JP2015027698A - プレス成形方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製品形状を変えることなく、割れやしわなどの成形不良の発生させずにスプリングバックを低減させることができるプレス成形方法を得る。【解決手段】本発明に係るプレス成形方法は、ダイ3とパンチ5によってパンチ底部31aおよび縦壁部31bを製品形状に第1下死点まで成形すると共に、外側フランジ部31cおよび内側フランジ部31dについて、外側フランジ部31cに対しては長手方向の線長が製品形状のフランジ部の線長よりも短く、内側フランジ部31dに対しては長手方向の線長が製品形状のフランジ部の線長よりも長くなるように成形する第1成形工程と、ダイとフランジ成形用ダイ7によって第1成形工程で成形された外側フランジ部31cおよび内側フランジ部31dを製品形状に第2下死点まで成形する第2成形工程とを備え、第1成形工程と第2成形工程を1度のプレス成形で行うことを特徴とするものである。【選択図】 図1

Description

本発明は、長手方向に延びる溝形状部を有し、該溝形状部を形成する一対の縦壁部の少なくとも一方に長手方向に沿って湾曲するフランジ部を有する製品形状の成形品を成形するプレス成形方法及び装置に関する。
プレス成形とは、その対象物である材料(ブランク)に金型を押し付けることにより、金型の形状をブランクに転写して加工を行う方法のことである。プレス成形においては、プレス成形品を金型から取り出した後に、そのプレス成形品内の残留応力が弾性回復することによって起こる形状不良、いわゆるスプリングバックが発生し、所望の形状とは異なってしまう問題がしばしば発生する。
スプリングバックがどの程度生じるかについては、主に材料の強度に大きく影響される。昨今では、特に自動車業界を中心に、自動車車体の軽量化の観点から車体部品に高強度な鋼板を使用する傾向が強くなっており、このような材料の高強度化に伴いスプリングバックの生じる程度が大きくなっている。
このため、スプリングバック後の形状を設計形状に近づけるために、生産現場では熟練者によって金型を幾度も修正して、トライアル&エラーを重ねなければならず、その結果、生産期間が長期化してしまう。
したがって、スプリングバックを効果的に低減できる方法を開発することは、自動車の開発期間やコストを削減する上でもますます重要な課題であると言える。
スプリングバックの低減には、その発生原因である応力のコントロールが必要不可欠である。
応力をコントロールしてスプリングバックを低減するものとして、例えば特許文献1に記載の「薄鋼板のプレス成形用金型装置」がある。特許文献1は、ハット断面部品をフォーム成形する際に、フランジ部に凸ビードを設けた金型でプレス成形する方法である。この方法は、下死点直前でブランクが凸ビードにロックされてブランクの縦壁部に引張変形が付与され、縦壁部の反りの原因であった板厚方向の応力差が解消されるというものである。
また、他の例として、パンチの外周に設置されたブランクホルダに窪みを設けた金型で成形する方法が特許文献2に提案されている。この方法は、成形中、ブランクホルダの窪みにブランク端部が入り込み、さらに成形が進むとブランク端部が窪み内壁に引っ掛かって拘束された状態となる。このため、ブランクが外へ流出しなくなるので、下死点直前でブランクの縦壁部に面内圧縮応力を付与することができ、板厚方向の応力差が解消されるというものである。
特許第4090028号公報 特開2010-99700号公報
特許文献1の方法では、成形された部品のフランジ部にビード形状が残ってしまうため、組立工程において他部品との溶接時に不具合が生じる可能性がある。そのため、ビード形状が残存する部分をカットするか、あるいは製品内にビード形状が入らないようにブランク長さを長くとる必要がある。
また、特許文献1、2は、スプリングバックによってある断面に生じる形状変化に対する対策である。しかし、実際の部品ではねじれや曲がりといった部品全体に生ずる3次元的なスプリングバックが問題となる場合も多く、特許文献1、2はこのような問題に対する充分な対策とはなり得ない。
本発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、製品形状を変えることなく、ねじれや曲がりといった3次元的なスプリングバックを低減するプレス成形方法及び装置を提供することを目的としている。
発明者は上記課題を解決するため、図14に示すようなパンチ底部31a、縦壁部31bからなる溝形状部31eおよびフランジ部(外側フランジ31cおよび内側フランジ31d)で形成され、かつ長手方向に沿って湾曲するフランジを有する成形品31をフォーム成形した際に成形品31に生じるスプリングバックの形態について検討した。
従来のフォーム成形では図15の斜視図、図16の断面図に示すようにダイ103とパンチ105でブランク23を挟み込むことで成形を行う。図17は成形前後のブランク外形線を示した図である。湾曲曲率の大きい側のフランジ(以下、内側フランジ31d)に該当する外形線は成形によりブランクが流入することで曲率は小さくなり(曲率半径は大きくなり)線長が長くなる(A0B0→A1B1)。つまり、内側フランジ31dは伸びフランジ変形となり下死点では長手方向に引張応力が残存する。
一方、湾曲曲率の小さい側のフランジ(以下、外側フランジ31c)ではその逆で、外形線は成形によりブランクが流入することで曲率は大きくなり(曲率半径は小さくなり)線長が短くなる(C0D0→C1D1)。つまり、外側フランジ31cは縮みフランジ変形となり下死点では長手方向に圧縮応力が残留する。
