JPH11323624A - 衣 服 - Google Patents

衣 服

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JPH11323624A
JPH11323624A JP10234012A JP23401298A JPH11323624A JP H11323624 A JPH11323624 A JP H11323624A JP 10234012 A JP10234012 A JP 10234012A JP 23401298 A JP23401298 A JP 23401298A JP H11323624 A JPH11323624 A JP H11323624A
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chest
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紀克 島影
Kazuko Nojima
和子 野島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】体に負担をかけることなく、体形を立体的に美
しく見せることができる水着等の衣服を提供する。 【解決手段】少なくとも胸部、腹部及び臀部を被覆す
る、水着、レオタード等の体にぴったりフィットする衣
服において、衣服全体に略同形状の柄を連続的に形成
し、胸部分や臀部分等の体の凸部においては、腹部分よ
りもその柄を大きく、またウエストライン近傍部分等の
体の凹部においては、腹部分よりもその柄を小さく形成
する。また、上記衣服において、胸部分や臀部分の色を
腹部分の色よりも淡く、またウエストライン左右両端部
分の色を腹部分の色よりも淡く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体形を立体的に美
しく見せることができる水着等の衣服に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、水着、レオタード等の衣服とし
ては、様々な形状、模様及び色彩のものが提供されてい
る。水着やレオタードのように体にぴったりフィットす
る衣服としては、衣服の身頃のパターン切替や縫製、ま
た糸等の素材を変えること等により、体形を美しく見せ
るための工夫をしたものが提案されている。具体的に
は、ウエストラインを細く見せるために該部にシャーリ
ングを設けたり、体全体を締めつけるためにパワーネッ
ト素材を用いたりすることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように身頃のパターン切替を工夫したり、素材を変えた
りすることで、衣服を装飾したり、衣服に別途機能を付
加したりすることは、例えば競泳用の水着においては適
切ではなかった。すなわち、競泳用水着においては、体
を締めつけて負担をかけたり、邪魔になる装飾を施した
りすることは、避けなければならないことなのである。
しかして、素材を変えたり装飾を施したりすることな
く、体形を美しく見せることのできる水着が求められて
いたが、この要求を十分に満足させるものはないという
のが実情であった。
【0004】本発明は、上記の実情に鑑みなされたもの
であって、体に負担をかけることなく、体形を美しく見
せることができる水着等の衣服の提供を目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、少なくと
も胸部、腹部及び臀部を被覆する衣服であって、衣服全
体に略同形状の柄が連続的に形成されており、胸部分及
び/または臀部分の柄が腹部分の柄よりも大きく形成さ
れていることを特徴とする衣服によって達成される。
【0006】また、上記の目的は、少なくとも胸部、腹
部及び臀部を被覆する衣服であって、衣服全体に略同形
状の柄が連続的に形成されており、ウエストライン近傍
部分の柄が腹部の柄よりも小さく形成されていることを
特徴とする衣服によって達成される。
【0007】また、上記の目的は、少なくとも胸部、腹
