JP2021107216A - マルチコプター - Google Patents

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Abstract

【課題】航続距離が長いマルチコプターを開発することを課題とするものである。【解決手段】本体部3と、モータ20によって回転し揚力を発生させる回転翼2を有し、前記本体部3に前記回転翼2が複数取り付けられたマルチコプター1において、エンジン92によって駆動する発電機83を有し、前記本体部3の内部に中空部85を有し、当該中空部85に燃料を貯留可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に「ドローン」と称されるマルチコプターに関するものである。
複数の回転翼(プロペラ)を有し、垂直離着陸するマルチコプターが知られている。マルチコプターは、当初、玩具として販売されたが、次第に高機能化し、航空写真の撮影や、物資の運搬等の業務用にも使用されつつある。また有人飛行が可能なマルチコプターも開発されている。
特開2018−129713号公報
マルチコプターの回転翼は、モータで駆動される。そのためマルチコプターには、モータを駆動するための蓄電池が搭載されている。従来技術のマルチコプターは、蓄電池にためられた電気によってモータが回転され、飛行する。従って、マルチコプターの航続距離は、蓄電池の容量に依存する。
近年、蓄電池の性能は飛躍的に向上した。しかしながら、市場においては、より航続距離の長い、マルチコプターの開発が望まれている。
本発明は、従来技術の上記した問題点に注目し、航続距離が長いマルチコプターを開発することを課題とするものである。
上記した課題を解決するための態様は、本体部と、モータによって回転し揚力を発生させる回転翼を有し、前記本体部に前記回転翼が複数取り付けられたマルチコプターにおいて、エンジンによって駆動する発電機を有し、前記本体部の内部に中空部を有し、当該中空部に燃料を貯留可能であることを特徴とするマルチコプターである。
同様の課題を解決するためのもう一つの態様は、本体部と、モータによって回転し揚力を発生させる回転翼を有し、前記本体部に前記回転翼が複数取り付けられたマルチコプターにおいて、エンジンによって駆動する発電機を有し、前記本体部を構成する部材自身の断面内部に中空部を有し、当該中空部に燃料を貯留可能であることを特徴とするマルチコプターである。
同様の課題を解決するためのさらにもう一つの態様は、本体部と、モータによって回転し揚力を発生させる回転翼を有し、前記本体部に前記回転翼が複数取り付けられたマルチコプターにおいて、エンジンによって駆動する発電機を有し、前記本体部を構成する部材に管状の部分があって当該管状の部分の断面内部に中空部を有し、当該中空部に燃料を貯留可能であることを特徴とするマルチコプターである。
同様の課題を解決するためのさらにもう一つの態様は、本体部と、モータによって回転し揚力を発生させる回転翼を有し、前記本体部に前記回転翼が複数取り付けられたマルチコプターにおいて、エンジンによって駆動する発電機を有し、前記本体部の外壁を構成する壁の内部に中空部を有し、当該中空部に燃料を貯留可能であることを特徴とするマルチコプターである。
上記した各態様において、前記本体部自身に燃料取り出し口が設けられていることが望ましい。
上記した各態様において、前記本体部は、前記回転翼を支持する支持フレーム部を有し、前記支持フレーム部自身の断面内部に前記中空部があることが望ましい。
上記した各態様において、前記支持フレーム部は全体的に環状構造であることが望ましい。
エンジンの形式は限定されるものではなく、例えばレシプロエンジンやロータリーエンジン、タービンエンジン、ジェットエンジン等の公知のエンジンが採用可能である。またエンジンは水冷式であっても空冷式であってよい。
本態様のマルチコプターは、発電機を有しており、発電機によって発生させた電気をモータに供給することができる。そのため本態様のマルチコプターは、航続距離が長い。
また本態様のマルチコプターは、別途の燃料タンクが不要であり、空間を有効活用することができる。そのため機器や物品を搭載する領域を増大することができる。また燃料タンクに要する重量を低減することができる。
本態様のマルチコプターは、空間を有効活用することができ、全体を小型化することができる。
上記した態様において、前記本体部は環状の支持フレーム部を有し、前記本体部は環状の支持フレーム部を有し、前記支持フレーム部に前記中空部があることが望ましい。
本態様のマルチコプターは、回転翼が環状に繋がった支持フレーム部を有している。そして、当該支持フレーム部に中空部があり、燃料が貯留される。
本態様のマルチコプターは、燃料を含む全体の重量バランスがよい。
上記した態様において、前記支持フレームは、上下方向に通気性を有していることが望ましい。
上記した各態様において、前記支持フレーム部の高さ方向の一部に前記中空部があってもよい。
本態様によると、燃料を収容する空間を広く確保することができる。
上記した各態様において、前記支持フレーム部の高さ方向の全域に前記中空部があってもよい。
本態様によると、支持フレーム部内にエンジンその他の機器を収容する空間を確保することができる。
上記した各態様において、前記支持フレーム部は、周壁部と、底部と、蓋部材とを有し、前記中空部は、少なくとも前記周壁部と前記底部及び前記蓋部材に囲まれていることが望ましい。
本態様の構造は、燃料を収容する空間部を作りやすい。
上記した各態様において、前記支持フレーム部は、外側周壁部と、底部と、内側周壁部と、蓋部材とを有し、前記内側周壁部は、前記外側周壁部によって囲まれた領域にあり、前記中空部は、少なくとも前記周壁部と前記底部と、前記内側周壁部と、前記蓋部材とに囲まれていることが望ましい。
本態様によると、燃料を収容する空間部を有し、且つ環状の支持フレーム部を作りやすい。
上記した各態様において、前記支持フレーム部は、外郭部と、蓋部材とを有し、前記外郭部は、外側周壁部と、当該外側周壁部の内周を取り巻くと共に上部が開口する溝部があり、前記開口に前記蓋部材が設置されて前記中空部が構成されていることが望ましい。
本態様によると、燃料を収容する空間部が、外郭部と、蓋部材の2部材で構成されているので、燃料を収容する空間部を作りやすい。
上記した各態様において、前記本体部は支持フレーム部を有し、前記支持フレームは、外郭を構成する外壁部を有し、前記支持フレーム部の下部側の領域に前記中空部があり、前記中空部の天面壁と、前記外壁部で囲まれた空間に、前記エンジン又は発電機の少なくとも一方が配されていることが望ましい。
本態様のマルチコプターは、環状であって、上下方向に通気性を有する支持フレーム部を有しており、当該支持フレーム部にエンジンと発電機がある。そのため、エンジンと発電機は、風通しの良い部位に配置され、冷却効率が高い。
