JP4665378B2 - 水環境指標換算システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水を使用する水利用システムからの排水を浄化処理する水処理システムの導入促進を可能にする、水環境指標販売システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、水事情の悪化、環境対策、水利用に関するコスト低減など、様々な背景により、多くの工場で用排水削減の必要性がでてきている。また、近い将来、同様の背景により、自治体、コミュニティー、家庭など他の領域においても、用排水削減の必要性が増大するものと考えられる。
【0003】
従来より、工場などにおける用排水削減策としては、個々の水利用システム毎の節水や工場全体の総合排水の処理水を再利用するなどの方法が一般的であった。
【0004】
しかしながら、従来の水利用システム毎の節水策では、節水量に限りがあり、より良い対策を見出す可能性を狭めており、また総合排水の処理水を再利用する方法では、希薄排水から濃厚排水まで様々な排水が混合した総合排水を再生するには高度な水処理と大きな投資を要していた。
【0005】
そこで、これらの解決策として、個々の水利用システムからの排水を用水として再利用するにあたり、用水の要求水質と排水の水質が近接した用水と排水を選定し、排水同士の混合または新水の混合などにより排水を再利用することで、効果的に用排水削減をできる方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0006】
また、個々の水利用システムからの排水を用水として再利用するにあたり、用水の要求水質と排水の水質が近接した用水と排水を選定して再利用し、または排水を用水の要求水質に適合する様に水処理して再利用し、必要に応じてさらに残余の用水および排水について水質が近接した用水および排水の選定と、排水の再利用を逐次繰り返すことで、必要最小限の水処理による節水量の増大と、少ない投資での用排水削減とができ、費用対効果に優れた用水削減と再利用率の向上を効果的に行なうことができる方法も提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−117241号公報
【特許文献2】
特開平11−114551号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述した各従来技術は何れも、直接的に用排水削減を行なって、これに伴う水利用に関するコストを低減しようとするものであり、水利用に関するコスト以上のコスト低減は原理的に不可能である。また、水処理を行なうことに対して新たな付加価値を生み出すことはできなかった。さらに、排水を水処理することによって結果的になることはあっても、必要(たとえば、自主的にまたは公的に定められた排水基準)以上に排水を浄化することは基本的に不必要であり、必要以上に排水を浄化しても直接的な利益が得られるものではなかった。
【0009】
本発明は、前記のような従来の方法に対して、排水を浄化処理する水処理システムを導入することが新たな付加価値を生み出し、水処理システムの導入意欲が増加し、水の再利用が促進され、さらには水環境保全への参加や社会貢献イメージアップが容易にできる水環境指標販売システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の水環境指標換算システムは、用水を受け入れ、排水を排出する水利用システムと、水利用システムの用水または排水を浄化処理する水処理システムとを有し、水処理システムの処理水の少なくとも一部を用水とするかまたは最終排水とする配水システムにおいて、時々刻々と変化する処理水の流量および含有する複数の不純物の量からなる水処理情報を検知する情報取得手段と、情報取得手段で得た水処理情報に含まれる不純物の量が予め決められた所定の基準を満たしているか否かの認証を行う認証手段と、認証手段で基準を満たしていると認証された水処理情報に含まれる処理水の流量または法令上許容される最大限の不純物の量と認証手段で基準を満たしていると認証された水処理情報に含まれる不純物の量との差を時々刻々に一定期間積算し水環境指標とする換算手段とを備えることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の水環境指標販売システムを詳細に説明する。
【0012】
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1にかかわる水環境指標販売システムのシステム構成を示す図である。本実施の形態では、水を利用し、排水する、2つの配水システム100、200が通信ネットワーク300を介して接続されている。
【0013】
