JP2011084060A - レンズアレイのマスターモデル及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な装置構成で比較的短時間に製造することのできるレンズアレイのマスターモデル及びその製造方法を提供する。
【解決手段】複数のレンズ部6が配列されたレンズアレイ10のマスターモデル40は、レンズ部6のレンズ面と同じ形状に成形された曲面をそれぞれ有する複数のレンズ相当部材42が、レンズアレイ10における複数のレンズ部6と同じ並びで配列され、一体的に連結されてなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、レンズアレイのマスターモデル及びその製造方法に関する。
近年、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などの電子機器の携帯端末には、小型で薄型な撮像ユニットが搭載されている。このような撮像ユニットは、一般に、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの固体撮像素子と、固体撮像素子の受光面に結像するレンズと、を備えている。
携帯端末の小型化・薄型化、そして携帯端末の普及により、それに搭載される撮像ユニットにも更なる小型化・薄型化が要請され、そして生産性が要求される。かかる要求に対して、複数の固体撮像素子が配列されたセンサアレイに、複数のレンズ部が同様に配列されたレンズアレイを重ね、それらを一体に組み合わせた後に、個々にレンズ部及び固体撮像素子を含むようにレンズアレイ及びセンサアレイを分断して撮像ユニットを量産する方法が知られている。
上記の用途に用いられるレンズアレイを製造するにあたって、以下の製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
(1)所定のレンズ面形状を反転した形状のレンズ成形面を有する型を用い、基板の表面に供給された樹脂に型のレンズ成形面の形状を転写し、硬化させる。
(2)上記(1)の工程を繰り返し、レンズ面形状に成形された樹脂成形部を基板の表面に配列する。
(3)同様にして、基板の裏面にもレンズ面形状に成形された樹脂成形部を配列して、マスターモデルを得る。
(4)電鋳によって、マスターモデルの表裏にそれぞれNi等の金属を堆積させ、上型、及び下型を得る。
(5)上型と下型との間に光硬化性樹脂材料、又は熱硬化性樹脂材料を供給する。
(6)樹脂材料を上型と下型との間で挟み、圧縮することによって両型に倣って樹脂材料を変形させる。
(7)樹脂材料に光を照射し、又は熱を加え、樹脂材料を硬化させる。
上記のレンズアレイの製造方法によれば、マスターモデルの表裏面には、それぞれ所定のレンズ面形状に成形された曲面が配列される。上型には、マスターモデルの表面に配列されたレンズ面形状の曲面を反転した形状のレンズ成形面が配列され、下型には、マスターモデルの裏面に配列されたレンズ面形状の曲面を反転した形状のレンズ成形面が配列される。そして、上型及び下型の対となるレンズ成形面の間でレンズ部が成形され、これらのレンズ部は、上型及び下型のレンズ成形面を除く成形面の間で成形される基板部により相互に連結される。上記の用途に用いられるレンズアレイにあっては、全体として例えば直径が6インチ、8インチ、又は12インチのウエハ状(円板状)をなし、そこに例えば数千個のレンズ部が配列される。かかるレンズアレイを、以下では特にウエハレベルレンズアレイと称する。
国際公開第08/153102号
上記のレンズアレイの製造方法では、レンズアレイのマスターモデルを製造するにあたり、基板の表面及び裏面のそれぞれにおいて、型のレンズ成形面を樹脂に転写して硬化させる工程をレンズアレイに配列されるレンズ部の数だけ繰り返す必要がある。特に、数千個ものレンズが配列されるウエハレベルレンズアレイのマスターモデルともなると、その製造には非常に時間がかかる。また、基板上に樹脂を供給し、基板上で樹脂を成形するので、樹脂の供給手段、型の駆動手段、供給された樹脂の漏出の防止対策、等で装置も大掛かりになる。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、その目的は、簡易な装置構成で比較的短時間に製造することのできるレンズアレイのマスターモデル及びその製造方法を提供することにある。
(1)複数のレンズ部が配列されたレンズアレイを成形するための成形型の原型となるマスターモデルであって、前記レンズ部のレンズ面と同じ形状に成形された曲面をそれぞれ有する複数のレンズ相当部材が、前記レンズアレイにおける前記複数のレンズ部と同じ並びで配列され、一体的に連結されてなるマスターモデル。
(2)複数のレンズ部が配列されたレンズアレイを成形するための成形型の原型となるマスターモデルの製造方法であって、前記レンズ部のレンズ面と同じ形状に成形された曲面を有するレンズ相当部材を複数形成する工程と、前記レンズアレイにおける前記複数のレンズ部と同じ並びで、前記複数のレンズ相当部材を1個又は複数個ずつ配列する工程と、配列された前記複数のレンズ相当部材を一体的に連結する工程と、を備えるマスターモデルの製造方法。
本発明によれば、レンズアレイのマスターモデルは、複数のレンズ相当部材を配列し、それらを連結して構成され、基板上で型のレンズ成形面を樹脂に転写して硬化させる工程を繰り返すものに比べて、簡易な装置構成で比較的短時間に製造することができる。
本発明の実施形態を説明するための撮像ユニットの一例を示す図。 本発明の実施形態を説明するためのレンズアレイの一例を示す図。 図2のレンズアレイをIII-III線断面で示す図。 本発明の実施形態を説明するためのマスターモデルの一例を示す図。 図4のマスターモデルをV-V線断面で示す図。 本発明の実施形態を説明するためのマスターモデルの製造方法の一例を示す図。 図6のマスターモデルの製造方法の詳細を示す図。 図4のマスターモデルの変形例を示す平面図である。 図8のマスターモデルをIX-IX線断面で示す図。 図4のマスターモデルの他の変形例を示す図。 図4のマスターモデルの他の変形例を示す図。 図4のマスターモデルの他の変形例を示す図。 図12のマスターモデルをXIII-XIII線断面で示す図。 本発明の実施形態を説明するための成形型の一例を示す図。 図14の成形型の製造方法の一例を示す図。 図14の成形型を用いたレンズアレイの製造方法の一例を示す図。 本発明の実施形態を説明するためのマスターモデルの他の例を示す図。 図17のマスターモデルをXVIII-XVIII線断面で示す図。 本発明の実施形態を説明するためのマスターモデルの製造方法の他の例を示す図。 本発明の実施形態を説明するための成形型の他の例を示す図。 図20の成形型の製造方法の一例を示す図。 図20の成形型を用いたレンズアレイの製造方法の一例を示す図。 図1の撮像ユニットの製造方法の一例を示す図。 図17のマスターモデルの変形例を示す図。 図24のマスターモデルの製造方法の一例を示す図。 図17のマスターモデルの他の変形例を示す図。 図17のマスターモデルの他の変形例を示す図。 図27のマスターモデルをXXVIII-XXVIII線断面で示す図。 図27のマスターモデルの製造方法の一例を示す図。 図17のマスターモデルの他の変形例を示す図。 本発明の実施形態を説明するための成形型の他の例を示す図。 図31の成形型の製造方法の一例を示す図。
図1に示す撮像ユニット1は、センサモジュール2と、レンズモジュール3と、を備えている。
センサモジュール2は、固体撮像素子4と、基板部5とを備えている。基板部5は、例えばシリコンなどの半導体材料で形成されている。固体撮像素子4は、例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどであり、基板部5に対して周知の成膜工程、フォトリソグラフィ工程、エッチング工程、不純物添加工程、等を繰り返し、基板部5上に受光領域、絶縁膜、電極、配線、等を形成して構成されている。
レンズモジュール3は、レンズ部6と、フランジ部7とを備えている。レンズ部6は、その表裏に所定のレンズ面6a、6bを有している。両レンズ面6a、6bは、図示の例ではいずれも凸形状の球面とされているが、用途に応じて、凸形状の球面、凹形状の球面、非球面、又は平面の種々の組み合わせを採り得る。フランジ部7は、レンズ部6の外周から鍔状に張り出して、レンズ部6の外周を取り囲んでいる。レンズ部6、及びフランジ部7は、透光性の材料で一体に形成されている。
