JP2018190828A - コイル部品 - Google Patents

コイル部品 Download PDF

Info

Publication number
JP2018190828A
JP2018190828A JP2017092017A JP2017092017A JP2018190828A JP 2018190828 A JP2018190828 A JP 2018190828A JP 2017092017 A JP2017092017 A JP 2017092017A JP 2017092017 A JP2017092017 A JP 2017092017A JP 2018190828 A JP2018190828 A JP 2018190828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
conductor
exposed
electrode pattern
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017092017A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6946721B2 (ja
Inventor
藤井 直明
Naoaki Fujii
直明 藤井
朋永 西川
Tomonaga Nishikawa
朋永 西川
川村 浩司
Koji Kawamura
浩司 川村
延也 ▲高▼橋
延也 ▲高▼橋
Nobuya Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2017092017A priority Critical patent/JP6946721B2/ja
Priority to US15/961,101 priority patent/US10840010B2/en
Priority to CN201810391702.5A priority patent/CN108806950B/zh
Publication of JP2018190828A publication Critical patent/JP2018190828A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6946721B2 publication Critical patent/JP6946721B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/29Terminals; Tapping arrangements for signal inductances
    • H01F27/292Surface mounted devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F17/0013Printed inductances with stacked layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/04Fixed inductances of the signal type  with magnetic core
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2804Printed windings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/32Insulating of coils, windings, or parts thereof
    • H01F27/323Insulation between winding turns, between winding layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F2017/0066Printed inductances with a magnetic layer
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2804Printed windings
    • H01F2027/2809Printed windings on stacked layers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Abstract

【課題】ハンダの接合部分にクラックが生じにくいコイル部品を提供する。【解決手段】導体層31〜34と層間絶縁層40〜44が交互に積層されたコイル部20と、外部端子E1,E2とを備える。導体層31〜34は、コイル導体パターンC1〜C4及びコイル部20から露出する電極パターン51〜54,61〜64を有する。層間絶縁層41〜43は、電極パターン51〜54,61〜64間に位置する部分がコイル部20から露出しており、外部端子E1,E2は、層間絶縁層41〜43の露出部分を避けるよう電極パターン51〜54,61〜64の表面に形成されている。本発明によれば、露出した層間絶縁層の熱膨張係数によって、外部端子の実効的な熱膨張係数が高められる。その結果、外部端子とハンダの熱膨張係数の差が低減されることから、大電流によって発熱が生じても、ハンダの接合部分にクラックが生じにくい。【選択図】図6

