JP6172883B2 - 自動車用装飾繊維シート - Google Patents
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Description
記
CIE1976L*a*b*表色系で表される色差であり、積分球分光光度計を用い、反射測定径25mmの測定範囲で測定し、次の式から算出される値。
ΔE=√[(ΔL) 2 +(Δa) 2 +(Δb) 2 ]
ここで、ΔEは色差、ΔLは明度差、Δaは赤み差、Δb黄み差、をそれぞれ意味する。」である。
ΔE=√[(ΔL)2+(Δa)2+(Δb)2]
ここで、ΔEは色差、ΔLは明度差、Δaは赤み差、Δb黄み差、をそれぞれ意味する。
原着ポリエステル繊維(繊度:2.2dtex、繊維長:51mm)を100%用いて、カード機により開繊して繊維ウエブを形成した後、片面から針密度400本/m2でニードルパンチ処理を行い、ニードルパンチ不織布(目付:170g/m2、厚さ:1.7mm)を製造した。
(1)アクリルバインダ[DICNAL(登録商標) DS−23、DIC社製]・・・12部
(2)増粘剤[ネオゲン(登録商標)S−20D、第一工業製薬社製]・・・0.1部
(3)界面活性剤(セロゲン(登録商標)WS−C、第一工業製薬社製)・・・0.2部
次の割合で配合した第1プリント液を調製した。
(1)増粘剤[カーボポール940、日本ルーブリゾール(株)製]・・・0.33部
(2)消泡剤[シンエツシリコーンKM−73、信越化学工業(株)製]・・・0.4部
(3)アクリルバインダ[ボンコート(登録商標)3218EF、DIC(株)製]・・・20部
(4)黒顔料[R.W.BLACK RC(V)、DIC(株)製]・・・0.03部
(5)増粘剤[ニカゾール(登録商標) VT−253、日本カーバイド工業(株)製]・・・0.6部
(6)水・・・78.64部
次の割合で配合した第2プリント液を調製した。
(1)増粘剤[カーボポール940、日本ルーブリゾール(株)製]・・・0.33部
(2)消泡剤[シンエツシリコーンKM−73、信越化学工業(株)製]・・・0.4部
(3)アクリルバインダ[ボンコート(登録商標)3218EF、DIC(株)製]・・・20部
(4)白色顔料[R.W WHITE PASTE 69、DIC(株)製]・・・0.9部
(5)増粘剤[ニカゾール(登録商標)VT−253、日本カーバイド工業(株)製]・・・0.6部
(6)水・・・77.77部
次の割合で配合した第3プリント液を調製した。
(1)増粘剤[カーボポール940、日本ルーブリゾール(株)製]・・・0.33部
(2)消泡剤[シンエツシリコーンKM−73、信越化学工業(株)製]・・・0.4部
(3)アクリルバインダ[ボンコート(登録商標)3218EF、DIC(株)製]・・・20部
(4)黒顔料[R.W.BLACK RC(V)、DIC(株)製]・・・0.03部
(5)黄色顔料[R.W.YELLOW FF3R、DIC(株)製]・・・0.01部
(6)増粘剤[ニカゾール(登録商標)VT−253、日本カーバイド工業(株)製]・・・0.6部
(7)水・・・78.63部
準備した外観がライトグレー色のバインダ接着不織布のバインダ付着面に対して、開口を有するシリンダを用い、第2プリント液をプリントした後、温度160℃のドライヤーで乾燥し、自動車用装飾不織布(幅:65cm)を製造した。つまり、図3に示すように、バインダ接着不織布の流れ方向へ伸びる線状の白色プリントPが、バインダ接着不織布の幅方向における左端から右端へ進むにしたがって、規則的に幅が広くなるようにプリントした(プリント幅の変化:1mm〜7mm)。そのため、この自動車用装飾不織布は左側から右側にかけて、開放された広々とした印象を有する自動車用装飾不織布であった。
準備した外観がライトグレー色のバインダ接着不織布のバインダ付着面に対して、開口を有するシリンダを用い、第2プリント液をプリントした後、温度160℃のドライヤーで乾燥し、自動車用装飾不織布(幅:65cm)を製造した。つまり、図4に示すように、格子状模様の印影の部分(図4においては黒色で描写)を形成するようにプリントした(印影部の太さ:1mm)。この自動車用装飾不織布は広々とした印象を有するものではなかった。
準備した外観がライトグレー色のバインダ接着不織布のバインダ付着面に対して、開口を有するシリンダを用い、第1プリント液をプリントした後、温度160℃のドライヤーで乾燥し、自動車用装飾不織布(幅:65cm)を製造した。つまり、図2に示すように、バインダ接着不織布の幅方向における左端から右端へ進むにしたがって、格子の大きさが徐々に大きくなるとともに、格子中に線状の黒色プリントを施した(格子の大きさの変化:7mm〜15mm)。そのため、右側から左側にかけて、開放された広々とした印象を有する自動車用装飾不織布であった。