レンズモジュール3は、そのフランジ部7と基板部5との間にスペーサ9を介してセンサモジュール2に積層され、センサモジュール2に組み付けられている。スペーサ9は、レンズモジュール3のレンズ部6がセンサモジュール2の固体撮像素子4の受光面に結像するように、センサモジュール2の基板部5とレンズモジュール3のフランジ部7との間に所定の距離を置く厚みとなっている。スペーサ9と両モジュール2、3とは、例えば接着剤などを用いて接合される。
スペーサ9は、センサモジュール2の基板部5とレンズモジュール3のフランジ部7との間に所定の距離を置くことができる限り、その形状は特に限定されないが、固体撮像素子4の周囲を取り囲んで両モジュール2、3の間を外より隔絶する枠状の部材であることが好ましい。これによれば、両モジュール2、3の間から塵等の異物が入り、それが固体撮像素子4の受光面に付着することを防止することができる。さらに、スペーサ9を遮光性の材料で形成すれば、両モジュール2、3の間から固体撮像素子4に入射する不要な光を遮ることができる。
なお、図示の例では、センサモジュール2に組み付けられるレンズモジュール3が1つとなっているが、複数のレンズモジュール3が組み付けられる場合もある。その場合に、複数のレンズモジュール3は、スペーサ9と同等のスペーサを介して順次積層され、センサモジュール2に組み付けられる。また、それらのレンズ部6のレンズ面6a、6bは、レンズモジュール3毎に異なっていてもよい。
以上のように構成された撮像ユニット1は、例えば携帯端末等の回路基板にリフロー実装される。回路基板には撮像ユニット1が実装される位置に予めペースト状の半田が印刷されており、そこに撮像ユニット1が載置される。そして、撮像ユニット1を含む回路基板に赤外線の照射や熱風の吹付けといった加熱処理が施される。それにより半田が溶け、撮像ユニット1は回路基板に実装される。
上述のレンズモジュール3は、複数のレンズ部6が1次元又は2次元に配列されたレンズアレイを、個々にレンズ部6を含むように分断して得られる。また、上述のセンサモジュール2も同様に、複数の固体撮像素子が1次元又は2次元に配列されたセンサアレイを、個々に固体撮像素子を含むように分断して得られる。以下に、レンズモジュール3を得るレンズアレイについて詳細に説明する。
図2及び図3に示すレンズアレイ10は、複数のレンズ部6と、これらのレンズ部6を相互に繋ぐ基板部11とを備えている。このレンズアレイ10は、全体として所定のサイズのウエハ状をなし、そこに複数のレンズ部6が配列されたウエハレベルレンズアレイであって、図示の例では、複数のレンズ部6は2次元に配列されている。これらのレンズ部6、及び基板部11は、透光性の材料で一体に形成されている。
上述のレンズモジュール3(図1参照)は、ウエハレベルレンズアレイ10において、隣り合うレンズ部6の間で基板部11を切断して得られる。切断されて個々のレンズ部6に付属する基板部11が、レンズモジュール3のフランジ部7となる。
ウエハレベルレンズアレイ10は、そのマスターモデルが製造され、このマスターモデルから成形型が製造される。そして、ウエハレベルレンズアレイ10は、この成形型を用いて製造される。以下に、まず、ウエハレベルレンズアレイ10のマスターモデル、及びその製造方法について説明する。
図4及び図5に示すマスターモデル40は、基板41と、複数のレンズ相当部材42とを備えている。これらのレンズ相当部材42は、基板41上に配列され、基板41に接着固定されている。図示の例では、レンズ相当部材42は、ウエハレベルレンズアレイ10における複数のレンズ部6の配列に対応して、2次元に配列されている。
基板41は、ウエハレベルレンズアレイ10と同サイズのウエハ状に形成されている。基板41の材料は特に限定されないが、例えば、ガラスや樹脂などが用いられる。
レンズ相当部材42は、その表面が、ウエハレベルレンズアレイ10のレンズ部6に形成する表側のレンズ面6aと同一形状の曲面に成形され、また、その裏面は平面に成形されている。レンズ相当部材42は、例えば、デジタルカメラ用レンズ等の製造で一般的に行われているガラスのプレス成形や樹脂の射出成形により形成される。
図6は、マスターモデル40の製造方法を示し、多数のレンズ相当部材42が予め作製され、作製されたレンズ相当部材42はレンズホルダ43に整列して収納されている。また、基板41には、その表面に接着剤51が塗布されている。接着剤としては、例えば光硬化性や熱硬化性の樹脂材料が用いられる。基板41上を精密に走査可能なXYロボット44を用い、レンズホルダ43に収納されたレンズ相当部材42を保持し、レンズホルダ43からレンズ相当部材42を1個ずつ取り出して基板41上に移送する。そして、レンズ相当部材42が基板41上の所定位置に配置されるよう位置決めし、基板41に対してレンズ相当部材42を押圧して基板41の表面に密着させる。XYロボット44によるレンズ相当部材42の保持は、例えば吸着パッドが用いられる。
図7に示すように、XYロボット44によりレンズ相当部材42を保持する際には、開閉駆動されるV字状の一対のブロック44bでレンズ相当部材42を両側から挟み込み、XYロボット44の保持部44aとレンズ相当部材42との芯合わせがなされる。なお、V字状の一対のブロック44bに限らず、その他の適宜なガイド手段を用いてXYロボット44の保持部44aとレンズ相当部材42との芯合わせを行ってもよい。
以上の工程を繰り返して、ウエハレベルレンズアレイ10の複数のレンズ部6と同数のレンズ相当部材42を基板41上に配列し、接着剤51として紫外線硬化樹脂を用いた場合には紫外線を照射し、また接着剤51として熱効果性樹脂を用いた場合には加熱して接着剤51を硬化させ、レンズ相当部材42を基板41に固定する。
以上により、ウエハレベルレンズアレイ10の表面形状と同一の形状に形成されたマスターモデル40が製造される。このように、予め作製されたレンズ相当部材42を基板41上に配列して固定するようにすれば、基板上で型のレンズ成形面を樹脂に転写して硬化させる工程を繰り返す場合に比べて、簡易な装置構成で比較的短時間にマスターモデル40を製造することができる。
ウエハレベルレンズアレイ10の裏面形状に関するマスターモデルについても、同様に、ウエハレベルレンズアレイ10のレンズ部6に形成する裏側のレンズ面6bと同一形状の曲面を有するレンズ相当部材を基板上に複数配列し、それらのレンズ相当部材を基板に固定して製造される。この場合、ウエハレベルレンズアレイ10の表面形状に関するマスターモデルと、ウエハレベルレンズアレイ10の裏面形状に関するマスターモデルとに分けられるが、基板を共用し、その表裏面にそれぞれレンズ相当部材を固定し、一つとすることもできる。
また、上述の例では、レンズホルダ43からレンズ相当部材42を1個ずつ取り出して基板41上に移送するものとして説明したが、XYロボット44に複数の保持部44aを備え、レンズホルダ43からレンズ相当部材42を複数個ずつ取り出して基板41上に配置することもできる。さらに、複数個のレンズ相当部材42を、基板41上での並びにおけるピッチで相互に連結した状態に作製しておけば、それらのレンズ相当部材42のいずれか一つを基板41上で位置決めすることで、他のレンズ相当部材42については自ずと基板41上の所定位置に配置されるので、作業効率が向上する。
以下に、マスターモデル40の変形例を説明する。
図8及び図9に示すマスターモデル40aは、基板41と、複数のレンズ相当部材42とを備えている。そして、基板41の表面には、複数の凹部45が形成されている。凹部45は、レンズ相当部材42が配置される箇所に設けられており、更に図示の例では、凹部45は、行列状に配列されるレンズ相当部材42の行又は列に沿って隣り合う凹部45と連結されている。そして、これらの凹部45は、行又は列に沿って連結されることで格子状の溝を構成している。凹部45には接着剤が充填されており、レンズ相当部材42は、凹部45に充填された接着剤によって基板41に接着固定される。これによれば、基板41の表面は接着剤によって覆われず、レンズ相当部材42と基板41の表面との密着がより確実になされる。それにより、レンズ相当部材42の中心軸(レンズ部6の光軸に相当する)の倒れを防止することができる。さらに、複数の凹部45が連結されているので、凹部45が独立している場合に比べて、全ての凹部45への接着剤の充填が容易となる。さらに、凹部45が行又は列に沿って連結され、格子状の溝を構成しており、格子点を指標としてレンズ相当部材42を基板41上で位置決めすることもできる。
