JP2015108255A - 循環水利用システム群の遠隔監視方法及び遠隔監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】新規の循環水利用システムを広域的に展開していくにあたり、広域的に点在する複数の循環水利用システム間における需給ギャップのアンバランスを効率的に解消するための循環水利用システム群の遠隔監視方法を提供する。【解決手段】循環水利用システムが複数集まって構成される循環水利用システム群を遠隔監視する循環水利用システム群の遠隔監視方法であって、浄化手段の処理槽列を構成する処理槽の稼働率を検知する稼働率検知工程S61と、稼働率検知工程で検知される複数の処理槽の稼働率に関するデータを、通信回線を介して送信するデータ送信工程62と、データ送信工程から送信される複数の処理槽の稼働率に関するデータを受信するデータ受信工程63と、データ受信工程で受信した複数の処理槽の稼働率に関するデータを表示するデータ表示工程S64とを備える。【選択図】図6

Description

本開示は、公共の上水道網とは別に、特定の地域を対象として構築される循環水利用システムが複数集まって構成される循環水利用システム群を遠隔監視する循環水利用システム群の遠隔監視方法及び遠隔監視システムに関する。
限られた水資源を有効に利用するため、建物や家庭等から排出される排出水を浄化して再利用するシステムが従前より知られている。例えば特許文献1には、一般家庭等で使用した上水の排水及び雨水を、水洗トイレの洗浄水等に使用するように構成し、節水を図ることのできる排水再利用システムが開示されている。また特許文献2には、建物内で発生した雑排水を処理して中水を生成し、生成した中水を建物内で栽培する植物の灌漑水として再利用する中水利用の建物内緑化設備が開示されている。
特開平8−19773号公報 特開平10−286033号公報
ところで本出願人は、上述した従来の再利用システムとは全くスケールの異なる、新たな循環水利用システムを検討しているところである。
上述した従来の再利用システムは、基本的に一建物内や一家庭等内において、上水道網から供給される上水の排水を浄化して特定用途の中水として利用するものであり、利用後の中水は下水道網に排出される。すなわち、既存の公共の上水道網、下水道網の存在が前提であり、これに代替するシステムとはなり得ない。
これに対して、本出願人が検討している新規な循環水利用システムは、後で詳述するように、例えば10,000人規模の人々が生活する地域や複合施設等に対して、上下水統合処理サービスを提供するものであり、その地域・建物内では、循環的に水供給と水処理が行われるシステムである。すなわち、この循環水利用システムは、当面の間は飲用水に限って上水道からの供給を受けることを考えてはいるものの、基本的には既存の上水道網及び下水道網とは独立して構築される小規模分散型の上下水道統合処理システムとなっている。
このような新規の循環水利用システムを広域的に展開していくにあたり、広域的に点在する複数の循環水利用システム間における需給ギャップのアンバランスをいかにして効率的に解消していくかが課題であった。
本発明の少なくとも一つの実施形態は、上述したような従来の課題に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、新規の循環水利用システムを広域的に展開していくにあたり、広域的に点在する複数の循環水利用システム間における需給ギャップのアンバランスを効率的に解消するための循環水利用システム群の遠隔監視方法及び遠隔監視システムを提供することにある。
本発明の少なくとも一つの実施形態は、
循環水利用システムが複数集まって構成される循環水利用システム群を遠隔監視する循環水利用システム群の遠隔監視方法であって、
前記循環水利用システムは、
循環水が流れる循環流路と、
前記循環流路を流れる循環水を使用する、住居、テナント、及び事務所の内の少なくとも一種からなる小口水需要体が複数集まって構成される水需要体、から排出される排出水を前記循環流路へ排水する排出流路と、
前記循環流路を流れる前記排出水を含む循環水を浄化する浄化工程を複数の処理工程に分割し、各処理工程を行う処理装置が夫々容器の内部に格納された処理槽が複数接続されてなる処理槽列を含む浄化手段と、
前記浄化手段で浄化された循環水を前記水需要体に供給する供給流路と、を少なくとも含み、
前記循環水利用システム群の遠隔監視方法は、
前記循環水利用システム群を構成する複数の循環水利用システム各々において、前記浄化手段の前記処理槽列を構成する前記処理槽の稼働率を検知する稼働率検知工程と、
前記稼働率検知工程で検知される前記複数の処理槽の稼働率に関するデータを、通信回線を介して送信するデータ送信工程と、
前記データ送信工程から送信される前記複数の処理槽の稼働率に関するデータを受信するデータ受信工程と、
前記データ受信工程で受信した前記複数の処理槽の稼働率に関するデータを表示するデータ表示工程と、を備える。
本出願人が検討している新規の循環水利用システムでは、排出水を浄化する浄化手段として、一連の浄化工程を複数の処理工程に分割した内の一処理工程を行う処理装置がコンテナの内部に格納されたコンテナ式の処理槽が使用される。この浄化手段は、最初の処理工程を行うコンテナ式の処理槽、次の処理工程を行うコンテナ式の処理槽、次々の処理工程を行うコンテナ式の処理槽、を現場に搬入し、それぞれを直列に接続すること構成される処理槽列を含む。このようなコンテナ式の処理槽は、そのままの状態でトラックに積載して搬送することが出来るため、可搬性に優れている。また、コンテナ収容体に取り外し自在に収容されるため、設置・撤去を自在に行うことが出来る。
