JPS62191536A - 柄織物の製造方法 - Google Patents

柄織物の製造方法

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Publication number
JPS62191536A
JPS62191536A JP61029893A JP2989386A JPS62191536A JP S62191536 A JPS62191536 A JP S62191536A JP 61029893 A JP61029893 A JP 61029893A JP 2989386 A JP2989386 A JP 2989386A JP S62191536 A JPS62191536 A JP S62191536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
pattern
polyester filament
filament yarn
weft
Prior art date
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Pending
Application number
JP61029893A
Other languages
English (en)
Inventor
東元 正行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、見る角度によシ柄が浮き出て見える美しい杢
調の柄織物の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より織物表面に柄を現わす方法は種々考えられてお
シ、大きく分けて次の三種に分類される。
第1はドビー、ジャカードなどの織機の開口装置によシ
経糸を所定の規則性に従って浮沈させて織成することに
より柄を出す方法であシ、第2は織物に色相を付与し、
色相差により柄を出す方法であって、これには糸の状態
で染色を行ない、これを経糸、緯糸として使用して柄出
しを行なう先染方法と織物の後加工として花柄、幾何柄
、水玉柄等を捺染するなどの方法がある。さらに、第3
は、経糸、緯糸の色差、形態差を利用して柄出しする方
法であって、最近もつとも注目を浴びており、差別化素
材を用いるもの、特殊原繊加工機によシ原糸に特異な性
能を付与するものなどがあシ、研究開発が重ねられてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第1の方法は得られる柄が経、経糸によ
る組織柄であるため、高級感があシ、用途も広いのでは
あるが、柄による制約があること、柄出しのために特殊
装置が必要であるため、製造コストが高くつくなどの欠
点を有している。また、第2の方法における先染方法に
ついては後染方法ではできない柄出しが可能となり、比
較的高級品のイメージが得られるものの柄がチェック、
ストライプに限定されるほか、大量生産が難しく生産コ
ストが高くなる欠点があシ、後染方法については織物品
種、柄を問わずあらゆるものに転用することができ、最
も汎用性に富んでいるが、柄に深味がないととや高級品
のイメージから遠のくなどの問題がある。さらに、第3
の方法も特殊撚糸、エアー混繊が柱となるため、種々の
条件が制限され、コストアップするなどの欠点に有して
イル。
以上、これらの方法による柄は高級感があるもの、汎用
性に富んでいるもの、コストメリットがあるものなど色
々あるが、これらを兼備したものはなく、しかも総じて
目新らしさの点で妙味がないO 〔問題点全解決するための手段、作用〕本発明は、かか
る現状に鑑み、レギュラーポリエステルフィラメント糸
とカチオン可染ポリエステルフィラメント糸tデニール
構成1〜2:2〜1の範囲内で引揃え、撚角度80〜8
3°の間で合撚してなる糸条を緯糸とし、レギュラー、
1ミリエステルフイラメント糸を経糸として織成し、カ
チオン染料で染色することをその特徴とするものである
本発明において使用する緯糸は、レギュラーポリエステ
ルフィラメント糸とカチオン可染ポリエステルフィラメ
ント糸を引揃えて合撚してなる糸条にして、糸条の長手
方向に交互に染色性の異なるものであって、後に行なう
染色により糸条の長手方向に交互に濃淡部が生ずる。本
発明においては、特に2本のフィラメント糸のデニール
差および合撚の程度が柄を構成する上で大きなポイント
となる。
おける織物表面の緯糸の配色差が大きくなシ、濃淡効果
