JP2019119961A - 上衣 - Google Patents

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Yumiko Sakata
由美子 坂田
恵美 御器谷
Emi Gokitani
恵美 御器谷
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【課題】楽に運動することができ、着用感が良好で、体形を補正することも可能な上衣を提供する。【解決手段】袖ぐり10bと襟ぐり10aを有し上半身に着用する外衣12と、外衣12の内側に取り付けられ袖ぐり10bと襟ぐり10aを有する内衣24を備える。外衣12の、着用者の肩に位置する外衣肩部20の内側面には、前身頃14と後身頃16側に開口した挿通路25を形成する肩当て布26を備える。挿通路25に、内衣24の着用者の肩に位置する内衣肩部36が挿通され、外衣12に対して移動可能に連結されている。内衣24の内衣肩部36には、肩当て布26に挿通される部分に孔部40を備えている。孔部40の中の位置で、外衣12の外衣肩部20と肩当て布26が連結するカン止め28が形成され、内衣24はカン止め28が、孔部40の中に位置する範囲内に移動が規制されている。【選択図】図1

Description

この発明は、女性の上半身に着用し外衣と、バストを覆うカップ部を有する内衣とが一体に設けられた上衣に関する。
従来、女性用の水着やフィットネスウエアには、バストを覆うカップ部材を有する内衣が、外衣と一体に設けられたものがある。例えば、引用文献1に開示されている女性用衣類は、外衣の内面の一部に内衣が縫着され、縫着された内衣は、一対のカップ部を有するフロント部と、フロント部に対向して背中側に設けられた背布部が互いに接合されて形成されている。外衣と内衣は、互いの袖ぐり部において部分的に縫着され、残りの袖ぐり部は装着されずに互いに遊離されている。このため、外衣と内衣とで伸縮性の異なる素材を使用する場合でも、外衣に、内衣のひっぱり等によるシワやツレ等の外観の歪みが生じないものである。
また、特許文献2に開示されているカップ付きアウター兼インナーは、外衣と内衣が、肩部付近で互いに縫着され、他の箇所は縫着されず遊離している。このため、腕を上方向や前方向に動かして外衣がずれても、内衣は、その動きとは離れて身体にフィットし、シワやツレ等の外観の歪みが生じないものである。そして、体形やバスト形状の変化に対応してカップ部を無理なくフィットさせることができ、カップ部の浮きやズレを軽減することができる。
また、特許文献3に開示されているカップ付き衣料は、外衣の内側に、身体前側にはカップ部材が取り付けられた裏地前身頃が設けられ、身体後側にはX形状のパワーネット地の後補正布が設けられている。後補正布により、着用者の肩甲骨が引き寄せられ、猫背が改善され姿勢が良くなる効果がある。また裏地前身頃と後補正布は、脇や下端部が外衣に縫着されておらず、外観は変わらずに補正効果を与えることができる。
特開2014−125695号公報 特開2014−125716号公報 特開2015−78460号公報
上記背景技術の場合、内衣が外衣の肩部分に縫着されているため、運動の際に身体を屈曲させたり捻じったりして、外衣が正立状態で着用していた位置から動くと、内衣が引っ張られ、着用感が良くないものである。また、内衣が引っ張られることで、カップ部とバストのフィット性が低下することがある。
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、楽に運動することができ、着用感が良好で、体形を補正することも可能な上衣を提供することを目的とする。
本発明は、袖ぐりと襟ぐりを有し上半身に着用する外衣と、前記外衣の内側に取り付けられ袖ぐりと襟ぐりを有する内衣が設けられ、前記外衣の、着用者の肩に位置する外衣肩部の内側面には、前身頃と後身頃側に開口した挿通路を形成する肩当て布が取り付けられ、前記挿通路に、前記内衣の着用者の肩に位置する内衣肩部が挿通され、前記外衣に対して移動可能に連結されている上衣である。
前記内衣の内衣肩部には、前記肩当て布に挿通される部分に孔部が形成され、前記孔部の内側の位置で、前記外衣の前記外衣肩部と前記肩当て布を連結するカン止めが形成され、前記内衣は前記カン止めが、前記孔部中に位置する範囲内に移動が規制されている。
