JP2013194348A - 装飾繊維シート及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 立体的で奥行き感のある意匠を有する装飾繊維シート、及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】 本発明は、繊維シートに、プリント単位が繰り返しプリントされた装飾繊維シートであり、前記プリント単位は明度が変化するようにプリントされている。この装飾繊維シートは自動車用内装材の表皮材として好適に使用できる。また、別の発明は、繊維シートに、プリント単位を繰り返し有するプリントを施す装飾繊維シートの製造方法であり、前記プリント単位における、プリント量を変化させることによって、プリント単位の明度が変化するようにプリントする。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明は、繊維シートに、プリント単位が繰り返しプリントされた装飾繊維シートであり、前記プリント単位は明度が変化するようにプリントされている。この装飾繊維シートは自動車用内装材の表皮材として好適に使用できる。また、別の発明は、繊維シートに、プリント単位を繰り返し有するプリントを施す装飾繊維シートの製造方法であり、前記プリント単位における、プリント量を変化させることによって、プリント単位の明度が変化するようにプリントする。
【選択図】 図1
Description
本発明は装飾繊維シートに関し、自動車用内装材の表皮材、パーティションの表皮材、又は壁紙として好適に使用できる装飾繊維シート及びその製造方法に関する。特には、天井、ドアーサイド、ピラーガーニッシュ、リヤパッケージなどの自動車用内装材の表皮材として好適に使用できる装飾繊維シート及びその製造方法に関する。
例えば、自動車の内装用表皮材として、従来、装飾性に優れる不織布が使用されている。このような不織布として、ニードルパンチ不織布にプリントを施し、次いで、エンボン加工を施したものが開発されているが、成形時にエンボス模様が消失しやすく、しかも耐摩耗性など、表面耐性が充分ではないという欠点があった。そこでエンボス模様が消失しないように、エンボス部を強く加圧すれば良いが、この場合、不織布の風合が硬くなり、成形性が低下し、しかもエンボス部と非エンボス部との境界で切断や破壊が生じることがあった。
そのため、本願出願人は、「熱接着性複合繊維を5〜25重量%含む繊維ウェブの片面からニードリングが施されたニードルパンチ不織布のニードリング面とは反対の面に、樹脂が含浸され、プリント加工およびエンボス加工が施されており、かつ通気度が50〜120cc/cm2/secであることを特徴とする車輛内装用表皮材。」(特許文献1)を提案した。このような表皮材(不織布)は実用上満足しうる表面耐性を有し、しかもソフトで暖かい風合を具備するものであった。
しかしながら、前記表皮材(不織布)は皮しぼ模様にエンボス加工を施すとともにプリント加工を施すなど、比較的均一な模様を有するプリントであり、明度等が不織布表面全体において均一であることから、平面的で単調な意匠であった。そのため、搭乗者が自動車室内においてより快適に過ごすことができるように、立体的で奥行き感のある意匠が期待されていた。
このような問題は自動車の内装用表皮材に限らず、パーティションの表皮材や壁紙として使用する装飾繊維シートの場合も、同様の問題があった。
本発明はこのような状況下においてなされたものであり、立体的で奥行き感のある意匠を有する装飾繊維シート、及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1にかかる発明は、「繊維シートに、プリント単位が繰り返しプリントされた装飾繊維シートであり、前記プリント単位は明度が変化するようにプリントされていることを特徴とする、装飾繊維シート。」である。
本発明の請求項2にかかる発明は、「自動車用内装材の表皮材として使用することを特徴とする、請求項1記載の装飾繊維シート。」である。
本発明の請求項3にかかる発明は、「繊維シートに、プリント単位を繰り返し有するプリントを施す装飾繊維シートの製造方法であり、前記プリント単位における、プリント量を変化させることによって、プリント単位の明度が変化するようにプリントすることを特徴とする、装飾繊維シートの製造方法。」である。
本発明の請求項1にかかる発明は、明度が変化するようにプリントされたプリント単位が、明度の変化によって陰影を有するような状態にあるためプリント単位自体に立体感があり、このようなプリント単位が繰り返しプリントされた装飾繊維シートは立体感があり、奥行き感のある意匠を有する。
