JP2011071281A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents

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正樹 小西
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Abstract

【課題】 電極と半導体基板の間の順方向特性を改善する技術を提供する。
【解決手段】 半導体装置100は、表面の少なくとも一部に複数の突出部6aが形成されている突出部領域6を有する半導体基板14と、複数の突出部6aの側面6dに形成されている電流方向異方性材料4と、突出部領域6上に形成されている電極2を備える。電流方向異方性材料4は平面方向のキャリア移動度が高いので、電極2と半導体基板14の間の順方向特性を改善することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電極と半導体基板の間の順方向特性が改善された半導体装置とその製造方法に関する。
金属電極と半導体基板を接合させたときに、例えば、金属電極の金属材料の仕事関数、半導体基板の半導体材料のフェルミエネルギー、半導体基板の濃度等に基づいて、金属電極と半導体基板はショットキー接合又はオーミック接合することが知られている。半導体装置は、様々な目的でショットキー接合する金属電極及び/又はオーミック接合する金属電極を必要とする。
例えば、整流作用を示すショットキー接合を利用するショットキーダイオードが知られている。特許文献1には、ショットキーダイオードの一例であるジャンクション・バリア・ショットキーダイオード(Junction Barrier Schottky Diode:以下、JBSダイオードという)が開示されている。JBSダイオードは、表層部にn型層とp型層が設けられた半導体基板を備えている。アノード電極は、n型層とp型層の双方にショットキー接合する。このJBSダイオードは、半導体基板の表層部にp型層を有しているので、高サージ耐量が期待される。
特開平5−136015号公報
しかしながら、JBSダイオードは、半導体基板の表層部にp型層が設けられているので、半導体基板の表面に占めるn型層の面積が小さい。このため、JBSダイオードは、順方向電圧が印加されたときの電流経路が狭いので、オン電圧が高いという問題がある。
JBSダイオードのオン電圧を改善するためには、アノード電極とp型層をオーミック接合させるのが望ましい。アノード電極とp型層をオーミック接合させれば、p型層が設けられている領域がpn接合ダイオードとして動作し、オン電圧を改善することができる。しかしながら、JBSダイオードでは、アノード電極とn型層をショットキー接合させなければならないことから、アノード電極の金属材料には、半導体基板の半導体材料とショットキー接合する金属材料が選択される。このため、アノード電極とp型層もショットキー接合しており、p型層が設けられている領域をpn接合ダイオードとして動作させることが困難である。アノード電極とn型層をショットキー接合させながら、アノード電極とp型層をオーミック接合させる技術が必要である。
また、JBSダイオードに限らず、様々な場面で電極と半導体基板の順方向特性を改善する技術が必要とされている。例えば、半導体材料の種類によっては、オーミック接合可能な金属材料が限られており、オーミック接合させるために高価な金属材料を選択したり、高コストな製造技術を利用しなければならないことがある。このような場合も、順方向特性を改善する技術が開発されれば、安価な金属材料、あるいは、低コストな製造技術を用いてオーミック接合が可能となり、製造コストを削減することができる。
本明細書で開示される技術は、電極と半導体基板の間の順方向特性を改善する技術を提供することを目的としている。
本明細書で開示される技術は、電極と半導体基板の間に電流方向異方性材料を介在させることを特徴としている。さらに、電極が接合する半導体基板の表面には複数の突出部が形成されており、その複数の突出部の側面に電流方向異方性材料が形成されていることを特徴としている。電流方向異方性材料が突出部の側面に形成されているので、突出部の側面の上端部において電流方向異方性材料の一方の端部が電極と接触し、突出部の側面の下端部において電流方向異方性材料の他方の端部が半導体基板に接触する。これにより、電流は、電流方向異方性材料を介して電極と半導体基板の間を流れる。この結果、電極と半導体基板の間の順方向特性が改善される。なお、本明細書でいう「電流方向異方性材料」とは、平面方向にはキャリアの移動度が高く、その平面に直交する方向にはキャリアの移動度が低い材料のことをいう。また、本明細書でいう「突出部」とは、側面を備えた構造であり、その側面は、電極と半導体基板の積層方向成分を少なくとも備えている。「突出部」は、半導体基板と同一の半導体材料であることが望ましい。
