JP2003160018A - 頭部保護エアバッグ装置 - Google Patents

頭部保護エアバッグ装置

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JP2003160018A
JP2003160018A JP2001358093A JP2001358093A JP2003160018A JP 2003160018 A JP2003160018 A JP 2003160018A JP 2001358093 A JP2001358093 A JP 2001358093A JP 2001358093 A JP2001358093 A JP 2001358093A JP 2003160018 A JP2003160018 A JP 2003160018A
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diffuser
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栄七 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】迅速なエアバッグの展開膨張を確保して、イン
フレーターとエアバッグとの接続構造を簡素化でき、組
立工数・コストを低減可能な頭部保護エアバッグ装置を
提供すること。 【解決手段】頭部保護エアバッグ装置M1は、エアバッ
グ11の膨張部14に膨張用ガスGを流入させる接続口
部19が、膨張部との連通口21aを下端に有した流出
側部21と、インフレーター36を挿入させる流入側部
20と、を備える。インフレーターは、ガス吐出口42
を有した本体部37と、ガス吐出口を覆い、かつ、本体
部の外周面に両端を圧接させて組み付けられて、ガス流
出口49・50を有したディフューザー45と、を備え
る。インフレーターは、接続口部とシール性を確保して
接続されるとともに、ガス流出口49・50を、接続口
部19の連通口21aに対向させ、かつ、膨張部14側
へ向けて、配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の車内側にお
ける窓の上縁側に折り畳まれて収納されて、膨張用ガス
の流入時に、窓の車内側を覆うように展開膨張するエア
バッグを備えた頭部保護エアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】通常、この種の頭部保護エア
バッグ装置では、膨張したエアバッグによって、乗員を
的確に保護する見地から、所要時に、エアバッグを迅速
に展開させることが望まれている。そこで、エアバッグ
を迅速に展開させる構成の頭部保護エアバッグ装置とし
て、特開2000−296753等に示す構成のものが
あった。
【0003】この頭部保護エアバッグ装置では、エアバ
ッグの前後方向における中間位置付近の上縁側に、前後
方向で対向するように二つの接続口部を配設させ、二つ
の接続口部に対して、インフレーターの前後両端をそれ
ぞれ挿入させて、直列的に接続させていた。
【0004】そして、作動時、インフレーターの両端か
らインフレーターの軸方向に沿って吐出される膨張用ガ
スを、エアバッグの二つの接続口部を経て、車両の前後
方向に沿う前方側と後方側との二方向で、エアバッグ内
に流入させる構成であった。
【0005】しかし、従来の頭部保護エアバッグ装置で
は、一つのインフレーターの両端から吐出される膨張用
ガスを、エアバッグに配置される二つの接続口部を介し
て、エアバッグ内に案内する構成であることから、イン
フレーターと接続口部との接続部位が二箇所もあること
から、シール性を考慮した接続作業が複雑となり、エア
バッグ装置の組立工数や組立コストがかかっていた。
【0006】特に、従来の頭部保護エアバッグ装置で
は、各接続口部に対して、インフレーターの前後両端を
それぞれ挿入させ、各接続口部をインフレーターの外周
面に圧接するようにシールして、直列的に両者を接続す
る構成であり、かつ、インフレーター軸方向に沿って吐
出される膨張用ガスの流れが各接続口部の軸方向に沿う
方向であることから、各接続口部のインフレーター外周
面への圧接力が弱ければ、簡単に接続口部がインフレー
ターの端部から抜けることとなって、シール性を含め
て、各接続口部とインフレーターとの接続強度を強固に
する必要が生じ、一層、組立工数や組立コストの増加を
招いていた。
【0007】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、迅速なエアバッグの展開膨張を確保して、インフレ
ーターとエアバッグとの接続構造を簡素化でき、組立工
数や組立コストを低減可能な頭部保護エアバッグ装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る頭部保護エ
アバッグ装置は、車両の車内側の窓の周縁における前後
方向に沿った上縁側に、折り畳まれて収納されて、膨張
用ガスの流入時に、前記窓の車内側を覆うように下方へ
展開して膨張するエアバッグと、該エアバッグに膨張用
ガスを供給するインフレーターと、を備える構成の頭部
保護エアバッグ装置であって、前記エアバッグが、膨張
用ガスの流入時に、車内側壁部と車外側壁部とを離すよ
うに膨張して、前記窓を遮蔽可能な膨張部と、前記エア
バッグの上縁側における車両の前後方向の略中間位置に
配置されて、前記膨張部と連通するとともに前記膨張部
から上方へ突出するように形成され、前記インフレータ
ーからの膨張用ガスを前記膨張部に案内可能な一つの筒
状の接続口部と、を備えて構成され、前記接続口部が、
軸方向を略上下方向として前記膨張部と連通する連通口
を下端に有し、前記膨張部に膨張用ガスを流出可能な流
出側部と、該流出側部の上方側に配置されて、前記イン
フレーターからの膨張用ガスを流入可能に前記インフレ
ーターと接続される流入側部と、を備えて構成され、前
記インフレーターが、膨張用ガスを吐出するガス吐出口
を外周面に開口させたシリンダタイプの本体部と、該本
体部の前記ガス吐出口を覆い、かつ、前記本体部の外周
面に両端を圧接させて組み付けられる筒状の金属製とし
て、膨張用ガスを流出可能なガス流出口を外周面に開口
させたディフューザーと、を備えて構成され、前記イン
フレーターが、前記エアバッグの接続口部の流入側部に
挿入されて、前記接続口部とシール性を確保して接続さ
れるとともに、前記ガス流出口を、前記接続口部の前記
連通口に対向させるとともに、前記膨張部側へ向けて、
配設されていることを特徴とする。
【0009】なお、接続口部の配置されるエアバッグの
前後方向の略中間位置とは、エアバッグの前後方向の中
央付近に限らず、接続口部の前方側と後方側とに、共
に、膨張部の一部が配置される位置を言う。
【0010】そして、前記ガス流出口は、膨張用ガスを
斜め前下方向と斜め後下方向との二方向に流出可能に、
前記ディフューザーに二つ配設させることが望ましい。
【0011】また、前記ガス吐出口が、前記本体部の端
部側に配設される場合には、前記ガス流出口は、前記ガ
ス吐出口から離れた側の前記インフレーターの中央側若
しくは端部側にずれて、配設させることが望ましい。
【0012】さらに、前記エアバッグの接続口部の流入
側部は、車両の前後方向に沿うように配設させることが
望ましい。
【0013】さらにまた、前記流入側部は、前後両端
を、開口させるとともに、前記流出側部の上部から前後
方向両側に突出させるように、形成して、前記流入側部
のシール部位を、前記流出側部を間にする前後両側の二
箇所で、それぞれ、前記インフレーターの外周面の周方
向に沿って圧接させて、形成することが望ましい。
【0014】さらに、前記インフレーターは、前記流出
側部を間にする前後両側の二箇所で、車体に取り付ける
ことが望ましい。
【0015】また、前記流入側部における前記インフレ
ーターの外周面への少なくともに一つのシール部位が、
前記ディフューザーの外周面の周方向に沿って圧接され
る部位として、構成される場合には、前記シール部位に
おける前記ディフューザーの部位は、前記本体部の外周
面との間に、隙間を設けている部位とすることが望まし
い。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る頭部保護エアバッグ装置で
は、作動時、インフレーターの本体部のガス吐出口から
吐出された膨張用ガスが、本体部の外周面とディフュー
ザーの内周面との間を経て、ディフューザーのガス流出
口からエアバッグの一つの接続口部内に流入され、さら
に、その接続口部の連通口から、エアバッグの膨張部内
に流入される。そして、エアバッグは、膨張用ガスを流
入させ、膨張部を膨張させて、窓の上縁側から下方へ展
開することとなる。
【0017】すなわち、本発明に係る頭部保護エアバッ
グ装置では、インフレーターからの膨張用ガスが、一つ
の接続口部を経て、エアバッグ内に供給されるものであ
り、従来の二つの接続口部に対して、インフレーターの
両端を接続するものでなく、一つの接続口部とインフレ
