JPH0561179A - 化粧材及びその製造に用いる精密版及びその製造方法 - Google Patents

化粧材及びその製造に用いる精密版及びその製造方法

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JPH0561179A
JPH0561179A JP22428391A JP22428391A JPH0561179A JP H0561179 A JPH0561179 A JP H0561179A JP 22428391 A JP22428391 A JP 22428391A JP 22428391 A JP22428391 A JP 22428391A JP H0561179 A JPH0561179 A JP H0561179A
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JP
Japan
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plate
closed
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multiple parallel
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP22428391A
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English (en)
Inventor
Chikako Ohara
千佳子 大原
Masaru Okamoto
優 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication of JPH0561179A publication Critical patent/JPH0561179A/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑で細かな同心閉曲線群領域の集合体より
なる模様を有する化粧材を得る。また、前記同心閉曲線
群に対応した凹凸溝模様により万線を短時間の内に描
き、版を提供する。 【構成】 同心閉曲線群を複数群集合させた微細凹凸模
様を基材表面に形成した。また、前記凹凸模様を加工賦
形の際に用いる版を製造するのに、原稿から得た画像情
報の測定値の所定値部分により閉領域を形成せしめる閉
領域情報を作成する第1工程と、前記閉領域情報の基づ
きフレーム付けにより万線を形成せしめる万線情報を作
成する第2工程と、前記閉領域情報および万線情報に基
づき版露光用のフィルムを作成する第3工程と、このフ
ィルムに基づき万線版用の金属または合成樹脂等にフレ
ーム状の万線を刻設せしめる第4工程と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に微細凹凸を有す
る化粧材およびその製造に用いる精密版およびその精密
版の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、建築材料の化粧板の中には、所
定の模様等が描かれた下板の上に細線スクリーン(万
線)が刻設された透明フィルムを貼り合わせ、見る角度
により異なった模様が見えるようにしたタイプのものが
ある。
【0003】このような透明フィルムを作成するには精
密万線を有するエンボス版または印刷版が使用され、こ
の精密万線版を作成するには、例えば次に説明する方法
によっていた。
【0004】即ち、図5(A)に示すように、多数の閉
領域を形成させた手書き原稿51を用意する。前記閉領
域のうち符号を付した閉領域を選択して図5(B)に
示すマスク原版52を用意し、別途白抜きの部分(即
ち、符号の部分)に嵌め込むべき一定方向の直線万線
(図6(B)参照)を手書きで描く。同様に符号で示
す閉領域に基づいて白抜きのマスク原版(図示せず)を
用意し、別途前記一定方向とは異なる直線万線を描く。
このような方法により、図5(A)に示す閉領域毎に作
成した4枚のマスク原版を用意し、更にプロッターによ
り描かせた直線万線(図6(B)参照)を用意する。こ
の直線万線は、線比、ピッチに応じてカメラにより縮小
・拡大をしてある。そして、符号の閉領域に対応した
マスク原版52に対して第1方向の万線フィルムを重ね
て1回目の露光をし、符号の閉領域に第2方向の万線
フィルムを重ねて2回目の露光をし、以下同様に3回目
と4回目の多重露光を行う。このようにすると、図6
(A)に示すように、辺で隣接する閉領域毎に異なる直
線万線が描かれた万線版作成用のフィルム53が作成さ
れる。このフィルム53に基づき金属にエッチングを行
い精密万線版を作成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来は
手書き原稿を使用していたため、複雑で細かなマスク形
状を描くには限界があり、また、直線万線だけであった
ので反射による光沢が断続的で単調であった。
【0006】そこで本発明は、複雑で細かな折線・曲線
