JP2011500438A - エアバッグモジュール - Google Patents

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Abstract


本発明は、人を保護するべく膨張可能なエアバッグ(10)と、前記エアバッグ(10)を膨張させるべくガス充填が可能とされた前記エアバッグ(10)の内部空間(I)を規定する、前記エアバッグ(10)のエアバッグカバー(20)と、前記エアバッグ(10)を膨張させるのに必要なガスを供給するためのガス発生器(30)と、前記エアバッグ(10)の前記内部空間(I)への前記ガス発生器(30)の挿入を許容し、これにより前記ガス発生器(10)で発生したガスが前記エアバッグ(10)の前記内部空間(I)に流入するのを可能とする、前記エアバッグカバー(20)の挿入開口(21)と、前記挿入開口(21)を規定し、前記ガス発生器(30)を環状に取り囲む境界領域(22)と、前記挿入開口(21)をシールするためのシール手段(40)と、を備える特に車両用のエアバッグモジュールに関する。本発明によれば、前記シール手段(40)は、前記シール手段(40)が前記ガス発生器(30)で発生したガスによって拡張されるとともに、前記挿入開口(21)をシールするべく前記挿入開口(21)の前記境界領域(21)に対し押圧されるように、前記境界領域(22)と前記ガス発生器(30)との間に配置されている。また、本発明は、エアバッグを製造するための方法に関する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、請求項1の前文に記載の、特に車両用のエアバッグモジュールに関するものである。
そのようなエアバッグモジュールは、特に車両乗員を保護する機能を果たし、例えば側面衝突のような衝突の際、車両乗員と、車両の側面窓ガラス又は車両構造部の側方ピラー、或いは別の車両部分及び/又は車両に侵入する障害物との衝突が阻止される。
所定のエアバッグ装置(また、エアバッグモジュールの形態)を基礎とした車両用のそのような保護装置が一般的に知られている。通常は、そのような保護装置は、例えば車両の前方シートに着座している車両乗員ひとりを保護する機能を有するばかりでなく、複数の車両乗員、特に車内で並んで着座している乗員を(同時に)保護する機能を有し、エアバッグ装置(エアバッグモジュール)の形態の保護装置は、例えば正面の前方に延在するのみならず、車両の少なくとも1つの後方窓ガラスの前方においても延在し、例えば車両方向に沿って、車両のいわゆるAピラーからBピラーを介してCピラー又はDピラーに至るまで延在する。勿論、運転席エアバッグ装置又は助手席エアバッグ装置にもなり得る。
そのようなエアバッグ装置又はエアバッグモジュールのエアバッグは、衝突時に保護される乗員又は人の異なる身体部分、特には乗員の頭部又は胸部を保護することが可能とされる。
そのようなエアバッグモジュールは、人を保護するべく車内又は車両上において膨張可能とされるエアバッグと、エアバッグを膨張させるべくガス充填可能なエアバッグの内部空間を取り囲むエアバッグのエアバッグカバーと、エアバッグの膨張に必要なガスを発生させるためのガス発生器と、エアバッグカバーの挿入開口を備え、ガス発生器は、前記挿入開口を通じてエアバッグの内部空間に挿入され、これによりガス発生器によって発生し、或いはガス発生器の外部へと流出したガスは、エアバッグの内部空間へと流入可能とされ、また挿入開口を規定しガス発生器を環状に取り囲む挿入開口の境界領域と、前記挿入開口をシールするためのシール手段を備える。
このため、挿入開口は、必然的に所定の縫い目、特にエアバッグ部を互いに折り畳む周辺の縫い目に配置することができず、エアバッグ部の切断外形から離間して配置可能とされる。特に、蝶形片の場合には、シール手段は、ガス発生器とともにエアバッグカバーの折り畳み縁部(折り畳み軸)に配置される。
本発明にかかる問題は、前述のタイプのエアバッグモジュールの場合に、エアバッグのうちガス発生器用の挿入開口を、簡便且つコスト効果の高い態様でシール可能とすることに基づいている。
この問題は、請求項1の特徴によって解決される。
これにより、シール手段は、境界領域と挿入開口に挿入されたガス発生器との間に配置され、エアバッグ膨張時において、シール手段は、前記挿入開口をシールするべくガス発生器からのガス流によって、挿入開口の前記境界領域に対し押圧される(自動シールされる)。
本発明における解決のために、ガス発生器を挿入開口又はシール手段に挿入することができ、その後に、エアバッグの内部空間の外側へと突出するガス発生器の接続側へと点火プラグが差込み可能とされる。更に、本発明における解決のために、予め一体状に組み付けられたモジュール又はエアバッグの中へとガス発生器を簡便に挿入することができ、またこのためガス発生器を正確に配置することができる。
好ましくは、シール手段は、当該シール手段のうち挿入開口の境界領域に沿ってガス発生器を一周する中間領域において、前記挿入開口の境界領域に対し押圧される。
好ましくは、ガス発生器は、挿入方向に沿って挿入開口に挿入され、シール手段の環状の中間部は、挿入方向に垂直な断面が広がる(拡張する)ように構成されるのが好ましく、或いは挿入開口の開口面に平行に延在する。このため、ガス発生器によって発生したガスが中間部に衝突し、また当該中間部をガス発生器から離間するように外側へ押圧し、これによりエアバッグカバーの挿入開口の環状の境界領域に対しシール状に押圧されるときに、シール手段が広がる(拡張する)ように構成されるのが好ましい。
ガス発生器によって発生したガスを吐出するために、ガス発生器は、好ましくは少なくとも1つの流出開口を備え、中間部が前記少なくとも1つの流出開口に関して配置され、前記中間部が前記少なくとも1つの流出開口に対向し、或いは流出開口から流出したガス流が中間部に衝突し、このため前記中間部の前記断面に関する前記拡張が生じる。
シール手段をガス発生器にシール状に固定するために、シール要素を取り囲むクランプ要素が設けられ、それによってシール要素は、特にエアバッグの内部空間の外側においてガス発生器に固定される。ここで、クランプ要素は一般的なクランプリングとされ得る。
好ましくは、シール手段は、当該シール手段の中間部に接続された第1端部を備え、この第1端部が、特にシール要素の前記中間部に一体状に形成される。このため、クランプ要素は、シール手段の第1端部をガス発生器に対して押圧するように構成配置されるのが好ましく、これによりシール手段は、シール要素の前記第1端部がガス発生器(特に、エアバッグの内部空間の外側)に対し強く当接する。
特に好ましくは、シール手段は、少なくとも1つの柔軟な材料層から製造され、前記材料層は、特にエアバッグカバーも製造可能とされるエアバッグ材料とされる。
特に好ましくは、材料層は所定の巻き付け方向に沿って巻き上げられ(シールスリーブ)、これにより材料層はシール要素の環状壁部を形成し、当該環状壁部はその一部においてガス発生器の収容部を規定する。特に、材料層は、巻き付け方向に沿って巻き上げられ、最終的なシール手段の中間部が巻き付け方向に沿って一周する。好ましくは、材料層は、巻き付け方向に沿って巻き上げられ、これにより更に部分的に重なり合い、即ち壁部の少なくとも一部に、材料層のうち互いに表面に配置される(挿入領域に沿って延在する)2つの領域を備え、これによりガス発生器から流出したガスが、ガス発生器を取り囲むシール手段の中間部に衝突したときに、中間部は断面において拡張可能とされる。材料層は巻き付け方向に沿って重なり、また重なり領域は、シール手段の全長に沿って互いに接続されず、前記重なり領域が中間部に導入された荷重に対応して相対的に(即ち、反対方向に)滑動可能であるため、材料層の中間部は当該部位にガスが衝突したときに拡張される。更に、中間部にガスが衝突することによって、重なり領域(層)間の距離が減少する。第2の部位の断面の増加(いわゆる、フィルムスプール効果)に伴って、第2の部位の、むしろ材料層のうち互いの表面に位置する領域(層)のこれら2つの動作が生じる。
このフィルムスプール効果は、材料層のうち互いに表面に位置する領域の数によって制御可能とされる。特に、壁部は、巻き付け方向に沿って延在するその全周に沿って、互いに表面に配置された少なくとも2つの層を有する構成とされる。少なくとも2つの層、多くて4つの層が設けられるのが好ましい。一方で、4つの層以上の層を設けることもできる。好ましくは、2と4分の1以上の層、即ち、2つの完全な環状層と、巻き付け方向に沿ってシール要素の外周の4分の1を覆うクォーター層の別の重なり部分とが設けられる。
特に好ましくは、巻く付け方向は挿入方向に交差して延在し、ガス発生器は、当該挿入方向に沿って、挿入方向と垂直に配置された挿入開口に挿入される
シール手段を形成する材料層の巻き上げ状態を常時維持できるようにするためには、材料層のうちシール手段の壁部を形成し、且つ、互いの表面に位置する層が、シール手段の第1端部の領域及び/又はシール手段の第2端部の領域において(特に、互いの表面に位置する層を貫通する貫通縫い目によって)互いに接続され、各端部が巻き出し又は断面の拡張ができず、或いは中間部よりも拡張断面が小さい。特には、互いの表面に位置する層の前記接続部(貫通縫い目)のせん断又は引っ張りによって、端部の断面が僅かに拡張可能とされる。一方で、材料層のうち壁部を形成し、且つ、互いの表面に位置する層は、中間部に設けられていないので、中間部は拡張可能とされ、或いはガス発生器から流出したガスが中間部に衝突して、エアバッグの挿入開口の範囲を規定する境界領域に対して外方へ中間部を押圧した際には、フィルムスプール効果(上記参照)にしたがってより大きく拡張可能とされる。
好ましくは、シール手段の第1端部は、シール手段の中間部を介してシール手段の第2端部に接続され、前記第2端部は、特にエアバッグの内部空間内に配置されるとともに、特に中間部と一体状に形成される。好ましくは、シール要素は、エアバッグカバー内に、又はエアバッグの内部空間内に配置された第2端部を介して、特に縫い目によってエアバッグカバーに固定される。
