JP2012521958A - 防眩表面を有するガラスおよびその製造方法 - Google Patents

防眩表面を有するガラスおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

防眩表面を有するガラス物品が記載されている。防眩表面は、95未満の反射画像の鮮鋭性、および50%以下のヘイズを有する。ある実施の形態において、このガラス物品は、防眩表面上に配置された防汚性表面をさらに含む。そのガラス物品および防眩表面を製造する方法も記載されている。

Description

関連出願の説明
本出願は、2009年3月31日に出願された米国仮特許出願第61/165154号、および2009年9月15日に出願された米国仮特許出願第61/242529号の恩恵を主張するものである。
本発明は、防眩表面(anti-glare surface)を有するガラスおよびその製造方法に関する。
特に屋外で使用するために設計された製品にとって、多くの手持ち型のタッチ感応性電子装置のディスプレイ表面からの鏡面(正)反射を低減することが多くの場合望ましい。典型的に光沢として定量化される鏡面反射の強度を低減させる様式の1つは、ガラス表面を粗くするか、またはガラス表面をテキスチャー付きフイルムで被覆することである。粗さまたはテキスチャーの寸法は、可視光を散乱させて、曇ったまたは艶消し表面を生じるほど十分に大きいべきであるが、ガラスの透明性に実質的に影響を与えるほど大きすぎるべきではない。ウェットエッチングは、固有の機械的表面特性を保持しながら、ガラス上に防眩表面を生成する方法の1つである。そのエッチングプロセス中、ガラス表面は、その表面を劣化させて、可視光を散乱させる程度の粗さを生じる化学物質に曝露される。詳しくは、ソーダ石灰ケイ酸塩ガラスを鉱酸溶液中に配置することによって、そのガラス上に粗面を形成できる。溶液中のH+イオンが、ガラス中の移動性アルカリ金属イオンと交換して、曇った表面を形成する。
しかしながら、欠点の1つは、その表面でまたは表面近くでアルカリ金属イオンが結果として枯渇したことにより、典型的に、ソーダ石灰ガラスにおいて、イオン交換による強化の能力が低下してしまうことである。それに加え、ウェットエッチングまたは選択的浸出は、典型的に、他の一般的なディスプレイガラス上に、特に、移動性アルカリ金属イオンをわずかしかまたは全く含有しないディスプレイ上に、均一な防眩表面を生成できない。
防眩表面を有するガラス物品が提供される。この防眩表面は、所望のヘイズおよび反射画像の鮮鋭性(distinctness-of-reflected image)を生じるテキスチャーまたは粗さを有する。ある実施の形態において、このガラス物品は、防眩表面上に配置された防汚性表面(smudge-resistant surface)をさらに含む。そのガラス物品および防眩表面を製造する方法も記載されている。
したがって、本開示の第1の態様は、ガラス物品を提供することにある。そのガラス物品は、防眩表面、95未満の反射画像の鮮鋭性、および50%以下のヘイズを有する。
本開示の第2の態様は、防眩表面を有するガラス物品を製造する方法を提供することにある。その方法は、ガラス物品を提供し、そのガラス物品の表面に結晶を形成し、結晶を表面から除去して、ガラス物品上に防眩表面を形成する各工程を有してなる。
本開示の第3の態様は、防眩表面を製造する方法を提供することにある。その方法は、ガラス基板を提供し、そのガラス基板の表面に結晶を形成し、結晶を取り囲む表面からガラスをエッチングし、結晶を表面から除去して、防眩表面を形成する各工程を有してなり、その防眩表面が、50%以下のヘイズおよび95未満の反射画像の鮮鋭性を有する。
本開示の第4の態様は、基板上に防眩表面を形成するためのシステムを提供することにある。そのシステムは、結晶形成溶液と、結晶除去溶液および粗さ調節溶液の少なくとも一方とを含む。この結晶形成溶液は第1のエッチング水溶液を含む。第1のエッチング水溶液は、基板の表面上に結晶を形成し、結晶を取り囲む表面をエッチングするものであり、無機フッ化物および湿潤剤を含む。結晶除去溶液は第2のエッチング水溶液を含み、この第2のエッチング水溶液は、結晶を表面から除去するものであり、鉱酸を含み、HFを含まない。粗さ調節溶液は第3のエッチング水溶液を含み、この第3のエッチング水溶液は、粗さを最大粗さまで減少させるものであり、HFおよび鉱酸を含む。
これらと他の態様、利点、および特徴は、以下の詳細な説明、付随の図面、および添付の特許請求の範囲から明白になるであろう。
第1のエッチング液によるガラス物品の処理の説明図 第2のエッチング液によるガラス物品の処理の説明図 アルカリアルミノケイ酸塩ガラスの表面上に形成された結晶の走査型電子顕微鏡(SEM)画像(2000倍の倍率) 第3のエッチング液としてのフッ化水素酸(HF)によるエッチング後のアルカリアルミノケイ酸塩ガラスサンプルの表面のSEM画像(800倍の倍率) NaOHおよびEDTAを含むエッチング液によるエッチング後のアルカリアルミノケイ酸塩ガラスサンプルの表面のSEM画像(1000倍の倍率) 第2のエッチング浴中で費やされる時間および第3のフッ素不含有エッチング液が変えられる実験の結果を要約した表 フリットにより第2のガラス物品に接合されたガラス物品を示す説明図 ガラスの関数としてのガラス物品の防眩表面の粗さおよびヘイズがプロットされたグラフ
以下の説明において、図面に示されたいくつかの図に亘り、同様の参照文字は同様のまたは対応する部品を示す。別記しない限り、「上部」、「下部」、「外方」、「内方」などの用語は、便宜上の単語であり、制限用語と見なされるべきではないことも理解されよう。それに加え、ある群が、要素およびそれらの組合せの群の内の少なくとも1つを含むと記載されているときはいつでも、その群が、個別にまたはお互いの組合せのいずれかで、列記されたそれらの要素のいくつを含む、から実質的になる、またはからなるものであってよいことが理解されよう。同様に、ある群が、複数の要素またはそれらの組合せの群の内の少なくとも1つからなると記載されているときはいつでも、その群が、個別にまたはお互いの組合せのいずれかで、列記されたそれらの要素のいくつからなるものであってよいことが理解されよう。別記されない限り、列記された値の範囲は、その範囲の上限と下限の両方およびそれらの間の任意の副範囲を含む。