上記コンテナ式処理槽の1処理槽当たりの処理能力は、1,000人程度の排出水を処理できる規模を想定している。このため、例えば10,000人規模の人々が生活する地域や複合施設に対して本循環水利用システムを導入する場合には、同一の処理工程を行う処理槽も複数(例えば10個)必要となる。このように、同一処理工程を行う処理槽を複数備えることで、1処理槽当たりの処理能力を小さくすることが出来る。よって、対象地域における人口の変動や水需要の季節変動にも柔軟に対応可能である。また、代替の処理槽を準備することも容易であり、メンテナンス性にも優れている。
このような新規の循環水利用システムを広域的に展開していくにあたり、上記循環水利用システム群の遠隔監視方法によれば、循環水利用システム群を構成する複数の循環水利用システム各々において、浄化手段の処理槽の稼働率を検知し、この稼働率に関するデータを送受信して遠隔地にて一括して表示することで、例えば処理槽の稼働率の低い循環水利用システムの浄化手段から、処理槽の稼働率の高い循環水利用システムの浄化手段へと処理槽を移動させる判断材料とすることが出来るため、広域的に点在する複数の循環水利用システム間における需給ギャップのアンバランスを効率的に解消することが可能となる。
幾つかの実施形態では、循環水利用システム群を構成する複数の循環水利用システムの内、検知される稼働率が規定の第1閾値よりも低い一の循環水利用システムの浄化手段から、検知される稼働率が第1閾値を上回るように設定される第2閾値よりも高い他の循環水利用システムの浄化手段へと前記処理槽を移動する処理槽移動工程をさらに備える。
このような実施形態によれば、検知される稼働率が第1閾値よりも低い一の循環水利用システムの浄化手段から、検知される稼働率が第2閾値よりも高い他の循環水利用システムの浄化手段へと処理槽を移動する処理槽移動工程をさらに備えるため、広域的に点在する複数の循環水利用システム間における需給ギャップのアンバランスを効率的に解消することが出来る。
幾つかの実施形態では、上記処理槽移動工程において、前記処理槽が複数接続されてなる前記処理槽列を移動する。
このように、処理槽移動工程において処理槽列単位で処理槽を移動することで、複数の循環水利用システム間における処理槽の移動及びその管理を容易に行うことが出来る。
また、本発明の少なくとも一つの実施形態は、
循環水利用システムが複数集まって構成される循環水利用システム群を遠隔監視する循環水利用システム群の遠隔監視システムであって、
前記循環水利用システムは、
循環水が流れる循環流路と、
前記循環流路を流れる循環水を使用する、住居、テナント、及び事務所の内の少なくとも一種からなる小口水需要体が複数集まって構成される水需要体、から排出される排出水を前記循環流路へ排水する排出流路と、
前記循環流路を流れる前記排出水を含む循環水を浄化する浄化工程を複数の処理工程に分割し、各処理工程を行う処理装置が夫々容器の内部に格納された処理槽が複数接続されてなる処理槽列を含む浄化手段と、
前記浄化手段で浄化された循環水を前記水需要体に供給する供給流路と、を少なくとも含み、
前記循環水利用システム群の遠隔監視システムは、
前記循環水利用システム群を構成する複数の循環水利用システム各々における前記浄化手段を構成する前記複数の処理槽の稼働率を検知可能な稼働率検知手段と、
前記稼働率検知手段で検知される前記複数の処理槽の稼働率に関するデータを、通信回線を介して送信可能なデータ送信手段と、
前記データ送信手段から送信される前記複数の処理槽の稼働率に関するデータを受信可能なデータ受信部、及び前記データ受信部で受信した前記複数の処理槽の稼働率に関するデータを表示可能なデータ表示部を含む遠隔監視装置と、を備える。
上記循環水利用システム群の遠隔監視システムによれば、循環水利用システム群を構成する複数の循環水利用システム各々において、浄化手段の処理槽の稼働率を検知可能な稼働率検知手段と、この稼働率に関するデータを送信する手段と、送信されるデータを受信可能な受信部、及び受信したデータを表示可能な表示部を含む遠隔監視装置と、を備えている。このため、例えば処理槽の稼働率の低い循環水利用システムの浄化手段から、処理槽の稼働率の高い循環水利用システムの浄化手段へと処理槽を移動させるにあたっての判断材料をリアルタイムに得ることが出来るため、広域的に点在する複数の循環水利用システム間における需給ギャップのアンバランスを効率的に解消することが可能となる。
本発明の少なくとも一つの実施形態によれば、新規の循環水利用システムを広域的に展開していくにあたり、広域的に点在する複数の循環水利用システム間における需給ギャップのアンバランスを効率的に解消するための循環水利用システム群の遠隔監視方法及び遠隔監視システムを提供することが出来る。
本発明の一実施形態にかかる循環水利用システムを示した全体模式図である。 図1に示した循環水利用システムに対応する模式図であって、特に、浄化手段及び飲用水生成手段における処理槽の配置例を示したものである。 本発明の一実施形態にかかる循環水利用システム群の遠隔監視方法及び遠隔監視システムを説明するための全体模式図である。 本発明の一実施形態における処理槽移動工程を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態における処理槽移動工程を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態にかかる循環水利用システム群の遠隔監視方法を説明するためのフロー図である。 第1処理槽、第2処理槽、第3処理槽、及びこれらを収容するコンテナ収容体を示した概略図である。 第1処理槽、第2処理槽、及び第3処理槽の接続態様を説明するための概略図である。 第1処理槽群、第2処理槽群、第3処理槽群、及びこれらを収容するコンテナ収容体を示した概略図である。 一方向に配列される同一処理槽群間における接続態様を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいてより詳細に説明する。