これらの残留応力は離型時に弾性回復し、内側フランジ31dでは縮み変形、外側フランジ31cは伸び変形となり、その結果、図18に示すように部品は湾曲曲率が大きく(曲率半径が小さく)なるような曲がり変形となるスプリングバックが生ずる。なお図18において、破線がスプリングバック前の形状を示しており、実線がスプリングバック後の形状を示している。
以上のように、長手方向に湾曲したフランジ部を有する成形部品ではフランジ部における残留応力が離型時に解放されるため、部品全体に曲がり変形を与えるスプリングバックを生じさせている。このことから、このような部品では、フランジ部の残留応力の低減が部品のスプリングバック低減に非常に重要であると言える。
そこで、発明者は、フランジ部の残留応力を低減する方法として、プレス成形過程においてフランジ部の線長を製品形状よりも大きく変化させ、その後にフランジ部の線長を製品形状に戻すような成形をすることを考えた。
本発明はかかる知見に基づいてなされたものであり、具体的には以下の構成からなるものである。
(1)本発明の一つの形態に係るプレス成形方法は、長手方向に延びる溝形状部を有し、該溝形状部を形成する一対の縦壁部の少なくとも一方に長手方向に沿って湾曲するフランジ部を有する製品形状の成形品を成形するプレス成形方法であって、
ダイとパンチによって前記溝形状部を前記製品形状に第1下死点まで成形すると共に、縮みフランジ変形を受けるフランジ部または伸びフランジ変形を受けるフランジ部の少なくとも一方について、縮みフランジ変形を受けるフランジ部に対しては長手方向の線長が前記製品形状のフランジ部の線長よりも短く、伸びフランジ変形を受けるフランジ部に対しては長手方向の線長が前記製品形状のフランジ部の線長よりも長くなるように成形する第1成形工程と、
前記ダイとフランジ成形用ダイによって前記第1成形工程で成形された前記フランジ部を製品形状に第2下死点まで成形する第2成形工程とを備え、
前記第1成形工程と前記第2成形工程を1度のプレス成形で行うことを特徴とするものである。
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記第2成形工程は、前記フランジ成形用ダイに前記フランジ部の一部が当接した状態で、前記ダイと前記パンチを前記溝形状部を前記第1下死点で保持したまま前記フランジ成形用ダイに近づけることを特徴とするものである。
(3)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記第2成形工程は、前記ダイと前記パンチを前記溝形状部を前記第1下死点で保持したまま停止させ、前記フランジ成形用ダイを前記ダイ側に近づけることを特徴とするものである。
(4)また、上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のものにおいて、前記一対の縦壁のいずれか一方のフランジ部に第1成形工程と第2成形工程を適用することを特徴とするものである。
(5)また、上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のものにおいて、前記一対の縦壁の両方のフランジ部に第1成形工程と第2成形工程を適用することを特徴とするものである。
(6)また、上記(1)乃至(5)のいずれかに記載のものにおいて、パンチ底部を有する成形品を成形する場合において、前記ブランクにおける前記パンチ底部に相当する部位をパッドで押えて前記第1成形工程および第2成形工程を行うことを特徴とするものである。
(7)本発明の一つの形態に係るプレス成形装置は、長手方向に延びる溝形状部を有し、該溝形状部を形成する一対の縦壁部の少なくとも一方に長手方向に沿って湾曲するフランジ部を有する製品形状の成形品を成形するプレス成形装置であって、
凹陥部と該凹陥部の両側にフランジ成形部を有するダイと、該ダイの前記凹陥部に上部が挿入されるパンチと、前記ダイの前記フランジ成形部と協働して前記フランジ部を成形するフランジ成形用ダイとを有し、
前記パンチは前記フランジ成形用ダイに対して相対移動可能に設置されると共に所定の圧力が作用したときに相対移動するように支持装置に支持されており、
前記パンチを前記支持装置によって前記フランジ成形用ダイに対して所定高さで支持し、この状態で前記パンチの上部を前記ダイの前記凹陥部に挿入させて、前記溝形状部を成形し、
前記ダイと前記パンチで前記溝形状部を保持したまま、前記支持装置によるパンチを支持する支持力よりも大きい力で前記ダイを移動させて、前記ダイと前記フランジ成形用ダイで前記フランジ部を成形することを特徴とするものである。
(8)また、長手方向に延びる溝形状部を有し、該溝形状部を形成する一対の縦壁部の少なくとも一方に長手方向に沿って湾曲するフランジ部を有する製品形状の成形品を成形するプレス成形装置であって、
凹陥部と該凹陥部の両側にフランジ成形部を有するダイと、該ダイの前記凹陥部に上部が挿入されるパンチと、前記ダイの前記フランジ成形部と協働して前記フランジ部を成形するフランジ成形用ダイとを有し、
前記パンチは前記フランジ成形用ダイに対して相対移動可能に設置されると共に所定の圧力が作用したときに相対移動するように支持装置に支持されており、
前記パンチを前記支持装置によって前記フランジ成形用ダイに対して所定高さで支持し、この状態で前記パンチの上部を前記ダイの前記凹陥部に挿入させて、前記溝形状部を成形し、
前記ダイと前記パンチで前記溝形状部を保持したまま、前記フランジ成形用ダイを移動させて、前記ダイと前記フランジ成形用ダイで前記フランジ部を成形することを特徴とするものである。
(9)また、上記(7)又は(8)に記載のものにおいて、前記フランジ成形用ダイに対する前記パンチの相対移動距離をh、前記製品形状のフランジ幅をLとしたときに、0.05<h/L<1.0の条件を満たすことを特徴とするものである。