本発明の請求項2にかかる発明は、自動車内装材の表皮材として使用した場合、閉鎖空間である自動車室内であっても、装飾繊維シートが立体的で奥行き感のある意匠を有するため、快適なドライブを楽しむことができる。
本発明の請求項3にかかる発明は、請求項1の立体感があり、奥行き感のある意匠を有する装飾繊維シートを製造することができる。
本発明の装飾繊維シートについて、本発明の装飾繊維シートの模式的平面図である図1、及び図1におけるプリント単位の拡大図である図2を参照しながら説明する。
図1の装飾繊維シートDは繊維シートSに、プリント単位Puが、横方向に連続して繰り返しプリントされてプリント群Pgが形成されているとともに、このようなプリント群Pg1、Pg2、Pg3・・が複数列形成されている。また、例えば、2列目のプリント群Pg2は、隣接するプリント群Pg1、Pg3と、プリント単位Puの横方向における長さの半分の長さだけずれてプリントされている。なお、プリント単位Puは図2に示すように、線対称の関係にあるように2つの平行四辺形を一辺で接合した外形を有し、一方(図2では左側)の平行四辺形の領域全体にはプリントをしているものの、他方(図2では右側)の平行四辺形の上辺付近及び下辺付近にのみプリントがされている。そのため、プリント単位Puは、プリント量の違いによって明度が変化した状態、つまり、明度差を有する状態にある。
この図1の装飾繊維シートDにおいては、プリント単位Puが明度差を有し、陰影を有するような状態にあるとともに、線対称の関係にあるように2つの平行四辺形が一辺で接合した状態にあるため、プリント単位Pu自体に立体感がある。このようなプリント単位が繰り返しプリントされているため、装飾繊維シートは立体感があり、奥行き感のある意匠を有する。
図1の装飾繊維シートDにおけるプリント単位Puは、線対称の関係にあるように2つの平行四辺形を一辺で接合した外形を有し、一方(図2では左側)の平行四辺形の領域全体にはプリントをしているものの、他方(図2では右側)の平行四辺形の上辺付近及び下辺付近にのみプリントをしていることによって明度が変化する態様、つまり、プリント領域とプリントしていない領域を有する態様であるが、プリント領域のみからなる態様であっても良い。例えば、図3に拡大図を示すようなプリント単位Puであっても良い。この図3のプリント単位Puは、線対称の関係にあるように2つの平行四辺形を一辺で接合した外形を有し、一方(図2では左側)の平行四辺形の領域全体にプリントされており、他方(図2では右側)の平行四辺形の領域においては、上辺付近及び下辺付近には、一方の平行四辺形と同程度の量でプリントされているものの、その他の中央の領域においては、上辺付近及び下辺付近よりも少ない量でプリントされている。このように全体領域がプリントされたプリント単位Puであっても、プリント量の違いによって明度が変化した状態にあり、プリント単位Pu自体が陰影を有するような状態にあるとともに、線対称の関係にあるように2つの平行四辺形が一辺で接合した状態にあるため、プリント単位Pu自体に立体感がある。そのため、図3のようなプリント単位Puを繰り返し有する装飾繊維シートは、図1の装飾繊維シートDと同様に、立体感があり、奥行き感のある意匠を有する。
本発明の別の装飾繊維シートについて、模式的平面図である図4、プリント単位の拡大図である図5を参照しながら説明する。
図4の装飾繊維シートDは繊維シートSに、プリント単位Puが、横方向及び縦方向の両方向において、連続して繰り返しプリントされている。このプリント単位Puは図5に示すように、縦方向の上側を開放した梯子状の外形を有するとともに、縦方向において、下に進むに従って、徐々に間隔が狭くなるようにプリントされた第1領域(図5における左側)と、第1領域を90°回転させた状態の第2領域(図5における右側)とを有する。前記第1領域はプリント量の違いによって縦方向に明度が徐々に変化した状態、つまり、明度差を有する状態にあり、第2領域はプリント量の違いによって横方向に明度が徐々に変化した状態、つまり、明度差を有する状態にある。
この図4の装飾繊維シートDにおいては、プリント単位Puが縦方向と横方向のいずれの方向においても明度差を有し、陰影を有するような状態にある結果、曲面様の状態にあるため、プリント単位Pu自体に立体感がある。そのため、図5のようなプリント単位Puを繰り返し有する装飾繊維シートは、立体感があり、奥行き感のある意匠を有する。また、このようなプリント単位Puが縦方向と横方向の両方向に連続して繰り返しプリントされ、しかも比較的明度の低い箇所が近接した状態にあるため、装飾繊維シートDは左斜め上方向から右斜め下方向にかけて織り込んだような立体感があり、奥行き感のある意匠を有する。
