JP2016061425A - バンプストッパキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 バンプストッパキャップ20の天板部22の裏面22aと、シリンダ本体11の先端面11bとの間に隙間が生じないようにして、バンプストッパキャップ20の耐久性を向上させる。【解決手段】 バンプストッパキャップ20の円筒部21の天板側には、リブ30が形成されていない非締め代領域が設けられており、この非締め代領域よりも開放側に、リブ30が形成された締め代領域が設けられている。バンプストッパキャップ20がシリンダ本体11の先端に圧入されるときには、締め代領域の変形に伴って非締め代領域が自由に変形することができるため、天板部22の裏面である着座面22aをシリンダ本体11の先端面11bに適正に着座させることができる。【選択図】 図8

Description

本発明は、ショックアブソーバに取り付けられ、ショックアブソーバの収縮時にバンプストッパと衝突するバンプストッパキャップに関する。
例えば、ショックアブソーバにおいては、その収縮ストロークを規制するバンプストッパが設けられている。バンプストッパは、例えば、特許文献1に示されているように、ショックアブソーバのシリンダ本体(アブソーバシェル)の上端に固定されたバンプストッパキャップと向かい合って、ピストンロッドに取り付けられている。バンプストッパは、車輪が突き上げられてショックアブソーバが大きく収縮したときに、バンプストッパキャップと衝突して、ショックアブソーバの収縮ストロークを規制するとともに、衝突時の衝撃を吸収する。
例えば、図11に示すように、バンプストッパキャップ200は、円筒状に形成された円筒部210の一方端をリング状の天板部220で塞いだ形状に一体形成される。最近においては、バンプストッパキャップ200は、樹脂材料によって一体形成されるものも多い。バンプストッパキャップ200は、天板部220に穿設された貫通孔230にショックアブソーバ100のピストンロッド120が挿通された状態で、シリンダ本体110の先端部に圧入して装着される。天板部220は、その表面220bがバンプストッパ400(図12参照)と衝突する衝突面となり、裏面220aが、シリンダ本体100の先端面110bに着座する着座面となる。
円筒部210の内周面210aには、シリンダ本体110の外周面110aを径方向内側に締め付ける締め代部300が形成されている。締め代部300は、例えば、軸方向に沿って延びたリブを、周方向に所定の間隔で円筒部210の内壁に一体形成したものである。この締め代部300は、円筒部210における天板部220と繋がる部分(連接部240と呼ぶ)にまで、つまり、円筒部210の先端にまで軸方向に沿って形成されている。尚、締め代部300として、リブに代えて、円筒体全体に締め代を持たせたものもある。
特開2005−265091号公報
しかしながら、バンプストッパキャップ200は、シリンダ本体100への圧入による組み付け時において、円筒部210が裾拡がり状に変形することがある。これは、締め代部300が天板部220と繋がる連接部240にまで形成されているため、締め代部300における連接部240に近い部位ほど剛性が高く、圧入時に締め代部300の径方向外側への適正な変形が得られなくなるからである。このため、バンプストッパキャップ200は、圧入途中で、連接部240を変形起点として円筒部210が裾拡がり状に変形し、天板部220の裏面220a(着座面)とシリンダ本体100の先端面110bとの間に隙間Dが生じてしまうことがある。尚、図11,図12は、分かりやすくするために、バンプストッパキャップ200の変形を極端に大きく示している。
こうした隙間Dが生じていると、図12に示すように、車両走行中に車輪が突き上げられてバンプストッパキャップ200の天板部220にバンプストッパ400が衝突するたびに、バンプストッパ400から、バンプストッパキャップ200に対して上記隙間Dを埋める方向の荷重が入力される。これにより、バンプストッパキャップ200においては、円筒部210における連接部240の近傍に応力が集中して、円筒部210を更に変形させる大きな力が働く。従って、バンプストッパキャップ200の耐久性が低下してしまう。