ーターとを接続させればよいことから、インフレーター
と接続口部との接続作業が容易となる。
【0018】また、膨張用ガスがエアバッグの膨張部内
に流入する際には、インフレーターのガス流出口が、接
続口部の下端の連通口に対向するとともに、膨張部側へ
向いて、配設されている。そして、ガス流出口は、ディ
フューザーの外周面に開口して、その軸方向を、インフ
レーターの軸方向と略直交する方向としていることか
ら、接続口部の流出側部における連通口は、その軸方向
を、ガス流出口と同様に、インフレーターの軸方向に対
して、略直交させることとなって、インフレーターを挿
入させた接続口部の流入側部が、連通口の軸方向と略直
交する状態として、すなわち、流出側部と略直交状態に
屈曲するような状態として、車両に配設されることとな
る。
【0019】そのため、インフレーターからの膨張用ガ
スは、インフレーターの本体部やディフューザーの軸方
向と略直交する方向に噴出して、流出側部内に流入し、
エアバッグの膨張部内に流入することから、流出側部が
膨張用ガスの噴出力でインフレーターから離れようとし
ても、流入側部の内周面、特に、内周面における連通口
から離れた側の部位が、インフレーターの外周面におけ
る連通口から離れた部位によって規制されて、流出側部
のインフレーターからの離脱が防止される。その結果、
インフレーターと接続口部の流入側部との接続構造を簡
素化して、接続強度を弱くしても、エアバッグ装置の作
動時、インフレーター自体が、その外周面の一部によっ
て、接続口部を保持することとなって、接続口部のイン
フレーターからの外れを防止できる。
【0020】また、ディフューザーにおけるインフレー
ターの本体部への組付が、ディフューザーの両端を本体
部に圧接させる簡便な構造であっても、膨張用ガスは、
ディフューザーのガス流出口から、本体部やディフュー
ザーの略軸直交方向に噴出することから、ディフューザ
ーの両端における本体部への組付力が弱くとも、ディフ
ューザーが本体部から外れることは、防止される。その
ため、ディフューザーと本体部とを組み付けるインフレ
ーター自体の組立も、簡便に行える。
【0021】そして、勿論、エアバッグの膨張部内へ流
入する膨張用ガスは、接続口部を経て、膨張部の前後方
向の略中間位置に、流入することから、膨張部の前後方
向両端へ、迅速に到達でき、エアバッグの膨張部の迅速
な展開膨張を確保することができる。
【0022】したがって、本発明に係る頭部保護エアバ
ッグ装置では、迅速なエアバッグの展開膨張を確保し
て、インフレーターとエアバッグとの接続構造を簡素化
でき、さらに、インフレーター自体の組立も簡便に行え
ることから、エアバッグ装置の組立工数や組立コストを
低減することが可能となる。
【0023】また、インフレーターのディフューザー
は、両端を本体部に圧接させるように、本体部に外装さ
れて組み付けられることから、インフレーター自体の軸
方向の長さを長くすること無く、コンパクトに、インフ
レーターを構成することができる。
【0024】そして、請求項2に記載したように構成す
る場合には、膨張用ガスが、ディフューザーの二つのガ
ス流入口から、流出側部の連通口を経て、斜め前下方向
と斜め後下方向との二方向で、膨張部内に流入する。そ
のため、膨張用ガスが、膨張部の前後方向両端へ円滑に
到達できて、一層、エアバッグの迅速な展開膨張を確保
することができる。
【0025】また、請求項3に記載したように構成する
場合には、本体部のガス吐出口側を接続口部の流入側部
に挿入できないようなインフレーター、例えば、コール
ドガスを充填させたストアードガスタイプのような、本
体部のガス吐出口の配置されている端部側に、作動用の
リード線が配置されるインフレーター、を使用する場
合、リード線の配置されるインフレーターの端部側を、
接続口部の流入側部の開口から露出させるように、リー
ド線の配置されないインフレーターの端部側から、接続
口部の流入側部に挿入させても、円滑に、ディフューザ
ーのガス流出口を、連通口に対向させることができる。
【0026】さらに、請求項4に記載したように構成す
る場合には、エアバッグの接続口部の流入側部が、車両
の前後方向に沿うように配設されて、インフレーター
が、その流入側部に挿入されるため、インフレーター
を、エアバッグにおける膨張部と平行な車両の前後方向
に沿って配設させることができ、インフレーターを、車
両の窓の上縁側における厚さの薄い部位に、容易に配設
させることが可能となる。
【0027】また、この場合、接続口部の流入側部を流
出側部からL字状に屈曲させてもよいが、請求項5に記
載するように、流入側部の前後両端を、開口させるとと
もに、流出側部の上部から前後方向両側に突出させるよ
うに、形成し、すなわち、流出側部をT字の縦棒部と
し、流入側部をT字の横棒部として、接続口部をT字状
にする態様として、流入側部のシール部位を、流出側部
を間にする前後両側の二箇所に、形成すれば、流入側部
の前後両端のどちらからも、インフレーターを挿入する
ことができて、インフレーターとエアバッグとの接続作
業の自由度を向上させることができる。そして、流入側
部のインフレーターへのシール部位は、流出側部を間に
する前後両側の二箇所に、形成されるものの、それらの
シール部位は、それぞれ、インフレーターの外周面の周
方向に沿って圧接させて、形成されている。すなわち、
それらのシール部位は、ディフューザーのガス流出口か
ら噴出する膨張用ガスの噴出方向と略直交する方向の周
方向で、シール圧を確保するものであり、高いシール圧
でなくとも、十分なシール性を確保できることから、シ
ール構造を簡便化することができ、インフレーターと接
続口部との接続作業性の低下を抑えることができる。
【0028】さらに、請求項6に記載するように、イン
フレーターが、流出側部を間にする前後両側の二箇所
で、車体に取り付けられる構成であれば、インフレータ
ー自体の車体への取付を安定させることができる。ま
た、インフレーターの作動時、流出側部が膨張用ガスの
噴出力でインフレーターから離れようとしても、流出側
部の上部で前後両側に突出するように配設された流入側
部に、インフレーターが挿入されているため、インフレ
ーター自体が、流入側部における流出側部を間にする両
側で、その移動を規制でき、接続口部を安定して支持す
ることができる。
【0029】さらにまた、請求項7に記載するように構
成する場合には、流入側部をシールするディフューザー
の部位が、本体部の外周面との間に、隙間を設けている
ため、流入側部をディフューザーにシールするためのシ
ール圧を所定以上に高くしても、ディフューザーが、本
体部との隙間を狭めるように、撓むことができるため、
シール圧を厳密に設定しなくともよくなり、接続口部と
ディフューザーとの接続作業が容易となる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0031】本発明の一実施形態である頭部保護エアバ
ッグ装置(以下「エアバッグ装置」と省略する)M1
は、図1に示すように、折り畳んだエアバッグ11を、
車両Vにおける車内側の窓W(W1・W2・W3)の上
縁側周縁におけるフロントピラー部FPの下縁側、ルー
フサイドレール部RRの下縁側、及び、リヤピラー部R
Pの上方側の各位置にわたって、収納させている。な
お、実施形態の車両Vは、フロントピラー部FPとリヤ
ピラー部RPとの間に、二つの第1・2中間ピラー部P
1・P2を配設させており、エアバッグ11は、それら
のピラー部P1・P2の上方を跨いで、収納されてい
る。
【0032】エアバッグ装置M1は、エアバッグ11、
インフレーター36、取付ブラケット33・57、クラ
ンプ55、及び、エアバッグカバー8を、備えて構成さ
れている。
【0033】エアバッグカバー8は、図1に示すよう
に、フロントピラー部FPに配置されるフロントピラー
ガーニッシュ4と、ルーフサイドレール部RRに配置さ
れるルーフヘッドライニング5と、のそれぞれの下縁4
a・5a側から構成されている。そして、エアバッグカ
バー8は、折り畳まれて収納されたエアバッグ11の車
内側を覆うように配設されるとともに、展開膨張時のエ
アバッグ11を車内側へ突出可能とするために、エアバ
ッグ11に押されて車内側へ開き可能に構成されてい
る。
【0034】エアバッグ11は、ポリアミド糸等を使用
した袋織りにより製造されて、図1〜3に示すように、
インフレーター36からの膨張用ガスGを流入させて、
窓W1・W2・W3や第1・2中間ピラー部P1・P2
・リヤピラー部RPのピラーガーニッシュ7・6の車内
側を覆うように、窓Wの上縁側から下方へ展開して膨張
するように構成されている。また、エアバッグ11は、
膨張用ガスGを内部に流入可能なガス流入部13と、膨
張用ガスGを流入させない非流入部25と、から構成さ
れている。
【0035】ガス流入部13は、膨張部14と接続口部
19とを備えて構成されている。膨張部14は、膨張用
ガスGの流入時に、車内側壁部14aと車外側壁部14
bとを離すように膨張して、窓Wを遮蔽するとともにピ