ただし、本発明の範囲は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、本発明の範囲をそれにのみ限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明の一実施形態にかかる循環水利用システムを示した全体模式図である。
循環水利用システム1は、公共の上水道網とは別に、特定の地域を対象として構築されるシステムである。本システムの対象となる人口規模としては、おおよそ5,000〜20,000人を想定している。対象地域としては、住居の集合体であるマンション、事務所の集合体であるオフィスビル、テナントの集合体である商業施設、及びこれらが混在する複合施設などである。
図1に示したように、循環水利用システム1は、循環流路2、水需要体3、排出流路4、供給流路6、浄化手段8、飲用水生成手段12、飲用水供給手段14、などからなる。
循環流路2は、水道管が閉ループ状に配管されてなる管網として構成される。循環流路2には、循環水が一方向に循環して流れるように、地形条件等に応じて適宜ポンプ(不図示)やバルブ(不図示)などの機器類が配置される。
循環流路2を流れる循環水の原水は、公共の上水道から供給される水道水に限定されず、井戸水、河川から取水した水、海水を淡水化した水、雨水等であってもよい。また、循環水が不足する場合には、これらの原水を外部から補給水として循環流路2に取り入れるように構成してもよい。なお、これらの原水を補給水として循環流路2に取り入れる場合、その水質レベルに応じて後述する浄化手段8の処理槽に取り込むとよい。例えば、比較的水質の良い井戸水、河川から取水した水、海水を淡水化した水については、後述する浄化手段8の粗膜コンテナL4又は微細膜コンテナL5に取り込み、比較的水質の悪い雨水については通気性コンテナL2、好気性コンテナL3に取り込むように構成するとよい。
水需要体3は、循環流路2を流れる循環水を生活用水として利用する主体である。水需要体3は、住居3a、テナント3b、及び事務所3cの内の少なくとも一種からなる小口水需要体が複数集まって構成される。住居3aとは、1世帯が生活するマンションの一部屋や戸建て家屋などを指す。テナント3bは、商業施設の一区画において一般顧客に対してサービスを提供する店舗などを指す。業種としては、例えば、服飾店、雑貨店、ドラッグストア、酒屋、等々の小売業や、レストラン、カフェ、寿司屋、居酒屋、等々の飲食業などを含む。事務所3cは、オフィスビルの一部分などにおいて、そこで働く勤務者が一定の目的のために事務を行う場所を指す。
住居3aにおける生活用水の用途としては、例えばシャワーや風呂、洗濯、食器の洗浄、手洗いや洗顔、トイレ、等々が挙げられる。テナント3bにおける生活用水の用途としては、洗浄やトイレ等が挙げられる。また業種によって水需要量が大きく異なっており、例えば飲食店は小売業と比べてはるかに大量の生活用水を利用する。事務所3cにおける生活用水の用途は主にトイレである。
また、水需要体3には、上述した循環水とは別に、飲用水が供給される。この飲用水は、公共の上水道網から導水した水道水を更に浄化することで生成され、市販のミネラルウォーターと同等の品質を有するものである。このような仕組みは、循環水を飲用することに抵抗を感じる人の不安感を解消させることができるとともに、本循環水利用システム1を普及させる際のセールスポイントとなることを期待してのものである。
水道水は、水道水導水管16を介して、公共の上水道網から飲用水生成手段12に導水される。飲用水生成手段12は、導水した水道水を浄化して水需要体3のための飲用水を生成する。飲用水生成手段12は、後述する浄化手段8と同様に、一連の浄化工程を分割した内の一処理工程を行う処理装置がコンテナの内部に格納されたコンテナ式の処理槽が使用される。そして、このコンテナ式の処理槽を処理工程の順番に沿って直列に接続することで構成される。
なお、本明細書においてコンテナとは、輸送用途のため寸法が規格化された矩形状の容器のことを指す。
なお、循環水利用システム1における飲用水の原水は、水道水には限定されず、例えば井戸水や河川から取水した水、海水を淡水化した水などであってもよい。
飲用水生成手段12で生成された飲用水は、飲用水供給手段14によって小口水需要体の各々に供給される。飲用水供給手段14は、飲用水送水管14a、貯留タンク14b、及び飲用水配管14cなどからなる。飲用水生成手段12で生成された飲用水は、飲用水送水管14aを介して貯留タンク14bに送水され、貯留タンク14bにて一旦貯留される。そして、貯留タンク14bに貯留されている飲用水は、飲用水配管14cを介して、上述した住居3a、テナント3b、及び事務所3cからなる小口水需要体の各々に供給される。
排出流路4は、水需要体3から排出される排出水を循環流路2へ排水するための流路である。この排出流路4から排水される排出水には、水需要体3が生活用水として利用した循環水の他に、飲用水やその他のシステム外由来の水も含まれている。供給流路6は、後述する浄化手段8で浄化された循環水を生活用水として水需要体3に供給するための流路である。排出流路4及び供給流路6は共に管路から構成される。また、排出流路4及び供給流路6には、排出水が循環流路2に排水されるように、又は循環水が水需要体3に供給されるように、地形条件等に応じて適宜ポンプ(不図示)やバルブ(不図示)などの機器類が配置される。