本発明の更に別の装飾繊維シートについて、模式的平面図である図6、プリント単位の拡大図である図7を参照しながら説明する。
図6の装飾繊維シートDは繊維シートSに、プリント単位Puが、横方向及び縦方向に、連続して交互に繰り返しプリントされている。このプリント単位Puは図7に示すように、バーコード状の外形を有し、横方向において、右に進むに従って、徐々に間隔が狭くなるようにプリントされている第1領域(図7における左側)と、第1領域をー90°回転させた状態の第2領域(図7における右側)とを有する。そのため、前記第1領域はプリント量の違いによって横方向に明度が徐々に変化した状態、つまり、明度差を有する状態にあり、第2領域はプリント量の違いによって縦方向に明度が徐々に変化した状態、つまり、明度差を有する状態にある。
この図6の装飾繊維シートDにおいては、プリント単位Puが横方向と縦方向のいずれの方向においても明度差を有し、陰影を有するような状態にある結果、曲面様の状態にあるため、プリント単位Pu自体に立体感がある。そのため、図7のようなプリント単位Puを繰り返し有する装飾繊維シートは、立体感があり、奥行き感のある意匠を有する。また、このようなプリント単位Puが縦方向と横方向の両方向に連続して繰り返しプリントされ、しかも比較的明度の低い箇所が近接した状態にあるため、装飾繊維シートDは左斜め上方向から右斜め下方向にかけて織り込んだような立体感があり、奥行き感のある意匠を有する。
以上のように、本発明のプリント単位は明度が変化していれば良く、プリント単位には明度の変化する方向が一方向(図2、3)であっても、二方向以上(図5、7)であっても良い。また、プリント単位の繰り返し方向は縦方向及び/又は横方向であることができるが、繊維シートの長手方向に対して所定角度を有する斜め方向であることもできる。更に、プリント単位同士は二方向において、接触した状態にあることもできる(図4、6)し、一方向において、接触した状態にあることもできる(図1)し、いずれの方向においても、非接触の状態にあることもできるが、プリント単位同士が二方向において接触した状態にあると、更に立体的で奥行き感のある意匠であることができるため好適である。更に、プリント単位の外形も特に限定するものではないが、線対称の関係にあるように2つの平行四辺形が一辺で接合した状態(図2、図3)のように、外形自体で立体感があるのが好ましい。
なお、プリント単位は図2、5、7のように、プリントされている領域と、プリントされていない領域から構成することにより、明度が変化していても良いし、図3のように、全領域がプリントされているものの、プリント量が違うことによって明度が変化していても良い。
また、プリント単位は図5、7のように、プリント間隔が徐々に狭くなると、徐々に明度が変化し、プリント単位自体を曲面様として認識しやすく、立体感を感じやすいため、好適な態様である。特に、プリント間隔が徐々に狭くなるなど、徐々に明度が変化するプリント単位であるとともに、プリント単位同士が二方向において接触した状態にあると、更に立体的で奥行き感のある意匠であることができるため好適である(図4、6)。更に、図5、7のプリント単位を構成するプリントの直線は同じ太さであるが、異なる太さであっても良く、徐々に太く又は細くすることによって、徐々に明度差を設けることもできる。また、プリント単位を構成するプリントは直線である必要はなく、曲線などの線であっても良いし、ドット状であっても良いし、格子状であっても良いし、これらの組合せであっても良い。いずれの場合であっても、プリントの大きさ、プリント量、又は非プリント部の大きさが徐々に変化すれば、徐々に明度が変化する。更に、プリント単位における明度差の変化する方向は、縦方向、横方向、斜め方向、又はこれらの方向が混在していても良く、特に限定するものではない。
更に、本発明のプリント単位は明度だけでなく、色相及び/又は彩度が変化していても良い。これらが変化していると、より一層立体感があり、奥行き感のある意匠であることができる。
なお、本発明における「プリント単位」とは、繰り返しプリントされた繰り返し単位をいう。
本発明の装飾繊維シートは、繊維シートに対して、上述のようなプリントがされたものであるが、繊維シートは特に限定するものではなく、装飾繊維シートの使用用途によって適宜選択することができる。例えば、本発明の装飾繊維シートを自動車用内装材の表皮材、パーティションの表皮材、又は壁紙として使用する場合には、不織布、織物、編物、これらの複合シートなどを使用することができる。
