JP2016035127A - 成形用不織布、自動車用表皮材、及び成形用不織布の製造方法 - Google Patents

成形用不織布、自動車用表皮材、及び成形用不織布の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 風合いが優れ、表面品位を損なうことなく成形できる成形用不織布及び自動車用表皮材を提供すること、及び前記成形用不織布の製造方法を提供すること。【解決手段】 本発明の成形用不織布は、親水性が付与された疎水性繊維を、65mass%を超えて含む繊維ウエブの、厚さ方向全体に亘って、樹脂が固定されており、自動車用表皮材として使用できる。このような成形用不織布は、親水性が付与された疎水性繊維を、65mass%を超えて含む繊維ウエブを形成した後、樹脂溶液を含浸及び/又は印刷し、樹脂溶液を繊維ウエブの厚さ方向全体に亘って付与した後、乾燥して樹脂を固定して製造できる。【選択図】 図1

Description

本発明は成形用不織布及びその製造方法に関する。本発明の成形用不織布は、特に、天井材、ピラー材、ドアトリム材、リアパッケージ材などの自動車内装材の表皮材として、好適に使用できる。
従来から自動車内装材の表皮材として、ニードルパンチ不織布に樹脂が含浸されたものが知られている。例えば、本願出願人は、「ニードルパンチ不織布の一方表面の起毛がおさえられ、該起毛がおさえられた表面に樹脂が含浸されてなる自動車内装材用表皮材」(特許文献1)を提案している。この表皮材は、空気中に含まれている粒子の付着による汚れが生じにくいものであったが、表皮材を触った感じが樹脂様で、風合いが悪く、また、表皮材成形時に皺が発生したり、表面に微細な凹凸が発生し、表皮材の表面品位を損なう場合があった。
このような風合い及び表面品位の問題は、自動車用表皮材用途に限らず、前述のような表皮材をパーティション用途など、他の用途に用いた場合にも生じる問題であった。
特開平09−137372号公報
本発明は上述のような状況に鑑みてなされたものであり、風合いが優れ、表面品位を損なうことなく成形できる成形用不織布及び自動車用表皮材を提供することを目的とする。また、風合いが優れ、表面品位を損なうことなく成形できる成形用不織布の製造方法を提供することも目的とする。
本発明の請求項1にかかる発明は、「親水性が付与された疎水性繊維を、65mass%を超えて含む繊維ウエブの、厚さ方向全体に亘って、樹脂が固定されていることを特徴とする、成形用不織布。」である。
本発明の請求項2にかかる発明は、「前記繊維ウエブがニードル又は水流により絡合していることを特徴とする、請求項1記載の成形用不織布。」である。
本発明の請求項3にかかる発明は、「前記繊維ウエブの主面において、全面的に及び/又は部分的に樹脂が固定されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の成形用不織布。」である。
本発明の請求項4にかかる発明は、「請求項1〜3のいずれかに記載の成形用不織布からなることを特徴とする自動車用表皮材。」である。
本発明の請求項5にかかる発明は、「親水性が付与された疎水性繊維を、65mass%を超えて含む繊維ウエブを形成した後、樹脂溶液を含浸及び/又は印刷し、樹脂溶液を繊維ウエブの厚さ方向全体に亘って付与した後、乾燥して樹脂を固定することを特徴とする、成形用不織布の製造方法。」である。
本発明の請求項1にかかる発明は、繊維ウエブの厚さ方向全体に亘って、樹脂が固定されているため、風合いが優れ、表面品位を損なうことなく成形できる成形用不織布である。つまり、従来の成形用不織布は樹脂が表面近傍に偏在しているため、触った感じが樹脂様で、風合いの悪いものであったが、本発明の成形用不織布は厚さ方向全体に樹脂が存在しており、表面に偏在していないため、風合いの優れるものである。また、従来の成形用不織布は樹脂が表面近傍に偏在しており、成形時に、樹脂が多く、伸びにくく、また、圧力によって潰れやすい表面領域と、樹脂が少なく、伸びやすく、また、圧力によって潰れにくい非表面領域、とを有するため、伸びの差によって皺が発生したり、圧力による潰れやすさの違いによって表面に微細な凹凸が発生し、表面品位を損なう場合があったが、本発明の成形用不織布は厚さ方向全体に樹脂が存在しており、成形時に、成形用不織布全体が一様に伸び、圧力によって一様に潰れやすいため、皺が発生したり、表面に微細な凹凸が発生させることなく、成形することができる。