本発明の一つの変更例では、ディフューザ(拡散器)が特に第2端部に固定されるように設けられ、前記ディフューザは、シール手段の第2端部と一体状に形成される。好ましくは、シール手段は、前記ディフューザを介してエアバッグのエアバッグカバーに取り付けられる。ディフューザは、ガス発生器によって発生したガスを拡散させる(案内する)ための機能を果たす。
特に好ましくは、ディフューザも形成可能な材料層は、エアバッグ材料、特には布地からなり、当該エアバッグ材料によってエアバッグカバーも製造可能とされる。
エアバッグを膨張させるための機能を果たすガス発生器は、所定の延在方向に沿って長尺状に延在するのが好ましく、前記ガス発生器は、特に管状のガス発生器として形成される。このため、長尺状に延在するとは、前記対象物の前記延在方向に沿った寸法の方が前記延在方向に交差する方向よりも大きいことを意味する。
好ましくは、前記延在方向が挿入方向と一致する、即ち管状のガス発生器の形態の所定のガス発生器の場合には、当該ガス発生器は、前面がエアバッグカバーの挿入開口に挿入される。
好ましくは、ガス発生器は、挿入開口を通じてエアバッグの内部空間に導入され、ガス発生器は、当該ガス発生器を駆動可能な車両側の電子機器に対し当該ガス発生器を接続するために、所定の自由端部においてエアバッグの内部空間の外側へと突出し、ガス発生器を車両側の電子機器に電気的に接続するための接点ユニットが、ガス発生器の前記自由端部に設けられる。
ガス発生器の挿入方向に沿ったエアバッグカバーの挿入開口への挿入を容易化するために、シール手段の第1端部は、漏斗形状に形成され、或いはガス発生器をシール手段へと案内又は配置するガイド要素を有するのが好ましい。従って、前記シール手段が最初に挿入開口へ挿入されるのが有利とされ、これにより好ましくは漏斗形状に形成されるシール手段の第1端部は、前記エアバッグカバー外へ突出して、挿入されるガス発生器にその第1端部が対向する。このとき、ガス発生器は、(その前面が)シール手段の(漏斗形状の)第1端部に挿入され、従って同時に挿入方向と交差する所定面に配置される。このため、ガス発生器は、ガス発生器から流出したガスがシール手段の中間部に衝突し、また挿入開口の範囲を定める境界領域がガス発生器を断面にて取り囲むまで、エアバッグの内部空間に挿入される。
本発明の一つの変更例では、エアバッグカバーは少なくとも2つのエアバッグ部からなり、エアバッグカバーが平坦状に広げられ、平坦状に広げられた互いの表面に2つのエアバッグ部が位置する状態では、当該2つのエアバッグ部は、エアバッグカバーのうち挿入方向に沿って延在する最も外側の境界部に沿って互いに一体状に形成される(いわゆる蝶形片)。即ち、2つのエアバッグ部は、前記境界部に沿って延在する折り畳み軸に沿って互いに折り畳まれ、また互いに接続されていない2つのエアバッグ部の境界部は、そのときに互いに接続されてエアバッグカバーを形成し、前記接続部が特に縫い目によって形成される。
このため、本発明の一つの変更例では、ガス発生器(及びシール手段)の前記挿入開口は、挿入方向に沿って延在する前記境界領域と交差する切り欠きによって形成され、当該切り欠きは、境界部を第1及び第2の部位に分割し、第1の部位は、エアバッグの内部空間に向けて折り込まれ、これによりエアバッグカバーの挿入開口の境界領域は、切り欠きのうち境界部の切断後に互いに対抗する境界によって形成され、折り込まれた第1の部位は、ガス発生器のための断面U字形状の収容部を形成し、シール手段の挿入時にガス発生器に当接し、これにより前記折り込まれた第1の部位は、少なくとも一部が挿入方向に交差してガス発生器を取り囲む。
好ましくは、ガス発生器を保持するために、エアバッグカバーに固定され、挿入方向に沿って挿入開口に対向するループが設けられ、前記ループは、折り込まれた第1の部位とともにガス発生器及びシール手段を、挿入方向に垂直に延在する所定面に関して環状に取り囲む。このため、ループ及び折り込まれた第1の部位は、挿入方向に交差して互いに対向し、ループは、ガス発生器のうちエアバッグの内部空間とは反対側の上面に対し当接し、また折り込まれた第1の部位は、ガス発生器のうちエアバッグの内部空間に対向する下面に対し当接する。
更に、本発明にかかる問題は、特には請求項1から31のいずれか一項に記載のエアバッグを製造するための方法によって解決され、本発明にかかる方法に含まれるステップとして、エアバッグを膨張させるためにガスでの充填が可能とされたエアバッグの内部空間を取り囲むエアバッグのうちエアバッグカバーを準備するステップと、シール手段を挿入開口へ挿入し、これによりシール手段が挿入開口のうち、挿入開口の範囲を定める境界領域に対しシール手段の中間部を介して当接するステップと、ガス発生器をシール手段に挿入し、ガス発生器で発生したガスがエアバッグの内部空間に流入可能とし、また挿入開口の範囲を定める境界領域がシール手段の中間部の挿入時にガス発生器を環状に取り囲み、これにより挿入開口をシールするべく、中間部に衝突したガスが前記境界領域に対して前記中間部を押圧するステップとを含む。
シール手段を形成するために、平らな材料層が好適に設けられ、この材料層は、シール手段を形成するために巻き付け方向に沿って巻かれて、材料層の少なくとも2つの層が巻き付け方向に沿って重なるのが好ましく、また前記シール手段(材料層)は、巻き付け方向と交差する挿入方向に沿って挿入開口へと挿入されて、挿入開口の前記境界領域は、シール手段の中間部を環状に取り囲む。材料層は、特に巻き付け方向に沿って巻き上げられ、シール手段は、中間部を介して互いに接続される、即ち、互いに一体状に形成される第1及び第2の境界部を備える。このため、材料層のうち第1及び/又は第2境界部にて互いの表面に位置する部位は、シール手段が各境界部の領域で巻き出し又は断面の拡張ができず、或いは端部の断面の拡張がシール手段の中間部の拡張よりも小さくなるように、互いに取り付けられるのが好ましい。
好ましくは、ガス発生器はシール手段の中間部に対して、中間部がガス発生器の少なくとも1つの流出開口に対向し、或いはガス発生器から流出したガスが中間部に衝突して圧力を作用させるように配置され、これにより中間部は、ガス発生器を一周する挿入開口の境界部に向けて荷重を受け、またこの境界領域にシール状に当接可能とされる。
本発明の更なる詳細及び有利な点は、図面に基づく以下の実施形態の記載によって明確化される。
本発明にかかるエアバッグモジュールのシール手段を示す斜視図である。 本発明にかかる図1に示すエアバッグモジュールのシール手段の変更例を示す斜視図である。 本発明にかかる図1に示すエアバッグモジュールのシール手段の変更例を示す斜視図である。 本発明にかかる図1に示すエアバッグモジュールのシール手段の変更例を示す斜視図である。 本発明にかかるエアバッグモジュールのシール手段の別の変更例を示す図である。 本発明にかかるエアバッグモジュールの漏斗形状のシール手段を、シール手段の漏斗形状の領域へと導入されるガス発生器とともに示す図である。 本発明にかかるエアバッグモジュールのエアバッグの断片図ないし斜視図であって、エアバッグの挿入開口がエアバッグのエアバッグカバーの境界領域での切断によって形成される様子を示す図である。 本発明にかかるエアバッグモジュールのエアバッグの断片図ないし斜視図であって、エアバッグの挿入開口がエアバッグのエアバッグカバーの境界領域での切断によって形成される様子を示す図である。 本発明にかかるエアバッグモジュールのエアバッグの断片図ないし斜視図であって、エアバッグの挿入開口がエアバッグのエアバッグカバーの境界領域での切断によって形成される様子を示す図である。 本発明にかかるエアバッグモジュールのエアバッグの断片図ないし斜視図であって、エアバッグの挿入開口がエアバッグのエアバッグカバーの境界領域での切断によって形成される様子を示す図である。 本発明にかかるエアバッグモジュールのエアバッグの断片図ないし斜視図であって、エアバッグの挿入開口がエアバッグのエアバッグカバーの境界領域での切断によって形成される様子を示す図である。 車両乗員の頭部保護用のエアバッグ装置へと組み立て可能な組み立てキットの個々の構成要素を示す図である。 図12における構成要素から組み立てられたエアバッグ装置の一例を示す図である。 頭部保護装置を形成するべく組み立て可能なエアバッグ装置の構成要素を詳細に示す図である。 頭部保護装置を形成するべく組み立て可能なエアバッグ装置の構成要素の第3の実施形態を示す図である。 図15aの構成要素からなる頭部保護機能を有するエアバッグ装置を示す図である。 頭部保護装置を形成するべく組み立て可能なエアバッグ装置の構成要素の第4の実施形態を示す図である。 図16aの構成要素からなる頭部保護機能を有するエアバッグ装置を示す図である。 頭部保護装置としての機能を有するエアバッグ装置の互いに支持可能な2つのモジュールを示す図である。 図17aのモジュールが互いに支持された状態を示す図である。 図17aに示す装置の変更例を示す図である。 図17bに示す装置の変更例を示す図である。 組み立てキットの原理にしたがって組み付け可能なエアバッグ装置の2つの構成要素を互いに支持するための別の例を示す図である。 組み立てキットの原理にしたがって組み付け可能なエアバッグ装置の組み付け要素のための接続手段の使用に関する実施形態を示す図である。 組み立てキットの原理にしたがって組み付け可能なエアバッグ装置の組み付け要素のための接続手段の使用に関する実施形態を示す図である。 組み立てキットの原理にしたがって組み付け可能なエアバッグ装置の組み付け要素のための接続手段の使用に関する実施形態を示す図である。 エアバッグ装置に取り付けフラップを配置固定するための実施形態を示す図である。 エアバッグ装置に取り付けフラップを配置固定するための実施形態を示す図である。 エアバッグ装置に取り付けフラップを配置固定するための実施形態を示す図である。 図21aの実施形態の第1の変更例を示す図である。 図21bの実施形態の第1の変更例を示す図である。 図21cの実施形態の第1の変更例を示す図である。 