JP2008104253A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネ、省スペースの簡易型のマルチレベルインバータを提供する。
【解決手段】 交流電源を入力とする主インバータ部3とマルチレベル出力を手助けする副インバータ部4〜6と副インバータ部4〜6を独立に制御するために電気的に絶縁する絶縁絶縁トランス2を備えた電力変換装置において、副インバータ部の直流母線電圧は主インバータ部の直流母線電圧比の1/3であり、主インバータ部3の出力電圧指令を与える電圧指令発生器8と副インバータ部4〜6の出力電圧指令を与える電圧指令発生器9〜11を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流電力を交流電力に変換する電力変換装置に関する。
従来の電力変換装置は、電流リップルに対してリニアアンプに相当する性能を持つ場合、PWMアンプで実現するとキャリア周波数を高くする必要があり、オンディレイに伴う電流ひずみ、IGBTの動作速度遅れによる高回転領域での出力電圧不足、スイッチング損失の増大などがある。
これを解決する方法として、特許文献1又は2に開示されているような、電圧出力レベルを3レベルにできるNPCインバータや単相出力インバータセルを多数組み合わせた多重インバータなどがある。
図11は特許文献1に開示の従来の電力変換装置の構成図である。図11の電力変換装置は3レベル出力可能な単相出力インバータ(パワー)セル101〜104…nの、各出力端子を直列接続した直列4段(n段)の単相出力の電力変換装置であり、このパワーセルの各出力電圧の振幅V1、V2、V3、V4の振幅比をV1:V2:V3:V4=1:2:4:8とし、電力変換装置に与える出力電圧指令に最も近い電圧をパワーセル102〜104の組合わせにより発生させ、パワーセル101をパルス幅変調して電力変換装置全体の出力電圧の平均値が電圧指令と等しくなるように、発生電圧を調整する電圧振幅比配分手段110、115を備えている。
また、例えば、電圧指令VrefがV1と同程度に小さい場合等には、パワーセル101に与える電圧指令Vref1を次のように定義する。
Vref1=Vref−a1×(2×a2+4×a3+8×a4)×V1、
但し、各制御率a4〜a1は
(1)a4は|Vref|>8×V1の時に1、それ以外は0、
(2)a3は|Vref|−8×a4>4×V1の時に1、それ以外は0、
(3)a2は|Vref|−8×a4−4×a3>2×V1の時に1、それ以外では0、
(4)a1はVref≧0で1、それ以外では−1とする。
こうしてV1〜V4の4段のパワーセルの出力を、
(1)パワーセル4は8×a1×a4×V1の電圧を出力し、
(2)パワーセル3は4×a1×a3×V1の電圧を出力し、
(3)パワーセル2は2×a1×a2×V1の電圧を出力し、
(4)パワーセル1はVref1を電圧指令とするPWM出力をするようにコントローラで制御して、こうした設定によって更に、細かいマルチレベルの出力調整が可能になる。
また、このような図11に示す単相インバータセル101〜104を、3段構成とすることによってu・v・wの3相出力も可能となる。
特開平11−89242号公報(3〜4頁、図1) 特開2005−86844号公報
しかし、特許文献の場合は、従来のバッテリ電源による多重パルス幅変調方式の単相出力インバータブリッジで構成されるパワーセルを4段接続して各パワーセルの入力電圧を等しくする単相電力変換装置に比較して、目的とする高調波のピークレベルを6分の1程度に低減できたが、このパワーセルをu・v・w3相出力とする場合には、更に、単相出力パワーセルを3段構成にしなければならないので、構成が大型化し部品数も増加してコストを押し上げ、コントローラ110、115による出力電圧の制御が複雑化すると言う問題があった。
また、特許文献では、回生電力蓄積用コンデンサの両端電圧がインバータの直流入力端子間電圧以上でないと、回生電力蓄積用コンデンサに蓄積した電気エネルギーをインバータ側へ流すことができないという問題があった。