本発明の装飾繊維シートは自動車用内装材の表皮材として好適に使用することができるが、この用途の場合、成形時に型に沿って変形する必要があるため、伸長性に優れる不織布であるのが好ましい。
本発明の好適である不織布は特に限定するものではないが、例えば、ニードルパンチ不織布、繊維接着不織布、水流絡合不織布、バインダ接着不織布などを使用することができる。なお、結合方法を適宜組み合わせた不織布であっても良い。例えば、ニードルパンチ不織布に対してバインダを含浸、コーティング、又はスプレーして接着した不織布は、不織布表面が平滑で、プリントの載りが良いため、好適である。
なお、繊維シートを構成する繊維は、意匠性に優れているように、顔料で着色された原着繊維を含んでいるのが好ましい。また、顔料の色、種類及び/又は量、樹脂成分の種類及び/又は数、繊度、繊維長などの点で相違する2種類以上の原着繊維を含むことができる。
また、繊維を構成する樹脂は特に限定するものではないが、例えば、ポリエステル、ナイロン、塩化ビニル、アクリル、ポリプロピレンなどを挙げることができる。これらの中でもポリエステルは耐熱性、耐候性、防汚性等に優れているため好適である。
また、装飾繊維シートに成形性が必要とされる場合、或いはエンボス加工を施すような場合には、繊維として、融点が異なる2成分以上の樹脂からなり、繊維断面がサイド・バイ・サイド型、芯鞘型、偏心型などの複合繊維を含むのが好ましい。
更に、繊維の繊度は特に限定するものではないが、1〜6dtexであるのが好ましく、1.5〜6dtexであるのがより好ましい。また、繊維の繊維長も特に限定するものではないが、30〜110mmであるのが好ましく、50〜80mmであるのがより好ましい。
本発明の装飾繊維シートは立体的で奥行き感のある意匠を有するものであるため、意匠性を必要とする用途に好適に使用することができる。例えば、自動車用内装材の表皮材、パーティションの表皮材、又は壁紙として使用することができる。特に、自動車内装材の表皮材として使用した場合、閉鎖空間である自動車室内であっても、装飾繊維シートが立体的で奥行き感のある意匠を有するため、快適なドライブを楽しむことができる。なお、自動車内装材としては、例えば、天井、ドアーサイド、ピラーガーニッシュ、リヤパッケージなどを挙げることができる。
本発明の装飾繊維シートは、例えば、繊維シートを用意した後、プリント量を変化させることによって明度が変化するプリント単位を、繰り返し有するように、前記繊維シートに対してプリントすることによって製造することができる。
まず、繊維シートとしては、例えば、不織布、織物、編物を挙げることができる。これら繊維シートは常法により製造することができる。これらの中でも、成形性に優れる不織布が好適である。
これら繊維シートを構成する繊維は顔料を含み、着色された原着繊維であるのが好ましい。原着繊維を使用することによって、プリントされていない領域も意匠性に優れているためである。なお、どのような原着繊維を使用するかは、プリントとの兼ね合いで適宜調整する。例えば、濃色プリントを施す場合には、淡色の原着繊維を使用し、淡色プリントを施す場合には濃色の原着繊維を使用するのが好ましい。
本発明の繊維シートを構成する繊維を構成する樹脂は特に限定するものではないが、例えば、ポリエステル、ナイロン、塩化ビニル、アクリル、ポリプロピレンなどを挙げることができる。これらの中でもポリエステルは耐熱性、耐候性、防汚性等に優れているため好適である。また、装飾繊維シートに成形性が必要とされる場合、或いはエンボス加工を施す場合には、繊維として、融点が異なる2成分以上の樹脂からなり、繊維断面がサイド・バイ・サイド型、芯鞘型、偏心型などの複合繊維を含むのが好ましい。なお、繊維の繊度は特に限定するものではないが、1〜6dtexであるのが好ましく、1.5〜6dtexであるのがより好ましい。また、繊維の繊維長も特に限定するものではないが、30〜110mmであるのが好ましく、50〜80mmであるのがより好ましい。本発明の繊維シートは、顔料の色、種類及び/又は量、樹脂成分の種類及び/又は数、繊度、繊維長などの点で相違する2種類以上の原着繊維を含むことができる。また、繊維シートは原着繊維のみから構成することができるし、非原着繊維のみから構成することができるし、原着繊維と非原着繊維とから構成することもできる。
本発明の好適である不織布は、特に限定するものではないが、例えば、ニードルパンチ不織布、繊維接着不織布、水流絡合不織布、バインダ接着不織布などを使用することができる。なお、ニードルパンチ、繊維接着、水流絡合、及び/又はバインダ接着を適宜組み合わせることもできる。例えば、ニードルパンチ不織布に対してバインダを含浸、コーティング、又はスプレーして接着することによって不織布表面を平滑とし、プリントの載りを良くすることができる。
