JP3352011B2 - 防寒具 - Google Patents

防寒具

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JP3352011B2
JP3352011B2 JP02675398A JP2675398A JP3352011B2 JP 3352011 B2 JP3352011 B2 JP 3352011B2 JP 02675398 A JP02675398 A JP 02675398A JP 2675398 A JP2675398 A JP 2675398A JP 3352011 B2 JP3352011 B2 JP 3352011B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スキーウエアや
その他の上衣の防寒具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衣服のうちの上衣は、図3、図
4、図6の2点鎖線で示すように、前身頃1、後身頃
2、腕部3の3部材から構成されている。腕部3は、図
3、図4の二点鎖線で示すような前,後身頃1,2の袖
ぐり5と腕部3の袖ぐり6とを縫合した後、図6の二点
鎖線で示す一枚の布地の身頃袖下4部分を縫製してい
た。
【0003】また、実開昭61−24416号公報に開
示されているようにストレッチバック性の良好な布素材
を用いたトレーニングウエアにおいて、脇下部に縫合部
をなくすように、腕部はその側面で二分割され腕部下面
素材の幅は、腕部上面素材の幅よりも狭い。また腕部下
面素材は、腕先端部から脇下部、脇部を経て腰部へ至る
脇下部近傍にまで縫製のない一枚の布で構成されてい
る。
【0004】一方、腕部上面素材は、腕先端から肩口部
と首部へ至る一枚の布で構成され、これら2枚の素材を
腕部側面で縫製し、腕部を形成するとともに、この腕部
の上端開口縁を、胴体部の脇下部から肩部にかけての開
口周縁部に縫合していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の前者
の場合、衣服は体形にフィットした形状にすると全体的
にゆったりとした感じがなく、特に伸縮性のない生地で
ある布帛を用いた衣服の場合、運動性能も劣るものであ
った。
【0006】一方、近年、スキーウエア等ではゆったり
としたウエアが好まれ、胴体部にゆとりを持たせるた
め、このスキーウエアの腕の脇下部が人体の脇下部から
ゆとりを持って下方に位置し、脇下から手首部までの長
さが腕及び体側に沿った実際の長さよりも短く、従って
脇下から裾までの長さも実際の身体の長さよりも短い。
そのため腕を上方に上げると、裾が上がるという欠点が
あった。
【0007】また、上記従来の技術の後者の場合、縫合
部を脇下から側方に移動しただけであり、上記と同様に
ゆったりとした形状にすると裾が上がるという欠点があ
った。また伸縮性のない布帛を用いると、上記と同様に
運動性能が劣るものであった。さらに、後身頃がいわゆ
るラングラン型のため腕部上側面素材が肩を覆い、肩へ
の負荷が大きいという問題を有していた。
【0008】この発明は上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、腕の運動の妨げとならず、腕の上下移
動により裾がめくり上がることなく、全体的にゆったり
とした感じがあり、また肩への負荷も少ない形状をした
防寒具を提供することを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の防寒具は、胴
体部が身体の前面寸法に対応する略矩形の前身頃と、身
体の背面寸法に対応し、脇下から首部に至る縫合部を有
した後身頃とからなる。また腕部は、腕先端部から前身
頃の袖部縫合部に達する長さを有する前腕部材と、腕先
端部から袖下部を経て上記前身頃及び後身頃の裾部に至
る長さを有する略矩形状のつなぎ部材と、腕先端部から
後身頃と首部に至る長さを有し、肩部と腕部の上側面を
覆い、前身頃の上辺部と縫合されるとともに後身頃の後
腕縫合部と縫合される幅を有する後腕部材とからなる。