そこで本発明は、少ないインバータセルで多数のレベルを出力でき、前記絶縁トランスを小型化できると共に、回生電力蓄積用コンデンサに蓄積した電気エネルギーをインバータの直流入力端子間電圧の状態に関わり無しに、インバータ側へ放電電流として流すことができる高効率の電力変換装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、請求項1記載の発明は、交流電源を入力とし、通常のインバータで構成される主インバータ部と、マルチレベル出力を手助けする副インバータ部、前記副インバータ部を独立に制御するために電気的に絶縁する絶縁トランスを備えたことを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、前記電力変換装置において前記主インバータ部は前記交流電源を入力とする3相出力インバータであって、前記副インバータ部は前記絶縁トランスにより電気的に絶縁された前記交流電源を入力とする単相出力インバータ構成されることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、前記絶縁トランスは、各相毎の前記副インバータ部を電気的に絶縁し、前記副インバータ部を独立に制御するために構成されることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、前記副インバータ部の直流母線電圧は前記主インバータ部の直流母線電圧比の1/3であり、前記副インバータ部で使用される素子は前記主インバータ部で使用される素子の1/3の定格電圧で使用可能であることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、前記主インバータ部と副インバータ部は、PWMを実施することを特徴とすることと前記主インバータ部はPWMを実施せず、前記副インバータ部がPWMを実施することでスイッチング損失を低減することを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、交流電源を入力とし通常のインバータで構成される主インバータ部と、マルチレベル出力を手助けする副インバータ部と、前記副インバータ部に接続される回生電力処理装置と、前記副インバータ部を独立に制御するために電気的に絶縁する絶縁トランスを備えたことを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、前記電力変換装置において前記主インバータ部は交流電源を入力とする3相出力インバータであって、前記副インバータ部は前記絶縁トランスにより電気的に絶縁された交流電源を入力とする単相出力インバータで構成されることを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、前記副インバータ部に接続され電動機が回生状態になると直流回生電力をエネルギーとして回生電力蓄積用コンデンサに蓄積し、電動機が力行状態なると回生電力蓄積用コンデンサに蓄積したエネルギーの充電電流をインバータ側に流すことを特徴としている。
また、請求項9記載の発明は、前記回生電力処理装置において回生電力蓄積用コンデンサに蓄積した電気エネルギーによる回生電力蓄積用コンデンサの両端電圧が前記副インバータ部の直流入力端子間電圧以下にあっても、インバータ側に充電電流を流すことができることを特徴としている。
また、請求項10記載の発明は、前記絶縁トランスは、各相毎の前記副インバータ部を電気的に絶縁し、前記副インバータ部を独立に制御するために構成されることを特徴としている。
また、請求項11記載の発明は、前記副インバータ部の直流入力端子間電圧は前記主インバータ部の直流入力端子間電圧よりも小さく、前記副インバータ部と前記副インバータ部に接続される回生電力処理装置で使用される素子は前記主インバータ部で使用される素子よりも小さい定格電圧としたことを特徴としている。
本発明によると、簡単な構成で、7レベル(相)出力とすることができる。
また、主インバータ部の各相に副インバータが夫々接続され絶縁トランスにより電気的に絶縁されているため副インバータ部を独立に制御することができる。
また、副インバータ部の直流母線電圧は主インバータ部の直流母線電圧比の1/3であるため絶縁トランスの容量は通常の多重インバータに対して1/3の容量で使用可能であり小型化することができる。更に、副インバータ部の直流母線電圧は主インバータ部の直流母線電圧比の1/3であるため主インバータ部で使用される素子の1/3の定格電圧である素子を使用できるためコスト削減をすることができる。
また、主インバータ部がPWMを実施しないときスイッチング損失がほぼゼロとすることができる。更に、副インバータ部の直流母線電圧は、主インバータ部の直流母線電圧比の1/3であるためPWMを実施してもスイッチング損失を低減することができかつ高調波の少ない出力電圧を得ることができる。
また、電力を有効利用できる回生電力処理装置を備えた電力変換装置においても、容易に7レベル(相)出力とすることができる。
また、力行状態において回生電力処理装置は電動機からの直流回生電力を蓄積した電気エネルギーによる回生電力蓄積用コンデンサの両端電圧が、副インバータ部の直流入力端子間電圧以下であってもインバータ側に充電電流を流すことができる。
また、副インバータ部の直流入力端子間電圧は、主インバータ部の直流入力端子間電圧よりも小さく、副インバータ部と副インバータに接続される回生電力処理装置で使用される素子は、主インバータ部で使用される素子よりも小さい定格電圧で使用可能であるため、小型化・コスト削減できる。