上記した態様において、前記本体部は支持フレーム部を有し、前記本体部には、前記支持フレーム部から外側に向かってのびるリブ部があり、当該リブ部を介して前記回転翼が取り付けられていることが望ましい。
本態様のマルチコプターでは、支持フレーム部から外側に向かってのびるリブ部がある。そのため、マルチコプターが墜落した際、リブ部が緩衝部となり、支持フレーム部の損傷が軽減される。そのため、支持フレーム部内の燃料の漏出が防がれ、火災を発生させる懸念が低い。
上記した態様において、前記支持フレーム部には、前記リブ部を取り付ける取付け部が設けられており、前記支持フレーム部と、前記リブ部の一部または全部を構成するリブ構成部材があり、前記支持フレーム部とリブ構成部材は別の部材であり、両者が個別に成形された後に接合されてリブ部が構成されていることが望ましい。
本態様によると、支持フレーム部を共通部品として、複数のサイズのマルチコプターを製作することができる。
上記した各態様において、前記本体部であって前記中空部を有する部位は、断面形状が縦長であることが望ましい。
本態様のマルチコプターでは、本体部の断面形状が縦長であるから、断面係数が大きく、強度が高い。
上記した態様において、蓄電池を有し、前記発電機が蓄電池に接続されていることが望ましい。
本態様によると、モータや制御装置等に供給される電圧が安定する。
本発明のマルチコプターは、発電機を搭載しており、航続距離が長い。
本発明の実施形態のマルチコプターの斜視図である。 図1のマルチコプターの各部の断面図であり、(a)はA−A断面を示し、(b)はB−B断面を示し、(c)はC−C断面を示し、(d)はD−D断面を示す。 (a)は図1のマルチコプターの正面図であり、(b)は他の実施形態のマルチコプターの正面図である。 (a)(b)は、図1のマルチコプターの回転翼と支持フレームとの位置関係をモデル化した説明図である。 (a)は図1のマルチコプターの回転翼列の上昇時及びホバリング時における正面図であり、(b)は図1のマルチコプターを前進させる際における回転翼列の側面図であり、(c)は図1のマルチコプターを回転させる際における回転翼列の正面図である。 本発明の他の実施形態のマルチコプターの斜視図である。 (a)(b)は、本発明のさらに他の実施形態のマルチコプターの斜視図である。 (a)(b)は、図7(a)(b)に示すマルチコプターのリブ部の詳細図である。 本発明のさらに他の実施形態のマルチコプターの斜視図である。 図9のマルチコプターの上昇時及びホバリング時における吊り下げ部分の状態を示す説明図である。 本発明のさらに他の実施形態のマルチコプターの斜視図である。 (a)は、本発明のさらに他の実施形態のマルチコプターの斜視図であり、(b)は、その平面図である。 (a)(b)(c)は、本発明のさらに他の実施形態のマルチコプターの平面図である。 (a)(b)は、本発明のさらに他の実施形態のマルチコプターの斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態のマルチコプターの斜視図である。 図15のマルチコプターの分解斜視図である。 図15のマルチコプターの断面図である。 図15のマルチコプターの支持フレーム部を、環状構造部と、機器支持部に分離した時の様態を示す断面図である。 図18の断面図から発電ユニットを削除した断面図である。 図15のマルチコプターの支持フレーム部の環状構造部の分解斜視図である。 図15のマルチコプターのリブ部及び回転翼部分の分解斜視図である。 図15のマルチコプターの発電ユニットの斜視図である。 発電ユニットの姿勢を説明する説明図であって、図15のマルチコプターの上部及びエンジン起動用のモータを概念的に図示するものである。
以下さらに本発明の実施形態について説明する。最初に、本実施形態のマルチコプター1の特徴的構成について簡単に説明する。
本実施形態のマルチコプター1は、公知のそれと同様に、回転翼2を有し、当該回転翼2は、モータ20によって回転する。
マルチコプター1は、公知のそれと同様に、制御装置80と、蓄電池81を有し、当該蓄電池81から制御装置80及びモータ20に給電される。
本実施形態のマルチコプター1には、発電機83が搭載されている。発電機83は、エンジン92と一体化されており、エンジン92を駆動することによって電気を発生させることができる。
発電機83は、蓄電池81に接続されており、飛行中に発電機83で発電し、直接、または蓄電池81を介してモータ20に給電される。
そのため、本実施形態のマルチコプター1は、航続距離が長い。
また本実施形態のマルチコプター1は、本体部3の一部が図2の断面図の様に中空であり、当該中空部85内に燃料たるガソリンが貯留されている。そのため、燃料タンクが不要であり、有効利用できる空間が広い。また、燃料タンクが不要であるため、重量が軽い。
以下、マルチコプター1の細部について説明する。
本実施形態のマルチコプター1は、8枚の回転翼2を備えたドローンであり、無線によって遠隔操作される。マルチコプター1は、公知のそれと同様に、回転翼2を回転することによって下降気流による揚力を発生させて中空に浮き上がる。また各回転翼2の回転数を相違させることによって水平方向の成分を有する方向に移動する。即ち、各回転翼2の回転数を相違させることによって横方向に移動させたり、斜め上下方向に移動させたり、自身の姿勢を変更させるといったさまざまな動きをさせることができる。
回転翼2の数は、8枚に限定されるものではなく、3枚以上であればよい。
本実施形態のマルチコプター1は、本体部3と、8個の回転翼2を有している。
本体部3は、環状の支持フレーム部10と、リブ部30と、機器載置部18と、脚部12を有している。
支持フレーム部10は、樹脂等で作られ、無端環状に成形された部分である。本実施形態では、支持フレーム部10の平面形状は、図1、図3(a)の様に円形である。
支持フレーム部10の断面形状は、縦長の長方形である。支持フレーム部10は、全体にわたって管状であり、図2の様に内部に中空部85が設けられている。当該中空部85が、燃料タンクとして機能する。
支持フレーム部10には、図1、図2(b)に示すように、燃料供給口86があり、当該燃料供給口86には、栓87が装着されている。燃料供給口86は、支持フレーム部10の上部に設けられている。
また支持フレーム部10には、図1、図2(d)に示すように、燃料取り出し口88が設けられている。
燃料取り出し口88は、支持フレーム部10の下部に設けられている。燃料取り出し口88の近傍は、支持フレーム部10の底が、やや下方に窪んでおり、燃料だまり90が設けられている。
燃料取り出し口88と、発電機(正確にはエンジン92)83の間は、燃料ホース等の燃料配管91で接続されている。
リブ部30は、環状の支持フレーム部10から放射状に外側に向かってのびている。図2(c)の様に、リブ部30も中空であるが、リブ部30と、支持フレーム部10との間には、壁93があり、燃料はリブ部30には入らない。
