JP6292196B2 - 車両前部の吸気構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両前部の吸気構造に関する。
下記特許文献1には、車両前部の吸気構造が開示されている。具体的には、エンジンルーム内のラジエータの車両上側に配置されたエンジン用吸気ダクトと、このエンジン用吸気ダクトの車両前方に配置されたラジエータグリルと、を有している。エンジン用吸気ダクトの吸気口は、車両幅方向中心から左にオフセットされた位置でラジエータグリル側へ向けて配置されている。また、ラジエータグリルは、エンジン用吸気ダクトの吸気口に対応した部分のみが閉塞されている。つまり、ラジエータグリルにおける閉塞された箇所以外を通ってエンジンルーム内に走行風が入る。このため、ラジエータグリルを通った走行風は、吸気口へ直接入れず、車両幅方向中心から左側へオフセットされた吸気口へ向かって方向転換してから入る。この空気の方向転換によって走行風に混じっている水滴等の異物が分離される。
特開2003−72396号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成によると、ラジエータグリルを通った走行風は方向転換して吸気口へ入るため、走行風に混じっている異物の重さによってはこの異物が方向転換する走行風と共に吸気口へ入る可能性がある。したがって、上記先行技術はこの点で改良の余地がある。
本発明は上記問題を考慮し、吸気ダクトへ異物が入るのを抑制することを目的とする。
請求項1記載の発明に係る車両前部の吸気構造は、車両幅方向に延在する略枠状のラジエータサポートの車両前方側に設けられたラジエータグリルと、前記ラジエータサポート及び前記ラジエータグリルの車両上方側に配置されたフードインナパネルと、前端部が前記ラジエータグリルの上部に固定され、前記ラジエータサポートの上端部と前記フードインナパネルとの間に前記フードインナパネルから離間して配置されかつ前記ラジエータサポートに沿って車両幅方向に延設された略板状に形成されると共に、前記ラジエータグリルからの気流を前記フードインナパネルとの間へ流すカバー通風部と、当該カバー通風部の車両後方に形成されかつ前記フードインナパネルとの間を流れる気流を車両後方側へ導入する導風口と、を有するラジエータサポートカバーと、前記ラジエータサポートカバーの裏面側に設けられ、前記導風口からの空気をエンジンへ導入する吸気ダクトと、を有し、前記カバー通風部に設けられると共に、車両前後方向に延設されかつ車両幅方向でスリットと交互に配置された複数の上側桟部と、前記カバー通風部に設けられると共に、前記スリットの車両下方側に配置されかつ車両前後方向に延設された複数の下側桟部と、が設けられており、前記下側桟部の車両下側部には、車両幅方向における略中央部を起点に車両幅方向で互いに離間する方向に向かうに連れて車両上側へと傾斜された傾斜面によって構成された下側方向転換面が形成されており、前記下側方向転換面の上方には、略垂直に上方へ延び、前記下側方向転換面と略同一の長さの側壁面が設けられており、車両前方視で、前記下側桟部の上端部と前記上側桟部の下端部との距離が、対向する前記下側桟部の下端部同士の距離よりも短い、ことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ラジエータサポートカバー(以下、「ラジサポカバー」と称する)にはカバー通風部が形成されている。このカバー通風部は、上側桟部と下側桟部とを備えている。また、上側桟部同士の間のスリットの車両下方側に下側桟部が設けられている。つまり、上側桟部と下側桟部とは車両上下方向に互い違いに配置されている。したがって、車両前方から車両後方へと流れる走行風は、ラジエータグリル内に入るとラジエータサポート(以下、「ラジサポ」と称する)に当たって車両後方側かつ車両上方側へと方向転換し、ラジエータグリルの上部に固定されたラジサポカバーに形成されたカバー通風部へと流れる。そして、カバー通風部へ流れた走行風は下側桟部と上側桟部との間をすり抜けながらスリットからラジサポカバーの上方へと流れた後、フードインナパネルとラジサポカバーとの間を通って車両後方側へ流れて導風口から吸気ダクトへと導入される。この走行風に水滴等の異物が含まれている場合、走行風と共に異物もカバー通風部へと流れるが、一般的に異物は走行風(空気)に対して慣性が大きい。このため、車両上方側へと流れて下側桟部と上側桟部との間をすり抜ける走行風に異物は追従できずに下側桟部又は上側桟部にぶつかる。これによって、異物は流れてきた方向と逆方向へ跳ね返ったり、下側桟部又は上側桟部に沿って流れの向きを変える。そして、異物は慣性が大きいことから、向きが変えられた状態で流れ続けようとする。なお、空気が下側桟部や上側桟部にぶつかった場合では、空気の慣性は比較的小さいことから、流れの向きが変わっても後続の走行風Wの影響によりまた車両下方側から車両上方側へと流れて下側桟部と上側桟部との間をすり抜けていく。
流れの向きの変わった異物は、流れの向きが変えられた状態で流れ続けることで後続の走行風とぶつかるが、この後続の走行風に異物が含まれている場合、流れの向きが変わった異物と後続の異物とがぶつかることで、後続の異物の車両上方側への流れの勢いが抑制される。つまり、異物が下側桟部と上側桟部との間をすり抜けるのを抑制することができる。さらに、ラジエータグリルから入った走行風はスリット部を通って車両上方側へと流れるが、この走行風に含まれている異物が下側方向転換面とぶつかると、車両斜め下方側へと跳ね返る。跳ね返った異物が、後続の走行風に含まれている別の異物とぶつかることで、この別の異物の車両上方側へと流れる勢いを減少させることができる。つまり、異物が下側桟部と上側桟部との間をすり抜けるのを一層抑制することができる。
請求項2の車両前部の吸気構造は、請求項1記載の発明において、前記下側桟部は、車両平面視で前記スリットと重なる位置に配置されている。
請求項2記載の発明によれば、下側桟部は車両平面視でスリットと重なる位置に配置されていることから、ラジエータグリルから入った走行風に含まれる異物が下側桟部や上側桟部によりぶつかり易くなる。したがって、異物が下側桟部と上側桟部との間をすり抜けるのをさらに抑制することができる。
請求項の車両前部の吸気構造は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記上側桟部の車両下側部には、車両上側へ凹となるように形成された上側方向転換面が形成されている。