図10に示すマスターモデル40bは、基板41と、複数のレンズ相当部材42とを備えている。そして、基板41の表面には、複数の嵌合凹部46が形成されている。嵌合凹部46は、レンズ相当部材42が配置される箇所に設けられており、レンズ相当部材42が嵌り込む大きさに形成されている。これによれば、レンズ相当部材42の位置決めが容易となり、また位置決め精度を向上させることもできる。嵌合凹部46は、例えば、嵌合凹部46を形成する箇所を露呈させるマスクを用いて基板41に対しサンドブラスト加工を施すことにより形成することができる。なお、図示の例では、嵌合凹部46の底面に、接着剤が充填される凹部45が設けられている。
図11に示すマスターモデル40cは、基板41と、複数のレンズ相当部材42とを備えている。そして、基板41には、複数の吸引孔47が形成されている。吸引孔47は、基板41を厚み方向に貫通し、レンズ相当部材42が配置される箇所に開口している。レンズ相当部材42が基板41上に配列された後に、吸引孔47を減圧してレンズ相当部材42を基板41に吸着し、その状態で吸引孔47を封止することで、レンズ相当部材42は基板41に固定されている。これによれば、基板41の表面は接着剤によって覆われず、レンズ相当部材42と基板41の表面との密着がより確実になされる。それにより、レンズ相当部材42の中心軸の倒れを防止することができる。吸引孔47を封止してレンズ相当部材42を固定するのに替えて、レンズ相当部材42を基板41に吸着した状態で、レンズ相当部材42の周囲に接着材を流し込み、これを硬化させてレンズ相当部材42を固定するようにしてもよい。
図12及び図13に示すマスターモデル40dは、基板41と、複数のレンズ相当部材42とを備えている。そして、レンズ相当部材42には、フランジ部48がそれぞれ設けられている。フランジ部48は、レンズ相当部材42が基板41上に配列された際に、隣り合うレンズ相当部材42の間を埋めるように形成されており、図示の例では、平面視で四角形状に形成されている。これによれば、一つのレンズ相当部材42を基板41上で位置決めすればよく、他のレンズ相当部材42についてはフランジ部48の側面同士を当接させることで基板41上の所定位置に配置することができ、作業効率が向上する。なお、基板41の外周部にあって、レンズ相当部材42のフランジ部48で覆われていない領域には、例えばレンズ相当部材42を形成する材料と同じガラスや樹脂などからなるパテ49が、周囲のフランジ部48と同じ高さまで盛られている。
上述したマスターモデル40及びその変形例40a〜40dは、いずれも複数のレンズ相当部材42の各々を基板41に固定し、基板41を介して連結されているが、上述のマスターモデル40dにおいては、複数のレンズ相当部材42の各々のフランジ部48を相互に接合して、基板41を介さずに、これらのレンズ相当部材42を連結するようにしてもよい。
次に、ウエハレベルレンズアレイ10の成形型について説明する。
図14に示す上型20は、ウエハレベルレンズアレイ10の表面形状に関するマスターモデル40を用いて製造された成形型である。また、下型30は、ウエハレベルレンズアレイ10の裏面形状に関するマスターモデル50を用いて製造された成形型である。
上型20の転写面21は、マスターモデル40の形状が転写されてなり、つまりはウエハレベルレンズアレイ10の表面形状を反転させた形状となっている。よって、転写面21には、ウエハレベルレンズアレイ10のレンズ部6の配列に対応してレンズ成形面22が2次元に配列されている。そして、レンズ成形面22は、凸形状の球面であるレンズ面6aに対応して凹形状の球面に成形されている。下型30の転写面31は、マスターモデル50の形状が転写されてなり、つまりはウエハレベルレンズアレイ10の裏面形状を反転させた形状となっている。よって、転写面31には、ウエハレベルレンズアレイ10のレンズ部6の配列に対応してレンズ成形面32が2次元に配列されている。そして、レンズ成形面32は、凸形状の球面であるレンズ面6bに対応して凹形状の球面に成形されている。これらの上型20及び下型30は、例えば電鋳法により製造される。
図15に示すように、電鋳法による上型20の製造は、まず、マスターモデル40の表面に導電膜を形成する。そして、導電膜が形成されたマスターモデル40をニッケルメッキ液に漬け、その中で導電膜を陰極とする電界を生じさせる。それにより、マスターモデル40の表面にニッケルNiが析出・堆積する。このニッケルNiの堆積物が上型20となり、マスターモデル40との接触面が転写面21となる。
次に、図16を参照して、以上のプロセスを経て製造される上型20及び下型30を用いたウエハレベルレンズアレイ10の製造方法を説明する。
まず、下型30の転写面31上に成形材料Mを供給し、成形材料Mを転写面31上に行き渡らせる。成形材料Mの流動性が比較的低い場合には、例えば、成形材料Mを予熱し、流動性を高めた状態で転写面31上に供給する(FIG.16A)。
成形材料Mとしては、エネルギー硬化性の樹脂組成物を用いることができる。エネルギー硬化性の樹脂組成物は、熱により硬化する樹脂組成物、あるいは活性エネルギー線の照射(例えば紫外線)により硬化する樹脂組成物のいずれであってもよい。
モールド形状の転写適性等、成形性の観点から硬化前には適度な流動性を有していることが好ましい。具体的には常温で液体であり、粘度が1000〜50000mPa・s程度のものが好ましい。
一方、硬化後にはリフロー工程を通しても熱変形しない程度の耐熱性を有していることが好ましい。該観点から、硬化物のガラス転移温度は200℃以上であることが好ましく、250℃以上であることがより好ましく、300℃以上であることが特に好ましい。樹脂組成物にこのような高い耐熱性を付与するためには、分子レベルで運動性を束縛することが必要であり、有効な手段としては、(1)単位体積あたりの架橋密度を上げる手段、(2)剛直な環構造を有する樹脂を利用する手段(例えばシクロヘキサン、ノルボルナン、テトラシクロドデカン等の脂環構造、ベンゼン、ナフタレン等の芳香環構造、9,9’−ビフェニルフルオレン等のカルド構造、スピロビインダン等のスピロ構造を有する樹脂、具体的には例えば、特開平9−137043号公報、同10−67970号公報、特開2003−55316号公報、同2007−334018号公報、同2007−238883号公報等に記載の樹脂)、(3)無機微粒子など高Tgの物質を均一に分散させる手段(例えば特開平5−209027号公報、同10−298265号公報等に記載)等が挙げられる。これらの手段は複数併用してもよく、流動性、収縮率、屈折率特性など他の特性を損なわない範囲で調整することが好ましい。