マルチコプター1が墜落したり、立木や電柱等と衝突したとき、マルチコプター1のリブ部30が、支持フレーム部10に先立ってぶつかることとなる。その結果、リブ部30が折れる等の事態となり、リブ部30が損傷する。しかしその反面、燃料が貯められている支持フレーム部10に掛かる衝撃が緩和され、支持フレーム部10の損傷が軽減される。そのため、燃料の漏出や飛散が防がれ、火災の原因となることが少ない。
機器載置部18は、支持フレーム部10で囲まれる円の中心部にあり、支線部材16によって支持フレーム部10に接続されている。本実施形態で採用する支線部材16は、例えばワイヤーや紐である。また支線部材16は、金属や樹脂等で作られた細い棒材であってもよい。即ち支線部材16は、ワイヤーの様に形態を維持することができないものであってもよく、棒材の様に形態を維持することができるものであってもよい。
機器載置部18に前記した、制御装置80、蓄電池81及び発電機83が配置されている。
脚部12は、支持フレーム部10の下に垂下する脚部材15を有している。本実施形態では、脚部12は4本の脚部材15が等間隔に配置されたものである。
本実施形態のマルチコプター1では、図1、図3(a)の様に、環状の支持フレーム部10に回転翼2がリブ部30を介して取り付けられている。即ち本実施形態のマルチコプター1では、回転翼2が短いリブ部30を介して間接的に支持フレーム部10に取り付けられている。
回転翼2は、公知のそれと同様、モータ20の出力軸に直接取り付けられている。
そして本実施形態では、図示しない取り付け部材によって、モータ20が支持フレーム部10から張り出されたリブ部30の上部に固定されている。即ち8個のモータ20は、いずれも回転軸が環状の支持フレーム部10に対して所定の角度や姿勢となる様に、環状の支持フレーム部10にリブ部30を介して固定されている。
本実施形態のマルチコプター1では、隣接する回転翼2同士が短いリブ部30を介して支持フレーム部10で横つながりとなっているので、回転翼2の揚力に強弱が生じても、一部の回転翼2の位置が突出的に上下方向に変位することは少ない。
本実施形態のモータ20が直接的に固定されているのはリブ部30であり、当該リブ部30は片持ち状である。
しかしながら、リブ部30は比較的大きな環状の支持フレーム部10から突出しているので、片持ち状の部分の長さは、比較的短い。
そのためリブ部30の撓み等は、比較的小さい。
本実施形態のマルチコプター1は、公知のマルチコプターと同様、モータ20を駆動して8枚の回転翼2を回転し、上昇する。また上昇した位置でホバリングする。
ここで本実施形態のマルチコプター1は、飛行中にエンジン92によって発電機83が駆動され、発電機83の電気でモータ20が駆動される。また余剰の電力は、蓄電池81に蓄電される。本実施形態では、発電機83が蓄電池81に接続されており、発電機83の発電量が不足する場合には、蓄電池81から不足分が補われる。そのため、モータ20の駆動や、制御装置80の動作が安定する。
また発電量が過大である場合には、蓄電池81に蓄電される。そのため、本実施形態のマルチコプター1は、航続距離が長い。
マルチコプター1の上昇時及びホバリング時は、図5(a)の矢印で示すベクトルの様に、図示されている各回転翼2a、2b、2c、2dが発生する揚力は同じであり、8枚の回転翼2は無負荷時(地上時)と同じ相対位置及び相対姿勢を保つ。例えば図5の例では、各回転翼2a、2b、2c、2dの回転軸21は、いずれも環状の支持フレーム部10に対して同じ高さの位置にあり、且つ支持フレーム部10に対して垂直となる姿勢を保つことができる。
マルチコプター1を前進させる際は、図5(b)の矢印で示すベクトルの様に、図示されている各回転翼2a、2b、2c、2dの内、後半の回転翼2c、2dが発生する揚力が、前半の回転翼2a、2bよりも強い。その結果、マルチコプター1は、図5(b)の様にやや前傾姿勢となる。しかしながら、8枚の回転翼2は、無負荷時と同じ相対位置及び相対姿勢を保ち、いずれも同一傾斜平面上に並んでいる。また各回転翼2a、2b、2c、2dの回転軸21についても、環状の支持フレーム部10に対して無負荷時と同じ相対位置及び相対姿勢を保つ。例えば図5の例に従えば、各回転翼2a、2b、2c、2dの回転軸21は、いずれも環状の支持フレーム部10に対して同じ高さの位置を保つ。
マルチコプター1を回転(回転方向に姿勢変更)させる際は、図5(c)の矢印で示すベクトルの様に、図示されている各回転翼2a、2b、2c、2dは、発生する揚力が互い違いに強弱となる様に制御されている。
しかしながらマルチコプター1は、図5(c)の様に全体として水平姿勢を保つ。また8枚の回転翼2の相対位置及び相対姿勢は変化せず、回転翼2は水平の同一平面上に並ぶ。各回転翼2a、2b、2c、2dの回転軸21は、いずれも環状の支持フレーム部10に対して垂直となる姿勢を保つ。
ここでマルチコプター1は、飛行中に各回転翼の相対位置や相対姿勢が変わらないことが重要である。
本実施形態のマルチコプター1は、前記した様に飛行中に各回転翼の相対位置や相対姿勢が変化せず、例えば全ての回転翼2の相対位置が同一平面上に並ぶ。そのため本実施形態のマルチコプター1は、図示しない姿勢制御装置等による微細なコントロールが設計通り正しく機能する。
本実施形態のマルチコプター1は、各回転翼2の上下変位や捩じれが生じにくい構造であるから、支持フレーム部10の剛性は、従来技術に比べて低くてもよい。そのため本実施形態のマルチコプター1は、素材の量を減らしたり、単位体積当たりの重量が軽いものを使用することができ、全体の総重量を低減することができる。
そのため本実施形態のマルチコプター1は、従来技術に比べて積載重量を多くすることができる。
また本実施形態のマルチコプター1は、本体部3の外縁が環状であるから、その内側に広い空間を確保することができる。そのため本実施形態のマルチコプター1は、容積が大きな物を搭載することができる。
次に、リブ部30の好ましい長さについて説明する。回転翼2の捩じれや撓みによる姿勢変化を防ぐという趣旨からは、リブ部30の長さは短い方が望ましい。
その一方で、下降気流を有効に利用して回転翼2の効率を上げるという観点からは、リブ部30の長さは長い方が良い。
即ち回転翼2が発生する送風がマルチコプター1のいずれかの部位に当たると、回転翼2が発生する揚力が減衰する。そのため回転翼2が発生する下降気流の範囲に、マルチコプター1の部材が無いことが望ましい。
ここで支持フレーム部10のリブ部30の接続部分は、「T」状であり、平面面積が大きい。
そのため、回転翼2が発生する下降気流の範囲に、支持フレーム部10が入らない様な長さに、リブ部30の長さを設計することが望ましい。
具体的には、図4(a)に示すように、回転翼2の回転軌跡31の最遠部が支持フレーム部10と重ならないことが望ましい。
