JP3236081U - シャツ - Google Patents

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Abstract

Figure 0003236081000001
【課題】着用者の身体に対する負担を軽減しつつ、デザイン性に優れたシャツを提供する。
【解決手段】シャツ1は、前身頃10に縫合されたセットインスリーブの前袖50と、後身頃20に縫合されたラグランスリーブの後袖60と、を備え、前袖50の前袖取付部が前身頃10の前身頃袖刳り部に縮縫込まれている。また、前袖取付部が、前袖取付上部の凸形状と前袖取付下部の凹形状とからなるS字形状に形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、シャツに関するものである。
一般に、ワイシャツ等のドレスシャツでは、袖部にシャツスリーブが用いられる。このシャツスリーブは、通常、身頃の袖刳りが、着用者の肩回りに対してゆとりを持たせて形成されている。そして、この袖刳りに縫合される袖部の袖幅が、袖刳りとほぼ同寸に形成されている。そのため、着用者の腕に対して袖幅にゆとりがあるので、着用感に優れている。また、袖山の高さは低く設定されることが多く、着用者が腕を上げやすいので、作業性にも優れている。
しかし、シャツスリーブを用いたシャツは、全体的に着用者に対してゆとりがあるため、デザイン性に優れたものとは言えない。特に、シャツスリーブの袖部は、袖山の高さが低く、平置きされた状態で身頃に対して垂直に近い状態で取り付けられる。そのため、着用時には、袖が下りることで、身頃や袖部にしわが寄りやすく、野暮ったい印象を与える。
これまでに、着用者の動きを阻害することなく、自然な着用感を得ることができると共に、デザイン性を損なわない、シャツタイプの作業服が提案されている(特許文献1)。特許文献1に記載された作業服は、前身頃と後身頃との間の脇下部分、及び、前袖部と後袖部との間の脇下部分において、柔軟性を有する帯状の緩衝伸縮部を備えている。この緩衝伸縮部は、着用者の動きに合わせて、よれ又は伸縮するので、着用者は、作業服の形状を保ったまま腕や腰を動かすことが可能になる。そのため、不自然なよれが生じにくく、デザイン性を損なわない。
登録実用新案第3224898号公報
上記した作業服は、シャツタイプではあるものの、ドレスシャツとして用いることを想定されたものではない。特に、この作業服は、緩衝伸縮部が人の目につきやすく、ドレスシャツとして着用するには不適切なこともある。
そこで、本考案は、着用者の身体に対する負担を軽減しつつ、デザイン性に優れたシャツの提供を目的とする。
本考案のシャツは、前身頃と、後身頃と、袖部と、を備えるシャツであって、袖部は、前身頃に縫合されたセットインスリーブの前袖と、後身頃に縫合されたラグランスリーブの後袖と、から構成されている。そして、前袖は、前身頃に縮縫込まれる前袖取付部を有し、この前袖取付部において、着用者の肩先に対応する前袖取付上部が袖部の袖先方向とは逆方向に向けて凸状に形成され、着用者の脇下に対応する前袖取付下部が袖先方向に向けて凹状に形成されたことを特徴とする。
本考案のシャツは、後袖が、襟刳りの一部を形成する後袖襟刳り部と、この後袖襟刳り部の上端から袖先方向に向けて直線状に形成された後袖上端部と、後袖襟刳り部の下端から着用者の脇下に対応する後袖脇下部にかけて、凹状に湾曲して形成された後袖取付部と、を有している。そして、後袖上端部に垂直に交わり、後袖脇下部まで延びる第1仮想線と、第1仮想線に垂直に交わり、後袖襟刳り部の下端まで延びる第2仮想線と、の交点を基準として、交点から後袖襟刳り部の下端までの長さが、交点から後袖脇下部までの長さよりも長いことを特徴とする。
本考案のシャツは、前袖が、前袖取付部の上端から袖先方向に向けて直線状に形成された前袖上端部を有している。そして、この前袖上端部と後袖上端部とが縫合された第1縫合部、前身頃の肩線と後袖上端部とが縫合された第2縫合部、及び、後身頃と後袖取付部とが縫合された第3縫合部における縫い代が、裏側において、後袖側に片倒しされたことを特徴とする。
本考案のシャツは、前身頃、後身頃及び袖部が、伸縮性のある生地で構成されたことを特徴とする。
本考案のシャツは、生地が、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を素材に含むことを特徴とする。