本明細書で開示される半導体装置は、表面の少なくとも一部に複数の突出部が形成されている突出部領域を有する半導体基板と、複数の突出部の側面に形成されている電流方向異方性材料と、突出部領域上に形成されている電極を備える。これにより、電極と半導体基板の間の順方向特性が改善される。
本明細書で開示される半導体装置では、突出部領域の以外の表面の少なくとも一部に電流方向異方性材料が形成されていない非被覆領域を有していてもよい。この場合、電極は、非被覆領域にも接合することが望ましい。この形態の半導体装置によると、電極と半導体基板の間に、ショットキー接合する領域とオーミック接合する領域を形成することができる。
本明細書で開示される半導体装置では、非被覆領域は、突出部領域よりも平坦であることが望ましい。この形態の半導体装置によると、ショットキー接合する領域におけるリーク電流を抑制することができる。
半導体基板の半導体材料が、炭化珪素系半導体であることが望ましい。炭化珪素系半導体は優れた物性を有しており、低オン電圧で高耐量な半導体装置を実現することができる。
電流方向異方性材料は、グラフェンであることが望ましい。グラフェンは、6員環構造の炭素が2次元平面に広がる材料であり、平面方向にはキャリアの移動度が高く、その平面に直交する方向にはキャリアの移動度が低い。本明細書でいう「グラフェン」には、単層グラファイトのみならず、数ナノメートルの厚みを有する多層グラファイト(極薄グラファイト)も含まれる。また、他の電流異方性材料として、カーボンナノチューブ等が挙げられる。
本明細書で開示される技術は、JBSダイオードに具現化することができる。本明細書で開示されるJBSダイオードは、表層部にn型層とp型層が設けられているとともに、p型層の表面に複数の突出部が形成されている半導体基板を備えている。JBSダイオードはさらに、複数の突出部の側面に形成されている電流方向異方性材料と、p型層上に形成されているアノード電極を備えている。本明細書で開示されるJBSダイオードは、アノード電極とp型層の間の順方向特性が改善される。これにより、順方向時において、p型層が設けられている領域がpn接合ダイオードとして動作し、オン電圧を改善することができる。
本明細書で開示されるJBSダイオードでは、アノード電極が、n型層にも接合していることが望ましい。このJBSダイオードによると、アノード電極は、n型層との間でショットキー接合するとともに、p型層との間でオーミック接合することができる。
本明細書で開示されるJBSダイオードでは、n型層の表面が、p型層の表面よりも平坦であることが望ましい。この形態のJBSダイオードによると、ショットキー接合する領域におけるリーク電流を抑制することができる。
本明細書で開示される半導体装置の製造方法は、半導体基板の表面の少なくとも一部に複数の突出部を有する突出部領域を形成する突出部領域形成工程と、複数の突出部の側面に電流方向異方性材料を形成する電流方向異方性材料形成工程と、突出部領域上に電極を形成する電極形成工程を備える。この製造方法によると、電極と半導体基板の間の順方向特性が改善された半導体装置を製造することができる。
本明細書で開示される半導体装置の製造方法では、保護膜形成工程と平坦領域露出工程をさらに備えているのが望ましい。保護膜形成工程は、突出部領域形成工程に先立って、突出部領域を形成する範囲以外の表面の少なくとも一部に保護膜を形成する。平坦領域露出工程は、突出部領域形成工程の後に、保護膜を除去して平坦領域を露出させる。この製造方法によると、半導体基板の表面に突出部領域と平坦領域を形成することができ、突出部領域では電極と半導体基板をオーミック接合させ、平坦領域では電極と半導体基板をショットキー接合させることができる。
本明細書で開示される技術では、電極と半導体基板の間の順方向特性を改善することができる。
図1は、実施例1の半導体装置の要部断面図を示す。 図2は、実施例2の半導体装置の要部断面図を示す。 図3は、実施例1の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(1)。 図4は、実施例1の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(2)。 図5は、実施例1の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(3)。 図6は、実施例1の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(4)。 図7は、実施例1の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(5)。 