請求項記載の発明によれば、上側方向転換面が車両上側へ凹となるように形成されている。したがって、ラジエータグリルから入った走行風はスリット部を通って車両上方側へと流れるが、この走行風に含まれている異物が上側方向転換面にぶつかると、異物の流れる向きが上側方向転換面に沿って車両下方側へと変わる。この車両下方側へと流れる異物が、後続の走行風に含まれている別の異物とぶつかることで、この別の異物の車両上方側へと流れる勢いを減少させることができる。つまり、異物が下側桟部と上側桟部との間をすり抜けるのを一層抑制することができる。
請求項の車両前部の吸気構造は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記カバー通風部は、車両正面視で少なくとも一部が前記導風口と重なる位置に配置されている。
請求項記載の発明によれば、カバー通風部は、車両正面視で導風口と重なる位置に配置されている。したがって、車両前方からラジエータグリルへと入った走行風は、カバー通風部の上方へ流れた後、フードインナパネルとラジサポカバーとの間を通って車両後方側へと流れて導風口から吸気ダクトへと流れる。つまり、走行風がカバー通風部から導風口へと流れる際に車両幅方向に沿って流れを変える必要がない。したがって、走行風を効率良く吸気ダクトへ導入することが可能となる。
請求項の車両前部の吸気構造は、請求項記載の発明において、前記導風口は、車両前方へ向けて開口されている。
請求項記載の発明によれば、車両前方からラジエータグリルへと入った走行風は、カバー通風部の上方へ流れた後、フードインナパネルとラジサポカバーとの間を通って車両後方側へと流れるが、導風口が車両前方へ向けて開口されていることで、車両後方側へと流れる走行風を効率よく吸気ダクトへ導入することが可能となる。
請求項の車両前部の吸気構造は、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の発明において、前記ラジエータサポートカバーは、前記導風口が形成された位置より車両後方側が車両幅方向に沿って配置されたシール部材を介して前記フードインナパネルに当接されている。
請求項記載の発明によれば、導風口が形成された位置より車両後方側のラジサポカバーは、シール部材を介してフードインナパネルと当接されていることから、カバー通風部を通過した走行風がラジサポカバーとフードインナパネルとの間から流れ出るのを抑制することができる。したがって、走行風を効率よく導風口から吸気ダクトへと導入することが可能となる。
請求項の車両前部の吸気構造は、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の発明において、前記導風口の車両下側面は、前記上側桟部の車両上側面より車両上側に配置されている。
請求項記載の発明によれば、導風口の車両下側面は上側桟部の車両上側面より車両上側に配置されていることから、万が一走行風に混じった異物が下側桟部と上側桟部との間をすり抜けてカバー通風部を通過した場合でも、導風口から吸気ダクトへすぐに異物が導入されるのを抑制できると共に、導風口に入る前に異物を重力によって車両下方側へと落下させることが可能となる。つまり、異物が導風口から吸気ダクト内へ導入されるのを抑制することができる。
請求項1記載の本発明に係る車両前部の吸気構造は、吸気ダクトへ異物が入るのを抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る車両前部の吸気構造は、吸気ダクトへ異物が入るのをより抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車両前部の吸気構造は、吸気ダクトへ異物が入るのを一層抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項4〜6記載の本発明に係る車両前部の吸気構造は、走行風を吸気ダクトへ効果的に導入できるという優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車両前部の吸気構造は、吸気ダクトへ異物が入るのをより一層抑制することができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る車両前部の吸気構造を車両上下方向に切断した状態を示す概略断面図である。 第1実施形態に係る車両前部の吸気構造のラジサポカバーを示す車両平面図である。 図2のA−A線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。 第1実施形態に係る車両前部の吸気構造の主要部を車両上下方向に切断した状態を示す拡大断面図である。 第1実施形態に係る車両前部の吸気構造のカバー通風部における空気の流れを模式的に示した概略断面図である。 第2実施形態に係る車両前部の吸気構造のカバー通風部における空気の流れを模式的に示した概略断面図である。 第3実施形態に係る車両前部の吸気構造のカバー通風部における空気の流れを模式的に示した概略断面図である。 第4実施形態に係る車両前部の吸気構造のカバー通風部における空気の流れを模式的に示した概略断面図である。 第5実施形態に係る車両前部の吸気構造のカバー通風部における空気の流れを模式的に示した概略断面図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜5を用いて、本発明に係る車両前部の吸気構造の一実施形態について説明する。なお、これらの図において示される矢印FRは車両前後方向前側、矢印OUTは車両幅方向外側、矢印UPは車両上下方向上側をそれぞれ示す。
図1に示されるように、車両10の車両前部は、ラジエータグリル12と、ボンネットフード(エンジンフード)14と、ラジエータ16と、ラジサポ18と、ラジサポカバー20と、吸気ダクト22と、を含んで構成されている。
ラジエータグリル12は、フロントバンパ24と後述するボンネットフード14との間に配置されている。また、ラジエータグリル12には、車両幅方向に延設されたグリルフィン26が略車両上下方向に離間して複数設けられている。したがって、グリルフィン26同士の間には車両前後方向に連通した通風口28が形成されている。また、ラジエータグリル12とフロントバンパ24との間にも通風口28が設けられている。
