JP2020149744A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性を損なうことなく高速に動作する半導体記憶装置を提供する。【解決手段】半導体記憶装置は、メモリトランジスタと、メモリトランジスタのゲート電極に接続された第1配線と、を備える。データを読み出す読出動作の、第1のタイミングから第2のタイミングにかけて、第1配線の電圧が第1電圧まで増大し、第2のタイミングから第3のタイミングにかけて、第1配線の電圧が第2電圧まで減少する。第1のタイミングにおける第1配線の電圧が第1初期電圧である場合の第1のタイミングから第2のタイミングまでの長さを第1の長さとし、第1のタイミングにおける第1配線の電圧が第1初期電圧よりも小さい第2初期電圧である場合の第1のタイミングから第2のタイミングまでの長さを第2の長さとすると、第2の長さは、第1の長さよりも大きい。【選択図】図8

Description

本実施形態は、半導体記憶装置に関する。
メモリトランジスタを含む半導体記憶装置が知られている。
特開2015−176309号公報
信頼性を損なうことなく高速に動作する半導体記憶装置を提供する。
一の実施形態に係る半導体記憶装置は、複数のメモリトランジスタ及び複数の選択トランジスタを含むメモリストリングと、複数のメモリトランジスタ及び複数の選択トランジスタのいずれかのゲート電極にそれぞれ接続された第1配線及び第2配線と、メモリストリングの一端及び他端にそれぞれ接続された第3配線及び第4配線と、を備える。データを読み出す読出動作、データを書き込む書込動作、及び、データを消去する消去動作の少なくとも一つの、第1のタイミングから第2のタイミングにかけて、第1配線の電圧が第1電圧まで変化し、第2のタイミングから第3のタイミングにかけて、第1配線〜第4配線のいずれかの電圧が第2電圧まで変化する。第1のタイミングから所定時間の経過後における第1配線の電圧が第3電圧よりも大きい場合の第1のタイミングから第2のタイミングまでの時間を第1の時間とし、第1のタイミングから所定時間の経過後における第1配線の電圧が第3電圧よりも小さい場合の第1のタイミングから第2のタイミングまでの時間を第2の時間とすると、第2の時間は、第1の時間よりも長い。
一の実施形態に係る半導体記憶装置は、メモリトランジスタと、メモリトランジスタのゲート電極に接続された第1配線と、を備える。データを読み出す読出動作の、第1のタイミングから第2のタイミングにかけて、第1配線の電圧が第1電圧まで増大し、第2のタイミングから第3のタイミングにかけて、第1配線の電圧が第2電圧まで減少する。第1のタイミングにおける第1配線の電圧が第1初期電圧である場合の第1のタイミングから第2のタイミングまでの長さを第1の長さとし、第1のタイミングにおける第1配線の電圧が第1初期電圧よりも小さい第2初期電圧である場合の第1のタイミングから第2のタイミングまでの長さを第2の長さとすると、第2の長さは、第1の長さよりも大きい。
第1実施形態に係る半導体記憶装置MDの構成を示す模式的なブロック図である。 半導体記憶装置MDの一部の構成を示す模式的な回路図である。 半導体記憶装置MDの一部の構成を示す模式的な回路図である。 半導体記憶装置MDの構成を示す模式的な平面図である。 図4の一部の拡大図である。 図5に示す構造をA−A´線に沿って切断し、矢印の方向に見た断面図である。 図6の一部の拡大図である。 第1実施形態に係る読出動作について説明するための模式的なフローチャートである。 同読出動作について説明するための模式的なタイミング図である。 同読出動作について説明するための模式的な断面図である。 同読出動作について説明するための模式的な断面図である。 同読出動作について説明するための模式的な断面図である。 比較例に係る読出動作について説明するための模式的なフローチャートである。 同読出動作について説明するための模式的なタイミング図である。 同読出動作について説明するための模式的な断面図である。 同読出動作について説明するための模式的なタイミング図である。 同読出動作について説明するための模式的なタイミング図である。 第1実施形態に係る読出動作について説明するための模式的なタイミング図である。 第1実施形態に係る読出動作について説明するための模式的なタイミング図である。 第2実施形態に係る読出動作について説明するための模式的なフローチャートである。 第3実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な回路図である。 第3実施形態に係る読出動作について説明するための模式的なフローチャートである。 同読出動作について説明するための模式的なグラフである。 第4実施形態に係る読出動作について説明するための模式的なグラフである。 他の実施形態に係る書込動作について説明するための模式的なグラフである。 他の実施形態に係る書込動作について説明するための模式的なグラフである。 他の実施形態に係る書込動作について説明するための模式的なグラフである。 他の実施形態に係る書込動作について説明するための模式的なグラフである。 他の実施形態に係る書込動作について説明するための模式的なグラフである。
次に、実施形態に係る半導体記憶装置を、図面を参照して詳細に説明する。尚、以下の実施形態はあくまでも一例であり、本発明を限定する意図で示されるものではない。
また、本明細書において「半導体記憶装置」と言った場合には、メモリダイを意味する事もあるし、メモリチップ、メモリカード、SSD等の、コントロールダイを含むメモリシステムを意味する事もある。更に、スマートホン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の、ホストコンピュータを含む構成を意味する事もある。
また、本明細書において、第1の構成が第2の構成に「電気的に接続されている」と言った場合、第1の構成は第2の構成に直接接続されていても良いし、第1の構成が第2の構成に配線、半導体部材又はトランジスタ等を介して接続されていても良い。例えば、3つのトランジスタを直列に接続した場合には、2つ目のトランジスタがOFF状態であったとしても、1つ目のトランジスタは3つ目のトランジスタに「電気的に接続」されている。
また、本明細書において、第1の構成が第2の構成及び第3の構成の「間に接続されている」と言った場合、第1の構成、第2の構成及び第3の構成が直列に接続され、且つ、第1の構成が第2の構成及び第3の構成の電流経路に設けられていることを意味する場合がある。
また、本明細書において、回路等が2つの配線等を「導通させる」と言った場合には、例えば、この回路等がトランジスタ等を含んでおり、このトランジスタ等が2つの配線の間の電流経路に設けられており、このトランジスタ等がON状態となることを意味する事がある。
[第1実施形態]
[構成]
図1は、第1実施形態に係る半導体記憶装置MDの構成を示す模式的なブロック図である。図2及び図3は、半導体記憶装置MDの一部の構成を示す模式的な回路図である。
