JP2013193700A - グリルシャッタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両衝突時、後方に配置された車体内部の収容機器にかかる衝突荷重を軽減することのできるグリルシャッタ装置を提供すること。
【解決手段】グリルシャッタ装置10は、その開閉動作に基づいて空気の流量を制御可能なシャッタ機構11と、このシャッタ機構11をグリル開口部内に支持するフレーム12と、フレーム12に保持されてシャッタ機構11を開閉駆動するアクチュエータ13と、を備える。そして、フレーム12は、車両衝突時の衝突荷重に基づいて、その前方側にアクチュエータ13を相対移動させることが可能な保持構造を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、グリルシャッタ装置に関するものである。
従来、車体前部のグリル開口部に設けられたシャッタ機構の開閉動作に基づいて、そのグリル開口部からエンジンルーム内に流れ込む空気の流量を制御可能なグリルシャッタ装置がある(例えば、特許文献1参照)。
即ち、例えば、高速走行時、シャッタ機構を閉状態としてエンジンルーム内への空気の流入を制限することにより、その空力性能(例えば「Cd値」等)を向上させることができる。また、エンジン始動時には、そのラジエータに導入する流量を抑えることで、その暖機時間を短縮することができる。そして、エンジン温度が上昇傾向にある場合には、シャッタ機構を開状態としてエンジンルーム内に流れ込む流量を増やすことにより、そのエンジン温度を適切に管理することができる。
また、近年、衝突時に作用する外力に基づいて、その車体前部に設けられたフロントグリルをグリル開口部内に後退させる構造が提案されている。例えば、特許文献2には、フロントグリルの背面に荷重伝達部材を設け、その衝突荷重をラジエータ等、エンジンルーム内の収容機器に伝達する構成が開示されている。そして、このような構造を採用することにより、速やかに衝突荷重を吸収して、効果的に、その衝撃を緩和することができる。
実開昭58−139519号公報 特開2003−81034号公報
しかしながら、上記のような衝撃緩和構造は、高い効果が得られる反面、衝突荷重が比較的小さな場合であっても、エンジンルーム内の収容機器に影響が及ぶ可能性があり、その修理・交換に要する手間や時間、或いは費用等が所有者の負担になるという問題がある。そして、グリルシャッタ装置を備えた車両においてもまた、車両衝突時、当該グリルシャッタ装置が上記の従来技術における荷重伝達部材のように振る舞うことで同様の問題が生ずる可能性があり、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、車両衝突時、後方に配置された車体内部の収容機器にかかる衝突荷重を軽減することのできるグリルシャッタ装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車体前部のグリル開口部内に設けられることにより前記車体内に流れ込む空気の流量を制御可能なシャッタ機構と、前記シャッタ機構を前記グリル開口部内に支持するフレームと、前記フレームに保持されて前記シャッタ機構を開閉駆動するアクチュエータと、を備えたグリルシャッタ装置において、車両衝突時の衝突荷重に基づいて、前記フレームの前方側に前記アクチュエータを相対移動させることが可能な保持構造を有すること、を要旨とする。
即ち、通常、アクチュエータには、モータや減速機等といった重量物が集中している。そして、多くの場合、これらアクチュエータの構成要素は、固く且つ高い強度を有している。従って、上記構成により、車両衝突時、フレームの前方側にアクチュエータを相対移動させることで、後方に配置された熱交換器等の収容機器にグリルシャッタ装置が接触した際、その収容機器にかかる衝突荷重を軽減することができる。そして、これにより、比較的軽微な車両衝突時には、その収容機器に影響が及ぶ可能性を低減することができる。その結果、修理・交換に要する手間や時間、或いは費用等、所有者の負担を軽減することができる。
請求項2に記載の発明は、前記フレームに取着されることにより前記アクチュエータの前方側を覆うカバー部材を備え、前記カバー部材は、該カバー部材側に設けられた第1係合部と前記フレーム側に設けられた第2係合部とが係合することにより前記フレームに固定されるとともに、前記衝突荷重に基づいて、前記第1係合部及び第2係合部間の係合が解除されるようにしたこと、を要旨とする。
即ち、カバー部材によりアクチュエータの前方側を覆うことによって、当該アクチュエータを保護し、及び空力性能を向上させることができる。また、併せてその意匠性の向上を図ることができる。そして、上記構成のように、カバー部材側に設けられた第1係合部とフレーム側に設けられた第2係合部との係合により、そのカバー部材がフレームに固定されることで、良好な組み付け性を確保することができる。
また、アクチュエータの前方側にカバー部材が位置することで、当該カバー部材による保持力をアクチュエータに付与することが可能になる。これにより、通常時における高い組み付け剛性を確保することができる。そして、衝突荷重の入力時には、その第1係合部及び第2係合部間の係合が解除されることで、フレームの前方側にアクチュエータを相対移動させることができる。
請求項3に記載の発明は、前記フレーム及び前記アクチュエータの少なくとも一方には、前記アクチュエータが前記フレームに保持された状態において該フレームの前後方向に延びる突条部が形成されるとともに、他方側には前記突条部に嵌合する溝部が形成されること、を要旨とする。