形状転写精度の観点からは硬化反応による体積収縮率が小さい樹脂組成物が好ましい。樹脂組成物の硬化収縮率としては10%以下であることが好ましく、5%以下であることがより好ましく、3%以下であることが特に好ましい。硬化収縮率の低い樹脂組成物としては、例えば(1)高分子量の硬化剤(プレポリマ−など)を含む樹脂組成物(例えば特開2001−19740号公報、同2004−302293号公報、同2007−211247号公報等に記載、高分子量硬化剤の数平均分子量は200〜100,000の範囲であることが好ましく、より好ましくは500〜50,000の範囲であり、特に好ましくは1,000〜20,000の場合である。また該硬化剤の数平均分子量/硬化反応性基の数で計算される値が、50〜10,000の範囲にあることが好ましく、100〜5,000の範囲にあることがより好ましく、200〜3,000の範囲にあることが特に好ましい。)、(2)非反応性物質(有機/無機微粒子,非反応性樹脂等)を含む樹脂組成物(例えば特開平6−298883号公報、同2001−247793号公報、同2006−225434号公報等に記載)、(3)低収縮架橋反応性基を含む樹脂組成物(例えば、開環重合性基(例えばエポキシ基(例えば、特開2004−210932号公報等に記載)、オキセタニル基(例えば、特開平8−134405号公報等に記載)、エピスルフィド基(例えば、特開2002−105110号公報等に記載)、環状カーボネート基(例えば、特開平7−62065号公報等に記載)、エン/チオール硬化基(例えば、特開2003−20334号公報等に記載)、ヒドロシリル化硬化基(例えば、特開2005−15666号公報等に記載)、(4)剛直骨格樹脂(フルオレン、アダマンタン、イソホロン等)を含む樹脂組成物(例えば、特開平9−137043号公報等に記載)、(5)重合性基の異なる2種類のモノマーを含み相互貫入網目構造(いわゆるIPN構造)が形成される樹脂組成物(例えば、特開2006−131868号公報等に記載)、(6)膨張性物質を含む樹脂組成物(例えば、特開2004−2719号公報、特開2008−238417号公報等に記載)等を挙げることができ、本発明において好適に利用することができる。また上記した複数の硬化収縮低減手段を併用すること(例えば、開環重合性基を含有するプレポリマーと微粒子を含む樹脂組成物など)が物性最適化の観点からは好ましい。
また、高−低2種類以上のアッベ数の異なる樹脂組成物が望まれる。高アッベ数側の樹脂は、アッベ数(νd)が50以上であることが好ましく、より好ましくは55以上であり特に好ましくは60以上である。屈折率(nd)は1.52以上であることが好ましく、より好ましくは1.55以上であり、特に好ましくは1.57以上である。このような樹脂としては、脂肪族の樹脂が好ましく、特に脂環構造を有する樹脂(例えば、シクロヘキサン、ノルボルナン、アダマンタン、トリシクロデカン、テトラシクロドデカン等の環構造を有する樹脂、具体的には例えば、特開平10−152551号公報、特開2002−212500号公報、同2003−20334号公報、同2004−210932号公報、同2006−199790号公報、同2007−2144号公報、同2007−284650号公報、同2008−105999号公報等に記載の樹脂)が好ましい。
低アッベ数側の樹脂は、アッベ数(νd)が30以下であることが好ましく、より好ましくは25以下であり特に好ましくは20以下である。屈折率(nd)は1.60以上であることが好ましく、より好ましくは1.63以上であり、特に好ましくは1.65以上である。このような樹脂としては芳香族構造を有する樹脂が好ましく、例えば9,9’−ジアリールフルオレン、ナフタレン、ベンゾチアゾール、ベンゾトリアゾール等の構造を含む樹脂(具体的には例えば、特開昭60−38411号公報、特開平10−67977号公報、特開2002−47335号公報、同2003−238884号公報、同2004−83855号公報、同2005−325331号公報、同2007−238883号公報、国際公開2006/095610号公報、特許第2537540号公報等に記載の樹脂等)が好ましい。
また、樹脂組成物には、屈折率を高めたり、アッベ数を調整したりするために、無機微粒子をマトリックス中に分散させることが好ましい。無機微粒子としては、例えば、酸化物微粒子、硫化物微粒子、セレン化物微粒子、テルル化物微粒子が挙げられる。より具体的には、例えば、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化ニオブ、酸化セリウム、酸化アルミニウム、酸化ランタン、酸化イットリウム、硫化亜鉛等の微粒子を挙げることができる。特に上記高アッベ数の樹脂に対しては、酸化ランタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム等の微粒子を分散させることが好ましく、低アッベ数の樹脂に対しては、酸化チタン、酸化スズ、酸化ジルコニウム等の微粒子を分散させることが好ましい。無機微粒子は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。また、複数の成分による複合物であってもよい。また、無機微粒子には光触媒活性低減、吸水率低減などの種々の目的から、異種金属をドープしたり、表面層をシリカ、アルミナ等異種金属酸化物で被覆したり、シランカップリング剤、チタネートカップリング剤、有機酸(カルボン酸類、スルホン酸類、リン酸類、ホスホン酸類等)又は有機酸基を持つ分散剤などで表面修飾してもよい。無機微粒子の数平均粒子サイズは通常1nm〜1000nm程度とすればよいが、小さすぎると物質の特性が変化する場合があり、大きすぎるとレイリー散乱の影響が顕著となるため、1nm〜15nmが好ましく、2nm〜10nmが更に好ましく、3nm〜7nmが特に好ましい。また、無機微粒子の粒子サイズ分布は狭いほど望ましい。このような単分散粒子の定義の仕方はさまざまであるが、例えば、特開2006−160992号に記載されるような数値規定範囲が好ましい粒径分布範囲に当てはまる。ここで上述の数平均1次粒子サイズとは、例えばX線回折(XRD)装置あるいは透過型電子顕微鏡(TEM)などで測定することができる。無機微粒子の屈折率としては、22℃、589nmの波長において、1.90〜3.00であることが好ましく、1.90〜2.70であることが更に好ましく、2.00〜2.70であることが特に好ましい。無機微粒子の樹脂に対する含有量は、透明性と高屈折率化の観点から、5質量%以上であることが好ましく、10〜70質量%が更に好ましく、30〜60質量%が特に好ましい。
樹脂組成物に微粒子を均一に分散させるためには、例えばマトリックスを形成する樹脂モノマーとの反応性を有する官能基を含む分散剤(例えば特開2007−238884号公報実施例等に記載)、疎水性セグメント及び親水性セグメントで構成されるブロック共重合体(例えば特開2007−211164号公報に記載)、あるいは高分子末端又は側鎖に無機微粒子と任意の化学結合を形成しうる官能基を有する樹脂(例えば特開2007−238929号公報、特開2007−238930号公報等に記載)等を適宜用いて微粒子を分散させることが望ましい。
また、樹脂組成物には、シリコーン系、フッ素系、長鎖アルキル基含有化合物等の公知の離型剤やヒンダードフェノール等の酸化防止剤等の添加剤が適宜配合されていてもよい。
また、樹脂組成物には、必要に応じて硬化触媒又は開始剤を配合することができる。具体的には、例えば特開2005−92099号公報(段落番号[0063]〜[0070])等に記載の熱又は活性エネルギー線の作用により硬化反応(ラジカル重合あるいはイオン重合)を促進する化合物を挙げることができる。これらの硬化反応促進剤の添加量は、触媒や開始剤の種類、あるいは硬化反応性部位の違いなどによって異なり一概に規定することはできないが、一般的には硬化反応性樹脂組成物の全固形分に対して0.1〜15質量%程度が好ましく、0.5〜5質量%程度がより好ましい。
また、樹脂組成物は上記成分を適宜配合して製造することができる。この際、液状の低分子モノマー(反応性希釈剤)等に他の成分を溶解することができる場合には別途溶剤を添加する必要はないが、このケースに当てはまらない場合には溶剤を用いて各構成成分を溶解することにより硬化性樹脂組成物を製造することができる。該硬化性樹脂組成物に使用できる溶剤としては、組成物が沈殿することなく、均一に溶解又は分散されるものであれば特に制限はなく適宜選択することができ、具体的には、例えば、ケトン類(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等)、エステル類(例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル等)、エーテル類(例えば、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等)アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、エチレングリコール等)、芳香族炭化水素類(例えば、トルエン、キシレン等)、水等を挙げることができる。硬化性組成物が溶剤を含む場合には該組成物を基板及び/又は型の上にキャストし溶剤を乾燥させた後にモールド形状転写操作を行うことが好ましい。