本発明の請求項2にかかる発明は、繊維ウエブがニードル又は水流によって絡合しているため、風合い及び形態安定性に優れている。
本発明の請求項3にかかる発明は、繊維ウエブの主面において、全面的に及び/又は部分的に樹脂が固定されている。前者のように全面的に樹脂が固定されている場合には、繊維ウエブ全体が樹脂で固定されているため、耐磨耗性に優れている。一方、後者のように部分的に樹脂が固定されている場合には、樹脂が固定されている部分と樹脂が固定されていない部分における光の反射が異なり、違う色に見えるため、意匠性が高い。
本発明の請求項4にかかる発明は、前記成形用不織布を自動車用表皮材として用いるものであるため、風合いが優れており、皺が発生したり、表面に微細な凹凸を発生させることなく成形できるものである。
本発明の請求項5にかかる発明は、親水性が付与された疎水性繊維を多く含む繊維ウエブに対して、樹脂溶液を含浸及び/又は印刷し、樹脂溶液を繊維ウエブの厚さ方向全体に亘って付与しているため、厚さ方向全体に亘って、樹脂によって固定された、風合いが優れており、皺が発生したり、表面に微細な凹凸を発生させることなく成形できる成形用不織布を製造することができる。
実施例における印刷柄を示す、成形用不織布の印刷面における正面図
本発明の成形用不織布は、繊維ウエブの厚さ方向全体に亘って、樹脂が固定されていることによって、風合いが優れており、皺が発生したり、表面に微細な凹凸を発生させることなく成形できるように、繊維ウエブは、親水性が付与された疎水性繊維を、65mass%を超えて含んでいる。
本発明の疎水性繊維とは、水浴上に散布したとしても、水面上に浮かんでおり、水没しない繊維を意味し、例えば、ポリエステル系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリ塩化ビニリデン系繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、アクリル系繊維、ポリウレタン系繊維、ポリ乳酸繊維などを挙げることができる。これらの中でも、成形する際の熱によっても劣化しにくい、耐熱性の高いポリエステル系繊維からなるのが好ましい。なお、2種類以上の疎水性繊維を含んでいても良い。
本発明の疎水性繊維は1種類の樹脂から構成されていても、2種類以上の樹脂から構成されていても良い。2種類以上の樹脂から構成されている場合、樹脂の配置状態は芯鞘型、海島型、サイドバイサイド型、多層積層型であることができる。芯鞘型又は海島型で、鞘成分樹脂又は海成分樹脂が芯成分樹脂又は島成分樹脂よりも低い融点を有すると、繊維形態を維持したまま、融着することができる。また、サイドバイサイド型で、熱収縮率の異なる樹脂からなる場合、熱処理により捲縮を発現させることができるため、風合いがより優れるとともに、成形性に優れた成形用不織布とすることができる。
本発明の成形不織布のもとである繊維ウエブは、前述のような疎水性繊維に親水性が付与された繊維を含んでいる。そのため、樹脂溶液との馴染みが優れているため、樹脂溶液を含浸又は付与した際に、樹脂溶液は速やかに繊維ウエブの内部へ進入する。この「親水性」とは、水浴上に散布した場合に、水没する性質を有することを意味する。特には、水浴上に1gの繊維を散布した場合に、3秒以内に水没する親水性を有するのが好ましい。
