JP2002369978A - 水変色性印刷物及びそれを用いた水変色性玩具 - Google Patents
水変色性印刷物及びそれを用いた水変色性玩具Info
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Abstract
装飾性に優れたものであり、吸液状態における変色効果
も満足させる水変色性印刷物、及び、それを用いた人形
用衣装やぬいぐるみ等の水変色性玩具を提供する。 【解決手段】 支持体表面に、低屈折率顔料をバインダ
ー樹脂と共に分散状態に固着させた複数の多孔質図柄3
を密集配置してなる水変色性印刷物1、及び、前記支持
体を布帛により形成した印刷物を縫製してなる人形用衣
装やぬいぐるみ等の水変色性玩具。
Description
それを用いた水変色性玩具に関する。更に詳細には水を
付着させることにより、異なった様相を視認できる水変
色性印刷物及びそれを用いた水変色性玩具に関する。
った様相を視認できる印刷物として、支持体上に低屈折
率顔料をバインダー樹脂と共に分散状態に固着させた多
孔質層を設けた水筆発色紙が開示されている(特公昭5
0−5097号公報)。前記水筆発色紙は、水を含ませ
た筆等を用いて筆記すると所望の文字や図柄を描くこと
ができるものである。
筆発色紙は乾燥した状態では多孔質層のみが視認される
ため、筆記する用途には好適であるが、玩具分野等への
適用については、乾燥状態における多孔質層の色調のみ
が視認されるため、装飾性に欠けるものであった。
た水変色性印刷物を提供するものであって、即ち、支持
体表面に、低屈折率顔料をバインダー樹脂と共に分散状
態に固着させた複数の多孔質図柄又は模様を密集配置し
てなる水変色性印刷物を要件とする。更には、前記複数
の多孔質図柄又は模様がそれぞれ独立して存在するこ
と、前記複数の多孔質図柄又は模様が部分的に接してな
ること、前記多孔質図柄又は模様が線形状であること、
前記多孔質模様が、格子模様、網目模様、編み目模様か
ら選ばれること、多孔質図柄又は模様を形成した部分
と、前記多孔質図柄又は模様を形成していない部分の面
積比率が、1cm2 あたり30:70〜95:5である
こと、支持体が布帛であること、前記布帛が伸縮性を有
する編物であること等を要件とする。更には、前記水変
色性印刷物を縫製した人形用衣装又はぬいぐるみ形態の
水変色性玩具を要件とする。
させ、当該図柄又は模様に水を浸透させて透明又は半透
明化して異なる様相を視覚させる水変色性印刷物であ
り、多孔質図柄又は模様に浸透した水が蒸発すれば元の
状態に戻るため、繰り返しの実用が可能な水変色性印刷
物である。前記水変色性印刷物を変色させる媒体は、水
が簡易性、安全性、コスト面から好適に用いられるが、
乾燥速度を調整して印像の可視時間を延長化させるため
にプロピレングリコール等、微量の水溶性有機溶剤を配
合することもできる。
折率顔料をバインダー樹脂と共に分散状態に固着させた
多孔質図柄又は模様を設けてなり、且つ、前記図柄又は
模様は密集配置してなる。従って、乾燥状態において多
孔質図柄又は模様を設けていない部分から、該多孔質図
柄又は模様の色調とは異なる下層の支持体或いは支持体
上に設けた着色層の色調が視認されるため、多孔質層を
支持体全面に設けた印刷物と比較して乾燥状態で視認さ
れる様相が複雑且つ多彩であり装飾性に優れる。また、
表面が凹凸を有するため、高級感も付与できる。前記多
孔質図柄又は模様の形状は特に限定されるものではな
い。なお、前記複数の多孔質図柄や模様はそれぞれが独
立して存在する構成であってもよいし、図柄や模様同士
が部分的に接する構成であってもよい。前記多孔質図柄
としては、円形、楕円形、三角形や六角形等の多角形、
星型、ハート型等の図柄が密集したドット状の図柄を例
示できる。また、多孔質模様としては、四角形が密集配
置し、それぞれが部分的に接してなる市松模様、亀甲模
様、鎖模様、各種幾何学模様の他、線形状の模様が挙げ
られる。前記線形状の模様としては、線を組み合わせた
格子模様、網目模様、編み目模様を例示できる。
配置してなるが、密集の度合いとして、多孔質図柄又は
模様と、前記多孔質図柄又は模様を形成していない部分