次いで、上型20を降下させ、上型20の転写面21と下型30の転写面31との間で成形材料Mを挟み、圧縮することによって両転写面21、31に倣って成形材料Mを変形させる(FIG.16B)。
次いで、上型20が降下しきった後に、加熱又は活性エネルギー線の照射によって成形材料Mに硬化エネルギーを付与し、上型20の転写面21と下型30の転写面31との間で成形材料Mを硬化させ、ウエハレベルレンズアレイ10を得る。対となる上型20のレンズ成形面22と下型30のレンズ成形面32との間でレンズ部6が成形される。また、レンズ成形面22、32を除く上型20の転写面21と下型30の転写面31との間で基板部11が成形される(FIG.16C)。
そして、ウエハレベルレンズアレイ10を上型20及び下型30から離型する(FIG.16D)。
以上の説明したウエハレベルレンズアレイ10の製造方法において、その製造に用いられるマスターモデル40は、ウエハレベルレンズアレイ10のレンズ部6の表裏のレンズ面6a、6bのうちいずれか一方のレンズ面に対応する曲面が設けられたレンズ相当部材42を複数配列して構成されているが、以下では、レンズ部6のレンズ面6aに対応する曲面、及びレンズ面6bに対応する曲面の双方が設けられたレンズ相当部材を複数配列して構成されるマスターモデルについて説明する。なお、以下の説明において、レンズ部6の表裏のレンズ面6a,6bは、それぞれ凸形状の球面、凹形状の球面、又は非球面であって、いずれもパワーを有するものとする。
図17及び図18に示すマスターモデル140は、基板141と、複数のレンズ相当部材142とを備える。
レンズ相当部材142は、その表裏に曲面143a、143bが形成されており、また、曲面143a、143bに挟まれる部分の外周を包囲するフランジ部144を有している。表側の曲面143aは、ウエハレベルレンズアレイ10のレンズ部6の表側のレンズ面6aと同一形状に成形されており、また、その裏側の曲面143bは、ウエハレベルレンズアレイ10のレンズ部6の裏側のレンズ面6bと同一形状に成形されている。曲面143a、143bに挟まれる部分の厚みは、ウエハレベルレンズアレイ10のレンズ部6と同じ厚みとされており、また、フランジ部144の厚みは、ウエハレベルレンズアレイ10の基板部11と同じ厚みとされている。
そして、曲面143a、143bは、それらの中心軸が互いに一致するように形成されている。曲面143a、143bの中心軸について許容される同軸度は、撮像ユニット1(図1参照)におけるレンズモジュール3のレンズ部6の表裏のレンズ面6a、6bの光軸について許容される同軸度に準拠し、例えば携帯電話等に搭載される撮像ユニットおいては、典型的には1〜2μmである。前記の同軸度を満足するレンズ相当部材142は、例えば、ガラスのプレス成形や樹脂の射出成形により形成され得る。
基板141は、ウエハレベルレンズアレイ10と同サイズのウエハ状をなし、その厚みはウエハレベルレンズアレイ10の基板部11と同じ厚みとされている。そして、基板141には、その厚み方向に貫通し、レンズ相当部材142が嵌り込む大きさの貫通孔145が複数形成されている。貫通孔145は、ウエハレベルレンズアレイ10におけるレンズ部6と同じ並びで基板141に配列されている。基板141の材料は特に限定されないが、例えば、ガラスや樹脂などが用いられる。
次に、マスターモデル140の製造方法を説明する。
図19に示すように、基板141の貫通孔145の内周面には、接着剤150がそれぞれ塗布されている。接着剤としては、例えば光硬化性や熱硬化性の樹脂材料が用いられる。また、基板141の裏面には、治具151が添えられている。治具151には、基板141の貫通孔145にそれぞれ接続する複数の貫通孔152が形成されている。貫通孔152は、レンズ相当部材142の一方の曲面143bよりは大きく、かつフランジ部144よりは小さい径に形成されている。そして、レンズ相当部材142を、個々に基板141の貫通孔145に嵌め込んでいく。治具151は、貫通孔152を通して基板141の貫通孔145に嵌め込まれたレンズ相当部材142の裏側の曲面143bを露呈させ、貫通孔152の周縁部でレンズ相当部材142のフランジ部144を支持し、全てのレンズ相当部材142を同じ高さに揃える(FIG.19A)。
以上の工程を繰り返し、基板141の全ての貫通孔145にレンズ相当部材142をそれぞれ嵌め込む。その後に、接着剤150として紫外線硬化樹脂を用いた場合には紫外線を照射し、また接着剤150として熱硬化性樹脂を用いた場合には加熱して接着剤150を硬化させ、レンズ相当部材142を基板141にそれぞれ固定する。基板141とレンズ相当部材142とが接着によって固定された後は、治具151を基板141から取り外す(FIG.19B)。
以上により、複数のレンズ相当部材142は、ウエハレベルレンズアレイ10における複数のレンズ部6と同じ並びに配列され、基板141によって相互に連結されて一体化される。それにより得られるマスターモデル140は、ウエハレベルレンズアレイ10と同一形状をなす。
このように、ウエハレベルレンズアレイ10のレンズ部6の表裏に形成されるレンズ面6a、6bとそれぞれ同じ形状の曲面143a、143bが表裏に形成されたレンズ相当部材142を複数配列して、マスターモデル140の表裏にそれらの曲面143a、143bを配列している。個々のレンズ相当部材142において、中心軸を高精度に合わせてその表裏に曲面143a、143bを形成するのは比較的容易である。よって、マスターモデル140の全体にわたって、対となる曲面143a、143bの中心軸を容易にかつ高精度に合わせることができる。
次に、マスターモデル140を用いて製造されるレンズアレイの成形型及びその製造方法について説明する。
図20に示す成形型は、上型120と、下型130とを備える。
上型120は、転写面121を有する。転写面121は、マスターモデル140の表面形状が転写されてなり、つまりはウエハレベルレンズアレイ10の表面形状を反転させた形状となっている。転写面121には、マスターモデル140の表側に配列された曲面143aと同じ並びで複数のレンズ成形面122が行列状に配列されている。レンズ成形面122は、凸形状の球面である曲面143aに対応して凹形状の球面に成形されている。
下型130は、転写面131を有する。転写面131は、マスターモデル140の裏面形状が転写されてなり、つまりはウエハレベルレンズアレイ10の裏面形状を反転させた形状となっている。転写面131には、マスターモデル140の裏側に配列された曲面143bと同じ並びで複数のレンズ成形面132が行列状に配列されている。レンズ成形面132は、凸形状の球面である曲面143bに対応して凹形状の球面に成形されている。
上型120及び下型130には、相互の位置決めを行う位置決め部として、対となるピン収容孔123、133が複数箇所に設けられている。
図21に示すように、上型120及び下型130は、マスターモデル140を用いて電鋳法により製造することができる。まず、マスターモデル140の複数箇所にピン146をそれぞれ立設する。ピン146は、マスターモデル140の表側及び裏側にそれぞれ突出するように、マスターモデル140をその厚さ方向に貫通して配置される。そして、マスターモデル140の表面、及び裏面に導電膜をそれぞれ形成する。
次いで、マスターモデル140をニッケルメッキ液に漬け、その中で導電膜を陰極とする電界を生じさせる。それにより、マスターモデル140の表面及び裏面にニッケルがそれぞれ析出・堆積する。マスターモデル140の表側の堆積物が上型120となり、また、マスターモデル140の裏側の堆積物が下型130となる。
上型120において、マスターモデル140との接触面が転写面121となり、その面には、マスターモデル140の表側に配列された曲面143aと同じ並びで、曲面143aを反転した形状のレンズ成形面122が配列される。また、転写面121には、マスターモデル140の表側に突出して配置されたピン146の端部の形状が転写されてなるピン収容孔123が形成される。
同様に、下型130において、マスターモデル140との接触面が転写面131となり、その面には、マスターモデル140の裏側に配列された曲面143bと同じ並びで、曲面143bを反転した形状のレンズ成形面132が配列される。また、転写面131には、マスターモデル140の裏側に突出して配置されたピン146の端部の形状が転写されてなるピン収容孔133が形成される。