このような親水性の付与方法は、前記のような親水性を付与できる方法であれば良く、特に限定するものではないが、例えば、界面活性剤付与処理、スルホン化処理、フッ素ガス処理、ビニルモノマーのグラフト重合処理、放電処理、或いは親水性樹脂付与処理を挙げることができる。これらの中でも、界面活性剤付与処理であると、疎水性繊維の強度を損なうことなく、親水性を付与できるため好適である。つまり、一般的に疎水性繊維は親油基を表面に有し、界面活性剤を付与するだけで、表面を親水基で覆うことによって親水性とすることができ、物理的作用を伴わず、疎水性繊維の強度を損なうことなく、親水性を付与できる。また、単に界面活性剤を塗布又は散布するだけで簡単に親水性を付与することができるため好適である。界面活性剤の中でも、特に、ノニオン系界面活性剤は親水性が高いため好適である。
なお、親水性の付与は、繊維ウエブを形成する前の繊維に対して実施しても良いし、繊維ウエブ形成後の繊維、つまり繊維ウエブに対して実施しても良い。しかしながら、繊維に対して親水性を付与した後に繊維ウエブを形成した方が、繊維ウエブ全体がより均一に親水性で、繊維ウエブの厚さ方向全体に亘って樹脂が固定されやすいため、より好適である。
この親水性が付与された疎水性繊維(以下、「親水性付与繊維」と表記することがある)の繊度は特に限定するものではないが、成形時に透けてしまうことがないように、4.4dtex以下であるのが好ましく、3.3dtex以下であるのがより好ましく、2.2dtex以下であるのが更に好ましい。一方で、親水性付与繊維の繊度の下限は特に限定するものではないが、均一に分散し、均一な地合いであることができるように、また、成形時の追従性に優れているように、0.5dtex以上であるのが好ましく、0.8dtex以上であるのがより好ましい。なお、繊度の異なる親水性付与繊維を2種類含んでいる場合、次の式により算出される平均繊度が前記繊度範囲内にあるのが好ましい。また、繊度の異なる親水性付与繊維を3種類以上含んでいる場合も同様にして算出した値が前記繊度範囲内にあるのが好ましい。
Fav=1/[(Pa/100)/Fa+(Pb/100)/Fb]
ここで、Favは平均繊度(単位:dtex)、Paは一方の親水性付与繊維Aの質量割合(単位:mass%)、Faは親水性付与繊維Aの繊度(単位:dtex)、Pbは他方の親水性付与繊維Bの質量割合(単位:mass%)、Fbは親水性付与繊維Bの繊度(単位:dtex)をそれぞれ意味する。
また、親水性付与繊維の繊維長は特に限定するものではないが、均一な地合いの成形用不織布であるように、30〜80mmであるのが好ましく、40〜70mmであるのがより好ましく、50〜60mmであるのが更に好ましい。
本発明の成形用不織布のもとである繊維ウエブは上述のような親水性付与繊維を、65mass%を超えて含むものである。親水性付与繊維量が65mass%以下であると、樹脂が表面近傍に偏在しやすく、触った感じが樹脂様で、風合いが悪いばかりでなく、成形時に伸びの差が生じて皺が発生したり、圧力による潰れやすさの違いによって表面に微細な凹凸が発生するなど、表面品位を損なうためである。親水性付与繊維量が多い程、繊維ウエブの厚さ方向全体に亘って樹脂が固定されやすいため、親水性付与繊維を70mass%以上含むのが好ましく、75mass%以上含むのがより好ましく、80mass%以上含むのが更に好ましく、85mass%以上含むのが更に好ましく、90mass%以上含むのが更に好ましく、95mass%以上含むのが更に好ましく、100mass%含むのが更に好ましい。
なお、親水性付与繊維以外の繊維は特に限定するものではないが、親水性が付与されていない疎水性繊維、例えば、ポリエステル系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリ塩化ビニリデン系繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、アクリル系繊維、ポリウレタン系繊維、ポリ乳酸繊維などであることができる。