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、バンプストッパキャップの耐久性を向上させることにある。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、
サスペンションバネ(50)の伸縮に応じてシリンダ本体(11)に対してピストンロッド(12)が進退するショックアブソーバ(10)の前記シリンダ本体の先端部に圧入によって装着され、
前記シリンダ本体の先端部の外周面を覆う円筒部(21)と、
前記円筒部の先端から連続的に形成され、前記シリンダ本体の先端であって前記ピストンロッドの周囲となるシリンダ本体先端面に着座する着座面(22a)と、バンプストッパと衝突する衝突面(22b)と、を有する、前記バンプストッパからの荷重を受ける天板部(22)とを備え、
前記円筒部の内周面に、前記シリンダ本体の外周面を径方向内側に締め付ける締め代部(30)が形成されたバンプストッパキャップ(20)において、
前記締め代部は、前記着座面に繋がらないように、前記着座面から前記円筒部の軸方向に所定の距離だけ離間した領域(X)に形成されていることにある。
本発明のバンプストッパキャップは、シリンダ本体の先端部の外周面を覆う円筒部と、円筒部の先端から連続的に形成される天板部とを一体的に備えている。天板部は、シリンダ本体の先端であってピストンロッドの周囲となるシリンダ本体先端面に着座する着座面と、バンプストッパと衝突する衝突面とを有しバンプストッパからの荷重を受ける部分となる。
円筒部の内周面には、シリンダ本体の外周面を径方向内側に締め付ける締め代部が形成されている。従って、バンプストッパキャップは、円筒部がシリンダ本体の先端部に圧入されることにより、この締め代部が径方向外側に弾性変形してシリンダ本体の外周面を径方向内側に締め付けてシリンダ本体に固定される。
締め代部が天板部の着座面にまで繋がっていると、着座面に近い部位ほど圧入による締め代部の径方向外側への変形が得られにくくなり、バンプストッパキャップをシリンダ本体に対して所望の位置に固定することができないことがある。そこで、本発明においては、締め代部は、着座面に繋がらないように、着座面から円筒部の軸方向に所定の距離だけ離間した領域に形成されている。従って、円筒部の先端は、締め代部が形成されていないため径方向に自由に変形できるようになる。これにより、天板部の着座面をシリンダ本体先端面に適正に着座させることができる。この結果、バンプストッパキャップの耐久性を向上させることができる。
例えば、締め代部は、円筒部の内周面において円筒部の軸線方向に長手方向を有するリブ(突条)であるとよい。また、そのリブは、円筒部の周方向において互いに離間して複数設けられているとよい。また、例えば、円筒部における各リブと着座面との間の部分に、貫通窓(開口)が形成されているとよい。
尚、上記説明においては、発明の理解を助けるために、実施形態に対応する発明の構成に対して、実施形態で用いた符号を括弧書きで添えているが、発明の各構成要件は前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
本実施形態に係るバンプストッパキャップが設けられた車両用サスペンション装置の概略構成図である。 バンプストッパキャップの斜視図である。 バンプストッパキャップの正面図である。 バンプストッパキャップの平面図である。 バンプストッパキャップの横断面図(図3におけるA−A方向視での断面図)である。 バンプストッパキャップの横断面図(図3におけるB−B方向視での断面図)である。 バンプストッパキャップの縦断面図(図4におけるC−C方向視での断面図)である。 バンプストッパキャップがシリンダ本体に圧入された状態を表す断面図である。 第2実施形態に係るバンプストッパキャップの斜視図である。 変形例に係るバンプストッパキャップが設けられた車両用サスペンション装置の概略構成図である。 従来例に係るバンプストッパキャップがシリンダ本体に圧入された状態を表す断面図である。 従来例に係るバンプストッパキャップがシリンダ本体に圧入された状態を表す断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るバンプストッパキャップについて図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るバンプストッパキャップが設けられた車両用サスペンション装置の概略構成図である。この車両用サスペンション装置(以下、単にサスペンション装置と呼ぶ)は、車輪を車体に懸架するストラット型サスペンション装置である。サスペンション装置は、ショックアブソーバ10と、サスペンションスプリングであるコイルスプリング50とを備えている。
