JP2001211645A - 直流電源装置 - Google Patents

直流電源装置

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JP2001211645A
JP2001211645A JP2000017995A JP2000017995A JP2001211645A JP 2001211645 A JP2001211645 A JP 2001211645A JP 2000017995 A JP2000017995 A JP 2000017995A JP 2000017995 A JP2000017995 A JP 2000017995A JP 2001211645 A JP2001211645 A JP 2001211645A
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Kenji Kubo
謙二 久保
Hisahiro Nomura
尚弘 野村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入出力電力を広範囲に制御できる直流電源装置
を提供する。 【解決手段】複数の双方向動作可能な絶縁電源を直列、
あるいは並列に組合せることにより、直流電力の出力、
あるいは入力を、広範囲の電圧,電流領域で実行できる
ようにしたことを特徴とする直流電源装置。 【効果】絶縁された双方向動作可能な絶縁電源の電圧、
あるいは電流を加算した結果を直流負荷に入出力できる
ため、特に、零出力電圧領域での制御分解能を向上で
き、電圧、あるいは電流を広範囲領域に於て高精度に制
御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流負荷への直流
電力の出力、あるいは、直流負荷からの直流電力の入力
が可能な直流電源で、特に、広範囲の直流電圧、あるい
は直流電流において、直流電力の入出力が可能な直流電
源装置に関する。ここで、直流負荷として電力蓄積手段
を接続した場合、直流電力の出力は電力蓄積手段への充
電,直流電力の入力は電力蓄積手段からの放電に対応す
る。電力蓄積手段としては、リチウムイオン二次電池や
ニッケル水素二次電池などの各種二次電池や電気二重層
蓄電器などがある。また、太陽光発電手段や燃料電池な
どからの放電手段にも活用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、直流電源の出力電流、あるいは出
力電圧を増大し、大容量出力化する方法として、特開平
11−215824号や特開平11−215841号に
あるように、二つの絶縁された直流電源を設け、両者の
出力を並列に接続するものが知られている。これによ
り、大容量化できることに加え、二つの直流電源での高
周波変換のスイッチング位相をずらすことによる電流リ
プルを低減できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで直流電源では、
それを構成する電力変換回路の特性から、特に、出力電
圧や出力電流が零出力領域での連続的な制御が難しいこ
とが知られている。従来技術では、並列接続による装置
容量の拡大は可能となるが、出力電圧や出力電流を零出
力領域まで高精度に制御できる方式は無い。また、従来
技術による直流電源では、直流負荷から入力した直流電
力を電源回生する機能を持っていないため、装置側で電
力消費する回路が必要となり、装置が大型化する。本発
明の目的は、入出力電力を広範囲に制御可能で、かつ、
入力電力の電源回生が可能な双方向動作の直流電源装置
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、直流負荷への直流電力の出力、および、直流負荷か
らの直流電力の入力が可能な直流電源を設け、前記、直
流電源の直列接続により、双方向動作が可能な直流電源
を構成する。このため、直流電圧源の電圧を双方向に高
周波電圧に変換する手段と、高周波トランスと、高周波
トランスの出力を双方向に直流電圧源の電圧に変換する
手段と、その出力を双方向に制御する変換回路により、
絶縁された直流電源を構成する。2つの絶縁された直流
電源の出力電圧を直列接続して直流負荷に供給するよう
にする。また、直列接続された直流電源を直列接続単位
で並列接続する。
【0005】2つの絶縁された直流電源の直列接続によ
り、広範囲に直流電圧、直流電流を制御できる。また、
正負に電圧、電流を制御可能にできるので、直流電源か
ら直流負荷への直流電力出力だけでなく、直流電力入力
側への連続的な切り替えを達成できる。更に、入力され
た直流電力を絶縁トランスを介して電源側に回生できる
ため、入力電力を装置側で消費する必要がなくなり、装
置を小形化できる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例を図1によ
