JP2014192487A - 電子部品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイル部品のバンプ電極とその下層の内部端子電極との接合強度を向上させる。
【解決手段】コイル部品1は、基板10上に設けられた薄膜コイル層11と、薄膜コイル層11の表面に設けられたバンプ電極12a〜12dとを備えている。薄膜コイル層11は、スパイラル導体16,17の対応する一端にそれぞれ接続された内部端子電極24a〜24dと、内部端子電極24a〜24dを覆う第4の絶縁層15dと、絶縁層15dに形成され、内部端子電極24a〜24dを露出する開口ha〜hdとを備えている。開口ha〜hdは平面視にて対応する内部端子電極の周縁よりも外側にはみ出した部分を有し、これにより内部端子電極24a〜24dの上面TSと側面SSの両方が対応する開口ha〜hdから露出している。バンプ電極12a〜12dは、開口ha〜hdの内部において内部端子電極24a〜24dの上面TSと側面SSの両方に接している。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品及びその製造方法に関し、特に、コモンモードフィルタ等のコイル部品及びその製造方法に関するものである。
電子部品の一つであるコモンモードフィルタは、差動伝送ラインのノイズ対策部品として広く用いられている。近年の製造技術の進歩により、コモンモードフィルタも非常に小型な表面実装型チップ部品として提供されるようになり、内蔵されるコイルパターンには非常に小型・狭間隔化されたものが用いられている。
また、いわゆる薄膜タイプのコモンモードフィルタにおいて、外部端子電極をめっきにより厚く形成したものが知られている(例えば特許文献1参照)。この種のコモンモードフィルタでは、外部端子電極と平面コイルパターンとを接続する場合、平面コイルパターンの内周端又は外周端に接続された内部端子電極が外部端子電極に接続される。外部端子電極と内部端子電極との間には絶縁層が介在しており、絶縁層に設けた開口を通じて、外部端子電極は内部端子電極の上面と平面的に接続されている。
特開2011−14747号公報
近年のチップサイズの小型化に伴い、内部端子電極の面積も非常に小さくなってきている。外部端子電極をこのような小さな面積の内部端子電極に接続しようとすると、両者の接合強度が不十分となり、熱衝撃等によって電気的な接続不良が発生しやすいという問題がある。このような問題は上述のコモンモードフィルタにおいて顕著であるが、コモンモードフィルタに限らず種々の電子部品の端子電極接続において起こりうる問題であり、その解決が望まれている。
したがって、本発明の目的は、外部端子電極と内部端子電極との接合強度を向上させることが可能な電子部品及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明による電子部品は、第1の端子電極を含む導体層と、前記導体層を覆う絶縁層と、前記第1の端子電極の上面の少なくとも一部と側面の少なくとも一部とがその内部に位置するように前記絶縁層に形成された開口と、前記絶縁層上に設けられ、前記開口を通じて前記第1の端子電極の前記上面と前記側面の両方に接続された第2の端子電極とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第2の端子電極が第1の端子電極の上面と側面の両方に接続されているので、第1の端子電極と第2の端子電極との接合強度を向上させることができる。したがって信頼性の高い電子部品を提供することができる。
本発明において、前記開口は、平面視にて前記第1の端子電極の周縁よりも外側にはみ出した拡張部分を有することが好ましい。この場合、前記開口は、前記絶縁層のエッジまで延設されていることが好ましい。この構成によれば、第1の端子電極の上面と側面の両方をその内部に位置させた開口を容易に形成することができる。
本発明による電子部品は、基板と、前記基板上に設けられ、前記導体層及び前記絶縁層を有する薄膜コイル層とをさらに備え、前記導体層は、前記第1の端子電極に接続された平面コイルパターンをさらに含み、前記第1の端子電極は、前記薄膜コイル層の内部端子電極であり、前記第2の端子電極は、前記薄膜コイル層の表面に設けられた外部端子電極であることが好ましい。この構成によれば、電子部品であるコイル部品において外部端子電極と内部端子電極との接合強度を向上させることができ、端子電極の接続信頼性の高めることができる。
本発明において、前記内部端子電極は、前記基板の長手方向(第1の方向)と平行な第1の側面と、前記長手方向と直交する方向(第2の方向)と平行な第2の側面とを少なくとも1つずつ有し、前記第1及び第2の側面の少なくとも一方が前記開口の前記内部に位置していることが好ましく、前記第1及び第2の側面の両方が前記開口の前記内部に位置していることが特に好ましい。この構成によれば、第1の端子電極と第2の端子電極との側面による接触を増やすことができ、接続信頼性をさらに高めることができる。
