JP2010533659A - 2’−フルオロ−4’−置換−ヌクレオシド類似体、その製造方法及び使用 - Google Patents

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Abstract

本発明はヌクレオシド類似体、その製造方法及び使用を開示し、具体的には、2’−フルオロ−4’−置換ヌクレオシド類似体またはそのプロドラッグまたはその5’-リン酸エステル(5’-リン酸エステルのプロドラッグを含む)、その製造方法及び使用に関する。該化合物は下記の構造式を有する。
【化1】
Figure 2010533659

それは活性化合物(I)と有機酸または無機酸とを反応させ、塩を形成することによって、塩の形式で存在することができる。それをウイルス感染治療用薬剤の合成、特にHBV、HCVまたはHIV感染治療用薬剤の合成に使用する。

Description

本発明はヌクレオシド類似体、その製造方法及び使用に関し、特に2’−フルオロ−4’−置換−ヌクレオシド類似体、その製造方法及び使用に関する。
エイズの最初の例が1981年に米国で発見されたが、1983年、科学者がすでにエイズウイルス(HIV)を分離・鑑定し、HIVがレトロウイルス科のレンチウイルス亜科に属し、9749個のヌクレオチドのみからなることを発見した。現在すでに、HIV複製サイクルプロセスが基本的にわかり、その繁殖プロセスは略、吸着、侵入及び脱殻、逆転写、組み込み、ウイルスRNA及びタンパク質の合成、組み立て、放出及び成熟のようなステップからなり、そのうちのいずれのステップが共にHIV薬をスクリーニングするターゲットになることができ、特にタンパク質の合成及びウイルスゲノムの核酸複製は最も重要なステップである。
現在、抗HIV薬のスクリーニングの焦点は、逆転写酵素(RT)阻害剤、タンパク質合成酵素阻害剤及び逆転写酵素開始因子阻害剤などを含む特異性酵素の阻害剤を探すことに集中している。HIVの逆転写酵素は多機能酵素であり、RNAを依頼するDNAポリメラーゼ、DNAを依頼するDNAポリメラーゼ及びRhase H活性を同時に備える。HIVはまずウイルスゲノムのRNAをテンプレートとし、宿主細胞の転移RNAをプライマーとして(−)鎖DNAの合成を行い、その後同様な手段で(+)鎖DNAを合成する。逆転写の終了後、HIVに携われたすべての遺伝情報は一本鎖RNAから二本鎖mDNAに転化される。逆転写酵素はmDNAの伸長を阻止し、HIVの逆転写プロセスを妨害することができるため、エイズの化学治療の薬物になる。それらの作用メカニズムによって、阻害剤が2種類に分けられる。1)HIVのDNA逆転写のプロセスに作用し、ウイルスDNAに挿入することによって、それを欠陥DNAになさせ、HIVの宿主細胞のDNAが組込み後複製できなくなり、抗HIVの作用を達成させるヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤、従来の薬物としては、アジドチミジン(AZT)、ジデオキシイノシン(ddI)、ジデオキシシチジン(ddC)、サタブジン(d4T)、ラミブジン(3TC)、アバカビル(Abacavir)が挙げられる。2)HIVのDNAがRTに直接連接することを阻止し、DNAにコードすることを失敗させる非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤、従来の薬物としては、ネビラピン(Nevirapine)、デラビルジン(Delavirdine)、エファビレンツ(Efavirenz)が挙げられる。
1987年に最初に登場した抗HIV薬アジドチミジンはヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤である。該薬物の毒性は非常に大きく、且つ一人の患者も治癒しなかったが、それによって症状を軽減し、患者の命を延長させることができる。複数のヌクレオシド類似体抗HIV薬がその後さらに登場したことから、ヌクレオシド類似体が抗HIV活性を有する重要な化合物であることを説明した。現在、これらの薬物にはある程度の不足が存在しており、薬効に限界がある一方、長期に服用した場合、厳重な副作用を有し、且つ耐性が発生される。そのため、新型ヌクレオシド類似体の合成は依然として重要な研究方向である。より有効なヌクレオシド系抗ウイルス薬を発見するため、ヌクレオシドに対する様々な修飾が行われた。フルオロを含有するヌクレオシド類似体がそのうちの1種である。(Clark, J. PCT Patent Appl., WO 2005003174; Ismaili, H.M.A. PCT Patent Appl., WO 0160315A22001)。該種類の化合物がともに異なる程度の抗ウイルス活性を有し、新型の、抗ウイルス活性を有する化合物であることが研究によって表明されたが、従来の文献においては、本発明の2’−フルオロ−4’−置換−D−とL−ヌクレオシド類似体の合成、及びそれによって抗HIV、抗HBVと抗HCVウイルス薬を製造することに関する報道は今までまだされなかった。
本発明の目的は2’−フルオロ−4’−置換ヌクレオシド類似体を提供することにある。もう1つの目的は該種類の化合物の合成方法を提供することにある。さらにもう1つの目的は該種類の化合物の薬物方面における使用を提供することにある。
本発明の目的を実現するため、以下のような技術手段を採用する。
本発明の2’−フルオロ−4’−置換ヌクレオシド類似体は式(I)で示される構造を有する。
Figure 2010533659
それは活性化合物(I)またはそのプロドラッグまたはその5’−リン酸エステルと有機酸または無機酸とを反応させ、塩を形成することによって、塩の形式で存在することができる。
以下の化合物のうちの1つであることができるが、それらに限定されるわけではない。
Figure 2010533659
Figure 2010533659
Figure 2010533659
Figure 2010533659
本発明は薬物製造における2’−フルオロ−4’−置換−ヌクレオシド類似体の使用を含み、それを抗HBVまたは抗HCVまたは抗HIVウイルス薬に使用する。前記抗HBVウイルス薬は抗B型肝炎薬で、前記抗HIVウイルス薬は抗エイズ薬で、前記抗HCVウイルス薬は抗C型肝炎薬である。本発明は2’−フルオロ−4’−置換ヌクレオシド類似体の製造反応を含み、R=N3の場合、経路は以下のようである。
Figure 2010533659
化合物iiの合成:化合物i(D−リボースまたはL−リボース)をHCl/MeOHに溶かし、水浴上で保温密封撹拌し、ピリジンを加えて反応を終止させ、減圧乾燥して、淡黄色のシロップ状物質化合物iiを得る。
化合物iiiの合成:化合物iiを乾燥ピリジンに溶かし、氷塩浴で塩化ベンゾイルを徐々に滴下し、室温で撹拌反応させ、反応完了後反応液を氷水に注入し、クロロホルムで抽出を行い。水層が弱アルカリ性を呈するまで、順次に氷水、予め冷却した硫酸、飽和炭酸水素ナトリウムを用いて有機層を洗い、さらに、水層が中性を呈するまで氷水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥を行い、減圧乾燥して、淡黄色のシロップ状物質化合物iiiを得る。
化合物ivの合成:ベンゾイル化合物化合物iiiをクロロホルムに溶かし、赤リンを加え、氷水浴で撹拌しながら臭素を滴下し、約30分撹拌し、徐々に氷水を滴下し、室温で撹拌し、その後砕氷を加えて撹拌して溶解させ、さらに反応液を氷水に注入し、クロロホルムで抽出を行い。水層が弱アルカリ性を呈するまで飽和炭酸水素ナトリウムを用いて有機層を洗い、水層が中性を呈するまで氷水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧乾燥して、濃黄色のシロップを得、シリカゲルカラムで分離することによって、白色のドライシロップ化合物ivを得る。
化合物vの合成:化合物ivを乾燥ピリジンに溶かし、氷水浴で酸無水物を徐々に滴下し、約30分撹拌し、氷水浴を除き、室温で約7時間撹拌し、40℃まで昇温した後約1時間維持し、砕氷を加えて撹拌して溶解させた後、反応液を氷水に注入し、クロロホルムで抽出を行い。水層が弱アルカリ性を呈するまで、順次に氷水、予め冷却した硫酸、飽和炭酸水素ナトリウムを用いて有機層を洗い、水層が中性を呈するまで氷水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥を行い、減圧乾燥して、淡黄色のシロップ状物質化合物vを得る。
化合物viの合成:化合物vを乾燥ジクロロメタンに溶かし、氷水浴で乾燥HClガスを徐々に流し入れ、氷水を加えて洗い、有機層が分けられ得、水層が弱アルカリ性を呈するまで飽和炭酸水素ナトリウムを用いて有機層を洗い、水層が中性を呈するまで氷水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥を行い、減圧乾燥して、淡黄色のシロップを得、再結晶によって白色の固体化合物viを得る。