少なくとも図4(b)に示すように、回転翼2の回転軌跡31の最遠部が支持フレーム部の内側ラインと重なる程度とし、回転翼2と支持フレーム部10との重なりを少なくするべきである。
もちろん、回転翼2の回転軌跡31の最遠部は、支持フレーム部10の内側ラインよりも外側にあることが望ましい。
以上説明した実施形態では、円形環状の支持フレーム部10にリブ部30を介して回転翼2を設置したが、図3(b)の様に、環状の支持フレーム部10の上に、直接的にモータ20及び回転翼2を設置してもよい。
また以上説明した実施形態では、支持フレーム部10の平面形状は、円形であるが、楕円形であってもよく、図6の様な多角形であってもよい。図6に示す支持フレーム部10は、四角形であるが、三角形であってもよく、五角以上の多角形であってもよい。いずれにしても、無端環状であれば、本発明の効果を奏することができる。
図6に示すマルチコプターも、制御装置80と、蓄電池81及び発電機83が搭載されている。発電機83は、エンジン92と一体化されており、エンジン92を駆動することによって電気を発生させることができる。また支持フレーム部10は中空であってガソリンが貯留されている。
支持フレーム部10には、燃料供給口86と燃料取り出し口88があり、燃料取り出し口88と、発電機(正確にはエンジン92)83の間は、燃料ホース等の燃料配管91で接続されている。
以下に示す各実施形態についても同様であり、制御装置80と、蓄電池81及び発電機83が搭載されており、エンジン92を駆動することによって電気を発生させることができる。支持フレーム部10は中空であってガソリンが貯留されている。支持フレーム部10には、燃料供給口86と燃料取り出し口88があり、燃料取り出し口88と、発電機(正確にはエンジン92)83の間は、燃料ホース等の燃料配管91で接続されている。
支持フレーム部10とリブ部30は、一体的に成形されたものであってもよいが、支持フレーム部10とリブ部30を個別に成形し、その後で両者を接続することも推奨される。
図7(a)(b)は、支持フレーム部32とリブ構成部材23を個別に成形し、その後で両者を接続した構造のマルチコプター5、6を示す。
マルチコプター5、6で採用する支持フレーム部32は、いずれも環状部46を有し、当該環状部46にリブ取付け部33が設けられている。
また、図8に示す様に、リブ構成部材23の端部には、取付け部36が設けられている。本実施形態では、取付け部36はフランジである。
本実施形態では、リブ構成部材23の取付け部36を支持フレーム部32のリブ取付け部33にあわせ、ネジによって両者を固定している。
リブ構成部材23とリブ取付け部33との結合方法は任意であり、ネジ等の一時締結要素を使用する他、接着剤等の永久締結要素によって両者を結合してもよい。
本実施形態の様に支持フレーム部32とリブ構成部材23(リブ部)を個別に成形し、その後で両者を接続することにより、支持フレーム部32を共通部品として、複数のサイズのマルチコプターを製作することができる。本実施形態によると、部品の互換性が向上する。
図7(a)に示すマルチコプター5は、一形態として長さの短いリブ構成部材23を支持フレーム部32に取り付けたものである。
これに対して、図7(b)に示すマルチコプター6は、一形態として長さの長いリブ構成部材23を支持フレーム部32に取り付け、大型の回転翼2を搭載したものである。
この様に、本態様によると、サイズの異なるマルチコプター5、6を共通の支持フレーム部32で作ることができるので、金型等の製造コストを低減することができる。
また、本実施形態のマルチコプター5、6は、墜落等によって一部が破損した場合の修理が容易である。
本実施形態のマルチコプター5、6についても、燃料はリブ構成部材23(リブ部)には入らない。
そのためマルチコプター5、6が墜落したり、立木や電柱等と衝突したとき、リブ構成部材23(リブ部)が緩衝体となり、支持フレーム部32に掛かる衝撃が緩和され、支持フレーム部32の損傷が軽減される。そのため、燃料の漏出や飛散が防がれる。
以上説明した実施形態のマルチコプター1、5、6では、蓄電池81、制御装置80及び発電機83等の電装機器(補助機器)は、中央の機器載置部18に搭載されている。マルチコプター1では、前記した機器載置部18は、支線部材16によって支持フレーム部10に接続されている。
ここで機器載置部18を、剛性を有しないワイヤーや、強力な紐等の線材で吊り下げることも可能である。
例えばケブラー(登録商標)の様な、引っ張り強度が高い繊維で作られたロープで機器載置部18を吊り下げてもよい。
図9に示すマルチコプター35は、引っ張り強度が高い繊維で作られた網41を有し、当該網41の中に蓄電池、制御装置及び発電機等の電装機器(補助機器)42がある。
そして網41は、図9、図10の様に、引っ張り強度が高い繊維で作られたロープ40で支持フレーム部10から吊り下げられている。
網41の電装機器42とモータ20との間は、図示しない電線で接続されている。
マルチコプター35の上昇時及びホバリング時は、図10の様に、網41は支持フレーム部10の中心に垂下する。
上記した実施形態では、機器載置部を網(機器載置部)41で形成し、当該網41の中に電装機器42を配置したが、網41に代わって、盆や箱の様な剛性を有するものを機器載置部とし、当該機器載置部に電装機器42を取り付け、これを線材によって本体部3に取り付けてもよい。
例えば図1に示すマルチコプター1の支線部材16を、図11の様により剛性の高い管45等に置き換えてもよい。
以上説明した実施形態では、ロープ40等で網41を吊り下げ、当該網41の中に電装機器42を配置した。
網41の中に入れる機材は、電装機器42に限定されるものではない。
例えば、拡声器、消火設備、カメラ(暗視カメラなど特殊なものも含む)を網41の中に入れてもよい。
以上説明した実施形態では、複数の回転翼2の大きさがすべて同じである。しかしながら本発明は、この構成に限定されるものではなく、径の異なる回転翼が混在していてもよい。
図12に示すマルチコプター50は、6枚の回転翼51a、51b、51c、51d、52a、52bを有している。
対向する一組の回転翼52a、52bは、大型である。他の4枚の回転翼51a、51b、51c、51dは小型である。
小型の回転翼51a、51b、51c、51dは、中心に対して90度ずつ離れた位置に設けられている。
大型の回転翼52a、52bは、180度離れた位置にあり、隣接する小型の回転翼51a、51d、51b、51cとの間には、45度の間隔が確保されている。
なお、各6枚の回転翼51a、51b、51c、51d、52a、52bの間隔は、上記したような不均一な角度に限定されるものではなく、例えば均等間隔であってもよい。
本実施形態のマルチコプター50は、支持フレーム部32とリブ構成部材53、55を個別に成形し、その後で両者を接続したものである。