(10)また、上記(7)乃至(9)のいずれかに記載のものにおいて、前記フランジ成形用ダイは前記一対の縦壁のいずれか一方にフランジ部を成形することを特徴とするものである。
(11)また、上記(7)乃至(9)のいずれかに記載のものにおいて、前記フランジ成形用ダイは前記一対の縦壁の両方にフランジ部を成形することを特徴とするものである。
(12)また、上記(7)乃至(11)のいずれかに記載のものにおいて、前記ブランクの一部を前記パンチと協働して挟持するパッドを有していることを特徴とするものである。
本発明においては、ダイとパンチによって前記溝形状部を前記製品形状に第1下死点まで成形すると共に、縮みフランジ変形を受けるフランジ部または伸びフランジ変形を受けるフランジ部の少なくとも一方について、縮みフランジ変形を受けるフランジ部に対しては長手方向の線長が前記製品形状のフランジ部の線長よりも短く、伸びフランジ変形を受けるフランジ部に対しては長手方向の線長が前記製品形状のフランジ部の線長よりも長くなるように成形する第1成形工程と、前記ダイとフランジ成形用ダイによって前記第1成形工程で成形された前記フランジ部を製品形状に第2下死点まで成形する第2成形工程とを備え、前記第1成形工程と前記第2成形工程を1度のプレス成形で行うようにしたので、第1成形工程でフランジ部に生ずる長手方向のひずみを第2成形工程で戻すことができ、これによってフランジ部に生ずる残留応力を小さくすることができ、部品全体に曲り変形を与えるスプリングバックを低減することができる。
本発明の実施の形態1に係るプレス成形方法の説明図である。 本発明の実施の形態1に係るプレス成形装置の要部の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るプレス成形装置の要部の縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係るプレス成形方法の効果のメカニズムの説明図である(その1)。 本発明の実施の形態1に係るプレス成形方法の効果のメカニズムの説明図である(その2)。 本発明の実施の形態2に係るプレス成形方法の説明図である。 本発明の実施の形態3に係るプレス成形装置の要部の説明図である。 図7のプレス成形装置を用いたプレス成形方法の説明図である。 本発明の実施の形態4に係るプレス成形装置の要部の説明図である。 本発明を適用可能なプレス成形品の形状の態様を説明する説明図である。 本発明の実施例1に係るプレス成形品の製品形状の説明図である(その1)。 本発明の実施例1に係るプレス成形品の製品形状の説明図である(その2)。 本発明の実施例1に係るスプリングバック量の評価方法の説明図である。 本発明の課題の説明図であって、従来のプレス成形方法で成形されるプレス成形品の斜視図である。 本発明の課題の説明図であって、従来のプレス成形装置の金型の斜視図である。 本発明の課題の説明図であって、従来のプレス成形方法の説明図である。 本発明の課題の説明図であって、従来のプレス成形方法によって成形された成形品におけるスプリングバックの発生メカニズムの説明図である。 本発明の課題の説明図であって、従来のプレス成形方法によって成形された成形品におけるスプリングバックの説明図である。 本発明を適用可能な製品形状の一例である(その1)。 本発明を適用可能な製品形状の一例である(その2)。 本発明を適用可能な製品形状の一例である(その3)。 本発明の実施例3に係るプレス成形品の製品形状の説明図である。 本発明の実施例3に係るプレス成形装置の要部の斜視図である。 本発明の実施例3に係る比較例としての従来のプレス成形装置の金型の斜視図である。 本発明の実施例3に係るスプリングバック量の評価方法の説明図である。
[実施の形態1]
本発明の一実施の形態に係るプレス成形方法は、図14に示す製品形状を有する成形品31を成形するプレス成形方法であって、図1に示すように、ダイ3とパンチ5によってパンチ底部31a及び縦壁部31bを製品形状に第1下死点まで成形すると共に、外側フランジ部31cおよび内側フランジ部31dについて、外側フランジ部31cに対しては長手方向の線長が成形品31のフランジ部の線長よりも短く、内側フランジ部31dに対しては長手方向の線長が成形品31のフランジ部の線長よりも長くなるように成形する第1成形工程(図1(a)〜図1(c)参照)と、ダイ3とフランジ成形用ダイ7によって第1成形工程で成形された外側フランジ部31cおよび内側フランジ部31dを成形品31の製品形状に第2下死点まで成形する第2成形工程(図1(d)参照)とを備え、第1成形工程と第2成形工程を1度のプレス成形で行うことを特徴とするものである。
なお、成形品31は長手方向に沿って湾曲するフランジを有しているため、湾曲する円弧の外側フランジ部31cの湾曲曲率が小さくなり、内側フランジ部31dの湾曲曲率が大きくなっている。したがって、外側フランジ部31cが本発明の縮みフランジ変形を受けるフランジ部に対応し、内側フランジ部31dが本発明の伸びフランジ変形を受けるフランジ部に対応している。
上記プレス成形方法について詳細に説明するのに先立って、上記プレス成形方法を実施するためのプレス成形装置1について図1〜図3に基づいて概説する。
本発明の一実施の形態に係るプレス成形装置1は、長手方向に沿って湾曲する凹陥部3aを有するダイ3と、ダイ3の凹陥部3aに上部が挿入されることでパンチ底部31aと縦壁部31bを成形するパンチ5と、ダイ3のフランジ成形部3bと協働して内側フランジ部31dおよび外側フランジ部31cを成形するフランジ成形用ダイ7を有している。以下、各構成について説明する。
<ダイ>
