JP5893844B2 - ストラットマウントならびに、ストラットロッドの、車体側パネルへの取付け構造 - Google Patents
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たとえば、図5に示すストラットマウント101は、図の下方側に向けて拡径するテーパ形状を有する筒体102と、その筒体102の外周面に全周にわたって固着させた筒状のゴム弾性体103とを具えるものであり、このストラットマウント101の、車体側と車輪側との間への配設は、図示のように、車輪側から延びるストラットロッド110を、筒体102に貫通させるとともに、ゴム弾性体103を、車体側パネル120の窪み面121に嵌め合わせて、ストラットロッド110の、車体側パネル120の貫通孔122から上方に突き出る上端部分111に、剛性ストッパプレート部材130を取り付けることにより行うことができる。
そのため、従来のストラットマウント101を加硫成形するに当っては、通常、上型と下型との間に、上下型の型開きに際して、水平方向に型開きする一対の中間型を設けた加硫成形金型を用いることが必要になり、これにより、製造に要する設備コストの増大が余儀なくされるという問題があった。
本体ゴムの内側で、筒体の内向きフランジ部分の外表面に、車体側パネル側に向けて突出する一個もしくは複数個の弾性ストッパを設け、該弾性ストッパを、車体側パネルへの本体ゴムの嵌め合わせ姿勢で、車体側パネルの窪み頂壁に非接触としてなるものである。 なおここで、「車体側パネルへの本体ゴムの嵌め合わせ姿勢」とは、ストラットロッドを、筒体に貫通させて該筒体に連結するとともに、本体ゴムを車体側パネルの窪み面に嵌め合わせて、ストラットマウントを車輪側と車体側との間に配設し、そのストラットマウントに車体重量が作用して、ストラットマウントが車輪側に変位した状態をいうものとする。
た、ストラットロッドの、車体側パネルへの取付け構造であって、ストラットマウントの筒体を貫通し、固定されたストラットロッドと、車体側パネルの前記窪み面に嵌め合わされたストラットマウントの本体ゴムと、ストラットロッドの、車体側パネルの貫通孔から上方に突き出る上端部分に取り付けられた剛性ストッパプレート部材と、を備え、
車体側パネルの窪み頂壁の、前記貫通孔の周縁部分が全周にわたって、筒体側に変形しており、該周縁部分が、筒体の内向きフランジ部分に設けた前記弾性ストッパに近接しているものである。
図1に例示するストラットマウント1は、中心軸線の一方側(図では下方側)に向けて拡径するテーパ状部分2aおよび、テーパ状部分2aの、中心軸線の他方側(図では上方側)の周縁に連続して内周側へ突出する内向きフランジ部分2bを有する、たとえば金属製の剛性の筒体2と、筒体2の外周面に全周にわたって固着させた本体ゴム3とを具えてなる。
ここで、本体ゴム3の外表面は、筒体2の中心軸線の一方側に向けて拡径する、テーパ状部分2aに略平行なテーパ状に形成することができる。
この一方で、ストラットロッド10の変位量が所定の大きさに達するまでは、ストラットマウント1に軟らかいばね特性を発揮させるべく、上記の弾性ストッパ4は、図示の、車体側パネル20への本体ゴム3の嵌め合わせ姿勢で、車体側パネル20の窪み頂壁22に非接触とする。
しかも、このようなストラットマウント1、とりわけ本体ゴム3は、単に、上下に型開きするだけの、上型と下型からなる金型で加硫成形して製造できるので、製造コストを小さく抑えることができる。
たとえば、弾性ストッパを、本体ゴム3の周方向の全周にわたるリング状とする場合は、全周にわたって車体側パネル側へ同様に突出する形状、または、周方向の一箇所もしくは複数個所で車体側パネル側へとくに大きく部分的に突出する形状とすることができる。
あるいは、弾性ストッパは、本体ゴム3の内周側で、所要の形状で部分的に突出する、一個もしくは複数個だけを設けることもできる。