前記内衣には、バストを覆う形状に成形されたカップ部が設けられている。
前記内衣には、背中に当接し姿勢矯正を行う矯正パーツが設けられている。前記矯正パーツは、互いに対称形状の2個の矯正パーツが、左右に並べられ一部を重ねて組み合わせて形成されている。前記矯正パーツは、一方向に長い帯体であり、一端部は一方の脇部に連続し、反対側の端部は身体の中心を挟んで反対側に位置する肩部に連続し、一対の矯正パーツは、着用した時に垂直軸を中心とする線対称形状であり、帯体が身体の後中心で交差してX字状となる。
前記肩当て布は一方向に長い帯体であり、長手方向の一方の端部は襟ぐりに取り付けられ、他方の端部は袖ぐりに取り付けられ、前記襟ぐりと前記袖ぐりに交差する一対の側縁部は前記外衣肩部に取り付けられず遊離して前記挿通路の挿通口となる。
前記肩当て布は、着用者の肩において首から左右の腕の付け根を結ぶラインに対して所定角度で交差し、前記襟ぐり側の端部は前記ラインよりも前側に移動した位置に取り付けられ、前記袖ぐり側の端部は前記ラインよりも後側に移動した位置に取り付けられている。前記肩当て布の、長手方向に交差する幅は、約5cm程度が好ましい。
本発明の上衣は、楽に運動することができ、着用感が良好で、体形を補正し姿勢を綺麗にすることができる。さらに、運動の際に外衣と内衣が別々に動くことができ、互いに干渉することなく、円滑に運動することができる。外衣は身体の動きに追随して大きく動き、内衣は体形の補正等に適した位置を保ち、効果的に姿勢を良くすることができる。カップ部が外衣に引っ張られることもなく、バストとの間に隙間が生じることが無くフィットすることができる。内衣の内衣肩部は、外衣の肩当て布に、所定の範囲で摺動可能に係止され、襟ぐりや袖ぐりからはみ出ることが無い。
この発明の一実施形態の上衣の裏面を示す正面図(a)と背面図(b)である。 この実施形態の上衣の肩部の裏面を示す平面図である。 この実施形態の上衣の表面を示す正面図(a)と背面図(b)である。 この実施形態の上衣の変形例の前身頃の裏面を示す正面図(a)と後身頃の裏面を示す背面図(b)である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図3はこの発明の一実施形態を示すもので、この実施形態の上衣10は、女性用の水着であり、腰から肩までの上半身を覆うもので、襟ぐり10aと袖ぐり10bが広く開けられたタンクトップ形である。
上衣10の表面は、図3の正面図(a)と背面図(b)に示すように、着用者の上半身を覆う外衣12で形成されている。外衣12は、身体の前面を覆う前身頃14と、身体の後面を覆う後身頃16が設けられ、前身頃14と後身頃16には、襟ぐり10aと袖ぐり10bが形成され、外衣脇部18と、外衣肩部20で、互いに縫い合わされている。前身頃14は、身体の前中心線で切断されて左右に分割され、分割された側縁部には開閉用のスライドファスナ22が設けられている。なお、前身頃14と後身頃16は伸縮性を有する編み地等の生地で作られている。前身頃14と後身頃16は、複数個のパーツを縫い合わされて形成されてもよい。各パーツの形状は自由にデザイン可能なものであり、各パーツの生地は、色や柄、素材等が、パーツ毎に互いに異なるものでもよい。
上衣10の裏面を示す図1の正面図(a)と背面図(b)の通り、外衣12の外衣肩部20の裏面には、後述する内衣24の、後述する内衣肩部36を摺動可能に保持する肩当て布26が設けられている。肩当て布26は、図2に示すように、所定幅の帯状体であり、長手方向の一方の端部は襟ぐり10aに縫合され、他方の端部は袖ぐり10bに縫合されている。それ以外の、襟ぐり10aと袖ぐり10bに交差する肩当て布26の側縁部26aは、縫合されておらず、外衣肩部20との間に、前身頃14と後身頃16側に挿通口が開口した挿通路25が形成される。肩当て布26の端部は、襟ぐり10aと袖ぐり10bの、ヘムに縫い重ねられてもよく、ヘムにより適度な厚みと伸び感を有し、ねじれにくく、また折れ曲がりにくくなる。