Description

本発明はコイル部品に関し、特に、電源回路用としての利用が好適なコイル部品に関する。
表面実装型のコイル部品は、複数の導体層と複数の層間絶縁層が交互に積層された構造を有していることが一般的であり、コイルの一端及び他端は、コイル部品の表面に形成された外部端子にそれぞれ接続される。例えば、特許文献1に記載されたコイル部品は、複数の導体層と複数の層間絶縁層が交互に積層された構造を有するとともに、いくつかの導体層にはコイル導体パターンだけでなく電極パターンも形成されており、積層後、各電極パターンに接続されるよう、コイル部品の表面に外部端子が形成される。
国際公開第2013/103044号
特許文献1に記載されたコイル部品は、いわゆる信号用のコイル部品であるため、コイルに流れる電流量はそれほど大きくない。これに対し、電源回路などに用いられるコイル部品は、信号用のコイル部品に比べて大電流が流れるため、実使用時に大きな発熱が生じる。
コイル部品が発熱すると、外部端子とハンダの熱膨張係数の差に起因して、ハンダの接合部分にクラックが発生するおそれがあった。これは、ハンダの熱膨張係数に比べて外部端子の熱膨張係数が小さいために生じる現象である。
したがって、本発明は、大電流によって発熱が生じてもハンダの接合部分にクラックが生じにくいコイル部品を提供することを目的とする。
本発明によるコイル部品は、複数の導体層と複数の層間絶縁層が交互に積層されたコイル部と、外部端子とを備え、前記複数の導体層のそれぞれは、コイル導体パターン及び前記コイル部から露出する電極パターンを有し、前記複数の電極パターンは、前記複数の層間絶縁層を貫通して設けられた複数のビア導体を介して互いに接続され、前記複数の層間絶縁層の少なくとも一つは、前記複数の電極パターン間に位置する部分が前記コイル部から露出しており、前記外部端子は、前記層間絶縁層の前記露出する部分を避けるよう、前記コイル部から露出する前記複数の電極パターンの表面に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、電極パターン間に位置する層間絶縁層が露出しており、この部分を避けるように外部端子が形成されていることから、露出した層間絶縁層の熱膨張係数によって、外部端子の実効的な熱膨張係数が高められる。その結果、外部端子とハンダの熱膨張係数の差が低減されることから、大電流によって発熱が生じても、ハンダの接合部分にクラックが生じにくくなる。これにより、コイル部品の信頼性を高めることが可能となる。
本発明において、積層方向から見た複数のビア導体の形成位置は、少なくとも一部が互いに異なっていても構わない。これによれば、各導体層における電極パターンの平坦性を高めることができる。
本発明において、複数のビア導体の少なくとも一つはコイル部から露出しており、外部端子は、コイル部から露出するビア導体の表面にさらに形成されていても構わない。これによれば、コイル部から露出するビア導体の径などに応じて外部端子の実効的な熱膨張係数を調整することが可能となる。特に、外部端子の実効的な熱膨張係数をより高める必要がある場合には、コイル部から露出するビア導体をコンフォーマルビアとすればよい。
本発明において、導体層は銅(Cu)からなり、外部端子はニッケル(Ni)とスズ(Sn)の積層膜からなるものであっても構わない。これによれば、直流抵抗を低減しつつ、ハンダに対する高い濡れ性を確保することが可能となる。
本発明によるコイル部品は、コイル部を積層方向に挟み込む第1及び第2の磁性体層をさらに備えていても構わない。これによれば、より大きなインダクタンスを得ることが可能となる。
本発明において、複数の導体層は、複数のコイル導体パターンからなるコイルの一端が形成される第1の導体層と、コイルの他端が形成される第2の導体層と、第1及び第2の導体層間に位置する1又は2以上の第3の導体層とを含み、第1の導体層に含まれる電極パターンはコイルの一端を構成する第1の電極パターンを含み、第2の導体層に含まれる電極パターンはコイルの他端を構成する第2の電極パターンを含み、第1の導体層に含まれる電極パターンは第2の電極パターンと積層方向に重なる第3の電極パターンをさらに含み、第2の導体層に含まれる電極パターンは第1の電極パターンと積層方向に重なる第4の電極パターンをさらに含み、第3の導体層は第2及び第3の電極パターンと積層方向に重なる第5の電極パターンと、第1及び第4の電極パターンと積層方向に重なる第6の電極パターンとを含み、複数のビア導体は、第1及び第6の電極パターンを相互に接続する第1のビア導体と、第3及び第5の電極パターンを相互に接続する第2のビア導体と、第2及び第5の電極パターンを相互に接続する第3のビア導体と、第4及び第6の電極パターンを相互に接続する第4のビア導体を含み、外部端子は、第1、第4及び第6の電極パターンの表面を覆う第1の外部端子と、第2、第3及び第5の電極パターンの表面を覆う第2の外部端子とを含んでいても構わない。これによれば、第1及び第2の外部端子のいずれについても、ハンダの熱膨張係数との差を低減することが可能となる。
この場合、第1の外部端子は第1のビア導体の表面をさらに覆い、第2の外部端子は第3のビア導体の表面をさらに覆っても構わない。これによれば、第1及び第2の外部端子の近傍における直流抵抗をより低減することが可能となる。
この場合、第1及び第2のビア導体はコイル部の中心に対して互いに対称となる位置に設けられ、第3及び第4のビア導体はコイル部の中心に対して互いに対称となる位置に設けられていても構わない。これによれば、各導体層及び各層間絶縁層のパターン設計が容易となる。
このように、本発明によれば、大電流によって発熱が生じてもハンダの接合部分にクラックが生じにくくなる。これにより、信頼性の高い電源回路用のコイル部品を提供することが可能となる。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるコイル部品10の外観を示す斜視図である。 図2は、コイル部品10の表面S1の構造を示す平面図である。 図3は、コイル部品10の表面S2の構造を示す平面図である。 図4は、コイル部品10の表面S3の構造を示す平面図である。 図5は、コイル部品10を回路基板80に実装した状態を示す側面図である。 図6は、コイル部品10の断面図である。 図7は、コイル部品10の製造工程を説明するための工程図である。 図8は、コイル部品10の製造工程を説明するための工程図である。 図9は、各工程におけるパターン形状を説明するための平面図である。 図10は、電極パターン51〜54の露出面の形状のバリエーションの一つを示す側面図である。 図11は、電極パターン51〜54の露出面の形状のバリエーションの一つを示す側面図である。 図12は、電極パターン51〜54の露出面の形状のバリエーションの一つを示す側面図である。 図13は、電極パターン51〜54の露出面の形状のバリエーションの一つを示す側面図である。 図14は、ビア導体V1〜V3の形状及び平面位置のバリエーションの一つを示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図15は、ビア導体V1〜V3の形状及び平面位置のバリエーションの一つを示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図16は、ビア導体V1〜V3の形状及び平面位置のバリエーションの一つを示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるコイル部品10の外観を示す斜視図である。
本実施形態によるコイル部品10は電源回路用のインダクタとして用いることが好適な表面実装型のチップ部品であり、図1に示すように、第1及び第2の磁性体層11,12と、第1及び第2の磁性体層11,12に挟まれたコイル部20とを備える。コイル部20の構成については後述するが、本実施形態においてはコイル導体パターンを有する導体層が4層積層され、これによって1つのコイルが形成される。そして、コイルの一端が第1の外部端子E1に接続され、コイルの他端が第2の外部端子E2に接続される。