次いで、用意した繊維シートに対して、プリント量を変化させることによって、明度が変化するプリント単位を、繰り返し有するようにプリントすることによって、本発明の装飾繊維シートを製造することができる。
このようなプリントは、従来から公知の方法により実施することができる。つまり、所望プリント単位を繰り返し有する模様に対応する開口を有するシリンダを用意し、顔料を含む樹脂のプリント液を、前記シリンダを通してプリントすることによって実施することができる。
なお、プリント単位におけるプリント量は、所望模様に応じて、シリンダにスリットを入れることにより、及び/又はプリント箇所における開口率を変化させることにより、変化させることができる。なお、開口率を変化させる場合には、明度に差が生じやすく、立体的な意匠としやすいように、開口率を5〜25%とするのが好ましい。なお、この開口率(Or、単位:%)は次の式から得られる値である。
Or=[O/(O+N)]×100
ここで、Oは開口の総表面積、Nは非開口部の総表面積をそれぞれ表す。
Or=[O/(O+N)]×100
ここで、Oは開口の総表面積、Nは非開口部の総表面積をそれぞれ表す。
また、顔料と混合する樹脂としては、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂などを使用することができ、顔料の色、種類及び量は適宜調整することができる。
なお、プリント液の粘度は特に限定するものではないが、明度に差が生じやすく、立体的な意匠としやすいように、10000cps以上であるのが好ましい。一方で、プリント加工を安定して実施できるように、プリント液の粘度は15000cps以下であるのが好ましい。この粘度はBROOKFIELD社製粘度計(モデルRVT、No.6スピンドルを回転数20rpmで測定)を用いた値をいう。
また、プリント方法はシリンダを使用する方法に限定されず、例えば、グラビア印刷、凸版印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷などにより実施することができる。
なお、本発明の製造方法によれば、プリント量を変化させるだけで、プリント単位における明度を変化させ、立体的で奥行き感のある意匠を付与することができるため、1種類の顔料を含むプリント液を一度プリントしただけでも、立体的で奥行き感のある意匠を付与することができる。そのため、顔料を2種類以上使用する必要がないし、2度以上プリントする必要がないため、装飾繊維シートの生産性が高いという特長もある。しかしながら、2度以上、プリントしても良い。
本発明の装飾繊維シートは、明度が変化するプリント単位が繰り返しプリントされている限り、プリントに加えてエンボス加工を施すこともできる。エンボス模様は特に限定するものではないが、例えば、皮しぼ模様、梨地模様、或いは円、四角形などの所定形状のドットを規則的又は不規則に配置した模様であることができる。なお、このエンボス加工は、繊維シートに対してプリントを施した後に実施することができるし、プリントを施す前に実施することもできる。
以下に、本発明の実施例を記載するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(バインダ接着不織布の準備)
原着ポリエステル繊維(繊度:2.2dtex、繊維長:51mm)を100%用いて、カード機により開繊して繊維ウエブを形成した後、片面から針密度400本/m2でニードルパンチ処理を行い、ニードルパンチ不織布(目付:170g/m2、厚さ:1.7mm)を製造した。
原着ポリエステル繊維(繊度:2.2dtex、繊維長:51mm)を100%用いて、カード機により開繊して繊維ウエブを形成した後、片面から針密度400本/m2でニードルパンチ処理を行い、ニードルパンチ不織布(目付:170g/m2、厚さ:1.7mm)を製造した。
他方、次の割合で配合したバインダ溶液を調製した。
(1)アクリルバインダ[DICNAL(登録商標)DS−23、DIC社製]・・・12部
(2)増粘剤[ネオゲン(登録商標)S−20D、第一工業製薬社製]
・・・0.1部
(3)界面活性剤(セロゲン(登録商標)WS−C、第一工業製薬社製)
・・・0.2部
(1)アクリルバインダ[DICNAL(登録商標)DS−23、DIC社製]・・・12部
(2)増粘剤[ネオゲン(登録商標)S−20D、第一工業製薬社製]