の面積比率が、1cm2 あたり30:70〜95:5で
あることが好ましく、より好ましくは40:60〜9
5:5である。前記面積比率の範疇において、乾燥状態
における複雑且つ多彩な様相から生じる装飾効果と、水
の適用による多孔質図柄又は模様の吸液状態における変
色効果を共に満足させることができる。多孔質図柄又は
模様を形成していない部分の比率が高いと、水を適用し
た際の変色効果が十分に発揮されず、様相変化に乏しく
なる。また、多孔質図柄又は模様を形成する部分の比率
が高いと、乾燥状態における下層の色調が視認され難
く、装飾性を付与し難くなる。
不織布等の布帛、合成紙、フィルム、プラスチック、ゴ
ム、合成皮革、レザー、ガラス、陶磁器、木材、石材等
が挙げられる。なお、前記支持体として布帛を適用した
ものは、布帛上に多孔質模様又は図柄を設けた部分と設
けていない部分が存在するため、布帛本来の有している
柔軟性を損なうことなく、布製身回品、被服、人形用衣
装やぬいぐるみの表皮等に好適である。なお、前記布帛
のうち、伸縮性を有する編物を用いると、布帛本来の有
している柔軟性に加えて伸縮性を付与できるため、被
服、人形用衣装やぬいぐるみの表皮に、より好適に用い
られる。前記伸縮性を有する編物としては、平編み、ゴ
ム編み、パール編み、タック編み、レース編み、浮き編
み、添糸編み等の横編みによるメリヤス生地、トリコッ
ト編み、デンビー編み等の経編みによるメリヤス生地が
挙げられる。又、耐水性に乏しい材質、例えば、上質
紙、アート紙、コート紙等であっても、フィルムによる
ラミネート、樹脂を塗工又は含浸する等の方法により、
支持体として用いることができる。前記支持体形態とし
ては平面状のものが好ましいが、凹凸を有する形態であ
ってもよい。
ー樹脂と共に分散状態に固着させた複数の多孔質図柄又
は模様を設ける構成について説明する。
模様は、低屈折率顔料をバインダー樹脂と共に分散状態
に固着させて形成する。前記低屈折率顔料としては、微
粒子状珪酸、バライト粉、沈降性硫酸バリウム、炭酸バ
リウム、沈降性炭酸カルシウム、石膏、クレー、タル
ク、アルミナホワイト、塩基性炭酸マグネシウム等が挙
げられ、これらは屈折率が1.4〜1.7の範囲にあ
り、水を吸液すると良好な透明性を示すものである。前
記低屈折率顔料の粒径は特に限定されるものではない
が、0.03〜10.0μmのものが好適に用いられ
る。又、前記低屈折率顔料は2種以上を併用することも
できる。尚、好適に用いられる低屈折率顔料としては微
粒子状珪酸が挙げられる。微粒子状珪酸は非晶質の無定
形珪酸として製造され、その製造方法により、四塩化ケ
イ素等のハロゲン化ケイ素の熱分解等の気相反応を用い
る乾式法によるもの(以下、乾式法微粒子状珪酸と称す
る)と、ケイ酸ナトリウム等の酸による分解等の液相反
応を用いる湿式法によるもの(以下、湿式法微粒子状珪
酸と称する)とに大別され、いずれを用いることも可能
であるが、湿式法微粒子状珪酸を用いた場合、乾式法微
粒子状珪酸の系に較べて常態での隠蔽性が大きいため、
微粒子状珪酸に対するバインダー樹脂の混合比率を大き
くすることが可能となり、多孔質図柄又は模様の皮膜強
度を向上させることができるので、より好適に用いられ
る。前記した如く多孔質図柄又は模様の常態での隠蔽性
を満足させるために用いられる微粒子状珪酸としては、
湿式法微粒子状珪酸が好ましい。これは、乾式法微粒子
状珪酸と、湿式法微粒子状珪酸とでは構造が異なり、前
記乾式法微粒子状珪酸は以下に示されるような珪酸が密
に結合した三次元構造を形成するのに対して、
うに、珪酸が縮合して長い分子配列を形成した、所謂、
二次元構造部分を有している。従って、前記乾式法微粒
子状珪酸と比較して分子構造が粗になるため、湿式法微
粒子状珪酸を多孔質図柄又は模様に適用した場合、乾式
法微粒子状珪酸を用いる系と比較して乾燥状態における
光の乱反射性に優れ、よって、常態での隠蔽性が大きく
なるものと推察される。
屈折率顔料は、浸透する媒体が主に水であることから、
適度の親水性を有することが望ましく、湿式法微粒子状
珪酸は乾式法微粒子状珪酸に比べて粒子表面にシラノー
ル基として存在する水酸基が多く存在するため親水性が