概して図面を、特に図1を参照すると、図解は、特定の実施の形態を説明する目的のためであり、本開示または添付の特許請求の範囲をそれに制限することを意図するものではないことが理解されよう。図面は必ずしも一定の縮尺で描かれておらず、図面の特定の特徴および特定の図は、明白さおよび簡潔さのために、縮尺または図式が誇張して示されているかもしれない。
ここに用いたように、「防眩」という用語は、変化するディスプレイの表面の物理的処理、またはディスプレイから反射した光を鏡面反射よりむしろ拡散反射に変化させる性質を称する。いくつかの実施の形態において、その処理は、機械的または化学的エッチングにより行うことができる。防眩は、表面から反射した光の量を減少させず、反射光の特徴を変化させるだけである。防眩表面により反射された画像は、はっきりした境界を持たない。防眩表面とは対照的に、反射防止表面は、典型的に、屈折率変化の使用により、およびある場合には、相殺的干渉により、表面からの光の反射を減少させる薄膜被覆である。
ここに記載されるような防眩表面を有するガラス物品を製造する方法、およびガラス物品の防眩表面を形成する方法が開示されている。両方の方法において、ガラス物品または基板が最初に提供される。ガラス物品は、ある実施の形態において、ソーダ石灰ケイ酸塩ガラス、アルカリ土類アルミノケイ酸塩ガラス、アルカリアルミノケイ酸塩ガラス、アルカリホウケイ酸ガラス、およびそれらの組合せの内の1つを含む、から実質的になる、またはからなる。そのようなガラスの非限定的例がここに記載されている。ガラス物品は、いくつかの実施の形態において、以下に限られないが、液晶テレビ、公共広告ディスプレイ、電子看板、電話、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、および情報関連端末(IT)(例えば、ポータブルまたはラップトップ・コンピュータ)装置などの通信装置およびエンターテイメント装置などのインフォメーションおよびメディアディスプレイおよびタッチスクリーン用途のための、並びに他の用途におけるカバープレートおよび窓として使用されるものなどの透明または半透明ガラス板である。ガラス物品または基板は、約3mmまでの厚さを有し、ある実施の形態において、その厚さは約0.2から約3mmまでの範囲にある。ある実施の形態において、ガラス物品は、未研磨の表面を少なくとも1つ有する。別の実施の形態において、ガラス物品または基板を提供する工程は、以下に限られないが、石鹸または洗浄剤による洗浄、超音波洗浄、界面活性剤による処理などを含む、当該技術分野に公知の手段を使用して、少なくとも1つの表面からのエッチングを阻害するであろう油、異質物質および他の堆積物を除去する工程を含む。
次の工程において、ガラス物品の表面上に結晶が形成されるかまたは成長させられる。ある実施の形態において、結晶は、ここでは「第1のエッチング液」とも称される、第1のエッチング水溶液を表面に施すことにより形成される。第1のエッチング液は、第1のエッチング液を含む第1の浴中にガラス物品を浸漬することにより、ガラス物品の表面に第1のエッチング液を吹きかけることにより、ローラまたはブラシを使用して第1のエッチング液をガラス物品の表面に塗布することにより、または当該技術分野に公知の他の手段により、ガラス物品の表面に施しても差し支えない。第1のエッチング液は少なくとも1種類の無機塩化物塩を含む。いくつかの実施の形態において、無機フッ化物塩は、以下に限られないが、フッ化水素アンモニウム、フッ化水素ナトリウム、フッ化水素カリウム、それらの組合せなどの無機重フッ化物である。他の実施の形態において、無機フッ化物塩は、フッ化アンモニウム、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、それらの組合せの内の少なくとも1つである。第1のエッチング液は、グリコール(例えば、プロピレングリコール)、グリセロール、アルコール(例えば、イソプロピルアルコール)、酢酸などを含む当該技術分野に公知のもの、並びに当該技術分野に公知の界面活性剤などの水溶性湿潤剤を含んで差し支えない。いくつかの実施の形態において、第1のエッチング液は、フッ化水素酸(HF)それ自体は含まないのに対し、他の実施の形態において、第1のエッチング液は、HFおよび硫酸、塩化水素酸、硝酸、リン酸などの鉱酸の少なくとも一方をさらに含む。
ある非限定的実施例において、最初に、ガラスを、8〜20質量%のフッ化水素アンモニウム、0〜3質量%の、例えば、フッ化水素ナトリウム(NaHF2)などのフッ素化アルカリ金属塩またはフッ化水素アンモニウム(NH42)いずれか、およびフッ化水素塩とガラス表面との間で湿潤剤として作用する、15〜40質量%のプロピレングリコールを含む、静止したまたは撹拌された第1のエッチング水溶液中に配置することにより、アルカリアルミノケイ酸塩ガラスサンプル上に防眩表面が形成される。ガラスは、3分と5分の間に亘り第1のエッチング水溶液中に放置して差し支えなく、より粗い表面粗さを生成するためには、より長い期間が使用される。
フッ化物塩から生成されたフッ素はガラスをエッチングし、溶液中の塩と反応してガラス表面にフッ素化結晶を形成する副生成物を生成する。結晶が一旦形成されたら、第1のエッチング液は、結晶が形成する部位に隣接する区域およびその部位を取り囲む区域などの表面部分をエッチングし、粗くし続ける。結晶は、ガラス表面の一部を保護するのに対し、その周囲の表面は、第1のエッチング液に曝露されたままである。より累進的なエッチングは、溶液の成分の濃度、特に湿潤剤の濃度を増加させることによって、達成することができる。所望のエッチング期間が完了した後、ガラスは、脱イオン水で濯ぎ、その後の処理の前に、周囲雰囲気内または窒素雰囲気下のいずれかで乾燥させて差し支えない。そのようなエッチング後の濯ぎまたは洗浄は、防眩表面の表面特徴に影響しない。
