へ速く流すようにして散布することができるから、薬剤を機体下方の限定された領域内に正しく散布することが可能な無人ヘリコプタを提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、ブームを揺動させることによって薬剤散布部が昇降するから、昇降装置を簡単な構造で実現することができる。したがって、この発明によれば、昇降装置を装備しているにもかかわらず、製造コストがそれほど高くなることがない無人ヘリコプタを提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、薬剤散布部は、ウインチによって薬剤散布装置の他の構成部材と一体に昇降する。このため、薬剤散布部を下げるときに薬剤散布装置の他の部材によって制約を受けることがないから、薬剤散布部と機体との高低差を大きくとることが可能になる。この結果、この発明によれば、地上の障害物などにより機体の高度を下げることができないような場合であっても、薬剤散布部を薬剤の散布に最適な高さまで降ろすことができるから、薬剤を空中散布可能な領域を拡げることができる。
また、ウインチは、薬剤散布装置の両側部を支持しているから、薬剤散布装置は水平状態を維持しながら昇降する。このため、この発明によれば、機体の一側方に位置する薬剤散布部と、機体の他側方に位置する薬剤散布部の高さを常に等しくすることができるから、薬液を機体の両側方に均等に散布することができる。
請求項4記載の発明によれば、薬剤散布部は、パンタグラフ機構を有する昇降装置によって薬剤散布装置の他の構成部材と一体に昇降する。このため、薬剤散布部を下げるときに薬剤散布装置の他の部材によって制約を受けることがないから、薬剤散布部と機体との高低差を大きくとることが可能になる。この結果、この発明によれば、地上の障害物などにより機体の高度を下げることができないような場合であっても、薬剤散布部を薬剤の散布に最適な高さまで降ろすことができるから、薬剤を空中散布可能な領域を拡げることができる。
また、パンタグラフ機構は、薬剤散布部を上下方向に平行移動させるから、薬剤散布装置は水平状態を維持しながら昇降する。
このため、機体の一側方に位置する薬剤散布部と、機体の他側方に位置する薬剤散布部の高さを常に等しくすることができるから、薬液を機体の両側方に均等に散布することが可能な無人ヘリコプタを提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、薬剤散布部は、メインロータの回転により発生する下降気流を受ける領域のうち、機体の両側方で下向きの風速が相対的に高くなる位置に位置付けられる。この薬剤散布部の位置は、薬剤散布部の位置を変えて実際に散布する試験を繰り返し行った結果、特定できた位置である。
請求項5に記載したような機体の左右で前後にずれた位置に下向きの風速が相対的に高くなる場所ができる理由は、回転するメインロータによって回転方向の下流側へ押された空気(下降気流の一部)が機体の側部近傍に集められるようになるからであると考えられる。
このように下向きの風速が相対的に高くなる位置に薬剤散布部が設けられているために、薬剤を下降気流によって機体の下方へ速く流すようにして散布することができる。したがって、薬剤散布部が機体の降着装置の接地部より低い位置で薬剤を散布することと相俟って、機体の左右両側に位置する薬剤散布部を使用して薬剤を機体下方の限定された領域内に正しく散布することが可能な無人ヘリコプタを提供することができる。
請求項6記載の発明によれば、メインロータ先端部の下から上に向かうような空気流からなる前記空気の渦の影響を受け難くなる径方向内側の位置に薬剤散布部を位置付けることができる。このため、この発明によれば、薬剤が機体下方の限定された領域の外に散布されることを防ぐことができる。
(第1の実施例)
以下、本発明に係る無人ヘリコプタの一実施例を図1〜図7によって詳細に説明する。
図1において、この実施例による無人ヘリコプタ1は、機体2内に搭載されたエンジン3によってメインロータ4とテールロータ5とを回転させて飛行し、操縦者が地上で無線操縦装置(図示せず)を操作することによって操縦することができるものである。前記メインロータ4は、エンジン3の駆動により上方から見て時計方向に回転する。
前記機体2は、前記エンジン3を搭載した機体フレーム6(図2および図3参照)と、この機体フレーム6やエンジン3等の周囲を覆う機体カバー7とによって構成されている。なお、図示してはいないが、この無人ヘリコプタ1の受信機や飛行制御装置などの電子部品は機体2内に収納されている。
前記機体フレーム6の下部には、図1に示すように、前後一対の降着装置としての支持脚11,11と、左右一対のペイロードバー12とが取付けられているとともに、農薬などの薬液を散布するための薬液散布装置13が搭載されている。
前記支持脚11は、図3に示すように、下方に向かうにしたがって漸次機体の幅方向の外側に拡がるように形成されている。この支持脚11の下端部には左右一対のスキッド11aが設けられている。この実施例においては、スキッド11aによって本発明でいう降着装置の接地部が構成されている。