上記構成によれば、その突条部が延設されたフレームの前後方向以外の方向におけるアクチュエータの相対移動が規制される。これにより、通常時における高い組み付け剛性を確保することができる。そして、フレームの前後方向については、そのフレームに対するアクチュエータの相対移動を許容することができる。
請求項4に記載の発明は、前記突条部及び前記溝部の少なくとも一方には、前記溝部内において他方側に接触することにより前記前後方向の保持力を発生させる突部が形成されること、を要旨とする。
上記構成によれば、その突条部が延設されたフレームの前後方向においても一定の保持力をアクチュエータに付与することができる。これにより、通常時における高い組み付け剛性を確保することができる。そして、衝突荷重の入力時には、その衝突荷重に基づいて、フレームの前方側にアクチュエータを相対移動させることができる。
請求項5に記載の発明は、前記シャッタ機構には、回転伝達可能に前記アクチュエータの出力軸に連結されるとともに、所定の回転位置において前方側への前記アクチュエータの相対移動を妨げることなく前記出力軸との連結を解除可能な回転入力部が設けられること、を要旨とする。
請求項6に記載の発明は、前記回転入力部には、前記所定の回転位置において前方側に開口する嵌合溝が設けられるとともに、前記出力軸は、相対回転不能に前記嵌合溝に嵌合可能、且つ前方側の開口部から脱離可能に形成されること、を要旨とする。
上記各構成によれば、その衝突荷重に基づいて、アクチュエータとシャッタ機構との接続を解除することができる。その結果、より円滑に、衝突荷重に基づいて、フレームの前方側にアクチュエータを相対移動させることができる。
請求項7に記載の発明は、前記アクチュエータは、前記フレームの後端部よりも後方側に突出する部分を有して前記フレームに保持されること、を要旨とする。
上記構成によれば、アクチュエータは、その後方側に突出する部分がグリル開口部内の何れかの部位に接触することで、フレームの前方側に向かって押圧されることになる。その結果、より円滑にフレームの前方側にアクチュエータを相対移動させることができる。そして、アクチュエータが、その後方に配置された収容機器に干渉する場合であっても、その接触するまでの加速距離が短くなることで、当該収容機器に与える影響を軽減することができる。
請求項8に記載の発明は、前記アクチュエータは、前記フレームにおける幅方向中央部に保持されること、を要旨とする。
このような構成では、そのフレームに保持されたアクチュエータが、後方に配置された収容機器に対して直接的に接触する可能性が高い。従って、このようなものに上記各請求項の発明を適用することで、より顕著な効果を得ることができる。
本発明によれば、車両衝突時、後方に配置された車体内部の収容機器にかかる衝突荷重を軽減することが可能なグリルシャッタ装置を提供することができる。
本発明にかかるグリルシャッタ装置が搭載された車両の概略構成を示す模式図。 グリルシャッタ装置の正面図。 グリルシャッタ装置の組付図。 突条部近傍の斜視図。 溝部を有する連結部材近傍の斜視図。 グリルシャッタ装置のA−A断面図。 グリルシャッタ装置の側面図。 回動軸の基端近傍の斜視図。 グリルシャッタ装置のB−B断面図。 グリルシャッタ装置のC−C断面図。 アクチュエータの出力軸近傍の斜視図。 係合孔近傍の斜視図。 係合突部近傍の斜視図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示す車両1において、車体2の内部に形成されたエンジンルーム3には、そのエンジン4を冷却するためのラジエータ5が収容されている。また、車体2の前部(同図中、左側の端部)には、車両前方の外部空間と車体2の内部空間とを連通するグリル開口部7が形成されている。そして、上記ラジエータ5は、このグリル開口部7からエンジンルーム3に流れ込む空気が当たるように、エンジン4の前方に配置されている。
尚、ラジエータ5の後方(同図中、右側)には、ファン6が設けられている。そして、このファン6が回転することにより、効率良く、ラジエータ5に空気が流れるようになっている。
本実施形態では、グリル開口部7は、バンパー8の下方に形成されている。また、グリル開口部7の開口端7aには、その意匠面(ロアグリル)を構成するフロントグリル9が取着されている。そして、本実施形態の車両1は、そのグリル開口部7からエンジンルーム3内に流れ込む空気の流量を制御可能なグリルシャッタ装置10を備えている。
詳述すると、グリルシャッタ装置10は、その開閉動作に基づいて空気の流量を制御可能なシャッタ機構11と、このシャッタ機構11をグリル開口部7内に支持する構造体としてのフレーム12と、フレーム12に保持されてシャッタ機構11を開閉駆動するアクチュエータ13と、を備えている。
図2に示すように、フレーム12は、車体2の幅方向に延びる横長の略四角枠状に形成されている。また、シャッタ機構11は、フレーム12の枠内に複数の可動フィン14を整列配置することにより形成されている。更に、フレーム12には、アクチュエータ13を保持するアクチュエータ保持部15が設けられている。尚、本実施形態のグリルシャッタ装置10では、そのフレーム12及びシャッタ機構11の大部分が樹脂により形成されている。そして、図1に示すように、フレーム12は、その上枠部16がバンパーリインフォース17に固定されることにより、グリル開口部7内に配置されている。
さらに詳述すると、図3に示すように、本実施形態のアクチュエータ13は、扁平箱状のケース18の内部に図示しないモータ及び減速機等を収容することにより形成されている。また、アクチュエータ13は、その二面の側板部19から両端部が突出する出力軸20を備えている。そして、その出力軸20の延伸方向がフレーム12の幅方向(図2参照、左右方向)に沿うように同フレーム12に保持される構成となっている。