本考案のシャツは、前身頃に縫合されたセットインスリーブの前袖と、後身頃に縫合されたラグランスリーブの後袖とを備え、前袖の前袖取付部が、前身頃に縮縫込まれている。さらに、前袖取付部において、前袖取付上部が凸状に形成され、前袖取付下部が凹状に形成されている。そのため、前袖取付部は、着用時において、前袖取付上部近傍が着用者の上方及び前方に向けて膨らみ、前袖取付下部近傍が脇下に収まる形状となる。したがって、本考案のシャツは、着用者の肩回りが立体的な形状となるため、着用者は肩及び腕が動かしやすく、着用者の身体に対する負担を軽減できる。
また、本考案のシャツは、上記した前袖取付上部及び前袖取付下部の形状により、前身頃と前袖との縫合部で余分な生地が張り出しにくく、しわが寄りにくい。したがって、前身頃と前袖との縫合部が、着用者の肩先から脇下にかけてほぼ鉛直方向に延びて、全体的に引き締まったスマートな印象のデザインとなる。
本考案のシャツは、後袖において、第1仮想線と第2仮想線との交点から後袖襟刳り部の下端までの長さが、当該交点から後袖脇下部までの長さよりも長い。そうすると、後袖が襟刳りに向けて細長いテーパー状に形成される。そのため、一般的なラグランスリーブと比較して、後袖の後身頃側に張り出す部分が少なく、背面がシャープな印象のデザインとなる。
本考案のシャツは、裏側において、第1縫合部、第2縫合部及び第3縫合部の縫い代が、後袖側に片倒しされている。そのため、縫い代に押し上げられた後袖が、シャツ1の表側では盛り上がって立体的になる。したがって、着用者は、肩及び腕を動かしやすく、着用感が向上する。また、本考案のシャツは、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を素材に含む伸縮性を有する生地で構成されているので、シャツ全体が伸縮性を有し、着用者の身体に対する負担を軽減できる。
本考案の実施形態に係るシャツを示す正面図(a)及び背面図(b)である。 本考案の実施形態に係るシャツの前身頃及び左前袖の裁断パターンを示す平面図である。 本考案の実施形態に係るシャツの後身頃及び左後袖の裁断パターンを示す平面図である。 本考案の実施形態に係るシャツの袖部を裏返した状態において、左後袖の縫合部を示す説明図である。
以下、本考案に係る実施形態を、図1から図4を参照して説明する。
なお、本実施形態では、図1のシャツ1の身幅方向を左右方向Xとし、左右方向Xに直交するシャツ1の着丈方向を上下方向Yとする。
本考案に係る実施形態であるシャツ1は、図1(a)及び図1(b)に示すように、着用者の肩から下腹部までの上半身の正面側を覆う前身頃10と、この前身頃10に縫合され、着用者の肩から腰下までの上半身の背面側を覆う後身頃20と、前身頃10及び後身頃20に縫合され、着用者の両腕を覆う袖部30と、前身頃10、後身頃20及び袖部30に縫合され、着用者の首回りを覆う襟部40と、を備えている。
前身頃10、後身頃20、袖部30及び襟部40は、伸縮性のある生地で構成されている。伸縮性のある生地には、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を素材に含む生地を用いる。具体的には、SOLOTEX(登録商標)繊維を素材に含む生地が用いられる。この生地は、伸縮性を有すると共に、しなやかでしわになりにくいので、シャツ1等のドレスシャツに好適である。なお、伸縮性のある生地としては、その他に、ポリウレタン繊維又はポリエステル繊維等の弾性繊維を素材に含んだ生地を用いることができる。
前身頃10は、図2に示すように、左前身頃10aと右前身頃10bとから構成されている。この左前身頃10aと右前身頃10bは別個に裁断され、ほぼ左右対称に形成されている。左前身頃10a及び右前身頃10bは、それぞれ着用者の肩のラインに沿うように直線状に形成された前身頃肩線11と、前身頃肩線11の着用者の肩先に対応する一端から着用者の脇下に対応する部位にかけて凹状に湾曲して形成された前身頃袖刳り部12と、を有している。
左前身頃10a及び右前身頃10bは、それぞれ前身頃袖刳り部12の下端から下方に向けて緩やかな凹状に湾曲して形成された前身頃脇下部13と、前身頃肩線11の他端から着用者の正面側の首回りに対応して凹状に湾曲して形成された前身頃襟刳り部14と、前身頃襟刳り部14の着用者の正面中央に対応する端部から下方に向けて直線状に形成された開閉部15と、を有している。なお、左前身頃10aには、着用者の左胸に対応する部位に、胸ポケット17が縫合される(図1)。