図1に示す通り、半導体記憶装置MDは、データを記憶するメモリセルアレイMCAと、メモリセルアレイMCAに接続された周辺回路PCと、を備える。
[メモリセルアレイMCA]
メモリセルアレイMCAは、複数のメモリブロックMBを備える。これら複数のメモリブロックMBは、図2に示す様に、それぞれ、複数のサブブロックSBを備える。これら複数のサブブロックSBは、それぞれ、複数のメモリストリングMSを備える。これら複数のメモリストリングMSの一端は、それぞれ、ビット線BLを介して周辺回路PCに接続される。また、これら複数のメモリストリングMSの他端は、それぞれ、共通のソース線SLを介して周辺回路PCに接続される。
メモリストリングMSは、ビット線BL及びソース線SLの間に直列に接続されたドレイン選択トランジスタSTD、複数のメモリセルMC、及び、ソース選択トランジスタSTSを備える。以下、ドレイン選択トランジスタSTD、及び、ソース選択トランジスタSTSを、単に選択トランジスタ(STD、STS)と呼ぶ事がある。
本実施形態に係るメモリセルMCは、チャネル領域として機能する半導体層、電荷蓄積膜を含むゲート絶縁膜、及び、ゲート電極を備える電界効果型のトランジスタ(メモリトランジスタ)である。メモリセルMCのしきい値電圧は、電荷蓄積膜中の電荷量に応じて変化する。メモリセルMCは、1ビット又は複数ビットのデータを記憶する。尚、1のメモリストリングMSに対応する複数のメモリセルMCのゲート電極には、それぞれ、ワード線WLが接続される。これらワード線WLは、それぞれ、1のメモリブロックMB中の全てのメモリストリングMSに共通に接続される。
選択トランジスタ(STD、STS)は、チャネル領域として機能する半導体層、ゲート絶縁膜及びゲート電極を備える電界効果型のトランジスタである。選択トランジスタ(STD、STS)のゲート電極には、それぞれ、選択ゲート線(SGD、SGS)が接続される。ドレイン選択線SGDは、サブブロックSBに対応して設けられ、1のサブブロックSB中の全てのメモリストリングMSに共通に接続される。ソース選択線SGSは、1のメモリブロックMB中の複数のメモリストリングMSに共通に接続される。
[周辺回路PC]
制御装置としての、周辺回路PCは、図1に示す通り、センスアンプモジュールSAMと、ロウデコーダRDと、電圧生成回路VGと、シーケンサSQCと、を備える。また、周辺回路PCは、アドレスレジスタADRと、コマンドレジスタCMRと、ステータスレジスタSTRと、を備える。また、周辺回路PCは、入出力制御回路I/Oと、論理回路CTRと、を備える。
センスアンプモジュールSAMは、複数のビット線BLに対応する複数のセンスアンプユニットを備える。センスアンプユニットは、それぞれ、ビット線BLに接続されたセンスアンプと、複数のデータラッチと、論理回路と、これらの構成に接続されたデータ転送線と、を備える。センスアンプは、ビット線BLの電圧又は電流に応じて、データ転送線の電荷を放出又は保持するセンストランジスタを備える。データラッチは、データの転送、データの演算等に用いられる。また、センスアンプモジュールは、図示しないデコード回路及びスイッチ回路を備える。デコード回路は、アドレスレジスタADR(図2)に保持されたカラムアドレスCAをデコードする。スイッチ回路は、デコード回路の出力信号に応じて、カラムアドレスCAに対応するデータラッチXDLをバスDBと導通させる。
ロウデコーダRDは、例えば、アドレスレジスタADRに保持されたロウアドレスRAをデコードするデコード回路を備える。また、ロウデコーダRDは、例えば、図3に示す様に、複数のワード線WLを複数の配線CGiに選択的に導通させるスイッチ回路SW1と、複数の配線CGiを複数の配線CGpに選択的に導通させるスイッチ回路SW2と、複数の配線CGpを電圧生成回路VGと導通させるドライバ回路DRVと、を備える。
スイッチ回路SW1は、複数の電圧転送トランジスタ10を備える。これら複数の電圧転送トランジスタ10は、各メモリブロックMBに含まれる複数のワード線WL及び選択ゲート線(SGD、SGS)に対応して設けられ、それぞれ、対応するワード線WL又は選択ゲート線(SGD、SGS)に接続されている。また、図示の例において、メモリブロックMBA,MBBに対応する全ての電圧転送トランジスタ10のゲート電極には、共通の配線11が接続されている。同様に、メモリブロックMBC,MBDに対応する全ての電圧転送トランジスタ10のゲート電極には、共通の配線12が接続されている。
配線CGiは、スイッチ回路SW1において同時に選択される複数のワード線WL及び選択ゲート線(SGD、SGS)に対応して設けられている。
スイッチ回路SW2は、複数の電圧転送トランジスタ20を備える。これら複数の電圧転送トランジスタ20は、複数の配線CGiに対応して設けられ、それぞれ、対応する配線CGiに接続されている。また、図示の例において、メモリブロックMBA,MBCに対応する全ての電圧転送トランジスタ20のゲート電極には、共通の配線21が接続されている。同様に、メモリブロックMBB,MBDに対応する全ての電圧転送トランジスタ20のゲート電極には、共通の配線22が接続されている。
配線CGpは、一つのメモリブロックMBに含まれる複数のワード線WL及び選択ゲート線(SGD、SGS)に対応して設けられている。
ドライバ回路DRVは、複数の電圧転送トランジスタ30を備える。これら複数の電圧転送トランジスタ30は、複数のワード線WL及び選択ゲート線(SGD、SGS)に対応して複数設けられている。複数の電圧転送トランジスタ30の一端は、それぞれ、配線CGpに接続されている。他端は、それぞれ、電圧生成回路VGに含まれるチャージポンプ回路40の電圧供給線41に接続されている。また、電圧転送トランジスタ30のゲート電極は、それぞれ、独立して制御可能に構成されている。
電圧生成回路VGは、例えば、電源端子(VCC)及び接地端子(VSS)に接続されたチャージポンプ回路40、及び、図示しない降圧回路を備える。電圧生成回路VGは、シーケンサSQCからの内部制御信号に従い、メモリセルアレイMCAに対する読出動作、書込動作及び消去動作に際してビット線BL、ソース線SL、ワード線WL及び選択ゲート線(SGD、SGS)に供給される複数通りの動作電圧を生成し、複数の電圧供給線41から同時に出力する。
また、複数のチャージポンプ回路40の電圧供給線41のうちの少なくとも一つには、電圧検知回路42が接続されている。電圧検知回路42は、電圧供給線41に接続された分圧回路43と、分圧回路43の出力端子に接続された比較回路44と、を備える。
分圧回路43は、電圧供給線41及び接地端子(VSS)の間に直列に接続された可変抵抗素子43a及び抵抗素子43bを備える。可変抵抗素子43aの抵抗値は、パラメータ等によって調整可能である。可変抵抗素子43a及び抵抗素子43bは、出力端子43cに接続されている。尚、以下の説明において、分圧回路43は、入力端子の電圧を1/k倍して出力端子43cに出力するものとする。