前記ペイロードバー12は、後述する薬液タンク14を支持するためのもので、断面円形のパイプによって形成されている。
前記薬液散布装置13は、図7に示すように、左右一対の薬液タンク14,14と、これらの薬液タンク14,14どうしを接続する連通パイプ15に第1のストレーナ16を介して接続された第1の薬液ポンプ17と、前記連通パイプ15に第2のストレーナ18を介して接続された第2の薬液ポンプ19と、これらの第1、第2の薬液ポンプ17,19の吐出口どうしを接続する吐出通路20にノズル選択バルブ21を介して接続された第1の薬液通路22および第2の薬液通路23と、前記第1の薬液通路22に接続された機体左側に位置するノズル24(以下、単に左側ノズルという)および機体右側に位置するノズル25(以下、単に右側ノズルという)と、前記第2の薬液通路23に接続された左右方向の中央に位置するノズル26(以下、単に中央ノズルという)と、前記左側ノズル24を支持するための左側ブーム27と、前記右側ノズル25を支持するための右側ブーム28と、前記吐出通路20内から余剰の薬液を一方の薬液タンク14に戻すためのレギュレータ29および薬液戻し用パイプ30と、薬剤散布装置13の前記薬液タンク14を除く他の部材を支持するための後述する薬液散布装置用フレーム31とを備えている。
前記左側ノズル24、右側ノズル25および中央ノズル26は、機体2の前後方向から見て薬液を所定の噴射角で下方に向けて噴射する構造のものが用いられている。この実施例においては、前記左側ノズル24と右側ノズル25とによって、本発明でいう薬剤散布部が構成されている。
前記薬液タンク14は、図2〜図4に示すように、パイプによって形成されたタンクフレーム14aの機体外側に取付けられている。タンクフレーム14は、図3に示すように、機体内側に係合片32を備えており、この係合片32を前記ペイロードバー12に係合させることによって、機体フレーム6側に着脱可能に取付けられている。薬液タンク14の底には、下方へ突出する接続部材(図示せず)が設けられている。
この接続部材は、後述する薬液散布装置用フレーム31に支持された筒状の薬液導入部材33(図2および図3参照)に上方から着脱可能に嵌合している。この実施例においては、これらの薬液タンク14,14によって請求項1および請求項2でいう薬剤タンクが構成されている。
薬液散布装置用フレーム31は、図3および図4に示すように、機体2の左右方向に延在する左右方向延在部34と、この左右方向延在部34の上端部に溶接された左右一対の支持用ブラケット35,35とからなり、取付部材(図示せず)を介して機体フレーム6に着脱自在に取付けられている。前記支持用ブラケット35,35の前端部どうしは、図4に示すように、機体2の左右方向に延在する前側クロスメンバ36によって互いに連結されている。
前記中央ノズル26は、図3に示すように、前記前側クロスメンバ36の左右方向の中央部に下方へ延在する支持部材37を介して支持されている。
前記支持用ブラケット35,35の後端部どうしは、機体2の左右方向に延在する後側クロスメンバ38によって互いに連結されている。
前記薬液導入部材33は、薬液散布装置用フレーム31における機体2の左右方向の両端部に図示していないブラケットを介して支持されている。
薬液散布装置用フレーム31の下部には、図2〜図4に示すように、後述する第1、第2の薬液ポンプ17,19を収容するための収納ボックス39が取付けられている。
前記第1、第2のストレーナ16,18は、図2および図3に示すように、前記収納ボックス39の下方に位置付けられており、前記薬液散布装置用フレーム31にブラケット(図示せず)を介して取付けられている。
前記第1、第2の薬液ポンプ17,19は、その構造等は図示してはいないが、モータを動力源としてピストンが往復動することにより薬液を前記連通パイプ15から吸い込み、吐出通路20に吐出する構造のものである。これらの第1、第2の薬液ポンプ17,19は、前記収納ボックス39の内部に収容されており、薬液散布装置用フレーム31に支持されている。
前記ノズル選択バルブ21は、図2〜図4に示すように、前記収納ボックス39より機体2の前方であって機体左側に偏る位置に位置付けられており、前記薬液散布装置用フレーム31にブラケット(図示せず)を介して支持されている。
この実施例によるノズル選択バルブ21は、後述する三つの切換位置を有する三方弁で、弁体駆動用のサーボモータ21aを備えている。このノズル選択バルブ21は、地上の操縦者が無線操縦装置を操作することによって、サーボモータ21aの動力で切換位置を変えることができるように構成されている。
このノズル選択バルブ21の切換位置は、前記第1の薬液通路22のみに薬液が供給される第1の切換位置と、前記第2の薬液通路23のみに薬液が供給される第2の切換位置と、両方の薬液通路22,23に薬液が供給される第3の切換位置とが設けられている。
ノズル選択バルブ21の切換位置が第1の切換位置に切り換えられることによって、左側ノズル24と右側ノズル25との両方から薬液が散布される。
ノズル選択バルブ21の切換位置が第2の切換位置に切り換えられることによって、中央ノズル26のみから薬液が散布される。
