JP2002215731A - 市場管理配送システム - Google Patents

市場管理配送システム

Info

Publication number
JP2002215731A
JP2002215731A JP2001006301A JP2001006301A JP2002215731A JP 2002215731 A JP2002215731 A JP 2002215731A JP 2001006301 A JP2001006301 A JP 2001006301A JP 2001006301 A JP2001006301 A JP 2001006301A JP 2002215731 A JP2002215731 A JP 2002215731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
market
water distribution
supply
network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001006301A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Tanaka
田中  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001006301A priority Critical patent/JP2002215731A/ja
Publication of JP2002215731A publication Critical patent/JP2002215731A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/20Controlling water pollution; Waste water treatment

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再利用水の配水システムにおいて、サイト間
の変化する状況に応じて、各サイトの需給状態を動的に
調整する。 【解決手段】 市場情報管理サーバー及びサブ市場サー
バーに、各需給サイトのエージェントが必要な水量だけ
処理水を供給するよう要求を出す。この際、配水のネッ
トワークに従って配水に掛かるコストを織り込んだ価格
で要求を出す。市場サーバーは、これらの要求(必要水
量、価格等)と配水ネットワークの経路情報により給水
サイトや配水経路等の組み合わせを決定し、各エージェ
ントに通知する。各エージェントはこの結果を受けて、
必要に応じて要求を出す。組み合わせや要求の変更が無
くなった時点で、配水の組み合わせが決定される。ま
た、必要に応じて、幾つかの配水経路の組合せとの間で
調整を行って冗長な配水経路を省いたり、或いは、運用
時に異常が発生した場合、新たな配水経路を策定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品の配送ネット
ワークを維持、管理するシステム、特に、事務所、ホテ
ル、住宅、工場等が密集する地域において、配水を用途
別に効率的に再利用可能にする市場管理配送システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術としては、特開平0
6−269766号公報に記載された「地域排水再利用
システム」が知られている。この従来のシステムでは、
地域内の各建物からの排水が水質グレード別に集水され
て、処理貯留され、用途別に各建物に処理水が送られ
る。また、この従来のシステムは、水量不足の場合に
は、1ランク以上グレードの高い水質の処理水を補給す
るように制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
は、中水を水質グレード別に配水するシステムである
が、配水制御方式が一定の形態に集約された配水ネット
ワークを前提とした制御方式であり、この形態に該当し
ない配水ネットワークには対応できないという問題点が
ある。また、再利用水の配水は、各需要側と供給側との
サイト固有の事情によって、コストやその他の状況に応
じて大きく異なり、また変化するが、上記従来の配水シ
ステムは、需要不足に対する対策として、各処理水のグ
レード間での調整を行うに留まっており、個々のサイト
間の需要や供給に応じて水質、水量、料金等についての
多様な要求の調整ができないという問題点があった。
【0004】そこで、本発明は、上述した従来の配水シ
ステムの問題点を解決すると共に、サイト間の変化する
状況に応じて、各サイトの需給状態を動的に調整するこ
とができ、その際、各サイトを接続する配送ネットワー
クや、排水の再生装置等の処理施設を含む資源の配分、
多様な水質の処理水等の商品を再利用或いは処理、加工
する場合の特有な状況を解決することができる市場管理
配送システムを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る市場管理配
送システムは、複数又は単一の水質レベルの再利用水配
水ネットワークを維持、管理するシステムにおいて、水
を供給したいユーザの要求に従って水を商品とする市場
での取引を代行する供給側エージェントと、水を利用し
たいユーザの要求に従って市場で取引を行う需要家エー
ジェントと、水の需要と供給のマッチングを行う複数の
サブ市場形成手段と、前記複数のサブ市場形成手段を統
合する市場情報管理手段と、取引契約の内容に従い実際
の水運用を行う運用管理手段と、配水ネットワーク等の
接続情報や排水の再生施設等の静的な機器情報を管理す
るネットワーク情報管理手段と、を備えることを特徴と
するものである。
【0006】このように、本発明の市場管理配送システ
ムは、市場情報管理手段及びサブ市場形成手段を有する
ので、複数の水質ネットワークに対応して、価格や配水
経路に関わる各種のコストを含めた最適な組み合わせ求
めることができる。具体的には、各需給サイトのエージ
ェントは、各サイトが要求する配水に関わる水量・水質