がきわめて小さくなる。例えば、レギュラーポリエステ
ルフィラメント糸1に対してカチオン可染ポリエステル
フィラメント糸3の場合には、織成、染色後においてカ
チオン可染糸の色が強調され、柄織物とはいいがたく、
絣調織物となってしまい、また逆の場合でも同様の傾向
になる。特に1両フィラメント糸のデニール比が■:1
の場合に柄構成」二もっとも良好なバランスを保つこと
ができる。
次に、合撚の程度は本発明における重要な点であるが、
これは単純に撚数の大小では論じられない。すなわち、
使用する糸条のデニールによシ直径に差異があるため、
同一撚数の糸条を使用して柄織物を得ても全く異なった
外観を呈することとなるからである。そのため、ここで
は合撚数よりも撚角度を限定する必要があり、撚角度は
80ないし83°の範囲内とすることが必要である。な
お、撚角度は第2図の撚糸外観図において!an Ol
すなわちBC/ABで表わされ、ここでBCは撚」回当
りの糸長にして、撚数Tの逆数1./Tに等しく、また
ABは糸条の円周の長さにして、糸の直径dによシ規定
されるものである。これを具体的に例示すると、第3図
に示す通りであって、撚角度の大きい糸は第3図(lv
に示され、撚角度の小さい糸は第3図C刊に示されてい
る。使用する糸条の撚角度は得られる織物の柄に大きな
影響全与えるものにして、撚角度が80〜83°の範囲
内にある場合には、第1図に示す如く緯糸1本1本の濃
淡梁部が経方向に不規則に微妙に連鎖し独特の流れるよ
うな柄を引出し、また見る角度によりつながシ状況が異
なって柄が滓出たシ消えたシするように見える美しい杢
調の柄が現われる。しかし、撚角度ヲ83°より大きく
した場合には緯糸の濃淡部が長くなシ第4図に示す如く
織物の緯方向に柄グセが目立ちはじめ緯方向に過度に流
れる緯縞が発現する。一方、撚角度ヲ80°より小さく
した場合には緯糸の濃淡部が細かくこなれてしまい織物
の全面に散点状の柄が生じ、微妙な連鎖による美観が生
じない。
次に、上記のレギュラーポリエステルフィラメント糸と
カチオン可染ポリエステルフィラメント糸よりなる糸条
を緯糸とし、レギュラーポリエステルフィラメント糸を
経糸として織成する。このさいの織機種、経、緯糸密度
も柄の出方に関連があり、柄の形態が一部異なる傾向が
あるが、大きなものではない。組織についてはこの変化
により杢調柄の目立ち具合が変わり、平織と綾織とでは
外観が大きく変わる。綾織、特にヘリンボン組織を用い
ると、これらの濃淡東部の連鎖方向が変るため緯方向だ
けでなく経方向にも柄が滓出たり消えたシするように見
える。
次に、上記のようにして得られた織物はカチオン染料に
て染色するが、とのさいのカチオン染料には特にAiz
en Cathilon  Black CD−BL)
T等のカチオン染料を用い、塩度130℃X 20 m
m等の条件で染色すると、カチオン可染ポリエステルフ
ィラメント糸は濃色に染色され、レギュラーポリエステ
ルフィラメント糸はほとんど染色されないため、美しい
濃淡模様の柄が得られる。
〔実施例〕
実施例1〜3、比較例1,2 レギュラーポリエステルフィラメント糸75d/36f
とカチオン可染ポリエステルフィラメント糸75d/2
4f(いずれもセミダル)を引揃え、撚角度が80°、
81.5°、83°となるように合撚して得た糸条を緯
糸とし、レギュラーポリエステルセミダブルフィラメン
ト糸]、OOd/48.1’に追撚300 T/Mを施
した糸条を経糸としてウォータジェットルームでヘリン
ボン組織の織物を織成した。次に、カチオン染料Aiz
en CathilonNavy Blue f用いて
130℃x 20 minで染色した。得られた柄織物
は第1表に示すように柄グセが全くなく、美しい杢調で
あった。なお、撚角度を72°、78.5°、84..
5°、87° とする以外は実施例1〜3と同様にして
得た柄織物は第1表に比較例1〜4と示す如く柄グセが
目立ち、杢調のないものであった。
第1表 実施例4〜6、比較例 レギュラーポリエステルフィラメント糸100d/48
fとカチオン可染ポリエステルフィラメント糸100 
d/24 fとを引揃え、撚角度が80°、81.5°
、83°となるように合撚して得た糸条を緯糸として使
用する以外は実施例1〜3と同様にして得た柄織物は第
2表に示す如く柄グセが全くなく、美しい杢調であった
。なお、撚角度を71°、77°、85°、87°とす