図21aから図21cの実施形態の第2の変更例を示す図である。 図21aから図21cの実施形態の第2の変更例を示す図である。 図21aから図21cの実施形態の第2の変更例を示す図である。 図21aから図21cの実施形態の第2の変更例を示す図である。 図21aから図21cの実施形態の第3の変更例を示す図である。 図21aから図21cの実施形態の第3の変更例を示す図である。 図21aから図21cの実施形態の第3の変更例を示す図である。 図21aから図21cの実施形態の第3の変更例を示す図である。 図21aから図21cに示すタイプの取り付けフラップを有する頭部保護装置としての機能を果たすエアバッグ装置を示す図である。 エアバッグ装置に取り付けフラップを配置固定するための別実施の形態を示す図である。 エアバッグ装置に取り付けフラップを配置固定するための別実施の形態を示す図である。 頭部保護装置としての機能を果たすエアバッグ装置の2つの膨張可能領域に接続された接続チャンネルに、ガス発生器を配置するための一例を示す図である。 エアバッグ装置のガス発生器から流出するガス流を分配するための円筒形状のガス流分散器の第1の実施形態を示す図である。 エアバッグ装置のガス発生器から流出するガス流を分配するための円筒形状のガス流分散器の第2の実施形態を示す図である。 ガス発生器から流出する高温ガスに対して、エアバッグ装置の接続チャンネルの布地を保護するための包装保護層の第1の実施形態を示す図である。 ガス発生器から流出する高温ガスに対して、エアバッグ装置の接続チャンネルの布地を保護するための包装保護層の第1の実施形態を示す図である。 図29aの配置においてガス発生器からのガス吐出後を示す図である。 図29bの配置においてガス発生器からのガス吐出後を示す図である。 ガス発生器から流出する高温ガスに対して、エアバッグ装置の接続チャンネルの布地を保護するための第2の実施形態の巻き付け保護層を示す図である。 ガス発生器から流出する高温ガスに対して、エアバッグ装置の接続チャンネルの布地を保護するための第2の実施形態の巻き付け保護層を示す図である。 断面が楕円形とされ、且つ同時にガス流分散器としての機能を果たす収容体を示す図である。 断面が楕円形とされ、且つ同時にガス流分散器としての機能を果たす収容体を示す図である。 断面が楕円形とされ、且つ同時にガス流分散器としての機能を果たす収容体を示す図である。 熱抵抗材料層を支持する布地管を有するエアバッグ装置の接続チャンネルの断面を示す図である。
図1には、本発明にかかるエアバッグモジュールのシール手段40(「気密手段」ともいう)が示されており、このシール手段は、エアバッグ10のエアバッグカバー20の挿入開口21をシールする(「密閉する」ないし「密封する」ともいう)ように構成配置されており、エアバッグ10のエアバッグカバー20の前記挿入開口21は、ガス発生器30をエアバッグカバー20によって規定される内部空間Iへと挿入する機能を果たし(図4及び図6参照)、前記ガス発生器30は、所定の挿入方向23に沿って挿入開口への挿入が許容される。
シール手段40は、エアバッグ材料から形成可能とされた柔軟な材料層45からなり、そのエアバッグ材料から特にエアバッグ10のエアバッグカバー20もまた製造可能とされる。この材料層45は、平坦状に広げられた状態からはじめて、巻き付け方向46に沿って巻き上げられ、これにより特に、シール手段40の中空円筒形状の壁部47が形成され、この壁部がガス発生器30のための収容部(収容体)を規定する。このため、好ましくは材料層45が巻き付け方向46に沿って巻き上げられて、材料層45が巻き付け方向に沿って部分的に重なり、即ち特にシール手段40の壁部47は、巻き付け方向46に沿って一周するその外周49に沿って、材料層のうちの各表面に配置された2つの層400,401を常時に備えている。従って、シール手段40の壁部47は、二層構造として構成されるのが好ましい。壁部47は更に、前記挿入方向23に沿って長尺状に延在し、また前記挿入方向23に交差して(を横切って)一周し、これによりシール手段44の収容部48は、挿入開口21へのシール手段44の挿入時に、挿入方向23に沿って挿入開口21と一列をなす。
シール手段40は、前記挿入方向23に沿って3つの部位に分割され、即ち第1端部41と、挿入方向23に沿って第1端部23に対向する第2端部23に分割され、そこで2つの端部41,43が、シール手段40の中間部42を介して互いに接続されている。シール手段40は、図4に示されるように前記挿入方向23に沿って、エアバッグカバー20の挿入開口21へのエアバッグ10の内部空間Iに挿入され、これによりエアバッグカバー20のうち挿入開口21の境界を規定する境界領域22は、シール手段40の中間部42を環状に取り囲む。このため、シール手段40の第2端部43は、エアバッグ10の内部空間Iに配置され、またシール手段40の第1端部41は、エアバッグ10の内部空間Iの外側へと挿入方向23に沿って(向かって)突出している。
図6によれば、ガス発生器46は挿入方向23に沿ってシール手段40の収容部48へと挿入され、特には管状のガス発生器30が延在方向Eに沿って延在している。このため、管状のガス発生器30が延在方向Eは、挿入方向23に一致している。ガス発生器30は、挿入方向23に沿ってシール手段40の収容部48に挿入され、ガス発生器30の外部へのガス流出を可能とするべくガス発生器31に形成された流出開口31は、挿入方向23に垂直に延在する所定平面についてシール手段40によって取り囲まれ、或いは換言すれば、前記流出開口31は、シール手段40の収容部48内に配置される。ガス発生器がエアバッグ10を膨張させるためのガスを供給する場合、流出開口31から流出したガスは、挿入方向23に交差して延在する方向に沿って、シール手段40の中間部42に衝突し、これにより中間部42は、中間部42を取り囲んでいる挿入開口21の境界領域22によって好ましくはシール状に押圧される。シール要素40及び特にシール要素40の中間部42は、巻き付けられた材料層45からなるため、中間部42の断面ないし断面積は、挿入方向23に垂直に延在する前記平面に関して拡張可能とされる。これは、材料層45の層400,401は、互いに隣接しているのみであって、互いに取り付け固定されていないことによるものである。従って、シール部材40の中間部42に収容部48の方向(ガス発生器から流出するガス)から所定の圧力が作用した場合、層400,401は、互いに反対方向に、即ち中間部42の前記断面ないし断面積の拡張時に(図2が参照される、いわゆるフィルムスプール効果で)互いに滑動する。
材料層45の巻き上げ状態を維持可能とするべく、シール手段40の少なくとも第1端部41において接続部V(特に、縫い目)によって、シール手段40の層400,401が互いに固定される。特に、そのような接続部V’がシール手段40の第2端部43にも設けられる(図3から図4参照)。このため、シール手段40は、挿入開口21の断面領域のみを広げることができ、好ましくはエアバッグカバー20の挿入開口21の境界領域22にシール状に当接する。このため、前記シール手段40は自動シールとして形成される。
挿入方向23に沿って、或いはむしろ延在方向Eに沿って、ガス発生器30をシール手段40の収容部48に容易に挿入するために、図6に示す変更例のシール手段40の第1端部41は、漏斗形状に形成され、或いは挿入方向23に交差して互いに対向し、且つ、挿入方向23と反対に分岐するガイド要素48a及び48bを有し、これによりシール手段40の収容部48のうちガス発生器40に対向する開口部が効果的に広げられる。従って、シール手段40の第1端部41の収容部48の前記開口部へのガス発生器30の挿入時に、ガス発生器30は、収容部48又はエアバッグカバー20の挿入開口21への挿入時に挿入方向23に交差して配置される前記ガイド要素48a,48bによってガイド(案内)される。
図1から図4によれば、シール手段は、エアバッグ10の内部空間Iに挿入されたシール手段40の第2端部43を介して、即ち好ましくは縫い目による接続によって、エアバッグカバー20に固定されるのが好ましい。
図5には、図1から図4に示すシール手段40の変更例が示されており、図1から図4とは対照的に、ディフューザ(拡散器)33がシール手段40の第2端部43に一体状に固定されており、当該ディフューザは、ガス発生器30によって発生したガスをエアバッグ10の内部空間Iへと拡散ないし分散させる機能を果たす。
これと同様の構成要素を形成するために、材料層45の第1の部位45aが上述のように巻き上げられる(図1から図4参照)。従って、材料層45の前記第1の部位45aは、材料ブリッジ部45cを介して材料層45の第2の部位45bと一体状に形成され、当該材料ブリッジ部は、材料層45の第1の部位45aとは対照的に巻き上げられないが、挿入方向23に沿って配置された折り畳み軸34に沿って、互いの表面が合致するように折り畳まれ、これにより材料層45の第2の部位45bは、互いに合致するように折り畳まれる2つの拡散部45c,45dに分割される。これら2つの拡散部45c,45dはそれぞれ、挿入方向23に交差して折り畳み軸45に対向する境界部33bを備え、この境界部33bに沿って2つの拡散部45c,45dが接続部N(特に、縫い目)によって互いに接続されている。更に、これら2つの拡散部45c,45dはそれぞれ、挿入方向23に沿って互いに対向し、且つ、境界部33bにそれぞれ連接する2つの境界部33c,33aを備えている。2つの拡散部45c,45dはこれら境界部33a,33cに沿っては互いに接続されず、これによりこれら境界部33a,33cは、ディフューザ33のうち挿入方向23に沿って互いに対向する第1開口O及び第2開口O’を規定し、或いは範囲を定める。従って、ディフューザ33は、ガス発生器30から流出したガス流を、ディフューザ33からそれぞれ第1開口O及び第2開口O’を通じて流れる反対方向の2つのガス流に分割することができる。2つの拡散部45c,45dを折り畳み軸34に沿って互いに簡単に折り畳み可能とするべく、材料ブリッジ部45cは、(材料層45の2つの部位45a,45bが平坦状に広げられた状態に関して)巻き付け方向46に沿った部位45の延在部分、又は拡散部45c,45dの挿入方向23を横切る延在部分よりも小さくなるように形成される。