比較回路44の一方の入力端子は、分圧回路43の出力端子に接続されている。比較回路44の他方の入力端子には、参照電圧VREFが供給される。出力端子は、シーケンサSQCに接続されている。尚、図示の例において、参照電圧VREFは1/kVREADよりも低めに設定される。
シーケンサSQC(図1)は、コマンドレジスタCMRに保持されたコマンドデータCMDを順次デコードし、ロウデコーダRD、センスアンプモジュールSAM、及び、電圧生成回路VGに内部制御信号を出力する。また、シーケンサSQRは、適宜自身の状態を示すステータスデータをステータスレジスタSTRに出力する。例えば、書込動作又は消去動作の実行に際して、書込動作又は消去動作が正常に終了したか否かを示す情報をステータスデータとして出力する。
入出力制御回路I/Oは、データ入出力端子I/O0〜I/O7と、これらデータ入出力端子I/O0〜I/O7に接続されたシフトレジスタと、このシフトレジスタに接続されたFIFOバッファと、を備える。入出力制御回路I/Oは、論理回路CTRからの内部制御信号に応じて、データ入出力端子I/O0〜I/O7から入力されたデータを、センスアンプモジュールSAM内のデータラッチXDL、アドレスレジスタADR又はコマンドレジスタCMRに出力する。また、データラッチXDL又はステータスレジスタSTRから入力されたデータを、データ入出力端子I/O0〜I/O7に出力する。
論理回路CTRは、外部制御端子/CEn,CLE,ALE,/WE,/REを介してコントロールダイCDから外部制御信号を受信し、これに応じて入出力制御回路I/Oに内部制御信号を出力する。
次に、図4〜図7を参照して、本実施形態に係る半導体記憶装置の構成例について説明する。図4は、本実施形態に係る半導体記憶装置の模式的な平面図である。図5は、図4の一部の拡大図である。図6は、図5に示す構造をA−A´線に沿って切断し、矢印の方向に見た断面図である。図7は、図6の一部の拡大図である。尚、図4〜図7は模式的な構成を示すものであり、具体的な構成は適宜変更可能である。また、図4〜図7においては、一部の構成が省略されている。
図4に示す通り、本実施形態に係る半導体記憶装置は、半導体基板100を備える。図示の例において、半導体基板100にはX方向に並ぶ2つのメモリセルアレイMCAが設けられている。また、メモリセルアレイMCAのX方向の両端部に沿ってY方向に延伸する領域にはロウデコーダRD内のスイッチ回路SW1(図3)が設けられている。図示は省略するものの、この領域には上記配線CGiが設けられ、これら配線CGiはY方向に延伸している。また、メモリセルアレイMCAのY方向の端部に沿ってX方向に延伸する領域にはセンスアンプモジュールSAMが設けられている。センスアンプモジュールSAMが設けられた領域のX方向の両端部近傍の領域には、ロウデコーダRD内のスイッチ回路SW2(図3)が設けられている。これらの領域の外側の領域には、ドライバ回路DRV、電圧生成回路VG、電圧検知回路42、シーケンサSQC、入出力制御回路I/O及び論理回路CTRが設けられている。
メモリセルアレイMCAは、Y方向に並ぶ複数のメモリブロックMBを備える。メモリブロックMBは、図5に示す様に、Y方向に並ぶ2つのブロック構造BSを備える。また、Y方向において隣り合う2つのブロック構造BSの間には、X方向に延伸するブロック間絶縁層STが設けられる。
ブロック構造BSは、Y方向に並ぶ2つのサブブロックSBと、これら2つのサブブロックSBの間に設けられたサブブロック間絶縁層SHEと、を備える。
サブブロックSBは、図6に例示する様に、半導体基板100の上方に設けられた複数の導電層110と、複数の半導体層120と、複数の導電層110及び複数の半導体層120の間にそれぞれ設けられた複数のゲート絶縁膜130と、を備える。
半導体基板100は、例えば、P型の不純物を含む単結晶シリコン(Si)等の半導体基板である。半導体基板100の表面の一部には、リン(P)等のN型の不純物を含むN型ウェルが設けられている。また、N型ウェルの表面の一部には、ホウ素(B)等のP型の不純物を含むP型ウェルが設けられている。
導電層110は、X方向に延伸する略板状の導電層であり、Z方向に複数並んでいる。導電層110は、例えば、窒化チタン(TiN)及びタングステン(W)の積層膜等を含んでいても良いし、リン又はホウ素等の不純物を含む多結晶シリコン等を含んでいても良い。また、導電層110の間には、酸化シリコン(SiO)等の絶縁層111が設けられている。
複数の導電層110のうち、最下層に位置する一又は複数の導電層110は、ソース選択線SGS(図2)及びこれに接続された複数のソース選択トランジスタSTSのゲート電極として機能する。また、これよりも上方に位置する複数の導電層110は、ワード線WL(図2)及びこれに接続された複数のメモリセルMC(図2)のゲート電極として機能する。また、これよりも上方に位置する一又は複数の導電層110は、ドレイン選択線SGD及びこれに接続された複数のドレイン選択トランジスタSTD(図2)のゲート電極として機能する。
半導体層120は、図5に例示する様に、X方向及びY方向に複数配設される。半導体層120は、例えば、ノンドープの多結晶シリコン(Si)等の半導体膜である。半導体層120は、例えば図6に例示する様に、略円筒状の形状を有し、中心部分には酸化シリコン等の絶縁膜121が設けられている。また、半導体層120の外周面は、それぞれ導電層110によって囲われている。半導体層120の下端部は、ノンドープの単結晶シリコン等の半導体層122を介して半導体基板100のP型ウェルに接続される。半導体層122は、酸化シリコン等の絶縁層123を介して導電層110に対向する。半導体層120の上端部は、リン(P)等のN型の不純物を含む半導体層124、コンタクトCh及びCbを介してビット線BLに接続される。半導体層120は、それぞれ、1つのメモリストリングMS(図3)に含まれる複数のメモリセルMC及びドレイン選択トランジスタSTDのチャネル領域として機能する。半導体層122は、ソース選択トランジスタSTSの一部のチャネル領域として機能する。
ゲート絶縁膜130は、例えば図7に示す通り、半導体層120及び導電層110の間に積層されたトンネル絶縁膜131、電荷蓄積膜132、及び、ブロック絶縁膜133を備える。トンネル絶縁膜131及びブロック絶縁膜133は、例えば、酸化シリコン等の絶縁膜である。電荷蓄積膜132は、例えば、窒化シリコン(SiN)等の電荷を蓄積可能な膜である。トンネル絶縁膜131、電荷蓄積膜132、及び、ブロック絶縁膜133は略円筒状の形状を有し、半導体層120の外周面に沿ってZ方向に延伸する。
尚、図7には、ゲート絶縁膜130が窒化シリコン等の電荷蓄積膜132を備える例を示したが、ゲート絶縁膜130は、例えば、N型又はP型の不純物を含む多結晶シリコン等のフローティングゲートを備えていても良い。
[読出動作]
