JP2015176622A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】書き込みディスターブを低減可能とする不揮発性半導体記憶装置を提供する。【解決手段】半導体層上に配置され、前記半導体層に対する法線方向に延びた第1柱状半導体及び第2柱状半導体、ゲート絶縁膜を介して前記第1及び第2柱状半導体(SC)を含み、電荷蓄積層及び制御ゲートを含むメモリセル(MC)、前記メモリセルを挟むように形成された第1、及び第2選択トランジスタ、前記第1選択トランジスタと前記第2選択トランジスタに直列に接続されたバックゲートトランジスタ(BG)を含むメモリストリング(MS)を複数含むメモリセルアレイと、前記第1選択トランジスタ(ST1)に書き込み電圧を印加する書き込み動作の前に、前記メモリセルに書き込み電圧を印加する制御部とを具備する。【選択図】図6
Description
実施形態は、書き込みディスターブを低減可能とする不揮発性半導体記憶装置に関する。
近年、メモリセルを積層した積層型の半導体メモリ(BiCS:Bit Cost Scalable Flash Memory)が開発されている。このBiCSは、低コストで大容量な半導体メモリを実現することが出来る。
動作信頼性を向上させる不揮発性半導体記憶装置を提供する。
実施形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、半導体層上に配置され、前記半導体層に対する法線方向に延びた第1柱状半導体及び第2柱状半導体、ゲート絶縁膜を介して前記第1及び第2柱状半導体を含み、電荷蓄積層及び制御ゲートを含むメモリセル、前記メモリセルを挟むように形成された第1、及び第2選択トランジスタ、前記第1選択トランジスタと前記第2選択トランジスタに直列に接続されたバックゲートトランジスタを含むメモリストリングを複数含むメモリセルアレイと、前記第1選択トランジスタに書き込み電圧を印可する書き込み動作の前に、前記メモリセルに書き込み電圧を印加する制御部とを具備する。
以下、本実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通の構成には共通の参照符号を付す。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1の実施形態]
[全体構成例]
図1を用いて第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の全体構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のブロック図である。
[全体構成例]
図1を用いて第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の全体構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のブロック図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置はメモリセルアレイ11、ロウデコーダ12、データ回路・ページバッファ13、カラムデコーダ14、制御回路15、入出力回路16、アドレス・コマンドレジスタ17、及び内部電圧発生回路18を備える。
1.<メモリセルアレイ11>
図1に示すように、メモリセルアレイ11は、例えばプレーンP0及びプレーンP1(図1中、Plane0、Plane1と表記)を備える。これらプレーンP0、及びプレーンP1は複数のメモリストリングMSを備え、このメモリストリングMSに電気的にビット線BL、及びワード線WL、ソース線SLが接続される。
図1に示すように、メモリセルアレイ11は、例えばプレーンP0及びプレーンP1(図1中、Plane0、Plane1と表記)を備える。これらプレーンP0、及びプレーンP1は複数のメモリストリングMSを備え、このメモリストリングMSに電気的にビット線BL、及びワード線WL、ソース線SLが接続される。
後述するが、メモリストリングMSは直列接続された複数のメモリセルMCを備え、このメモリセルMCを構成する制御ゲートCGに上述したワード線WLが接続される。
ここでは、プレーンP0、及びプレーンP1を備える場合について挙げるが、メモリセルアレイ11が保持するプレーンPの数に限りはない。なお、プレーンP0、及びプレーンP1を区別しない場合には、単にプレーンPと述べる。
以下、図2を用いてプレーンPの詳細な構成について説明する。
以下、図2を用いてプレーンPの詳細な構成について説明する。
1.1<Plane0の平面図>
次に図2を用いて、例えばPlane0の平面図(上面図)を示す。なお、Plane1に関しては、Plane0と同一の構成であるため、ここでは説明を省略する。
次に図2を用いて、例えばPlane0の平面図(上面図)を示す。なお、Plane1に関しては、Plane0と同一の構成であるため、ここでは説明を省略する。
また説明の便宜上、Plane0の平面図に加え、ロウデコーダ12(図中、XFER_S及びXFER_D、及びブロックデコーダ(図中、B.D))、並びにカラムデコーダCOL(図中、C.D14)を図示する。
Plane0はメモリセルMCの集合体によって構成される。具体的には、図2に示すように、例えばワード線WL0〜WL47に接続される48のメモリセルMCによってメモリストリングMS(図2中、MSと表記)が構成される。
また、例えばメモリストリングMSの集合体(例えば12メモリストリングMS)によってサブブロックBLKが構成される(図中、Sub BLK)。
この場合、第2方向に向かって図示せぬビット線BL0に接続されるメモリストリングMSを以下、メモリストリングMS(0、0)、(1、0)、…、(10、0)、(11、0)と表し、ビット線BLmに接続されるメモリストリングMS0を以下、メモリストリングMS(0、m)、(1、m)、…、(10、m)、(11、m)と表す。
また、例えばメモリストリングMS0、及びMS1の組、MS2、及びMS3の組、…、MS10、及びMS11の組で構成され、ワード線WL方向に向かって構成される集合体をメモリブロックMBと呼ぶ。
12メモリストリングMSでサブブロックBLKが構成されている場合であれば、ブロックBLK内に6メモリブロックMBが構成されることになる。
また、例えばビット線BL0、BL1、BL2…BLmにそれぞれ接続されるメモリストリングMS0の集合体をメモリストリングユニットMUと呼ぶ。メモリストリングMS1〜メモリストリングMS11についても同様であるため、説明を省略する。
このPlane0において、第1方向に向かってワード線WL0〜WL23(以下、第1信号線群)、及びワード線WL24〜WL47(以下、第2信号線群)が櫛歯状に形成され、また各メモリストリングMSを貫通するように紙面奥行き方向に向かって後述する半導体層SCが形成される。このワード線WLと半導体層SCとの交点にメモリセルMCが形成される。
図示するようにXFER_D及びXFER_Sは、第2方向に向かって配置される。ワード線WL0〜WL23の一端は、XFER_Dに接続され、ワード線WL24〜WL47一端は、XFER_Sに接続される。
なお、上述したようにXFER_D及びXFER_Sは複数のMOSトランジスタから構成され、ブロックBLK内のいずれかメモリストリングMSを選択する。具体的には、ブロックデコーダBDからのデコーダ結果を受けて、Xfer_S及びXfer_Dは読み出し、及び書き込み対象のメモリストリングMSを選択可能とする。
カラムデコーダCOLは、図示せぬビット線BLを選択する。
1.2<サブブロックBLKの断面図>
<1.2.1>メモリストリングMS0〜MS5について
図3は、図2のIII-III´方向に沿った断面図である。
<1.2.1>メモリストリングMS0〜MS5について
図3は、図2のIII-III´方向に沿った断面図である。
図3に示すように断面方向に沿ってメモリストリングMS0〜MS5(太枠)が設けられる。ここで、メモリストリングMS0−MS5の各々には、一例としてワード線WL0−7が形成されるものとする。
各々のメモリストリングMSは、半導体層BG上であって、第1方向及び第2方向にそれぞれ直交する第3方向に向かう柱状の半導体層SC11〜SC12が形成される。以下、半導体層SC11〜SC12を区別しない場合には単に半導体層SCと呼ぶ。
次いで、第1方向に沿って互いに隣接する半導体層SC同士が半導体層BG内に設けられる結合部JPを介して結合される。例えば、半導体層SC11とSC12とが半導体層BG内の結合部JP0を介して結合される。このような構成を以てU字形状のメモリストリングMS0が形成される。
その他、半導体層SC13とSC14との組、…、半導体層SC21とSC22との組についても同様の構成であるため、説明を省略する。
