JP2011193713A - 電力変換回路及び電力変換回路システム - Google Patents

電力変換回路及び電力変換回路システム Download PDF

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Abstract

【課題】4つのポートを有する電力変換回路において、選択した2つのポートの間で電力変換することを可能とすることである。
【解決手段】電力変換回路システム100は、1次側変換回路20と、2次側変換回路30と、1次側変換回路20と2次側変換回路30を制御する制御回路50と、を含み、1次側変換回路20は、変圧器400の1次側コイル202と、2つのリアクトルが磁気結合する1次側磁気結合リアクトル204と、を有するブリッジ部を含む1次側フルブリッジ回路200と、1次側フルブリッジ回路200の正極母線と負極母線との間に設けられる第1入出力ポート280と、1次側フルブリッジ回路200の負極母線と変圧器の1次側コイルのセンタータップ202mとの間に設けられる第2入出力ポート290とを有し、2次側変換回路30は、1次側変換回路20と同様の構成を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換回路及び電力変換回路システムに係り、特に、複数の入出力ポートを有する電力変換回路及びその電力変換回路を備える電力変換回路システムに関する。
複数の入出力ポートを有する電力変換回路において、複数の入出力ポートのうちの2つの入出力ポートの間で電力変換を行うことが望まれることがある。例えば、特許文献1には、3つの入出力ポートを有し、ハーフブリッジ回路を含むDC−DCコンバータ回路が開示されている。そして、当該DC−DCコンバータ回路の3つの入出力ポートには、高圧インバータ回路と、14v用負荷と、42v用負荷とが接続されることが開示されている。
また、特許文献2には、2つの入出力ポートを有し、フルブリッジ回路を含むDC−DCコンバータ回路が開示されている。そして、当該DC−DCコンバータ回路は、変圧器を構成するリアクトルの他に3つのリアクトルが設けられている。また、当該DC−DCコンバータ回路の2つの入出力ポートには、高圧インバータ回路と低圧電子機器が接続されることが開示されている。
米国特許第7,408,794号明細書 特開2006−187147号公報
上記特許文献1には、3つの入出力ポートを用いて電力変換を行うことが開示されているが、当該DC−DCコンバータ回路はハーフブリッジ回路を用いて構成されているため、電力容量が小さく、応用可能なアプリケーションの範囲が狭い。そして、上記特許文献1には、3つ以上の入出力ポートのうち2つの入出力ポートを選択して電力変換を行うことは開示されていない。つまり、上記特許文献1には、4つの入出力ポートの中から選択した2つの入出力ポートの間で電力変換を行うことは具体的には開示されていない。
また、上記特許文献2には、2つの入出力ポートを用いて電力変換を行うことが開示されているが、上記特許文献1と異なり、当該DC−DCコンバータ回路はフルブリッジ回路を用いて構成されているため電力容量が大きく、応用可能なアプリケーションの範囲が広がるが、追加リアクトルが3つ必要となりコストメリットが失われる可能性がある。さらに、上記特許文献2には、2つ以上の入出力ポートについては記載がなく、4つの入出力ポートの中から選択した2つの入出力ポートの間で電力変換を行うことは具体的には開示されていない。
本発明の目的は、4つの入出力ポートを有する電力変換回路において、選択した2つの入出力ポートの間で電力変換することを可能とすることである。
本発明に係る電力変換回路は、1次側変換回路の2つの入出力ポートと、1次側変換回路と磁気結合する2次側変換回路の2つの入出力ポートとの合計4つの入出力ポートを含む電力変換回路であって、任意の2つの入出力ポートの間で電力変換を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る電力変換回路において、1次側変換回路は、1次側変換回路と2次側変換回路を磁気結合するセンタータップ式の変圧器の1次側コイルと、変圧器の1次側コイルの両端に接続される2つのリアクトルが磁気結合して構成される1次側磁気結合リアクトルと、を有するブリッジ部を含む1次側フルブリッジ回路と、1次側フルブリッジ回路の正極母線と負極母線との間に設けられる第1入出力ポートと、1次側フルブリッジ回路の負極母線と変圧器の1次側コイルのセンタータップとの間に設けられる第2入出力ポートとを有し、2次側変換回路は、センタータップ式の変圧器の2次側コイルと、変圧器の2次側コイルの両端に接続される2つのリアクトルが磁気結合して構成される2次側磁気結合リアクトルと、を有するブリッジ部を含む2次側フルブリッジ回路と、2次側フルブリッジ回路の正極母線と負極母線との間に設けられる第3入出力ポートと、2次側フルブリッジ回路の負極母線と変圧器の2次側コイルのセンタータップとの間に設けられる第4入出力ポートとを有することが好ましい。
また、本発明に係る電力変換回路システムは、上記の電力変換回路と、各入出力ポートのいずれか1つに接続される負荷と、各入出力ポートのいずれか1つに接続される第1エネルギ蓄積要素と、第1エネルギ蓄積要素が接続される入出力ポートと異なる入出力ポートに接続され、第1エネルギ蓄電要素とは特性の異なる第2エネルギ蓄積要素と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電力変換回路システムにおいて、負荷は、第1エネルギ蓄積要素の出力電力が、1次側変換回路と2次側変換回路のうち第1エネルギ蓄積要素が接続される変換回路によって昇圧された昇圧電力が直接供給される入出力ポートに接続されており、第2エネルギ蓄積要素は、1次側変換回路と2次側変換回路のうち第1エネルギ蓄積要素が接続される変換回路とは異なる変換回路の入出力ポートに接続されており、電力変換回路システムは、第2エネルギ蓄積要素から1次側変換回路及び2次側変換回路を介して負荷に電力を伝送するための制御を行う手段と、第2エネルギ蓄積要素から負荷への伝送電力が所定の電力となるように、第2エネルギ蓄積要素から負荷への伝送電力をフィードバックして1次側変換回路と2次側変換回路との間の位相差を調整する手段と、第1エネルギ蓄積要素から負荷に供給される昇圧電力が、負荷の要求電力と第2エネルギ蓄積要素から負荷への伝送電力との差分電力となるように第1エネルギ蓄積要素の出力電力を昇圧するための制御を行う手段と、負荷の両端電圧が所定の電圧となるように負荷の両端電圧をフィードバックして第1エネルギ蓄積要素の出力電力の昇圧を行なうための昇圧デューティ比を調整する手段と、を有する制御部を備えることが好ましい。
また、本発明に係る電力変換回路システムにおいて、負荷は、第1エネルギ蓄積要素の出力電力が、1次側変換回路と2次側変換回路のうち第1エネルギ蓄積要素が接続される変換回路によって昇圧された昇圧電力が直接供給される入出力ポートに接続されており、第2エネルギ蓄積要素は、1次側変換回路と2次側変換回路のうち第1エネルギ蓄積要素が接続される変換回路とは異なる変換回路の入出力ポートに接続されており、電力変換回路システムは、第1エネルギ蓄積要素の出力電力を昇圧するための制御を行う手段と、負荷の両端電圧が所定の電圧となるように負荷の両端電圧をフィードバックして第1エネルギ蓄積要素の出力電力の昇圧を行なうための昇圧デューティ比を調整する手段と、第2エネルギ蓄積要素から1次側変換回路及び2次側変換回路を介して第1エネルギ蓄積要素に電力を伝送するための制御を行う手段と、第1エネルギ蓄積要素の電圧が所定の値となるように第1エネルギ蓄積要素の両端電圧をフィードバックして1次側変換回路と2次側変換回路との間の位相差を調整する手段と、を有する制御部を備えることが好ましい。
また、本発明に係る電力変換回路システムにおいて、負荷は、第1エネルギ蓄積要素の出力電力が、1次側変換回路と2次側変換回路のうち第1エネルギ蓄積要素が接続される変換回路によって昇圧された昇圧電力が直接供給される入出力ポートに接続されており、第2エネルギ蓄積要素は、1次側変換回路と2次側変換回路のうち第1エネルギ蓄積要素が接続される変換回路とは異なる変換回路の入出力ポートに接続されており、電力変換回路システムは、第1エネルギ蓄積要素の出力電力を昇圧するための制御を行う手段と、負荷の両端電圧が所定の電圧となるように負荷の両端電圧をフィードバックし、さらに、第1エネルギ蓄積要素の電力が所定の電力となるように第1エネルギ蓄積要素の電力をフィードバックして第1エネルギ蓄積要素の出力電力の昇圧を行なうための昇圧デューティ比を調整する手段と、第2エネルギ蓄積要素から1次側変換回路及び2次側変換回路を介して負荷へ伝送される伝送電力が、負荷の要求電力と第1エネルギ蓄積要素から負荷へ供給される昇圧電力との差分電力となるように、第2エネルギ蓄積要素から負荷へ電力を伝送するための制御を行う手段と、第2エネルギ蓄積要素から負荷への伝送電力が当該差分電力となるように、第2エネルギ蓄積要素から負荷への伝送電力をフィードバックして1次側変換回路と2次側変換回路との間の位相差を調整する手段と、を有する制御部を備えることが好ましい。
また、本発明に係る電力変換回路システムにおいて、第1の負荷は、第1エネルギ蓄積要素と同一の入出力ポートに並列に設けられており、第2エネルギ蓄積要素は、1次側変換回路と2次側変換回路のうち第1エネルギ蓄積要素が接続される変換回路とは異なる変換回路の入出力ポートに接続されており、第2の負荷は、第2エネルギ蓄積要素の出力電力が、1次側変換回路と2次側変換回路のうち第2エネルギ蓄積要素が接続される変換回路によって昇圧された昇圧電力が直接供給される入出力ポートに接続されており、電力変換回路システムは、第2エネルギ蓄積要素の出力電力を昇圧するための制御を行う手段と、第2の負荷の両端電圧が所定の電圧となるように第2の負荷の両端電圧をフィードバックして第2エネルギ蓄積要素の出力電力の昇圧を行なうための昇圧デューティ比を調整する手段と、第2エネルギ蓄積要素から1次側変換回路及び2次側変換回路を介して第1の負荷に伝送される伝送電力が所定の電力となるように、第2エネルギ蓄積要素から負荷へ電力を伝送するための制御を行う手段と、第2エネルギ蓄積要素から第1の負荷への伝送電力が当該所定の電力となるように第2エネルギ蓄積要素から第1の負荷への伝送電力をフィードバックして1次側変換回路と2次側変換回路との間の位相差を調整する手段と、
を有する制御部を備えることが好ましい。
また、本発明に係る電力変換回路システムは、上記の電力変換回路と、1次側磁気結合リアクトルあるいは2次側磁気結合リアクトルの中点に接続される交流電源と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電力変換回路システムは、上記の電力変換回路と、第3入出力ポートに接続される2次側負荷と、第3入出力ポートに2次側負荷と並列に接続され、2次側負荷に電力を供給する2次側電源と、第1入出力ポートに接続される1次側キャパシタと、第2入出力ポートに接続され、1次側キャパシタに電力を供給する1次側電源と、2次側電源による2次側負荷への電力供給が不足している場合に、1次側電源による2次側負荷への補助電力を供給させる制御を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電力変換回路システムにおいて、1次側キャパシタは、1次側電源および2次側電源に比べて出力特性が優れた大容量キャパシタであり、制御部は、2次側負荷の要求電力のうち、定常電力成分は2次側電源から2次側負荷に対して供給させ、急峻な過渡電力成分は1次側キャパシタから2次側負荷に対して供給させる制御を行うことが好ましい。
また、本発明に係る電力変換回路システムは、上記の電力変換回路と、第3入出力ポートに接続される2次側負荷と、第3入出力ポートに2次側負荷と並列に接続され、2次側負荷に電力を供給する2次側電源と、第1入出力ポートに接続される1次側負荷と、第1入出力ポートに1次側負荷に並列に接続される1次側キャパシタと、第2入出力ポートに接続され、1次側負荷に電力を供給する1次側電源と、1次側変換回路と2次側変換回路との間で電力の授受を行うための制御を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電力変換回路システムにおいて、制御部は、1次側電源の出力電力を昇圧するための制御を行う手段と、1次側負荷の両端電圧が所定の電圧となるように1次側負荷の両端電圧をフィードバックして1次側電源の出力電力の昇圧を行なうための昇圧デューティ比を調整する手段と、1次側電源から1次側変換回路と2次側変換回路とを介して2次側負荷に伝送される伝送電力が所定の電力となるように、1次側電源から2次側負荷へ電力を伝送するための制御を行う手段と、1次側電源から2次側負荷への伝送電力が当該所定の電力となるように1次側電源から2次側負荷への伝送電力をフィードバックして1次側変換回路と2次側変換回路との間の位相差を調整する手段と、を有することが好ましい。
また、本発明に係る電力変換回路システムは、上記の電力変換回路と、第3入出力ポートに接続される2次側負荷と、第3入出力ポートに2次側負荷と並列に接続され、2次側負荷に電力を供給する2次側電源と、第4入出力ポートに接続される2次側キャパシタと、第1入出力ポートに接続される1次側キャパシタと、第2入出力ポートに接続される1次側負荷と、第2入出力ポートに1次側負荷に並列に接続され、1次側負荷に電力を供給する1次側電源と、1次側変換回路と2次側変換回路との間で電力の授受を行うための制御を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電力変換回路システムは、上記の電力変換回路と、第3入出力ポートに接続される2次側負荷と、第4入出力ポートに接続され、2次側負荷に電力を供給する2次側電源と、第1入出力ポートに接続される1次側キャパシタと、第2入出力ポートに接続される1次側キャパシタに電力を供給する1次側電源と、2次側負荷の要求電力のうち、定常電力成分は2次側電源から2次側負荷に対して供給させ、急峻な過渡電力成分は1次側キャパシタから2次側負荷に対して供給させる制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電力変換回路システムは、上記の電力変換回路と、第3入出力ポートに接続される2次側負荷と、第4入出力ポートに接続される2次側キャパシタと、第1入出力ポートに接続される1次側第1容量型電源と、第2入出力ポートに接続される1次側第2容量型電源と、2次側負荷の要求電力のうち、定常電力成分は1次側第1容量型電源から2次側負荷に対して供給させ、急峻な過渡電力成分は2次側キャパシタから2次側負荷に対して供給させる制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電力変換回路システムは、上記の電力変換回路と、第3入出力ポートに接続される2次側負荷と、第3入出力ポートに2次側負荷と並列に接続される2次側第1キャパシタと、第4入出力ポートに接続される2次側第2キャパシタと、第1入出力ポートに接続される1次側負荷と、第1入出力ポートに1次側負荷と並列に接続される1次側キャパシタと、第2入出力ポートに接続される1次側負荷に電力を供給する1次側電源と、1次側変換回路と2次側変換回路との間で電力の授受を行うための制御を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電力変換回路システムにおいて、制御部は、1次側電源から1次側変換回路と2次側変換回路とを介して2次側負荷へ電力を伝送するための制御を行う手段と、1次側電源から2次側負荷への伝送電力が所定の電力となるように、1次側電源から2次側負荷への伝送電力をフィードバックして1次側変換回路と2次側変換回路との間の位相差を調整する手段と、2次側第2キャパシタから2次側負荷に供給される昇圧電力が、2次側負荷の要求電力と1次側電源から2次側負荷への伝送電力との差分電力となるように2次側第2キャパシタの出力電力を昇圧するための制御を行う手段と、2次側負荷の両端電圧が所定の電圧となるように2次側負荷の両端電圧をフィードバックして2次側第2キャパシタの出力電力の昇圧を行なうための昇圧デューティ比を調整する手段と、を有することが好ましい。