・価格を、配水経路に関わるコストを含めた価格で関連
する全てのサブ市場形成手段に要求を出し、市場情報管
理手段により配水の組み合わせが決定される。この際、
全ての経路上の配水機器・施設の利用コストを含めた形
で、市場原理に基づくコスト評価が多元的に実施され
る。
【0007】また、前記運用管理手段は、配水ネットワ
ークにおいて、運用に関わる施設の動作異常を感知し、
異常状態である装置を除いた配水設備を用いて可能な範
囲で水の配水経路を策定し、運用を継続させる機能を有
することを特徴とするものである。
【0008】さらに、前記運用管理手段は、市場取引に
よって決定された配水経路群から、重複する配水計画を
除外し、より配水コストの低い代替案を提示することに
より無駄の無い配水計画を策定する機能を有することを
特徴とするものである。
【0009】さらにまた、本発明に係る市場管理配送シ
ステムは、前記水を液状の工業加工品若しくは農業加工
品に置き換え、再生施設を加工施設に置き換えた配送ネ
ットワークを対象とすることにより、多種の加工品の需
要者と供給者のそれぞれの要求を調整することを特徴と
するものである。
【0010】また、本発明に係る市場管理配送システム
は、前記液状の工業加工品若しくは農業加工品を一般的
な加工品に置き換え、配管等のネットワーク構造を、一
般的な配送経路に置き換えることを特徴とするものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。 実施の形態1.本発明の実施の形態1では、本発明を、
市場管理配送システムの一例としての再利用水の配分シ
ステムに適用した場合について説明する。図1は、本発
明の実施の形態1に係る再利用水の配分システム内の各
機能の繋がりを示す機能ブロック図、図2は、システム
を構成する各サーバーやエージェントの関係を示すシス
テム構成図、図3乃至図9はシステムの動作を示すフロ
ーチャート、図10は再利用水を配水するネットワーク
の一例を示す図、図11及び図12は、図10の再利用
水の配水例をベースに、本発明による市場取引を行った
例を示す表、図13は無駄な排水系路の変更について説
明するための図である。
【0012】本実施の形態1の再利用水の配分システム
は、供給側エージェント(1.5)と、需要家エージェ
ント(1.7)と、市場情報管理手段としての市場情報
管理サーバー(1.9)と、サブ市場形成手段としての
サブ市場サーバー(1.10)と、ネットワーク情報管
理手段としてのネットワーク情報管理サーバー(1.1
2)と、運用管理手段としての再利用水運用管理サーバ
ー(1.13)とを備えている。
【0013】供給側エージェント(1.5)は再利用水
を供給したいユーザー(1.6)の要求に従い市場取引
を代行するエージェントシステムである。
【0014】需要家エージェント(1.7)は、再利用
水を利用したいユーザ(1.8)の要求に従い市場取引
を代行するエージェントシステムである。
【0015】市場情報管理サーバー(1.9)は、需要
と供給のマッチングを行って、或る期間の、再利用水の
融通の契約を成立させるものであり、複数のサブ市場サ
ーバー(1.10)を統合する形で機能を実現する。
【0016】サブ市場サーバー(1.10)は、図2に
示すように、再利用水の配水ネットワークの核となる個
所(1.16)毎に設置され、サブ市場毎に市場取引を
行うことにより、機器や配管を利用するためのコスト
や、排水の再生コスト、複数の水質を鑑みた市場取引を
実施することが可能となる。
【0017】ネットワーク情報管理サーバー(1.1
2)は、機器や装置(1.16)、需要家のサイト
(1.8)、供給側のサイト(1.6)等の静的な情報
と、これらがどのように配管ネットワーク(1.15)
で互いに接続されているのかを管理する機能を提供す
る。
【0018】再利用水運用管理サーバー(1.13)
は、市場情報管理サーバー(1.9)により決定された
再利用水の取引の内容に応じて、実際の水運用を行うサ
ーバーであり、装置や機器(1.16)や配管ネットワ
ーク(1.15)等の共有資源を運用するためのスケジ
ューリング機能や、一時的な問題が生じた場合に運用の
計画を再設定する機能を提供する。
【0019】次に、上記各構成要素の詳細な動作につい
て、順次説明を行う。先ず、需要家エージェント(1.
7)の動作について、図3のフローチャートに従って説
明する。先ず、需要家エージェント(1.7)は需要家
から需要条件を得る(ステップ3.5.1)。需要条件
の例としては、水を獲得する際の希望価格(価格帯、若
しくは価格そのもの)、水質、量、期間などが挙げられ
る。
【0020】次に、市場管理サーバー(1.3)におい
て、入札受付が行われているか否かの確認を行う(ステ
ップ3.5.2)。入札が可能であることを確認して、
入札処理を開始する(ステップ3.5.3)。ネットワ
ーク情報管理サーバー(1.12)や再利用水運用管理
サーバー(1.13)からの情報により、水を利用する
際に必要となるポンプ場や、パイプラインのルートな
ど、利用可能な資源情報を得て、先ほど需要家から要求
のあった条件を鑑みて、再利用水の獲得経路の策定を行
う(ステップ3.5.4)。この経路策定に従って、コ
スト計算を行い、その価格若しくは価格帯で入札を行う
(ステップ3.5.5)。
【0021】市場情報管理サーバー(1.9)における
組み合わせ処理の後、入札した結果、落札したか、落札
できなかったかを知る(ステップ3.5.6)。
【0022】落札できた場合には、入札処理を終了し
(ステップ3.5.10)、その結果を需要家ユーザに
通知する(3.5.11)。一方、落札できなかった場
合には、市場情報管理サーバー(1.9)に再入札可能
かどうかを問合せる(ステップ3.5.7)。この問合
せた結果、再入札ができない場合、その旨を需要家ユー
ザに通知し、処理を終了する。また、再入札可能な場合
には、需要家ユーザの再入札希望の有無を確認し(ステ
ップ3.5.8)、再入札を希望する場合には、新たな
取引状況を需要家ユーザに知らせて、再び需要家ユーザ
に、入札のための条件設定をしてもらい(ステップ3.
