JP2015108252A - 循環水利用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】新規な循環水利用システムを検討するにあたり、浄化手段に異常等が発生した場合であっても、安定的に循環水を供給するための安全装置を提供すること。
【解決手段】特定の地域を対象として構築される循環水利用システム1の安全装置10であって、浄化手段8によって浄化された循環水の水質を監視する循環水監視手段32、及び浄化手段8を構成する処理槽の異常を検知する処理槽監視手段36、の少なくとも何れか一方を備える。
【選択図】図1

Description

本開示は、公共の上水道網とは別に、特定の地域を対象として構築される循環水利用システムの安全装置に関する。
限られた水資源を有効に利用するため、建物や家庭等から排出される排出水を浄化して再利用するシステムが従前より知られている。例えば特許文献1には、一般家庭等で使用した上水の排水及び雨水を、水洗トイレの洗浄水等に使用するように構成し、節水を図ることのできる排水再利用システムが開示されている。また特許文献2には、建物内で発生した雑排水を処理して中水を生成し、生成した中水を建物内で栽培する植物の灌漑水として再利用する中水利用の建物内緑化設備が開示されている。
特開平8−19773号公報 特開平10−286033号公報
ところで本出願人は、上述した従来の再利用システムとは全くスケールの異なる、新たな循環水利用システムを検討しているところである。
上述した従来の再利用システムは、基本的に一建物内や一家庭等内において、上水道網から供給される上水の排水を浄化して特定用途の中水として利用するものであり、利用後の中水は下水道網に排出される。すなわち、既存の公共の上水道網、下水道網の存在が前提であり、これに代替するシステムとはなり得ない。
これに対して、本出願人が検討している新規な循環水利用システムは、後で詳述するように、例えば10,000人規模の人々が生活する地域や複合施設等に対して、上下水統合処理サービスを提供するものであり、その地域・建物内では、循環的に水供給と水処理が行われるシステムである。すなわち、この循環水利用システムは、当面の間は飲用水に限って上水道からの供給を受けることを考えてはいるものの、基本的には既存の上水道網及び下水道網とは独立して構築される小規模分散型の上下水道統合処理システムとなっている。
このような新規の循環水利用システムを検討するにあたり、その浄化手段に異常等が発生した場合に、安定的な循環水の供給をどのようにして実現するかが課題であった。
本発明の少なくとも一つの実施形態は、上述したような従来の課題に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、新規な循環水利用システムを検討するにあたり、浄化手段に異常等が発生した場合であっても、安定的に循環水を供給するための安全装置を提供することにある。
本発明の少なくとも一つの実施形態は、
循環水利用システムの安全装置であって、
前記循環水利用システムは、
循環水が流れる循環流路と、
前記循環流路を流れる循環水を使用する、住居、テナント、及び事務所の内の少なくとも一種からなる小口水需要体が複数集まって構成される水需要体、から排出される排出水を前記循環流路へ排出する排出流路と、
前記循環流路を流れる前記排出水を含む循環水を浄化する、複数の処理槽が接続されてなる浄化手段と、
前記浄化手段で浄化された循環水を前記水需要体に供給する供給流路と、
前記循環水利用システムにおける前記循環水の供給を制御する安全装置と、を少なくとも含み、
前記安全装置は、前記浄化手段によって浄化された循環水の水質を監視する循環水監視手段、及び前記浄化手段を構成する前記処理槽の異常を検知する処理槽監視手段、の少なくとも何れか一方を備える。
このような循環水利用システムの安全装置によれば、浄化手段によって浄化された循環水の水質を監視する循環水監視手段、及び浄化手段を構成する処理槽の異常を検知する処理槽監視手段、の少なくとも何れか一方を備えている。このため、浄化手段の異常をいち早く検知することが出来る。
幾つかの実施形態では、上記安全装置は、供給流路に設けられ、浄化手段で浄化された循環水の水需要体への供給を遮断可能な循環水遮断弁と、循環水遮断弁の作動を制御可能な循環水遮断弁制御ユニットと、をさらに備える。そして、上記循環水監視手段が浄化手段で浄化された循環水の水質が規定の水質よりも悪化したことを検知すると、循環水遮断弁制御ユニットが循環水遮断弁を作動させて水需要体への循環水の供給を遮断するように構成されている。
このような実施形態によれば、循環水監視手段が循環水の水質が規定の水質よりも悪化したことを検知すると、水需要体への循環水の供給が遮断されるため、水質の悪化した循環水が水需要体に供給されるのを防止することが出来る。
上記実施形態において、上記循環水利用システムは、上水道網と供給流路における循環水遮断弁の下流側とを接続する異常時供給流路をさらに備える。上記安全装置は、異常時供給流路に設けられ、該異常時供給流路を開閉する制水弁と、制水弁の開閉を制御可能な制水弁制御ユニットと、をさらに備える。そして、循環水監視手段が浄化手段で浄化された循環水の水質が規定の水質よりも悪化したことを検知すると、循環水遮断弁制御ユニットが循環水遮断弁を作動させて循環水の水需要体への供給を遮断するとともに、制水弁制御ユニットが制水弁を開弁して上水道網から供給流路に水道水を供給するように構成されている。
このような実施形態によれば、循環水監視手段が循環水の水質が規定の水質よりも悪化したことを検知すると、水需要体への循環水の供給が遮断されるとともに、循環水に替わって水道水を生活用水として水需要体に供給する。このため、循環水の水質が悪化しても、水需要体に対して安定的に生活用水を供給することが出来るようになっている。
上記実施形態において、上記安全装置は、排出流路を流れる排出水の水質を監視する排出水監視手段と、水需要体を構成する複数の小口水需要体の各々から排出される排出水を一定量分だけ夫々貯留可能な複数の排出水貯留タンクと、をさらに備える。そして、排出水監視手段が、排出流路を流れる排出水に予め規定した有害物質が規定量以上含まれていることを検知すると、循環水遮断弁制御ユニットが循環水遮断弁を作動させて循環水の水需要体への供給を遮断するとともに、制水弁制御ユニットが制水弁を開弁して上水道網から前記供給流路に水道水を供給するように構成されている。