る以外は実施例4〜6と同様にして得た柄織物は第2表
に比較例5〜8と示す如く柄グセが目立ち、杢調のない
ものであった。
第2表 実施例7 レギュラーポリエステルフィラメント糸(セミダル)5
0d/24fとカチオン可染ポリエステルフィラメント
糸(セミダル)50d/24fとを引揃え、撚角度81
.2°となるように合撚してなる糸条を緯糸とし、レギ
ュラーポリエステルブライトフィラメント糸(異収縮混
繊糸)75d/48fに追撚300T7M’e施した糸
条を経糸としてウォータジェットルームで平織を製織し
た。加工でレギュラー糸を淡ブルー、カチオン可染糸を
濃ブルーに染色したところ、全く柄グセのない優雅な杢
調柄、上品な色相、光沢感、風合いを有する高級婦人用
ブラウス用織物が得られた。
実施例8 レギュラーポリエステルフィラメント糸(セミダル)7
5d/48fとカチオン可染ポリエステルフィラメント
糸(セミダル) 75 d/48 fとを引揃え、撚角
度81.8°となるように合撚してなる糸条全緯糸とし
、レギュラーボリエステルフイラメント糸(特殊異型糸
)100d/48fに追撚800 T/Mffi施して
なる糸条を経糸としてウォータジェットルームでヘリン
ボンヲ製織した。
Aizen Cathilon Black CD−B
LHf用い130℃X 2Qmiで染色し、レギュラー
糸を白残しとし、カチオン可染糸のみを黒色に染色し、
コーティングを施した結果、全く柄グセのない白黒を基
調とした上品な杢柄が浮び上がり、さらに柄の連鎖方向
が変り、経、緯方向に360°にわたって見る角度によ
り柄が滓出たり、消えたシして見える外観と風合いとも
良好な婦人コート地が得られた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、特定の経糸、緯糸を使用して織成、染
色することにより特殊な製造装置を用いることなく安価
に汎用性に富んだ高級な柄織物が得られ、しかも緯糸の
デニール比、撚角度を特定することによシ緯糸濃淡染部
の経方向の連鎖が安定して生じ、柄グセの全くない美し
い杢柄が発現する柄織物が得られるなど実用上における
優れた作用効果を奏することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法で得られる織物の一例の概路外観
図、第2図は撚角度を求めるための撚糸外観図、第3図
(A)は撚角度の犬なる糸条の概略図、第3図(B)は
撚角度の小なる糸条の概略図、第4図は柄グセの発生し
た織物の概路外観図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. レギュラーポリエステルフィラメント糸とカチオン可染
    ポリエステルフイラメント糸をデニール構成1〜2:2
    〜1の範囲で引揃え、撚角度80〜83°の間で合撚し
    てなる糸条を緯糸とし、レギュラーポリエステルフィラ
    メント糸を経糸として織成し、カチオン染料で染色する
    ことを特徴とする柄織物の製造方法。
JP61029893A 1986-02-15 1986-02-15 柄織物の製造方法 Pending JPS62191536A (ja)

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JP61029893A JPS62191536A (ja) 1986-02-15 1986-02-15 柄織物の製造方法

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JPS62191536A true JPS62191536A (ja) 1987-08-21

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JP61029893A Pending JPS62191536A (ja) 1986-02-15 1986-02-15 柄織物の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013194348A (ja) * 2012-03-23 2013-09-30 Japan Vilene Co Ltd 装飾繊維シート及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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