JP2002161420A - 袖付上着 - Google Patents

袖付上着

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JP2002161420A
JP2002161420A JP2000360031A JP2000360031A JP2002161420A JP 2002161420 A JP2002161420 A JP 2002161420A JP 2000360031 A JP2000360031 A JP 2000360031A JP 2000360031 A JP2000360031 A JP 2000360031A JP 2002161420 A JP2002161420 A JP 2002161420A
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JP
Japan
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sleeve
extension
jacket
sleeves
base
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JP2000360031A
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Kunihiko Tsukada
邦彦 塚田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着用者に窮屈な思いをさせることなく、着用
者の腕の前後動や上下動を非常に楽にして着心地の良い
ものとし、しかも着用時の上着の輪郭を全く崩すことの
ない袖付上着を提供する。 【解決手段】 袖1の付け根1cの下部に、この付け根
1cを広げた延長部3を設け、上着本体2の袖ぐり部2
dを、前記延長部3を設けた袖1の付け根1cの形状に
対応したものとして、袖1の付け根1cと上着本体2の
袖ぐり部2dを縫着したものとしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スーツの上着、
学生服の上着などにおいて、袖の前後動や左右動を抵抗
無く楽に行なえるようにした袖付上着に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の袖付上着は、例えば図7〜9に示
したように、袖11を山袖部11aと下袖部11bを縫
着して構成し、袖11の付け根11cは略円形状とし、
上着本体12の袖ぐり部12dをこの袖11の付け根1
1cの形状に対応したものとして、袖11の付け根11
cと上着本体12の袖ぐり部12dを縫着することによ
り、袖11を上着本体12に取り付けたものとしてい
た。
【0003】すなわち、従来の袖付上着では、図8、9
に示したように、山袖部11aの上端辺を凸曲線状と
し、下袖部11bの上端辺を凹曲線状とし、これら山袖
部11aと下袖部11bの両側辺どうしを縫着して、袖
11の付け根11cを略円形状としている。さらに、上
着本体12の前見頃12a、細腹12b、後見頃12c
のそれぞれの上端辺や側辺上部を凹曲線状とし、これら
前見頃12a、細腹12b、後見頃12cのそれぞれの
側辺どうしを縫着して、袖11の付け根11cの形状に
対応した袖ぐり部12dを、上着本体12に形成してい
る。そして、前記したように、袖11の付け根11cと
上着本体12の袖ぐり部12dを縫着することにより、
袖11を上着本体12に取り付けたものとしている。
【0004】このようにした従来の袖付上着を着用し
て、着用者の腕を斜め上方に上げた状態にすると、この
袖付上着の袖11は、図7に示したようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の袖付上着では、前記図7に示した状態において、袖
11の付け根11cと上着本体12の袖ぐり部12dの
縫着部の着用者の脇となる部分には余裕がないため、着
用者が腕を前後動させたり上下動させたりする場合に、
袖11が引っ張られ窮屈な思いをするという課題を有し
ていた。特に、テーラードスーツなどのしっかりした生
地で作られた上着においては、上記したような窮屈な思
いをする程度が甚だしかった。
【0006】そこで、この発明は、上記従来の課題を解
決するものであり、着用者に窮屈な思いをさせることな
く、着用者の腕の前後動や上下動を非常に楽にして着心
地の良いものとし、しかも着用時の上着の輪郭を全く崩
すことのない袖付上着を提供することを目的としてなさ
れたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明の袖
付上着は、袖1の付け根1cの下部に、この付け根1c
を広げた延長部3を設け、上着本体2の袖ぐり部2d
を、前記延長部3を設けた袖1の付け根1cの形状に対
応したものとして、袖1の付け根1cと上着本体2の袖
ぐり部2dを縫着したものとしている。
【0008】そして、この発明の袖付上着は、前記延長
部3の形状を、略台形状としたものとしている。
【0009】さらに、この発明の袖付上着は、前記袖1
が山袖部1aと下袖部1bからなるものとし、山袖部1
aの凸曲線状とした上端辺下部から側辺上部を突き出さ
せた片側延長部3aを設け、下袖部1bの凹曲線状とし
た上端辺の下部から側辺上部を突き出させた片側延長部
3bを設け、これら片側延長部3aと片側延長部3bの
側端辺どうしを縫着して、前記延長部3としたものとし
ている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の袖付上着の実施
の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】この発明の袖付上着として図に示したもの
は、スーツの上着であり、図1は袖1を斜め上方に上げ
た状態を示しており、図2は袖1を上着本体2から取り
外した状態を示しており、図3は袖1を真下に下ろした
状態を示している。
【0012】前記袖1は、山袖部1aと下袖部1bを縫
着してなる筒状袖としているが、一枚物とした筒状袖と
してもよい。この袖1は、図4に示したように、山袖部