また各々のメモリストリングMS内には第3方向に沿って形成されたポリシリコン層が複数設けられる。一部のポリシリコン層はワード線WLとして機能し、他のポリシリコン層は選択信号線SGS、SGDとして機能する。
選択信号線SGS、SGDは、ワード線WLを挟むような位置に設けられる。すなわち図3に示すようにワード線WLの数を4本とすると、半導体層BG上に下からワード線WL3、WL2、WL1、WL0、及び選択信号線SGSの順で各々が絶縁膜を介在して積層され、同様に半導体層BG上に下からワード線WL4、WL5、WL6、WL7、及び選択信号線SGDの順で各々が絶縁膜を介在して積層されている。
従って、半導体層SCとこれら選択信号線SGS、SGD、及びワード線WLとの交点に、選択トランジスタST1、メモリセルMC7、メモリセルMC6、…、メモリセルMC1、メモリセルMC0、及び選択トランジスタST2が設けられる。
そして、メモリセルMC0〜MC7が保持するデータを、以下ではユーザーデータと呼び、これらユーザーデータが格納されたメモリセルMC0〜MC7の領域を、ユーザーデータ領域と呼ぶ。
更に、選択トランジスタST1、及びST2は、例えば制御情報を含んだ管理データを保持する。
メモリセルMCは、例えば1ビット、又は2ビットのデータを保持可能とする。
例えば2ビットデータを保持可能とする場合、メモリセルMCは、例えば4値のデータのうちいずれか1つを保持出来る。
4つの値は電圧の低い方から“E”レベル、“A”レベル、“B”レベル、そして“C”レベルである。“E”レベルを消去状態と呼び、電荷蓄積層に電荷がない状態と指す。そして、電荷蓄積層に電荷が蓄積されるに連れ、“A”レベル=>“B”レベル=>“C”レベルと電圧が上昇する。
消去状態のメモリセルMCは“11”データと対応し、閾値分布が“A”レベルのメモリセルMCは“10”データと対応し、閾値分布が“B”レベルのメモリセルMCは“00”データと対応し、そして閾値分布が“C”レベルのメモリセルMCは“01”データと対応する。
例えば1ビットデータを保持可能とする場合、メモリセルMCは、例えば2値のデータのうちいずれか1つを保持出来る。
2つの値は電圧の低い方から“E”レベル、そして“C”レベルである。“E”レベルを消去状態と呼び、電荷蓄積層に電荷がない状態と指す。そして、電荷蓄積層に電荷が蓄積されると“C”レベルと電圧が上昇する。
消去状態のメモリセルMCは“1”データと対応し、閾値分布が“C”レベルのメモリセルMCは“0”データと対応する。
なお、これら選択信号線SGS、SGDは、メモリストリングMSの選択・非選択を制御する選択信号線SGS、SGDとして機能する。
またなお、ここでは便宜上ダミーワード線WLDD0、及びWLDD1、WLDS0、及びWLDS1、並びにDDB、及びDSBについては説明を省略する。
また後述する書き込み動作を示すタイムチャートでは、これらダミーワード線WLを纏めて、“WLD”と表記する場合がある。
なお、メモリセルアレイ11の構成については、例えば、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月19日に出願された米国特許出願12/407,403号に記載されている。また、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月18日に出願された米国特許出願12/406,524号、“不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法”という2010年3月25日に出願された米国特許出願12/679,991号、“半導体メモリ及びその製造方法”という2009年3月23日に出願された米国特許出願12/532,030号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
<1.2.2>ビット線BL、ソース線SLについて
選択信号線SGDを貫通する半導体層SC11及び半導体層SC14、半導体層SC15及び半導体層SC18、並びに半導体層SC19及びSC22の一端はそれぞれビット線BL0で共通接続される。
選択信号線SGDを貫通する半導体層SC11及び半導体層SC14、半導体層SC15及び半導体層SC18、並びに半導体層SC19及びSC22の一端はそれぞれビット線BL0で共通接続される。
また選択信号線SGSをそれぞれ貫通する半導体層SC12及びSC13、半導体層SC16及びSC17、並びに半導体層SC20の一端のそれぞれはソース線SLに接続される。つまり、例えば隣接する半導体層SC11、SC12と半導体層SC13、SC14とが、このソース線SLで共通接続される。
<1.2.3>ビット線BL1〜BLm−1について
以上では、ビット線BL0に着目したが、ビット線BL1〜BLm−1についても同様の構成である。
以上では、ビット線BL0に着目したが、ビット線BL1〜BLm−1についても同様の構成である。
すなわち、ビット線BLi(i:自然数、1≦i≦m−1)に接続される半導体層SCを半導体層SCi1〜SC(i+1 0)とする。この場合、上述した選択信号線SGS、ワード線WL0〜7、及び選択信号線SGDがこれら半導体層SCi1〜SC(i+1 0)を貫通することで、各ビット線BLiに対応するように複数のメモリストリングMSが形成される。
なお、ビット線BLiに対応する各々のメモリストリングMSにおいても、隣接する半導体層SCi1、SCi2と半導体層SCi3、SCi4とが、ソース線SLで共通接続される。
ここで、各メモリストリングMSがメモリセルMC0〜MC7、並びに選択トランジスタST1、及びST2によって構成されている場合を一例に説明したが、メモリセルMCの数に限りはない。つまり、メモリセルMCは16個でも、32個でもよい。以下、必要に応じてメモリセルMCの数をs個(s:自然数)とする場合がある。
このようにPlane0は、データを電気的に記憶するメモリセルMCを3次元マトリクス状に配列することで構成される。すなわち、メモリセルMCは、積層方向に配列されるとともに、積層方向に直交する水平方向にもマトリクス状に配列される。このように積層方向に並ぶ複数個のメモリセルMCは直列接続され、直列接続された複数のメモリセルMCによってメモリストリングMSを構成する。
<1.4>メモリセルアレイ11の回路図
次に図4を用いて、上述したプレーンPの等価回路について説明する。ここでは、ビット線BL0に着目し、メモリストリングMS0〜MSi(図中、MS0〜MSi,i:正の実数)の各々の構成は同一であるため、以下ではメモリストリングMS0について説明する。また各メモリストリングMSが備えるメモリセルMCは48個(s=48)とする。
次に図4を用いて、上述したプレーンPの等価回路について説明する。ここでは、ビット線BL0に着目し、メモリストリングMS0〜MSi(図中、MS0〜MSi,i:正の実数)の各々の構成は同一であるため、以下ではメモリストリングMS0について説明する。また各メモリストリングMSが備えるメモリセルMCは48個(s=48)とする。
<メモリストリングMS0について>
図4に示すように、メモリストリングMS0は、メモリセルMC0〜MC47、バックゲートトランジスタBG(以下、単にBGと称する)、ダミーメモリセルMCDD、MSDS、DDB、及びDSB、並びに選択トランジスタST1及び選択トランジスタST2を備える。なお、ダミーメモリセルMCDDは、ダミーメモリセルMCDD0、及びダミーメモリセルMCDD1の二つ備えるが、ここでは便宜上ダミーメモリセルMCDDと記載する。ダミーメモリセルMCDSについても同様である。
図4に示すように、メモリストリングMS0は、メモリセルMC0〜MC47、バックゲートトランジスタBG(以下、単にBGと称する)、ダミーメモリセルMCDD、MSDS、DDB、及びDSB、並びに選択トランジスタST1及び選択トランジスタST2を備える。なお、ダミーメモリセルMCDDは、ダミーメモリセルMCDD0、及びダミーメモリセルMCDD1の二つ備えるが、ここでは便宜上ダミーメモリセルMCDDと記載する。ダミーメモリセルMCDSについても同様である。
上述したように、メモリセルMC0〜MC47の制御ゲートCGの各々は対応するワード線WLに接続される。すなわち、メモリストリングMS0には、48本のワード線WLが接続されている。
メモリセルMC0〜MC23は、選択トランジスタST2及びダミーメモリセルMCDSと、ダミーボトムメモリセルMCDSB及びBGと、の間で直列接続される。
選択トランジスタST2の電流経路の他端はソース線SLに接続され、選択トランジスタST2のゲートには信号SGS_0が供給される。
メモリセルMC23の電流経路の一端は、BGの電流経路の一端に接続され、このBGのゲートBGには信号BGが供給される。
更に、ダミーボトムメモリセルMCDSBのゲートには信号線DSBが接続される。また、ダミーメモリセルMCDSのゲートには信号線WLDDが接続される。