図8は、実施例1の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(6)。 図9は、実施例1の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(7)。 図10は、実施例1の半導体装置の他の製造方法を説明する断面図を示す。 図11は、実施例2の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(1)。 図12は、実施例2の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(2)。 図13は、実施例2の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(3)。 図14は、実施例3の半導体装置の要部断面図を示す。 図15は、実施例4の半導体装置の要部断面図を示す。 図16は、実施例3の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(1)。 図17は、実施例3の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(2)。 図18は、実施例3の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(3)。 図19は、実施例3の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(4)。 図20は、実施例3の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(5)。 図21は、実施例3の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(6)。 図22は、実施例4の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(1)。 図23は、実施例4の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(2)。 図24は、実施例4の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(3)。 図25は、実施例4の半導体装置の製造工程を説明する断面図を示す(4)。
実施例を説明する前に、各実施例の技術的特徴の幾つかを以下に簡潔に記す。なお、主要な技術的特徴は、各実施例の説明に含まれている。
(特徴1)半導体基板は炭化珪素であり、真空中又は不活性雰囲気で半導体基板の表面を露出させた状態で熱処理することによって、半導体基板の表面にステップバンチングを形成する。
(特徴2)半導体基板は炭化珪素であり、ステップバンチング表面に、SiC表面分解法、あるいは、劈開法によってグラフェンを形成する。
(特徴3)半導体基板は炭化珪素であり、ステップバンチング表面と接する電極の材料はチタン(Ti),ニッケル(Ni),モリブデン(Mo),Au(金)のいずれかである。
図1に、JBSダイオード100の要部断面図を示す。JBSダイオード100は、炭化珪素(SiC)を材料とする半導体基板14と、半導体基板14の裏面に設けられているカソード電極12と、半導体基板14の表面に設けられているアノード電極3を備えている。詳細は後述するが、アノード電極3は、第1電極1と第2電極2で構成されている。
半導体基板14の裏面に、カソード電極12が接している。カソード電極12の材料は、チタンとニッケルである。カソード電極12は、チタンとニッケルが積層された積層電極であり、炭化珪素を材料とする半導体基板14とオーミック接合する。なお、カソード電極12は、チタンのみ、あるいは、ニッケルのみで形成してもよい。
半導体基板14は、裏面側に設けられているn型のカソード領域10を備えている。カソード領域10の不純物として窒素が用いられており、その不純物濃度はおよそ5.0×1018cm−3である。カソード領域10の厚みT10は、およそ300μmである。半導体基板14はさらに、表層部に設けられているn-型のn型層8とp型のp型層6を備えている。カソード領域10上に、n型層8が設けられている。n型層8の不純物として窒素が用いられており、その不純物濃度はおよそ5.0×1015cm−3である。n型層8の厚みT8は、およそ10μmである。