次に、図8〜図12を参照して、本実施形態に係る半導体記憶装置の読出動作について説明する。図8は、本実施形態に係る半導体記憶装置の読出動作について説明するための、模式的なフローチャートである。図9は、同読出動作について説明するための、模式的なタイミング図である。図10〜図12は、同読出動作について説明するための、模式的な断面図である。
尚、図9には、図3を参照して説明した分圧回路43の出力端子43cの電圧、ワード線WLの電圧、ドレイン選択線SGDの電圧、ソース選択線SGSの電圧、及び、ビット線BLの電圧を図示している。
また、図10〜図12の例において、メモリブロックMBは、4つのサブブロックSBを含んでいる。以下、これら4つのサブブロックSBに含まれるメモリストリングMS(図1)を、それぞれ、ストリングStrA、ストリングStrB、ストリングStrC、ストリングStrDと呼ぶ場合がある。
また、以下の例においては、ストリングStrAに対応する選択ページPに対して読出動作を実行する例について説明する。また、選択ページPに接続されたワード線WLを選択ワード線sWLと呼び、それ以外のワード線WLを非選択ワード線uWLと呼ぶ場合がある。また、ストリングStrAに接続されたドレイン選択線SGDを選択ドレイン選択線sSGDと呼び、ストリングStrB,StrC,StrDに接続されたドレイン選択線SGDを非選択ドレイン選択線uSGDと呼ぶ場合がある。また、ストリングStrA,StrBに接続されたソース選択線SGSを選択ソース選択線sSGSと呼び、ストリングStrC,StrDに接続されたソース選択線SGSを非選択ソース選択線uSGSと呼ぶ場合がある。
ステップS101(図8)においては、ワード線WL等への電圧の供給を開始する。例えば、図9のタイミングT101において、ワード線WLに電圧VREADを供給し、選択ゲート線(SGD、SGS)に電圧VSGを供給し、ビット線BLに電圧VCELSRCを供給する。電圧VREADは、メモリセルMCに記録されたデータに拘わらず、メモリセルMCがON状態となる程度の大きさを有する。電圧VSGは、選択トランジスタ(STD、STS)がON状態となる程度の大きさを有する。電圧VCELSRCは、接地電圧VSSと同程度であっても良い。
この際、電圧VREADを供給するチャージポンプ回路40の電圧供給線41の電荷がワード線WLに供給され、電圧供給線41の電圧が一時的に減少する。これに伴い、例えば図9に示す様に、電圧供給線41に接続された電圧検知回路42の出力端子43cの電圧も一時的に減少する。
ステップS102においては、比較回路44(図3)の出力電圧が“H”か否かを判定する。“H”でなかった場合にはステップS102に進む。“H”であった場合にはステップS103に進む。
この際、チャージポンプ回路40によって電圧供給線41に正電荷が供給され、ワード線WL及び電圧供給線41の電圧は徐々に電圧VREADに近付く。これにより、例えば図10に例示する様に、選択メモリセルMCを含むメモリブロックMB内のメモリストリングMS全体がON状態となり、全てのメモリセルMCがビット線BL及びソース線SLと導通する。また、分圧回路43の出力端子43cの電圧も1/kVREADに近付き、あるタイミングで参照電圧VREFよりも大きくなり、比較回路44(図3)の出力電圧が“H”となる。このとき、選択ワード線sWL及び非選択ワード線uWLの電圧はVREADとなっている。
ステップS103(図8)においては、選択ワード線sWL等への電圧の供給を開始する。例えば、図9のタイミングT102において、選択ワード線sWLに接地電圧VSSを供給し、非選択の選択ゲート線(uSGD、uSGS)に電圧VDDを供給する。電圧VDDは、例えば、選択ゲート線(SGD、SGS)がOFF状態となる程度の大きさを有する。これに伴い、例えば図9に示す様に、非選択ワード線uWLは電圧VREAD程度に維持され、選択ワード線sWLの電圧は接地電圧VSSに向かって減少を始める。また、非選択の選択ゲート線(uSGD、uSGS)の電圧は電圧VDDに向かって減少を始め、選択の選択ゲート線(sSGD、sSGS)の電圧は電圧VSG程度に維持される。
ステップS104においては、図示しないタイマ等を参照して、ステップS103が実行されてから所定の時間が経過したか否かを判定する。経過していなかった場合にはステップS104に進む。経過していた場合にはステップS105に進む。
これにより、例えば図11に例示する様に、ストリングStrB,StrC,StrDに含まれるメモリセルMCが、ビット線BLから切り離される。また、ストリングStrC,StrDに含まれるメモリセルMCが、ソース線SLから切り離される。また、選択ワード線WLに接続された全てのメモリセルMCが、OFF状態となる。
ステップS105(図8)においては、選択ワード線WL等への電圧の供給を開始する。例えば、図9のタイミングT103において、選択ワード線WLに読出電圧VCGRを供給し、ビット線BLに読出ビット線電圧VBLを供給する。読出電圧VCGRは、メモリセルMCに記録されたデータに応じて、メモリセルMCがON状態又はOFF状態となる程度の大きさを有する。
ステップS106においては、図示しないタイマ等を参照して、ステップS105が実行されてから所定の時間が経過したか否かを判定する。経過していなかった場合にはステップS106に進む。経過していた場合にはステップS107に進む。
これにより、例えば図12に例示する様に、選択メモリセルMCに記録されたデータに応じて、ビット線BLに電流が流れる状態となる。
ステップS107(図8)においては、センスアンプによってビット線BLの電流又は電圧を検知する。
ステップS108においては、例えば図9のタイミングT104において、ワード線WL、選択ゲート線(SGD、SGS)及びビット線BLの電圧を立ち下げる。例えば、ワード線WLの電圧をVDD−Vth程度まで立ち下げ、選択ゲート線(SGD、SGS)及びビット線BLの電圧を接地電圧VSS程度まで立ち下げる。Vthは、例えば、電圧供給線41(図3)及びワード線WLの間に接続された複数の電圧転送トランジスタのうち、最も大きいしきい値電圧を有するもののしきい値電圧である。尚、タイミングT104ではワード線WL及び選択ゲート線(SGD、SGS)がほぼ同時に立ち下がるため、半導体層120はビット線BL及びソース線から電気的に切り離され、半導体層120には電子が残留する。また、半導体層120の電圧は、ワード線WLとの容量結合によって負電圧となる。
ステップS109(図8)においては、例えば図9のタイミングT105において、スイッチ回路SW1,SW2(図3)等をOFF状態とする。尚、タイミングT105以降においては、選択トランジスタ(STD,STS)を介して半導体120に残留した電荷が徐々にビット線BL及びソース線SLに移動し、半導体層120の電圧が徐々に増大する。これに伴い、ワード線WLの電圧が、半導体層120との容量結合によって、電圧V程度まで増大する。以下、この様な現象のことを、「クリープアップ」と呼ぶ場合がある。
[比較例]