高く、好適に用いられる。
して用いる場合、湿式法微粒子状珪酸の種類、粒子径、
比表面積、吸油量等の性状に左右されるが、常態での隠
蔽性と吸水状態での透明性を共に満足するためには、塗
布量が1g/m2 〜30g/m2 であることが好まし
く、より好ましくは、5g/m2 〜20g/m2 であ
る。1g/m2 未満では、常態で十分な隠蔽性を得るこ
とが困難であり、又、30g/m2 を越えると吸水時に
十分な透明性を得ることが困難である。
剤として含むビヒクル中に分散され、支持体上に塗布し
た後、揮発分を乾燥させて多孔質図柄又は模様を形成す
る。前記バインダー樹脂としては、ウレタン系樹脂、ナ
イロン樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル酸エステル樹
脂、アクリル酸エステル共重合樹脂、アクリルポリオー
ル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、マレイン
酸樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン樹脂、スチレン共
重合樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、
エポキシ樹脂、スチレン−ブタジエン共重合樹脂、アク
リロニトリル−ブタジエン共重合樹脂、メタクリル酸メ
チル−ブタジエン共重合樹脂、ブタジエン樹脂、クロロ
プレン樹脂、メラミン樹脂、及び前記各樹脂エマルジョ
ン、カゼイン、澱粉、セルロース誘導体、ポリビニルア
ルコール、尿素樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等
が挙げられる。
の一般的な塗膜と比較して着色剤に対するバインダー樹
脂の混合比率が小さいため、十分な皮膜強度が得られ難
い。よって、耐洗濯性、耐擦過性が必要となる用途にお
いては、上述のバインダー樹脂としてウレタン系樹脂又
はナイロン樹脂を用いるか、或いは前記樹脂を少なくと
も含有することが好ましい。前記ウレタン系樹脂として
は、ポリエステル系ウレタン樹脂、ポリカーボネート系
ウレタン樹脂、ポリエーテル系ウレタン樹脂等があり、
2種以上を併用することもできる。又、前記樹脂が水に
乳化分散したウレタン系エマルジョン樹脂や、イオン性
を有するウレタン樹脂(ウレタンアイオノマー)自体の
イオン基により乳化剤を必要とすることなく自己乳化し
て、水中に溶解乃至分散したコロイド分散型(アイオノ
マー型)ウレタン樹脂を用いることもできる。尚、前記
ウレタン系樹脂は水性ウレタン系樹脂又は油性ウレタン
系樹脂のいずれを用いることもできるが、水性ウレタン
系樹脂、殊に、ウレタン系エマルジョン樹脂やコロイド
分散型ウレタン系樹脂が好適に用いられる。前記ウレタ
ン系樹脂は単独で用いることもできるが、支持体の種類
や皮膜に必要とされる性能に応じて、他のバインダー樹
脂を併用することもできる。ウレタン系樹脂以外のバイ
ンダー樹脂を併用する場合、実用的な皮膜強度を得るた
めには、前記多孔質図柄又は模様のバインダー樹脂中に
ウレタン系樹脂を固形分重量比率で30%以上含有させ
ることが好ましい。前記バインダー樹脂において、架橋
性のものは任意の架橋剤を添加して架橋させることによ
り、さらに皮膜強度を向上させることができる。前記バ
インダー樹脂には、媒体との親和性に大小が存在する
が、これらを組み合わせることにより、多孔質図柄又は
模様中への浸透時間、浸透度合い、浸透後の乾燥の遅速
を調整することができる。更には、適宜分散剤を添加す
ることにより、前記した浸透性能をコントロールするこ
ともできる。
より公知の二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄−二酸化チタ
ン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、グアニン、絹雲母、塩基
性炭酸鉛、酸性砒酸鉛、オキシ塩化ビスマス等の金属光
沢顔料を添加したり、一般染料、顔料を添加して色変化
を多様にすることもできる。