肩当て布26の長手方向に交差する幅は、約5cm程度が好ましい。幅が2〜3cm程度の細いものは安定せずねじれが起きやすく、幅が5cmより太いものは、肩の広い範囲に負担がかかり着用感が良くない。このことから、一般的な体型の成人女性の場合、約5cmの幅が良い。
肩当て布26は、外衣肩部20の、図示するように、着用者の首から左右の腕の付け根を結ぶラインAに対して長手方向が交差して取り付けられ、襟ぐり10a側の端部はラインAよりも前側に移動した位置に取り付けられ、袖ぐり10b側の端部はラインAよりも後側に移動した位置に取り付けられている。ここではラインAは、前身頃14と後身頃16の縫合線に一致しているため、襟ぐり10a側の端部は前身頃14に取り付けられ、袖ぐり10b側の端部は後身頃16に取り付けられている。これにより肩当て布26の、襟ぐり10aと袖ぐり10bに交差する側縁部26aは、外衣肩部20のラインAに対して斜めに位置する。
肩当て布26の大きさは、前身頃14側よりも後身頃16側にかかる分量を多くしてもよい。肩当て布26は、外衣12と同じ伸縮性を有する生地で作られてもよく、後述する内衣24と同じパワーネット等でもよい。
肩当て布26の、長手方向の中心でなおかつ幅方向の中心に位置する1か所には、カン止め28がステッチで設けられ、肩当て布26と外衣肩部20が止められている。カン止め28は、前身頃14と後身頃16の境目に設けられ、外観から目立たない。カン止め28は後述する内衣24を肩当て布26に挿通した後に設けるものである。
上衣10の裏面には、外衣12の裏面に重ねられて内衣24が設けられている。内衣24は、アンダーバスト付近から肩までを覆うもので、前身頃14の裏面に取り付けられた内衣前部分30と、後身頃16の裏面に取り付けられた内衣後部分32が設けられている。内衣前部分30と内衣後部分32は、内衣脇部34と内衣肩部36で縫い合わされている。内衣24は、パワーネット等の緊締力の強い生地で作られている。
内衣前部分30は、襟ぐりと袖ぐりが広く開けられ、上衣10の襟ぐり10aと袖ぐり10bから外側に出ない形状である。内衣前部分30のバストに当接する部分には、バストを覆う形状に成形されたカップ部38が一対設けられている。内衣24の生地は、カップ部38に対向する部分が切り取られてカップ部38が縫い合わせられている。内衣前部分30は身体の前中心線で切断されて左右に分割され、分割された側縁部は、前身頃14のスライドファスナ22の側縁部に縫合され、前身頃14とともにスライドファスナ22によって開閉する。内衣前部分30の内衣肩部36側の上端部30aには、上端部30aの中央部分がU字形に切り欠かれ、これは、内衣後部分32を形成する後述する矯正パーツ42の上端部42cと縫合された時に形成される後述の孔部40の約半分を形成する形状である。なお、内衣前部分30は複数個のパーツを縫い合わされて形成され、各パーツの形状は自由にデザインするものである。
内衣後部分32は、互いに対称形状の2枚の矯正パーツ42が、左右に並べられ一部を重ねて組み合わせて形成されている。矯正パーツ42の形状について説明する。矯正パーツ42の下端部42aは、内衣脇部34の下端部に連続し着用時に水平に位置する直線であり、下端部42aの長さは、背中の中心を少し通過する位置に達するものである。下端部42aの、内衣脇部34と反対側の端部に連続する側縁部42bは、下端部42aが連続する内衣脇部34とは身体の中心を挟んで反対側に位置する内衣肩部36の腕側の端部に連続する緩やかな曲線であり、曲線は矯正パーツ42の内側に凹となる。側縁部42bの上方の端部に連続する上端部42cは、内衣肩部36で、内衣前部分30の上端部30aに縫合される直線であり、上端部42cの中央部分がU字形に切り欠かれ、これは内衣前部分30の上端部30aと縫合した時に形成される後述する孔部40の約半分を形成する形状である。上端部42cの首側の端部に連続する側縁部42dは、下端部42aが連続する内衣脇部34の上端部に連続する緩やかな曲線であり、曲線は矯正パーツ42の外側に凹となる。