ショックアブソーバ10は、シリンダ本体11と、シリンダ本体11内を進退する図示しないピストンを先端に設けたピストンロッド12とを備えている。シリンダ本体11の上端部には、円筒状のバンプストッパキャップ20が上から下方に向けて圧入して固定されている。シリンダ本体11の下端部は、ブラケット14を介して図示しない車輪側部材(ナックル)に締結される。
ピストンロッド12の上端は、ナット16によってアッパサポート15に締結される。アッパサポート15は、車体5に締結され、その裏側に、筒状の上スプリングシートユニット80が設けられる。上スプリングシートユニット80は、アッパサポート15に回転不能に嵌め込まれるベース部81と、インシュレータ82を介してコイルスプリング50を支持するリング状の上シート部83と、ベース部81と上シート部83との間に設けられ、上シート部83をベース部81に対して回転可能に支持するストラットベアリング84とを備えている。尚、本明細書において、上、下などの方向については、サスペンション装置が車体5に適正に設けられている状態における方向を表している。
シリンダ本体11の外周面11aには、インシュレータ19を介してコイルスプリング50を支持するリング状の下スプリングシート18が溶接により固定されている。コイルスプリング50は、上スプリングシートユニット80の上シート部83と、下スプリングシート18との間に圧縮された状態で装着される。
ショックアブソーバ10とコイルスプリング50との間には、砂等の異物からショックアブソーバ10のオイルシールを保護するためのダストカバー70が設けられている。ダストカバー70は、その上端が上シート部83に嵌合されて支持される。ダストカバー70の下端の支持については、ここでは図示していないが、例えば、シリンダ本体11の外周面11aに固定された支持片に支持されてもよいし、後述する変形例(図10)に示すように、バンプストッパキャップ20に形成された係止片29に支持される構成などを採用することができる。
ピストンロッド12の上部には、バンプストッパ40が設けられている。バンプストッパ40は、例えば、アッパサポート15あるいはピストンロッド12等に支持されている。バンプストッパ40は、ゴム、ウレタンなどの弾性材料にて形成されている。バンプストッパ40は、シリンダ本体11の先端部に固定されたバンプストッパキャップ20と向かい合って設けられ、車輪が突き上げられてショックアブソーバ10が大きく収縮したときに、バンプストッパキャップ20と衝突して、ショックアブソーバ10の収縮ストロークを規制するとともに、衝突時の衝撃を吸収する。
バンプストッパキャップ20は、バンプストッパ40との衝突時に、バンプストッパ40の荷重を支えて、ショックアブソーバ10のストローク運動を制限する。
バンプストッパキャップ20は、図2に示すように、円筒状に形成された円筒部21と、円筒部21の一方端を塞ぐように円筒部21の一方端から連続的に形成される天板部22とを、樹脂材料(ガラス繊維が混合されていても良い)により一体形成したものである。天板部22は、中央にピストンロッド12が進退可能に挿通する貫通孔23が穿設されている。従って、天板部22は、リング板状に形成されている。以下、円筒部21において、天板部22が形成される側を天板側と呼び、その反対側となる開放されている側を開放側と呼ぶ。
天板部22は、その表側がバンプストッパ40と衝突する側となり、裏側がシリンダ本体11の先端面11b(図8参照)に着座する側となる。円筒部21は、シリンダ本体11の先端部に圧入される部分であって、その内周面21aには、図6,図7に示すように、シリンダ本体11の外周面11aを径方向内側に締め付ける複数のリブ30が一体的に形成されている。このリブ30は、円筒部21の内周面21aから径方向内側に向けて突出した突条であって、円筒部21の円筒軸方向に沿って長く延びるように形成されている。リブ30は、円筒部21の内周面21aに、周方向に等間隔で配置される。リブ30の内周面30a(円筒部21の中心側に向いている面)は、シリンダ本体11の外周面11aを締め付ける面であって、平面視において円弧状に形成されている。