本発明において、前記薄膜コイル層は、前記導体層と前記絶縁層とを交互に複数回積層してなる積層構造を有し、前記複数の絶縁層のうち最上層の絶縁層に形成された開口は、当該開口に対応する第1の端子電極の前記上面と前記側面の両方がその内部に位置するように形成されていることが好ましい。この構成によれば、開口が深くならないので、第2の端子電極を開口の内部に確実に充填することができ、接続信頼性を高めることができる。
本発明において、前記薄膜コイル層は、前記導体層と前記絶縁層とを交互に複数回積層してなる積層構造を有し、前記複数の絶縁層の各々に形成されたすべての開口は、当該開口に対応する第1の端子電極の前記上面と前記側面の両方がその内部に位置するように形成されていることもまた好ましい。この構成によれば、開口が深くなるので、第2の端子電極と第1の端子電極の側面との接触面積を広げることができ、両者の接合強度をさらに向上させることができる。
また、本発明による電子部品の製造方法は、第1の端子電極を含む導体層を形成する工程と、前記導体層を覆う絶縁層を形成する工程と、前記第1の端子電極の上面の少なくとも一部と側面の少なくとも一部とが露出するように前記絶縁層に開口を形成する工程と、前記絶縁層上に第2の端子電極を設けると共に、前記開口を通じて前記第2の端子電極を前記第1の端子電極の前記上面と前記側面の両方に接続させる工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第2の端子電極を第1の端子電極の上面と側面の両方に接続させることができ、第1の端子電極と第2の端子電極との接合強度を向上させることができる。したがって信頼性の高い電子部品を製造することができる。
上記電子部品の製造方法は、基板上に平面コイルパターンを含む薄膜コイル層を形成する工程と、前記薄膜コイル層上に外部端子電極を形成する工程とを備え、前記薄膜コイル層を形成する工程は、前記導体層、前記絶縁層及び前記開口を形成する工程とを含み、前記第1の端子電極は、前記平面コイルパターンに接続された内部端子電極であり、前記第2の端子電極は、前記外部端子電極であることが好ましい。この製造方法によれば、特別な工程を経ることなく、絶縁層に形成する開口の範囲を少し広げるだけで内部端子電極の側面が露出するので、加工が容易であり、これにより外部端子電極と内部端子電極との接合強度を向上させることができる。したがって信頼性の高いコイル部品を製造することができる。
本発明の他の側面による電子部品は、基板と、前記基板上に設けられた薄膜コイル層と、前記薄膜コイル層の上面に設けられた外部端子電極とを備え、前記薄膜コイル層は、平面コイルパターン及び第1の内部端子電極を含む第1の導体層と、前記第1の導体層を覆う第1の絶縁層と、前記第1の内部端子電極の少なくとも上面がその内部に位置するように前記第1の絶縁層に形成された第1の開口と、前記第1の絶縁層上に設けられ、前記第1の開口を通じて前記第1の内部端子電極の上面に接続された第2の内部端子電極を含む第2の導体層と、前記第2の導体層を覆う第2の絶縁層と、前記第2の内部端子電極の上面と側面の両方がその内部に位置するように前記第2の絶縁層に形成された第2の開口とを備え、前記外部端子電極は、前記第2の絶縁層上に設けられ、前記第2の開口を通じて前記第2の内部端子電極の前記上面と前記側面の両方に接続されていることを特徴とする。
本発明において、前記第1の開口は、前記第1の内部端子電極の側面をもその内部に位置させており、前記外部端子電極は、前記第2及び第1の開口を通じて前記第1の内部端子電極の前記側面に接続されていることが好ましい。この構成によれば、開口が深くなるので、外部端子電極と内部端子電極の側面との接触面積を広げることができ、両者の接合強度をさらに向上させることができる。
本発明において、前記平面コイルパターンはスパイラル導体であり、該スパイラル導体の外周端は、前記第1の内部端子電極に接続されていることが好ましい。この構成によれば、スパイラル導体の外周端と外部端子電極とを確実に接続することができる。
本発明において、前記平面コイルパターンはスパイラル導体であり、前記薄膜コイル層は、前記第2の導体層に設けられた引き出し導体と、前記第1の絶縁層を貫通するスルーホール導体とをさらに含み、前記引き出し導体の一端は前記第2の内部端子電極に接続され、前記引き出し導体の他端は前記スルーホール導体を介して前記スパイラル導体の内周端に接続されていることもまた好ましい。この構成によれば、スパイラル導体の内周端と外部端子電極とを確実に接続することができる。