次に、図13〜図17を参照して、比較例に係る半導体記憶装置及び読出動作について説明する。図13は、比較例に係る読出動作について説明するための、模式的なフローチャートである。図14、図16及び図17は、同読出動作について説明するための、模式的なタイミング図である。図15は、同読出動作について説明するための、模式的な断面図である。
比較例に係る半導体記憶装置は、図3に例示した様な電圧検知回路42を備えていない。また、図13に示す様に、比較例に係る読出動作のステップS002においては、図示しないタイマ等を参照して、ステップS101が実行されてから所定の時間が経過したか否かを判定する。
ここで、読出動作のステップS002における待ち時間をタイマ等によって設定した場合、例えば図14に示す様に、タイミングT101からタイミングT102までの待ち時間tが固定時間となる。その結果、図示の様に、ワード線WLの電圧が読出パス電圧VREADに達する前に、タイミングT102の動作が開始されてしまう場合がある。この場合について説明する。
タイミングT102において、
選択ソース選択線sSGS(ストリングStrA及びStrBのソース選択トランジスタSTSにつながるソース選択線SGS)の電圧はVSGに向かうため、ストリングStrA及びStrBはソース線SLと導通する。
選択ドレイン選択線sSGD(ストリングStrAのドレイン選択トランジスタSTDにつながるドレイン選択線SGD)の電圧はVSGに向かうため選択ストリングStrAはビット線BLと電気的に接続する。
ストリングStrBのドレイン選択トランジスタSTDにつながる非選択ドレイン選択線uSGDの電圧はVDDに向かうためストリングStrBはビット線BLと電気的に切り離される。
非選択ソース選択線uSGS(ストリングStrC及びStrDのソース選択トランジスタSTSにつながるソース選択線SGS)の電圧はVDDに向かうため、ストリングStrC及びStrDはソース線SLと電気的に切り離される。
ストリングStrC及びStrDのドレイン選択トランジスタSTDにつながる非選択ドレイン選択線uSGDの電圧はVDDに向かうためストリングStrC及びStrDはビット線BLと電気的に切り離される。
ここで、ストリングStrBについて、選択ワード線sWLよりもドレイン側のメモリセルMCは、非選択ワード線uWLの電圧がVREADになる前にビット線BLと電気的に切り離される。
選択ワード線sWLはVSSに向かうため、選択ワード線sWLに接続されたメモリセルMCはOFF状態になる。このとき、ストリングStrBの選択ワード線WLに接続されたメモリセルMCよりもドレイン側のメモリセルMCのチャネルはフローティング状態になっている。したがって、選択ワード線sWLよりもドレイン側の非選択ワード線sWLをVREADに上昇させようとすると、チャネルがブーストし電位が上昇する。
一方、選択ワード線sWLと接続されたメモリセルMCよりもソース側のメモリセルMCは、チャネルの電位がソース線SLの電位(接地電圧VSS)と等しくなっている。したがって、選択ワード線sWLよりもソース側の非選択ワード線uWLがVREADに上昇しても、チャネルのブーストは生じない。
以上により、ストリングStrBにおいては、選択ワード線sWLに接続されたメモリセルMCを挟んで電位差が生じる。このため図15に示すようにホットエレクトロンが発生する。また、このホットエレクトロンが、選択ワードラインWLsに接続されたメモリセルMCのドレイン側に位置する非選択メモリセルMCの電荷蓄積膜132(図7)に注入されてしまい、非選択メモリセルMCのしきい値電圧が増大してしまう場合がある。
ストリングStrC及びStrDにおいては、上記の問題は発生しにくい。なぜなら、ストリングがソース線SL及びビット線BLと電気的に切り離されているため、チャネルがブーストしたとしても、ストリングStrBのように、選択ワード線sWLに接続されたメモリセルMCを挟んで電位差が発生することがないからである。
この様な現象は、例えば図16に示す様に、タイミングT101からタイミングT102までの待ち時間tを十分長くすることにより、回避可能である。なぜならば、ストリングがビット線BL及びソース線SLと切り離されてフローティング状態になる前に、ワード線WLの電圧がVREADまで上がっているため、チャネルブーストが発生しないからである。
しかしながら、例えば図17に示す様に、ワード線WLがクリープアップしている場合など、待ち時間tが短くても済む様な条件もあるところ、全ての読出動作において待ち時間tを長めに設定してしまうと、動作の高速化の観点からは好ましくない。
[効果]
本実施形態に係る読出動作においては、図8等を参照して説明した様に、ステップS101において電圧の供給を開始してから、ステップS102において比較回路44(図3)の出力電圧が“H”となるまで待ち、その後、ステップS103において次の電圧の供給を開始している。この様な方法によれば、タイミングT101からタイミングT102までの待ち時間tを必要最小限の長さに短縮可能である。例えば、図9に例示した様に、待ち時間tが短くても良い条件下では待ち時間tを短くし、図18Aに例示する様に、待ち時間tが比較的長い方が好ましい条件下では待ち時間tを長くすることが可能である。これにより、信頼性を損なうことなく高速に動作する半導体記憶装置を提供可能である。
[第1実施形態の変形例]
好ましい待ち時間tの長さは、種々の条件によって異なるが、第1実施形態によれば、図18A及び図18Bに例示する様に、様々な条件に対応して待ち時間tを調整可能である。
例えば上述の通り、本実施形態に係る読出動作を実行すると、クリープアップが生じ、ワード線WLの電圧が接地電圧VSSよりも大きい状態となる場合がある。この様にワード線WLの初期電圧が大きい場合には、例えば図9に例示した様に、待ち時間tが比較的短くなる場合がある。一方、例えば半導体記憶装置MDの起動時等、ワード線WLの電圧が接地電圧VSS程度である場合もある。この様にワード線WLの初期電圧が小さい場合には、例えば図18Aに例示した様に、待ち時間tが比較的長くなる場合がある。
また、例えば製造誤差等に起因して、ワード線WL等の時定数(RC時定数)がばらついてしまい、昇圧レートに差が生じてしまう場合もある。例えば、半導体層120の外径が大きい場合、導電層110に設けられる貫通孔の内径が大きくなってしまい、導電層110の抵抗値が大きくなってしまう場合がある。この様な場合には、例えば図18Bに例示した様に昇圧レート(ワード線WLが充電される速度)の平均値、最大値等が小さくなってしまい、待ち時間tが比較的長くなる場合がある。一方、半導体層120の外径及び導電層110に設けられる貫通孔の内径が小さい場合には、例えば図9に例示した様に昇圧レート(ワード線WLが充電される速度)の平均値、最大値等が大きくなり、待ち時間tが比較的短くなる場合がある。