また、本発明に係る電力変換回路システムにおいて、制御部は、2次側第2キャパシタの出力電力の昇圧を行うための制御を行う手段と、2次側負荷の両端電圧が所定の電圧となるように2次側負荷の両端電圧をフィードバックして2次側第2キャパシタの出力電力の昇圧を行なうための昇圧デューティ比を調整する手段と、1次側電源から1次側変換回路と2次側変換回路とを介して2次側第2キャパシタに電力を伝送するための制御を行う手段と、2次側第2キャパシタの電圧が所定の値となるように2次側第2キャパシタの両端電圧をフィードバックして1次側変換回路と2次側変換回路との間の位相差を調整する手段と、を有することが好ましい。
また、本発明に係る電力変換回路システムにおいて、制御部は、2次側第2キャパシタの出力電力の昇圧を行うための制御を行う手段と、2次側負荷の両端電圧が所定の電圧となるように2次側負荷の両端電圧をフィードバックし、さらに、2次側第2キャパシタの電力が所定の電力となるように2次側第2キャパシタの電力をフィードバックして2次側第2キャパシタの出力電力の昇圧を行なうための昇圧デューティ比を調整する手段と、1次側電源から1次側変換回路と2次側変換回路とを介して2次側負荷へ伝送される伝送電力が所定の電力となるように、1次側電源から2次側負荷へ電力を伝送するための制御を行う手段と、1次側電源から2次側負荷への伝送電力が当該所定の電力となるように、1次側電源から2次側負荷への伝送電力をフィードバックして1次側変換回路と2次側変換回路との間の位相差を調整する手段と、を有することが好ましい。
上記電力変換回路および当該電力変換回路を備えた電力変換回路システムによれば、4つの入出力ポートのうちの任意の2つの入出力ポートの間で電力変換を行うことができる。
本発明の実施の形態において、電力変換回路を備える電力変換回路システムを示す図である。 本発明の実施の形態において、制御回路の制御によって、電力変換回路に与えられる供給電圧に関するタイミングチャートを示す図である。 本発明の実施の形態において、第1実施例の電力変換回路システムを示す図である。 本発明の実施の形態において、第2実施例の電力変換回路システムを示す図である。 本発明の実施の形態において、第3実施例の電力変換回路システムを示す図である。 本発明の実施の形態において、第4実施例の電力変換回路システムを示す図である。 本発明の実施の形態において、第5実施例の電力変換回路システムを示す図である。 本発明の実施の形態において、第6実施例の電力変換回路システムを示す図である。 本発明の実施の形態において、第7実施例の電力変換回路システムを示す図である。 本発明の実施の形態において、第8実施例の電力変換回路システムを示す図である。 本発明の実施の形態において、第2実施例の電力変換回路システムの第1変形例を示す図である。 本発明の実施の形態において、第2実施例の電力変換回路システムの第1変形例のうち、オン時間δ決定処理部の具体的な構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態において、第2実施例の電力変換回路システムの第1変形例のうち、位相差φ決定処理部の具体的な構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態において、第7実施例の電力変換回路システムの第1変形例を示す図である。 本発明の実施の形態において、第7実施例の電力変換回路システムの第1変形例のうち、位相差φ決定処理部の具体的な構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態において、第7実施例の電力変換回路システムの第1変形例のうち、オン時間δ決定処理部の具体的な構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態において、第7実施例の電力変換回路システムの第2変形例を示す図である。 本発明の実施の形態において、第7実施例の電力変換回路システムの第2変形例のうち、オン時間δ決定処理部の具体的な構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態において、第7実施例の電力変換回路システムの第2変形例のうち、位相差φ決定処理部の具体的な構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態において、第7実施例の電力変換回路システムの第3変形例を示す図である。 本発明の実施の形態において、第7実施例の電力変換回路システムの第3変形例のうち、オン時間δ決定処理部の具体的な構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態において、第7実施例の電力変換回路システムの第3変形例のうち、位相差φ決定処理部の具体的な構成を示す模式図である。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。また、以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、電力変換回路10を備える電力変換回路システム100を示す図である。電力変換回路システム100は、電力変換回路10と制御回路50とを含んで構成される。電力変換回路10は、4つの入出力ポートのうちから任意の2つの入出力ポートを選択し、当該2つの入出力ポートの間で電力変換を行う機能を有する。電力変換回路10は、1次側変換回路20と、2次側変換回路30とを含んで構成される。なお、1次側変換回路20と2次側変換回路30とは、変圧器400(センタータップ式変圧器)で磁気結合されている。
1次側変換回路20は、1次側フルブリッジ回路200と、第1入出力ポート280と、第2入出力ポート290とを含んで構成される。1次側フルブリッジ回路200は、変圧器400の1次側コイル202と、1次側磁気結合リアクトル204と、1次側左上アーム206と、1次側左下アーム208と、1次側右上アーム210と、1次側右下アーム212とを含んで構成される。ここで、1次側左上アーム206と、1次側左下アーム208と、1次側右上アーム210と、1次側右下アーム212は、それぞれMOSトランジスタと、当該MOSトランジスタに並列に接続されるダイオードで構成されている。
1次側正極母線298と1次側負極母線299との間には、1次側左上アーム206と、1次側左下アーム208とを直列接続した1次側左側アーム回路207が取り付けられている。さらに、1次側正極母線298と1次側負極母線299との間には、1次側右上アーム210と、1次側右下アーム212とを直列接続した1次側右側アーム回路211が1次側左側アーム回路207と並列に取り付けられている。
1次側左側アーム回路207の中点207mと1次側右側アーム回路211の中点211mを接続するブリッジ部分には、1次側コイル202と1次側磁気結合リアクトル204とが設けられている。ブリッジ部分についてより詳細に接続関係について説明すると、1次側左側アーム回路207の中点207mには、1次側磁気結合リアクトル204aの一方端が接続される。そして、1次側磁気結合リアクトル204aの他方端には、1次側コイル202の一方端が接続される。さらに、1次側コイル202の他方端には、1次側磁気結合リアクトル204bの一方端が接続される。それから、1次側磁気結合リアクトル204bの他方端が1次側右側アーム回路211の中点211mに接続される。なお、1次側磁気結合リアクトル204は、1次側磁気結合リアクトル204aと、その1次側磁気結合リアクトル204aと磁気結合する1次側磁気結合リアクトル204bとを含んで構成される。
第1入出力ポート280は、1次側正極母線298と1次側負極母線299との間に設けられるポートである。第1入出力ポート280は、端子602と端子604とを含んで構成される。第2入出力ポート290は、1次側負極母線299と1次側コイル202のセンタータップ202mとの間に設けられるポートである。第2入出力ポート290は、端子604と端子606とを含んで構成される。
2次側変換回路30は、2次側フルブリッジ回路300と、第3入出力ポート380と、第4入出力ポート390とを含んで構成される。2次側フルブリッジ回路300は、変圧器400の2次側コイル302と、2次側磁気結合リアクトル304と、2次側左上アーム306と、2次側左下アーム308と、2次側右上アーム310と、2次側右下アーム312とを含んで構成される。ここで、2次側左上アーム306と、2次側左下アーム308と、2次側右上アーム310と、2次側右下アーム312は、それぞれバイポーラトランジスタと、当該バイポーラトランジスタに並列に接続されるダイオードで構成されている。
2次側正極母線398と2次側負極母線399との間には、2次側左上アーム306と、2次側左下アーム308とを直列接続した2次側左側アーム回路307が取り付けられている。さらに、2次側正極母線398と2次側負極母線399との間には、2次側右上アーム310と、2次側右下アーム312とを直列接続した2次側右側アーム回路311が2次側左側アーム回路307と並列に取り付けられている。
2次側左側アーム回路307の中点307mと2次側右側アーム回路311の中点311mを接続するブリッジ部分には、2次側コイル302と2次側磁気結合リアクトル304とが設けられている。ブリッジ部分についてより詳細に接続関係について説明すると、2次側右側アーム回路311の中点311mには、2次側磁気結合リアクトル304aの一方端が接続される。そして、2次側磁気結合リアクトル304aの他方端には、2次側コイル302の一方端が接続される。さらに、2次側コイル302の他方端には、2次側磁気結合リアクトル304bの一方端が接続される。それから、2次側磁気結合リアクトル304bの他方端が2次側左側アーム回路307の中点307mに接続される。なお、2次側磁気結合リアクトル304は、2次側磁気結合リアクトル304aと、その2次側磁気結合リアクトル304aと磁気結合する1次側磁気結合リアクトル304bとを含んで構成される。
第3入出力ポート380は、2次側正極母線398と2次側負極母線399との間に設けられるポートである。第3入出力ポート380は、端子608と端子610とを含んで構成される。第4入出力ポート390は、2次側負極母線399と2次側コイル302のセンタータップ302mとの間に設けられるポートである。第4入出力ポート390は、端子610と端子612とを含んで構成される。
制御回路50は、1次側変換回路20と2次側変換回路30のスイッチング素子(MOSトランジスタあるいはバイポーラトランジスタ)のスイッチング制御を行う機能を有する。制御回路50は、電力変換モード決定処理部502と、位相差φ決定処理部504と、オン時間δ決定処理部506と、1次側スイッチング処理部508と、2次側スイッチング処理部510とを含んで構成される。
電力変換モード決定処理部502は、図示しない外部信号に基づいて、次に述べる電力変換回路10の電力変換モードA〜Lの中から動作モードを選択して決定する。電力変換モードは、第1入出力ポート280から入力された電力を変換して第2入出力ポート290へ出力するモードAと、第1入出力ポート280から入力された電力を変換して第3入出力ポート380へ出力するモードBと、第1入出力ポート280から入力された電力を変換して第4入出力ポート390へ出力するモードCがある。
そして、第2入出力ポート290から入力された電力を変換して第1入出力ポート280へ出力するモードDと、第2入出力ポート290から入力された電力を変換して第3入出力ポート380へ出力するモードEと、第2入出力ポート290から入力された電力を変換して第4入出力ポート390へ出力するモードFがある。
さらに、第3入出力ポート380から入力された電力を変換して第1入出力ポート280へ出力するモードGと、第3入出力ポート380から入力された電力を変換して第2入出力ポート290へ出力するモードHと、第3入出力ポート380から入力された電力を変換して第4入出力ポート390へ出力するモードIがある。
それから、第4入出力ポート390から入力された電力を変換して第1入出力ポート280へ出力するモードJと、第4入出力ポート390から入力された電力を変換して第2入出力ポート290へ出力するモードKと、第4入出力ポート390から入力された電力を変換して第3入出力ポート380へ出力するモードLがある。
位相差φ決定処理部504は、電力変換回路10をDC−DCコンバータ回路として機能させるために、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間のスイッチング素子のスイッチング周期の位相差φを設定する機能を有する。
オン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20と2次側変換回路30をそれぞれ昇降圧回路として機能させるために、1次側変換回路20と2次側変換回路30のスイッチング素子のオン時間δを設定する機能を有する。
1次側スイッチング処理部508は、電力変換モード決定処理部502と位相差φ決定処理部504とオン時間δ決定処理部506の出力に基づいて、1次側左上アーム206と、1次側左下アーム208と、1次側右上アーム210と、1次側右下アーム212の各スイッチング素子(MOSトランジスタ)をスイッチング制御する機能を有する。
2次側スイッチング処理部510は、電力変換モード決定処理部502と位相差φ決定処理部504とオン時間δ決定処理部506の出力に基づいて、2次側左上アーム306と、2次側左下アーム308と、2次側右上アーム310と、2次側右下アーム312の各スイッチング素子(バイポーラトランジスタ)をスイッチング制御する機能を有する。