本発明によれば、絶縁層に形成された開口を通じて互いに接続される第1の端子電極と第2の端子電極との接合強度を向上させることが可能な電子部品及びその製造方法を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態によるコイル部品1(電子部品)の構造を示す略斜視図である。 図2は、コイル部品1の層構造を詳細に示す略分解斜視図である。 図3は、各層を分解して示す平面図である。 図4は、外部端子電極であるバンプ電極と内部端子電極との接続関係を示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A'線に沿った略断面図である。 図5は、コイル部品1の製造方法を示すフローチャートである。 図6は、多数のコイル部品1が形成された磁性ウェハー(基板)の構成を示す略平面図である。 図7(a)〜(d)は、絶縁層15dに形成される開口ha〜hdの形状の変形例を示す平面図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態によるコイル部品2の構造であって、各層を分解して示す平面図である。 図9は、コイル部品2の一部断面図であって、図4(a)のA−A'線に沿った図に対応するものである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態によるコイル部品の構造を示す略斜視図である。
図1に示すように、本実施形態によるコイル部品1はコモンモードフィルタであって、基板10と、基板10の一方の主面(上面)に設けられたコモンモードフィルタ素子を含む薄膜コイル層11と、薄膜コイル層11の主面(上面)に設けられた第1〜第4のバンプ電極12a〜12dと、バンプ電極12a〜12dの形成位置を除いた薄膜コイル層11の主面に設けられた磁性樹脂層13とを備えている。
コイル部品1は略直方体状の表面実装型チップ部品であり、長手方向(X方向)と平行な2つの側面10a,10bと、長手方向と直交する他の2つの側面10c,10dを有している。第1〜第4のバンプ電極12a〜12dはコイル部品1のコーナー部に設けられ、コイル部品1の外周面にも露出面を有するように形成されている。このうち、第1のバンプ電極12aは、側面10aと側面10cの両方に露出面を有し、第2のバンプ電極12bは、側面10bと側面10cの両方に露出面を有している。また、第3のバンプ電極12cは、側面10aと側面10dの両方に露出面を有し、第4のバンプ電極12dは、側面10bと側面10dの両方に露出面を有している。なお、実装時には上下反転し、バンプ電極12a〜12d側を下向きにして使用されるものである。
基板10は、コイル部品1の機械的強度を確保すると共に、コモンモードフィルタの閉磁路としての役割を果たすものである。基板10の材料としては例えば焼結フェライト等の磁性セラミック材料を用いることができる。また、要求される特性によっては非磁性材料を用いることもできる。特に限定されるものではないが、チップサイズが0605タイプ(0.6×0.5×0.5(mm))であるとき、基板10の厚さは0.1〜0.3mm程度とすることができる。
薄膜コイル層11は、基板10と磁性樹脂層13との間に設けられたコモンモードフィルタ素子を含む層である。詳細は後述するが、薄膜コイル層11は絶縁層と導体パターンとを交互に積層して形成された多層構造を有している。このように、本実施形態によるコイル部品1はいわゆる薄膜タイプであって、磁性コアに導線を巻回した構造を有する巻線タイプとは区別されるものである。
磁性樹脂層13は、コイル部品1の実装面(底面)を構成する層であり、基板10と共に薄膜コイル層11を保護すると共に、コイル部品1の閉磁路としての役割を果たすものである。ただし、磁性樹脂層13の機械的強度は基板10よりも小さいため、強度面では補助的な役割を果たす程度である。磁性樹脂層13としては、フェライト粉を含有するエポキシ樹脂(複合フェライト)を用いることができる。特に限定されるものではないが、チップサイズが0605サイズであるとき、磁性樹脂層13の厚さは0.02〜0.1mm程度とすることができる。
図2は、コイル部品1の層構造を詳細に示す略分解斜視図である。また、図3は、各層を分解して示す平面図である。
図2に示すように、薄膜コイル層11は、基板10側から磁性樹脂層13側に向かって順に積層された第1〜第4の絶縁層15a〜15dと、第1の絶縁層15a上に形成された平面コイルパターンである第1のスパイラル導体16及び内部端子電極24a〜24dを含む第1の導体層と、第2の絶縁層15b上に形成された平面コイルパターンである第2のスパイラル導体17及び内部端子電極24a〜24dを含む第2の導体層と、第3の絶縁層15c上に形成された第1及び第2の引き出し導体20,21及び内部端子電極24a〜24dを含む第3の導体層とを備えている。第4の絶縁層15d上にはバンプ電極12a〜12dが設けられており、内部端子電極等の導体パターンは形成されていない。
第1〜第4の絶縁層15a〜15dは、異なる導体層に設けられた導体パターン間を絶縁すると共に、導体パターンが形成される平面の平坦性を確保する役割を果たす。特に、第1の絶縁層15aは、基板10の表面の凹凸を吸収し、スパイラル導体パターンの加工精度を高める役割を果たす。絶縁層15a〜15dの材料としては、電気的及び磁気的な絶縁性に優れ、微細加工の容易な樹脂を用いることが好ましく、特に限定されるものではないが、ポリイミド樹脂やエポキシ樹脂を用いることができる。