化合物viiの合成:化合物viを乾燥ジクロロメタン及び乾燥DMFに溶かし、約−15℃で撹拌しながらSO2Cl2を徐々に加え、−15℃で約30min撹拌し、自然に室温まで温度を上げて反応させ、0℃でイミダゾールを3回に分けて加え、混合液を室温で撹拌し、反応完了後反応液をCH2Cl2で薄め、氷水で洗い、CH2Cl2で水層に対して抽出を行い、合わせて1つにした有機層に後無水硫酸ナトリウムを加えて乾燥し、溶媒を減圧抽出して淡黄色のシロップを得、シリカゲルカラムで分離精製することによって、白色の固体化合物viiを得る。
化合物viiiの合成:化合物viiを酢酸エチルに溶かし、撹拌しながらEt3N・3HFを加え、温度を約60℃まで上げて約3時間撹拌を行い、70℃で約1.5時間撹拌し、冷塩水を加えて反応を終止させ、次いでジクロロメタンで抽出を行い、合わせて1つにした有機層を順次に塩水、水、飽和炭酸水素ナトリウムで洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥を行い、溶媒を減圧抽出して濃黄色のシロップを得、精製によって淡黄色のシロップを得、不純物に結晶を生じさせて白色の結晶化合物viiiを得る。
化合物ixの合成:化合物viiiを無水ジクロロメタンに溶かし、HBr−AcOHの混合液を加え、室温で撹拌反応させ、反応完了後混合物を蒸発乾固し、ジクロロメタンで残留物を溶かし、且つ炭酸水素ナトリウムでジクロロメタン溶液を洗い、ジクロロメタンを蒸発除去して、シロップ状物を得る。同時に、保護されたシトシン及び(NH4)2SO4をHMDSにおいて窒素の保護で還流反応させ、反応完了後、溶媒を蒸発除去し、シリル化したシトシンを得る。前記反応によって得たシロップ状物をジクロロエタンに溶かしてシリル化したシトシンに加え、窒素の保護で混合物を還流反応させる。氷で反応を終止させ、ジクロロメタンで浸出を行い、順次に飽和炭酸水素ナトリウム、塩水でジクロロメタン層を洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥を行い、乾燥後溶媒を蒸発除去し、白色の固体を得、カラムクロマトグラフィーによって分離精製を行い、化合物ixを得る。
化合物xの合成:化合物ixを飽和NH3−CH3OHに溶かし、室温で撹拌反応させ、反応完了後溶媒を蒸発除去し、得た残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し、化合物xを得る。
化合物xiの合成:化合物x、イミダゾール、トリフェニルホスフィンをテトラヒドロフランに溶かし、ヨウ素が溶解されたテトラヒドロフラン液を徐々に加える。室温で撹拌反応させ、反応完了後溶媒を蒸発除去し、残留物に酢酸エチルを加え、濾過する。酢酸エチルを蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離し、化合物xiを得る。
化合物xiiの合成:化合物xiをテトラヒドロフランに溶かし、DBUを加える。約60℃で撹拌反応させ、反応完了後溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離し、化合物xiiを得る。
化合物xiiiの合成:約0℃で、IClが溶解されたDMF液をNaN3が溶解されたDMF液に加え、氷点で約10min撹拌し、化合物xiiが溶解されたDMF液を前記溶液に徐々に加え、続けて反応させ、反応完了後、ヨウ素の色が完全に消えるまで混合液に亜硫酸ナトリウムを加える。減圧で溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物xiiiを得る。
化合物xivの合成:化合物xiiiをDMFに溶かし、撹拌しながら酢酸銀を加え、室温で反応させ、反応完了後ろ過を行い、減圧で溶媒を除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し、化合物xivを得る。
化合物xvの合成:化合物xivをトリエチルアミンメタノール溶液に溶かし、室温で撹拌反応させ、反応完了後溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し、化合物xvを得る。
本発明は2’−フルオロ−4’−置換ヌクレオシド類似体の製造反応を含み、R=CH3、CN、C≡CHの場合、経路は以下のようである。
Figure 2010533659
化合物bの合成:化合物aを取り、アセトンを加え、撹拌しながら濃硫酸を徐々に加え、室温で撹拌反応させ、TLC試験で反応完了後、濃アンモニア水を用いてpH調整し、ろ過を行い、減圧によってほとんどのアセトンを蒸発除去させ、撹拌しながら0.4%希塩酸を加え、アセトン還流条件において反応し、化合物aを全部化合物bに加水分解させる。固体NaHCO3で反応液を中和し、ろ過を行い、減圧でろ液に溶媒を蒸発除去させ、残留物をジクロロメタンで溶かし、無水Na2SO4で一夜乾燥させ、ろ過を行い、溶媒を蒸発除去した後、黄色の粘っこい油性物bを得る。
化合物cの合成:化合物b及びトリエチルアミンをジクロロメタンに溶かし、氷塩浴で4-クロロベンゾイルクロライドを徐々に滴下し、0℃以下を維持して機械撹拌反応させ、反応完了後飽和NaHCO3溶液を加え、水、飽和食塩水でジクロロメタン層を洗い、無水MgSO4で乾燥させ、ろ過を行い、減圧で溶媒を蒸発除去し、且つ残留物を再結晶させ、白色の結晶化合物cを得る。
化合物dの合成:化合物cを無水ジクロロメタンに溶かし、窒素の保護でイミダゾール及びtert−ブチルジメチルクロロシラン(TBDMSCl)を加える。室温で反応させ、反応完了後塩酸で反応を中和し、両層を分離させ、それぞれ水及び飽和食塩水で有機層を洗った後、無水MgSO4で乾燥させ、溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物dを得る。
化合物eの合成:化合物dをナトリウムメトキシド/メタノール混合液に加え、室温で反応させ、反応完了後希酢酸で中和し、ろ過を行い、メタノールで洗い、減圧で溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物eを得る。
化合物fの合成:約−60℃でオキサリルクロリドのジクロロメタン溶液にDMSOを1滴ずつ滴下し、同一の温度で約15min撹拌した後、化合物eのジクロロメタン溶液を滴下する。約−65℃で約30min撹拌反応させ、トリエチルアミンを加え、室温で撹拌反応させる。反応完了後反応液に水を加え、有機層を分離させ、無水硫酸マグネシウムで有機層を乾燥させる。溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物fを得る。
化合物gの合成:発生瓶に水酸化ナトリウム及び水を加え、撹拌して均一にさせた後、ホルムアルデヒド溶液、95%エタノールを加え、さらに化合物fを加える。約35℃で撹拌反応させ、反応完了後、撹拌しながら生成物が完全に析出するまで氷水で発生瓶を冷却する。吸引ろ過し、中性を呈するまで固体を水で洗って加熱乾燥させ、得た固体を無水メタノールに溶かし、さらに水素化ホウ素ナトリウムを加え、還流反応させ、反応完了後希塩酸で反応液を中和し、ジクロロメタンで反応液に対して浸出を行い、無水Na2SO4で乾燥させた後溶媒を蒸発除去し、化合物gを得る。
化合物hの合成:化合物gをメタノールに溶かし、Dowex H+(事前にメタノールを用いて洗う)を加え、室温で反応させ、反応完了後樹脂をろ過除去し、且つメタノールで樹脂を繰り返して洗い、溶液を蒸発乾固して固体を得る。得た固体をアセトンに溶かし、撹拌しながら濃硫酸(触媒量)を徐々に加え、室温で撹拌反応させ、濃アンモニア水を用いてpH調整し、ろ過を行い、減圧でアセトンを蒸発除去し、化合物hを得る。
化合物iの合成:−60℃でオキサリルクロリドのジクロロメタン溶液にDMSOを1滴ずつ滴下し、滴下完了後約15min撹拌し、化合物hのジクロロメタン溶液を滴下する。滴下完了後約−60℃で約30min反応させ、トリエチルアミンを加え、室温で約30min反応させた後水を加えて反応を終止させ、有機層を分離させ、無水Na2SO4で有機層を乾燥させる。溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製して固体を得る。ClCH2P(C653Clを無水テトラヒドロフランに加え、約−78℃まで冷却し、n−BuLiのヘキサン溶液を加え、約1時間撹拌反応させ、その後得た固体の乾燥テトラヒドロフラン溶液を加える。徐々に温度を約0℃まで上げ、続けて反応させる。反応完了後注意しながら飽和のNH4Cl溶液を滴下し、酢酸エチルで浸出を行い、塩水で有機層を2回洗い、最終に無水MgSO4で乾燥させる。減圧で溶媒を蒸発除去し、得た残留物を無水テトラヒドロフランに溶かし、約−78℃まで冷却し、n−BuLiのヘキサン溶液を徐々に滴下し、約2時間撹拌反応させ、飽和NH4Cl溶液で注意しながら反応を終止させ、飽和食塩水で有機層を洗い、無水MgSO4で乾燥させ、減圧で溶媒を蒸発除去し、残留物を高速カラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物iを得る。