浄化手段8は、循環流路2を流れる排出水を含む循環水を浄化する手段である。浄化手段8は、一連の浄化工程を分割した内の一処理工程を行う処理装置がコンテナの内部に格納されたコンテナ式の処理槽が使用される。そして、このコンテナ式の処理槽を処理工程の順番に沿って直列に接続することで構成される。本実施形態の浄化手段8は、後述するように、一連の浄化工程を例えば3以上の複数の処理工程に分割した内の一処理工程を行う処理装置が容器の内部に格納された第1処理槽(例えば後述する処理槽L3)、複数の処理工程の内、第1処理槽で行われる処理工程の次処理工程を行う処理装置が容器の内部に格納された第2処理槽(例えば後述する処理槽L4)、複数の処理工程の内、第2処理槽で行われる処理工程の次処理工程を行う処理装置が容器の内部に格納された第3処理槽(例えば後述する処理槽L5)、の3つの処理槽が接続されてなる処理槽列を含んでいる。
また、本循環水利用システム1において、上記循環流路2は、公共の下水道網には接続されていない。後述するように、排出水の浄化過程で発生する汚泥ケーキ等の余剰汚泥はシステム外に搬出されるが、それ以外の排出水は100%再利用される。すなわち、本循環水利用システム1は、システム内で循環的に水供給と水処理とが行われ、システム外には下水を排出しない完全循環型の循環水利用システムとなっている。
図2は、図1に示した循環水利用システムに対応する模式図であって、特に、浄化手段及び飲用水生成手段における処理槽の配置例を示したものである。図2に示した実施形態では、浄化手段8は、スクリーン/流量調整コンテナL1、嫌気性コンテナL2、好気性コンテナL3、粗膜コンテナL4、微細膜コンテナL5、オゾン処理コンテナL6、貯水殺菌コンテナL7、消毒コンテナL8が、この順番で直列に接続されることで構成されている。
スクリーン/流量調整コンテナL1は、排出水に含まれるし査やオイルなどを除去する処理槽であり、オイルトラップやスクリーン装置などの設備を備える。嫌気性コンテナL2及び好気性コンテナL3は、嫌気性処理及び好気性処理を行って排出水に含まれる有機物を除去するための処理槽である。処理方法としては、A20活性汚泥法、回分式活性汚泥法、接触酸化法、オキシデーションディッチ法などの各種公知の処理方法を採用することが出来る。粗膜コンテナL4は、排出水から汚泥を分離するための処理槽である。沈殿槽、MF膜、UF膜、遠心分離などの各種装置・方法を採用することが出来る。微細膜コンテナL5は、循環水の水質を上水レベルまで高めるための処理槽である。逆浸透膜、活性炭、砂濾過、オゾン発生器、イオン交換、ミネラル添加装置などの各種装置・方法を採用することが出来る。オゾン処理コンテナL6は、浄化された循環水に対してオゾン処理を行うための処理槽である。貯水殺菌コンテナL7は、浄化された循環水を紫外線などで貯水殺菌しながら一時的に貯水するための処理槽である。消毒コンテナL8は、浄化された循環水を紫外線、塩素、オゾンなどによって殺菌消毒するための処理槽である。
汚泥返送/汚泥脱水コンテナL9は、汚泥を脱水乾燥させる処理槽である、汚泥貯留コンテナL10,L11は、汚泥ケーキやし査などの汚水処理において発生する廃棄物を貯蔵するための処理槽である。汚泥貯留コンテナL10,L11に貯蔵される汚泥ケーキなどの余剰汚泥は、例えば肥料業者などが引き取ることにより、システム外に搬出される。
また、図2に示した実施形態では、飲用水生成手段12は、微細膜コンテナH1、イオン交換コンテナH2、貯水殺菌コンテナH3、ミネラル調整コンテナH4、消毒コンテナH5が、この順番で直列に接続されることで構成されている。これら微細膜コンテナH1、イオン交換コンテナH2、貯水殺菌コンテナH3、ミネラル調整コンテナH4、消毒コンテナH5は、水道水を更に浄化して市販のミネラルウォーターと同等の品質にまで高めるための処理槽である。
微細膜コンテナH1は、逆浸透膜、活性炭、砂濾過などの各種装置・方法を備えている。イオン交換コンテナH2は、イオン交換装置などを備えている。貯水殺菌コンテナH3は、浄化された水道水を紫外線などで貯水殺菌しながら一時的に貯水するための処理槽である。ミネラル調整コンテナH4は、ミネラル添加装置などを備えている。消毒コンテナH5は、浄化された水道水を紫外線、塩素、オゾンなどによって殺菌消毒するための処理槽である。
なお、上述した浄化手段8及び飲用水生成手段12の処理槽の配置及び構成は一例であって、排水される排出水の水質や目標とする浄化水準に応じて種々変更可能である。また、図中の符号TWは公共の上水道網から供給される水道水の流れを示している。水道水TWは、上述したように飲用水生成手段12に供給されるだけでなく、必要に応じて補給水として循環流路2にも供給するように構成してもよい。この場合の供給位置は、排出水の浄化処理がほぼ完了する、微細膜コンテナL5の下流側とするのが良い。また、図中の符号WW4は、濃縮水をスクリーン/流量調整コンテナL1に送水するための戻し管路である。
このように、本出願人が検討している新規の循環水利用システム1では、排出水を浄化する浄化手段8、及び水道水を浄化する飲用水生成手段12として、一連の浄化工程を例えば3以上の複数の処理工程に分割した内の一処理工程を行う処理装置がコンテナの内部に格納されたコンテナ式の処理槽が使用される。そして、最初の処理工程を行うコンテナ式の処理槽、次の処理工程を行うコンテナ式の処理槽、次々の処理工程を行うコンテナ式の処理槽、を現場に搬入し、それぞれを接続管で直列に接続することで浄化手段8が構築される。このようなコンテナ式の処理槽は、そのままの状態でトラックに積載して搬送することが出来るため、可搬性に優れている。また、コンテナ収容体に取り外し自在に収容されるため、設置・撤去を自在に行うことが出来る。
上記コンテナ式処理槽の1処理槽当たりの処理能力は、1,000人程度の排出水を処理できる規模を想定している。このため、例えば10,000人規模の人々が生活する地域や複合施設に対して本循環水利用システムを導入する場合には、同一の処理工程を行う処理槽も複数(例えば10個)必要となる。このように、同一処理工程を行う処理槽を複数備えることで、1処理槽当たりの処理能力を小さくすることが出来る。よって、対象地域における人口の変動や水需要の季節変動にも柔軟に対応可能である。また、代替の処理槽を準備することも容易であり、メンテナンス性にも優れている。