浴中の浸漬による第1のエッチング液によるガラス物品の処理が図1に示されている。ガラス物品100が、第1のエッチング液を含む浴120中に浸漬されている。ガラス物品100の表面102は第1のエッチング液に曝露され、このエッチング液は、表面102上に結晶110を形成するように反応する。図1に示された実施の形態において、第2の表面104は、第2の表面104のエッチングおよび結晶形成を防ぐために、マスク140により、第1のエッチング液を含む浴120から保護されている。アルカリアルミノケイ酸塩ガラスサンプルの表面に形成された結晶の走査型電子顕微鏡(SEM)画像(2000倍の倍率)が図3に示されている。
図2に示された実施の形態である、次の工程において、結晶110は、ガラス物品100の表面102から除去される。ある実施の形態において、結晶110は、表面102を水で濯ぐことにより除去される。他の実施の形態において、結晶110は、ガラス物品100の表面に第2のエッチング水溶液(第2のエッチング液)を施すことにより除去される。第2のエッチング水溶液は、硫酸、塩化水素酸、硝酸、リン酸などの鉱酸を含むが、HFは含まない、すなわち、第2のエッチング水溶液は、実質的にHFを含まない。第1のエッチング液の施用に関するように、第2のエッチング液は、先にこの中に記載したように、浸漬または浸せき、吹き付け、またはローラの使用などの、当該技術分野に公知の手段により施して差し支えない。表面102は、表面102から結晶110を除去するのに十分な期間に亘り第2のエッチング液に曝露され、その後、表面102の第2のエッチング液による処理は、ガラス物品を、第2のエッチング液を含む浴から取り出し、ガラス物品100の表面102を溶媒、水などで濯ぐことにより、および/または必要に応じてガラス物品の表面を洗浄することにより停止される。
他の実施の形態において、第2のエッチング液は表面102には施されない。代わりに、所望のまたは選択されたヘイズ、光沢、および反射画像の鮮鋭性(DOI)の内の少なくとも1つを達成するようにガラス物品100の表面102の粗さを減少させ、よって防眩表面を形成するために、ここに先に記載された手段を使用して、第3のエッチング水溶液(第3のエッチング液)が表面に施される。あるいは、第3のエッチング液は、ガラス物品の表面から結晶を除去するために第2のエッチング液が施された後に施しても差し支えない。第3のエッチング水溶液は、表面102から結晶110を除去するようにも働き、それゆえ、第2のエッチング液を表面102に施す必要をなくすであろう。ある実施の形態において、第3のエッチング液は、フッ化水素酸などのフッ素含有鉱酸、および硫酸、塩化水素酸、リン酸、硝酸などの鉱酸を含む。
第3のエッチング水溶液は、いくつかの実施の形態において、表面102から結晶110を除去し、表面粗さを所望の寸法に減少させるために使用しても差し支えない。第3のエッチング水溶液は、酸性または塩基性のいずれであっても差し支えない。酸性溶液は、より短い時間でより光沢のある表面仕上げを提供する。酸性の第3のエッチング液は、5〜15質量%のフッ化水素酸、および2〜20質量%の、硫酸、塩化水素酸、硝酸、リン酸などの鉱酸を含有し得る。表面102は、約2〜120分に及ぶ期間に亘り第3のエッチング水溶液中でエッチングして差し支えなく、より長い時間で、表面粗さがより減少し、より光沢のある表面が得られる。エッチングは、静止したまたは撹拌された溶液中で行っても差し支えなく、撹拌された溶液中でのエッチングにより、テキスチャー、ヘイズ、反射画像の鮮鋭性、および光沢のより均一なサンプルが生成される。
別の実施の形態において、第2のエッチング液および/または第3のエッチング液は、例えば、アルカリ金属水酸化物などの無機塩基、およびEDTAなどのキレート剤を含む。
検体は、ここに先に記載された施用手段を使用して、第3のエッチング液により処理される。ある実施の形態において、第3のエッチング液は、第3のエッチング液によるガラス表面の攻撃を加速させるために、基板100の表面102に施す前に、加熱しても差し支えない。塩基性の第3のエッチング液の撹拌は、均一表面を提供するためには必要ないが、エッチングを加速するために行っても差し支えない。適切な時間、例えば、3時間に亘り処理した後、検体は、第3のエッチング水溶液から取り出され、水に漬けられ、続いて、希釈鉱酸中に浸漬され、次いで、大量の水により濯がれ、乾燥させられる。第1のエッチング水溶液中で形成された結晶は、第3のエッチング水溶液により完全に除去され、後に粗面が残る。表面粗さは、第3のエッチング水溶液中の追加の処理によって減少させることもできる。
第3のエッチング液としてのフッ化水素酸(HF)によるエッチング後のアルカリアルミノケイ酸塩ガラスサンプルの表面のSEM画像(800倍の倍率)が図4に示されているのに対し、図5は、NaOHおよびEDTAを含む第3のエッチング水溶液によるエッチング後のアルカリアルミノケイ酸塩ガラスサンプルの表面のSEM画像(1000倍の倍率)である。第1と第3のエッチング水溶液両方の溶液成分の濃度を調節することによって、並びにガラス物品がこれら両方の溶液中に浸漬される時間を調節することによって、所望のヘイズ、光沢、およびDOIレベルが得られる。
図6は、第3の、塩基性のフッ素を含まないエッチング液および第2のエッチング水溶液中で費やされる時間が変えられる実験の結果を要約している。一旦、結晶110が表面102から除去され、所望の光沢とヘイズが達成されたら、第3のエッチング液による表面102の処理は、例えば、第3のエッチング液を含む浴130からガラス物品100を取り出し、ガラス物品100の表面102を溶媒、水などで濯ぎ、および/または必要に応じて、ガラス物品100の表面102を洗浄することにより停止される。
防眩表面の形成は、ガラス物品100のその後の強化にはほとんど影響しない。ガラスの化学的または熱的強化は、これらの表面処理後に行って差し支えなく、ガラス物品100のイオン交換挙動または強度にはほとんどまたは全く影響ない。例えば、非常に粗いエッチング(すなわち、艶消し仕上げに相当する)後に強化されるアルカリアルミノケイ酸塩ガラスは、エッチングされていない同一のガラスと比べて、約30MPaの圧縮応力の減少を示す。