また、親水性が付与されていなくても親水性の繊維を含んでいても良い。例えば、レーヨン繊維、ポリノジック繊維、キュプラ繊維、リヨセル繊維などの再生繊維;アセテート繊維、トリアセテート繊維などの半合成繊維;ナイロン繊維、ビニロン繊維などの合成繊維;綿、麻などの植物繊維;羊毛、絹などの動物繊維;などを含んでいても良い。
これら親水性が付与されていない疎水性繊維や親水性が付与されていなくても親水性の繊維の繊度及び繊維長は、親水性付与繊維と同様の理由で、繊度は0.5〜4.4dtexであるのが好ましく、0.8〜3.3dtexであるのがより好ましく、0.8〜2.2dtexであるのが更に好ましい。また、繊維長は30〜80mmであるのが好ましく、40〜70mmであるのがより好ましく、50〜60mmであるのが更に好ましい。
本発明の成形用不織布のもとである繊維ウエブは、上述のような親水性付与繊維を主体として構成されているが、繊維ウエブ構成繊維は顔料及び/又は染料によって着色されたものであることができる。このように着色された繊維であると、成形用不織布の意匠性を高めることができる。特に、成形用不織布を自動車用表皮材として使用する場合には好適である。なお、この着色は繊維自体に顔料を練り込んでも良いし、繊維ウエブ形成後に顔料及び/又は染料で着色しても良い。
本発明の成形用不織布のもとである繊維ウエブは、例えば、カード法、エアレイ法などの乾式法、湿式法、又はスパンボンド法などの直接法により形成することができる。これらの中でも乾式法であると、比較的嵩高で、風合いのより優れる成形用不織布であることができるため好適である。
なお、繊維ウエブがニードル又は水流によって絡合していると、風合い及び形態安定性に優れているため好適である。これら絡合方法の中でも、厚さを保持したまま絡合することができ、成形性を損ないにくい、ニードルによって絡合するのが好ましい。なお、これらの絡合条件は風合い及び形態安定性を考慮して、適宜設定すれば良く、特に限定するものではないが、好適であるニードルにより絡合する場合、針密度100〜1000本/cmで絡合するのが好ましく、200〜600本/cmで絡合するのがより好ましい。
このような繊維ウエブの目付は成形用不織布に必要とされる強度、繊維の種類等によって異なるため、特に限定するものではないが、50〜500g/mであるのが好ましく、100〜250g/mであるのがより好ましい。
本発明の成形用不織布は上述のような繊維ウエブの、厚さ方向全体に亘って、樹脂が固定されたものであるため、風合いが優れているとともに、成形時に、成形用不織布全体が一様に伸び、圧力によって一様に潰れやすいため、皺が発生したり、表面に微細な凹凸を発生させることなく、成形できるものである。なお、「厚さ方向」とは主面に対して直交する方向をいう。
なお、樹脂は、繊維ウエブの主面において、全面的に固定されていても良いし、部分的に固定されていても良いし、全面的に固定されているとともに、部分的に固定されていても良い。本発明における「主面」とは、繊維ウエブにおける最も面積の広い面を意味し、全面的に樹脂が固定されている場合には、繊維ウエブ全体に樹脂が固定されていることを意味するため、耐磨耗性に優れている。一方で、部分的に樹脂が固定されている場合には、樹脂が固定されている部分と樹脂が固定されていない部分における光の反射が異なり、違う色に見えるため、意匠性が高い。全面的に固定されているとともに、部分的に固定されている場合には、耐磨耗性に優れているとともに、意匠性に優れている。
なお、部分的に固定されている場合、どのように固定されていても良いが、例えば、主面において、円、四角形などの点状、直線状、曲線状、文字、図形、記号、絵の形で、規則的に又は不規則に配置して固定されていることができる。なお、これらの組合せであっても良い。
