JP3218364U - 二部式着物 - Google Patents

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Abstract

【課題】褄上げを容易にするため、スカート部の両端を後身頃から斜めに形成して短くすることで、初心者や外国人の方でも美しく簡単に着ることができる二部式着物を提供する。
【解決手段】褄上げのため、下前身頃25と上前身頃26の両端の長さを変えたスカート部2の上部に、ゴムベルトが挿入される筒状のベルト入れ22を設け、装着者のウェスト位置にスカート部2のギャザーが形成されることで、簡単にしかも美しく着物が着付けられる。
【選択図】図5

Description

本考案は、簡単に着付けが出来る二部式着物に関するものである。
着物は、世界に誇れる民族衣装であるにも拘わらず着付けの難しさから、現在では着物を着ることが敬遠されている。着付けは、衣紋の抜き方、おはしょり部、スカート部の褄上げなどが技術を要するので、難しく綺麗に着ることができない。そこで、簡単に着物を着付けることを目指して、特許文献1に示すような3分割簡易和服等が提案されている。
実用新案登録第3210446号
特許文献に示す3分割簡易和服では、スカート部の褄上げを衽幅のみで褄上げした場合、上前、下前に皺が寄りやすくなる。また、胴回りで余分な布が重なるため背面による皺を整えることは容易ではない。そこで、おはしょり部を別に作り3分割和服としているが、優美な着物がきれぎれになり美的ではない印象を受けるという問題があった。本考案は、洋服と同じ感覚で簡単に着付けが出来る二部式着物を提供することにある。
本考案の二部式着物は、スカート部2の上端部に共布で筒状のベルト入れ22が設けられている。このベルト入れ22には、ゴムベルトが挿入される。スカート部2は、下前身頃25、上前身頃26と2枚の後身頃27で構成されている。なお、下前身頃25は、衽251と身頃252で構成され、上前身頃26も同様に衽261と身頃262で構成される。下前身頃25は、図5に示すように後身頃27より端部に沿って長さが短くなっている。また、上前身頃26も同様に端部に沿って短くなっているが、下前身頃25よりは長くなっている。これにより、着付け時には、自然に裾上げができるので、図1に示すようなきれいな着付けとなる。このように、従来の褄を上げる難易な着付けの作業が解決される。
上記の様に、本考案の二部式着物は、スカート部2にベルト入れ22を設けることで技術を要する褄上げを行う必要がなくなる。また、着物を着るときには、おはしょり部16の調整紐17によって、上衣部1の長さを身丈に応じて調整できる。さらに、おはしょり部16に縫い付けられた結び紐18は、下前身頃25を体の前に持ってくるときと上前身頃26を下前身頃25の上に重ねるときに使用される。これらにより、二部式着物は、洋服の感覚で簡単に着付けることができる。
本考案に係る二部式着物8の全体図を示す。 上衣部1の正面図である。 上衣部1の背面図である。 上衣部1のおはしょり部16を示す図である。 スカート部2を示す図である。 上衣部4の正面図である。 襦袢5の背面を示す図である。 胴巻き部6の全体を示す図である。 飾り帯7の完成図である。 二部式浴衣3の正面図を示す図である。 二部式浴衣3の背面図を示す図である。
図1から図11に従って、本考案にかかる二部式着物を説明する。なお、ここでは二部式着物の一例を示すもので、これに限定されるものではない。
図1は、本考案に係る二部式着物の全体を示す図である。二部式着物は、上衣部1、スカート部2と、胴巻き部6と飾り帯7からなる帯を有して構成される。
二部式着物8の上衣部1を、図2から図4に沿って説明する。
図2は、二部式着物8の上衣部1の正面図である。上衣部1は、後述するおはしょり部16を含んだ上衣上前身頃、上衣下前身頃11、衿12、袖13で構成される。図3は、上衣部1の背面図を示す図である。上衣部1は、背面に2本のダーツ14を取ることで背なかに寄る皺を解消している。
図4は、上衣部1の下部におはしょり部16を設けている。おはしょり部16には、上下に14本の調整紐17と4本の結び紐18が縫い付けられている。この調整紐17は、着物を着る場合に身丈に応じて上衣部1の長さを調整することができる。結び紐18は4本で2対となっており、3本の結び紐18a、18bと18cはおはしょり部16裏側(着る人側)に縫い付けられ、1本の結び紐18dはおはしょり部16の表側に縫い付けられている。これらの結び紐18は、上衣部1を着付けるときに使用される。
まず、衿12の右下端の結び紐18aとおはしょり部16の左上部の脇側に縫い付けられた結び紐18bとが1対となり、右側の上衣部下前身頃111を体の左側に持ってくるときに結び紐18aと18bが結ばれる。次に、衿12の左下の結び紐18cとおはしょり部16の右上部の表側に縫い付けられた結び紐18dによって、左側の上衣上前身頃112を右側の上衣上前身頃111に重ねるときに結ばれる。
なお、従来であれば、2重となった上衣上前身頃112と2重となった下前身頃111が重なるので4重となる。この結び紐18aと結び紐18bを結ぶことにより、下前身頃111が斜め上にて結ばれることになる。結び紐18cと結び紐18dによって上衣上前身頃112が上記下前身頃111との重なりを防ぐので、綺麗に着付けることができる。こうして、上衣部は、洋服の感覚で簡単に着付けることができる。