一方、本実施形態のアクチュエータ保持部15は、フレーム12の幅方向略中央部において略平行に立設された一対の側壁22(22a,22b)を備えている。また、アクチュエータ保持部15は、フレーム12の前方側(図1参照、左側)に、アクチュエータ13が通過可能な開口部23を有している。そして、アクチュエータ13は、この開口部23を介することにより、フレーム12の前方側からアクチュエータ保持部15に装着されるようになっている。
さらに、本実施形態では、この開口部23には、アクチュエータ保持部15に保持されたアクチュエータ13の前方側を覆うカバー部材24が取着される。そして、本実施形態のアクチュエータ保持部15は、これにより、その正面視(図2参照)において略柱状の外観を有するものとなっている。
また、図2に示すように、フレーム12の枠内には、そのアクチュエータ保持部15により区画された左右二つの流路25A,25Bが形成されている。そして、シャッタ機構11は、これら各流路25A,25B内において、それぞれ二列平行に設けられた複数の可動フィン14を備えている。
具体的には、各可動フィン14は、フレーム12の幅方向に延びる長尺略平板状のフィン部28を備えるとともに、それぞれ、アクチュエータ保持部15を構成する各側壁22a,22b及びこれに対向するフレーム12の側壁12a,12b間に掛け渡された回動軸30を有している。そして、アクチュエータ保持部15内に保持されたアクチュエータ13は、その各回動軸30を回転駆動することにより、シャッタ機構11を開閉させることが可能となっている、
即ち、図1に示すように、本実施形態のシャッタ機構11は、グリル開口部7から流れ込む空気の流入方向に対してフィン部28が並行する状態となる方向(同図中、時計回り方向)に各可動フィン14が回動することにより開状態となる。そして、空気の流入方向に対してフィン部28が交差する状態となる方向(同図中、反時計回り方向)に各可動フィン14が回動することにより閉状態となる。
本実施形態のグリルシャッタ装置10は、このような各可動フィン14の回動をアクチュエータ13により制御する。そして、その各可動フィン14の回動によるシャッタ機構11の開閉動作に基づいて、グリル開口部7からエンジンルーム3内に流れ込む空気の流量を制御することが可能となっている。
(アクチュエータの保持構造)
次に、本実施形態のグリルシャッタ装置におけるアクチュエータの保持構造について説明する。
図3に示すように、本実施形態では、アクチュエータ保持部15を構成する各側壁22a,22bの内壁面S1には、それぞれ、図4に示されるようなフレーム12の前後方向に延びる突条部31が設けられている。また、図3に示すように、アクチュエータ13のケース18には、その各側板部19に、それぞれ、図5に示されるような上記突条部31と嵌合可能な溝部32を有した連結部材33が取着されている。そして、図6に示すように、本実施形態のアクチュエータ13は、これらの突条部31及び溝部32が嵌合するように、その開口部23を介してフレーム12の前方側からアクチュエータ保持部15内に挿入されるようになっている。
詳述すると、図3に示すように、本実施形態では、上記突条部31は、各側壁22a,22bの内壁面S1における上端部近傍及び下端部近傍(同図中、領域α(α1,α2)に示す部分)に設けられている。また、各連結部材33は、各ケース18の各側板部19における上端部近傍及び下端部近傍(同図中、領域β(β1,β2)に示す部分)に固定されている。尚、本実施形態の連結部材33は、弾性変形可能な素材(樹脂)により形成されている。そして、図6に示すように、アクチュエータ13は、これらの各突条部31と各連結部材33の溝部32とが嵌合することにより、その各突条部31が延設されたフレーム12の前後方向以外の方向において、同フレーム12に対する相対移動が規制されている。
さらに詳述すると、図5に示すように、各溝部32は、その一端(同図中、右側に位置する長手方向の端部)に開口端34を有して各突条部31に嵌合されるとともに、当該各突条部31を挟むように上下方向に対向して溝内に突出する突部35,36を有している。また、図5及び図6に示すように、各溝部32には、その嵌合する各突条部31の頂部31aを幅方向に押圧する突部37が設けられている。具体的には、これらの突部35,36及び突部37は、それぞれ、各溝部32の延伸方向における複数箇所(2箇所)に設けられている。そして、本実施形態では、これにより、そのフレーム12の前後方向(図1参照、同図中、左右方向)においても、一定の保持力が発生するようになっている。
即ち、本実施形態のアクチュエータ13は、上記各突部35〜突部37を弾性変形させて、その各溝部32内にフレーム12側の各突条部31を押し込むことが可能な程度の押圧力が付与されることにより、アクチュエータ保持部15に装着される。尚、図7に示すように、本実施形態では、アクチュエータ13は、フレーム12の後端部となる上枠部16の後端16aよりも後方側に突出する部分を有してフレーム12に保持される。そして、その装着時とは逆向きの力、即ち上記各突部35,36及び突部37が発生する保持力に抗してアクチュエータ13をフレーム12の前方側に引き抜くような力が付与されることにより、そのアクチュエータ保持部15から脱離させることが可能な構成となっている。
また、図3に示すように、シャッタ機構11を構成する各可動フィン14は、その回動軸30の一端(基端30a)がアクチュエータ保持部15を構成する各側壁22a,22bによって回転自在に支承されている。
具体的には、図8及び図9に示すように、各回動軸30の基端30aには、軸方向に所定間隔を開けて一対のフランジ41,42が設けられている。また、各側壁22(22a,22b)には、フレーム12の前方側に開口する切欠き43が形成されている(図3参照、領域γ(γ1,γ2)に示される部分)。そして、各可動フィン14は、上記各フランジ41,42に挟まれた軸部44を略U字型に形成された切欠き43の底部に嵌合させる態様でフレーム12に取着される。