前述のシール手段40或いはディフューザ33は、側部エアバッグ又は頭部エアバッグに適用するのに特に適しており、その場合には、ガス発生器30から流出したガスが少なく2つのチャンバーにわたって拡散されなければならない。このため、2つのチャンバーのうちの1つのチャンバーはガス発生器30の第1開口Oに対して、また他方にチャンバーはガス発生器30の第2開口O’に対して、ガス誘導(ガス流通)の形態で接続される。
図7には、図8から図11に関連して、本発明にかかるエアバッグモジュールの挿入開口21の変更例が示されており、いわゆるバタフライ片(蝶形片)を有するエアバッグ10に特に適している。ここで、エアバッグ10は、互いに一体状に形成されたエアバッグ層200,201を備え、当該エアバッグ層は、2つのエアバッグ部の前記一体状の接続部に沿って延在する折り畳み軸34に沿って互いに合致して折り畳まれ、これによりエアバッグカバー20のうち挿入方向23に沿って延在する境界部202によって、前記エアバッグ部200,201が互いに一体状に形成される。エアバッグカバー20を形成するべく、前記2つのエアバッグ部200,201は、それらの最外部の境界部に沿って互いに接続される。
そのようなエアバッグで挿入開口21を形成するためには、エアバッグカバー20のうち挿入方向23に沿って延在する境界部202が挿入方向23に交差して(横切って)切断され、これにより当該境界部は、挿入方向203に交差して延在する切り欠き210を備える。
このため、この切り欠き210によって、エアバッグカバー20の境界部202が、挿入方向23に沿って互いに対向する第1の部位202aと第2の部位202bとに分割される。このため、第1の部位202aは、挿入方向23に交差してエアバッグ10の内部空間Iに向けて折り込まれ、これにより切り欠き210は、図8及び図9にしたがって、エアバッグカバー20の挿入開口21の環状の境界領域22を形成する。更に、エアバッグカバー20の境界部202の折り込まれた第1の部位202aは、ガス発生器30を収容するために設けられる、特に断面がU字形状の収容部を形成する。
さて、図1から図4、又は図5に示されるように、シール手段40は、挿入開口21に対し挿入方向23に沿って挿入可能とされ、或いは配置可能とされる。このシール手段40は、シール手段の第2端部43を介して、或いはそれに一体状に形成されたディフューザ33を介して、エアバッグカバー20において固定され、即ち、エアバッグカバー20のうち延在方向E又は挿入方向23に沿って延在する境界部202の(折り込まれていない)第2の部位202bにおいて固定されるのが好ましい。
折り込まれた第1の部位202aによって形成された収容部に、シール手段40を含むガス発生器30を保持するためには、ループ220が設けられる(図11参照)。前記ループ220は、前記ループ220をエアバッグカバー20に固定するための2つの対向する自由端部220a,220bを備えており、これにより挿入方向23に沿ってエアバッグカバー20の挿入開口21に対向し、且つ、折り込まれた第1の部位202a、ガス発生器30及びシール手段40を環状に取り囲む。このため、ガス発生器30は、挿入開口21に関しエアバッグカバー20に確実に固定される。
図12には、車両乗員用の頭部保護装置の形態のエアバッグ装置の製造に使用可能な構成要素の組み立てキットが示されている。
これにより、i)においては、大きさ及び形状が異なる複数の材料層又は材料部品(エアバッグ層/エアバッグ部品)が示されており、当該材料層は、膨張状態においてガスクッションを形成するエアバッグ装置の膨張可能領域(「膨張領域」ともいう)を製造する機能を果たすことができる。これらエアバッグ層は、特に布地層(ないし繊維層)として構成され得る。エアバッグ層が本質的に矩形の設計とされるため、エアバッグ層は、例えば布地ロールのような材料ウェブ(織布)を最小の切片で打ち抜くことによって得ることができる。
ii)に関し、異なる別の複数の材料層又は布地層が示されており、当該材料層は、エアバッグ装置のうち隣接する膨張可能領域を(流通)接続可能とする接続チャンネルを形成する機能を果たす。
iii)においては、エアバッグ装置に張力を付与する機能を果たす複数のテンションバンドが最終的に示されており、このため当該テンションバンドは、例えばエアバッグ装置の異なる要素、及び/又は所定の車両構部と係合する。
最後に、図中のiv)には、エアバッグ装置を車両構造部に取り付けるのに使用可能な複数の取り付けフラップが示されている。
図12に示されるような、膨張可能な複数のエアバッグ領域用、及び膨張可能な複数のエアバッグ領域間の接続チャンネル用の材料層の形態の構成要素と、テンションバンド及び取り付けフラップの形態の構成要素から、例えばエアバッグ装置が使用される車両タイプに依存する要請に応える所定のエアバッグ装置を製造するため構成要素がそれぞれ選択される。
図13には、図12に示されるタイプの構成要素から組み合わせられた頭部保護装置の形態のエアバッグ装置が示されており、前記構成要素は、例えば同様のエアバッグ装置を形成するべく、互いに縫合し及び/又は接着することによって、互いに接続されている。
図13によれば、結果的に形成されるエアバッグ装置は、2つの膨張可能領域1a,1bを備え、エアバッグ装置が車両に組み込まれた状態では、当該膨張可能領域は、車両長軸xに沿って互いに離間し、また接続チャンネル2(接続領域)を介して互いに流通接続される(流体の流れに関し接続される)。従って、エアバッグ装置の膨張可能領域1a,1b及び接続チャンネル2は、図12中のi)及びii)に示される種類の材料層によって形成される。
更に、取り付けフラップ4(「取り付け片」ともいう)は、エアバッグ装置の膨張可能領域1a,1bから、またそれらの接続チャンネル2から突出し、膨張可能領域1a,1b及び接続チャンネル2とは別個の要素とされ、より詳細には以下に記載されるように、適宜の方法によってエアバッグ装置の前記構成要素1a,1b,2に固定可能とされる。最後に、複数のテンションバンド3が設けられ、そのうちの1つは、エアバッグ装置の2つの膨張可能領域1a,1bを接続する機能を有し、またそのうちの別の2つは、車両構造部に関し膨張状態のエアバッグ装置に張力を付与し、またこれにより事故の場合に車両乗員を拘束するための最適条件が達成可能となるように、エアバッグ装置の膨張可能領域1a,1bのそれぞれを車両構造部に接続するよう構成されている。
図13に示すエアバッグ装置は、予め一体化された構成要素の組み立てキットから形成され、当該構成要素は、エアバッグ装置の膨張可能領域1a,1b及び接続チャンネル2を形成するべく、一方では材料層又は材料部品(エアバッグ層)とされる。更に、それらとは別個の構成要素として、取り付けフラップ4及びテンションバンド3は、図13に示すエアバッグ装置を製造するための組み立てキットの構成部材とされる。
図13によって、エアバッグ装置の2つの膨張可能領域1a,1bが、前記2つの膨張可能領域1a,1bの間に位置する接続チャンネル2よりも広範囲にわたり車両垂直軸zに沿って延在することが、更に明確化される。このため、エアバッグ装置の2つの膨張可能領域1a,1bのそれぞれは、事故の場合に車両乗員を保護するための広範囲のガスクッションを形成し、このガスクッションによって、特に、車両の少なくとも側面窓ガラスが広範囲で被覆可能とされる。これに対して、接続チャンネル2は、車両垂直軸zに沿って非常に狭い範囲に延在する。従って、接続チャンネル2は、エアバッグ装置が車両に組み付けられた状態では、車両乗員の衝突が予測されない有利な位置に配設される。
その上、図13には、車両の側面構造部の部分、すなわち2つの側面窓ガラスFa,FbとともにAピラー、Bピラー及びCピラーが破線で示されており、(一部が)エアバッグ装置によって被覆されている。このため、エアバッグ装置の膨張可能領域1a,1bは、側面構造部のこれらの部分、すなわちガラスFa,FbをAピラー、Bピラー及びCピラーとともに被覆し、事故の際に車両乗員の頭部が当該部分に衝突可能とされる。
具体的には、エアバッグ装置の2つの膨張可能領域1a,1bは、互いに分離されるように形成され、当該膨張可能要素はそれぞれ、図13に示すように、図12のi)に示される種類の2つの材料層又は布地層からなり、例えば互いに(例えば、縫合によって)接続されて、エアバッグのうちガスが充填可能とされる膨張可能領域をそれぞれ規定し、材料層のうちの1つが車両側面構造部、すなわち窓ガラスFa,Fb及びピラーA,B,Cを形成する構造部に対向し、また別の反対側の材料層は、車室空間、すなわち特に保護される車両乗員に対向する。
図14には、図13における装置がより詳細に示されている。ここでは、膨張可能領域1a,1bにおいて、また同様に接続チャンネル2、テンションバンド3、及び取り付けフラップ4において、縫い目N(「接続線」、「接合線」ないし「継ぎ目」ともいう)を認めることができ、エアバッグ装置の個別の構成要素1a,1b,2,3,4を互いに取り付ける機能を果たす。
このため、膨張可能領域1a,1bと接続チャンネル2とにおけるこの縫い目Nは、材料層又は布地層を互いに接続する機能も果たし、これによりそれぞれの膨張可能領域1a,1b又は接続チャンネル2が形成される。特には、これらは2つの布地層とされ、その布地層のうちの一方は、エアバッグ装置が車両に組み付けられた状態では、車両の側面構造部、すなわち特に、窓ガラス及び/又はピラーを形成する構造部のうちの1つに対向し、またその布地層のうちの他方は、車室内と、特に保護される車両乗員の頭部とに対向する。
更に、図14には、タックAが認められ、エアバッグ装置の膨張可能領域1a,1bを形成する2つの材料層又は布地層は、圧着状態を形成するべくそのタックに沿って互いに接続される。このため、各膨張可能領域1a,1bは、膨張状態において車両乗員の最適保護を確保するように構成されている。