り説明する。1が三相交流電源、2が本発明による直流
電源装置、3が直流負荷をそれぞれ表す。本実施例で
は、直流負荷は電力蓄積手段として二次電池が多直列接
続されたものとし、直流電源装置3により電力蓄積手段
を充電および放電する場合について説明する。直流電源
装置3は、三相電圧形コンバータ4および平滑コンデン
サ5と、フルブリッジインバータ6,高周波トランス
7,フルブリッジコンバータ8,平滑コンデンサ9とで
構成される第1の絶縁電源と、フルブリッジインバータ
10,高周波トランス11,ハーフブリッジコンバータ
12,平滑コンデンサ131,132,ハーフブリッジ
コンバータ14,リアクトル15,平滑コンデンサ16
とで構成される第2の絶縁電源とから成る。前記第1の
絶縁電源の電圧をVc,前記第2の絶縁電源の出力電圧
をVaとしたとき、直流負荷3にはVcとVaとの和が
印加される。
【0007】ここで、三相電圧形コンバータ4はIGB
T(Insulated Gate BipolarTransistor)をスイッチン
グ素子とする三相フルブリッジPWM(Pulse WidthMod
ulation)コンバータで、平滑コンデンサ5の電圧Vd
cが一定になるよう制御される。三相交流電源の線間電
圧実効値が200Vのとき、平滑コンデンサ5の直流電
圧Vdcは350Vに設定される。また、平滑コンデン
サ5から直流負荷3に電力が出力される場合には、三相
電圧形コンバータ4を介して三相交流電源1から平滑コ
ンデンサ5に電力が供給され、直流負荷3から平滑コン
デンサ5に電力が入力される場合には、三相電圧形コン
バータ4を介して平滑コンデンサ5から三相交流電源1
に電力が回生される。フルブリッジインバータ6はパワ
ーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect T
ransistor)61,62,63,64をスイッチング素
子とし、ゲート制御回路65によりオン/オフ制御され
る。また、フルブリッジコンバータ8もフルブリッジコ
ンバータ6と同様な構成で、パワーMOSFET81,82,
83,84、および、ゲート制御回路85から構成され
る。同様に、フルブリッジインバータ10はパワーMOSF
ET101,102,103,104,ゲート制御回路1
05により、ハーフブリッジコンバータ12はパワーMO
SFET121,122,ゲート制御回路123により、ハ
ーフブリッジコンバータ14はパワーMOSFET141,1
42,ゲート制御回路143により、それぞれ構成され
る。フルブリッジコンバータ8の出力電圧Vcは一定な
のに対して、ハーフブリッジコンバータ14の出力電圧
Vaは、二つの平滑コンデンサ131,132で分割さ
れた電圧が正負の可変電圧として得られる。これによ
り、電源装置3の出力電圧(Vc+Va)を広範囲に可
変制御できる。
【0008】次に、各部の動作波形を図2に示す。ま
ず、フルブリッジインバータ6,高周波トランス7、フ
ルブリッジコンバータ8の動作波形を(a)〜(d)に
示す。フルブリッジインバータ6の各パワーMOSFET6
1,62,63,64へのゲート信号を(a)のように
与える。このとき、高周波トランス7の二次側電圧v1
2は(b)となる。フルブリッジインバータ6の動作周
波数を25kHzとしたとき、周期twは40μs(t
w/2は20μs)となる。フルブリッジインバータ6
のパワーMOSFETを共にオフする時間tdは固定値で数μ
sに設定する。また、二次側電圧v12の波高値は直流
電圧Vdcに高周波トランスの巻数比を掛けた値とな
る。一方、フルブリッジコンバータ8の各パワーMOSFET
81,82,83,84に対して、フルブリッジインバ
ータ6と同様のゲート信号を(c)のように与える。こ
れにより、フルブリッジインバータ6からフルブリッジ
コンバータ8に電力を供給する場合には、フルブリッジ
インバータ6により高周波変換が、フルブリッジコンバ
ータ8により整流動作が、それぞれ実行される。ここ
で、フルブリッジコンバータ8のパワーMOSFETはゲート
信号がオンのとき逆方向にも導通するため、パワーMOSF
ETのオン抵抗による電圧効果が、ダイオードの順方向電
圧降下より小さい場合には、パワーMOSFETにより整流動
作が実行される。一方、フルブリッジコンバータ8から
フルブリッジインバータ6に電力が回生される場合に
は、フルブリッジコンバータ8により高周波変換が、フ
ルブリッジインバータ6により整流動作が、それぞれ実
行される。同様に、フルブリッジコンバータ6のパワー
MOSFETはゲート信号がオンのとき逆方向にも導通するた
め、パワーMOSFETのオン抵抗による電圧効果が、ダイオ
ードの順方向電圧降下より小さい場合には、パワーMOSF
ETにより整流動作が実行される。このときの平滑コンデ
