JP3047993U - 上 衣 - Google Patents

上 衣

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JP3047993U
JP3047993U JP1997009041U JP904197U JP3047993U JP 3047993 U JP3047993 U JP 3047993U JP 1997009041 U JP1997009041 U JP 1997009041U JP 904197 U JP904197 U JP 904197U JP 3047993 U JP3047993 U JP 3047993U
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JP
Japan
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sleeve
gore
upper garment
present
garment
Prior art date
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Application number
JP1997009041U
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English (en)
Inventor
元二 中山
修三 原田
誠二 中岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Aitoz Corp
Original Assignee
Teijin Ltd
Aitoz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、従来の問題点を改良し、運動機能
性に優れた、かつ、衣服外観も良好で、その上、縫製作
業が簡易な衣服を提案するものである。 【解決手段】 本考案は、ラグラン袖を有する上衣にお
いて、該上衣の脇下袖付部、並びに該脇下袖付部に連続
する袖下部の袖縫合線部及び脇線部にほぼ四辺形状をし
た襠を挿入して縫合してなる上衣である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、脇下袖付部に襠を挿入して袖付けをした上衣に関し、運動機能性、 及び衣服外観審美性に優れた上衣である。
【0002】
【従来の技術】
近年、生活が多様化して衣服にも種々の機能が要求されている。運動機能性は これらの要求の中でも基本的かつ極めて重要な要求機能であり、古くから色々な 工夫がされてきた。
【0003】 衣服の運動機能性向上の手段として、裁断の際に衣服に十分なゆとりを付与で きるように裁断・縫合すること、また、衣服材料に伸縮性布帛を用いることは有 効な手段としてよく知られている。例えば、柔道衣は前者の例であり、レオター ドは後者の例であっていずれにしても激しい運動に対応できる運動機能性を有し ている。
【0004】 しかしながら、これらの例は運動機能性には優れているが、特殊な用途にしか 使用できない欠点がある。すなわち、柔道衣はゆとりが多すぎて衣服の外観を悪 くしているし、一方、レオタードは逆にゆとりがなく身体の線が見えすぎて一般 の衣服としては不適当である。
【0005】 これらの欠点を改良するため衣服の一部に伸縮性の布帛を用いて運動機能性を 付与し同時に衣服外観の審美性を保持する試みが、例えば、特開平4−3082 02号公報に提案されている。この提案では後部に伸縮性の布帛を用いるのでな るほど運動機能性は改良されるが、高価な伸縮性布帛を使用する点や2種類の布 帛を使用するので縫製工場の煩雑さが問題となる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は、かかる従来の問題点を改良し、運動機能性に優れた、かつ、衣服外 観も良好で、その上、縫製作業が簡易な衣服を提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前袖と前身頃の逢合線がセミラグラン袖状になり、後袖と後身頃の 逢合線がラグラン袖状になるように身頃と袖とを縫合した上衣において、該上衣 の脇下袖付部、並びに該脇下袖付部に連続する袖下部の袖縫合線部及び脇線部に ほぼ四辺形状をした襠を挿入して縫合してなることを特徴とする上衣にある。
【0008】 以下、本考案を図により説明する。 本考案の衣服は、前袖と前身頃の縫合線が図1に示すようにセミラグラン袖状 に縫合され、後袖と後身頃の縫合線が図2に示すようにラグラン袖状に縫合され た上衣である。図1は本考案の上衣の前部形状を示す正面図であり、図2は本考 案の上衣の後部形状を示す背面図である。すなわち、図1において、11は前袖 と前身頃の縫合線を示し、該前袖と前身頃は脇下から首元部にかけて上方に湾曲 した線を有して縫合され(以下、本考案では、セミラグラン袖状の縫合という) 、一方、後袖と後身頃の縫合線は、図2に示すように脇下から首元部にかけてほ ぼ直線状の縫合線12により縫合されている(以下、本考案では、ラグラン袖状 の縫合という)。また、該前袖の縫合は図1(b)に示すように、前袖と前身頃 の縫合線11が脇下からほぼ真っ直ぐに上方に立ち上がり前袖のほぼ中央部で首 元部に向かって斜め直線状に縫合されるような実施態様のものでもかまわない。 本考案の上衣では、前部がセミラグラン袖状に形成されるが、これにより前身頃 にポケット5などが形成できる。
【0009】 本考案では、該上衣の脇下袖付部、並びに該脇下袖付部に連続する袖下部の袖 縫合線部及び脇線部にほぼ四辺形状をした襠を挿入して縫合されていることが重 要である。本考案の上衣に使用する襠は、図1に示すように脇下袖付部を中心と する近傍にほぼ菱形状に裁断した襠を挿入するもの(図1)や細長い四辺形状の 襠を袖下の袖縫合線部から脇線にかけて挿入するもの(図3)が例示される。