化合物jの合成:化合物iを希塩酸溶液に加え、室温で撹拌反応させ、反応完了後固体NaHCO3で中和し、ろ過を行い、減圧でろ液に溶媒を蒸発除去させ、ジクロロメタンで残留物を溶かし、且つ無水Na2SO4で乾燥した後ろ過し、溶媒を蒸発除去し、化合物jを得る。
化合物kの合成:化合物jをピリジンに溶かし、BzClを滴下し、室温で反応させ、反応完了後溶媒を蒸発除去し、残留物を精製した後化合物kを得る。
化合物lの合成:化合物k及び2,2,6,6‐テトラメチルピペリジン‐N‐オキシルをジクロロメタンに溶かし、約0℃まで冷却し、混合した次亜塩素酸ナトリウム溶液、NaHCO3と水の混合液を反応液に加え、約0℃で約30min反応させ、イソプロパノールを加え、室温で撹拌する。分離されたジクロロメタン層を水で2回洗い、無水Na2SO4で乾燥した後ろ過し、溶媒を蒸発除去し、得た残留物に対して再結晶を行い、化合物lを得る。
化合物mの合成:化合物lを無水エタノール/酢酸エチルの混合液に加え、約0℃まで冷却し、水素化ホウ素ナトリウムを数回に分けて加え、撹拌反応させ、反応完了後希酢酸で中和し、ろ過を行い、ろ液を蒸発乾固し、残留物をさらにジクロロメタンで溶かし、その後水で洗い、ジクロロメタン層を無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧でジクロロメタンを蒸発除去し、ジクロロメタンと石油エーテルとの混合溶媒で残留物に対して再結晶を行い、固体物を得る。得た固体物をピリジンに溶かし、約0℃でBzClを滴下し、滴下完了後室温で反応させ、反応完了後溶媒を蒸発除去し、酢酸エチルで残留物に対して浸出を行い、飽和NaHCO3溶液で洗い、無水Na2SO4で乾燥した後ろ過し、溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物mを得る。
化合物nの合成:化合物mをメタノールに溶かし、濃塩酸/ジオキサンの混合溶液を加え、室温で反応させ、反応完了後NaHCO3を用いて反応液を中和し、ろ過を行い、ろ液に対して減圧蒸留を行って溶媒を除去し、残留物を適量のジクロロメタンに溶かし、無水Na2SO4で一夜乾燥させ、ろ液を蒸発乾固し、カラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物nを得る。
化合物oの合成:化合物nをジクロロメタンに溶かし、室温でDASTを加えて撹拌反応させ、反応完了後混合物を飽和NaHCO3溶液に注入し、有機層を分離させ、且つ飽和NaHCO3溶液で洗い、無水Na2SO4で乾燥させ、カラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物oを得る。
化合物pの合成:化合物oをギ酸溶液に加え、室温で撹拌反応させ、反応完了後減圧で溶媒を蒸発除去し、残留物をトルエンと共に蒸発して固体物を得、得た固体物を乾燥ピリジン及び無水酢酸溶液に溶かし、室温で反応させ、反応完了後反応液を濃縮し、その後トルエンと共に蒸発させ、化合物pを得る。
化合物qの合成:化合物pを無水ジクロロメタンに溶かし、それを約0℃まで冷却し、その後飽和するまでHClガスを徐々に流し入れ、室温で溶媒を真空蒸発除去し、残留物を真空中で乾燥させ、化合物qを得る。
化合物rの合成:2,6−ジアミノプリンとヘキサメチルジンラザンとを(NH4)2SO4の存在で透明溶液になるまで加熱還流させ、真空中で溶媒を蒸発除去して白色の固体を得、該固体を1,2 −ジクロロエタンに溶かし、さらに化合物qの1,2 −ジクロロエタン溶液及びゼオライトを加え、窒素の保護で室温において撹拌反応させ、TLC試験で反応完了後、反応液にジクロロメタンを加え、且つ珪藻土でろ過を行い、それぞれ飽和NaHCO3及び食塩水でろ液を洗い、無水Na2SO4で有機層を一夜乾燥させ、溶媒を蒸発除去し、得た残留物を減圧カラムクロマトグラフィーによって分離し、化合物rを得る。
化合物sの合成:化合物rをNH3−CH3OHの飽和の溶液に溶かし、室温で撹拌反応させ、反応完了後溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物sを得る。
有益効果:グリコシル基及びアルカリ基に対して修飾することによって、該D−及びL−ヌクレオシド類似体にフルオロ基、アルキニル基、アジド、シアノ基など特別な構造を含有させ、従来のD−及びL−ヌクレオシド類似体の副作用の大きさ及び活性の弱さの不足を克服でき、且つ該合成方法は簡単で、実行することも可能で、収率が比較的に高いため、それを抗HBVまたは抗HCVまたは抗HIVウイルス薬の製造に使用すれば、よい使用価値を有する。
本発明の構造式化合物Iの合成経路に従い、且つ実施例に合わせて本発明に対してより詳しく説明を行う。但し本発明の範囲を制限するものではない。
実施例1 アルカリ基はシトシンである場合の化合物15の合成
化合物iiの合成:化合物i(D−リボースまたはL−リボース)(8.66mmol)を31.2ml HCl/MeOH(0.2mmol/L)に溶かし、27℃水浴上で3h保温密封撹拌し、7.8mlピリジンを加えて反応を終止させ、減圧乾燥して、淡黄色のシロップ状物質化合物ii(96%)を得る。
化合物iiiの合成:化合物ii(7.92mmol)を21ml乾燥ピリジンに溶かし、氷塩浴で塩化ベンゾイル(0.0447mol)5.2mlを徐々に滴下し、室温で17h撹拌反応させ、反応完了後反応液を39ml氷水に入れ、クロロホルムで抽出を行い。水層が弱アルカリ性を呈するまで、順次に氷水、3mol/L予め冷却した硫酸、飽和炭酸水素ナトリウムを用いて有機層を洗い、さらに、水層が中性を呈するまで氷水で洗い、無水硫酸ナトリウムで4h以上乾燥を行い、減圧乾燥して、淡黄色のシロップ状物質化合物iii(80.0%)を得る。
1H NMR(CDCl3) δppm:7.28〜8.10(m, 15H, OBz), 5.87(m, 1H, H−3), 5.68(d, 1H, H−2), 5.16(s, 1H, H−1), 4.72(m, 2H, H−5), 4.52(q, 1H, H−4), 3.42(s, 3H, OCH3)。
化合物ivの合成:ベンゾイル化合物化合物iii(0.0027mol)をクロロホルム13molに溶かし、赤リン(390mg,0.0126mol)を加え、氷水浴で撹拌しながら臭素(1.3ml,0.025mmol)を滴下し、約30min撹拌し、徐々に氷水1.3mlを滴下し、室温で4h撹拌し、その後砕7g氷を加えて撹拌して溶解させ、さらに反応液を氷水14mlに注入し、クロロホルムで抽出を行い。水層が弱アルカリ性を呈するまで飽和炭酸水素ナトリウムを用いて有機層を洗い、水層が中性を呈するまで氷水で洗い、無水硫酸ナトリウムで4h以上乾燥させ、減圧乾燥して、濃黄色のシロップを得、シリカゲルカラムで分離する(石油エーテル、アセトンで勾配溶出)ことによって、白色のドライシロップ化合物iv(64.2%)を得る。
1H NMR(CDCl3) δppm:7.32〜8.10(m, 15H, OBz), 5.90(m, 1H, H−3), 5.70(d, 1H, H−2), 5.63(s, 1H, H−1), 4.55〜4.79(m, 3H, H−5, H−4)。
化合物vの合成:化合物iv(2.73mmol)を乾燥ピリジン5mlに溶かし、氷水浴で酸無水物(0.0276mol)を徐々に滴下し、約30min撹拌し、氷水浴を除き、室温で約7h撹拌し、40℃まで昇温した後約1h維持し、砕氷6.5gを加えて撹拌して溶解させた後、反応液を氷水13mlに注入し、クロロホルムで抽出を行い。水層が弱アルカリ性を呈するまで、順次に氷水、3mol/L予め冷却した硫酸、飽和炭酸水素ナトリウムを用いて有機層を洗い、水層が中性を呈するまで氷水で洗い、無水硫酸ナトリウムで4h以上乾燥を行い、減圧乾燥して、淡黄色のシロップ状物質化合物v(92.1%)を得る。
1H NMR(CDCl3) δppm:7.30~8.10(m, 15H, OBz), 6.43(s, 1H, H−1), 5.90(m, 1H, H−3), 5.80(d, 1H, H−2), 4.50~4.80(m, 2H, H−5), 2.00(s, 3H, CH3COO−)。
化合物viの合成:化合物v(2.57mmol)を乾燥ジクロロメタン26mlに溶かし、氷水浴で乾燥HClガスを徐々に2.5h流し入れ、氷水19.5mlを加えて洗い、有機層が分けられ得、水層が弱アルカリ性を呈するまで飽和炭酸水素ナトリウムを用いて有機層を洗い、水層が中性を呈するまで氷水で洗い、無水硫酸ナトリウムで4h以上乾燥を行い、減圧乾燥して、淡黄色のシロップを得る。ヘキサン/ジクロロメタン混合溶媒で再結晶することによって白色の固体化合物vi(65.1%)を得る。
1H NMR(CDCl3) δppm:7.36~8.14(m, 15H, OBz), 6.68(d, J=4.4Hz, 1H, H−1), 5.59(dd, 1H, H−3), 4.64~4.80(m, 4H, H−2, H−4 and H−5)。M.p.139~140℃。