2本の腰紐19は、両衿12の下端のやや上(おはしょり部16の上の位置)に縫い付けられている。なお、二部式着物を着る人の上衣部1の身丈寸法がわかる場合、裾の部分を体の内側に折って、ウエスト部分に縫い付けることで、簡単におはしょり部16ができる。
図5に沿って、二部式着物8のスカート部2を説明する。なお、図5はスカート部2の体の内側から見た(着たときに体側に接触する)図である。スカート部2は、下前身頃25、上前身頃26と2枚の後身頃27の6枚はぎで構成される。下前身頃25は、衽251と身頃252で構成され、上前身頃26も同様に衽261と身頃262で構成される。下前身頃25は、図5に示すように褄上げのために、後身頃27より端部に沿って長さが短くなっている。また、上前身頃26も同様に端部に沿って短くなっているが、下前身頃25よりは長くなっている。
スカート部2の上部には、二部式着物8の両端が開放されている共布で筒状のベルト入れ22が設けられている。ゴムベルトは、伸縮自在で装着者のウエスト回りに沿った長さであり、ベルト入れ22より短い。ゴムベルトは、ベルト入れ22に挿入された後、ゴムベルトの端部はベルト入れ22の端部に縫い留められる。また、ゴムベルトは、ベルト入れ22に挿入しながらベルト入れ22を手繰り寄せ、ゴムベルトの他の端部はベルト入れ22の他の端部に縫い留められる。こうして、スカート部2にはギャザ―が形成されるので、着付けが容易となる。
ベルト入れ22には、実線で示す1対のボタン23aとボタン穴23bとホック24aが設けられ、ベルト入れ22の反対側に破線で示すアイ24bが設けられている。スカート部2を装着する場合、右衽251を体の前部分に持っていき、ベルト入れ22に設けられたボタン23aをボタン穴23bに入れ、右衽251を留める。また、左衽261を体の前に巻き込むように持っていき、ホック24aをアイ24bにかけることで、スカート部2が体に装着される。これにより、従来の煩雑な着付けが技術を要することなく、洋服のように簡単に、しかも美しく着付けることができる。
図6は、上衣部1の変形例を示す上衣部4を示す図である。この上衣部4は、後述する襦袢5を着用した際に着るものである。3ヶ所の凹部41(ホック)は、上衣部4の衿12の後衿中央側の衿肩あきの両端と真ん中に縫い付けられている。
図7は、上衣部4の下に着用する襦袢5の背面図である。後衿中央外側には、上衣部4の凹部41(ホック)に対応する位置に凸部51(ホック)が3ヶ所縫い付けられている。また、襦袢背面には、衣紋抜き52、ダーツ53と衣紋抜き52に縫い付けられた調整紐54が設けられている。
次に、襦袢5を使用したときの、二部式着物8の着付けについて説明する。図示しない襦袢スカート部を着付けた後に、凹部41(図6参照)と凸部51のホックにて、上衣部4と襦袢5を後衿で固定され、上衣部4と襦袢5が合わせて着られる。襦袢の右下前を左脇に持ってゆき、次に左上前を下前に重ねながら右脇に移す。調整紐54によって、衣紋を抜いて上衣部4が前で結ばれる。こうして、衣紋の抜き、衿の固定、ダーツによって余分な後身頃幅を解消したことで着付けが容易になる。
図8は、胴巻き部6を表側から見た図である。長方形の胴巻き部6は、図示されるように裏側にくけて閉じる。また、右端の上部に固定紐61が縫い付けられている。反対側にも同じように固定紐61が縫い付けられている。胴巻き部6には、裏側に帯の皺を防ぐため帯板入れ62が縫い付けられており、また胴巻き部6の裏側に1つ、表側に1つの両面テープ63が貼付されている。
図9は、飾り帯7の完成図を示す。飾り帯7は、飾り帯本体71と手先72から構成される。手先72は、表に縫い目が見えないように飾り帯本体71を巻き込む。手先72の一端は、飾り帯本体71の蝶の下端部分に縫い付けられている(72a)。また、手先72の他端は、図示のように芯を挿入する部分が構成される(72c)。手先72は、72aの位置から約3cm下の部分に芯を止めるために縫われる(72b)。手先72の下端部から芯が内側に挿入されたあと、手先72の下端はくけ縫いされる。こうして、芯の落下を防ぐことができる。
二部式浴衣について、図10と図11に沿って説明する。なお、二部式浴衣は、二部式着物の襦袢を装着しないものをいう。図10は、浴衣上衣部3の正面図を示し、図11は浴衣上衣部3の背面図を示す。衿12は、掛け衿と衿本体で構成されている。掛け衿は、衿本体の汚れを防ぐために後衿から衿本体を包むように衿本体の途中まで形成され、内側には衿芯31が挿入されるように両端が開放されている。衿芯31が挿入されたあと、掛け衿の両端部は衿本体に縫い付けられる。また、縫い付けの代わりに、ホックなどで掛け衿の両端を留めてもよい。
図11は、浴衣上衣部3の構成と同一の背面図である。背面の皺を解決するために2本のダーツ33が設けられている。背面の腰の位置には、衣紋抜き32と調整紐34が縫い付けられている。これらにより、凛とした清潔感ある着付けが可能となる。
次に浴衣の着付けについて説明する。先ず、上記に説明したようにスカート部5を装着し、そのあとで浴衣上衣部3を着る。着付け方は、上記に説明したように、下前身頃を左脇に持っていき、上前身頃をその上に重ねて右脇に持っていく。衣紋抜き32に固定または挿入された調整紐34にて、前衿の開き具合を調整しながら、浴衣上衣部3を前で結び、衿を固定させる。こうして浴衣が着付けられる。
1 上衣部
2 スカート部
3 浴衣
4 上衣部
5 襦袢
6 胴巻き部
7 飾り帯出来上がり図
8 二部式着物
22 ベルト入れ