上記電力変換回路システム100の動作について、図1を用いて説明する。電力変換回路10の電力変換モードをモードFとして動作させることを要求する外部信号が入力されてきた場合には、制御回路50の電力変換モード決定処理部502は、電力変換回路10の電力変換モードをモードFとして決定する。このとき、第2入出力ポート290に入力された電圧が1次側変換回路20の昇圧機能によって昇圧され、その昇圧された電圧が電力変換回路10のDC−DCコンバータ回路としての機能によって第3入出力ポート側へと伝送され、さらに、2次側変換回路30の降圧機能によって降圧されて第4入出力ポートから出力される。
ここで、1次側変換回路20の昇降圧機能について詳細に説明する。第2入出力ポート290と第1入出力ポート280について着目すると、第2入出力ポート290の端子606は、1次側コイル202aと、1次側コイル202aに直列接続される1次側磁気結合リアクトル204aを介して、1次側左側アーム回路207の中点207mに接続される。そして、1次側左側アーム回路207の両端は、第1入出力ポート280に接続されているため、第2入出力ポート290の端子606と第1入出力ポート280との間には昇降圧回路が取り付けられていることとなる。
さらに、第2入出力ポート290の端子606は、1次側コイル202bと、1次側コイル202bに直列接続される1次側磁気結合リアクトル204bを介して、1次側右側アーム回路211の中点211mに接続される。そして、1次側右側アーム回路211の両端は、第1入出力ポート280に接続されているため、第2入出力ポート290の端子606と第1入出力ポート280との間には、昇降圧回路が並列に取り付けられていることとなる。なお、2次側変換回路30は、1次側変換回路20とほぼ同様の構成を有する回路であるため、第4入出力ポート390の端子612と第3入出力ポート380との間には、2つの昇降圧回路が並列に接続されていることとなる。したがって、2次側変換回路30は、1次側変換回路20と同様に昇降圧機能を有する。
次に、電力変換回路10のDC−DCコンバータ回路としての機能について詳細に説明する。第1入出力ポート280と第3入出力ポート380について着目すると、第1入出力ポート280には、1次側フルブリッジ回路200が接続され、第3入出力ポート380は、2次側フルブリッジ回路300が接続されている。そして、1次側フルブリッジ回路200のブリッジ部分に設けられる1次側コイル202と、2次側フルブリッジ回路300のブリッジ部分に設けられる2次側コイル302とが磁気結合することで、変圧器400(巻き数が1:Nのセンタータップ式変圧器)として機能する。したがって、1次側フルブリッジ回路200と2次側フルブリッジ回路300のスイッチング素子のスイッチング周期の位相差を調整することで、第1入出力ポート280に入力された電力を変換して第3入出力ポート380に伝送し、あるいは、第3入出力ポート380に入力された電力を変換して第1入出力ポート280に伝送させることができる。
図2は、制御回路50の制御によって、電力変換回路10に与えられる供給電圧に関するタイミングチャートを示す図である。ここで、Vu1は、1次側左側アーム回路207の中点207mの電位であり、Vv1は、1次側右側アーム回路211の中点211mの電位であり、Vu2は、2次側左側アーム回路307の中点307mの電位であり、Vv2は、2次側右側アーム回路311の中点311mの電位である。
ここで、Vu1とVv1とVu2とVv2の各オン時間δを変更することで、1次側変換回路20と2次側変換回路30の昇降圧比を変更することができる。また、Vu1とVv1との位相差は、180度(π)で動作させ、Vu2とVv2との位相差も180度(π)で動作させる。さらに、Vu1とVu2の位相差φを変更することで、1次側変換回路20と2次側変換回路30の間の電力送電量を調整することができ、位相差φ>0であれば、1次側変換回路20から2次側変換回路30に伝送し、位相差φ<0であれば、2次側変換回路30から1次側変換回路20に伝送することができる。
したがって、電力変換回路10の電力変換モードをモードFとして動作させることを要求する外部信号が入力されてきた場合に、電力変換モード決定処理部502はモードFを選択することを決定する。そして、オン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20を第2入出力ポート290に入力された電圧を昇圧して第1入出力ポート280に出力する昇圧回路として機能させる場合の昇圧比を規定するオン時間δを設定する。なお、2次側変換回路30では、オン時間δ決定処理部506によって設定されたオン時間δによって規定された降圧比で第3入出力ポート380に入力された電圧を降圧して第4入出力ポート390に出力する降圧回路として機能する。さらに、位相差φ決定処理部504は、第1入出力ポート280に入力された電力を所望の電力送電量で第3入出力ポート290に伝送するための位相差φを設定する。
1次側スイッチング処理部508は、1次側変換回路20を昇圧回路として、かつ、1次側変換回路20をDC−DCコンバータ回路の一部として機能させるように、1次側左上アーム206と、1次側左下アーム208と、1次側右上アーム210と、1次側右下アーム212の各スイッチング素子をスイッチング制御する。
2次側スイッチング処理部510は、2次側変換回路30を降圧回路として、かつ、2次側変換回路30をDC−DCコンバータ回路の一部として機能させるように、2次側左上アーム306と、2次側左下アーム308と、2次側右上アーム310と、2次側右下アーム312の各スイッチング素子をスイッチング制御する。
上記のように、1次側変換回路20および2次側変換回路30を昇圧回路あるいは降圧回路として機能させることができ、かつ、電力変換回路10を双方向DC−DCコンバータ回路としても機能させることができる。したがって、電力変換モードA〜Fの全てのモードの電力変換を行うことができ、換言すれば、4つの入出力ポートのうちから選択された2つの入出力ポート間で電力変換をすることができる。
次に、電力変換回路10に負荷等が接続された電力変換回路システム101について説明する。図3は、電力変換回路システム101を示す図である。電力変換回路システム101は、電力変換回路10と、制御回路50aと、第1入出力ポート280に接続されたキャパシタ51と、第2入出力ポート290に接続された電源55と、第3入出力ポート380に接続された負荷65と、第3入出力ポート380において、負荷65と並列に接続された電源60とを含んで構成される。電力変換回路システム101と電力変換回路システム100との相違は、キャパシタ51、電源55、負荷65、電源60を有する点と、制御回路50aの電力変換モード決定処理部502aの機能であるため、その相違点を中心に説明する。
負荷65は、力行回生が可能なモータジェネレータである。電源60は、負荷65の要求電力に対して電力供給を行う主バッテリ(エネルギ蓄積要素)である。電源55は、低温時においても出力が低下しない温度特性を有し、急峻な充放電が可能なバッテリ(エネルギ蓄積要素)である。そして、電源55は、主バッテリの電源60が低温時に出力が低下する温度特性を有する場合に、負荷65の要求電力に対して電源60の代わりに電力を供給する補機バッテリとして機能することができる。キャパシタ51は、1次側変換回路20によって昇圧された電圧を蓄積するエネルギ蓄積要素である。
電力変換モード決定処理部502aは、通常時は、電源55によって第2入出力ポート290に入力された電圧を昇圧して第1入出力ポート280に出力し、キャパシタ51を充電している。つまり、電力変換モード決定処理部502aは、通常時は、モードDとして電力変換回路10を動作させる。そして、電力変換モード決定処理部502aは、電源60の電圧モニタ等から取得した情報に基づき、電源60から負荷65への電力供給が不足していると判断した場合に、電源55から負荷65へ電力供給できるように電力伝送を行う。つまり、電力変換モード決定処理部502aは、電源60から負荷65への電力供給が不足する場合に、モードDからモードEへとモード変更をして電力変換回路10を動作させる。
上記構成の電力変換回路システム101の動作について図3等を用いて説明する。電力変換回路システム101は、通常時は、主バッテリである電源60のみで負荷65の要求電力に対して電力供給しているため、電力変換回路10をモードDで動作させる。このため、電力変換モード決定処理部502aにおいて動作モードをモードDとして決定する。このとき、2次側スイッチング処理部510は、2次側変換回路30のスイッチング素子がスイッチング動作をせずに停止している状態となるようにスイッチング制御を行う。位相差φ決定処理部504は、2次側変換回路30が停止状態となっているため、位相差φは0として決定する。オン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20が所定の昇圧比で昇圧するようにオン時間δを決定する。1次側スイッチング処理部508は、オン時間δで1次側変換回路20が昇圧回路として機能するようにスイッチング制御を行う。これにより、電源60のみよって負荷65に電力を供給させることができるとともに、電源55から第2入出力ポート290に供給された電圧を昇圧してキャパシタ51を充電することができる。
そして、例えば、電力変換回路システム101の動作温度が低温になったときは、電源60から負荷65への電力供給が不足し、電源60の電圧が低下する。そして、電源60が低下して電源60の電圧が所定の範囲から外れた場合に、電源60の代わりに電源55から負荷65に電力を供給させるため、電力変換回路10の動作モードをモードEとして動作させる。このため、電力変換モード決定処理部502aは、モードDからモードEへと変更する。このとき、位相差φ決定処理部504とオン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20において、第2入出力ポート290に入力された電圧を昇圧して第1入出力ポート280に出力し、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間で電力送電が行われるように位相差φとオン時間δを決定する。そして、1次側スイッチング処理部508と2次側スイッチング処理部510は、それらの位相差φとオン時間δに基づいて、1次側変換回路20と2次側変換回路30のスイッチング素子のスイッチング制御を行う。これにより、負荷65の要求電力に対して、主バッテリである電源60からの電力供給が不足する場合に、補機バッテリである電源55から負荷65に電力を供給できるとともに、電源55によって負荷65を充電することができる。
次に、電力変換回路10に負荷等が接続された電力変換回路システム102について説明する。図4は、電力変換回路システム102を示す図である。電力変換回路システム102は、電力変換回路10と、制御回路50bと、第1入出力ポート280に接続されたキャパシタ51と、第1入出力ポート280にキャパシタ51と並列に接続された負荷70と、第2入出力ポート290に接続された電源55と、第3入出力ポート380に接続された負荷65と、第3入出力ポート380において、負荷65と並列に接続された電源60とを含んで構成される。電力変換回路システム102と電力変換回路システム100との相違は、キャパシタ51、電源55、負荷65、電源60を有する点と、制御回路50bの電力変換モード決定処理部502bの機能であるため、その相違点を中心に説明する。
負荷65は、力行回生が可能なモータジェネレータである。電源60は、負荷65の要求電力に対して電力供給を行うバッテリ(エネルギ蓄積要素)である。負荷70は、48vの電圧を要求電圧とする負荷要素である。キャパシタ51は、1次側変換回路20によって昇圧された電圧を蓄積するエネルギ蓄積要素である。電源55は、12vの電圧を出力するバッテリ(エネルギ蓄積要素)である。そして、電源55から出力された12vの電圧が電力変換回路10によって昇圧(昇圧比4倍)されて、キャパシタ51を介して負荷70に供給される。
電力変換モード決定処理部502bは、通常時は、電源55から出力された12vの電圧が4倍に昇圧されて、キャパシタ51を介して48vの電圧を要求電圧とする負荷70に供給される。つまり、電力変換モード決定処理部502bは、通常時は、モードDとして電力変換回路10を動作させる。そして、電力変換モード決定処理部502bは、電源60の電圧モニタ等から取得した情報に基づき、電源60から負荷65への電力供給が不足していると判断した場合に、負荷70から負荷65へ電力供給できるように、1次側変換回路20から2次側変換回路30への電力伝送を行う。つまり、電力変換モード決定処理部502bは、電源60から負荷65への電力供給が不足する場合に、モードDからモードBへとモード変更をして電力変換回路10を動作させる。
上記構成の電力変換回路システム102の動作について図4等を用いて説明する。電力変換回路システム102は、通常時は、負荷65の要求電力に対して電源60のみで電力供給しているため、電力変換回路10をモードDで動作させる。このため、電力変換モード決定処理部502bで動作モードをモードDとして決定する。このとき、2次側スイッチング処理部510は、2次側変換回路30のスイッチング素子がスイッチング動作をせずに停止している状態となるようにスイッチング制御を行う。位相差φ決定処理部504は、2次側変換回路30が停止状態となっているため、位相差φは0として決定する。オン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20が電源55から入力された12vの電圧を4倍して48vとして負荷70に供給するようにオン時間δを決定する。1次側スイッチング処理部508は、オン時間δで1次側変換回路20が昇圧回路として機能するようにスイッチング制御を行う。これにより、電源60のみよって負荷65に電力を供給させることができるとともに、電源55から入力された12vの電圧を48vに昇圧して負荷70に供給することができる。
そして、電源60から負荷65への電力供給が不足しているときは、電源60の電圧が低下する。そして、電源60が低下して電源60の電圧が所定の範囲から外れた場合に、電源60の代わりにキャパシタ51から負荷65に電力を供給させるため、電力変換回路10の動作モードをモードBとして動作させる。このため、電力変換モード決定処理部502bは、モードDからモードBへと変更する。このとき、位相差φ決定処理部504及びオン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間で電力送電が行われるように位相差φとオン時間δを決定する。1次側スイッチング処理部508と2次側スイッチング処理部510は、それらの位相差φとオン時間δに基づいて、1次側変換回路20と2次側変換回路30のスイッチング素子のスイッチング制御を行う。これにより、負荷65の要求電力に対して、電源60からの電力供給が不足する場合に、キャパシタ51から負荷65に電力を供給できるとともに、キャパシタ51によって電源60を充電することができる。なお、電力変換回路システム102においては、位相差φを調整することで負荷65と負荷70との間で電力を相互に授受することも可能である。
