JP2014158376A - 電力変換装置及び電力変換方法 - Google Patents

電力変換装置及び電力変換方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014158376A
JP2014158376A JP2013028357A JP2013028357A JP2014158376A JP 2014158376 A JP2014158376 A JP 2014158376A JP 2013028357 A JP2013028357 A JP 2013028357A JP 2013028357 A JP2013028357 A JP 2013028357A JP 2014158376 A JP2014158376 A JP 2014158376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
primary
power conversion
ports
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013028357A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5807649B2 (ja
Inventor
Takahiro Hirano
高弘 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013028357A priority Critical patent/JP5807649B2/ja
Priority to US14/177,638 priority patent/US9419532B2/en
Priority to CN201410047252.XA priority patent/CN103997214B/zh
Publication of JP2014158376A publication Critical patent/JP2014158376A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5807649B2 publication Critical patent/JP5807649B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
    • H02M3/24Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
    • H02M3/325Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/335Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/33569Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only having several active switching elements
    • H02M3/33576Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only having several active switching elements having at least one active switching element at the secondary side of an isolation transformer
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/32Means for protecting converters other than automatic disconnection
    • H02M1/325Means for protecting converters other than automatic disconnection with means for allowing continuous operation despite a fault, i.e. fault tolerant converters

Abstract

【課題】1次側回路及び2次側回路それぞれに構成される電力変換部が故障しても、ポート間で電力変換することを継続できる、電力変換装置を提供すること。
【解決手段】1次側変換回路10と、1次側変換回路10と変圧器400で磁気結合する2次側変換回路20とを備え、1次側変換回路10の第1及び第2のポートと2次側変換回路20の第3及び第4のポートとを合わせた4つのポートのうち、任意の2つのポート間で、1次側変換回路10及び2次側変換回路20それぞれに構成されるフルブリッジ回路によって電力を変換することが可能な、電力変換装置であって、前記フルブリッジ回路それぞれに構成される複数のアーム回路207,211,307,311のうち故障したアーム回路とは別のアーム回路によって、前記第1及び第2のポート間且つ前記第3及び第4のポート間で電力を変換する、ことを特徴とする、電力変換装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、1次側回路と、前記1次側回路と変圧器を介して磁気結合する2次側回路とを備える、電力変換装置の電力変換技術に関する。
1次側回路と、前記1次側回路と変圧器を介して磁気結合する2次側回路とを備える、電力変換装置の電力変換技術に関する先行技術文献として、例えば特許文献1が知られている。特許文献1の電力変換装置は、1次側回路の2つのポートと2次側回路の2つのポートとを合わせた4つのポートのうち、選択された2つのポート間で、1次側回路及び2次側回路それぞれに構成される電力変換部によって電力を変換することが可能な装置である。
特開2011−193713号公報
しかしながら、特許文献1には、1次側回路及び2次側回路それぞれに構成される電力変換部が故障しても、ポート間で電力変換することを継続する有効な手段が開示されていない。本発明は、1次側回路及び2次側回路それぞれに構成される電力変換部が故障しても、ポート間で電力変換することを継続できる、電力変換装置及び電力変換方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、
1次側回路と、前記1次側回路と変圧器で磁気結合する2次側回路とを備え、
前記1次側回路の第1及び第2のポートと前記2次側回路の第3及び第4のポートとを合わせた4つのポートのうち、任意の2つのポート間で、前記1次側回路及び前記2次側回路それぞれに構成される電力変換部によって電力を変換することが可能な、電力変換装置であって、
前記電力変換部それぞれに構成される複数の電力変換回路部のうち故障した電力変換回路部とは別の電力変換回路部によって、前記第1及び第2のポート間且つ前記第3及び第4のポート間で電力を変換する、ことを特徴とする、電力変換装置を提供するものである。
また、上記目的を達成するため、本発明は、
1次側回路の第1及び第2のポートと前記1次側回路と変圧器で磁気結合する2次側回路の第3及び第4のポートとを合わせた4つのポートのうち、任意の2つのポート間で、前記1次側回路及び前記2次側回路それぞれに構成される電力変換部によって電力を変換する、電力変換方法であって、
前記電力変換部それぞれに構成される複数の電力変換回路部のいずれかが故障した場合、前記複数の電力変換回路部のうち故障した電力変換回路部とは別の電力変換回路部によって、前記第1及び第2のポート間且つ前記第3及び第4のポート間で電力を変換する、ことを特徴とする、電力変換方法を提供するものである。
本発明によれば、1次側回路及び2次側回路それぞれに構成される電力変換部が故障しても、ポート間で電力変換することを継続できる。
一実施形態に係る電力変換装置の構成図 制御回路のブロック図 電力変換方法の制御ロジックのフローチャート 正常時のタイミングチャート 故障時のタイミングチャート
<電力変換回路システム100の構成>
図1は、電力変換回路10を備える電力変換回路システム100を示す図である。電力変換回路システム100は、電力変換回路10と制御回路50(図2参照。詳細説明は後述)とを含んで構成された電力変換装置である。電力変換回路10は、4つの入出力ポートのうちから任意の2つの入出力ポートを選択し、当該2つの入出力ポートの間で電力変換を行う機能を有する。電力変換回路10は、1次側変換回路20と、2次側変換回路30とを含んで構成される。なお、1次側変換回路20と2次側変換回路30とは、変圧器400(センタータップ式変圧器)で磁気結合されている。
1次側変換回路20は、1次側フルブリッジ回路200と、第1入出力ポートPAと、第2入出力ポートPCとを含んで構成された1次側回路である。1次側フルブリッジ回路200は、変圧器400の1次側コイル202と、1次側磁気結合リアクトル204と、1次側第1上アームU1と、1次側第1下アーム/U1と、1次側第2上アームV1と、1次側第2下アーム/V1とを含んで構成された1次側電力変換部である。ここで、1次側第1上アームU1と、1次側第1下アーム/U1と、1次側第2上アームV1と、1次側第2下アーム/V1は、それぞれ、例えば、Nチャネル型のMOSFETと、当該MOSFETの寄生素子であるボディダイオードとを含んで構成されたスイッチング素子である。当該MOSFETに並列にダイオードが追加接続されてもよい。