また、図9及び図10に示すように、アクチュエータ保持部15の前方側(図9中、下側、及び図10中、左側)を覆うカバー部材24は、各側壁22(22a,22b)に対応する幅方向位置に設けられた一対の保持壁45(45a,45b)を備えている。そして、これら各保持壁45(45a,45b)には、上記のように各切欠き43に嵌合された各回動軸30の軸部44に摺接する略半円状の凹部46が形成されている。
即ち、各切欠き43の開口端43aは、アクチュエータ保持部15の開口部23にカバー部材24が固定されることによって、その各保持壁45(45a,45b)により閉塞される。そして、本実施形態では、これにより、各側壁22a,22bに各回動軸30の基端30a(の軸部44)を回動自在に支承する軸受部が形成されるようになっている。
ここで、図7に示すように、各回動軸30には、当該各回動軸30と一体に回動する回動リンク48が固定されている。また、これら各回動リンク48の先端48aには、その上下に位置する各先端48a間を接続する接続リンク49が設けられている。そして、本実施形態のシャッタ機構11は、これにより、上下の各可動フィン14A,14Bが同期して回動する構成となっている。
また、図8〜図10に示すように、各回動軸30の基端30aには、その軸端面50に開口して、回転伝達可能にアクチュエータ13の出力軸20と嵌合可能な嵌合溝51が形成されている。そして、図3に示すように、本実施形態のシャッタ機構11は、その下側の各可動フィン14Bの各回動軸30(の基端30a)を回転入力部として、アクチュエータ13に連結されるようになっている。
詳述すると、図11に示すように、アクチュエータ13の出力軸20は、その先端形状が、略平行な二面の平坦面20a,20bを有する所謂二面幅形状となっている(図3参照、領域δに示される部分)。また、図10に示すように、上記各回動軸30側の嵌合溝51は、その溝幅Wが、出力軸20における両平坦面20a,20b間の距離D、即ち二面幅形状部分の厚みと略等しくなるように形成されている。そして、本実施形態では、これにより、その回転入力部を構成する各回動軸30の嵌合溝51に対し、相対回転不能にアクチュエータ13の出力軸20が嵌合する構成になっている。
また、図8に示すように、嵌合溝51は、上記各フランジ41,42における周方向の一部を切り欠くかたちで、各回動軸30(の基端30a)の周面に開口する周面開口部52を有している。そして、各可動フィン14は、その回動軸30が所定の回動位置にある場合において、当該各回動軸30の軸受部を構成する切欠き43の開口端43a側、即ちフレーム12の前方側に、上記周面開口部52が位置するように配置されている。
具体的には、図3に示すように、各可動フィン14は、シャッタ機構11が全開状態となる回動位置において、その嵌合溝51の周面開口部52が、フレーム12の前方側を向くように、同フレーム12に装着されている。そして、本実施形態では、アクチュエータ13の出力軸20は、アクチュエータ13がアクチュエータ保持部15に装着される際、その周面開口部52を介して各嵌合溝51に嵌合されるようになっている。
また、図3及び図6に示すように、カバー部材24は、アクチュエータ保持部15の開口部23を覆うように略板状に形成された本体部53と、この本体部53の幅方向両端から、アクチュエータ保持部15を構成する各側壁22a,22bの外壁面S2に覆い被さるように突出して形成された一対の折り返し部54(54a,54b)とを備えている。そして、カバー部材24は、その両折り返し部54(54a,54b)が各側壁22(22a,22b)に係合することにより、フレーム12に固定されている。
詳述すると、本実施形態のカバー部材24は、弾性変形可能な素材(樹脂)により形成されている。また、図12に示すように、カバー部材24の各折り返し部54には、係合孔55が形成されている。そして、図13に示すように、フレーム12側の各側壁22(22a,22b)には、係合突部56が形成されている。
具体的には、図6に示すように、各係合突部56は、フレーム12の前方側から後方側(同図中、下側から上側)に向かって幅方向(同図中、左右方向)外側に拡開する傾斜面56aを有して各側壁22a,22bの外壁面S2に形成されている。そして、各係合突部56は、フレーム12の後方側(同図中、上側)に、各側壁22(22a,22b)の外壁面S2と略直交する掛止壁56bを有している。
即ち、カバー部材24は、各側壁22(22a,22b)に設けられた上記各係合突部56の傾斜面56aに沿って、その両折り返し部54(54a,54b)を拡幅方向に撓ませる態様でフレーム12に装着される。そして、各係合孔55内に各係合突部56が挿入されることにより、その両折り返し部54a,54bが側壁22a,22bに係合する。
このように、本実施形態では、カバー部材24の両折り返し部54a,54bと、側壁22a,22b側の各係合突部56とが協働して所謂スナップフィットを形成する。つまり、各係合孔55における先端側(同図中、上側)の内周面55aに各係合突部56の掛止壁56bが掛止されることにより、フレーム12の前方側へのカバー部材24の相対移動が規制される。そして、このカバー部材24がストッパとなることにより、そのフレーム12の前方側へのアクチュエータ13の相対移動を規制して一定の保持力を発生することが可能となっている。