等の万線形状が描け、変化に富んだ光沢のある化粧板お
よびその製造に用いる精密版およびその製造方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、原稿から得た画像情報の測定値の所定値部
分毎に閉領域を形成せしめる閉領域情報を作成する第1
工程と、前記閉領域情報に基づき各閉領域の輪郭閉曲線
と相似な閉曲線からなる同心閉曲線情報を作成する第2
工程と、この同心閉曲線情報に基づき万線露光用のフィ
ルムを作成する第3工程と、のフィルムに基づき金属ま
たは合成樹脂等の版上に同心閉曲線状の万線を刻設せし
める第4工程と、を備えた。
【0008】
【作用】本発明によれば、風景写真・絵画等からなる原
稿をスキャナで読取る。この際に、原稿の有する原画情
報の測定値(例えば、濃度差の値)を検出し、その測定
値がほぼ等しい部分毎に閉領域を作成せしめる閉領域情
報を作成する。一方、この閉領域にフレーム付けによる
同心閉曲線群状の複数の万線を描く。このようにして作
成した閉領域情報と万線情報により、万線版露光用のフ
ィルムを作成する。このフィルムに基づき、例えば、露
光・エッチングにより金属材料に年輪状の万線を刻設す
る。この金属材料を用いて精密版を作成する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例は、原画に対応した閉領域の作成と、フ
レーム付けにより万線を作成する作業を全て情報処理装
置の内部で行う場合である。
【0010】図1に本実施例のフローチャートを示し、
図2(A)に作成された閉領域を示し、図2(B)に完
成したフレーム状万線を示し、図3に本発明を実施する
際に使用する情報処理装置を示す。
【0011】先ず、図3に基づいて本発明を実施する際
に使用する情報処理装置Wを説明する。図3に示すよう
に、ワークステーション1には、図示しない原稿(例え
ば、写真・絵画・コルク板等)の模様の閉領域毎の原画
情報(例えば、濃度差)を読込む入力スキャナ2が接続
されている。また、ワークステーション1には、次に説
明する所定の処理が終了した万線露光用のフィルムを出
力する出力スキャナ3が接続されている。
【0012】前記ワークステーション1としては、例え
ばサイテックス社製のイメージャーIII が好適であり、
前記入力スキャナ2としては、大日本スクリーン社製の
SG608が好適であり、前記出力スキャナ3として
は、サイテックス社製のイーレー(EARAY)、レイ
スター(RAYSTAR)が好適である。
【0013】次に図1に基づいて精密万線版の製造方法
を説明する。先ず、原稿(例えば、コルク板)を用意す
る(ステップS1)。コルク板の表面は、小さな模様の
閉領域の集合からなり、各領域の濃度は様々である。次
いで、ファイル寸法(ワークステーションの画面上の大
きさ)を500×500mm、解像度30.81/mm
に設定し、コルク板の表面を入力スキャナ2で読み込む
(ステップS2)。原稿はワークステーション1の画面
に表示され、原稿画像の濃度階調を量子化して濃度差を
数種の領域に分割する。ここに、濃度差は「10〜1」
の10段階であり、グループ分けは、第1グループが1
0〜8段階、第2グループが7〜5段階、第3グループ
が4〜3段階、第4グループが2〜1段階であると仮定
する。この中から適当なグループの1種または2種以上
を抽出し閉領域(図2(A)参照)を作成する。なお、
必要に応じて隣接した閉領域を同一のグループに集合さ
せてもよい。
【0014】閉領域の抽出後、帯状原板に輪転エンボス
または印刷により連続した万線模様を形成する場合は、
画面表示の原画(閉領域、図2(A))を、天地・左右
方向にエンドレス化する(ステップS3)。なお、枝葉
(図4(B)参照)のエンボス版または印刷版の場合
は、エンドレス化は不要である。エンドレス化した個別
の輪郭にフレーム付けにより万線を作成する(ステップ
S4)。フレーム処理の結果を図2(B)に示す。ここ
に、フレーム処理としては線幅30〜200μm、線比
1:1〜1:3にするのが、美観上好ましい。次いで、
フレーム処理の終了したフィルムを出力スキャナ3から
出力する(ステップS5)。このようにすると、複雑で
細かな年輪状の万線が形成された万線情報を作成するこ
とができる。
【0015】次いで、殖版により原版フィルムを作成し
(ステップS6)、この原版フィルムに基づいて金属板
または円筒(例えば、銅)上に感光性レジストに露光・
現像・エッチング等を行って刷版し(ステップS7)、
万線版を完成する(ステップS8)。ここに版の溝の間
隔は1〜100μmであり、溝の深さは1〜100μm
である。
【0016】なお、本実施例においては、原稿(コルク
板等)の濃度差に応じて閉領域を形成したが、例えば、
原稿の色相・明度・輝度・反射率・光沢・彩度等の各種
の原画情報の測定値に応じて閉領域を構成してもよい。
【0017】また、作成する閉領域は図2(A)の如く
相互に分離させて散在するようにしてもよいし、図5
(A)に如く相互に連結していてもよい。本発明におけ
るフレーム処理とは、図2(B)の如く閉領域の輪郭線