磁性体層11,12は、フェライト粉や金属磁性粉などの磁性粉を含有する樹脂からなる複合部材であり、コイルに電流を流すことによって生じる磁束の磁路を構成する。磁性粉として金属磁性粉を用いる場合、パーマロイ系材料を用いることが好適である。また、樹脂としては、液状又は粉体のエポキシ樹脂を用いることが好ましい。但し、本発明において磁性体層11,12を複合部材によって構成することは必須でなく、例えば、磁性体層11として焼結フェライトなどの磁性材料からなる基板を用いても構わない。
本実施形態によるコイル部品10は、一般的な積層コイル部品とは異なり、積層方向であるz方向が回路基板と平行となるよう立てて実装される。具体的には、xz面を構成する表面S1が実装面として用いられる。そして、表面S1には、第1の外部端子E1及び第2の外部端子E2が設けられる。第1の外部端子E1は、コイル部20に形成されるコイルの一端が接続される端子であり、第2の外部端子E2は、コイル部20に形成されるコイルの他端が接続される端子である。
図1に示すように、第1の外部端子E1は、表面S1からyz面を構成する表面S2に亘って連続的に形成され、第2の外部端子E2は、表面S1からyz面を構成する表面S3に亘って連続的に形成される。詳細については後述するが、外部端子E1,E2は、コイル部20に含まれる電極パターンの露出面に形成されたニッケル(Ni)とスズ(Sn)の積層膜によって構成される。電極パターンの露出面はいわゆるベタパターンではなく、z方向に隣接する電極パターン間において層間絶縁層が露出した構成を有している。このため、層間絶縁層の露出部分には外部端子E1,E2が形成されず、層間絶縁層の露出部分は、基本的に外部端子E1,E2に覆われない。
図2〜図4は、それぞれコイル部品10の表面S1〜S3の構造を示す平面図である。
図2及び図3に示すように、第1の外部端子E1は、それぞれ表面S1,S2に形成されており、いずれもx方向又はy方向に延在する第1〜第4の部分E11〜E14と、第1〜第4の部分E11〜E14を繋ぐ第5の部分E15を有している。第1〜第4の部分E11〜E14の間は、第5の部分E15が存在する領域を除いて、層間絶縁層41〜43が露出している。また、図2及び図4に示すように、第2の外部端子E2は、それぞれ表面S1,S3に形成されており、いずれもx方向又はy方向に延在する第1〜第4の部分E21〜E24と、第1〜第4の部分E21〜E24を繋ぐ第5の部分E25を有している。第1〜第4の部分E21〜E24の間は、第5の部分E25が存在する領域を除いて、層間絶縁層41〜43が露出している。
また、磁性体層11,12に挟まれたコイル部20の表面のうち、外部端子E1,E2で覆われた部分および層間絶縁層40〜44が露出しない部分は、磁性部材13によって構成される。磁性部材13は、磁性体層11と磁性体層12を磁気的に接続する役割を果たす。
図5は、本実施形態によるコイル部品10を回路基板80に実装した状態を示す側面図であり、積層方向から見た図である。
図5に示すように、本実施形態によるコイル部品10は、回路基板80に立てて実装される。具体的には、コイル部20の表面S1が回路基板80の実装面と対向するよう、つまり、コイル部品10の積層方向であるz方向が回路基板80の実装面と平行となるよう、実装される。
回路基板80にはランドパターン81,82が設けられており、これらランドパターン81,82にコイル部品10の外部端子E1,E2がそれぞれ接続される。ランドパターン81,82と外部端子E1,E2との電気的・機械的接続は、ハンダ83によって行われる。外部端子E1,E2のうち、コイル部20の表面S2,S3に形成された部分には、ハンダ83のフィレットが形成される。
ここで、外部端子E1,E2はニッケル(Ni)とスズ(Sn)の積層膜からなり、さらに、外部端子E1,E2の下地である電極パターンは銅(Cu)によって構成されるため、ハンダ83よりも熱膨張係数が低い。具体的には、銅(Cu)の熱膨張係数は約16(10−6/K)、ニッケル(Ni)の熱膨張係数は約13(10−6/K)であるのに対し、ハンダの熱膨張係数は約25(10−6/K)である。このため、コイル部品10に電流を流すと、これによって生じる熱に起因してハンダ83と外部端子E1,E2との界面に応力が生じる。
しかしながら、本実施形態においては、外部端子E1,E2が複数の部分E11〜E14又はE21〜E24に分かれており、これらの間において層間絶縁層41〜43が露出していることから、外部端子E1,E2の実効的な熱膨張係数が高められる。これは、層間絶縁層41〜43の材料である樹脂の熱膨張係数がハンダ83の熱膨張係数よりも高く、例えば30〜60(10−6/K)程度であるからである。つまり、外部端子E1,E2自体の熱膨張係数に変化はないものの、熱膨張係数の高い層間絶縁層41〜43が部分的に露出していることから、実効的な熱膨張係数が高められる。その結果、ハンダ83の熱膨張係数との差が小さくなることから、発熱に起因する応力が大幅に低減される。
図6は、本実施形態によるコイル部品10の断面図である。
図6に示すように、コイル部品10に含まれるコイル部20は、2つの磁性体層11,12に挟まれており、層間絶縁層40〜44と導体層31〜34が交互に積層された構成を有している。導体層31〜34は、層間絶縁層41〜43に形成されたスルーホールを介して互いに接続されることにより、コイルを構成している。コイルの内径部分には、磁性体層12と同じ材料からなる磁性部材13が埋め込まれている。層間絶縁層40〜44は、例えば樹脂からなり、少なくとも層間絶縁層41〜43については非磁性材料が用いられる。最下層に位置する層間絶縁層40及び最上層に位置する層間絶縁層44については、磁性材料を用いても構わない。
導体層31は、磁性体層11の上面に層間絶縁層40を介して形成された1層目の導体層である。導体層31には、スパイラル状に2ターン巻回されたコイル導体パターンC1と、2つの電極パターン51,61が設けられている。電極パターン51はコイル導体パターンC1の一端に接続されている一方、電極パターン61はコイル導体パターンC1とは独立して設けられている。電極パターン51は、コイル部20から露出しており、その表面には外部端子E1の第1の部分E11が形成されている。また、電極パターン61は、コイル部20から露出しており、その表面には外部端子E2の第1の部分E21が形成されている。
導体層32は、導体層31の上面に層間絶縁層41を介して形成された2層目の導体層である。導体層32には、スパイラル状に2ターン巻回されたコイル導体パターンC2と、2つの電極パターン52,62が設けられている。電極パターン52,62は、いずれもコイル導体パターンC2とは独立して設けられている。電極パターン52は、コイル部20から露出しており、その表面には外部端子E1の第2の部分E12が形成されている。また、電極パターン62は、コイル部20から露出しており、その表面には外部端子E2の第2の部分E22が形成されている。
導体層33は、導体層32の上面に層間絶縁層42を介して形成された3層目の導体層である。導体層33には、スパイラル状に2ターン巻回されたコイル導体パターンC3と、2つの電極パターン53,63が設けられている。電極パターン53,63は、いずれもコイル導体パターンC3とは独立して設けられている。電極パターン53は、コイル部20から露出しており、その表面には外部端子E1の第3の部分E13が形成されている。また、電極パターン63は、コイル部20から露出しており、その表面には外部端子E2の第3の部分E23が形成されている。