ラジサポ18は、ラジエータグリル12の車両後方側に配置されていると共に、ラジエータ16を囲むように略枠状に形成されている。このラジサポ18の車両上側部は、車両幅方向に延在されている。また、ラジサポ18の上部は車両前後方向での断面形状が開口部30を車両下側へ向けた略U字状に形成されており、この開口部30内にラジエータ16が収容されている。
ラジエータグリル12及びラジサポ18の車両上方側には、ボンネットフード14が設けられている。このボンネットフード14は、車両外側に配置されてボンネットフード14の意匠面を形成するフードアウタパネル32と、車両内側に配置されてフードアウタパネル32を補強するフードインナパネル34と、を含んで構成されている。フードインナパネル34には、後述するラジサポカバー20と車両上下方向で離間されている段差部36が形成されている。
ラジエータグリル12及びラジサポ18の車両上方側かつフードインナパネル34の車両下方側には、ラジサポカバー20が配置されている。このラジサポカバー20は、フードインナパネル34から離間して配置され、かつ略車両上下方向を板厚方向とする樹脂製の板状に形成されていると共に、図2に示されるように、車両平面視で車両幅方向を長手方向とした略矩形状に形成されている。
ラジサポカバー20の前端部38は、ラジエータグリル12の車両上側部に図示しない締結手段によってシール部材13を介して固定されている(図1、図4参照)。また、ラジサポカバー20の前端部38の車両幅方向略中央部には、ボンネットフード14を車体へロックするための図示しないストライカが挿入される板厚方向に貫通されたストライカ開口部40が形成されている。
さらに、ラジサポカバー20の前端部38には、車両平面視で略矩形状に形成されたカバー通風部42が形成されている。このカバー通風部42は、一例として2つ形成されており、ストライカ開口部40の車両幅方向外側にそれぞれ配置されている。また、このカバー通風部42は、後述する導風口44に対し車両正面視で重なるように配置されている。
図3に示されるように、カバー通風部42は、貫通部46と、上側桟部48と、下側桟部50と、を含んで構成されている。この貫通部46は、ラジサポカバー20の板厚方向に貫通されて形成されている。
上側桟部48は、車両平面視で車両前後方向を長手方向とすると共に板厚方向を車両上下方向とする矩形板状に形成されており、貫通部46の車両前後方向の一方の端部から他方の端部の間に設けられている。換言すると、上側桟部48は、貫通部46に車両前後方向に沿って架け渡されるように設けられている。また、上側桟部48は、車両下側部に上側方向転換面52が形成されている。この上側方向転換面52は、車両上側へ凹となるように形成されている。したがって、上側桟部48の短手方向外側には、略車両下側へと突出された返し部54がそれぞれ形成されている。
上側桟部48は、複数かつ上側桟部48の幅方向で互いに離間して設けられている。これによって、隣接する上側桟部48同士の間には、スリット56が設けられている。なお、カバー通風部42の一方の長手方向外側端部の近傍に配置された上側桟部48とカバー通風部42の境界壁部51との間にもスリット56が設けられている。
スリット56の車両下方側には、下側桟部50が設けられている。この下側桟部50は、車両平面視でスリット56に沿って車両前後方向を長手方向とする矩形状に形成されており、車両幅方向でスリット56に対応した位置に設けられている。すなわち、車両下方から車両上方に向かって見た場合にスリット56が下側桟部50によってほぼ遮られる位置に配置されている。換言すると、下側桟部50は車両下方側から車両上方側へ流れる空気がスリット56へ直接的に流れ難くなるように設けられている。また、下側桟部50は、車両幅方向に沿った断面形状が車両上側へ開口した略U字状に形成されている。
下側桟部50の車両下側部には、下側方向転換面58が形成されている。この下側方向転換面58は、下側桟部50の車両幅方向における略中央部を起点に車両幅方向で互いに離間する方向に向かうに連れて車両上側へと傾斜された傾斜面60によって構成されている。なお、下側桟部50の車両幅方向における略中央部では、傾斜面60同士が当接されることで角部が形成されているが、角部に限らず曲面が形成された構成としてもよい。
上側桟部48と下側桟部50とは、ラジサポカバー20と一体的に形成されている。そして、成形型による成形が成立するように、下側桟部50の短手方向の寸法は成形型の型抜きが成立するようにスリット56の車両幅方向の寸法よりも小さく設定されている。このため、型抜き方向視で下側桟部50の短手方向の端部とスリット56の車両幅方向の端部との間には隙間が形成されている。
図2に示されるように、ラジサポカバー20におけるカバー通風部42の車両後方側には、導風口44が形成されている。この導風口44は、図4に示されるように、カバー通風部42が形成されている平面部66に対して車両後側に向かうに連れて車両上側へ傾斜された立ち上がり壁部68に形成されている。また、導風口44は車両前後方向に沿って貫通されて形成されていることから、車両前方へ向けて開口されている。なお、導風口44の車両下側面70は、平面部66及び上側桟部48の車両上側面49よりも車両上側に配置されている。また、平面部66に対して上側桟部48の車両上側面49は車両下側に配置されている。
導風口44の車両後方には、吸気ダクト22が設けられている。この吸気ダクト22は、内部が中空状とされており、車両前側に吸気口74が形成されている。また、吸気ダクト22の車両後側には排出口が形成されており、エアクリーナと接続されている(いずも不図示)。導風口44は、吸気口74に対応した位置に形成されていることから、導風口44から入った空気は吸気ダクト22へと導入されて吸気口74からエアクリーナへと流れて図示しないエンジンへと供給される。
ラジサポカバー20の車両後側部76には、シール部材78が当接されている。このシール部材78は、柔軟性を有する材料によって構成されており、略車両幅方向に沿って配置されている。また、シール部材78は、フードインナパネル34に取り付けられており、ボンネットフード14を閉じた状態でラジサポカバー20の車両後側部76と当接することで変形する構成とされている。したがって、ラジサポカバー20は、車両後部がシール部材78を介してフードインナパネル34と当接している。また、ラジサポカバー20の車両幅方向外側も、図示しないシール部材を介してフードインナパネル34と当接している。これにより、ラジサポカバー20とフードインナパネル34との間の空間Sから外部への空気の漏れを抑制している。