なお、図1に示すように、弾性ストッパ4を、本体ゴム3に連続させて一体形成する場合は、弾性ストッパ4と本体ゴム3との連続箇所のゴム厚みを薄くして、弾性ストッパ4と本体ゴム3との相互間での、ゴムの変形による影響を小さくすることが好ましい。
このことによれば、ゴム製のものに比して高硬度の弾性ストッパ54の、車体側パネル20の窪み頂壁22への当接に基いて、より高いストッパ機能を発揮させることができる。
ところで、ブラケット12の、図の下端側の拡径端は、ショックアブソーバと並列に配置されるスプリング、ここではコイルスプリングのばね座として機能する。
以上に述べたようにして、ストラットロッド10は、ストラットマウント1を介して車体側パネル20に、間接的に取付けられることになる。
図1に示すところでは、環状弾性部材31を、図示の姿勢で、車体側パネル20の窪み頂壁22の外表面に予め接触させているが、環状弾性部材は、窪み頂壁22に非接触とすることも可能である。
このように、車体側パネル70の前記周縁部分74の変形量および、弾性ストッパ64の突出高さ等を変更することにより、車両によって異なる、ストラットロッド10の変位規制に対する様々な要求に応じて、ストラットロッド10を取付けることができる。
2,62 筒体
2a テーパ状部分
2b 内向きフランジ部分
2c 塑性変形部分
3,63 本体ゴム
4,44,54,64 弾性ストッパ
10 ストラットロッド
11 上端部分
12 ブラケット
13 雄ねじ部
14,15 雌ねじ部材
20,70 車体側パネル
21 窪み面
22,72 窪み頂壁
23,73 貫通孔
74 周縁部分
30,80 剛性ストッパプレート部材
31,81 環状弾性部材
B 車体側パネルの頂縁
Claims (6)
- 中心軸線の一方側に向けて拡径するテーパ状部分および、該テーパ状部分の、中心軸線の他方側の周縁に連続して内周側へ突出する内向きフランジ部分を有する筒体と、該筒体の外周面に全周にわたって固着させた筒状の本体ゴムとを具えてなり、車輪側から延びるストラットロッドを、前記筒体に貫通させて固定させるとともに、窪み頂壁に貫通孔を設けた車体側パネルの窪み面に、前記本体ゴムを嵌め合わせて使用に供されるストラットマウントであって、
本体ゴムの内側で、筒体の内向きフランジ部分の外表面に、車体側パネル側に向けて突出する一個もしくは複数個の弾性ストッパを設け、該弾性ストッパを、車体側パネルへの本体ゴムの嵌め合わせ姿勢で、車体側パネルの窪み頂壁に非接触としてなるストラットマウント。 - 弾性ストッパを、該弾性ストッパの外側の本体ゴムに一体的に連結してなる請求項1に記載のストラットマウント。
- 請求項1もしくは2に記載のストラットマウントを介した、ストラットロッドの、車体側パネルへの取付け構造であって、ストラットマウントの筒体を貫通し、固定されたストラットロッドと、車体側パネルの前記窪み面に嵌め合わされたストラットマウントの本体ゴムと、ストラットロッドの、車体側パネルの貫通孔から上方に突き出る上端部分に取り付けられた剛性ストッパプレート部材と、を備え、
車体側パネルの窪み頂壁の、前記貫通孔の周縁部分が全周にわたって、筒体側に変形しており、該周縁部分が、筒体の内向きフランジ部分に設けた前記弾性ストッパに近接している、ストラットロッドの、車体側パネルへの取付け構造。 - 剛性ストッパプレート部材の外周縁に、下方に向けて突設される環状弾性部材を、車体側パネルの、上方へ最も高く突出する頂縁よりも内周側に位置させてなる、請求項3に記載の、ストラットロッドの、車体側パネルへの取付け構造。
- 前記筒体の内向きフランジ部分の、前記弾性ストッパが固着される部分に、車体側パネル側に盛り上がる塑性変形部分を設けた、請求項1又は2に記載のストラットマウント。
- 前記弾性ストッパは、前記本体ゴムよりも高硬度の弾性材である、請求項1又は2に記載のストラットマウント。
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