また、メモリセルMC24〜MC47は、選択トランジスタST1及びダミーメモリセルMCDDと、ダミーボトムメモリセルMCDDB及びBGと、の間で直列接続される。
選択トランジスタST1の電流経路の一端はビット線BLに接続され、ゲートには信号SGD_0が供給される。メモリセルMC24の電流経路の一端はBGの電流経路の他端が接続される。
更に、ダミーメモリセルMCDDのゲートには信号線DDが接続される。また、ダミーボトムメモリセルMCDDBのゲートには信号線DDBが接続される。
次いで、上記説明したメモリストリングMS0〜メモリストリングMSi内に設けられるメモリセルMC0〜メモリセルMC47の各々の制御ゲートCGは互いに共通接続される。すなわち、メモリストリングMS0〜メモリストリングMSi内の、例えばメモリセルMC0の制御ゲートCGに着目すると、この制御ゲートCGはワード線WL0に共通接続される。
なおメモリセルMC1〜メモリセルMC47の制御ゲートCGのそれぞれについても、ワード線WL1〜ワード線WL47のそれぞれに共通接続される。
そして、このワード線WL0は、図示せぬ他のビット線BL_1〜BL_mに接続されるメモリストリングMS0〜メモリストリングMSi内の全てのメモリセルMC0とも共通接続される。
このようにワード線WLが共通接続される範囲は、例えば、不揮発性半導体記憶装置の仕様や、メモリセルMCのサイズや配線、およびトランジスタのサイズなどによって決定される。例えば、ビット線BLが並ぶ方向に対応するページ長(ページとはデータアクセスの単位)を8kバイト、メモリストリングMSの長さをメモリセル16個の直列、ビット線BLに沿った方向のメモリストリングMS間の共有範囲を4ストリング、個々のメモリセルMCのデータ記憶容量を2ビット/セルと仮定すると、ワード線WLが共有されるメモリストリングMS内の記憶容量は1Mバイト(=8kバイト×16×4×2)となる。この範囲をここではブロックBLKと称する。
この不揮発性半導体記憶装置は、上記ページ長の単位で読み出し動作や書き込み動作を行うが、消去動作においては、上記ブロックBLKの単位で行うものとする。尚、上記のブロックBLKのサイズは、一例であって、そのサイズを限定するものではない。
2.<ロウデコーダ12>
図1に戻ってロウデコーダ12(以下、ブロックデコーダ12と呼ぶことがある)の説明をする。ロウデコーダ12は、アドレス・コマンドレジスタ17から入力されたブロックアドレス信号等をデコードし、このデコード結果に応じて所望のワード線WLを選択する。
図1に戻ってロウデコーダ12(以下、ブロックデコーダ12と呼ぶことがある)の説明をする。ロウデコーダ12は、アドレス・コマンドレジスタ17から入力されたブロックアドレス信号等をデコードし、このデコード結果に応じて所望のワード線WLを選択する。
選択されたワード線WLには、内部電圧発生回路18が生成した電圧が印加される。
3.<データ回路・ページバッファ13>
データ回路・ページバッファ13は、図示せぬセンスアンプSA、及びデータキャッシュDCを備える。すなわち、データ回路・ページバッファ13はセンスアンプSA、データキャッシュDCを用いてデータの読み出し及びデータ書き込み、並びに読み出しの外部転送・書き込みデータの取り込みを行う。
データ回路・ページバッファ13は、図示せぬセンスアンプSA、及びデータキャッシュDCを備える。すなわち、データ回路・ページバッファ13はセンスアンプSA、データキャッシュDCを用いてデータの読み出し及びデータ書き込み、並びに読み出しの外部転送・書き込みデータの取り込みを行う。
ここでは、データ書き込みの場合について具体的に説明する。
不揮発性半導体記憶装置1はメモリコントローラ2から転送された書き込みデータをロードするためのコマンドやアドレスに続いて、書き込みデータを受信する。
データ回路・ページバッファ13は、入出力回路16を介してこの書き込みデータを受信し、当該書き込みデータをデータキャッシュDCに取り込む。
その後、センスアンプSAは制御回路15からの指示に従ったタイミングで、データキャッシュDC及びセンスアンプSAを介して書き込みデータを選択メモリセルMC、及び選択トランジスタST1、ST2に書き込む。
<カラムデコーダ14>
カラムデコーダ14は、アドレス・コマンドレジスタ17から入力されたカラムアドレス信号をデコードし、メモリセルアレイ11のカラム方向を選択する。
カラムデコーダ14は、アドレス・コマンドレジスタ17から入力されたカラムアドレス信号をデコードし、メモリセルアレイ11のカラム方向を選択する。
<制御回路15>
制御回路15は、不揮発性半導体記憶装置全体の動作を制御する。すなわち、アドレス・コマンドレジスタ17から供給された制御信号、コマンド、及びアドレスに基づいて、データの書き込み動作における動作シーケンスを実行する。
制御回路15は、不揮発性半導体記憶装置全体の動作を制御する。すなわち、アドレス・コマンドレジスタ17から供給された制御信号、コマンド、及びアドレスに基づいて、データの書き込み動作における動作シーケンスを実行する。
制御回路15はこのシーケンスを実行するために、不揮発性半導体記憶装置1内に含まれる各回路ブロックの動作を制御する。
例えば、制御回路15は内部電圧発生回路18に対し、所定の電圧を生成するよう制御し、ロウデコーダ12、及びデータ回路・ページバッファ13を介して当該所定の電圧をワード線WLやビット線BLに出力するための所定のタイミングを制御する。
更に、入出力回路16の入出力の状態制御にも関与する。
<入出力回路16>
入出力回路16は、コマンド、アドレス、及び書き込みデータを外部のホスト機器(図示しない)から受け取り、これらコマンド、及びアドレスをアドレス・コマンドレジスタ17に供給し、また書き込みデータをデータ回路・ページバッファ13に供給する。
入出力回路16は、コマンド、アドレス、及び書き込みデータを外部のホスト機器(図示しない)から受け取り、これらコマンド、及びアドレスをアドレス・コマンドレジスタ17に供給し、また書き込みデータをデータ回路・ページバッファ13に供給する。
更に、制御回路15の制御に応じて、データ回路・ページバッファ13から供給された読み出しデータをホスト機器へと出力する。
<アドレス・コマンドレジスタ17>
アドレス・コマンドレジスタ17は、入出力回路16から供給されたコマンド、及びアドレスを一端保持し、次いでコマンドを制御回路15へ、アドレスをロウデコーダ12、及びカラムデコーダ14へと供給する。
アドレス・コマンドレジスタ17は、入出力回路16から供給されたコマンド、及びアドレスを一端保持し、次いでコマンドを制御回路15へ、アドレスをロウデコーダ12、及びカラムデコーダ14へと供給する。
<内部電圧発生回路18>
内部電圧発生回路18は、制御回路15の制御に基づいて、書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作において所定の電圧を発生する。
内部電圧発生回路18は、制御回路15の制御に基づいて、書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作において所定の電圧を発生する。
書き込み動作では、内部電圧発生回路18は電圧VPGM、電圧VPASS、電圧VCGR、電圧VREAD、電圧USEL_D、電圧USEL_BG、電圧PROGVSRC、電圧VDDSA、及び電圧VSSを発生する。
そして、第1の実施形態〜第3の実施形態において、内部電圧発生回路18は書き込み動作において選択トランジスタST1及び/又はST2に電圧VPGMを、そしてワード線WLに電圧VSS(0V、または〜1V程度)を供給する。
なお、ワード線WLへのユーザーデータ書き込み時には、電圧VPGM、及び電圧VPASSが、選択ワードWL、及び非選択ワード線WLに印加される。
なお、電圧VPGMとは、後述するメモリセルMC(選択トランジスタSTを含む)が備える電荷蓄積層に電荷を注入し、このメモリセルMCの閾値を別レベルに遷移する程度の大きさの電圧である。
また電圧VPASSとは、選択されたメモリストリングMSの中の非選択ワード線WLに印加され、メモリセルMCにデータ書き込みが行われない程度にオンする、最適化された電圧である。
また、電圧USEL_D、電圧USEL_BGは、ダミーメモリセルMC、及びバックゲートトランジスタBGをオンする電圧である。
更に内部電圧発生回路18は、書き込みベリファイにおいて、選択ワード線WLに電圧VCG_Vを、そして非選択ワード線WLに電圧VREADを供給する。
また、内部電圧発生回路18は、読み出し動作において、選択ワード線WLに電圧VCGRを、そして非選択ワード線WLに電圧VREADを供給する。
2.書き込み動作