電子部品が片面に接合されるディスプレイにガラス物品が使用されるものなどのいくつかの実施の形態において、防眩表面は、ガラス物品の片面にしか必要ない。その上、時には、光学的透明性を維持するために、ガラス物品に1つの防眩表面を提供することが望ましいであろう。これらの場合、防眩表面を有することになっていないガラス物品の表面は、エッチング水溶液から保護されているまたはマスキングされている。このことは、以下に限られないが、アクリルワックスまたは接着層(例示の接着剤としては、アクリル、シリコーンなどが挙げられる)を有するラミネートフイルムなどの不溶性被覆の使用により行うことができる。施用方法としては、以下に限られないが、刷毛塗り、ローリング、吹き付け、および貼合せが挙げられる。不溶性被覆は、エッチングプロセスに耐え、処理後に除去される。例えば、アクリルワックスの除去は、ガラス物品または基板を、8超のpHを有する暖かい水溶液中に浸漬することによって行うことができる。
ある実施の形態において、ガラス物品の第2の表面は、第2のガラス物品が、ガラス物品100の第2の表面104をエッチング水溶液から保護するように、ガラス物品100に第2のガラス物品を接合することによって、エッチングからマスキングまたは保護される。この第2のガラス物品は、例えば、両面テープにより、ガラス物品100に接合して差し支えない。図7に示される別の実施の形態において、ガラス物品100は、フリット210により第2のガラス物品200に接合される。フリット210は、ガラス物品100と第2のガラス物品200の外周近くに細い線でフリットペーストを分配することによって形成される。フリットペーストは、両ガラス片を互いに接合し、かつ表面104,204をエッチングから保護する固体フリット210を形成し、それゆえ、ガラス物品100および第2のガラス物品200のエッチングされない内側表面104,204を、接着剤と接触させずに、無垢のままにすることができる。それに加え、ガラス物品100の表面102および第2のガラス物品200の表面202は、2つのガラス物品のフリット接合の結果として、同時にエッチングすることができる。エッチング後、ガラス物品100および第2のガラス物品200は、フリット210に接合された部分を罫書き、破断することによって容易に分離される。
第2のガラス物品200をガラス物品100の表面104に接合することによって、ガラス物品100の表面104をエッチングから保護する方法が、2つの50×50mmのアルミノケイ酸塩ガラス片を使用した以下の非限定的実施例に記載されている。ガラスの周囲にペーストを分配するのに必要な流動性を有するフリットペーストを提供するように、バナジウム−アンチモン−リンガラスフリット材料を有機溶媒と組み合わせた。この溶媒はTexanolおよび添加剤のブレンドからなり、この添加剤は、界面活性剤、脱泡剤、および増粘剤を含んだ。このペーストの24〜28μm厚の層をガラス片上に分配し、次いで、このガラス片を、1時間に亘り325℃の炉内に入れて、有機溶媒を焼き払った。次いで、個々のガラス片を整合させ、互いに結合し、空気中またはN2中のいずれかで1時間に亘り400℃の炉内に入れて、フリットペーストを溶融し、それによって、二片を接合する気密シールを形成した。溶融したフリットペーストにより形成された気密シールが、エッチング水溶液とガラス片の内側表面との間の接触を防いだ。エッチング後、フリット接合された部分を罫書き、破断して、二片を分割した。化学強化後にガラスに生じる引張応力により、切断中にガラス片が粉々になり得るので、イオン交換前に、ガラス片を互いから分割した。
別の実施の形態において、ここに記載された方法は、防眩表面上に防汚性フッ素系層または被覆を形成する工程をさらに含む。防汚性フッ素系層または被覆は、水および油による防眩表面の湿潤を最小にするフッ素終端基を有する少なくとも1種類の両疎媒性(amphiphobic)物質を含む。ある実施の形態において、防汚性フッ素系層は、ガラスの防眩表面上に末端OH基に見られる水素を、例えば、フッ素含有モノマーなどのフッ素系部分と交換して、末端フッ素化基を有するガラスを形成することによって、形成される。別の実施の形態において、吸着されたフッ素系防汚性層は、フッ素終端分子鎖の自己組織化単層膜からなる。あるいは、吸着されたフッ素系防汚性層は、薄いフッ素重合体被覆またはシリカスート粒子に結合したペンダント・フッ化炭素基を有するように処理されたシリカスート粒子からなっていてもよい。そのような被覆は、浸漬、蒸着、吹き付け、ローラによる塗布によって、または当該技術分野で公知の他の適切な方法を使用することによって、ガラス物品の防眩表面に施して差し支えない。その被覆は、一旦、防眩表面に施されたら、次いで、使用前に、熱によりまたは照射により硬化させ、濯ぎ、乾燥させてもよい。
防眩表面を有するガラス物品も提供される。このガラス物品の防眩表面は、所望の光沢、反射画像の鮮鋭性、粗さ、およびヘイズの内の少なくとも1つを有する。防眩表面の表面的特徴としては、以下に限られないが、約400nm未満の最大寸法を有する、凸部または突起、凹部などの特徴が挙げられる。ある実施の形態において、これらの表面的特徴は、約10nmから約200nmまでに及ぶ平均距離だけ互いに隔てられているか、または空間が空けられている。防眩表面102は、ここに記載された方法を使用した処理後、表面上の最高最低差(PV)尺度で測定した平均粗さを有する。ある実施の形態において、防眩表面は約800nmまでのRMS粗さを有する。別の実施の形態において、防眩表面は500nmまでのRMS粗さを有し、第3の実施の形態において、防眩表面は100nmまでのRMS粗さを有する。ある実施の形態において、防眩表面は、熱的(例えば、熱的焼き戻し)または化学的(例えば、イオン交換)手段の少なくとも一方により強化される。