即ち支持フレーム部32は、環状部46を有し、当該環状部46にリブ取付け部33が6個設けられている。
6個のリブ取付け部33は、同じ形状且つ同じ大きさであり、環状部46に所定の間隔で設けられている。
これに対して、リブ構成部材53a、53b、53c、53d、55a、55bには、長いものと短いものがある。
即ち、大径の回転翼52a、52bが取り付けられるリブ構成部材55a、55bは、他に比べて長さが長い。
本実施形態のマルチコプター50では、主として大径の回転翼52a、52bによってマルチコプター50を昇降したり、中空に保持する機能を担わせ、主として小径の回転翼51a、51b、51c、51dによって姿勢制御を行う。
具体的には、マルチコプター50では、大型の回転翼52a、52bは、原則として同じ回転速度で回転する。即ち、回転翼52a、52bを同じ速度であって且つ高速回転することにより、マルチコプター50が上昇する。また同じ速度であって且つ低速回転することにより、マルチコプター50が降下する。さらに同じ速度であって且つ適度の回転速度で回転させることよってマルチコプター50が中空で停止する。
これに対して、小型の回転翼51a、51b、51c、51dは、回転速度が細かく制御され、姿勢を安定させたり、向きや姿勢を変化させ、前進や横行を行う。
上記した実施形態では、小型の回転翼51a、51b、51c、51dを4個備えているが、小型の回転翼の個数は限定されるものではない。ただし、小型の回転翼51の個数は、3個以上であることが望ましい。
上記した制御方法は、一例を示したものに過ぎず、通常のマルチコプターと同様にすべての回転翼の回転速度を個別に制御してもよい。
6枚の回転翼51a、51b、51c、51d、52a、52bをすべてモータ20で回転してもよいが、大径の回転翼52a、52bだけをエンジンで駆動してもよい。
大きさが異なる回転翼が混在する構成の実施形態として、図7の様な支持フレーム部32とリブ構成部材23を個別に成形し、その後で両者を接続したものを例に挙げたが、図1に示すマルチコプター1の様な、支持フレーム部10とリブ部30が一体のものであってもよい。
ただし、支持フレーム部32とリブ構成部材23を個別に成形する構成は、回転翼の径が同一である通常構造のマルチコプターと、径の異なる回転翼が混在するマルチコプターを共通構造の支持フレーム部32で製作することができるという利点がある。即ち、通常レイアウトのマルチコプターと同一構造の支持フレーム部32に、長さの異なるリブ構成部材23を介して回転翼51a、51b、51c、51d、52a、52bを取り付けることにより、大きさが異なる回転翼が混在するマルチコプター50を製作することができ、大きさが異なる回転翼が混在するマルチコプター50の構造として適している。
また図12に示すマルチコプター50では、機器載置部を網41で形成し、当該網41の中に電装機器42を配置したが、他に例示する様な構造の機器載置部であってもよい。
即ち、前記した各実施形態の構成の一部を相互に置き換えたり、一部を除いてもよい。
マルチコプター50では、大径の回転翼52a、52bの中心は、小径の回転翼51a、51b、51c、51dの中心に比べて、マルチコプター50の中心から離れた位置にある。即ちマルチコプター50は、中心からの距離が異なる回転翼が混在している。
全ての回転翼の大きさが同一の場合であって、且つ中心からの距離が異なる回転翼が混在していてもよい。
図13に示すマルチコプター60、61、62は、回転翼の配置が不均一である。また中心からの距離が異なる回転翼が混在している。
図13(a)に示すマルチコプター60は、8枚の回転翼63a乃至63hを有している。
マルチコプター60は、円形の支持フレーム部32を有し、当該支持フレーム部32にリブ構成部材53を介して8枚の回転翼63a乃至63hが取り付けられている。
マルチコプター60では、6枚の回転翼63a、63b、63c、63d、63e、63fは、支持フレーム部32と同心のピッチ円P上に等間隔に配置されている。即ち、6枚の回転翼63a、63b、63c、63d、63e、63fは、いずれも支持フレーム部32の中心からの距離が等しい。
回転翼63gは、回転翼63bの延長線上に配置され、回転翼63hは、回転翼63eの延長線上に配置されている。回転翼63gと回転翼63hの中心からの距離は等しい。 しかしながら、回転翼63gと回転翼63hの中心からの距離は、他の6枚の回転翼63a、63b、63c、63d、63e、63fの中心からの距離よりも長い。
マルチコプター60では、4枚の回転翼63g、63b、63e、63hが支持フレーム部32の中心を通過する同一直線C−C上に並んでいる。
他の回転翼は、対向するものが、支持フレーム部32の中心を通過する同一直線上に並んでいる。
マルチコプター60は、4枚の回転翼63g、63b、63e、63hの列(直線C−C)に対して垂直方向に巡行させることが望ましい。即ち、図13(a)の矢印の方向に飛行させることが望ましい。
本実施形態のマルチコプター60では、ピッチ円P上に等間隔に配置された6枚の回転翼63a、63b、63c、63d、63e、63fは、全体の重心からの距離が比較的近い。即ち、マルチコプター60は、全体の重心に近い位置に、回転翼63a、63b、63c、63d、63e、63fが設置されている。そのためマルチコプター60は、ヨー(左右の回転)が円滑である。
また本実施形態のマルチコプター60では、回転翼63gと回転翼63hは、全体の重心からの距離が比較的遠い。即ち、マルチコプター60は、全体の重心から遠い位置に、回転翼63g、63hが設置されている。そのためマルチコプター60は、ピッチ(前進・後退)の効率が良い。またロール(左右の傾き)も安定する。
さらに図13(b)(c)に示す様なレイアウトでもよい。
図13(b)(c)に示すマルチコプター61、62も円形の支持フレーム部32を有し、当該支持フレーム部32は、環状部46にリブ取付け部33が設けられている。マルチコプター61、62では、リブ構成部材53が取り付けられていないリブ取付け部33がある。
マルチコプター61、62で採用されているリブ構成部材70は、主幹部71の先端に枝部72があり、各リブ構成部材70にそれぞれ回転翼2が取り付けられている。リブ構成部材70は、主幹部71と枝部72が一体的に成型されたものであるが、両者が個別に成型されて後工程で接合されたものであってもよい。即ちリブの一部を構成する例えば主幹部71のリブ構成部材と、リブの一部を構成する例えば枝部72のリブ構成部材が、ネジ等で結合されたものであってもよい。
マルチコプター61では、径の異なる回転翼が混在している。
以上説明したマルチコプターは、いずれも環状の支持フレーム部10、32を有し、この中が中空部85となっていて燃料が貯留される。支持フレーム部10、32の中空部85は、環状につながっているので、容積が広く、多くの燃料を貯留することができる。また燃料を余すことなく使用することができる。