ラー部P1・P2の車内側を覆うこととなる。接続口部
19は、インフレーター36からの膨張用ガスGを膨張
部14に案内するものであり、車内側から見てT字状と
する筒形状として、エアバッグ11の上縁11a側にお
ける車両Vの前後方向の略中間位置に配置されて、膨張
部14と連通するとともに膨張部14から上方へ突出す
るように、形成されている。
【0036】そして、膨張部14は、エアバッグ11の
上縁11a側で、車両Vの前後方向に沿って配設される
供給路部15と、供給路部15の下方に配設されて、窓
Wやピラー部P1・P2の車内側を実質的に覆う遮蔽本
体部16と、エアバッグ11の下縁11b側で、車両の
前後方向に沿って配設される連通路部17と、を備えて
構成されている。遮蔽本体部16は、上下方向の棒状に
膨らむ複数の縦セル16aを前後方向に並設させて構成
されている。供給路部15は、膨張部14の前後両端に
膨張用ガスGを円滑に供給するために形成されており、
各縦セル16aは、接続口部19の直下の縦セル16a
bに前後で隣接する縦セル16aa・16acを除い
て、上端側を供給路部15に連通させている。また、各
縦セル16aの下端は、連通路部17に連通されてい
る。連通路部17は、縦セル16abの下端に到達した
膨張用ガスGを、膨張部14の前後両側に円滑に供給さ
せるためのものである。
【0037】そして、接続口部19は、インフレーター
36からの膨張用ガスGを流入可能にインフレーター3
6と接続される流入側部20と、膨張部14に膨張用ガ
スGを流出可能な流出側部21と、を備えて構成されて
いる。流出側部21は、軸方向を略上下方向として、膨
張部14の供給路部15と連通する連通口21aを下端
に有した略円筒形状としている。流入側部20は、流出
側部21の上方に配設されて、軸方向を車両Vの前後方
向に配設させ、前後両端部20a・20cに開口20b
・20dを備えた略円筒形状としている。流出側部21
の上端は、流入側部20の前後方向の略中間位置に連通
している。
【0038】非流入部25は、車内側壁部14aと車外
側壁部14bとを結合させたように構成されており、実
施形態の場合、取付部26、周縁部27、厚さ規制部2
8、連結部29、及び、板状部30、から構成されてい
る。
【0039】周縁部27は、ガス流入部13に隣接する
部位に配設されて、ガス漏れが生じないように密に織成
されている。取付部26は、エアバッグ11の上縁11
a側における周縁部27や後述する三角板状部30aか
ら上方へ突出するように、複数(実施形態では九個)配
設されている。各取付部26には、エアバッグ11を車
両Vのボディ1に取り付けるための取付ブラケット33
が固着され、取付ボルト34を挿通させるための取付孔
26aが形成されている。そして、各取付部26は、取
付ボルト34を使用して、取付ブラケット33ごと、ボ
ディ1側の板金製のインナパネル2に固定されている。
【0040】板状部30は、エアバッグ11の全体形状
を確保するとともに、ガス流入部13の容積を小さくし
て、エアバッグ11の膨張完了までの時間を短くするた
めに配設されている。そして、板状部30は、エアバッ
グ11の前端側に配置される三角板状部30aと、エア
バッグ11の後端側に配置される三角板状部30bと、
から構成されている。厚さ規制部28は、各縦セル16
aを分割するように、上下方向に配設されている。な
お、縦セル16aaの前方側の厚さ規制部28Aは、他
の厚さ規制部28に比べて、その幅寸法を広くして、構
成されている。
【0041】さらに、連結部29は、縦セル16aa・
16acの上方を塞いで、各縦セル16aa・16ac
の前後の厚さ規制部28・28相互を連結するように、
形成されている。
【0042】また、接続口部19の直下における縦セル
16abの上端側で相互に対向する厚さ規制部28・2
8には、縦セル16abの開口を狭めるように、突起2
8aが形成されている。これらの突起28aは、接続口
部19の流出側部21から膨張部14内に流入する膨張
用ガスGが、多量に縦セル16abに流入することを防
止して、供給路部15の前後両側へ流れ易くするため
に、形成されている。
【0043】インフレーター36は、図1・3・4に示
すように、膨張用ガスGを吐出するガス吐出口42を外
周面に開口させたシリンダタイプの本体部37と、本体
部37のガス吐出口42を覆い、かつ、本体部37の外
周面に両端を圧接させて組み付けられる略円筒状の金属
製のディフューザー45と、を備えて構成されている。
【0044】本体部37は、コールドガスを充填させた
ストアードガスタイプとしており、後端37b側に配置
される略円柱状の基部38と、前端(先端)37a側に
配置されて、基部38より若干小径となる略円柱状の頭
部39と、を備えて構成されている。そして、頭部39
の先端39a側の外周面には、ガス吐出口42が配設さ
れ、頭部39の先端面に、エアバッグ装置M1の作動回
路からの作動用信号を入力させるコネクタ52が接続さ
れることとなる。なお、53は、リード線である。ま
た、頭部39の元部39b側には、ディフューザー45
を取り付けるための凹溝41が、周方向の全周にわたっ
て配設されている。また、頭部39の先端周面にも、デ
ィフューザー45を取り付けるための段差40が、周方
向の全周に形成されている。
【0045】ディフューザー45は、板金製の略円筒状
として、先端(前端)45a側に内周方向に突出する鍔
部46を備え、元部(後端)45b側に、本体部37の
凹溝41に嵌合させるためのかしめ部47を備えるとと
もに、かしめ部47の前方側には、下方に突出する有底
円筒状の凸部48が、形成されている。凸部48は、円
錐板状として、インフレーター36の本体部37やディ
フューザー45の軸方向と略直交するように、下方側へ
膨張用ガスを流出可能として、それぞれ、円形に開口し
た二つのガス流出口49・50を、備えている。さらに
詳しくは、ガス流出口49は、車両搭載時に、斜め前下
方向に膨張用ガスGを流出させて、接続口部19の流出
側部21の連通口21aを経て、エアバッグ11の膨張
部14における供給路部15の前方側に、膨張用ガスG
を案内可能に構成され、ガス流出口50は、車両搭載時
に、斜め前下方向に膨張用ガスGを流出させて、接続口
部19の流出側部21の連通口21aを経て、エアバッ
グ11の膨張部14における供給路部15の後方側に、
膨張用ガスGを案内可能に構成されている。
【0046】このディフューザー45は、鍔部46の内
側面にOリング44を配設させて、元部45b側から本
体部37の頭部39に外装させ、そして、Oリング44
を介在させて、鍔部46を段差40に当て、かつ、かし
め部47を凹溝41に嵌合させるようにかしめれば、前
後両端45a・45bが、本体部37の頭部39に対し
て、シール性を確保して組み付けられて、その結果、イ
ンフレーター36が、組み立てられることとなる。な
お、43は、凹溝41への傷付けを防止するために、凹
溝41の外周面に配設される合成樹脂製のリングスペー
サである。
【0047】また、組み立てられたインフレーター36
は、ガス流出口49・50を下方へ向けて、ディフュー
ザー45をエアバッグ11の接続口部19における流入
側部20に挿入させ、さらに、流入側部20の前後両端
部20a・20cを、クランプ55によって、押えて、
ディフューザー45の前後端45a・45bの外周面に
圧接されれば、接続口部19と接続されることとなる。
なお、この接続時、ディフューザー45のガス流出口4
9・50は、接続口部19の連通口21aの上方側で連
通口21aと対向するとともに、膨張部14の供給路部
15側へ向けて、配設されることとなる。
【0048】クランプ55は、板金製の円環状として構
成されており、一部を塑性変形させて、内径を狭めるこ
とにより、接続口部19における流入側部20の前後両
端部20a・20cをディフューザー45の端部45a
・45bの外周面の全周に圧接させることとなる。
【0049】取付ブラケット57は、インフレーター3
6における本体部37の基部38側に外装されて、基部
38を挟持可能な保持部57aと、保持部57aから突
出する取付部57bと、を備えて構成され、取付部57
bには、取付ボルト58を挿通させる取付孔57c・5
7cが形成されている。各取付ボルト58は、ルーフサ
イドレール部RRの車内側におけるボディ1側のインナ
パネル2に螺合されるものである。そして、取付ブラケ
ット57は、保持部57aによってインフレーター本体
部37を保持した状態で、取付ボルト58を利用して、
ルーフサイドレール部RRのボディ1側のインナパネル
2に、取付固定される。
【0050】このエアバッグ装置M1の車両Vへの搭載
について説明をすると、まず、エアバッグ11を、平ら
に展開した状態から、図2の二点鎖線に示すように、順
次、山折りと谷折りとの折目Cを入れて、エアバッグ1
1の下縁11b側を上縁11a側に接近させるように、
蛇腹折りする。そして、折り畳んだ後には、折り崩れ防
止用の図示しない破断可能なテープにより、エアバッグ