5.9)、その後(ステップ3.5.2)に戻って、再
度入札処理を開始する。再入札を希望しなかった場合に
は、入札処理を終了させる(ステップ3.5.10)。
【0023】次に、図4のフローチャートに基づいて、
供給側エージェント(1.5)の動作を説明する。先
ず、供給側エージェント(1.5)は供給側ユーザーか
ら供給条件を得る(ステップ3.4.1)。供給条件の
例としては、水を供給する際の希望価格(価格帯、若し
くは価格そのもの)、水質、量、期間などが挙げられ
る。
【0024】次に、市場管理サーバー(1.3)におい
て、入札受付が行われているか否かの確認を行う(ステ
ップ3.4.2)。入札が可能であることを確認して、
入札処理を開始する(ステップ3.4.3)。ネットワ
ーク情報管理サーバー(1.12)や再利用水運用管理
サーバー(1.13)からの情報により、水を利用する
際に必要となるポンプ場や、パイプラインのルートな
ど、利用可能な資源情報を得て、先ほど供給側ユーザか
ら要求のあった条件と鑑みて、再利用水の供給経路の策
定を仮に行う(ステップ3.4.4)。この仮に行った
想定経路を参考にしてコスト計算を行い、その価格若し
くは価格帯で入札を行う(ステップ3.4.5)。
【0025】市場情報管理サーバー(1.9)における
組み合わせ処理の後、入札した結果、落札したか、落札
できなかったかを知る(ステップ3.4.6)。
【0026】落札できた場合、その結果を供給側ユーザ
に通知して入札処理を終了し(ステップ3.4.1
0)、その結果を供給側ユーザに通知する(ステップ
3.4.11)。一方、落札できなかった場合には、市
場情報管理サーバー(1.9)に再入札可能かどうかを
問合せる(ステップ3.4.7)。問合せた結果、再入
札ができない場合には、その旨を供給側ユーザに通知
し、処理を終了する(ステップ3.4.10)。また、
再入札可能な場合には、供給側ユーザの再入札の希望の
有無を確認し(ステップ3.4.8)、供給側ユーザが
再入札を希望する場合には、新たな取引状況をユーザに
知らせ、再び供給側ユーザに入札のための条件設定を行
ってもらい(ステップ3.4.9)、その後、(ステッ
プ3.4.2)に戻って再度入札処理を開始する。供給
側ユーザが再入札を希望しなかった場合には、処理を終
了させる(ステップ3.4.10)。
【0027】次に、図5及び図6のフローチャートに基
づいて、市場情報管理サーバー(1.9)の動作につい
て説明する。市場情報管理サーバー(1.9)は、取引
開始条件が成立した場合には、取引を開始し(ステップ
3.3.2)、取引開始条件が成立しなかった場合に
は、スタートに戻って、取引開始条件が成立するまで繰
り返す。取引は、或る一定時刻毎に行われるか、若しく
は、エージェントから特に要求があった場合に開始され
る。
【0028】取引が開始されると、市場情報管理サーバ
ー(1.9)は、取引に関わりが出そうなポンプ施設
や、排水再生施設、貯水施設、パイプラインなどの資源
等を、再利用水運用管理サーバー(1.13)やネット
ワーク情報管理サーバー(1.12)に問合せる(ステ
ップ3.3.3)。また、ここで、契約期間が終了しそ
うなロット(ここでは、供給側から需要家側に再利用水
を供給契約する時の、契約の単位)なども、同様に、再
利用水運用管理サーバー(1.13)から情報を得る。
【0029】これらの情報から、再利用可能な資源の更
新を行う(ステップ3.3.4)。
【0030】これらの事前の作業を行った後、入札を開
始する(ステップ3.3.5)。
【0031】入札の受付を行い(ステップ3.3.
6)、指定した入札終了条件が成立するまで入札の受付
を行なう(ステップ3.3.7)。入札終了条件の例と
しては、一定時間の経過、または全エージェントから入
札終了のメッセージを得た場合などが考えられる。
【0032】入札終了条件が成立しなかった場合には、
(ステップ3.3.5)に戻って、それ以降の入札処理
を繰り返す。
【0033】入札終了条件が成立した場合には、入札を
終了し(ステップ3.3.8)、次の組み合わせ処理を
開始する(ステップ3.3.9)。
【0034】組み合わせ処理は、まずサブ市場毎に処理
が行われ、その内容を用いて、全体での組み合わせ処理
を実施する(ステップ3.3.10)。
【0035】サブ市場は、ポンプ場や、それに類する要
所毎に、設置される。実際に、その装置が設置された現
場にサーバーが置かれる場合もあれば、仮想的にその位
置に設置されている物として取り扱い、実際は全て1つ
の施設内に設置される場合も考えられる。
【0036】サブ市場毎の組み合わせ処理は、図5
(b)のフローチャートに示すように、次のように実施
される。
【0037】前述したように、需要側供給側双方のサイ
トは、エージェントにより関連する全てのサイトに入札
処理を行う。入札を受けた各サブ市場は、需要側と供給
側の入札価格から、取引の組み合わせ処理を開始する
(ステップ3.3.10.1)。
【0038】この取引の組み合わせを決定する工程につ
いて以下に述べる。取引の例として図10に示す再利用
水のネットワークを取り上げる。サブ市場は、再利用水
の配水ネットワークの要所毎に設定されるが、ここでは
再利用水を配水するためのポンプ施設と、質の悪い水を
より質の高い再生水に作り変えるための再生施設に、そ
れぞれ設置されているものとする。
【0039】図10中において、S−1〜S−6がポン
プ施設に置かれたサーバーで、S−100とS−101
が再生施設に置かれたサーバーである。
【0040】また、需要側のサイトがS−11、S−1
2、S−15、S−19、供給側のサイトがS−13、
S−14、S−16、S−17、S−18である。ま
た、各施設やサイト間をつなぐ配管を図10に示すよう