1次側フルブリッジ回路200は、第1入出力ポートPAの高電位側の端子602に接続される1次側正極母線298と、第1入出力ポートPA及び第2入出力ポートPCの低電位側の端子604に接続される1次側負極母線299とを有している。
1次側正極母線298と1次側負極母線299との間には、1次側第1上アームU1と、1次側第1下アーム/U1とを直列接続した1次側第1アーム回路207が取り付けられている。1次側第1アーム回路207は、1次側第1上アームU1及び1次側第1下アーム/U1のオンオフ動作による電力変換動作が可能な1次側第1電力変換回路部である。さらに、1次側正極母線298と1次側負極母線299との間には、1次側第2上アームV1と、1次側第2下アーム/V1とを直列接続した1次側第2アーム回路211が1次側第1アーム回路207と並列に取り付けられている。1次側第2アーム回路211は、1次側第2上アームV1及び1次側第2下アーム/V1のオンオフ動作による電力変換動作が可能な1次側第2電力変換回路部である。
1次側第1アーム回路207の中点207mと1次側第2アーム回路211の中点211mを接続するブリッジ部分には、1次側コイル202と1次側磁気結合リアクトル204とが設けられている。ブリッジ部分についてより詳細に接続関係について説明すると、1次側第1アーム回路207の中点207mには、1次側磁気結合リアクトル204の1次側第1リアクトル204aの一方端が接続される。そして、1次側第1リアクトル204aの他方端には、1次側コイル202の一方端が接続される。さらに、1次側コイル202の他方端には、1次側磁気結合リアクトル204の1次側第2リアクトル204bの一方端が接続される。それから、1次側第2リアクトル204bの他方端が1次側第2アーム回路211の中点211mに接続される。なお、1次側磁気結合リアクトル204は、1次側第1リアクトル204aと、その1次側第1リアクトル204aと磁気結合する1次側第2リアクトル204bとを含んで構成される。
中点207mは、1次側第1上アームU1と1次側第1下アーム/U1との間の1次側第1中間ノードであり、中点211mは、1次側第2上アームV1と1次側第2下アーム/V1との間の1次側第2中間ノードである。
第1入出力ポートPAは、1次側正極母線298と1次側負極母線299との間に設けられるポートである。第1入出力ポートPAは、端子602と端子604とを含んで構成される。第2入出力ポートPCは、1次側負極母線299と1次側コイル202のセンタータップ202mとの間に設けられるポートである。第2入出力ポートPCは、端子604と端子606とを含んで構成される。
センタータップ202mは、第2入出力ポートPCの高電位側の端子606に接続されている。センタータップ202mは、1次側コイル202に構成される1次側第1巻線202aと1次側第2巻線202bとの中間接続点である。
電力変換回路システム100は、例えば、第1入出力ポートPAに接続された1次側高電圧系負荷LAと、第2入出力ポートPCに接続された1次側低電圧系負荷LC及び1次側低電圧系電源PSCとを含んで構成されている。1次側低電圧系電源PSCは、1次側低電圧系電源PSCと同じ電圧系(例えば、12V系)で動作する1次側低電圧系負荷LCに電力を供給する。また、1次側低電圧系電源PSCは、1次側低電圧系電源PSCと異なる電圧系(例えば、12V系よりも高い48V系)で動作する1次側高電圧系負荷LAに1次側フルブリッジ回路200によって昇圧した電力を供給する。1次側低電圧系電源PSCの具体例として、鉛バッテリ等の2次電池が挙げられる。
2次側変換回路30は、2次側フルブリッジ回路300と、第3入出力ポートPBと、第4入出力ポートPDとを含んで構成された2次側回路である。2次側フルブリッジ回路300は、変圧器400の2次側コイル302と、2次側磁気結合リアクトル304と、2次側第1上アームU2と、2次側第1下アーム/U2と、2次側第2上アームV2と、2次側第2下アーム/V2とを含んで構成された2次側電力変換部である。ここで、2次側第1上アームU2と、2次側第1下アーム/U2と、2次側第2上アームV2と、2次側第2下アーム/V2は、それぞれ、例えば、Nチャネル型のMOSFETと、当該MOSFETの寄生素子であるボディダイオードとを含んで構成されたスイッチング素子である。当該MOSFETに並列にダイオードが追加接続されてもよい。
2次側フルブリッジ回路300は、第3入出力ポートPBの高電位側の端子608に接続される2次側正極母線398と、第3入出力ポートPB及び第4入出力ポートPDの低電位側の端子610に接続される2次側負極母線399とを有している。
2次側正極母線398と2次側負極母線399との間には、2次側第1上アームU2と、2次側第1下アーム/U2とを直列接続した2次側第1アーム回路307が取り付けられている。2次側第1アーム回路307は、2次側第1上アームU2及び2次側第1下アーム/U2のオンオフ動作による電力変換動作が可能な2次側第1電力変換回路部である。さらに、2次側正極母線398と2次側負極母線399との間には、2次側第2上アームV2と、2次側第2下アーム/V2とを直列接続した2次側第2アーム回路311が2次側第1アーム回路307と並列に取り付けられている。2次側第2アーム回路311は、2次側第2上アームV2及び2次側第2下アーム/V2のオンオフ動作による電力変換動作が可能な2次側第2電力変換回路部である。
2次側第1アーム回路307の中点307mと2次側第2アーム回路311の中点311mを接続するブリッジ部分には、2次側コイル302と2次側磁気結合リアクトル304とが設けられている。ブリッジ部分についてより詳細に接続関係について説明すると、2次側第2アーム回路311の中点311mには、2次側磁気結合リアクトル304の2次側第1リアクトル304aの一方端が接続される。そして、2次側第1リアクトル304aの他方端には、2次側コイル302の一方端が接続される。さらに、2次側コイル302の他方端には、2次側磁気結合リアクトル304の2次側第2リアクトル304bの一方端が接続される。それから、2次側第2リアクトル304bの他方端が2次側第1アーム回路307の中点307mに接続される。なお、2次側磁気結合リアクトル304は、2次側第1リアクトル304aと、その2次側第1リアクトル304aと磁気結合する2次側第2リアクトル304bとを含んで構成される。
中点307mは、2次側第1上アームU2と2次側第1下アーム/U2との間の2次側第1中間ノードであり、中点311mは、2次側第2上アームV2と2次側第2下アーム/V2との間の2次側第2中間ノードである。
第3入出力ポートPBは、2次側正極母線398と2次側負極母線399との間に設けられるポートである。第3入出力ポートPBは、端子608と端子610とを含んで構成される。第4入出力ポートPDは、2次側負極母線399と2次側コイル302のセンタータップ302mとの間に設けられるポートである。第4入出力ポートPDは、端子610と端子612とを含んで構成される。
センタータップ302mは、第4入出力ポートPDの高電位側の端子612に接続されている。センタータップ302mは、2次側コイル302に構成される2次側第1巻線302aと2次側第2巻線302bとの中間接続点である。
電力変換回路システム100は、例えば、第3入出力ポートPBに接続された2次側高電圧系負荷LB及び2次側高電圧系電源PSBと、第4入出力ポートPDに接続された2次側低電圧系負荷LDとを含んで構成されている。2次側高電圧系電源PSBは、2次側高電圧系電源PSBと同じ電圧系(例えば、12V系及び48V系よりも高い288V系)で動作する2次側高電圧系負荷LBに電力を供給する。また、2次側高電圧系電源PSBは、2次側高電圧系電源PSBと異なる電圧系(例えば、288V系よりも低い72V系)で動作する2次側低電圧系負荷LDに2次側フルブリッジ回路300によって降圧した電力を供給する。2次側高電圧系電源PSBの具体例として、リチウムイオン電池等の2次電池が挙げられる。
電力変換回路システム100の電力変換回路10は、変圧器400に構成されるコイルの両端を短絡する迂回回路を備えている。このような迂回回路によって、変圧器400が機能しなくなるため、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間の電力伝送を停止させることができる。これにより、詳細は後述するが、1次側変換回路20と2次側変換回路30をそれぞれ任意の昇降圧比で昇降圧動作させることができる。図1には、このような迂回回路として、1次側迂回回路220及び2次側迂回回路320が例示されている。
1次側迂回回路220は、変圧器400に構成される1次側コイル202を経由せずに、1次側磁気結合リアクトル204をセンタータップ202mに直接接続する短絡手段を有している。1次側迂回回路220は、このような短絡手段として、1次側第1巻線202aの両端を短絡可能な1次側第1短絡制御素子X1と、1次側第2巻線202bの両端を短絡可能な1次側第2短絡制御素子Y1とを有している。1次側第1短絡制御素子X1と1次側第2短絡制御素子Y1との中間接続点220bは、センタータップ202mに接続されている。
1次側第1短絡制御素子X1は、例えば、Nチャネル型のMOSFETと、当該MOSFETの寄生素子であるボディダイオードとを含んで構成されたスイッチング素子である。1次側第2短絡制御素子Y1は、例えば、Pチャネル型のMOSFETと、当該MOSFETの寄生素子であるボディダイオードとを含んで構成されたスイッチング素子である。これらの当該MOSFETに並列にダイオードが追加接続されてもよい。