方法、例えば、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラ
ビヤ印刷、コーター、タンポ印刷、転写等の印刷手段、
刷毛塗り、スプレー塗装、静電塗装、電着塗装、流し塗
り、ローラー塗り、浸漬塗装等の手段により形成するこ
とができる。
間に一般染料や顔料、蛍光染料や顔料を含む非変色性イ
ンキにより非変色層を設けることもできる。
物には、必要によって二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄−
二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、グアニン、絹
雲母、塩基性炭酸鉛、酸性砒酸鉛、オキシ塩化ビスマス
等の金属光沢顔料を含むインキを塗布して金属光沢層
(像)を設けたり、温度変化により可逆的に変色する可
逆熱変色性組成物を含む熱変色層(像)を設けたり、或
いは、前記多孔質図柄又は模様や非変色層中に可逆熱変
色性組成物を含有させることにより、媒体による様相変
化と共に熱又は冷熱による様相変化を付与することもで
きる。前記可逆熱変色性組成物としては、例えば、
(イ)電子供与性呈色性有機化合物、(ロ)電子受容性
化合物、及び、(ハ)前記両者の呈色反応を可逆的に生
起させる有機化合物媒体の三成分を含む可逆熱変色性組
成物、液晶、Ag2 HgI 4 、Cu2 HgI4 等が用い
られる。前記電子供与性呈色性有機化合物と電子受容性
化合物と呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体
の三成分を含む可逆熱変色性組成物としては、具体的に
は、特公昭51−35414号公報、特公昭51−44
706号公報、、特公昭51−44708号公報、特公
昭52−7764号公報、特公平1−29398号公
報、特開平7−186546号公報等に記載のものが挙
げられる。前記は所定の温度(変色点)を境としてその
前後で変色し、変化前後の両状態のうち常温域では特定
の一方の状態しか存在しえない。即ち、もう一方の状態
は、その状態が発現するのに要する熱又は冷熱が適用さ
れている間は維持されるが、前記熱又は冷熱の適用がな
くなれば常温域で呈する状態に戻る、所謂、温度変化に
よる温度−色濃度について小さいヒステリシス幅(Δ
H)を示して変色するタイプである。
54号公報、特開平7−179777号公報、特開平7
−33997号公報等に記載されている大きなヒステリ
シス特性を示して変色する感温変色性色彩記憶性組成
物、即ち、温度変化による着色濃度の変化をプロットし
た曲線の形状が、温度を変色温度域より低温側から温度
を上昇させていく場合と逆に変色温度域より高温側から
下降させていく場合とで大きく異なる経路を辿って変色
するタイプであり、低温側変色点と高温側変色点の間の
常温域において、前記低温側変色点以下又は高温側変色
点以上の温度で変化させた状態を記憶保持できる特徴を
有する可逆熱変色性組成物も有効である。
子受容性化合物と呈色反応を可逆的に生起させる有機化
合物媒体の三成分を含む可逆熱変色性組成物は、そのま
まの適用でも有効であるが、マイクロカプセルに内包し
て使用するのが好ましい。即ち、種々の使用条件におい
て可逆熱変色性組成物は同一の組成に保たれ、同一の作
用効果を奏することができるからである。前記マイクロ
カプセルに内包させることにより、化学的、物理的に安
定な顔料を構成でき、粒子径0.1〜100μm、好ま
しくは0.1〜50μm、より好ましくは0.1〜30
μmの範囲が実用性を満たす。尚、マイクロカプセル化
は、従来より公知の界面重合法、in Situ重合
法、液中硬化被覆法、水溶液からの相分離法、有機溶媒
からの相分離法、融解分散冷却法、気中懸濁被覆法、ス
プレードライング法等があり、用途に応じて適宜選択さ
れる。更にマイクロカプセルの表面には、目的に応じて
更に二次的な樹脂皮膜を設けて耐久性を付与させたり、
表面特性を改質させて実用に供することもできる。
多孔質図柄又は模様に水を吸水させる必要がある。前記
水変色性印刷物に水を付着させる方法としては、指を水
で濡らして接触させて吸水状態とする方法、先端部に筆
穂や繊維ペン体等を有する塗布具や刷毛を用いる方法、