「一般光沢(common gloss)」および「光沢」は、その内容が全てここに引用される、ASTM手法D523にしたがって、標準(例えば、認定黒色ガラス標準)に構成された鏡面反射の測定を称する。一般光沢測定は、典型的に、20°、60°、および85°の入射角で行われ、通常使用される光沢測定は60°で行われる。しかしながら、この測定の広い許容角度のために、一般光沢は、多くの場合、反射画像の鮮鋭性(DOI)値の高い表面と、低い表面とを区別できない。ガラス物品の防眩表面は、ASTM基準D523により測定して、90SGU(標準光沢単位)までの光沢(すなわち、規定の角度で標準に対してサンプルから鏡面反射した光の量)を有し、ある実施の形態において、約60SGUから約80SGUまでの範囲の光沢を有する。
ここに用いたように、「ヘイズ」という用語は、その内容が全てここに引用される、ASTM手法D1003にしたがって、±4.0°の角度の円錐の外側に拡散した透過光の割合を称する。光学的な平滑な表面について、透過ヘイズは一般にゼロに近い。ガラス物品の防眩表面は約50%未満のヘイズを有し、第2の実施の形態において、ガラス物品の透過ヘイズは約30%未満である。ここに記載されたガラス物品の防眩表面の粗さおよびヘイズが、図8に光沢の関数としてプロットされている。
反射画像の鮮鋭性(ここでは、「画像の鮮鋭性」または「DOI」とも称される)は、その内容が全てここに引用される、“Standard Test Methods for Instrumental Measurements of Distinctness-of-Image Gloss of Coating Surfaces,”と題するASTM手法D5767(ASTM5767)の方法Aにより定義されている。ガラス物品は、手法D5767の方法Aに記載された両面測定(すなわち、ガラスの両面からの反射が可能である;ガラスの裏面には、吸収体などは結合も貼られてもいない)方法を使用して、20°の入射角で測定したときに、95未満の、ある実施の形態において、90未満のDOIを有する。別の実施の形態において、ガラス物品は、両面方法を使用して測定したときに、80未満の、さらに別の実施の形態において、40未満の、また別の実施の形態において、20未満のDOIを有する。防眩の機能性にとって、より低いDOIが一般に好ましい。しかしながら、特定の用途に応じて、DOIが低下されたときに、性能の二律背反が生じ得る。例えば、DOIがあまりに低減されられると、ヘイズが許容範囲を超えて増加するであろう。別の実施の形態において、ガラス物品は、片面サンプル調製(すなわち、ガラスの裏面に黒色吸収体が結合されるか貼られている)を使用して反射方向から20°の角度で測定したときに、90未満のDOIを有する。「反射方向」という用語は、反射画像が見られる/観察されるガラス物品の表面からの角度を称し、「反射視角」とも称される。
ある実施の形態において、ガラス物品は、ソーダ石灰ケイ酸塩ガラス、アルカリ土類アルミノケイ酸塩ガラス、アルカリアルミノケイ酸塩ガラス、アルカリホウケイ酸ガラス、およびそれらの組合せの内の1つを含む、から実質的になる、またはからなる。ある特別な実施の形態において、ガラス物品は、組成:60〜72モル%のSiO2;9〜16モル%のAl23;5〜12モル%のB23;8〜16モル%のNa2O;および0〜4モル%のK2Oを有し、比
Figure 2012521958
であり、アルカリ金属改質剤がアルカリ金属酸化物である、アルカリアルミノケイ酸塩ガラスを含む、から実質的になる、またはからなる。別の実施の形態において、アルカリアルミノケイ酸塩ガラス基板は、61〜75モル%のSiO2;7〜15モル%のAl23;0〜12モル%のB23;9〜21モル%のNa2O;0〜4モル%のK2O;0〜7モル%のMgO;および0〜3モル%のCaOを含む、から実質的になる、またはからなる。さらに別の実施の形態において、アルカリアルミノケイ酸塩ガラス基板は、60〜70モル%のSiO2;6〜14モル%のAl23;0〜15モル%のB23;0〜15モル%のLi2O;0〜20モル%のNa2O;0〜10モル%のK2O;0〜8モル%のMgO;0〜10モル%のCaO;0〜5モル%のZrO2;0〜1モル%のSnO2;0〜1モル%のCeO2;50ppm未満のAs23;および50ppm未満のSb23を含む、から実質的になる、またはからなり、12モル%≦Li2O+Na2O+K2O≦20モル%および0モル%≦MgO+CaO≦10モル%である。別の実施の形態において、アルカリアルミノケイ酸塩ガラス基板は、64〜68モル%のSiO2;12〜16モル%のNa2O;8〜12モル%のAl23;0〜3モル%のB23;2〜5モル%のK2O;4〜6モル%のMgO;および0〜5モル%のCaOを含む、から実質的になる、またはからなり、66モル%≦SiO2+B23+CaO≦69モル%;Na2O+K2O+B23+MgO+CaO+SrO>10モル%;5モル%≦MgO+CaO+SrO≦8モル%;(Na2+B23)−Al23≦2モル%;2モル%≦Na2O−Al23≦6モル%;および4モル%≦(Na2O+K2O)−Al23≦10モル%。さらに別の実施の形態において、アルカリアルミノケイ酸塩ガラス基板は、50〜80質量%のSiO2;2〜20質量%のAl23;0〜15質量%のB23;1〜20質量%のNa2O;0〜10質量%のLi2O;0〜10質量%のK2O;および0〜5質量%の(MgO+CaO+SrO+BaO);0〜3質量%の(SrO+BaO);および0〜5質量%の(ZrO2+TiO2)を含む、から実質的になる、またはからなり、0≦(Li2O+K2O)/Na2O≦0.5である。
いくつかの実施の形態において、アルカリアルミノケイ酸塩ガラスはリチウムを実質的に含まず、他の実施の形態において、アルカリアルミノケイ酸塩ガラスは、ヒ素、アンチモン、およびバリウムの内の少なくとも1つを実質的に含まない。