尚、図3に示すように、本実施形態では、各係合孔55及び各係合突部56は、それぞれ、その対応する両折り返し部54(54a,54b)及び側壁22(22a,22b)における上端部及び中間部に設けられている(同図中、領域ε(ε1,ε2),領域η(η1,η2)に示す部分)。また、フレーム12の下枠部57には、その幅方向中央部に、上方に向かって突出する複数(本実施形態では二つ)の係合爪58が設けられるとともに、カバー部材24の本体部53には、これらの各係合爪58に係合される被係合部59が形成されている(同図中、領域)。そして、カバー部材24の下端部は、これら各係合爪58及び各被係合部59の係合によって、フレーム12に固定されるようになっている。
ここで、図6及び図13に示すように、カバー部材24の両折り返し部54a,54bにおいて、その各係合突部56の掛止壁56bに掛止される各係合孔55の内周面55aを構成する部分は、比較的強度の低い薄肉部60となっている。そして、本実施形態では、車両衝突によって、フレーム12からカバー部材24を離間させるような力が作用した場合には、各薄肉部60が変形又は破断することによって、各係合孔55及び各係合突部56の係合が解除されるようになっている。
次に、本実施形態のグリルシャッタ装置10の作用について説明する。
車両衝突(前方衝突)の発生時、グリル開口部7内に後退するフロントグリル9等と接触することにより、グリルシャッタ装置10のフレーム12には、同フレーム12を車両後方側に押圧するような衝突荷重が加わる。そして、グリルシャッタ装置10は、この衝突荷重により後退することで、例えば、ラジエータ5等、その後方に配置されたエンジンルーム3内の収容機器に接触することになる。
ここで、本実施形態のグリルシャッタ装置10では、モータや減速機等の重量物が、そのアクチュエータ13に集中している。つまり、その衝突荷重が直接的にアクチュエータ13に作用しない限り、当該アクチュエータ13は、慣性に基づいて、その衝突前の運動状態を保持、つまり衝突荷重の入力により後退するフレーム12に対し、前方側に相対移動しようとする。また、アクチュエータ13は、フレーム12に保持された状態において同フレーム12の後端部(上枠部16の後端16a)よりも後方側に突出する部分を有している。そして、この部分がフレーム12よりも先にグリル開口部7内の何れかの部位に接触することによっても、フレーム12に対して前方側に相対移動しようとする。
本実施形態のグリルシャッタ装置10は、このような衝突荷重の入力に基づいたアクチュエータ13の相対移動、詳しくは、そのフレーム12の前方側に向かう相対移動を許容する。そして、車両衝突時には、このアクチュエータ13の相対移動によって、例えば、ラジエータ5等、後方に配置されたエンジンルーム3内の収容機器にグリルシャッタ装置10が接触した際、その収容機器にかかる衝突荷重の軽減を図る構成となっている。
即ち、図6に示すように、アクチュエータ13は、アクチュエータ保持部15を構成する各側壁22a,22bの内壁面S1に設けられた各突条部31と、当該各突条部31に対応する溝部32を有して各側板部19に設けられた連結部材33とが嵌合する状態で、アクチュエータ保持部15内に保持されている。そして、これにより、アクチュエータ13は、その各突条部31が延設されたフレーム12の前後方向以外の方向における相対移動が規制されている。
しかしながら、各突条部31の延設方向となるフレーム12の前後方向については、各溝部32内に設けられた各突部35,36及び突部37が各突条部31に接触することにより生ずる摩擦力が一定の保持力として働くのみである。従って、その各突部35,36及び突部37が発生する保持力を超える衝突荷重が入力されることによって、そのフレーム12の前方側に向かうアクチュエータ13の相対移動が許容される。
また、図8に示すように、各可動フィン14の回動軸30(の基端30a)には、その軸端面50に開口して、回転伝達可能にアクチュエータ13の出力軸20と嵌合可能な嵌合溝51が形成される。そして、これにより、各可動フィン14の回動軸30がシャッタ機構11の回転入力部として機能する。更に、その嵌合溝51は、シャッタ機構11が全開状態となる各回動軸30の回動位置において、フレーム12の前方側に開口する周面開口部52を有する。従って、シャッタ機構11が全開状態にあるときに車両衝突が発生した場合には、そのフレーム12の前方側に向かうアクチュエータ13の相対移動を妨げることなく、当該アクチュエータ13の出力軸20と各回動軸30(の基端30a)との連結が解除される。
さらに、図6に示すように、カバー部材24は、当該カバー部材24側の第1係合部として設けられた両折り返し部54a,54bの各係合孔55と、フレーム12側の第2係合部として各側壁22a,22bに設けられた各係合突部56とが係合することにより、アクチュエータ13の前方側を覆うようにフレーム12に固定される。
しかしながら、衝突荷重に基づいて、そのアクチュエータ13がアクチュエータ保持部15内をフレーム12の前方側に相対移動し、その開口部23に固定されたカバー部材24を押圧することによって、その係合孔55を構成する両折り返し部54a,54bの各薄肉部60が変形又は破断する。そして、これにより、各係合孔55及び各係合突部56間の係合が解除され、アクチュエータ保持部15の開口部23からカバー部材24が脱離することにより、その開口部23を介して、アクチュエータ13がフレーム12の前方側に脱離することが許容される。
尚、この場合におけるカバー部材24及びアクチュエータ13の「脱離」は、フレーム12から脱落した完全な離脱状態のみならず、そのフレーム12との結合が部分的に残る状態を含む広義の意味である。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)グリルシャッタ装置10は、その開閉動作に基づいて空気の流量を制御可能なシャッタ機構11と、このシャッタ機構11をグリル開口部7内に支持する構造体としてのフレーム12と、フレーム12に保持されてシャッタ機構11を開閉駆動するアクチュエータ13と、を備える。そして、フレーム12は、車両衝突時の衝突荷重に基づいて、その前方側にアクチュエータ13を相対移動させることが可能な保持構造を有する。