次に、電力変換回路10に負荷等が接続された電力変換回路システム103について説明する。図5は、電力変換回路システム103を示す図である。電力変換回路システム103は、電力変換回路10と、制御回路50cと、第1入出力ポート280に接続されたキャパシタ52と、第2入出力ポート290に接続された電源55と、第3入出力ポート380に接続された負荷65と、第3入出力ポート380において、負荷65と並列に接続された電源60とを含んで構成される。電力変換回路システム103と電力変換回路システム100との相違は、キャパシタ52、電源55、負荷65、電源60を有する点と、制御回路50cの電力変換モード決定処理部502cの機能であるため、その相違点を中心に説明する。
負荷65は、力行回生が可能なモータジェネレータである。電源60は、負荷65の要求電力に対して電力供給を行う主バッテリ(エネルギ蓄積要素)である。電源55は、負荷65の要求電力に対して電源60の代わりに電力を供給する補機バッテリ(エネルギ蓄積要素)である。キャパシタ52は、1次側変換回路20によって昇圧された電圧を蓄積するエネルギ蓄積要素であり、電源60および電源55よりも出力特性が優れた電気二重層キャパシタである。
電力変換モード決定処理部502cは、通常時は、電源55によって第2入出力ポート290に入力された電圧を昇圧して第1入出力ポート280に出力し、キャパシタ52を充電している。つまり、電力変換モード決定処理部502cは、負荷65の要求電力のうちの定常電力成分に対しては、モードDとして電力変換回路10を動作させる。そして、電力変換モード決定処理部502cは、電源60の電圧モニタ等に基づいて、負荷65の要求電力のうちの過渡電力成分を検出し、当該要求電力のうち過渡電力成分については、1次側変換回路20のキャパシタ52から負荷65へ電力供給できるように電力伝送を行う。つまり、電力変換モード決定処理部502cは、負荷65の要求電力のうち定常電力成分については、電力変換回路10をモードDとして動作させることで、電源60から負荷65に電力を供給させる。そして、電力変換モード決定処理部502cは、負荷65の要求電力のうち過渡電力成分については、電力変換回路10をモードBへとモード変更し、キャパシタ52から負荷65に電力を供給させる。
上記構成の電力変換回路システム103の動作について図5等を用いて説明する。電力変換回路システム103において、負荷65の要求電力のうち定常電力成分に対しては、電源60のみで電力供給をさせるため、電力変換回路10をモードDで動作させる。このため、電力変換モード決定処理部502cは動作モードをモードDとして決定する。このとき、2次側スイッチング処理部510は、2次側変換回路30のスイッチング素子がスイッチング動作をせずに停止している状態となるようにスイッチング制御を行う。位相差φ決定処理部504は、2次側変換回路30が停止状態となっているため位相差φは0として決定する。オン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20が所定の昇圧比で昇圧するようにオン時間δを決定する。1次側スイッチング処理部508は、オン時間δで1次側変換回路20が昇圧回路として機能するようにスイッチング制御を行う。これにより、電源60のみよって負荷65の要求電力のうち定常電力成分に対して電力を供給させることができるとともに、電源55から第2入出力ポート290に供給された電圧を昇圧してキャパシタ52に充電することができる。
そして、電源60の電圧が低下し、電源60の電圧状態が所定の範囲から外れた場合は、負荷65の要求電力のうちの過渡電力成分であると判断されるため、電源60の代わりにキャパシタ52から負荷65に電力を供給させるために、電力変換回路10の動作モードをモードBとして動作させる。このため、電力変換モード決定処理部502cは、動作モードをモードDからモードBへと変更する。このとき、位相差φ決定処理部504とオン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間で電力送電が行われるように位相差φとオン時間δを決定する。1次側スイッチング処理部508と2次側スイッチング処理部510は、それらの位相差φとオン時間δに基づいて、それぞれ1次側変換回路20と2次側変換回路30のスイッチング素子のスイッチング制御を行う。これにより、負荷65の要求電力のうち定常電力成分に対しては、電源60から負荷65に電力を供給させることができ、負荷65の要求電力のうち過渡電力成分に対しては、キャパシタ52から負荷65に電力を供給させることができる。
次に、電力変換回路10に負荷等が接続された電力変換回路システム104について説明する。図6は、電力変換回路システム104を示す図である。電力変換回路システム104は、電力変換回路10と、制御回路50dと、第1入出力ポート280に接続されたキャパシタ52と、第2入出力ポート290に接続された電源55と、第2入出力ポート290に電源55に並列に接続された負荷75と、第3入出力ポート380に接続された負荷65と、第3入出力ポート380において、負荷65と並列に接続された電源60と、第4入出力ポート390に接続されたキャパシタ80とを含んで構成される。電力変換回路システム104と電力変換回路システム100との相違は、キャパシタ52、電源55、負荷65、電源60、負荷75、キャパシタ80を有する点と、制御回路50dの電力変換モード決定処理部502dの機能であるため、その相違点を中心に説明する。
負荷65は、力行回生が可能なモータジェネレータである。電源60は、負荷65の要求電力に対して200vの電圧を供給する主バッテリ(エネルギ蓄積要素)である。電源55は、電源60の代わりに負荷65の要求電力に対して電力を供給するために12vの電圧を出力する補機バッテリ(エネルギ蓄積要素)である。キャパシタ52は、1次側変換回路20によって昇圧された電圧を蓄積するエネルギ蓄積要素であり、電源60および電源55よりも出力特性が優れた電気二重層キャパシタである。キャパシタ80は、2次側変換回路30によって降圧された電圧を蓄積するエネルギ蓄積要素であり、電源60および電源55よりも出力特性が優れた電気二重層キャパシタである。負荷75は、正常電力成分と過渡電力成分を含む電力を要求する負荷要素である。
電力変換モード決定処理部502dは、通常時は、電源55によって第2入出力ポート290に入力された電圧を昇圧して第1入出力ポート280に出力し、キャパシタ52を充電している。つまり、電力変換モード決定処理部502dは、負荷65の要求電力のうち定常電力成分に対しては、動作モードをモードDとして電力変換回路10を動作させる。そして、電力変換モード決定処理部502dは、電源60の電圧モニタ等に基づいて、負荷65の要求電力のうち過渡電力成分を検出し、当該要求電力のうち過渡電力成分については、1次側変換回路20のキャパシタ52から負荷65へ電力供給できるように電力伝送を行う。つまり、電力変換モード決定処理部502dは、負荷65の要求電力のうち定常電力成分については、電力変換回路10をモードDとして動作させることで、電源60から負荷65に電力を供給させる。そして、電力変換モード決定処理部502dは、負荷65の要求電力のうち過渡電力成分については、電力変換回路10の動作モードをモードBへとモード変更して動作させキャパシタ52から負荷65に電力を供給させる。
さらに、電力変換モード決定処理部502dは、負荷65の要求電力のうち過渡電力成分を検出し、キャパシタ52から負荷65に電力を供給させる場合において、負荷65の応答に対して電力変換回路10のDC−DCコンバータ回路としての応答が間に合わない場合には、キャパシタ52を最適に利用できないと判断する。そして、電力変換モード決定処理部502dがキャパシタ52を最適に利用できないと判断したときに、負荷65の要求電力に対してキャパシタ80を用いて優先的に電力供給をさせるため、電力変換回路10をモードLで動作させる。このため、電力変換モード決定処理部502dは動作モードをモードLとして決定する。このとき、1次側スイッチング処理部508は、1次側変換回路20のスイッチング素子がスイッチング動作をせずに停止している状態となるようにスイッチング制御を行う。位相差φ決定処理部504は、1次側変換回路20が停止状態となっているため、位相差φは0として決定する。オン時間δ決定処理部506は、2次側変換回路30が所定の昇圧比で昇圧するようにオン時間δを決定する。2次側スイッチング処理部510は、オン時間δで2次側変換回路30が昇圧回路として機能するようにスイッチング制御を行う。これにより、キャパシタ80に蓄積された電力を負荷65に供給することができる。
上記構成の電力変換回路システム104の動作について図6等を用いて説明する。電力変換回路システム104において、負荷65の要求電力のうち正常電力成分に対しては、電源60のみで電力供給をさせるため、電力変換回路10をモードDで動作させる。このため、電力変換モード決定処理部502dは、動作モードをモードDとして決定する。このとき、2次側スイッチング処理部510は、2次側変換回路30がスイッチング動作をせずに停止している状態となるようにスイッチング制御を行う。位相差φ決定処理部504は、2次側変換回路30が停止状態となっているため、位相差φは0として決定する。オン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20が所定の昇圧比で昇圧するようにオン時間δを決定する。1次側スイッチング処理部508は、オン時間δで1次側変換回路20が昇圧回路として機能するようにスイッチング制御を行う。これにより、電源60のみよって負荷65に要求電力のうちの正常電力成分に対して電力を供給させることができるとともに、電源55から第2入出力ポート290に供給された電圧を昇圧してキャパシタ52に充電することができる。
そして、電源60の電圧が低下し、電源60の電圧状態が所定の範囲から外れた場合は、負荷65の要求電力が過渡電力成分であると判断される。したがって、電源60の代わりにキャパシタ52から負荷65に電力を供給させるため、電力変換回路10の動作モードをモードBとして動作させる。このため、電力変換モード決定処理部502dは、動作モードをモードDからモードBへと変更する。このとき、位相差φ決定処理部504とオン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間で電力送電が行われるように位相差φとオン時間δを決定する。1次側スイッチング処理部508と2次側スイッチング処理部510は、それらの位相差φとオン時間δに基づいて、それぞれ1次側変換回路20と2次側変換回路30のスイッチング素子のスイッチング制御を行う。これにより、負荷65の要求電力のうち定常電力成分に対しては、電源60から負荷65に電力を供給させることができ、負荷65の要求電力のうち過渡電力成分に対しては、キャパシタ52から負荷65に電力を供給させることができる。
さらに、負荷65の要求電力のうち過渡電力成分を検出し、キャパシタ52から負荷65に電力を供給させている場合において、負荷65の応答に対して電力変換回路10のDC−DCコンバータ回路としての応答が間に合わず、キャパシタ52を最適に利用できないと判断されたときは、キャパシタ52の代わりにキャパシタ80を優先的に利用させるため、電力変換回路10の動作モードをモードBからモードLへと変更する。このとき、位相差φ決定処理部504とオン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20を停止状態とし、かつ、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間で電力送電をさせずに、かつ、2次側変換回路30を昇圧回路として機能させるように、位相差φとオン時間δを決定する。そして、1次側スイッチング処理部508と2次側スイッチング処理部510は、このように決定された位相差φとオン時間δに基づいて、それぞれ1次側変換回路20と2次側変換回路30のスイッチング素子のスイッチング制御を行う。これにより、負荷65の要求電力のうち過渡電力成分に対しては、キャパシタ52から負荷65に電力を供給させている場合において、キャパシタ52を最適に利用できない場合に、キャパシタ80を優先的に利用させることができる。なお、上記では、負荷65の要求電力が定常電力成分と過渡電力成分とを含む場合について説明したが、負荷75の要求電力が定常電力成分と過渡電力成分を含む場合においても、電力変換回路システム104によれば、要求電力のうちの定常電力成分については、電源55から負荷75に電力を供給させ、要求電力のうちの過渡電力成分については、キャパシタ52から負荷75に電力を供給させることができる。なお、電力変換回路システム104において、動作モードFとして、電源55の電力を用いてキャパシタ80を充電することも可能である。
このように、電力変換回路システム104によれば、負荷65の応答に対して電力変換回路10のDC−DCコンバータ回路としての応答が間に合わず、キャパシタ52を最適に利用できないきは、2次側変換回路30のみでの完結動作が可能である。したがって、1次側変換回路20の昇降圧比と2次側変換回路30の昇降圧比との間の電圧制約を受けずに2次側変換回路30に最適な昇圧比を設定して昇圧動作をさせることができる。
次に、電力変換回路10に負荷等が接続された電力変換回路システム105について説明する。図7は、電力変換回路システム105を示す図である。電力変換回路システム105は、電力変換回路10と、制御回路50eと、第1入出力ポート280に接続されたキャパシタ52と、第2入出力ポート290に接続された電源55と、第3入出力ポート380に接続された負荷65と、第4入出力ポート390に接続された電源85とを含んで構成される。電力変換回路システム105と電力変換回路システム100との相違は、キャパシタ52、電源55、負荷65、電源85を有する点と、制御回路50eの電力変換モード決定処理部502eの機能であるため、その相違点を中心に説明する。
負荷65は、力行回生が可能なモータジェネレータである。電源85は、負荷65の要求電力に対して電力供給を行う主バッテリ(エネルギ蓄積要素)である。電源55は、負荷65の要求電力に対して電源85の代わりに電力を供給する補機バッテリ(エネルギ蓄積要素)である。キャパシタ52は、1次側変換回路20によって昇圧された電圧を蓄積するエネルギ蓄積要素であり、電源85および電源55よりも出力特性が優れた電気二重層キャパシタである。