ンサ9の電圧Vcは(d)となる。
【0009】一方、フルブリッジインバータ10,高周
波トランス11,ハーフブリッジコンバータ12,14
の動作波形を図2(e)〜(j)に示す。フルブリッジ
インバータ10はフルブリッジインバータ6と同じ動作
により、(e),(f)に示す動作波形となる。このと
き、ハーフブリッジコンバータ12はフルブリッジコン
バータ6に対応したゲート信号を(g)のように与え
る。この結果、フルブリッジコンバータの場合と同様
に、2つの平滑コンデンサ131,132の電圧は
(h)の動作波形となる。その直流電圧の大きさをVa
とする。ここで、フルブリッジインバータ10からハー
フブリッジコンバータ12に電力を供給する場合には、
フルブリッジインバータ10により高周波変換が、ハー
フブリッジコンバータ12により整流動作が、それぞれ
実行される。一方、ハーフブリッジコンバータ12から
フルブリッジインバータ10に電力が回生される場合に
は、ハーフブリッジコンバータ12により高周波変換
が、フルブリッジインバータ10で整流動作が、それぞ
れ実行される。
【0010】次に、ハーフブリッジコンバータ14,リ
アクトル15,平滑コンデンサ16の動作波形を図2
(i),(j)に示す。ハーフブリッジコンバータ14
は平滑コンデンサ131,132の電圧Vbを、(i)
に示すゲート信号により50kHzのスイッチング周波
数でオン/オフ制御する。ここで、ハーフブリッジコン
バータの上側アームのパワーMOSFET141と下側アーム
のパワーMOSFET142は非ラップ時間を設けた相補モー
ドで動作し、141がオン時には142がオフ、142
がオン時は141がオフとなる。ハーフブリッジコンバ
ータ14の出力電圧は(j)となり、141がオン区間
でVb,142がオン区間で−Vbの電圧が出力され
る。この出力電圧を、リアクトル15,平滑コンデンサ
16で平滑化することにより、平滑コンデンサ電圧Va
が得られる。いま、141のオン期間通流率を大きくす
ることにより、平滑コンデンサ電圧Vaは増大し、最大
でVbとなる。一方、142のオン期間通流率を大きく
する(すなわち、141のオフ期間を長くする)ことに
より、平滑コンデンサ電圧Vaは減少し、最少で−Vb
となる。このように、ハーフブリッジコンバータの上下
アームのパワーMOSFETの通流率を制御することにより、
平滑コンデンサ電圧Vaを、−Vb〜Vbに変化でき
る。ここで、ハーフブリッジコンバータ14は、平滑コ
ンデンサ131,132から平滑コンデンサ16へ、あ
るいは、平滑コンデンサ16から平滑コンデンサ13
1,132へ、双方向に電力を伝達することができる。
【0011】いま、平滑コンデンサ9の電圧をVc,平
滑コンデンサ16の電圧をVaとしたとき、直流電源装
置2の出力電圧Vは次式となる。
【0012】
【数1】 V=Vc+Va …(数1) Vcを175V,Vbを175Vとなるよう、高周波ト
ランス7,11、および、フルブリッジインバータ6,
フルブリッジコンバータ8,フルブリッジインバータ1
0,ハーフブリッジコンバータ12の各tdを設定した
とき、平滑コンデンサ16の電圧Vaは、−175V〜
175Vの範囲で可変となる。このとき、直流電源装置
2の出力電圧Vは、0V〜350Vまで可変制御でき
る。図1に示す出力電流検出手段17、あるいは、出力
電圧検出手段18を用いて、直流負荷3に流れる電流、
あるいは、直流負荷3に印加される電圧を検出し、ゲー
ト制御回路143により、ハーフブリッジコンバータ1
4のゲート信号を制御することにより、直流負荷装置2
の電流、あるいは電圧を制御できる。ここで、フルブリ
ッジインバータ6,高周波トランス7,フルブリッジコ
ンバータ8と、フルブリッジインバータ10,高周波ト
ランス11,ハーフブリッジコンバータ12,ハーフブ
リッジコンバータ14とは、それぞれ、双方向に動作が
可能のため、直流負荷3に対して、出力電圧が0V〜3
50Vの範囲で、直流電流を出力、あるいは入力でき
る。
【0013】いま、直流電源装置2により、二次電池が
多直列接続された直流負荷3を充電する場合の動作を説
明する。いま、直列負荷3を、内部起電圧Ebと内部抵
抗Rbで表せると仮定したとき、充電電流Icと直流電
源装置2の出力電圧Vには、定常的には次式の関係が成
り立つ。
【0014】
【数2】 V=Eb+Rb×Ic …(数2) 従って、Eb=100V,Rb=0.2Ω 、充電電流I
c=10Aのとき、V=102Vとなる。Vc=175
V一定の場合、Va=−73Vに調整することで、上記
の条件を満足する。この場合、フルブリッジインバータ
6,高周波トランス7,フルブリッジコンバータ8は、
直流負荷3に電力を供給するモードで動作し、一方、フ
ルブリッジインバータ10,高周波トランス11,ハー
フブリッジコンバータ12,ハーフブリッジコンバータ