以下、本発明の実施の形態について、図に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る電力変換装置の構成図である。
図1において、三相電源1を入力とする主インバータ部3と、主インバータ部3の三相出力の各相に夫々副インバータ部4〜6が接続され、副インバータ部4〜6の出力は負荷7に接続されている。副インバータ部4〜6は、独立に制御するために絶縁トランス2によって電気的に絶縁されている。電圧指令発生器8は主インバータ部3の電圧指令を発生し、電圧指令発生器9〜11は夫々副インバータ部4〜6の電圧指令を発生する。
図2は本発明の電力変換装置の動作原理を示す空間ベクトル図である。主インバータ部の作る六角形の頂点を基点として副インバータ部の六角形を配置する。主インバータは、PWMを実施しないとき(000)、(001) 、(010) 、(011) 、(100) 、(101) 、(110) 、(111)の8つのベクトルのみ出力することができる。 副インバータ部は各相を独立に制御できるため図2のような配置となる。
この方式では、主インバータ部がPWMを実施しないときスイッチング損失はゼロとできる。主インバータ部の直流母線電圧をVdcとすると正弦波出力可能な最大出力電圧は、相電圧の波高値として、
Figure 2008104253
例えば、図2におけるA点を基準とする出力位相-30度から30度の範囲において電圧指令発生器9の副インバータ部4に与える電圧指令Vurefを式(1)、電圧指令発生器10の副インバータ部5に与える電圧指令Vvrefを式(2)、電圧指令発生器11の副インバータ部6に与える電圧指令Vwrefを式(3)として定義する。Vorefを動作ベクトルとすると、
Figure 2008104253
Figure 2008104253
Figure 2008104253
Figure 2008104253
主インバータ部はPWMを実施しないためスイッチング損失はゼロに等しい。
そして、副インバータ部がPWMを実施して出力の調整を行うことにより全体の出力電圧の細やかな調整が可能となる。副インバータ部の直流母線電圧は、主インバータ部の直流母線電圧比の1/3となるためPWMを実施してもスイッチング損失は低減されかつ高調波の少ない出力電圧を得ることができる。
さらに、副インバータ部を電気的に絶縁する絶縁トランスは、主インバータ部の直流母線電圧比の1/3であるため通常の多重インバータに対して、電源容量の1/3の大きさで可能となり小型化が可能となる。
そして、副インバータ部の直流母線電圧は主インバータ部の直流母線電圧比の1/3であるため主インバータ部で使用されるパワー素子と比較して、副インバータ部で使用されるパワー素子は1/3の定格で可能となる。
また、通常多重インバータで7レベル(相)出力するとパワー素子が計36個必要になるが、図1に示す電力変換装置では計18個のパワー素子で実現することができる。副インバータ部では出力状態によって回生状態と同じ状態となるため、主インバータ部の電力を有効に副インバータ部で活用することができ省エネを実現することができる。
次に、本発明の実施例2について図を参照して説明する。
図6は本発明の実施例2に係る動作原理を示す空間ベクトル図である。
図6の実施例2の場合の構成図については、図1に示す実施例1で説明した電力変換装置と同一である。そして本発明の実施例2では、主インバータ部と副インバータ部ともにPWMを実施することが特徴となる。
主インバータ部のPWMを実施することで実施例1では出力することができなかった範囲まで出力可能となる。また主インバータ部のPWMの実施により全体の出力電圧がさらに細やかに調整可能となり、故意に副インバータ部での回生状態を作りだし主インバータ部の電力を有効に副インバータ部で活用することも可能となる。
さらに、副インバータ部の直流母線電圧を監視することで主インバータ部のPWMを調整して全体の電力を細やかに制御可能となる。
図7に、この場合の変調率0.7698によるシミュレーション結果を示す、図示のように高調波の少ない出力が得られる。
次に、本発明の実施例3について図を参照して説明する。
図8は、本発明の方法を実施する電力変換装置の構成図である。
図8において、三相電源1を入力とする主インバータ部3と、主インバータ部3の三相出力の各相に夫々副インバータ部4〜6が接続され、副インバータ部4〜6には回生電力処理装置12〜14が接続され、副インバータ部4〜6の出力は負荷7に接続されている。副インバータ部4〜6は、独立に制御するために絶縁トランス2によって電気的に絶縁されている。