即ち、アクチュエータ13には、モータや減速機等といった重量物が集中している。そして、多くの場合、これらアクチュエータ13の構成要素は、固く且つ高い強度を有している。従って、車両衝突時、アクチュエータ13をフレーム12の前方側に相対移動させることで、例えば、ラジエータ5等、後方に配置されたエンジンルーム3内の収容機器にグリルシャッタ装置10が接触した際、その収容機器にかかる衝突荷重を軽減することができる。そして、これにより、比較的軽微な車両衝突時には、そのエンジンルーム内の収容機器に影響が及ぶ可能性を低減することができる。その結果、修理・交換に要する手間や時間、或いは費用等、所有者の負担を軽減することができる。
(2)フレーム12には、そのアクチュエータ保持部15に保持されたアクチュエータ13の前方側を覆うカバー部材24が取着される。カバー部材24には、係合孔55を有する折り返し部54(54a,54b)が設けられ、フレーム12側の各側壁22(22a,22b)には、係合突部56が設けられる。そして、カバー部材24は、これらの各係合孔55と各係合突部56とが係合することにより、アクチュエータ保持部15の開口部23に固定されるとともに、衝突荷重に基づいて、当該各係合孔55及び各係合突部56間の係合が解除される。
即ち、カバー部材24によりアクチュエータ13の前方側を覆うことによって、当該アクチュエータ13を保護し、及び空力性能を向上させることができる。また、併せてその意匠性の向上を図ることができる。そして、上記構成のように、カバー部材24側に設けられた各係合孔55とフレーム12側に設けられた各係合突部56との係合により、そのカバー部材24がフレーム12に固定されることで、良好な組み付け性を確保することができる。
また、アクチュエータ13の前方側にカバー部材24が位置することで、当該カバー部材24による保持力をアクチュエータ13に付与することが可能になる。これにより、通常時における高い組み付け剛性を確保することができる。そして、衝突荷重の入力時には、その各係合孔55及び各係合突部56間の係合が解除されることで、フレーム12の前方側にアクチュエータ13を相対移動させることができる。
(3)アクチュエータ保持部15を構成する各側壁22a,22bには、それぞれ、フレーム12の前後方向に延びる突条部31が設けられる。また、アクチュエータ13には、それぞれ、上記突条部31と嵌合可能な溝部32を有した連結部材33が取着される。そして、アクチュエータ13は、これらの突条部31及び溝部32が嵌合する状態で、アクチュエータ保持部15内に保持される。
上記構成によれば、フレーム12の前後方向以外の方向におけるアクチュエータ13の相対移動が規制される。これにより、通常時における高い組み付け剛性を確保することができる。そして、フレーム12の前後方向については、そのフレーム12に対するアクチュエータ13の相対移動を許容することができる。
(4)各溝部32には、当該各溝部32に嵌合された各突条部31を挟むように上下方向に対向して溝内に突出する突部35,36、及び各突条部31の頂部31aを幅方向に押圧する突部37が設けられる。
上記構成によれば、その各突部35,36及び突部37と各突条部31との接触に基づいて、フレーム12の前後方向においても、一定の保持力(摩擦力)が発生する。これにより、通常時における高い組み付け剛性を確保することができる。そして、衝突荷重の入力時には、その衝突荷重に基づいて、フレーム12の前方側にアクチュエータ13を相対移動させることができる。
(5)各可動フィン14の回動軸30(の基端30a)には、その軸端面50に開口して、回転伝達可能にアクチュエータ13の出力軸20と嵌合可能な嵌合溝51が形成される。そして、この嵌合溝51は、各回動軸30が所定の回動位置にある場合において、フレーム12の前方側に開口する周面開口部52を有する。
上記構成によれば、各可動フィン14の回動軸30がシャッタ機構11の回転入力部として機能する。また、車両衝突の発生時、各回動軸30が所定の回動位置にある場合には、フレーム12の前方側へのアクチュエータ13の相対移動を妨げることなく、当該アクチュエータ13の出力軸20と各回動軸30との連結が解除される。その結果、より円滑に、衝突荷重に基づいて、そのフレーム12の前方側にアクチュエータ13を相対移動させることができる。
(6)各可動フィン14は、シャッタ機構11が全開状態となる回動位置において、その嵌合溝51の周面開口部52が、フレーム12の前方側を向くように、同フレーム12に装着される。
即ち、車両衝突時、グリルシャッタ装置10の後方に配置された収容機器について、その修理・交換が発生しない可能性が高い状況は、言うまでもなく、その衝突荷重が小さい低速走行時である。そして、このような低速走行時には、多くの場合、そのシャッタ機構11が全開状態となっている。従って、上記構成によれば、そのフレーム12の前方側にアクチュエータ13を相対移動させることより得られる利益を効果的に享受することができる。
(7)アクチュエータ13の出力軸20は、その先端に略平行な二面の平坦面20a,20bを備えた所謂二面幅形状を有する。そして、各回動軸30側の嵌合溝51は、その溝幅Wが、出力軸20における両平坦面20a,20b間の距離D、即ち二面幅形状部分の厚みと略等しくなるように形成されている。
上記構成によれば、シャッタ機構11の回転入力部を構成する各回動軸30の嵌合溝51に対して、相対回転不能にアクチュエータ13の出力軸20を嵌合させることができる。そして、アクチュエータ13がフレーム12の前方側に相対移動する際には、その周面開口部52を介して嵌合溝51から出力軸20を脱離させることができる。
