JP3223705U - きもの - Google Patents

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愛奈美 根本
小百合 白石
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Abstract

【課題】きものを洋服感覚で、着崩れ、裾乱れなく簡単に着用できるようにする。【解決手段】きもの(29)の上衣(11)には、着用時における下辺部(8)から上前衽(2)、上前身頃(1)、左後身頃(3)、右後身頃(6)を通って下前身頃(5)の中間部(9)までの衿を設ける。上前衽(2)を下前身頃(5)に打ち合せて衿(10)の上部から頭が通せるような状態に縫い合せる。下衣(30)は下前衽、下前身頃(32)、右後身頃(33)、左後身頃(34)、上前身頃(35)、上前衽(36)の順序に縫い合せる。下前衽と下前身頃(32)の上に上前衽(36)と下前身頃(32)を打合せ状態に重ねて、上辺部を縫付けて筒状体とし、その上辺部の後身頃に伸縮性のゴム体を設けて二部式としたきものとする。【選択図】図1

Description

本考案は、洋服を着るような感覚で、誰でもが簡単に着ることができる女性用のきもの、特に二部式のきものの改良に関するものである。
近年、和服離れしていた若い女子が、ゆかたなどを通じて次第に和装に親しむようになってきているが、きものを着るに当っては洋服には見られない特殊性が存在する。
きものを着るにはきちんとした衿元と、裾の状態などを作る必要があるが、きものを着馴れない人はこれを上手に作ることができないし、また、着ているうちに洋服には見られない衿元の乱れ、裾の開き、帯の緩みなどの着崩れという問題が生じる。こうした着崩れを防ぐ為には洋服を着ている場合とは異なった立居振舞をしなければならないが、日常、洋服、とりわけスラックス等を穿き慣れている女性にとってこうしたことは一朝一夕にはできないことである。このようなきものに馴れない人でも簡単に、上手に着ることができ、着用後も綺麗で、失礼のない着衣状態を自ずと維持できるようにしようとするものである。
こうした中で、衿合わせ状態を紐を結ぶことによって作り、上衣の裾部を面ファスナーによって固定するようにし、下衣はくるぶしまで達する筒状のスカートの下端から長いスリットを設けてきものの裾に似せるようにして、簡単に着れるような二部式きものが提案されている。(特許文献1)
特許文献1:実開平2−87010号公報
本考案は、きものを初めて着る人からきものを余り着馴れない人、着馴れた人まで、あたかも洋服を着るような感覚で、すっきりとした衿元と、きれいな裾となるようにして簡単に着用することができ、また着崩れを防止することができると共に、裾の乱れにも対応できるような従来のきものの枠を越える二部式としたきものを得ようとするものである。
本考案においては、上衣は着用時における左側に上前衽と上前身頃と左後身頃と左袖を有し、右側に下前身頃と右後身頃と右袖を有している。上衣の下辺部から上前衽、上前身頃、左後身頃、右後身頃を通って下前身頃の中間部に至るまで衿を設け、上前衽を下前身頃に打ち合せにして衿の部分から頭が通せるような状態にして打ち合せ部分を縫付ける。下衣は下前衽、下前身頃、右後身頃、左後身頃、上前身頃、上前衽の順序に縫い合せ、上前身頃と上前衽を下前衽と下前身頃の上に打合せて筒状体にする。上記下前衽の上方の左側部に間布の一端部を縫付け、他端部を上前衽と上前身頃の接続部分の内側部に縫付ける。そして上記筒状体の上辺部を縫付け固定すると共に伸縮性のゴム体を設けて二部式としたきものとするものである。
また、上記下衣の上前衽の右側縁の上部は、打ち重ねられている下前身頃に縫付けて固定するようにしており、ゴム体は右後身頃及び左後身頃の上辺部に設けている。
上記上衣には、右袖付けの下端部近くから下前身頃の胸部に延びるタックと、左袖付けの下端部近くから上前身頃の胸部に延びるタックを設けている。そして、右袖付けの下端部と下前身頃及び右後身頃の間、並びに左袖付けの下端部と上前身頃及び左後身頃の間には、各々これを跨るような角錐状のマチを設けるようにしている。
本考案によれば、下衣の上辺部のゴム体を拡げるようにして、スカートを穿くように片足ずつ下衣の中に入れ、上部を引き上げて腰部に持っていき、上前衽の側端辺が身体の右側に沿うようにすると共に、下端辺が踵のやや上部に位置するように調節すれば、下衣を着ることができる。
そして、上衣を下辺部から被るようにして、右手を右袖に左手を左袖に通して、上衣の下部を下方に引っ張るようにしながら衿元を整えれば、そのまま上衣を着ることができ、きものを着た状態がすぐに出来上がる。
上衣の下辺部を下衣の上に出した状態でその上から帯を結べば、上衣の下辺部がおはしょりの外観を呈するようになり、簡単に、キチンとした状態にきものを着ることができ、綺麗に着付けた状態を保持することができるようになる。
そして、こうしたきものを着用しているときに、風が吹いたり、脚が開いたりしても、下衣の内側には間布が設けてあるので上前衽と上前身頃が過度に開くことがなく、また、これによって内側が目隠しされるので、きものを着馴れない人でも安心して着用することができ、見苦しくない。
本考案の実施例を示すきものの正面図である。 図1に示すものの背面図である。 図1に示すものの下衣の正面図である。 図1に示すものの下衣の背面図である。 図1に示すものの着用状態を示す説明図である。