(第1実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態では、図2に示されるように、ラジサポカバー20にはカバー通風部42が形成されている。このカバー通風部42は、上側桟部48と下側桟部50とを備えている。また、上側桟部48同士の間に形成されるスリット56の車両下方側に下側桟部50が設けられている。つまり、上側桟部48と下側桟部50とは車両上下方向で互い違いに配置されている。したがって、図1に示されるように、車両前方側から車両後方側へと流れる走行風Wは、ラジエータグリル12内に入るとラジサポ18に当たって車両後方かつ車両上方へと方向転換し、ラジエータグリル12の上部に固定されたラジサポカバー20に形成されたカバー通風部42へと流れる。そして、カバー通風部42へ流れた走行風Wは下側桟部50と上側桟部48との間をすり抜けながらスリット56からラジサポカバー20の上方へと流れた後、フードインナパネル34とラジサポカバー20との間を通って車両後方側へ流れて導風口44から吸気ダクト22へと導入される。この走行風Wに水滴等の異物が含まれている場合、走行風Wと共に異物もカバー通風部42へと流れるが、一般的に異物は走行風W(空気)に対して慣性が大きい。このため、図5に示されるように、車両上方側へと流れて下側桟部50と上側桟部48との間をすり抜ける走行風W(図中二点鎖線)に異物は追従できずに下側桟部50又は上側桟部48にぶつかる(図中実線)。具体的には、異物が下側桟部50の下側方向転換面58とぶつかると、車両斜め下方側へと跳ね返る。また、異物が上側桟部48の上側方向転換面52にぶつかると、異物の流れる向きが上側方向転換面52の返し部54に沿って略車両下方側へと変わる。これによって、異物は流れてきた方向と逆方向(車両斜め下方側)へ跳ね返ったり、車両下方側へと流れの向きを変える。そして、異物は慣性が大きいことから、向きが変えられた状態で流れ続けようとする。なお、空気が下側桟部50や上側桟部48にぶつかった場合では、空気の慣性は比較的小さいことから、流れの向きが変わっても後続の走行風Wの影響によりまた車両下方側から車両上方側へと流れて下側桟部50と上側桟部48との間をすり抜けていく。
流れの向きの変わった異物は、流れの向きが変えられた状態で流れ続けることで後続の走行風Wとぶつかるが、この後続の走行風Wに異物が含まれている場合、流れの向きが変わった異物と後続の異物とがぶつかることで、後続の異物の車両上方側への流れの勢いが抑制される。つまり、異物が下側桟部50と上側桟部48との間をすり抜けるのを抑制させている。これにより、吸気ダクト22へ異物が入るのを抑制することができる。
また、下側桟部50は車両平面視でスリット56と重なる位置に配置されていることから、ラジエータグリル12から入った走行風Wに含まれる異物が下側桟部50や上側桟部48によりぶつかり易くなる。したがって、異物が下側桟部50と上側桟部48との間をすり抜けるのをさらに抑制することができる。これにより、吸気ダクト22へ異物が入るのをより抑制することができる。
さらに、図2に示されるように、カバー通風部42は、車両正面視で導風口44と重なる位置に配置されている。したがって、車両前方からラジエータグリル12へと入った走行風Wは、カバー通風部42の車両上方側へ流れた後、フードインナパネル34とラジサポカバー20との間を通って車両後方側へと流れて導風口44から吸気ダクト22へと流れる。つまり、走行風Wがカバー通風部42から導風口44へと流れる際に車両幅方向に沿って流れを変える必要がない。したがって、走行風Wを効率良く吸気ダクト22へ導入することが可能となる。
さらにまた、車両前方からラジエータグリル12へと入った走行風は、カバー通風部42の上方へ流れた後、フードインナパネル34とラジサポカバー20との間を通って車両後方側へと流れる。そして、導風口44が車両前方へ向けて開口されていることで、車両後方へと流れる走行風Wを効率よく吸気ダクトへ導入することが可能となる。
また、図4に示されるように、導風口44が形成された位置より車両後方側のラジサポカバー20は、シール部材78を介してフードインナパネル34と当接されている。これにより、カバー通風部42を通過した走行風Wがラジサポカバー20とフードインナパネル34との間から流れ出るのを抑制することができる。したがって、走行風Wを効率よく導風口44から吸気ダクト22へと導入することが可能となる。これらによって、走行風Wを吸気ダクト22へ効果的に導入できる。
さらに、導風口44の車両下側面70は上側桟部48の車両上側面49より車両上側に配置されている。このことから、万が一走行風Wに混じった異物が下側桟部50と上側桟部48との間をすり抜けてカバー通風部42を通過した場合でも、導風口44から吸気ダクト22へすぐに異物が導入されるのを抑制できる。これと共に、導風口44に入る前に異物を重力によって車両下方側へと落下させることが可能となる。つまり、異物が導風口44から吸気ダクト22内へ導入されるのを抑制することができる。これにより、吸気ダクト22へ異物が入るのをより一層抑制することができる。
さらにまた、上側桟部48と下側桟部50との間に型抜き方向視で隙間が形成されていることから、成形型にて上側桟部48と下側桟部50とを同時に成形する場合にアンダーカット部が発生しない。つまり、カバー通風部42ひいてはラジサポカバー20成形時に一体的に上側桟部48と下側桟部50とを成形することが可能となる。これにより、製造コストを抑制することができる
(第2実施形態)
次に、図6を用いて、本発明の第2実施形態に係る車両前部の吸気構造について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図6に示されるように、この第2実施形態に係る車両前部の吸気構造は、基本的な構成は第1実施形態と同様とされ、カバー通風部80の上側桟部82と下側桟部84とに図5で示される上側方向転換面52と下側方向転換面58とが形成されていない点に特徴がある。
すなわち、ラジサポカバー86には、カバー通風部80が設けられている。このカバー通風部80は、導風口44に対し車両正面視で重なるように配置されている(図2参照)と共に、貫通部46と、上側桟部82と、下側桟部84と、を含んで構成されている。