電圧指令発生器8は主インバータ部3の電圧指令を発生し、電圧指令発生器9〜11は夫々副インバータ部4〜6の電圧指令を発生する。回生電力処理装置12〜14は、夫々直流リアクトル18〜20が接続され、夫々回生電力蓄積用コンデンサ15〜17が接続され、夫々半導体スイッチング回路24〜29が接続され、夫々制御信号発生回路21〜23が接続されている。
このように、図8は図1の構成に、回生電力処理装置12〜14が付加された構成で、主インバータ部3と副インバータ4〜6の基本動作は、図1に示す前実施例と同じである。
図9は、本発明の実施例3に係る回生電力処理装置の構成図であり、図8の一部(副インバータ4のライン)拡大図である。
図9において、副インバータ部4は、独立に制御するために絶縁トランス2によって電気的に絶縁され、電圧指令発生器9は副インバータ部4の電圧指令を発生する。回生電力処理装置12は、副インバータ部4の直流入力端子間に接続され、直流リアクトル18と、回生電力蓄積用コンデンサ15と、半導体スイッチング回路24と25と、制御信号発生回路21から構成される。
電動機からの直流回生電力により、副インバータ部4の直流入力端子間電圧が基準電圧以上になると回生状態となり直流回生電力を回生電力蓄積用コンデンサ15に蓄積する。回生状態になると制御信号発生回路21は、半導体スイッチング回路24がオン・オフを繰り返すような制御信号を半導体スイッチング回路24に出力するように構成されている。
半導体スイッチング回路24がオン状態にあるとき、直流回生電力に基づく電流を直流リアクトル18に流して直流リアクトル18に電気エネルギーを蓄積する。半導体スイッチング回路24がオフ状態になるとき、直流リアクトル18に蓄積した電気エネルギーに基づく充電電流は、回生蓄積用コンデンサ15に流れ充電を行う。
副インバータ4の直流入力端子間電圧が、基準電圧以下になる場合は力行状態となり回生電力蓄積用コンデンサに蓄積された電気エネルギーに基づいて副インバータ部4側に放電電流を流す。
力行状態になると制御信号発生回路21は、半導体スイッチング回路25がオン・オフを繰り返すような制御信号を半導体スイッチング回路25に出力するように構成されている。半導体スイッチング回路25がオン状態にあるとき、回生電力蓄積用コンデンサ15に蓄積したエネルギーを直流リアクトル18に放電して直流リアクトル18に電気エネルギーを蓄積する。半導体スイッチング回路25がオフ状態にあるとき、直流リアクトル18に蓄積した電気エネルギーに基づく放電電流は、副インバータ部4の直流入力端子間電圧に放電電流として流れる。
図9に示す回生電力処理装置12は、回生電力蓄積用コンデンサ15に蓄積した電気エネルギーによる回生電力蓄積用コンデンサ15の両端電圧が副インバータ部4の直流入力端子間電圧以下であっても副インバータ部4側に充電電流を流すことができる。これは半導体スイッチング回路25がオン状態である力行状態になると、直流リアクトル18と回生電力蓄積用コンデンサ15で構成される閉回路となり、回生電力蓄積用コンデンサ15に蓄積した電気エネルギーを直流リアクトル18に放電して直流リアクトル18に電気エネルギーを蓄積することができ、直流リアクトル18と回生電力蓄積用コンデンサ15と半導体スイッチング回路25により、副インバータ部4側を出力とする昇圧回路が構成されるからである。
副インバータ部4の直流母線電圧は、主インバータ部3の直流母線電圧に比べて小さく、副インバータ部4で使用される素子は主インバータ部3で使用される素子よりも小さい定格電圧の仕様である標準品の素子が使用可能でありコスト削減となる構成が可能である。
以上のような、本願と特許文献1(従来技術)の主な相違点は、特許文献1の電力変換装置は、バッテリV1〜V4を電源とする1例として、それらの単相インバータブリッジ101〜104で構成され、出力電圧の振幅比をV1:V2:V3:V4=1:2:4:8として、電圧出力をV2〜V4の組合わせとV1のPWMにより出力調整するもので、3相出力とするには単相インバータブリッジ105〜108の4段構成を3段接続して構成しているのに対して、本発明は3相電源を用いた例として、3相出力の主インバータ3と絶縁トランス2を用いた単相出力の副インバータ4〜6との4段構成のみで3相出力を可能にして、出力電圧の振幅比は主インバータVdcに対して副インバータ4〜6は1/3Vdcとし、主インバータはPWMを実施する場合と、実施しない場合に制御を分けて出力特性を改善を図っている点が異なり、更に、本願の実施例3では回生電力処理装置12〜14を設けて、電力消費の無駄も省いている。
図10は本発明の他の1例として、16レベルの電圧出力の例を示した図であり、各パワーセルの電圧を、例えば、単相インバータ4段で4つのベクトル(Vc、1/2Vc、1/4Vc、1/8Vc)として、それらの加減による16レベルの電圧を示したもので、特に右方向から左方向に矢印がある場合、回生動作と同じ現象となり、その逆は力行状態になる。