一方のA配水システム100は、A1水利用システム110とA1水処理システム120とを含んでおり、A配水システム100内の用水として供給されるA水道水101はA1水利用システム110に供給され、同システムで利用された水は、不純物を含むA1排水112として排出される。このA1排水112は、A1水処理システム120に送られ、不純物の一部または全部を除去する浄化処理が施されてA1処理水122として排出される。このA1処理水122の流量や含有する各種不純物の濃度などは、各種流量計や水質計などからなる、情報取得手段であるA1処理水検知器123により検知される。A1処理水検知器123により検知された種々の情報や水処理システムに要する電力などのエネルギー量などの水処理情報は、情報取得手段としてのA情報取得サーバ150により、たとえば時系列の電子データとして登録され、または記録された電子データを用いて所定期間の積算や平均値算出や最大値・最小値検索などの演算処理が施され、それらの処理結果は、A配水システム100内における水処理情報301として外部に通信される。種々の水処理情報が検知された処理水は、A総合配水191としてA配水システム100から排出されるが、このA総合配水191はA1処理水122と内容的には同一である。
【0014】
もう一つのB配水システム200は、水を利用するシステムとしてB1水利用システム210およびB2水利用システム230、水を浄化処理するシステムとしてB1水処理システム220およびB2水処理システム240を含んでいる。そして、B配水システム200は、用水としてB水道水201とB地下水202を利用している。
【0015】
B水道水201はB1水利用システム210に供給され、同システムで利用された水は、不純物を含むB1排水212として排出される。このB1排水212は、B1水処理システム220に送られ、不純物の一部または全部を除去する浄化処理が施されてB1処理水222として排出される。このB1処理水222の流量や含有する各種不純物の濃度などは、各種流量計や水質計などからなる、情報取得手段であるB1処理水検知器223により検知される。
【0016】
一方、B2用水231は、B配水システム200内における第2の水利用システムであるB2水利用システム230に供給される。B2用水231は、本実施の形態では、B1処理水222とB地下水202とを合流したものである。すなわち、B1処理水222は、B2用水231の一部としてリサイクルされ、これにより、B地下水202の使用量をB1処理水202を再利用しない場合に比べて削減することができる。
【0017】
水利用システム230から排出されたB2排水232は、B配水システム200内における第2の水処理システムであるB2水処理システム240に送られ、不純物の一部または全部を除去する浄化処理が施されてB2処理水242として排出される。このB2処理水242の流量や含有する各種不純物の濃度などは、各種流量計や水質計などからなる、情報取得手段であるB2処理水検知器243により検知される。
【0018】
B1処理水検知器223およびB2処理水検知器243により検知された種々の情報や水処理システムに要する電力などのエネルギー量などの水処理情報は、情報取得手段としてのB情報取得サーバ250により、たとえば時系列の電子データとして記録され、または記録された電子データを用いて所定期間の積算や平均値算出や最大値・最小値検索などの演算処理が施され、それらの処理結果は、B配水システム200内における水処理情報301として外部に通信される。種々の水処理情報が検知された処理水は、B総合排水291としてB配水処理システム200から排出されるが、このB総合排水291はB2処理水242と内容的には同一である。
【0019】
ここで、A配水システム100やB配水システム200の例としては、たとえば水を使って製品を製造するような工場などをあげることができる。またA1水利用システム110、B1水利用システム210またはB2水利用システム230は、前記工場内において、たとえば水を使って製造している製品を洗浄する工程や製品を冷却する工程などである。その結果、A1排水112、B1排水212またはB2排水232中には、製品や工程を構成する構成物や塗装成分などが不純物としてより多く含有されることになる。なお、A配水システム100やB配水システム200の水源として、本実施の形態ではA水道水101、B水道水201およびB地下水202のみを利用しているが、河川水や湖水など他の水源を利用してもよい。
【0020】
また、前記のような工場に限らず、より広域に考えれば、河川や湖沼や地下などから取水して浄化処理(さらには消毒処理)して水道水として家庭へ供給する浄水場や、家庭などからの雑排水を浄化処理する下水処理場からなる地域の上下水道システムなどもA配水システム100やB配水システム200の構成要件の一形態である。その場合、B水道水201は河川や湖沼や地下などを水源とした用水であり、B1水利用システム210とB地下水202を省略し、B1水処理システム220が浄化処理および消毒処理する浄水場、B1処理水222が家庭などへ供給される水道水、B2水利用システム230が雑排水を排出する家庭、B2排水232が家庭から排出される雑排水であり、下水処理場がB2水処理システム240に相当する。このように、本発明において、水利用システムおよび水処理システムは、とくに限定されるものではなく、水を利用し、その利用した水または利用するための水に何らかの処理を施して排出したり利用したりするシステムであればよい。