後身頃20は、図3に示すように、1枚布として裁断され、左右対称に形成されている。後身頃20は、着用者の背面側の首回りに対応して凹状に湾曲して形成された後身頃襟刳り部21と、左右方向Xにおいて、後身頃襟刳り部21の両端から着用者の両脇下に対応する部位にかけてS字形状に緩やかに湾曲して形成された1対の後身頃取付部22と、を有している。また、後身頃20は、後身頃取付部22の下端から下方に向けて緩やかな凹状に湾曲して形成された1対の後身頃脇下部23を有している。
袖部30は、図2及び図3に示すように、互いに異なる形状に裁断された前袖50と後袖60とから構成される。袖部30は、前袖50と後袖60とが筒状に縫合されて形成される。前袖50は、前身頃10の前身頃袖刳り部12にセットインスリーブとして縫合され、後袖60は、後身頃20の後身頃取付部22にラグランスリーブとして縫合される。なお、シャツ1は、袖部30が長袖として構成されているが、半袖又は七分袖等の長袖以外の袖として構成されてもよい。
本実施形態の説明においては、袖部30のうち、左側の左袖部30a及び右側の右袖部30bが、左右を反転させた同一形状であるため、左袖部30aと左袖部30aを構成する左前袖50a及び左後袖60aについて以下で説明し、右袖部30bと右袖部30bを構成する右前袖50b及び右後袖60bについては、説明を省略する。
左前袖50aは、図2に示すように、着用者の左肩先から左脇下に対応してS字形状に形成された前袖取付部51と、前袖取付部51の上端から左方向に向けて直線状に形成された前袖上端部52と、前袖取付部51の下端から左方向に向けて緩やかな凹状に湾曲して形成された前袖下端部53と、を有している。左前袖50aは、前袖取付部51が前身頃袖刳り部12に縫合される。また、左前袖50aにおいて、前袖取付部51から延びる前袖上端部52及び前袖下端部53の左端が、袖先となる。
前袖取付部51では、前袖取付部51の上側の部分であり、着用者の左肩先に対応する前袖取付上部51aが、右方向、すなわち、左前袖50aの袖先方向とは逆方向に向けて凸状に膨らんでいる。また、前袖取付部51の下側の部分であって、着用者の左脇下に対応する前袖取付下部51bが、左方向、すなわち、左前袖50aの袖先方向に向けて凹状に窪んでいる。
したがって、前袖取付部51は、前袖取付上部51aが前袖取付下部51bに対して大きく張り出している。これにより、前袖取付部51は、S字形状に形成されている。また、前袖取付部51は、左前袖50aにおいて、所謂袖山に相当する。そのため、大きく張り出した前袖取付上部51aにより、シャツ1の袖山は高くなる。
また、前袖取付部51は、S字形状に形成された部分の長さが、前身頃袖刳り部12の長さに対して、長く形成されている。そのため、前袖取付部51が前身頃袖刳り部12に縫合される際には、前身頃袖刳り部12に対して、前袖取付部51が縮縫込まれて縫合される。
左後袖60aは、図3に示すように、前身頃襟刳り部14と後身頃襟刳り部21との間で、シャツ1の襟刳りを形成する後袖襟刳り部61と、後袖襟刳り部61の上端から左方向に向けて直線状に形成された後袖上端部62と、後袖襟刳り部61の下端から着用者の左脇下に対応する後袖脇下部63にかけて凹状に湾曲して形成された後袖取付部64と、後袖取付部64の下端部である後袖脇下部63から左方向に向けて緩やかな凹状に湾曲して形成された後袖下端部65と、を有している。左後袖60aは、後袖取付部64が後身頃取付部22に縫合される。また、左後袖60aにおいて、後袖襟刳り部61から延びる後袖上端部62の左端、及び、後袖脇下部63からから延びる後袖下端部65の左端が袖先となる。
ここで、後袖上端部62に垂直に交わり、後袖脇下部63まで延びる仮想線を第1仮想線V1とし、この第1仮想線V1に垂直に交わり、後袖襟刳り部61の下端まで延びる仮想線を第2仮想線V2として、第1仮想線V1と第2仮想線V2との交点Oとする。
左後袖60aは、交点Oを基準に、交点Oから後袖襟刳り部61の下端までの長さL1が、交点Oから後袖脇下部63までの長さL2よりも長く形成されている。したがって、後袖60において、ラグランスリーブの特徴である湾曲した後袖取付部64は、上下方向Yの長さよりも、左右方向Xの長さが、長く形成されている。そのため、後袖上端部62と後袖取付部64とに挟まれた部分である後肩部66は、後袖襟刳り部61に向けて細長いテーパー状に形成されている。