第1のスパイラル導体16の内周端16aは、第2及び第3の絶縁層15b,15cを貫通する第1のコンタクトホール導体18、第1の引き出し導体20及び第1の内部端子電極24aを介して、第1のバンプ電極12aに接続されている。また、第1のスパイラル導体16の外周端16bは第2の内部端子電極24bを介して第2のバンプ電極12bに接続されている。
第2のスパイラル導体17の内周端17aは、第3の絶縁層15cを貫通する第2のコンタクトホール導体19、第2の引き出し導体21及び第4の内部端子電極24dを介して、第4のバンプ電極12dに接続されている。また、第2のスパイラル導体17の外周端17bは第3の内部端子電極24cを介して第3のバンプ電極12cに接続されている。
第1及び第2のスパイラル導体16,17は実質的に同一の平面形状を有しており、しかも平面視で同じ位置に設けられている。第1及び第2のスパイラル導体16,17は重なり合っていることから、両者の間には強い磁気結合が生じている。第1のスパイラル導体16はその内周端16aから外周端16bに向かって反時計回りであり、第2のスパイラル導体17はその外周端17bから内周端17aに向かって同じく反時計回りであるので、第1のバンプ電極12aから第2のバンプ電極12bに向かって流れる電流により発生する磁束の向きと、第3のバンプ電極12cから第2のバンプ電極12dに向かって流れる電流により発生する磁束の向きが同じになり、全体の磁束が強まる。以上の構成により、薄膜コイル層11内の導体パターンはコモンモードフィルタを構成している。
第1及び第2のスパイラル導体16,17の外形は共に円形スパイラルである。円形スパイラル導体は高周波信号成分の減衰が少ないため、高周波用インダクタンスとして好ましく用いることができる。なお、本実施形態によるスパイラル導体16,17は長円であるが、真円であってもよく、楕円であってもよい。また、略矩形であっても構わない。
第1〜第4の絶縁層15a〜15dの中央領域であって第1及び第2のスパイラル導体16,17の内側には、第1〜第4の絶縁層15a〜15dを貫通する開口hgが設けられており、開口hgの内部には、磁路を形成するためのスルーホール磁性体14が設けられている。スルーホール磁性体14は磁性樹脂層13と同一材料からなりこれと一体的に形成されていることが好ましい。
第1及び第2の引き出し導体20,21は、第3の絶縁層15c上に形成されている。第1の引き出し導体20の一端はコンタクトホール導体18の上端に接続されており、他端は内部端子電極24aに接続されている。また、第2の引き出し導体21の一端はコンタクトホール導体19の上端に接続されており、他端は内部端子電極24dに接続されている。
薄膜コイル層11の表層を構成する第4の絶縁層15d上には第1〜第4のバンプ電極12a〜12dがそれぞれ設けられている。第1〜第4のバンプ電極12a〜12dは外部端子電極であって、内部端子電極24a〜24dにそれぞれ接続されている。なお、本明細書において「バンプ電極」とは、フリップチップボンダーを用いてCu,Au等の金属ボールを熱圧着することにより形成されるものとは異なり、めっき処理により形成された厚膜めっき電極を意味する。バンプ電極の厚さは、磁性樹脂層13の厚さと同等かそれ以上であり、0.02〜0.1mm程度とすることができる。すなわち、バンプ電極12a〜12dの厚さは薄膜コイル層11内の導体パターンよりも厚く、特に、薄膜コイル層11内のスパイラル導体パターンの5倍以上の厚さを有している。
第1〜第4のバンプ電極12a〜12dの平面形状は実質的に同一である。この構成によれば、コイル部品1の底面のバンプ電極パターンが対称性を有しているので、実装の方向性に制約がなく見栄えの良い端子電極パターンを提供することができる。
第4の絶縁層15d上には第1〜第4のバンプ電極12a〜12dと共に磁性樹脂層13が形成されている。磁性樹脂層13はバンプ電極12a〜12dの周囲を埋めるように設けられている。磁性樹脂層13と接するバンプ電極12a〜12dの側面は、エッジのない曲面形状であることが好ましい。磁性樹脂層13は、バンプ電極12a〜12dを形成した後、複合フェライトのペーストを流し込むことにより形成されるが、このときバンプ電極12a〜12dの側面にエッジの効いたコーナー部があるとバンプ電極の周囲にペーストが完全に充填されず、気泡を含む状態となりやすい。しかし、バンプ電極12a〜12dの側面が曲面である場合には、流動性のある樹脂が隅々まで行き渡るので、気泡を含まない緻密な磁性樹脂層13を形成することができる。しかも、磁性樹脂層13とバンプ電極12a〜12dとの密着性が高まるので、バンプ電極12a〜12dに対する補強性を高めることができる。
第2の絶縁層15bには更に、第1〜第4の内部端子電極24a〜24dに対応する開口ha〜hd及び第1のコンタクトホール導体18に対応する開口heが設けられている。開口ha〜heは、上下の導体層間の電気的接続を確保するために設けられるものである。第2の絶縁層15b上に形成された内部端子電極24a〜24dの一部は、その直下に設けられた第2の絶縁層15bの開口ha〜hdの内部に埋め込まれており(図4(b)参照)、これにより第1の絶縁層15a上の内部端子電極24a〜24dと電気的に接続される。なお、第1の絶縁層15aには内部端子電極に対応する開口ha〜hdは設けられていない。