電力変換モード決定処理部502eは、通常時の1次側変換回路20において、電源55によって第2入出力ポート290に入力された電圧を昇圧して第1入出力ポート280に出力し、キャパシタ52を充電している。そして、電力変換モード決定処理部502eは、通常時の2次側変換回路30において、電源85によって第4入出力ポート390に入力された電圧を昇圧し、負荷65に電力を供給している。つまり、電力変換モード決定処理部502eは、負荷65の要求電力のうちの定常電力成分に対しては、1次側変換回路20の動作モードをモードDとして決定し、2次側変換回路30の動作モードをモードLとして電力変換回路10を動作させる。そして、電力変換モード決定処理部502eは、電源85の電圧モニタ等に基づいて、負荷65の要求電力のうちの過渡電力成分を検出し、当該要求電力のうち過渡電力成分については、1次側変換回路20のキャパシタ52から負荷65へ電力供給できるように電力伝送を行う。つまり、電力変換モード決定処理部502eは、負荷65の要求電力のうちの定常電力成分については、電力変換回路10をモードD(1次側変換回路20)およびモードL(2次側変換回路30)として動作させることで、電源85から負荷65に電力を供給させる。そして、電力変換モード決定処理部502eは、負荷65の要求電力のうちの過渡電力成分については、電力変換回路10をモードB(1次側変換回路20および2次側変換回路30)へとモード変更し、キャパシタ52から負荷65に電力を供給させる。
上記構成の電力変換回路システム105の動作について図7等を用いて説明する。電力変換回路システム105において、負荷65の要求電力のうちの定常電力成分に対しては、電源85のみで電力供給をさせるため、電力変換回路10をモードD及びモードLで動作させる。したがって、1次側変換回路20においては、電力変換モード決定処理部502eで動作モードをモードD及びモードLとして決定する。このとき、位相差φ決定処理部504は、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間では電力送電は行われないため位相差φを0として決定する。また、オン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20及び2次側変換回路30が所定の昇圧比で昇圧するようにオン時間δを決定する。1次側スイッチング処理部508及び2次側スイッチング処理部510は、オン時間δで1次側変換回路20及び2次側変換回路30が昇圧回路として機能するようにスイッチング制御を行う。これにより、負荷65の要求電力のうち定常電力成分に対し、電源85のみよって電力を供給させることができるとともに、電源55から第2入出力ポート290に供給された電圧を昇圧してキャパシタ52に充電することができる。
そして、電源85の電圧が低下し、電源85の電圧状態が所定の範囲から外れた場合は、電力成分が負荷65の要求電力のうち過渡電力成分であると判断されるため、電源85の代わりにキャパシタ52から負荷65に電力を供給させるために、電力変換回路10の動作モードをモードBとして動作させる。このため、電力変換モード決定処理部502eは、モードD及びモードLの動作モードからモードBの動作モードへと変更する。このとき、位相差φ決定処理部504とオン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間で電力送電が行われるように位相差φとオン時間δを決定する。そして、1次側スイッチング処理部508と2次側スイッチング処理部510は、それらの位相差φとオン時間δに基づいて、それぞれ1次側変換回路20と2次側変換回路30のスイッチング素子のスイッチング制御を行う。これにより、負荷65の要求電力のうちの定常電力成分に対しては、電源85から負荷65に電力を供給させることができ、負荷65の要求電力のうちの過渡電力成分に対しては、キャパシタ52から負荷65に電力を供給させることができる。
次に、電力変換回路10に負荷等が接続された電力変換回路システム106について説明する。図8は、電力変換回路システム106を示す図である。電力変換回路システム106は、電力変換回路10と、制御回路50fと、第1入出力ポート280に接続された電源90と、第2入出力ポート290に接続された電源55と、第3入出力ポート380に接続された負荷65と、第4入出力ポート390に接続されたキャパシタ80とを含んで構成される。電力変換回路システム106と電力変換回路システム100との相違は、電源55、電源90、キャパシタ80、負荷65を有する点と、制御回路50fの電力変換モード決定処理部502fの機能であるため、その相違点を中心に説明する。
負荷65は、力行回生が可能なモータジェネレータである。電源90は、50vの電圧を出力する容量型バッテリ(エネルギ蓄積要素)であり、負荷65の要求電力のうち定常電力成分に対して電力供給を行う。電源55は、12vの電圧を出力する容量型バッテリ(エネルギ蓄積要素)である。キャパシタ80は、耐圧が300vの電気二重層キャパシタであり、1次側変換回路20から伝送されてきた電力を蓄積するエネルギ蓄積要素である。また、キャパシタ80は、電源90および電源55よりも出力特性が優れた電気二重層キャパシタである。
電力変換モード決定処理部502fは、通常時の1次側変換回路20において、電源55によって第2入出力ポート290に入力された電圧を昇圧して第1入出力ポート280に出力し、電源90に充電するとともに電源90の電力は2次側変換回路30に伝送されて負荷65に供給されている。つまり、電力変換モード決定処理部502fは、負荷65の要求電力のうちの定常電力成分に対しては、モードFとして電力変換回路10を動作させる。そして、電力変換モード決定処理部502fは、電源90の電圧モニタ等に基づいて、負荷65の要求電力のうちの過渡電力成分を検出し、当該要求電力のうちの過渡電力成分については、キャパシタ80から負荷65へ電力供給できるように電力伝送を行う。つまり、電力変換モード決定処理部502fは、負荷65の要求電力のうちの定常電力成分については、電力変換回路10をモードFとして動作させることで、電源90から負荷65に電力を供給させる。そして、電力変換モード決定処理部502fは、負荷65の要求電力の過渡電力成分については、電力変換回路10をモードLへとモード変更し、キャパシタ80から負荷65に電力を供給させる。
上記構成の電力変換回路システム106の動作について図8等を用いて説明する。電力変換回路システム106において、負荷65の要求電力のうちの定常電力成分に対しては、電源55によって充電された電源90のみで電力供給をさせるため、電力変換回路10をモードFで動作させる。したがって、電力変換モード決定処理部502fは、動作モードをモードFとして決定する。このとき、位相差φ決定処理部504及びオン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20が昇圧回路として機能し、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間では電力送電が行われ、2次側変換回路30が降圧回路として機能するように、位相差φ及びオン時間δを決定する。1次側スイッチング処理部508および2次側スイッチング処理部510は、その位相差φ及びオン時間δに基づいてスイッチング制御を行う。これにより、電源55によって充電された電源90のみよって負荷65に要求電力の定常電力成分に対して電力を供給させることができる。
そして、電源90の電圧が低下し、電源90の電圧状態が所定の範囲から外れた場合は、負荷65の要求電力が過渡電力成分であると判断されるため、電源90の代わりにキャパシタ80から負荷65に電力を供給させるために、電力変換回路10の動作モードをモードLとして動作させる。このため、電力変換モード決定処理部502fは、動作モードをモードFからモードLへと変更する。このとき、位相差φ決定処理部504は、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間で電力送電が行われないように位相差φを0として決定する。そして、オン時間δ決定処理部506は、2次側変換回路30が昇圧回路として機能するようにオン時間δを決定する。それから、2次側スイッチング処理部510は、そのオン時間δに基づいて2次側変換回路30のスイッチング素子のスイッチング制御を行う。これにより、負荷65の要求電力のうちの定常電力成分に対しては、電源90から負荷65に電力を供給させることができ、負荷65の要求電力のうちの過渡電力成分に対しては、キャパシタ80から負荷65に電力を供給させることができる。
次に、電力変換回路10に負荷等が接続された電力変換回路システム107について説明する。図9は、電力変換回路システム107を示す図である。電力変換回路システム107は、電力変換回路10と、制御回路50gと、第1入出力ポート280に接続された負荷70と、第1入出力ポート280に負荷70と並列に接続されたキャパシタ51と、第2入出力ポート290に接続された電源55と、第3入出力ポート380に接続された負荷65と、第3入出力ポート380に負荷65に並列に接続されたキャパシタ95と、第4入出力ポート390に接続されたキャパシタ80とを含んで構成される。電力変換回路システム107と電力変換回路システム100との相違は、負荷70、キャパシタ51、電源55、負荷65、キャパシタ95、キャパシタ80を有する点と、制御回路50gの電力変換モード決定処理部502gの機能であるため、その相違点を中心に説明する。
負荷65は、力行回生が可能なモータジェネレータである。キャパシタ95は、負荷65に並列にされているエネルギ蓄積要素である。キャパシタ80は、電源55よりも出力特性が優れた電気二重層キャパシタであり、耐圧300vの大容量キャパシタ(エネルギ蓄積要素)である。負荷70は、要求電圧が100vの負荷要素である。キャパシタ51は、負荷70に並列にされているエネルギ蓄積要素である。電源55は、50vの電圧を出力する容量型バッテリ(エネルギ蓄積要素)である。
電力変換モード決定処理部502gは、通常時の1次側変換回路20において、電源55によって第2入出力ポート290に入力された電圧を昇圧して第1入出力ポート280に出力し、キャパシタ51を介して負荷70に供給するとともに、キャパシタ51に蓄積された電力は2次側変換回路30に伝送されて負荷65に供給されている。つまり、電力変換モード決定処理部502gは、負荷65の要求電力のうちの定常電力成分に対しては、モードFとして電力変換回路10を動作させる。そして、電力変換モード決定処理部502gは、電源55の電圧モニタ等に基づいて、負荷65の要求電力のうちの過渡電力成分を検出し、当該要求電力のうち過渡電力成分については、キャパシタ80から負荷65へ電力供給できるように電力伝送を行う。つまり、電力変換モード決定処理部502gは、負荷65の要求電力のうちの定常電力成分については、電力変換回路10をモードFとして動作させることで、電源55から負荷65に電力を供給させる。そして、電力変換モード決定処理部502gは、負荷65の要求電力のうちの過渡電力成分については、電力変換回路10をモードLへとモード変更し、キャパシタ80から負荷65に電力を供給させる。
上記構成の電力変換回路システム107の動作について図9等を用いて説明する。電力変換回路システム107において、負荷65の要求電力のうちの定常電力成分に対しては、電源55のみで電力供給をさせるため、電力変換回路10をモードFで動作させる。したがって、電力変換モード決定処理部502gは、動作モードをモードFとして決定する。このとき、位相差φ決定処理部504及びオン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20が昇圧回路として機能し、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間では電力送電が行われ、2次側変換回路30が降圧回路として機能するように、位相差φ及びオン時間δを決定する。1次側スイッチング処理部508および2次側スイッチング処理部510は、その位相差φ及びオン時間δに基づいてスイッチング制御を行う。
そして、電源55の電圧が低下し、電源55の電圧状態が所定の範囲から外れた場合は、負荷65の要求電力が過渡電力成分であると判断されるため、電源55の代わりにキャパシタ80から負荷65に電力を供給させるために、電力変換回路10の動作モードをモードLとして動作させる。このため、電力変換モード決定処理部502は、モードFからモードLへと変更する。このとき、位相差φ決定処理部504は、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間で電力送電が行われないように位相差φを0として決定する。そして、オン時間δ決定処理部506は、2次側変換回路30が昇圧回路として機能するようにオン時間δを決定する。それから、2次側スイッチング処理部510は、そのオン時間δに基づいて2次側変換回路30のスイッチング素子のスイッチング制御を行う。これにより、負荷65の要求電力のうちの定常電力成分に対しては、電源55から負荷65に電力を供給させることができ、負荷65の要求電力のうちの過渡電力成分に対しては、キャパシタ80から負荷65に電力を供給させることができる。
次に、電力変換回路10に負荷等が接続された電力変換回路システム108について説明する。図10は、電力変換回路システム108を示す図である。電力変換回路システム108は、電力変換回路システム101の構成に加えて、さらに、2次側磁気結合リアクトル304の中点に交流電源333とリレー334,335が設けられている。以下では、電力変換回路システム108と電力変換回路システム101の相違点である2次側磁気結合リアクトル304の中点に交流電源333とリレー334,335を中心に説明する。
交流電源333は、2次側磁気結合リアクトル304aの他方側と2次側コイル302aの一方側とを接続する接続線と、2次側コイル302bの他方側と2次側磁気結合リアクトル304bの一方側とを接続する接続線の間に設けられる。
リレー334は、2次側磁気結合リアクトル304aの他方側と2次側コイル302aの一方側とを接続する接続線上に設けられる。リレー335は、2次側コイル302bの他方側と2次側磁気結合リアクトル304bの一方側とを接続する接続線上に設けられる。
上記構成の電力変換回路システム108の動作について図10等を用いて説明する。電力変換回路システム108では、交流電源333が2次側磁気結合リアクトル304の中点に設けられているため、交流電源333から入力された電圧を2次側変換回路30の昇圧機能によって昇圧し、昇圧された電圧を用いて負荷65を充電することができる。また、交流電源333を用いて負荷65を充電するときは、変圧器400に影響を与えないようにするためにリレー334,335を遮断することによって、2次側コイル302と2次側磁気結合リアクトル304とを電気的に切り離すことができる。なお、上記電力変換回路システム108では、交流電源333とリレー334,335は、2次側磁気結合リアクトル304の中点に設けられるものとして説明した。しかしながら、負荷65が1次側変換回路20の第1入出力ポート280あるいは第2入出力ポート290に取り付けられている場合は、1次側磁気結合リアクトル204の中点に交流電源333とリレー334,335を設けることで交流電源333を用いて負荷65を充電することができる。