部及び臀部を被覆する衣服であって、衣服全体に略同形
状の柄が連続的に形成されており、胸部分及び/または
臀部分の柄が腹部分の柄よりも大きく形成されており、
ウエストライン近傍部分の柄が腹部分の柄よりも小さく
形成されていることを特徴とする衣服によって達成され
る。
【0008】さらに、上記の目的は、少なくとも胸部、
腹部及び臀部を被覆する衣服であって、衣服全体に縦方
向のストライプ柄が形成されており、胸部分及び臀部分
のストライプ柄が外側に向けて湾曲した状態に形成され
ていることを特徴とする衣服によって達成される。
【0009】また、上記の目的は、少なくとも胸部、腹
部及び臀部を被覆する衣服であって、胸部分及び/また
は臀部分の色が腹部分の色よりも淡く設定されているこ
とを特徴とする衣服によって達成される。
【0010】また、上記の目的は、少なくとも胸部、腹
部及び臀部を被覆する衣服であって、ウエストライン左
右両端部分の色が腹部分の色よりも濃く設定されている
ことを特徴とする衣服によって達成される。
【0011】また、上記の目的は、少なくとも胸部、腹
部及び臀部を被覆する衣服であって、胸部分及び/また
は臀部分の色が腹部分の色よりも淡く設定され、ウエス
トライン左右両端部分の色が腹部分の色よりも濃く設定
されていることを特徴とする衣服によって達成される。
【0012】また、上記の目的は、少なくとも胸部、腹
部及び臀部を被覆する衣服であって、衣服全体に略同形
状の柄が連続的に形成されており、胸部分及び臀部分の
柄が腹部分の柄よりも大きく形成されるとともに、ウエ
ストライン近傍部分の柄が腹部分の柄よりも小さく形成
され、且つ胸部分及び臀部分の色が腹部分の色よりも淡
く設定されるとともに、ウエストライン左右両端部分の
色が腹部分の色よりも濃く設定されていることを特徴と
する衣服によって達成される。
【0013】さらに、上記の目的は、少なくとも胸部、
腹部及び臀部を被覆する衣服であって、衣服全体にドレ
ープ柄が形成されており、胸部分及び/または臀部分の
ドレープ柄の色が、少なくともその上下のドレープ柄の
色よりも淡く設定されていることを特徴とする衣服によ
って達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の衣服は、それを着用した
ときに体形が美しく見えるように、すなわち体の凹凸に
準じて立体的に見えるように、柄等の模様の大きさや形
態、色の濃淡を各部位毎に適宜設定してなるものであ
る。
【0015】すなわち、少なくとも胸部、腹部及び臀部
を被覆する、水着、レオタード等の体にぴったりフィッ
トする衣服において、衣服全体に略同形状の柄を連続的
に形成し、胸部分や臀部分等の体の凸部においては、腹
部分よりその柄の形状を大きく形成する。また、ウエス
トライン近傍部分等の体の凹部においては、腹部分より
その柄の形状を小さく形成する。このように構成された
衣服は、体の凹凸に準じて立体的に見えるようになって
おり、これを着用することにより、体形を立体的に美し
く見せることができるのである。
【0016】また、衣服全体に縦方向のストライプ柄を
形成し、胸部分や臀部分等の体の凸部においては、スト
ライプ柄が外側に向けて湾曲するように形成することに
より、胸部分や臀部分のボリューム感を増し、体を立体
的に見せることが可能となる。
【0017】さらに、他の手段として、上記衣服におい
て、胸部分や臀部分等の体の凸部においては、腹部分よ
りその色を淡く設定し、またウエストライン左右両端部
分等の体の凹部においては、腹部分よりその色を濃く設
定する。このように構成された衣服も、体の凹凸に準じ
て立体的に見えるようになっており、これを着用するこ
とにより、体形を立体的に美しく見せることができるの
である。このとき、色の濃淡は、色の明度もしくは彩度
に差をつけることにより、適宜設定することができる。
【0018】また、上記両方の手段を組み合わせ、すな
わち柄の大小及び形態と色の濃淡とを適宜組み合わせて
衣服を構成すると、体形をさらに立体的に美しく見せる
衣服を得ることができる。
【0019】また、衣服全体にドレープ柄を形成し、胸