導体層34は、導体層33の上面に層間絶縁層43を介して形成された4層目の導体層である。導体層34には、スパイラル状に2ターン巻回されたコイル導体パターンC4と、2つの電極パターン54,64が設けられている。電極パターン64はコイル導体パターンC4の一端に接続されている一方、電極パターン54はコイル導体パターンC4とは独立して設けられている。電極パターン54は、コイル部20から露出しており、その表面には外部端子E1の第4の部分E14が形成されている。また、電極パターン64は、コイル部20から露出しており、その表面には外部端子E2の第4の部分E24が形成されている。
そして、コイル導体パターンC1とコイル導体パターンC2は、層間絶縁層41を貫通して設けられたビア導体を介して接続され、コイル導体パターンC2とコイル導体パターンC3は、層間絶縁層42を貫通して設けられたビア導体を介して接続され、コイル導体パターンC3とコイル導体パターンC4は、層間絶縁層43を貫通して設けられたビア導体を介して接続される。これにより、コイル導体パターンC1〜C4によって8ターンのコイルが形成され、その一端が外部端子E1の第1の部分E11に接続され、他端が外部端子E2の第4の部分E24に接続された構成となる。
さらに、電極パターン51〜54は、層間絶縁層41〜43を貫通して設けられたビア導体V1〜V3を介して互いに接続される。同様に、電極パターン61〜64は、層間絶縁層41〜43を貫通して設けられたビア導体V4〜V6を介して互いに接続される。ここで、積層方向から見たビア導体V1〜V3の形成位置は互いに異なっており、積層方向から見たビア導体V4〜V6の形成位置も互いに異なっている。
図6に示す断面においては、ビア導体V1がコイル部20から露出しており、これによりビア導体V1の表面には外部端子E1の第5の部分E15が形成される。これに対し、図6に示す断面においては、ビア導体V2,V3がコイル部20から露出しておらず、これにより、電極パターン52,53間に位置する層間絶縁層42の一部、並びに、電極パターン53,54間に位置する層間絶縁層43の一部がコイル部20から露出している。同様に、図6に示す断面においては、ビア導体V4がコイル部20から露出しており、これによりビア導体V4の表面には外部端子E2の第5の部分E25が形成される。これに対し、図6に示す断面においては、ビア導体V5,V6がコイル部20から露出しておらず、これにより、電極パターン62,63間に位置する層間絶縁層42の一部、並びに、電極パターン63,64間に位置する層間絶縁層43の一部がコイル部20から露出している。
このように、外部端子E1,E2は、層間絶縁層41〜43の露出部分を避けるよう、コイル部20から露出する電極パターン51〜54,61〜64の表面に形成されていることから、層間絶縁層41〜43の露出部分は、外部端子E1,E2に覆われることなくそのまま露出する。その結果、上述の通り、外部端子E1,E2の実効的な熱膨張係数が高められることから、ハンダ83の熱膨張係数との差が低減される。
導体層32〜34の表面は、ビア導体V1〜V6が形成される部分において凹みが生じることがある。しかしながら、本実施形態においては、積層方向から見たビア導体V1〜V3の形成位置、並びに、積層方向から見たビア導体V4〜V6の形成位置がずれていることから、導体層32〜34の表面に生じる凹みが累積しない。このため、高い平坦性を保つことが可能となる。
また、本実施形態では、ビア導体V1とビア導体V4がコイル部20の中心に対して互いに対称となる位置に設けられ、ビア導体V2とビア導体V5がコイル部20の中心に対して互いに対称となる位置に設けられ、ビア導体V3とビア導体V6がコイル部20の中心に対して互いに対称となる位置に設けられている。これにより、導体層31〜34及び層間絶縁層41〜43のパターン設計が容易となる。
次に、本実施形態によるコイル部品10の製造方法について説明する。
図7及び図8は、本実施形態によるコイル部品10の製造工程を説明するための工程図である。また、図9は、各工程におけるパターン形状を説明するための平面図である。
まず、図7(a)に示すように、所定の強度を有する支持基板Sを用意し、その上面にスピンコート法によって樹脂材料を塗布することによって層間絶縁層40を形成する。次に、図7(b)に示すように、層間絶縁層40の上面に導体層31を形成する。導体層31の形成方法としては、スパッタリング法などの薄膜プロセスを用いて下地金属膜を形成した後、電解メッキ法を用いて所望の膜厚までメッキ成長させることが好ましい。以降に形成する導体層32〜34の形成方法も同様である。
導体層31の平面形状は図9(a)に示すとおりであり、スパイラル状に2ターン巻回されたコイル導体パターンC1と、2つの電極パターン51,61からなる。尚、図9(a)に示すA−A線は図6の断面位置を示しており、符号Bは最終的にコイル部品10となる製品領域を示している。
次に、図9(b)に示すように、導体層31を覆う層間絶縁層41を形成する。層間絶縁層41の形成は、スピンコート法によって樹脂材料を塗布した後、フォトリソグラフィー法によってパターニングすることによって行うことが好ましい。以降に形成する層間絶縁層42〜44の形成方法も同様である。また、層間絶縁層41にはスルーホール101〜103が設けられており、この部分において導体層31が露出している。スルーホール101はコイル導体パターンC1の内周端を露出させる位置に設けられ、スルーホール102は電極パターン51を露出させる位置に設けられ、スルーホール103は電極パターン61を露出させる位置に設けられる。
次に、図7(c)に示すように、層間絶縁層41の上面に導体層32を形成する。導体層32の平面形状は図9(c)に示すとおりであり、スパイラル状に2ターン巻回されたコイル導体パターンC2と、2つの電極パターン52,62からなる。これにより、コイル導体パターンC2の内周端は、スルーホール101を介してコイル導体パターンC1の内周端に接続されることになる。また、電極パターン52はスルーホール102を介して電極パターン51に接続され、電極パターン62はスルーホール103を介して電極パターン61に接続される。電極パターン52のうちスルーホール102に埋め込まれる部分はビア導体V1を構成し、電極パターン62のうちスルーホール103に埋め込まれる部分はビア導体V4を構成する。
次に、図9(d)に示すように、導体層32を覆う層間絶縁層42を形成する。層間絶縁層42にはスルーホール111〜113が設けられており、この部分において導体層32が露出している。スルーホール111はコイル導体パターンC2の外周端を露出させる位置に設けられ、スルーホール112は電極パターン52を露出させる位置に設けられ、スルーホール113は電極パターン62を露出させる位置に設けられる。図9(b)と図9(d)を比較すれば明らかなように、スルーホール112の形成位置はスルーホール102の形成位置に対してオフセットしており、スルーホール113の形成位置はスルーホール103の形成位置に対してオフセットしている。
次に、図7(d)に示すように、層間絶縁層42の上面に導体層33を形成する。導体層33の平面形状は図9(e)に示すとおりであり、スパイラル状に2ターン巻回されたコイル導体パターンC3と、2つの電極パターン53,63からなる。これにより、コイル導体パターンC3の外周端は、スルーホール111を介してコイル導体パターンC2の外周端に接続されることになる。また、電極パターン53はスルーホール112を介して電極パターン52に接続され、電極パターン63はスルーホール113を介して電極パターン62に接続される。電極パターン53のうちスルーホール112に埋め込まれる部分はビア導体V2を構成し、電極パターン63のうちスルーホール113に埋め込まれる部分はビア導体V5を構成する。そして、ビア導体V2はビア導体V1に対してオフセットした位置に設けられ、ビア導体V5はビア導体V4に対してオフセットした位置に設けられる。