ある実施の形態において、アルカリアルミノケイ酸塩ガラスは、ダウンドロー可能である、すなわち、当該技術分野において公知の、スロットドローまたはフュージョンドロープロセスなどの方法によって形成可能である。これらの場合、ガラスは、少なくとも130キロポアズの液相線粘度を有する。そのようなアルカリアルミノケイ酸塩ガラスの非限定的例が、Adam J. Ellison等による、2007年7月31日に出願された、“Down-Drawable, Chemically Strengthened Glass for Cover Plate,”と題する、米国特許出願第11/888213号、これは、2007年5月22日に出願され、同じ題名を有する米国仮特許出願第60/930808号からの優先権を主張する;Matthew J.Dejneka等による、2008年11月25日に出願され、“Glasses Having Improved Toughness and Scratch Resistance,”と題する、米国特許出願第12/277573号、これは、2007年11月29日に出願され、同じ題名を有する米国仮特許出願第61/004677号からの優先権を主張する;Matthew J.Dejneka等による、2009年2月25日に出願され、“Fining Agents for Silicate Glasses,”と題する、米国特許出願第12/392577号、これは、2008年2月26日に出願され、同じ題名を有する、米国仮特許出願第61/067130号からの優先権を主張する;Matthew J.Dejneka等による、2009年2月26日に出願され、“Ion-Exchanged, Fast Cooled Glasses,”と題する、米国特許出願第12/393241号、これは、2008年2月29日に出願され、同じ題名を有する、米国仮特許出願第61/067732号からの優先権を主張する;Kristen L. Barefoot等による、2009年8月7日に出願され、“Strengthened Glass Articles and Methods of Making,”と題する、米国特許出願第12/537393号、これは、2008年8月8日に出願され、“Chemically Tempered Cover
Glass,”と題する米国仮特許出願第61/087324号からの優先権を主張する;Kristen L. Barefoot等による、2009年8月21日に出願され、“Crack and Scratch Resistant Glass and Enclosures Made Therefrom,”と題する米国仮特許出願第61/235767号;およびMatthew J.Dejneka等による、2009年8月21日に出願され、“Zircon Compatible Glasses for Down Draw,”と題する米国仮特許出願第61/235762号に記載されており、その内容をここに全て引用する。
ある実施の形態において、ガラス物品は、好ましくは防眩表面の形成後に、熱的または化学的いずれかで強化される。強化されたアルカリアルミノケイ酸塩ガラスは、第1の表面および第2の表面から、各表面下の層の深さまで延在する強化表面層を有する。強化表面層は圧縮応力下にあるのに対し、ガラス物品の中央領域は、ガラス内の力を釣り合わせるように、張力下、または引張応力下にある。熱的強化(「熱的焼き戻し」とも称される)において、ガラス物品は、ガラスの歪み点より高いが、ガラスの軟化点より低い温度まで加熱され、ガラスの表面に強化層を形成するために、歪み点未満の温度まで急激に冷却される。別の実施の形態において、ガラス物品は、イオン交換として知られているプロセスによって、化学的に強化しても差し支えない。このプロセスにおいて、ガラスの表面層中のイオンが、同じ価数または酸化状態を有するより大きいイオンにより置き換えられる、すなわち交換される。ある特別な実施の形態において、表面層中のイオンおよびより大きいイオンは、Li+(ガラス中に存在する場合)、Na+、K+、Rb+、およびCs+などの一価のアルカリ金属イオンである。あるいは、表面層中の一価の陽イオンは、Ag+などの、アルカリ金属陽イオン以外に一価の陽イオンで置き換えられてもよい。
イオン交換プロセスは、一般に、ガラス中のより小さいイオンと交換されるべき大きいイオンを含有する溶融塩浴中にガラスを浸漬することによって行われる。以下に限られないが、浴の組成と温度、浸漬時間、塩浴(または複数の浴)中の浸漬するガラスの数、多数の塩浴の使用、アニーリング、洗浄などの追加の工程を含むイオン交換プロセスに関するパラメータは、一般に、ガラスの組成および強化操作の結果としての層の所望の深さおよびガラスの圧縮応力により決定される。一例として、アルカリ金属含有ガラスのイオン交換は、以下に限られないが、より大きいアルカリ金属イオンの硝酸塩、硫酸塩、および塩化物などの塩を含有する少なくとも1つの溶融浴中の浸漬により行ってよい。溶融塩浴の温度は、一般に、約380℃から約450℃までの範囲にあり、一方で、浸漬時間は、約15分間から約16時間に及ぶ。しかしながら、上述したものとは異なる温度と浸漬時間を使用してもよい。そのようなイオン交換処理により、一般に、約200MPaから約800MPaまでに及ぶ圧縮応力、および約100MPa未満の中央張力を有する、約10μmから少なくとも50μmに及ぶ層の深さを有する強化アルカリアルミノケイ酸塩ガラスが得られる。
イオン交換プロセスの非限定的実施例が、上述した米国特許出願および米国仮特許出願に与えられている。それに加え、ガラスが多数のイオン交換浴中に浸漬され、浸漬の間の洗浄工程および/またはアニーリング工程が行われるイオン交換プロセスの非限定的実施例が、ガラスが異なる濃度の塩浴中に浸漬される、多数の連続したイオン交換処理により強化されるものである、Douglas C. Allan等による、2009年7月10日に出願された、“Glass with Compressive Surface for Consumer Applications,”と題する、米国特許出願第12/500650号明細書、これは、2008年7月11日に出願され、同じ題名を有する、米国仮特許出願第61/079995号からの優先権を主張する;およびガラスが、流出イオンにより希釈された第1の浴中でのイオン交換と、その後、第1の浴より低い流出イオン濃度を有する第2の浴中の浸漬とにより、強化されるものである、Christopher M. Lee等による、2009年7月28日に出願され、“Dual Stage Ion Exchange for Chemical Strengthening of Glass,”と題する、米国特許出願第12/510599号明細書、これは、2008年7月29日に出願され、同じ題名を有する、米国仮特許出願第61/084398号からの優先権を主張する;に記載されている。米国特許出願第12/500650号および同第12/510599号の各明細書の内容を全てここに引用する。