・・・0.1部
(3)界面活性剤(セロゲン(登録商標)WS−C、第一工業製薬社製)
・・・0.2部
次いで、前記バインダ溶液を泡立てた後、前記ニードルパンチ不織布のニードリング面とは反対の面から塗布し、含浸させた後に、温度130℃のキャンドライヤーで乾燥し、外観がライトグレー色のバインダ接着不織布(目付:180g/m2、厚さ:1.7mm)を製造した。
(プリント液の準備)
次の割合で配合したプリント液を調製した。
(1)増粘剤[カーボポール940、日本ルーブリゾール(株)製]
・・・0.33部
(2)消泡剤[シンエツシリコーンKM−73、信越化学工業(株)製]
・・・0.4部
(3)アクリルバインダ[ボンコート(登録商標)3218EF、DIC(株)製]・・・20部
(4)黒顔料[R.W.BLACK RC(V)、DIC(株)製]
・・・0.3部
(5)増粘剤[ニカゾール(登録商標) VT−253、日本カーバイド工業(株)製]・・・0.6部
(6)水・・・78.37部
次の割合で配合したプリント液を調製した。
(1)増粘剤[カーボポール940、日本ルーブリゾール(株)製]
・・・0.33部
(2)消泡剤[シンエツシリコーンKM−73、信越化学工業(株)製]
・・・0.4部
(3)アクリルバインダ[ボンコート(登録商標)3218EF、DIC(株)製]・・・20部
(4)黒顔料[R.W.BLACK RC(V)、DIC(株)製]
・・・0.3部
(5)増粘剤[ニカゾール(登録商標) VT−253、日本カーバイド工業(株)製]・・・0.6部
(6)水・・・78.37部
(実施例1)
準備した外観がライトグレー色のバインダ接着不織布のバインダ付着面に対して、図2に示すようなプリント単位に対応する開口を繰り返し有するシリンダを用いて、前記プリント液をプリントした後、温度160℃のドライヤーで乾燥し、図1に示すようなプリント模様を有する装飾不織布を製造した。この装飾不織布は立体感があり、奥行き感のある意匠を有するものであった。なお、シリンダの開口率は、図2の左側の平行四辺形、図2の右側の平行四辺形の上辺付近および下辺付近に対応する部分において19%、図2の右側の平行四辺形の中央付近に対応する部分において0%とした。
準備した外観がライトグレー色のバインダ接着不織布のバインダ付着面に対して、図2に示すようなプリント単位に対応する開口を繰り返し有するシリンダを用いて、前記プリント液をプリントした後、温度160℃のドライヤーで乾燥し、図1に示すようなプリント模様を有する装飾不織布を製造した。この装飾不織布は立体感があり、奥行き感のある意匠を有するものであった。なお、シリンダの開口率は、図2の左側の平行四辺形、図2の右側の平行四辺形の上辺付近および下辺付近に対応する部分において19%、図2の右側の平行四辺形の中央付近に対応する部分において0%とした。
なお、準備した外観がライトグレー色のバインダ接着不織布のバインダ付着面に対して、図2の左側の平行四辺形に対応する開口を繰り返し有するシリンダを用いて、前記プリント液をプリントした後、温度160℃のドライヤーで乾燥してプリント模様を有する装飾不織布を製造し、この装飾不織布の明度を測定(X−Rite社製分光光度計color i5を使用、以下同様)したところ、明度L*は35であった。同様に、図2の右側の平行四辺形に対応する開口を繰り返し有するシリンダを用いて、前記プリント液をプリントした装飾不織布の明度を測定したところ、明度L*は53であった。また、プリントする前のライトグレー色のバインダ接着不織布のバインダ付着面における明度L*は67であった。
(実施例2)
図3に示すようなプリント単位に対応する開口を繰り返し有するシリンダを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、図1と同様のプリント模様を有する装飾不織布を製造した。この装飾不織布は立体感があり、奥行き感のある意匠を有するものであった。なお、シリンダの開口率は、図3の左側の平行四辺形、図3の右側の平行四辺形の上辺付近および下辺付近に対応する部分において19%、図3の右側の平行四辺形の中央付近に対応する部分において9%とした。
図3に示すようなプリント単位に対応する開口を繰り返し有するシリンダを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、図1と同様のプリント模様を有する装飾不織布を製造した。この装飾不織布は立体感があり、奥行き感のある意匠を有するものであった。なお、シリンダの開口率は、図3の左側の平行四辺形、図3の右側の平行四辺形の上辺付近および下辺付近に対応する部分において19%、図3の右側の平行四辺形の中央付近に対応する部分において9%とした。