更に、図14によれば、付加的な(膨張可能とされていない第3の)領域1c(船帆の形態)が設けられており、当該領域は、三角形状の材料片又は布地片から形成され、またしたがって特に車両の三角窓を被覆するのに適している。
例えば、前述の図14、図15a及び図16aのように、エアバッグ装置の構成要素の一部が非接続状態で示されている図面では、ここで示されるタックA及び縫い目Nはそれぞれ、エアバッグ装置の個別の構成要素の接合後に、該当するタックA及び縫い目Nが存在する位置を示している。これらは、図14、図15a及び図16aに示される状態では、エアバッグ装置の個別の構成要素において未だ形成されていない。
図15a及び図15bにおいて、頭部保護の機能を果たすエアバッグ装置の別実施の形態が示されており、図15aには前記エアバッグ装置の構成部品が個別に示されており、図15bにはこのエアバッグ装置が組み付け状態にて示されている。
図15a及び図15bに示されている装置の特徴として、一片の材料片(特には、一片の布地片)は、膨張可能なエアバッグ領域1a,1bを形成し、エアバッグ領域1a,1bの接続チャンネル2、及びガス発生器6の収容部5はそれぞれ、蝶形構造(バタフライ構造)を形成するように構成されている。これは、個別の材料片はそれぞれ、2つの材料層、又はより具体的には布地層10a,10b,20又は50を備え、これらは本質的に同様の構成、すなわち所定の対称軸11,21又は51に関して鏡面対称とされ、その対称軸に沿って2つの層10a,10b,20,50が互いに接続される。従って、これら2つの層は、それぞれの材料片においては、外見上、蝶形状の羽部分を形成し、各対称軸11,21,51に沿って互いに一体状に形成される。
また、エアバッグ装置を車両構造部、特にルーフの縁部領域に取り付けるための複数の取り付けフラップ4が設けられており、ここでは、これら取り付けフラップが鏡面対称とされる。更に、前記複数の取り付けフラップ4はそれぞれ、詳細には、以下に図21aから図26bによって説明される少なくとも1つの開口45を備えている。
図15bによって明確化されるように、車両長軸xに沿って互いに離間した2つの膨張可能領域1a,1bを膨張させる機能を果たすガス発生器6が、ここでは柔軟な収容部5を使用して接続チャンネル2に配設され、この接続チャンネルが2つの膨張可能領域1a,1bをガス誘導ないしガス流通の形態で接続している。エアバッグ装置、特にエアバッグ装置の接続チャンネル2におけるガス発生器6の詳細配置は、図27から図33に示されており、また当該図面によって以下に説明される。
図15a及び図15bの概要によって示されるように、膨張可能領域1a,1b及び接続チャンネル2を形成する材料片又は布地片は、それぞれ折り畳み線11又は21としての対称線に沿って一度折り返され、そしてその後に、縫い目Nを形成する外側境界部に沿って互いに縫い付けられ、これにより2つの膨張可能領域1a,1bは、前記膨張可能領域に接続される接続チャンネル2とともに、(流通)接続を形成する。
従って、図15a及び図15bに示すエアバッグ装置が車両に組み付けられた場合には、対称軸又は折り畳み線11,21は、図13を参照すれば、車両の側方ルーフ縁部DKに沿って延在する。同様に、取り付けフラップ4は、前記対称軸又は折り畳み線11,21の領域において、膨張可能領域1a,1bに固定され(より詳細には、以下に図21aから図26bによって説明される)、可能な場合は接続チャンネル2に固定され、取り付けフラップ4を介して、車両への、特には車両の側方ルーフ縁部領域へのエアバッグ装置の取り付けが生じる。
図16a及び図16bには、図15a及び図15bの実施形態の変更例が示されており、実際の本質的な相違点として、互いに離間した2つの膨張可能領域1a,1bを膨張させる機能を果たすガス発生器6は、接続チャンネル2には配置されず、2つの膨張可能領域1a,1bのうちのいずれか一方に配置されている。このため、ガス発生器6を収容する収容部は、境界を規定する縫い目Bによって前記膨張可能領域1aに形成されている。
更に、図16aには、ガス発生器6用の保護層スリーブ8と包帯200が、それぞれ平坦状に広げられた状態で示されており、その機能の更なる詳細については、図29aから図31b、又は図27によってそれぞれ、以下に説明される。
図15a及び図15bに示すエアバッグ装置の場合には、図16a及び図16bに示すエアバッグ装置の場合と同様に、エアバッグ装置の2つの膨張可能領域1a,1bは、接続チャンネル2と同様に、それぞれ材料片又は布地片から個別に製造可能とされ、この目的のために設けられた軸又は折り畳み線まわりに折り畳まれることによって、またその後に、結果として対向する材料層10a,10b又は20を互いに縫合することによって、或いたそれらを別の方法で接続することによって、膨張可能なエアバッグ領域又は接続チャンネルがそれぞれ形成される。このため、製造上の外観に関しては、できる限り直線状の縫い目を使用するのが有利とされる。その後、エアバッグ装置の予め組み付けられた構成要素は、例えば縫合によって、或いは、以下に更に詳細に説明されるいずれかの方法で、互いに接続される。
同様に、図17aに示す装置では、一方ではエアバッグ装置の前側の膨張可能領域1aは、他方ではエアバッグ装置の後側の膨張可能領域1bと同様に、該当する接続チャンネル2との間でそれぞれモジュールを形成し、所定のモジュールは、取り付けフラップ4、及び圧着のためのタックAを含んでいる。これら2つのモジュールは、その後に形状フィットの形態(形状が互いに適合する形態)で接続され、この形態では、接続チャンネル2は、ループ13と第1の膨張可能領域1aの後側に設けられた凹部13aとに挿通され、図17bが参照されるように、その目的において設けられた第1の膨張可能領域1aの(環状に閉じられた)タック13bを有する前端部に対して拡張部23が係合する。このため、エアバッグ装置の第1の膨張可能領域1aでのループ13は、接続チャンネル2及び第1の膨張可能領域1aの相対的な位置を規定する。更に、第1の膨張可能領域1a及び接続チャンネル2は、縫い目又は別の接続手段によって接続可能とされる。
図18a及び図18bには、図17a及び図17bの装置の変更例が示されており、実際の本質的な相違点では、図18aから図18bへの経過が参照されるように、第2のモジュールと一体化された接続チャンネル2を介して2つモジュールが接続される前に、2つのモジュールの膨張可能領域1a,1bはそれぞれ、既に(長尺状の)エアバッグ包体へと折り畳まれ、折り畳まれたエアバッグ包体として(ホース状の)保護カバーH内に配置されている。
最後に、図19には、エアバッグ装置の膨張可能領域1aに接続チャンネル2を形状フィットの形態で配置するための別の可能性が示されており、ここでは接続チャンネル2が、膨張可能領域1aの貫通口14の縁部において拡張された端部24と係合し、当該貫通口を通じて前記接続チャンネル2が延在している。
図20aから図20cには、エアバッグ装置の接続要素の別の変更例が示されている。
図20aによれば、ガス発生器6から複数の取り付けボルト66が突出しており、これら取り付けボルトはそれぞれ、エアバッグ装置の第1の膨張可能領域1aにおいて、また所定のモジュールを形成するべく第2の膨張可能領域1bに結合されたエアバッグ装置の接続チャンネル2においても同様に、取り付け開口を通じて延在している。取り付けボルトに螺合するナットを使用することによって、第1の膨張可能領域1aと接続チャンネル2との間に、従ってガス発生器6の領域に接続チャンネル2を備えるモジュール全体に、所定の接続が形成される。
図20b及び図20cによれば、エアバッグ装置のうち互いに離間する2つの膨張可能領域1a,1bはそれぞれ、2つの膨張可能領域1a,1bの他方に向けて配置される接続部12(接続領域)を備えている。これら2つの接続部12は、更に接続管120を使用することで2つの膨張可能領域1a,1bを連通する接続領域を、より具体的には、流体に関し連通する接続領域を互いに形成している。
両接続部12は、環状(リング状)の取り付け要素27又は28によって接続管120に接続され、当該取り付け要素は、両接続部12の少なくとも1つの挿入状態において接続管120を環状の形態で取り囲み、このため各接続部12を接続管120に取り付ける。
図20bに示す実施形態の場合には、取り付けリング27自体が2つの接続部12のそれぞれに係合しており、図20cに示す実施形態の場合には、1つの(単一の)取り付けリング28が、両接続部12を接続管120に取り付けている。
図21aから図21cには、取り付けフラップ4の第1の実施形態が示されており、当該取り付けフラップは、図12から図18bに示される種類のエアバッグ装置を、車両構造部又は構造部のうちの該当する接続部分に取り付ける機能を果たす。
図21aから図21cによれば、取り付けフラップ4はそれぞれ二層構造とされ、各取り付けフラップ4の(例えば布地層の形態の)2つの材料層40(互いに鏡面対称に構成されている)が、所定の対称軸又は蝶形状の原理の折り畳み線41に沿って互いに一体状に接続されており、これにより二層状の取り付けフラップ4はそれぞれ一片構造とされる。
取り付けフラップ4がそれぞれ、エアバッグ装置のうち該当する構成要素、例えば膨張可能領域1a,1bのいずれか一方又は接続チャンネル2に固定されており、このとき取り付けフラップ4の2つの層40のそれぞれは、図15a及び図16aが参照されるように、対応する構成要素1a,1b,2の層10a,10b又は20に接続される。
従って、取り付けフラップ4の各層40は、縫い目46(「接続線」、「接合線」ないし「継ぎ目」ともいう)を介してエアバッグ装置のうち該当する構成要素1a,1b又は2のうちの所定の層に固定され、当該縫い目は、図21aから図21cの実施形態では、エアバッグ装置のうち該当する構成要素1a,1b,2のそれぞれの対称軸又は折り畳み線11,21に対して(例えば45の角度で)傾斜状に延在している。取り付けフラップ4の各材料層40を、エアバッグ装置の構成要素1a,1b,2の該当する材料層10a,10b,20に接続するべく、前記縫い目46を形成した後には、取り付けフラップ4の2つの材料層40のそれぞれは、傾斜状に延在する前記縫い目46まわりに自由端部(取り付け部)において折り畳まれ、これにより複数の層40はそれぞれ、エアバッグ装置のうち該当する構成要素1a,1b,2の対称軸又は折り畳み線11,21の上方に自由端が配置される。