第3の絶縁層15cには、開口ha〜heに加えて、第2のコンタクトホール導体19に対応する開口hfがさらに設けられている。第3の絶縁層15c上に形成された内部端子電極24a〜24dの一部は、その直下に設けられた第3の絶縁層15cの開口ha〜hdの内部に埋め込まれており(図4(b)参照)、これにより第2の絶縁層15b上の内部端子電極24a〜24dと電気的に接続される。
第4の絶縁層15dには開口ha〜hdが設けられているが、第1及び第2のコンタクトホール導体18,19に対応する開口he,hfは設けられていない。バンプ電極12a〜12dの一部は、第4の絶縁層15dの開口ha〜hdの内部に埋め込まれており、これにより第3の絶縁層15c上の内部端子電極24a〜24dの上面は、第4の絶縁層15dに形成された開口ha〜hdを介して対応するバンプ電極12a〜12dに接続される。
第2及び第3の絶縁層15b,15cに形成される開口ha〜hdのサイズはその直下に形成される内部端子電極24a〜24dのサイズよりも一回り小さい。図3において、絶縁層15b〜15dの各々に設けられた開口ha〜hdの周囲に形成された破線は、対応する内部端子電極24a〜24dの大きさ(投影面)を示すものである。図示のように、開口ha〜hdからは内部端子電極24a〜24dの上面だけが露出している。これに対し、第4の絶縁層15dに形成される開口ha〜hdは、その直下に形成される内部端子電極24a〜24dの周縁(輪郭)よりも外側にはみ出した拡張部分を有する。そのため、開口ha〜hdから内部端子電極24a〜24dの上面のみならず、内部端子電極24a〜24dの側面も露出している。
図4は、バンプ電極12a〜12dと内部端子電極24a〜24dとの接続関係を示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A'線に沿った略断面図である。
図4(a)に示すように、内部端子電極24a〜24dは、第4の絶縁層15dに形成された開口ha〜hdから露出しており、一点鎖線で示すバンプ電極12a〜12dは、対応する内部端子電極24a〜24dを覆っている。図3と同様、破線は内部端子電極24a〜24dの実際のサイズを示しており、またハッチングは開口ha〜hdから露出している内部端子電極24a〜24dを示している。図示のように、例えば開口haは、Y方向の内側から外側(A→A'方向)に向かって延びてエッジまで達しており、内部端子電極24aの周縁よりも外側にはみ出している。なお、このような切り欠き形状も開口に含まれる。
これにより、図4(b)に示すように、内部端子電極24aは、その上面TSのみならずX方向と平行な側面SSまでもが開口haから露出した状態となる。つまり、第4の絶縁層15dに形成された開口haの底面は段差を有している。第2及び第3の絶縁層15b、15cにそれぞれ形成された開口ha〜hdは、内部端子電極24a〜24dの上面のみが露出する小さな開口である。
このような開口haの上方にバンプ電極12aを形成すると、バンプ電極12aの一部は開口haの内部に埋め込まれ、バンプ電極12aは内部端子電極24aの上面TSと側面SSの両方に接するので、バンプ電極12aと内部端子電極24aとの接合強度を高めることができる。なお、内部端子電極24b〜24dについても同様である。
バンプ電極12a〜12dは内部端子電極24a〜24dに比べると非常に大きな電極の塊であるため、熱膨張等の影響によって内部端子電極24a〜24dとの間に剥離を生じやすい。しかし、本実施形態によるコイル部品1は、絶縁層15dの開口ha〜hdの内部に内部端子電極24a〜24dの上面TSと側面SSの両方が位置しており、バンプ電極24a〜24dは、対応する開口の内部において内部端子電極24a〜24dの上面と側面の両方に接しているので、バンプ電極と小さな内部端子電極との接合強度を向上させることができ、接続信頼性を高めることができる。
次に、コイル部品1の製造方法について詳細に説明する。コイル部品1の製造では、一枚の大きな磁性基板(磁性ウェハー)上に多数のコモンモードフィルタ素子(コイル導体パターン)を形成した後、各素子を個別に切断することにより多数のチップ部品を製造する量産プロセスが実施される。
図5は、コイル部品1の製造方法を示すフローチャートである。また、図6は、多数のコイル部品1が形成された磁性ウェハーの構成を示す略平面図である。
コイル部品1の製造ではまず磁性ウェハーを用意し、(ステップS11)、磁性ウェハーの表面に多数のコモンモードフィルタ素子がレイアウトされた薄膜コイル層11を形成する(ステップS12)。
薄膜コイル層11は、絶縁層を形成した後、絶縁層の表面に導体パターンを形成する工程を繰り返すことにより形成することができる。以下、薄膜コイル層11の形成工程について詳細に説明する。