【0021】
A1排水112、B1排水212またはB2排水232中に含有される具体的な不純物としては、たとえばCOD(化学酸素要求量)、チッ素(硝酸性チッ素やアンモニア性チッ素など)、リン(リン酸性リンなど)、金属類(各種重金属)、環境ホルモン・有機塩素化合物などの化学物質などをあげることができる。
【0022】
A総合排水191やB総合排水291の放流先は、最終的には下水、河川、海または湖沼などであり、これらの放流先に合わせた法令や自主基準に従った最低限守るべき不純物の上限濃度などが定められている(この基準は、前述したすべての不純物の濃度に対して定められているわけではなく、基準のないものも存在する)。
【0023】
水処理情報301は、電話回線やLAN回線などの汎用または専用の通信ネットワーク300上で通信される。この水処理情報301には、前述したA情報取得サーバ150やB情報取得サーバ250から通信される水処理情報が含まれている。
【0024】
認証機関310内には、通信ネットワーク300に接続された、認証手段としての情報認証サーバ311が設置されている。この情報認証サーバ311は、A情報取得サーバ150やB情報取得サーバ250から通信ネットワーク300を介してA1水処理システム120、B1水処理システム220およびB2水処理システム240の水処理情報301を入手し、記録し、そして所定期間の積算などの演算処理をし、その個々の水処理情報を基に、浄化処理の程度(たとえば処理水中の各種不純物の濃度)が所定の基準を満たすか否かの判定、またはグレード区分の判別を行ない、その結果として得られた認証情報を加えて新たな水処理情報301として通信ネットワーク300を介して通信する機能を備えている。
【0025】
また、提供機関230内には、通信ネットワーク300に接続された、提供手段としての情報提供サーバ321が設置されている。この情報提供サーバ321により入手され、または記録された水処理情報に基づいて、水処理に貢献していることを示す水環境指標325が換算される。そして、後述するように、権利行使者330は、この水環境指標325を取得し、間接的に水処理に貢献することができる。
【0026】
図2は本発明の実施の形態1にかかわる水環境指標販売システムにおける情報および費用の流れを示す図である。なお、以下の図2の説明においては、説明を簡略化するために図1におけるA配水システムだけを対象としている。
【0027】
図2において、160はA1水利用システム110およびA1水利用システム120を含むA配水システム100の所有者であるA配水システム所有者を示している。通信ネットワーク300を介して水処理情報301が認証機関310および提供機関320に通信され、前記認証機関310内の情報認証サーバ311により処理された認証情報302は提供機関320に送られる。この認証情報302は、図1では水処理情報301に含まれるものとして扱っているが、ここでは説明の都合上、別の参照符号を付している。認証情報302の提供を受けた提供機関320は、その対価として認証費用305を認証機関310へ支払う。提供機関320内の情報提供サーバ321は、入手した水処理情報301に基づいて水環境指標325を換算し、権利行使者330に提供し、権利行使者330は、その対価として貢献費用335を提供機関320へ支払う。A配水システム所有者160は、水処理情報301をA情報取得サーバ150から情報提供サーバ321または情報認証サーバ311へ提供することにより、提供機関320から貢献収入336を受け取る。この貢献収入336は、前記貢献費用335から認証費用305や、提供機関320における図示しない手数料や運営に要する経費など(手数料や経費などには提供機関320などにおける利益を含んでいてもよい)を差し引いたものである。
【0028】
提供機関320が営利を目的としていないか、または水処理システムの導入促進を目的とした、たとえば公的機関などであれば、前記貢献収入336は、貢献費用335から認証費用305や提供機関320における図示しない手数料や経費などを差し引いた額ではなく、これより多く設定してもよい。340はテレビ、ラジオ、新聞(折り込みチラシを含む)、雑誌、IT情報(メール送付や任意のホームページ上への広告掲載)などの広告メディアを示しており、権利行使者330は、購入した水環境指標325を使って広告メディア340へ広告の掲載を依頼し、その費用として広告費用345を支払う。
【0029】
つぎに、水環境指標325の提供時の動作について、より詳細に説明する。
【0030】