ノズル選択バルブ21の切換位置が第3の切換位置に切り換えられることによって、全てのノズル24〜26から薬液が散布される。
前記左側ブーム27は、図3および図4に示すように、前記前側クロスメンバ36の左側の端部に後述する左側昇降装置41を介して上下方向に揺動可能に支持されている。一方、前記右側ブーム28は、前記前側クロスメンバ36の右側の端部に後述する右側昇降装置42を介して上下方向に揺動可能に支持されている。
前記左側ブーム27と右側ブーム28との中間部には、機体2を運搬したり格納庫内に収納するときに、両ブーム27,28の機体外側の半部27a,28aを後方に向けて折り曲げることができるように、ジョイント43が設けられている。
前記左側昇降装置41と右側昇降装置42とは、図5および図6に示すように、前側クロスメンバ36の先端部に設けられて前記左側ブーム27または右側ブーム28を上下方向に揺動自在に支持するピボット軸44と、前記左側ブーム27または右側ブーム28を上下方向に揺動させる駆動装置45とによって構成されている。この実施例においては、前記ピボット軸44によって請求項2記載の発明でいう支持部材が構成されている。なお、図5および図6は、左側昇降装置41の平面図と正面図であり、右側昇降装置42を示したものではない。しかし、右側昇降装置42は、左側昇降装置41とは左右対称となるように形成されている点が異なるだけで他の構成は同一であるから、便宜上、右側昇降装置42についても図5と図6とを用いて説明する。
前記駆動装置45は、前側クロスメンバ36に支持されたアクチェータ45aと、このアクチェータ45aの動力を左側ブーム27または右側ブーム28に伝達するためのリンクからなるプッシュプルロッド45bとによって構成されている。前記アクチュエータ45aは、モータ(図示せず)と、このモータの回転を減速して出力軸45cに伝達する減速機(図示せず)と、前記出力軸45cに固着されたリンクアーム45dとを備えている。前記リンクアーム45dは、前記プッシュプルロッド45bを介して左側ブーム27、右側ブーム28に連結されている。
この駆動装置45においては、前記リンクアーム45dが図6において二点鎖線で示す起立した位置から時計方向に回転することによって、左側ブーム27(右側ブーム28)が下方に揺動し、図3および図6中に実線で示す相対的に低い薬液散布位置に位置付けられる。また、前記リンクアーム45dが図6において実線で示した位置(薬液散布位置)から反時計方向に回転することによって、左側ブーム27(右側ブーム28)が上方に揺動し、図3および図6中に二点鎖線で示す相対的に高い駐機位置に位置付けられる。
この実施例による駆動装置45は、両ブーム27,28が略水平に延在する状態を前記駐機位置とするように構成されている。
さらに、前記左側昇降装置41と右側昇降装置42とは、地上の操縦者が無線操縦装置を操作することによって、前記リンクアーム45dを前記時計方向または反時計方向に回転させることができるように構成されている。
前記左側ノズル24は、前記左側ブーム27の先端部(機体左側の端部)に、下方へ延在する支持部材46を介して支持されている。右側ノズル25は、前記右側ブーム28の先端部(機体右側の端部)に、下方へ延在する支持部材47を介して支持されている。これらの支持部材46,47は、図3に示すように、前記両ブーム27,28が薬液散布位置に位置付けられている状態で両ブーム27,28から真下に延在するように、両ブーム27,28に対して傾斜した状態で取付けられている。
これらの支持部材46,47の長さは、図3に示すように、両ブーム27,28が薬液散布位置に位置している状態で左側ノズル24と右側ノズル25とが前記スキッド11aより下方に位置し、かつ両ブーム27,28が駐機位置に位置している状態では両ノズルがスキッド11aの接地面(地面)より上方に位置するように形成されている。このため、左右のブーム27,28が薬液散布位置に位置している状態においては、左側ノズル24と右側ノズル25の高さは、図3中に二点差線で示した従来のノズルNの高さに較べて低くなる。
これらの支持部材46,47と、前記中央ノズル26を支持する支持部材37とは、ノズル24〜26を支持するための機能と、ノズル24〜26に薬液を供給するための機能とを有している。中央ノズル26を支持する支持部材37は、図3に示すように、薬液パイプ48を介して前記ノズル選択バルブ21に接続されている。この薬液パイプ48と前記支持部材37とによって、前記第2の薬液通路23が構成されている。
左側ノズル24を支持する支持部材46は、左側薬液パイプ49を介して前記ノズル選択バルブ21に接続され、右側ノズル25を支持する支持部材47は、右側薬液パイプ50を介して前記ノズル選択バルブ21に接続されている。すなわち、前記第1の薬液通路22は、左側薬液パイプ49および右側薬液パイプ50と、前記両支持部材46,47とによって構成されている。前記3本の薬液パイプ48〜50のうち、少なくとも左側薬液パイプ49と右側薬液パイプ50とは、可撓性を有する耐圧ホースなどによって形成されている。
