JP3199637U - 上衣 - Google Patents

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良太 川島
良太 川島
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【課題】上衣の見た目と追従性を維持しつつ、上衣による拘束感が低減され、上体における運動性が改善された上衣を提供する。【解決手段】上衣の一種であるシャツ1は、前身頃布2、後身頃布3、及び、長袖部を形成する袖布5を備える。シャツは更に、前身頃布、後身頃布および袖布と縫合されるマチ布4を備える。マチ布4は、前身頃布と後身頃布との境にあたる胴側位置においてシャツの腋から裾に向かって次第に幅狭となって延びる第1のマチ部41と、長袖部の袖下位置においてシャツの腋から袖口7に向かって次第に幅狭となって延びる第2のマチ部42とを有している。【選択図】図3

Description

本考案は、上衣に関するものである。より詳細には、上体の運動に追従し得る自由性を与え、上体による運動を円滑にし、上衣による拘束感を着用者にできるだけ与えないように工夫された上衣に関する。
従来の上衣は、主として、着用時に美しい外観を醸し出すことを目的に作られている。例えば特許文献1は、前身頃の前立の構成を工夫することで襟元の形をきれいな形に保ちうるシャツを開示する。
実用新案登録第3184964号公報
但し、上衣には外観だけではなく、着用者の日常生活における運動に支障をきたさないよう、運動性に関する機能についても要求される。上体による運動を円滑にする一つの手法として、上衣の寸法を全体的に大きくすることが考えられるが、その場合には見た目が悪くなりがちなのは勿論のこと、上体による運動時に上衣の追従性が悪く、上衣の余分な部分により、かえって運動性が悪くなることがある。腕の動きやすさを重視してアームホールを袖全体にかけて大きくすることも考えられるが、この場合においても見た目が悪くなる。かといって、着用時の外観に主眼を置いた従来の上衣では、上体による運動(例えば、腕の上下運動、腕の回転運動、上体のねじり運動等)時に上衣による拘束感があり動きづらく、着くずれも生じやすい。
本考案の目的は、上記問題点を解消した上衣を提供することにある。即ち本考案は、上衣の見た目と追従性を維持しつつも、上衣による拘束感が低減されることにより、上体における運動性が改善された上衣を提供する。
本考案の上衣は、前身頃布、後身頃布、及び、長袖部を形成する袖布を備えた上衣であって、当該上衣は更に、前記前身頃布、後身頃布および袖布と縫合されるマチ(襠)布を備える。前記マチ布は、前記前身頃と後身頃との境にあたる胴側位置において前記上衣の腋から裾に向かって延びる第1のマチ(襠)部と、前記長袖部の袖下位置において前記上衣の腋から袖口に向かって延びる第2のマチ(襠)部とを有する。第1のマチ部の形状は、好ましくは上衣の腋から裾に向かうにつれて次第に幅狭となるように形成される。第2のマチ部の形状は、好ましくは上衣の腋から袖口に向かうにつれて次第に幅狭となるように形成される。前記上衣に前記マチ布が縫い合わされることにより、上衣の見た目と追従性を維持しつつも、上衣による拘束感が低減され、人の上体における運動性が改善された本考案の上衣が提供される。
本考案の上衣によれば、上衣の見た目と追従性を維持しつつも、上衣による拘束感が低減され、上体における運動性が改善されるという効果を奏する。
本考案の一実施形態である上衣としてのシャツの正面図である。 図1に示すシャツの背面図である。 図1及び2に示すシャツを左側から見た概略側面図である。 図1及び2に示すシャツの胴部の左側部分を拡大して示す部分拡大図である。 図1及び2に示すシャツの長袖部の袖下部分を拡大して示す部分拡大図である。 図1〜5に示すシャツに用いたマチ布の平面展開図である。
以下、本考案の好ましい実施形態について、上衣の一種であるシャツを例に図1〜6を参照しつつ説明する。
図1〜図3に示すように、上衣としてのシャツ1は、前身頃布2と、後身頃布3と、左右一対のマチ布4と、左右一対の袖布5と、襟布6とを有し、これらの布パーツ(1〜6)を互いに縫い合わせてなるものである。
前身頃布2は、左前身頃布21と右前身頃布22とに分割されている(図1参照)。そして、左前身頃布21と後身頃布3とがそれぞれの上縁部で縫合されることで、シャツ1の左肩部が形成されている。同様に、右前身頃布22と後身頃布3とがそれぞれの上縁部で縫合されることで、シャツ1の右肩部が形成されている。更にシャツ1の左右の肩部間において、襟布6が前記各身頃布(21,22,3)に縫合されることで、シャツ1の首部(首周り)が形成されている。なお、シャツ1の左右の胴側部において、前身頃布2(左前身頃布21又は右前身頃布22)と後身頃布3とを、後述するようにマチ布4を間に介在させた状態で縫合連結することで、シャツ1の胴部(胴体周り)が形成される。
左右に二つある袖布5は、それぞれシャツ1の左右の長袖部を形成するための布パーツである。各袖布5の基端部(長袖部の根元に当たる部分)は、前身頃布2(左前身頃布21又は右前身頃布22)及び後身頃布3に対して縫合されている。そして、各袖布5において、各袖布の二つの布端をそれらの間にマチ布4を介在させた状態で縫合連結することで、各長袖部にトンネル状のアームホールが構築される。なお、シャツ1の長袖部の先端位置には、カフス7が取り付けられており、このカフス7によってシャツ1の各長袖部の袖口が形成される。