また、固定されている樹脂は特に限定するものではないが、例えば、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、或いはポリエステル系樹脂であることができる。これらの中でも、成形時に適度に軟化し、金型への追従性に優れ、皺や微細な凹凸を発生しにくい、アクリル系樹脂であるのが好ましい。
なお、樹脂以外に機能材料も固定されていることができる。例えば、顔料及び/又は染料が固定されていると、更に意匠性を高めることができ、難燃剤が固定されていると、難燃性を付与することができ、撥水剤及び/又は撥油剤が固定されていると、撥水性及び/又は撥油性を付与することができる。
このような固定された樹脂量は特に限定するものではないが、本発明においては、少量の樹脂量であったとしても、繊維ウエブが多くの親水性付与繊維を含んでおり、繊維ウエブの厚さ方向全体に亘って固定されていることができるため、風合いが優れ、成形時に皺が発生したり、表面に微細な凹凸を発生するということがない成形用不織布である。好ましい樹脂量は1g/m〜50g/mであり、より好ましくは5g/m〜25g/mである。
本発明の成形用不織布の目付及び厚さは適用用途によって異なり、特に限定するものではないが、例えば、後述のように、自動車用表皮材として使用する場合には、成形加工性に優れるように、目付は100〜550g/mであるのが好ましく、150〜300g/mであるのがより好ましく、150〜275g/mであるのが更に好ましい。また、厚さは0.5〜3mmであるのが好ましく、1〜2mmであるのがより好ましい。なお、「目付」は測定対象物の最も面積の広い面(主面)における1mあたりの質量をいい、「厚さ」は20g/cm荷重時の厚さをいう。
本発明の成形用不織布は風合いが優れており、また、皺が発生したり、表面に微細な凹凸を発生させることなく成形できるため、成形を必要とする用途に使用できる。例えば、自動車用表皮材、パーティションの表皮材、又は壁紙として好適に使用でき、特には、天井、ドアーサイド、ピラーガーニッシュ、リヤパッケージなどの自動車用表皮材として好適に使用できる。
なお、成形方法は特に限定するものではないが、例えば、一対の型により加熱加圧成形する方法、成形用不織布を加熱(例えば、熱風循環熱処理機、遠赤外線加熱装置など)した後に、室温程度の一対の型により加圧成形する方法などがある。
このような、本発明の成形用不織布は、例えば、次のようにして製造することができる。
まず、疎水性繊維を準備し、疎水性繊維に親水性を付与し、親水性付与繊維を調製する。疎水性繊維としては、前述の通り、ポリエステル系繊維からなるのが好ましい。このような疎水性繊維に対して親水性を付与する方法としては、例えば、界面活性剤付与処理、スルホン化処理、フッ素ガス処理、ビニルモノマーのグラフト重合処理、放電処理、或いは親水性樹脂付与処理を挙げることができ、特に、界面活性剤付与処理であるのが好ましい。
好適である界面活性剤付与処理は、例えば、アニオン系界面活性剤(例えば、高級脂肪酸のアルカリ金属塩、アルキルスルホン酸塩、もしくはスルホコハク酸エステル塩など)、又はノニオン系界面活性剤(例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、もしくはポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテルなど)の溶液中に疎水性繊維を浸漬したり、界面活性剤溶液を疎水性繊維に塗布又は散布して付着させることができる。なお、ノニオン系界面活性剤の方が、樹脂溶液との親和性が高く、繊維ウエブの厚さ方向へ浸透しやすいため好適である。
なお、必要に応じて、疎水性繊維以外に、親水性が付与されていなくても親水性の繊維を用意する。
次いで、用意した親水性付与繊維を用いて、親水性付与繊維を、65mass%を超えて含む繊維ウエブを形成する。好ましくは、親水性付与繊維を70mass%以上含む繊維ウエブを形成し、より好ましくは、親水性付与繊維を75mass%以上含む繊維ウエブを形成し、更に好ましくは、親水性付与繊維を80mass%以上含む繊維ウエブを形成し、更に好ましくは、親水性付与繊維を85mass%以上含む繊維ウエブを形成し、更に好ましくは、親水性付与繊維を90mass%以上含む繊維ウエブを形成し、更に好ましくは、親水性付与繊維を95mass%以上含む繊維ウエブを形成し、更に好ましくは、親水性付与繊維を100mass%含む繊維ウエブを形成する。