着用した状態における、上衣(11)は、左側に上前身頃(1)、上前衽(2)、左後身頃(3)、左袖(4)を有しており、右側に下前身頃(5)、右後身頃(6)、右袖(7)を有しており、下前衽は設けられていない。
上記、上衣の下辺部(8)から上前衽(2)、上前身頃(1)、左後身頃(3)、右後身頃(6)の上部を通って下前身頃(5)の中間部(9)に至る衿(10)を形成している。
上記上前衽(2)は下前身頃(5)の上に打合せており、その打合せ部分がずれ動かないように縫付けてあり、衿(10)の上部は開いていて頭が通せるようになっている。
図示のものでは、左袖付け近傍(14)から上前身頃(1)の胸部に延びるようなタック(15)が設けてあり、右袖付け近傍(16)から下前身頃(5)の胸部に延びるようなタック(17)が設けてあり、体型に合わせた着用ができる。
そして、上記左袖付けの下端部と上前身頃(1)及び左後身頃(3)の間には、これを跨るような四角錐状のマチ(18)があり、右袖付けの下端部と下前身頃(5)及び右後身頃(6)の間にも同様の四角錐状のマチ(19)を各々設けていて、大きな袖の動きにも対応することができる。
そして、背面側には、左後身頃(3)の腰部に設けたタック(21)が肩甲骨から下辺部(8)に延び、右後身頃(6)にも対称的に腰部に設けたタック(22)が肩甲骨から下辺部(8)に延びていて、後身頃のだぶつきを防止している。
また、左側の脇に当る上前身頃(1)と左後身頃(3)の縫い合せ部の下辺部(8)側には短いスリット(23)を設けており、右脇の下前身頃(5)と右後身頃(6)の縫い合せ部の下辺部(8)側にも同じく短いスリット(24)を設けており、着用の際に上衣が被り易くなっている。
下衣(30)は、下前衽(31)、下前身頃(32)、右後身頃(33)、左後身頃(34)、上前身頃(35)、上前衽(36)の順序に縫い合せて、下前衽(31)、下前身頃(32)の上に上前身頃(35)、上前衽(36)を打合せるようにし、筒状になった上辺部(38)を縫付け、また、下前身頃(32)と上前衽(36)の上部も縫付け(37)ている。
上記右後身頃(33)と左後身頃(34)の上辺部(38)の両脇には幅広のゴム紐などの伸縮性のゴム体(39)(40)を設けて、上辺部(38)が腰にフィットするようにしており、下衣(30)がずり落ちることがない。
上記の下前衽(31)と下前身頃(32)の上に上前身頃(35)と上前衽(36)を打合せにした部分の上辺部(38)には、上記ゴム体がなくて、下衣の前面側には皺などが生じないようにしている。
また、上記下衣(30)の下前衽(31)の上方の左側部(41)と、上前身頃(35)と上前衽(36)の縫い合せ部分(42)の内側との間に間布(43)の一端部と他端部を縫付けて固定している。これにより、上前衽(36)と上前身頃(35)がはだけるようになったとしても内側が見えないように、目隠しとなるようにされている。
上記した上衣(11)と下衣(30)を備えたきもの(29)は、合成繊維、絹、木綿、麻、毛、これらの混紡、交織などの適宜の生地を使用して、着用者の身長、身幅、裄丈に合せるように仕立てる。また、S、M、L、LLなどのサイズを規格化して既製服のように予め仕立ててあるものを選んで着れるようにすると、利用し易くなることもある。
こうしたきもの(29)は、下衣(30)の上前衽(36)と上前身頃(35)が前面に来るようにして上辺部(38)から足を差入れ、あたかもスカートを穿くようにして上方に引き上げれば下半身をくるぶし付近までを覆うことができるようになる。上辺部(38)のゴム体(39)(40)が腰部を締めるようになって下衣(30)を支持しており、下衣の着衣状態を保持して下方にずり落ちてくることがない。
次に、上衣(11)をその下辺部(8)側から頭に被る様にして衿(10)の間に頭を通し、左袖(4)と右袖(7)に各々手を通してから、下辺部(8)を下に引くようにすると、衿(10)の形も自然に整うようになって上衣(11)をキチンと着れるようになる。
図に示すものでは、上衣(11)の下辺部(8)は、下衣(30)の上辺部(38)の上に被さっており、その上から腰部に帯(44)を結べば、上衣の下辺部(8)は帯(44)の下端部(45)から出ておはしょり(46)を作ることができ、一層綺麗なきもの姿になる。
上記帯(44)を結ぶときに、初心者の場合にはきものに合せて予めお太鼓などが作られている作り帯を使用すれば、帯を結ぶ難しい手間もいらないので、一層簡便にきもの姿を楽しむことができるようになる。
また、上記上衣(11)の下辺部(8)を下衣(30)の上辺部(38)から中に入れて、その上から帯を結ぶようにすることもでき、つい丈状態のきもの姿にすることもできる。
こうして出来上がったきもの姿は、衿元も整ってはだけることがないし、簡単に着崩れることはなく、上前衽や上前身頃の裾が捲れるようなことがあっても内側に間布があるので、それ以上に内側が露出されるようなこともないから、特に初心者であっても安心して手間もいらずにきものを着ることができるようになる。
また、上記の如く上衣(11)にも下衣(30)にもきものとしての前身頃や前衽の打ち合せ状態が予めキチンと形成されているので、身体の不自由な人であっても容易に着用することができ、今迄きものを着て楽しめなかった人でも綺麗なきもの姿になることができる。
1,35 上前身頃
2,36 上前衽
3,34 左後身頃
4 左袖
5,32 下前見頃
6,33 右後身頃
7 右袖
10 衿
11 上衣
18,19 マチ
21,22 タック
23,24 スリット
29 きもの
30 下衣
39,40 ゴム体
43 間布
44 帯
46 おはしょり