図3は、本発明の一実施形態にかかる循環水利用システム群の遠隔監視方法及び遠隔監視システムを説明するための全体模式図である。
図3に示したように、本発明の一実施形態にかかる循環水利用システム群は、広域的に点在する上述した循環水利用システム1A、1B、1Cが複数集まって構成される。遠隔監視装置10は、これら点在する複数の循環水利用システムを遠隔地より監視するための装置である。図中の符号3A、3B、3C及び符号8A、8B、8Cは、複数の循環水利用システム1A、1B、1C各々における水需要体及び浄化手段を夫々示している。
なお、以下の説明では、浄化手段8を構成する複数の処理槽L1〜L8を例に説明するが、飲用水生成手段12を構成する複数の処理槽H1〜H5についても適用可能である。
また、循環水利用システム群の遠隔監視システムは、図1に示すように、複数の循環水利用システム1A、1B、1c各々における浄化手段8A、8B、8Cを構成する複数の処理槽L1〜L8の稼働率を検知可能な稼働率検知手段36A、36B、36Cと、稼働率検知手段36A、36B、36Cで検知される複数の処理槽L1〜L8の稼働率に関するデータを携帯電話回線や無線LAN回線などの通信回線60を介して送信可能なデータ送信手段37A、37B、37Cと、を備える。これら稼働率検知手段36A、36B、36C、及びデータ送信手段37A、37B、37Cは、複数の循環水利用システム1A、1B、1Cの各々に対して夫々配置されている。
稼働率検知手段36は、図2に示すように、中央処理装置(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、およびI/Oインターフェイスなどからなるマイクロコンピュータとして構成される処理槽監視装置36aと、複数の処理槽L1〜L8夫々の稼働率を検出する稼働率センサ36bからなる。これら稼働率センサ36bは、全ての処理槽L1〜L8に付設されており、これら稼働率センサ36bによって検出された各処理槽の稼働率に関するデータが、有線又は無線によって、浄化手段8から離れた位置にある処理槽監視装置36aに送信されるようになっている。送信された各処理槽の稼働率に関するデータは、処理槽監視装置36aの表示部に表示されるとともに、データ送信手段37によって遠隔地にある遠隔監視装置10に送信されるようになっている。
ここで処理槽の稼働率とは、処理槽の定格処理能力に対する実際に処理している被処理水の流量比として定義することが出来る。
遠隔監視装置10は、中央処理装置(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、およびI/Oインターフェイスなどからなるマイクロコンピュータとして構成される。遠隔監視装置10は、図3に示すように、データ送信手段37から送信される複数の処理槽L1〜L8の稼働率に関するデータを受信可能なデータ受信部10A、及びデータ受信部10Aで受信した複数の処理槽L1〜L8の稼働率に関するデータを表示可能なデータ表示部10Bを含む。そして、複数の循環水利用システム1A、1B、1C各々に配置されるデータ送信手段37A、37B、37Cから、各々の浄化手段8A、8B、8Cを構成する複数の処理槽L1〜L8の稼働率に関するデータが送信され、これらがデータ表示部10Bにおいて一括して表示されるようになっている。
このような循環水利用システム群の遠隔監視システムによれば、循環水利用システム群を構成する複数の循環水利用システム1A、1B、1Cの各々において、浄化手段8A、8B、8Cの処理槽の稼働率を検知可能な稼働率検知手段36A、36B、36Cと、この稼働率に関するデータを送信するデータ送信手段37A、37B、37Cと、送信されるデータを受信可能なデータ受信部10A、及び受信したデータを表示可能なデータ表示部10Bを含む遠隔監視装置10と、を備えている。
このため、例えば図4に示すように、処理槽の稼働率の低い循環水利用システムの浄化手段から、処理槽の稼働率の高い循環水利用システムの浄化手段へと処理槽を移動させるにあたっての判断材料をリアルタイムに得ることが出来る。図4に示した実施形態では、再配置前の循環水利用システム1Aの浄化手段8Aにおける処理槽列41LA、42LAの稼働率はそれぞれ30%、循環水利用システム1Bの浄化手段8Bにおける処理槽列41LB、42LB、43LBはそれぞれ100%となっている。これに対して、再配置後は、処理槽の稼働率の低い循環水利用システム1Aの浄化手段8Aから、処理槽の稼働率の高い循環水利用システム1Bの浄化手段8Bへと処理槽列42LAを移動させることで、循環水利用システム1Aの浄化手段8Aにおける処理槽列41LAの稼働率は60%に上昇する一方で、循環水利用システム1Bの浄化手段8Bにおける処理槽列41LB、42LB、43LBの稼働率はそれぞれ75%に低下し、両循環水利用システム間において稼働率の平準化が図られる。
このように、処理槽の稼働率の低い循環水利用システムの浄化手段から、処理槽の稼働率の高い循環水利用システムの浄化手段へと処理槽を移動させることで、広域的に点在する複数の循環水利用システム間における需給ギャップのアンバランスを効率的に解消することが可能となる。
ここで処理槽を移動させる場合の稼働率の目安として、予め閾値を設けておくとよい。例えば、第1閾値(例えば40%)と、第1閾値を上回る第2閾値(例えば80%)とを予め設定しておき、検知される稼働率が第1閾値(例えば40%)よりも低い一の循環水利用システムの浄化手段から、検知される稼働率が第2閾値(例えば80%)よりも高い他の循環水利用システムの浄化手段へと処理槽列を移動することで、広域的に点在する複数の循環水利用システム間における需給ギャップのアンバランスを効率的に解消することが可能となる。