14は、直流電力を回生するモードとなる。実際には、
配線の抵抗やインダクタンス成分などの影響により、
(数2)式の関係からずれるが、ゲート制御回路143
により充電電流Icが10Aに一致するようにハーフブ
リッジコンバータ14の通流率が制御される。直流負荷
3の端子電圧が所定の値となるように制御する場合も同
様の関係が成り立つ。
【0015】次に、直流電源装置2により、二次電池が
多直列接続された直流負荷3から放電する場合の動作を
説明する。Eb=100V,Rb=0.2Ω,放電電流
Ic=10Aのとき、(数2)式の関係を満たす出力電
圧Vは98Vとなる。Vc=175V一定の場合、Va
=−77Vに調整することで、上記の条件を満足する。
この場合には、フルブリッジインバータ6,高周波トラ
ンス7,フルブリッジコンバータ8は、直流負荷3から
電力を回生するモードで動作し、一方、フルブリッジイ
ンバータ10,高周波トランス11,ハーフブリッジコ
ンバータ12,ハーフブリッジコンバータ14は、直流
負荷3に対し直流電力を供給するモードとなる。
【0016】また、ここでは、スイッチング素子として
パワーMOSFETを用いた場合について述べたが、IGBT
を用いた場合でも同様に構成できる。
【0017】以上、詳述したように、本実施例によれ
ば、2つの双方向動作が可能な絶縁電源を直列接続し、
一方の絶縁電源の出力を固定し、一方を、その出力が正
負に制御可能な絶縁電源とすることにより、出力電圧を
広範囲に、かつ、高精度に制御できる。また、各々の絶
縁電源は双方向に制御可能な構成のため、電力蓄積手段
の充電のように直流負荷に対して直流電力を供給する場
合や、電力蓄積手段からの放電のように直流電力を回生
する場合の両者に対応できる。
【0018】第2の実施例を図3に示す。図1の第1の
実施例と異なるところは、フルブリッジインバータ6、
および10を、1台のフルブリッジインバータ6で実行
し、各々の高周波トランス7、および11に供給するよ
うにしたことにある。このとき、2台のフルブリッジコ
ンバータ8、および12のスイッチング制御を同期して
実行することにより、2台のフルブリッジインバータを
1台のフルブリッジインバータ6で共用することができ
る。本実施例によれば、直流電力を高周波変換するため
のフルブリッジインバータの台数を削減できるという利
点がある。
【0019】第3の実施例を図4に示す。図3に示す第
2の実施例と異なるところは、複数の高周波トランスの
一次巻線を共通化し、1台の高周波トランス19から複
数の二次側出力を得るようにしたところにある。本実施
例によれば、高周波トランスを一括化でき、部品点数を
低減できるという利点がある。
【0020】第4の実施例を図5に示す。第1,第2,
第3の実施例と異なるところは、双方向動作が可能な2
台の絶縁電源を、その出力電圧の極性が同極性になるよ
うに直列接続し、2台の絶縁電源の出力を各々制御する
ようにしたところにある。本実施例によれば、2台の絶
縁電源の出力電圧を加算し、その出力を直流負荷に対し
て出力、あるいは、入力できるため、各絶縁電源の構成
部品を変更することなく、電圧の制御範囲を拡大できる
という利点がある。
【0021】第5の実施例を図6に示す。第4の実施例
と異なるところは、双方向動作が可能な2台の絶縁電源
を、その出力電圧の極性が逆極性になるように直列接続
したところにある。これにより、2台の絶縁電源の出力
電圧の差電圧が直流負荷に印加される。これにより、特
に、零電圧出力領域の電圧を高精度に制御できる。ここ
で、逆極性に加算される絶縁電源は双方向動作が可能な
直流電源として構成されているため、2台の絶縁電源の
一方で電力を出力し、一方で電力を入力する場合でも、
構成を変化させることなく対応できる。本実施例によれ
ば、零電圧領域を中心として、出力電圧極性を正負に変
化させる場合でも、双方向直流電源を連続的に制御でき
るという利点がある。
【0022】第6の実施例を図7に示す。本実施例は、
双方向動作が可能な絶縁電源を直列接続したものを並列
に接続したものであり、出力電圧の制御範囲の拡大だけ
でなく、出力電流の制御範囲も拡大できる。本実施例に
よれば、フルブリッジインバータ,高周波トランス,フ
ルブリッジインバータから構成される双方向動作可能な
絶縁電源を、直並列接続することにより、直流負荷の仕
様に応じ、直流電力の入出力が可能な直流電源を構成で
きるという利点がある。
【0023】第7の実施例を図8に示す。図7に示す第
6の実施例と異なるところは、高周波トランス28の代
わりに、各フルブリッジコンバータ8,23,29,3
4毎に高周波トランス39,40,41,42を設けた
ところにある。フルブリッジインバータ6から各高周波
トランスへの配線43を共通バスとして実装することに
より、高周波トランス,フルブリッジコンバータ,ハー
フブリッジコンバータの単位で、共通バスに増設でき