に配管した。各配管の番号は図に示す通りである。
【0041】この配管ネットワークにおいて、それぞれ
のポンプ施設や再生施設は、送水や再生を行う為に料金
がかかる。この料金を、図11(a)の表1に示す。ま
た、同様に、施設間やサイトとの間を配管するパイプラ
インの利用料金も図11(b)の表2及び図11(c)
の表3のように設定する。
【0042】ここで、まず需要家サイトのローカルサイ
トへの入札を考える。例えば、図11において、需要家
S−11にとってローカルサイトは、需要家S−11か
ら伸びる配管が最初に接続する施設であるポンプ施設S
−1に設置されたサーバーが相当する。ここで、需要家
S−11は、ポンプ施設S−1に設置されたサブ市場
に、入札を先ず行うこととなる。
【0043】例えば、需要家S−11が、図11(d)
の表4に示したように、231円を設定した場合、需要
家サイトS−11とポンプ施設S−1とを接続するP1
−11パイプの利用料を、その価格の中から支払わなく
てはならない。パイプライン利用料金は図11(c)の
表3に示した通りである。需要家S−11は、この料金
を差し引いた料金を、ポンプ施設S−1への入札価格と
して入札する。ここでは230円である。
【0044】同様に、供給元S−13について考える。
供給元S−13は希望価格229円を示している。供給
側には、需要側と同じような考えの下に、利用料金が上
乗せされて、その価格を入札価格とする。
【0045】この場合、ポンプ施設S−1までの配管で
あるP1−13の利用料金とさらに、入札サイトである
のポンプ施設S−1の利用料金も供給側に上乗せするこ
ととする。従って、入札価格は231円ということにな
る。
【0046】以上のように、供給側と需要側のローカル
サイトへの入札価格が決定される。全ての需要側と供給
側のローカルサイトへの入札価格を図11(d)の表4
に示す。需要側は、ローカルサイトへの接続料金、すな
わちローカルサイトへ接続するパイプラインの利用料金
だけを希望価格から差し引いた入札価格Aをローカルサ
イトへの入札価格とする。供給側は、ローカルサイトへ
の接続料金とローカルサイトの利用料金を希望価格に上
乗せした価格である入札価格Bを、ローカルサイトへの
入札価格とする。
【0047】以上のように、このローカルサイトへの入
札の後、さらに、このローカルサイト以外のサイトへの
入札を行うこととなる。これは、このローカルサイトへ
の入札価格を元として、さらにこのローカルサイトから
目的とするサイトへの配水や処理のための料金を鑑みた
値で入札するものである。
【0048】需要家側の入札に付いては、利用料金を差
し引いた値を入札価格とし、供給側に付いては、入札サ
イトの利用料金を含む、そのサイトまでの配送コストに
対応する料金を上乗せした値で、それぞれのサイトの入
札価格として、入札する。
【0049】配送経路は、需要家側については、そのサ
イトまでで最も高い入札価格となるような経路で計算を
行い、供給側に付いては、最も低い入札価格となるよう
な経路を探して、入札価格を計算する。
【0050】例えば、需要家S−11がサイトS−3に
入札を行う場合、2つの経路、S−3→P1−3→S−
1→P1−11→S−11と、S−3→P2−3→S−
2→P1−2→S−1→P1−11→S−11とが考え
られる。それぞれの経路上の施設やパイプラインの利用
料金を希望価格から差し引いた価格(S−3の利用料金
は含まない)を計算し、より高い入札価格である経路で
計算した値でS−3に入札を行う。
【0051】以上述べたような過程を通して、全ての需
要側と供給側のサイトについて、可能な入札サイトへ入
札を行った結果を示したものが、図12(a)の表5と
図12(b)の表6である。
【0052】それぞれのサブ市場は、以上のような過程
で入札された供給側と需要家側の要求の組み合わせを行
う。
【0053】それぞれのサブ市場での入札価格におい
て、需要価格の最高価格が供給側の価格の最低価格を上
回った場合、サブ市場における取引の仮の組み合わせが
成立する。例えば、図12(a)の表5と図12(b)
の表6において、サブ市場S−1について見てみると、
需要側においては最高価格がS−11の230円であ
り、供給側においてはS−18の227円が最低価格と
なっている。従って、S−1では、需要側の最高価格が
供給側の最低入札価格を上回っているので、取引が成立
することとなる。
【0054】この組み合わせの成立状況を示した表が図
12(c)の表7である。S−1のサブ市場では、S−
11とS−18に○がつき、サブ市場での組み合わせの
成立を示している。
【0055】S−1はS−11にとってローカルな市場
である。S−11と取引相手としてサブ市場で成立した
S−18のローカル市場はS−5である。S−5の状況
を見ると、同様に、S−11と成立していることがわか
る。
【0056】このように、需要側と供給側の両者のロー
カルサイトにおいて、同じ組み合わせで、組み合わせが
成立した場合、その組み合わせを仮の取引成立相手とし
て登録する。
【0057】また、これらの組み合わせに用いられる経
路上の各サイトにおいても同様に、これらの組み合わせ
が成立していることが分かる。この場合、S−3とS−
101である。
【0058】各サブ市場では、このように組み合わせて
その最高価格を示した需要家の入札ロットと、最低価格
を示した供給側のロットとを、順に組み合わせていくこ
とによって、取引相手を決定していく。
【0059】その際、価格は需要側と供給側が示した価
格の中間の値を取る場合が普通である。しかし、場合に
よっては、いずれかの価格にしてしまう場合、若しく
は、価格が一致した場合のみ取引を成立させることも実
現可能である。この場合、市場情報管理サーバー(1.