次に、図9(f)に示すように、導体層33を覆う層間絶縁層43を形成する。層間絶縁層43にはスルーホール121〜123が設けられており、この部分において導体層33が露出している。スルーホール121はコイル導体パターンC3の内周端を露出させる位置に設けられ、スルーホール122は電極パターン53を露出させる位置に設けられ、スルーホール123は電極パターン63を露出させる位置に設けられる。図9(b)、図9(d)及び図9(f)を比較すれば明らかなように、スルーホール122の形成位置はスルーホール102,112の形成位置に対してオフセットしており、スルーホール123の形成位置はスルーホール103,113の形成位置に対してオフセットしている。
次に、図7(e)に示すように、層間絶縁層43の上面に導体層34を形成する。導体層34の平面形状は図9(g)に示すとおりであり、スパイラル状に2ターン巻回されたコイル導体パターンC4と、2つの電極パターン54,64からなる。これにより、コイル導体パターンC4の内周端は、スルーホール121を介してコイル導体パターンC3の内周端に接続されることになる。また、電極パターン54はスルーホール122を介して電極パターン53に接続され、電極パターン64はスルーホール123を介して電極パターン63に接続される。電極パターン54のうちスルーホール122に埋め込まれる部分はビア導体V3を構成し、電極パターン64のうちスルーホール123に埋め込まれる部分はビア導体V6を構成する。そして、ビア導体V3はビア導体V1,V2に対してオフセットした位置に設けられ、ビア導体V6はビア導体V4,V5に対してオフセットした位置に設けられる。
次に、図7(f)に示すように、導体層34を覆う層間絶縁層44を全面に形成した後、図9(h)に示すように層間絶縁層44をパターニングする。具体的には、コイル導体パターンC4及び電極パターン54,64が層間絶縁膜44で覆われ、その他の領域が露出するようパターニングを行う。
次に、図8(a)に示すように、パターニングされた層間絶縁層44をマスクとしてドライエッチングを行う。これにより、マスクで覆われていない部分の層間絶縁膜40〜43が除去され、コイル導体パターンC1〜C4に囲まれた内径領域、並びに、コイル導体パターンC1〜C4の外側に位置する外部領域に空間が形成される。
次に、図8(b)に示すように、層間絶縁膜40〜43の除去によって形成された空間に、フェライト粉や金属磁性粉を含有する樹脂からなる複合部材を埋め込む。これにより、コイル導体パターンC1〜C4の上方に磁性体層12が形成されるとともに、コイル導体パターンC1〜C4に囲まれた内径領域、並びに、コイル導体パターンC1〜C4の外側に位置する外部領域に磁性部材13が形成される。その後、支持基板Sを剥離し、コイル導体パターンC1〜C4の下面側にも複合部材を形成することによって磁性体層11を形成する。
次に、図8(c)に示すように、ダイシングによって個片化を行う。これにより、切断面からは、電極パターン51〜54,61〜64の一部が露出することになる。また、電極パターン51〜54間又は電極パターン61〜64間に位置する層間絶縁層41〜43の一部についても、切断面から露出する。この状態でバレルメッキを行えば、図8(d)に示すように、電極パターン51〜54の露出面上に外部端子E1が形成され、電極パターン61〜64の露出面上に外部端子E2が形成されることになる。この時、外部端子E1,E2は、層間絶縁層41〜43の露出部分を避けるように形成されることから、外部端子E1は第1〜第4の部分E11〜E14に分離され、外部端子E2は第1〜第4の部分E21〜E24に分離された形状となる。そして、第1〜第4の部分E11〜E14は、ビア導体V1〜V3の露出部分に設けられた第5の部分E15を介して接続され、第1〜第4の部分E21〜E24は、ビア導体V4〜V6の露出部分に設けられた第5の部分E25を介して接続される。
以上により、本実施形態によるコイル部品10が完成する。
このように、本実施形態においては、スルーホール102,112,122の平面位置が互いにオフセットしていることから、ビア導体V1〜V3の重なりを低減することができる。同様に、スルーホール103,113,123の平面位置が互いにオフセットしていることから、ビア導体V4〜V6の重なりを低減することができる。
図10〜図13は、電極パターン51〜54の露出面の形状のいくつかのバリエーションを示す側面図である。
図10に示す例では、ビア導体V1〜V3が重なりを有していない。このため、電極パターン52〜54の表面に生じる凹みが累積しないことから、高い平坦性を保つことが可能となる。図11は、ビア導体V1〜V3がコンフォーマルビアである例である。コンフォーマルビアを用いれば、ビア導体V1〜V3の形成位置において層間絶縁層41〜44の露出面積を大幅に増大させることが可能となり、実効的な熱膨張係数をより増大させることが可能となる。図12は、ビア導体V1〜V3の一部が積層方向に重なりを有している例を示している。具体的には、ビア導体V1とビア導体V2が積層方向に部分的な重なりを有しており、ビア導体V2とビア導体V3が積層方向に部分的な重なりを有している。しかしながら、ビア導体V1とビア導体V3は積層方向に重なっていないことから、導体層32〜34の表面に生じる凹みが過剰に累積することがない。図13は、ビア導体V1,V3を複数設けた例を示している。このように、本発明において各ビア導体V1〜V3の数が1個に限定されるものではない。また、図13に示す例では、ビア導体V1とビア導体V3が積層方向に重なっているが、積層方向から見て両者間にビア導体V2が存在しないことから、導体層32〜34の表面に生じる凹みが累積しない。
図14〜図16はビア導体V1〜V3の形状及び平面位置のいくつかのバリエーションを示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
図14に示す例では、ビア導体V1〜V3が積層方向に重なりを有しておらず、且つ、ビア導体V1だけが側面に露出している。残りのビア導体V2,V3は露出面を有していない。このように、本発明においてビア導体V1〜V3の全てが露出している必要はない。ここで、ビア導体V1〜V3の一部のみを露出させる場合、図14に示すようにビア導体V1を露出させることが好ましい。これは、電極パターン51がコイルの一端を構成するため、電極パターン51の近傍において外部端子E1の面積を十分に確保することにより、直流抵抗を低減することができるからである。したがって、ビア導体V4〜V6の一部のみを露出させる場合は、ビア導体V6を露出させることが好ましいと言える。
図15に示す例では、ビア導体V1とビア導体V3が平面視で同じ位置に形成されているとともに、両者がビア導体V2の一部と重なっている。ビア導体V2は露出面を有していない。このように、一部のビア導体V2を内部に形成するとともに、残りのビア導体V1,V3を同じ平面位置に形成し、且つ、露出させても構わない。図16に示す例では、ビア導体V1〜V3がいずれも内部に形成されており、露出面を有していない。このように、ビア導体V1〜V3の全てが露出しない構成であっても構わない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記の実施形態では、コイル部20が4層の導体層31〜34を含む場合を例に説明したが、本発明において導体層の層数がこれに限定されるものではない。また、各導体層に形成されるコイル導体パターンのターン数についても特に限定されるものではない。
10 コイル部品
11,12 磁性体層
13 磁性部材
20 コイル部
31〜34 導体層
40〜44 層間絶縁層
51〜54,61〜64 電極パターン
80 回路基板
81,82 ランドパターン
83 ハンダ
101〜103,111〜113,121〜123 スルーホール
C1〜C4 コイル導体パターン
E1,E2 外部端子
E11,E21 第1の部分
E12,E22 第2の部分
E13,E23 第3の部分
E14,E24 第4の部分
E15,E25 第5の部分
S 支持基板
S1〜S3 コイル部の表面
V1〜V6 ビア導体