Claims (7)

  1. 上衣部と、下前身頃、上前身頃と後身頃を有するスカート部から構成される二部式着物であって、後身頃から斜めに形成された前記下前身頃と前記上前身頃は端部の長さが異なり、スカート部の上部にはゴムベルトが挿入されるベルト入れが設けられたことを特徴とする二部式着物。
  2. 前記上衣部の下部には、調整紐が縫い付けられたおはしょり部が設けられ、前記調整紐によって、当該上衣部の長さを身丈に応じて調整できることを特徴とする請求項1記載の二部式着物。
  3. 前記上衣部の衿両端には、1対の腰紐が縫い付けられていることを特徴とする請求項1記載の二部式着物。
  4. 前記上衣部の衿には、衿芯が挿入されていることを特徴とする請求項3記載の二部式着物。
  5. 前記上衣部の背面側には、装着者の腰の位置に、共布で衣紋抜きが設けられ、前記衣紋抜きには調整紐が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の二部式着物。
  6. 前記上衣部背面のほぼ腰の位置には、2本のダーツが設けられていることを特徴とする請求項5記載の二部式着物。
  7. さらに、前記二部式着物の上に装着する飾り帯と胴巻き部とを有する帯であって、前記胴巻き部の表面と裏面には両面テープ貼付され、前記胴巻き部の両端には固定紐が縫いつけられていることを特徴とする請求項1記載の二部式着物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023098533A (ja) * 2021-12-28 2023-07-10 節子 伊東 立体裁断型二部式着物

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