【0010】これら胴体部と腕部を形成する各部材は、
伸縮性の少ない布帛からなり一体に縫合される。また、
つなぎ部材は、身体の形状に対応するように前側面縫合
部よりも、後側面縫合部の方が長い。また、前身頃側に
湾曲した形状で、身体の腰部から脇下を経て腕先端部に
至る長さを有する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面に基づいて説明する。図1〜図7はこの発明の一
実施の形態の防寒具を示し、伸縮性の少ない布帛で形成
されたスキーウエア10である。このスキーウエア10
の胴体部12は、前身頃14と後身頃16、それと前身
頃14と後身頃16をつなぐ体側部に設けられたつなぎ
部材18とから構成される。
【0012】また腕部20は、腕の前後の形状に対応し
た前腕部材22と後腕部材24、及び胴体部12から一
枚の布地でつながり、脇の下側に位置したつなぎ部材1
8とから構成される。
【0013】前身頃14は、図3の実線で示すように、
いわゆるボックス型で、二点鎖線で示した従来の前身頃
1と比べて首部26回りの長さが短く、肩の部分に位置
する上辺部58の位置が身体前側に位置するように形成
され横幅も狭い。
【0014】後身頃16は、図4の実線で示すように、
いわゆるラングラン型で、二点鎖線で示した従来の後身
頃2と比べて横幅が狭い。
【0015】つなぎ部材18は、前,後身頃14,16
を従来の場合と比較して狭くした幅に相当する幅を有し
た細長い布地で、図5に示すように、腕の動作位置に合
わせて身体の前方向に湾曲しており、前,後身頃14,
16の裾部28から前,後腕部材22,24の腕先端部
30に至るまでの長さを有している。
【0016】前腕部材22は、図6の実線で示すように
前身頃14と縫合する前身頃縫合部32から腕先端部3
0に向かって幅が狭くなる一枚の布地で形成されてい
る。
【0017】後腕部材24は、図7に示すように、前腕
部材22よりも広い幅を有し、前腕部材22と縫合した
際、身体の肩部から腕上側面を覆う。また後身頃16が
ラングラン型のため、後身頃縫合部36は、首部34を
有しており、後身頃16と縫合する後身頃縫合部36か
ら腕先端部30に向かって幅が狭くなるように形成され
ている。
【0018】次に縫製方法について、以下に説明する。
胴体部12は、前身頃14の体側部38とつなぎ部材1
8の前側面縫合部40の下部を縫合し、また後身頃16
の体側部42とつなぎ部材18の後側面縫合部44の下
部を縫合する。
【0019】また腕部20は、前腕部材22の腕側面縫
合部46と後腕部材24の腕側面縫合部48を縫合し、
また、つなぎ部材18の前側面縫合部40の上部と前腕
部材22のつなぎ部材縫合部50を、つなぎ部材18の
後側面縫合部44の上部と後腕部材24のつなぎ部材縫
合部52を各々縫合する。
【0020】さらに胴体部12と腕部20との縫製で
は、前腕部材22の前身頃縫合部32と前身頃14の前
腕縫合部54を、後腕部材24の後身頃縫合部36と後
身頃16の後腕縫合部56を縫合する。また後腕部材2
4の腕側面縫合部48の上部は、前身頃14の肩部の上
辺部58と縫合する。
【0021】この実施形態のスキーウエア10は、後腕
部材24の一部が身体の肩から腕上側面を覆うため、ス
キーウエア10の重さや運動による肩への負担が軽減さ
れ、良好な運動性を得ることができる。
【0022】また、つなぎ部材18は、前側面縫合部4
0より後側面縫合部44が長く形成されて前身頃14側
方向に湾曲しているので、着用される実際の身体におけ
る腕先端部30から脇下を経て裾部28までの長さを有
し、胴体部12が立体的になり、脇下にも十分なゆとり
があり、スキーウエア10全体がゆったりとした感じと
なっている。しかも、腕の上下移動等に際しても、腕部
20の長さが十分に確保され、裾部28が上方向に持ち
上がったり、めくれることがない。
【0023】さらに、この実施形態の衣服は、前身頃1
4の上辺部58に縫合される後腕部材24の肩部分の形
状は、人の肩の傾斜よりも小さい肩部分の傾斜とし、肩