なお、繊維ウエブは、例えば、カード法、エアレイ法などの乾式法、湿式法、又はスパンボンド法などの直接法により形成できるが、乾式法であると、比較的嵩高で、風合いのより優れる成形用不織布を製造できるため好適である。
一方で、繊維ウエブに付与する樹脂溶液を準備する。樹脂溶液を構成する樹脂は特に限定するものではないが、前述の通り、アクリル系樹脂であるのが好ましい。
なお、樹脂溶液は樹脂が溶解した溶液であっても良いし、樹脂が分散した溶液であっても良いが、溶媒は、親水性付与繊維との親和性に優れているように、水、アルコール(例えば、エタノール、メタノールなど)、或いはこれらの混合溶媒であることができる。これらの中でも、製造環境の点から、水を溶媒としているのが好ましい。なお、樹脂溶液には樹脂以外に、増粘剤、界面活性剤、水素イオン指数調整剤、消泡剤、顔料、染料などを含んでいることができる。
次いで、樹脂溶液を前述の繊維ウエブに対して、含浸及び/又は印刷し、樹脂溶液を繊維ウエブの厚さ方向全体に亘って付与する。本発明においては、親水性付与繊維を、65mass%を超えて含む繊維ウエブとしており、樹脂溶液との親和性が高いため、樹脂溶液を繊維ウエブの主面に付与すると、厚さ方向へ浸透するため、厚さ方向全体に亘って樹脂溶液を存在させることができる。
なお、樹脂溶液の繊維ウエブへの付与方法は、例えば、繊維ウエブの主面全面に付与する場合には、樹脂溶液に繊維ウエブを浸漬する方法、樹脂溶液を繊維ウエブ全面に塗布する方法、樹脂溶液を繊維ウエブ全面に散布する方法、などの含浸方法を挙げることができる。これらの中でも少ない量で、均一に付与することのできる、樹脂溶液を繊維ウエブ全面に塗布する方法が好適であり、特に、樹脂溶液を泡立てた状態で繊維ウエブ全面に塗布する方法であると、更に少ない量で、均一に塗布することができ、風合いの優れる成形用不織布とすることができるため好適である。
他方、繊維ウエブの主面に対して、部分的に付与する場合には、例えば、活版印刷、平版印刷、凹版印刷、孔版印刷、などの印刷により実施することができ、特に限定するものではない。
なお、樹脂溶液の付与は含浸又は印刷のいずれかである必要はなく、含浸と印刷の両方を実施しても良い。両方を実施する場合には、印刷による意匠性を損なわないように、含浸した後に、印刷を実施するのが好ましい。また、含浸と印刷は、それぞれ1回ずつである必要はなく、いずれか一方、又は両方を2回以上実施して、樹脂溶液を付与しても良い。
そして、厚さ方向全体に亘って樹脂溶液を付与した繊維ウエブを、乾燥して樹脂を固定し、本発明の成形用不織布を製造することができる。この乾燥は、樹脂溶液の溶媒を揮発させ、樹脂を固定できる方法であれば良く、特に限定するものではないが、例えば、熱風乾燥機による方法、赤外線照射による方法、オーブンによる方法、加熱ロールによる方法などを挙げることができる。
以下に、本発明の実施例を記載するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(原着疎水性繊維)
顔料を練り込むことにより、グレー色に着色した、ポリエステル樹脂からなる原着ポリエステル繊維(繊度:2.2dtex、繊維長:51mm)を用意した。
(親水性付与原着疎水性繊維)
前記原着ポリエステル繊維にノニオン系界面活性剤を塗布して親水性を付与した、親水性付与原着ポリエステル繊維(繊度:2.2dtex、繊維長:51mm)を用意した。
(第1樹脂溶液)
次の割合で配合した第1樹脂溶液を調製した。
(1)アクリル樹脂バインダ[ボンコート(登録商標)AB−886、DIC社製]・・・6部