11の所定箇所をくるむとともに、各取付部25に取付
ブラケット33を取り付けておく。また、接続口部19
における流入側部20の両端部20a・20bに、予
め、クランプ55を外装させておく。
【0051】なお、インフレーター36は、本体部37
にディフューザー45を組み付けて、予め、組み立てて
おく。
【0052】そして、既述したように、ガス流出口49
・50を下方へ向けて、後端部20c側から、ディフュ
ーザー45をエアバッグ11の接続口部19における流
入側部20に挿入させ、さらに、クランプ55・55を
締め付けて、流入側部20の前後両端部20a・20c
を、ディフューザー45の前後端45a・45bの外周
面に圧接させれば、インフレーター36を接続口部19
に接続させることができて、エアバッグ組立体を形成す
ることができる。
【0053】勿論、この時、ディフューザー45のガス
流出口49・50は、接続口部19の連通口21aに対
向させるとともに、膨張部14の供給路部15側へ向け
て、配設させておく。
【0054】なお、インフレーター本体部37には、予
め、取付ブラケット57を取り付けておいてもよいし、
ディフューザー45を組み付けた後に、取付ブラケット
57をインフレーター本体部37に取り付けてもよい。
【0055】その後、各取付ブラケット33・57をイ
ンナパネル2の所定位置に配置させてボルト34・58
止めし、エアバッグ組付体をボディ1に取り付け、つい
で、所定のインフレーター作動用の制御装置から延びる
図示しないリード線53を備えたコネクタ52を、イン
フレーター本体部37の先端面に結合させ、ピラーガー
ニッシュ4・6・7やルーフヘッドライニング5をボデ
ィ1に取り付ければ、エアバッグ装置M1を車両Vに搭
載させることができる。
【0056】エアバッグ装置M1の車両Vへの搭載後、
インフレーター36が作動されれば、インフレーター3
6の本体部37のガス吐出口42から吐出された膨張用
ガスGが、図2・3の二点鎖線に示すように、本体部3
7の外周面とディフューザー45の内周面との間を経
て、ディフューザー45のガス流出口49・50からエ
アバッグ11の一つの接続口部19内に流入され、さら
に、その接続口部19の連通口21aから、エアバッグ
11の膨張部14内に流入される。そして、エアバッグ
11は、膨張用ガスGを流入させ、膨張部14を膨張さ
せて、窓Wの上縁側から下方へ展開することとなる。
【0057】すなわち、第1実施形態の頭部保護エアバ
ッグ装置M1では、インフレーター36からの膨張用ガ
スGが、一つの接続口部19を経て、エアバッグ11内
に供給されるものであり、従来の二つの接続口部に対し
て、インフレーターの両端を接続するものでなく、一つ
の接続口部19とインフレーター36とを接続させれば
よいことから、インフレーター36と接続口部19との
接続作業が容易となる。
【0058】また、膨張用ガスGがエアバッグ11の膨
張部14内に流入する際には、インフレーター36のガ
ス流出口49・50が、接続口部19の下端の連通口2
1aに対向するとともに、膨張部14の供給路部15側
へ向いて、配設されている。そして、ガス流出口49・
50は、ディフューザー45の外周面に開口して、その
軸方向を、インフレーター36の本体部37やディフュ
ーザー45の軸方向と略直交する方向としていることか
ら、接続口部19の流出側部21における連通口21a
は、その軸方向を、ガス流出口49・50と同様に、イ
ンフレーター36の軸方向に対して、略直交させること
となって、インフレーター36を挿入させた接続口部1
9の流入側部20が、連通口21aの軸方向と略直交す
る状態として、すなわち、流出側部21と略直交状態に
屈曲するような状態として、車両Vに配設されることと
なる。
【0059】そのため、インフレーター36からの膨張
用ガスGは、インフレーター36の本体部37やディフ
ューザー45の軸方向と略直交する下方向に噴出して、
流出側部21内に流入し、さらに、エアバッグ11の膨
張部14内に流入することから、流出側部21が、膨張
用ガスGの噴出力でインフレーター36から離れよう
と、下方側へ移動しようとしても、流入側部20の内周
面、特に、内周面における連通口21aから離れた側の
上部側内周面20eが、インフレーター36のディフュ
ーザー45の外周面における連通口21aから離れた側
の上部側外周面45cによって規制されて、流出側部2
1のインフレーター36からの離脱が防止される。その
結果、インフレーター36と接続口部19の流入側部2
0との接続構造を簡素化して、クランプ55・55の締
結力を弱くし、接続強度を弱くしても、エアバッグ装置
M1の作動時、インフレーター36自体が、その外周面
の一部45cにより、接続口部19を保持することとな
って、接続口部19のインフレーター36からの外れを
防止できる。
【0060】また、ディフューザー45におけるインフ
レーター36の本体部37への組付が、ディフューザー
45の両端45a・45bを本体部37に圧接させる簡
便な構造であっても、膨張用ガスGは、ディフューザー
45のガス流出口49・50から、本体部37やディフ
ューザー45の略軸直交方向の下方側に噴出することか
ら、ディフューザー45の両端45a・45bにおける
本体部37への組付力が弱くとも、ディフューザー45
が本体部37から外れることは、防止される。そのた
め、ディフューザー45と本体部37とを組み付けるイ
ンフレーター36自体の組立も、簡便に行える。
【0061】そして、勿論、エアバッグ11の膨張部1
4内へ流入する膨張用ガスGは、接続口部19を経て、
膨張部14の前後方向の略中間位置に、流入することか
ら、膨張部14の前後方向両端へ、迅速に到達でき、エ
アバッグ11の膨張部14における各縦セル16aの迅
速な展開膨張を、確保することができる。
【0062】したがって、第1実施形態の頭部保護エア
バッグ装置M1では、迅速なエアバッグ11の展開膨張
を確保して、インフレーター36とエアバッグ11との
接続構造を簡素化でき、さらに、インフレーター36自
体の組立も簡便に行えることから、エアバッグ装置M1
の組立工数や組立コストを低減することが可能となる。
【0063】また、インフレーター36のディフューザ
ー45は、両端45a・45bを本体部37に圧接させ
るように、本体部37に外装されて組み付けられること
から、インフレーター36自体の軸方向の長さを長くす
ること無く、コンパクトに、インフレーター36を構成
することができる。
【0064】そして、第1実施形態では、膨張用ガスG
が、ディフューザー45の二つのガス流入口49・50
から、流出側部21の連通口21aを経て、斜め前下方
向と斜め後下方向との二方向で、膨張部14の供給路部
15内に流入する。そのため、膨張用ガスGが、膨張部
14の前後方向両端へ円滑に到達できて、一層、エアバ
ッグ11の迅速な展開膨張を確保することができる。
【0065】特に、第1実施形態の場合には、膨張用ガ
スGが、エアバッグ11の上縁11a側で車両Vの前後
方向に配置された供給路部15内に流入することから、
一層、円滑に、膨張部14の前後両端の縦セル16aを
膨張させ易くなって、エアバッグ11の迅速な展開膨張
を、確保することができる。
【0066】さらに、第1実施形態では、エアバッグ1
1の膨張部14が、エアバッグ11の下縁11b側に、
車両Vの前後方向に沿うように、連通路部17を配設さ
せて構成されているため、縦セル16abから連通路部
17を経て、一層、円滑に、膨張部14の前後端の縦セ
ル16aに膨張用ガスGを流入させ易くなることから、
エアバッグ11の迅速な展開膨張を、一層、助長でき
る。
【0067】また、第1実施形態では、エアバッグ11
の接続口部19の流入側部20が、車両Vの前後方向に
沿うように配設されている。このような構成では、イン
フレーター36が、その流入側部20に挿入されるた
め、インフレーター36を、エアバッグ11における膨
張部14と平行な車両Vの前後方向に沿って配設させる
ことができ、インフレーター36を、車両Vの窓Wの上
縁側における厚さの薄いルーフサイドレール部RRに、
容易に配設させることが可能となる。
【0068】さらに、第1実施形態では、エアバッグ1
1の流入側部20が、前後両端20a・20cを、開口
させるとともに、流出側部21の上部から前後方向両側
に突出させるように、形成されて、流入側部20のイン
フレーター36へのシール部位が、流出側部21を間に
する前後両端20a・20c側の二箇所で、それぞれ、
ディフューザー45の外周面の周方向に沿って圧接され
て、形成されている。すなわち、エアバッグ11が、流
出側部21をT字の縦棒部とし、流入側部20をT字の
横棒部として、接続口部19をT字状にする態様とし
て、流入側部20のシール部位を、流出側部21を間に
する前後両端20a・20c側の二箇所に、形成すれ
ば、流入側部20の前後両端20a・20cのどちらか
らも、インフレーター36を挿入することができて、イ
ンフレーター36とエアバッグ11との接続作業の自由