このような実施形態によれば、排出水監視手段が、排出流路を流れる排出水に予め規定した有害物質が規定量以上含まれていることを検知すると、水需要体への循環水の供給が遮断されるとともに、循環水に替わって水道水を生活用水として水需要体に供給する。このため、有害物質が含まれる循環水が水需要体に供給されることを回避することが出来る。
また、本実施形態の安全装置は、複数の小口水需要体の各々から排出される排出水を一定量分だけ夫々貯留可能な複数の排出水貯留タンクをさらに備えている。このため、排出水監視手段が排出流路を流れる排出水に有害物質が規定量以上含まれていることを検知した時に、これら複数の排出水貯留タンクに貯留されている排出水の水質を検査することで、有害物質の排出源を早期に特定することが出来る。
幾つかの実施形態では、上記浄化手段は、排出水を浄化する一連の浄化工程を複数の処理工程に分割し、各処理工程を行う処理装置が夫々容器内部に格納された複数の処理槽が直列に接続されてなる処理槽列を複数備える。上記安全装置は、排出水を含む循環水を前記複数の処理槽列の内の任意の処理槽列に流すように該循環水の流れを切り替え可能な切替手段と、切替手段を制御可能な切替手段制御ユニットと、を備える。そして、処理槽監視手段が処理槽の異常を検知すると、切替手段制御ユニットが、異常が検知された処理槽を含む処理槽列に循環水が流れないように切替手段を制御するように構成されている。
このような実施形態によれば、処理槽監視手段が処理槽の異常を検知すると、異常が検知された処理槽を含む処理槽列に循環水が流れないように切替手段が制御されるため、循環水の水質が悪化するのを未然に防ぐことが出来る。また、切替手段により循環水の流れを切り替えることで、異常が検知された処理槽の修理・メンテナンスを迅速に行うことが出来る。
上記実施形態において、上記循環水利用システムは、浄化手段で浄化された循環水を貯留可能な循環水貯留タンクをさらに備える。
このような実施形態によれば、循環水の水質が悪化した場合や、処理槽の異常によって一時的に浄化手段における浄化処理能力が低下した場合であっても、循環水貯留タンクに貯留されている循環水を水需要体に供給することで、水需要体に供給する循環水の不足に対応することが出来る。
幾つかの実施形態では、上記循環水利用システムは、上水道網から導水した水道水を浄化して前記水需要体のための飲用水を生成する飲用水生成手段と、循環流路と前記飲用水生成手段とを接続し、浄化手段によって浄化された循環水を飲用水生成手段に供給するための浄化水供給管と、をさらに備える。上記安全装置は、浄化水供給管を開閉する第2制水弁と、上水道網の断水を検知可能な断水検知手段と、第2制水弁の開閉を制御する第2制水弁制御ユニットと、をさらに備える。そして、断水検知手段が上水道網の断水を検知すると、第2制水弁制御ユニットが第2制水弁を開弁して飲用水生成手段に浄化手段によって浄化された循環水を供給するように構成されている。
このような実施形態によれば、断水検知手段が上水道網の断水を検知すると、第2制水弁制御ユニットが第2制水弁を開弁して飲用水生成手段に浄化手段によって浄化された循環水が供給される。このため、上水道網の断水時にも飲用水生成手段に対して継続的に給水することで、水需要体に対して安定的に飲用水を供給することが出来る。
幾つかの実施形態では、上記循環水利用システムは、上水道網から導水した水道水を浄化して水需要体のための飲用水を生成する飲用水生成手段と、循環流路と飲用水生成手段とを接続し、浄化手段によって浄化された循環水を飲用水生成手段に供給するための浄化水供給管と、をさらに備える。上記安全装置は、浄化水供給管を開閉する第2制水弁と、第2制水弁の開閉を制御する第2制水弁制御ユニットと、水道水の水質を監視する水道水監視手段と、水道水の導水を遮断可能な水道水遮断弁と、水道水遮断弁の作動を制御する水道水遮断弁制御ユニットと、をさらに備える。そして、水道水監視手段が水道水の水質が規定の水質よりも悪化したことを検知すると、第2制水弁制御ユニットが第2制水弁を開弁して飲用水生成手段に浄化手段によって浄化された循環水を供給するとともに、遮断弁制御ユニットが水道水遮断弁を作動させて水道水の導水を遮断するように構成されている。
このような実施形態によれば、水道水監視手段が水道水の水質が規定の水質よりも悪化したことを検知すると、水道水遮断弁制御ユニットが水道水遮断弁を作動させて水道水の導水を遮断するとともに、第2制水弁制御ユニットが第2制水弁を開弁して飲用水生成手段に浄化手段によって浄化された循環水が供給される。このため、水道水の水質悪化時にも飲用水生成手段に対して継続的に給水することで、水需要体に対して安定的に飲用水を供給することが出来る。
本発明の少なくとも一つの実施形態によれば、新規な循環水利用システムを検討するにあたり、その浄化手段に異常等が発生した場合であっても、安定的に循環水を供給するための安全装置を提供することが出来る。
本発明の少なくとも一実施形態にかかる循環水利用システムを示した全体模式図である。 図1に示した循環水利用システムに対応する模式図であって、特に、浄化手段及び飲用水生成手段における処理槽の配置例を示したものである。 処理槽監視手段の機能を説明するための図である。 本発明の少なくとも一実施形態にかかる循環水利用システムを示した全体模式図である。 図4に示した循環水利用システムに対応する模式図であって、特に、浄化手段及び飲用水生成手段における処理槽の配置例を示したものである。 図4に示した循環水利用システムの変形例である。 本発明の少なくとも一実施形態にかかる循環水利用システムを示した全体模式図である。 図7に示した循環水利用システムに対応する模式図であって、特に、浄化手段及び飲用水生成手段における処理槽の配置例を示したものである。 本発明の少なくとも一実施形態にかかる循環水利用システムを示した全体模式図である。 本発明の少なくとも一実施形態にかかる循環水利用システムを示した全体模式図である。 図10に示した循環水利用システムに対応する模式図であって、特に、浄化手段及び飲用水生成手段における処理槽の配置例を示したものである。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいてより詳細に説明する。