(2)増粘剤[ネオゲン(登録商標)S−20D、第一工業製薬社製]・・・0.2部
(3)界面活性剤(セロゲン(登録商標)WS−C、第一工業製薬社製)・・・0.2部
(4)アンモニア水・・・0.1部
(5)水・・・93.5部
(第2樹脂溶液)
次の割合で配合した第2樹脂溶液を調製した。
(1)増粘剤[Carbopol(登録商標)940、日本ルーブリゾール(株)製]・・・0.54部
(2)消泡剤[シンエツ(登録商標)シリコーンKM−73、信越化学工業(株)製]・・・0.5部
(3)アクリル樹脂バインダ[ボンコート(登録商標)AB−886、DIC(株)製]・・・22部
(4)黒色顔料[R.W.BLACK RC(V)、DIC(株)製]・・・0.084部
(5)青色顔料[R.W.SKYBLUE FFG、DIC(株)製]・・・0.016部
(6)赤茶色顔料[R.W.BROWN FFR、DIC(株)製]・・・0.012部
(7)増粘剤[ニカゾール(登録商標) VT−253、日本カーバイド工業(株)製]・・・1部
(8)25%アンモニア水・・・1部
(9)水・・・74.848部
(第3樹脂溶液)
次の割合で配合した第3樹脂溶液を調製した。
(1)増粘剤[Carbopol(登録商標)940、日本ルーブリゾール(株)製]・・・0.54部
(2)消泡剤[シンエツ(登録商標)シリコーンKM−73、信越化学工業(株)製]・・・0.5部
(3)アクリル樹脂バインダ[ボンコート(登録商標)AB−886、DIC(株)製]・・・13部
(4)白色顔料[R.W.WHITE PASTE 69、DIC(株)製]・・・1.2部
(5)増粘剤[ニカゾール(登録商標) VT−253、日本カーバイド工業(株)製]・・・1部
(6)25%アンモニア水・・・1部
(7)水・・・82.76部
(実施例1〜5、比較例1〜5)
親水性付与原着ポリエステル繊維及び/又は原着ポリエステル繊維を、表1に示す配合比率で混綿し、カード機により開繊して繊維ウエブを形成した後、片面から針密度400本/mでニードルパンチ処理を行い、ニードルパンチウエブ(目付:175g/m、厚さ:2.3mm)を製造した。
次いで、このニードルパンチウエブを温度165℃、ロール間隔0.5mmの熱カレンダーロール間へ供給し、熱圧着して、熱圧着ウエブを形成した。
その後、(イ)前記第1樹脂溶液を泡立てた後、前記熱圧着ウエブのニードリング面とは反対の面に、第1樹脂溶液を全面的に塗布し、含浸した後、温度150℃のキャンドライヤーで乾燥して、全面付与成形用不織布を形成、(ロ)前記熱圧着ウエブのニードリング面とは反対の面に、前記第2樹脂溶液を孔版印刷機により、図1に示すように、「く」の字状の柄(線幅:0.3mm)を複数個印刷し、続いて、前記第3樹脂溶液を、角度45°で左斜め上方向に向かって直線状に延びる柄(線幅:0.24mm、線間隔:0.56mm)を印刷した後、温度160℃に設定した熱ドライヤーにより乾燥して樹脂を固定し、部分付与成形用不織布を形成、又は(ハ)前記(イ)で形成した全面付与成形用不織布第1樹脂液塗布面に、前記(ロ)と同様に、第2樹脂溶液による「く」の字状の柄と、第3樹脂溶液による直線状の柄状に樹脂を固定し、全面かつ部分付与成形用不織布を、それぞれ製造した。
これら成形用不織布の詳細は表1に示す通りであった。なお、実施例1〜5のいずれの成形用不織布も、厚さ方向全体に亘って、樹脂が固定されていたのに対して、比較例1〜5のいずれの成形用不織布も、樹脂溶液塗布表面近傍に樹脂が偏在した状態にあった。
Figure 2016035127
(性能評価)
(風合いの評価I)
実施例1〜5及び比較例1〜5の成形用不織布をそれぞれ手で触って、繊維タッチのものを「○」、樹脂タッチのものを「×」と評価した。この結果は表1に示す通りであった。
(風合いの評価II)
実施例1〜5及び比較例1〜5の成形用不織布の短手方向(ニードルパンチウエブ製造時における幅方向)における剛軟度を、JIS L1096:2010 8.21 A法(45°カンチレバー法)に則って測定し、次の基準によって評価した。この結果は表1に示す通りであった。