n型層8の表面側の一部に、p型層6が設けられている。p型層6の不純物としてアルミニウムが用いられている。p型層6の不純物濃度は、半導体基板14の表面側でおよそ1.0×1019cm−3である。p型層6の厚みT6は、およそ1μmである。p型層6の表面には、複数の突出部6aが設けられたステップバンチング表面が形成されている。JBSダイオード100では、p型層6が突出部領域である。突出部6aは、側面6dと頂部6cで構成されている。p型層6のステップバンチング表面上に、グラフェン4が設けられている。グラフェン4は、突出部6aの側面6dと頂部6cを被覆している。グラフェン4の表面が側面6dと接しており、グラフェン4の平面方向の端部が、第2電極2及びp型層6と接している。すなわち、突出部6aの側面6dの上端部においてグラフェン4の一方の端部が第2電極2と接触し、突出部6aの側面6dの下端部においてグラフェン4の他方の端部がp型層6と接している。別言すると、グラフェン4の一方の端部がアノード電極3と接触し、他方の端部がp型層6と接している。なお、図1では、突出部6aと、ステップバンチング表面上の第2電極2の形状を誇張して図示している。実際には、突出部6aの高低差は、3〜50nm程度である。
n型層8の表面は、p型層6の表面よりも平坦であり、平坦面8bを形成している。すなわち、JBSダイオード100では、n型層8の表面が平坦領域である。平坦面8b上には、グラフェン4が設けられていない。そのため、第2電極2がn型層8に直接接しているので、n型層8の表面は非被覆領域と表現することもできる。上記したように、第2電極2の材料がチタン,モリブデン,ニッケル,金のいずれかであり、n型層8の材料が炭化珪素なので、第2電極2とn型層8はショットキー接合している。別言すると、アノード電極3とn型層8はショットキー接合している。アノード電極3が平坦面8bでショットキー接合しているので、JBSダイオード100のリーク電流が抑制される。なお、第2電極を形成した後に、第2電極2と平坦面8bのショットキー特性を得るために、1100℃以下で低温アニールを行う必要がある。しかしながら、側面6d,頂部6cに接している第2電極2は、グラフェン4が介在しているために、低温アニールを行ってもオーミック特性となる。
JBSダイオード100では、第1電極1の材料として安価なアルミニウムを使用し、第2電極2の材料としてチタン,モリブデン,ニッケル,金のいずれかを使用する。チタン,モリブデン,ニッケル及び金は、一般的に、炭化珪素(半導体基板14の材料)に対してショットキー接合する。しかしながら、JBSダイオード100では、第2電極2が、第2電極2とp型層6の間に介在するグラフェン4の端部に接している。グラフェンは、ベンゼン環を2次元平面に敷きつめた構造を有している。グラフェンの平面方向における電子移動度は、およそ10000cm/Vs(室温)である。そのため、第2電極2とp型層6の間の抵抗を、両者がオーミック接合している程度の低抵抗にすることができる。グラフェン4は、p型層6上に設けたオーミック電極であるということもできる。そのため、JBSダイオード100は、アノード電極3と半導体基板14の間に、ショットキー接合する領域(第2電極2とn型層8が接する領域)とオーミック接合する領域(第2電極2がグラフェン4を介してp型層6と接する領域)を有しているということもできる。
JBSダイオード100は、ショットキーダイオードとして機能する部分と、pnダイオードとして機能する部分を有している。グラフェン4によってアノード電極3とp型層6の間の電子移動度を高くすることができるので、アノード電極3とp型層6の間の順方向特性が改善される。これにより、順方向時にpnダイオード部分がオンしやすくなり、JBSダイオード100のオン抵抗を小さくすることができる。なお、詳細は後述するが、半導体基板14上にアノード電極3を形成した後は、1800℃よりも低い温度で熱処理しているので、第2電極2とn型層8の間でショットキー接合を実現することができる。
図2は、JBSダイオード200の要部断面図を示す。JBSダイオード100と実質的に共通する構成要素に関しては、共通の符号を付し、その説明を省略する。JBSダイオード200は、半導体基板14の表面全体にステップバンチングが形成されている。すなわち、p型層6の表面だけでなく、n型層8の表面にも突出部8aが形成されている。但し、n型層8の表面はグラフェンで被覆されていない。詳細は後述するが、JBSダイオード200は、半導体基板14の表面全体にステップバンチングを形成することにより、製造工程を簡単化することができる。
以下、図3〜図13を参照し、JBSダイオード100及びJBSダイオード200の製造方法について説明する。まず、JBSダイオード100の製造方法を説明する。
まず、図3に示すように、n型層8の裏面にn型層10が設けられている半導体基板14を用意する。半導体基板14は、炭化珪素基板の裏面にn型不純物をイオン注入することによりn型層10を形成してもよいし、n型層10上に炭化珪素を結晶成長させてもよい。次に、半導体基板14に付着している汚れ、自然酸化膜等を除去するために、半導体基板14を洗浄する。