上側桟部82は、車両平面視で車両前後方向を長手方向とすると共に板厚方向を車両上下方向とする矩形板状に形成されており、貫通部46の車両前後方向の一方の端部から他方の端部の間に設けられている。換言すると、上側桟部82は、貫通部46に車両前後方向に沿って架け渡されるように設けられている。したがって、上側桟部82の車両幅方向に沿った断面形状は、車両上下方向を短手方向とする矩形状とされている。なお、図示はしないが、上側桟部82は、複数かつ上側桟部82の幅方向で互いに離間して設けられている。これによって、隣接する上側桟部82同士の間には、スリット56が形成されている。
スリット56の車両下方側には、下側桟部84が設けられている。この下側桟部84は、車両平面視でスリット56に沿って車両前後方向を長手方向とする矩形板状に形成されている。したがって、下側桟部84の車両幅方向に沿った断面形状は、上側桟部82と同様、車両上下方向を短手方向とする矩形状とされている。
(第2実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
上記構成によっても、ラジサポカバー86は、上側方向転換面52及び下側方向転換面58が形成されていない点以外は第1実施形態のラジサポカバー20と同様に構成されているので、第1実施形態と同様に以下の効果が得られる。すなわち、上側桟部82と下側桟部84とは車両上下方向に互い違いに配置されていることから、異物が上側桟部82と下側桟部84との間をすり抜けるのを抑制させている。具体的には、図6に示されるように、車両上方側へと流れて下側桟部84と上側桟部82との間をすり抜けて流れようとする走行風W(図中二点鎖線)に対して異物は追従できずに下側桟部84又は上側桟部82にぶつかる(図中実線)。これによって、異物は下側桟部84又は上側桟部82の車両下側の面に沿って流れの向きを略車両幅方向へと変える。そして、異物は慣性が大きいことから、向きが変えられた状態で流れ続けようとする。流れの向きの変わった異物は、流れの向きが変えられた状態で流れ続けるため後続の走行風Wとぶつかるが、この後続の走行風Wに異物が含まれている場合、流れの向きの変わった異物と後続の異物とがぶつかることで、後続の異物も車両幅方向へと向きが変えられるため、車両上方側への流れの勢いが抑制される。つまり、異物が下側桟部84と上側桟部82との間をすり抜けるのを抑制させている。これにより、吸気ダクト22へ異物が入るのを抑制することができる。
また、下側桟部84は車両平面視でスリット56と重なる位置に配置されていることから、ラジエータグリル12から入った走行風Wに含まれる異物が下側桟部84や上側桟部82によりぶつかり易くなる。したがって、異物が下側桟部84と上側桟部82との間をすり抜けるのをさらに抑制することができる。これにより、吸気ダクト22へ異物が入るのをより抑制することができる。
さらに、カバー通風部80は、車両幅方向で導風口44と重なる位置に配置されている(図2参照)ことから、カバー通風部80から導風口44へと流れる際に車両幅方向に沿って流れを変える必要がない。したがって、走行風Wを効率良く吸気ダクト22へ導入することが可能となる。
さらにまた、導風口44が車両前方へ向けて開口されていることで、車両後方側へと流れる走行風Wを効率よく吸気ダクト22へ導入することが可能となる。
また、導風口44が形成された位置より車両後方側のラジサポカバー86は、シール部材78を介してフードインナパネル34と当接されている(図4参照)ことから、走行風Wを効率よく導風口44から吸気ダクト22内へと導入することが可能となる。これらによって、走行風Wを吸気ダクト22へ効果的に導入できる。
さらに、導風口44の車両下側面70は上側桟部82の車両上側面83より車両上方側に配置されていることから、異物が導風口44から吸気ダクト22内へ導入されるのを抑制することができる。これにより、吸気ダクト22へ異物が入るのをさらに一層抑制することができる。
さらにまた、上側桟部82と下側桟部84との間に型抜き方向視で隙間が形成されていることから、カバー通風部80ひいてはラジサポカバー86成形時に一体的に上側桟部82と下側桟部84とを成形することが可能となる。これにより、製造コストを抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、図7を用いて、本発明の第3実施形態に係る車両前部の吸気構造について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図7に示されるように、この第3実施形態に係る車両前部の吸気構造は、基本的な構成は第1実施形態と同様とされ、カバー通風部88の上側桟部90と下側桟部92とに下側方向転換面58が形成されている点に特徴がある。
すなわち、ラジサポカバー94には、カバー通風部88が設けられている。このカバー通風部88は、導風口44に対し車両正面視で重なるように配置されていると共に、貫通部46と、上側桟部90と、下側桟部92と、を含んで構成されている。
上側桟部90は、車両平面視で車両前後方向を長手方向とする矩形状に形成されている。換言すると、上側桟部90は、貫通部46に車両前後方向に沿って架け渡されるように設けられている。また、上側桟部90の車両下側部には下側方向転換面58が形成されている。したがって、車両幅方向に沿った断面形状が車両上側面91を底面とする逆三角形に形成されている。なお、図示はしないが、上側桟部90は、複数かつ上側桟部90の幅方向で互いに離間して設けられている。これによって、隣接する上側桟部90同士の間には、スリット56が形成されている。
スリット56の車両下方側には、下側桟部92が設けられている。この下側桟部92は、スリット56に沿って車両平面視で車両前後方向を長手方向とする矩形状に形成されている。また、下側桟部92の車両下側部には、上側桟部90と同様に、下側方向転換面58が形成されている。したがって、車両幅方向に沿った断面形状が車両上側面を底面とする逆三角形に形成されている。
(第3実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
上記構成によっても、ラジサポカバー94は、上側桟部90と下側桟部92とに下側方向転換面58が形成されている点以外は第1実施形態のラジサポカバー20と同様に構成されているので、第1実施形態と同様に以下の効果が得られる。すなわち、上側桟部82と下側桟部92とは車両上下方向で互い違いに配置されていることから、異物が下側桟部92と上側桟部82との間をすり抜けるのを抑制させている。これにより、吸気ダクト22へ異物が入るのを抑制することができる。