【0010】 すなわち、図1に示すように該四辺形状の襠は脇下袖付部2とそれに続く袖下 部の袖縫合線部3、及び脇線部4からなり、図2の2、3、4は背面から見た脇 下袖付部、袖下部の袖縫合線部、脇線部の襠である。図3は本考案の他の実施態 様を示す正面図であって、図3に示す例では、脇下袖付部2に続く袖下部の袖縫 合線部3の襠が袖口まで挿入された例であり、脇線部4の襠も脇線裾付近まで挿 入された例である。図4は、図3に示した上衣を後ろから見た背面図である。す なわち、該四辺形状の襠が、脇下袖付部、並びに該脇下袖付部に連続する袖下部 の袖縫合線及び脇線に沿って直線状に縫合されている。
【0011】 また、該襠の大きさは上衣の丈方向に10cm以上、上衣の巾方向(上衣の胴 回り方向)に5〜20cmの巾を有するものが好ましく例示される。特に図3に 示すように袖端部(袖口)から脇線裾部にいたる部分に細長い帯状の襠を挿入す るものが好ましく例示される。また、該襠に使用する布帛の素材は特に限定はな くデザイン効果の点から上衣本体とは異種素材を使用してもよいが、製造工程を 簡易化するため上衣本体と同種素材を用いてもよい。
【0012】
【考案の作用】
本考案の上衣は、前記のような構造をしているので運動機能性と衣服外観の審 美性を両立させたものである。すなわち、本考案の上衣はラグラン袖を有し、且 つ、脇下袖付部の近傍に四辺形状の襠を挿入して縫合した構造を有するため、腕 を真上に揚げた場合でも袖下部から脇線部にはなんら無理な力が加わらない。図 5は、本考案の上衣(図3に示す態様のもの)において腕を上に揚げたときの襠 の状態を示す正面図である。図5に示すように襠の2、3、4の部分では襠が直 線状に伸ばされる状態になり何ら余分な力がかからない。一方、従来から通常に 使用されている上衣の袖付けでは、同様に腕を真上に揚げた場合には脇線部が上 方向に引張られ、その結果脇線の裾部が上に引張られる問題があるが、本考案の 上衣とすることによりこの問題は解決される。
【0013】 図6は本考案の上衣に使用する襠の形態を模式的に説明する斜視図である。図 6(a)は、図5に示すように腕を真上に揚げたときの襠の状態を模式的に示す ものであり、A点が袖端部にある襠の巾方向のほぼ中央部を、B点が脇線部の裾 部分にある襠の巾方向のほぼ中央部分を示す。さらにC、C’点は襠の長さ方向 のほぼ中央部分を示し、脇下袖付部2に相当する部分の襠である。腕を真上に揚 げたとき襠は、図6(a)に示すように無理な引張り力や余分なたるみがない状 態で直線状になり、このため上衣の運動機能性は良好である。
【0014】 また、本考案の上衣によれば、腕を降ろした状態では、挿入した襠が脇下部分 のごく限定された部分にのみたるみを生じ、衣服外観の審美性も良好である。す なわち、図6(b)に示すものは腕を真上から水平方向に降ろしたときの襠のた るみの状態を説明するため模式的に示した斜視図である。前記に説明した襠のA 点は、腕を降ろせば腕の位置に従って下方に下がるため、襠はC点付近で直角方 向に曲がり、脇下袖付部付近でのみ襠にたるみが生じる。該たるみは、C、C’ 点を中心にして襠が折れ曲がるようにしてたるみ部Eを形成し、他の部分には該 たるみの影響が殆ど出ない。該たるみ部Eを容易に形成するには該襠の中央部A 点、C点、B点を結ぶ線に沿って襠中央部(C点近傍)にアイロン等でプレス加 工してもよい。かかるたるみ部Eの形成によって、腕を水平方向よりさらに下方 に下げたときにも襠に発生するたるみ部Eは脇下部で隠れるようになり上衣の外 観審美性を殆ど損なわないものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の上衣の前部形状を示す正面図である。
【図2】本考案の上衣の後部形状を示す背面図である。
【図3】本考案の他の実施態様を示す正面図である。
【図4】図3に示した上衣の後形状を示す背面図であ
る。
【図5】本考案の上衣において腕を上に揚げたときの襠
の状態を示す正面図である。
【図6】本考案の上衣に使用する襠の形態を模式的に説
明する斜視図である。
【符号の説明】
11:前袖と前身頃の縫合線 12:後袖と後身頃の縫合線 2:脇下袖付部の襠 3:袖下部の袖縫合線部の襠 4:脇線部の襠
フロントページの続き (72)考案者 原田 修三 大阪府大阪市中央区南本町1丁目6番7号 帝人株式会社内 (72)考案者 中岡 誠二 大阪府大阪市中央区北久宝寺町2丁目4番 8号 アイトス株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前袖と前身頃の縫合線がセミラグラン袖
    状に、且つ後袖と後身頃の縫合線がラグラン袖状になる
    ように身頃と袖とを縫合した上衣において、該上衣の脇
    下袖付部、並びに該脇下袖付部に連続する袖下部の袖縫
    合線部及び脇線部にほぼ四辺形状をした襠を挿入して縫
    合してなることを特徴とする上衣。
  2. 【請求項2】 四辺形状の襠が袖下部の袖縫合線部及び
    脇線部の全体に沿って挿入され直線状に縫合されてなる
    請求項1に記載された上衣。
JP1997009041U 1997-10-13 1997-10-13 上 衣 Expired - Lifetime JP3047993U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015105446A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 株式会社チクマ 上衣

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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