次に、図4に示すように、半導体基板14の表面に、開口20aを有する保護膜20を形成する。保護膜20は、半導体基板14の表面の一部に形成される。その後、イオン注入技術を利用して、半導体基板14の表層にアルミニウムイオンを注入する。その後、保護膜20を除去することにより、n型層8とp型層6が、半導体基板14の表層に露出する。その後、図5に示すように、蒸着,スパッタ等の技術を利用して、半導体基板14の裏面の全面にカソード電極12を形成する。
次に、図6に示すように、保護膜形成工程と突出部領域形成工程を行う。保護膜形成工程では、まず、半導体基板14の表面全体にレジスト膜を形成する。その後、半導体基板14を700〜1000℃のアルゴン雰囲気に15分間曝すことにより、レジスト膜をカーボン22に変質させる。その後、ウェットエッチング技術を利用して、p型層6上のカーボン22の一部を除去し、開口22aを形成する。カーボン22は、保護膜の一例である。なお、レジスト膜に代えて、半導体基板14の表面全体にスパッタ膜を形成してもよい。また、ウェットエッチング技術を利用して保護膜22を除去することに代えて、レーザ照射によりp型層6上の保護膜22を除去してもよい。その後、p型層6の表面にステップバンチングを形成し、複数の突出部6a有する突出部領域6を形成する。突出部領域形成工程では、半導体基板14を1400〜1900℃のアルゴン雰囲気に1時間曝す。すなわち、p型層6の表面を露出した状態で、半導体基板14をアニール処理する。それにより、複数の突出部6aがp型層6の表層に形成される。なお、n型層8が保護膜22で覆われているので、n型層8の表層に突出部が形成されない。そのため、n型層8の表層は、p型層6の表層よりも平坦である。なお、アルゴン雰囲気に代えて、窒素雰囲気でアニール処理してもよい。
なお、半導体基板14をアニール処理することにより、カソード電極12とカソード領域10のオーミック特性が改善されるという効果が得られる。また、アルゴン雰囲気に代えて、真空中でアニール処理(突出部領域形成工程)を行ってもよい。半導体基板14全体を1400〜1900℃の雰囲気に曝すことに代えて、半導体基板14の表面を局所的に加熱してもよい。その後、図7に示すように、ウェットエッチング、レーザ照射等の技術を利用して、n型層8上の保護膜22を除去する。これにより、n型層8の表層の平坦面8bが露出する。なお、以下の説明では、突出部領域形成工程の後に保護膜を除去することにより平坦面(平坦領域)8bを露出させる工程を、平坦領域露出工程と称す。その後、半導体基板14に付着している汚れ、自然酸化膜等を除去するために、半導体基板14を洗浄する。
次に、電流方向異方性材料形成工程を実施する。上記したように、本実施例では、電流方向異方性材料としてグラフェンを使用する。図8,9を参照し、p型層6の表層にグラフェンを形成する方法を説明する。まず、図8に示すように、半導体基板14を1200〜1500℃の真空中に5〜60分間曝し、アニール処理を行う。半導体基板14の表層部分では、炭化珪素の結晶構造が熱分解され、珪素原子が昇華する。そして、残存した炭素原子が6員環を形成し、半導体基板14の表面全体にグラフェン4が形成される。すなわち、半導体基板14の表層を、炭化珪素からグラフェンに変質させる。以下、この方法をSiC表面分解法と称す。なお、グラフェン4は半導体基板14の表層が変質したものなので、半導体基板14の表層形状に従って形成される。すなわち、グラフェン4は、突出部6aにおいて、側面6dの傾斜角に沿って形成される。
その後、図9に示すように、酸素プラズマ処理技術を利用して、n型層8の表面のグラフェン4を除去する。なお、アニール処理の条件(温度、時間)を調整することにより、グラフェン4の厚み、すなわち、単層グラフェンの積層数を適宜調整することができる。その後、蒸着技術を利用して、電極形成工程を実施する。電極形成工程では、半導体基板14の表面の全面に、アノード電極3(第2電極2及び第1電極1)を形成する。上述したように、第2電極2はチタン,モリブデン,ニッケル,金のいずれかである。そのため、この工程は、平坦面8bの表面及びグラフェン4の表面にショットキー電極を形成するショットキー電極形成工程と捉えることもできる。以上の工程により、図1に示すJBSダイオード100を製造することができる。なお、半導体基板14の表面の全面にアノード電極3を形成した後は、半導体基板14を1800℃以上の環境に曝さない。