1次側第1短絡制御素子X1がオフからオンに切り替わることによって、1次側第1巻線202aの両端が短絡する。これにより、1次側第1リアクトル204aの一端と1次側第1巻線202aの一端とが接続される上側中間接続点220aを、センタータップ202mに、1次側第1巻線202aを経由せずに直接接続する迂回路が形成される。同様に、1次側第2短絡制御素子Y1がオフからオンに切り替わることによって、1次側第2巻線202bの両端が短絡する。これにより、1次側第2リアクトル204bの一端と1次側第2巻線202bの一端とが接続される下側中間接続点220cを、センタータップ202mに、1次側第2巻線202bを経由せずに直接接続する迂回路が形成される。
また、1次側第1短絡制御素子X1及び1次側第2短絡制御素子Y1が共にオフからオンに切り替わることによって、1次側コイル202の両端(上側中間接続点220aと下側中間接続点220c)が短絡する。
2次側迂回回路320は、変圧器400に構成される2次側コイル302を経由せずに、2次側磁気結合リアクトル304をセンタータップ302mに直接接続する短絡手段を有している。2次側迂回回路320は、このような短絡手段として、2次側第1巻線302aの両端を短絡可能な2次側第1短絡制御素子X2と、2次側第2巻線302bの両端を短絡可能な2次側第2短絡制御素子Y2とを有している。2次側第1短絡制御素子X2と2次側第2短絡制御素子Y2との中間接続点320bは、センタータップ302mに接続されている。
2次側第1短絡制御素子X2は、例えば、Nチャネル型のMOSFETと、当該MOSFETの寄生素子であるボディダイオードとを含んで構成されたスイッチング素子である。2次側第2短絡制御素子Y2は、例えば、Pチャネル型のMOSFETと、当該MOSFETの寄生素子であるボディダイオードとを含んで構成されたスイッチング素子である。これらの当該MOSFETに並列にダイオードが追加接続されてもよい。
2次側第1短絡制御素子X2がオフからオンに切り替わることによって、2次側第1巻線302aの両端が短絡する。これにより、2次側第1リアクトル304aの一端と2次側第1巻線302aの一端とが接続される上側中間接続点320aを、センタータップ302mに、2次側第1巻線302aを経由せずに直接接続する迂回路が形成される。同様に、2次側第2短絡制御素子Y2がオフからオンに切り替わることによって、2次側第2巻線302bの両端が短絡する。これにより、2次側第2リアクトル304bの一端と2次側第2巻線302bの一端とが接続される下側中間接続点320cを、センタータップ302mに、2次側第2巻線302bを経由せずに直接接続する迂回路が形成される。
また、2次側第1短絡制御素子X2及び2次側第2短絡制御素子Y2が共にオフからオンに切り替わることによって、2次側コイル302の両端(上側中間接続点320aと下側中間接続点320c)が短絡する。
電力変換回路システム100の電力変換回路10は、電力変換回路10の所定の部位の電圧をモニタする電圧モニタ部70を備えている。電圧モニタ部70は、例えば、第1入出力ポートPAの電圧、第2入出力ポートPCの電圧、第3入出力ポートPBの電圧、第4入出力ポートPDの電圧をモニタする。また、電圧モニタ部70は、中点207m,211m,307m,311mの電圧をモニタしてもよい。
図2は、制御回路50のブロック図である。制御回路50は、1次側変換回路20の1次側第1上アームU1等の各スイッチング素子と2次側変換回路30の2次側第1上アームU2等の各スイッチング素子のスイッチング制御を行う機能を有する制御部である。制御回路50は、電力変換モード決定処理部502と、位相差φ決定処理部504と、オン時間δ決定処理部506と、1次側スイッチング処理部508と、2次側スイッチング処理部510と、故障検出部512、短絡処理部514とを含んで構成される。制御回路50は、例えば、CPUを内蔵するマイクロコンピュータを備えた電子回路である。
電力変換モード決定処理部502は、図示しない外部信号に基づいて、次に述べる電力変換回路10の電力変換モードA〜Lの中から動作モードを選択して決定する。電力変換モードは、第1入出力ポートPAから入力された電力を変換して第2入出力ポートPCへ出力するモードAと、第1入出力ポートPAから入力された電力を変換して第3入出力ポートPBへ出力するモードBと、第1入出力ポートPAから入力された電力を変換して第4入出力ポートPDへ出力するモードCがある。
そして、第2入出力ポートPCから入力された電力を変換して第1入出力ポートPAへ出力するモードDと、第2入出力ポートPCから入力された電力を変換して第3入出力ポートPBへ出力するモードEと、第2入出力ポートPCから入力された電力を変換して第4入出力ポートPDへ出力するモードFがある。
さらに、第3入出力ポートPBから入力された電力を変換して第1入出力ポートPAへ出力するモードGと、第3入出力ポートPBから入力された電力を変換して第2入出力ポートPCへ出力するモードHと、第3入出力ポートPBから入力された電力を変換して第4入出力ポートPDへ出力するモードIがある。
それから、第4入出力ポートPDから入力された電力を変換して第1入出力ポートPAへ出力するモードJと、第4入出力ポートPDから入力された電力を変換して第2入出力ポートPCへ出力するモードKと、第4入出力ポートPDから入力された電力を変換して第3入出力ポートPBへ出力するモードLがある。
位相差φ決定処理部504は、電力変換回路10をDC−DCコンバータ回路として機能させるために、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間のスイッチング素子のスイッチング周期の位相差φを設定する機能を有する。
オン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20と2次側変換回路30をそれぞれ昇降圧回路として機能させるために、1次側変換回路20と2次側変換回路30のスイッチング素子のオン時間δを設定する機能を有する。
1次側スイッチング処理部508は、電力変換モード決定処理部502と位相差φ決定処理部504とオン時間δ決定処理部506の出力に基づいて、1次側第1上アームU1と、1次側第1下アーム/U1と、1次側第2上アームV1と、1次側第2下アーム/V1の各スイッチング素子をスイッチング制御する機能を有する。
2次側スイッチング処理部510は、電力変換モード決定処理部502と位相差φ決定処理部504とオン時間δ決定処理部506の出力に基づいて、2次側第1上アームU2と、2次側第1下アーム/U2と、2次側第2上アームV2と、2次側第2下アーム/V2の各スイッチング素子をスイッチング制御する機能を有する。
故障検出部512は、電圧モニタ部70(図1参照)等から供給される所定の外部信号に基づいて、1次側フルブリッジ回路200及び2次側フルブリッジ回路300それぞれに構成される複数のアーム回路のいずれかの故障を検出する機能を有する。
故障検出部512は、例えば、1次側変換回路20の所定の部位の電圧を電圧モニタ部70によりモニタして得られた検出信号に基づいて、1次側フルブリッジ回路200に構成される1次側第1アーム回路207及び1次側第2アーム回路211の故障を検出する。故障検出部512は、例えば、中点207mの電圧のモニタ値に基づいて、1次側第1アーム回路207の故障を検出し、中点211mの電圧のモニタ値に基づいて、1次側第2アーム回路211の故障を検出する。
故障検出部512は、例えば、1次側第2下アーム/V1をオフにする指令をした場合に、中点211mの電圧が1次側負極母線299の電圧と等しいとき、1次側第2下アーム/V1のショート故障と判定する。また、故障検出部512は、例えば、1次側第2下アーム/V1をオンにする指令をした場合に、中点211mの電圧が1次側負極母線299の電圧と異なるとき、1次側第2下アーム/V1のオープン故障と判定する。1次側第1下アーム/U1の故障検出についても同様である。
故障検出部512は、例えば、1次側第1上アームU1をオフにする指令をした場合に、中点207mの電圧が1次側正極母線298の電圧と等しいとき、1次側第1上アームU1のショート故障と判定する。故障検出部512は、例えば、1次側第1上アームU1をオンにする指令をした場合に、中点207mの電圧が1次側正極母線298の電圧と異なるとき、1次側第1上アームU1のオープン故障と判定する。1次側第2上アームV1の故障検出についても同様である。
故障検出部512は、例えば、2次側変換回路30の所定の部位の電圧を電圧モニタ部70によりモニタして得られた検出信号に基づいて、2次側フルブリッジ回路300に構成される2次側第1アーム回路307及び2次側第2アーム回路311の故障を検出する。2次側第1アーム回路307及び2次側第2アーム回路311それぞれに構成されるスイッチング素子の故障検出についても、上述と同様でよい。
また、アーム回路の故障検出は、アーム回路に構成されるスイッチング素子の故障検出に限られず、当該スイッチング素子の電極に接続される配線の故障検出(例えば、断線異常検出、他配線とのショート検出)を含んでよい。例えば、アーム回路に構成されるハイサイドスイッチング素子とローサイドスイッチング素子とを両素子の中点を介して結ぶ配線でもよいし、ハイサイドスイッチング素子と正極母線とを結ぶ配線でもよいし、ローサイドスイッチング素子と負極母線とを結ぶ配線でもよい。
短絡処理部514は、故障検出部512の故障検出結果に基づいて、変圧器400に構成されるコイルの両端を短絡制御する機能を有する。