また、例えば半導体基板100上に4以上のメモリセルアレイMCAが設けられる場合等には、メモリセルアレイMCAによってドライバDRVまでの距離が異なってしまう場合がある。この様な場合には、メモリセルアレイMCAによって周辺回路PCにおける配線抵抗等が異なってしまい、昇圧レートに差が生じてしまう場合もある。例えば、ドライバ回路DRVから遠いメモリセルアレイMCAにおいては、例えば図18Bに例示した様に昇圧レート(ワード線WLが充電される速度)の平均値、最大値等が小さくなってしまい、待ち時間tが比較的長くなる場合がある。一方、ドライバ回路DRVに近いメモリセルアレイMCAにおいては、例えば図9に例示した様に昇圧レート(ワード線WLが充電される速度)の平均値、最大値等が大きくなり、待ち時間tが比較的短くなる場合がある。
[第2実施形態]
[構成]
次に、図19を参照して、第2実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図19は、本実施形態に係る読出動作について説明するための、模式的なフローチャートである。
本実施形態に係る半導体記憶装置は、第1実施形態に係る半導体記憶装置と同様に構成されている。
また、本実施形態に係る読出動作は、第1実施形態に係る読出動作とほぼ同様である。ただし、本実施形態のステップS102においては、比較回路44(図3)の出力電圧が“H”でなかった場合にはステップS201に進む。
ステップS201においては、図示しないタイマ等を参照して、ステップS101が実行されてから所定の時間が経過したか否かを判定する。経過していなかった場合にはステップS102に進む。経過していた場合にはステップS103に進む。
ここで、例えば、チャージポンプ回路40からワード線WLを経てソース線SLに至るまでの電流経路においてリーク電流が発生していた場合等には、分圧回路43の出力端子43cの電圧が参照電圧VREFよりも大きくならないことも考えられる。本実施形態に係る方法によれば、この様な場合に読出動作を強制的に終了させることが可能である。尚、この様な場合には、例えば、エラーを示す信号等を出力することも可能である。
[第3実施形態]
[構成]
次に、図20を参照して、第3実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図20は、本実施形態に係る半導体記憶装置の一部の構成を示す模式的な回路図である。
本実施形態に係る半導体記憶装置は、基本的には第1実施形態に係る半導体記憶装置MDと同様に構成されているが、電圧検知回路42を備えていない。また、図20に示す通り、本実施形態に係る半導体記憶装置は、電流検知回路50を備えている。
本実施形態に係る電流検知回路50は、複数のチャージポンプ回路40の電圧供給線41のうちの少なくとも一つに接続されたカレントミラー回路51と、カレントミラー回路51に接続されたサンプリング回路52と、サンプリング回路52に接続された比較回路53と、を備える。
カレントミラー回路51は、電圧供給線41及びドライバ回路DRVの間に接続されたPMOSトランジスタ51aと、ソース端子がPMOSトランジスタ51aのソース端子と共通に接続され、ゲート端子がPMOSトランジスタ51aのゲート端子及びドレイン端子と共通に接続されたPMOSトランジスタ51bと、を備える。尚、PMOSトランジスタ51bに流れる電流は、例えば、PMOSトランジスタ51aに流れる電流の10分の1程度となる様にしても良い。
サンプリング回路52は、ノードN3をノードN4及びノードN5の一方に選択的に接続するスイッチ回路52aと、ノードN3及び接地端子(VSS)の間に接続されたキャパシタ52bと、を備える。スイッチ回路52aのノードN4は、PMOSトランジスタ51bのドレイン端子に接続されている。スイッチ回路52aのノードN5は、接地端子(VSS)に接続されている。
比較回路53の一方の入力端子は、スイッチ回路52aのノードN3に接続されている。比較回路53の他方の入力端子には、参照電圧VREFが供給される。出力端子は、シーケンサSQCに接続されている。
[読出動作]
次に、図21及び図22を参照して、本実施形態に係る半導体記憶装置の読出動作について説明する。図21は、本実施形態に係る半導体記憶装置の読出動作について説明するための、模式的なフローチャートである。図22は、同読出動作について説明するための、模式的なグラフである。
ステップS301においては、フラグを“0”に設定する。フラグは、レジスタ等に記録される。
ステップS101においては、図8等を参照して説明したステップS101における動作と同様の動作が実行される。
ステップS302においては、電圧供給線41の電流ICCを検知して、この電流が所定のしきい値電流ITHより大きいか否かを判定する。例えば、図20のスイッチ回路52aのノードN3を所定のサンプリング時間の間ノードN4に接触させ、この間にノードN3の電圧が参照電圧VREFより大きくなるか否かを判定する。大きくなった場合にはステップS303に進み、大きくならなかった場合にはステップS304に進む。尚、ステップS302においては、その後、スイッチ回路52aのノードN3をノードN5に接触させ、ノードN3の電荷を放出する。
ステップS303においては、フラグを“1”に設定する。
ステップS304においては、図示しないタイマ等を参照して、ステップS101が実行されてから所定の時間が経過したか否かを判定する。経過していなかった場合にはステップS302に進む。経過していた場合にはステップS305に進む。
ステップS305においては、フラグが“1”であるか否かを判定する。“1”であった場合にはステップS306に進む。“1”でなかった場合にはステップS103に進む。
ステップS306においては、図示しないタイマ等を参照して、ステップS305が実行されてから所定の時間が経過したか否かを判定する。経過していなかった場合にはステップS306に進む。経過していた場合にはステップS103に進む。
ステップS103〜ステップS109においては、図8等を参照して説明したステップS103〜ステップS109における動作と同様の動作が実行される。
ここで、例えば図9に例示した様に、ワード線WLの電圧がクリープアップ等によってある程度の大きさとなっている場合、ワード線WLの電圧が電圧Vから電圧VREADに増大するまでの間に電圧供給線41に流れる電流Iは、比較的小さい。一方、例えば図18Aに例示した様に、ワード線WLの電圧が接地電圧VSS程度である場合、ワード線WLの電圧が接地電圧VSSから電圧VREADに増大するまでの間に電圧供給線41に流れる電流Iは、比較的大きい。従って、例えば図22に例示する様に、電圧供給線41に流れる電流ICCの最大値が所定のしきい値電流ITHより大きくなるか否かに応じてタイミングT101からタイミングT102までの待ち時間tを調整することも可能である。これにより、信頼性を損なうことなく高速に動作する半導体記憶装置を提供可能である。
また、条件等によっては、第1実施形態の様な電圧検知回路42よりも、本実施形態の様な電流検知回路50の方が、ワード線WL等の状態を精度よく検知可能な場合もある。