リブ30は、長手方向の途中に傾斜面30bが形成されており、傾斜面30bよりも円筒部21の開放側において、高さ(径方向の突出寸法)が僅かに低くなっている。この高さが低くなっている部分は、シリンダ本体11の外周面11aを径方向内側に締め付ける役割ではなく、シリンダ本体11をバンプストッパキャップ20の中に案内するガイドとしての役割を有する部分となる。以下、リブ30の傾斜面30bよりも天板側の部分(高さが高い部分)を主リブ31と呼び、リブ30の傾斜面30bよりも開放側の部分(傾斜面を含む高さが低い部分)をガイドリブ32と呼ぶ。
主リブ31は、その内周面30aを連結させた仮想円筒面の直径がシリンダ本体11の外径よりも小さな寸法となるように形成されている。従って、主リブ31は、バンプストッパキャップ20がシリンダ本体11の先端に圧入されたときに内径が拡がり、圧入による弾性変形を戻そうとする力によってシリンダ本体11の外周面11aを径方向内側に締め付ける。この主リブ31が本発明の締め代部に相当する。円筒部21における主リブ31が形成されている領域(主リブ31も含めた領域)を締め代領域Xと呼ぶ。締め代領域Xは、図7に示すように、主リブ31の長手方向寸法幅の円筒状領域に設けられることになる。
ガイドリブ32については、その内周面30cを連結させた仮想円筒面の直径がシリンダ本体11の外径とほぼ同じ寸法となるように形成されている。従って、圧入時においてシリンダ本体11の外周面11aを径方向内側に締め付けない。尚、リブ30に関しては、ガイドリブ32を設けなくてもよく、あるいは、ガイドリブ32においても小さな締め代を設けるようにしてもよい。
各リブ30は、図7に示すように、円筒部21の内周面21aにおいて、軸方向の中央位置に形成されており、円筒部21における天板部22と繋がる部分(連接部24と呼ぶ)にまでは延設されていない。従って、円筒部21には、天板側にシリンダ本体11の先端の外周面11aを締め付ける締め代が設けられていない。円筒部21の天板側において、リブ30(主リブ31)が設けられていない領域を非締め代領域Yと呼ぶ。非締め領域Yは、締め代領域Xの上端から天板部22の裏面(着座面22a)まで続く所定寸法幅の円筒状領域となる。
円筒部21には、各リブ30の天板側終端位置に開口35が形成されている。この開口35は、製造上において、非締め代領域Yを設けるため、つまり、リブ30を形成させないために必要となる製造型を挿入するための開口である。従って、各リブ30は、この開口35によって天板側終端位置が決められ、天板部22と繋がらないようになっている。
天板部22における裏側には、図5、図7に示すように、中央の貫通孔23の周囲に、開口35に連接される薄肉部25と、開口に連接されない厚肉部26とが周方向に交互に形成されている。薄肉部25は、厚肉部26に比べて肉厚が薄い。厚肉部26には、中央側(貫通孔23に近い側)において、ショックアブソーバ10のオイルシール13との干渉を回避するための傾斜面22cが形成されている。傾斜面22cは、中央側ほど厚肉部26の肉厚が薄くなるように形成されている。従って、厚肉部26において傾斜面22cを除いた領域の裏面22aが、シリンダ本体11の先端面11bに着座する着座面となっている。以下、この裏面22aを着座面22aと呼ぶこともある。
天板部22の表面22bは、バンプストッパ40と衝突する衝突面であり平坦に形成されている。以下、この表面22bを衝突面22bと呼ぶこともある。尚、衝突面22bは、必ずしも平坦に形成される必要はなく、凹凸が形成されていてもよい。例えば、バンプストッパ40との衝突により発生する異音を低減するために、衝突面22bに凹凸を形成してもよい。
このように構成されたバンプストッパキャップ20は、図8に示すように、ショックアブソーバ10のシリンダ本体11の先端部に圧入して装着される。従って、主リブ31が形成されている円筒部21の締め代領域Xが径方向外側に弾性変形して、シリンダ本体11の外周面11aを径方向内側に締め付ける。これにより、バンプストッパキャップ20がシリンダ本体11に固定される。