取り付けフラップ4のうち取り付け部としての機能を有する自由端部はそれぞれ、取り付け開口45を備えており、2つの層40の取り付け開口45は、縫い目46まわりに折り畳まれた状態では、互いを被覆し、或いは互いに合致し、これにより例えばネジ又はリベットによる車両構造部への取り付けのための連続状(貫通状)の取り付け開口を形成する。
図25には、図21aから図21cに示されている種類の取り付けフラップ4が、互いに離間して配置された2つの膨張可能領域1a,1bと、2つの膨張可能領域1a,1bを接続する接続チャンネル2を有するエアバッグに適用された場合が示されている。従って、前述の種類の取り付けフラップ4は、膨張可能領域1a,1bの両方に、また接続チャンネル2に、即ち、各構成要素1a,1b,2のうち、対称軸又は折り畳み線11,21によって典型的に形成される上縁部の領域に設けられている。
図22aから図22cには、図21aから図21cに示される装置の更なる別の変更例が示されており、実際の相違点としては、図22aから図22cによれば、取り付けフラップ4をエアバッグ装置のうち該当する構成要素1a,1b又は2に取り付ける縫い目47(「接続線」、「接合線」ないし「継ぎ目」ともいう)は、曲線状の縫い目として、ここで具体的には所定の環状経路に沿って円弧状の形態で延在する縫い目として形成されている。このため、取り付けフラップ4の2つの材料層40の自由端部を異なる折り畳み角度で折り畳むことができ、取り付け用の縫い目47の領域のまわりにおいて当該縫い目に依存して自由端部が折り畳まれる。
各取り付けフラップ4が割り当てられるエアバッグ装置の構成要素1a,1b,2が、対称軸又は折り畳み線を有する蝶形状の原理の構成要素でない場合には、構成要素1a,1b,2のうち車両のルーフ縁部に割り当てられる上側境界部/上側縁部の領域に各取り付けフラップ4が一般的に有利に取り付けられ、また、対応する縫い目46,47は、このときに(図21aから図21c又は図22aから図22cの実施形態においては、特に、対称軸又は折り畳み線11,21によって形成される)各構成要素1a,1b,2の上側縁部に対して傾斜状又は曲線状に延在している。通常は、車両のルーフ縁部領域に割り当てられた頭部保護装置としての機能を果たすエアバッグ装置における任意の上側縁部とすることもできる。
勿論、エアバッグ装置の別の領域、例えば側方縁部、又は車両床面に対向し、例えばエアバッグ装置への組み込み状態において車両ドアのドアレールの領域にある下側縁部に、取り付けフラップ4を設けることもできる。
図23aから図23dには、取り付けフラップ4の変更例が示されており、当該取り付けフラップは、膨張可能領域1の上側縁部11(例えば、対称軸又は折り畳み線の形態)、又はエアバッグ装置の他方構成要素に平行に延在する縫い目48(「接続線」、「接合線」ないし「継ぎ目」ともいう)によって固定され、すなわち一体状の二層の取り付けフラップ4の各層40は、エアバッグ装置のうち該当する構成要素の各材料層に固定される。このため、取り付けフラップ4は、その固定状態でループ(環状部分)を形成し、このループは、例えば取り付けボルト、ネジ又はリベットによって車両構造部への取り付けを可能とする取り付け開口45を有する。
図21aから図21c及び図22aから図22cによって示される取り付けフラップとは対照的に、自由端部をその作用位置に設定するべく折り畳まれないが、図23aから図23dの取り付けフラップ4は、その2つの層40がそれぞれエアバッグ装置の該当する構成要素1に直に固定された後に所定の取り付け部を有し、当該取り付け部は、取り付け開口45を備え、且つ、前記構成要素1の上側縁部11を越えて突出し、取り付けフラップ4の折り畳み線41によって他の部位との間での範囲が定められる。
図24aから図24dには、図23aから図23dの装置の変更例が示されており、実際の本質的な相違点として、取り付けループの形態の取り付けフラップ4の取り付けのために、ここでは所定の環状経路に沿って延在する円弧状の形態の曲線状の縫い目が用いられている。
最後に、図26a及び図26bには、特に縫合による片面固定の取り付けフラップ4が示されており、当該取り付けフラップは、エアバッグ装置の(二層状の)構成要素1の上側縁部11の領域において前記構成要素1に取り付けられ、すなわちエアバッグ装置の前記構成要素1の2つの層10を互いに同時に接続し、このため前記構成要素1での圧着状態を規定する縫い目47’(「接続線」、「接合線」ないし「継ぎ目」ともいう)が使用される。ここでは、膨張可能なエアバッグ領域を形成する構成要素1を可能ならば折り畳んだ後に、取り付けフラップ4が接続される。
図27には、例えば、前述の種類のエアバッグ装置の(接続チャンネルの)形態の接続領域の断面が示されており、そこにガス発生器6が配置される。ガス発生器6は、図32aから図32cにも示されるように、例えば金属材料からなる(ここでは寸法安定性を有する一方で柔軟構造も可能な)管状収容体7内に配置されている。管状収容体7は、ここでは管状のガス発生器としてリング状の構成されるガス発生器6を取り囲み、これによりガス発生器6から放出されたガスは、最初に管状収容体7の内部へと流れ、その後に管状収容体の前面ないし端面にある前面側の流出開口を通じて軸方向に流出し、ここで例えば図32cに示されるような2つの前面側の流出開口71,72のそれぞれを、エアバッグ装置の膨張可能領域に割り当てることができる。
ガス発生器6は、衝突の際にセンサ制御の形態でガス発生器6を点火可能とする点火ケーブル62用の電気接続部61を備えている。点火ケーブル62は、ガス発生器6の軸端部において電気接続部61から径方向(放射方向)に延在し、ガス発生器6及び管状収容体7を外れて、管状収容体7の外側の接続領域2によって囲まれた空間領域へと延在し、更に軸領域内へと延在している。接続チャンネル2を取り囲む包帯200によって、点火ケーブル62は、ガス発生器6を制御する電子制御機器との電気的接続を形成するべく、接続領域2によって囲まれた空間から外へシール状(気密状)に導出可能とされる。
管状収容体7は、接続領域2とガス発生器6との間に配設されており、従って接続領域2自体は、この接続領域2を取り囲む包帯200とともに、ガス発生器6から突出する取り付けボルト66及びそれに関連するナットを介してガス発生器6に接続されており、これにより前記構成要素6,7,2,200によって所定の構造ユニットを形成する。
図32aから図32には、ガス発生器6と、寸法的に安定した管形状又は円筒形状(樽形状)の収容体7とから形成されたアセンブリが再び詳細に示されており、すなわち図32aには2つの単一部材の形態が、図32b及び図32cには断面が長円形の管状収容体7が、ガス発生器6から突出する取り付けボルト66及びそれに関連するナットによって、ガス発生器6に取り付けられた組み付け状態が示されている。
特に図32cによって明確化されるように、管状収容体7は、例えばガス発生器6自体と同様の長さを越えてガス発生器6の軸方向に延在しており、ガス発生器6の作動時に流出開口60を通じて流出したガスGをガス発生器の側方領域にて移送する機能を果たし、このとき管状収容体7によってガスが軸方向に偏向され、また従って2つの部分的なガス流に分散される。このとき、これら2つの部分的なガス流は、軸方向に関し互いに反対方向に円筒形状の収容体7の2つの対向する前面側の流出開口71,72の外へと形成され、そこから膨張されるエアバッグ装置の各領域へと流入可能とされる。
図28a及び図28bには、管形状は円筒形状(樽形状)のガス流分散器71の2つの別実施の形態が示されており、それぞれの場合に、少なくとも1つの取り付けボルト66によってガス発生器6に取り付けられ、またガス発生器6から流出したガス流Gを、各流出開口71,71’又は72を通じてガス発生器6から流出する2つの部分的なガス流G1,G2に分散させる。従って、図28a及び図28bの場合において、各ガス流分散器71は、ガス発生器6の軸方向に関する全長を越えては延在していない。
図28a及び図28bの実施形態は、一方では図28aの場合にガス発生器6の複数の流出開口60が当該ガス発生器の側面に設けられているのに対して、図28bの場合には、それら流出開口がガス発生器の前面ないし端面に設けられている点において互いに相違している。更なる別の相違点として、図28bの場合には、ガス流分散器71の前面側の2つの流出開口71’,72が異なる流出領域を備えており、これによりエアバッグ装置の2つの膨張可能領域が異なる量のガスで充填可能とされる。
そのようなガス流分散器についての更なる詳細は、例えばWO/2007/062847 A1に記載されている。
図29a及び図29bには、エアバッグ装置の接続チャンネル2に配置されたガス発生器が、防炎部又は高圧保護部としての保護層スリーブ8によって取り囲まれている装置が示されており、当該保護層スリーブが断面においてガス発生器6のまわりに螺旋状に巻き付けられている。保護層スリーブ8は、取り付けボルト66によって接続チャンネル2とともにガス発生器6に取り付けられている。
図30a及び図30bには、図29a及び図29bに示す装置において、エアバッグ装置を膨張させるべくガス発生器6からガス流Gが流出する状態が示されており、保護層スリーブ8は、巻き出され、また接続チャンネル2の内面に対して外方へと押圧されている。
これに関し、図29a及び図30aでは、保護層スリーブ8がガス発生器6及び接続チャンネル2とともに示されているのに対して、図29b及び図30bの斜視図では、明瞭化のために、保護層スリーブ8のみが、或いは取り付けボルト66とともに示されている。