ここで、SiC表面分解法に代えて、劈開法を利用して電流方向異方性材料形成工程を実施する例を説明する。劈開法では、半導体基板14とは別に、HOPG(Highly Oriented Pyrolytic Graphite),キッシュグラファイト,天然グラファイト等のグラファイト塊(図示省略)を用意する。そして、グラファイト塊を粘着テープ上に配置し、粘着テープの接着面同士を複数回貼り合わせる。それにより、グラファイト層が引き裂かれ、粘着テープ上にグラフェンが残存する。そして、得られたグラフェンを、図10に示すように、突出部領域形成工程後の半導体基板14(図6を参照)の表面に配置する。その後、保護膜22を除去することにより、p型層6の表面にのみグラフェンが残存する(図9を参照)。なお、得られたグラフェンを、平坦領域露出工程後に半導体基板14(図7を参照)の表面に配置し(図8を参照)、平坦面8b上のグラフェンを除去してもよい(図9を参照)。上記したように、劈開法では、グラファイト塊の層間を引き裂くことによりグラフェンを得る。劈開法は、結晶構造が安定しているグラファイト塊を利用するので、結晶構造が整ったグラフェンを得ることができる。そのため、アノード電極3とp型層6の間の電子移動度を、極めて高くすることができる。また、劈開法は、簡単な方法でグラフェンを得ることができる。
次に、図11〜図13を参照し、JBSダイオード200の製造方法を説明する。JBSダイオード100の製造方法と共通する工程については、説明を省略する。半導体基板14の裏面の全面にカソード電極12を形成した後(図5を参照)、図11に示すように、突出部領域形成工程を行う。半導体基板14の表面の全面にステップバンチング表面が形成される。すなわち、突出部8aがn型層8の表面に形成され、突出部6aがp型層6の表面に形成する。ステップバンチングを形成する条件は、JBSダイオード100と同じである。なお、JBSダイオード200では、突出部領域形成工程に先立って保護膜形成工程を実施することを省略できる。
次に、図12に示すように、電流方向異方性材料形成工程を実施する。グラフェン4が、半導体基板14の表面の全面に形成される。グラフェン4は、SiC表面分解法を利用して形成してもよいし、劈開法を利用して形成してもよい。その後、図13に示すように、酸素プラズマ処理技術を利用して、n型層8の表面のグラフェン4を除去する。その後、蒸着技術を利用して、半導体基板14の表面の全面にアノード電極3を形成することにより、図2に示すJBSダイオード200を製造することができる。
図14に、二重拡散型MOSトランジスタ(Double-Diffused MOSFET)300の要部断面図を示す。なお、以下の説明ではDMOS300と称す。ここでは、DMOS300に特徴的な構成のみを説明し、公知のDMOSと共通の構成については説明を省略する。
半導体基板52の裏面に、ドレイン電極46が接している。ドレイン電極46の材料は、チタンとニッケルが積層された積層電極であり、炭化珪素を材料とする半導体基板52とオーミック接合する。ドレイン電極46は、チタンのみ、あるいは、ニッケルのみで形成してもよい。
半導体基板52は、裏面側に設けられているn型のドレイン領域44を備えている。ドレイン領域44の不純物として窒素が用いられており、その不純物濃度はおよそ5.0×1018cm−3である。ドレイン領域44の厚みT44はおよそ300μmである。半導体基板はさらに、表層部に設けられているn-型のドリフト領域42とp型のボディ領域40とソース領域38とボディコンタクト領域36を備えている。ドレイン領域44上に、ドリフト領域42が設けられている。ドリフト領域の不純物として、窒素が用いられており、その不純物濃度はおよそ5.0×1015cm−3である。
ドリフト領域42の表面側の一部に、p型のボディ領域40が設けられている。ボディ領域40の不純物としてアルミニウムが用いられている。ボディ領域40の不純物濃度は、半導体基板52の表面側でおよそ1.0×1019cm−3である。ボディ領域40の厚みT40は、1〜3μmである。ボディ領域40の表面側の一部に、n型のソース領域38が設けられている。ソース領域38は、ボディ領域40によってドリフト領域42から隔てられている。ソース領域38の不純物として窒素が用いられており、その不純物濃度はおよそ1.0×1017〜1.0×1019cm−3である。ゲート電極32が、ゲート絶縁膜30を介して、ドリフト領域42と、ドリフト領域42とソース領域38を隔てているボディ領域40と、ソース領域38の一部に対向している。ゲート電極32の材料としてポリシリコンが用いられており、ゲート絶縁膜30の材料として酸化シリコン(SiO)等の酸化膜が用いられている。ゲート絶縁膜30の厚みはおよそ50〜2000nmである。ボディ領域40の表面側の一部にはさらに、ボディコンタクト領域36が形成されている。ボディコンタクト領域36の不純物としてアルミニウムが用いられており、その不純物濃度はおよそ1.0×1017〜1.0×1021cm−3である。ソース電極50は、グラフェン4を介して、ソース領域38とボディコンタクト領域36に接している。ソース電極50は、絶縁膜34によって、ゲート電極32から絶縁されている。ソース電極50の材料は、アルミニウムである。