情報提供サーバ321は、通信ネットワーク300を介して得た水処理情報(情報認証サーバ311からの認証情報302を含む)を基に、たとえば、認証された処理水流量だけを任意の期間で積算し、その値を水環境指標325として算出する。情報提供サーバ321は複数の水処理システム(図1におけるA1水処理システム120、B1水処理システム220およびB2水処理システム240など)の水処理情報301を有しており、個々の水処理情報301(個々の認証情報302を含む)を基に換算した個々の水環境指標325をまとめることができ、このようにして情報提供サーバ321がまとめた水環境指標325は提供機関320から権利行使者330へ提供される。なお、たとえば水環境指標325が認証された処理水流量を積算した値である場合、かかる水環境指標325は、処理水の流量と同等な数値となり、権利行使者330が複数である場合などは、個々の権利行使者330の要求に応じてその時点で取得および換算できている水環境指標325を分割して提供するようにしてもよい。また、情報提供サーバ321は、所定の期間で処理水流量を積算したり、既に提供した水環境指標325の分は積算値から削除したり、提供済みであることを電子データとして追加記録したりする機能処理などを行なっていてもよい。また、提供機関320と権利行使者330とのあいだにおける、水環境指標325の提供手続き(提供申し込みや提供決定通知)などは、前記情報通信ネットワーク300を介して行なってもよいし、全く別の情報通信ネットワーク(図示せず)を介して行なってもよい。また情報提供サーバ321による提供手続きなどに関わる機能の一部は、図示しない別の計算サーバで分散処理してもよい。
【0031】
水環境指標325の提供を受けた権利行使者330は、テレビ、ラジオ、新聞(折り込みチラシを含む)、雑誌、IT情報(メール送付や任意のホームページ上への広告掲載)などの広告メディア340を使ったり、権利行使者330がサービスや製品を製造する企業である場合、サービスや製品のパンフレットや説明書などに記載したりして、取得した水環境指標325に応じて水処理に貢献したことを表明することができる。水環境指標325が処理水流量を積算した値である場合の表明方法の例としては、たとえば「当社は昨年度、△△県における××万m3の水処理のために費用貢献しました。」や「当社は2001年度以降、○○府において△△m3/日の工場用水の水処理に費用協力し、環境改善に貢献しています。」などをあげることができる。なお、権利行使者330がたとえば善意をもった個人などであって純粋に水処理へ貢献することだけが目的である場合などには、水処理に貢献したことを必ずしも表明しなくてもよいことは言うまでもない。
【0032】
図3は本発明の実施の形態1にかかわる水環境指標販売システムの認証手段としての情報認証サーバ311における認証ロジックを示す図であり、個別の配水システムや水処理システム(図1におけるA配水システム、A1水処理システム、B配水システム、B1水処理システム、B2水処理システム)などの個別認証対象毎に対する認証ロジックを示している。
【0033】
図3に示されるように、まず個別認証対象毎に一定期間の時系列の水処理情報301を通信ネットワーク300を介して入手する入力処理400が行なわれる。入力処理400で入手された水処理情報は、同一時系列の水処理情報毎に繰り返し処理410が行なわれる。この繰り返し処理410においては、時系列の水処理情報301の中に含まれる処理水中の不純物の濃度が、認証機関310が予め定めている不純物の濃度についての規定を満たしているか否かを判定する判定処理411が行なわれ、この判定処理411に際しては、前述した複数の不純物のそれぞれについて判定がなされる。この場合、時代が進むにつれて、判定すべき不純物が新たに追加されたり削除されたり判定基準が変更されたりすることも考えられる。判定処理411の結果、不純物が所定の濃度条件を満たしていると判定されると(複数の不純物を判定対象にしている場合は、すべてについて濃度条件を満たしていると判定されると)、対象となる時系列の水処理情報301に、たとえば認証したことを示す認証情報302を加える認証処理421が行なわれる。一方、判定処理411の結果、不純物が所定の濃度条件を満たしていないと判定されると(複数の不純物を判定対象にしている場合は、そのうちの1つでも濃度条件を満たしていないと判定されると)、前述した認証処理421を実施しないか、または対象となる時系列の水処理情報301に認証できなかったことを示す認証情報302を加える否認処理431が行なわれる。否認処理431は、単に認証しないだけでなく、罰則的な意味合いも含めて、認証済みまたは認証見込みの水処理情報に対して、否認された量に応じて差し引いたり、所定期間の一部または全部を認証取り消しとしたりして、公正さをより高めるようにしてもよい。ついで、認証処理421または否認処理431の結果としての認証情報302を加えて、新たな水処理情報301として通信ネットワーク300を介して外部(情報提供サーバ321や、認証結果を報告するためのA情報取得サーバ150、B情報取得サーバ250)との通信処理440が行なわれる。