締め代領域Xが天板部22の着座面22aにまで繋がっていると、着座面22aに近い部位ほど径方向外側への変形が得られにくくなり、圧入時にバンプストッパキャップ20をシリンダ本体11に対して所望の位置に固定することができないことがある。これに対して、本実施形態のバンプストッパキャップ20によれば、円筒部21の天板側にはシリンダ本体11を径方向内側に締め付ける締め代領域Xが設けられていない、つまり、非締め代領域Yが設けられているため、圧入時に締め代領域Xの変形に合わせて非締め代領域Yが自由に変形することができる。これにより、円筒部21の締め代領域Xの変形にてシリンダ本体11の外周面11aを適正に締め付けることができ、かつ、天板部22の着座面22aをシリンダ本体11の先端面11bに適正に着座させることができる。
以上説明した本実施形態のバンプストッパキャップ20によれば、天板部22の着座面22aとシリンダ本体11の先端面11bとの間に隙間が形成されないようにすることができるため、バンプストッパ40からの荷重を受けたときの応力集中が低減される。この結果、バンプストッパキャップ20の耐久性を向上させることができる。
<第2実施形態>
上記第1実施形態においては、バンプストッパキャップ20の円筒部21のみに開口35を形成しているが、この場合には、開口35を形成するための製造型を、円筒部21の軸方向に直交する方向(横方向)に進退させる必要があり、開口形成用の専用型が別途必要となる。一方、この第2実施形態においては、図9に示すように、バンプストッパキャップ20’は、開口35’が円筒部21’だけでなく天板部22’にまで軸方向に延長されている。つまり、開口35’は、天板部22’の外周側と、円筒部21’の天板側とを軸方向に沿って直線状に連続的に切り欠いた形状に形成されている。これにより、開口35’を形成するための製造型を専用に設ける必要はなく、バンプストッパキャップ20’の上型の形状を変更するだけで開口35’を形成することができる。尚、第2実施形態のバンプストッパキャップ20’は第1実施形態のバンプストッパキャップ20に比べて開口35’の形状が異なるのみで、他の構成は、第1実施形態と同一である。
以上、本発明の実施形態に係るバンプストッパキャップ20,20’について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、天板部22,22’の表面が平坦に形成されているが、例えば、特許文献1に示されているバンプストッパキャップのように、天板部自身が凹凸に形成されており、バンプストッパと衝突する衝突面と、シリンダ本体先端面に着座する着座面とが異なる平面位置に配置される(表裏の位置関係にならない)ように形成されているものであってもよい。
また、例えば、図10に示すように、バンプストッパキャップ20(あるいは20’でもよい)の開放側に、ダストカバー70の下端を係止して支持する係止片29を一体形成した構成を採用することもできる。
5…車体、10…ショックアブソーバ、11…シリンダ本体、11a…外周面、11b…先端面、12…ピストンロッド、20…バンプストッパキャップ、21…円筒部、21a…内周面、22…天板部、22a…着座面、22b…衝突面、23…貫通孔、24…連接部、25…薄肉部、26…厚肉部、30…リブ、30a…内周面、31…主リブ、32…ガイドリブ、35…開口、40…バンプストッパ、50…コイルスプリング、締め代領域X…、Y…非締め代領域。

Claims (1)

  1. サスペンションバネの伸縮に応じてシリンダ本体に対してピストンロッドが進退するショックアブソーバの前記シリンダ本体の先端部に圧入によって装着され、
    前記シリンダ本体の先端部の外周面を覆う円筒部と、
    前記円筒部の先端から連続的に形成され、前記シリンダ本体の先端であって前記ピストンロッドの周囲となるシリンダ本体先端面に着座する着座面と、バンプストッパと衝突する衝突面と、を有する、前記バンプストッパからの荷重を受ける天板部と
    を備え、
    前記円筒部の内周面に、前記シリンダ本体の外周面を径方向内側に締め付ける締め代部が形成されたバンプストッパキャップにおいて、
    前記締め代部は、前記着座面に繋がらないように、前記着座面から前記円筒部の軸方向に所定の距離だけ離間した領域に形成されている、バンプストッパキャップ。
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