Claims (6)

  1. 二部式になっており、上衣は着用時における左側が上前衽と上前身頃と左後身頃と左袖を有し、右側が下前身頃と右後身頃と右袖を有し、上衣の下辺部から上記上前衽、上前身頃、左後身頃、右後身頃を通って下前身頃の中間部までの衿を設け、上前衽を下前身頃に打ち合せて衿の部分から頭を通せるように打合せ部分を縫付け、下衣は下前衽、下前身頃、右後身頃、左後身頃、上前身頃、上前衽の順序に縫い合せ、上前身頃と上前衽を下前衽と下前身頃の上に打合せて筒状体とし、下前衽の上方の左側部に間布の一端部を縫付け他端部を上前衽と上前身頃の接続部分に縫付け、上記筒状体の上辺部を固定すると共に伸縮性のゴム体を設けたきもの。
  2. 上記下衣の上前衽の右側縁の上部は、打ち重ねられている下前身頃に縫付けて固定されている請求項1に記載のきもの。
  3. 上記下衣のゴム体は、右後身頃及び左後身頃の上辺部に設けられている請求項1又は2に記載のきもの。
  4. 上記上衣の下辺部において上前身頃と左後身頃の間、下前身頃と右後身頃の間の両脇にはスリットが設けられている請求項1〜3のいずれかに記載のきもの。
  5. 上記上衣には、左袖付け下端部の近傍から上前身頃の胸部に延びるタック及び右袖付け下端部の近傍から下前身頃の胸部に延びるタックを設けている請求項1〜4のいずれかに記載のきもの。
  6. 上記上衣には、右袖付けの下端部と下前身頃及び右後身頃の間、並びに左袖付けの下端部と上前身頃及び左後身頃の間には、各々これに跨るような角錐状のマチを設けてある請求項1〜5のいずれかに記載のきもの。
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