【0034】
なお、認証情報302としては、前記のようにすべての不純物の濃度についてまとめて認証するか否かとするのではなく、個々の不純物毎に認証か否かの判定をし、認証情報302を受け取る情報提供サーバ321、A情報取得サーバ150またはB情報サーバ250側で、全体で認証されたかどうかを判定するようにしてもよい。
【0035】
つぎに、前記のように構成された本発明の実施の形態1にかかわる水環境指標販売システムの作用および動作についてまとめて説明する。
【0036】
A1水利用システム110、B1水利用システム210およびB2水利用システム230などの水利用システムを所持し、既設のまたは新たに導入したA1水処理システム120、B1水処理システム220およびB2水処理システム240などの水処理システムを所持する配水システム所有者160は、前述した個々の水処理システムの処理水の流量、各種不純物の濃度、それらの所定の期間の積算値および時系列データなどの水処理情報301を、A情報取得サーバ150やB情報取得サーバ250および通信ネットワーク300を介して、認証機関310に備えられた情報認証サーバ311や提供機関320に備えられた情報提供サーバ321へ通信する。
【0037】
認証機関310に備えられた情報認証サーバ311は、複数の水処理情報301を入手しかつ記録して、個々の水処理システムの浄化処理の程度について、処理水中の不純物の濃度が、たとえば、認証機関310が定めた所定の基準を満足しているかの判定を行ない、その判定結果である認証情報302だけを、または認証情報302を加えた水処理情報301を、通信ネットワーク300を介して提供機関320に備えられた情報提供サーバ321へ通信する。このとき、認証結果を確認する意味で、認証情報302は、A情報取得サーバ150やB情報取得サーバ250へも通信されることが好ましい。その方法は情報提供サーバ321を経由したものであってもよい。
【0038】
提供機関320に備えられた情報提供サーバ321は、複数の水処理情報301を入手しかつ記録して、個々の水処理情報301(個々の認証情報302を含む)を基に水環境指標325へ換算し、複数の水処理情報301を一つの水環境指標325としてまとめ、さらに水環境指標325の価格を決定する。具体的な水環境指標325としては、たとえば、情報認証サーバ311によって認証された処理水の流量を一定期間で積算した値を使うことができる。このとき水環境指標325の価格は、処理水の流量の積算値の単位量あたりの価格としておくことで、分割して提供することが容易となる。
【0039】
提供機関320は、水環境指標325を提供し、環境保全に貢献したい、またはイメージアップを図りたい権利行使者330は、提供機関320へ対価(貢献費用335)を支払って水環境指標325を取得する。
【0040】
権利行使者330は、取得した水環境指標325の範囲で、広告メディア340へ前述した形態での広告や、自社製品またはサービスなどのパンフレットなどに水処理に貢献した旨を記載することができる。
【0041】
提供機関320は、貢献費用335から、情報提供に要する経費を差し引いて、水処理情報301の認証処理に対する対価である認証費用305を認証機関310へ、また水処理システムを導入し、水処理情報301を提供したことへの対価である貢献収入336を配水システム所有者160へ支払う。配水システム所有者160にとっては、貢献収入336は新たな収益源となり、水処理システムの導入の際の投資を軽減できることになる。
【0042】
このように、本実施の形態においては、情報取得サーバ(A情報取得サーバ150、B情報取得サーバ250)と処理水検知器(A1処理水検知器123、B1処理水検知器223、B2処理水検知器243)からなる情報取得手段を備えて水処理システムにおける時々刻々と変化する水処理情報301を検知し、記録し、通信するようにし、この水処理情報301をもとに換算する水環境指標325を提供し、価格を決定することができ、水処理システムを導入し、水処理を行なうことに対して定量化した指標を導入したので、水環境指標325として販売ができるようになり、水処理システムの導入者にとって、導入コストを軽減できる。水処理システムの導入がより一層の有益性をもつことで、水の再利用が促進され、水不足や排水の不法投棄などを抑制できるという社会益がもたらされる。一方、水処理システムの製作者にとっては、水処理システムの販売増に繋がり、また水環境指標の購入者にとっては、間接的な環境保全や社会益への貢献が容易に可能となるとともに、環境保全へ貢献していることを表明して社会貢献イメージを高めることができる。
【0043】
また、認証手段として情報認証サーバ311を備えて、通信ネットワーク300を介して、個々の水処理システムの水処理情報301に対して、前記水処理システムの浄化処理の程度が予め定められた所定の基準を満たしているか否かを判定するようにしたので、水処理システムの浄化処理の程度を表わす、処理水が含有する不純物の濃度の判定やグレード区分を同一指標の中でかつ時間遅れを少なくして判定したり、判別したりすることができ、水環境指標325の信頼性を高めることができる。