部分及び/または臀部分のドレープ柄の色を、その上下
のドレープ柄の色よりも淡くすることにより、ドレープ
柄が全体にすっきりした感じを与え、且つ色の濃淡差が
胸部分や臀部分にボリューム感を与えることとなる。す
なわち、ドレープ柄が、例えばスカートの上にスカーフ
を巻いた際にウエスト部が細く見えるという効果が得ら
れるように全体をすっきりと見せる効果を奏し、且つ胸
部分や臀部分といった凸部のドレープ柄の色をその上下
のドレープ柄の色よりも淡くすることにより、胸部分や
臀部分にボリューム感を与える効果が奏されるのであ
る。
【0020】なお、衣服を構成するにあたって、どの部
位を上記のどのように設定するかは、目的に応じて適宜
決定し、組み合わせることができる。すなわち、上記胸
部分、臀部分及びウエストライン近傍部分以外の部位、
例えば腕部分、脚部分等についても、適宜上記のような
構成とすることができる。
【0021】なお、本発明の衣服において柄の大きさを
変えるにあたっては、柄の大きさの比率を、胸部:腹
部:臀部=4:3:3.5とすることが好適である。ま
た、色の平均濃度分布については、胸部分を0〜10
%、ウエストライン左右両端部分を40〜90%、臀部
分を0〜20%と設定することが好適である。
【0022】上記の柄や色彩の設定は、例えばコンピュ
ーターグラフィックにより行うことができる。また、衣
服の製造方法としては、使用する織編物生地に上記構成
の柄や色彩をプリントした後、生地の裁断、縫製を順次
行う方法をとることができる。なお、本発明の衣服の素
材は、目的に応じて適宜選定すればよく、表地1枚で
も、裏地を設けるようにしてもよい。また、その形状も
目的に応じて適宜設定することができる。例えば、競泳
用の水着の場合には、胸部及び股部に裏地を用いる以外
は、表地のみとし、その素材として、ポリエステル、ポ
リウレタン等を用い、伸縮性が良く、水はけが良く、且
つ筋肉に負担をかけない特性を有する素材を用いること
が好ましい。
【0023】
【実施例】以下、本発明の衣服の実施例を図面に基づき
具体的に説明する。
【0024】〈実施例1〉図1は、本発明に係る衣服の
第1の実施例としての水着を示すものである。同図にお
いて、(A)は前身頃2を示し、(B)は後ろ身頃3を
示している。図1に示すように、この水着1には、全体
にわたって、縦長の菱形形状柄が縦方向に連続して形成
されている。
【0025】上記前身頃2は、肩部分2aと、胸部分2
bと、ウエストライン近傍部分2cと、腹部分2dと、
ウエストライン左右両端部分2eとにおいて、以下のよ
うな構成をとっている。すなわち、胸部分2bの柄は腹
部分2dの柄よりも大きく、また、ウエストライン近傍
部分2cの柄は腹部分2dの柄よりも小さく形成されて
いる。具体的には、胸部分2bに施されている菱形の縦
の長さ(最大部分寸法)は6cm、ウエストライン近傍
部分2cに施されている菱形の縦の長さ(最小部分寸
法)は4.5cmに設定されている。また、胸部分2b
の色は腹部分2dの色よりも淡く、ウエストライン左右
両端部分2eの色は腹部分2dの色よりも濃く構成され
ている。
【0026】また、上記後身頃3は、肩部分3aと、背
部分3bと、ウエストライン近傍部分3cと、臀部分3
dと、ウエストライン左右両端部分3eとにおいて、以
下のような構成をとっている。すなわち、臀部分3dの
柄を上記腹部分2dの柄よりも大きく(菱形の縦の長さ
5.3cm)、また、色を腹部分2dの色よりも淡く構
成し、ウエストライン近傍部分3cおよびウエストライ
ン左右両端部分3eの柄、色については、上記前身頃2
と同様に構成されている。色の平均濃度分布の具体的数
値については、図2に示す通りである。尚、数値が小さ
い程、色は淡く、また、数値が大きい程、色が濃いこと
を表している。また、数値を示していない部分は、数値
が示されている領域へ徐々に変化している部分であり、
数値が示されている領域の数値の間の値を示す(以下、
同じ)。
【0027】上記図柄は、コンピューターグラフィック
を用いて作成し、生地にプリントしたものである。生地
としては、ポリエステル85%、ポリウレタン15%か