ダイ3の凹陥部3aは、パンチ5の上部と共にパンチ底部31aと縦壁部31bからなる溝形状部31e(図14)を成形する。ダイ3のフランジ成形部3bは、フランジ成形用ダイ7とで内側フランジ部31dおよび外側フランジ部31cを成形する。
<フランジ成形用ダイ>
フランジ成形用ダイ7はパンチ5の下部が上下動可能に設置されるパンチ設置溝7aを有している。
パンチ設置溝7aには、パンチ5の押し縮み可能な支持機構8が設けられている。
なお、支持機構8は、ダイ3とパンチ5とでパンチ底部31aと縦壁部31bを成形する際(第1成形工程)にパンチ5に作用する押圧力によっては押し縮められないように設定されている。なお、支持機構8はバネ、ゴム等の弾性体、圧力流体圧シリンダ等を適用できる。
<パンチ>
パンチ5は、凸条からなる。上述したように、パンチ5の下部はフランジ成形用ダイ7のパンチ設置溝7aに上下動可能に設置されている。
パンチ5の下面がパンチ設置溝7aに当接すると、図1(d)に示すように、パンチ5の縦壁部成形面最下端5aがフランジ成形用ダイ7のパンチ設置溝7aの溝壁上端6に連続するようになっている。プレス成形開始時においては、パンチ5の縦壁部成形面最下端5aがフランジ成形用ダイ7のパンチ設置溝7aの溝壁上端6から所定の高さになるように支持機構8によって支持されており、この高さがパンチ5の相対移動距離hに相当する。相対移動距離hは支持機構8の長さを変えることにより容易に変更可能である。
以上のように構成されたプレス成形装置1を用いた本発明の一実施の形態に係るプレス成形方法について詳細に説明する。
本発明の特徴は、プレス成形中において、内側フランジ部31dおよび外側フランジ部31cの長手方向の線長を僅かに変化させることによってスプリングバックを緩和するという点にある。この点に着目しながら図1および図4に基づいて詳細に説明する。
図4は、内側フランジ31dと外側フランジ部31cにおけるプレス成形開始前から第1下死点さらに第2下死点までの線長の変化を説明する説明図である。図4では、湾曲の内側および外側について、破線の丸で囲んだ部分を拡大して示している。各拡大図において、破線がプレス成形前のブランク23の内側端23aおよび外側端23b、点線が第1下死点における内側端23aおよび外側端23b、そして実線が第2下死点における内側端23aおよび外側端23bをそれぞれ示している。
図4に示すように、例えば、プレス成形開始前のA0点、B0点はそれぞれ、第1下死点ではA1点、B1点になり、第2下死点ではA2点、B2点となり、線長はA0B0→A1B1→A2B2と変化する。
ブランク23は、図1(a)に示すように、パンチ5の上面に載置する。パンチ5はフランジ成形用ダイ7からの高さがhとなるように支持機構8によって支持されている。
<第1成形工程>
まず、ダイ3を移動させて(図1(b)参照)パンチ底部31aと縦壁部31bを製品形状に成形する(第1下死点、図1(c)参照)(第1成形工程)。
上述したとおり、この間、パンチ5は移動しないように支持機構8によって支持されている。
縦壁部31bが成形される際にブランク23が内方に流入することによって、ブランク23の内側端23aおよび外側端23bは、図1(b)および図1(c)の太矢印に示すように、パンチ5側に移動する。
図4の湾曲の内側の拡大図を見ると、成形開始から第1下死点までの間(第1成形工程)、ブランク23の流入により内側端23aにおけるA0B0はA1B1となり、内側端23aの線長は引き伸ばされて長くなる(伸びフランジ変形)。
一方、湾曲の外側では、図4の拡大図に示す通り、ブランク23の流入により外側端23bにおけるC0D0はC1D1となり、外側端23bの線長は縮められて短くなる(縮みフランジ変形)。
<第2成形工程>
次に、支持機構8によるパンチ5の支持力よりもダイ3の押下力を強くして、ダイ3およびパンチ5を一体として、パンチ底部31aおよび縦壁部31bを保持させたまま移動させる。こうすることで、ダイ3のフランジ成形部3bとフランジ成形用ダイ7によって内側フランジ部31dおよび外側フランジ部31cが製品形状に成形される(第2下死点、図1(d)参照)(第2成形工程)。
このときブランク23の内側端23aおよび外側端23bは、図1(d)中の太矢印に示すように、外方に移動する。
図4の湾曲の内側の拡大図を見ると、第2下死点において、内側端23aは外側に押し出される(流出する)変形をするため、内側端23aの線長は僅かに短くなり(A1B1→A2B2)、成形品31の製品形状における内側フランジ部31dの線長となる。
一方、湾曲の外側では、外側端23bの線長が僅かに長くなる(C1D1→C2D2)。
このように、内側フランジ部31dにおいては、第1成形工程において、一旦、成形品31の製品形状よりも線長が長くなる成形を行い、第2成形工程において成形品31の製品形状の線長に戻す成形を行い、外側フランジ部31cにおいては、第1成形工程において、一旦、成形品31の製品形状よりも線長が短くなる成形を行い、第2成形工程において成形品31の製品形状の線長に戻す成形を行うようにしている。このため、内側フランジ部31dおよび外側フランジ部31cにおいて、第1成形工程で生じたひずみが第2成形工程で僅かに戻されることになり、これに伴い残留応力が大幅に低減される。
この点について、図5に基づいて説明する。図5は、フランジ部の成形開始から第2下死点までの長手方向の応力―ひずみ線図である。図5に示すように、第1成形工程により第1下死点のフランジ部には大きな残留応力が蓄積されている。しかし、第1下死点から第2下死点までひずみを僅かに戻すことによって残留応力は大幅に低減する。
このように、本発明は、僅かなひずみの戻りに対して残留応力が敏感に大きく変化する特徴を利用したものである。