度を向上させることができる。
【0069】そのため、実施形態では、接続時、流入側
部20の後端20c側から、ディフューザー45の鍔部
46を挿入させた場合を示したが、例えば、インフレー
ター36に、予め、リード線53が結線されているよう
な場合、流入側部20の前端20a側から、本体部37
の基部38を挿入させて、インフレーター36を挿入側
部20に挿入させてもよい。
【0070】なお、上記構成では、流入側部20のイン
フレーター36へのシール部位が、流出側部21を間に
する前後両端20a・20c側の二箇所に、形成される
ものの、それらの二箇所のシール部位は、それぞれ、デ
ィフューザー45の外周面の周方向に沿って圧接させ
て、形成されている。すなわち、それらのシール部位
は、ディフューザー45のガス流出口49・50から下
方側に噴出する膨張用ガスGの噴出方向と略直交する方
向の周方向で、シール圧を確保するものであり、高いシ
ール圧でなくとも、十分なシール性を確保できることか
ら、それぞれ、塑性変形させるようにかしめて締結する
クランプ55・55を利用する簡単な構成だけでもよ
く、シール構造を簡便化することができ、インフレータ
ー36と接続口部19との接続作業性の低下を抑えるこ
とができる。
【0071】つぎに、図5・6に示す第2実施形態の頭
部保護エアバッグ装置M2について説明する。この第2
実施形態では、インフレーター66が第1実施形態と相
違するとともに、エアバッグ11Aの一部が、第1実施
形態のエアバッグ11と相違している。また、インフレ
ーター66を車両Vに取り付ける取付ブラケット75・
76が、二つ使用されている。
【0072】なお、各取付ブラケット75・76は、と
もに、縮径可能な円筒状の保持部75a・76aと、取
付ボルト58を挿通可能な取付孔75c・76cを有し
た取付部75b・76bと、を備えて構成されている。
そして、取付ブラケット75は、後述する本体部67の
元部67bの外周面を保持部75aで保持して、ボルト
58により、インナパネル2に取付固定され、取付ブラ
ケット76は、接続口部19の流入側部20を外装させ
た状態で、後述するディフューザー70の先端70aの
外周面を保持部76aで保持して、ボルト58により、
インナパネル2に取付固定されることとなる。
【0073】そして、エアバッグ11Aは、エアバッグ
11Aにおける接続口部19の流出側部21が、エアバ
ッグ11のものより、若干、上下方向に長く形成されて
いる点を除いて、エアバッグ11と同様に構成されてい
る。そのため、エアバッグ11と同様な部位には、イン
フレーター66を挿入させる接続口部19の流入側部2
0を含めて、エアバッグ11と同一の符号を付して説明
を省略する。
【0074】また、第2実施形態のインフレーター66
は、図5・6に示すように、膨張用ガスGを吐出するガ
ス吐出口67aを外周面に開口させたシリンダタイプの
本体部67と、本体部67のガス吐出口67aを覆い、
かつ、本体部67の外周面に両端を圧接させて組み付け
られる略円筒状の金属製のディフューザー70と、を備
えて構成されている。
【0075】本体部67は、略円柱状として、コールド
ガスを充填させたストアードガスタイプとしており、前
端67a側の外周面に複数のガス吐出口68を配設させ
るとともに、前端67aの端面に、リード線53を結線
させたコネクタ52を結合させるように構成されてい
る。ディフューザー70は、板金製の略円筒状として、
先端(前端)70a側に内周方向に突出する鍔部71を
備え、元部(後端)70b側に、内周側に湾曲して本体
部67の外周面の全周に圧接可能な湾曲部72を備えて
構成されている。そして、ディフューザー70の後端7
0b側の下部には、インフレーター66の本体部67や
ディフューザー70の軸方向と直交するように、円形に
開口する一つのガス流出口73が形成されている。この
ガス流出口73は、車両搭載時に、膨張用ガスGを下方
へ流出させて、接続口部19の流出側部21の連通口2
1aを経て、エアバッグ11の膨張部14における供給
路部15内に、膨張用ガスGを案内可能に構成されてい
る。
【0076】このディフューザー70は、鍔部71の内
側面にOリング44を配設させて、元部70b側の湾曲
部72を、本体部67の前端67a側から外装し、そし
て、Oリング44を介在させて、鍔部71側を先端67
aの外周面に圧接させ、湾曲部72を元部67bの外周
面に圧接させれば、前後両端70a・70bが、本体部
67の外周面に対して、シール性を確保して組み付けら
れて、その結果、インフレーター66が、組み立てられ
ることとなる。
【0077】そして、組み立てられたインフレーター6
6は、ガス流出口73を下方へ向け、インフレーター後
端66b側を前端20a側から挿入させて、ディフュー
ザー70をエアバッグ11Aの接続口部19における流
入側部20に挿入させ、さらに、流入側部20の前後両
端部20a・20cを、クランプ55によって押えて、
インフレーター66の前後端66a・66b、すなわ
ち、ディフューザー70の前端70a近傍と本体部67
の元部67b近傍との外周面に、圧接されれば、接続口
部19と接続されることとなる。
【0078】なお、この接続時、エアバッグ11Aは、
第1実施形態と同様に、折り畳まれて取付ブラケット3
3が取り付けられた状態としている。また、この接続
時、ディフューザー70のガス流出口73は、接続口部
19の連通口21aの上方側で、連通口21aに対向す
るとともに、膨張部14の供給路部15側へ向けて、配
設されることとなる。
【0079】そして、インフレーター66を接続口部1
9に接続させた後は、取付ボルト34・58を使用し
て、エアバッグ11Aやインフレーター66を第1実施
形態と同様に車両Vに取付固定すれば、エアバッグ装置
M2を車両Vに搭載することができる。
【0080】この第2実施形態でも、車両Vへの搭載
後、インフレーター66が作動されれば、インフレータ
ー66の本体部67のガス吐出口68から吐出された膨
張用ガスGが、図5・6の二点鎖線に示すように、本体
部67の外周面とディフューザー70の内周面との間を
経て、ディフューザー70のガス流出口73からエアバ
ッグ11Aの一つの接続口部19内に流入され、さら
に、その接続口部19の連通口21aから、エアバッグ
11Aの膨張部14内に流入される。そして、エアバッ
グ11Aは、膨張用ガスGを流入させ、膨張部14を膨
張させて、窓の上縁側から下方へ展開することとなる。
【0081】すなわち、この第2実施形態の頭部保護エ
アバッグ装置M2でも、インフレーター66からの膨張
用ガスGが、一つの接続口部19を経て、エアバッグ1
1A内に供給されるものであり、従来の二つの接続口部
に対して、インフレーターの両端を接続するものでな
く、一つの接続口部19とインフレーター66とを接続
させればよいことから、インフレーター66と接続口部
19との接続作業が容易となる。
【0082】また、インフレーター66からの膨張用ガ
スGは、インフレーター66の本体部67やディフュー
ザー70の軸方向と直交する下方向に噴出して、流出側
部21内に流入し、さらに、エアバッグ11Aの膨張部
14内に流入することから、流出側部21が、膨張用ガ
スGの噴出力でインフレーター66から離れようと、下
方側へ移動しようとしても、流入側部20の内周面、特
に、内周面における連通口21aから離れた側の上部側
内周面20eが、インフレーター66のディフューザー
70の外周面における連通口21aから離れた側の上部
側外周面70cによって規制されて、流出側部21のイ
ンフレーター66からの離脱が防止される。その結果、
インフレーター66と接続口部19の流入側部20との
接続構造を簡素化して、クランプ55・55の締結力を
弱くし、接続強度を弱くしても、エアバッグ装置M2の
作動時、インフレーター66自体が、その外周面の一部
70cによって、接続口部19を保持することとなっ
て、接続口部19のインフレーター66からの外れを防
止できる。
【0083】また、ディフューザー70におけるインフ
レーター66の本体部67への組付が、ディフューザー
70の両端70a・70bを本体部67の外周面に圧接
させる簡便な構造であっても、膨張用ガスGは、ディフ
ューザー70のガス流出口73から、本体部67やディ
フューザー70の軸直交方向の下方側に噴出することか
ら、ディフューザー70の両端70a・70bにおける
本体部67への組付力が弱くとも、ディフューザー70
が本体部67から外れることは、防止される。そのた
め、ディフューザー70と本体部67とを組み付けるイ
ンフレーター66自体の組立も、簡便に行える。
【0084】そして、勿論、エアバッグ11Aの膨張部
14内へ流入する膨張用ガスGは、接続口部19を経
て、膨張部14の前後方向の略中間位置に、流入するこ
とから、膨張部14の前後方向両端へ、迅速に到達で
き、エアバッグ11Aの膨張部14における各縦セル1
6aの迅速な展開膨張を、確保することができる。
【0085】したがって、第2実施形態の頭部保護エア
バッグ装置M2でも、迅速なエアバッグ11Aの展開膨