図31a及び図31bには、保護層スリーブ8の一実施の形態が示されており、その保護層スリーブは巻き付け状態において軸方向に突出する固定部85を備え、巻き付け状態の保護層スリーブが開裂継ぎ目8によって当該固定部に一時的に固定可能とされる。ガス発生器から流出したガスによって、図31a及び図31bの保護層スリーブ8に高圧化されたガス圧が作用した場合には、接続部が開裂継ぎ目86に沿って開裂する。これにより、図30a及び図30bによって説明されたように、保護層スリーブ8の巻き出し、及び径方向(放射方向)への展開が許容される。
最後に、図33には防炎構造が示されており、この防炎構造は(接続チャンネルの形態の)接続領域2の内部に配置された布地ホース9によって達成され、その布地ホースは、その内面に耐熱材料層9aが設けられ、或いはその内面が耐熱材料層9aで被覆される。この布地ホースが、接続領域2の内側に配置されたガス発生器に対向する。
前述の図面によって説明されたエアバッグ装置は、頭部エアバッグの変更例として構成可能とされ、或いは特に図27によって説明されたようなガス発生器の領域でシールされるシールシステムとしても構成可能とされる。
製造に特に適した構成として、各組み立てキットの構成要素は、同時に接合可能とされ、またいわゆるポカヨケの特徴で製造可能とされる。
上述のアセンブリは、例えば、点火型、ハイブリッド型、冷却型のガス発生器のような全てのタイプのガス発生器の原理において具現化が可能である。
1a,1b 膨張可能領域(エアバッグ領域)
1c 領域
1d 領域
2 接続チャンネル(接続領域)
3 テンションバンド
4 取り付けフラップ
5 収容部
6 ガス発生器
7 管状収容体
8 保護層スリーブ
9 布地ホース
9a 耐熱材料層
10 エアバッグ
10 層
10a,10b 材料層(布地層)
11 対称軸(上側縁部)
12 接続部(接続領域)
13 ループ
13a 凹部
13b タック
14 貫通口
20 布地層
20 エアバッグカバー
21 挿入開口、対称軸
22 境界領域
23 挿入方向、拡張部
24 端部
27,28 取り付け要素(取り付けリング)
30 ガス発生器
31 流出開口
33 ディフューザ
33a,33b,33c 境界部
40 シール手段、材料層
41 第1端部、折り畳み線
42 中間部
43 第2端部
45 材料層、(取り付け)開口
45a 第1の部位
45b 第2の部位
45c,45d 拡散部(材料ブリッジ部)
46 巻き付け方向、縫い目(接続線)
47 壁部、縫い目(接続線)
48 収容部、縫い目(接続線)
48a,48b ガイド要素
49 外周
50 クランプ要素、布地層
51 対称軸
60 流出開口
61 電気接続部
62 点火ケーブル
66 取り付けボルト
71 流出開口(ガス流分散器)
71’,72 流出開口
85 固定部
86 開裂継ぎ目
120 接続管
200 エアバッグ層、包帯
201 エアバッグ層
202 境界部
202a 第1の部位
202b 第2の部位
210 切り欠き
220 ループ
220a,220b 自由端部
400,401 層

Claims (36)

  1. 特に車両用のエアバッグモジュールであって、
    人を保護するべく膨張可能なエアバッグ(10)と、
    前記エアバッグ(10)を膨張させるべくガス充填が可能とされた前記エアバッグ(10)の内部空間(I)を規定する、前記エアバッグ(10)のエアバッグカバー(20)と、
    前記エアバッグ(10)を膨張させるのに必要なガスを供給するためのガス発生器(30)と、
    前記エアバッグ(10)の前記内部空間(I)への前記ガス発生器(30)の挿入を許容し、これにより前記ガス発生器(10)で発生したガスが前記エアバッグ(10)の前記内部空間(I)に流入するのを可能とする、前記エアバッグカバー(20)の挿入開口(21)と、
    前記挿入開口(21)を規定し、前記ガス発生器(30)を環状に取り囲む境界領域(22)と、
    前記挿入開口(21)をシールするためのシール手段(40)と、
    を備え、
    前記シール手段(40)は、前記シール手段(40)が前記ガス発生器(30)で発生したガスによって拡張されるとともに、前記挿入開口(21)をシールするべく前記挿入開口(21)の前記境界領域(21)に対し押圧されるように、前記境界領域(22)と前記ガス発生器(30)との間に配置されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  2. 請求項1に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記シール手段(40)は、前記ガス発生器(30)を一周する中間部(42)が前記挿入開口(21)の前記境界領域(22)に対し押圧されることを特徴とするエアバッグモジュール。
  3. 請求項1又は2に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ガス発生器(30)は、挿入方向(23)に沿って前記挿入開口(21)に挿入されることを特徴とするエアバッグモジュール。
  4. 請求項2ないし3に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記挿入方向(23)に垂直な横断面に関し、前記シール手段(40)の前記中間部(42)の断面が拡張することを特徴とするエアバッグモジュール。
  5. 請求項1から4のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ガス発生器(30)で発生したガスは、前記ガス発生器(30)の少なくとも1つの流出開口(31)を通じて前記ガス発生器(30)から流出可能であることを特徴とするエアバッグモジュール。
  6. 請求項2、4ないし5に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記シール手段(40)の前記中間部(42)は、前記ガス発生器(30)の少なくとも1つの流出開口(31)に関し、前記少なくとも1つの流出開口から流出したガスが前記中間部(42)に衝突するよう配置され、前記中間部(42)が前記横断面に関し断面を拡張することを特徴とするエアバッグモジュール。
  7. 請求項1から6のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記シール手段(40)は、クランプ要素(50)によって前記ガス発生器(30)に固定されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  8. 請求項2、又は請求項2に従属の請求項3から7のいずれかに記載のエアバッグモジュールであって、
    前記シール手段(40)は、前記中間部(42)に接続された第1端部(41)を備え、前記第1端部が特に前記中間部(42)と一体状に形成されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  9. 請求項7ないし8に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記クランプ要素(50)は、前記ガス発生器(30)に対し前記第1端部(41)を押圧する構成とされ、これにより前記シール手段(40)は、前記シール手段(40)の前記第1端部(41)が前記ガス発生器(30)に対し強く当接することを特徴とするエアバッグモジュール。
  10. 請求項8又は9に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記シール手段(40)の前記第1端部(41)は、前記エアバッグ(10)の前記内部空間(I)の外側に配置されることを特徴とするエアバッグモジュール。
  11. 請求項1から10のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記シール手段(40)は、少なくとも1つの柔軟な材料層(45)から形成されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  12. 請求項11に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記材料層(45)の少なくとも1つの部位(45a)は、前記シール手段(40)を形成するべく巻き付け方向(46)に沿って巻き上げられ、これにより前記材料層(45)は、前記ガス発生器(30)用の収容部(48)を規定する前記シール手段(40)の環状壁部(47)を形成することを特徴とするエアバッグモジュール。
  13. 請求項2ないし12に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記シール手段(40)の前記中間部(42)が、前記巻き付け方向(46)に沿って一周していることを特徴とするエアバッグモジュール。
  14. 請求項11ないし12又は13に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記材料層(45)は、前記巻き付け方向(46)に沿って重なり、これにより前記壁部(47)は、特に互いの表面に位置する2つの層(400,401)を有することを特徴とするエアバッグモジュール。
  15. 請求項12から14のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記壁部(47)は、前記巻き付け方向(46)に沿って延在するその全外周に沿って、前記材料層(45)のうち互いの表面に位置する少なくとも2つの層を有することを特徴とするエアバッグモジュール。
  16. 請求項3ないし請求項12から15のうちのいずれかに記載のエアバッグモジュールであって、
    前記巻き付け方向(46)が前記挿入方向(23)に交差して延在することを特徴とするエアバッグモジュール。
  17. 請求項8ないし請求項12から16のうちのいずれかに記載のエアバッグモジュールであって、