(8)アクチュエータ13は、フレーム12の後端部(上枠部16の後端16a)よりも後方側に突出する部分を有して同フレーム12に保持される。
上記構成によれば、アクチュエータ13は、その後方側に突出する部分がグリル開口部7内の何れかの部位に接触することで、フレーム12の前方側に押圧される。その結果、より円滑にフレーム12の前方側にアクチュエータ13を相対移動させることができる。そして、アクチュエータ13が、その後方に配置されたエンジンルーム3内の収容機器に干渉する場合であっても、その接触するまでの加速距離が短くなることで、当該収容機器に与える影響を軽減することができる。
(9)アクチュエータ保持部15は、フレーム12の幅方向中央部に設けられる。このような構成では、そのフレーム12に保持されたアクチュエータ13が、後方に配置されたエンジンルーム3内の収容機器に対して、直接的に接触する可能性が高い。従って、このようなものに上記(1)〜(8)の構成を適用することで、より顕著な効果を得ることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、グリル開口部7から流れ込む空気は、車体2内に形成されたエンジンルーム3内に取り入れられることとした。しかし、これに限らず、シャッタ機構11の開閉動作に基づいて、流れ込む空気の流量を制御可能な車体2の内部空間であれば、その空気の取り入れ先は、エンジンルーム3でなくともよい。即ち、例えば、ラジエータ5のような熱交換器の収容室等、グリル開口部7から流れ込む空気が導入される空間があればよく、車体の後部又は中央にエンジンが配置された車両、或いは電気自動車等、車室よりも前方の車体内空間にエンジンが搭載されていない車両に適用してもよい。
・上記実施形態では、グリル開口部7は、バンパー8の下方に形成されることとした。しかし、これに限らず、本発明は、バンパー8の上方に設けられたグリル開口部7についても適用してもよい。即ち、フロントグリル9は、アッパグリルであってもよい。
・上記実施形態では、シャッタ機構11は、各可動フィン14の回動に基づいて開閉動作することとした。しかし、これに限らず、シャッタ機構の形態については、このような所謂回動式の他、例えば、所謂スライド式、或いはその可動体が揺動するもの等であってもよい。
・上記実施形態では、フレーム12は、横長の略四角枠状に形成されることしたが、その形状はこれに限るものではない。
・上記実施形態では、アクチュエータ保持部15は、フレーム12の幅方向中央部に設けられることとしたが、アクチュエータ保持部15及び各可動フィン14の配置は任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、カバー部材24側の両折り返し部54(54a,54b)に係合孔55が形成され、フレーム12側の各側壁22(22a,22b)に係合突部56が形成されることとした。しかし、これに限らず、カバー部材24側に係合突部56に相当する係合突部が形成され、フレーム12側に係合孔55に相当する係合凹部が形成される構成であってもよい。そして、カバー部材24側及びフレーム12側の双方に、係合突部及び係合凹部が形成される構成に具体化してもよい。即ち、その形状を問わず、カバー部材側に設けられた第1係合部とフレーム側に設けられた第2係合部とが係合することによりカバー部材がフレームに固定され、且つ衝突荷重に基づいて、これら第1係合部及び第2係合部間の係合が解除されるものであればよい。尚、これら第1係合部及び第2係合部の数は、任意に変更してもよい。そして、このようなカバー部材を備えない構成についても、これを排除しない。
・上記実施形態では、フレーム12(側壁22a,22b)側に、当該フレーム12の前後方向に延びる突条部31が設けられ、アクチュエータ13側に、その突条部31と嵌合可能な溝部32を有した連結部材33が設けられることとした。しかし、これに限らず、アクチュエータ13側に、そのフレーム12に取り付けられた状態で当該フレーム12の前後方向に延びる突条部を設け、フレーム12側に、その突条部と嵌合可能な溝部を設ける構成としてもよい。そして、このような突条部及び溝部が、フレーム12側及びアクチュエータ13側の双方に設けられる構成に具体化してもよい。尚、これら突条部及び溝部の数は、任意に変更してもよい。そして、このような突条部及び溝部を設けない構成についても、これを排除しない。
・上記実施形態では、各溝部32には、当該各溝部32に嵌合された各突条部31を挟むように上下方向に対向して溝内に突出する突部35,36、及び各突条部31の頂部31aを幅方向に押圧する突部37が設けられることとした。しかし、これに限らず、各突条部31側に、各溝部32の壁面に接触することによりフレーム12の前後方向において保持力を発生する突部を設けてもよい。また、各突条部31側及び各溝部32側の双方に、このような突部を設ける構成としてもよい。そして、このようなフレーム12の前後方向において保持力を発生する突部が各溝部32内に設けられない構成についても、これを排除しない。
・上記実施形態では、各可動フィン14の回動軸30(の基端部30a)に、アクチュエータ13の出力軸20に対して回転伝達可能に嵌合可能な嵌合溝51を形成する。そして、その各回動軸30が所定の回動位置にある場合において、フレーム12の前方側に開口する周面開口部52を有することにより、各回動軸30がシャッタ機構11の回転入力部を構成することとした。しかし、これに限らず、回転伝達可能にアクチュエータ13の出力軸20に連結されるとともに、所定の回転位置においてフレーム12の前方側に向かうアクチュエータ13の相対移動を妨げることなく、その出力軸20との連結を解除可能であれば、回転入力部は、どのような構成であってもよい。