次に図5を用いて第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作を示す。図5(a)はメモリセルアレイが最適な状態で制御できるようにするための選択トランジスタへの書き込み動作を示したフローチャートである。なお、ここでは、メモリストリングMSは、メモリセルMC0〜メモリセルMC7を備えるものとして話を進める。
次に図5を用いて第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作を示す。図5(a)はメモリセルアレイが最適な状態で制御できるようにするための選択トランジスタへの書き込み動作を示したフローチャートである。なお、ここでは、メモリストリングMSは、メモリセルMC0〜メモリセルMC7を備えるものとして話を進める。
また、図5(b)は、図5(a)による選択トランジスタの書き込み制御により実現される閾値状態を示すものである。
図5(b)において、まず、選択トランジスタの初期状態の閾値分布は、Vt0VのレベルからVtw0の分布幅となるものであるとする。選択トランジスタの閾値の分布幅は、通常のメモリセルへの書き込み動作が適切に行われるように、以下の条件を満たす必要がある。
(1)メモリセルの閾値を所望のレベルまで書きあげるための“0”書き込み時のビット線電位(例えば0V)と、メモリセルの閾値をシフトさせない“1”書き込み時のビット線電位(例えばVDDSA=2.5V)との電位差よりも、選択トランジスタのVt分布幅が小さい必要がある。
(1)メモリセルの閾値を所望のレベルまで書きあげるための“0”書き込み時のビット線電位(例えば0V)と、メモリセルの閾値をシフトさせない“1”書き込み時のビット線電位(例えばVDDSA=2.5V)との電位差よりも、選択トランジスタのVt分布幅が小さい必要がある。
(2)加えて、選択トランジスタのオン電流とオフ電流の差を見込んだ電圧マージンΔVgs等も考慮する必要があり、選択トランジスタの閾値の分布幅をVtw_SGD、ビット線の“0”書き込み時と“1”書き込み時の電位差をΔVBLとすると、Vtw_SGD<ΔVBL−ΔVgsの関係を満たす必要がある。
すなわち、図5(b)において、初期の分布幅Vtw0が2.5V−ΔVgsより大きければ、それよりも分布幅が狭くなるように選択トランジスタの閾値を調整しなければならない。
また、選択トランジスタの閾値の絶対値としては、選択トランジスタのゲートに印加可能な最低電圧が0Vである場合には、ゲートに0Vが印加された状態で、所定値以下のオフ電流になるような閾値電圧でなければならない。すなわち、図5(b)において選択トランジスタの閾値の下限Vt0_SGDのオフ電流が所望のオフ電流よりも大きいならば、オフ電流が小さくなるように閾値電圧を上昇させて調整しなければならない。
ドレイン側の選択トランジスタは、上記の2つの条件、ソース側の選択トランジスタは、後者(2)の条件を満たす必要がある。選択トランジスタがメモリセルと同様にプログラマブルなデバイスである場合には、それらの初期状態においてこの2つの条件を満たしていない場合には、図5(b)に示すように、選択トランジスタに対して書き込みを行って所望の条件を満たすように閾値分布を調整する必要がある。一方で、選択トランジスタがプログラマブルでない場合、すなわち、ゲートとチャネルができる半導体層との間に、メモリセルと同様な電荷蓄積層を有する膜構成がない場合には、プロセス工程の中で選択トランジスタの閾値電圧が前記条件を満たすように最適化されていなければならない。ここでは、選択トランジスタがプログラマブルであることを前提に説明を続ける。
この書き込み動作は、通常のメモリセルへの書き込みと異なり、書き換え可能なデータを記憶する動作ではなく、前述の様に選択トランジスタが所望の働きをするように閾値を整える動作である。対象となる選択トランジスタの閾値が、閾値調整後のターゲットのベリファイレベルVt1_SGDより低い状態にあれば、そのレベルを超えるまで書き込みをしなければならない。
以下に、選択トランジスタの閾値を調整するにあたって、望ましい制御方法の一例を記載する。
図5(a)に示すように、まず制御回路15はユーザーデータを退避させる(ステップS0)。
具体的には、内部電圧発生回路18が選択ワード線WLに電圧VCGR、非選択ワード線WLに電圧VREADを印加し、データ回路・ページバッファ回路13がビット線BLに流れる電圧(又は電流)をセンスする。
これにより、データ回路・ページバッファ回路13は、ユーザーデータ領域からページ単位でデータを読み出し、次いで読み出したデータを別のユーザーデータ領域に格納する。
ここで、これから選択トランジスタの閾値を調整しようとするブロックにおいて、データを退避させる必要がなければ、このステップS0は省略することもできる。
その後、制御回路15は選択トランジスタST1の閾値を所定の消去レベルまで遷移させる(S1)。
図5(d)に消去動作を行った後の選択トランジスタの閾値分布を示す。
この消去動作は、この一連の処理をする前の選択トランジスタの閾値が、後述の書き込み動作のターゲットの範囲を超えて分布していると、すなわち、調整後の閾値電圧の上限がVt2_SGDを超えていると、後述の書き込み動作後の閾値分布が狭くならないので必要となる。すなわち、書き込み後の閾値レベルが所定の閾値レベル(Vt2_SGD)よりも超えたメモリセルは、後々行われる書き込み動作後の閾値分布が狭くならないため、図5(d)に示す消去動作が必要となる。
図5(b)のように調整前の閾値分布が調整後の閾値分布よりも低いところに位置する場合には、このステップS1もスキップ可能である。図5(c)のように、調整前の閾値分布の上端がVt2_SGDを超えているような場合に必要となる。 したがって、この消去動作における所定の消去レベルは、消去後の閾値分布の上端(図5(d)のVte_SGD)がVt2_SGDよりも十分に低くなればよい。詳細な説明は省略するが、選択トランジスタに消去パルスを印加したのち、消去ベリファイをVte_SGDのレベルで行い、ほとんどすべての選択トランジスタの閾値電圧が、Vte_SGDより低くなればこの消去動作のステップは終了する。
具体的には、今、選択トランジスタへの消去動作において、ドレイン側の選択トランジスタを対象にしている場合を想定する。
消去パルス印加動作においては、セルソース線およびビット線に消去電圧(例えば20V)、ドレイン側選択トランジスタのゲートに0.5V、ダミーワード線や通常のワード線には、たとえば10V程度の中間電圧、ソース側選択トランジスタのゲートには、中間電圧あるいは消去電圧に近い電圧が印加され、ドレイン側選択トランジスタが消去される。
また、消去後の状態を確認するための消去ベリファイ動作においては、選択されているドレイン側選択トランジスタのゲートに、Vte_SGDが印加され、ダミーワード線や通常のワード線にはそれらのメモリセルがオン状態となるような読み出しパス電圧が印加され、ソース側選択トランジスタのゲートにもセル電流が流れるような所定電圧が印加される。そしてその状態でビット線に流れる電流がデータ回路に含まれるセンスアンプによってセンスされる。
次いで、制御回路15は所定のページ(例えば、ワード線WL0〜WL7)に“0”データ(1ビットの場合)を書き込む(S2)。すなわち、ワード線WL0〜WL7に接続されるメモリセルMC0〜MC7の閾値を別のレベルに上昇させる。
この書き込み動作の目的は、何かのデータを書きこむわけではなく、所定ワード線領域のメモリセルに高い閾値を書きこむことにある。後述の選択トランジスタ書き込み動作時に、ここで書き込みの対象となるワード線には0V付近の電圧が印加されるため、そのゲート電圧が印加された状態で、メモリセルがオフ状態となるように書き込みが行われるようにする。
そのようにして所定のページに“0”データを書き込むと(S3、YES)、その後制御回路15は、選択トランジスタST1の書き込み動作に移る(S4)。
一方、ステップS3において所望のページへのデータ書き込みが終わっていない場合(S3、NO)、ステップS2に戻り、書き込みたいページにデータ書き込みを実行する。
なお、メモリセルMCが2ビットデータを保持可能とする場合、上記書き込み動作によってメモリセルMCの閾値は消去レベルから“B”レベルや“C”レベルまで書きこむことが望ましい。
具体的には、内部電圧発生回路18は信号線SGDに電圧VPGMを印加し、信号線SGSに電圧VPASSを印加し、ワード線WL0〜WL47に電圧VSS(0V,あるいは1V程度)を印加する。なお、内部電圧発生回路18はバックゲートトランジスタBGもオフするような電圧を印加する。
この時、ビット線BLには書き込み許可電圧(例えば、0V)又は書き込み禁止電圧(例えば、電圧VDDSA=2.5V)が印加されることで、選択トランジスタの書き込み後の閾値分布幅を所望の範囲に制御することができる。この書き込み動作は、実際には、書き込みパルス印加動作とそれに続く書き込みベリファイ動作からなる書き込みサイクルを繰り返し行って、同時に書き込みを行うすべての選択トランジスタの閾値が、所望の閾値状態になるまで書き込みサイクルが繰り返される。書き込みベリファイでは、選択トランジスタの閾値が所望の閾値以上になっているかどうかが判定される。