マスターモデル140は、上述のとおり、対となる曲面143a、143bの中心軸がその全体にわたって高精度に合っている。よって、上型120及び下型130の相互の位置決めが正確になされることにより、対となる上型120のレンズ成形面122及び下型130のレンズ成形面132の中心軸もまた、全てにおいて高精度に合うこととなる。そして、上型120の各ピン収容孔123と、対応する下型130のピン収容孔133とに、ピン146の端部をそれぞれ収容することにより、上型120及び下型130の相互の位置決めを容易にかつ正確に行うことができる。
なお、上型120及び下型130の製造は、電鋳法に限られるものではない。例えば、型素材としてガラスや樹脂を用い、軟化したこれらの型素材にマスターモデル140の表面形状又は裏面形状をそれぞれ転写して製造することもできる。
次に、図22を参照して、上述の上型120及び下型130を用いたウエハレベルレンズアレイ10の製造方法について説明する。
まず、下型130の転写面131上に成形材料Mを供給する(FIG.22A)。
次いで、上型120を降下させ、上型120の転写面121と下型130の転写面131との間で成形材料Mを挟み、圧縮することによって転写面121、131に倣って成形材料Mを変形させる。ここで、上型120の各ピン収容孔123と、対応する下型130のピン収容孔133とに、ピン146の端部をそれぞれ収容して、上型120及び下型130の相互の位置決めを行う。それにより、上型120の各レンズ成形面122の中心軸と、対応する下型130のレンズ成形面132の中心軸とが高精度に合わされる(FIG.22B)。
次いで、上型120が降下しきった後に、加熱又は活性エネルギー線の照射によって成形材料Mに硬化エネルギーを付与し、上型120の転写面121と下型130の転写面131との間で成形材料Mを硬化させ、ウエハレベルレンズアレイ10を得る。対となる上型120のレンズ成形面122と下型130のレンズ成形面132との間でレンズ部6が形成される。また、レンズ成形面122、132を除く上型120の転写面121と下型130の転写面131との間で基板部11が形成される(FIG.22C)。
そして、ウエハレベルレンズアレイ10を上型120及び下型130から離型する(FIG.22D)。
上型120と下型130の相互の位置決めにより、対となる上型120のレンズ成形面122及び下型130のレンズ成形面132の中心軸が、全てにおいて高精度に合った状態にあるので、対となるレンズ成形面122、132の間でそれぞれ形成されるレンズ部6の表裏のレンズ面6a、6bの光軸もまた、全てにおいて高精度に合うこととなる。
次に、図23を参照して、撮像ユニットの製造方法について説明する。
図23に示す例は、スペーサ部材70を介してセンサアレイ60にウエハレベルレンズアレイ10を積層して一体とし、その後に、ウエハレベルレンズアレイ10、センサアレイ60、及びスペーサ部材70をまとめて切断して、複数の撮像ユニット1(図1参照)を得るものである。
センサアレイ60は、シリコンなどの半導体材料で形成されたウエハ61を備える。ウエハ61は、ウエハレベルレンズアレイ10と同サイズに形成されている。そして、ウエハ61上には、複数の固体撮像素子4が形成されている。これらの固体撮像素子4は、ウエハ61上において、ウエハレベルレンズアレイ10の複数のレンズ部6と同じ並びで行列状に配列されている。
スペーサ部材70は、ウエハレベルレンズアレイ10と同サイズのウエハ状をなす部材である。スペーサ部材70には、複数の貫通孔71が形成されている。これらの貫通孔71は、スペーサ部材70において、ウエハレベルレンズアレイ10の複数のレンズ部6と同じ並びで行列状に配列されている。
まず、複数の固体撮像素子4が配列されているセンサアレイ60の表面にスペーサ部材70を載置して、両者を接合する。そして、スペーサ部材70の上にウエハレベルレンズアレイ10を載置し、スペーサ部材70とウエハレベルレンズアレイ10とを接合する。スペーサ部材70により、ウエハレベルレンズアレイ10の各レンズ部6と、対応するセンサアレイ60の固体撮像素子4との間に、所定の距離が置かれる(FIG.23A)。
そして、ウエハレベルレンズアレイ10、センサアレイ60、及びスペーサ部材70が一体となった積層体80を格子状に切断する。ウエハレベルレンズアレイ10は、個々にレンズ部6を含む複数のレンズモジュール3に分離され、センサアレイ60は、個々に撮像素子を含む複数のセンサモジュール2に分離され、そして、スペーサ部材70は、各レンズモジュール3と対応するセンサモジュール2との間に介在して両者を接続する複数のスペーサ9に分離される。一組のレンズモジュール3、センサモジュール2、及びスペーサ9は、一体に接合されて撮像ユニット1を構成した状態で分離される(FIG.23B)。
なお、図示の例では、センサアレイ60に積層されるウエハレベルレンズアレイ10が1つとなっているが、複数のウエハレベルレンズアレイ10が積層される場合もある。その場合に、各ウエハレベルレンズアレイ10は、センサアレイ60との間にスペーサ部材70を介し、またセンサアレイ60に積層されたウエハレベルレンズアレイ10との間にスペーサ部材70と同等のスペーサ部材を介して順次積層される。また、レンズ部6の形状は、ウエハレベルレンズアレイ10毎に異なっていてもよい。
ここで、センサアレイ60に複数のウエハレベルレンズアレイ10が積層される場合に、それらの積層方向に並んで1つの光学系を構成する複数のレンズ部6の光軸が高精度に合っていることも要求される。ウエハレベルレンズアレイ10の各レンズ部6の光軸と、対応する他のウエハレベルレンズアレイ10のレンズ部6の光軸の同軸度は、主として、個々のウエハレベルレンズアレイ10におけるレンズ部6の配列のピッチ精度に依存し、即ち、それらのマスターモデル140におけるレンズ相当部材142の配列のピッチ精度に依存する。図24及び図25を参照し、2つのウエハレベルレンズアレイ10が積層されるものとして、積層される複数のレンズアレイそれぞれのマスターモデル、及びそれらの製造方法を説明する。
図24に示すように、マスターモデル140A、140Bは、積層される複数のレンズアレイそれぞれのマスターモデルであって、いずれも上述のマスターモデル140と同一の構成を備え、複数の貫通孔145が配列された基板141と、貫通孔145に嵌め込まれた複数のレンズ相当部材142とを備える。ただし、マスターモデル140Aに含むレンズ相当部材142と、マスターモデル140Bに含むレンズ相当部材142とでは、それらの表裏に形成されている曲面143a、143bの形状(径)が異なっている。従って、マスターモデル140Aの形状が転写されてなる成形型を用いて複製されるウエハレベルレンズアレイ10と、マスターモデル140Bの形状が転写されてなる成形型を用いて複製されるウエハレベルレンズアレイ10と、でレンズ部6の形状(径)は異なる。
図25に示すように、マスターモデル140Aに含む基板141、及びマスターモデル140Bに含む基板141は、それらの基板素材141´を積層し、積層された2つの基板素材141´に対して、ドリルやエンドミルによる穴あけ加工を一括して施して貫通孔145を形成し、作製される。
これによれば、マスターモデル140Aとマスターモデル140Bとで、それらの基板141における貫通孔145の配列のピッチが同一となり、よって、それらの貫通孔145に嵌め込まれたレンズ相当部材142の配列のピッチもまた、マスターモデル140Aとマスターモデル140Bとで同一となる。それにより、マスターモデル140Aの形状が転写されてなる成形型を用いて複製されるウエハレベルレンズアレイ10と、マスターモデル140Bの形状が転写されてなる成形型を用いて複製されるウエハレベルレンズアレイ10とでレンズ部6の配列のピッチもまた同一となる。そこで、これらのウエハレベルレンズアレイ10が積層された際に、それらの積層方向に並んで1つの光学系を構成する複数のレンズ部6の光軸が高精度に合うこととなる。