ひずみの戻し量は、パンチ5の相対移動距離hとフランジ幅によって決まる。フランジ幅が同じであれば、相対移動距離hが大きいほどひずみの戻し量は大きくなり残留応力の低減効果は大きい。つまり、本発明において、フランジ成形用ダイ7に対するパンチ5の相対移動距離hがスプリングバック量に大きな影響を与えており、相対移動距離hを調節することにより成形現場でスプリングバックをコントロールできる。このように、本発明は、従来金型を修正することでトライアル&エラーによってスプリングバックを低減していた手段に比べ、はるかに安価でなおかつ短期間でスプリングバックを低減できる。
なお、ひずみの戻し量が大きすぎると、逆方向の残留応力を蓄積させてしまうため、適切な戻し量が必要である。
そこで、成形品31のフランジ幅をL(図14参照)とすると、フランジ幅Lと相対移動距離hの比(h/L)は、0.05<h/L<1.0の範囲内に設定することが望ましい。この点は後述する実施例において実証している。
以上のように、本実施の形態においては、成形過程において一旦成形品の内側に入り込んだフランジ部の材料を成形品の外側に押し戻して長手方向のひずみを僅かに戻すことで残留応力を低減させることが可能となり、製品形状を変えることなく、割れやしわなどの成形不良を発生させることなくスプリングバックを低減させることができる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、プレス成形装置1はダイ3、パンチ5、フランジ成形用ダイ7を有している例を挙げて説明したが、図6に示すプレス成形装置10のように、ブランク23のパンチ底部31aに相当する部位を、パンチ5と協働して挟持するパッド9を設けて、第1成形工程開始時からブランク23を挟持するようにしてもよい。こうすることで、第1成形工程においてブランク23がずれてしまうことを確実に防止できる。
なお、図6のプレス成形装置10において、図1のプレス成形装置1と同一のものには同一の符号を付している。
[実施の形態3]
実施の形態1、2では内側フランジ31dおよび外側フランジ31cの両方においてひずみの戻りを与える例を説明したが、内側フランジ31dと外側フランジ31c残留応力のバランスをとることによって成形品31全体としてスプリングバックが緩和されればよく、内側フランジ部31dまたは外側フランジ部31cの一方についてのみ、ひずみの戻りを与えるような成形を行うようにしてもよい。
例えば、内側フランジ部31dのみにひずみの戻りを与える場合、図7に示すように、外側フランジ成形部11aを有するパンチ11と、内側フランジ成形用ダイ13を有するプレス成形装置15を用いてプレス成形を行う。
パンチ11は、ダイ3と共にパンチ底部31aと縦壁部31bと外側フランジ部31cを成形する。
プレス成形装置15の他の構成はプレス成形装置1と同様であるので、図7において、同一のものには同一の符号を付している。
プレス成形装置15を用いたプレス成形方法について図8に基づいて説明する。
まず、図8(a)に示すようにブランク23を載置し、ダイ3を移動させる(図8(b)参照)。第1下死点(図8(c)参照)においては、内側端23aでは伸びフランジ変形となり、外側端23bでは縮みフランジ変形となる。そして、第2下死点(図8(d)参照)において内側端23aの長手方向の線長が僅かに短くなり、伸びフランジ変形が緩和されて引張応力が大幅に減少する。
このようにして、内側フランジ部31dと外側フランジ部31cとでの残留応力がバランスされ、成形品31全体としてスプリングバックによる変形が緩和される。
[実施の形態4]
実施の形態3に示したものとは逆に、外側フランジ部31cのみにひずみの戻りを与えるようにしてもよく、この場合、図9に示すように、内側フランジ成形部17aを有するパンチ17と、外側フランジ成形用ダイ19を有するプレス成形装置21を用いる。
パンチ17は、ダイ3と共にパンチ底部31aと縦壁部31bと内側フランジ部31dを成形する。
プレス成形装置21の他の構成はプレス成形装置1と同様であるので、図9において、同一のものには同一の符号を付している。
この場合、第1下死点においては、内側フランジ部31dでは伸びフランジ変形となり、外側フランジ部31cでは縮みフランジ変形となる点は、上記実施の形態3と同様である。その後成形が進むと、第2下死点において外側フランジ部31cにおいては線長が僅かに長くなり、縮みフランジ変形が緩和されて圧縮応力が大幅に減少する。
このようにして、内側フランジ部31dと外側フランジ部31cとでの残留応力がバランスされ、成形品31全体としてスプリングバック変形が緩和される。
なお、上記では第2成形工程では、内側フランジ部31dおよび外側フランジ部31cを成形する方法の一例として、ダイ3とパンチ5をフランジ成形用ダイ7に近づけるものについて説明したが、ダイ3とパンチ5を第1下死点で停止させ、フランジ成形用ダイ7をダイ3側に近づけるようにしてもよい。
また、本発明で効果が得られる成形品の製品形状としては長手方向に沿って湾曲するフランジ部を有し、かつ溝形状部を形成する一対の縦壁の少なくとも一方にフランジ部を有する形状であればよい。図10に、本発明を適用可能な成形品の製品形状の断面の例を複数示し、各断面について以下に説明する。
図10(a)〜図10(f)は、内側および外側の両方に湾曲したフランジ部を有するものである。図10(a)、(d)は縦壁が垂直になっているものである。図10(b)、(e)は上述した成形品31の断面と同様であり、縦壁が傾斜しているものである。図10(c)、(f)は両縦壁部が傾斜して三角形を形成しているものである。図10(c)、(f)の断面を成形するには、先端がRになっているパンチを使用するとよい。