Claims (9)

  1. 複数の導体層と複数の層間絶縁層が交互に積層されたコイル部と、
    外部端子と、を備え、
    前記複数の導体層のそれぞれは、コイル導体パターン及び前記コイル部から露出する電極パターンを有し、
    前記複数の電極パターンは、前記複数の層間絶縁層を貫通して設けられた複数のビア導体を介して互いに接続され、
    前記複数の層間絶縁層の少なくとも一つは、前記複数の電極パターン間に位置する部分が前記コイル部から露出しており、
    前記外部端子は、前記層間絶縁層の前記露出する部分を避けるよう、前記コイル部から露出する前記複数の電極パターンの表面に形成されていることを特徴とするコイル部品。
  2. 積層方向から見た前記複数のビア導体の形成位置は、少なくとも一部が互いに異なっていることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記複数のビア導体の少なくとも一つは、前記コイル部から露出しており、
    前記外部端子は、前記コイル部から露出するビア導体の表面にさらに形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコイル部品。
  4. 前記コイル部から露出するビア導体は、コンフォーマルビアであることを特徴とする請求項3に記載のコイル部品。
  5. 前記導体層は銅(Cu)からなり、前記外部端子はニッケル(Ni)とスズ(Sn)の積層膜からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコイル部品。
  6. 前記コイル部を積層方向に挟み込む第1及び第2の磁性体層をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のコイル部品。
  7. 前記複数の導体層は、前記複数のコイル導体パターンからなるコイルの一端が形成される第1の導体層と、前記コイルの他端が形成される第2の導体層と、前記第1及び第2の導体層間に位置する1又は2以上の第3の導体層とを含み、
    前記第1の導体層に含まれる前記電極パターンは、前記コイルの一端を構成する第1の電極パターンを含み、
    前記第2の導体層に含まれる前記電極パターンは、前記コイルの他端を構成する第2の電極パターンを含み、
    前記第1の導体層に含まれる前記電極パターンは、前記第2の電極パターンと積層方向に重なる第3の電極パターンをさらに含み、
    前記第2の導体層に含まれる前記電極パターンは、前記第1の電極パターンと積層方向に重なる第4の電極パターンをさらに含み、
    前記第3の導体層は、前記第2及び第3の電極パターンと積層方向に重なる第5の電極パターンと、前記第1及び第4の電極パターンと積層方向に重なる第6の電極パターンとを含み、
    前記複数のビア導体は、前記第1及び第6の電極パターンを相互に接続する第1のビア導体と、前記第3及び第5の電極パターンを相互に接続する第2のビア導体と、前記第2及び第5の電極パターンを相互に接続する第3のビア導体と、前記第4及び第6の電極パターンを相互に接続する第4のビア導体とを含み、
    前記外部端子は、前記第1、第4及び第6の電極パターンの表面を覆う第1の外部端子と、前記第2、第3及び第5の電極パターンの表面を覆う第2の外部端子とを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のコイル部品。
  8. 前記第1の外部端子は前記第1のビア導体の表面をさらに覆い、前記第2の外部端子は前記第3のビア導体の表面をさらに覆うことを特徴とする請求項7に記載のコイル部品。
  9. 前記第1及び第2のビア導体は、前記コイル部の中心に対して互いに対称となる位置に設けられ、
    前記第3及び第4のビア導体は、前記コイル部の中心に対して互いに対称となる位置に設けられていることを特徴とする請求項7又は8に記載のコイル部品。
JP2017092017A 2017-05-03 2017-05-03 コイル部品 Active JP6946721B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017092017A JP6946721B2 (ja) 2017-05-03 2017-05-03 コイル部品
US15/961,101 US10840010B2 (en) 2017-05-03 2018-04-24 Coil component
CN201810391702.5A CN108806950B (zh) 2017-05-03 2018-04-27 线圈部件