なお、図示の例では、マスターモデル140Aに含むレンズ相当部材142と、マスターモデル140Bに含むレンズ相当部材142とで、それらの表裏に形成されている曲面143a、143bの径は異なっている。マスターモデル140Aに含む基板141、及びマスターモデル140Bに含む基板141に一括して形成される貫通孔145は、マスターモデル140Aに含むレンズ相当部材142の曲面143a、143b、又はマスターモデル140Bに含むレンズ相当部材142の曲面143a、143bのいずれか大きい方の径を基準に、それより大径なものとする。そして、曲面143a、143bに挟まれる部分と貫通孔145の内周面との間は、フランジ部144によって埋めるようにする。こうすることで、レンズ径の違うウエハレベルレンズを積層する場合であっても、一括加工した基板を用いることができるため、加工も容易となり、積層したレンズ間のピッチ精度が高精度に維持できる。
以下に、マスターモデル140の変形例を説明する。
図26に示すマスターモデル140aは、上述の積層体80におけるスペーサ部材70に相当するスペーサ部をウエハレベルレンズアレイ10に一体に形成する場合におけるマスターモデルである。このマスターモデル140は、基板141と、複数のレンズ相当部材142とを備える。
基板141は、ウエハレベルレンズアレイ10と同サイズのウエハ状をなし、その厚みはウエハレベルレンズアレイ10の基板部11、及びスペーサ部材70の合計の厚みとされている。レンズ相当部材142が貫通孔145にそれぞれ嵌め込まれた状態で、レンズ相当部材142の裏側の曲面143bは貫通孔145の内に収容されており、基板141の裏面側は、レンズ相当部材142の裏側の曲面143bより突出して、スペーサ部147を形成する。即ち、スペーサ部147は、基板141の厚みによって形成される。
このマスターモデル140の形状が転写されてなる成形型を用いて複製されるウエハレベルレンズアレイ10の裏側には、マスターモデル140のスペーサ部147に対応するスペーサ部が一体に形成される。このスペーサ部は、センサアレイ60や他のウエハレベルレンズアレイ10への積層の際に、それらとの間に介在して、各レンズ部6と、対応する素子(センサアレイ60の固体撮像素子4、又は他のウエハレベルレンズアレイ10のレンズ部6)との間に所定の距離を置く。
図27及び図28に示すマスターモデル140bは、ウエハレベルレンズアレイ10の複数のレンズ部6と同じ並びで配列された複数のレンズ相当部材142を備えている。
レンズ相当部材142は、その表裏に曲面143a、143bが形成されており、また、曲面143a、143bに挟まれる部分の外周を包囲するフランジ部144を有している。フランジ部144は、レンズ相当部材142が配列された際に、隣り合うレンズ相当部材142の間を埋めるように形成されており、図示の例では、平面視で四角形状に形成されている。レンズ相当部材142は、そのフランジ部144を隣り合うレンズ相当部材142のフランジ部144と接合され、相互に連結されている。
次に、マスターモデル140bの製造方法を説明する。
まず、多数のレンズ相当部材142が予め作製され、それらのフランジ部144の側面には光硬化性樹脂や熱硬化性樹脂などの接着剤150がそれぞれ塗布されている。そして、1つのレンズ相当部材142を治具151上に配置し、これを基点に、他のレンズ相当部材142を、既に治具151上に配置されたレンズ相当部材142に隣接させて載置していく。その際、フランジ部144の側面同士を当接させることで、治具151上に載置するレンズ相当部材142の位置決めがなされる(FIG.29A)。
以上の工程を繰り返して、治具151上に、ウエハレベルレンズアレイ10の複数のレンズ部6と同数のレンズ相当部材142をレンズ部6と同じ並びで配列する。その後に、接着剤150として紫外線硬化樹脂を用いた場合には紫外線を照射し、また接着剤150として熱効果性樹脂を用いた場合には加熱して接着剤150を硬化させ、隣り合うレンズ相当部材142を、それらのフランジ部144において接合し、相互に連結する。そして、一体とされた複数のレンズ相当部材142の外周を取り囲むように治具151上にパテ148を盛り、全体としてウエハ状に成形する(FIG.29B)。
図30に示すマスターモデル140cは、その表裏にスペーサ部147が設けられている。レンズ相当部材142のフランジ部144には、その表裏の縁に沿って、枠部147a、147bがそれぞれ設けられている。枠部147aは、レンズ相当部材142の表側の曲面143aを取り囲み、曲面143aよりも突出している。また、枠部147bは、レンズ相当部材142の裏側の曲面143bを取り囲み、曲面143bよりも突出している。
レンズ相当部材142の表裏の枠部147a、147bは、隣り合うレンズ相当部材142の表裏の枠部147a、147bとそれぞれ接合されている。複数のレンズ相当部材142の表側の枠部147aが一体となって、マスターモデル140cの表側のスペーサ部147を構成し、また、複数のレンズ相当部材142の裏側の枠部147bが一体となって、マスターモデル140cの裏側のスペーサ部147を構成する。
このマスターモデル140cの形状が転写されてなる成形型を用いて複製されるウエハレベルレンズアレイ10の表裏には、マスターモデル140cの表裏のスペーサ部147に対応するスペーサ部が一体に形成される。このスペーサ部は、センサアレイ60や他のウエハレベルレンズアレイ10への積層の際に、それらとの間に介在して、各レンズ部6と、対応する素子(センサアレイ60の固体撮像素子4、又は他のウエハレベルレンズアレイ10のレンズ部6)との間に所定の距離を置く。
次に、マスターモデル140を用いて製造されるレンズアレイの成形型の他の例、及びその製造方法について説明する。
図31に示す成形型は、上型220と、下型230とを備える。
上型220は、転写面221を有する。転写面221は、マスターモデル140の表面形状が転写されてなり、マスターモデル140の表側に配列された曲面143aと同じ並びで複数のレンズ成形面222が行列状に配列されている。
下型230は、転写面231を有する。転写面231は、マスターモデル140の裏面形状が転写されてなり、マスターモデル140の裏側に配列された曲面143bと同じ並びで複数のレンズ成形面232が行列状に配列されている。
上型220及び下型230には、相互の位置決めを行う位置決め部として、互いに整合するテーパ面224、234がその外周部に全周にわたってそれぞれ設けられている。また、上型220及び下型230には、それらの中心軸回りの相対回転を規制するために、中心軸から外れた位置に一対のピン収容孔223、233がそれぞれ設けられている。
図32に示すように、まず、マスターモデル140の中心軸から外れた位置にピン146を立設し、ピン146を含むマスターモデル140の全面に導電膜を形成する。そして、上述の電鋳法によって、マスターモデル140の全面にニッケルを析出・堆積させる。それにより、マスターモデル140は、ニッケルの堆積物250により包まれる(FIG.32A)。
次いで、堆積物250に、その外周面から内部のマスターモデル140の外周面に達する深さでかつマスターモデル140の外周面に対して(換言すればマスターモデル140の中心軸に対して)所定の角度θ(<90°)で傾斜して、全周にわったて切り込みを入れ、堆積物250を、その厚さ方向に二分する(FIOG.32B)。
堆積物250を二分したうちの一方は、マスターモデル140の表面形状が転写されてなる転写面221を含み、これが上型220となる。また、他方は、マスターモデル140の裏面形状が転写されてなる転写面231を含み、これが下型230となる。そして、上型220に残る切断面がテーパ面224となり、下型230に残る切断面がテーパ面234となる(FIG.32C)。
マスターモデル140は、上述のとおり、対となる曲面143a、143bの中心軸がその全体にわたって高精度に合っている。よって、上型220及び下型230の相互の位置決めが正確になされることにより、対となる上型220のレンズ成形面222及び下型230のレンズ成形面232の中心軸もまた、全てにおいて高精度に合うこととなる。そして、上型220のテーパ面224と下型230のテーパ面234とを整合させることにより、上型220及び下型230の相互の位置決めを容易にかつ正確に行うことができる。