ここに記載された防眩表面は、拭き取りにより、指紋に存在する油分などの油の除去を補助もする。ある実施の形態において、ガラス物品は、防眩表面の少なくとも一部分の上に堆積した防汚性フッ素系被覆をさらに含む。そのような防汚性被覆が、Jaymin Amin等による、2009年2月5日に出願され、“Damage Resistant Glass Article for Use as a Cover Plate in Electronic Devices”と題する、米国特許出願第12/366267号明細書、これは、2008年2月5日に出願された米国仮特許出願第61/026298号、および2008年5月30日に出願された米国仮特許出願第61/130523号からの優先権を主張する;に記載されており、これらの内容をここに全て引用する。
防汚性被覆または層は、防眩表面に両疎媒性(すなわち、疎水性および疎油性、または油と水両方に関する親和性の欠如)を提供するフッ素終端基を有する少なくとも1種類の両疎媒性物質を含み、それゆえ、水および/または油による表面の湿潤を最小にする。防汚性被覆のフッ素終端基は、−OH終端基を有する表面よりも極性が弱く、したがって、粒子と液体との間の水素(すなわち、ファンデルワールス)結合を最小にする。指紋の油分および指紋に関する堆積物について、結合−および接着−が最小になる。その結果、指からの油分と堆積物の防汚性被覆への質量移動が最小になる。
ある実施の形態において、フッ素系防汚性層は、ガラスの防眩表面上の末端OH基に見られる水素を、例えば、フッ素含有モノマー(例えば、フルオロシラン)などのフッ素系部分と交換して、末端フッ素化基を有するガラスを形成することによって形成される。ある非限定的実施例において、その交換は、反応:
Figure 2012521958
にしたがって行って差し支えなく、ここで、RFは、C1〜C22アルキルペルフルオロカーボンまたはC1〜C22アルキルフルオロポリエーテル、好ましくはC1〜C10アルキルペルフルオロカーボン、およびより好ましくはC1〜C10アルキルフルオロポリエーテルであり;nは、1〜3の範囲の整数であり;Xは、ガラスの末端OH基により交換できる加水分解性基である。ある実施の形態において、Xは、フッ素以外のハロゲンまたはアルコキシ基(−OR)であり、ここで、Rは、例えば、−CH3、−C25、または−CH(CH32炭化水素などの、1〜6の炭素原子の直鎖または分岐鎖炭化水素である。いくつかの実施の形態において、n=2または3、好ましくは、n=3。ある実施の形態において、ハロゲンは塩素である。好ましいアルコキシシランはトリメトキシシラン、RFSi(OMe)3である。使用できる追加のペルフルオロカーボン部分としては、(RF3SiCl、RF−C(O)−Cl、RF−C(O)−NH2、および、ガラスのヒドロキシル(OH)基と交換可能な末端基を有する他のペルフルオロカーボン部分が挙げられる。ここに用いたように、「ペルフルオロカーボン」、「フルオロカーボン」および「ペルフルオロポリエーテル」という用語は、C−H結合の実質的に全てがC−F結合に転化された、ここに記載されるような炭化水素基を有する化合物を称する。
別の実施の形態において、吸着されたフッ素系防汚性層はフッ素終端分子鎖の自己組織化単分子層を含む。さらに別の実施の形態において、吸着された防汚性層は薄いフッ素高分子被覆を含み、さらに別の実施の形態において、吸着されたフッ素系防汚性被覆は、スート粒子に結合したペンダント・フルオロカーボン基を有するように処理されたシリカスート粒子を含む。そのような被覆は、浸漬、蒸着、吹き付け、ローラによる塗布、または当該技術分野において公知の他の適切な方法によって、ガラス物品の防眩表面に施して差し支えない。被覆を施した後、これを、約25℃から約150℃までの範囲の温度で、別の実施の形態においては、約40℃から約100℃までの範囲の温度で、「硬化」させてもよい。硬化時間は、約1時間から約4時間までに及んで差し支えなく、40〜95%の水分を含有する雰囲気中で行ってもよい。硬化後、ガラス物品を、溶媒で濯いで、結合していない被覆を除去し、使用前に空気乾燥させて差し支えない。
ここに記載したものなどの防汚性両疎媒性層で被覆したときに、ここに記載されたテキスチャー付き防眩表面は、ヘイズ測定により判定して、指紋の油分の施用に対して耐性である。さらに、指紋の拭き取り後の被覆された防眩表面の基本的な拭き取りにより、光学的品質のほとんどが瞬時に復元される。未被覆のテキスチャー付き防眩表面および防汚性両疎媒性フルオロシラン単分子層により被覆されたテキスチャー付き防眩表面の、ヘイズ測定の換算による、拭き取り性能が表1に要約されている。防眩表面および防汚性層を、ここに記載した方法を使用して、アルカリアルミノケイ酸塩ガラス上に形成した。各サンプルについて、指紋の施用の前後にヘイズ測定を行い、次いで、拭き取り後に再度行った。全ての指紋は、本物の指および顔の油を使用し、平らな非被覆ガラススライドを人の指で最初に飽和させ、この飽和スライドを油田として使用して、手作業でサンプルに施した。同様に、拭き取りは、各サンプルについて、新しいマイクロファイバクロスを使用して、同じ作業者により連続して全てのサンプル上で行った。未被覆と被覆のサンプル両方が、指紋の施用後に減少したヘイズを示し、拭き取り後に被覆部分について初期ヘイズ値の復元を示した。被覆サンプルについて観察された回復程度は、未被覆サンプルのものよりも大きかった。
Figure 2012521958