以上説明したマルチコプターは、支持フレーム部10、32に燃料が貯留されており、リブ部30には燃料が入っていない。以上説明したマルチコプターは、墜落等の事態の際に、リブ部30が破壊しろとなって衝撃を吸収し、支持フレーム部10、32の損傷が軽減される。
またこの思想をさらに発展させ、リブ部30等に故意に弱い部分を設けてもよい。
以上説明した実施形態では、リブ部30には燃料を貯めることができないが、リブ部30に燃料を貯留してもよい。また脚部12に燃料を貯留することも考えられる。
以上説明したマルチコプターは、いずれも環状の支持フレーム部10、32を有しているが、図14(a)のマルチコプター300の様な枝分かれ状のフレーム302を有するものや、図14(b)のマルチコプター301の様な放射状のフレーム303を有するものであってもよい。
支持フレーム部10、32の断面形状は、断面係数を大きくすること及びより多くの燃料を貯留することを目的として、縦長の長方形としたが、楕円等の他の縦長形状であってもよい。もちろん円形や長方形であってもよい。
上記したマルチコプターでは、支持フレーム部10と機器載置部18との間には、十分な隙間がある。従って、支持フレーム部10は、上下方向に貫通しており、上下方向に通気性を有する。そのため支持フレーム部10内は、発電機83やエンジン92等の機器が内蔵された状態において、上下方向に十分な通風面積を備えた通気流路が確保されている。即ち本実施形態では、隙間が直接的に支持フレーム部10の上下面に開口しており、隙間が上下方向の通気流路として機能する。
そして発電機83やエンジン92等は、その通気流路で囲まれた位置に配置されている。従って、発電機83やエンジン92等は、上下方向が貫通していて上下方向に通気性を有する領域に配置されている。
本実施形態においては、飛行中、支持フレーム部10の内側に風が呼び込まれ、発電機83やエンジン92等が通風環境下にさらされる。
そのため、発電機83やエンジン92等が冷却される。
即ち、マルチコプター1を前進させる際は、図5(b)の様に、やや前傾姿勢となる。そのため、支持フレーム部10の内側に風が呼び込まれ、発電機83やエンジン92等が
冷却される。
さらに他の実施形態のマルチコプター100について説明する。図15に示すマルチコプター100は、図17に示すように、支持フレーム部105自身の一部に燃料タンクとなる中空部200が設けられたものである。即ち、支持フレーム部105の外壁を構成する部分の下部側であって、壁の内部に中空部200があり、当該中空部200が燃料タンクとなっている。
本実施形態のマルチコプター100は、本体部103と、4個の回転翼2を有している。回転翼2は、モータ20によって回転する。
本体部103は、図15の様に、支持フレーム部105と、リブ部106と、制御機器載置部107と、脚部12を有している。
リブ部106は、支持フレーム部105とは別に成形され、後で支持フレーム部105に取り付けられる。リブ部106は、図7の様に、支持フレーム部105に取り付けられる固定部160と、アーム部161と、座部162が一体的に成型されたものである。座部162は、回転翼2を駆動するモータ20を固定する部位である。座部162は、アーム部161に比べて大きく作らており、上面が平滑な取り付け面となっている。そして当該取り付け面の表面にねじを挿通するための孔165が設けられている。
制御機器載置部107は、図3の様に、ピアノ線の様な硬質の吊り下げ部材166によって、支持フレーム部105の下部に距離をあけて取り付けられている。支持フレーム部105と制御機器載置部107の間には隙間がある。制御機器載置部107には、通信機器や、姿勢制御装置等が搭載されている。
支持フレーム部105は、環状構造部111と、支持構造部102を有している。環状構造部111は外観形状が環状であって、中心部には図3の様に、上下に連通する空洞部108がある。そして当該空洞部108を含む領域に、発電ユニット110が内蔵されている。
また本実施形態では、支持フレーム部105自身の一部に中空部200があり、当該中空部200が燃料タンクとして機能する。中空部200の内面は、軟質の樹脂でコーティングするか、軟質の樹脂で内張りをおこなうことが推奨される。
軟質の樹脂で内張りすることにより、衝撃を受けて支持フレーム部105に亀裂が生じた際に、燃料の漏出を防ぐことができる。
また中空部200内に耐油性軟質樹脂(ゴムなど)で製作された燃料バッグ(ブラダー)を内蔵させ、支持フレーム部105に直接燃料が触れない構造とすることも、燃料の漏洩を防ぐ目的として有効である。
支持フレーム部105の環状構造部111は、無端環状に成形された部分である。本実施形態では、環状構造部111の平面形状は、図15の様に円形である。環状構造部111は、炭素繊維等の軽く、且つ剛性が高い素材で作られている。
環状構造部111は、図16に示すように、外郭部材112と中蓋部材(蓋部材)113とによって構成されている。
外郭部材112は、外筒状の外側周壁部115と、内筒状の内側周壁部117と、両者の下端部を繋ぐ底壁部118を有している。外郭部材112には、図18乃至図20の様に、外側周壁部115の内周を取り巻く環状の溝部120がある。溝部120は、上面が解放されている。外郭部材112の中央には、大きな開口121がある。
外側周壁部115を単体でみると、平面断面が円形であり、筒状を呈している。
内側周壁部117も平面断面が円形であり、筒状である。内側周壁部117は、外側周壁部115と同心であり、外側周壁部115によって囲まれた領域に立設されている。内側周壁部117は、外側周壁部115よりも高さが低く、上端に内フランジ122が形成されている。
外側周壁部115の側面には、リブ取り付け部140が4か所に設けられている。リブ取り付け部140は、リブ部106の端部が固定されるものであり、嵌合部158を有している。嵌合部158は、縦溝状であり、当該縦溝の開口部は、幅が狭められていてスリット状となっている。
中蓋部材(蓋部材)113は、一端側に内フランジ125が設けられて半ば閉塞された短い筒状の部材である。
中蓋部材113は、前記した外側周壁部115の内壁にぴったりと挿入される筒状の内筒部123を有し、当該内筒部123の一端に内フランジ125が設けられたものである。中蓋部材113の内フランジ125の内径は、外郭部材112の内側周壁部117の内フランジ122の内径と略等しい。
環状構造部111は、外郭部材112の凹状部内に、中蓋部材113がはめ込まれたものである。
即ち、外郭部材112に中蓋部材113が挿入され、外郭部材112の内フランジ122と、中蓋部材113の内フランジ125の中心側の面が合わされ、両者の間がねじ145等の締結要素で結合されている。
そして中蓋部材113の内フランジ125によって、外郭部材112の溝部120の上面の開口が封鎖されている。