シャツ1は、前身頃10と後身頃20とにおいて、前身頃脇下部13と後身頃脇下部23とが縫合される。また、袖部30では、前袖上端部52と後袖上端部62とが縫合される。このとき、前袖上端部52には、後袖上端部62のうち、袖先から着用者の肩先に対応する部分である第1後袖上端部62aが縫合される。この前袖上端部52と第1後袖上端部62aとの縫合部を第1縫合部S1とする(図4)。さらに、袖部30は、前袖下端部53と後袖下端部65とが縫合されて、筒状に形成される。
また、後袖上端部62のうち、着用者の肩に対応する部分である第2後袖上端部62bは、前身頃肩線11に縫合される。この前身頃肩線11と第2後袖上端部62bとの縫合部を第2縫合部S2とする。さらに、後袖取付部64が後身頃20の後身頃取付部22に縫合される。この後身頃取付部22と後袖取付部64との縫合部を第3縫合部S3とする。なお、前身頃襟刳り部14、後身頃襟刳り部21及び後袖襟刳り部61には、襟部40が縫合される(図1)。
第1縫合部S1、第2縫合部S2及び第3縫合部S3における縫い代2は、図4に示すように、シャツ1の裏側において、後袖60側に片倒しされている。左後袖60aを例に説明すると、第1縫合部S1の縫い代2aは矢印D1方向に向けて、第2縫合部S2の縫い代2bは矢印D2方向に向けて、そして、第3縫合部S3の縫い代2cは矢印D3方向に向けて、それぞれ後袖60側に倒されている。
次に、本実施形態に係るシャツ1の効果について説明する。
シャツ1は、前身頃10に縫合されたセットインスリーブの前袖50と、後身頃20に縫合されたラグランスリーブの後袖60とを備え、前袖50の前袖取付部51が前身頃10の前身頃袖刳り部12に縮縫込まれている。そのため、前袖50は、前身頃10に対して、立体的に縫合される。また、前袖取付部51は、前袖取付上部51aの凸形状と前袖取付下部51bの凹形状とからなるS字形状に形成されている。そのため、前身頃10に縫合された前袖取付部51は、着用時において、着用者の肩先に対応する前袖取付上部51a近傍が着用者の上方及び前方に向けて膨らみ、着用者の脇下に対応する前袖取付下部51b近傍が脇下に収まる形状となる。このように、シャツ1は、着用者の肩回りが立体的な形状となるため、着用者は肩及び腕が動かしやすく、着用者の身体に対する負担を軽減できる。
前袖50は、前袖取付上部51aが凸状に大きく張り出すと共に、前袖取付下部51bが着用者の脇下に収まりやすいように凹状に形成されている。そのため、図1に示す前身頃10と前袖50との縫合部である正面縫合部S10において、着用時に余分な生地が張り出しにくく、しわが寄りにくい。そうすると、シャツ1を正面視したときに、セットインスリーブの前袖50と相まって、正面縫合部S10が、着用者の肩先から脇下にかけてほぼ鉛直方向に延びて、全体的に引き締まったスマートな印象のデザインとなる(図1)。
後袖60において、交点Oから後袖襟刳り部61の下端までの長さL1が、交点Oから後袖脇下部63までの長さL2よりも長い。そのため、後肩部66が、後袖襟刳り部61に向けて細長いテーパー状に形成され、シャツ1を背面視したときに、後身頃20と後袖60との縫合部である背面縫合部S11が、左右両外側に、かつ斜め上方に向けた凹状となる(図1)。これにより、一般的なラグランスリーブと比較して、後袖60の後身頃20側に張り出す部分が少なくなり、背面がシャープな印象のデザインとなる。
シャツ1は、裏側において、縫い代2aから2cが、後袖60側に片倒しされている(図4)。そのため、後袖60は、片倒しされた縫い代2aから2cに押し上げられて、シャツ1の表側に盛り上がり、前身頃10、後身頃20及び前袖50と比較して、立体的になる。特に、後肩部66が着用者の肩に沿って盛り上がることで、シャツ1が立体的になるので、着用者の肩及び腕が動かしやすく、着用感が向上する。
また、シャツ1は、後肩部66によって立体的になるので、ヨーク部分を設ける必要がなく、シャツ1を構成する生地を削減できると共に、縫製工程数を軽減できる。さらに、シャツ1はヨーク部分がないので、ヨーク部分が設けられたシャツと比較して、シャツ1を着用した着用者は涼しさを感じる。また、縫合される生地を少なくできるため、縫合された部分の硬化が低減され、着用感に優れたシャツ1となる。
シャツ1は、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を素材に含む生地で構成されており、シャツ1全体が伸縮性を有するため、着用者の肩及び腕が動かしやすく、特に、着用者がつり革を掴むような動作をした場合には、腕から背中にかけての圧迫感が軽減される。したがって、シャツ1を着用することで、着用者の身体に対する負担を軽減できる。