薄膜コイル層11の形成では、まず絶縁層15aを形成した後、絶縁層15a上に第1のスパイラル導体16及び内部端子電極24a〜24dを形成する。次に、絶縁層15a上に絶縁層15bを形成した後、絶縁層15b上に第2のスパイラル導体17及び内部端子電極24a〜24dを形成する。次に、絶縁層15b上に絶縁層15cを形成した後、絶縁層15c上に第1及び第2の引き出し導体20,21及び内部端子電極24a〜24dを形成する。さらに絶縁層15c上に絶縁層15dを形成する(図2参照)。
ここで、各絶縁層15a〜15dは、下地面に感光性樹脂をスピンコート、または感光性樹脂フィルムを貼り付けし、これを露光及び現像することにより形成することができる。特に、第1の絶縁層15aには開口hgが形成され、第2の絶縁層15bには開口ha〜he、hgが形成され、第3の絶縁層15cには開口ha〜hgが形成され、第4の絶縁層15dには開口ha〜hd及び開口hgが形成される。また図6に示すように、第4の絶縁層15dに形成される開口ha〜hdは、Y方向に隣接する2つの素子に対して共通の開口hhとして形成される。
導体パターンの材料にはCuを用いることが好ましい。導体パターンは蒸着法又はスパッタリング法により下地導体層を形成した後、その上にパターニングされたレジスト層を形成し、そこに電解めっきを施し、レジスト層及び不要な下地導体層を除去することにより形成することができる。直流抵抗を低減するため第1及び第2のスパイラル導体16,17のアスペクト比をさらに高くしたい場合には、レジスト層及び不要な導体層を除去した後、大電流による電解めっきを行えばよい。
このとき、コンタクトホール導体18,19を形成するための開口(貫通孔)he,hfの内部がめっき材料で埋められ、これによりコンタクトホール導体18,19が形成される。また、内部端子電極24a〜24bを形成するための開口ha〜hdの内部もめっき材料で埋められ、これにより内部端子電極24a〜24dが形成される。
次に、薄膜コイル層11の表層である絶縁層15d上にバンプ電極12a〜12dの集合体であるバンプ電極12を形成する(ステップS13)。バンプ電極12の形成方法は、まず絶縁層15dの全面に下地導体層をスパッタリング法により形成する。下地導体層の材料としてはCu等を用いることができる。その後、ドライフィルムを貼り付け、露光及び現像することにより、バンプ電極12a〜12d及び第1及び第2の引き出し導体20,21を形成すべき位置にあるドライフィルムを選択的に除去してドライフィルム層を形成し、下地導体層を露出する。なお、バンプ電極の形成はドライフィルムを用いた方法に限定するものではない。
さらに電解めっきを行い、下地導体層の露出部分を成長させることにより、肉厚なバンプ電極12a〜12dの集合体を形成する。このとき、絶縁層15dに形成された開口ha〜hdの内部がめっき材料で埋められ、これによりバンプ電極12a〜12dと内部端子電極24a〜24dとが電気的に接続される。
その後、ドライフィルム層を除去し、全面をエッチングして不要な下地導体層を除去することにより、略柱状のバンプ電極12が完成する。このとき、図6に示すように、略柱状のバンプ電極12は、X方向及びY方向に隣接する4つのチップ部品に共通の電極として形成される。バンプ電極12は後述のダイシングによって4分割され、これにより各素子に対応する個別のバンプ電極12a〜12dが形成される。
次に、バンプ電極12が形成された磁性ウェハー上に複合フェライトのペーストを充填し、硬化させて、磁性樹脂層13を形成する(ステップS14)。また、複合フェライトのペーストを開口hgの内部にも充填することにより、スルーホール磁性体14を同時に形成する。このとき、磁性樹脂層13を確実に形成するため多量のペーストが充填され、これによりバンプ電極12は磁性樹脂層13内に埋没した状態となる。そのため、バンプ電極12の上面が露出するまで磁性樹脂層13を研磨して所定の厚さにすると共に表面を平滑化する(ステップS15)。さらに、磁性ウェハーについても所定の厚さとなるように研磨する(ステップS15)。
その後、磁性ウェハーのダイシングによって各コモンモードフィルタ素子を個片化(チップ化)する(ステップS16)。このとき、図6に示すように、X方向に延びる切断ラインD1及びY方向に延びる切断ラインD2はバンプ電極12の中央を通過し、得られたバンプ電極12a〜12dの切断面は、コイル部品1の側面に露出することになる。バンプ電極12a〜12dの2つの側面は実装時において半田フィレットの形成面となるので、半田実装時の固着強度を高めることができる。なお、側面を使用しない実装形態(LGAなど)もあり、バンプの形状は実装に応じたものとして良い。
次に、チップ部品のバレル研磨を行ってエッジを除去した後(ステップS17)、電気めっきを行い(ステップS18)、これにより図1に示すバンプ電極12a〜12dが完成する。このように、チップ部品の外表面をバレル研磨することによりチップ欠け等の破損が生じにくいコイル部品を製造することができる。また、チップ部品の外周面に露出するバンプ電極12a〜12dの表面をめっき処理するため、バンプ電極12a〜12dの表面を平滑面とすることができる。