9)を立ち上げる際に、どのように価格設定するのかを
オプション指定して立ち上げることにより実現すること
ができる。
【0060】一方、図6の(ステップ3.3.13)で
仮組み合わせが成立しなかった場合には、入札状況を以
前の入札状況と比較する(ステップ3.3.15)。以
前の入札状況と変わりなく、すなわち、新たな入札が無
く、且つ、組み合わせが成立しそうにない場合には、取
引終了(ステップ3.3.20)とする。
【0061】また、以前の入札状況とも異なり、新たな
入札の変化が見うけられるときは、新たな入札を受け付
ける(ステップ3.3.5へ戻る)。
【0062】仮の組み合わせが成立した場合、優先順位
に従って、優先度の高い順に仮の組み合わせを、正式な
組み合わせとして決定していく(ステップ3.3.1
4)。
【0063】ここで、優先順位としては、利用資源のよ
り少ない組み合わせのもの、また、入札がより早く行わ
れたものが挙げられる。
【0064】これらの組み合わせについて、利用資源の
競合関係が無いか調べて(ステップ3.3.15)、無
かった場合、本組み合わせとして登録される(ステップ
3.3.16)。利用資源の競合関係がある場合には、
(ステップ3.3.5)へ戻って以後の処理を行う。
【0065】全ての仮組み合わせを処理したか判定し
(ステップ3.3.17)、全ての仮組み合わせについ
て処理が終わっていない場合には、(ステップ3.3.
14)に戻って、全ての仮組み合わせについて処理が終
わった場合には、組み合わせ処理を終了する(ステップ
3.3.18)。
【0066】さらに、新たな経路が需要サイト供給サイ
ト間にできない場合、若しくは、需要供給いずれかのエ
ージェントが全て契約済みの場合(ステップ3.3.1
9)には、取引が終了となる(ステップ3.3.2
0)。
【0067】また、経路が新たに策定されていた場合
は、再度入札を行う(ステップ3.3.5に戻る)。
【0068】取引終了の場合には、その旨を各エージェ
ントに通知し(ステップ3.3.21)、全ての処理を
終える。
【0069】次に、図7のフローチャートにより、ネッ
トワーク情報管理サーバー(1.12)の動作手順の説
明を行う。
【0070】ネットワークとは、ここでは、再利用水
を、ポンプ場や、貯留池やタンク、パイプラインを通し
て結びつける施設群を指している。
【0071】ネットワーク情報管理サーバー(1.1
2)は、これらの情報を管理する機能を担い、施設の種
別や施設間の接続情報などを管理する。
【0072】ネットワーク情報管理サーバー(1.1
2)の動作手順は、図7に示すように、サーバーの停止
条件不成立の間、動作し続ける。
【0073】先ず、ノードの登録依頼を受けた場合(ス
テップ3.2.2)、登録依頼内容を関連するサイトに
照会して確認(ステップ3.2.3)した上で、登録依
頼内容に応じて関連情報の更新を行い(ステップ3.
2.4)、関連するサイトに、更新の内容を通知し(ス
テップ3.2.5)、スタートに戻る。
【0074】また、ノード情報の照会依頼があった場合
(ステップ3.2.6)には、照会依頼内容に応じて蓄
積情報から検索(ステップ3.2.7)して、依頼者に
検索結果を回答し(ステップ3.2.8)、スタートに
戻る。
【0075】ノードの登録依頼やノード情報の照会依頼
が無い場合には、サーバーの停止条件が成立しているか
判定し(ステップ3.2.9)、成立していれば処理を
終了し、成立していなければスタートに戻り、上記手順
を繰り返し実行する尚、資源の実際の運用に際しての割
り振りなどは、運用サーバーが担当する。
【0076】次に、再利用水運用管理サーバー(1.1
3)について説明すると、この再利用水運用管理サーバ
ー(1.13)は、市場情報管理サーバー(1.9)に
おいて成立した取引内容に従って、水の運用と監視を行
う機能を提供するものであり、運用に必要な、ポンプ場
やパイプラインなどの供用する資源のスケジューリング
や、一時的に問題が発生した場合の運用計画の再設定を
実施する。その際の接続情報は、ネットワーク情報管理
サーバー(1.12)から獲得して用いる。
【0077】以下、図8のフローチャートにより、この
再利用水運用管理サーバー(1.13)の動作手順につ
いて説明する。
【0078】先ず、新たに供給を開始するロット(ここ
では、再利用水の需要供給の契約を行う単位)が存在す
るか、若しくは今まで何らかの原因で停止していたサイ
トや装置、施設が復帰、再開する場合(ステップ3.
1.2)には、新たな運用計画を策定し(ステップ3.
1.3)、その立案した計画案に従って各サイトにその
内容を通知し(ステップ3.1.4)、スタートに戻
る。
【0079】運用計画の策定は、図9に示すように、以
下のような手順で行われる。先ず、市場情報管理サーバ
ー(1.9)などで成立したロット等の、今回の運用計
画に関わるロットの集約を行う(ステップ3.1.3.
2)。次に、ロットの経路を分解して、それぞれの経路
上のパイプラインや施設毎に集約する(ステップ3.
1.3.3)。この際、経路上に同じ水質で同じ量の水
を相互にやり取りを行う経路がある場合、これを見つけ
て必要に応じて経路の削除や代替経路の策定を行う(ス
テップ3.1.3.4)。
【0080】例えば、図13に示すような配水ネットワ
ークにおいて、ロット1の配水系路を13.4→13.