なお、準備した外観がライトグレー色のバインダ接着不織布のバインダ付着面に対して、図3の右側の平行四辺形に対応する開口を繰り返し有するシリンダを用いて、前記プリント液をプリントした後、温度160℃のドライヤーで乾燥してプリント模様を有する装飾不織布を製造し、この装飾不織布の明度を測定したところ、明度L*は41であった。
(比較例1)
シリンダとして、図2と同様のプリント単位に対応する開口を繰り返し有し、図2の左側の平行四辺形、右側の平行四辺形のいずれも開口率が19%のシリンダを使用したこと以外は、実施例1と同様にして、図1に類似するプリント模様を有する装飾不織布を製造した。この装飾不織布はプリントしていない領域の明度L*が67で、プリントした領域の明度L*が35で、立体感のない、単調な意匠を有するものであった。
シリンダとして、図2と同様のプリント単位に対応する開口を繰り返し有し、図2の左側の平行四辺形、右側の平行四辺形のいずれも開口率が19%のシリンダを使用したこと以外は、実施例1と同様にして、図1に類似するプリント模様を有する装飾不織布を製造した。この装飾不織布はプリントしていない領域の明度L*が67で、プリントした領域の明度L*が35で、立体感のない、単調な意匠を有するものであった。
(実施例3)
準備した外観がライトグレー色のバインダ接着不織布のバインダ付着面に対して、図5に示すようなプリント単位に対応する開口を繰り返し有するシリンダを用いて前記プリント液をプリントした後、温度160℃のドライヤーで乾燥し、図4に示すようなプリント模様を有する装飾不織布を製造した。この装飾不織布は縦方向及び横方向に濃淡が繰り返し表現され、立体感があり、奥行き感のある意匠を有するものであった。なお、シリンダの各線分における開口率は19%であり、図5のプリント単位に対応する各開口(線分)の幅は0.2mmであり、図5のプリント単位右側に対応する開口(線分)の間隔は狭い順に、0.2mm、0.3mm、0.4mm、0.5mm,0.5mmであり、図5のプリント単位左側に対応する開口は、右側の開口をー90°回転させた状態とした。
準備した外観がライトグレー色のバインダ接着不織布のバインダ付着面に対して、図5に示すようなプリント単位に対応する開口を繰り返し有するシリンダを用いて前記プリント液をプリントした後、温度160℃のドライヤーで乾燥し、図4に示すようなプリント模様を有する装飾不織布を製造した。この装飾不織布は縦方向及び横方向に濃淡が繰り返し表現され、立体感があり、奥行き感のある意匠を有するものであった。なお、シリンダの各線分における開口率は19%であり、図5のプリント単位に対応する各開口(線分)の幅は0.2mmであり、図5のプリント単位右側に対応する開口(線分)の間隔は狭い順に、0.2mm、0.3mm、0.4mm、0.5mm,0.5mmであり、図5のプリント単位左側に対応する開口は、右側の開口をー90°回転させた状態とした。
(比較例2)
シリンダとして、図5に類似のプリント単位に対応する開口を繰り返し有するものの、各線分における開口率は19%であり、プリント単位に対応する各開口(線分)の幅は0.2mmであり、プリント単位右側に対応する開口(線分)の間隔がいずれも0.4mmであり、プリント単位左側に対応する開口は、右側の開口をー90°回転させた状態のものを使用したこと以外は、実施例3と同様にして、図4に類似するプリント模様を有する装飾不織布を製造した。この装飾不織布は縦方向及び横方向に濃淡がなく、単調な意匠であった。
シリンダとして、図5に類似のプリント単位に対応する開口を繰り返し有するものの、各線分における開口率は19%であり、プリント単位に対応する各開口(線分)の幅は0.2mmであり、プリント単位右側に対応する開口(線分)の間隔がいずれも0.4mmであり、プリント単位左側に対応する開口は、右側の開口をー90°回転させた状態のものを使用したこと以外は、実施例3と同様にして、図4に類似するプリント模様を有する装飾不織布を製造した。この装飾不織布は縦方向及び横方向に濃淡がなく、単調な意匠であった。
(実施例4)
準備した外観がライトグレー色のバインダ接着不織布のバインダ付着面に対して、図7に示すようなプリント単位に対応する開口を繰り返し有するシリンダを用いて前記プリント液をプリントした後、温度160℃のドライヤーで乾燥し、図6に示すようなプリント模様を有する装飾不織布を製造した。この装飾不織布は縦方向及び横方向に濃淡が繰り返し表現され、立体感があり、奥行き感のある意匠を有するものであった。なお、シリンダの各線分における開口率は19%であり、図7のプリント単位に対応する各開口(線分)の幅は0.2mmであり、図7のプリント単位の左側に対応する開口(線分)の間隔は狭い順に、0.2mm、0.3mm、0.4mm、0.5mmであり、プリント単位の右側の領域は左側の領域をー90°回転させた状態とした。