上述したように構成された無人ヘリコプタ1においては、地上で運搬するときや離着陸時は、左側ブーム27と右側ブーム28とを駐機位置に位置付けておく。このように両ブーム27,28を駐機位置に位置付けることによって、左側ノズル24と右側ノズル25とが地面に接触することを防ぐことができる。
この無人ヘリコプタ1によって薬液を散布するときは、飛行中に左側昇降装置41と右側昇降装置42とによって左側ブーム27と右側ブーム28とを下方に揺動させて薬液散布位置に位置付ける。
このように両ブーム27,28を下げることによって、左側ノズル24と右側ノズル25の位置をスキッド11aより低くする。この結果、この無人ヘリコプタ1によれば、回転するメインロータ4の先端部の上側と下側との圧力差に起因して生じる前記空気の渦(下から上に向かうような空気流からなる空気の渦)の影響を受けることがない位置で薬液を散布することができる。
したがって、この実施例によれば、薬液をたとえば植物や樹木に近い位置から、メインロータの下に生じる下降気流によって下方へ速く流すようにして散布することができるから、薬液を機体下方の限定された領域内に正しく散布することが可能になる。
この実施例による無人ヘリコプタ1においては、上述したように、左側ノズル24と右側ノズル25とから散布された薬液が機体2の後方で上に舞い上がるようなことがない。このため、従来の無人ヘリコプタで問題になっていた薬液の機体後部への付着を解消することができる。薬液が機体2の後部に付着する理由は、上述したように機体2の後方で舞い上がった薬液がテールロータの回転によって機体に向けて流されることが原因であると考えられる。この実施例による無人ヘリコプタ1は、このように機体2の後部に薬液が付着し難いから、機体2が汚れ難くなり、機体2の清掃が容易になる。
この実施例による無人ヘリコプタ1においては、農薬散布に使用するノズル24〜26をノズル選択バルブ21により切換えることによって、薬液が散布される幅、散布量などを変更することができる。たとえば、ノズル選択バルブ21の切換位置を第1の切換位置に切り換えることによって、左側ノズル24と右側ノズル25のみから薬液を散布することができ、田畑の中央部などにおいて薬液を広い範囲に散布することができる。この結果、広い散布領域に薬液を能率よく散布することができる。
ノズル選択バルブ21の切換位置を第2の切換位置に切り換えることによって、中央ノズル26のみから薬液を散布することができる。このため、薬液の散布幅が相対的に狭くなるから、隣接する田畑に薬液を不必要に飛散させることなく隣接する田畑との境界部分のみに薬液を散布することができる。このように中央ノズル26のみを使用する場合は、薬液の散布が必要な樹木のみに薬液を散布することもできる。
ノズル選択バルブ21の切換位置を第3の切換位置に切り換えることによって、全てのノズル24〜26から薬液を散布することができ、薬液が散布される領域を限定しながら(薬液が不必要に広範囲に拡がることを防ぎながら)薬液の散布量を増大させることができる。この実施例による無人ヘリコプタ1によれば、このようにノズル選択バルブ21の切換操作によって薬液の散布量を増大させることができるから、散布量を増大させるに当たってノズルを散布量が相対的に多くなるものと交換する場合に較べて、ノズル交換作業と散布量の調整作業とが不要になり、薬液散布の作業効率を向上させることができる。
ノズル選択バルブ21の第1〜第3の切換位置の変更は、操縦者が無線操縦装置を操作することによって、飛行中であっても容易に行うことができる。
なお、上述した実施例においては、ノズル選択バルブ21として第1〜第3の切換位置を選択可能な電動式三方弁を用いる例を示したが、ノズル選択バルブ21の構成は適宜変更することができる。また、ノズル選択バルブ21の切換位置は、二つの切換位置のみとすることができる。すなわち、左側ノズル24および右側ノズル25から薬液が散布される第1の切換位置と、中央ノズル26のみから薬液が散布される第2の切換位置とを有するノズル選択バルブを使用することができる。
上述した実施例においては、3個のノズル24〜26を使用する例を示したが、中央ノズル26は装備しなくてもよいし、図8および図9に示すように、複数の左側ノズル24と複数の右側ノズル25とを装備することができる。図8および図9において、前記図1〜図7によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図8に示す薬液散布装置13は、各ブーム27,28にノズル24,25が2個ずつ設けられている。すなわち、左側ノズル24は、左側ブーム27の先端部と基部とにそれぞれ設けられ、右側ノズル25は、右側ブーム28の先端部と基部とにそれぞれ設けられている。
図9に示す薬剤散布装置13は、各ブーム27,28にノズル24,25が3個ずつ設けられている。すなわち、左側ノズル24は、左側ブーム27の先端部、中間部および基部にそれぞれ設けられ、右側ノズル25は、右側ブーム28の先端部、中間部および基部にそれぞれ設けられている。これらのノズル24,25を支持する支持部材46,47は、左側ブーム27および右側ブーム28が薬液散布位置に位置している状態で(傾斜している状態で)各ノズル24,25の高さが略等しくなるように、機体に近いものほど長く形成されている。