内部に、これを順次小さな倍率で段階的に縮小した縮小
相似曲線群を重ね、或いは前記輪郭線の外部にこれを順
次大きな倍率で段階的に拡大した拡大相似曲線群を重ね
る処理をいう。図2(A)に如く閉領域が散在している
場合は、図2(B)のように拡大および縮小相似曲線の
両方を形成してもよく、図4(A)の如く縮小曲線群の
みのどちらでもよい。
【0018】一方、図5(A)の如く閉領域が連絡して
いる場合は、内部へ縮小閉曲線を重ねるだけとなる。ま
た、縮小相似曲線の場合、情報処理上または視覚上、1
点以下にまで縮小したり、或いは閉曲線の一部が交差す
るようになった段階でフレーム処理は完了する。拡大相
似曲線の場合、他の閉曲線に属する相似曲線群と重複し
た場合は、重複部の相似曲線群の一方を消去する。どち
らを消去するかは、予め各閉領域に優先順位をつけ、よ
り優先する方を残すようにすればよい。
【0019】更に、本発明の版の利用方法は、エンボス
版として用いて熱可塑性樹脂に加熱押圧して同心閉曲線
群状の万線の凹凸形状を賦形するのに用いたり、或い
は、液状の樹脂を版上に塗工等で形成した後、紫外線・
電子線等で樹脂を硬化後、離型し賦形する特開平2−1
31175号公報記載のような加工をしたり、グラビヤ
印刷等の凹版印刷により同心閉曲線群状のインキ模様を
印刷したりする。
【0020】更にまた、版材も通常金属が用いられる
が、必要に応じ感光性樹脂等の樹脂・セラミックを用い
てもよい。また、本発明の化粧材は、紙類・布・不織布
・ポリ塩化ビニル・ABS・ポリエチレンテレフタレー
ト等の合成樹脂のシートまたは板・アルミニウム・鉄・
塩化ビニル鋼板等の金属シートまたは板・硝子・陶磁器
等のセラミックス等の基材に前記加工方法のうちから適
当なものを選択して適用し、同心閉曲線群の凹凸溝を形
成する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、原
画が持つ原画情報(形状の枠)に基づいてフレーム状の
万線を構成しているので、細かで複雑なマスク形状を作
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例のフローチャートであ
る。
【図2】(A)は実施例に用いる原稿の例を示す図、
(B)は前記原稿に基づいて作成したフレーム状万線を
示す図である。
【図3】本発明に使用する情報処理装置のシステム構成
図である。
【図4】(A)は他の実施例のフレーム状万線を示す
図、(B)は他の実施例のフレーム状万線を示す図であ
る。
【図5】(A)は従来の手書き原稿を示す図、(B)は
所定の領域を選択したマスク原版である。
【図6】(A)は従来の多重露光されたフィルムを示す
図、(B)は万線を描いたフィルムを示す図である。
【符号の説明】 1…ワークステーション 2…入力スキャナ 3…出力スキャナ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿から得た画像情報の測定値の所定値
    部分毎に閉領域を形成せしめる閉領域情報を作成する第
    1工程と、 前記閉領域情報に基づき各閉領域の輪郭閉曲線と相似な
    閉曲線からなる同心閉曲線情報を作成する第2工程と、 この同心閉曲線情報に基づき万線露光用のフィルムを作
    成する第3工程と、 このフィルムに基づき金属または合成樹脂等の版上に同
    心閉曲線状の万線を刻設せしめる第4工程と、 を備えたことを特徴とする精密版の製造方法。
  2. 【請求項2】 同心閉曲線群状の万線を有することを特
    徴とする精密版。
  3. 【請求項3】 同心閉曲線群状の万線を有することを特
    徴とする化粧材。
JP22428391A 1991-09-04 1991-09-04 化粧材及びその製造に用いる精密版及びその製造方法 Pending JPH0561179A (ja)

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JP22428391A JPH0561179A (ja) 1991-09-04 1991-09-04 化粧材及びその製造に用いる精密版及びその製造方法

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JPH0561179A true JPH0561179A (ja) 1993-03-12

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JP (1) JPH0561179A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013194348A (ja) * 2012-03-23 2013-09-30 Japan Vilene Co Ltd 装飾繊維シート及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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