ただし、本発明の範囲は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、本発明の範囲をそれにのみ限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明の少なくとも一実施形態にかかる循環水利用システムを示した全体模式図である。
循環水利用システム1は、公共の上水道網とは別に、特定の地域を対象として構築されるシステムである。本システムの対象となる人口規模としては、おおよそ5,000〜20,000人を想定している。対象地域としては、住居の集合体であるマンション、事務所の集合体であるオフィスビル、テナントの集合体である商業施設、及びこれらが混在する複合施設などである。
図1に示したように、循環水利用システム1は、循環流路2、水需要体3、排出流路4、供給流路6、浄化手段8、安全装置10、飲用水生成手段12、飲用水供給手段14、などからなる。
循環流路2は、水道管が閉ループ状に配管されてなる管網として構成される。循環流路2には、循環水が一方向に循環して流れるように、地形条件等に応じて適宜ポンプ(不図示)やバルブ(不図示)などの機器類が配置される。
循環流路2を流れる循環水の原水は、公共の上水道から供給される水道水に限定されず、井戸水、河川から取水した水、海水を淡水化した水、雨水等であってもよい。また、循環水が不足する場合には、これらの原水を外部から補給水として循環流路2に取り入れるように構成してもよい。なお、これらの原水を補給水として循環流路2に取り入れる場合、その水質レベルに応じて後述する浄化手段8の処理槽に取り込むとよい。例えば、比較的水質の良い井戸水、河川から取水した水、海水を淡水化した水については、後述する浄化手段8の粗膜コンテナL4又は微細膜コンテナL5に取り込み、比較的水質の悪い雨水については通気性コンテナL2、好気性コンテナL3に取り込むように構成するとよい。
水需要体3は、循環流路2を流れる循環水を生活用水として利用する主体である。水需要体3は、住居3a、テナント3b、及び事務所3cの内の少なくとも一種からなる小口水需要体が複数集まって構成される。住居3aとは、1世帯が生活するマンションの一部屋や戸建て家屋などを指す。テナント3bは、商業施設の一区画において一般顧客に対してサービスを提供する店舗などを指す。業種としては、例えば、服飾店、雑貨店、ドラッグストア、酒屋、等々の小売業や、レストラン、カフェ、寿司屋、居酒屋、等々の飲食業などを含む。事務所3cは、オフィスビルの一部分などにおいて、そこで働く勤務者が一定の目的のために事務を行う場所を指す。
住居3aにおける生活用水の用途としては、例えばシャワーや風呂、洗濯、食器の洗浄、手洗いや洗顔、トイレ、等々が挙げられる。テナント3bにおける生活用水の用途としては、洗浄やトイレ等が挙げられる。また業種によって水需要量が大きく異なっており、例えば飲食店は小売業と比べてはるかに大量の生活用水を利用する。事務所3cにおける生活用水の用途は主にトイレである。
また、水需要体3には、上述した循環水とは別に、飲用水が供給される。この飲用水は、公共の上水道網から導水した水道水を更に浄化することで生成され、市販のミネラルウォーターと同等の品質を有するものである。このような仕組みは、循環水を飲用することに抵抗を感じる人の不安感を解消させることができるとともに、本循環水利用システム1を普及させる際のセールスポイントとなることを期待してのものである。
水道水は、水道水導水管16を介して、公共の上水道網から飲用水生成手段12に導水される。飲用水生成手段12は、導水した水道水を浄化して水需要体3のための飲用水を生成する。飲用水生成手段12は、後述する浄化手段8と同様に、一連の浄化工程を分割した内の一処理工程を行う処理装置がコンテナの内部に格納されたコンテナ式の処理槽が使用される。そして、このコンテナ式の処理槽を処理工程の順番に沿って直列に接続することで構成される。
なお、本明細書においてコンテナとは、輸送用途のため寸法が規格化された矩形状の容器のことを指す。
なお、循環水利用システム1における飲用水の原水は、水道水には限定されず、例えば井戸水や河川から取水した水、海水を淡水化した水などであってもよい。
飲用水生成手段12で生成された飲用水は、飲用水供給手段14によって小口水需要体の各々に供給される。飲用水供給手段14は、飲用水送水管14a、貯留タンク14b、及び飲用水配管14cなどからなる。飲用水生成手段12で生成された飲用水は、飲用水送水管14aを介して貯留タンク14bに送水され、貯留タンク14bにて一旦貯留される。そして、貯留タンク14bに貯留されている飲用水は、飲用水配管14cを介して、上述した住居3a、テナント3b、及び事務所3cからなる小口水需要体の各々に供給される。
排出流路4は、水需要体3から排出される排出水を循環流路2へ排水するための流路である。この排出流路4から排水される排出水には、水需要体3が生活用水として利用した循環水の他に、飲用水やその他のシステム外由来の水も含まれている。供給流路6は、後述する浄化手段8で浄化された循環水を生活用水として水需要体3に供給するための流路である。排出流路4及び供給流路6は共に管路から構成される。また、排出流路4及び供給流路6には、排出水が循環流路2に排水されるように、又は循環水が水需要体3に供給されるように、地形条件等に応じて適宜ポンプ(不図示)やバルブ(不図示)などの機器類が配置される。
浄化手段8は、循環流路2を流れる排出水を含む循環水を浄化する手段である。浄化手段8は、一連の浄化工程を分割した内の一処理工程を行う処理装置がコンテナの内部に格納されたコンテナ式の処理槽が使用される。そして、このコンテナ式の処理槽を処理工程の順番に沿って直列に接続することで構成される。
また、本循環水利用システム1において、上記循環流路2は、公共の下水道網には接続されていない。後述するように、排出水の浄化過程で発生する汚泥ケーキ等の余剰汚泥はシステム外に搬出されるが、それ以外の排出水は100%再利用される。すなわち、本循環水利用システム1は、システム内で循環的に水供給と水処理とが行われ、システム外には下水を排出しない完全循環型の循環水利用システムとなっている。