容器内に水を収容し、且つ、容器内の水を導出する繊維
体や刷毛を設けて水を塗布する方法、印面に連続気泡又
は独立気泡を有する発泡体を固着したスタンプにより水
を付着させる方法、プラスチックやゴムの印面を粗面に
形成したスタンプにより水を付着させる方法が挙げられ
る。特に、前記した容器内に水を収容し、且つ、容器内
の水を導出する繊維体や刷毛を設けた塗布具、印面に連
続気泡又は独立気泡を有する発泡体を固着したスタン
プ、プラスチックやゴムの印面を粗面に形成したスタン
プが本発明の水変色性印刷物及びそれを用いた水変色性
玩具に好適であり、特に、前記水変色性玩具と組み合わ
せることにより、実用性に優れた水変色性玩具セットが
得られる。
実施形態としては、適宜支持体上に多孔質図柄又は模様
を設けた印刷物であって、ぬいぐるみ、人形、人形用衣
装、人形用付属品、車や船を模した模型、置物、水筆シ
ート等の教習具類、ドレス、水着、レインコート等の衣
類、雨靴等の靴類、防水加工を施した本、カレンダー等
の印刷物類、各種ゲーム等の娯楽用具類、ウェットスー
ツ、浮袋、水泳用浮板等の遊泳又は潜水用具類、コース
ター、コップ等の台所用具類、傘、造花、各種インジケ
ーター等に利用される。
定されない。尚、実施例中の部は重量部を示す。 実施例1(図1乃至3参照) 支持体2として青色の50Dポリエステル製トリコット
生地上の全面に、湿式法微粉末シリカ〔商品名:ニップ
シールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、
ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−93
0、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕3
0部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系イ
ンキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、ブロック
イソシアネート系架橋剤3部を均一に混合、攪拌してな
る白色スクリーン印刷用インキを用いて、100メッシ
ュのスクリーン版にてデニム調の幾何学模様を印刷し、
130℃で5分間乾燥、硬化させて多孔質模様3を形成
して水変色性印刷物1を得た(図1、2参照)。なお、
前記多孔質模様を形成した部分と、多孔質模様を形成し
ていない部分の面積比率は1cm2 あたり65:35で
あった。
持体2の青色とデニム調の幾何学模様(多孔質模様3)
が視覚され、多彩且つ装飾性に優れた印刷物であった。
次いで、前記水変色性印刷物1上に水を収容したマーキ
ングペンで文字を描くと、その部分の多孔質模様が吸液
して透明化し、支持体2の青色が視認されるため、青色
の文字が現出する(図3参照)。前記文字は、多孔質模
様3が未乾燥状態では保持されており、乾燥すると元の
デニム調の幾何学模様に戻り、この様相変化は繰り返し
行うことができる。
地上の全面に、青色顔料〔商品名:サンダイスーパーブ
ルーGLL、山陽色素(株)社製〕5部、アクリル酸エ
ステルエマルジョン〔商品名:モビニール763、ヘキ
スト合成(株)社製、固形分48%〕50部、水性イン
キ増粘剤3部、レベリング剤0.5部、消泡剤0.3
部、エポキシ系架橋剤5部を均一に混合攪拌してなる緑
色スクリーン印刷用インキを用いて、180メッシュの
スクリーン版にてベタ印刷し、100℃で3分間乾燥、
硬化させて着色層を形成した。次に、前記着色層上の全
面に、湿式法微粉末シリカ〔商品名:ニップシールE−
220、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエ
マルジョン〔商品名:ハイドランAP−20、大日本イ
ンキ化学工業(株)社製、固形分30%〕45部、水4
0部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘
剤3部、エチレングリコール1部、ブロックイソシアネ
ート系架橋剤3部を均一に攪拌混合して得たスクリーン