張を確保して、インフレーター66とエアバッグ11A
との接続構造を簡素化でき、さらに、インフレーター6
6自体の組立も簡便に行えることから、エアバッグ装置
M2の組立工数や組立コストを低減することが可能とな
る。
【0086】また、第2実施形態でも、インフレーター
66のディフューザー70は、両端70a・70bを本
体部67に圧接させるように、本体部67に外装されて
組み付けられることから、インフレーター66自体の軸
方向の長さを長くすること無く、コンパクトに、インフ
レーター66を構成することができる。
【0087】さらに、第2実施形態では、インフレータ
ー66のガス吐出口68が、本体部67の前端部67a
側に配設されていても、ガス流出口73が、ガス吐出口
68から離れた側におけるインフレーター66の軸方向
の略中央側にずれて、配設されている。このような構成
では、ストアードガスタイプのような、本体部67のガ
ス吐出口68の配置されている端部67a(インフレー
ター66の前端66a)側に作動用のリード線53が配
置されるインフレーター66、を使用する場合、リード
線53の配置されるインフレーター66の端部66a側
を、接続口部19の流入側部20の開口20bから露出
させるように、リード線53の配置されないインフレー
ター66の端部66b側から、接続口部19の流入側部
20に挿入させても、円滑に、ディフューザー70のガ
ス流出口73を、連通口21aに対向させることができ
る。
【0088】また、この第2実施形態でも、エアバッグ
11と同様に、エアバッグ11Aの接続口部19の流入
側部20が、車両Vの前後方向に沿うように配設されて
いるため、インフレーター66を、車両Vの窓の上縁側
における厚さの薄いルーフサイドレール部に、容易に配
設させることが可能となる。
【0089】さらにまた、エアバッグ11Aの流入側部
20が、前後両端20a・20cを、開口させるととも
に、流出側部21の上部から前後方向両側に突出させる
ように、形成されて、流入側部20のインフレーター6
6へのシール部位が、流出側部21を間にする前後両端
20a・20c側の二箇所で、それぞれ、インフレータ
ー66の外周面の周方向に沿って圧接されて、形成され
ている。そのため、塑性変形させるようにかしめて締結
するクランプ55・55を利用する簡単な構成だけで、
十分なシール性を確保でき、また、流入側部20の前後
両端20a・20cのどちらからも、インフレーター6
6を挿入することができて、インフレーター66とエア
バッグ11Aとの接続作業の自由度を向上させることが
できる。
【0090】さらにまた、第2実施形態では、インフレ
ーター66が、流出側部21を間にする前後両側の二箇
所で、すなわち、実施形態の場合、ディフューザー70
の前端70aの外周面と本体部67の元部67bの外周
面とが、取付ブラケット75・76を使用して、ボディ
1側のインナパネル2に取り付けられる構成としてい
る。そのため、インフレーター66自体のインナパネル
2への取付が、安定する。また、インフレーター66の
作動時、流出側部21が膨張用ガスGの噴出力でインフ
レーター66から離れようとしても、流出側部21の上
部で前後両側に突出するように配設された流入側部20
に、インフレーター66が挿入されているため、インフ
レーター66自体が、流入側部20における流出側部2
1を間にする両端部20a・20c側で、その移動を規
制でき、接続口部19を安定して支持することができ
る。
【0091】なお、第1・2実施形態のエアバッグ11
・11Aでは、接続口部19を車内側から見てT字形状
として、インフレーター36・66と接続される流入側
部20の前後両端20a・20cを開口させた場合を示
したが、図7・8に示す第3実施形態のエアバッグ11
Bの接続口部79のように、流入側部80を流出側部8
1からL字状に屈曲させてもよい。すなわち、この接続
口部79は、エアバッグ11Bの膨張部14における供
給路部15と連通する連通口81aを下端に開口させた
流出側部81を備え、流入側部80が、流出側部81の
上部から車両Vの前方側に屈曲するように、形成され
て、流入側部80の前端80aに、開口80bが形成さ
れている。なお、エアバッグ11Bは、接続口部79の
構成と取付部26の配置位置とが相違するだけで、他の
構成は、エアバッグ11・11Aと同様である。
【0092】また、この第3実施形態のエアバッグ装置
M3のインフレーター86は、第2実施形態と同一の本
体部67と、本体部67のガス吐出口68を覆い、か
つ、本体部67の外周面に両端を圧接させて組み付けら
れる略円筒状の板金製のディフューザー87と、を備え
て構成されている。
【0093】ディフューザー87は、先端(前端)87
a側に内周方向に突出する鍔部88を備え、元部(後
端)87b側に、内周側に湾曲して本体部67の外周面
の全周に圧接可能な湾曲部89を備えて構成されてい
る。そして、ディフューザー87の後端87b(インフ
レーター86の後端)側近傍の下部には、下方に突出す
る略半球状の凸部90が、形成されている。凸部90
は、インフレーター86の本体部67やディフューザー
87の軸方向と略直交するように、下方側へ膨張用ガス
Gを流出可能として、それぞれ、円形に開口した二つの
ガス流出口91・92を、備えている。さらに詳しく
は、ガス流出口91は、車両搭載時に、斜め前下方向に
膨張用ガスGを流出させて、接続口部79の流出側部8
1の連通口81aを経て、エアバッグ11Bの膨張部1
4における供給路部15の前方側に、膨張用ガスGを案
内可能に構成され、ガス流出口92は、車両搭載時に、
斜め前下方向に膨張用ガスGを流出させて、接続口部7
9の流出側部81の連通口81aを経て、エアバッグ1
1Bの膨張部14における供給路部15の後方側に、膨
張用ガスGを案内可能に構成されている。
【0094】また、このディフューザー87は、インフ
レーター86を車両のインナパネル2にボルト58止め
するための二つのブラケット93を備え、各ブラケット
93には、ボルト58を挿通させるための取付孔93a
が形成されている。
【0095】このディフューザー87は、鍔部88の内
側面にOリング44を配設させて、元部87b側の湾曲
部89を、本体部67の前端67a側から外装し、そし
て、Oリング44を介在させて、鍔部88側を先端67
aの外周面に圧接させ、湾曲部89を元部67bの外周
面に圧接させれば、前後両端87a・87bが、本体部
67の外周面に対して、シール性を確保して組み付けら
れて、その結果、インフレーター86が、組み立てられ
ることとなる。
【0096】そして、組み立てられたインフレーター8
6は、ガス流出口91・92を下方へ向けて、ディフュ
ーザー87の元部87bを、前端80aの開口80bか
ら、エアバッグ11Bの接続口部79における流入側部
80に挿入させ、さらに、流入側部80の前端部80a
近傍を、クランプ55によって押えて、インフレーター
86の前後方向の中央付近、すなわち、ディフューザー
87の鍔部88と凸部90との中間付近に圧接させれ
ば、接続口部79と接続されることとなる。
【0097】なお、この接続時、エアバッグ11Bは、
第1実施形態と同様に、折り畳まれて取付ブラケット3
3が取り付けられた状態としている。また、この接続
時、ディフューザー87のガス流出口91・92は、接
続口部79の連通口81aの上方側で、連通口81aに
対向するとともに、膨張部14の供給路部15側へ向け
て、配設されることとなる。
【0098】そして、インフレーター86を接続口部7
9に接続させた後は、取付ボルト34・58を使用し
て、エアバッグ11Bやインフレーター86を第1実施
形態と同様に車両Vに取付固定すれば、エアバッグ装置
M3を車両Vに搭載することができる。
【0099】この第3実施形態では、インフレーター8
6の作動時、膨張用ガスGが、ガス吐出口68から吐出
されれば、本体部67の外周面とディフューザー87の
内周面の間を経て、ディフューザー87のガス流出口9
1・92から噴出され、エアバッグ11Bの前後方向に
おける中間付近の一つの接続口部79を経て、エアバッ
グ11Bにおける膨張部14の供給路部15内の前方側
と後方側とに流れることとなる。そして、流出側部81
がインフレーター86から離れようとしても、流入側部
80の上部側内周面80cがインフレーター86におけ
るディフューザー87の上部側外周面87cに規制され
て、流出側部81の移動が規制される。そのため、エア
バッグ11Bにおける接続口部79の流入側部80が、
流出側部81を間にして前後両側に開口を備えず、イン
フレーター86が、両端を車体に固定されていない点を
除いて、第1実施形態と同様な作用・効果を得ることが
できる。
【0100】さらに、この第3実施形態では、流入側部
80の端部80a側におけるインフレーター86の外周
面へのシール部位が、ディフューザー87の外周面の周
方向に沿って圧接される部位として、そのシール部位に
おけるディフューザー87の部位が、本体部67の外周