図2は、図1に示した循環水利用システムに対応する模式図であって、特に、浄化手段及び飲用水生成手段における処理槽の配置例を示したものである。図2に示した実施形態では、浄化手段8は、スクリーン/流量調整コンテナL1、嫌気性コンテナL2、好気性コンテナL3、粗膜コンテナL4、微細膜コンテナL5、オゾン処理コンテナL6、貯水殺菌コンテナL7、消毒コンテナL8が、この順番で直列に接続されることで構成されている。
スクリーン/流量調整コンテナL1は、排出水に含まれるし査やオイルなどを除去する処理槽であり、オイルトラップやスクリーン装置などの設備を備える。嫌気性コンテナL2及び好気性コンテナL3は、嫌気性処理及び好気性処理を行って排出水に含まれる有機物を除去するための処理槽である。処理方法としては、A20活性汚泥法、回分式活性汚泥法、接触酸化法、オキシデーションディッチ法などの各種公知の処理方法を採用することが出来る。粗膜コンテナL4は、排出水から汚泥を分離するための処理槽である。沈殿槽、MF膜、UF膜、遠心分離などの各種装置・方法を採用することが出来る。微細膜コンテナL5は、循環水の水質を上水レベルまで高めるための処理槽である。逆浸透膜、活性炭、砂濾過、オゾン発生器、イオン交換、ミネラル添加装置などの各種装置・方法を採用することが出来る。オゾン処理コンテナL6は、浄化された循環水に対してオゾン処理を行うための処理槽である。貯水殺菌コンテナL7は、浄化された循環水を紫外線などで貯水殺菌しながら一時的に貯水するための処理槽である。消毒コンテナL8は、浄化された循環水を紫外線、塩素、オゾンなどによって殺菌消毒するための処理槽である。
汚泥返送/汚泥脱水コンテナL9は、汚泥を脱水乾燥させる処理槽である、汚泥貯留コンテナL10,L11は、汚泥ケーキやし査などの汚水処理において発生する廃棄物を貯蔵するための処理槽である。汚泥貯留コンテナL10,L11に貯蔵される汚泥ケーキなどの余剰汚泥は、例えば肥料業者などが引き取ることにより、システム外に搬出される。
また、図2に示した実施形態では、飲用水生成手段12は、微細膜コンテナH1、イオン交換コンテナH2、貯水殺菌コンテナH3、ミネラル調整コンテナH4、消毒コンテナH5が、この順番で直列に接続されることで構成されている。これら微細膜コンテナH1、イオン交換コンテナH2、貯水殺菌コンテナH3、ミネラル調整コンテナH4、消毒コンテナH5は、水道水を更に浄化して市販のミネラルウォーターと同等の品質にまで高めるための処理槽である。
微細膜コンテナH1は、逆浸透膜、活性炭、砂濾過などの各種装置・方法を備えている。イオン交換コンテナH2は、イオン交換装置などを備えている。貯水殺菌コンテナH3は、浄化された水道水を紫外線などで貯水殺菌しながら一時的に貯水するための処理槽である。ミネラル調整コンテナL4は、ミネラル添加装置などを備えている。消毒コンテナH5は、浄化された水道水を紫外線、塩素、オゾンなどによって殺菌消毒するための処理槽である。
なお、上述した浄化手段8及び飲用水生成手段12の処理槽の配置及び構成は一例であって、排水される排出水の水質や目標とする浄化水準に応じて種々変更可能である。また、図中の符号TWは公共の上水道網から供給される水道水の流れを示している。水道水TWは、上述したように飲用水生成手段12に供給されるだけでなく、必要に応じて補給水として循環流路2にも供給するように構成してもよい。この場合の供給位置は、排出水の浄化処理がほぼ完了する、微細膜コンテナL5の下流側とするのが良い。また、図中の符号WW4は、濃縮水をスクリーン/流量調整コンテナL1に送水するための戻し管路である。
このように、本出願人が検討している新規の循環水利用システム1では、排出水を浄化する浄化手段8、及び水道水を浄化する飲用水生成手段12として、一連の浄化工程を例えば3以上の複数の処理工程に分割した内の一処理工程を行う処理装置がコンテナの内部に格納されたコンテナ式の処理槽が使用される。そして、最初の処理工程を行うコンテナ式の処理槽、次の処理工程を行うコンテナ式の処理槽、次々の処理工程を行うコンテナ式の処理槽、を現場に搬入し、それぞれを接続管で直列に接続することで浄化手段8が構築される。このようなコンテナ式の処理槽は、そのままの状態でトラックに積載して搬送することが出来るため、可搬性に優れている。また、コンテナ収容体に取り外し自在に収容されるため、設置・撤去を自在に行うことが出来る。
上記コンテナ式処理槽の1処理槽当たりの処理能力は、1,000人程度の排出水を処理できる規模を想定している。このため、例えば10,000人規模の人々が生活する地域や複合施設に対して本循環水利用システムを導入する場合には、同一の処理工程を行う処理槽も複数(例えば10個)必要となる。このように、同一処理工程を行う処理槽を複数備えることで、1処理槽当たりの処理能力を小さくすることが出来る。よって、対象地域における人口の変動や水需要の季節変動にも柔軟に対応可能である。また、代替の処理槽を準備することも容易であり、メンテナンス性にも優れている。
安全装置10は、上述した浄化手段8に異常等が発生した場合にも水需要体に対して安定的に循環水を供給するための装置である。
安全装置10は、図1に示したように、浄化手段8によって浄化された循環水の水質を監視する循環水監視手段32、及び浄化手段8を構成する処理槽の異常を検知する処理槽監視手段36、の少なくとも何れか一方を備えている。
循環水監視手段32は、浄化手段8の下流側に設けられ、図示した実施形態では、供給流路6に設けられている。循環水監視手段32の一例としては、循環水の色度、濁度、残留塩素、pH、導電率、水温などを例えば所定時間おきに自動的に測定する自動水質監視装置として構成することができる。また循環水監視手段32は、定置式の水質監視装置に替えて、可搬型の水質検査キットやマイクロ流体デバイスなどから構成されてもよい。
処理槽監視手段36は、中央処理装置(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、およびI/Oインターフェイスなどからなるマイクロコンピュータとして構成される。また、浄化手段8を構成する処理槽の各々には、その処理槽の異常を検知する異常検知センサが付設されている。そして、該異常検知センサが浄化手段8の処理槽の異常を検知した場合には、有線又は無線によって、その異常情報が処理槽監視手段36に送信されるように構成されている。