化合物viiの合成:化合物vi(2.81mmol)を乾燥ジクロロメタン13ml及び乾燥DMF3.5mlに溶かし、−15℃で撹拌しながらSO2Cl2(0.0079mmol)を徐々に加え、−15℃で約30min撹拌し、自然に室温まで温度を上げて3h反応させ、0℃でイミダゾール(0.0407mmol)を3回に分けて加え、混合液を室温で15h撹拌し、反応完了後反応液をCH2Cl2(26ml)で薄め、氷水(35ml)で洗い、CH2Cl2で水層に対して抽出を行い、合わせて1つにした有機層に後無水硫酸ナトリウムを加えて4h以上乾燥し、溶媒を減圧抽出して淡黄色のシロップを得、シリカゲルカラムで分離精製する(石油エーテル、アセトンで勾配溶出)ことによって、白色の固体化合物vii(76.0%)を得る。
1H NMR(CDCl3) δppm:7.00~8.10(m, 15H, OBz), 6.71(d, J=4.4Hz, 1H, H−1), 5.59(dd, 1H, H−3), 5.25(dd, 1H, H−2), 4.56~4.81(m, 3H, H−4, H−5)。M.p.128~129℃。
化合物viiiの合成:化合物vii(2.2mmol)を酢酸エチル(54ml)に溶かし、撹拌しながらEt3N・3HF(2.08ml,0.013mmol)を加え、温度を約60℃まで上げて約3h撹拌を行い、70℃で約1.5h撹拌し、冷塩水(10ml)を加えて反応を終止させ、次いでジクロロメタンで抽出を行い、合わせて1つにした有機層を順次に塩水、水、飽和炭酸水素ナトリウムで洗い、無水硫酸ナトリウムで4h以上乾燥を行い、溶媒を減圧抽出して濃黄色のシロップを得、シリコン漏斗(5cm×5cm)で精製することによって淡黄色のシロップ(86.8%)を得、95%エタノール溶液において不純物に結晶を生じさせて白色の結晶化合物viii(66.4%)を得る。
1H NMR(CDCl3) δppm:7.31〜8.10(m, 15H, OBz), 6.71(d, J=9.0Hz, 1H, H−1), 5.68(dd, J=19.44Hz, 1H, H−3), 5.32(d, J=48.2Hz, 1H, H−2), 4.65〜4.77(m, 3H, H−4, H−5)。M.p.80〜82℃。
化合物ixの合成:化合物viii(6.0mmol)を無水ジクロロメタン(20ml)に溶かし、HBr−AcOH(45%,V/V,4.6ml,25mmol)の混合液を加え、室温で20h撹拌反応させ、混合物を蒸発乾固し、ジクロロメタン(50ml)で残留物を溶かし、且つ炭酸水素ナトリウム(3×30ml)でジクロロメタン溶液を洗い、ジクロロメタンを蒸発除去して、シロップ状物を得る。同時に、保護されたシトシン(15mmol)及び(NH4)2SO4(0.1g)をHMDS(30ml)において窒素の保護で17h還流反応させ、減圧で溶媒を蒸発除去し、シリル化したシトシンを得る。前記反応によって得たシロップ状物をジクロロエタン(25ml)に溶かしてシリル化したシトシンに加え、窒素の保護で混合物を15h還流反応させる。氷で反応を終止させ、ジクロロメタン(3×45ml)で浸出を行い、順次に飽和炭酸水素ナトリウム、塩水でジクロロメタン層を洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥を行い、乾燥後溶媒を蒸発除去し、白色の固体を得、カラムクロマトグラフィー(1% MeOH−CHCl3)によって分離精製を行い、化合物ix(71%)を得る。
1H NMR(CDCl3) δppm:8.07(d, J=9.86Hz, 1H), 7.45(d, J=9.82Hz, 1H), 7.26〜8.10(m, 10H, OBz), 6.03(d, J=9.0Hz, 1H, H−1), 5.64(dd, J=19.44Hz, 1H, H−3), 5.26(d, J=48.2Hz, 1H, H−2), 4.65〜4.77(m, 3H, H−4, H−5)。
化合物xの合成:化合物ix(3.60mmol)を飽和NH3−CH3OH(30ml)に溶かし、室温で15h撹拌反応させ、溶媒を蒸発除去し、得た残留物をカラムクロマトグラフィー(15:1 CHCl3− MeOH)によって精製し、化合物x(80%)を得る。
1H NMR(CDCl3) δppm:8.10(d, J=9.86Hz, 1H), 7.40(d, J=9.82Hz, 1H), 6.03(d, J=9.0Hz, 1H, H−1), 5.64(dd, J=19.44Hz, 1H, H−3), 5.26(d, J=48.2Hz, 1H, H−2), 4.50(m, 1H, H−4), 3.70〜3.77(m, 2H, H−5)。
化合物xiの合成:化合物x(9.46mmol)、イミダゾール(18.93mmol)、トリフェニルホスフィン(14.19mmol)をテトラヒドロフラン(50ml)に溶かし、ヨウ素(14.18mmol)が溶解されたテトラヒドロフラン液15mlを徐々に加える。室温で3h撹拌反応させ、溶媒を蒸発除去し、残留物に酢酸エチル(100ml)を加え、濾過する。酢酸エチルを蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離し、化合物xi(83.9%)を得る。
1H NMR(CDCl3) δppm:8.06 (d, J=9.86Hz, 1H), 7.43(d, J=9.82Hz, 1H), 6.01(d, J=9.0Hz, 1H, H−1), 5.66(dd, J=19.44Hz, 1H, H−3), 5.22(d, J=48.2Hz, 1H, H−2), 4.57(m, 1H, H−4), 3.58〜3.69(m, 2H, H−5)。
化合物xiiの合成:化合物xi(5.88mmol)をテトラヒドロフラン(50ml)に溶かし、DBU(6.44mmol)を加える。約60℃で3h撹拌反応させ、溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離し、化合物xii(75.1%)を得、直接次のステップの反応に用いる。
化合物xiiiの合成:約0℃で、ICl(13.9mmol)が溶解されたDMF液15mlをNaN3(9.75mmol)が溶解されたDMF液(15ml)に加え、0℃で約10min撹拌し、化合物xii(6.8mmol)が溶解されたDMF液(20ml)を前記溶液に徐々に加え、0℃で1h反応させる。ヨウ素の色が完全に消えるまで混合液に亜硫酸ナトリウムを加える。減圧で溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物xiii(77.6%)を得、直接次のステップの反応に用いる。
化合物xivの合成:化合物xiii(5mmol)をDMF(15ml)に溶かし、撹拌しながら酢酸銀(6mmol)を加え、室温で8h反応させ、ろ過する。減圧で溶媒を除去し(50℃以下)、残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し、化合物xiv(71.3%)を得る。
1H NMR(DMSO−d6,300 MHz)δ: 8.12(d, 1H), 7.40(d, 1H), 7.26(br, 2H), 6.12(dd, 1H), 5.87(d, 1H), 5.09(t, 1H), 4.90(dt, 1H), 4.18(dt, 1H), 3.74−3.87(m, 2H), 2.12(s, 3H, CH3)。
化合物xvの合成:化合物xiv(5mmol)を5%トリエチルアミンメタノール溶液(100ml)に溶かし、室温で12h撹拌反応させ、溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し、化合物xv(89.0%)を得る。
ESI−MS: 287[M+H]。1H NMR(DMSO−d6,300 MHz)δ: 8.14(d, 1H), 7.32(d, 1H), 7.21(br, 2H), 6.08(dd, 1H), 5.82(d, 1H), 5.11(t, 1H), 4.92(dt, 1H), 4.16(dt, 1H), 3.62−3.69(m, 2H)。
実施例2 4’−位置における置換基はアルキニル基で、アルカリ基は1,6−ジアミノプリンである場合の化合物25の合成
化合物bの合成:化合物a(60g)を取り、アセトン(2L)を加え、撹拌しながら濃硫酸(40ml)を徐々に加え、室温で40min撹拌反応させ、TLC試験で反応完了後、濃アンモニア水を用いてpH=7〜8調整し、ろ過を行い、減圧によってほとんどのアセトンを蒸発除去させ、残留アセトンに水約150mlを加え、撹拌しながら0.4%希塩酸(150ml)を加え、アセトン還流条件において20min反応し、化合物aを全部化合物bに加水分解させる。固体NaHCO3で反応液をpH=7〜8まで中和し、ろ過を行い、減圧でろ液に溶媒を蒸発除去させ、残留物をジクロロメタン(200ml)で溶かし、無水Na2SO4で一夜乾燥させ、ろ過を行い、溶媒を蒸発除去した後、黄色の粘っこい油性物b(73g,95%)を得る。ESI−MS: 191[M+H]。
