JP2986407B2 - 変形アームホール付き衣服 - Google Patents

変形アームホール付き衣服

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JP2986407B2
JP2986407B2 JP8130173A JP13017396A JP2986407B2 JP 2986407 B2 JP2986407 B2 JP 2986407B2 JP 8130173 A JP8130173 A JP 8130173A JP 13017396 A JP13017396 A JP 13017396A JP 2986407 B2 JP2986407 B2 JP 2986407B2
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正憲 竹田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衣服に関し、特に、
腕を前後・左右・上下のあらゆる方向に動かしても違和
感を感じない袖を持った衣服に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の長袖衣服における袖は、人体の中
心線と左右の肩先を通る線とで確定される面内で、前身
頃と後身頃とを合わせた胴部に、直接取り付けられてい
る。このような構成では、腕をあまり動かさない場合は
よいが、作業服のように、腕を前後・左右・上下に大き
く動かす場合には、衣服の追従性が不十分となり、前後
の身頃と袖との縫合部分が引きつれ、腕の動きを阻害し
てしまう。
【0003】そこで、特公平3−4647号では、図4
に示すように、衣服1の胴部の脇2から袖3の底の部分
を一枚の生地4で縫製し、腕を上げたときのつっぱり感
を無くすようにしたものを提案している。
【0004】また、図5に示すように、肩5と袖3の上
部とを一枚の生地6で縫製した別の従来例も知られてい
る。この場合、上記の生地6を体の伸びの方向に合わせ
てカッティングすることも合わせて行っている。このよ
うな構成によって、腕を上下に動かす場合のつっぱりを
無くすことができる。
【0005】しかしながら、上記図4及び図5に記載さ
れたものの場合、腕を上下に動かす場合にはゆとりがあ
るが、前後に動かす場合の余裕が未だ不足で、腕を前後
に大きく動かす動きが制限されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事実
から考えられたもので、腕を大きくかつ、あらゆる方向
に動かしても違和感の生じない衣服を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、胴部と袖との接続部に形成されるアーム
ホールに、袖の下方から上方に向かって囲むようにほぼ
三日月形の脇下マチを取り付け、該脇下マチの後身頃側
の大きさを前身頃側の大きさよりも大きくしたことを特
徴としている。
【0008】また、上記脇下マチが、上記アームホール
の約1/3周以上にわたって設けられている構成とした
り、上記脇下マチが、1枚の布から形成された構成とし
たり、上記袖を下げた場合に袖と胴部との境目にできる
折れ線が、上記脇下マチにできるようにした構成とした
り、あるいは、上記変形アームホール付き衣服を着用し
たとき、外部から上記脇下マチが見える構成とすること
が望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面によ
って説明する。図1及び図2は、本発明による衣服を示
す図である。これらの図に示す衣服10は、前身頃11
と後身頃12とを体の中心線に沿って縫合し、胴部13
を構成し、この胴部13の上部に袖14部分を取り付け
たものである。図示の実施例では、前身頃11は、さら
に、胸から下の部分11aと肩の部分11bとに分かれ
ているが、勿論、これは一例にすぎない。
【0010】本発明の衣服は、前後の身頃11,12と
袖14との接続部に形成されるアームホール14aに、
袖14の下から衣服10の前後にかけて、三日月形の脇
下マチ15が取り付け、変形アームホールとしたことに
特徴がある。
【0011】図3は、この脇下マチ15の展開図であ
る。一点鎖線は袖中心線16で、これは前身頃11と後
身頃12との縫合線と重なっている。脇下マチ15は、
一枚の生地から形成されているが、これを袖中心線16
で前後に分け、前身頃側を15a、後身頃側を15bと
すると、これらは袖中心線16に対して非対称形で、前
身頃側15aの幅W1と後身頃側15bの幅W2とは、
W1<W2の関係にあり、前身頃側15aの高さL1と
後身頃側15bの高さL2とは、L1<L2の関係にあ
る。
【0012】また、脇下マチ15とアームホール14a
とは、図示のように、前方側のA点から後方のB点まで
縫合されているが、弧ABの長さsは、アームホール1
4aの周囲長Sの1/3以上とし、着用した場合に外側
から脇下マチが見える大きさとすることが望ましい。さ
らに、腕を降ろした場合に袖14の付け根に折曲線17
ができるが、この折曲線17が脇下マチ15内にできる
ようにすると、一層動き易くなる。
【0013】以上の構成であるから、この実施例の衣服
10を着て、腕を前後・左右・上下に大きく振り回した
場合でも、この脇下マチ15が緩衝部分となって、つっ
ぱりを起こさなくなり、腕の動きを抑制することが無く
なる。
【0014】特に、脇下マチ15の後身頃側15bを前
身頃側15aより大きくしたのは、腕の前方運動の方
が、後方運動よりも大きいので、前方運動を軽快にする
ためである。また、このように構成すると、腕を下ろし
た状態でも脇下マチ15が外部から見え、マチが大きい
ので、いかにも動きやすそうに見える。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の衣服は、
胴部と袖との接続部に、袖の下方から上方に向かって囲
むようにほぼ三日月形の脇下マチを取り付け、該脇下マ
チの後身頃側の大きさを前身頃側の大きさよりも大きく
したので、腕を大きくかつ、あらゆる方向に動かしても
つっぱらず、違和感が生じないようにすることができ、
作業性を向上させることができる。
【0016】また、上記脇下マチが、アームホールの1
/3以上にわたって設けられるようにすれば、脇下マチ
が大きくなり、余裕も大きくすることができる。脇下マ
チが、1枚の布から形成された構成とすれば、部品点数
び増加を最小限度に抑制することができる。
【0017】上記袖を下げた場合に袖と胴部との境目に
できる折れ線が、上記脇下マチにできるようにすれば、
より一層余裕を持たせることができる。上記変形アーム
ホール付き衣服を着用したとき、外部から上記脇下マチ
が見えるようにすると、見るからに動き易く見える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衣服の側面図である。
【図2】図1の衣服の中心線から片側だけ示した正面図
である。
【図3】本発明の脇下マチの展開図である。
【図4】従来の衣服の図で、中心線の左側が正面図、右
側が背面図である。
【図5】図4と別の従来の衣服の図で、(a)は正面
図、(b)は背面図である。
【符号の説明】
11 前身頃 12 後身頃 13 胴部 14 袖 14a アームホール 15 脇下マチ 15a 前身頃側 15b 後身頃側 16 袖中心線 17 折曲線

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部と袖との接続部に形成されるアーム
    ホールに、袖の下方から上方に向かって囲むようにほぼ
    三日月形の脇下マチを取り付け、該脇下マチの後身頃側
    の大きさを前身頃側の大きさよりも大きくしたことを特
    徴とする変形アームホール付き衣服。
  2. 【請求項2】 上記脇下マチが、上記アームホールの約
    1/3周以上にわたって設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の変形アームホール付き衣服。
  3. 【請求項3】 上記脇下マチが、1枚の布から形成され
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の変形アームホ
    ール付き衣服。
  4. 【請求項4】 上記袖を下げた場合に袖と胴部との境目
    にできる折れ線が、上記脇下マチにできるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の変形
    アームホール付き衣服。
  5. 【請求項5】 上記変形アームホール付き衣服を着用し
    たとき、外部から上記脇下マチが見えることを特徴とす
    る請求項1から4のいずれかに記載の変形アームホール
    付き衣服。
JP8130173A 1996-05-24 1996-05-24 変形アームホール付き衣服 Expired - Fee Related JP2986407B2 (ja)

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