以上、このような本発明の一実施形態にかかる循環水利用システム1の安全装置10によれば、浄化手段8によって浄化された循環水の水質を監視する循環水監視手段32、及び浄化手段8を構成する処理槽の異常を検知する処理槽監視手段36、の少なくとも何れか一方を備えている。このため、浄化手段8の異常をいち早く検知することが出来るとともに、異常の検知された処理槽の修理・メンテナンスを迅速に行うことが出来るようになっている。
上記実施形態において、処理槽の異常を検知する異常検知センサは、飲用水生成手段12を構成する処理槽にも設けられていても良い。そして、該異常検知センサが処理槽の異常を検知した場合には、有線又は無線によって、その異常情報を処理槽監視手段36に送信されるように構成されていてもよい。
このような実施形態によれば、飲用水生成手段12の浄化手段8の異常をいち早く検知することが出来るとともに、異常の検知された処理槽の修理・メンテナンスを迅速に行うことが出来るようになっている。
また上記実施形態において、浄化手段8および飲用水生成手段12を構成する処理槽の各々には、その処理槽の稼働率を検出する稼働率センサが付設されていても良い。そして、該稼働率センサによって検出された各処理槽の稼働率に関する情報が、有線又は無線によって、浄化手段8から離れた位置にある処理槽監視手段36に送信されるようになっていても良い。送信された各処理槽の稼働率に関する情報は、処理槽監視手段36の表示部に表示される。本循環水利用システム1を監理するオペレータは、この処理槽監視手段36に表示される各処理槽の稼働率を監視する。
このような実施形態によれば、浄化手段8および飲用水生成手段12を構成する処理槽の稼働率を遠隔監視することで、処理槽の増設及び撤去の判断を迅速かつ容易に行うことが出来る。
幾つかの実施形態では、図1に示したように、上述した安全装置10は、供給流路6に設けられ、浄化手段8で浄化された循環水の水需要体3への供給を遮断可能な循環水遮断弁23と、循環水遮断弁23の作動を制御可能な循環水遮断弁制御ユニット23aと、をさらに備えている。そして、循環水監視手段32が浄化手段8で浄化された循環水の水質が規定の水質よりも悪化したことを検知すると、循環水遮断弁制御ユニット23aが循環水遮断弁23を作動させて水需要体3への循環水の供給を遮断するように構成されている。
このような実施形態によれば、循環水監視手段32が循環水の水質が規定の水質よりも悪化したことを検知すると、水需要体3への循環水の供給が遮断されるため、水質の悪化した循環水が水需要体3に供給されるのを防止することが出来るようになっている。
上記実施形態において、図1に示したように、上述した循環水利用システム1は、上水道網と供給流路6における循環水遮断弁23の下流側とを接続する異常時供給流路25をさらに備える。そして、上述した安全装置10は、異常時供給流路25に設けられ、該異常時供給流路25を開閉する制水弁35と、制水弁35の開閉を制御可能な制水弁制御ユニット35aと、をさらに備える。そして、循環水監視手段32が浄化手段8で浄化された循環水の水質が規定の水質よりも悪化したことを検知すると、循環水遮断弁制御ユニット23aが循環水遮断弁23を作動させて循環水の水需要体3への供給を遮断するとともに、制水弁制御ユニット35aが制水弁35を開弁して上水道網から供給流路6に水道水を供給するように構成されている。
このような実施形態によれば、循環水監視手段32が循環水の水質が規定の水質よりも悪化したことを検知すると、水需要体3への循環水の供給が遮断されるとともに、循環水に替わって水道水を生活用水として水需要体3に供給する。このため、循環水の水質が悪化しても、水需要体3に対して安定的に生活用水を供給することが出来るようになっている。
上記実施形態において、安全装置10は、排出流路4を流れる排出水の水質を監視する排出水監視手段33と、水需要体3を構成する複数の小口水需要体の各々から排出される排出水を一定量分だけ夫々貯留可能な複数の排出水貯留タンク42と、をさらに備える。そして、排出水監視手段33が、排出流路4を流れる排出水に予め規定した有害物質が含まれていることを検知すると、循環水遮断弁制御ユニット23aが循環水遮断弁23を作動させて循環水の水需要体への供給を遮断するとともに、制水弁制御ユニット35aが制水弁35を開弁して上水道網から供給流路6に水道水を供給するように構成されている。
ここで、排出水監視手段33の一例としては、循環水に含まれてはいけない有害物質として予め規定される、例えばヒ素、重金属、水銀、クロム、カドミウム、スズ、鉛などの有害物質の有無及び含有量を所定時間おきに自動的に測定する自動水質監視装置として構成することができる。また排出水監視手段33は、定置式の水質監視装置に替えて、可搬型の水質検査キットやマイクロ流体デバイスなどから構成されてもよい。
このような実施形態によれば、排出水監視手段33が、排出流路4を流れる排出水に予め規定した有害物質が規定量以上含まれていることを検知すると、水需要体3への循環水の供給が遮断されるとともに、循環水に替わって水道水を生活用水として水需要体3に供給する。このため、有害物質が含まれる循環水が水需要体3に供給されることを回避することが出来る。
また、本実施形態の安全装置10は、図1に示したように、複数の小口水需要体の各々から排出される排出水を一定量分だけ夫々貯留可能な複数の排出水貯留タンク42をさらに備えている。このため、排出水監視手段33が排出流路4を流れる排出水に有害物質が規定量以上含まれていることを検知した時に、これら複数の排出水貯留タンク42に貯留されている排出水の水質を検査することで、有害物質の排出源を早期に特定することが出来る。
図3は、処理槽監視手段の機能を説明するための図である。