化合物cの合成:化合物b(154g,0.81mol)及びトリエチルアミン(339ml,2.43mol)をジクロロメタン(1.50L)に溶かし、氷塩浴で温度を0℃まで冷却させ、4−クロロベンゾイルクロライド(113ml,0.891mol)を徐々に滴下し、0℃以下を維持して4h機械撹拌反応させ、飽和NaHCO3溶液(500ml)を加え、水、飽和食塩水でジクロロメタン層を洗い、無水MgSO4で乾燥させ、ろ過を行い、減圧で溶媒を蒸発除去し、且つ残留物を再結晶させ、白色の結晶化合物c(196g,74.6%)を得る。ESI−MS: 330[M+H]。
化合物dの合成:化合物c(0.114mol)を無水ジクロロメタン(600ml)に溶かし、窒素の保護でイミダゾール(15.5g,0.228mol)及びtert−ブチルジメチルクロロシラン(TBDMSCl)(18.9g,0.125mol)を加える。室温で3h反応させ、反応完了後1N塩酸で反応を中和し、両層を分離させ、それぞれ水及び飽和食塩水で有機層を洗った後、無水MgSO4で乾燥させ、溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物dを得る。収率69.2%、ESI−MS: 444[M+H]。
化合物eの合成:化合物d(0.64mmol)を0.2Nナトリウムメトキシド/メタノール混合液(15ml)に加え、室温で4h反応させ、希酢酸で中和し、ろ過を行い、メタノールで洗い、減圧で溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物eを得、収率は75%である。ESI−MS: 305[M+H]。
化合物fの合成:−60℃でオキサリルクロリド(3.4ml,38.7mmol)のジクロロメタン溶液(80.0ml)にDMSO(5.5ml,77.5mmol)を1滴ずつ滴下し、同一の温度で約15min撹拌した後、化合物e(25.7mmol)のジクロロメタン溶液(100ml)を滴下する。−65℃で約30min撹拌反応させ、トリエチルアミン(10.9ml,78.2mmol)を加え、室温で30min撹拌反応させる。反応混合物に水を加え、有機層を分離させ、無水硫酸マグネシウムで有機層を乾燥させる。溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物fを得る。収率94.6%、ESI−MS: 303[M+H]。
化合物gの合成:発生瓶に水酸化ナトリウム(1.3g)及び水(11.5ml)を加え、撹拌して均一にさせた後、30%ホルムアルデヒド溶液、7.2mlの95%エタノールを加え、さらに化合物f(25mmol)を加える。反応温度を30〜35℃制御して2h撹拌反応させ、反応完了後、撹拌しながら生成物が完全に析出するまで氷水で発生瓶を冷却する。吸引ろ過し、中性を呈するまで固体を水で洗って加熱乾燥させ、得た固体を無水メタノールに溶かし、さらに水素化ホウ素ナトリウム(0.925g,25mmol)を加え、1h還流反応させ、希塩酸で反応液を中和し、ジクロロメタンで反応液に対して浸出を行い(3×50ml)、無水Na2SO4で乾燥させた後溶媒を蒸発除去し、化合物gを得る。収率90.5%、ESI−MS: 335[M+H]。
化合物hの合成:化合物g(9.7mmol)をメタノール(260ml)に溶かし、Dowex H+(40ml、事前にメタノールを用いて洗う)を加え、室温で4h反応させ、樹脂をろ過除去し、且つメタノールで樹脂を繰り返して洗い、溶液を蒸発乾固して固体を得る。得た固体をアセトン(200ml)に溶かし、撹拌しながら濃硫酸(触媒量、2ml)を徐々に加え、室温で約0.5h撹拌反応させ、濃アンモニア水を用いてpH=7〜8まで調整し、ろ過を行い、減圧でアセトンを蒸発除去し、残留物をジクロロメタンで溶かし、無水Na2SO4で乾燥させた後溶媒を蒸発除去し、化合物hを得る。収率80.2%、ESI−MS: 261[M+H]。
化合物iの合成:−60℃でオキサリルクロリド(3.4ml,38.7mmol)のジクロロメタン溶液(80ml)にDMSO(5.5ml,77.5mmol)を1滴ずつ滴下し、滴下完了後約15min撹拌し、化合物h(25.7mmol)のジクロロメタン溶液(100ml)を滴下する。滴下完了後−60℃で30min反応させ、トリエチルアミン(10.9ml,78.2mmol)を加え、室温で約30min反応させた後水を加えて反応を終止させ、有機層を分離させ、無水Na2SO4で有機層を乾燥させる。溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製して固体を得る。ClCH2P(C653Cl(2.15g,6.19mmol)を無水テトラヒドロフラン(50ml)に加え、−78℃まで冷却し、n−BuLiのヘキサン溶液(1.6M,4.0ml)を加え、1h撹拌反応させ、その後得た固体(1.51mmol)の乾燥テトラヒドロフラン溶液(50ml)を加える。徐々に温度を約0℃まで上げ、続けて3h反応させる。注意しながら飽和のNH4Cl溶液(10ml)を滴下し、酢酸エチルで浸出を行い(2×100ml)、塩水で有機層を2回洗い(2×75ml)、最終に無水MgSO4で乾燥させる。減圧で溶媒を蒸発除去し、得た残留物を無水テトラヒドロフラン(40ml)に溶かし、−78℃まで冷却し、n−BuLiのヘキサン溶液(1.6M,20ml)を徐々に滴下し、2h撹拌反応させ、飽和NH4Cl溶液(20ml)で注意しながら反応を終止させ、飽和食塩水で有機層を洗い、無水MgSO4で乾燥させ、減圧で溶媒を蒸発除去し、残留物を高速カラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物iを得る。収率48.5%、ESI−MS: 255[M+H]。
化合物jの合成:化合物i(10mmol)を0.2%希塩酸溶液(50ml)に加え、室温で6h撹拌反応させ、固体NaHCO3でpH=7〜8まで反応を中和し、ろ過を行い、減圧でろ液に溶媒を蒸発除去させ、ジクロロメタンで残留物を溶かし、且つ無水Na2SO4で乾燥した後ろ過し、溶媒を蒸発除去し、化合物jを得る。収率99.0%、ESI−MS: 215[M+H]。
化合物kの合成:化合物j(5mmol)をピリジン(20ml)に溶かし、BzCl(5mmol)を滴下し、室温で6h反応させ、蒸発乾固し、残留物を精製した後化合物kを得る。収率85.3%、ESI−MS: 319[M+H]。
化合物lの合成:化合物k(59.3mmol)及び2,2,6,6‐テトラメチルピペリジン‐N‐オキシル(0.059mmol)をジクロロメタン(99ml)に溶かし、0℃まで冷却し、次亜塩素酸ナトリウム溶液(33.6ml,8.5〜13.5%有効塩素)、NaHCO3(11.2g)と水(190ml)の混合液を反応液に加え、0℃で30min反応させ、イソプロパノール(1.95ml)を加え、室温で10min反応させ、分離されたジクロロメタン層を水で2回洗い、無水Na2SO4で乾燥した後ろ過し、溶媒を蒸発除去し、得た残留物に対して再結晶を行い、化合物lを得る。収率87.8%、ESI−MS: 317[M+H]。
化合物mの合成:化合物l(0.05mol)を無水エタノール(60ml)/酢酸エチル(30ml)の混合液に加え、0℃まで冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(23.3g,612mmol)を数回に分けて加え、0℃で1h撹拌反応させ、希酢酸でpH=7〜8まで中和し、ろ過を行い、ろ液を蒸発乾固し、残留物をさらにジクロロメタンで溶かし、その後水で洗い、ジクロロメタン層を無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧でジクロロメタンを蒸発除去し、ジクロロメタンと石油エーテルとの混合溶媒で残留物に対して再結晶を行い、固体物を得る。得た固体物をピリジンに溶かし、0℃でBzCl(50mmol)を滴下し、滴下完了後室温で3h反応させ、溶媒を蒸発除去し、酢酸エチルで残留物に対して浸出を行い、飽和NaHCO3溶液で洗い、無水Na2SO4で乾燥した後ろ過し、溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物mを得る。収率89.7%、ESI−MS: 423[M+H]。
化合物nの合成:化合物m(4mmol)をメタノール(22ml)に溶かし、4.0M濃塩酸/ジオキサンの混合溶液(20ml)を加え、室温で10h反応させ、NaHCO3を用いて反応液をpH=7〜8まで中和し、ろ過を行い、ろ液に対して減圧蒸留を行って溶媒を除去し、残留物を適量のジクロロメタンに溶かし、無水Na2SO4で一夜乾燥させ、ろ液を蒸発乾固し、カラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物nを得る。収率89.5%、ESI−MS: 397[M+H]。
化合物oの合成:化合物n(1.76mmol)をジクロロメタンに溶かし、室温でDAST(0.4ml,3.03mmol)を加えて12h撹拌し、それを飽和NaHCO3溶液10mlに注入し、有機層を分離させ、且つ飽和NaHCO3溶液で洗い、無水Na2SO4で乾燥させ、カラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物oを得る。収率11.5%、ESI−MS: 399[M+H]。