に負担をかけない形状に形成されている。
【0024】なおこの発明の衣服を構成する各部材の形
状は、上記の形状に限定されることなく、布帛を用いた
スキーウエア以外にも、他のスポーツウエア、防寒具、
その他各種の衣服に応用可能である。
【0025】
【発明の効果】この発明の防寒具は立体的で全体にゆっ
たりとした感じを有し、体側部の長さにゆとりがあるた
め、腕の上下運動等に伴って裾も上下に動くことがな
い。また前,後身頃の形状を変え、腕部を構成する部材
を各身頃に対応する形状で肩への負荷を減らすようにし
たので、防寒具を着用した場合の運動性、着用感を向上
させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態のスキーウエアを示す正面
図である。
【図2】この発明の実施形態のスキーウエアを示す背面
図である。
【図3】この発明の実施形態のスキーウエアの前身頃を
示す正面図である。
【図4】この発明の実施形態のスキーウエアの後身頃を
示す正面図である。
【図5】この発明の実施形態のスキーウエアのつなぎ部
材を示す正面図である。
【図6】この発明の実施形態のスキーウエアの前腕部材
を示す正面図である。
【図7】この発明の実施形態のスキーウエアの後腕部材
を示す正面図である。
【符号の説明】
10 スキーウエア 12 胴体部 14 前身頃 16 後身頃 18 つなぎ部材 20 腕部 22 前腕部材 24 後腕部材 28 裾部 30 腕先端部 32 前身頃縫合部 40 前側縫合部 44 後側縫合部 54 前腕縫合部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−24416(JP,U) 実開 昭49−105313(JP,U) 実開 昭63−30312(JP,U) 実開 昭48−7222(JP,U) 実公 昭31−8333(JP,Y1) 登録実用新案3044775(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A41D 27/10,13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各部材が伸縮性の少ない布帛から成り、 身体の前面寸法に対応し略矩形に形成され体側部および
    脇下から腕の付け根の肩部に至る前身頃縫合部を有し肩
    に当接する上辺部が肩上端よりも身体前側に位置した前
    身頃と、 身体の背面寸法に対応し体側部および脇下から首部の付
    け根に向かって斜めに至る後身頃縫合部を有した後身頃
    と、 腕先端部から上記前身頃の前身頃縫合部に達する長さを
    有する前腕部材と、 腕先端部から上記後身頃の脇下を経て斜めに首部に至る
    長さを有し、肩上端よりも肩部の身体前側までを覆って
    上記前身頃の上辺部及び前腕部材並びに上記脇下から首
    部の付け根に向かって斜めに形成された後身頃縫合部と
    縫合される幅を有する後腕部材と、 上記腕先端部から脇下部を経て上記前身頃及び後身頃の
    裾部に至る長さを有し、この長さは身体の腰部から脇下
    を経て腕先端部に至る長さであり、上記前腕部材及び後
    腕部材間並びに前身頃及び後身頃間に各々縫合され、前
    側面縫合部よりも後側面縫合部の方が長く上記前身頃側
    に湾曲した形状のつなぎ部材とからなり、 これら各部材が一体に縫合された状態で体側部の長さが
    身体の腰部から脇下を経て腕先端部に至る長さを有し、
    且つ身体寸法に対して立体的にゆとりを有し脇下にもゆ
    とりのある形状に形成され、腕の上下運動により上記裾
    部が引きつられて上下動しないように形成され、上記後
    身頃縫合部が脇下から腕の付け根に至る縫い目を無くし
    て脇下から首部の付け根に向かって斜めに向かう縫い目
    とし、上記前腕部材と前身頃との前身頃縫合部は脇下か
    ら腕の付け根上端部に至るようにしたことを特徴とする
    防寒具。
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