その結果、外郭部材112の溝部120と、内筒部123の一端に内フランジ125に囲まれた、環状の中空部200が形成されている。そして、当該環状の中空部200が燃料タンクとして機能する。
本実施形態では、中空部200につながる燃料供給口86があり、当該燃料供給口86には、栓87が装着されている。燃料供給口86は、支持フレーム部105の外側面に設けられている。
環状構造部111は、支持フレーム部105の一部であって、その外壁を構成する部材である。本実施形態では、支持フレーム部105の下部側が内側に向かって膨らみ、当該膨らみ部の中が前記した中空部200となり、燃料が貯留される。
環状構造部111内における上部側の領域は、円筒形の大空洞部137となっている。また環状構造部111内には、内側周壁部117によって、小空洞部138が形成されている。大空洞部137の上部側は解放されている。大空洞部137の下部側は、内側周壁部117によって構成される小空洞部138を介して下部側に連通している。この様に、支持フレーム部105の環状構造部111内には、大空洞部137と小空洞部138によって構成される空洞部108がある。
支持構造部102は、中間蓋部材146と、支持部材126及び外蓋部材127を有している。
中間蓋部材146は、円環状の支持枠部155と、当該支持枠部155の内縁側から垂下された垂下部156を有し、当該垂下部156の下端に内フランジ157が形成された部材である。中間蓋部材146は、上下方向に貫通している。
支持枠部155には、小蓋部147が4個設けられている。
支持部材126は、上側環状部材130と、下側環状部材131を有し、両者の間が接続部材132で接続されたものである。接続部材132は、複数の板状部133によって構成されており、板状部133同士の間には大きな隙間141がある。
外蓋部材127は、複数の開口を有するドーム状の蓋である。即ち外蓋部材127は、中央部に開口142がある。また側方にも開口143がある。
支持構造部102は、前記した中間蓋部材146と、支持部材126及び外蓋部材127がネジ等によって結合されたものである。
本実施形態では。図19の様に、中間蓋部材146の支持枠部155に、支持部材126の上側環状部材130が、ネジ167等の締結要素によって結合されており、支持部材126の接続部材132及び下側環状部材131が、中間蓋部材146の開口内に入り込んでいる。
また支持部材126の上に外蓋部材127が取り付けられている。
本実施形態では、支持構造部102の中間蓋部材146が、環状構造部111の外側周壁部115に取り付けられており、支持部材126の接続部材132及び下側環状部材131は、支持フレーム部105の外郭部材112で囲まれた空間内に配されている。
また下側環状部材131及びその近傍の接続部材132は、内側周壁部117によって構成される小空洞部138の中に入り込んでいる。
発電ユニット110は、エンジン135及びその付属品と、発電機11が一体化されたものである。エンジン135には、インジェクター(図示せず)と、吸気フィルター58と、マフラー(図示せず)が取り付けられている。
エンジン135は、単気筒、空冷の2ストロークエンジンである。エンジン135のクランク軸(回転軸)150の一端側には、発電機11が直接的に接続されている。また図22、図23の様に、クランク軸(回転軸)150の一端側には、模型飛行機のスピナーコーン151が取り付けられている。スピナーコーン151は、エンジン135のクランク軸(回転軸)150と一体的に回転する。
本実施形態では、発電ユニット110は、図17、図18、図23の様に、クランク軸(回転軸)150を上下方向に向け、且つ発電機11を下部側にした姿勢で、支持部材126と、外蓋部材127の間で形成される領域に配されている。
本実施形態では、図17、図18の様に、発電機11が、支持部材126の下側環状部材131に接続されている。また図15の様に、クランク軸(回転軸150)の他端側に取り付けられたスピナーコーン151が、外蓋部材127の中央部の開口142から外部に突出している。また吸気フィルター58についても開口143から外部に突出している。
発電ユニット110は、発電機11の全部と、エンジン135の一部が、環状構造部111の環状部分で囲まれた領域にあり、エンジン135の他の一部は、環状構造部111の環状部分で囲まれた領域の上の領域にある。
発電ユニット110を起動する際には、図23の様に、外部に突出したスピナーコーン151に、エンジン起動用のモータ153を接続する。そしてモータ153を回転することによって、発電ユニットのエンジン135を起動する。
本実施形態によると、エンジン135を起動する際に係合させる部材が、外部に露出しているので、エンジン起動用のモータ153を接続しやすい。
またエンジン135のクランク軸(回転軸)150が、天地方向に配置されているので、エンジン起動用のモータ153を接続しやすい。
即ち、エンジン起動する際には、エンジン起動用のモータ153のコネクター148を、スピナーコーン151に押し付ける必要があるが、本実施形態では、コネクター148を上から下に向かって押圧することになるので、スピナーコーン151が逃げない。
クランク軸(回転軸)150の姿勢は、マルチコプター100を水平姿勢に置いたとき、垂直方向に延びていることが推奨されるが、概ね上下方向に向いていれば、始動の際にマルチコプター100が動きにくい。
クランク軸(回転軸)150の向きは、鉛直方向に対して45度以下であることが推奨され、望ましくは、30度以下である。より望ましい角度は、鉛直方向に対して5度以下である。
本実施形態のマルチコプター100は、外蓋部材127に開口142、143があり、当該開口142、143によって、支持フレーム部105の内外が連通している。また支持フレーム部105の下部は、小空洞部138を介して外部に開放されている。
そのため、本実施形態のマルチコプター100では、空洞部108の上下が連通しており、当該、連通する部分に発電ユニット110が配置されている。
即ち本実施形態では、大空洞部137と小空洞部138によって構成される空洞部108が上下方向の通気流路として機能する。
そして発電ユニット110は、その通気流路で囲まれた位置に配置されている。従って、発電ユニット110は、上下方向が貫通していて上下方向に通気性を有する領域に配置されている。
本実施形態においても、飛行中、支持フレーム部105の空洞部108に風が呼び込まれ、発電ユニット110が通風環境下にさらされる。
そのため、発電ユニット110が冷却される。
以上説明した実施形態では、発電機11の全部と、エンジン135の一部が、環状構造部111の環状部分で囲まれた領域にあり、エンジン135の他の一部は、環状構造部111の環状部分で囲まれた領域の上の領域にあるが、環状構造部111の環状部分で囲まれた領域にエンジン135の全部が収容されていてもよい。