次に、電力変換回路システム102の第1変形例である電力変換回路システム112について説明する。図11は、電力変換回路システム112を示す図である。電力変換回路システム112において、電源55の出力電力を1次側変換回路20によって昇圧した電力を負荷70に供給しつつ、電源55の出力電力を1次側変換回路20と2次側変換回路30とを介して負荷65に伝送する場合について説明する。このためには、電力変換回路システム112を動作モードD,Eで動作させる必要がある。なお、電力変換回路システム112と電力変換回路システム102の相違は、オン時間δ決定処理部506hと位相差φ決定処理部504hであるため、その相違点について説明する。ここで、電力変換回路システム112の制御回路50hにおいて、フィードバック制御を用いてオン時間δと位相差φとを決定するために好適なオン時間δ決定処理部506hと位相差φ決定処理部504hの具体的な構成を、図12,13を用いて説明する。図12は、オン時間δ決定処理部506hの具体的な構成を示す模式図である。図13は、位相差φ決定処理部504hの具体的な構成を示す模式図である。
オン時間δ決定処理部506hは、加算部5061hと、PI演算部5062hと、加算部5063hと、初期オン時間δ設定部5064hとを含んで構成される。オン時間δ決定処理部506hは、負荷70の両端電圧(V70)が所定の指令電圧(V* 70)となるように負荷70の両端電圧(V70)をフィードバックして、1次側変換回路20の昇圧比(昇圧デューティ比)の基準となるオン時間δを決定する機能を有する。初期オン時間δ設定部5064hは、電源55の出力電圧が1次側変換回路20によって所定の指令電圧(V* 70)に昇圧されるように予めオン時間δFFを初期値として設定する。加算部5061hは、入力される指令電圧(V* 70)とフィードバック入力される1次側変換回路20による昇圧電圧(負荷70の両端電圧(V70))とを演算してPI演算部5062hに入力する機能を有する。PI演算部5062hは、加算部5061hから入力される値にPIゲインを乗じて求めたオン時間δ調整基準値を加算部5063hに入力する機能を有する。加算部5063hは、予め設定されたオン時間δFFとPI演算部5062hから入力されるオン時間δ調整基準値とを演算することで新たなオン時間δを求める。
位相差φ決定処理部504hは、加算部5041hと、PI演算部5042hと、加算部5043hと、初期位相差φ設定部5044hとを含んで構成される。位相差φ決定処理部504hは、電源55から負荷65への伝送電力(PDD)が所定の指令伝送電力(P* DD)となるように電源55から負荷65への伝送電力(PDD)をフィードバックして1次側変換回路20と2次側変換回路30との間の位相差φを決定する機能を有する。初期位相差φ設定部5044hは、電源55から負荷70へ電力供給をしつつ、電源55から負荷65へ供給可能な電力を指令伝送電力(P* DD)とし、その指令伝送電力(P* DD)が電源55から負荷65に伝送されるように位相差φFFを予め設定する。加算部5041hは、指令伝送電力(P* DD)とフィードバック入力される伝送電力(PDD)を演算してPI演算部5042hに入力する機能を有する。PI演算部5042hは、加算部5041hから入力される値にPIゲインを乗じて求めた位相差φ調整基準値を加算部5043hに入力する機能を有する。加算部5043hは、予め設定された位相差φFFとPI演算部5042hから入力される位相差φ調整基準値とを演算することで新たな位相差φを求める。
上記構成の電力変換回路システム112を動作モードD,Eで動作させる場合について説明する。ここで、電源55から負荷70に電力を供給するために電力変換モード決定処理部502hにおいて、動作モードDとして決定し、電源55から負荷65に電力を供給するために電力変換モード決定処理部502hにおいて、動作モードEとして決定する。なお、動作モードD,Eのうちどの動作モードで動作させるかについては、電源55、負荷70等の電圧モニタ等の情報に基づいて選択することができる。このとき、オン時間δ決定処理部506hは、電源55の出力電圧が1次側変換回路20によって所定の指令電圧(V* 70)に昇圧されるようにオン時間δFFを決定する。そして、オン時間δ決定処理部506hは、実際の負荷70の両端電圧(V70)が所定の指令電圧(V* 70)となるように当該両端電圧(V70)をフィードバックしてオン時間δを変更している。
位相差φ決定処理部504hは、電源55から負荷70へ電力供給をしつつ、電源55から負荷65へ供給可能な電力を指令伝送電力(P* DD)とし、当該指令伝送電力(P* DD)が電源55から負荷65に伝送されるように位相差φFFを決定する。そして、位相差φ決定処理部504hは、実際の伝送電力(PDD)が指令伝送電力(P* DD)となるように当該伝送電力(PDD)をフィードバックして位相差φを変更している。
1次側スイッチング処理部508と2次側スイッチング処理部510は、上記位相差φ決定処理部504hとオン時間δ決定処理部506hによって決定された位相差φ、オン時間δに基づいて、それぞれ1次側変換回路20と2次側変換回路30のスイッチング素子をスイッチング制御する。具体的には、1次側スイッチング処理部508は、動作モードDのときに1次側変換回路20を昇圧回路として機能させ、動作モードEのときに1次側変換回路20を昇圧回路として機能させ、かつ、1次側変換回路20をDC−DCコンバータ回路の一部として機能させるように、1次側左上アーム206と、1次側左下アーム208と、1次側右上アーム210と、1次側右下アーム212の各スイッチング素子をスイッチング制御する。
2次側スイッチング処理部510は、動作モードEのときに2次側変換回路30をDC−DCコンバータ回路の一部として機能させるように、2次側左上アーム306と、2次側左下アーム308と、2次側右上アーム310と、2次側右下アーム312の各スイッチング素子をスイッチング制御する。
電力変換回路システム112を上記のように動作モードD,Eで動作させることで、電源55の出力電力を昇圧して負荷70に供給しつつ、電源55の出力電力を負荷65に対しても伝送することができるため、電源60が負荷65に負担する電力を電源55から負荷65への伝送電力によって負担することができる。
次に、電力変換回路システム107の第1変形例である電力変換回路システム113について説明する。図14は、電力変換回路システム113を示す図である。電力変換回路システム113において、電源55の出力電力を1次側変換回路20と2次側変換回路30とを介して負荷65に伝送して供給しつつ、電源55から負荷65への電力供給の過不足分をキャパシタ80から補償する場合について説明する。このためには、電力変換回路システム113を動作モードE,Iで動作させる必要がある。なお、電力変換回路システム113と電力変換回路システム107の相違は、オン時間δ決定処理部506iと位相差φ決定処理部504iであるため、その相違点について説明する。この場合、電力変換回路システム113の制御回路50iにおいて、フィードバック制御を用いてオン時間δと位相差φとを決定するために好適なオン時間δ決定処理部506iと位相差φ決定処理部504iの具体的な構成を、図15,16を用いて説明する。図15は、位相差φ決定処理部504iの具体的な構成を示す模式図である。図16は、オン時間δ決定処理部506iの具体的な構成を示す模式図である。
位相差φ決定処理部504iは、加算部5041iと、PI演算部5042iと、加算部5043iと、初期位相差φ設定部5044iとを含んで構成される。位相差φ決定処理部504iは、電源55から負荷65への伝送電力(PDD)が所定の指令伝送電力(P* DD)となるように電源55から負荷65への伝送電力(PDD)をフィードバックして1次側変換回路20と2次側変換回路30との間の位相差φを決定する機能を有する。初期位相差φ設定部5044iは、電源55から負荷65への伝送可能な電力を指令伝送電力(P* DD)とし、当該指令伝送電力(P* DD)が電源55から負荷65に伝送されるように位相差φFFを予め設定する。加算部5041iは、指令伝送電力(P* DD)とフィードバック入力される伝送電力(PDD)を演算してPI演算部5042iに入力する機能を有する。PI演算部5042iは、加算部5041iから入力される値にPIゲインを乗じて求めた位相差φ調整基準値を加算部5043iに入力する機能を有する。加算部5043iは、予め設定された位相差φFFとPI演算部5042iから入力される位相差φ調整基準値とを演算することで新たな位相差φを求める。
オン時間δ決定処理部506iは、加算部5061iと、PI演算部5062iと、加算部5063iと、初期オン時間δ設定部5064iとを含んで構成される。オン時間δ決定処理部506iは、負荷65の両端電圧(V65)が所定の指令電圧(V* 65)となるように負荷65の両端電圧(V65)をフィードバックして、2次側変換回路30の昇圧比(昇圧デューティ比)の基準となるオン時間δを決定する機能を有する。初期オン時間δ設定部5064iは、負荷65の要求電力から、電源55から負荷65への伝送電力(PDD)を引いた差分電力に対応する電圧を指令電圧(V* 65)とし、当該指令電圧(V* 65)がキャパシタ80の出力電圧が2次側変換回路30によって昇圧されて負荷65に供給されるように、予めオン時間δFFを初期値として設定する。加算部5061iは、入力される指令電圧(V* 65)とフィードバック入力される2次側変換回路20による昇圧電圧(負荷65の両端電圧(V65))とを演算してPI演算部5062iに入力する機能を有する。PI演算部5062iは、加算部5061iから入力される値にPIゲインを乗じて求めたオン時間δ調整基準値を加算部5063iに入力する機能を有する。加算部5063iは、予め設定されたオン時間δFFとPI演算部5062iから入力されるオン時間δ調整基準値とを演算することで新たなオン時間δを求める。
上記構成の電力変換回路システム113を動作モードE,Iで動作させる場合について説明する。ここで、電源55から負荷65に電力を供給するために電力変換モード決定処理部502iにおいて、動作モードEとして決定し、キャパシタ80から負荷65に電力を供給するために電力変換モード決定処理部502iおいて、動作モードIとして決定する。なお、動作モードE,Iのうちどの動作モードで動作させるかについては、電源55等の電圧モニタ等の情報に基づいて選択することができる。このとき、位相差φ決定処理部504iは、電源55から負荷65への伝送可能な電力を指令伝送電力(P* DD)とし、電源55から負荷65への伝送電力(PDD)が当該指令伝送電力(P* DD)となるように1次側変換回路20と2次側変換回路30との間の位相差φFFを決定する。そして、位相差φ決定処理部504iは、実際の伝送電力(PDD)が指令伝送電力(P* DD)となるように当該伝送電力(PDD)をフィードバックして位相差φを変更している。
また、オン時間δ決定処理部506iは、負荷65の要求電力から電源55から負荷65への伝送電力(PDD)を引いた差分電力に対応する電圧がキャパシタ80の出力電圧が2次側変換回路30によって昇圧されて負荷65に供給されるように指令電圧(V* 65)を設定し、2次変換回路30によって当該指令電圧(V* 65)まで昇圧されるようにオン時間δFFを決定している。そして、オン時間δ決定処理部506iは、実際の負荷65の(V65)が当該指令電圧(V* 65)となるように当該両端電圧(V65)をフィードバックしてオン時間δを変更している。
1次側スイッチング処理部508と2次側スイッチング処理部510は、上記位相差φ決定処理部504とオン時間δ決定処理部506によって決定された位相差φ、オン時間δに基づいて、それぞれ1次側変換回路20と2次側変換回路30のスイッチング素子をスイッチング制御する。具体的には、1次側スイッチング処理部508は、動作モードEのときに1次側変換回路20を昇圧回路として機能させ、かつ、DC−DCコンバータ回路の一部として機能させるように、1次側左上アーム206と、1次側左下アーム208と、1次側右上アーム210と、1次側右下アーム212の各スイッチング素子をスイッチング制御する。
2次側スイッチング処理部510は、動作モードEのときに2次側変換回路30をDC−DCコンバータ回路の一部として機能させ、動作モードIのときに2次側変換回路30を昇圧回路として機能させるように、2次側左上アーム306と、2次側左下アーム308と、2次側右上アーム310と、2次側右下アーム312の各スイッチング素子をスイッチング制御する。
電力変換回路システム113を上記のように動作モードE,Iで動作させることで、電源55の出力電力を負荷65に伝送することができるとともに、過不足分をキャパシタ80の出力電力から負荷65に供給することで補償することができる。
次に、電力変換回路システム107の第2変形例である電力変換回路システム114について説明する。図17は、電力変換回路システム114を示す図である。電力変換回路システム114において、キャパシタ80の出力電力を昇圧して負荷65への瞬時電力供給を行いつつ、キャパシタ80の平均電力変動分を電源55から補償する場合について説明する。このためには、電力変換回路システム114を動作モードF,Iで動作させる必要がある。なお、電力変換回路システム115と電力変換回路システム107の相違は、オン時間δ決定処理部506jと位相差φ決定処理部504jであるため、その相違点について説明する。この場合、電力変換回路システム114の制御回路50jにおいて、フィードバック制御を用いてオン時間δと位相差φとを決定するために好適なオン時間δ決定処理部506jと位相差φ決定処理部504jの具体的な構成を、図18,19を用いて説明する。図18は、オン時間δ決定処理部506jの具体的な構成を示す模式図である。図19は、位相差φ決定処理部504jの具体的な構成を示す模式図である。
オン時間δ決定処理部506jは、加算部5061jと、PI演算部5062jと、加算部5063jと、初期オン時間δ設定部5064jとを含んで構成される。オン時間δ決定処理部506jは、負荷65の両端電圧(V65)が所定の指令電圧(V* 65)となるように負荷65の両端電圧(V65)をフィードバックして、2次側変換回路30の昇圧比(昇圧デューティ比)の基準となるオン時間δを決定する機能を有する。初期オン時間δ設定部5064jは、負荷65の要求電力に対応する電圧を指令電圧(V* 65)とし、キャパシタ80の出力電圧が2次側変換回路30によって、当該指令電圧(V* 65)に昇圧されるように予めオン時間δFFを初期値として設定する。加算部5061jは、入力される指令電圧(V* 65)とフィードバック入力される2次側変換回路20による昇圧電圧(負荷65の両端電圧(V65))とを演算してPI演算部5062jに入力する機能を有する。PI演算部5062jは、加算部5061jから入力される値にPIゲインを乗じて求めたオン時間δ調整基準値を加算部5063jに入力する機能を有する。加算部5063jは、予め設定されたオン時間δFFとPI演算部5062jから入力されるオン時間δ調整基準値とを演算することで新たなオン時間δを求める。