らなる伸縮性素材を用いている。そして、上記のような
構成にプリントされた生地を前身頃2、後ろ身頃3の形
状に裁断し、これらを縫製してつなぎ合わせることによ
り水着1が得られる。なお、後ろ身頃3は、その中心位
置で縫合される一対の生地で構成されている。このよう
に構成された水着1は、体に負担をかけることがなく、
体形を立体的に美しく見せることができるものである。
【0028】〈実施例2〉図3は、本発明に係る衣服の
第2の実施例としての水着を示すものである。同図にお
いて、(A)は前身頃7を示し、(B)は後ろ身頃8を
示している。図3に示すように、水着6には、全体にわ
たって、縦長の菱形(大)と横長の菱形(小)とを順に
縦方向に繰り返してなる柄が形成されている。
【0029】上記前身頃7は、肩部分7aと、胸部分7
bと、ウエストライン近傍部分7cと、腹部分7dと、
ウエストライン左右両端部分7eとにおいて、以下のよ
うな構成をとっている。すなわち、実施例1と同様に、
胸部分7bの柄が大きく、また、ウエストライン近傍部
分7cの柄が小さく形成されている。具体的には、胸部
分7bに施されている縦長の菱形の縦の長さ(最大部分
寸法)は16.6cm、ウエストライン近傍部分7cに
施されている縦長の菱形の縦の長さ(最小部分寸法)は
12.5cmに設定されている。また、胸部分7bの色
は淡く、ウエストライン左右両端部分7eの色は濃く構
成されている。
【0030】また、上記後身頃8は、肩部分8aと、背
部分8bと、ウエストライン近傍部分8cと、臀部分8
dと、ウエストライン左右両端部分8eとにおいて、以
下のような構成をとっている。すなわち、臀部分8dの
柄を大きく(縦長の菱形の縦の長さ15.2cm)、ま
た色を淡く構成し、ウエストライン近傍部分8c及びウ
エストライン左右両端部分8eの柄及び色については、
上記前身頃7と同様に構成されている。この色の平均濃
度分布の具体的数値については、図4に示す通りであ
る。この水着6の製造は、上記実施例1と同様にしてな
され、このように構成された水着6は、体に負担をかけ
ることがなく、体形を立体的に美しく見せることのでき
るものである。
【0031】〈実施例3〉図5は、本発明に係る衣服の
第3の実施例としての水着を示すものである。同図にお
いて、(A)は前身頃12を示し、(B)は後ろ身頃1
3を示している。図5に示すように、この水着11は、
無模様で、各部位の色に濃淡差を形成してなるものであ
る。
【0032】上記前身頃12は、肩部分12aと、胸部
分12bと、ウエストライン近傍部分12cと、腹部分
12dと、ウエストライン左右両端部分12eとにおい
て、以下のような構成をとっている。胸部分12bの色
は淡く、ウエストライン左右両端部分12eの色は濃く
構成されている。また、上記後身頃13は、肩部分13
aと、背部分13bと、ウエストライン近傍部分13c
と、臀部分13dと、ウエストライン左右両端部分13
eとにおいて、以下のような構成をとっている。すなわ
ち、臀部分13dの色は淡く、ウエストライン左右両端
部分13eの色は濃く構成されている。この色の平均濃
度分布の具体的数値については、図6に示す通りであ
る。この水着11の製造は、実施例1と同様にしてなさ
れ、このように色の濃淡を変化させることのみによって
も、体形を立体的に美しく見せる水着を得ることができ
る。
【0033】〈実施例4〉図7は、本発明に係る衣服の
第4の実施例としての水着を示すものである。同図にお
いて、(A)は前身頃15を示し、(B)は後ろ身頃1
6を示している。図7に示すように、この水着14に
は、縦方向にのびるストライプ柄が全体にわたって形成
されている。
【0034】上記前身頃15は、肩部分15aと、胸部
分15bと、ウエストライン近傍部分15cと、腹部分
15dと、ウエストライン左右両端部分15eとにおい
て、以下のような構成をとっている。すなわち、上記ス
トライプ柄のうち、トップバストの上を通るストライプ
柄Aの色が最も濃く設定され、このストライプ柄Aを含
め、胸部分15bにおけるストライプ柄が、外側に向け
て湾曲した状態に形成されている。そして、胸部分15