印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリーン版
にてデニム調の幾何学模様を全面に印刷し、130℃で
5分間乾燥硬化させて多孔質模様を形成して水変色性印
刷物を得た。なお、前記多孔質模様を形成した部分と、
多孔質模様を形成していない部分の面積比率は1cm2
あたり65:35であった。
層の青色と、デニム調の幾何学模様(多孔質模様)が視
覚され、多彩且つ装飾性に優れた印刷物である。前記水
変色性印刷物を縫製して人形用衣装を作成し、人形に着
せた後、先端部に水を含ませた繊維加工ペン体を備えた
マーカーで文字を描くと、その部分の多孔質模様が吸液
して透明化し、着色層の青色が視認されるため、青色の
文字が現出する。前記文字は、多孔質模様が未乾燥状態
では保持されており、乾燥すると元のデニム調の幾何学
模様に戻り、この様相変化は繰り返し行うことができ
る。
色顔料〔商品名:TCブラウンFD、大日精化工業
(株)社製〕5部、アクリル酸エステルエマルジョン
〔商品名:モビニール763、ヘキスト合成(株)社
製、固形分48%〕50部、水性インキ増粘剤3部、レ
ベリング剤0.5部、消泡剤0.3部、エポキシ系架橋
剤5部を均一に混合攪拌してなる緑色スクリーン印刷用
インキを用いて、180メッシュのスクリーン版にてベ
タ印刷し、100℃で3分間乾燥、硬化させて着色層を
形成した。次に、前記着色層上の全面に、湿式法微粉末
シリカ〔商品名:ニップシールE−220、日本シリカ
工業(株)製〕15部、、ウレタンエマルジョン〔商品
名:ハイドランAP−20、大日本インキ化学工業
(株)社製、固形分30%〕45部、水40部、シリコ
ーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチ
レングリコール1部、ブロックイソシアネート系架橋剤
3部を均一に攪拌混合して得たスクリーン印刷用インキ
を用いて、100メッシュのスクリーン版にて直径2m
mの円が非接触状態に配置されたドット状の図柄を印刷
し、130℃で5分間乾燥、硬化させて多孔質図柄を形
成して水変色性印刷物を得た。なお、前記多孔質図柄を
形成した部分と、多孔質図柄を形成していない部分の面
積比率は1cm2 あたり50:50であった。
層の茶色と、ドット状の図柄(多孔質図柄)が視覚さ
れ、多彩且つ装飾性に優れた印刷物である。前記水変色
性印刷物を用いて縫製して熊のぬいぐみるみを作成した
後、水を収容したマーキングペンで文字を描くと、その
部分の多孔質図柄が吸液して透明化し、着色層の茶色が
視認されるため、茶色の文字が現出する。前記文字は、
多孔質図柄が未乾燥状態では保持されており、乾燥する
と元のドット模様に戻り、この様相変化は繰り返し行う
ことができる。
黒色顔料〔商品名:サンダイスーパーブラック、山陽色
素(株)社製〕5部、アクリル酸エステルエマルジョン
〔商品名:モビニール763、ヘキスト合成(株)社
製、固形分48%〕50部、水性インキ増粘剤3部、レ
ベリング剤0.5部、消泡剤0.3部、エポキシ系架橋
剤5部を均一に混合攪拌してなる緑色スクリーン印刷用
インキを用いて、180メッシュのスクリーン版にてベ
タ印刷し、100℃で3分間乾燥硬化させて着色層4を
形成した。次に、前記着色層4上の全面に、湿式法微粉
末シリカ〔商品名:ニップシールE−220、日本シリ
カ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品
名:ハイドランAP−20、大日本インキ化学工業
(株)社製、固形分30%〕45部、水40部、シリコ
ーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチ
レングリコール1部、ブロックイソシアネート系架橋剤
3部を均一に攪拌混合して得たスクリーン印刷用インキ
を用いて、100メッシュのスクリーン版にて直径3m
mの円が非接触状態に配置されたドット状の図柄を印刷
し、130℃で5分間乾燥、硬化させて多孔質図柄5を
形成して水変色性印刷物1を得た。なお、前記多孔質図
柄を形成した部分と、多孔質模様を形成していない部分
の面積比率は1cm2 あたり35:65であった。