また、下側桟部92は車両平面視でスリット56と重なる位置に配置されていることから、ラジエータグリル12から入った走行風Wに含まれる異物が下側桟部92や上側桟部90によりぶつかり易くなる。したがって、異物が下側桟部92と上側桟部90との間をすり抜けるのをさらに抑制することができる。これにより、吸気ダクト22へ異物が入るのをより抑制することができる。
さらに、ラジエータグリル12から入った走行風Wは車両上方側へと流れるが、この走行風Wに含まれている異物が上側桟部90の下側方向転換面58と下側桟部92の下側方向転換面58とぶつかることで、異物が下側桟部92と上側桟部90との間をすり抜けるのを一層抑制することができる。具体的には、図7に示されるように、車両上方側へと流れて下側桟部92と上側桟部90との間をすり抜けて流れようとする走行風W(図中二点鎖線)に対して異物は追従できずに下側桟部92又は上側桟部90にぶつかる(図中実線)。これによって、異物は流れてきた方向と逆方向(車両斜め下方側)へと流れの向きを変える。そして、異物は慣性が大きいことから、向きが変えられた状態で流れ続けようとする。流れの向きの変わった異物は、流れの向きが変えられた状態で流れ続けるため後続の走行風Wとぶつかるが、この後続の走行風Wに異物が含まれている場合、流れの向きの変わった異物と後続の異物とがぶつかることで、後続の異物も車両斜め下方側へと向きが変えられるため、車両上方側への流れの勢いが抑制される。つまり、異物が下側桟部92と上側桟部90との間をすり抜けるのを抑制させている。これにより、吸気ダクト22へ異物が入るのをさらに抑制することができる。
さらにまた、カバー通風部88は、車両幅方向で導風口44と重なる位置に配置されている(図2参照)ことから、カバー通風部88から導風口44へと流れる際に車両幅方向に沿って流れを変える必要がない。したがって、走行風Wを効率良く吸気ダクト22へ導入することが可能となる。
また、導風口44が車両前方へ向けて開口されていることで、車両後方側へと流れる走行風Wを効率よく吸気ダクト22へ導入することが可能となる。
さらに、導風口44が形成された位置より車両後方側のラジサポカバー94は、シール部材78を介してフードインナパネル34と当接されている(図4参照)ことから、走行風Wを効率よく導風口44から吸気ダクト22へと導入することが可能となる。これらによって、走行風Wを吸気ダクト22へ効果的に導入できる。
さらにまた、導風口44の車両下側面70は上側桟部90の車両上側面91より車両上側に配置されていることから、異物が導風口44から吸気ダクト22内へ導入されるのを抑制することができる。これにより、吸気ダクト22へ異物が入るのをさらに一層抑制することができる。
また、上側桟部90と下側桟部92との間に型抜き方向視で隙間が形成されていることから、カバー通風部88ひいてはラジサポカバー94成形時に一体的に上側桟部90と下側桟部92とを成形することが可能となる。これにより、製造コストを抑制することができる。
(第4実施形態)
次に、図8を用いて、本発明の第4実施形態に係る車両前部の吸気構造について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図8に示されるように、この第4実施形態に係る車両前部の吸気構造は、基本的な構成は第1実施形態と同様とされ、カバー通風部98の上側桟部100と下側桟部102とに上側方向転換面52が形成されている点に特徴がある。
すなわち、ラジサポカバー104には、カバー通風部98が設けられている。このカバー通風部98は、導風口44に対し車両正面視で重なるように配置されていると共に、貫通部46と、上側桟部100と、下側桟部102と、を含んで構成されている。
上側桟部100は、車両平面視で車両前後方向を長手方向とする矩形状に形成されている。換言すると、上側桟部100は、貫通部46に車両前後方向に沿って架け渡されるように設けられている。また、上側桟部100の車両下側部には上側方向転換面52が形成されている。したがって、上側桟部100の短手方向外側には、略車両下側へと突出された返し部54がそれぞれ形成されている。なお、図示はしないが、上側桟部100は、複数かつ上側桟部100の幅方向で互いに離間して設けられている。これによって、隣接する上側桟部100同士の間には、スリット56が形成されている。
スリット56の車両下方側には、下側桟部102が設けられている。この下側桟部102は、車両平面視でスリット56に沿って車両前後方向を長手方向とする矩形状に形成されている。また、下側桟部102の車両下側部には、上側桟部100と同様に、上側方向転換面52が形成されている。したがって、下側桟部102の短手方向外側には、略車両下側へと突出された返し部54がそれぞれ形成されている。
(第4実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
上記構成によっても、ラジサポカバー104は、上側桟部100と下側桟部102とに上側方向転換面52が形成されている点以外は第1実施形態のラジサポカバー20と同様に構成されているので、第1実施形態と同様に以下の効果が得られる。すなわち、上側桟部100と下側桟部102とは車両上下方向で互い違いに配置されていることから、異物が上側桟部100と下側桟部102との間をすり抜けるのを抑制させている。これにより、吸気ダクト22へ異物が入るのを抑制することができる。
また、下側桟部102は車両平面視でスリット56と重なる位置に配置されていることから、ラジエータグリル12から入った走行風Wに含まれる異物が下側桟部102や上側桟部100によりぶつかり易くなる。したがって、異物が下側桟部102と上側桟部100との間をすり抜けるのをさらに抑制することができる。これにより、吸気ダクト22へ異物が入るのをより抑制することができる。
さらに、ラジエータグリル12から入った走行風Wは車両上方側へと流れるが、この走行風Wに含まれている異物が上側桟部100の上側方向転換面52と下側桟部102の上側方向転換面52とにぶつかることで、異物が下側桟部50と上側桟部48との間をすり抜けるのを一層抑制することができる。具体的には、図8に示されるように、車両上方側へと流れて下側桟部102と上側桟部100との間をすり抜ける走行風W(図中二点鎖線)に異物は追従できずに下側桟部102又は上側桟部100にぶつかる(図中実線)。これによって、異物は下側桟部50の上側方向転換面52の返し部54又は上側桟部100の上側方向転換面52の返し部54に沿って車両下方側へと流れの向きを変える。そして、異物は慣性が大きいことから、向きが変えられた状態で流れ続けようとする。流れの向きの変わった異物は、流れの向きが変えられた状態で流れ続けるため後続の走行風Wとぶつかるが、この後続の走行風Wに異物が含まれている場合、流れの向きの変わった異物と後続の異物とがぶつかることで、後続の異物も車両下方側へと向きが変えられるため、車両上方側への流れの勢いが抑制される。つまり、異物が下側桟部102と上側桟部100との間をすり抜けるのを抑制させている。これにより、吸気ダクト22へ異物が入るのを一層抑制することができる。