bの色は淡く、ウエストライン近傍部分15c及びウエ
ストライン左右両端部分15eの色は濃く構成されてい
る。
【0035】上記後身頃16は、肩部分16aと、背部
分16bと、ウエストライン近傍部分16cと、臀部分
16dと、ウエストライン左右両端部分16eとにおい
て、以下のような構成をとっている。すなわち、トップ
ヒップの上を通るストライプ柄Bの色が上記前身頃15
におけるストライプ柄Aと同色の最も濃い色に設定され
ており、このストライプ柄Bを含め、臀部分16dにお
けるストライプ柄が、外側に向けて湾曲した状態に形成
されている。そして、臀部分16dの色は淡く、ウエス
トライン近傍部分16c及びウエストライン左右両端部
分16eの色は濃く構成されている。
【0036】このように構成された水着14において
は、濃色で設けられたストライプA及びストライプBに
より、体をすっきりと美しく見せる効果が奏される。ま
た、胸部分15b及び臀部分16dのストライプ柄が外
側に向かって湾曲した状態となっているため、胸部分1
5b及び臀部分16dにボリューム感が与えられること
となり、体に負担をかけることなく、体形を立体的に美
しく見せることが可能となる。
【0037】〈実施例5〉図8は、本発明に係る衣服の
第5の実施例としての水着を示すものである。同図にお
いて、(A)は前身頃18を示し、(B)は後ろ身頃1
9を示している。図8に示すように、この水着17に
は、ドレープ柄が全体にわたって形成されている。
【0038】上記前身頃18は、肩部分18aと、胸部
分18bと、ウエストライン近傍部分18cと、腹部分
18dと、ウエストライン左右両端部分18eとにおい
て、以下のような構成をとっている。すなわち、上記ド
レープ柄のうち、胸部分18bのドレープ柄の色が胸部
分18bの上下のドレープ柄の色よりも淡く設定され、
且つウエストライン左右両端部分18eからウエストラ
イン近傍部18cに向かってのびる数本のドレープ柄が
形成されている。さらに、腹部分18dにも、濃色のド
レープ柄が形成されている。
【0039】また、上記後身頃19は、肩部分19a
と、背部分19bと、ウエストライン近傍部分19c
と、臀部分19dと、ウエストライン左右両端部分19
eとにおいて、以下のような構成をとっている。すなわ
ち、上記ドレープ柄のうち、臀部分19dの色が臀部分
19dの上下のドレープ柄の色よりも淡く設定され、且
つウエストライン左右両端部分19eからウエストライ
ン近傍部19cに向かってのびる数本のドレープ柄が形
成されている。さらに、背部分19bにも、濃色のドレ
ープ柄が形成されている。
【0040】このように構成された水着17において
は、全体に設けられたドレープ柄により、スカートの上
にスカーフを巻いた状態のように体全体を細く見せる効
果が奏される。また、胸部分18b及び臀部分19dの
ドレープ柄の色がその上下のドレープ柄の色よりも淡く
設定されているため、胸部分18b及び臀部分19dに
ボリューム感が与えられることとなり、体に負担をかけ
ることなく、体形を立体的に美しく見せることが可能と
なる。
【0041】なお、上記実施例1〜5では、同形状の水
着の例を挙げたが、本発明は、この形状の水着に限定さ
れず、例えば肩部分がないものや、ウエストライン左右
両端部分を切欠した形状のものにも適用することができ
る。さらに、本発明は、水着以外にも、レオタードのよ
うに体にフィットするスポーツウェア等の各種衣服に適
用することができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明の衣服は、体の凹
凸に合わせて柄や色彩を変化させることにより、目の錯
覚による凹凸感を感じさせ、体形を立体的に美しく見せ
ることを可能とするものである。そして、本発明におい
ては、体に圧迫感を与えない一種類の素材で、すなわち
締めつけ効果を奏する素材を用いたり装飾を付加したり
することなく、体形を立体的に見せることができるよう
になっている。従って、体に負担をかけることなく、シ
ンプルな構成をもって、めりはりのある美しい体形に見