<電力変換回路システム100の動作>
上記電力変換回路システム100の動作について、図1を用いて説明する。例えば、電力変換回路10の電力変換モードをモードFとして動作させることを要求する外部信号が入力されてきた場合には、制御回路50の電力変換モード決定処理部502は、電力変換回路10の電力変換モードをモードFとして決定する。このとき、第2入出力ポートPCに入力された電圧が1次側変換回路20の昇圧機能によって昇圧され、その昇圧された電圧が電力変換回路10のDC−DCコンバータ回路としての機能によって第3入出力ポートPB側へと伝送され、さらに、2次側変換回路30の降圧機能によって降圧されて第4入出力ポートPDから出力される。
ここで、1次側変換回路20の昇降圧機能について詳細に説明する。第2入出力ポートPCと第1入出力ポートPAについて着目すると、第2入出力ポートPCの端子606は、1次側第1巻線202aと、1次側第1巻線202aに直列接続される1次側第1リアクトル204aを介して、1次側第1アーム回路207の中点207mに接続される。そして、1次側第1アーム回路207の両端は、第1入出力ポートPAに接続されているため、第2入出力ポートPCの端子606と第1入出力ポートPAとの間には昇降圧回路が取り付けられていることとなる。
さらに、第2入出力ポートPCの端子606は、1次側第2巻線202bと、1次側第2巻線202bに直列接続される1次側第2リアクトル204bを介して、1次側第2アーム回路211の中点211mに接続される。そして、1次側第2アーム回路211の両端は、第1入出力ポートPAに接続されているため、第2入出力ポートPCの端子606と第1入出力ポートPAとの間には、昇降圧回路が並列に取り付けられていることとなる。なお、2次側変換回路30は、1次側変換回路20とほぼ同様の構成を有する回路であるため、第4入出力ポートPDの端子612と第3入出力ポートPBとの間には、2つの昇降圧回路が並列に接続されていることとなる。したがって、2次側変換回路30は、1次側変換回路20と同様に昇降圧機能を有する。
次に、電力変換回路10のDC−DCコンバータ回路としての機能について詳細に説明する。第1入出力ポートPAと第3入出力ポートPBについて着目すると、第1入出力ポートPAには、1次側フルブリッジ回路200が接続され、第3入出力ポートPBは、2次側フルブリッジ回路300が接続されている。そして、1次側フルブリッジ回路200のブリッジ部分に設けられる1次側コイル202と、2次側フルブリッジ回路300のブリッジ部分に設けられる2次側コイル302とが磁気結合することで、変圧器400(巻き数が1:Nのセンタータップ式変圧器)として機能する。したがって、1次側フルブリッジ回路200と2次側フルブリッジ回路300のスイッチング素子のスイッチング周期の位相差を調整することで、第1入出力ポートPAに入力された電力を変換して第3入出力ポートPBに伝送し、あるいは、第3入出力ポートPBに入力された電力を変換して第1入出力ポートPAに伝送させることができる。
図4は、制御回路50の制御によって、電力変換回路10に与えられる供給電圧に関するタイミングチャートを示す図である。図4において、U1は、1次側第1上アームU1のオンオフ波形であり、V1は、1次側第2上アームV1のオンオフ波形であり、U2は、2次側第1上アームU2のオンオフ波形であり、V2は、2次側第2上アームV2のオンオフ波形である。1次側第1下アーム/U1、1次側第2下アーム/V1、2次側第1下アーム/U2、2次側第2下アーム/V2のオンオフ波形は、それぞれ、1次側第1上アームU1、1次側第2上アームV1、2次側第1上アームU2、2次側第2上アームV2のオンオフ波形を反転した波形である(図示省略)。なお、上下アームの両オンオフ波形間には、上下アームの両方がオンすることで貫通電流が流れないようにデッドタイムが設けられているとよい。また、図4において、ハイレベルがオン状態を表し、ローレベルがオフ状態を表している。
ここで、U1とV1とU2とV2の各オン時間δを変更することで、1次側変換回路20と2次側変換回路30の昇降圧比を変更することができる。例えば、U1とV1とU2とV2の各オン時間δを互いに等しくすることで、1次側変換回路20の昇降圧比と2次側変換回路30の昇降圧比を等しくできる。また、U1とV1との位相差は、180度(π)で動作させ、U2とV2との位相差も180度(π)で動作させる。さらに、U1とU2の位相差φを変更することで、1次側変換回路20と2次側変換回路30の間の電力送電量を調整することができ、位相差φ>0であれば、1次側変換回路20から2次側変換回路30に伝送し、位相差φ<0であれば、2次側変換回路30から1次側変換回路20に伝送することができる。
したがって、例えば、電力変換回路10の電力変換モードをモードFとして動作させることを要求する外部信号が入力されてきた場合に、電力変換モード決定処理部502はモードFを選択することを決定する。そして、オン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20を第2入出力ポートPCに入力された電圧を昇圧して第1入出力ポートPAに出力する昇圧回路として機能させる場合の昇圧比を規定するオン時間δを設定する。なお、2次側変換回路30では、オン時間δ決定処理部506によって設定されたオン時間δによって規定された降圧比で第3入出力ポートPBに入力された電圧を降圧して第4入出力ポートPDに出力する降圧回路として機能する。さらに、位相差φ決定処理部504は、第1入出力ポートPAに入力された電力を所望の電力送電量で第3入出力ポートPBに伝送するための位相差φを設定する。
1次側スイッチング処理部508は、1次側変換回路20を昇圧回路として、かつ、1次側変換回路20をDC−DCコンバータ回路の一部として機能させるように、1次側第1上アームU1と、1次側第1下アーム/U1と、1次側第2上アームV1と、1次側第2下アーム/V1の各スイッチング素子をスイッチング制御する。
2次側スイッチング処理部510は、2次側変換回路30を降圧回路として、かつ、2次側変換回路30をDC−DCコンバータ回路の一部として機能させるように、2次側第1上アームU2と、2次側第1下アーム/U2と、2次側第2上アームV2と、2次側第2下アーム/V2の各スイッチング素子をスイッチング制御する。
上記のように、1次側変換回路20および2次側変換回路30を昇圧回路あるいは降圧回路として機能させることができ、かつ、電力変換回路10を双方向DC−DCコンバータ回路としても機能させることができる。したがって、電力変換モードA〜Lの全てのモードの電力変換を行うことができ、換言すれば、4つの入出力ポートのうちから選択された2つの入出力ポート間で電力変換をすることができる。
<電力変換回路システム100の昇降圧比の制御>
故障検出部512は、1次側フルブリッジ回路200及び2次側フルブリッジ回路300それぞれに構成される複数のアーム回路のいずれにも故障が検出されない場合、故障非検出信号(正常信号)を出力する。短絡処理部514は、故障非検出信号が出力された場合、変圧器400に構成されるコイルの両端が短絡されないように、1次側迂回回路220及び2次側迂回回路320を動作させる。例えば、短絡処理部514は、1次側コイル202の両端が短絡されないように、1次側第1短絡制御素子X1及び1次側第2短絡制御素子Y1を共にオフ状態にする。同様に、短絡処理部514は、2次側コイル302の両端が短絡されないように、2次側第1短絡制御素子X2及び2次側第2短絡制御素子Y2を共にオフ状態にする。
オン時間δ決定処理部506は、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間の電力伝送を正常に動作させるため、1次側変換回路20と2次側変換回路30の昇降圧比が互いに等しくなるように、U1とV1とU2とV2の各オン時間δを互いに等しくする(図4参照。各オン時間δ=1次側オン時間δ1=2次側オン時間δ2=時間値α)。
1次側変換回路20の昇降圧比は、フルブリッジ回路200に構成されるスイッチング素子のスイッチング周期Tに占めるオン時間δの割合であるデューティ比によって決まる。同様に、2次側変換回路30の昇降圧比は、フルブリッジ回路300に構成されるスイッチング素子のスイッチング周期Tに占めるオン時間δの割合であるデューティ比によって決まる。1次側変換回路20の昇降圧比は、第1入出力ポートPAと第2入出力ポートPCとの間の変圧比であり、2次側変換回路30の昇降圧比は、第3入出力ポートPBと第4入出力ポートPDとの間の変圧比である。
したがって、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間の電力伝送が行われる場合、例えば、
1次側変換回路20の昇降圧比
=第2入出力ポートPCの電圧/第1入出力ポートPAの電圧
=δ1/T=α/T
2次側変換回路30の昇降圧比
=第4入出力ポートPDの電圧/第3入出力ポートPBの電圧
=δ2/T=α/T
と表される。つまり、1次側変換回路20と2次側変換回路30の昇降圧比は互いに同じ値(=α/T)である。
なお、図4のオン時間δ1は、1次側第1上アームU1及び1次側第2上アームV1のオン時間を表し、図4のオン時間δ2は、2次側第1上アームU2及び2次側第2上アームV2のオン時間を表す。
一方、故障検出部512は、1次側フルブリッジ回路200及び2次側フルブリッジ回路300それぞれに構成される複数のアーム回路のいずれかの故障が検出された場合、故障検出信号(異常信号)を出力する。