以上説明したように、本明細書には、複数のレンズ部が配列されたレンズアレイを成形するための成形型の原型となるマスターモデルであって、前記レンズ部のレンズ面と同じ形状に成形された曲面をそれぞれ有する複数のレンズ相当部材が、前記レンズアレイにおける前記複数のレンズ部と同じ並びで配列され、一体的に連結されてなるマスターモデルが開示されている。
また、本明細書に開示されたマスターモデルは、前記レンズアレイの前記レンズ部が、パワーのあるレンズ面を表裏にそれぞれ有し、前記各レンズ相当部材は、前記レンズ部の表裏のレンズ面と同じ形状に成形された曲面を表裏にそれぞれ有する。
また、本明細書には、複数のレンズ部が配列されたレンズアレイを成形するための成形型の原型となるマスターモデルの製造方法であって、前記レンズ部のレンズ面と同じ形状に成形された曲面を有するレンズ相当部材を複数形成する工程と、前記レンズアレイにおける前記複数のレンズ部と同じ並びで、前記複数のレンズ相当部材を1個又は複数個ずつ配列する工程と、配列された前記複数のレンズ相当部材を一体的に連結する工程と、を備えるマスターモデルの製造方法が開示されている。
また、本明細書に開示されたマスターモデルの製造方法は、前記レンズアレイの前記レンズ部は、パワーのあるレンズ面を表裏にそれぞれ有し、前記各レンズ相当部材は、前記レンズ部の表裏のレンズ面と同じ形状に成形された曲面を表裏にそれぞれ有する。
また、本明細書に開示されたマスターモデルの製造方法は、前記レンズ相当部材は、配列された際に隣り合う他のレンズ相当部材との間を埋めるフランジ部を有し、前記複数のレンズ相当部材を、それらの前記フランジ部を互いに当接させて配列する。
また、本明細書に開示されたマスターモデルの製造方法は、前記複数のレンズ相当部材を基板に配列する。
また、本明細書に開示されたマスターモデルの製造方法は、配列された際に隣り合う複数個の前記レンズ相当部材を予め連結しておく。
また、本明細書には、複数のレンズ部が配列されたレンズアレイの成形型であって、上記のマスターモデルの形状を型素材に転写して形成されたレンズアレイの成形型が開示されている。
また、本明細書には、複数のレンズ部が配列されたレンズアレイの成形型であって、上記のマスターモデルの表面形状を第1の型素材に転写して形成された上型、及び前記マスターモデルの裏面形状を第2の型素材に転写して形成された下型を備え、前記上型及び前記下型に、相互の位置決めをなす位置決め部が設けられたレンズアレイの成形型が開示されている。
また、本明細書には、複数のレンズ部が配列されたレンズアレイの成形型の製造方法であって、上記のマスターモデルの表面に複数の凸部を設けると共に、前記マスターモデルの裏面にも、前記表面の前記各凸部に対応する位置に、凸部をそれぞれ設け、前記マスターモデルの表面形状を型素材に転写して上型を形成し、また、前記マスターモデルの裏面形状を型素材に転写して下型を形成するレンズアレイの成形型の製造方法が開示されている。
また、本明細書には、複数のレンズ部が配列されたレンズアレイの成形型の製造方法であって、上記のマスターモデルを型素材で包み込んで、該マスターモデルの表面形状及び裏面形状を該型素材に転写し、前記型素材を切断して、前記マスターモデルの表面形状が転写された上型と、前記マスターモデルの裏面形状が転写された下型とに分離するレンズアレイの成形型の製造方法が開示されている。
また、本明細書には、上記のレンズアレイ用成形型を用いてレンズ材料を成形してなるレンズアレイが開示されている。
また、本明細書には、上記のレンズアレイから一つのレンズ部を含んで分離されたレンズモジュールが開示されている。
また、本明細書には、固体撮像素子を含むセンサモジュールと、前記固体撮像素子に結像する少なくとも一つのレンズモジュールとを備え、前記レンズモジュールが、上記のレンズモジュールである撮像ユニットが開示されている。
1 撮像ユニット
2 センサモジュール
3 レンズモジュール
4 固体撮像素子
6 レンズ部
6a レンズ面
6b レンズ面
10 レンズアレイ
20 上型
30 下型
40 マスターモデル
41 基板
42 レンズ相当部材

Claims (14)

  1. 複数のレンズ部が配列されたレンズアレイを成形するための成形型の原型となるマスターモデルであって、
    前記レンズ部のレンズ面と同じ形状に成形された曲面をそれぞれ有する複数のレンズ相当部材が、前記レンズアレイにおける前記複数のレンズ部と同じ並びで配列され、一体的に連結されてなるマスターモデル。
  2. 請求項1に記載のマスターモデルであって、
    前記レンズアレイの前記レンズ部は、パワーのあるレンズ面を表裏にそれぞれ有し、
    前記各レンズ相当部材は、前記レンズ部の表裏のレンズ面と同じ形状に成形された曲面を表裏にそれぞれ有するマスターモデル。
  3. 複数のレンズ部が配列されたレンズアレイを成形するための成形型の原型となるマスターモデルの製造方法であって、
    前記レンズ部のレンズ面と同じ形状に成形された曲面を有するレンズ相当部材を複数形成する工程と、
    前記レンズアレイにおける前記複数のレンズ部と同じ並びで、前記複数のレンズ相当部材を1個又は複数個ずつ配列する工程と、
    配列された前記複数のレンズ相当部材を一体的に連結する工程と、
    を備えるマスターモデルの製造方法。
  4. 請求項3に記載のマスターモデルの製造方法であって、
    前記レンズアレイの前記レンズ部は、パワーのあるレンズ面を表裏にそれぞれ有し、
    前記各レンズ相当部材は、前記レンズ部の表裏のレンズ面と同じ形状に成形された曲面を表裏にそれぞれ有するマスターモデルの製造方法。
  5. 請求項3又は請求項4に記載のマスターモデルの製造方法であって、
    前記レンズ相当部材は、配列された際に隣り合う他のレンズ相当部材との間を埋めるフランジ部を有し、
    前記複数のレンズ相当部材を、それらの前記フランジ部を互いに当接させて配列するマスターモデルの製造方法。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか一項に記載のマスターモデルの製造方法であって、
    前記複数のレンズ相当部材を基板に配列するマスターモデルの製造方法。
  7. 請求項3から請求項6のいずれか一項に記載のマスターモデルの製造方法であって、
    配列された際に隣り合う複数個の前記レンズ相当部材を予め連結しておくマスターモデルの製造方法。
  8. 複数のレンズ部が配列されたレンズアレイの成形型であって、
    請求項1に記載のマスターモデルの形状を型素材に転写して形成された成形型。
  9. 複数のレンズ部が配列されたレンズアレイの成形型であって、
    請求項2に記載のマスターモデルの表面形状を第1の型素材に転写して形成された上型、及び前記マスターモデルの裏面形状を第2の型素材に転写して形成された下型を備え、
    前記上型及び前記下型に、相互の位置決めをなす位置決め部が設けられた成形型。
  10. 複数のレンズ部が配列されたレンズアレイの成形型の製造方法であって、
    請求項2に記載のマスターモデルの表面に複数の凸部を設けると共に、前記マスターモデルの裏面にも、前記表面の前記複数の凸部の各々に対応する位置に、凸部をそれぞれ設け、
    前記マスターモデルの表面形状を型素材に転写して上型を形成し、また、前記マスターモデルの裏面形状を型素材に転写して下型を形成する成形型の製造方法。
  11. 複数のレンズ部が配列されたレンズアレイの成形型の製造方法であって、
    請求項2に記載のマスターモデルを型素材で包み込んで、該マスターモデルの表面形状及び裏面形状を該型素材に転写し、
    前記型素材を切断して、前記マスターモデルの表面形状が転写された上型と、前記マスターモデルの裏面形状が転写された下型とに分離する成形型の製造方法。
  12. 請求項8又は請求項9に記載のレンズアレイ用成形型を用いてレンズ材料を成形してなるレンズアレイ。
  13. 請求項12に記載のレンズアレイから一つのレンズ部を含んで分離されたレンズモジュール。
  14. 固体撮像素子を含むセンサモジュールと、前記固体撮像素子に結像する少なくとも一つのレンズモジュールとを備え、
    前記レンズモジュールが、請求項13に記載のレンズモジュールである撮像ユニット。
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