9→13.1→13.10→13.2→13.12→1
3.6として、ロット2の配水経路を13.7→13.
13→13.3→13.11→13.2→13.10→
13.1→13.8→13.5とした場合を考える。ロ
ットの配水水質も量も同一であるとする。また、施設利
用料を2円、パイプ利用料金を1円とすると、ロット1
は配水にかかる料金が7円、ロット2は10円となる。
これを、ロット1を経路13.4→13.9→13.1
→13.8→13.5で配水し、ロット2を経路13.
7→13.13→13.3→13.11→13.2→1
3.2→13.12→13.6で配水すると、ロット1
は4円、ロット2は7円となり、それぞれ配水料金を3
円ずつ削減することができる。この例に示すような方法
に従って、無駄な配水を無くすようにする。この変更
は、契約上可能な場合(入札時に、入札後の運用システ
ムによる経路変更の可否について、入札関係者に予め指
定しておいてもらい、その時に許可を得たロットについ
てのみ、調整を行う)のみ実行される。
【0081】これらの作業の後、各施設毎のスケジュー
リングを決定し(ステップ3.1.3.5)、新たな運
用計画の策定処理を終了する(ステップ3.1.3.
6)。
【0082】図8に戻って、終了予定のロットが存在し
た場合(ステップ3.1.5)には、そのロットに関係
する需要側と供給側のエージェントに通知し、次回の市
場への入札を促す(ステップ3.1.6)。
【0083】次に運用している施設の状況を獲得する
(ステップ3.1.7)。運用している施設の異常を検
知した場合(ステップ3.1.8)には、ネットワーク
情報から判断して、問題となっているサイトをネットワ
ークから切り離す(ステップ3.1.9)。
【0084】応急的な処置として、緊急に停止しなけれ
ばならないサイトに対して、その旨を通知する(ステッ
プ3.1.10)。
【0085】その間に、問題となっているサイトを除い
た計画案を策定する(ステップ3.1.11)。この立
案した計画案を、関連するサイトに通知し、運用を継続
する(ステップ3.1.12)。
【0086】これらの一連の動作は、運用管理サーバー
の停止条件が不成立である間、繰り返し実施される(ス
テップ3.1.13)。
【0087】以上述べたような動作により、複数の水質
のネットワークに対応して、価格や利用する資源(再生
装置、ポンプ施設、配管等)の利用コストを含めた組み
合わせの機能を提供する。
【0088】この際、各エージェントは、需要と供給の
それぞれのサイトにあり、水に費やすことのできるコス
トを価格の形で要求を出し、これらの要求を集約するこ
とにより、配水経路と価格に応じて再配分を行う。
【0089】従って、複数の水質の自由な組み合わせ
を、実現することが可能であり、また、資源や、利用サ
イトの組み合わせを、再利用水のネットワーク構造とコ
ストの視点から任意に変更することができる効果があ
る。
【0090】また、各需要側及び供給側の要求を全体的
に反映することができ、コスト的に見て、無駄な配水を
最小限に抑えることができる効果がある。
【0091】以上の説明では、サブ市場形成手段として
のサブ市場サーバー(1.10)、ネットワーク情報管
理手段としてのネットワーク情報管理サーバー(1.1
2)、再利用水運用管理手段としての再利用水運用管理
サーバー(1.13)を用いたが、これらのサブ市場形
成手段、ネットワーク情報管理手段及び再利用水運用管
理手段として、別々のサーバーを用いる代わりに、1つ
の共通のサーバを用いたり、或いは、これらの手段の幾
つかを1つのサーバーで行うようにしてもよい。
【0092】実施の形態2.本発明の実施の形態2で
は、上記実施の形態1において、再利用水を液状の工業
加工品若しくは農業加工品に置き換えると共に、再生施
設を、加工過程における加工施設と置き換える。また、
需要サイトと供給サイトは、それぞれ、これらの加工品
及び半加工品の状態における液状の物質について需要家
の要求と供給側の要求を持っているものとする。これら
の加工品及び半加工品の搬送や加工にかかるコストは、
再生水の搬送と再生にかかるコストと同じとみなすこと
ができる。
【0093】従って、上述の実施の形態1について、こ
れらの置き換えを行って、同様に装置を構成することに
より、複数の品質の加工品の需給の組み合わせを、様々
な要求を持つ複数の需要者と複数の供給者との間で実現
して運用することが容易となる。また、需要と要求の組
み合わせを配送設備や加工設備の装置群、配管等のネッ
トワーク構造、コストの視点から任意に変更が可能であ
り、これらの変更を各需要側と供給側の要求を鑑みて実
現することができる効果がある。
【0094】実施の形態3.本発明の実施の形態3で
は、上記実施の形態1において、液状の加工品をさらに
一般的な加工品に置き換えると共に、配送に関わる装置
やパイプラインを、一般的な加工品を配送するために必
要な装置及び搬送経路に置き換える。例えば、ベルトコ
ンベヤ等や、より広域には、トラック輸送等の経路も含
めることができる。
【0095】このように構成することにより、より広い
分野の加工品について、同様に取り扱うことのできる効
果がある。
【0096】
【発明の効果】本発明に係る市場管理配送システムは、
複数又は単一の水質レベルの再利用水配水ネットワーク
を維持、管理するシステムにおいて、水を供給したいユ
ーザの要求に従って水を商品とする市場での取引を代行
する供給側エージェントと、水を利用したいユーザの要
求に従って市場で取引を行う需要家エージェントと、水
の需要と供給のマッチングを行う複数のサブ市場形成手
段と、前記複数のサブ市場形成手段を統合する市場情報
管理手段と、取引契約の内容に従い実際の水運用を行う
運用管理手段と、配水ネットワーク等の接続情報や排水
の再生施設等の静的な機器情報を管理するネットワーク
情報管理手段と、を備えるので、複数の水質の自由な組
み合わせを実現することが可能であり、また、資源や、
利用サイトの組み合わせを、水のネットワーク構造とコ
ストの視点から任意に変更して最適な組み合わせ求める
ことができ、さらに、各需要側及び供給側の水質、水
量、料金等についての要求を全体的に自動的に反映する
ことができ、コスト的に見て、無駄な配水を最小限に抑
えることができる効果がある。
【0097】また、前記運用管理手段は、配水ネットワ
ークにおいて、運用に関わる施設の動作異常を感知し、
異常状態である装置を除いた配水設備を用いて可能な範
囲で水の配水経路を策定し、運用を継続させる機能を有
するので、配水計画に組み込まれた配水経路の異常によ
り、策定された配水計画が実施できなかったり、システ
ムの運用管理に不備が生じることを未然に防止すること
ができる。
【0098】さらに、前記運用管理手段は、市場取引に
よって決定された配水経路群から、重複する配水計画を
除外し、より配水コストの低い代替案を提示することに
より無駄の無い配水計画を策定する機能を有するので、
効率的に配水計画を策定することができ、無駄を省くこ
とができる効果がある。
【0099】さらにまた、本発明に係る市場管理配送シ
ステムは、前記水を液状の工業加工品若しくは農業加工
品に置き換え、再生施設を加工施設に置き換えた配送ネ
ットワークを対象とすることにより、多種の加工品の需
要者と供給者のそれぞれの要求を調整するので、複数の
品質の加工品の需給の組み合わせを、様々な要求を持つ
複数の需要者と複数の供給者との間で実現して運用する
ことが容易となる。また、需要と要求の組み合わせを配
送設備や加工設備の装置群、配管等のネットワーク構