    前記材料層(45)のうち互いの表面に位置し前記壁部(47)を形成する層(400,401)は、前記シール手段(40)の前記第1端部(41)が前記シール手段(40)の前記中間部(42)よりも拡張せず、また特には拡張しないよう、特に縫い目としての接続部(V)によって互いに接続されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  18. 請求項8から17のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記シール手段(40)の前記第1端部(41)は、前記エアバッグ(10)の前記内部空間(I)内に配置される前記シール手段(40)の第2端部(43)に前記中間部(42)を介して接続され、前記シール手段(40)の前記第2端部(43)は、特に前記シール手段(40)の前記中間部(42)と一体状に形成されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  19. 請求項11ないし18に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記材料層のうち前記壁部(47)を形成し互いの表面に位置する層(400,401)は、前記第2端部(43)が前記シール手段(40)の前記中間部(42)よりも拡張せず、また特には拡張しないよう、前記第2端部(43)で特に縫い目の形態の接続部(V’)によって互いに接続されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  20. 請求項18又は19に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記シール手段(40)は、前記第2端部(43)を介して前記エアバッグカバー(20)に取り付けられていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  21. 請求項18又は19に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ガス発生器(30)で発生したガスを拡散させるべく、ディフューザ(33)が前記シール手段(40)の前記第2端部(43)と一体状に形成され、前記シール手段は、特に前記ディフューザを介して前記エアバッグカバー(20)に取り付けられていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  22. 請求項11ないし21に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ディフューザは、前記材料層(45)の所定の部位(45b)から形成され、前記部位(45b)は、前記ディフューザ(33)を形成するべく折り畳み軸(34)に沿って互いの表面が折り畳まれることを特徴とするエアバッグモジュール。
  23. 請求項11、又は請求項11に従属の請求項12から21のいずれかに記載のエアバッグモジュールであって、
    前記材料層(45)は、特に前記エアバッグカバー(20)が製造されるエアバッグ材料からなることを特徴とするエアバッグモジュール。
  24. 請求項1から23のうちのいずれか一項に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ガス発生器(30)は、所定の延在方向(E)に沿って長尺状に延在し、特に管状のガス発生器として構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  25. 請求項3ないし24に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記延在方向(E)が前記挿入方向(23)に一致することを特徴とするエアバッグモジュール。
  26. 請求項3ないし8、又は請求項8に従属の請求項9から25のいずれかに記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ガス発生器(30)は、前記ガス発生器(30)が自由端部(32)にて前記エアバッグ(10)の前記内部空間(I)外へ突出するよう、前記挿入開口(21)を通じて前記エアバッグ(10)の前記内部空間(I)に挿入されることを特徴とするエアバッグモジュール。
  27. 請求項3ないし8、又は請求項8に従属の請求項9から26のいずれかに記載のエアバッグモジュールであって、
    前記シール手段(40)の前記第1端部(41)は、前記ガス発生器(30)を前記挿入開口(21)に挿入するべく漏斗形状とされていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  28. 請求項3、又は請求項3に従属の請求項4から27のいずれかに記載のエアバッグモジュールであって、
    前記エアバッグカバー(20)は、少なくとも2つのエアバッグ部(200,201)からなり、前記エアバッグカバー(20)が平坦状に広げられ、平坦状に広げられた互いの表面に前記2つのエアバッグ部(200,201)が位置する状態では、前記2つのエアバッグ部(200,201)は、前記エアバッグカバーのうち前記挿入方向(23)に沿って延在する最外周の境界部(202)に沿って互いに一体状に形成されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  29. 請求項28に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記境界部(202)は、前記境界部(202)に交差して延在する切り欠き(210)を備え、これにより前記境界部(202)が第1及び第2の部位(202a,202b)に分割され、前記第1の部位(202a)は前記エアバッグ(10)の前記内部空間(I)に向けて折り込まれ、これにより前記切り欠き(210)が前記挿入開口(21)を形成し、また前記シール部材(40)の挿入時に折り込まれた前記第1の部位(202a)が前記ガス発生器(30)に対し当接することを特徴とするエアバッグモジュール。
  30. 請求項29に記載のエアバッグモジュールであって、
    前記挿入方向(23)に沿って前記挿入開口(21)に対向するループ(220)が前記エアバッグカバー(20)に取り付けられ、前記ループ(220)は、前記エアバッグカバー(20)の前記境界部(202)の第1端部(202a)とともに、前記ガス発生器(30)を、前記挿入方向(21)に垂直に延在する平面に関し環状に取り囲むことを特徴とするエアバッグモジュール。
  31. 特に、請求項1から30のうちのいずれか一項に記載のエアバッグを製造するための方法であって、
    エアバッグ(10)を膨張させるべくガス充填が可能とされた前記エアバッグ(10)の内部空間(I)を規定する前記エアバッグ(10)のエアバッグカバー(20)を準備するステップと、
    シール手段(40)を挿入開口(21)へ挿入し、これにより前記挿入開口(21)を規定する前記挿入開口(21)の境界領域(22)が、ガス発生器(30)用の収容部(48)を形成する前記シール手段(40)の円周状の中間部(42)を環状に取り囲むステップと、
    前記ガス発生器(30)を前記シール手段(40)の前記収容部(48)に挿入し、前記ガス発生器(30)で発生したガスは、前記エアバッグ(10)の前記内部空間(I)に流入可能とされ、また前記中間部(42)を拡張可能とし、また前記挿入開口(21)の前記境界領域(22)に対し前記中間部(42)を押圧するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  32. 請求項31に記載の方法であって、
    平坦状の材料層(45)を準備するステップと、
    前記シール手段(40)の円周状の壁部(47)を形成するべく、前記材料層(45)の少なくとも一部(45a)を巻き付け方向(46)に沿って巻き上げ、前記材料層(45)が前記巻き付け方向(46)に沿って重なり、これにより前記壁部(47)に特に互いの表面に位置する2つの層(400,401)を設けるステップと、
    前記巻き付け方向(46)と交差する挿入方向(23)に沿って、前記シール手段(40)を前記挿入開口(21)に挿入し、これにより前記挿入開口(22)の前記境界領域(22)が、前記シール手段(40)の前記中間部(42)において前記シール手段(40)の前記壁部(47)を環状に取り囲むステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  33. 請求項32に記載の方法であって、
    前記中間部(42)を介して互いに接続される第1及び第2の境界部(41,43)が前記シール手段(40)に設けられるよう、前記材料層(45)が巻き上げられることを特徴とする方法。
  34. 請求項33に記載の方法であって、
    前記材料層(45)のうち互いの表面に位置する層(400,401)の領域が、接続部(V)によって前記シール手段(40)の前記第1の境界部(41)に互いに取り付けられ、前記シール手段(40)の前記第1の境界部(41)は、前記シール手段(40)の前記中間部(42)よりも拡張せず、また特には拡張しないことを特徴とする方法。
  35. 請求項33又は34に記載の方法であって、
    前記材料層(45)のうち互いの表面に位置する層(400,401)の領域が、接続部(V’)によって前記シール手段(40)の前記第2の境界部(43)に互いに取り付けられ、前記シール手段(40)の前記第2の境界部(43)は、前記シール手段(40)の前記中間部(42)よりも拡張せず、また特には拡張しないことを特徴とする方法。
  36. 請求項31から35のうちのいずれか一項に記載の方法であって、
    前記シール手段(40)の前記中間部(42)に関し、前記中間部(42)が前記ガス発生器(30)の少なくとも1つの流出開口(31)に対向するよう、前記ガス発生器(30)が配置されることを特徴とする方法。
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