る。本実施例によれば、必要な直流電源に応じて、個別
の高周波トランスを増設できるので、双方向動作が可能
な絶縁電源の組合せを容易に設定できるという利点があ
る。
【0024】第8の実施例を図9に示す。複数の直流負
荷44,45,74,75に対して、直列接続された直
流電源を供給する場合の構成を示す。このとき、第1の
フルブリッジインバータ6に対して、第2のフルブリッ
ジインバータ48を設け、それぞれに、複数の双方向動
作が可能な絶縁電源を接続する。フルブリッジインバー
タ6,48に対しては、直流電圧Vdcを配線78によ
り分配する。本実施例によれば、多数個の直流負荷に対
し、一括して電力を供給あるいは回生することができる
という利点がある。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、複数の双方向動作が可
能な絶縁電源を直列接続することにより、出力、あるい
は入力する直流負荷の制御範囲を拡大でき、特に、零出
力領域の制御を高精度化できるという利点がある。ま
た、絶縁電源の直列あるいは並列接続により、直流負荷
に応じて、任意の電圧および電流定格の双方向動作が可
能な直流電源を、ビルディングブロック方式で構成でき
るという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による直流電源装置の構成。
【図2】第1の実施例の動作波形。
【図3】第2の実施例による直流電源装置の構成。
【図4】第3の実施例による直流電源装置の構成。
【図5】第4の実施例による直流電源装置の構成。
【図6】第5の実施例による直流電源装置の構成。
【図7】第6の実施例による直流電源装置の構成。
【図8】第7の実施例による直流電源装置の構成。
【図9】第8の実施例による直流電源装置の構成。
【符号の説明】
3…直流負荷、6,10…フルブリッジインバータ、
7,11…高周波トランス、8…フルブリッジコンバー
タ、12,14…ハーフブリッジコンバータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H730 AA00 AA11 AS01 AS02 AS08 AS17 BB27 BB82 BB83 BB84 BB85 BB89 CC02 DD04 EE04 EE13 EE19 EE21 EE58 EE59 EE72 EE79 FD01 FD31 FG16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流負荷に対して直流電力を出力、あるい
    は、直流負荷から直流電力を入力する双方向動作が可能
    な直流電源において、それぞれ高周波絶縁された2つの
    直流電源を直列接続し、前記2つの直流電源のうち、一
    方を出力電圧が一定の直流電源、一方を出力電圧を正負
    に制御可能な直流電源で構成することを特徴とする直流
    電源装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、高周波トランスとフル
    ブリッジコンバータとの組合せにより、出力電圧が一定
    の直流電源を、また、高周波トランスとハーフブリッジ
    コンバータの組合せにより、出力電圧を正負に制御可能
    な直流電源を、それぞれ構成することを特徴とする直流
    電源装置。
  3. 【請求項3】直流負荷に対して直流電力を出力、あるい
    は、直流負荷から直流電力を入力する双方向動作が可能
    な直流電源において、それぞれ高周波絶縁された2つの
    直流電源を直列接続し、両者の出力電圧を同極性で加算
    して、直流電力を出力、あるいは、直流電力を入力する
    ことを特徴とする直流電源装置。
  4. 【請求項4】直流負荷に対して直流電力を出力、あるい
    は、直流負荷から直流電力を入力する双方向動作が可能
    な直流電源において、それぞれ高周波絶縁された2つの
    直流電源を直列接続し、両者の出力電圧を逆極性で加算
    して、直流電力を出力、あるいは、直流電力を入力する
    ことを特徴とする直流電源装置。
  5. 【請求項5】直流負荷に対して直流電力を出力、あるい
    は、直流負荷から直流電力を入力する双方向動作が可能
    な直流電源において、それぞれ高周波絶縁された2つの
    直流電源を直列接続し、前記、直列接続された直流電源
    を、直列接続単位で並列接続することで、直流電力を出
    力、あるいは、直流電力を入力することを特徴とする直
    流電源装置。
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Cited By (25)

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