図8および図9に示す実施例によれば、回転するメインロータ4の先端部の上側と下側との圧力差に起因して生じる前記空気の渦の影響を受けることがない位置において、2個または3個の左側ノズル24と2個または3個の右側ノズル25とによって大量に薬液を散布することができる。このため、この実施例による無人ヘリコプタにおいては、大量の薬液を決められた範囲内に散布することが可能になる。
左側ブーム27と右側ブーム28のうちいずれか一方は、図10〜図12に示すように、機体後側に設けることができる。図10〜図12において、前記図1〜図7によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図10および図11に示す無人ヘリコプタ1の右側ブーム28は、メインロータ4の回転中心Cより機体後側に位置付けられている。この右側ブーム28は、図10に示すように、前記後側クロスメンバ38の右側の端部に右側昇降装置42を介して上下方向に揺動可能に支持されている。
この右側ブーム28と前記左側ブーム27とは、前記回転中心Cを中心点として点対称となる位置に配設されている。詳述すると、前記左側ノズル24は、前記回転中心Cより機体左側であって機体前側に配設され、右側ノズル25は、回転中心Cより機体右側であって機体後側に配設されている。
この実施例によるメインロータ4の回転方向は、図10および図12中に矢印Rで示すように、平面視において時計方向である。このため、左側ノズル24は、図10および図12に示すように、平面視において、機体2の左方であって、メインロータ4の回転中心Cを通り機体2の左右方向に延在する仮想線Lよりメインロータ4の回転方向下流側(この実施例では機体前側)の領域SLに位置付けられている。一方、右側ノズル25は、平面視において、機体2の右方であって、前記仮想線Lよりメインロータ4の回転方向下流側(この実施例では機体後側)の領域SRに位置付けられている。
この実施例による左側ノズル24と右側ノズル25とは、図12に示す平面視において、メインロータ4の2枚のブレード4a,4bが機体2の左右方向を指向する位置からメインロータ4が約15°〜20°回転したときにブレード4a,4bと上下方向に重なる位置に設けられている。
両ノズル24,25をメインロータ4の回転中心Cを中心点として点対称となる位置に配設した理由は、機体2を前進させるときと後退させるときとで下降気流の発生する状況が前記回転中心Cを中心点として点対称になるからである。
左側ノズル24と右側ノズル25との前記回転中心Cからの長さは、この実施例においては、メインロータ先端の回転半径の1/2より僅かに短くなるような長さに設定されている。図12においては、メインロータ4が回転する領域を示す仮想円を二点鎖線R1で示し、メインロータ4の回転半径の1/2となる領域を示す仮想円を二点鎖線R2で示す。左側ノズル24と右側ノズル25とは、前記仮想円R2の内側近傍に位置付けられている。
このような位置に左側ノズル24と右側ノズル25とを配設することにより、後述するように、メインロータ4の回転により発生する下降気流の下向きの風速が相対的に高くなる位置に両ノズル24,25を位置付けることができる。これらの左側ノズル24と右側ノズル25の位置は、ノズルの位置を変えて薬液を実際に空中散布する試験を繰り返し行った結果、特定できた位置である。
上述したように機体2の左右で前後にずれた位置に下向きの風速が相対的に高くなる場所ができる理由は、回転するメインロータ4によって回転方向の下流側へ押された空気(下降気流の一部)が機体2の側部近傍に集められるようになるからであると考えられる。すなわち、このように機体2の側部近傍に集められた空気は相対的に速く下降するから、上述したように下向きの風速が相対的に高くなる場所ができると考えられる。
このように下向きの風速が相対的に高くなる位置に左側ノズル24と右側ノズル25とが設けられているために、左側ノズル24および右側ノズル25から薬液を下降気流によって機体2の下方へ速く散布させることができるから、薬液散布時にこれら両ノズル24,25を従来より低い位置に降ろすことができることとが相俟って、薬液が散布される範囲をより一層正確に規制することができる。
この実施例による無人ヘリコプタ1においては、左側ノズル24と右側ノズル25とが平面視において、メインロータ4の回転半径の1/2となる領域の内側に設けられているから、メインロータ先端部の下から上に向かうような空気流からなる空気の渦の影響を受け難くなる位置に両ノズル24,25を位置付けることがでできる。このため、この実施例によれば、薬液が機体下方の限定された領域の外に散布されることを防ぐことができる。
なお、この実施例においては、メインロータ4が平面視において時計方向に回転する無人ヘリコプタ1について説明したが、メインロータ4の回転方向は平面視において反時計方向でもよい。この場合、左側ノズル24は、メインロータ4の回転中心Cより機体左側であって機体後側に配置され、右側ノズル25は、メインロータ4の回転中心Cより機体右側であって機体前側に配置される。
(第2の実施例)