さらにまた、カバー通風部98は、車両幅方向で導風口44と重なる位置に配置されている(図2参照)ことから、カバー通風部98から導風口44へと流れる際に車両幅方向に沿って流れを変える必要がない。したがって、走行風Wを効率良く吸気ダクト22へ導入することが可能となる。
また、導風口44が車両前方へ向けて開口されていることで、車両後方側へと流れる走行風Wを効率よく吸気ダクト22へ導入することが可能となる。
さらに、導風口44が形成された位置より車両後方側のラジサポカバー86は、シール部材78を介してフードインナパネル34と当接されている(図4参照)ことから、走行風Wを効率よく導風口44から吸気ダクト22へと導入することが可能となる。これらによって、走行風Wを吸気ダクト22へ効果的に導入できる。
さらにまた、導風口44の車両下側面70は上側桟部100の車両上側面101より車両上側に配置されていることから、異物が導風口44から吸気ダクト22内へ導入されるのを抑制することができる。これにより、吸気ダクト22へ異物が入るのをさらに一層抑制することができる。
また、上側桟部100と下側桟部102との間に型抜き方向視で隙間が形成されていることから、カバー通風部98ひいてはラジサポカバー104成形時に一体的に上側桟部100と下側桟部102とを成形することが可能となる。これにより、製造コストを抑制することができる。
(第5実施形態)
次に、図9を用いて、本発明の第5実施形態に係る車両前部の吸気構造について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図9に示されるように、この第5実施形態に係る車両前部の吸気構造は、基本的な構成は第1実施形態と同様とされ、カバー通風部106の上側桟部108に下側方向転換面58が形成されると共に下側桟部110に上側方向転換面52が形成されている点に特徴がある。
すなわち、ラジサポカバー112には、カバー通風部106が設けられている。このカバー通風部106は、導風口44に対し車両正面視で重なるように配置されていると共に、貫通部46と、上側桟部108と、下側桟部110と、を含んで構成されている。
上側桟部108は、車両平面視で車両前後方向を長手方向とする矩形状に形成されている。換言すると、上側桟部108は、貫通部46に車両前後方向に沿って架け渡されるように設けられている。また、上側桟部108の車両下側部には下側方向転換面58が形成されている。したがって、車両幅方向に沿った断面形状が車両上側面109を底面とする逆三角形に形成されている。なお、図示はしないが、上側桟部108は、複数かつ上側桟部108の幅方向で互いに離間して設けられている。これによって、隣接する上側桟部108同士の間には、スリット56が形成されている。
スリット56の車両下方側には、下側桟部110が設けられている。この下側桟部110は、スリット56に沿って車両平面視で車両前後方向を長手方向とする矩形状に形成されている。また、下側桟部110の車両下側部には、上側方向転換面52が形成されている。したがって、下側桟部110の短手方向外側には、略車両下側へと突出された返し部54がそれぞれ形成されている。
(第5実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
上記構成によっても、ラジサポカバー112は、上側桟部108と下側桟部110とに上側方向転換面52が形成されている点以外は第1実施形態のラジサポカバー20と同様に構成されているので、第1実施形態と同様に以下の効果が得られる。すなわち、上側桟部108と下側桟部110とは車両上下方向に互い違いに配置されていることから、異物が上側桟部108と下側桟部110との間をすり抜けるのを抑制させている。これにより、吸気ダクト22へ異物が入るのを抑制することができる。
また、下側桟部110は車両平面視でスリット56と重なる位置に配置されていることから、ラジエータグリル12から入った走行風Wに含まれる異物が下側桟部110や上側桟部108によりぶつかり易くなる。したがって、異物が下側桟部110と上側桟部108との間をすり抜けるのをさらに抑制することができる。これにより、吸気ダクト22へ異物が入るのをより抑制することができる。
さらに、ラジエータグリル12から入った走行風Wは車両上方側へと流れるが、この走行風Wに含まれている異物が上側桟部108の下側方向転換面58及び下側桟部110の上側方向転換面52にぶつかることで、異物が下側桟部50と上側桟部48との間をすり抜けるのを一層抑制することができる。具体的には、図9に示されるように、車両上方側へと流れて下側桟部110と上側桟部108との間をすり抜けて流れようとする走行風W(図中二点鎖線)に対して異物は追従できずに下側桟部110又は上側桟部108にぶつかる(図中実線)。これによって、異物は流れてきた方向と逆方向(車両斜め下方側)へ跳ね返ったり、下側桟部110の返し部54に沿って車両下方側へと流れの向きを変える。そして、異物は慣性が大きいことから、向きが変えられた状態で流れ続けようとする。流れの向きの変わった異物は、流れの向きが変えられた状態で流れ続けるため後続の走行風Wとぶつかるが、この後続の走行風Wに異物が含まれている場合、流れの向きの変わった異物と後続の異物とがぶつかることで、後続の異物も車両斜め下方側や車両下方側へと向きが変えられるため、車両上方側への流れの勢いが抑制される。つまり、異物が下側桟部110と上側桟部108との間をすり抜けるのを抑制させている。これにより、吸気ダクト22へ異物が入るのをさらに抑制することができる。
さらにまた、カバー通風部80は、車両幅方向で導風口44と重なる位置に配置されている(図2参照)ことから、カバー通風部80から導風口44へと流れる際に車両幅方向に沿って流れを変える必要がない。したがって、走行風Wを効率良く吸気ダクト22へ導入することが可能となる。