[第4実施形態]
次に、図23を参照して、第4実施形態について説明する。図23は、本実施形態に係る読出動作について説明するための模式的なグラフである。
本実施形態に係る半導体記憶装置は、第3実施形態に係る半導体記憶装置と同様に構成されている。
また、本実施形態に係る読出動作は、第3実施形態に係る読出動作とほぼ同様である。ただし、本実施形態においては、ステップS302(図21)において、電圧供給線41の電流ICCではなく、電圧供給線41から供給された電荷量を検知して、この電荷量が所定のしきい値より大きいか否かを判定する。例えば、図20のスイッチ回路52aのノードN3をノードN4に接触させ、ノードN3の電圧が参照電圧VREFより大きくなるか否かを判定する。大きくなった場合にはステップS303に進み、大きくならなかった場合にはステップS304に進む。尚、本実施形態においては、第3実施形態と異なり、フラグが“1”に設定されるまで、又は、ステップS304が終了するまで、スイッチ回路52aのノードN3をノードN4に接触させ続ける。
[その他の実施形態]
以上の説明においては、読出動作のタイミングT101〜T102待ち時間t1を調整する例について説明した。しかしながら、上述の様な方法を利用することにより、その他の待ち時間を調整することも可能である。
また、以上の説明においては、通常の読出動作における所定のタイミングの待ち時間を調整する例について説明した。しかしながら、上述の様な方法を利用することにより、その他の動作における待ち時間を調整することも可能である。
例えば、書込動作は、プログラム動作及び書込ベリファイ動作を含む。
プログラム動作においては、例えば図24に示す様に、タイミングT201において、しきい値電圧の調整を行うメモリセルMCに接続されたビット線BLに接地電圧VSSを供給し、しきい値電圧の調整を行わないメモリセルMCに接続されたビット線BLに禁止電圧VDDSAを供給する。禁止電圧VDDSAは、接地電圧VSSよりも大きい。
また、プログラム動作においては、例えばタイミングT202において、選択ドレイン選択線sSGDに電圧VSGDを供給し、非選択ドレイン選択線uSGD及びソース選択線SGSに電圧VSGSを供給し、ワード線WLに電圧VDD−Vthを供給する。電圧VSGDは、例えば、図10の電圧VSGより小さく、ビット線BLに対応するドレイン選択トランジスタSTDがON状態となり、ビット線BLに対応するドレイン選択トランジスタSTDがOFF状態となる程度の大きさを有する。
また、プログラム動作においては、例えばタイミングT203において、ワード線WLに書込パス電圧VPASSを供給する。書込パス電圧VPASSは、例えば、図7の読出パス電圧VREADより大きくても良い。
また、プログラム動作においては、タイミングT204において、選択ワード線sWLにプログラム電圧VPGMを供給する。プログラム電圧VPGMは、書込パス電圧VPASSよりも大きい。これにより、所望のメモリセルMCの電荷蓄積膜132(図7)に電子が蓄積され、メモリセルMCのしきい値電圧が増大する。
その後、例えばタイミングT205において選択ワード線sWLの電圧を書込パス電圧VPASSまで立ち下げる。また、例えばタイミングT206においてビット線BLの電圧を接地電圧VSSまで立ち下げる。また、例えばタイミングT207において、ワード線WLの電圧をVDD−Vthまで立ち下げ、選択ゲート線(SGD,SGS)の電圧を接地電圧VSSまで立ち下げる。
ここで、例えば図25に例示する様に、プログラム動作におけるワード線WLの初期電圧は、上記クリープアップ等によって比較的大きくなっている場合もある。一方で、図26に例示する様に、プログラム動作におけるワード線WLの初期電圧は、接地電圧VSS等、比較的小さくなっている場合もある。この様な場合には、図25及び図26に例示する様に、第1実施形態〜第4実施形態と同様の方法により、ワード線WLに書込パス電圧VPASSが供給されるタイミングT203及びタイミングT204の間の待ち時間tを調整しても良い。
また、例えば図27及び図28に例示する様に、RC時定数の違い等により、ワード線WLの電圧が比較的早く立ち上がる場合もあるし、比較的遅く立ち上がる場合もある。この様な場合には、第1実施形態〜第4実施形態と同様の方法により、タイミングT203及びタイミングT204の間の待ち時間tを調整しても良いし、タイミングT204及びタイミングT205の間の待ち時間tを調整しても良い。
書込ベリファイ動作は、プログラム動作の実行後に実行される。書込ベリファイ動作は、プログラム動作によってメモリセルMCのしきい値電圧が所望の大きさまで増大したか否かを確認する動作である。書込ベリファイ動作は、通常の読出動作とほぼ同様に実行される。この様な場合にも、通常の読出動作と同様に、待ち時間tの調整を行うことが可能である。
その他、消去動作に際して実行される消去ベリファイ動作等、第1実施形態〜第4実施形態と同様の方法により、種々の動作における待ち時間を調整可能である。
尚、本明細書において「読出動作」と言った場合には、通常の読出動作だけでなく、書込ベリファイ動作、消去ベリファイ動作等を含むものを意味する場合がある。
また、以上の説明においては、電圧、電流等の立ち上がりを検知する例について説明した。しかしながら、例えば、電圧、電流等の立下りを検知することも可能である。この場合には、例えば、参照電圧VREFを目標値よりも高めに設定し、比較回路44又は53の出力信号が“H”になったか否かではなく、“L”になったか否かを検知すればよい。
[その他]
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
42…電圧検知回路、43…分圧回路、44…比較回路、51…カレントミラー回路、52…サンプリング回路、53…比較回路、MC…メモリセル(メモリトランジスタ)、WL…ワード線。

Claims (9)

  1. 直列に接続された複数のメモリトランジスタ、前記複数のメモリトランジスタの一方の最端部に位置するメモリトランジスタに接続された第1選択トランジスタ、及び、前記複数のメモリトランジスタの他方の最端部に位置するメモリトランジスタに接続された第2選択トランジスタを有するメモリストリングと、
    前記複数のメモリトランジスタのいずれかのゲート電極に接続された第1ワード線、及び、第2ワード線と、
    前記第1選択トランジスタのゲート電極に接続された第1選択線と、
    前記第2選択トランジスタのゲート電極に接続された第2選択線と、
    前記メモリトランジスタのデータを読み出す読出動作を行う制御装置と、
    を備え、
    前記第1ワード線が接続された前記メモリトランジスタからデータを読み出す前記読出動作において、
    第1時刻に前記第1ワード線が第1電圧であるとき、
    前記制御装置は、前記第1ワード線、及び前記第2ワード線に第2電圧を印加し、
    第1時間が経過した後、前記第1ワード線、及び前記第2ワード線が前記第2電圧になり、