請求項3に記載した発明に係る無人ヘリコプタの一実施例を図13および図14によって詳細に説明する。図13および図14において、前記図1〜図7によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図13と図14とに示した無人ヘリコプタ1の薬液散布装置13は、機体フレーム6に電動ウインチ51,52を介して支持されている。この実施例においては、機体フレーム6によって請求項3記載の発明でいうメインフレームが構成されている。
この実施例による薬液散布装置13は、薬液散布装置用フレーム31に薬液タンク14を含む全ての部材を支持させることによって構成されている。
この実施例による薬液散布装置13の左側ブーム27と右側ブーム28とは、薬液散布装置用フレーム31の前端部に揺動することがないように固定されている。薬液タンク14は、機体2の左側に位置する左側貯留部53と、機体2の右側に位置する右側貯留部54と、これら両貯留部53,54どうしを連通する中央貯留部55とを一体成形により一体に形成することによって構成されている。
前記左側貯留部53には、薬液注入口(図示せず)を開閉するための蓋部材56が取付けられている。
この実施例によるスキッド11aは、薬液散布装置13を通すためのスペース57{図13(a)参照}が支持脚11,11間に形成されるように、前側の支持脚11より前方と、後側の支持脚11より後方とに設けられている。
電動ウインチ51,52は、機体フレーム6の左右両側部に図示していないブラケットを介して取付けられており、機体カバー7の外に露出している。これらの電動ウインチ51,52は、機体2の前後方向の両端部から吊り上げ用のワイヤ58が導出されている。機体左側に位置する電動ウインチ51の2本のワイヤ58,58の下端部は、薬液散布装置用フレーム31の左側の側部に接続されている。機体右側に位置する電動ウインチ52の2本のワイヤ58,58の下端部は、薬液散布装置用フレーム31の右側の側部に接続されている。
また、これら2台の電動ウインチ51,52は、地上の操縦者が無線操縦装置を操作することによって、動作させることができるように構成されている。
この実施例による無人ヘリコプタ1においては、電動ウインチ51,52によりドラムに(図示せず)ワイヤ58を巻き取ることによって、図13(A)および図14(A)に示すように、薬液散布装置13が機体2の下部に格納される。また、電動ウインチ51,52がワイヤ58を送り出すことによって、図13(B)および図14(B)に示すように、薬液散布装置13をスキッド11aより下に降ろすことができる。
このため、この実施例においては、薬液散布装置13を下げた状態で薬液を散布することができるから、回転するメインロータ4の先端部の上側と下側との圧力差に起因して生じる前記空気の渦(下から上に向かうような空気流からなる空気の渦)の影響を受けることがない位置で薬液を散布することができる。
したがって、この実施例によれば、薬液をたとえば植物や樹木に近い位置からメインロータ4による下降気流によって下方へ速く流すようにして散布することができるから、薬液を機体下方の限定された領域内に正しく散布することが可能になる。この実施例においても、薬液を散布するに当たっては、左側ノズル24と右側ノズル25とを使用する形態と、中央ノズル26のみを使用する形態と、全てのノズル24〜26を使用する形態とを採ることができる。
この実施例による無人ヘリコプタ1において、各ノズル24〜26は、電動ウインチ51,52によって薬液散布装置13の他の構成部材と一体に昇降する。このため、ノズル24〜26を下げるときに薬液散布装置13の他の部材によって制約を受けることがないから、ノズル24〜26と機体2との高低差を大きくとることが可能になる。この結果、この実施例によれば、地上の障害物などにより機体2の高度を下げることができないような場合であっても、ノズル24〜26を薬剤の散布に最適な高さまで降ろすことができるから、薬剤を空中散布可能な領域を拡げることができる。
前記電動ウインチ51,52は、薬液散布装置用フレーム31の両側部を支持しているから、薬液散布装置13は、電動ウインチ51,52による駆動によって水平状態を維持しながら昇降する。このため、この実施例によれば、機体左側に位置する左側ノズル24と、機体右側に位置する右側ノズル25の高さを常に等しくすることができるから、薬液を機体2の両側方に均等に散布することが可能になる。
(第3の実施例)
請求項4に記載した発明に係る無人ヘリコプタの一実施例を図15および図16によって詳細に説明する。図15および図16において、前記図1〜図7、図13および図14によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
図15と図16とに示した無人ヘリコプタ1の薬液散布装置13は、機体フレーム6に後述するパンタグラフ機構によって構成された昇降装置61を介して支持されている。この実施例においては、機体フレーム6によって請求項4記載の発明でいうメインフレームが構成されている。