幾つかの実施形態では、上述した浄化手段8は、排出水を浄化する一連の浄化工程を例えば3以上の複数の処理工程に分割した内の一処理工程を行う処理装置が容器の内部に格納された第1処理槽41a、41b、41c(例えば好気性コンテナL3)、複数の処理工程の内、第1処理槽41a、41b、41cで行われる処理工程の次処理工程を行う処理装置が容器の内部に格納された第2処理槽42a、42b、42c(例えば粗膜コンテナL4)、複数の処理工程の内、第2処理槽42a、42b、42cで行われる処理工程の次処理工程を行う処理装置が容器の内部に格納された第3処理槽43a、43b、43c(例えば微細膜コンテナL5)、の3つの処理槽が直列に接続されてなる、第1処理槽列41L、第2処理槽列42L、第3処理槽列43Lの3つの処理槽列を備える。そして、上述した安全装置10は、排出水を含む循環水を3つの処理槽列41L、42L、43Lの内の任意の処理槽列に流すように該循環水の流れを切り替え可能な切替手段45と、切替手段45を制御可能な切替手段制御ユニット45aと、を備える。そして、処理槽監視手段36が処理槽の異常を検知すると、切替手段制御ユニット45aが、異常が検知された処理槽を含む処理槽列に循環水が流れないように切替手段45を制御するように構成されている。
例えば、第2処理槽42bにおいて異常が検知された場合、切替手段制御ユニット45aは、第2処理槽42bを含む第2処理槽列42Lに循環水が流れないように切替手段45を制御する。この場合、排出水を含む循環水は、第1処理槽列41L及び第3処理槽列43Lのいずれか一方又は両方を流れることとなる。
なお、図示した実施形態では、処理槽列が3列の場合を例に説明したが、処理槽列は複数であれば、その数は特に3列に限定されない。また説明の便宜上、1つの処理槽列には3つの処理槽が直列に接続されている場合を例に説明したが、複数の処理槽が直列に接続されていればよいものである。
このような実施形態によれば、処理槽監視手段36が処理槽の異常を検知すると、異常が検知された処理槽を含む処理槽列に循環水が流れないように切替手段45が制御されるため、循環水の水質が悪化するのを未然に防ぐことが出来る。また、切替手段45により循環水の流れを切り替えることで、異常が検知された処理槽の修理・メンテナンスを迅速に行うことが出来るようになっている。
図4は、本発明の少なくとも一実施形態にかかる循環水利用システムを示した全体模式図である。図5は、図4に示した循環水利用システムに対応する模式図であって、特に、浄化手段及び飲用水生成手段における処理槽の配置例を示したものである。
幾つかの実施形態では、図4に示したように、循環水利用システム1は、浄化手段8で浄化された循環水を貯留する循環水貯留タンク38をさらに備えている。
循環水貯留タンク38の容量は、例えば水需要体3が1日当りに消費する生活用水量程度に設定される。この循環水貯留タンク38は、浄化手段8とは別に設けても良いし、図5に示したように、上述した貯水殺菌コンテナL7を循環水貯留タンク38としても良い。また、循環水貯留タンク38の設置位置は、浄化手段8よりも下流側であれば良く、例えば図6に示したように、供給流路6に設けられても良い。この際、循環水貯留タンク38を循環水遮断弁23よりも下流側に設けることで、循環水遮断弁23が作動した場合であっても、循環水貯留タンク38から水需要体3に対して貯留している循環水を供給することが出来る。
このような実施形態によれば、循環水の水質が悪化した場合や、処理槽の異常によって一時的に浄化手段8の浄化処理能力が低下した場合であっても、循環水貯留タンク38に貯留されている循環水を水需要体3に供給することで、水需要体3に供給する循環水の不足に対応することが出来る。
上記実施形態において、安全装置10は、循環水貯留タンク38に貯留されている循環水の貯留量を計測する貯留量計測手段38aと、浄化手段8の駆動を制御する浄化手段制御ユニット8aと、をさらに備えている。
貯留量計測手段38aの一例としては、循環水貯留タンク38の水位を計測する水位計などが挙げられる。浄化手段制御ユニット8aは、例えばポンプやバルブ類を制御することで、浄化手段8に送水される循環水の供給を制御することや、浄化手段8を構成する各種処理槽の機器類の駆動を制御することで、浄化手段8全体の駆動を制御するように構成される。
このような実施形態によれば、例えば、常時は電力料金が安い例えば夜間などの時間帯に浄化手段8を優先的に駆動させることで、浄化コストを削減することが出来る。また、貯留量計測手段38aで計測した循環水貯留タンク38の貯留量が規定貯留量を下回った場合には、時間帯に関係なく浄化手段8を駆動させることで、水需要体3に供給する生活用水が不足する事態を回避することが出来る。
幾つかの実施形態では、図4に示したように、供給流路6から水需要体3に供給される生活用水量を計測する生活用水量計測手段18cと、生活用水量の需要予測を行う需要予測部39とを備える。
需要予測部39は、中央処理装置(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、およびI/Oインターフェイスなどからなるマイクロコンピュータとして構成されている。生活用水量計測手段18cは、例えば流量計18cなどからなる。そして、生活用水量計測手段18cで計測された生活用水量を時々刻々と記憶するとともに、該記憶している過去の生活用水量に基づいて、将来の生活用水の水需要を予測するように構成されている。
水需要の予測方法としては、過去の同じ月、日、曜日、時間帯などにおいて供給された生活用水量を水需要の予測値とすることが出来る。また、気温や湿度などの外気情報に基づいて、水需要の予測値を補正することも出来る。
このような実施形態によれば、水需要の予測結果に応じて適宜浄化手段8を駆動させることが出来るため、浄化手段8を効率的に運用することが出来る。
図7は、本発明の少なくとも一実施形態にかかる循環水利用システムを示した全体模式図である。図8は、図7に示した循環水利用システムに対応する模式図であって、特に、浄化手段及び飲用水生成手段における処理槽の配置例を示したものである。
幾つかの実施形態では、図7に示したように、上述した循環水利用システム1は、循環流路2と飲用水生成手段12とを接続し、浄化手段8によって浄化された循環水を飲用水生成手段12に供給するための浄化水供給管22をさらに備えている。そして、上述した安全装置10は、浄化水供給管22を開閉する第2制水弁24と、上水道網の断水を検知可能な断水検知手段26と、第2制水弁24の開閉を制御する第2制水弁制御ユニット24aと、をさらに備える。そして、断水検知手段26が上水道網の断水を検知すると、第2制水弁制御ユニット24aが第2制水弁24を開弁して飲用水生成手段12に浄化手段8によって浄化された循環水を供給するように構成されている。断水の検知方法としては、水道局などから発信される断水情報を利用することが出来る。