○:剛軟度が120mm未満(風合いが優れる)
△:剛軟度が120mm以上、150mm以下(風合いがやや悪い)
×:剛軟度が150mm以上(風合いが悪い)
(成形性の評価)
実施例1〜5及び比較例1〜5の成形用不織布の20%モジュラス強度を、次のようにして測定した後、下記の基準によって評価した。これらの結果は表1に示す通りであった。なお、20%モジュラス強度が小さいということは、小さい力で伸びやすいことを意味するため、20%モジュラス強度が小さい程、成型性に優れていることを意味している。
(1)成形用不織布を、長手方向(ニードルパンチウエブ製造時における流れ方向)に対して3cm幅で、成形用不織布の短手方向に対して20cm長の長方形状に切断して、試料を調製した。
(2)前記試料を引張り強さ試験機(オリエンテック製、テンシロンUTM−III−100)のチャック間(距離:100mm)に固定し、引張り速度200mm/min.で引っ張り、チャック間距離が120mm(20%伸長)となった時の応力を測定した。
(3)上記(1)〜(2)の操作を繰り返し、3枚の試料について前記応力を測定し、その算術平均を20%モジュラス強度とした。

○:20%モジュラス強度が25N/3cm未満
△:20%モジュラス強度が25N/3cm以上、35N/3cm未満
×:20%モジュラス強度が35N/3cm以上
(成形後の表面意匠性の評価)
実施例1〜5及び比較例1〜5の成形用不織布を熱プレス成形(約140℃、30秒プレス)し、その表面意匠性を目視により、次の2点の観点から観察して評価した。これらの結果は表1に示す通りであった。
(1)シワ;
シワが発生していない ・・ ○
シワが発生している ・・ ×
(2)凹凸感;
○:ほとんど表面の凹凸感が見られない
△:若干表面凹凸感が見られる
×:著しく表面凹凸感が見られる
表1から、親水性付与繊維を、65mass%を超えて含む繊維ウエブの、厚さ方向全体に亘って、樹脂が固定されていることによって、風合いが優れ、また、皺や微細な凹凸を発生させることなく、成形できることがわかった。また、親水性付与繊維を、65mass%を超えて含む繊維ウエブの、厚さ方向全体に亘って、樹脂が固定されていれば、樹脂が全面的に固定されているか、部分的に固定されているかに関わらず、前記効果を発揮することがわかった。
本発明の成形用不織布は風合いが優れており、また、皺が発生したり、表面に微細な凹凸を発生させることなく成形できるため、成形を必要とする用途に使用できる。例えば、自動車用表皮材、パーティションの表皮材、又は壁紙として好適に使用でき、特には、天井、ドアーサイド、ピラーガーニッシュ、リヤパッケージなどの自動車用表皮材として好適に使用できる。

Claims (5)

  1. 親水性が付与された疎水性繊維を、65mass%を超えて含む繊維ウエブの、厚さ方向全体に亘って、樹脂が固定されていることを特徴とする、成形用不織布。
  2. 前記繊維ウエブがニードル又は水流により絡合していることを特徴とする、請求項1記載の成形用不織布。
  3. 前記繊維ウエブの主面において、全面的に及び/又は部分的に樹脂が固定されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の成形用不織布。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の成形用不織布からなることを特徴とする自動車用表皮材。
  5. 親水性が付与された疎水性繊維を、65mass%を超えて含む繊維ウエブを形成した後、樹脂溶液を含浸及び/又は印刷し、樹脂溶液を繊維ウエブの厚さ方向全体に亘って付与した後、乾燥して樹脂を固定することを特徴とする、成形用不織布の製造方法。
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