このように、ベクトルを種々組合わせることで、回生動作も取り込んだ効率的な電力制御が可能となる。
本発明の実施例1に係る電力変換装置の構成図である。 図1に示す電力変換装置の動作原理を示す空間ベクトル図である。 図2に示す空間ベクトルの第1の出力電圧指令を示す図である。 図2に示す空間ベクトルの第2の出力電圧指令を示す図である。 図2に示す空間ベクトルの第3の出力電圧指令を示す図である。 本発明の実施例2に係る電力変換装置の動作原理を示す空間ベクトル図である。 本発明の方法のシミュレーション結果を示す図である。 本発明の実施例3に係る電力変換装置の構成図である。 図8に示す回生電力処理装置の1部拡大図である。 本発明の16レベルの電圧出力例を示す図である。 従来の電力変換装置の構成図である。
符号の説明
1 三相電源
2 絶縁絶縁トランス
3 主インバータ部
4〜6 副インバータ部
7 負荷
8〜11 電圧指令発生器
12〜14 回生電力処理装置
15〜17 回生電力蓄積用コンデンサ
18〜20 直流リアクトル
21〜23 制御信号発生回路
24〜29 半導体スイッチング回路

Claims (11)

  1. 交流電源を入力とし、通常のインバータで構成される主インバータ部と、マルチレベル出力を手助けする副インバータ部と、前記副インバータ部を独立に制御するために電気的に絶縁する絶縁トランスと、を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記電力変換装置において、前記主インバータ部は前記交流電源を入力とする3相出力インバータであって、前記副インバータ部は前記絶縁トランスにより電気的に絶縁された前記交流電源を入力とする単相出力インバータで構成されることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記絶縁トランスは、各相毎の前記副インバータ部を電気的に絶縁し、前記副インバータ部を独立に制御するために構成されることを特徴とする請求項1又は2記載の電力変換装置。
  4. 前記副インバータ部の直流母線電圧は、前記主インバータ部の直流母線電圧比の1/3であり、前記副インバータ部で使用される素子は前記主インバータ部で使用される素子の1/3の定格電圧で使用可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の電力変換装置。
  5. 前記主インバータ部と副インバータ部は、PWMを実施するか、あるいは前記主インバータ部はPWMを実施せず、前記副インバータ部がPWMを実施することでスイッチング損失を低減することを特徴とする請求項1又は2記載の電力変換装置。
  6. 交流電源を入力とし、通常のインバータで構成される主インバータ部と、マルチレベル出力を手助けする副インバータ部と、回生電力を処理する回生電力処理装置と、前記副インバータ部を独立に制御するために電気的に絶縁する絶縁トランスと、を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  7. 前記電力変換装置において、前記主インバータ部は前記交流電源を入力とする3相出力インバータであって、前記副インバータ部は前記絶縁トランスにより電気的に絶縁された前記交流電源を入力とする単相出力インバータで構成されることを特徴とする請求項6記載の電力変換装置。
  8. 前記回生電力処理装置は、前記副インバータ部に接続され電動機からの直流回生電力をエネルギーとして回生電力蓄積用コンデンサに蓄積し、電動機が力行状態になると回生電力蓄積用コンデンサに蓄積したエネルギーの充電電流をインバータ側へ流すことを特徴とする請求項6又は7記載の電力変換装置。
  9. 前記回生電力処理装置は、電動機からの直流回生電力を蓄積した電気エネルギーによる回生電力蓄積用コンデンサの両端電圧が、副インバータ部の直流入力端子間電圧以下にあってもインバータ側に充電電流を流すことができることを特徴とする請求項6又は7記載の電力変換装置。
  10. 前記絶縁トランスは、前記副インバータ部を電気的に絶縁し、各相毎の前記副インバータ部を独立に制御するために構成されることを特徴とする請求項6又は7記載の電力変換装置。
  11. 前記副インバータ部の直流入力端子間電圧は、前記主インバータ部の直流入力端子間電圧よりも小さく前記副インバータ部と前記副インバータに接続される前記回生電力処理装置で使用される素子は前記主インバータ部で使用される素子よりも小さい定格電圧としたことを特徴とする請求項6又は7記載の電力変換装置。
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