位相差φ決定処理部504jは、加算部5041jと、PI演算部5042jと、加算部5043jと、初期位相差φ設定部5044jとを含んで構成される。位相差φ決定処理部504jは、キャパシタ80の両端電圧が所定の指令電圧(V* 80)となるようにキャパシタ80の両端電圧(V80)をフィードバックして1次側変換回路20と2次側変換回路30との間の位相差φを決定する機能を有する。初期位相差φ設定部5044iは、キャパシタ80の両端電圧が所定の指令電圧値(V* 80)を保つために、電源55からキャパシタ80に伝送が必要な電力を指令伝送電力(P* DD)とし、当該指令伝送電力(P* DD)が電源55からキャパシタ80に伝送されるように位相差φFFを予め設定する。加算部5041jは、指令電圧値(V* 80)とフィードバック入力されるキャパシタ80の電圧値(V80)を演算してPI演算部5042jに入力する機能を有する。PI演算部5042jは、加算部5041jから入力される値にPIゲインを乗じて求めた位相差φ調整基準値を加算部5043jに入力する機能を有する。加算部5043jは、予め設定された位相差φFFとPI演算部5042jから入力される位相差φ調整基準値とを演算することで新たな位相差φを求める。
上記構成の電力変換回路システム113を動作モードF,Iで動作させる場合について説明する。ここで、電源55からキャパシタ80に電力を供給するために電力変換モード決定処理部502jにおいて、動作モードFとして決定し、キャパシタ80から負荷65に電力を供給するために電力変換モード決定処理部502jおいて、動作モードIとして決定する。なお、動作モードF,Iのうちどの動作モードで動作させるかについては、キャパシタ80等の電圧モニタ等の情報に基づいて選択することができる。このとき、オン時間δ決定処理部506jは、負荷65の要求電力に対応する電圧を指令電圧(V* 65)とし、キャパシタ80の出力電圧が2次側変換回路30によって、当該指令電圧(V* 65)に昇圧されるように、オン時間δを決定する。そして、オン時間δ決定処理部506jは、実際の負荷65の両端電圧(V65)が所定の指令電圧(V* 65)となるように当該両端電圧(V65)をフィードバックしてオン時間δを変更している。
位相差φ決定処理部504jは、キャパシタ80の電圧が所定の指令電圧値(V* 80)を保つために、電源55からキャパシタ80に伝送が必要な電力を指令伝送電力(P* DD)とし、当該指令伝送電力(P* DD)が電源55からキャパシタ80に伝送されるように位相差φを予め設定する。そして、位相差φ決定処理部504jは、実際のキャパシタ80の電圧値(V80)が指令電圧(V* 80)となるように当該電圧(V80)をフィードバックして位相差φを変更している。
1次側スイッチング処理部508と2次側スイッチング処理部510は、上記位相差φ決定処理部504とオン時間δ決定処理部506によって決定された位相差φ、オン時間δに基づいて、それぞれ1次側変換回路20と2次側変換回路30のスイッチング素子をスイッチング制御する。具体的には、1次側スイッチング処理部508は、動作モードFのときに1次側変換回路20をDC−DCコンバータ回路の一部として機能させるように、1次側左上アーム206と、1次側左下アーム208と、1次側右上アーム210と、1次側右下アーム212の各スイッチング素子をスイッチング制御する。
2次側スイッチング処理部510は、動作モードFのときに2次側変換回路30をDC−DCコンバータ回路の一部として機能させ、かつ、2次側変換回路30を降圧回路として機能させ、動作モードIのときに、2次側変換回路30を昇圧回路として機能させるように、2次側左上アーム306と、2次側左下アーム308と、2次側右上アーム310と、2次側右下アーム312の各スイッチング素子をスイッチング制御する。
電力変換回路システム114を上記のように動作モードF,Iで動作させることで、負荷65の要求電力のうち、過渡的な電力変動に対してはキャパシタ80から供給することができるとともに、定常的な電力変動に対しては電源55からキャパシタ80を介して負荷65に供給することができる。
次に、電力変換回路システム107の第3変形例である電力変換回路システム115について説明する。図20は、電力変換回路システム115を示す図である。電力変換回路システム115において、キャパシタ80の出力電力を昇圧して負荷65へ供給しつつ、過不足の電力について電源55から負荷65へ電力の伝送を行うことで補償する場合について説明する。このためには、電力変換回路システム115を動作モードE,Iで動作させる必要がある。なお、電力変換回路システム115と電力変換回路システム107の相違は、オン時間δ決定処理部506kと位相差φ決定処理部504kであるため、その相違点について説明する。この場合、電力変換回路システム115の制御回路50kにおいて、フィードバック制御を用いてオン時間δと位相差φとを決定するために好適なオン時間δ決定処理部506kと位相差φ決定処理部504kの具体的な構成を、図21,22を用いて説明する。図21は、オン時間δ決定処理部506kの具体的な構成を示す模式図である。図22は、位相差φ決定処理部504kの具体的な構成を示す模式図である。
オン時間δ決定処理部506kは、加算部5061kと、PI演算部5062kと、加算部5063kと、PI演算部5064kと、加算部5065kと、初期オン時間δ設定部5066kとを含んで構成される。オン時間δ決定処理部506kは、負荷65の両端電圧(V65)が所定の指令電圧(V* 65)となるように、負荷65の両端電圧(V65)とキャパシタ80に対する所定の指令電力(P* 80)をフィードバックして、昇圧比(昇圧デューティ比)の基準となるオン時間δを決定する機能を有する。初期オン時間δ設定部5066kは、負荷65の要求電力に対応する電圧を指令電圧(V* 65)とし、キャパシタ80の出力電圧が2次側変換回路30によって当該指令電圧(V* 65)に昇圧されるように予めオン時間δFFを初期値として設定する。加算部5061kは、入力される指令電圧(V* 65)とフィードバック入力される2次側変換回路20による昇圧電圧(負荷65の両端電圧(V65))とを演算してPI演算部5062kに入力する機能を有する。PI演算部5062kは、加算部5061kから入力される値にPIゲインを乗じて求めた電力調整用基準値を加算部5063kに入力する機能を有する。そして、加算部5063kでは、PI演算部5062kから入力される電力調整用基準値と指令電力(P* 80)とを演算して演算後電力調整用基準値をPI演算部5064kに入力する機能を有する。PI演算部5064kは、加算部5063kから入力される演算後電力調整用基準値にPIゲインを乗じて求めたオン時間δ調整基準値を加算部5065kに入力する機能を有する。加算部5065kは、予め設定されたオン時間δFFとPI演算部5064kから入力されるオン時間δ調整基準値とを演算することで新たなオン時間δを求める。
位相差φ決定処理部504kは、加算部5041kと、PI演算部5042kと、加算部5043kと、初期位相差φ設定部5044kとを含んで構成される。位相差φ決定処理部504kは、電源55から負荷65へ指令伝送電力(P* DD)が伝送されるように、伝送電力(PDD)をフィードバックして1次側変換回路20と2次側変換回路30との間の位相差φを決定する機能を有する。初期位相差φ設定部5044kは、負荷65の要求電力とキャパシタ80の出力電力を2次側変換回路30によって昇圧された昇圧電力との差分電力を指令伝送電力(P* DD)とし、当該指令伝送電力(P* DD)が電源55から負荷65に伝送されるように位相差φFFを予め設定する。加算部5041kは、指令伝送電力(P* DD)とフィードバック入力される伝送電力(PDD)を演算してPI演算部5042kに入力する機能を有する。PI演算部5042kは、加算部5041kから入力される値にPIゲインを乗じて求めた位相差φ調整基準値を加算部5043kに入力する機能を有する。加算部5043kは、予め設定された位相差φFFとPI演算部5042kから入力される位相差φ調整基準値とを演算することで新たな位相差φを求める。
上記構成の電力変換回路システム115を動作モードE,Iで動作させる場合について説明する。ここで、電源55から負荷65に電力を供給するために電力変換モード決定処理部502kにおいて、動作モードEとして決定し、キャパシタ80から負荷65に電力を供給するために電力変換モード決定処理部502kおいて、動作モードIとして決定する。なお、動作モードE,Iのうちどの動作モードで動作させるかについては、キャパシタ80、負荷65等の電圧モニタ等の情報に基づいて選択することができる。このとき、オン時間δ決定処理部506kは、負荷65の要求電力に対応する電圧を指令電圧(V* 65)とし、キャパシタ80の出力電圧が2次側変換回路30によって当該指令電圧(V* 65)に昇圧されるようにオン時間δを決定している。そして、オン時間δ決定処理部506kは、負荷65の両端電圧(V65)とキャパシタ80に対する所定の指令電力(P* 80)をフィードバックして、オン時間δを変更している。
また、位相差φ決定処理部504kは、負荷65の要求電力とキャパシタ80の出力電力を2次側変換回路30によって昇圧された昇圧電力との差分電力を指令伝送電力(P* DD)とし、電源55から負荷65への伝送電力(PDD)が当該指令伝送電力(P* DD)となるように1次側変換回路20と2次側変換回路30との間の位相差φを決定する。そして、位相差φ決定処理部504kは、実際の伝送電力(PDD)が指令伝送電力(P* DD)となるように伝送電力(PDD)をフィードバックして位相差φを変更している。
1次側スイッチング処理部508と2次側スイッチング処理部510は、上記位相差φ決定処理部504とオン時間δ決定処理部506によって決定された位相差φ、オン時間δに基づいて、それぞれ1次側変換回路20と2次側変換回路30のスイッチング素子をスイッチング制御する。具体的には、1次側スイッチング処理部508は、動作モードEのときに1次側変換回路20をDC−DCコンバータ回路の一部として機能させ、かつ、1次側変換回路20を昇圧回路として機能させるように、1次側左上アーム206と、1次側左下アーム208と、1次側右上アーム210と、1次側右下アーム212の各スイッチング素子をスイッチング制御する。
2次側スイッチング処理部510は、動作モードEのときに2次側変換回路30をDC−DCコンバータ回路の一部として機能させ、動作モードIのときに2次側変換回路30を昇圧回路として機能させるように、2次側左上アーム306と、2次側左下アーム308と、2次側右上アーム310と、2次側右下アーム312の各スイッチング素子をスイッチング制御する。
電力変換回路システム115を上記のように動作モードE,Iで動作させることで、負荷65の要求電力に対して、キャパシタ80から供給することができるとともに、電源55から負荷65に電力を伝送することでキャパシタ80の負担を軽減することができる。
10 電力変換回路、20 1次側変換回路、30 2次側変換回路、50,50a,50b,50c,50d,50e,50f,50g,50h,50i,50j,50k 制御回路、51,52,80,95 キャパシタ、55,60,85,90 電源、65,70,75 負荷、100,101,102,103,104,105,106,107,108,112,113,114,115 電力変換回路システム、200 1次側フルブリッジ回路、202 1次側コイル、202a 1次側コイル、202b 1次側コイル、202m センタータップ、204 1次側磁気結合リアクトル、204a 1次側磁気結合リアクトル、204b 1次側磁気結合リアクトル、206 1次側左上アーム、207 1次側左側アーム回路、207m 中点、208 1次側左下アーム、210 1次側右上アーム、211 1次側右側アーム回路、211m 中点、212 1次側右下アーム、280 第1入出力ポート、290 第2入出力ポート、298 1次側正極母線、299 1次側負極母線、300 2次側フルブリッジ回路、302 2次側コイル、302a 2次側コイル、302b 2次側コイル、302m センタータップ、304 2次側磁気結合リアクトル、304a 2次側磁気結合リアクトル、304b 2次側磁気結合リアクトル、306 2次側左上アーム、307 2次側左側アーム回路、307m 中点、308 2次側左下アーム、310 2次側右上アーム、311 2次側右側アーム回路、311m 中点、312 2次側右下アーム、333 交流電源、380 第3入出力ポート、390 第4入出力ポート、398 2次側正極母線、399 2次側負極母線、400 変圧器、502、502a,502b,502c,502d,502f,502g,502h,502i,502j,502k 電力変換モード決定処理部、504,504h,504i,504j,504k 位相差φ決定処理部、506,506h,506i,506j,506k オン時間δ決定処理部、508 1次側スイッチング処理部、510 2次側スイッチング処理部、602,604,606,608,610,612 端子、5041h,5041i,5041j,5041k,5043h、5043i,5043j,5043k、5061h,5061i,5061j,5061k、5063h、5063i,5063j,5063k、5065k 加算部、5042h,5042i,5042j,5042k、5062h、5062i,5062j,5062k,5064k PI演算部、5044h,5044i,5044j,5044k 初期位相差φ設定部、5064h,5064i,5064j,5064k、5065k 初期オン時間δ設定部。

Claims (19)

  1. 1次側変換回路の2つの入出力ポートと、
    1次側変換回路と磁気結合する2次側変換回路の2つの入出力ポートとの合計4つの入出力ポートを含む電力変換回路であって、
    任意の2つの入出力ポートの間で電力変換を行うことを特徴とする電力変換回路。
  2. 請求項1に記載の電力変換回路において、
    1次側変換回路は、
    1次側変換回路と2次側変換回路を磁気結合するセンタータップ式の変圧器の1次側コイルと、変圧器の1次側コイルの両端に接続される2つのリアクトルが磁気結合して構成される1次側磁気結合リアクトルと、を有するブリッジ部を含む1次側フルブリッジ回路と、
    1次側フルブリッジ回路の正極母線と負極母線との間に設けられる第1入出力ポートと、