準備した外観がライトグレー色のバインダ接着不織布のバインダ付着面に対して、開口を有するシリンダを用い、第1プリント液をプリントした後、温度160℃のドライヤーで乾燥し、自動車用装飾不織布(幅:65cm)を製造した。つまり、図1に示すように、バインダ接着不織布の流れ方向へ伸びる線状の黒色プリントPが、バインダ接着不織布の幅方向における左端から右端へ進むにしたがって、規則的に幅が広くなるようにプリントした(プリント幅の変化:1mm〜7mm)。そのため、この自動車用装飾不織布は右側から左側にかけて、開放された広々とした印象を有する自動車用装飾不織布であった。
準備した外観がライトグレー色のバインダ接着不織布のバインダ付着面に対して、開口を有するシリンダを用い、第1プリント液をプリントした後、温度160℃のドライヤーで乾燥し、自動車用装飾不織布(幅:65cm)を製造した。つまり、図4に示すように、格子状模様の印影の部分を形成するようにプリントした(印影部の太さ:1mm)。この自動車用装飾不織布は広々とした印象を有するものではなかった。
準備した外観がライトグレー色のバインダ接着不織布のバインダ付着面に対して、開口を有するシリンダを用い、第3プリント液をプリントした後、温度160℃のドライヤーで乾燥し、自動車用装飾不織布(幅:136cm)を製造した。つまり、図5に示すように、バインダ接着不織布の流れ方向へ伸びる線状の黒色プリントPが、バインダ接着不織布の幅方向における左端から中心部へ進むにしたがって、規則的に幅が狭くなった後、中心部から右端へ進むにしたがって、規則的に幅が広くなるようにプリントした(プリント幅の変化:1mm〜7mm)。
準備した外観がライトグレー色のバインダ接着不織布のバインダ付着面に対して、開口を有するシリンダを用い、第3プリント液をプリントした後、温度130℃のドライヤーで乾燥し、自動車用装飾不織布(幅:136cm)を製造した。つまり、図6に示すように、バインダ接着不織布の幅方向における左端から中心部へ進むにしたがって、格子の大きさが徐々に小さくなった後、中心部から右端へ進むにしたがって格子の大きさが徐々に大きくなるともに、格子中に線状の黒色プリントを施した(格子の大きさの変化:7mm〜15mm)。
S 繊維シート
P プリント
LF 第1基準領域
LS 第2基準領域
L1 第1中間領域
L2 第2中間領域
Claims (2)
- 繊維シートにプリントが施された部分とプリントが施されていない部分を有することにより徐々に色が変化する自動車天井用装飾繊維シートであり、下記の方法により算出される色差(以下同様)である、色差ΔEF−S値が1以上である第1基準領域LFと第2基準領域LSとを有し、しかも第1基準領域LFと第2基準領域LSとの間に、第1基準領域LFとの色差ΔEF−1値が4/15ΔEF−S〜6/15ΔEF−Sの第1中間領域L1と、この第1中間領域L1との色差ΔE1−2値が4/15ΔEF−S〜6/15ΔEF−Sの第2中間領域L2とを、第1基準領域LFから順に有するように、プリントが施されており、前記自動車天井用装飾繊維シートは第1基準領域LFと第2基準領域LSのうち、より明度Lの大きい領域が、自動車の左方向端部及び/又は右方向端部となるように配置するか、第1基準領域LFと第2基準領域LSのうち、より明度Lの大きい領域が自動車の中央部となるように配置することを特徴とする自動車天井用装飾繊維シート。
記
CIE1976L*a*b*表色系で表される色差であり、積分球分光光度計を用い、反射測定径25mmの測定範囲で測定し、次の式から算出される値。
ΔE=√[(ΔL) 2 +(Δa) 2 +(Δb) 2 ]
ここで、ΔEは色差、ΔLは明度差、Δaは赤み差、Δb黄み差、をそれぞれ意味する。 - 内装材の表皮材として使用することを特徴とする、請求項1記載の自動車天井用装飾繊維シート。
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JP2011043276A JP6172883B2 (ja) | 2011-02-28 | 2011-02-28 | 自動車用装飾繊維シート |
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JP2011043276A JP6172883B2 (ja) | 2011-02-28 | 2011-02-28 | 自動車用装飾繊維シート |
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