この実施例による薬液散布装置13は、図13および図14によって示した薬液散布装置13と同等の構成が採られており、薬液散布装置用フレーム31に薬液タンク14を含む全ての部材を支持させることによって構成されている。
前記昇降装置61は、薬液散布装置用フレーム31の前端部と機体フレーム6とを連結するパンタグラフ機構からなる前側支持部材62と、薬液装置用フレーム31の後端部と機体フレーム6とを連結するパンタグラフ機構からなる後側支持部材63と、前記前側支持部材62を伸縮させるための前側駆動装置64と、前記後側支持部材63を伸縮させるための後側駆動装置65とによって構成されている。
前記前側支持部材62と後側支持部材63とは、薬液散布装置用フレーム31を上下方向に平行移動可能に支持している。詳述すると、前側支持部材62と後側支持部材63とは、同一の構造で、図16(B)に示すように、薬液散布装置用フレーム31から上方に延在する2本の下側リンク62a(63a),62b(63b)と、機体フレーム6から下方に延在する2本の上側リンク62c(63c),62d(63d)と、機体2の左右方向に延在するように形成されて前記リンクどうしを連結するボールねじ軸66などによって構成されている。各リンクは、ボールねじ軸66にボールねじナット(図示せず)を介して接続されている。
前記ボールねじナットは、ボールねじ軸66が一方に回転することによって、パンタグラフ機構からなる前側支持部材62と後側支持部材63とが上下方向に伸長し、ボールねじ軸66が他方に回転することによって、前側支持部材62および後側支持部材63が上下方向に収縮するように構成されている。
前記前側駆動装置64および後側駆動装置65は、前記ボールねじ軸66の回転を許容する状態で各ボールねじ軸66に支持されており、このボールねじ軸66をモータの動力で回転させる構成が採られている。これらの前側駆動装置64と後側駆動装置65がボールねじ軸66を駆動するときの反力は、前記前側支持部材62および後側支持部材63の複数のリンクのうち1本のリンクによって受ける。
この実施例による無人ヘリコプタ1においては、前側駆動装置64と後側駆動装置65との駆動により前側支持部材62と後側支持部材63とが上下方向において収縮することによって、図15(A)および図16(A)に示すように、薬液散布装置13が機体2の下部に格納される。また、前側支持部材62と後側支持部材63とが上下方向において伸長することによって、図15(B)および図16(B)に示すように、薬液散布装置13をスキッド11aより下に降ろすことができる。
このため、この実施例においては、薬液散布装置13を下げた状態で薬液を散布することができるから、回転するメインロータ4の先端部の上側と下側との圧力差に起因して生じる空気の渦(下から上に向かうような空気流からなる空気の渦)の影響を受けることがない位置で薬液を散布することができる。
したがって、この実施例によれば、薬液をたとえば植物や樹木に近い位置からメインロータ4による下降気流によって下方へ速く流すようにして散布することができるから、薬液を機体下方の限定された領域内に正しく散布することが可能になる。この実施例においても、薬液を散布するに当たっては、左側ノズル24と右側ノズル25とを使用する形態と、中央ノズル26のみを使用する形態と、全てのノズル24〜26を使用する形態とを採ることができる。
この実施例による無人ヘリコプタ1において、各ノズル24〜26は、パンタグラフ機構を有する昇降装置61によって薬液散布装置13の他の構成部材と一体に昇降する。このため、ノズル24〜26を下げるときに薬液散布装置13の他の部材によって制約を受けることがないから、ノズル24〜26と機体2との高低差を大きくとることが可能になる。この結果、この発明によれば、地上の障害物などにより機体2の高度を下げることができないような場合であっても、ノズル24〜26を薬剤の散布に最適な高さまで降ろすことができるから、薬剤を空中散布可能な領域を拡げることができる。
前側支持部材62と後側支持部材63とは、薬液散布装置用フレーム31を上下方向に平行に移動させるから、薬液散布装置13は、昇降装置61による駆動によって水平状態を維持しながら昇降する。このため、この実施例によれば、機体左側に位置する左側ノズル24と、機体右側に位置する右側ノズル25の高さを常に等しくすることができるから、薬液を機体2の両側方に均等に散布することが可能になる。
上述した各実施例による無人ヘリコプタ1は、薬液を散布するためにノズル24〜26を使用している。これらのノズル24〜26は、薬液の噴射方向が予め決められているから、この無人ヘリコプタ1においては、薬液が散布される領域を容易に限定することができる。なお、薬剤を散布するための薬剤散布部としては、この実施例で示したようなノズル24〜26に限定されることはなく、たとえば遠心力で薬剤を飛散させる構造のものを用いることができる。また、薬剤も薬液に限定されることはなく、粉状や粒状の薬剤を使用することができる。このような薬剤を使用する場合は、専用の薬液散布装置を使用し、薬剤散布部の位置を上記実施例で示した位置とする。
また、前記第2の実施例と第3の実施例においては、3個のノズル24〜26を装備する例について説明したが、中央ノズル26は装備しなくてもよい。