選択トランジスタの閾値が所望の閾値を超えた場合には、次の書き込みサイクルの書き込みパルス印加動作において、その選択トランジスタにビット線を介して接続されるセンスアンプ・データ回路により、ビット線に非書き込みの電位(例えば2.5V)が印加される。 また、それに続く書き込みベリファイにおいてはビット線センスの結果によらず書き込みパスの状態を保持する。
逆に、選択トランジスタの閾値が所望の閾値を超えなかった場合には、次の書き込みサイクルの書き込みパルス印加動作において、その選択トランジスタにビット線を介して接続されるセンスアンプ・データ回路により、引き続きビット線に書き込みが生じる電位(例えば0V)が印加される。また、書き込みベリファイにおいては通常通りビット線に流れる電流がセンスされる。
3.タイムチャート(その1)
次に図6を用いて選択トランジスタST1への非書き込み動作での各信号線の電圧レベルを時間に沿って説明する。縦軸に、信号線SGD、ダミーワード線WLD、ワード線WL、バックゲートトランジスタのゲート信号線BG、信号線SGS、ビット線BL、ソース線SLを取り、横軸に時刻tを取る。なお、図6と同じ動作については説明を省略する。
次に図6を用いて選択トランジスタST1への非書き込み動作での各信号線の電圧レベルを時間に沿って説明する。縦軸に、信号線SGD、ダミーワード線WLD、ワード線WL、バックゲートトランジスタのゲート信号線BG、信号線SGS、ビット線BL、ソース線SLを取り、横軸に時刻tを取る。なお、図6と同じ動作については説明を省略する。
図6に示すように、この場合時刻t0以降、内部電圧発生回路18はビット線BLに書き込み禁止電圧として、例えば、3V(例えば2.5V)を印加する。
前述の書き込み動作の場合よりも、ビット線の電位が3V上昇しているため、選択トランジスタのゲートとSiチャネルの間の電位差が、3Vだけ小さくなる。今、選択トランジスタの書き込み特性差、言い換えると、書き込み易い選択トランジスタと書き込み難い選択トランジスタの電圧差が、2.5Vあると仮定すると、選択トランジスタへの書き込み電圧が3V低下すると、書きこめなくなることを意味する。従って、ビット線に0Vを印加して選択トランジスタST1に書き込みを行い、書き込みベリファイ動作によって、所望の閾値Vt1_SGDまで到達していることが確認できたら、それ以上書き込みが進まないように、ビット線に非書き込み電圧を印加して、書き込み動作を止めることができる。
なお、この場合にも信号線SGSに電圧VPASSが印加され、例え選択トランジスタST2がオンしても、ワード線WLに電圧VSSが印加されているため、ソース線SLからビット線BLへと電流が流れることがない。
選択トランジスタへのベリファイ動作によって、所望の閾値レベルに達していないと判定された場合には、そのビット線に接続された選択トランジスタには引き続き書き込みパルス印加動作が必要となるため、次の書き込みサイクルの中でビット線に0Vが印加されて再び書き込みが行われる。制御回路15は、ゲート信号線SGDに接続される複数の選択トランジスタ(例えば8kバイト個)に同時に書き込み処理を行うため、理想的にはすべての選択ゲートの閾値が所望の閾値に到達するまで、書き込みサイクルを繰り返す。
4.タイムチャート(その2)
次に図7を用いて選択トランジスタST1への書き込み動作での各信号線の電圧レベルを時間に沿って説明する。縦軸に、信号線SGD、ダミーワード線WLD、ワード線WL、バックゲートトランジスタのゲート信号線BG、信号線SGS、ビット線BL、ソース線SLを取り、横軸に時刻tを取る。
次に図7を用いて選択トランジスタST1への書き込み動作での各信号線の電圧レベルを時間に沿って説明する。縦軸に、信号線SGD、ダミーワード線WLD、ワード線WL、バックゲートトランジスタのゲート信号線BG、信号線SGS、ビット線BL、ソース線SLを取り、横軸に時刻tを取る。
なお、図7に示す信号線SGDの電圧レベルは、サブブロックSB0を構成する、例えばメモリストリングMS0に着目した値である。
また信号線SGSの電圧レベルは、サブブロックSB0を構成する、全メモリストリングMS、すなわちメモリストリングMS0〜MS11の値である。
また、後述する時刻t2〜t3における書き込み動作の様子について図8を用いて説明する。図8はメモリストリングMSの断面図であって、書き込み電圧等を印加した際の概念図である。
図7に示すように、時刻t0において、内部電圧発生回路18は信号線SGS、及び信号線SGDに0Vを印加しつつ、ソース線SLに電圧PROGVSRC(例えば、2.5V)を印加し、そしてビット線BLに書き込み用電圧(0V)を印加する。
その後時刻t1において、制御回路15は内部電圧発生回路18に対し、ワード線WLに電圧VSSを印加させつつ、ダミーワード線WLDに電圧USEL_D、信号線BGにUSEL_BGを印加させ、また信号線SGSを0Vから電圧VPASSに、そして信号線SGDの電圧を0Vから電圧VPASSに上昇させる。
その後、時刻t2において内部電圧発生回路18は信号線SGDを電圧VPGMに上昇させる。この時、ビット線には0Vが印加され、選択トランジスタST1のゲートには、書き込み電圧VPGMが印加されるため、選択トランジスタST1の電荷蓄積層に電子が注入されて閾値が上昇する。
ここで、図7のタイムチャートから明らかなようにダミーメモリセルMCはオンするが、ワード線WLに電圧VSSが印加されているため、図7に示すメモリストリングMSにはチャネルが形成されることはない。
このため、図8に示すように、信号線SGSに電圧VPASSが印加され、例え選択トランジスタST2がオンしても、電流がソース線SLからビット線BLへと流れることがない。
<第1の実施形態に係る効果>
第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であると、下記(1)の効果を得る事が出来る。
(1)選択トランジスタST1のゲート信号線SGDと選択トランジスタST2のゲート信号線SGSの間の電位差を緩和しながら、選択トランジスタへの書き込み動作をおこなうことができる。
第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であると、下記(1)の効果を得る事が出来る。
(1)選択トランジスタST1のゲート信号線SGDと選択トランジスタST2のゲート信号線SGSの間の電位差を緩和しながら、選択トランジスタへの書き込み動作をおこなうことができる。
まず、セルアレイの中で隣り合うSGDには書き込み電圧が印加されるときに、SGDに隣接するSGSに0Vを印加する比較例を検討する。この場合には隣接するSGDとSGSの間に大きな電位差が生じる場合がある。
しかし、本実施形態ではVPASSという中間電圧が印加され、SGDとSGSの間の電位差を小さくすることができる。
それを実現するために、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であると、上述したように選択トランジスタST1へのデータ書き込み前に数ページに亘りメモリセルMCに、例えば“0”データ書き込むことでメモリセルMCの閾値分布を(例えば、“C”レベルに)上昇させている。
このため、メモリセルMCの閾値が0Vよりも上に分布することから、電圧VSSをワード線WLに印加しておけば、それらのメモリセルはカットオフ状態となる。その結果、VDDSAが印加されるソース線SLと0Vまたは3V程度の電圧が印加されるビット線BLとの間に貫通電流が流れることを防ぐことができる。すなわち、書き込みを行った所定数のメモリセルが選択ゲートと同様の役割をはたしてくれる。
以上から、選択トランジスタST1−ST2間の電位差を緩和しつつ、選択トランジスタに対して所望の書き込み動作を行うことができる。すなわち、選択トランジスタST1とST2の間のスリットのサイズが、選択ゲートの閾値調整の書き込み動作で制限されることがないようにすることができる。
[第2の実施形態]
次に、図9〜図11を用いて第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。第2の実施形態では、選択トランジスタST2についても選択トランジスタST1と同時にデータ書き込みを実施する点で、上記第1の実施形態と異なる。
次に、図9〜図11を用いて第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。第2の実施形態では、選択トランジスタST2についても選択トランジスタST1と同時にデータ書き込みを実施する点で、上記第1の実施形態と異なる。
なお、構成については上記第1の実施形態と同一のため説明を省略し、また動作については、異なる点のみ説明を行う。