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017092017A JP6946721B2 (ja) 2017-05-03 2017-05-03 コイル部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018190828A true JP2018190828A (ja) 2018-11-29
JP6946721B2 JP6946721B2 (ja) 2021-10-06

Family

ID=64014881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017092017A Active JP6946721B2 (ja) 2017-05-03 2017-05-03 コイル部品

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10840010B2 (ja)
JP (1) JP6946721B2 (ja)
CN (1) CN108806950B (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020107858A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 新科實業有限公司SAE Magnetics(H.K.)Ltd. 薄膜インダクタ、コイル部品および薄膜インダクタの製造方法
JP2020107760A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 新科實業有限公司SAE Magnetics(H.K.)Ltd. 薄膜インダクタ、コイル部品および薄膜インダクタの製造方法
JP2020150191A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 Tdk株式会社 コイル部品
US20210027931A1 (en) * 2019-05-15 2021-01-28 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Coil component
JP2021093450A (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 Tdk株式会社 コイル部品及びその製造方法
JP2021141225A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 Tdk株式会社 コイル部品
WO2022065027A1 (ja) * 2020-09-28 2022-03-31 Tdk株式会社 コイル部品及びその製造方法
WO2022070804A1 (ja) * 2020-09-29 2022-04-07 Tdk株式会社 コイル部品
US11482370B2 (en) 2019-05-13 2022-10-25 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Coil electronic component

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD938910S1 (en) 2018-05-09 2021-12-21 Tdk Corporation Coil component
JP7251395B2 (ja) * 2019-08-05 2023-04-04 株式会社村田製作所 積層コイル部品
JP7456134B2 (ja) * 2019-12-03 2024-03-27 Tdk株式会社 コイル部品

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0529173A (ja) * 1991-07-22 1993-02-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品
JPH1167583A (ja) * 1997-08-26 1999-03-09 Taiyo Yuden Co Ltd 積層型電子部品
JP2002367833A (ja) * 2001-06-13 2002-12-20 Fdk Corp 積層チップインダクタ
WO2011155240A1 (ja) * 2010-06-09 2011-12-15 株式会社村田製作所 電子部品及びその製造方法
WO2012114818A1 (ja) * 2011-02-23 2012-08-30 株式会社村田製作所 セラミック電子部品、及びセラミック電子部品の設計方法
WO2012172939A1 (ja) * 2011-06-15 2012-12-20 株式会社村田製作所 電子部品及びその製造方法
JP2013161914A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Murata Mfg Co Ltd 電子部品
JP2015046422A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 Tdk株式会社 セラミック電子部品
JP2017076735A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 Tdk株式会社 コイル部品及びその製造方法、並びに、コイル部品が実装された回路基板