1aの凸曲線状とした上端辺下部から側辺上部を突き出
させた片側延長部3aを設け、下袖部1bの凹曲線状と
した上端辺の下部から側辺上部を突き出させた片側延長
部3bを設け、これら片側延長部3aと片側延長部3b
の側端辺どうしを縫着して、袖1の付け根1cの下部
に、この付け根1cを広げた延長部3を設けたものとし
ている。そして、前記片側延長部3a、3bの形状は、
略台形状としたり、略三角形状とすることができ、これ
により延長部3が、片側延長部3aと片側延長部3bと
合わせた略台形状や略三角形状となる。片側延長部3a
と片側延長部3bをこのような形状にすることにより、
袖1の付け根1cの下部を広げた延長部3が簡単に設け
られることになる。さらに、前記片側延長部3a、3b
は、山袖部1a、下袖部1bを形成する生地と一体とし
てもよいが、図5、6に示したように、山袖部1a、下
袖部1bを形成する生地とは別体としてもよい。すなわ
ち、同じ柄で別体とした生地を継ぎ足したものとして
も、異なる柄で別体とした生地を継ぎ足したものとして
もよい。なお、山袖部1aと下袖部1bは、それぞれ裏
生地4a、4bを有したものとしているが、これら裏生
地4a、4bにも前記片側延長部3a、3bに対応した
片側延長部を設けておき、これら片側延長部の側端辺ど
うしを縫着して延長部を設けておくのは言うまでもな
い。
【0013】前記上着本体2は、前見頃2a、細腹2
b、後見頃2cよりなるものとしており、これら前見頃
2a、細腹2b、後見頃2cのそれぞれの上端辺や側辺
上部を凹曲線状や直線状とし、これら前見頃2a、細腹
2b、後見頃2cのそれぞれの側辺どうしを縫着して、
袖1の付け根1cの形状に対応した袖ぐり部2dを形成
している。
【0014】そして、この発明の袖付上着は、前記袖1
の付け根1cと上着本体2の袖ぐり部2dを縫着したも
のとしている。
【0015】以上のように構成したこの発明の袖付上着
を着用すると、着用者の脇は袖1の延長部3の辺りに位
置することになり、この部分が袖1より広がりを持って
いるので、着用者の脇に余裕ができ、着用者が腕を前後
動させたり上下動させても、袖1が引っ張られるのが緩
和され、窮屈な思いをすることはなくなる。
【0016】さらに、この発明の袖付上着は、着用して
いる状態において、袖1の延長部3は着用者の脇の下に
位置することになるので、目立ちにくいものとなり、上
着本体2の基本形状にも全く影響を与えることのないも
のとなっている。
【0017】
【発明の効果】この発明の袖付上着は、以上に述べたよ
うに構成されているので、着用者に窮屈な思いをさせる
ことなく、着用者の腕の前後動や上下動を非常に楽にし
て、着心地の良いものとなり、しかも着用時の上着の輪
郭を全く崩すことのないものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の袖付上着の一実施形態を示してお
り、袖を斜め上方に上げた状態の側面図である。
【図2】この発明の袖付上着の袖を上着本体から外した
状態の斜視図である。
【図3】この発明の袖付上着の袖を真下に下ろした状態
の斜視図である。
【図4】この発明の袖付上着の袖を示しており、縫着す
る前の山袖部と下袖部を重ね合わせた状態にした平面図
である。
【図5】この発明の袖付上着の他実施形態を示してお
り、袖を斜め上方に上げた状態の側面図である。
【図6】図5に示すこの発明の袖付上着の袖を示してお
り、縫着する前の山袖部と下袖部を重ね合わせた状態に
した平面図である。
【図7】従来の袖付上着の袖を斜め上方に上げた状態の
側面図である。
【図8】従来の袖付上着の袖を上着本体から外した状態
の斜視図である。
【図9】従来の袖付上着の袖を示しており、縫着する前
の山袖部と下袖部を重ね合わせた状態にした平面図であ
る。
【符号の説明】
1 袖 1a 山袖部 1b 下袖部 1c 付け根 2 上着本体 2d 袖ぐり部 3 延長部 3a 片側延長部 3b 片側延長部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袖(1)の付け根(1c)の下部に、こ
    の付け根(1c)を広げた延長部(3)を設け、上着本
    体(2)の袖ぐり部(2d)を、前記延長部(3)を設
    けた袖(1)の付け根(1c)の形状に対応したものと
    して、袖(1)の付け根(1c)と上着本体(2)の袖
    ぐり部(2d)を縫着したことを特徴とする袖付上着。
  2. 【請求項2】 前記延長部(3)の形状を、略台形状と
    したことを特徴とする請求項1記載の袖付上着。
  3. 【請求項3】 前記袖(1)が山袖部(1a)と下袖部
    (1b)からなるものとし、山袖部(1a)の凸曲線状
    とした上端辺下部から側辺上部を突き出させた片側延長
    部(3a)を設け、下袖部1bの凹曲線状とした上端辺
    の下部から側辺上部を突き出させた片側延長部(3b)
    を設け、これら片側延長部(3a)と片側延長部(3
    b)の側端辺どうしを縫着して、前記延長部(3)とし
    たことを特徴とする請求項1記載の袖付上着。
JP2000360031A 2000-11-27 2000-11-27 袖付上着 Pending JP2002161420A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101262096B1 (ko) 2012-02-08 2013-05-14 최문철 겨드랑이 트임방지용 작업복
CN103619203A (zh) * 2012-05-19 2014-03-05 恩瓦德控股股份有限公司 上衣的制作方法
CN103750584A (zh) * 2014-02-08 2014-04-30 李宁体育(上海)有限公司 羽绒服构件、羽绒服构件制作方法和羽绒服
JP3196341U (ja) * 2014-12-22 2015-03-05 株式会社ピーディーハウス 上衣
JP2021025159A (ja) * 2019-08-06 2021-02-22 株式会社エヌ・エス・ピー 衣服本体及び衣服

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Effective date: 20040405