1.書き込み動作
図9を用いて第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作を示す。図9は選択トランジスタST1、及びST2に書き込み動作を行う際のフローチャートである。なお、上記実施形態と同様の動作については説明を省略する。
図9を用いて第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作を示す。図9は選択トランジスタST1、及びST2に書き込み動作を行う際のフローチャートである。なお、上記実施形態と同様の動作については説明を省略する。
図9に示すように、制御回路15は、まず、選択トランジスタの閾値調整の書き込みを行うブロックに保存されたデータを他のブロックに退避する必要がある場合には、実施例1と同様にデータを退避する処理(ステップS0)を行う。次に、この実施例では、選択トランジスタST1とST2の両方に対して消去動作を行う。前述の通り、選択ゲートの閾値を書きあげる前に、所望の閾値の範囲より閾値を低めにシフトさせるためである。
しかし、実施例1でも同様であるが、選択ゲートを深く消去しすぎると、メモリストリングを選択ゲートで制御できなくなってしまう場合も想定されるため、最終的な閾値のターゲットの範囲よりも、書き込み前の閾値の範囲が低いことが判っている場合には、消去のステップS1をスキップしてもよい。
次に、実施例1と同様に、ステップS2とS3で、所定のワード線に対して書き込みを行い、ビット線とセルソースの間で貫通電流が流れないようにする。
その後、制御回路15は、選択トランジスタST1、及びST2に対し書き込み動作を行う(S10)。
具体的には、制御回路15は内部電圧発生回路18に対して、信号線SGD、及びSGS線に電圧VPGMを印加し、ワード線WLにはメモリセルMCがオフする電圧VSSを印加するよう制御する。なお、この書き込み動作でのビット線BLの電圧は、上述したように書き込みが必要な場合には0V、書き込みが不要な場合には例えば3V程度の電圧が印加される。
2.タイムチャート
次に図10を用いて選択トランジスタに対する書き込みおよび非書き込み動作での各信号線の電圧レベルを時間に沿って説明する。縦軸に、信号線SGD、ダミーワード線WLD、ワード線WL、バックゲートトランジスタのゲート信号線BG、信号線SGS、ビット線BL、ソース線SLを取り、横軸に時刻tを取る。
次に図10を用いて選択トランジスタに対する書き込みおよび非書き込み動作での各信号線の電圧レベルを時間に沿って説明する。縦軸に、信号線SGD、ダミーワード線WLD、ワード線WL、バックゲートトランジスタのゲート信号線BG、信号線SGS、ビット線BL、ソース線SLを取り、横軸に時刻tを取る。
なお、図10に示す信号線SGD、及び信号線SGSの電圧レベルは、サブブロックSB0を構成する、例えばメモリストリングMS0に着目した値である。
また、後述する時刻t2〜t3における電圧印加の様子について図11を用いて説明する。なお、図11はメモリストリングMSの断面図であって、書き込み電圧等を印加した際の概念図である。
上記図6、及び図7と同じ動作については説明を省略する。
時刻t1において、制御回路15は内部電圧発生回路18に対して、メモリストリングMS0の信号線SGSを電圧VPASSに上昇させる。
時刻t1において、制御回路15は内部電圧発生回路18に対して、メモリストリングMS0の信号線SGSを電圧VPASSに上昇させる。
その後、時刻t2において、制御回路15は内部電圧発生回路18に対して、メモリストリングMS0の信号線SGSに対し電圧VPGMを印加する。このように選択トランジスタST1と同時に選択トランジスタST2にもデータの書き込みを行う。
なお、その他のメモリストリングMS1−11における信号線SGD、及び信号線SGSには、内部電圧発生回路18が電圧VPASSを印加する。
上述した電圧印加の様子を、図11に示す。
図11に示すように、ワード線WLに電圧VSSを印加しつつ、メモリストリングMS0における選択トランジスタST1、及びST2に電圧VPGMを印加し、選択トランジスタST1、及びST2に書き込みを行う。
図11に示すように、ワード線WLに電圧VSSを印加しつつ、メモリストリングMS0における選択トランジスタST1、及びST2に電圧VPGMを印加し、選択トランジスタST1、及びST2に書き込みを行う。
なお、上記書き込み後のベリファイ動作であるが、上記同様に選択トランジスタST1に対して行う。書き込み動作は、前述と同様に、書き込みパルス印加動作とベリファイ動作からなる書き込みサイクルの繰り返しにより行う。書き込みベリファイの結果に基づいて、選択トランジスタST1の閾値が所望の閾値に到達していない場合には、次の書き込みパルス印加動作中のビット線電位は0V、所望の閾値以上に書きあげられている場合には、ビット線に3V程度の電圧が印加される。一方で、選択トランジスタST2に対しては、セルソースSRCに0Vを印加する。SGSには書き込み電圧VPGMが印加されているので、セルソースSRCが0Vの時には、選択トランジスタST1に対してビット線に0Vが印加されている状態と同等の書き込みが行われる。
すなわち、選択トランジスタST1のベリファイ動作の結果、選択トランジスタST1が所定の書き込み終了状態になるまで、選択トランジスタST2には書き込みが継続されるものとする。
これは、ビット線BLに印加する電圧との兼ね合いから選択トランジスタST1の閾値分布を狭くする必要があるが、選択トランジスタST2の閾値分布は下限が所定の閾値以上にあれば広くても構わないからである。
<第2の実施形態に係る効果>
第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であると、上記(1)と同様の効果を得ることが出来る。
すなわち、第2の実施形態においても、図11で示したように選択トランジスタST1に隣接する選択トランジスタST2に書き込み電圧VPGMを印加出来る。
第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であると、上記(1)と同様の効果を得ることが出来る。
すなわち、第2の実施形態においても、図11で示したように選択トランジスタST1に隣接する選択トランジスタST2に書き込み電圧VPGMを印加出来る。
従って、選択トランジスタST1−ST2間の電位差を緩和することが出来、選択ゲートST1とST2の間のスリットのサイズが選択ゲートの書き込み動作で制限されないようにすることができる。
[第3の実施形態]
次に図12−図19を用いて第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。
第3の実施形態に係るメモリストリングMSは、上記構成と異なり、半導体層上に下から順に選択トランジスタST2、ダミーワード線WL、ワード線WL、選択トランジスタST1が形成される構成である。
次に図12−図19を用いて第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。
第3の実施形態に係るメモリストリングMSは、上記構成と異なり、半導体層上に下から順に選択トランジスタST2、ダミーワード線WL、ワード線WL、選択トランジスタST1が形成される構成である。
つまり、第3の実施形態におけるメモリセルアレイは、隣接メモリストリングMS間で選択トランジスタST1同士、及び選択トランジスタST2同士が隣接する。この様子を図12、及び図13に示す。
1.メモリセルアレイの構成
図12、図13を用いてメモリセルアレイの構成について説明する。なお、上記実施形態と同じ構成については説明を省略する。
図12、図13を用いてメモリセルアレイの構成について説明する。なお、上記実施形態と同じ構成については説明を省略する。
図12は、第3の実施形態に係るメモリセルアレイ11の平面図である。後述するが、図12に示すように、メモリストリングMS間に、例えば柱状ソース線SLが配置される。
図13は、図12におけるXIV−XIV´に沿った断面図である。
実際は、サブブロックSB0はメモリストリングMS0−MS11を含むが、ここでは便宜上メモリストリングMS0〜MS7とする。メモリストリングMS0−MS7の構成は同一であるため、ここではメモリストリングMS0を例に挙げて説明する。
図13に示すように、メモリストリングMS0は、CPWELL上に下から順に形成された選択トランジスタST2、図示せぬダミーメモリセルMCDS0、及びMCDS1、メモリセルMC0−23、図示せぬダミーメモリセルMCDD0、及びMCDD1、並びに選択トランジスタST1、及びこれらを貫通するように形成され、CPWELLの法線方向に向かって形成された半導体層SC0を備える。