造、コストの視点から任意に変更が可能であり、これら
の変更を各需要側と供給側の要求を鑑みて実現すること
ができる効果がある。
【0100】また、本発明に係る市場管理配送システム
は、前記液状の工業加工品若しくは農業加工品を一般的
な加工品に置き換え、配管等のネットワーク構造を、一
般的な配送経路に置き換えることにより、より広い分野
の加工品を取り扱うことのできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る市場管理配送シ
ステム内の各機能の繋がりを示す機能ブロック図であ
る。
【図2】 市場管理配送システムを構成する、各サーバ
ーやエージェントの関係を示す、システム構成図であ
る。
【図3】 市場管理配送システムの需要側エージェント
の動作を示すフローチャートである。
【図4】 市場管理配送システムの供給側エージェント
の動作を示すフローチャートである。
【図5】 市場管理配送システムの市場情報管理サーバ
ーの動作を示すフローチャートである。
【図6】 市場管理配送システムの市場情報管理サーバ
ーの動作を示すフローチャートである。
【図7】 市場管理配送システムのネットワーク情報管
理サーバーの動作を示すフローチャートである。
【図8】 市場管理配送システムの再利用水運用管理サ
ーバーの動作を示すフローチャートである。
【図9】 市場管理配送システムの再利用水運用管理サ
ーバーの動作を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態1における、再利用水
を配水するネットワークの一例を示す図である.
【図11】 (a)乃至(d)は、図10の再利用水の
配水例をベースに、本発明による市場取引を行った例を
示す表1乃至表4である。
【図12】 (a)乃至(c)は、図10の再利用水の
配水例をベースに、本発明による市場取引を行った例を
示す表5乃至表8である。
【図13】 本発明の実施の形態1におよる、無駄な排
水系路の変更の説明を行うための図である。
【符号の説明】
1.2 需要家エージェント、1.5 供給側エージェ
ント、1.10 サブ市場サーバー、1.12 ネット
ワーク情報管理サーバー、1.13 再利用水運用管理
サーバー、1.15 配管ネットワーク、1.16 機
器・装置、1.9 市場情報管理サーバー。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数又は単一の水質レベルの再利用水配
    水ネットワークを維持、管理するシステムにおいて、 水を供給したいユーザの要求に従って水を商品とする市
    場での取引を代行する供給側エージェントと、 水を利用したいユーザの要求に従って市場で取引を行う
    需要家エージェントと、 水の需要と供給のマッチングを行う複数のサブ市場形成
    手段と、 前記複数のサブ市場形成手段を統合する市場情報管理手
    段と、 取引契約の内容に従い実際の水運用を行う運用管理手段
    と、 配水ネットワーク等の接続情報や排水の再生施設等の静
    的な機器情報を管理するネットワーク情報管理手段と、 を備えることを特徴とする市場管理配送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の市場管理配送システムに
    おいて、前記運用管理手段は、配水ネットワークにおい
    て、運用に関わる施設の動作異常を感知し、異常状態で
    ある装置を除いた配水設備を用いて可能な範囲で水の配
    水経路を策定し、運用を継続させる機能を有することを
    特徴とする市場管理配送システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の市場管理配送システムに
    おいて、前記運用管理手段は、市場取引によって決定さ
    れた配水経路群から、重複する配水計画を除外し、より
    配水コストの低い代替案を提示することにより無駄の無
    い配水計画を策定する機能を有することを特徴とする市
    場管理配送システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の市場管理配送システムに
    おいて、前記水を液状の工業加工品若しくは農業加工品
    に置き換え、再生施設を加工施設に置き換えた配送ネッ
    トワークを対象とすることにより、多種の加工品の需要
    者と供給者のそれぞれの要求を調整することを特徴とす
    る市場管理配送システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の市場管理配送システムに
    おいて、前記液状の工業加工品若しくは農業加工品を一
    般的な加工品に置き換え、配管等のネットワーク構造
    を、一般的な配送経路に置き換えることを特徴とする市
    場管理配送システム。
JP2001006301A 2001-01-15 2001-01-15 市場管理配送システム Pending JP2002215731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001006301A JP2002215731A (ja) 2001-01-15 2001-01-15 市場管理配送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001006301A JP2002215731A (ja) 2001-01-15 2001-01-15 市場管理配送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002215731A true JP2002215731A (ja) 2002-08-02

Family

ID=18874206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001006301A Pending JP2002215731A (ja) 2001-01-15 2001-01-15 市場管理配送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002215731A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004290719A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Mitsubishi Electric Corp 水環境指標販売システム
JP2005087817A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Hitachi Ltd 淡水供給システム
WO2005091192A1 (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Hitachi, Ltd. 生活処理水取引支援装置、生活処理水取引支援方法および そのプログラムが記録された記録媒体
JP2007264845A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Chugoku Electric Power Co Inc:The ダム貯留水取引システム
JP2011190663A (ja) * 2010-03-17 2011-09-29 Hitachi Ltd 水処理管理システムおよび水処理管理サーバ