電力変換モード決定処理部502は、故障検出信号が出力された場合、1次側変換回路20の動作モードを、1次側のポート間で電力変換するモードに設定するとともに、2次側変換回路30の動作モードを、2次側のポート間で電力変換するモードに設定する。これにより、1次側フルブリッジ回路200は、第1入出力ポートPAと第2入出力ポートPCとの間で電力変換を行い、2次側フルブリッジ回路300は、第3入出力ポートPBと第4入出力ポートPDとの間で電力変換を行う。
また、電力変換モード決定処理部502は、故障検出信号が出力された場合、電力変換回路10の動作モードを、フルブリッジ回路200,300それぞれに構成される複数のアーム回路のうち故障したアーム回路とは別のアーム回路によって電力変換するモードに設定する。
例えば、電力変換モード決定処理部502は、複数のアーム回路の中で故障したアーム回路が存在するフルブリッジ回路の動作モードを、故障したアーム回路と対になるアーム回路によって電力変換するモードに設定する。例えば、1次側第2アーム回路211のみの故障が検出された場合、1次側フルブリッジ回路200は、1次側第1アーム回路207に構成されるスイッチング素子をオンオフすることによって、第1入出力ポートPAと第2入出力ポートPCとの間で電力変換を行う。また、例えば、1次側第2アーム回路211及び2次側第1アーム回路307の故障が検出された場合、1次側フルブリッジ回路200は、1次側第1アーム回路207による電力変換を行うとともに、2次側フルブリッジ回路300は、2次側第2アーム回路311による電力変換を行う。
一方、電力変換モード決定処理部502は、複数のアーム回路の中で故障したアーム回路が存在しないフルブリッジ回路の動作モードを、当該フルブリッジ回路に構成される2つの全てのアーム回路によって電力変換するモードに設定する。例えば、1次側第2アーム回路211の故障が検出された場合、2次側フルブリッジ回路300は、2次側第1アーム回路307及び2次側第2アーム回路311それぞれに構成されるスイッチング素子をオンオフすることによって、第3入出力ポートPBと第4入出力ポートPDとの間で電力変換を行う。
このような制御により、1次側フルブリッジ回路200及び2次側フルブリッジ回路300に構成される一部のアーム回路が故障しても、1次側のポート間で電力変換することを継続できるとともに、2次側のポート間で電力変換することを継続できる。また、一部のアーム回路が故障しても、ポートへの電力供給が停止することを防止できる。
また、短絡処理部514は、故障検出信号が出力された場合、変圧器400に構成されるコイルの両端が短絡されるように、1次側迂回回路220及び2次側迂回回路320を短絡動作させる。例えば、短絡処理部514は、1次側コイル202の両端が短絡されるように、1次側第1短絡制御素子X1及び1次側第2短絡制御素子Y1を共にオン状態にする。同様に、短絡処理部514は、2次側コイル302の両端が短絡されるように、2次側第1短絡制御素子X2及び2次側第2短絡制御素子Y2を共にオン状態にする。
1次側コイル202及び2次側コイル302の両端が短絡されることで、変圧器400による電力伝送が機能しないため、短絡処理部514は、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間の電力伝送を停止させる。
1次側コイル202及び2次側コイル302の両端が短絡されることにより、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間の磁気結合が切り離される。1次側の入出力ポートと2次側の入出力ポートには、それぞれに、少なくとも一つの電源が接続されている(図1の場合、1次側ポートには1次側低電圧系電源PSCが接続され、2次側ポートには2次側高電圧系電源PSBが接続されている)。このため、1次側と2次側で、それぞれ独立に電力変換が行われることにより、一部のアーム回路が故障しても、4つ全てのポートの電圧を一時的に確保できる。
また、1次側コイル202及び2次側コイル302の両端が短絡されることにより、オン時間δ決定処理部506は、図5に示されるように、オン時間δ1とオン時間δ2とを、それぞれ任意の値に変更することができる。そのため、1次側変換回路20と2次側変換回路30を任意の昇降圧比で昇降圧動作させることができる。このとき、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間の電力伝送は行われないため、位相差φは任意の値でよい(図5は、φ=0のときを示している)。
したがって、1次側変換回路20と2次側変換回路30の昇降圧比を互いに異なる値に制御する場合、例えば、
1次側変換回路20の昇降圧比
=第2入出力ポートPCの電圧/第1入出力ポートPAの電圧
=δ1/T=γ/T
2次側変換回路30の昇降圧比
=第4入出力ポートPDの電圧/第3入出力ポートPBの電圧
=δ2/T=β/T
と表される(β,γは、時間値を表す)。
なお、図5において、オン時間δ1は、1次側第1上アームU1及び1次側第2上アームV1のオン時間を表し、オン時間δ2は、2次側第1上アームU2及び2次側第2上アームV2のオン時間を表す。
このように、1次側変換回路20と2次側変換回路30をそれぞれ任意の昇降圧比で昇降圧動作させることができる。また、1次側コイル202及び2次側コイル302の両端を短絡することにより、1次側コイル202及び2次側コイル302の損失なしに昇降圧動作させることができるため、昇降圧の効率が上がる。
図3は、制御回路50で実行される制御ロジックのフローチャートの一例である。
ステップS10において、故障検出部512は、1次側フルブリッジ回路200及び2次側フルブリッジ回路300に構成される8つのスイッチング素子のいずれかに故障が発生したか否かを判定する。
ステップS20において、短絡処理部514は、8つのスイッチング素子のいずれかの故障が検出された場合、1次側の短絡制御素子X1,Y1及び2次側の短絡制御素子X2,Y2を全てオフからオンに切り替える(図5参照)。これにより、1次側コイル202及び2次側コイル302の両端が短絡されるため、1次側変換回路20と2次側変換回路30との間で、フルブリッジ回路に構成されるアーム回路の故障時に電力を伝送することが停止する。この電力伝送の停止と略同時に、電力変換モード決定処理部502は、1次側変換回路20の動作モードを、1次側のポート間で電力変換するモードに設定するとともに、2次側変換回路30の動作モードを、2次側のポート間で電力変換するモードに設定する。
ステップS20において、位相差φ決定処理部504は、位相差φを零に設定する(ただし、設定値は任意でよい)。
ステップS20において、オン時間δ決定処理部506は、故障したアーム回路に構成される故障したスイッチング素子と対になるスイッチング素子をオフするため、当該対になるスイッチング素子のオン時間δを零に設定する。例えば、故障した素子がハイサイドのスイッチング素子であれば、ローサイドのスイッチング素子がオフされ、故障した素子がローサイドのスイッチング素子であれば、ハイサイドのスイッチング素子がオフされる。この制御により、ショート故障のスイッチング素子と対になるスイッチング素子がオンすることにより、上下のスイッチング素子に貫通電流が流れることを防止できる。図5には、1次側第2下アーム/V1の故障が検出された場合、1次側第2下アーム/V1と対になる1次側第2上アームV1がオフする例が示されている。
そして、1次側スイッチング処理部508及び2次側スイッチング処理部510は、故障したスイッチング素子以外の残りのスイッチング素子をオンオフさせることによって、1次側のポート間の電力変換及び2次側のポート間の電力変換を実行する。
一方、電圧モニタ部70は、バッテリ等の外部電源が接続されているポートの電圧をモニタしている。ステップS30〜S60の処理では、オン時間δ決定処理部506は、そのモニタ電圧値が、バッテリ等の外部電源が放電されて充電量が所定の閾値まで減ってきたことを表す所定値以下になった場合、オン時間δを変化させる(大きくする)。
これにより、第1入出力ポートPAと第2入出力ポートPCとの間の1次側ポート間の昇降圧比、又は第3入出力ポートPBと第4入出力ポートPDとの間の2次側ポート間の昇降圧比を小さくできる。この制御により、昇降圧比が小さくなったフルブリッジ回路の消費電力を低減でき、電圧が所定電圧値以下と検出されたポートに接続されるバッテリ等の外部電源の電力消費量を抑えることができる。
ステップS30において、オン時間δ決定処理部50は、2次側高電圧系電源PSBが接続された第3入出力ポートPBの電圧PBVが所定値VthBよりも小さくなければ、2次側のオン時間δ2をαのまま変更しない。一方、オン時間δ決定処理部50は、電圧PBVが所定値VthBよりも小さいとき、オン時間δ2をαからβに変更する(ステップS40及び図4,図5参照。βはαよりも大きい)。
同様に、ステップS50において、オン時間δ決定処理部50は、1次側低電圧系電源PSCが接続された第2入出力ポートPCの電圧PBCが所定値VthCよりも小さくなければ、1次側のオン時間δ1をαのまま変更しない。一方、オン時間δ決定処理部50は、電圧PBCが所定値VthCよりも小さいとき、オン時間δ1をαからγに変更する(ステップS60及び図4,図5参照。γはαよりも大きい)。