【0044】
また、提供手段として情報提供サーバを備えて、通信ネットワーク300を介して得た個々の認証情報を含む水処理情報301を基に換算した水環境指標325をまとめて提供するようにしたので、水環境指標325としての提供単位を大きくでき、提供する際の手間を省くことができる。
【0045】
前記実施の形態では、各水処理システムにおける処理水の流量の一定期間における単なる積算値を水環境指標325としているが、処理水が含有する不純物の濃度について、たとえば法令上満たすことが必要な最大限の濃度からの現状値の濃度の偏差と流量の一定期間の積分値との積、要するに法令上許容される最大限の不純物の量と現状の不純物の排出量との差を水環境指標325とし、この水環境指標325に応じて価格決定するようにしてもよく、本発明において、水環境指標325の設定方法はとくに限定されるものではない。このように浄化処理の程度ないしレベルに応じて水環境指標325を設定すると、より不純物が少ない処理水を得る水処理システムを導入する方が、水環境指標325を大きくできるようになり、水環境指標325を提供する際の価格も大きくすることができ、また、不純物の少なさに応じた連続的な差が水環境指標325に生じることになり、より公正であり、より高度な浄化処理を施す水処理システムの導入が促進される効果がある。
【0046】
このとき、削減した不純物の量に対応した水環境指標325である場合の権利行使者330の表明方法としては、たとえば「当社は○○年度において、水処理による××万tの不純物の削減のために費用貢献しました。」などと表明すればよい。
【0047】
実施の形態2
図4は、本発明の実施の形態2にかかわる水環境指標販売システムの認証手段としての情報認証サーバ311における認証ロジックを示す図であり、図3においては処理水の不純物の濃度に対して認証するか否かだけの判定であったものを、図4は複数の判断基準により3種類(認証不可も含めると4種類)のグレート区分にわける際の認証ロジックである。グレード区分は、Aグレード、BグレードおよびCグレードからなり、不純物の濃度は、Aグレードが最も低く、Bグレード、Cグレードとなるにつれて高くなる。たとえば、Aグレードは10ppm未満、Bグレードは10ppm以上30ppm未満、Cグレードは30ppm以上100ppm未満という具合である。なお、対象とする不純物によって、グレード区分の濃度の基準は異なっていてもよいし、また区分の数も変えるようにしてもよい。また、図4において図3と同じ記号を付したものは、同一または相当するものを示しており、以下において、その説明を省略する。
【0048】
図4において、441は繰り返し処理410の中で、時系列の水処理情報301の中に含まれる処理水中の不純物の濃度が、Aグレードか否かを判定するA判定処理、442はBグレードか否かを判定するB判定処理、443はCグレードか否かを判定するC判定処理をそれぞれ示している。判定処理441の結果、不純物の濃度がAグレードを満足していると、対象となる時系列の水処理情報301に、Aグレードとして認証したことを示す認証情報302を加えるAグレード認証処理451がなされ、同様にして不純物の濃度がBグレードを満足していると、Bグレードとして認証したことを示すBグレード認証処理452がなされ、Cグレードを満足していると、Cグレードとして認証したことを示すCグレード認証処理453がなされる。
【0049】
これらの認証情報302は、情報認証処理サーバ311から通信ネットワーク300を介して情報提供サーバ321へ通信され、情報提供サーバ321によって、流量や不純物の量が適合するグレード別に積算されて、グレード別の水環境指標325を得る。そして、価格を決定する際にAグレードを最も高い価格としたり、または積算する際に乗算するパラメータ(Aグレードは大きく、Cグレードは小さい値とするなどの方法)を変えて、1つの水環境指標325として積算してもよい。
【0050】
このようにすることで、より高度な、すなわちより不純物が少なくなる浄化処理を施す水処理システムの導入の価値を高めることができ、水処理システムの導入がより促進され、環境負荷をより小さくすることができる。
【0051】
このとき、グレード区分した水環境指標325である場合の権利行使者330の表明方法としては、たとえば「当社は昨年度、△△県における○グレード(水質の区分)××万m3の水処理のために費用貢献しました。」などと表明すればよい。
【0052】
実施の形態3
図5は本発明の実施の形態3にかかわる水環境指標販売システムにおける情報や費用の流れを示す図である。図2では配水システムを所有するのが配水システム所有者のみであったが、図5では配水システム内の水利用システムと水処理システムの所有者が異なっている。図5において、図2と同一の番号を付したものは同一か相当するものを示しており、以下において、その説明を省略する。