また、図10(g)〜図10(i)に示すように、図10(a)〜図10(c)の内側または外側のいずれか一方のみの湾曲したフランジ部を有するものであってもよい。
フランジ部の長さ、高さ位置や角度について制限はない。
また、図19(a)の成形品41及び図19(b)の成形品43に示すように、内側または外側のいずれか一方に湾曲したフランジ部を有し、他方は湾曲しないフランジ部を有するものであってもよく、成形品の製品形状全体が湾曲していなくともよい。
また、成形品の長手方向をx方向、幅方向をy方向、高さ方向をz方向(図19参照)とすると、上記の実施の形態1〜4及び図19の説明では、成形品はxy平面内における湾曲であったが、本発明の対象とする成形品はこのような湾曲にのみ限られず、図20及び図21に示すように、フランジ部がz方向に湾曲するものも含む。
図20(a)は、成形品全体が長手方向中央で上に凸となるように湾曲した形状の一例(成形品71)を図示したものであり、図20(b)は長手方向中央で下に凸となるように湾曲した形状の一例(成形品73)を図示したものである。
また、図21(a)は、成形品のフランジ部のみが長手方向中央で上に凸となるように湾曲した形状の一例(成形品81)を図示したものであり、図21(b)は成形品のフランジ部のみが長手方向中央で下に凸となるように湾曲した形状の一例(成形品83)を図示したものである。
本発明のプレス成形方法による作用効果について具体的な実験を行ったので、その結果について図11〜図13に基づいて、他の図を適宜参照して以下に説明をする。
まず、実験方法について概説する。実験は、プレス成形装置1を用いて複数のプレス成形条件で成形を行い、成形された成形品のスプリングバック量を比較するというものである。
成形対象となる成形品31は、図11および図12に示すように、ハット断面を有する長手方向に沿って湾曲した形状であり、長さは1000mm、断面の高さは30mm、パンチ底部31aの幅は20mm、内側フランジ部31dおよび外側フランジ部31cの幅はともに25mm、部品幅中央の長手方向湾曲曲率半径は1000mmである。ブランク23は厚さ1.2mmの980MPa級鋼板を使用した。プレス機には1000tonf油圧プレス機を用いた。
プレス成形条件について以下に詳細に説明する。
本発明例1〜本発明例7は、パンチ5の相対移動距離hの影響を確認するため、相対移動距離hをそれぞれ2.5、5、10、15、20、25、30mmの7水準とした。
本発明例1〜本発明例7は、第2成形工程では、フランジ成形用ダイ7を固定して、ダイ3とパンチ5がパンチ底部31aおよび縦壁部31bを下死点で保持したまま下動させるものとした。また、本発明例8は、ダイ3とパンチ5がパンチ底部31aおよび縦壁部31bを下死点で保持したまま停止した状態で、フランジ成形用ダイ7が上動する成形方法とした。
本発明例1〜本発明例8においては、図1〜図3に示すプレス成形装置1を用いた。
比較例1は、プレス成形装置101(図15参照)を用いて、パンチ底部31aと縦壁部31bとフランジ部(内側フランジ部31dおよび外側フランジ部31c)を成形する通常のパンチ105(相対移動距離h=0mm)を用いて従来のフォーム成形(図16参照)を行った。
また、パッド9で天板部を押さえる場合の効果を確認するために、本発明例9として図6で示したプレス成形装置10を用いた本発明に係るパッド付きのフォーム成形(相対移動距離h=10mm)と、比較例2として通常のパンチ105(相対移動距離h=0mm)およびパッド付きダイを用いたフォーム成形を実施した。パッド圧は50tonfとした。
成形された製品形状は3次元形状測定で測定した。その後、CADソフトウェア上で長手方向中央の湾曲部が設計形状と合うように測定データの位置合わせを行った後、部品端における測定形状データと設計形状データのY座標差異(曲がり量Δy、図13参照)を算出し、この曲がり量Δyをスプリングバックによる曲がり変形の指標とした。
曲がり量Δyは、正ならば部品の湾曲曲率が大きくなる(曲率半径が小さくなる)方向に曲がり変形したことを、負ならば湾曲曲率が小さくなる(曲率半径が大きくなる)方向に曲がり変形したことを意味する。そして、絶対値が小さければスプリングバック量が少ないことを意味する。
表1に各プレス成形条件{相対移動距離h(mm)、h/L、パッドの有無、フランジ部成形方法(ダイ3・パンチ5の下動またはフランジ成形用ダイ7の上動)}と各プレス条件で成形された成形品31の曲がり量Δy(mm)を示す。
Figure 2015027698
表1の本発明例1〜本発明例7をみると、相対移動距離hが大きくなれば曲がり量Δyは比較例1より小さくなることが分かる。
また、h=15mmで曲がり量Δyの正負が逆転した。曲がり量Δyが最も小さい成形条件は本発明例3(パッドなしのh=10mm)でΔy=1.2mmとなり、比較例1の従来のフォーム成形に比べ大幅にスプリングバックが低減した。
また、本発明例8に示す通り、フランジ成形用ダイ7を上動させた場合でも、パンチ5を下動させた場合(本発明例3を参照)と同様に、スプリングバックの大幅な改善を確認することができた。
また、比較例2および本発明例9から分かる通り、パッド9を用いた場合でもスプリングバックを低減することができた。
上記実施例1は、内側フランジ部31dおよび外側フランジ部31cの両方にひずみを戻す成形を適用したものであった。実施例2では、内側フランジ部31dまたは外側のフランジのいずれか一方についてひずみを戻す成形を適用した場合の効果について具体的な実験を行ったので、その結果について説明する。
まず、実験方法について概説する。