さらに、第2の実施例と第3の実施例とに示す無人ヘリコプタ1においては、左側ノズル24と右側ノズル25とが薬液散布装置13の前端部に設けられている。しかし、これらのノズル24,25のうち一方のノズルは、前記図10および図11に示した実施例のように、メインロータ4の回転方向に関連付けて機体後側に配設することができる。
図13〜図16に示す実施例においては、左側ブーム27と右側ブーム28とが機体2の前後方向の同じ位置に設けられている無人ヘリコプタについて説明したが、これらの実施例においても、図10〜図12に示す実施例のように、左側ブーム27と右側ブーム28のうちいずれか一方を機体後側に設けることができる。
本発明に係る無人ヘリコプタの側面図である。 薬液散布装置を拡大して示す側面図である。 薬液散布装置を拡大して示す正面図である。 薬液散布装置を拡大して示す平面図である。 揺動式昇降装置の平面図である。 揺動式昇降装置の正面図である。 薬液散布装置の構成を示すブロック図である。 左右のノズルを合計4個装備した薬液散布装置の正面図である。 左右のノズルを合計6個装備した薬液散布装置の正面図である。 右側のブームが機体後側に位置付けられている薬液散布装置の平面図である。 右側のブームが機体後側に位置付けられている薬液散布装置の側面図である。 薬剤散布部の位置を説明するための平面図である。 ウインチからなる昇降装置の側面図で、同図(A)は薬液散布装置を上昇位置に位置付けた状態を示し、同図(B)は薬液散布装置を下降位置に位置付けた状態を示す。 ウインチからなる昇降装置の正面図で、同図(A)は薬液散布装置を上昇位置に位置付けた状態を示し、同図(B)は薬液散布装置を下降位置に位置付けた状態を示す。 パンタグラフ機構を有する昇降装置の側面図で、同図(A)は薬液散布装置を上昇位置に位置付けた状態を示し、同図(B)は薬液散布装置を下降位置に位置付けた状態を示す。 パンタグラフ機構を有する昇降装置の正面図で、同図(A)は薬液散布装置を上昇位置に位置付けた状態を示し、同図(B)は薬液散布装置を下降位置に位置付けた状態を示す。 従来の無人ヘリコプタが薬液を散布している状態を示す図で、同図は機体を側方から見た状態を示す。 従来の無人ヘリコプタが薬液を散布している状態を示す図で、同図は機体を後方から見た状態を示す。
符号の説明
1…無人ヘリコプタ、2…機体、6…機体フレーム、13…薬液散布装置、14…薬液タンク、24…左側ノズル、25…右側ノズル、27…左側ブーム、28…右側ブーム、31…薬液散布装置用フレーム、41…左側昇降装置、42…右側昇降装置、44…ピボット軸、45…駆動装置、51,52…電動ウインチ、61…昇降装置、62…前側支持部材、63…後側支持部材、64…前側駆動装置、65…後側駆動装置。

Claims (6)

  1. 機体から両側方に延在するブームと、このブームに支持された薬剤散布部と、この薬剤散布部に供給する薬剤を貯留する薬剤タンクとを有する薬剤散布装置を備えた無人ヘリコプタにおいて、
    前記薬剤散布部を降着装置の接地部より高い位置と、前記接地部より低い位置との間で昇降させる昇降装置を備えたことを特徴とする無人ヘリコプタ。
  2. 請求項1記載の無人ヘリコプタにおいて、
    前記昇降装置は、前記ブームを上下方向に揺動自在に支持する支持部材と、
    前記ブームを上下方向に揺動させる駆動装置とによって構成されていることを特徴とする無人ヘリコプタ。
  3. 請求項1記載の無人ヘリコプタにおいて、前記薬剤散布装置は、前記ブーム、薬剤散布部および前記薬剤タンクを支持するフレームを備え、
    前記昇降装置は、前記フレームと機体のメインフレームとの間に介装された電動式のウインチによって構成され、
    前記ウインチは、機体の両側部に設けられ、前記薬剤散布装置のフレームの両側部を支持していることを特徴とする無人ヘリコプタ。
  4. 請求項1記載の無人ヘリコプタにおいて、前記薬剤散布装置は、前記ブーム、薬剤散布部および前記薬剤タンクを支持するフレームを備え、
    前記昇降装置は、前記フレームと機体のメインフレームとの間に介装されて前記薬剤散布装置のフレームを上下方向に平行移動可能に支持するパンタグラフ機構からなる支持部材と、前記パンタグラフ機構を伸縮させる電動式駆動装置とによって構成されていることを特徴とする無人ヘリコプタ。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちいずれか一つに記載の無人ヘリコプタにおいて、機体左側の薬剤散布部と機体右側の薬剤散布部とは、平面視において、機体の側方であって、メインロータの回転中心を通り機体の左右方向に延在する仮想線よりメインロータの回転方向下流側の領域にそれぞれ位置付けられていることを特徴とする無人ヘリコプタ。
  6. 請求項5記載の無人ヘリコプタにおいて、機体左側の薬剤散布部と機体右側の薬剤散布部とは、平面視において、前記メインロータの回転半径の1/2となる領域の内側に配置されていることを特徴とする無人ヘリコプタ。
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