なお、昇降圧比を小さくしすぎると、各入出力ポートに接続される負荷が動作できなくなる可能性があるので、昇降圧比は、各入出力ポートの電圧が、負荷に応じて決まっている最低作動電圧以上になるように設定されることが好ましい。1次側と2次側が切り離されているため、昇降圧比は、1次側と2次側でそれぞれ任意に設定されてよい。
アーム回路に故障が無い本来の正常状態であれば、1次側と2次側はお互いに電力伝送することで、各入出力ポートに接続されるバッテリ等の外部電源を充電できる。しかしながら、1次側と2次側を切り離すと、1次側と2次側との間での充電ができなくなる。そのため、バッテリ等の外部電源の充電量が減ってきた場合に、性能がある程度犠牲になっても、消費電力を抑えることで、電力変換が不動作となることを防止できる(フェールセーフ制御)。
本実施形態をいわゆるハイブリッド車に適用しる場合、高圧バッテリである2次側高電圧系電源PSBは、第3入出力ポートPBに接続されるインバータからの充電があるため、その充電量が減りにくい。これに対し、低圧の補機バッテリである1次側低電圧系電源PSCは、2次側からの電力供給量が比較的大きいため、1次側と2次側が切り離された状態では、その充電量が減りやすい。したがって、本制御によって、ユーザが車両を修理工場等に持ち込むまで、できるだけ長い時間、外部電源の電力消費量を抑制することができる。
1次側と2次側で昇降圧比が同じであると、蓄電量が充分なバッテリも昇降圧比が小さくなってしまい、商品性が低下するおそれがある。しかしながら、各入出力ポートに接続されたバッテリ等の外部電源の電圧状態(充電状態)に応じて、昇降圧比を任意の値に変更することができるため、商品性が向上する。
以上、電力変換装置及び電力変換方法を実施形態例により説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではない。他の実施形態例の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、上述の実施形態では、スイッチング素子の一例として、オンオフ動作する半導体素子であるMOSFETを挙げた。しかしながら、スイッチング素子は、例えば、IGBT、MOSFETなどの絶縁ゲートによる電圧制御型パワー素子でもよいし、バイポーラトランジスタでもよい。
また、上述の実施形態では、昇降圧比を1次側と2次側とで異なる値に変更する場合、1次側迂回回路220と2次側迂回回路320の両方を短絡動作させているが、いずれか一方のみを短絡動作させてもよい。
また、フルブリッジ回路に構成される一方のアーム回路の上下アームをいずれもオフにした状態で、他方のアーム回路で昇降圧動作させる場合、その他方のアーム回路の中点とセンタータップとの間に挿入された短絡制御素子のみをオンさせてもよい。
例えば図1において、1次側第2上アームV1と1次側第2下アーム/V1をオフにした状態で、1次側第1アーム回路207で昇降圧動作させる場合、中点207mとセンタータップ202mとの間の迂回路上に挿入された1次側第1短絡制御素子X1のみをオンさせてもよい。これにより、変圧器400に構成される1次側第1巻線202aの両端を短絡させることができる。この場合、1次側第2短絡制御素子Y1はオフのままでもよいし、1次側第2短絡制御素子Y1自体が無くてもよい。同様に、1次側第1上アームU1と1次側第1下アーム/U1をオフにした状態で、1次側第2アーム回路211で昇降圧動作させる場合、中点211mとセンタータップ202mとの間の迂回路上に挿入された1次側第2短絡制御素子Y1のみをオンさせてもよい。これにより、変圧器400に構成される1次側第2巻線202bの両端を短絡させることができる。この場合、1次側第1短絡制御素子X1はオフのままでもよいし、1次側第1短絡制御素子X1自体が無くてもよい。なお、2次側についても同様である。このような制御によって、1次側と2次側との間で、アーム回路の故障時に電力を伝送することを停止できる。
また、昇降圧比を1次側と2次側とで異なる値に変更する場合、1次側のスイッチング周期Tと2次側のスイッチング周期Tを互いに異ならせることにより1次側と2次側のデューティ比を異ならせてもよい(図5参照)。
また、第1入出力ポートPAに電源が接続されてもよいし、第4入出力ポートPDに電源が接続されてもよい。また、第2入出力ポートPCに電源が接続されなくてもよいし、第3入出力ポートPBに電源が接続されなくてもよい。
10 電力変換回路
20 1次側変換回路
30 2次側変換回路
50 制御回路
70 電圧モニタ部
100 電力変換回路システム
200 1次側フルブリッジ回路
202 1次側コイル
204 1次側磁気結合リアクトル
207 1次側第1アーム回路
211 1次側第2アーム回路
207m,211m 中点
220 1次側迂回回路
298 1次側正極母線
299 1次側負極母線
300 2次側フルブリッジ回路
302 2次側コイル
304 2次側磁気結合リアクトル
307 2次側第1アーム回路
311 2次側第2アーム回路
307m,311m 中点
320 2次側迂回回路
398 2次側正極母線
399 2次側負極母線
400 変圧器
PA 第1入出力ポート
PB 第3入出力ポート
PC 第2入出力ポート
PD 第4入出力ポート
U*,V* 上アーム
/U*,/V* 下アーム
X1,X2,Y1,Y2 短絡制御素子

Claims (11)

  1. 1次側回路と、前記1次側回路と変圧器で磁気結合する2次側回路とを備え、
    前記1次側回路の第1及び第2のポートと前記2次側回路の第3及び第4のポートとを合わせた4つのポートのうち、任意の2つのポート間で、前記1次側回路及び前記2次側回路それぞれに構成される電力変換部によって電力を変換することが可能な、電力変換装置であって、
    前記電力変換部それぞれに構成される複数の電力変換回路部のうち故障した電力変換回路部とは別の電力変換回路部によって、前記第1及び第2のポート間且つ前記第3及び第4のポート間で電力を変換する、ことを特徴とする、電力変換装置。
  2. 前記1次側回路と前記2次側回路との間で電力変換部の故障時に電力を伝送することを停止する、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記変圧器に構成されるコイルの両端を短絡することによって、前記故障時に電力を伝送することを停止する、請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記第1及び第2のポート間と前記第3及び第4のポート間との少なくとも一方のポート間の変圧比を小さくする、請求項1から3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  5. 前記第1及び第2のポート間と前記第3及び第4のポート間のうち所定電圧値以下のポートを含むポート間の変圧比を小さくする、請求項1から4のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. 前記第1及び第2のポート間と前記第3及び第4のポート間のうち外部電源が接続されるポートを含むポート間の変圧比を小さくする、請求項1から5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  7. 前記電力変換部は、フルブリッジ回路である、請求項1から6のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  8. 前記複数の電力変換回路部は、前記フルブリッジ回路に構成される複数のアーム回路である、請求項7に記載の電力変換装置。
  9. 前記複数のアーム回路の中で故障したアーム回路が存在する前記フルブリッジ回路は、前記故障したアーム回路と対になるアーム回路によって、電力を変換する、請求項8に記載の電力変換装置。
  10. 前記故障したアーム回路に構成される故障したスイッチング素子と対になるスイッチング素子がオフする、請求項9に記載の電力変換装置。
  11. 1次側回路の第1及び第2のポートと前記1次側回路と変圧器で磁気結合する2次側回路の第3及び第4のポートとを合わせた4つのポートのうち、任意の2つのポート間で、前記1次側回路及び前記2次側回路それぞれに構成される電力変換部によって電力を変換する、電力変換方法であって、
    前記電力変換部それぞれに構成される複数の電力変換回路部のいずれかが故障した場合、前記複数の電力変換回路部のうち故障した電力変換回路部とは別の電力変換回路部によって、前記第1及び第2のポート間且つ前記第3及び第4のポート間で電力を変換する、ことを特徴とする、電力変換方法。
JP2013028357A 2013-02-15 2013-02-15 電力変換装置及び電力変換方法 Active JP5807649B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013028357A JP5807649B2 (ja) 2013-02-15 2013-02-15 電力変換装置及び電力変換方法
US14/177,638 US9419532B2 (en) 2013-02-15 2014-02-11 Electric power conversion system and electric power conversion method for stopping power upon a failure