またエンジン135や発電機11の一部または全部が、環状構造部111の環状部分で囲まれた領域の上の領域又は下の領域にあってもよい。
以上説明した実施形態では、エンジン135の端部にスピナーコーン151を設けた。当該スピナーコーン151は、模型飛行機の部材であり、本実施形態では、本来の用途を離れて、エンジン起動用のモータ153を係合させるための係合片として活用している。エンジン起動用のモータ153を係合させるための部材は、スピナーコーン151に限定されるものではなく、他の係合片であってもよい。また係合片は無くてもよい。
本実施形態では、係合片となるスピナーコーン151が常時外部に露出しているが、蓋を外す等の行為によって、露出させてもよい。
なお露出するとは、外部から部材を接続可能となる状態をいい、係合片が奥まった位置に設けられていてもよい。
以上説明したマルチコプターは、いずれも燃料タンクまたは燃料タンクに相当する部材を有している。
そのため、燃料の残量が少なくなった場合、燃料タンクや、燃料を貯留する支持フレーム部に空気層ができ、全体の比重が低下する。
仮に上記したマルチコプターが、池や海に墜落し、その際に燃料が少ない状態であるならば、マルチコプターは水面に浮く。そのため、墜落したマルチコプターを回収することができる。
以上説明したマルチコプターは、蓄電池を備えているが、蓄電池を省略し、発電機から直接モータ20や制御装置に給電してもよい。
1、5、6、35、50、60、61、62、100、300、301 マルチコプター
2 回転翼
3 本体部
10、32、105 支持フレーム部
11 発電機
20 モータ
23 リブ構成部材
30 リブ部
33 リブ取付け部
81 蓄電池
83 発電機
85、200 中空部
108 空洞部
110 発電ユニット
111 環状構造部
112 外郭部材
113 中蓋部材(蓋部材)
115 外側周壁部
117 内側周壁部
118 底壁部
120 溝部
135 エンジン

Claims (17)

  1. 本体部と、モータによって回転し揚力を発生させる回転翼を有し、前記本体部に前記回転翼が複数取り付けられたマルチコプターにおいて、
    エンジンによって駆動する発電機を有し、
    前記本体部を構成する部材自身の断面内部に中空部を有し、当該中空部に燃料を貯留可能であることを特徴とするマルチコプター。
  2. 本体部と、モータによって回転し揚力を発生させる回転翼を有し、前記本体部に前記回転翼が複数取り付けられたマルチコプターにおいて、
    エンジンによって駆動する発電機を有し、
    前記本体部を構成する部材に管状の部分があって当該管状の部分の断面内部に中空部を有し、当該中空部に燃料を貯留可能であることを特徴とするマルチコプター。
  3. 本体部と、モータによって回転し揚力を発生させる回転翼を有し、前記本体部に前記回転翼が複数取り付けられたマルチコプターにおいて、
    エンジンによって駆動する発電機を有し、
    前記本体部の外壁を構成する壁の内部に中空部を有し、当該中空部に燃料を貯留可能であることを特徴とするマルチコプター。
  4. 前記本体部自身に燃料取り出し口が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のマルチコプター。
  5. 前記本体部は、前記回転翼を支持する支持フレーム部を有し、前記支持フレーム部自身の断面内部に前記中空部があることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のマルチコプター。
  6. 前記支持フレーム部は全体的に環状構造であることを特徴とする請求項5に記載のマルチコプター。
  7. 前記支持フレーム部は、上下方向に通気性を有していることを特徴とする請求項5又は6に記載のマルチコプター。
  8. 前記支持フレーム部の高さ方向の一部に前記中空部があることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のマルチコプター。
  9. 前記支持フレーム部の高さ方向の全域に前記中空部があることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のマルチコプター。
  10. 前記支持フレーム部は、周壁部と、底部と、蓋部材とを有し、前記中空部は、少なくとも前記周壁部と前記底部及び前記蓋部材に囲まれていることを特徴とする請求項5乃至9のいずれかに記載のマルチコプター。
  11. 前記支持フレーム部は、外側周壁部と、底部と、内側周壁部と、蓋部材とを有し、前記内側周壁部は、前記外側周壁部によって囲まれた領域にあり、
    前記中空部は、少なくとも前記周壁部と前記底部と、前記内側周壁部と、前記蓋部材とに囲まれていることを特徴とする請求項5乃至10のいずれかに記載のマルチコプター。
  12. 前記支持フレーム部は、外郭部と、蓋部材とを有し、前記外郭部は、外側周壁部と、当該外側周壁部の内周を取り巻くと共に上部が開口する溝部があり、前記開口に前記蓋部材が設置されて前記中空部が構成されていることを特徴とする請求項5乃至11のいずれかに記載のマルチコプター。
  13. 前記本体部は支持フレーム部を有し、前記支持フレームは、外郭を構成する外壁部を有し、
    前記支持フレーム部の下部側の領域に前記中空部があり、前記中空部の天面壁と、前記外壁部で囲まれた空間に、前記エンジン又は発電機の少なくとも一方が配されていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載のマルチコプター。
  14. 前記本体部は支持フレーム部を有し、
    前記本体部には、前記支持フレーム部から外側に向かってのびるリブ部があり、当該リブ部を介して前記回転翼が取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載のマルチコプター。
  15. 前記支持フレーム部には、前記リブ部を取り付ける取付け部が設けられており、
    前記支持フレーム部と、前記リブ部の一部または全部を構成するリブ構成部材があり、前記支持フレーム部とリブ構成部材は別の部材であり、両者が個別に成形された後に接合されてリブ部が構成されていることを特徴とする請求項14に記載のマルチコプター。
  16. 前記本体部であって前記中空部を有する部位は、断面形状が縦長であることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載のマルチコプター。
  17. 蓄電池を有し、前記発電機が蓄電池に接続されていることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載のマルチコプター。
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