上記実施形態では、循環水利用システム1Aの浄化手段8Aにおける処理槽列42LAの全体を移動した。このように、処理槽列単位で処理槽を移動することで、複数の循環水利用システム間における処理槽の移動及びその管理を容易に行うことが出来る。
しかしながら本発明はこれに限定されず、例えば図6に示すように、処理槽列を構成する複数の処理槽の内の一部の処理槽だけを移動してもよい。
図6に示した実施形態では、循環水利用システム1Aの浄化手段8Aにおいて、処理槽列41LAを構成する複数の処理槽41a、41b、41c、41d、及び処理槽列42LAを構成する複数の処理槽列42a、42b、42c、42dの内、処理槽41d、42dは稼働率が0%となっており、稼働していない。これは、循環水利用システム1Aから排出される排出水の水質の関係上、処理槽41d、42dによる浄化は不要だからである。一方、循環水利用システム1Bの浄化手段8Bにおいては、処理槽41d、42dについても、処理槽41a〜41c、42a〜42cと同様に稼働率60%で稼働している。
このような場合において、循環水利用システム1Aの浄化手段8Aから循環水利用システム1Bの浄化手段8Bへと処理槽41d、42dを移動することで、稼働していない処理槽41d、42dの有効利用が図れるとともに、循環水利用システム1Bにおける循環水の水質レベルを高めることが出来る。
図6は、本発明の一実施形態にかかる循環水利用システム群の遠隔監視方法を説明するためのフロー図である。
本発明の一実施形態にかかる循環水利用システム群の遠隔監視方法では、図6に示したように、先ずステップS61において、上述した循環水利用システム群を構成する複数の循環水利用システム1A、1B、1Cの各々において、各々の浄化手段8A、8B、8Cの処理槽列を構成する複数の処理槽の稼働率を検知する(稼働率検知工程)。この稼働率の検知は、上述した稼働率検知手段36によって行われる。
次に、ステップS62において、ステップS61において検知された複数の処理槽の稼働率に関するデータを、通信回線60を介して遠隔地にある遠隔監視装置10に向かって送信する(データ送信工程)。
次に、ステップS63において、ステップS62において送信された複数の処理槽の稼働率に関するデータを、遠隔監視装置10のデータ受信部10Aにて受信する(データ受信工程)。
次に、ステップS64において、ステップS63において受信した複数の処理槽の稼働率に関するデータを、遠隔監視装置10のデータ表示部10Bに表示する(データ表示工程)。
最後に、ステップS65において、ステップS64において表示された複数の処理槽の稼働率に関するデータに基づいて、稼働率が低い一の循環水利用システムの浄化手段から、稼働率が高い他の循環水利用システムの浄化手段へと処理槽を移動する(処理槽移動工程)。
以上、このような循環水利用システム群の遠隔監視方法によれば、広域的に点在する複数の循環水利用システム間における需給ギャップのアンバランスを効率的に解消することが可能である。
<処理槽間の接続について>
ここで、排出水を浄化する一連の浄化工程を行う上記L1−L8までの処理槽の内、任意の処理槽(例えばL3)を第1処理槽、第1処理槽で行われる処理工程の次処理工程を行う処理槽(例えばL4)を第2処理槽、第2処理槽で行われる処理工程の次処理工程を行う処理槽(例えばL5)を第3処理槽、とそれぞれ呼ぶこととする。また、これら第1処理槽、第2処理槽、及び第3処理槽は夫々複数であり、複数の第1処理槽を第1処理槽群、複数の第2処理槽を第2処理槽群、複数の第3処理槽を第3処理槽群、とそれぞれ呼ぶこととする。
図7は、第1処理槽、第2処理槽、第3処理槽、及びこれらを収容するコンテナ収容体を示した概略図である。図8は、第1処理槽、第2処理槽、及び第3処理槽の接続態様を説明するための概略図である。
図7に示したように、第1処理槽41、第2処理槽42、及び第3処理槽43の夫々は、コンテナ収容体50に取り外し自在に収容される。そして、第1処理槽41と第2処理槽42とは、第1−2接続管44によって接続される。また、第2処理槽42と第3処理槽とは、第2−3接続管45によって接続される。
そして、図8に示したように、上記第1−2接続管44と第2−3接続管45とでは、少なくとも管径、継手構造、及び配管色の何れか一つが異なっている。図8(a)に示した実施形態では、第1−2接続管44aの管径が第2−3接続管45の管径よりも大径に形成されており、両者の管径は異なっている。なお、第1−2接続管44aの管径が第2−3接続管45の管径を同一の管径とし、アダプタによって接続部の管径だけを異ならせる態様も、本発明で言うところの接続部の管径が異なる態様に含まれる。また、図8(b)に示した実施形態では、第1−2接続管44bの継手構造が差込継手、第2−3接続管45bの継手構造がフランジ継手となっており、両者の継手構造が異なっている。
このように、上記循環水利用システム1の浄化手段8は、各々異なる処理工程を行う複数種類の処理槽(第1処理槽41、第2処理槽42、第3処理槽43)が、それぞれ第1−2接続管44及び第2−3接続管45によって直列に接続されることで一連の浄化工程が行われるように構成される。複数種類の処理槽の接続順番を間違うと、一連の浄化工程が正しく行われず、浄化手段8としてうまく機能しない事態も想定される。そこで上記循環水利用システム1の浄化手段8では、第1処理槽41と第2処理槽42とを接続する接続する第1−2接続管44と、第2処理槽42と第3処理槽43とを接続する接続する第2−3接続管45とで、少なくとも接続部の管径、継手構造、及び配管色の何れか一つが異なるように構成し、異なる種類の処理槽間における誤配管を防止している。