CN201410047252.XA CN103997214B (zh) 2013-02-15 2014-02-11 电力变换系统和电力变换方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013028357A JP5807649B2 (ja) 2013-02-15 2013-02-15 電力変換装置及び電力変換方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014158376A true JP2014158376A (ja) 2014-08-28
JP5807649B2 JP5807649B2 (ja) 2015-11-10

Family

ID=51311251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013028357A Active JP5807649B2 (ja) 2013-02-15 2013-02-15 電力変換装置及び電力変換方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9419532B2 (ja)
JP (1) JP5807649B2 (ja)
CN (1) CN103997214B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016103891A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置
JP2018064432A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 トヨタ自動車株式会社 故障判断装置

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5807649B2 (ja) * 2013-02-15 2015-11-10 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置及び電力変換方法
JP5790709B2 (ja) * 2013-05-21 2015-10-07 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置及び電力変換方法
JP2015204639A (ja) * 2014-04-10 2015-11-16 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置及びその制御方法
JP6102898B2 (ja) * 2014-11-27 2017-03-29 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置
JP6135663B2 (ja) * 2014-12-26 2017-05-31 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置及び電力変換方法
JP6237697B2 (ja) * 2015-05-12 2017-11-29 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置の制御方法及び電力変換装置
JP6926708B2 (ja) * 2017-06-14 2021-08-25 住友電気工業株式会社 車載通信システム、スイッチ装置、通信制御方法および通信制御プログラム
JP7079934B2 (ja) * 2018-11-15 2022-06-03 株式会社Soken 電力変換装置
IL264042B (en) * 2018-12-31 2020-07-30 Doron Eyal Systems and methods for regulating force withdrawal from inspiratory force

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008228517A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Toshiba Corp 無停電電源装置
JP2011193713A (ja) * 2010-02-17 2011-09-29 Toyota Central R&D Labs Inc 電力変換回路及び電力変換回路システム
JP2012175885A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Nec Computertechno Ltd 電源装置

Family Cites Families (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4156273A (en) * 1976-10-07 1979-05-22 Sanyo Electric Co., Ltd. Protection of a switching regulator
DE3319306C2 (de) * 1983-05-27 1985-04-04 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Fehlererkennungsschaltung für parallel auf einen Verbraucher speisende Stromversorgungsgeräte
US4766364A (en) * 1987-11-04 1988-08-23 International Business Machines Corporation Parallel power systems
DE3840406A1 (de) * 1987-11-30 1989-06-08 Gold Star Co Schutzschaltung fuer eine schaltmodus-stromversorgungsschaltung
JPH0371590A (ja) * 1989-08-09 1991-03-27 Toshiba Corp 電子レンジ
US5488531A (en) * 1994-06-30 1996-01-30 Tandem Computers Incorporated Redundant power mixing element with fault detection for DC-to-DC converter
JP3113159B2 (ja) * 1994-11-14 2000-11-27 富士通株式会社 電源装置
US5894413A (en) * 1997-01-28 1999-04-13 Sony Corporation Redundant power supply switchover circuit
US5875104A (en) * 1997-06-26 1999-02-23 Vlt Corporation Operating switching power converters in a phased power sharing array
US5894415A (en) * 1997-12-05 1999-04-13 Lucent Technologies, Inc. Fault tolerant power supply including a switching mechanism for controlling the operation of plural voltage converters in response to changing input voltage levels
US6031743A (en) * 1998-10-28 2000-02-29 International Business Machines Corporation Fault isolation in a redundant power converter
US6362982B1 (en) * 2000-09-19 2002-03-26 Transfab Transformer Inc. Fault tolerant and conversion efficient power converter
US6317346B1 (en) * 2000-11-09 2001-11-13 At&T Corporation Redundant multiphase power supplies for common load device
US6385060B1 (en) * 2000-12-21 2002-05-07 Semiconductor Components Industries Llc Switching power supply with reduced energy transfer during a fault condition
JP3374917B2 (ja) * 2001-02-16 2003-02-10 サンケン電気株式会社 スイッチング電源装置
US6737763B2 (en) * 2001-12-17 2004-05-18 Cloudshield Technologies, Inc. Intelligent load sharing with power limiting scheme for multiple power supplies connected to a common load
US7359223B2 (en) * 2005-03-30 2008-04-15 General Electric Company Power converter system and method
CN100454710C (zh) * 2005-05-13 2009-01-21 崇贸科技股份有限公司 过电压保护装置