色層の黒色と、ドット状の図柄(多孔質図柄5)が視覚
され、多彩且つ装飾性に優れた印刷物である。前記水変
色性印刷物1に水を含ませた毛筆で文字を描くと、その
部分の多孔質図柄が吸液して透明化し、着色層の黒色が
視認されるため、黒色の文字が現出する。前記文字は、
多孔質図柄が未乾燥状態では保持されており、乾燥する
と元のドット模様に戻り、この様相変化は繰り返し行う
ことができる。
生地上の全面に、湿式法微粉末シリカ〔商品名:ニップ
シールE−220、日本シリカ工業(株)製〕15部、
ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランAP−2
0、大日本インキ化学工業(株)社製、固形分30%〕
45部、水40部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系
インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、ブロッ
クイソシアネート系架橋剤3部を均一に攪拌混合して得
たスクリーン印刷用インキを用いて、100メッシュの
スクリーン版にて鱗状の図柄を印刷し、130℃で5分
間乾燥、硬化させて多孔質図柄5を形成して水変色性印
刷物1を得た。なお、前記多孔質図柄を形成した部分
と、多孔質模様を形成していない部分の面積比率は1c
m2 あたり90:10であった。
持体の緑色と、鱗状の図柄(多孔質図柄5)が視覚さ
れ、多彩且つ装飾性に優れた印刷物である。前記水変色
性印刷物1に、印面に水を付着させたスタンプを押しつ
けると、その部分の多孔質図柄が吸液して透明化し、着
色層の緑色が視認されるため、緑色の文字が現出する。
前記文字は、多孔質図柄が未乾燥状態では保持されてお
り、乾燥すると元の鱗状の図柄に戻り、この様相変化は
繰り返し行うことができる。
地上の全面に、黄色顔料〔商品名:サンダイスーパーイ
エローH10G、山陽色素(株)社製〕5部、アクリル
酸エステルエマルジョン〔商品名:モビニール763、
ヘキスト合成(株)社製、固形分48%〕50部、水性
インキ増粘剤3部、レベリング剤0.5部、消泡剤0.
3部、エポキシ系架橋剤5部を均一に混合攪拌してなる
緑色スクリーン印刷用インキを用いて、180メッシュ
のスクリーン版にてベタ印刷し、100℃で3分間乾燥
硬化させて着色層を形成した。次に、前記着色層4上の
全面に、湿式法微粉末シリカ〔商品名:ニップシールE
−220、日本シリカ工業(株)製〕15部、青色顔料
〔商品名:サンダイスーパーブルーGLL、山陽色素
(株)社製〕1部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハ
イドランAP−20、大日本インキ化学工業(株)社
製、固形分30%〕45部、水40部、シリコーン系消
泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリ
コール1部、ブロックイソシアネート系架橋剤3部を均
一に攪拌混合して得たスクリーン印刷用インキを用い
て、100メッシュのスクリーン版にて市松模様を印刷
し、130℃で5分間乾燥硬化させて淡青色の多孔質模
様を形成して水変色性印刷物を得た。なお、前記多孔質
模様を形成した部分と、多孔質模様を形成していない部
分の面積比率は1cm2 あたり70:30であった。
層の黄色と、淡青色の市松模様(多孔質模様)が視覚さ
れ、多彩且つ装飾性に優れた印刷物である。前記水変色
性布帛シートを縫製して人形用衣装を作成し、人形に着
せた後、先端部に水を含ませた繊維加工ペン体を備えた
マーカーで文字を描くと、その部分の多孔質模様が吸液
して透明化し、着色層の黄色と混色となった緑色が視認
されるため、緑色の文字が現出する。前記文字は、多孔
質模様が未乾燥状態では保持されており、乾燥すると元
の市松模様に戻り、この様相変化は繰り返し行うことが
できる。
み生地上の全面に、青色顔料〔商品名:サンダイスーパ
ーブルーGLL、山陽色素(株)社製〕5部、アクリル
酸エステルエマルジョン〔商品名:モビニール763、
ヘキスト合成(株)社製、固形分48%〕50部、水性
インキ増粘剤3部、レベリング剤0.5部、消泡剤0.