ひずみを戻す成形は、本発明例10〜本発明例14では内側フランジ部31dのみに、本発明例15〜本発明例19では外側フランジ部31cのみに適用した。
本発明例10〜本発明例14では、図7および図8に示すプレス成形装置15、本発明例15〜本発明例19では、図9に示すプレス成形装置21を用いた。
相対移動距離hは、本発明例10〜本発明例14ではそれぞれ5、10、15、20、25mmとし、本発明例15〜本発明例19でも同様にそれぞれ5、10、15、20、25mmとした。
また、比較例3として、プレス成形装置101{通常のパンチ105(相対移動距離h=0mm)}(図15参照)を用いた従来のフォーム成形(図16参照)を行った。
成形対象、油圧プレス機、スプリングバックの評価方法は、実施例1と同様である。
表2に各プレス成形条件{適用フランジ、相対移動距離h(mm)、h/L}と各プレス条件で成形された成形品31の曲がり量Δy(mm)を示す。
Figure 2015027698
スプリングバック量が最も小さい(曲がり量Δyの絶対値が最も小さい)成形条件は、内側フランジ部31dに適用した例では本発明例12(h=15mm)でΔy=0.5mm、外側フランジ部31cに適用した例では本発明例17(h=15mm)でΔy=1.1mmであり、比較例3のΔy=7.3mmに比べ大幅にスプリングバックは低減した。
以上のように、ひずみを戻す本発明を適用するのが内側フランジ部31dおよび外側フランジ部31cのどちらか一方のみであっても、高いスプリングバック抑制効果が確認された。
上記実施例1および実施例2では、xy平面内で湾曲した製品についての実験であったが、本実施例では、z方向(プレス方向)に湾曲した製品についての実験を行ったので、その結果について説明する。
まず、実験方法について概説する。
本発明例20〜本発明例24は、図22(a)に示すように成形品全体が長手方向中央で上に凸となるように湾曲した成形品71について、本発明例25〜本発明例29は図22(b)に示すように長手方向中央で下に凸となるように湾曲した成形品73について、それぞれ本発明を適用したものである。
成形品71および成形品73は、長さは1000mm、長手方向曲率半径は1000mm、断面形状は実施例1および実施例2と同じである(図12参照)。ひずみを戻す成形は、両側のフランジ部に適用した。ブランク材および油圧プレス機は実施例1および実施例2と同様のものを用いた。
本発明例20〜本発明例24では図23(a)に示すプレス成形装置51、本発明例25〜本発明例29では図23(b)に示すプレス成形装置55を用いた。
相対移動距離hは、本発明20〜本発明例24ではそれぞれ5、10、15、20、25mmとし、本発明25〜本発明例29ではそれぞれ5、10、15、20、25mmとした。
また、比較例4および比較例5として、図24(a)に示すプレス成形装置111(相対移動距離h=0mm)と図24(b)に示すプレス成形装置113(相対移動距離h=0mm)を用いた通常のフォーム成形を行った。
スプリングバックの形態として、図22(a)に示す成形品71には図25(a)に示すように+z方向のハネ変形が、図22(b)に示す成形品73には図25(b)に示すように−z方向のハネ変形が生じる。部品端における測定形状データと設計形状データのz方向差異(ハネ量Δz)を算出し、このハネ量をスプリングバックによるハネ変形の指標とした。
ハネ量Δzは、正ならば部品端が上方(フランジ部と反対側)にハネ変形したことを、負ならば部品端が下方(フランジ部と同じ側)にハネ変形したことを意味する。そして、絶対値が小さければスプリングバックが少ないことを意味する。
表3に製品凸方向と各プレス成形条件{相対移動距離h(mm)、h/L}と各プレス条件で成形された成形品71および成形品73のハネ量Δz(mm)を示す。
Figure 2015027698
成形品71(上に凸の製品)について検討した例でスプリングバック量が最も小さい(ハネ量Δzの絶対値が最も小さい)成形条件は、本発明例23(h=20mm)でΔz=0.2mmであり、比較例4のΔz=13.5mmに比べスプリングバックが大幅に低減した。
一方、成形品73(下に凸の製品)について検討した例でスプリングバック量が最も小さい成形条件は、本発明例28(h=20mm)でΔz=-0.4mmであり、比較例5のΔz=-15.0mmに比べスプリングバックが大幅に低減した。
以上のように、xy平面内で湾曲した製品のみならず、z方向(プレス方向)に湾曲した製品について本発明を適用した場合であっても、高いスプリングバック抑制効果が確認された。
1 プレス成形装置(実施の形態1)
3 ダイ
3a 凹陥部
3b フランジ成形部
5 パンチ
5a 縦壁成形面最下端
6 溝壁上端
7 フランジ成形用ダイ
7a パンチ設置溝
8 支持機構
9 パッド
10 プレス成形装置(実施の形態2)
11 外側フランジ成形部を有するパンチ
13 内側フランジ成形用ダイ
15 プレス成形装置(実施の形態3)
17 内側フランジ成形部を有するパンチ
19 外側フランジ成形用ダイ
21 プレス成形装置(実施の形態4)
23 ブランク
23a 内側端
23b 外側端
31 成形品
31a パンチ底部
31b 縦壁部
31c 外側フランジ部
31d 内側フランジ部
41 内側に湾曲フランジを有する成形品
43 外側に湾曲フランジを有する成形品
51 本発明のプレス成形装置(他の態様)
52 ダイ
53 フランジ用成形ダイ
54 パンチ
55 本発明のプレス成形装置(さらに他の態様)
56 ダイ
57 フランジ用成形ダイ
58 パンチ
71 上に凸となる湾曲形状の成形品
73 下に凸となる湾曲形状の成形品
81 フランジ部のみが上に凸となる湾曲形状の成形品
83 フランジ部のみが下に凸となる湾曲形状の成形品