一対の矯正パーツ42は、着用した時に垂直となる仮想軸を中心とする線対称形状であり、内衣脇部34と反対側の一部分が互いに重なり、上端部42cに近い部分は通過して互いに離れ、反対側の内衣肩部36に各々連続する。これによりX字状となる。上端部42cは、内衣肩部36で、内衣前部分30の上端部30aに縫合され、内衣肩部36の中心に孔部40が形成される。孔部40は、上端部30a、42cに交差する方向が長い楕円形となる。下端部42a同士は、互いに一直線上に位置し、縫い合わせられている。下端部42aには、1本のゴムテープ44が縫い付けられ、一対の下端部42aを連続させている。ゴムテープ44の両端部は、内衣前部分30の下端部に沿ってスライドファスナ22に達し、着用者のアンダーバストを一周し弾性的に密着する。
内衣24の内衣肩部36は、図2に示すように、肩当て布26と、外衣12の外衣肩部20との間の挿通路25に挿通されている。そして、孔部40の中で、カン止め28が肩当て布26と外衣肩部20を連結し、内衣肩部36はカン止め28が孔部40の中に位置する範囲内に移動を規制されている。なお、外衣12、肩当て布26、内衣24、カン止め28の縫合する順番は、自由であり、例えば、外衣12と内衣24を作って外衣肩部20と内衣肩部36を重ねてから肩当て布26を外衣肩部20に縫合し、最後にカン止め28を止めてもよい。
内衣24は、内衣前部分30の前中心と、前中心に連続する襟ぐりの一部が、前身頃14の前中心と襟ぐり10aに縫合されている。襟ぐり10aの内衣肩部36に近い部分と、その他の周縁部は外衣12に縫合されず、自由に移動する。内衣24の内衣肩部36は、肩当て布26の挿通路25に相通されて外衣12にとりつけられ、図2に示す矢印の方向へ、規制された範囲内で移動する。
この実施形態の上衣10の使用方法は、水中の軽運動の際に、着用するものである。先ずスライドファスナ22を開き、前身頃14を左右に開いた状態で、袖ぐり10bに腕を通して背中にはおり、スライドファスナ22を締める。この時、内衣24のカップ部38がバストを覆うように対向させる。背中には、一対の矯正パーツ42がX字状に当接し、一対の肩甲骨を寄せて姿勢を垂直にする。
この実施形態の上衣10によれば、簡単な構造と簡単な製造方法で、楽に運動することができ、着用感が良好で、体形を補正し姿勢を綺麗にすることができる。運動の際に外衣12と内衣24が別々に動くことができ、互いに干渉することなく、円滑に運動することができる。外衣12は身体の動きに追随して大きく動き、内衣24は体形の補正に適した位置を保ち、効果的に姿勢を良くすることができる。カップ部38が外衣12に引っ張られることもなく、バストとの間に隙間が生じることがなくフィットし、形を整え、また揺れを防止することができる。内衣24の内衣肩部36は、外衣12の肩当て布26に、所定の範囲で摺動可能に係止され、襟ぐりや袖ぐりからはみ出ることが無い。
内衣後部分32の矯正パーツ42は、内衣肩部36と内衣脇部34で、内衣前部分30に連結され、体形に合わせて密着しサポート力を得ることができる。なおかつ、内衣肩部36と内衣脇部34は外衣12に縫合されておらず、外衣12に引っ張られることがない。矯正パーツ42による背中のクロス構造で肩甲骨を引き寄せ、脊柱両脇にある脊柱起立筋を押さえ、姿勢を意識させることができる。内衣肩部36が外衣肩部20に対して移動可能なことから、着用者の体形に合わせてフィットさせることが可能であり、背中のパワー感をアップさせることができる。
また、肩当て布26の、襟ぐり10aと袖ぐり10bに交差する側縁部26aは、外衣肩部20のラインAに対して斜めに位置するため、外衣12の外衣肩部20が身体に対して移動するときの肌当たりが柔らかくなり、また縫い代の肌当たりも解消する。内衣24の内衣肩部36は、孔部40の周囲を紐状に細くして体に与える刺激を小さくし、孔部40の中にカン止め28が位置することにより、着用した時にヨレやころつき感を解消し、ねじれを防ぐことができる。肩当て布26は、襟ぐり10a側の端部はラインAよりも前身頃14に移動した位置に縫合され、袖ぐり10b側の端部はラインAよりも後身頃16に移動した位置に縫合されているため、外衣肩部20のラインAの縫い代と重ならず、縫い代のコロツキがない。内衣肩部36は、カン止め28で移動範囲を規制されているため、異常な位置に内衣肩部36が移動することを防ぎ、襟ぐり10aと袖ぐり10bから内衣肩部36がはみ出すことがない。