化合物pの合成:化合物o(10mmol)を80%ギ酸溶液20mlに加え、室温で12h撹拌反応させ、減圧で溶媒を蒸発除去し、残留物をトルエンと共に蒸発して固体物を得、得た固体物を乾燥ピリジン及び無水酢酸溶液に溶かし、室温で4h反応させ、反応液を濃縮し、その後トルエンと共に蒸発させ、化合物pを得る。収率90.3%、ESI−MS: 427[M+H]。1H NMR(CDCl3,300 MHz)δ: 2.07(s, 3H),2.85(s, 1H),4.62−4.77(m, 2H),4.89−5.07(m, 3H), 7.32−8.17(m, 10H)。
化合物qの合成:化合物p(4.76mmol)を無水ジクロロメタン(40ml)に溶かし、それを0℃まで冷却し、その後飽和するまでHClガスを徐々に流し入れ(約3h)、室温で溶媒を真空蒸発除去し、残留物を真空中で2h乾燥させ、化合物qを得る。収率87.1%、化合物qは直接次のステップの反応に用いる。
化合物rの合成:2,6−ジアミノプリン(4.78mmol)とヘキサメチルジンラザン(HMDS,9ml)とを(NH4)2SO4(50mg)の存在で透明溶液になるまで加熱還流させ(約5h)、真空中で溶媒を蒸発除去して白色の固体を得、該固体を1,2 −ジクロロエタン(35ml)に溶かし、さらに化合物qの1,2 −ジクロロエタン溶液(4.56mmol,30ml)及び0.4nmゼオライト(2.6g)を加え、窒素の保護で室温において6日撹拌反応させ、TLC試験で反応完了後、反応液にジクロロメタン(80ml)を加え、且つ珪藻土でろ過を行い、それぞれ飽和NaHCO3及び食塩水でろ液を洗い、無水Na2SO4で有機層を一夜乾燥させ、溶媒を蒸発除去し、得た残留物を減圧カラムクロマトグラフィーによって分離し、化合物rを得る。収率78.5%、ESI−MS: 517[M+H]。1H NMR(CDCl3,300 MHz)δ: 2.85(s, 1H), 4.67−4.79(m, 2H), 4.92−5.13(m, 3H), 5.79(br, 1H), 7.32−8.17(m, 9H), 8.35(s, 1H)。
化合物25の合成:化合物r(3.60mmol)をNH3−CH3OHの飽和の溶液(30ml)に溶かし、室温で15h撹拌反応させ、溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物25を得る。収率78.9%、ESI−MS: 309[M+H]。1H NMR(CDCl3,300 MHz)δ: 2.85(s, 1H), 3.69−3.79(m, 2H), 4.79−5.07(m, 3H), 5.60(br, 1H), 5.79(br, 1H), 7.32−8.17(m, 4H), 8.35(s, 1H)。
本発明の化合物の体外抗HIV活性試験:細胞培養における化合物1、9、15、19、36、39、46、50、52の抗HIV活性。
試験対象薬剤:化合物1、9、15、19、36、39、46、50、52、ロット無し、水に溶けない、DMSOに溶けられ、試験するときDMSOで溶かし、適宜な濃度に調製した後培地で希釈し、直ちに細胞を入れて培養する。
陽性対照薬剤:
「1」アジドチミジン(Zidovudine,AZT)、臨床に使用されており、既知のヌクレオシド系HIV−1逆転写酵素阻害剤であり、白色の粉末である。上海迪賽諾化学製薬有限公司から購入され、ロット番号040201bである。
「2」ネビラピン(nevirapine,NVP)、南京澤衆医化情報研究センターから購入され、ロット番号0301001で、臨床に使用されており、既知の非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤である。
HIV―1 IIIB試験ウイルス種、米国Mount Sinai Medical Center蒋建東博士より贈与され、H9細胞において拡増され、−196℃で冷凍保存される。
継代ヒトTリンパ球MT―4、米国コロラド大学医学研究センター張興権教授より贈与され、本室で継代され、−196℃で冷凍保存される。細胞培地:RPMI Medium 1640培地に10%牛胎児血清、100IU/mlペニシリン、100μg/mlストレプトマイシン及びカナマイシンを加え、またL -グルタミンも含む。37℃、5%CO2インキュベーターに培養し、3日ごとに継代を行う。
主要試薬:RPMI Medium 1640培地は米国GIBCO社の製品、牛胎児血清(Fetal Bovine Serum)は天津市川頁生物化学製品有限公司の製品、ペニシリン及びストレプトマイシンは華北製薬工場製品、カナマイシンは上海旭東海普薬業有限公司の製品、チアゾリルブルー(Thiazolyl blue, MTT)、クエン酸は米国Sigma社の製品、Triton X―100はスウェーデンKEBO AB STOCKHOLM社の製品、N,N−ジメチルホルムアミド(N,N―Dimethyl Formamide)は北京化学工場製品、HIV―1 P24抗原測定キットはオランダBioMerieux社の製品を使用する。
主要装置:EmaxTMマイクロプレートリーダーは米国MolICular Devices社の製品である。
試験方法:薬剤及び陽性対照薬剤ウイルス抑制試験群に分割し、96ウェル培養プレートのウェルごとに、測定対象薬剤の異なる濃度のDMSO溶液100ulまたは陽性対照薬剤AZTとNVPまたはラット経口薬の異なる分量群を加えた後、異なる時間に血の異なる希釈群を取ってウェルごとに100ulを加え、同時に、細胞対照とウイルス対照群、陽性薬剤AZTとNVP対照群を設ける。MT―4細胞を100TCID50 HIV―1 IIIBで1.5h感染した後、培地で1回洗って、2×105細胞/mlのように調製された後薬剤ウイルス抑制試験群、陽性対照薬剤群及びウイルス対照群の96ウェル培養プレートに接種する。細胞対照群に等量の培養液を加える。培養4日後、顕微鏡で細胞の病変を観察し、同時にMTTで染色し、毒性を測定する。上澄液は説明書に記載された方法でP24抗原を測定する。抑制率、50%細胞毒性濃度(CC50)、50%阻害濃度(CC50)及びSIをそれぞれ計算する。
MT―4細胞培養における、化合物1,9,15,19,36,39,46,50,52のHIV―1に対する抑制作用
MTT法で化合物1,9,15,19,36,39,46,50,52の細胞に対する毒性及び抗HIV―1活性を測定し、また、HIV−1感染細胞と未感染細胞とを用いて薬剤の細胞に対する毒性を測定するときのCC50及びSIに与える影響を比較する。結果は表1を参照する。
表1、化合物1,9,15,19,36,39,46,50,52及び陽性薬剤AZTとNVPのMT−4細胞培養における抗HIV−1活性
Figure 2010533659
*:細胞毒性:MTT法
表2、野生型HIV―1複製薬理学的モデルで化合物1、15及び19に対する薬理学的スクリーニングの結果
Figure 2010533659
表1と表2から分かるように、新型2’−フルオロ−4’−置換−ヌクレオシドはともに良好な抗HIV活性を有し、特に化合物1、化合物15及び化合物19は優れた使用開発前景を持っている。該種類の化合物の開発はエイズ患者にとって福音である。
本発明体外抗B型肝炎ウイルス薬のスクリーニング
目的:HBVゲノムトランスフェクトしたHep G2.2.15細胞で抗B型肝炎ウイルス薬のスクリーニングを行い、新しい抗B型肝炎薬の研究及び開発に理論及び試験根拠を提供する。
方法:ラミブジン、化合物15、17のTC50以下の薬剤濃度を選んで細胞に作用させ、144h、216hで細胞培養上澄液をそれぞれ採集し、蛍光定量PCR法によってHBV DNAの含量を測定する。
結果:ラミブジン、化合物15の投薬によって、HBV DNAのコピー数を顕著に低減させることができる。
結論:化合物15は体外においてHBV DNAを顕著に低減させることができ、且つ毒性が低い。本試験は化合物の抗HBV作用をより深く研究することに根拠を提供した。
細胞株:HBV DNAクローニングトランスフェクトしたヒト肝細胞癌HepG2のHep G2.2.15細胞株は米国The Mount Sinai Medical Centerによって1986年に設けられ、e抗原と表面抗原を安定に表現することができ、中国科学院武漢ウイルス研究所より贈与され、本研究所自分で継代され、培養過程中G418でスクリーニングを行った。
試験対象薬剤:本発明合成薬剤である化合物15、17。対照薬剤:ラミブジン(3TC)、グラクソ・スミスクライン株式会社(蘇州)有限公司の製品
主要試薬及び材料:DMEM培養液(Hyclone)、牛胎児血清(杭州四季青)、24ウェル培養プレート(米国corning)、培養フラスコ(米国corning)、B型肝炎ウイルス核酸増幅蛍光定量測定キット(シンセン匹基)、G418(introvegen)。
抗HBVの体外試験研究:
Hep G2.2.15細胞の培養:10%牛胎児血清、500mg/L G418を含んだDMEM培養液で細胞を培養し、0.25%トリプシン−0.02%EDTAの消化液で消化し、且つ1:3に従い継代培養を行い、3日ごとに継代する。
薬剤の抗HBV作用の研究:
成長状態良いの細胞を取り、細胞濃度を2*104個/mlになるように調整し、24ウェル培養プレートの各ウェルに1mlを接種して37℃、5%CO2のインキュベーターに48h培養し、細胞が壁に貼り付けて成長が良いとき試験を始まる。調製した異なる濃度に従い3種の薬剤に対して群を分け(表1)、濃度ごとに2つのマルチウェルを設け、同時に、薬剤を添加しなかった細胞培養対照をブランクコントロールとする。投薬3、6、9日目に同一濃度の薬剤含有培地及びブランク群培養液に1回換え、且つ各ウェルの培養上澄液をEPチューブに吸い込んで、―20℃保管、検査対象とする。
表1、 3種の薬剤(ラミブジン、化合物15、17)の濃度
Figure 2010533659
薬剤対HBV(蛍光定量PCR法):
HBV DNA抑制率(%)=(ブランク群HBV DNAコピー数−試験群HBV DNAコピー数)/ブランク群HBV DNAコピー数*100%
結果:Hep G2.2.15細胞培養上澄HBV DNAに対する薬剤の抑制作用は表2、3を参照する。
表2、ラミブジンの作用による細胞上澄液におけるHBV DNAコピー数に対する影響(コピー数x×105
群別 濃度(μg/ml) HBV DNA含量 抑制率
_______________________________________________________________________
正常 / 99.79 /
3TC 20μg /ml 12.15 87.82
2μg /ml 25.32 74.63
0.2μg /ml 39.59 60.33
0.02μg /ml 55.98 43.9
3TC EC50は38.78μg/Lである。
表3、化合物15、17の作用による細胞上澄液におけるHBV DNAコピー数に対する影響(コピー数x×105
群別 分量 HBV DNA コピー数(*105) 抑制率(%)
_______________________________________________________________________
正常 / 32.01 /
3TC 10,000μg/L 5.49 82.8
15 2μg/L 5.21 83.7
0.4μg/L 10.3 67.8
0.08μg/L 13.5 57.8
0.016μg/L 18.9 41.0
17 1000μg/L 10.2 67.9
500μg/L 14.3 52.2
100μg/L 19.2 40.6
_______________________________________________________________________
化合物15 EC50は0.19μg/Lである。
表4、Hep G2.2.15細胞に対する化合物15の毒性(MTT法)
_____________________________________________________________________
群別 投与量 OD値 細胞生存率
______________________________________________________________________
正常 / 0.644 /
15 1000μg/ml 0.520 82.6%
200μg/ml 0.552 85.5%
40μg/ml 0.606 96.7%
8μg/ml 0.626 98.7%
_____________________________________________________________________

Claims (7)

  1. 式(I)で示される構造を有することを特徴とする2’−フルオロ−4’−置換ヌクレオシド類似体。
    Figure 2010533659
  2. それは活性化合物(I)と有機酸または無機酸とを反応させて塩を形成し、塩の形式で存在することができることを特徴とする請求項1に記載の2’−フルオロ−4’−置換ヌクレオシド類似体またはそのプロドラッグまたはその5’−リン酸エステル。
  3. 前記化合物は以下の化合物のうちの1つであることを特徴とする請求項1に記載の2’−フルオロ−4’−置換ヌクレオシド類似体。
    Figure 2010533659
    Figure 2010533659
    Figure 2010533659
    Figure 2010533659
  4. 以下のステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のヌクレオシド類似体の製造方法。
    Figure 2010533659

    化合物iiの合成:化合物i(D−リボースまたはL−リボース)をHCl/MeOHに溶かし、水浴上で保温密封撹拌し、ピリジンを加えて反応を終止させ、減圧乾燥して、淡黄色のシロップ状物質化合物iiを得る。
    化合物iiiの合成:化合物iiを乾燥ピリジンに溶かし、氷塩浴で塩化ベンゾイルを徐々に滴下し、室温で撹拌反応させ、反応完了後反応液を氷水に注入し、クロロホルムで抽出を行い。水層が弱アルカリ性を呈するまで、順次に氷水、予め冷却した硫酸、飽和炭酸水素ナトリウムを用いて有機層を洗い、さらに、水層が中性を呈するまで氷水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥を行い、減圧乾燥して、淡黄色のシロップ状物質化合物iiiを得る。
    化合物ivの合成:ベンゾイル化合物化合物iiiをクロロホルムに溶かし、赤リンを加え、氷水浴で撹拌しながら臭素を滴下し、約30min撹拌し、徐々に氷水を滴下し、室温で撹拌し、その後砕氷を加えて撹拌して溶解させ、さらに反応液を氷水に注入し、クロロホルムで抽出を行い。水層が弱アルカリ性を呈するまで飽和炭酸水素ナトリウムを用いて有機層を洗い、水層が中性を呈するまで氷水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧乾燥して、濃黄色のシロップを得、シリカゲルカラムで分離することによって、白色のドライシロップ化合物ivを得る。
    化合物vの合成:化合物ivを乾燥ピリジンに溶かし、氷水浴で酸無水物を徐々に滴下し、約30分撹拌し、氷水浴を除き、室温で約7h撹拌し、40℃まで昇温した後約1h維持し、砕氷を加えて撹拌して溶解させた後、反応液を氷水に注入し、クロロホルムで抽出を行い。水層が弱アルカリ性を呈するまで、順次に氷水、予め冷却した硫酸、飽和炭酸水素ナトリウムを用いて有機層を洗い、水層が中性を呈するまで氷水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥を行い、減圧乾燥して、淡黄色のシロップ状物質化合物vを得る。
    化合物viの合成:化合物vを乾燥ジクロロメタンに溶かし、氷水浴で乾燥HClガスを徐々に流し入れ、氷水を加えて洗い、有機層が分けられ得、水層が弱アルカリ性を呈するまで飽和炭酸水素ナトリウムを用いて有機層を洗い、水層が中性を呈するまで氷水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥を行い、減圧乾燥して、淡黄色のシロップを得、再結晶によって白色の固体化合物viを得る。
    化合物viiの合成:化合物viを乾燥ジクロロメタン及び乾燥DMFに溶かし、約−15℃で撹拌しながらSO2Cl2を徐々に加え、−15℃で約30min撹拌し、自然に室温まで温度を上げて反応させ、0℃でイミダゾールを3回に分けて加え、混合液を室温で撹拌し、反応完了後反応液をCH2Cl2で薄め、氷水で洗い、CH2Cl2で水層に対して抽出を行い、合わせて1つにした有機層に後無水硫酸ナトリウムを加えて乾燥し、溶媒を減圧抽出して淡黄色のシロップを得、シリカゲルカラムで分離精製することによって、白色の固体化合物viiを得る。
    化合物viiiの合成:化合物viiを酢酸エチルに溶かし、撹拌しながらEt3N・3HFを加え、温度を約60℃まで上げて約3h撹拌を行い、70℃で約1.5h撹拌し、冷塩水を加えて反応を終止させ、次いでジクロロメタンで抽出を行い、合わせて1つにした有機層を順次に塩水、水、飽和炭酸水素ナトリウムで洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥を行い、溶媒を減圧抽出して濃黄色のシロップを得、精製によって淡黄色のシロップを得、不純物に結晶を生じさせて白色の結晶化合物viiiを得る。
    化合物ixの合成:化合物viiiを無水ジクロロメタンに溶かし、HBr−AcOHの混合液を加え、室温で撹拌反応させ、反応完了後混合物を蒸発乾固し、ジクロロメタンで残留物を溶かし、且つ炭酸水素ナトリウムでジクロロメタン溶液を洗い、ジクロロメタンを蒸発除去して、シロップ状物を得る。同時に、保護されたシトシン及び(NH4)2SO4をHMDSにおいて窒素の保護で還流反応させ、反応完了後、溶媒を蒸発除去し、シリル化したシトシンを得る。前記反応によって得たシロップ状物をジクロロエタンに溶かしてシリル化したシトシンに加え、窒素の保護で混合物を還流反応させる。氷で反応を終止させ、ジクロロメタンで浸出を行い、順次に飽和炭酸水素ナトリウム、塩水でジクロロメタン層を洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥を行い、乾燥後溶媒を蒸発除去し、白色の固体を得、カラムクロマトグラフィーによって分離精製を行い、化合物ixを得る。