【0053】
図5において、170は水処理システム120の所有者である水処理システム所有者、180は水利用システム110の所有者である水利用システム所有者をそれぞれ示している。同図に示される例では、水利用システム所有者180に対して、水処理システム所有者170が水処理システム120をリースしている形態を想定している。175は水処理システム所有者170から水利用システム所有者180への水処理システムの機器リースを示している。水利用システム所有者180は水処理システム所有者170へリース費用185を支払う。本実施の形態では、水処理システム所有者170が水処理システムの導入者であることから、貢献収入336を受け取る対象となっており、水処理システム導入の費用が軽減できることになる。また、水利用システム所有者180にとっても、リース費用185が軽減できる可能性があり、いずれも水処理システムの導入が促進されることに繋がる。その他の形態としては、図5に示されるものに対して、水利用システム所有者180が貢献収入336を受け取るような形態も考えられる。
【0054】
他の実施の形態
前記実施の形態では、A情報取得サーバ150、B情報取得サーバ250、情報認証サーバ311、情報提供サーバ321とのあいだで、通信ネットワーク300を介して水処理情報301や認証情報302を通信するようにしているが、通信ネットワーク300の代わりに、可搬性のある記録媒体(磁気ディスク、光ディスク、メモリディスクなど)を介して、所定期間の水処理情報301や認証情報302を間接的に通信するようにしてもよい。このようにすることで、通信ネットワーク300を介する場合に比べて、とくに情報受け渡しに要する時間遅れの発生や情報を一元管理し難いなどの点で劣る面があるが、その他については同様な効果を奏する。
【0055】
また、前記実施の形態では、配水システム内に導入された全ての水処理システムに対応する水処理情報を水環境指標への換算適用対象としているが、最終排水となる直前の水処理システムに対応する水処理情報のみ、または水を再利用するための水処理システムの水処理情報のみ、というように、水環境指標への換算適用対象を限定するようにしてもよい。たとえば、B配水システム200内におけるB2水処理システム240を換算適用対象とし、B1水処理システム220は換算適用対象外とするか、またはB配水システム220内におけるB1水処理システム220を換算適用対象とし、B2水処理システム240は換算適用対象外とするという具合である。
【0056】
また、前記実施の形態では、提供機関320から認証機関310へ認証費用305を支払うようにしているが、A配水システム所有者160または水処理システム所有者170から認証機関310へ認証費用305を支払うような形態であってもよい。また、前記実施の形態では、A配水システム所有者160または水処理システム所有者170は提供機関320を介して貢献収入336を得るようにしているが、A配水システム所有者160または水処理システム所有者170が直接、権利行使者330から貢献費用335を受け取り、仲介費用のような形で提供機関320へ支払いを行なうような形態でもよい。
【0057】
また、前記実施の形態では、A配水システム所有者160(図5では水処理システム所有者170と水利用システム所有者180とに別れている)、認証機関310、提供機関320、権利行使者330、広告メディア340をそれぞれ異なる所有者であるように記載しているが、前記の一部の組み合わせまたは全部が同一所有者であってもよい。たとえば、認証機関310と提供機関320とが同一であったり、A配水システム所有者160と提供機関320とが同一であったりしてもよい。このような場合、同一所有者間では対価などの授受が不必要となる。
【0058】
前記実施の形態では、水環境指標325を提供する価格を提供機関320内で決定するようにしているが、最も高い価格を提示した権利行使者330が水環境指標325を取得する、いわゆるオークション方式であってもよい。また、前記実施の形態では、単一の提供機関320を前提とした記述となっているが、配水システム所有者160や水処理システム所有者170が水処理情報301を提供する複数の提供機関320が存在し、権利行使者330は、最も安価な価格を提示した提供機関320から水環境指標325を取得するための第三者機関を介する、いわゆる逆オークション方式であってもよい。また、水環境指標325を商品として捉えた他の提供方式であってもよく、本発明は、水環境指標325を権利行使者330へ提供する具体的な取引方法を限定するものではない。