また、導風口44が車両前方へ向けて開口されていることで、車両後方側へと流れる走行風Wを効率よく吸気ダクト22へ導入することが可能となる。
さらに、導風口44が形成された位置より車両後方側のラジサポカバー86は、シール部材78を介してフードインナパネル34と当接されている(図4参照)ことから、走行風Wを効率よく導風口44から吸気ダクト22へと導入することが可能となる。これらによって、走行風Wを吸気ダクト22へ効果的に導入できる。
さらにまた、導風口44の車両下側面70は上側桟部108の車両上側面109より車両上側に配置されていることから、異物が導風口44から吸気ダクト22内へ導入されるのを抑制することができる。これにより、吸気ダクト22へ異物が入るのをさらに一層抑制することができる。
また、上側桟部108と下側桟部110との間に型抜き方向視で隙間が形成されていることから、カバー通風部106ひいてはラジサポカバー112成形時に一体的に上側桟部108と下側桟部110とを成形することが可能となる。これにより、製造コストを抑制することができる。
なお、上述の第1〜5実施形態では、カバー通風部42、80、88、98、106は上側桟部48、82、90、100、108と下側桟部50、84、92、102、110とが車両上下方向に2列設けられた構成とされているが、これに限らず、上側桟部48、82、90、100、108と下側桟部50、84、92、102、110との間に上側桟部48、82、90、100、108又は下側桟部50、84、92、102、110の少なくともいずれか一方と同一形状とされた中間桟部を設けて、車両上下方向で桟部が3列以上設けられた構成としてもよい。また、カバー通風部42、80、88、98、106はラジサポカバー20と一体的に形成された構成に限らず、別体で形成された桟部で構成されたカバー通風部をラジサポカバーに取り付ける構成としてもよい。
また、本発明が適用されていない参考例として、上側桟部48、82、90、100、108及び下側桟部50、84、92、102、110が車両幅方向に沿って延設された構成とされてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
12 ラジエータグリル
18 ラジサポ(ラジエータサポート)
20 ラジサポカバー(ラジエータサポートカバー)
22 吸気ダクト
34 フードインナパネル
42 カバー通風部
44 導風口
48 上側桟部
49 車両上側面
50 下側桟部
52 上側方向転換面
56 スリット
58 下側方向転換面
70 車両下側面
74 吸気口
78 シール部材
80 カバー通風部
82 上側桟部
83 車両上側面
84 下側桟部
86 ラジサポカバー(ラジエータサポートカバー)
88 カバー通風部
90 上側桟部
91 車両上側面
92 下側桟部
94 ラジサポカバー(ラジエータサポートカバー)
98 カバー通風部
100 上側桟部
101 車両上側面
102 下側桟部
104 ラジサポカバー(ラジエータサポートカバー)
106 カバー通風部
108 上側桟部
109 車両上側面
110 下側桟部
112 ラジサポカバー(ラジエータサポートカバー)

Claims (7)

  1. 車両幅方向に延在する略枠状のラジエータサポートの車両前方側に設けられたラジエータグリルと、
    前記ラジエータサポート及び前記ラジエータグリルの車両上方側に配置されたフードインナパネルと、
    前端部が前記ラジエータグリルの上部に固定され、前記ラジエータサポートの上端部と前記フードインナパネルとの間に前記フードインナパネルから離間して配置されかつ前記ラジエータサポートに沿って車両幅方向に延設された略板状に形成されると共に、前記ラジエータグリルからの気流を前記フードインナパネルとの間へ流すカバー通風部と、当該カバー通風部の車両後方に形成されかつ前記フードインナパネルとの間を流れる気流を車両後方側へ導入する導風口と、を有するラジエータサポートカバーと、
    前記ラジエータサポートカバーの裏面側に設けられ、前記導風口からの空気をエンジンへ導入する吸気ダクトと、
    を有し、
    前記カバー通風部に設けられると共に、車両前後方向に延設されかつ車両幅方向でスリットと交互に配置された複数の上側桟部と、
    前記カバー通風部に設けられると共に、前記スリットの車両下方側に配置されかつ車両前後方向に延設された複数の下側桟部と、
    が設けられており、
    前記下側桟部の車両下側部には、車両幅方向における略中央部を起点に車両幅方向で互いに離間する方向に向かうに連れて車両上側へと傾斜された傾斜面によって構成された下側方向転換面が形成されており、
    前記下側方向転換面の上方には、略垂直に上方へ延び、前記下側方向転換面と略同一の長さの側壁面が設けられており、
    車両前方視で、前記下側桟部の上端部と前記上側桟部の下端部との距離が、対向する前記下側桟部の下端部同士の距離よりも短い、
    ことを特徴とする車両前部の吸気構造。
  2. 前記下側桟部は、車両平面視で前記スリットと重なる位置に配置されている、
    請求項1記載の車両前部の吸気構造。
  3. 前記上側桟部の車両下側部には、車両上側へ凹となるように形成された上側方向転換面が形成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の車両前部の吸気構造。
  4. 前記カバー通風部は、車両正面視で少なくとも一部が前記導風口と重なる位置に配置されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車両前部の吸気構造。
  5. 前記導風口は、車両前方へ向けて開口されている、
    請求項4記載の車両前部の吸気構造。
  6. 前記ラジエータサポートカバーは、前記導風口が形成された位置より車両後方側が車両幅方向に沿って配置されたシール部材を介して前記フードインナパネルに当接されている、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の車両前部の吸気構造。
  7. 前記導風口の車両下側面は、前記上側桟部の車両上側面より車両上側に配置されている、
    請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の車両前部の吸気構造。
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