上記実施形態において、好ましくは、配管色に加えて、管径、及び継手構造の何れか一方が異なっているのがよい。配管色は識別マークとしての役目は果たすものの、誤配管を物理的に阻害できるものではない。これに対して、管径、及び継手構造の何れか一方が異なっていれば、異なる種類の処理槽間における誤配管を物理的に確実に防止することが出来る。
また上記実施形態において、第1−2接続管や第2−3接続管に対してアダプタを接続し、異なる管径に対して接続可能とすることで、例えば、第1処理槽と第3処理槽とを接続するなどの特殊な組み合わせにも柔軟に対応することが出来る。
図9は、第1処理槽群、第2処理槽群、第3処理槽群、及びこれらを収容するコンテナ収容体を示した概略図である。図10は、一方向に配列される同一処理槽群間における接続態様を説明するための図である。
幾つかの実施形態では、図9に示したように、上記第1処理槽41、第2処理槽42、及び第3処理槽43の各々のコンテナは同一の外形状からなる。そして、図10に示したように、コンテナ収容体50は、台座面50aと、台座面50aに形成される複数の矩形状の凹部51,52,53とを有している。しかも、上記複数の凹部は、図10に示したように、台座面50aの一方向及び該一方向と直交する他方向に夫々列をなして複数形成され、一方向に配列される複数の凹部の間には、隣接する凹部間(凹部51aと51b、凹部52aと凹部52b、凹部53aと凹部53b)を連通する通水孔54,55,56が形成されている。そして、図10に示したように、上記一方向に配列される複数の凹部には、同一の処理工程を行う複数の処理槽(第1処理槽群41Gを構成する複数の第1処理槽41a,41b,41c、第2処理槽群42Gを構成する複数の第2処理槽42a,42b,42c、又は第3処理槽群43Gを構成する複数の第3処理槽43a,43b,43c)が夫々嵌挿される。上記他方向に配列されている複数の凹部には、第1処理槽41、第2処理槽42、及び第3処理槽43がこの順番で配列されるように嵌挿される。そして、上記同一の処理工程を行う複数の処理槽は、通水孔54,55,56を介して通水可能に接続される。
このような実施形態によれば、第1処理槽41、第2処理槽42、及び第3処理槽43の各々のコンテナはともに同一の外形状であり、製造性や取扱い性に優れる。しかも、一方向に配列される複数の凹部には、同一の処理工程を行う複数の処理槽が嵌挿され、他方向に配列される複数の凹部には、第1処理槽41、第2処理槽42、及び第3処理槽43がこの順番で配列されるように嵌挿される。そして、同一の処理工程を行う複数の処理槽は、台座面50aに形成される通水孔54,55,56を介して通水可能に接続される。よって、水需要の季節変動や、排出水の水質悪化等に対応するため、処理槽の数を一時的に増設するような場合に、一方向に配列されている凹部に同一処理工程を行う処理槽を嵌挿するだけで処理槽が通水可能に接続される。このため、処理槽の増設が容易であり、水需要の季節変動や浄化水の水質悪化等に柔軟に対応することが出来る。
幾つかの実施形態では、図10に示したように、第1処理槽41a、第2処理槽42a、及び第3処理槽43aの各々のコンテナの側面には、第1処理槽41a、第2処理槽42a、及び第3処理槽43aとで夫々異なる位置に通水孔54,55,56と接続する開口部54a,55a,56aが形成される。そして、通水孔54,55,56が、第1処理槽41a、第2処理槽42a、及び第3処理槽43aが嵌挿される凹部51a,52a,53a毎に夫々異なる位置に形成されており、該凹部に対応する処理槽が嵌挿されたときだけ、開口部と通水孔とが接続するように構成されている。
詳しく説明すると、図示した実施形態では、第1処理槽41aのコンテナ側面の開口部54aは、対応する凹部51aに嵌挿された時に通水孔54と接続するように側面左側の位置に形成されている。第2処理槽42aのコンテナ側面の開口部55aは、対応する凹部52aに嵌挿された時に通水孔55と接続するように、側面真ん中の位置に形成されている。第3処理槽43aのコンテナ側面の開口部56aは、対応する凹部53aに嵌挿された時に通水孔56と接続するように、側面右側の位置に形成されている。また、通水孔54は、凹部51a,51bの間の左側部分を連通している。通水孔55は、凹部52a,52bの間の真ん中部分を連通している。通水孔56は、凹部53a,53bの間の右側部分を連通している。
このような実施形態によれば、凹部に対応する処理槽が嵌挿されたときだけ開口部と通水孔とが接続される。このため、仮に第1処理槽41aが嵌挿されるべき凹部51aに第2処理槽42aが嵌挿されたとしても、第2処理槽42aの開口部55aと通水孔54とは接続されない。よって、上記構成より、処理槽の誤接続が確実に防止される。
幾つかの実施形態では、図9に示したように、第1処理槽41a、第2処理槽42a、及び第3処理槽43aの各々のコンテナの側面には、第1処理槽41a、第2処理槽42a、及び第3処理槽43aとで夫々異なる位置に凹部51a,52a,53aの開口縁に形成されている嵌合凹部57,58,59と嵌合する嵌合凸部57a,58a,59aが形成されている。そして、上記嵌合凹部57,58,59が、第1処理槽41a、第2処理槽42a、及び第3処理槽43aが嵌挿される凹部51a,52a,53a毎に夫々異なる位置に形成されており、該凹部に対応する処理槽が嵌挿されたときだけ、嵌合凸部と前記嵌合凹部とが嵌合し、凹部に対応する処理槽が嵌挿されるように構成されている。
詳しく説明すると、図示した実施形態では、第1処理槽41aのコンテナ側面の嵌合凸部57aは、手前側の位置に形成されている。第2処理槽41aのコンテナ側面の嵌合凸部58aは、真ん中の位置に形成されている。第3処理槽43aのコンテナ側面の嵌合凸部59aは、奥側の位置に形成されている。