また、水処理情報301を提供機関320へ提供し、その対価としての貢献収入336を受け取る関係についても、最も高い貢献収入336を提示した提供機関320へ水処理情報301を提供するようにしたり、最も安価な貢献収入336を提示した配水システム所有者160や水処理システム所有者170からの水処理情報301を提供機関320が受け取るような形態であってもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の水環境指標販売システムによれば、用水を受け入れ、排水を排出する水利用システムと、前記水利用システムの用水または排水を浄化処理する水処理システムとを有し、前記水処理システムの処理水の少なくとも一部を前記用水とするかまたは最終排水とする配水システムにおいて、時々刻々と変化する水処理情報を検知、記録または通信する情報取得手段と、前記情報取得手段で得た前記水処理情報を基に換算した水環境指標を提供するとともに前記水環境指標の価格を決定する手段とを備えることを特徴としている。したがって、水処理システムを導入し、水処理を行うことに対して定量化した指標を導入したので、水環境指標として販売ができるようになり、水処理システムの導入者にとって、導入コストを軽減できる。水処理システムの導入がより一層の有益性をもつことで、水の再利用が促進され、水不足や排水の不法投棄などを抑制できる社会益をもたらす。さらに、水処理システムの製作者にとって、水処理システムの販売増に繋がり、水環境指標の購入者にとって、間接的な環境保全や社会益への貢献が容易に可能となるとともに、環境保全へ貢献していることを表明して社会貢献イメージを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかわる水環境指標販売システムのシステム構成を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態1にかかわる水環境指標販売システムにおける情報および費用の流れを示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1にかかわる水環境指標販売システムの認証手段としての情報認証サーバにおける認証ロジックを示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態2にかかわる水環境指標販売システムの認証手段としての情報認証サーバにおける認証ロジックを示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態3にかかわる水環境指標販売システムにおける情報や費用の流れを示す図である。
【符号の説明】
100 A配水システム、101 A水道水、110 A1水利用システム、112 A排水、120 A1水処理システム、122 A1処理水、123 A1処理水検知器、150 A情報取得サーバ、191 A総合排水、200 B配水システム、201 B水道水、202 B地下水、210 B1水利用システム、212 B1排水、220 B1水処理システム、222 B1処理水、223 B1処理水検知器、230 B2水利用システム、231 B2用水、232 B2排水、240 B2水処理システム、242 B2処理水、 243 B2処理水検知器、250 B情報取得サーバ、291 B総合排水、300 通信ネットワーク、301 水処理情報、302 認証情報、305 認証費用、310 認証機関、311 情報認証サーバ、320 提供機関、 321 情報提供サーバ、325 水環境指標、330 権利行使者、335 貢献費用、336 貢献収入、340 広告メディア、345 広告費用。

Claims (2)

  1. 用水を受け入れ、排水を排出する水利用システムと、前記水利用システムの用水または排水を浄化処理する水処理システムとを有し、前記水処理システムの処理水の少なくとも一部を前記用水とするかまたは最終排水とする配水システムにおいて、
    時々刻々と変化する前記処理水の流量および含有する複数の不純物の量からなる水処理情報を検知する情報取得手段と、
    前記情報取得手段で得た前記水処理情報に含まれる前記不純物の量が予め決められた所定の基準を満たしているか否かの認証を行う認証手段と、
    前記認証手段で基準を満たしていると認証された前記水処理情報に含まれる前記処理水の流量または法令上許容される最大限の不純物の量と前記認証手段で基準を満たしていると認証された前記水処理情報に含まれる前記不純物の量との差を時々刻々に一定期間積算し水環境指標とする換算手段とを備えることを特徴とする水環境指標換算システム。
  2. 前記認証手段は、前記情報取得手段で得た前記水処理情報に含まれる不純物毎に判定基準が異なる複数のグレード区分を設けて、前記情報取得手段で得た前記水処理情報に含まれる前記不純物の量がいずれの前記グレード区分かを認証するとともに、
    前記換算手段は、前記情報取得手段で得た前記水処理情報に含まれる前記処理水の流量または法令上許容される最大限の不純物の量と前記情報取得手段で得た前記水処理情報に含まれる不純物の量との差に対して前記グレード区分毎に異なるパラメータを乗算した値を一定期間積算し水環境指標とすることを特徴とする請求項1記載の水環境指標換算システム。
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