このような実施形態によれば、断水検知手段26が上水道網の断水を検知すると、第2制水弁制御ユニット24aが第2制水弁24を開弁して飲用水生成手段12に浄化手段8によって浄化された循環水が供給される。このため、上水道網の断水時にも飲用水生成手段12に対して継続的に給水することで、水需要体3に対して安定的に飲用水を供給することが出来るようになっている。
図9は、本発明の少なくとも一実施形態にかかる循環水利用システムを示した全体模式図である。
幾つかの実施形態では、上述した循環水利用システム1は、上述した実施形態と同様、循環流路2と飲用水生成手段12とを接続し、浄化手段8によって浄化された循環水を飲用水生成手段12に供給するための浄化水供給管22をさらに備えている。また、上述した安全装置10は、浄化水供給管22を開閉する第2制水弁24と、第2制水弁24の開閉を制御する第2制水弁制御ユニット24aと、水道水の水質を監視する水道水監視手段28と、水道水の導水を遮断可能な水道水遮断弁30と、水道水遮断弁30の作動を制御する水道水遮断弁制御ユニット30aと、をさらに備える。そして、水道水監視手段28が水道水の水質が規定の水質よりも悪化したことを検知すると、第2制水弁制御ユニット24aが第2制水弁24を開弁して飲用水生成手段12に浄化手段8によって浄化された循環水を供給するとともに、遮断弁制御ユニット30aが水道水遮断弁30を作動させて水道水の導水を遮断するように構成されている。
水道水監視手段28の一例としては、上述した循環水監視手段32と同様に、水道水の色度、濁度、残留塩素、pH、導電率、水温などを例えば所定時間おきに自動的に測定する自動水質監視装置として構成することができる。また水道水監視手段28は、定置式の水質監視装置に替えて、可搬型の水質検査キットやマイクロ流体デバイスなどから構成されてもよい。
このような実施形態によれば、水道水監視手段28が水道水の水質が規定の水質よりも悪化したことを検知すると、水道水遮断弁制御ユニット30aが水道水遮断弁30を作動させて水道水の導水を遮断するとともに、第2制水弁制御ユニット24aが第2制水弁24を開弁して飲用水生成手段12に浄化手段8によって浄化された循環水が供給される。このため、水道水の水質悪化時にも飲用水生成手段12に対して継続的に給水することで、水需要体3に対して安定的に飲用水を供給することが出来るようになっている。
図10は、本発明の少なくとも一実施形態にかかる循環水利用システムを示した全体模式図である。図11は、図10に示した循環水利用システムに対応する模式図であって、特に、浄化手段及び飲用水生成手段における処理槽の配置例を示したものである。
幾つかの実施形態では、図10および図11に示したように、浄化手段8を構成する処理槽L1〜L8の内の2つは、排出水に含まれる汚泥をろ過処理する精密ろ過膜を有する汚泥分離処理槽、及び該汚泥分離処理槽で行われる処理工程の次処理工程を行う、排出水をろ過処理する高度処理槽、からなり、汚泥分離処理槽から排出される被処理水を水需要体3に中水として供給する中水供給路34をさらに備える。
排出水に含まれる汚泥をろ過処理する精密ろ過膜を有する汚泥分離処理槽とは、上述した浄化手段8を構成する複数の処理槽の内の粗膜コンテナL4に相当する。また、排出水をろ過処理する高度処理槽とは、上述した浄化手段8を構成する複数の処理槽の内の微細膜コンテナL5に相当する。
水需要体3が事務所3cの集合体からなるオフィスビルなどの場合は、水需要体3に供給される生活用水の中でも人の肌に接しない、例えばトイレの洗浄水等に使用される生活用水の割合が高いことが考えられる。したがって、このような実施形態によれば、汚泥分離処理槽によって洗浄用水として利用可能な程度まで浄化された循環水を中水として水需要体3に供給することで、以後の浄化工程にかかるエネルギーコストを低減することが出来る。
また、このように浄化した循環水を水需要体3に中水として供給する中水供給路34を備えていれば、上述した実施形態のように、浄化手段8で浄化された循環水の水質が規定の水質よりも悪化した場合や、排出水に有害物質が規定量以上含まれていることが検知された場合であって、循環水遮断弁23が作動して水需要体3に対する循環水の供給がストップした場合であっても、浄化手段8で浄化した循環水を中水として利用することが出来る。
以上、本発明の好ましい形態について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではない。例えば上述した実施形態を組み合わせても良く、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。
本発明の少なくとも一実施形態は、公共の上水道網とは別に、特定の地域を対象として構築される循環水利用システムにおいて好適に用いることが出来る。
1 循環水利用システム
2 循環流路
3 水需要体
3a 住居
3b テナント
3c 事務所
4 排出流路
6 供給流路
8 浄化手段
8a 浄化手段制御ユニット
10 安全装置
12 飲用水生成手段
14 飲用水供給手段
14a 飲用水送水管
14b 貯留タンク、飲用水タンク
14c 飲用水配管
16 水道水導水管
18c 生活用水量計測手段(流量計)
22 浄化水供給管
23 循環水遮断弁
23a 循環水遮断弁制御ユニット
24 第2制水弁
24a 第2制水弁制御ユニット
25 異常時供給流路
26 断水検知手段
28 水道水監視手段
30 水道水遮断弁
30a 水道水遮断弁制御ユニット
32 循環水監視手段
32a 報知手段
33 排出水監視手段
34 中水供給路
35 制水弁
35a 制水弁制御ユニット
36 処理槽監視手段
38 循環水貯留タンク
38a 貯留量計測手段
39 需要予測部
42 排出水貯留タンク
45 切替手段
45a 切替手段制御ユニット

Claims (9)

  1. 循環水利用システムの安全装置であって、
    前記循環水利用システムは、
    循環水が流れる循環流路と、
    前記循環流路を流れる循環水を使用する、住居、テナント、及び事務所の内の少なくとも一種からなる小口水需要体が複数集まって構成される水需要体、から排出される排出水を前記循環流路へ排出する排出流路と、
    前記循環流路を流れる前記排出水を含む循環水を浄化する、複数の処理槽が接続されてなる浄化手段と、