実際は、サブブロックSB0はメモリストリングMS0−MS11を含むが、ここでは便宜上メモリストリングMS0〜MS7とする。メモリストリングMS0−MS7の構成は同一であるため、ここではメモリストリングMS0を例に挙げて説明する。
図13に示すように、メモリストリングMS0は、CPWELL上に下から順に形成された選択トランジスタST2、図示せぬダミーメモリセルMCDS0、及びMCDS1、メモリセルMC0−23、図示せぬダミーメモリセルMCDD0、及びMCDD1、並びに選択トランジスタST1、及びこれらを貫通するように形成され、CPWELLの法線方向に向かって形成された半導体層SC0を備える。
このような構成であることから、隣接するメモリストリングMS間で、信号線SGD同士、及び信号線SGS同士が隣接する。
更に、メモリストリングMS3とメモリストリングMS4との間に半導体層SCに平行し、CPWELLの法線方向に向かって形成されソース線SLが形成される。
このソース線SLは紙面奥に向かって、例えば壁の形状の様に形成されても良いし、半導体層SCと同様に支柱形状であってもよい。ここでは、図12に示すように、ソース線SLが、柱状の場合で説明する。
図14に、ソース線SLを支柱形状とした場合のメモリセルアレイを示す。図14はA−A´線に沿ってメモリセルアレイを上から見た際の図である。
図14に示すように、メモリストリングMS4とそれに隣接するメモリストリングMS5との間にソース線SLを配置した場合、信号SGDと、ソース線SL、との電位差が問題となる。
ここで、例えば、隣接するメモリストリングMS3とMS4を貫通する隣接ワード線間の距離を“S”とする。この“S”とは、隣接ワード線WL間に生じる電位差を考慮した値である。すなわち、ある一定の電位差がこのワード線WL間に生じたとしても、WL間で所定値以上のリークを生じたり、ショートを起こさない距離である。
また、ワード線とソース線SLとの間の距離はS‘としている。消去動作時や書き込み動作において、ソース線SLとワード線あるいは選択トランジスタのゲートとの間に印加される最大電位差は、ブロックの境界のワード線間の電位差とほぼ同等であるので、SとS’も同等に設定される。しかし、これは想定する動作制御により変わることもあるので、設計の段階で適宜SとS‘が異なってもよい。
2.メモリセルアレイ11の等価回路
次に図15を用いて、サブブロックSB0に着目した等価回路について説明する。つまり、図15はビット線BL0に接続された、メモリストリングMS0〜MS7の等価回路である。
次に図15を用いて、サブブロックSB0に着目した等価回路について説明する。つまり、図15はビット線BL0に接続された、メモリストリングMS0〜MS7の等価回路である。
図15に示すように、ビット線BL0メモリストリングMS0〜MS7が接続される。
各々のメモリストリングMSは、選択トランジスタST1、及びST2に挟まれた複数のメモリセルMCを備える。
なお、上記説明した構成以外は上記第1、第2の実施形態に係る回路と同一であるため、説明を省略する。
3.タイムチャート(選択トランジスタST1への書き込み)
次に図16を用いて第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作(その1)について説明する。図16は、メモリストリングMS0の選択トランジスタST1に着目した書き込み動作における各信号線の電圧レベルを示したタイムチャートである。なお、これまで上述したタイムチャートと異なる動作について説明する。
次に図16を用いて第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作(その1)について説明する。図16は、メモリストリングMS0の選択トランジスタST1に着目した書き込み動作における各信号線の電圧レベルを示したタイムチャートである。なお、これまで上述したタイムチャートと異なる動作について説明する。
図示するように、時刻t0以降制御回路15は内部電圧発生回路18に対して、ワード線WL、ダミーワード線WLDSに加え、信号線SGSに電圧VSSを印加し、また信号線SGDに電圧VPGMを印加するよう制御する。
この様子を図17に示す。図17は、サブブロックSB0の断面図であって、メモリストリングMS0における選択トランジスタST1の書き込み時の概念図である。
図17に示すように、制御回路15に従って内部電圧発生回路18がメモリストリングMS0における信号線SGDに電圧VPGMを印加し、ダミーワード線WLDD0、及びMCDD1に電圧USEL_Dを印加し、ワード線WL、ダミーワード線WLDS0、WLDS1、及びCPWELLに電圧VSSを印加し、ソース線SLにVPROGVSRCとして例えばVDDSAを印加する。
また、メモリストリングMS1−MS11の信号線SGDには制御回路15は内部電圧発生回路18に電圧VPASSを印加するよう制御する。
このように、第3の実施形態に係る構成では、信号線SGSに電圧VSSを印加しつつ、信号線SGDに電圧VPGMを印加することで書き込み動作を行う。
なお、図16に示さなかったが、非選択メモリストリングMS1−11の信号線SGDには電圧VPASSが印加される。
4.タイムチャート(選択トランジスタST2への書き込み)
次に図18を用いて第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作(その2)について説明する。図18は、メモリストリングMS0の選択トランジスタST2に着目した書き込み動作における各信号線の電圧レベルを示したタイムチャートである。上記タイムチャートと異なる動作について説明する。
次に図18を用いて第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作(その2)について説明する。図18は、メモリストリングMS0の選択トランジスタST2に着目した書き込み動作における各信号線の電圧レベルを示したタイムチャートである。上記タイムチャートと異なる動作について説明する。
この場合は、図18に示すように時刻t=0以降において制御回路15は内部電圧発生回路18に対して信号線SGDに電圧VSSを印加し、時刻t1で信号線SGSに電圧VPASSを印加した後、次いで時刻t2で信号線SGSに電圧VPGMを印加するよう制御する。
このように、第3の実施形態に係る構成において、選択トランジスタST2に書き込み動作を行う場合、信号線SGD、CPWELLに電圧VSSを印加しつつ、信号線SGSに電圧VPGMを印加することで書き込み動作を行う。
なお、この場合であっても、選択トランジスタST2に隣接する、非選択メモリストリングMS1−11の選択トランジスタST2のゲート(信号線SGS)には電圧VPASSが印加される。
ここで、信号線SGSに印加される電圧VPGMと、CPWELLに印加される電圧VSSと、の電位差が問題になる。
そこで、選択トランジスタST2とCPWELLとの間に、絶縁膜を挟み込むことで、耐圧対策を行う。
具体的には、高耐圧トランジスタに使用される絶縁膜よりも厚い絶縁膜(例えば、400Å)を、この選択トランジスタST2とCPWELLとの間に挟み込む。
なお、第3の実施形態では、例えば図5、及び図9のステップS2、及びS3の動作は行わなくてもよい。
これは、選択トランジスタST1にデータ書き込みする場合には、信号線SGSに電圧VSSを印加することが出来、選択トランジスタST2にデータ書き込みをする場合には、信号線SGDに電圧VSSを印加することができるため、貫通電流を防止することができるからである。
<第3の実施形態に係る効果>
第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であっても、上記(1)の効果を得る事が出来る。
すなわち、内部電圧発生回路18が書き込み対象である選択トランジスタST1に隣接する、非選択メモリストリングMS1−11の選択トランジスタST1のゲートに、電圧VPASSを印加する。
第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であっても、上記(1)の効果を得る事が出来る。
すなわち、内部電圧発生回路18が書き込み対象である選択トランジスタST1に隣接する、非選択メモリストリングMS1−11の選択トランジスタST1のゲートに、電圧VPASSを印加する。
従って、書き込み動作における、隣接する選択トランジスタST1−選択トランジスタST1間の電位差を低減することが出来、選択トランジスタST1間のスリットのサイズを選択ゲート書き込みによって制限されないようにすることができる。 なお、選択トランジスタST2にデータ書き込みする場合にも同様の効果を得る事が出来る。
なお、各実施形態において、
(1)読み出し動作では、
Aレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば0V〜0.55Vの間である。これに限定されることなく、0.1V〜0.24V,0.21V〜0.31V,0.31V〜0.4V,0.4V〜0.5V,0.5V〜0.55Vいずれかの間にしてもよい。
(1)読み出し動作では、
Aレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば0V〜0.55Vの間である。これに限定されることなく、0.1V〜0.24V,0.21V〜0.31V,0.31V〜0.4V,0.4V〜0.5V,0.5V〜0.55Vいずれかの間にしてもよい。
Bレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば1.5V〜2.3Vの間である。これに限定されることなく、1.65V〜1.8V,1.8V〜1.95V,1.95V〜2.1V,2.1V〜2.3Vいずれかの間にしてもよい。
Cレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば3.0V〜4.0Vの間である。これに限定されることなく、3.0V〜3.2V,3.2V〜3.4V,3.4V〜3.5V,3.5V〜3.6V,3.6V〜4.0Vいずれかの間にしてもよい。
読み出し動作の時間(tR)としては、例えば25μs〜38μs,38μs〜70μs,70μs〜80μsの間にしてもよい。
(2)書き込み動作は、上述したとおりプログラム動作とベリファイ動作を含む。書き込み動作では、プログラム動作時に選択されたワード線に最初に印加される電圧は、例えば13.7V〜14.3Vの間である。これに限定されることなく、例えば13.7V〜14.0V,14.0V〜14.6Vいずれかの間としてもよい。
奇数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧と、偶数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧を変えてもよい。
プログラム動作をISPP方式(Incremental Step Pulse Program)としたとき、ステップアップの電圧として、例えば0.5V程度が挙げられる。
また、非選択のワード線に印加される電圧としては、例えば6.0V〜7.3Vの間としてもよい。この場合に限定されることなく、例えば7.3V〜8.4Vの間としてもよく、6.0V以下としてもよい。
非選択のワード線が奇数番目のワード線であるか、偶数番目のワード線であるかで、印加するパス電圧を変えてもよい。
書き込み動作の時間(tProg)としては、例えば1700μs〜1800μs,1800μs〜1900μs,1900μs〜2000μsの間にしてもよい。
(3)消去動作では、
半導体基板上部に形成され、かつ、上記メモリセルが上方に配置されたウェルに最初に印加する電圧は、例えば12V〜13.6Vの間である。この場合に限定されることなく、例えば13.6V〜14.8V,14.8V〜19.0V,19.0V〜19.8V,19.8V〜21Vの間であってもよい。
半導体基板上部に形成され、かつ、上記メモリセルが上方に配置されたウェルに最初に印加する電圧は、例えば12V〜13.6Vの間である。この場合に限定されることなく、例えば13.6V〜14.8V,14.8V〜19.0V,19.0V〜19.8V,19.8V〜21Vの間であってもよい。
消去動作の時間(tErase)としては、例えば3000μs〜4000μs,4000μs〜5000μs,4000μs〜9000μsの間にしてもよい。
(4)メモリセルの構造は、
半導体基板(シリコン基板)上に膜厚が4〜10nmのトンネル絶縁膜を介して配置された電荷蓄積層を有している。この電荷蓄積層は膜厚が2〜3nmのSiN、またはSiONなどの絶縁膜と膜厚が3〜8nmのポリシリコンとの積層構造にすることができる。また、ポリシリコンにはRuなどの金属が添加されていても良い。電荷蓄積層の上には絶縁膜を有している。この絶縁膜は、例えば、膜厚が3〜10nmの下層High−k膜と膜厚が3〜10nmの上層High−k膜に挟まれた膜厚が4〜10nmのシリコン酸化膜を有している。High−k膜はHfOなどが挙げられる。また、シリコン酸化膜の膜厚はHigh−k膜の膜厚よりも厚くすることができる。絶縁膜上には膜厚が3〜10nmの仕事関数調整用の材料を介して膜厚が30nm〜70nmの制御電極が形成されている。ここで仕事関数調整用の材料はTaOなどの金属酸化膜、TaNなどの金属窒化膜である。制御電極にはWなどを用いることができる。
半導体基板(シリコン基板)上に膜厚が4〜10nmのトンネル絶縁膜を介して配置された電荷蓄積層を有している。この電荷蓄積層は膜厚が2〜3nmのSiN、またはSiONなどの絶縁膜と膜厚が3〜8nmのポリシリコンとの積層構造にすることができる。また、ポリシリコンにはRuなどの金属が添加されていても良い。電荷蓄積層の上には絶縁膜を有している。この絶縁膜は、例えば、膜厚が3〜10nmの下層High−k膜と膜厚が3〜10nmの上層High−k膜に挟まれた膜厚が4〜10nmのシリコン酸化膜を有している。High−k膜はHfOなどが挙げられる。また、シリコン酸化膜の膜厚はHigh−k膜の膜厚よりも厚くすることができる。絶縁膜上には膜厚が3〜10nmの仕事関数調整用の材料を介して膜厚が30nm〜70nmの制御電極が形成されている。ここで仕事関数調整用の材料はTaOなどの金属酸化膜、TaNなどの金属窒化膜である。制御電極にはWなどを用いることができる。
また、メモリセル間にはエアギャップを形成することができる。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
11…プレーンP(Plane)、12…ロウデコーダ、13…データ回路・ページバッファ、14…カラムデコーダ、15…制御回路、18…内部電圧発生回路
Claims (6)
- 半導体層上に配置され、前記半導体層に対する法線方向に延びた第1柱状半導体及び第2柱状半導体、ゲート絶縁膜を介して前記第1及び第2柱状半導体を含み、電荷蓄積層及び制御ゲートを含むメモリセル、前記メモリセルを挟むように形成された第1、及び第2選択トランジスタ、前記第1選択トランジスタと前記第2選択トランジスタに直列に接続されたバックゲートトランジスタを含むメモリストリングを複数含むメモリセルアレイと、
前記第1選択トランジスタに書き込み電圧を印可する書き込み動作の前に、前記メモリセルに書き込み電圧を印加する制御部と
を具備することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 電圧発生回路を更に備え、
前記メモリストリングを構成する前記第1選択トランジスタ及び前記第2選択トランジスタは、前記第1、及び第2柱状半導体に沿って隣接した位置に形成され、
前記電圧発生回路は、前記メモリセルに第1電圧を印加しつつ、前記第1選択トランジスタに前記書き込み電圧を印加し、前記第2選択トランジスタに前記第1電圧よりも大きな第2電圧を印加する
ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記第1選択トランジスタ及び前記第2選択トランジスタは、互いに隣接し、
前記電圧発生回路は、前記第1、及び第2選択トランジスタに前記書き込み電圧を印加することで前記データの前記書き込み動作を行う
ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 半導体層上に配置され、データを保持可能なメモリセル、前記メモリセルを挟むように形成された第1、及び第2選択トランジスタ、で構成される第1、及び第2メモリストリングを含むメモリセルアレイと、
前記第1選択トランジスタへの書き込み動作前に、前記メモリセルに書き込み電圧を印加することで電荷蓄積層に電荷を蓄積させ、前記メモリセルの閾値を消去レベルよりも大きなレベルへと遷移させる制御部と
を具備することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 電圧発生回路を更に備え、
前記電圧発生回路は、第1電圧、前記書き込み電圧、及び前記第1電圧よりも大きな第2電圧、を発生する
ことを特徴とする請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記第1、及び第2メモリストリングの前記第1選択トランジスタは互いに隣接し、
前記メモリセルに前記第1電圧を印加しつつ、前記第1メモリストリングの前記第1選択トランジスタに前記書き込み電圧を印加し、前記第1メモリストリングの前記第1選択トランジスタに前記第2電圧を印加する
ことを特徴とする請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置。
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