    1次側フルブリッジ回路の負極母線と変圧器の1次側コイルのセンタータップとの間に設けられる第2入出力ポートとを有し、
    2次側変換回路は、
    センタータップ式の変圧器の2次側コイルと、変圧器の2次側コイルの両端に接続される2つのリアクトルが磁気結合して構成される2次側磁気結合リアクトルと、を有するブリッジ部を含む2次側フルブリッジ回路と、
    2次側フルブリッジ回路の正極母線と負極母線との間に設けられる第3入出力ポートと、
    2次側フルブリッジ回路の負極母線と変圧器の2次側コイルのセンタータップとの間に設けられる第4入出力ポートとを有することを特徴とする電力変換回路。
  3. 請求項2に記載の電力変換回路と、
    各入出力ポートのいずれか1つに接続される負荷と、
    各入出力ポートのいずれか1つに接続される第1エネルギ蓄積要素と、
    第1エネルギ蓄積要素が接続される入出力ポートと異なる入出力ポートに接続され、第1エネルギ蓄電要素とは特性の異なる第2エネルギ蓄積要素と、
    を備えることを特徴とする電力変換回路システム。
  4. 請求項3に記載の電力変換回路システムにおいて、
    負荷は、第1エネルギ蓄積要素の出力電力が、1次側変換回路と2次側変換回路のうち第1エネルギ蓄積要素が接続される変換回路によって昇圧された昇圧電力が直接供給される入出力ポートに接続されており、
    第2エネルギ蓄積要素は、1次側変換回路と2次側変換回路のうち第1エネルギ蓄積要素が接続される変換回路とは異なる変換回路の入出力ポートに接続されており、
    電力変換回路システムは、
    第2エネルギ蓄積要素から1次側変換回路及び2次側変換回路を介して負荷に電力を伝送するための制御を行う手段と、
    第2エネルギ蓄積要素から負荷への伝送電力が所定の電力となるように、第2エネルギ蓄積要素から負荷への伝送電力をフィードバックして1次側変換回路と2次側変換回路との間の位相差を調整する手段と、
    第1エネルギ蓄積要素から負荷に供給される昇圧電力が、負荷の要求電力と第2エネルギ蓄積要素から負荷への伝送電力との差分電力となるように第1エネルギ蓄積要素の出力電力を昇圧するための制御を行う手段と、
    負荷の両端電圧が所定の電圧となるように負荷の両端電圧をフィードバックして第1エネルギ蓄積要素の出力電力の昇圧を行なうための昇圧デューティ比を調整する手段と、
    を有する制御部を備えることを特徴とする電力変換回路システム。
  5. 請求項3に記載の電力変換回路システムにおいて、
    負荷は、第1エネルギ蓄積要素の出力電力が、1次側変換回路と2次側変換回路のうち第1エネルギ蓄積要素が接続される変換回路によって昇圧された昇圧電力が直接供給される入出力ポートに接続されており、
    第2エネルギ蓄積要素は、1次側変換回路と2次側変換回路のうち第1エネルギ蓄積要素が接続される変換回路とは異なる変換回路の入出力ポートに接続されており、
    電力変換回路システムは、
    第1エネルギ蓄積要素の出力電力を昇圧するための制御を行う手段と、
    負荷の両端電圧が所定の電圧となるように負荷の両端電圧をフィードバックして第1エネルギ蓄積要素の出力電力の昇圧を行なうための昇圧デューティ比を調整する手段と、
    第2エネルギ蓄積要素から1次側変換回路及び2次側変換回路を介して第1エネルギ蓄積要素に電力を伝送するための制御を行う手段と、
    第1エネルギ蓄積要素の電圧が所定の値となるように第1エネルギ蓄積要素の両端電圧をフィードバックして1次側変換回路と2次側変換回路との間の位相差を調整する手段と、
    を有する制御部を備えることを特徴とする電力変換回路システム。
  6. 請求項3に記載の電力変換回路システムにおいて、
    負荷は、第1エネルギ蓄積要素の出力電力が、1次側変換回路と2次側変換回路のうち第1エネルギ蓄積要素が接続される変換回路によって昇圧された昇圧電力が直接供給される入出力ポートに接続されており、
    第2エネルギ蓄積要素は、1次側変換回路と2次側変換回路のうち第1エネルギ蓄積要素が接続される変換回路とは異なる変換回路の入出力ポートに接続されており、
    電力変換回路システムは、
    第1エネルギ蓄積要素の出力電力を昇圧するための制御を行う手段と、
    負荷の両端電圧が所定の電圧となるように負荷の両端電圧をフィードバックし、さらに、第1エネルギ蓄積要素の電力が所定の電力となるように第1エネルギ蓄積要素の電力をフィードバックして第1エネルギ蓄積要素の出力電力の昇圧を行なうための昇圧デューティ比を調整する手段と、
    第2エネルギ蓄積要素から1次側変換回路及び2次側変換回路を介して負荷へ伝送される伝送電力が、負荷の要求電力と第1エネルギ蓄積要素から負荷へ供給される昇圧電力との差分電力となるように、第2エネルギ蓄積要素から負荷へ電力を伝送するための制御を行う手段と、
    第2エネルギ蓄積要素から負荷への伝送電力が当該差分電力となるように、第2エネルギ蓄積要素から負荷への伝送電力をフィードバックして1次側変換回路と2次側変換回路との間の位相差を調整する手段と、
    を有する制御部を備えることを特徴とする電力変換回路システム。
  7. 請求項3に記載の電力変換回路システムにおいて、
    第1の負荷は、第1エネルギ蓄積要素と同一の入出力ポートに並列に設けられており、
    第2エネルギ蓄積要素は、1次側変換回路と2次側変換回路のうち第1エネルギ蓄積要素が接続される変換回路とは異なる変換回路の入出力ポートに接続されており、
    第2の負荷は、第2エネルギ蓄積要素の出力電力が、1次側変換回路と2次側変換回路のうち第2エネルギ蓄積要素が接続される変換回路によって昇圧された昇圧電力が直接供給される入出力ポートに接続されており、
    電力変換回路システムは、
    第2エネルギ蓄積要素の出力電力を昇圧するための制御を行う手段と、
    第2の負荷の両端電圧が所定の電圧となるように第2の負荷の両端電圧をフィードバックして第2エネルギ蓄積要素の出力電力の昇圧を行なうための昇圧デューティ比を調整する手段と、
    第2エネルギ蓄積要素から1次側変換回路及び2次側変換回路を介して第1の負荷に伝送される伝送電力が所定の電力となるように、第2エネルギ蓄積要素から負荷へ電力を伝送するための制御を行う手段と、
    第2エネルギ蓄積要素から第1の負荷への伝送電力が当該所定の電力となるように第2エネルギ蓄積要素から第1の負荷への伝送電力をフィードバックして1次側変換回路と2次側変換回路との間の位相差を調整する手段と、
    を有する制御部を備えることを特徴とする電力変換回路システム。
  8. 請求項2に記載の電力変換回路と、
    1次側磁気結合リアクトルあるいは2次側磁気結合リアクトルの中点に接続される交流電源と、
    を備えることを特徴とする電力変換回路システム。
  9. 請求項2に記載の電力変換回路と、
    第3入出力ポートに接続される2次側負荷と、
    第3入出力ポートに2次側負荷と並列に接続され、2次側負荷に電力を供給する2次側電源と、
    第1入出力ポートに接続される1次側キャパシタと、
    第2入出力ポートに接続され、1次側キャパシタに電力を供給する1次側電源と、
    2次側電源による2次側負荷への電力供給が不足している場合に、1次側電源による2次側負荷への補助電力を供給させる制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする電力変換回路システム。
  10. 請求項9に記載の電力変換回路システムにおいて、
    1次側キャパシタは、1次側電源および2次側電源に比べて出力特性が優れた大容量キャパシタであり、
    制御部は、
    2次側負荷の要求電力のうち、定常電力成分は2次側電源から2次側負荷に対して供給させ、急峻な過渡電力成分は1次側キャパシタから2次側負荷に対して供給させる制御を行うことを特徴とする電力変換回路システム。
  11. 請求項2に記載の電力変換回路と、
    第3入出力ポートに接続される2次側負荷と、
    第3入出力ポートに2次側負荷と並列に接続され、2次側負荷に電力を供給する2次側電源と、
    第1入出力ポートに接続される1次側負荷と、
    第1入出力ポートに1次側負荷に並列に接続される1次側キャパシタと、
    第2入出力ポートに接続され、1次側負荷に電力を供給する1次側電源と、
    1次側変換回路と2次側変換回路との間で電力の授受を行うための制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする電力変換回路システム。
  12. 請求項11に記載の電力変換回路システムにおいて、
    制御部は、
    1次側電源の出力電力を昇圧するための制御を行う手段と、
    1次側負荷の両端電圧が所定の電圧となるように1次側負荷の両端電圧をフィードバックして1次側電源の出力電力の昇圧を行なうための昇圧デューティ比を調整する手段と、
    1次側電源から1次側変換回路と2次側変換回路とを介して2次側負荷に伝送される伝送電力が所定の電力となるように、1次側電源から2次側負荷へ電力を伝送するための制御を行う手段と、
    1次側電源から2次側負荷への伝送電力が当該所定の電力となるように1次側電源から2次側負荷への伝送電力をフィードバックして1次側変換回路と2次側変換回路との間の位相差を調整する手段と、
    を有することを特徴とする電力変換回路システム。
  13. 請求項2に記載の電力変換回路と、
    第3入出力ポートに接続される2次側負荷と、
    第3入出力ポートに2次側負荷と並列に接続され、2次側負荷に電力を供給する2次側電源と、
    第4入出力ポートに接続される2次側キャパシタと、
    第1入出力ポートに接続される1次側キャパシタと、
    第2入出力ポートに接続される1次側負荷と、
    第2入出力ポートに1次側負荷に並列に接続され、1次側負荷に電力を供給する1次側電源と、
    1次側変換回路と2次側変換回路との間で電力の授受を行うための制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする電力変換回路システム。
  14. 請求項2に記載の電力変換回路と、
    第3入出力ポートに接続される2次側負荷と、
    第4入出力ポートに接続され、2次側負荷に電力を供給する2次側電源と、
    第1入出力ポートに接続される1次側キャパシタと、
    第2入出力ポートに接続される1次側キャパシタに電力を供給する1次側電源と、
    2次側負荷の要求電力のうち、定常電力成分は2次側電源から2次側負荷に対して供給させ、急峻な過渡電力成分は1次側キャパシタから2次側負荷に対して供給させる制御部と、
    を備えることを特徴とする電力変換回路システム。
  15. 請求項2に記載の電力変換回路と、
    第3入出力ポートに接続される2次側負荷と、
    第4入出力ポートに接続される2次側キャパシタと、
    第1入出力ポートに接続される1次側第1容量型電源と、
    第2入出力ポートに接続される1次側第2容量型電源と、
    2次側負荷の要求電力のうち、定常電力成分は1次側第1容量型電源から2次側負荷に対して供給させ、急峻な過渡電力成分は2次側キャパシタから2次側負荷に対して供給させる制御部と、
    を備えることを特徴とする電力変換回路システム。
  16. 請求項2に記載の電力変換回路と、
    第3入出力ポートに接続される2次側負荷と、
    第3入出力ポートに2次側負荷と並列に接続される2次側第1キャパシタと、
    第4入出力ポートに接続される2次側第2キャパシタと、
    第1入出力ポートに接続される1次側負荷と、
    第1入出力ポートに1次側負荷と並列に接続される1次側キャパシタと、
    第2入出力ポートに接続される1次側負荷に電力を供給する1次側電源と、
    1次側変換回路と2次側変換回路との間で電力の授受を行うための制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする電力変換回路システム。
  17. 請求項16に記載の電力変換回路システムにおいて、
    制御部は、
    1次側電源から1次側変換回路と2次側変換回路とを介して2次側負荷へ電力を伝送するための制御を行う手段と、
    1次側電源から2次側負荷への伝送電力が所定の電力となるように、1次側電源から2次側負荷への伝送電力をフィードバックして1次側変換回路と2次側変換回路との間の位相差を調整する手段と、
    2次側第2キャパシタから2次側負荷に供給される昇圧電力が、2次側負荷の要求電力と1次側電源から2次側負荷への伝送電力との差分電力となるように2次側第2キャパシタの出力電力を昇圧するための制御を行う手段と、
    2次側負荷の両端電圧が所定の電圧となるように2次側負荷の両端電圧をフィードバックして2次側第2キャパシタの出力電力の昇圧を行なうための昇圧デューティ比を調整する手段と、
    を有することを特徴とする電力変換回路システム。
  18. 請求項16に記載の電力変換回路システムにおいて、
    制御部は、
    2次側第2キャパシタの出力電力の昇圧を行うための制御を行う手段と、
    2次側負荷の両端電圧が所定の電圧となるように2次側負荷の両端電圧をフィードバックして2次側第2キャパシタの出力電力の昇圧を行なうための昇圧デューティ比を調整する手段と、
    1次側電源から1次側変換回路と2次側変換回路とを介して2次側第2キャパシタに電力を伝送するための制御を行う手段と、
    2次側第2キャパシタの電圧が所定の値となるように2次側第2キャパシタの両端電圧をフィードバックして1次側変換回路と2次側変換回路との間の位相差を調整する手段と、
    を有することを特徴とする電力変換回路システム。
  19. 請求項16に記載の電力変換回路システムにおいて、
    制御部は、
    2次側第2キャパシタの出力電力の昇圧を行うための制御を行う手段と、
    2次側負荷の両端電圧が所定の電圧となるように2次側負荷の両端電圧をフィードバックし、さらに、2次側第2キャパシタの電力が所定の電力となるように2次側第2キャパシタの電力をフィードバックして2次側第2キャパシタの出力電力の昇圧を行なうための昇圧デューティ比を調整する手段と、
    1次側電源から1次側変換回路と2次側変換回路とを介して2次側負荷へ伝送される伝送電力が所定の電力となるように、1次側電源から2次側負荷へ電力を伝送するための制御を行う手段と、
    1次側電源から2次側負荷への伝送電力が当該所定の電力となるように、1次側電源から2次側負荷への伝送電力をフィードバックして1次側変換回路と2次側変換回路との間の位相差を調整する手段と、
    を有することを特徴とする電力変換回路システム。
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