以上、本考案の実施形態を詳述したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではない。そして、本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本実施形態に係るシャツ1は、後袖60において、交点Oから後袖襟刳り部61の下端までの長さL1が、交点Oから後袖脇下部63までの長さL2よりも長い例を示したが、長さL2が長さL1よりも長くなるように形成されていてもよい。
また、本実施形態に係るシャツ1は、縫い代2が、後袖60側に片倒しされている例を示したが、縫い代2が後袖60側以外の方向に向けて片倒しされていてもよく、また、縫い代2が開かれたものでもよい。
さらに、本実施形態に係るシャツ1では、伸縮性のある生地として、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を素材に含む生地を用いた例を示したが、繊維素材の変更だけではなく、編物構造により伸縮性を有する生地を用いてもよい。
1 シャツ
2,2a~2c 縫い代
10 前身頃
10a 左前身頃
10b 右前身頃
11 前身頃肩線
12 前身頃袖刳り部
13 前身頃脇下部
14 前身頃襟刳り部
15 開閉部
17 胸ポケット
20 後身頃
21 後身頃襟刳り部
22 後身頃取付部
23 後身頃脇下部
30 袖部
30a 左袖部
30b 右袖部
40 襟部
50 前袖
50a 左前袖
50b 右前袖
51 前袖取付部
51a 前袖取付上部
51b 前袖取付下部
52 前袖上端部
53 前袖下端部
60 後袖
60a 左後袖
60b 右後袖
61 後袖襟刳り部
62 後袖上端部
62a 第1後袖上端部
62b 第2後袖上端部
63 後袖脇下部
64 後袖取付部
65 後袖下端部
66 後肩部
D1~D3 矢印
L1,L2 長さ
O 交点
S1 第1縫合部
S2 第2縫合部
S3 第3縫合部
S10 正面縫合部
S11 背面縫合部
V1 第1仮想線
V2 第2仮想線
X 左右方向
Y 上下方向

Claims (5)

  1. 前身頃と、後身頃と、袖部と、を備えるシャツであって、
    前記袖部は、前記前身頃に縫合されたセットインスリーブの前袖と、前記後身頃に縫合されたラグランスリーブの後袖と、から構成されており、
    前記前袖は、前記前身頃に縮縫込まれる前袖取付部を有し、
    この前袖取付部において、着用者の肩先に対応する前袖取付上部が前記袖部の袖先方向とは逆方向に向けて凸状に形成され、前記着用者の脇下に対応する前袖取付下部が前記袖先方向に向けて凹状に形成された、
    ことを特徴とするシャツ。
  2. 前記後袖は、
    襟刳りの一部を形成する後袖襟刳り部と、
    この後袖襟刳り部の上端から前記袖先方向に向けて直線状に形成された後袖上端部と、
    前記後袖襟刳り部の下端から前記着用者の脇下に対応する後袖脇下部にかけて、凹状に湾曲して形成された後袖取付部と、を有し、
    前記後袖上端部に垂直に交わり、前記後袖脇下部まで延びる第1仮想線と、前記第1仮想線に垂直に交わり、前記後袖襟刳り部の下端まで延びる第2仮想線と、の交点を基準として、
    前記交点から前記後袖襟刳り部の下端までの長さが、前記交点から前記後袖脇下部までの長さよりも長い、
    ことを特徴とする請求項1に記載されたシャツ。
  3. 前記前袖は、前記前袖取付部の上端から前記袖先方向に向けて直線状に形成された前袖上端部を、有し、
    この前袖上端部と前記後袖上端部とが縫合された第1縫合部、
    前記前身頃の肩線と前記後袖上端部とが縫合された第2縫合部、及び、
    前記後身頃と前記後袖取付部とが縫合された第3縫合部における縫い代が、
    裏側において、前記後袖側に片倒しされた、
    ことを特徴とする請求項2に記載されたシャツ。
  4. 前記前身頃、前記後身頃及び前記袖部が、伸縮性のある生地で構成された、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載されたシャツ。
  5. 前記生地は、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を素材に含む、
    ことを特徴とする請求項4に記載されたシャツ。
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