・また、上記実施形態では、各可動フィン14は、シャッタ機構11が全開状態となる回動位置(回転位置)において、その嵌合溝51の周面開口部52が、フレーム12の前方側を向くように、同フレーム12に装着されることとした。しかし、これに限らず、シャッタ機構11が全閉状態となる回転位置、あるいは、その何れにも属しない中間の回転位置において、その嵌合溝51の周面開口部52が、フレーム12の前方側を向く構成であってもよい。即ち、上記出力軸20との連結を解除可能な所定の回転位置は、任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、アクチュエータ13の出力軸20は、その先端に略平行な二面の平坦面20a,20bを備えた所謂二面幅形状を有することとした。しかし、これに限らず、例えば、断面四角形状や六角形状等、相対回転不能に嵌合溝51に嵌合可能、且つ周面開口部52からフレーム12の前方側に脱離可能な形状であればよい。
・上記実施形態では、アクチュエータ13は、フレーム12の後端部(上枠部16の後端16a)よりも後方側に突出する部分を有して同フレーム12に保持されることとした。しかし、これに限らず、アクチュエータ13の後端部がフレーム12の後端部よりも前方に位置する構成としてもよい。
1…車両、2…車体、3…エンジンルーム、5…ラジエータ(収容機器)、7…グリル開口部、9…フロントグリル、10…グリルシャッタ装置、11…シャッタ機構、12…フレーム、13…アクチュエータ、14(14A,14B)…可動フィン、15…アクチュエータ保持部、20…出力軸、20a,20b…平坦面、22(22a,22b)…側壁、23…開口部、24…カバー部材、30…回動軸、30a…基端(回転入力部)、31…突条部、32…溝部、33…連結部材、35,36,37…突部、43…切欠き、45(45a,45b)…保持壁、46…凹部、50…軸端面、51…嵌合溝、52…周面開口部、53…本体部、54(54a,54b)…折り返し部(第1係合部)、55…係合孔(第1係合部)、56…係合突部(第2係合部)、56a…傾斜面、56b…掛止壁、60…薄肉部、D…距離、W…溝幅。

Claims (8)

  1. 車体前部のグリル開口部内に設けられることにより前記車体内に流れ込む空気の流量を制御可能なシャッタ機構と、前記シャッタ機構を前記グリル開口部内に支持するフレームと、前記フレームに保持されて前記シャッタ機構を開閉駆動するアクチュエータと、を備えたグリルシャッタ装置において、
    車両衝突時の衝突荷重に基づいて、前記フレームの前方側に前記アクチュエータを相対移動させることが可能な保持構造を有すること、を特徴とするグリルシャッタ装置。
  2. 請求項1に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記フレームに取着されることにより前記アクチュエータの前方側を覆うカバー部材を備え、
    前記カバー部材は、該カバー部材側に設けられた第1係合部と前記フレーム側に設けられた第2係合部とが係合することにより前記フレームに固定されるとともに、
    前記衝突荷重に基づいて、前記第1係合部及び第2係合部間の係合が解除されるようにしたこと、を特徴とするグリルシャッタ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記フレーム及び前記アクチュエータの少なくとも一方には、前記アクチュエータが前記フレームに保持された状態において該フレームの前後方向に延びる突条部が形成されるとともに、他方側には前記突条部に嵌合する溝部が形成されること、
    を特徴とするグリルシャッタ装置。
  4. 請求項3に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記突条部及び前記溝部の少なくとも一方には、前記溝部内において他方側に接触することにより前記前後方向の保持力を発生させる突部が形成されること、
    を特徴とするグリルシャッタ装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記シャッタ機構には、回転伝達可能に前記アクチュエータの出力軸に連結されるとともに、所定の回転位置において前方側への前記アクチュエータの相対移動を妨げることなく前記出力軸との連結を解除可能な回転入力部が設けられること、
    を特徴とするグリルシャッタ装置。
  6. 請求項5に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記回転入力部には、前記所定の回転位置において前方側に開口する嵌合溝が設けられるとともに、前記出力軸は、相対回転不能に前記嵌合溝に嵌合可能、且つ前方側の開口部から脱離可能に形成されること、を特徴とするグリルシャッタ装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか一項に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記アクチュエータは、前記フレームの後端部よりも後方側に突出する部分を有して前記フレームに保持されること、を特徴とするグリルシャッタ装置。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか一項に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記アクチュエータは、前記フレームにおける幅方向中央部に保持されること、
    を特徴とするグリルシャッタ装置。
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