以上説明したように、本実施形態によるコイル部品1の製造方法によれば、絶縁層に形成された開口を通じて互いに接続される第1の端子電極と第2の端子電極との接合強度を向上させることが可能な小型の電子部品を簡易且つ低コストで製造することができる。また、外部電極端子であるバンプ電極12a〜12dの周囲に磁性樹脂層13を形成しているので、バンプ電極12a〜12dを補強することができ、バンプ電極12a〜12dの剥離等を防止することができる。また、本実施形態によるコイル部品1の製造方法は、バンプ電極12a〜12dをめっきにより形成しているので、例えばスパッタリングで形成する場合よりも加工精度の高く安定した外部端子電極を提供することができる。さらに、工数の削減及び低コスト化を図ることができる。
図7(a)〜(d)は、絶縁層15dに形成される開口ha〜hdの形状の変形例を示す平面図である。
図7(a)に示す絶縁層15dの開口ha〜hdは、Y方向ではなくX方向に開口の拡張部分が設けられた構造である。そのため、各開口ha〜hdにはY方向と平行な側面が露出している。この構造によれば、図4に示した開口ha〜hdと同様に、バンプ電極12a〜12dと内部端子電極24a〜24dとの接合強度を向上させることができる。
図7(b)に示す開口パターンは、X方向とY方向の両方に開口の拡張部分が設けられた構造であり、図4(a)の開口パターンと図7(a)の開口パターンとの単純な合成パターンである。そのため、各開口からはX方向と平行な側面とY方向と平行な側面の両方が露出している。また、図7(c)は、図7(b)の領域を含むコーナー全体に大きな開口を形成したものである。そのため、各開口からはX方向と平行な側面とY方向と平行な側面の両方が露出している。この構造によれば、バンプ電極12a〜12dと内部端子電極24a〜24dとの接合強度をさらに向上させることができる。
図7(d)に示す開口パターンは、X方向とY方向の両方に開口の拡張部分が設けられた構造であり、図7(c)よりもさらに広げたものである。図7(c)では、拡張部分が絶縁層の外側(外周側)に広がっているだけであるが、図7(d)では、絶縁層の外側と内側の両方に広がっている。この構造によれば、内部端子電極の側面全体が露出することになるので、バンプ電極と内部端子電極との接合強度をさらに向上させることができる。
図8は、本発明の第2の実施の形態によるコイル部品の構造であって、各層を分解して示す平面図である。また、図9は、コイル部品2の一部断面図であって、図4(a)のA−A'線に沿った図に対応するものである。
図8に示すように、本実施形態によるコイル部品2の特徴は、第4の絶縁層15dのみならず第2及び第3の絶縁層15b,15cにも大きな開口ha〜hdが設けられている点にある。
図9に示すように、バンプ電極12aは絶縁層15b〜15dの各々に形成されて積層方向に連続する開口ha〜hd内に深く埋め込まれ、絶縁層15c上に形成された内部端子電極24aの上面TSおよび側面SS1のみならず、絶縁層15b上に形成された内部端子電極24aの側面SS2並びに絶縁層15a上に形成された内部端子電極24aの側面SS3に接しているので、バンプ電極12aと内部端子電極24aとの接合強度をさらに向上させることができる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能であり、それらも本発明に包含されるものであることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態においては、バンプ電極の周囲に磁性樹脂層を充填しているが、本発明においては、磁性樹脂層に限定されず、磁性のない単なる絶縁体層であってもよい。また、スルーホール磁性体14を省略することも可能である。
また、上記実施形態においては、内部端子電極と接続される外部端子電極としてバンプ電極12a〜12dを例に挙げたが、本発明はバンプ電極に限定されるものではなく、他の形状又は構造を有する外部端子電極を対象としてもよい。さらには、内部端子電極と外部端子電極との関係に限定されず、内部端子電極同士の接続に適用してもよい。また、コイル導体の形状もスパイラルパターンに限定されず、種々の平面コイルパターンを対象とすることができる。
また、上記実施形態においては、絶縁層15a〜15dからなる3導体層構造の薄膜コイル層11を例に挙げたが、本発明において絶縁層の積層数はいくつであってもよく、3導体層構造に限定されない。また、上記実施形態においては、コイル部品としてコモンモードフィルタを例に挙げたが、本発明はコモンモードフィルタに限定されるものではなく、他の種々のコイル部品に適用可能であり、さらにはコイル部品以外の種々の電子部品に適用可能である。
1 コイル部品(電子部品)
10 基板
10a〜10d 側面
11 薄膜コイル層
12、12a〜12d バンプ電極(外部端子電極)
13 磁性樹脂層
14 スルーホール磁性体
15a〜15d 絶縁層
16 スパイラル導体
16a 内周端
16b 外周端
17 スパイラル導体
17a 内周端
17b 外周端
18,19 コンタクトホール導体
20,21 引き出し導体
24a〜24d 内部端子電極
ha〜hg 開口
SS,SS1〜SS3 内部端子電極の側面