DMOS300では、ソース領域38の表面に突出部38aが形成されており、ボディコンタクト領域36の表面に突出部36aが形成されている。すなわち、ボディ領域40の表面の一部にステップバンチング表面が形成されている。DMOS300では、ソース領域38とボディコンタクト領域36が突出部領域に相当する。グラフェン4は、突出部領域36,38上に形成されている。グラフェン4の表面は、突出部38a,36aの側面と接している。グラフェン4の平面方向の一端はソース電極50に接しており、他端はソース領域38又はボディコンタクト領域36に接している。上記したように、DMOS300は、ソース電極50の材料としてアルミニウムを用いている。アルミニウムは、炭化珪素とオーミック接合することが困難である。しかしながら、グラフェン4の端部がソース電極50に接しているので、ソース電極50とソース領域38の間、及び、ソース電極50とボディコンタクト領域36の間の電子移動度を高くすることができる。ソース電極50とソース領域38の間、及び、ソース電極50とボディコンタクト領域36の間の電子移動度を、両者がオーミック接合している程度に高くにすることができる。すなわち、ソース電極50とソース領域38の間の順方向特性が改善される。DMOS300は、ニッケル,チタン等の高価な金属材料に代えて、安価なアルミニウムをソース電極として用いることができる。
図14に示すように、ボディ領域40の表面に、平坦面40bが形成されている。また、ドリフト領域42の表面にも、平坦面8bが形成されている。DMOS300では、ボディ領域40とドリフト領域42が平坦領域に相当する。ゲート絶縁膜30は平坦面40b,42b上に形成されているので、ゲート絶縁膜30の厚みがほぼ均一である。そのため、DMOS300は、ゲートオン電圧を一定に制御することができる。
図15は、DMOS400の要部断面図を示す。DMOS300と実質的に共通する構成要素に関しては、共通の符号を付し、その説明を省略する。DMOS400は、半導体基板52の表面全体にステップバンチングが形成されている。すなわち、ソース領域38及びボディコンタクト領域36だけでなく、ボディ領域40及びドリフト領域42にも突出部40a,42aが形成されている。但し、ボディ領域40及びドリフト領域42の表面上にはグラフェンが形成されていない。DMOS400は、半導体基板52の表面全体にステップバンチングを形成することにより、後述する製造工程を簡単化することができる。
以下、図16〜図25を参照し、DMOS300及びDMOS400の製造方法について説明する。まず、DMOS300の製造方法を説明する。
まず、図16に示すように、n型層42の裏面にn型層44が設けられている半導体基板52を用意する。その後、イオン注入技術を利用して、半導体基板52の表層部にボディ領域40、ソース領域38及びボディコンタクト領域36を形成する。
次に、図17に示すように、保護膜形成工程と突出部領域形成工程を行う。保護膜形成工程では、開口54aを有する保護膜54を形成する。開口54aは、ソース領域38及びボディコンタクト領域36上に位置する。ボディ領域40及びドリフト領域42の表面は、保護膜54で被覆されている。その後、突出部領域形成工程を実施し、次いで、保護膜54を除去する。これにより、図18に示すように、ソース領域38及びボディコンタクト領域36に、夫々突出部38a、36aが形成される。すなわち、半導体基板52の表層の一部にステップバンチングが形成される。ボディ領域40及びドリフト領域42には、夫々平坦面40b,42bが形成される。保護膜形成工程と突出部領域形成工程は、実質的にJBSダイオード100と同じため、詳細な説明を省略する。
次に、図19に示すように、電流方向異方性材料形成工程を実施する。この工程により、半導体基板52の表面全体にグラフェン4が形成される。なお、グラフェン4は、SiC表面分解法を利用して形成してもよいし、劈開法を利用して形成してもよい。その後、図20に示すように、酸素プラズマ処理技術を利用して、ボディ領域40及びドリフト領域42の表面のグラフェン4を除去する。
次に、図21に示すように、化学気相成長技術及びエッチング技術を利用して、半導体基板52の表面上の一部にゲート絶縁膜30,ゲート電極32及び絶縁膜34を形成する。絶縁膜34には開口34aが形成されており、ソース領域38及びボディコンタクト領域36上に形成されているグラフェン4が露出している。その後、蒸着技術を利用して、ソース電極50とドレイン電極46を形成することにより、図14に示すDMOS300を製造することができる。
次に、図22〜図25を参照し、DMOS400の製造方法を説明する。DMOS300の製造方法と共通する工程については、説明を省略する。まず、半導体基板14の表層側にボディ領域40,ソース領域38及びボディコンタクト領域36を形成した後(図16を参照)、図22に示すように、突出部領域形成工程を行う。突出部36a,38a,42a及び40aが半導体基板52の表面に形成される。DMOS400では、突出部領域形成工程に先立って、保護膜形成工程を実施することを省略できる。