準備した外観がライトグレー色のバインダ接着不織布のバインダ付着面に対して、図7に示すようなプリント単位に対応する開口を繰り返し有するシリンダを用いて前記プリント液をプリントした後、温度160℃のドライヤーで乾燥し、図6に示すようなプリント模様を有する装飾不織布を製造した。この装飾不織布は縦方向及び横方向に濃淡が繰り返し表現され、立体感があり、奥行き感のある意匠を有するものであった。なお、シリンダの各線分における開口率は19%であり、図7のプリント単位に対応する各開口(線分)の幅は0.2mmであり、図7のプリント単位の左側に対応する開口(線分)の間隔は狭い順に、0.2mm、0.3mm、0.4mm、0.5mmであり、プリント単位の右側の領域は左側の領域をー90°回転させた状態とした。
なお、準備した外観がライトグレー色のバインダ接着不織布のバインダ付着面に対して、開口(線分)の幅が0.2mmであり、開口(線分)間の間隔が0.2mmの開口を繰り返し有するシリンダを用いて、前記プリント液をプリントした後、温度160℃のドライヤーで乾燥してプリント模様を有する装飾不織布を製造し、この装飾不織布の明度を測定したところ、明度L*は43であった。同様に、開口(線分)の幅が0.2mmであり、開口(線分)間の間隔が0.3mmの開口を繰り返し有するシリンダを用いた場合には、明度L*は49であり、開口(線分)の幅が0.2mmであり、開口(線分)間の間隔が0.4mmの開口を繰り返し有するシリンダを用いた場合には、明度L*は53であり、開口(線分)の幅が0.2mmであり、開口(線分)間の間隔が0.5mmの開口を繰り返し有するシリンダを用いた場合には、明度L*は55であった。
(比較例3)
シリンダとして、図7に類似のプリント単位に対応する開口を繰り返し有するものの、各線分における開口率は19%であり、プリント単位に対応する各開口(線分)の幅は0.2mmであり、プリント単位左側に対応する開口(線分)の間隔がいずれも0.4mmであり、プリント単位右側に対応する開口は、右側の開口をー90°回転させた状態のものを使用したこと以外は、実施例4と同様にして、図6に類似するプリント模様を有する装飾不織布を製造した。この装飾不織布は縦方向及び横方向に濃淡がなく、単調な意匠であった。
シリンダとして、図7に類似のプリント単位に対応する開口を繰り返し有するものの、各線分における開口率は19%であり、プリント単位に対応する各開口(線分)の幅は0.2mmであり、プリント単位左側に対応する開口(線分)の間隔がいずれも0.4mmであり、プリント単位右側に対応する開口は、右側の開口をー90°回転させた状態のものを使用したこと以外は、実施例4と同様にして、図6に類似するプリント模様を有する装飾不織布を製造した。この装飾不織布は縦方向及び横方向に濃淡がなく、単調な意匠であった。
この実施例1〜4から、1種類のプリント液で、複数の異なる明度を有する領域を形成できたように、1種類のプリント液であっても、プリント量を変化させることによって、立体感があり、奥行き感のある様々な意匠を形成できることがわかった。
本発明の装飾繊維シートは立体感があり、奥行き感のある意匠を有するため、装飾性を必要とする用途に好適に使用することができる。例えば、自動車用内装材の表皮材、パーティションの表皮材、又は壁紙として好適に使用でき、特には、天井、ドアーサイド、ピラーガーニッシュ、リヤパッケージなどの内装材の表皮材として好適に使用できる。
D 装飾繊維シート
S 繊維シート
Pu プリント単位
Pgn プリント群
S 繊維シート
Pu プリント単位
Pgn プリント群
Claims (3)
- 繊維シートに、プリント単位が繰り返しプリントされた装飾繊維シートであり、前記プリント単位は明度が変化するようにプリントされていることを特徴とする、装飾繊維シート。
- 自動車用内装材の表皮材として使用することを特徴とする、請求項1記載の装飾繊維シート。
- 繊維シートに、プリント単位を繰り返し有するプリントを施す装飾繊維シートの製造方法であり、前記プリント単位における、プリント量を変化させることによって、プリント単位の明度が変化するようにプリントすることを特徴とする、装飾繊維シートの製造方法。
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