US9611161B2 (en) 2013-12-05 2017-04-04 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Circulating water utilization system
US9783963B2 (en) 2013-12-05 2017-10-10 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Safety device for circulating water utilization system and circulating-water utilization system
US10315930B2 (en) 2013-12-05 2019-06-11 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Method and system for remotely monitoring a group of circulating-water utilization systems
US10997673B2 (en) 2013-12-05 2021-05-04 Wota Group Llc Charging device of circulating water utilization system and circulating-water utilization system

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004290719A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Mitsubishi Electric Corp 水環境指標販売システム
JP4665378B2 (ja) * 2003-03-25 2011-04-06 三菱電機株式会社 水環境指標換算システム
JP2005087817A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Hitachi Ltd 淡水供給システム
JP4525032B2 (ja) * 2003-09-16 2010-08-18 株式会社日立製作所 淡水供給システム
WO2005091192A1 (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Hitachi, Ltd. 生活処理水取引支援装置、生活処理水取引支援方法および そのプログラムが記録された記録媒体
JP2007264845A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Chugoku Electric Power Co Inc:The ダム貯留水取引システム
JP2011190663A (ja) * 2010-03-17 2011-09-29 Hitachi Ltd 水処理管理システムおよび水処理管理サーバ
US9611161B2 (en) 2013-12-05 2017-04-04 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Circulating water utilization system
US9783963B2 (en) 2013-12-05 2017-10-10 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Safety device for circulating water utilization system and circulating-water utilization system
US10315930B2 (en) 2013-12-05 2019-06-11 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Method and system for remotely monitoring a group of circulating-water utilization systems
US10997673B2 (en) 2013-12-05 2021-05-04 Wota Group Llc Charging device of circulating water utilization system and circulating-water utilization system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106128152B (zh) 一种停车位管理方法
Nunna et al. Responsive end-user-based demand side management in multimicrogrid environment
US6968323B1 (en) Dynamic allocation and pricing of resources of web server farm
CN104809510B (zh) 一种提供票务支持的票池中间件的构建、购票及锁票方法
JP2002099792A (ja) 分散型オンデマンドサービスの提供におけるサービスプロバイダのオンライン選択
CN104573835A (zh) 一种在线知识交易的预约系统和方法
CN108665170A (zh) 订单分配方法和装置
JP2002215731A (ja) 市場管理配送システム
JPH10320494A (ja) 中央市場システム、市場クライアントシステム、電子市場システム、デバイス装置、電子市場運営方法及び電子市場参加方法
JP6979736B2 (ja) パブリックチェーンに基づくトークン交換方法及びブロックチェーンシステム
WO2000048364A1 (fr) Systeme de distribution de l'information, dispositif terminal, dispositif serveur, procede de reception de donnees, et procede de transmission de donnees
CN112465615B (zh) 账单数据的处理方法、装置及系统
KR20080005247A (ko) 자체 자원 상호작용, 전자 거래 정보 처리 방법 및 시스템
CN108665262A (zh) 物联网流量充值辅助系统
CN107274084A (zh) 一种基于标准箱的订单智能调度方法、系统及终端
CN107038596A (zh) 积分兑换方法及其系统
CN101673388A (zh) 利用区域数据库保存网上交易信息的方法及系统
CN106372822B (zh) 业务对象预约时段处理方法及装置
KR102179655B1 (ko) 예약 묶음 배달 방법
CN111815444B (zh) 区块链的交易方法、电子设备和存储介质
CN108270582A (zh) 流量资源的处理方法和装置
JP4739656B2 (ja) 残数管理付き部品供給管理システム
EP2569901A1 (en) Selling mechanism
KR101027105B1 (ko) 유휴 산업 설비의 아웃소싱을 중개하는 아웃소싱 중개 시스템 및 그 아웃소싱 중개 방법
US20100223153A1 (en) System and method for managing sale of product based on time cost