TS 内部端子電極の上面

Claims (13)

  1. 第1の端子電極を含む導体層と、
    前記導体層を覆う絶縁層と、
    前記第1の端子電極の上面の少なくとも一部と側面の少なくとも一部とがその内部に位置するように前記絶縁層に形成された開口と、
    前記絶縁層上に設けられ、前記開口を通じて前記第1の端子電極の前記上面と前記側面の両方に接続された第2の端子電極とを備えることを特徴とする電子部品。
  2. 前記開口は、平面視にて前記第1の端子電極の周縁よりも外側にはみ出した拡張部分を有する、請求項1に記載の電子部品。
  3. 基板と、
    前記基板上に設けられ、前記導体層及び前記絶縁層を有する薄膜コイル層とをさらに備え、
    前記導体層は、前記第1の端子電極に接続された平面コイルパターンをさらに含み、
    前記第1の端子電極は、前記薄膜コイル層の内部端子電極であり、
    前記第2の端子電極は、前記薄膜コイル層の表面に設けられた外部端子電極である、請求項1又は2に記載の電子部品。
  4. 前記内部端子電極は、前記基板の長手方向と平行な第1の側面と、前記長手方向と直交する第2の側面とを少なくとも1つずつ有し、前記第1及び第2の側面の少なくとも一方が前記開口の前記内部に位置している、請求項3に記載の電子部品。
  5. 前記第1及び第2の側面の両方が前記開口の前記内部に位置している、請求項4に記載の電子部品。
  6. 前記薄膜コイル層は、前記導体層と前記絶縁層とを交互に複数回積層してなる積層構造を有し、
    前記複数の絶縁層のうち最上層の絶縁層に形成された開口は、当該開口に対応する第1の端子電極の前記上面と前記側面の両方がその内部に位置するように形成されている、請求項3乃至5のいずれか一項に記載の電子部品。
  7. 前記薄膜コイル層は、前記導体層と前記絶縁層とを交互に複数回積層してなる積層構造を有し、
    前記複数の絶縁層の各々に形成されたすべての開口は、当該開口に対応する第1の端子電極の前記上面と前記側面の両方がその内部に位置するように形成されている、請求項3乃至5のいずれか一項に記載の電子部品。
  8. 第1の端子電極を含む導体層を形成する工程と、
    前記導体層を覆う絶縁層を形成する工程と、
    前記第1の端子電極の上面の少なくとも一部と側面の少なくとも一部とが露出するように前記絶縁層に開口を形成する工程と、
    前記絶縁層上に第2の端子電極を設けると共に、前記開口を通じて前記第2の端子電極を前記第1の端子電極の前記上面と前記側面の両方に接続させる工程とを備えることを特徴とする電子部品の製造方法。
  9. 基板上に平面コイルパターンを含む薄膜コイル層を形成する工程と、
    前記薄膜コイル層上に外部端子電極を形成する工程とを備え、
    前記薄膜コイル層を形成する工程は、前記導体層、前記絶縁層及び前記開口を形成する工程とを含み、
    前記第1の端子電極は、前記平面コイルパターンに接続された内部端子電極であり、
    前記第2の端子電極は、前記外部端子電極である、請求項8に記載の電子部品の製造方法。
  10. 基板と、
    前記基板上に設けられた薄膜コイル層と、
    前記薄膜コイル層の上面に設けられた外部端子電極とを備え、
    前記薄膜コイル層は、
    平面コイルパターン及び第1の内部端子電極を含む第1の導体層と、
    前記第1の導体層を覆う第1の絶縁層と、
    前記第1の内部端子電極の少なくとも上面がその内部に位置するように前記第1の絶縁層に形成された第1の開口と、
    前記第1の絶縁層上に設けられ、前記第1の開口を通じて前記第1の内部端子電極の上面に接続された第2の内部端子電極を含む第2の導体層と、
    前記第2の導体層を覆う第2の絶縁層と、
    前記第2の内部端子電極の上面と側面の両方がその内部に位置するように前記第2の絶縁層に形成された第2の開口とを備え、
    前記外部端子電極は、前記第2の絶縁層上に設けられ、前記第2の開口を通じて前記第2の内部端子電極の前記上面と前記側面の両方に接続されていることを特徴とする電子部品。
  11. 前記第1の開口は、前記第1の内部端子電極の側面をもその内部に位置させており、前記外部端子電極は、前記第2及び第1の開口を通じて前記第1の内部端子電極の前記側面に接続されている、請求項10に記載の電子部品。
  12. 前記平面コイルパターンはスパイラル導体であり、該スパイラル導体の外周端は、前記第1の内部端子電極に接続されている、請求項10又は11に記載の電子部品。
  13. 前記平面コイルパターンはスパイラル導体であり、前記薄膜コイル層は、前記第2の導体層に設けられた引き出し導体と、前記第1の絶縁層を貫通するスルーホール導体とをさらに含み、前記引き出し導体の一端は前記第2の内部端子電極に接続され、前記引き出し導体の他端は前記スルーホール導体を介して前記スパイラル導体の内周端に接続されている、請求項10又は11に記載の電子部品。
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