面との間に、隙間Sを設けている部位としている。その
ため、クランプ55を締結して、流入側部80をディフ
ューザー87にシールするためのシール圧を所定以上に
高くしても、ディフューザー87が、本体部67との隙
間Sを狭めるように、撓むことができるため、シール圧
を厳密に設定しなくともよくなり、接続口部79とディ
フューザー87との接続作業が容易となる。
【0101】ちなみに、このような作用・効果は、図6
に示すように、第2実施形態において、ディフューザー
70と接続口部19における流入側部20の前端20a
付近とのクランプ55による接続部位でも、本体部67
の外周面とディフューザー70の内周面とに隙間Sが生
じているため、得ることができる。
【0102】また、第3実施形態では、エアバッグ11
Bの接続口部79について、膨張部14から上方へ延び
る流出側部81と、流出側部81の上部から前方側へ屈
曲する流入側部80と、を備えて、車内側から見てL字
形状とするものを示したが、接続口部79自体が、エア
バッグ11Bとともに可撓性を有する織布から構成され
るものであり、L字状でなくとも、例えば、膨張部14
と連通させて、エアバッグ11Bの上縁11a側から真
上に延びるように、接続口部を突設させたり、あるい
は、エアバッグ11Bの上縁11a側から斜め前方若し
くは後方に延びるように、接続口部を突設させ、車両搭
載時に、L字状に屈曲させて、接続口部の膨張部14側
を流出側部として、接続口部のインフレーターを挿入さ
せて接続させた側を流入側部としてもよい。
【0103】さらに、第3実施形態では、エアバッグ1
1Bの接続口部79について、車内側から見てL字形状
として、インフレーター86の取付固定を、ブラケット
93・93を利用して、インフレーター86の前端側で
行うようにしたが、図9・10に示す第4実施形態のよ
うに、車内側から見てL字形状の接続口部79であって
も、インフレーター96を、接続口部79の流出側部8
1を間にする前後両端で、ボディ1側のインナパネル2
に取付固定してもよい。
【0104】この第4実施形態では、エアバッグ11C
が、接続口部79の流入側部80における開口80bか
ら離れた後端80d側を、閉塞させた状態で、流出側部
81の後方側まで突出させている点が、第3実施形態の
エアバッグ11Bの接続口部79と相違している。他の
構成は、第3実施形態のエアバッグ11Bと同様な構成
としている。
【0105】そして、インフレーター96は、第2・3
実施形態と同一の本体部67と、本体部67のガス吐出
口68を覆い、かつ、本体部67の外周面に両端を圧接
させて組み付けられる略円筒状の板金製のディフューザ
ー97と、を備えて構成されている。
【0106】ディフューザー97は、先端(前端)97
a側に内周方向に突出する鍔部98を備え、元部(後
端)97b側に、内周側に湾曲して本体部67の外周面
の全周に圧接可能な湾曲部99を備えて構成されてい
る。そして、ディフューザー97の前後方向の中間付近
の下部には、下方に円錐台状に突出する凸部100が、
形成されている。凸部100の傾斜面には、インフレー
ター96の本体部67やディフューザー97の軸方向と
略直交するように、下方側へ膨張用ガスGを流出可能と
して、それぞれ、円形に開口した二つのガス流出口10
1・102が、形成されている。さらに詳しくは、ガス
流出口101は、車両搭載時に、斜め前下方向に膨張用
ガスGを流出させて、接続口部79の流出側部81の連
通口81aを経て、エアバッグ11Cの膨張部14にお
ける供給路部15の前方側に、膨張用ガスGを案内可能
に構成され、ガス流出口102は、車両搭載時に、斜め
前下方向に膨張用ガスGを流出させて、接続口部79の
流出側部81の連通口81aを経て、エアバッグ11C
の膨張部14における供給路部15の後方側に、膨張用
ガスGを案内可能に構成されている。
【0107】このディフューザー97は、鍔部98の内
側面にOリング44を配設させて、元部97b側の湾曲
部99を、本体部67の前端67a側から外装し、そし
て、Oリング44を介在させて、鍔部98側を先端67
aの外周面に圧接させ、湾曲部99を元部67bの外周
面に圧接させれば、前後両端97a・97bが、本体部
67の外周面に対して、シール性を確保して本体部67
に組み付けられて、その結果、インフレーター96が、
組み立てられることとなる。
【0108】そして、組み立てられたインフレーター9
6は、ガス流出口101・102を下方へ向けて、ディ
フューザー97の元部97bを、前端80aの開口80
bから、エアバッグ11Cの接続口部79における流入
側部80に挿入させ、さらに、流入側部80の前端部8
0a近傍と後端部80d近傍とを、取付ブラケット76
の保持部76aによって押えて、インフレーター96の
前後両端、すなわち、ディフューザー97の前後両端9
7a・97b付近に圧接させれば、接続口部79と接続
されることとなる。
【0109】なお、この接続時、エアバッグ11Cは、
第1実施形態と同様に、折り畳まれて取付ブラケット3
3が取り付けられた状態としている。また、この接続
時、ディフューザー97のガス流出口101・102
は、接続口部79の連通口81aの上方側で、連通口8
1aに対向するとともに、膨張部14の供給路部15側
へ向けて、配設されることとなる。
【0110】そして、インフレーター96を接続口部7
9に接続させた後は、取付ボルト34・58を使用し
て、エアバッグ11Cやインフレーター96を第1実施
形態と同様に車両Vに取付固定すれば、エアバッグ装置
M4を車両Vに搭載することができる。
【0111】この第4実施形態でも、インフレーター9
6の作動時、膨張用ガスGがガス吐出口68から吐出さ
れれば、本体部67の外周面とディフューザー97の内
周面との間を経て、ディフューザー97のガス流出口1
01・102から噴出され、エアバッグ11Cの前後方
向の中間付近の一つの接続口部79を経て、エアバッグ
11Cにおける膨張部14の供給路部15内の前方側と
後方側とに流れることとなる。そして、流出側部81が
インフレーター96から離れようとしても、流入側部8
0の上部側内周面80cがインフレーター96における
ディフューザー97の上部側外周面97cに規制され
て、流出側部81の移動が規制される。そのため、エア
バッグ11Cにおける接続口部79の流入側部80が、
流出側部81を間にして前後両側に開口を備えない点を
除いて、第1実施形態と同様な作用・効果を得ることが
でき、さらに、インフレーター96を安定して車両Vに
取付固定することができる。
【0112】なお、インフレーターのディフューザーに
設けるガス流出口に関して、図11に示すように、エア
バッグ11Aの接続口部19における流出側部21側
に、侵入するように配設させてもよい。このインフレー
ター106は、膨張用ガスGを吐出するガス吐出口11
1を外周面に開口させたシリンダタイプの本体部107
と、本体部107のガス吐出口111を覆い、かつ、本
体部107の外周面に両端を圧接させて組み付けられる
略円筒状の金属製のディフューザー113と、を備えて
構成されている。
【0113】本体部107は、コールドガスを充填させ
たストアードガスタイプとしており、後端107b側に
配置される略円柱状の基部108と、前端(先端)10
7a側に配置されて、基部108より若干小径となる略
円柱状の頭部109と、を備えて構成されている。そし
て、頭部109の先端109a側の外周面には、ガス吐
出口111が配設され、頭部109の先端面に、エアバ
ッグ装置M5の作動回路からの作動用信号を入力させる
コネクタ52が接続されることとなる。また、頭部10
9の元部109b側には、ディフューザー113を取り
付けるための凹溝110が、周方向の全周にわたって配
設されている。
【0114】ディフューザー113は、板金製の略円筒
状として、先端(前端)113a側に内周方向に突出す
る鍔部114を備え、元部(後端)113b側に、本体
部107の凹溝110に嵌合させるためのかしめ部11
5を備えるとともに、かしめ部115の前方側には、下
方に突出する有底円筒状の筒部116が、形成されてい
る。筒部116の底壁116aは、円錐状として、イン
フレーター106の本体部107やディフューザー11
3の軸方向と略直交するように、下方側へ膨張用ガスG
を流出可能として、それぞれ、円形に開口した二つのガ
ス流出口117・118を、備えている。さらに詳しく
は、ガス流出口117は、車両搭載時に、斜め前下方向
に膨張用ガスGを流出させて、接続口部19の流出側部
21の連通口21aを経て、エアバッグ11Aの膨張部
14における供給路部15の前方側に、膨張用ガスGを
案内可能に構成され、ガス流出口118は、車両搭載時
に、斜め前下方向に膨張用ガスGを流出させて、接続口
部19の流出側部21の連通口21aを経て、エアバッ
グ11Aの膨張部14における供給路部15の後方側
に、膨張用ガスGを案内可能に構成されている。
【0115】このディフューザー113は、鍔部114
の内側面にOリング44を配設させて、元部113b側