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3197022B2 (ja) * 1991-05-13 2001-08-13 ティーディーケイ株式会社 ノイズサプレッサ用積層セラミック部品
JPH05258973A (ja) 1992-03-10 1993-10-08 Mitsubishi Electric Corp 薄膜インダクタ素子およびその製造方法
JPH07161529A (ja) 1993-12-03 1995-06-23 Murata Mfg Co Ltd 積層型電子部品
KR100231356B1 (ko) 1994-09-12 1999-11-15 모리시타요이찌 적층형 세라믹칩 인덕터 및 그 제조방법
JP2001345212A (ja) 2000-05-31 2001-12-14 Tdk Corp 積層電子部品
JP4339777B2 (ja) 2004-11-10 2009-10-07 Tdk株式会社 コモンモードチョークコイル
CN101361146B (zh) 2006-01-16 2011-09-07 株式会社村田制作所 电感器的制造方法
JP2011071457A (ja) 2008-12-22 2011-04-07 Tdk Corp 電子部品及び電子部品の製造方法
US8451083B2 (en) 2010-05-31 2013-05-28 Tdk Corporation Coil component and method of manufacturing the same
JP5673358B2 (ja) 2010-05-31 2015-02-18 Tdk株式会社 コイル部品及びその製造方法
JP5195876B2 (ja) 2010-11-10 2013-05-15 Tdk株式会社 コイル部品及びその製造方法
ITTO20110295A1 (it) 2011-04-01 2012-10-02 St Microelectronics Srl Dispositivo ad induttore integrato ad elevato valore di induttanza, in particolare per l'uso come antenna in un sistema di identificazione a radiofrequenza
JP5673837B2 (ja) 2011-08-31 2015-02-18 株式会社村田製作所 電子部品及びその製造方法
KR101823156B1 (ko) 2011-12-19 2018-01-30 삼성전기주식회사 노이즈 제거 필터의 제조 방법
CN104040652B (zh) 2012-01-06 2017-03-22 株式会社村田制作所 电子部件
JP5817752B2 (ja) 2013-02-08 2015-11-18 株式会社村田製作所 電子部品の製造方法
KR20140116678A (ko) 2013-03-25 2014-10-06 삼성전기주식회사 박막형 공통모드필터 및 그 제조방법
JP5831498B2 (ja) 2013-05-22 2015-12-09 Tdk株式会社 コイル部品およびその製造方法
JP6536437B2 (ja) * 2016-03-04 2019-07-03 株式会社村田製作所 電子部品
KR102545035B1 (ko) * 2016-10-27 2023-06-19 삼성전기주식회사 코일 전자 부품
KR102658611B1 (ko) * 2016-11-03 2024-04-19 삼성전기주식회사 코일 전자 부품

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0529173A (ja) * 1991-07-22 1993-02-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品
JPH1167583A (ja) * 1997-08-26 1999-03-09 Taiyo Yuden Co Ltd 積層型電子部品
JP2002367833A (ja) * 2001-06-13 2002-12-20 Fdk Corp 積層チップインダクタ
WO2011155240A1 (ja) * 2010-06-09 2011-12-15 株式会社村田製作所 電子部品及びその製造方法
WO2012114818A1 (ja) * 2011-02-23 2012-08-30 株式会社村田製作所 セラミック電子部品、及びセラミック電子部品の設計方法
WO2012172939A1 (ja) * 2011-06-15 2012-12-20 株式会社村田製作所 電子部品及びその製造方法
JP2013161914A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Murata Mfg Co Ltd 電子部品
JP2015046422A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 Tdk株式会社 セラミック電子部品
JP2017076735A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 Tdk株式会社 コイル部品及びその製造方法、並びに、コイル部品が実装された回路基板

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020107760A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 新科實業有限公司SAE Magnetics(H.K.)Ltd. 薄膜インダクタ、コイル部品および薄膜インダクタの製造方法
JP7345251B2 (ja) 2018-12-27 2023-09-15 新科實業有限公司 薄膜インダクタ、コイル部品および薄膜インダクタの製造方法
JP2020107858A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 新科實業有限公司SAE Magnetics(H.K.)Ltd. 薄膜インダクタ、コイル部品および薄膜インダクタの製造方法
JP7345253B2 (ja) 2018-12-28 2023-09-15 新科實業有限公司 薄膜インダクタ、コイル部品および薄膜インダクタの製造方法
JP2020150191A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 Tdk株式会社 コイル部品
JP7247675B2 (ja) 2019-03-15 2023-03-29 Tdk株式会社 コイル部品
US11482370B2 (en) 2019-05-13 2022-10-25 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Coil electronic component
US20210027931A1 (en) * 2019-05-15 2021-01-28 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Coil component
US11923124B2 (en) * 2019-05-15 2024-03-05 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Coil component
JP2021093450A (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 Tdk株式会社 コイル部品及びその製造方法
JP7371473B2 (ja) 2019-12-10 2023-10-31 Tdk株式会社 コイル部品及びその製造方法
JP2021141225A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 Tdk株式会社 コイル部品
JP7419884B2 (ja) 2020-03-06 2024-01-23 Tdk株式会社 コイル部品
WO2022065027A1 (ja) * 2020-09-28 2022-03-31 Tdk株式会社 コイル部品及びその製造方法
WO2022070804A1 (ja) * 2020-09-29 2022-04-07 Tdk株式会社 コイル部品

Also Published As

Publication number Publication date
CN108806950B (zh) 2021-12-28
US20180323003A1 (en) 2018-11-08
CN108806950A (zh) 2018-11-13
US10840010B2 (en) 2020-11-17
JP6946721B2 (ja) 2021-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6946721B2 (ja) コイル部品
JP6447369B2 (ja) コイル部品
JP5831498B2 (ja) コイル部品およびその製造方法
JP6958525B2 (ja) インダクタ部品
KR101538580B1 (ko) 전자 부품 및 그 제조 방법
JP7172113B2 (ja) コイル部品及びその製造方法
US10123420B2 (en) Coil electronic component
US10998126B2 (en) Coil component and manufacturing methods thereof
JP6569457B2 (ja) コイル部品及びその製造方法、並びに、コイル部品が実装された回路基板
JP2008198923A (ja) コイル部品
JP6569458B2 (ja) コイル部品及びその製造方法、並びに、コイル部品が実装された回路基板
JP7272357B2 (ja) コイル部品及びその製造方法
WO2022065027A1 (ja) コイル部品及びその製造方法
JP7338037B2 (ja) コイル装置
JP2021052105A (ja) インダクタ部品
JP7247675B2 (ja) コイル部品
JP7371473B2 (ja) コイル部品及びその製造方法
JP6429951B2 (ja) コイル部品及びその製造方法
JP6565580B2 (ja) コイル部品及びその製造方法、並びに、コイル部品が実装された回路基板
JP6432674B2 (ja) インダクタ部品
JP2022055671A (ja) コイル部品

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20170518

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210830

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6946721

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150