次に、図23に示すように、電流方向異方性材料形成工程を実施する。グラフェン4が、半導体基板52の表面の全面に形成される。グラフェン4は、SiC表面分解法を利用して形成してもよいし、劈開法を利用して形成してもよい。その後、図24に示すように、酸素プラズマ処理技術を利用して、ボディ領域40及びドリフト領域42上のグラフェン4を除去する。次に、図25に示すように、化学気相成長技術及びエッチング技術を利用して、半導体基板52の表面上の一部にゲート絶縁膜30,ゲート電極32及び絶縁膜34を形成する。その後、蒸着技術を利用して、ソース電極50とドレイン電極46を形成することにより、図15に示すDMOS400を製造することができる。
上記実施例では、電流方向異方性材料の一例としてグラフェンを用いる例について説明した。しかしながら、電流方向異方性材料は、電子移動度が高く、電子移動度が方向性を有している材料であればよい。例えば、電流方向異方性材料として、カーボンナノチューブを用いてもよい。
上記実施例では、半導体基板の材料として炭化珪素が用いられている半導体装置について説明した。しかしながら、本明細書で開示される技術は、他の半導体材料が用いられた半導体装置にも適用可能である。例えば、シリコンを用いた半導体装置、窒化ガリウム、ガリウム砒素等の化合物半導体を用いた半導体装置にも適用可能である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
3:アノード電極
4:電流方向異方性材料(グラフェン)
6:p型層(突出部領域)
8:n型層(平坦領域)
6a,8a,36a,38a,40a,42a:突出部
8b,40b,42b:平坦面
14,52:半導体基板
36:ボディコンタクト領域(突出部領域)
38:ソース領域(突出部領域)
40:ボディ領域(平坦領域)
42:ドリフト領域(平坦領域)
100,200:半導体装置(ジャンクション・バリア・ショットキーダイオード)
300,400:半導体装置(MOSトランジスタ)

Claims (10)

  1. 表面の少なくとも一部に複数の突出部が形成されている突出部領域を有する半導体基板と、
    前記複数の突出部の側面に形成されている電流方向異方性材料と、
    前記突出部領域上に形成されている電極と、を備える半導体装置。
  2. 前記半導体基板は、前記突出部領域の以外の表面の少なくとも一部に電流方向異方性材料が形成されていない非被覆領域を有しており、
    前記電極は、非被覆領域にも接合する請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記非被覆領域は、前記突出部領域よりも平坦である請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体基板の半導体材料が、炭化珪素系半導体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  5. 前記電流方向異方性材料は、グラフェンであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. ジャンクション・バリア・ショットキーダイオードであって、
    表層部にn型層とp型層が設けられているとともに、p型層の表面に複数の突出部が形成されている半導体基板と、
    前記複数の突出部の側面に形成されている電流方向異方性材料と、
    前記p型層上に形成されているアノード電極と、を備えるジャンクション・バリア・ショットキーダイオード。
  7. 前記アノード電極は、n型層にも接合している請求項6のジャンクション・バリア・ショットキーダイオード。
  8. 前記n型層の表面は、前記p型層の表面よりも平坦である請求項7に記載のジャンクション・バリア・ショットキーダイオード。
  9. 半導体基板の表面の少なくとも一部に複数の突出部を有する突出部領域を形成する突出部領域形成工程と、
    前記複数の突出部の側面に電流方向異方性材料を形成する電流方向異方性材料形成工程と、
    前記突出部領域上に電極を形成する電極形成工程と、を備える半導体装置の製造方法。
  10. 前記突出部領域形成工程に先立って、前記突出部領域を形成する範囲以外の表面の少なくとも一部に保護膜を形成する保護膜形成工程と、
    前記突出部領域形成工程の後に、前記保護膜を除去して平坦領域を露出させる平坦領域露出工程と、をさらに備えており、
    前記電極形成工程では、前記平坦領域の表面に電極をショットキー接合させる請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
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