101 プレス成形金型(従来例)
103 ダイ
105 パンチ
111 プレス成形金型(比較例用)
112 パンチ
113 プレス成形金型(比較例用)
114 パンチ

Claims (12)

  1. 長手方向に延びる溝形状部を有し、該溝形状部を形成する一対の縦壁部の少なくとも一方に長手方向に沿って湾曲するフランジ部を有する製品形状の成形品を成形するプレス成形方法であって、
    ダイとパンチによって前記溝形状部を前記製品形状に第1下死点まで成形すると共に、縮みフランジ変形を受けるフランジ部または伸びフランジ変形を受けるフランジ部の少なくとも一方について、縮みフランジ変形を受けるフランジ部に対しては長手方向の線長が前記製品形状のフランジ部の線長よりも短く、伸びフランジ変形を受けるフランジ部に対しては長手方向の線長が前記製品形状のフランジ部の線長よりも長くなるように成形する第1成形工程と、
    前記ダイとフランジ成形用ダイによって前記第1成形工程で成形された前記フランジ部を製品形状に第2下死点まで成形する第2成形工程とを備え、
    前記第1成形工程と前記第2成形工程を1度のプレス成形で行うことを特徴とするプレス成形方法。
  2. 前記第2成形工程は、前記フランジ成形用ダイに前記フランジ部の一部が当接した状態で、前記ダイと前記パンチを前記溝形状部を前記第1下死点で保持したまま前記フランジ成形用ダイに近づけることを特徴とする請求項1に記載のプレス成形方法。
  3. 前記第2成形工程は、前記ダイと前記パンチを前記溝形状部を前記第1下死点で保持したまま停止させ、前記フランジ成形用ダイを前記ダイ側に近づけることを特徴とする請求項1に記載のプレス成形方法。
  4. 前記一対の縦壁のいずれか一方のフランジ部に第1成形工程と第2成形工程を適用することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のプレス成形方法。
  5. 前記一対の縦壁の両方のフランジ部に第1成形工程と第2成形工程を適用することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のプレス成形方法。
  6. パンチ底部を有する成形品を成形する場合において、前記ブランクにおける前記パンチ底部に相当する部位をパッドで押えて前記第1成形工程および第2成形工程を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のプレス成形方法。
  7. 長手方向に延びる溝形状部を有し、該溝形状部を形成する一対の縦壁部の少なくとも一方に長手方向に沿って湾曲するフランジ部を有する製品形状の成形品を成形するプレス成形装置であって、
    凹陥部と該凹陥部の両側にフランジ成形部を有するダイと、該ダイの前記凹陥部に上部が挿入されるパンチと、前記ダイの前記フランジ成形部と協働して前記フランジ部を成形するフランジ成形用ダイとを有し、
    前記パンチは前記フランジ成形用ダイに対して相対移動可能に設置されると共に所定の圧力が作用したときに相対移動するように支持装置に支持されており、
    前記パンチを前記支持装置によって前記フランジ成形用ダイに対して所定高さで支持し、この状態で前記パンチの上部を前記ダイの前記凹陥部に挿入させて、前記溝形状部を成形し、
    前記ダイと前記パンチで前記溝形状部を保持したまま、前記支持装置によるパンチを支持する支持力よりも大きい力で前記ダイを移動させて、前記ダイと前記フランジ成形用ダイで前記フランジ部を成形することを特徴とするプレス成形装置。
  8. 長手方向に延びる溝形状部を有し、該溝形状部を形成する一対の縦壁部の少なくとも一方に長手方向に沿って湾曲するフランジ部を有する製品形状の成形品を成形するプレス成形装置であって、
    凹陥部と該凹陥部の両側にフランジ成形部を有するダイと、該ダイの前記凹陥部に上部が挿入されるパンチと、前記ダイの前記フランジ成形部と協働して前記フランジ部を成形するフランジ成形用ダイとを有し、
    前記パンチは前記フランジ成形用ダイに対して相対移動可能に設置されると共に所定の圧力が作用したときに相対移動するように支持装置に支持されており、
    前記パンチを前記支持装置によって前記フランジ成形用ダイに対して所定高さで支持し、この状態で前記パンチの上部を前記ダイの前記凹陥部に挿入させて、前記溝形状部を成形し、
    前記ダイと前記パンチで前記溝形状部を保持したまま、前記フランジ成形用ダイを移動させて、前記ダイと前記フランジ成形用ダイで前記フランジ部を成形することを特徴とするプレス成形装置。
  9. 前記フランジ成形用ダイに対する前記パンチの相対移動距離をh、前記製品形状のフランジ幅をLとしたときに、
    0.05<h/L<1.0
    の条件を満たすことを特徴とする請求項7または8に記載のプレス成形装置。
  10. 前記フランジ成形用ダイは前記一対の縦壁のいずれか一方にフランジ部を成形することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載のプレス成形装置。
  11. 前記フランジ成形用ダイは前記一対の縦壁の両方にフランジ部を成形することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載のプレス成形装置。
  12. 前記ブランクの一部を前記パンチと協働して挟持するパッドを有していることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一項に記載のプレス成形装置。
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