から本体部107の頭部109に外装させ、そして、O
リング44を介在させて、鍔部114を頭部109の先
端外周面に当て、かつ、かしめ部115を凹溝110に
嵌合させるようにかしめれば、前後両端113a・11
3bが、本体部107の頭部109に対して、シール性
を確保して組み付けられて、その結果、インフレーター
106が、組み立てられることとなる。
【0116】このインフレーター106は、第1実施形
態と同様に、クランプ55・55を利用して、接続口部
19に接続され、また、取付ブラケット57を使用し
て、車両Vに、取付固定される。
【0117】このインフレーター106を使用するエア
バッグ装置M5では、第1実施形態と同様な作用・効果
を得られる他、ガス流出口117・118が、接続口部
19の流出側部21内に侵入して、エアバッグ11Aの
膨張部14に接近している。そのため、ガス流出口11
7・118から流出する膨張用ガスGは、流出側部21
の連通口21aを経て、斜め前下方向と斜め後下方向と
の二方向で、円滑に、膨張部14の供給路部15内に流
入して、膨張部14の前後方向両端へ素早く到達でき
て、一層、エアバッグ11の迅速な展開膨張を確保する
ことができる。
【0118】なお、上記の点を考慮しなければ、ディフ
ューザー113の下方に突出する有底の筒部116に
は、下方側へ膨張用ガスGを流出させるガス流出口を、
一つ、配設させるように構成してもよい。
【0119】また、各実施形態のインフレーター36・
66・86・96・106では、コールドガスを充填さ
せたストアードタイプを例示したが、勿論、本発明で
は、化学反応による反応(燃焼)ガスを利用するハイブ
リッドタイプ等のインフレーターを使用してもよい。
【0120】さらに、各エアバッグの接続口部内や供給
路部における連通口近傍に、ディフューザーの他に、膨
張用ガスを、エアバッグの前後両側に流し可能な、ある
いは、エアバッグの前後両側や下方側の三方側に流し可
能な、可撓性を有した整流布を配設させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である頭部保護エアバッ
グ装置の使用状態を示す車内側から見た概略正面図であ
る。
【図2】第1実施形態で使用するエアバッグ単体の正面
図である。
【図3】第1実施形態のエアバッグ装置におけるインフ
レーター付近の部分拡大断面図である。
【図4】第1実施形態で使用するインフレーターの底面
図である。
【図5】第2実施形態のエアバッグ装置におけるエアバ
ッグの接続口部付近の部分拡大断面図である。
【図6】第2実施形態のエアバッグ装置におけるインフ
レーター付近の部分拡大断面図である。
【図7】第3実施形態のエアバッグ装置におけるエアバ
ッグの接続口部付近の部分拡大断面図である。
【図8】第3実施形態に使用するエアバッグの接続口部
付近の部分正面図である。
【図9】第4実施形態のエアバッグ装置におけるエアバ
ッグの接続口部付近の部分拡大断面図である。
【図10】第4実施形態に使用するエアバッグの接続口
部付近の部分正面図である。
【図11】第5実施形態のエアバッグ装置におけるイン
フレーター付近の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1…ボディ、 2…インナパネル、 11・11A・11B・11C…エアバッグ、 11a…上縁、 14…膨張部、 14a…車内側壁部、 14b…車外側壁部、 19・79…接続口部、 20・80…流入側部、 20b・20d・80b…開口、 21・81…流出側部、 21a・81a…連通口、 36・66・86・96・106…インフレーター、 37・67・107…本体部、 42・68・111…ガス吐出口、 45・87・97・113…ディフューザー、 49・50・73・91・92・101・102・11
7・118…ガス流出口、 S…隙間、 G…膨張用ガス、 W(W1・W2・W3)…窓、 M1・M2・M3・M4・M5…頭部保護エアバッグ装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 棚瀬 利則 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3D054 AA02 AA03 AA04 AA18 BB21 CC04 CC09 CC10 DD15 DD40

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車内側の窓の周縁における前後方
    向に沿った上縁側に、折り畳まれて収納されて、膨張用
    ガスの流入時に、前記窓の車内側を覆うように下方へ展
    開して膨張するエアバッグと、 該エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーター
    と、 を備える構成の頭部保護エアバッグ装置であって、 前記エアバッグが、 膨張用ガスの流入時に、車内側壁部と車外側壁部とを離
    すように膨張して、前記窓を遮蔽可能な膨張部と、 前記エアバッグの上縁側における車両の前後方向の略中
    間位置に配置されて、前記膨張部と連通するとともに前
    記膨張部から上方へ突出するように形成され、前記イン
    フレーターからの膨張用ガスを前記膨張部に案内可能な
    一つの筒状の接続口部と、 を備えて構成され、 前記接続口部が、前記膨張部と連通する連通口を下端に
    有し、前記膨張部に膨張用ガスを流出可能な流出側部
    と、該流出側部の上方側に配置されて、前記インフレー
    ターからの膨張用ガスを流入可能に前記インフレーター
    と接続される流入側部と、を備えて構成され、 前記インフレーターが、膨張用ガスを吐出するガス吐出
    口を外周面に開口させたシリンダタイプの本体部と、該
    本体部の前記ガス吐出口を覆い、かつ、前記本体部の外
    周面に両端を圧接させて組み付けられる筒状の金属製と
    して、膨張用ガスを流出可能なガス流出口を外周面に開
    口させたディフューザーと、を備えて構成され、 前記インフレーターが、前記エアバッグの接続口部の流
    入側部に挿入されて、前記接続口部とシール性を確保し
    て接続されるとともに、前記ガス流出口を、前記接続口
    部の前記連通口に対向させるとともに、前記膨張部側へ
    向けて、配設されていることを特徴とする頭部保護エア
    バッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記ガス流出口が、膨張用ガスを斜め前
    下方向と斜め後下方向との二方向に流出可能に、前記デ
    ィフューザーに二つ配設されていることを特徴とする請
    求項1に記載の頭部保護エアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記ガス吐出口が、前記本体部の端部側
    に配設されて、前記ガス流出口が、前記ガス吐出口から
    離れた側の前記インフレーターの中央側若しくは端部側
    にずれて、配設されていることを特徴とする請求項1若
    しくは請求項2に記載の頭部保護エアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 前記エアバッグの接続口部の流入側部
    が、車両の前後方向に沿うように配設されていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の頭
    部保護エアバッグ装置。
  5. 【請求項5】 前記流入側部が、前後両端を、開口させ
    るとともに、前記流出側部の上部から前後方向両側に突
    出させるように、形成されて、 前記流入側部のシール部位が、前記流出側部を間にする
    前後両側の二箇所で、それぞれ、前記インフレーターの
    外周面の周方向に沿って圧接されて、形成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の頭部保護エアバッグ装置。
  6. 【請求項6】 前記インフレーターが、前記流出側部を
    間にする前後両側の二箇所で、車体に取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに
    記載の頭部保護エアバッグ装置。
  7. 【請求項7】 前記流入側部における前記インフレータ
    ーの外周面への少なくともに一つのシール部位が、前記
    ディフューザーの外周面の周方向に沿って圧接される部
    位として、構成され、 前記シール部位における前記ディフューザーの部位が、
    前記本体部の外周面との間に、隙間を設けている部位と
    していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいず
    れかに記載の頭部保護エアバッグ装置。
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