本考案を特徴づける主要な布パーツであるマチ布4は、図6(展開図)に示すように、上下に延びる比較的長尺な布片として構成され、このマチ布4は、シャツ1の腋付近に対応する部分である中央領域40から下方向に延びる第1のマチ部41と、前記中央領域40から上方向に延びる第2のマチ部42とを有している。第1のマチ部41は、中央領域40から下方端部に向かうにつれて次第に幅が狭くなるような形状(図6では、下方端部が鋭角状に尖った略楔形の形状)に形成されている。同様に、第2のマチ部42は、中央領域40から上方端部に向かうにつれて次第に幅が狭くなるような形状(図6では、上方端部が鋭角状に尖った略楔形の形状)に形成されている。
図1〜3に示すように、かかるマチ布4は、シャツ1の左右両側位置において、シャツの腋を中心にして前後の身頃布(2,3)の胴側部および長袖部(5)の袖下に対して当てがわれ、そこに縫着される。具体的には、図4の部分拡大図に示すように、マチ布の第1のマチ部41の両側縁の一方(41a)が、前身頃布2(左前身頃布21又は右前身頃布22)の外側縁に沿って縫合されると共に、第1のマチ部41の両側縁の他方(41b)が、後身頃布3の一方の外側縁に沿って縫合されることで、マチ布の第1のマチ部41が前後の身頃布(2,3)の胴側位置に縫着される。また、図5の部分拡大図に示すように、マチ布の第2のマチ部42の両側縁(42a,42b)が、当該マチ布に対応する袖布5の二つの布端にそれぞれ縫合されることで、マチ布の第2のマチ部42が、袖布5によって形成される長袖部の袖下位置に縫着される。
その結果、シャツ1に縫着された状態のマチ布4は、前身頃布2と後身頃布3との境にあたる胴側位置において該シャツ1の腋から裾に向かって延びる第1のマチ部41と、長袖部(5)の袖下位置において該シャツ1の腋から袖口に向かって延びる第2のマチ部42とを有するに到る(図3〜5参照)。
図1〜6の実施形態に従うシャツ1によれば、シャツ1の腋から胴側位置、更には腋から袖下位置にかけてマチ布4を設けたことにより、シャツ1の良好な外観と追従性を損なうこと無く、着用時における拘束感を低減して上体の運動性を改善することができる。
なお、図1〜6の実施形態では、第1及び第2のマチ部41,42を具備するマチ布4は、一枚の布から裁断して得た単一の布片として説明したが、本考案で使用されるマチ布は、複数枚の布片を一体に縫着したものであってもよい。但し、縫製作業の簡易性、衣服のほつれにくさという観点からは、マチ布4は一枚の布から一体に形成されたものであることが好ましい。
マチ布4の形状としては、図6に示した形状以外に、例えば葉っぱ型、レンズ型、凧形、又は菱形等を採用してもよい。ここで「葉っぱ型の形状」とは、弧の中点以外に弧の頂点を有する弓形について、当該弓形の弦を対称軸として、同弓形を当該弓形に対して線対称となるように重ね合わせたものである。「レンズ型の形状」とは、弧の中点に弧の頂点を有する弓形について、当該弓形の弦を対称軸として、同弓形を当該弓形に対して線対称となるように重ね合わせたものである。
図6に示すマチ布4では、上下の各先端部の形状を鋭角状に尖った形状としたが、この先端部の形状は必須のものではなく、その他の形状、例えば曲線状、円状、方形状、角状、多角状等であってもよい。
上記実施形態ではシャツについて説明したが、シャツ以外の上衣に本考案を具体化してもよい。本考案を適用可能な上衣としては、例えば、コート、ブルゾン、ジャケット等が挙げられる。
上記の通り本考案の一実施形態について具体的に説明したが、本考案は上記の実施形態に限定されるものでない。また、本考案は当該技術分野の専門家であれば、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
1 上衣としてのシャツ
2(21,22) 前身頃布(左前身頃布、右前身頃布)
3 後身頃布
4 マチ布
40 マチ布の中央領域
41 第1のマチ部
42 第2のマチ部
5 袖布(長袖部を形成する)
7 カフス(袖口を形成する)

Claims (3)

  1. 前身頃布、後身頃布、及び、長袖部を形成する袖布を備えた上衣であって、
    当該上衣は更に、前記前身頃布、後身頃布および袖布と縫合されるマチ布を備え、
    前記マチ布は、前記前身頃布と後身頃布との境にあたる胴側位置において当該上衣の腋から裾に向かって延びる第1のマチ部と、前記長袖部の袖下位置において当該上衣の腋から袖口に向かって延びる第2のマチ部とを有する、ことを特徴とする上衣。
  2. 前記マチ布の第1のマチ部は、上衣の腋から裾に向かうにつれて次第に幅狭となるように形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の上衣。
  3. 前記マチ布の第2のマチ部は、上衣の腋から袖口に向かうにつれて次第に幅狭となるように形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の上衣。
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