    前記浄化手段で浄化された循環水を前記水需要体に供給する供給流路と、
    前記循環水利用システムにおける前記循環水の供給を制御する安全装置と、を少なくとも含み、
    前記安全装置は、前記浄化手段によって浄化された循環水の水質を監視する循環水監視手段、及び前記浄化手段を構成する前記処理槽の異常を検知する処理槽監視手段、の少なくとも何れか一方を備える
    循環水利用システムの安全装置。
  2. 前記安全装置は、
    前記供給流路に設けられ、前記浄化手段で浄化された循環水の前記水需要体への供給を遮断可能な循環水遮断弁と、
    前記循環水遮断弁の作動を制御可能な循環水遮断弁制御ユニットと、をさらに備え、
    前記循環水監視手段が前記浄化手段で浄化された循環水の水質が規定の水質よりも悪化したことを検知すると、前記循環水遮断弁制御ユニットが前記循環水遮断弁を作動させて前記水需要体への前記循環水の供給を遮断するように構成されている
    請求項1に記載の循環水利用システムの安全装置。
  3. 前記循環水利用システムは、
    上水道網と前記供給流路における前記循環水遮断弁の下流側とを接続する異常時供給流路をさらに備え、
    前記安全装置は、
    前記異常時供給流路に設けられ、該異常時供給流路を開閉する制水弁と、
    前記制水弁の開閉を制御可能な制水弁制御ユニットと、をさらに備えるとともに、
    前記循環水監視手段が前記浄化手段で浄化された循環水の水質が規定の水質よりも悪化したことを検知すると、前記循環水遮断弁制御ユニットが前記循環水遮断弁を作動させて前記循環水の前記水需要体への供給を遮断するとともに、前記制水弁制御ユニットが前記制水弁を開弁して前記上水道網から前記供給流路に水道水を供給するように構成されている
    請求項2に記載の循環水利用システムの安全装置。
  4. 前記安全装置は、
    前記排出流路を流れる前記排出水の水質を監視する排出水監視手段と、
    前記水需要体を構成する複数の小口水需要体の各々から排出される前記排出水を一定量分だけ夫々貯留可能な複数の排出水貯留タンクと、をさらに備え、
    前記排出水監視手段が、前記排出流路を流れる前記排出水に予め規定した有害物質が規定量以上含まれていることを検知すると、前記循環水遮断弁制御ユニットが前記循環水遮断弁を作動させて前記循環水の前記水需要体への供給を遮断するとともに、前記制水弁制御ユニットが前記制水弁を開弁して前記上水道網から前記供給流路に水道水を供給するように構成されている
    請求項3に記載の循環水利用システムの安全装置。
  5. 前記浄化手段は、
    前記排出水を浄化する一連の浄化工程を複数の処理工程に分割し、各処理工程を行う処理装置が夫々容器の内部に格納された複数の処理槽が直列に接続されてなる処理槽列を複数備え、
    前記安全装置は、
    前記排出水を含む循環水を前記複数の処理槽列の内の任意の処理槽列に流すように該循環水の流れを切り替え可能な切替手段と、
    前記切替手段を制御可能な切替手段制御ユニットと、を備えるとともに、
    前記処理槽監視手段が前記処理槽の異常を検知すると、前記切替手段制御ユニットが、異常が検知された処理槽を含む処理槽列に前記循環水が流れないように前記切替手段を制御するように構成されている
    請求項1に記載の循環水利用システムの安全装置。
  6. 前記循環水利用システムは、前記浄化手段で浄化された循環水を貯留可能な循環水貯留タンクをさらに備える
    請求項2〜5の何れか一項に記載の循環水利用システムの安全装置。
  7. 前記循環水利用システムは、
    上水道網から導水した水道水を浄化して前記水需要体のための飲用水を生成する飲用水生成手段と、
    前記循環流路と前記飲用水生成手段とを接続し、前記浄化手段によって浄化された循環水を前記飲用水生成手段に供給するための浄化水供給管と、をさらに備え、
    前記安全装置は、
    前記浄化水供給管を開閉する第2制水弁と、
    前記上水道網の断水を検知可能な断水検知手段と、
    前記第2制水弁の開閉を制御する第2制水弁制御ユニットと、をさらに備えるとともに、
    前記断水検知手段が前記上水道網の断水を検知すると、前記第2制水弁制御ユニットが前記第2制水弁を開弁して前記飲用水生成手段に前記浄化手段によって浄化された循環水を供給するように構成されている
    請求項1に記載の循環水利用システムの安全装置。
  8. 前記循環水利用システムは、
    上水道網から導水した水道水を浄化して前記水需要体のための飲用水を生成する飲用水生成手段と、
    前記循環流路と前記飲用水生成手段とを接続し、前記浄化手段によって浄化された循環水を前記飲用水生成手段に供給するための浄化水供給管と、をさらに備え、
    前記安全装置は、
    前記浄化水供給管を開閉する第2制水弁と、
    前記第2制水弁の開閉を制御する第2制水弁制御ユニットと、
    前記水道水の水質を監視する水道水監視手段と、
    前記水道水の導水を遮断可能な水道水遮断弁と、
    前記水道水遮断弁の作動を制御する水道水遮断弁制御ユニットと、をさらに備えるとともに、
    前記水道水監視手段が前記水道水の水質が規定の水質よりも悪化したことを検知すると、前記第2制水弁制御ユニットが前記第2制水弁を開弁して前記飲用水生成手段に前記浄化手段によって浄化された循環水を供給するとともに、前記遮断弁制御ユニットが前記水道水遮断弁を作動させて前記水道水の導水を遮断するように構成されている
    請求項1に記載の循環水利用システムの安全装置。
  9. 循環水が流れる循環流路と、
    前記循環流路を流れる循環水を使用する、住居、テナント、及び事務所の内の少なくとも一種からなる小口水需要体が複数集まって構成される水需要体、から排出される排出水を前記循環流路へ排出する排出流路と、
    前記循環流路を流れる前記排出水を含む循環水を浄化する、複数の処理槽が接続されてなる浄化手段と、
    前記浄化手段で浄化された循環水を前記水需要体に供給する供給流路と、
    請求項1〜8何れか一項に記載の循環水利用システムの安全装置と、を含む
    循環水利用システム。

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