    前記第1時刻に前記第1ワード線が前記第1電圧よりも高い第3電圧であるとき、
    前記制御装置は、前記第1ワード線、及び前記第2ワード線に第2電圧を印加し、
    第2時間が経過した後、前記第1ワード線、及び前記第2ワード線が前記第2電圧になるとき、
    前記制御装置は、前記第2時間を前記第1時間よりも短く設定する
    半導体記憶装置。
  2. メモリトランジスタと、
    前記メモリトランジスタのゲート電極に接続された第1配線と、
    前記メモリトランジスタのデータを読み出す読出動作を行う制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、前記読出動作の、
    第1のタイミングから第2のタイミングにかけて、前記第1配線の電圧を第1電圧まで増大させ、
    前記第2のタイミングから第3のタイミングにかけて、前記第1配線の電圧を第2電圧まで減少させ、
    前記第1のタイミングにおける前記第1配線の電圧が第1初期電圧である場合の前記第1のタイミングから前記第2のタイミングまでの長さを第1の長さとし、
    前記第1のタイミングにおける前記第1配線の電圧が前記第1初期電圧よりも小さい第2初期電圧である場合の前記第1のタイミングから前記第2のタイミングまでの長さを第2の長さとすると、
    前記制御装置は、前記第2の長さを、前記第1の長さよりも大きく設定する
    半導体記憶装置。
  3. メモリトランジスタと、
    前記メモリトランジスタのゲート電極に接続された第1配線と、
    前記メモリトランジスタのデータを読み出す読出動作を行う制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、前記読出動作の、
    第1のタイミングから第2のタイミングにかけて、前記第1配線の電圧を第1電圧から第2電圧まで増大させ、
    前記第2のタイミングから第3のタイミングにかけて、前記第1配線の電圧を第3電圧まで減少させ、
    前記第1のタイミングから前記第2のタイミングにかけて前記第1配線の電圧が増大する速度の最大値が第1の速度である場合の前記第1のタイミングから前記第2のタイミングまでの長さを第1の長さとし、
    前記第1のタイミングから前記第2のタイミングにかけて前記第1配線の電圧が増大する速度の最大値が前記第1の速度よりも小さい第2の速度である場合の前記第1のタイミングから前記第2のタイミングまでの長さを第2の長さとすると、
    前記制御装置は、前記第2の長さを、前記第1の長さよりも大きく設定する
    半導体記憶装置。
  4. 前記読出動作は、書込動作に際して実行される書込ベリファイ動作、又は、消去動作に際して実行される消去ベリファイ動作である
    請求項1〜3のいずれか1項記載の半導体記憶装置。
  5. メモリトランジスタと、
    前記メモリトランジスタのゲート電極に接続された第1配線と、
    前記メモリトランジスタにデータを書き込む書込動作を行う制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、前記書込動作の、
    第1のタイミングから第2のタイミングにかけて、前記第1配線の電圧を第1電圧まで増大させ、
    前記第2のタイミングから第3のタイミングにかけて、前記第1配線の電圧を第2電圧まで増大させ、
    前記第1のタイミングにおける前記第1配線の電圧が第1初期電圧である場合の前記第1のタイミングから前記第2のタイミングまでの長さを第1の長さとし、
    前記第1のタイミングにおける前記第1配線の電圧が前記第1初期電圧よりも小さい第2初期電圧である場合の前記第1のタイミングから前記第2のタイミングまでの長さを第2の長さとすると、
    前記制御装置は、前記第2の長さを、前記第1の長さよりも大きく設定する
    半導体記憶装置。
  6. メモリトランジスタと、
    前記メモリトランジスタのゲート電極に接続された第1配線と、
    前記メモリトランジスタにデータを書き込む書込動作を行う制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、前記書込動作の、第1のタイミングから第2のタイミングにかけて、前記第1配線の電圧を第1電圧まで増大させ、
    前記第1のタイミングから前記第2のタイミングにかけて前記第1配線の電圧が増大する速度の最大値が第1の速度である場合の前記第1のタイミングから前記第2のタイミングまでの長さを第1の長さとし、
    前記第1のタイミングから前記第2のタイミングにかけて前記第1配線の電圧が増大する速度の最大値が前記第1の速度よりも小さい第2の速度である場合の前記第1のタイミングから前記第2のタイミングまでの長さを第2の長さとすると、
    前記制御装置は、前記第2の長さを、前記第1の長さよりも大きく設定する
    半導体記憶装置。
  7. 前記第1配線に接続された周辺回路と、
    前記周辺回路に接続され、前記周辺回路に電源電圧を供給可能なパッド電極と
    を備え、
    前記周辺回路は、
    前記第1配線に接続された出力端子を備え、前記出力端子に前記電源電圧よりも大きい電圧を出力可能な電圧出力回路と、
    前記電圧出力回路の出力端子に接続された分圧回路と、
    前記分圧回路に接続された比較回路と
    を備える請求項2、3、5及び6のいずれか1項記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第1配線に接続された周辺回路と、
    前記周辺回路に接続され、前記周辺回路に電源電圧を供給可能なパッド電極と
    を備え、
    前記周辺回路は、
    前記第1配線に接続された出力端子を備え、前記出力端子に前記電源電圧よりも大きい電圧を出力可能な電圧出力回路と、
    前記電圧出力回路の出力端子に接続されたカレントミラー回路と、
    前記カレントミラー回路に接続された第1スイッチ回路と、
    前記第1スイッチ回路に接続された比較回路と
    を備える請求項2、3、5及び6のいずれか1項記載の半導体記憶装置。
  9. 第1領域及び第2領域を有する基板と、
    前記基板の第1領域に設けられ、第1方向に並び、前記メモリトランジスタ及び前記第1配線を含む複数のメモリブロックと、
    前記基板の第1領域に設けられ、前記第1方向と交差する第2方向において前記複数のメモリブロックと並ぶ第2スイッチ回路と、
    前記基板の第2領域に設けられ、前記第2スイッチ回路を介して前記複数のメモリブロックに接続された前記電圧出力回路と、
    前記基板の第2領域に設けられた前記比較回路と
    を備える請求項7又は8記載の半導体記憶装置。
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