せることが可能となり、特に競泳用水着等において広く
適用することのできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る衣服の第1の実施例としての水着
を示す説明図である。
【図2】図1に示す水着の色の平均濃度分布を示す説明
図である。
【図3】本発明に係る衣服の第2の実施例としての水着
を示す説明図である。
【図4】図3に示す水着の色の平均濃度分布を示す説明
図である。
【図5】本発明に係る衣服の第3の実施例としての水着
を示す説明図である。
【図6】図5に示す水着の色の平均濃度分布を示す説明
図である。
【図7】本発明に係る衣服の第4の実施例としての水着
を示す説明図である。
【図8】本発明に係る衣服の第5の実施例としての水着
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 水着
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも胸部、腹部及び臀部を被覆す
    る衣服であって、衣服全体に略同形状の柄が連続的に形
    成されており、胸部分及び/または臀部分の柄が腹部分
    の柄よりも大きく形成されていることを特徴とする衣
    服。
  2. 【請求項2】 少なくとも胸部、腹部及び臀部を被覆す
    る衣服であって、衣服全体に略同形状の柄が連続的に形
    成されており、ウエストライン近傍部分の柄が腹部の柄
    よりも小さく形成されていることを特徴とする衣服。
  3. 【請求項3】 少なくとも胸部、腹部及び臀部を被覆す
    る衣服であって、衣服全体に略同形状の柄が連続的に形
    成されており、胸部分及び/または臀部分の柄が腹部分
    の柄よりも大きく形成され、ウエストライン近傍部分の
    柄が腹部分の柄よりも小さく形成されていることを特徴
    とする衣服。
  4. 【請求項4】 少なくとも胸部、腹部及び臀部を被覆す
    る衣服であって、衣服全体に縦方向のストライプ柄が形
    成されており、胸部分及び/または臀部分のストライプ
    柄が外側に向けて湾曲した状態に形成されていることを
    特徴とする衣服。
  5. 【請求項5】 少なくとも胸部、腹部及び臀部を被覆す
    る衣服であって、胸部分及び/または臀部分の色が腹部
    分の色よりも淡く設定されていることを特徴とする衣
    服。
  6. 【請求項6】 少なくとも胸部、腹部及び臀部を被覆す
    る衣服であって、ウエストライン左右両端部分の色が腹
    部分の色よりも濃く設定されていることを特徴とする衣
    服。
  7. 【請求項7】 少なくとも胸部、腹部及び臀部を被覆す
    る衣服であって、胸部分及び/または臀部分の色が腹部
    分の色よりも淡く設定され、ウエストライン左右両端部
    分の色が腹部分の色よりも濃く設定されていることを特
    徴とする衣服。
  8. 【請求項8】 少なくとも胸部、腹部及び臀部を被覆す
    る衣服であって、衣服全体に略同形状の柄が連続的に形
    成されており、胸部分及び臀部分の柄が腹部分の柄より
    も大きく形成されるとともに、ウエストライン近傍部分
    の柄が腹部分の柄よりも小さく形成され、且つ胸部分及
    び臀部分の色が腹部分の色よりも淡く設定されるととも
    に、ウエストライン左右両端部分の色が腹部分の色より
    も濃く設定されていることを特徴とする衣服。
  9. 【請求項9】 少なくとも胸部、腹部及び臀部を被覆す
    る衣服であって、衣服全体にドレープ柄が形成されてお
    り、胸部分及び/または臀部分のドレープ柄の色が、少
    なくともその上下のドレープ柄の色よりも淡く設定され
    ていることを特徴とする衣服。
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Cited By (4)

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