US7245510B2 (en) * 2005-07-07 2007-07-17 Power Integrations, Inc. Method and apparatus for conditional response to a fault condition in a switching power supply
RU2396664C2 (ru) * 2006-01-18 2010-08-10 Абб Текнолоджи Лтд. Преобразовательная подстанция
US8039989B2 (en) * 2007-11-27 2011-10-18 International Business Machines Corporation Apparatus, system, and method for a low cost multiple output redundant power supply
US20090168469A1 (en) * 2007-12-28 2009-07-02 International Business Machines Corporation Apparatus, system, and method for a low cost fault-tolerant power supply
JP2009177990A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Hitachi Ltd スイッチング電源装置及びこれを用いた電気機器
DE102008036810A1 (de) * 2008-08-07 2010-02-18 Siemens Aktiengesellschaft Steuerverfahren zur Redundanznutzung im Störungsfall eines mehrphasigen Stromrichters mit verteilten Energiespeichern
US8976554B2 (en) * 2012-09-18 2015-03-10 Siemens Corporation Control for fault-bypass of cascaded multi-level inverter
JP5741558B2 (ja) * 2012-11-09 2015-07-01 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置
JP5682611B2 (ja) * 2012-11-09 2015-03-11 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置及び電力変換装置の故障検出方法
US9306446B2 (en) * 2012-12-07 2016-04-05 Atmel Corporation Fault protection and correction of line and load faults
JP5807649B2 (ja) * 2013-02-15 2015-11-10 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置及び電力変換方法
JP5807659B2 (ja) * 2013-05-21 2015-11-10 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置及び電力変換方法
JP5790708B2 (ja) * 2013-05-21 2015-10-07 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置及び電力変換方法
JP5971269B2 (ja) * 2014-02-07 2016-08-17 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置及び電力変換方法
JP5929943B2 (ja) * 2014-02-21 2016-06-08 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置及び電力変換方法
JP5958487B2 (ja) * 2014-03-11 2016-08-02 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置及び電力変換方法
JP2015202001A (ja) * 2014-04-09 2015-11-12 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置及び電力変換方法
JP5928519B2 (ja) * 2014-04-09 2016-06-01 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置及び電力変換方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008228517A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Toshiba Corp 無停電電源装置
JP2011193713A (ja) * 2010-02-17 2011-09-29 Toyota Central R&D Labs Inc 電力変換回路及び電力変換回路システム
JP2012175885A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Nec Computertechno Ltd 電源装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016103891A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置
JP2018064432A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 トヨタ自動車株式会社 故障判断装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9419532B2 (en) 2016-08-16
US20140233265A1 (en) 2014-08-21
CN103997214B (zh) 2016-09-14
JP5807649B2 (ja) 2015-11-10
CN103997214A (zh) 2014-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5807649B2 (ja) 電力変換装置及び電力変換方法
JP5741558B2 (ja) 電力変換装置
JP5682611B2 (ja) 電力変換装置及び電力変換装置の故障検出方法
JP6003932B2 (ja) 電力変換装置及びその起動方法
US20150295504A1 (en) Electric power conversion apparatus and method of controlling the same
JP6135663B2 (ja) 電力変換装置及び電力変換方法
US9602007B2 (en) Power conversion apparatus
JP2017517239A (ja) スイッチング電源及び該スイッチング電源を制御する方法
KR101734210B1 (ko) 양방향 직류-직류 컨버터
US10193464B2 (en) DC-DC converter
US9537414B2 (en) Power conversion apparatus that switches electrode connection when a short-circuit is detected
JP2015202002A (ja) 電力変換装置
JP2014158403A (ja) 電源装置及び制御方法
JP2014171313A (ja) Dc/dcコンバータ
CN107615634B (zh) 电力转换装置以及使用电力转换装置的电源系统
JP2016123197A (ja) 電力変換装置
KR101769335B1 (ko) 멀티 토플러지를 이용한 dc/dc 컨버터
CA2996871C (en) Power converting device and method of controlling power converting device
WO2011155085A1 (ja) 電力伝達用絶縁回路および電力変換装置
WO2022077262A1 (zh) 双向谐振电路和汽车
JP5320816B2 (ja) 電力変換回路
JP7341020B2 (ja) 双方向dc/dcコンバータ
JP2011250669A (ja) 電力変換装置及びその制御装置
WO2014199206A1 (en) Power supply system, and control method therefor
JP2022138710A (ja) Dc-dcコンバータおよび車両

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150811

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150824

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5807649

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151