説明の目的のために、典型的に実施の形態を述べてきたが、先の説明は、本開示の範囲または添付の請求項の範囲への制限と考えるべきではない。したがって、本開示のまたは添付の請求項の精神または範囲から逸脱せずに、様々な改変、適用、および変更が、当業者には想起されるであろう。
100 ガラス物品
102 表面
104 第2の表面
110 結晶
120 浴
140 マスク
200 第2のガラス物品
210 フリット

Claims (10)

  1. 防眩表面を有するガラス物品において、該防眩表面が、エッチングされた表面であり、95未満の反射画像の鮮鋭性、および50%以下のヘイズを示すことを特徴とするガラス物品。
  2. ソーダ石灰ケイ酸塩ガラス、アルカリ土類アルミノケイ酸塩ガラス、アルカリアルミノケイ酸塩ガラス、アルカリホウケイ酸ガラス、およびそれらの組合せの内の1つを含むことを特徴とする請求項1記載のガラス物品。
  3. 前記ガラス物品がアルカリアルミノケイ酸塩ガラスを含み、該アルカリアルミノケイ酸塩ガラスが:
    a. 60〜70モル%のSiO2;6〜14モル%のAl23;0〜15モル%のB23;0〜15モル%のLi2O;0〜20モル%のNa2O;0〜10モル%のK2O;0〜8モル%のMgO;0〜10モル%のCaO;0〜5モル%のZrO2;0〜1モル%のSnO2;0〜1モル%のCeO2;50ppm未満のAs23;および50ppm未満のSb23;12モル%≦Li2O+Na2O+K2O≦20モル%および0モル%≦MgO+CaO≦10モル%;
    b. 61〜75モル%のSiO2;7〜15モル%のAl23;0〜12モル%のB23;9〜21モル%のNa2O;0〜4モル%のK2O;0〜7モル%のMgO;および0〜3モル%のCaO;
    c. 60〜72モル%のSiO2;9〜16モル%のAl23;5〜12モル%のB23;8〜16モル%のNa2O;および0〜4モル%のK2Oを有し、比
    Figure 2012521958
    である;
    の内の1つを含むことを特徴とする請求項2記載のガラス物品。
  4. 防眩表面を有するガラス物品を製造する方法において、
    a. ソーダ石灰ケイ酸塩ガラス、アルカリ土類アルミノケイ酸塩ガラス、アルカリアルミノケイ酸塩ガラス、アルカリホウケイ酸ガラス、およびそれらの組合せの内の1つを含むガラス物品を提供する工程、
    b. 前記ガラス物品の表面に結晶を成長させる工程、
    c. 前記結晶を取り囲む表面からガラスをエッチングして、該表面に粗いテキスチャーを形成する工程、および
    d. 前記表面から前記結晶を除去して、防眩表面を形成する工程、
    を有してなる方法。
  5. a. 表面粗さ、表面ヘイズ、および反射画像の鮮鋭性の内の少なくとも1つを選択する工程、および
    b. 前記結晶を除去した後に前記表面をエッチングして、選択された表面粗さ、選択された表面ヘイズ、および選択された反射画像の鮮鋭性の内の少なくとも1つを得る工程、
    をさらに含むことを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 前記結晶を除去した後前記表面をエッチングする工程が、
    a. 前記表面にエッチング水溶液を施す工程であって、該エッチング水溶液が、フッ化水素酸、および随意的に鉱酸を含み、該鉱酸が、硫酸、塩化水素酸、硝酸、およびリン酸の内の1つである工程、および
    b. 前記表面に、無機塩基およびキレート剤を含むエッチング水溶液を施す工程、
    の内の1つを含むことを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 前記表面に結晶を成長させる工程が、前記表面を、無機フッ化物塩および湿潤剤を含む第1のエッチング水溶液でエッチングする工程を含み、前記無機フッ化物塩が、フッ化アンモニウム、フッ化水素アンモニウム、フッ化ナトリウム、フッ化水素ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化水素カリウム、およびそれらの組合せの内の1つであり、前記湿潤剤が、グリコール、グリセロール、アルコール、界面活性剤、およびそれらの組合せの内の1つであることを特徴とする請求項4から6いずれか1項記載の方法。
  8. 前記第1のエッチング水溶液が、鉱酸およびフッ化水素酸の少なくとも一方を含み、前記鉱酸が、硫酸、塩化水素酸、硝酸、およびリン酸の内の1つであることを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 前記表面から前記結晶を除去して、前記防眩表面を形成する工程が、前記表面に第2のエッチング水溶液を施す工程を含み、前記第2のエッチング水溶液が、鉱酸を含み、HFを実質的に含まず、前記鉱酸が、硫酸、塩化水素酸、硝酸、およびリン酸の内の1つであることを特徴とする請求項4から8いずれか1項記載の方法。
  10. 前記ガラス物品がアルカリアルミノケイ酸塩ガラスを含み、該アルカリアルミノケイ酸塩ガラスが:
    a. 60〜70モル%のSiO2;6〜14モル%のAl23;0〜15モル%のB23;0〜15モル%のLi2O;0〜20モル%のNa2O;0〜10モル%のK2O;0〜8モル%のMgO;0〜10モル%のCaO;0〜5モル%のZrO2;0〜1モル%のSnO2;0〜1モル%のCeO2;50ppm未満のAs23;および50ppm未満のSb23;12モル%≦Li2O+Na2O+K2O≦20モル%および0モル%≦MgO+CaO≦10モル%;
    b. 61〜75モル%のSiO2;7〜15モル%のAl23;0〜12モル%のB23;9〜21モル%のNa2O;0〜4モル%のK2O;0〜7モル%のMgO;および0〜3モル%のCaO;
    c. 60〜72モル%のSiO2;9〜16モル%のAl23;5〜12モル%のB23;8〜16モル%のNa2O;および0〜4モル%のK2Oを有し、比
    Figure 2012521958
    である;
    の内の1つを含むことを特徴とする請求項4から9いずれか1項記載の方法。
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