また、第1処理槽41aが嵌挿される凹部51aの嵌合凹部57は、開口縁の手前側の位置に形成されている。第2処理槽42aが嵌挿される凹部52aの嵌合凹部58は、開口縁の真ん中の位置に形成されている。第3処理槽43aが嵌挿される凹部53aの嵌合凹部59は、開口縁の奥側に形成されている。
このような実施形態によれば、凹部に対応する処理槽が嵌挿されたときだけ、コンテナ側面に形成されている嵌合凸部と、凹部の開口縁に形成されている嵌合凹部とが嵌合する。このため、仮に第1処理槽41aが嵌挿されるべき凹部51aに第2処理槽42aを嵌挿しようとしても、コンテナ側面に形成されている嵌合凸部58aが障害となって凹部51aに嵌挿することが出来ない。よって、上記構成により、処理槽の誤接続が確実に防止される。
以上、本発明の好ましい形態について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではない。例えば上述した実施形態を組み合わせても良く、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。
本発明の少なくとも一実施形態は、公共の上水道網とは別に、特定の地域を対象として構築される循環水利用システムにおいて好適に用いることが出来る。
1 循環水利用システム
2 循環流路
3 水需要体
3a 住居
3b テナント
3c 事務所
4 排出流路
6 供給流路
8 浄化手段(浄化装置)
8a 浄化手段制御ユニット
10 遠隔監視装置
10A データ受信部
10B データ表示部
12 飲用水生成手段
14 飲用水供給手段
14a 飲用水送水管
14b 貯留タンク、飲用水タンク
14c 飲用水配管
16 水道水導水管
36 稼働率検知手段
36a 処理槽監視装置
36b 稼働率センサ
37 データ送信手段
41 第1処理槽、
41G 第1処理槽群
42 第2処理槽
42G 第2処理槽群
43 第3処理槽
43G 第3処理槽群
44 第1−2接続管、
45 第2−3接続管
50 コンテナ収容体
50a 台座面
51 凹部
54、55、56 通水孔
54a、55a、56a 開口部
57、58、59 嵌合凹部
57a、58a、59a 嵌合凸部
60 通信回線

Claims (4)

  1. 循環水利用システムが複数集まって構成される循環水利用システム群を遠隔監視する循環水利用システム群の遠隔監視方法であって、
    前記循環水利用システムは、
    循環水が流れる循環流路と、
    前記循環流路を流れる循環水を使用する、住居、テナント、及び事務所の内の少なくとも一種からなる小口水需要体が複数集まって構成される水需要体、から排出される排出水を前記循環流路へ排水する排出流路と、
    前記循環流路を流れる前記排出水を含む循環水を浄化する浄化工程を複数の処理工程に分割し、各処理工程を行う処理装置が夫々容器の内部に格納された処理槽が複数接続されてなる処理槽列を含む浄化手段と、
    前記浄化手段で浄化された循環水を前記水需要体に供給する供給流路と、を少なくとも含み、
    前記循環水利用システム群の遠隔監視方法は、
    前記循環水利用システム群を構成する複数の循環水利用システム各々において、前記浄化手段の前記処理槽列を構成する前記処理槽の稼働率を検知する稼働率検知工程と、
    前記稼働率検知工程で検知される前記複数の処理槽の稼働率に関するデータを、通信回線を介して送信するデータ送信工程と、
    前記データ送信工程から送信される前記複数の処理槽の稼働率に関するデータを受信するデータ受信工程と、
    前記データ受信工程で受信した前記複数の処理槽の稼働率に関するデータを表示するデータ表示工程と、を備える
    循環水利用システム群の遠隔監視方法。
  2. 前記循環水利用システム群を構成する前記複数の循環水利用システムの内、検知される稼働率が規定の第1閾値よりも低い一の循環水利用システムの浄化手段から、検知される稼働率が前記第1閾値を上回るように設定される第2閾値よりも高い他の循環水利用システムの浄化手段へと前記処理槽を移動する処理槽移動工程をさらに備える
    請求項1に記載の循環水利用システム群の遠隔監視方法。
  3. 前記処理槽移動工程において、前記処理槽が複数接続されてなる前記処理槽列を移動する
    請求項2に記載の循環水利用システム群の遠隔監視方法。
  4. 循環水利用システムが複数集まって構成される循環水利用システム群を遠隔監視する循環水利用システム群の遠隔監視システムであって、
    前記循環水利用システムは、
    循環水が流れる循環流路と、
    前記循環流路を流れる循環水を使用する、住居、テナント、及び事務所の内の少なくとも一種からなる小口水需要体が複数集まって構成される水需要体、から排出される排出水を前記循環流路へ排水する排出流路と、
    前記循環流路を流れる前記排出水を含む循環水を浄化する浄化工程を複数の処理工程に分割し、各処理工程を行う処理装置が夫々容器の内部に格納された処理槽が複数接続されてなる処理槽列を含む浄化手段と、
    前記浄化手段で浄化された循環水を前記水需要体に供給する供給流路と、を少なくとも含み、
    前記循環水利用システム群の遠隔監視システムは、
    前記循環水利用システム群を構成する複数の循環水利用システム各々における前記浄化手段を構成する前記複数の処理槽の稼働率を検知可能な稼働率検知手段と、
    前記稼働率検知手段で検知される前記複数の処理槽の稼働率に関するデータを、通信回線を介して送信可能なデータ送信手段と、
    前記データ送信手段から送信される前記複数の処理槽の稼働率に関するデータを受信可能なデータ受信部、及び前記データ受信部で受信した前記複数の処理槽の稼働率に関するデータを表示可能なデータ表示部を含む遠隔監視装置と、を備える
    循環水利用システム群の遠隔監視システム。


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