3部、エポキシ系架橋剤5部を均一に混合攪拌してなる
緑色スクリーン印刷用インキを用いて、180メッシュ
のスクリーン版にてベタ印刷し、100℃で3分間乾
燥、硬化させて着色層を形成した。次に、前記着色層上
の全面に、湿式法微粉末シリカ〔商品名:ニップシール
E−220、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタ
ンエマルジョン〔商品名:ハイドランAP−20、大日
本インキ化学工業(株)社製、固形分30%〕45部、
水40部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用
増粘剤3部、エチレングリコール1部、ブロックイソシ
アネート系架橋剤3部を均一に攪拌混合して得たスクリ
ーン印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリー
ン版にてデニム調の幾何学模様を印刷し、130℃で5
分間乾燥硬化させて多孔質模様を形成して水変色性印刷
物を得た。なお、前記多孔質模様を形成した部分と、多
孔質模様を形成していない部分の面積比率は1cm2 あ
たり65:35であった。
層の青色とデニム調の幾何学模様(多孔質模様)が視覚
され、多彩且つ装飾性に優れる共に、伸縮性を有する風
合いに優れた印刷物である。前記印刷物を裁断、縫製
し、犬のぬいぐるみの表皮として用いて水変色性玩具を
得た。前記玩具に、先端部に水を含ませた繊維加工ペン
体を備えたマーカーで複数の円を描くと、その部分の多
孔質模様が吸液して透明化し、着色層の青色が視認され
るため、複数の円形が現出する。前記円形は、多孔質模
様が未乾燥状態では保持されており、乾燥すると元のデ
ニム調の幾何学模様に戻り、この様相変化は繰り返し行
うことができる。なお、前記ぬいぐるみは印刷物と同
様、風合いに優れ、ぬいぐるみ作製の際に生じる局部的
な伸びにも十分追従しており、見栄えのよい商品のぬい
ぐるみを作製することができた。
複雑且つ多彩な装飾性に優れた印刷物であると共に、水
の適用による多孔質図柄又は模様の吸液状態における変
色効果も満足させる水変色性印刷物を提供でき、各種装
飾分野、玩具分野、衣料分野等への応用性に優れる。特
に、支持体として布帛を用いた場合は、人形用衣装やぬ
いぐるみ等の玩具に好適に用いられ、装飾性と柔軟性に
優れた水変色性玩具を提供できる。
ある。
る。
示す正面図である。
ある。
る。
示す正面図である。
ある。
示す正面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 支持体表面に、低屈折率顔料をバインダ
ー樹脂と共に分散状態に固着させた複数の多孔質図柄又
は模様を密集配置してなる水変色性印刷物。 - 【請求項2】 前記複数の多孔質図柄又は模様がそれぞ
れ独立して存在する請求項1記載の水変色性印刷物。 - 【請求項3】 前記複数の多孔質図柄又は模様が部分的
に接してなる請求項1記載の水変色性印刷物。 - 【請求項4】 前記多孔質図柄又は模様が線形状である
請求項2又は3記載の水変色性印刷物。 - 【請求項5】 前記多孔質模様が、格子模様、網目模
様、編み目模様から選ばれる請求項4記載の水変色性印
刷物。 - 【請求項6】 多孔質図柄又は模様を形成した部分と、
前記多孔質図柄又は模様を形成していない部分の面積比
率が、1cm2 あたり30:70〜95:5である請求
項1乃至4記載のいずれかの水変色性印刷物。 - 【請求項7】 支持体が布帛である請求項1記載の水変
色性印刷物。 - 【請求項8】 前記布帛が伸縮性を有する編物である請
求項7記載の水変色性印刷物。 - 【請求項9】 請求項7又は8記載の水変色性印刷物を
縫製した人形用衣装又はぬいぐるみ形態の水変色性玩
具。
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