なお、肩当て布26の大きさは、前身頃14側よりも後身頃16側にかかる分量を多くしてもよい。外衣肩部20は、着用時に内衣前部分30と内衣後部分32での伸び分量が異なる。バストの大きさ等、人により差は生じるが、内衣前部分30で0〜0.5cm、内衣後部分32で4〜5cmである。そのため、着用時にその伸びを考慮し肩当て布26より孔部40のはみ出しを少なくすることを目的に肩当て布26は前身頃14側よりも後身頃16側にかかる分量を多くしている。肩当て布26から孔部40がはみ出すと、肌あたりが悪くなり、それを防ぐことができる。
また、この実施形態の上衣10は、孔部40とカン止め28が無くてもよく、また、内衣後部分32が一対の矯正パーツ42ではなく、一枚の生地で作られていてもよい。また、肩当て布26は外衣肩部20に交差しておらず、略平行に取り付けてもよい。例えば、図4(a),(b)に示す上衣11のように、外衣12の内側に内衣24が設けられ、外衣12の外衣肩部20の裏面には肩当て布27が設けられている。肩当て布27は、一方の端部は襟ぐりに取り付けられ、他方の端部は袖ぐりに取り付けられている。肩当て布27の、襟ぐり10aと袖ぐり10bに交差する側縁部27aは、外衣肩部20のラインAに対して略平行である。内衣24の内衣肩部36は、細い紐状であり、外衣12の外衣肩部20と肩当て布27の挿通路に挿通されて摺動可能である。
この上衣11によっても、上衣10と同様の効果を有し、運動の際に外衣12と内衣24が別々に動くことができ、互いに干渉することなく、円滑に運動することができ、外衣12は身体の動きに追随して大きく動き、内衣24はカップ部38の位置が変わらず体形をきれいにすることができる。内衣後部分32は外衣12に縫合されておらず、分離されているため、自由にデザインすることができる。
また、この実施形態の上衣は、上記実施の形態に限定されるものではなく、袖のあるものや裾が短いもの等、自由に変更可能である。また上衣は水着以外でもよく、フィットネスウエアや外出用衣服等、何でもよい。使用する生地は自由に選択可能であり、外衣は柔軟性の無い生地でもよい。外衣や内衣前部分は複数個のパーツを縫い合わされて形成されているが、各パーツの形状は自由にデザインするものであり、また一枚の生地で作られてもよい。内衣後部分の形状も自由に変更可能であり、矯正パーツの形状は自由である。肩当て布の太さや、ラインAに対する角度は適宜変更可能である。カン止め以外の方法で内衣の移動を規制してもよい。
10 上衣
10a 襟ぐり
10b 袖ぐり
12 外衣
14 前身頃
16 後身頃
20 外衣肩部
24 内衣
25 挿通路
26 肩当て布
26a 側縁部
28 カン止め
36 内衣肩部
38 カップ部
40 孔部
42 矯正パーツ

Claims (5)

  1. 上半身に着用する外衣と、前記外衣の内側に取り付けられる内衣が設けられ、前記外衣の、着用者の肩に位置する外衣肩部の内側面には、前身頃と後身頃側に開口した挿通路を形成する肩当て布が取り付けられ、前記挿通路に、前記内衣の着用者の肩に位置する内衣肩部が挿通され、前記外衣に対して移動可能に連結されていることを特徴とする上衣。
  2. 前記内衣の内衣肩部には、前記肩当て布に挿通される部分に孔部が形成され、前記孔部の内側の位置で、前記外衣の前記外衣肩部と前記肩当て布を連結するカン止めが形成され、前記内衣は前記カン止めが前記孔部中に位置する範囲内に移動が規制されている請求項1記載の上衣。
  3. 前記内衣には、バストを覆う形状に成形されたカップ部が設けられている請求項1又は2記載の上衣。
  4. 前記内衣には、背中に当接し姿勢矯正を行う矯正パーツが設けられている請求項1又は2記載の上衣。
  5. 前記外衣は襟ぐりと袖ぐりを有し、前記肩当て布は一方向に長い帯体であり長手方向の一方の端部は襟ぐりに取り付けられ、他方の端部は袖ぐりに取り付けられ、前記襟ぐりと前記袖ぐりに交差する一対の側縁部は前記外衣肩部に取り付けられず遊離して前記挿通路の挿通口となり、前記肩当て布は、着用者の肩において首から左右の腕の付け根を結ぶラインに対して所定角度で交差し、前記襟ぐり側の端部は前記ラインよりも前側に移動した位置に取り付けられ、前記袖ぐり側の端部は前記ラインよりも後側に移動した位置に取り付けられている請求項1又は2記載の上衣。
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