    化合物xの合成:化合物ixを飽和NH3−CH3OHに溶かし、室温で撹拌反応させ、反応完了後溶媒を蒸発除去し、得た残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し、化合物xを得る。
    化合物xiの合成:化合物x、イミダゾール、トリフェニルホスフィンをテトラヒドロフランに溶かし、ヨウ素が溶解されたテトラヒドロフラン液を徐々に加える。室温で撹拌反応させ、反応完了後溶媒を蒸発除去し、残留物に酢酸エチルを加え、濾過する。酢酸エチルを蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離し、化合物xiを得る。
    化合物xiiの合成:化合物xiをテトラヒドロフランに溶かし、DBUを加える。約60℃で撹拌反応させ、反応完了後溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離し、化合物xiiを得る。
    化合物xiiiの合成:0℃で、IClが溶解されたDMF液をNaN3が溶解されたDMF液に加え、氷点で約10min撹拌し、化合物xiiが溶解されたDMF液を前記溶液に徐々に加え、続けて反応させ、反応完了後、ヨウ素の色が完全に消えるまで混合液に亜硫酸ナトリウムを加える。減圧で溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物xiiiを得る。
    化合物xivの合成:化合物xiiiをDMFに溶かし、撹拌しながら酢酸銀を加え、室温で反応させ、反応完了後ろ過を行い、減圧で溶媒を除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し、化合物xivを得る。
    化合物xvの合成:化合物xivをトリエチルアミンメタノール溶液に溶かし、室温で撹拌反応させ、反応完了後溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製し、化合物xvを得る。
  5. 以下のステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のヌクレオシド類似体の製造方法。
    Figure 2010533659
    化合物bの合成:化合物aを取り、アセトンを加え、撹拌しながら濃硫酸を徐々に加え、室温で撹拌反応させ、TLC試験で反応完了後、濃アンモニア水を用いてpH調整し、ろ過を行い、減圧によってほとんどのアセトンを蒸発除去させ、撹拌しながら0.4%希塩酸を加え、アセトン還流条件において反応し、化合物aを全部化合物bに加水分解させる。固体NaHCO3で反応液を中和し、ろ過を行い、減圧でろ液に溶媒を蒸発除去させ、残留物をジクロロメタンで溶かし、無水Na2SO4で一夜乾燥させ、ろ過を行い、溶媒を蒸発除去した後、黄色の粘っこい油性物bを得る。
    化合物cの合成:化合物b及びトリエチルアミンをジクロロメタンに溶かし、氷塩浴で4-クロロベンゾイルクロライドを徐々に滴下し、0℃以下を維持して機械撹拌反応させ、反応完了後飽和NaHCO3溶液を加え、水、飽和食塩水でジクロロメタン層を洗い、無水MgSO4で乾燥させ、ろ過を行い、減圧で溶媒を蒸発除去し、且つ残留物を再結晶させ、白色の結晶化合物cを得る。
    化合物dの合成:化合物cを無水ジクロロメタンに溶かし、窒素の保護でイミダゾール及びtert−ブチルジメチルクロロシラン(TBDMSCl)を加える。室温で反応させ、反応完了後塩酸で反応を中和し、両層を分離させ、それぞれ水及び飽和食塩水で有機層を洗った後、無水MgSO4で乾燥させ、溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物dを得る。
    化合物eの合成:化合物dをナトリウムメトキシド―メタノール混合液に加え、室温で反応させ、反応完了後希酢酸で中和し、ろ過を行い、メタノールで洗い、減圧で溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物eを得る。
    化合物fの合成:約−60℃でオキサリルクロリドのジクロロメタン溶液にDMSOを1滴ずつ滴下し、同一の温度で約15min撹拌した後、化合物eのジクロロメタン溶液を滴下する。約−65℃で約30min撹拌反応させ、トリエチルアミンを加え、室温で撹拌反応させる。反応完了後反応液に水を加え、有機層を分離させ、無水硫酸マグネシウムで有機層を乾燥させる。溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物fを得る。
    化合物gの合成:発生瓶に水酸化ナトリウム及び水を加え、撹拌して均一にさせた後、ホルムアルデヒド溶液、95%エタノールを加え、さらに化合物fを加える。約35℃で撹拌反応させ、反応完了後、撹拌しながら生成物が完全に析出するまで氷水で発生瓶を冷却する。吸引ろ過し、中性を呈するまで固体を水で洗って加熱乾燥させ、得た固体を無水メタノールに溶かし、さらに水素化ホウ素ナトリウムを加え、還流反応させ、反応完了後希塩酸で反応液を中和し、ジクロロメタンで反応液に対して浸出を行い、無水Na2SO4で乾燥させた後溶媒を蒸発除去し、化合物gを得る。
    化合物hの合成:化合物gをメタノールに溶かし、Dowex H+(事前にメタノールを用いて洗う)を加え、室温で反応させ、反応完了後樹脂をろ過除去し、且つメタノールで樹脂を繰り返して洗い、溶液を蒸発乾固して固体を得る。得た固体をアセトンに溶かし、撹拌しながら濃硫酸(触媒量)を徐々に加え、室温で撹拌反応させ、濃アンモニア水を用いてpH調整し、ろ過を行い、減圧でアセトンを蒸発除去し、化合物hを得る。
    化合物iの合成:約−60℃でオキサリルクロリドのジクロロメタン溶液にDMSOを1滴ずつ滴下し、滴下完了後約15min撹拌し、化合物hのジクロロメタン溶液を滴下する。滴下完了後−60℃で約30min反応させ、トリエチルアミンを加え、室温で約30min反応させた後水を加えて反応を終止させ、有機層を分離させ、無水Na2SO4で有機層を乾燥させる。溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製して固体を得る。ClCH2P(C653Clを無水テトラヒドロフランに加え、約−78℃まで冷却し、n−BuLiのヘキサン溶液を加え、約1h撹拌反応させ、その後得た固体の乾燥テトラヒドロフラン溶液を加える。徐々に温度を約0℃まで上げ、続けて反応させる。反応完了後飽和のNH4Cl溶液を滴下し、酢酸エチルで浸出を行い、塩水で有機層を2回洗い、最終に無水MgSO4で乾燥させる。減圧で溶媒を蒸発除去し、得た残留物を無水テトラヒドロフランに溶かし、−78℃まで冷却し、n−BuLiのヘキサン溶液を徐々に滴下し、約2h撹拌反応させ、飽和NH4Cl溶液で反応を終止させ、飽和食塩水で有機層を洗い、無水MgSO4で乾燥させ、減圧で溶媒を蒸発除去し、残留物を高速カラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物iを得る。
    化合物jの合成:化合物iを希塩酸溶液に加え、室温で撹拌反応させ、反応完了後固体NaHCO3で中和し、ろ過を行い、減圧でろ液に溶媒を蒸発除去させ、ジクロロメタンで残留物を溶かし、且つ無水Na2SO4で乾燥した後ろ過し、溶媒を蒸発除去し、化合物jを得る。
    化合物kの合成:化合物jをピリジンに溶かし、BzClを滴下し、室温で反応させ、反応完了後溶媒を蒸発除去し、残留物を精製した後化合物kを得る。
    化合物lの合成:化合物k及び2,2,6,6‐テトラメチルピペリジン‐N‐オキシルをジクロロメタンに溶かし、0℃まで冷却し、混合した次亜塩素酸ナトリウム溶液、NaHCO3と水の混合液を反応液に加え、約0℃で約30min反応させ、イソプロパノールを加え、室温で撹拌する。分離されたジクロロメタン層を水で2回洗い、無水Na2SO4で乾燥した後ろ過し、溶媒を蒸発除去し、得た残留物に対して再結晶を行い、化合物lを得る。
    化合物mの合成:化合物lを無水エタノール/酢酸エチルの混合液に加え、約0℃まで冷却し、水素化ホウ素ナトリウムを数回に分けて加え、撹拌反応させ、反応完了後希酢酸で中和し、ろ過を行い、ろ液を蒸発乾固し、残留物をさらにジクロロメタンで溶かし、その後水で洗い、ジクロロメタン層を無水Na2SO4で乾燥し、ろ過し、減圧でジクロロメタンを蒸発除去し、ジクロロメタンと石油エーテルとの混合溶媒で残留物に対して再結晶を行い、固体物を得る。得た固体物をピリジンに溶かし、約0℃でBzClを滴下し、滴下完了後室温で反応させ、反応完了後溶媒を蒸発除去し、酢酸エチルで残留物に対して浸出を行い、飽和NaHCO3溶液で洗い、無水Na2SO4で乾燥した後ろ過し、溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物mを得る。
    化合物nの合成:化合物mをメタノールに溶かし、濃塩酸/ジオキサンの混合溶液を加え、室温で反応させ、反応完了後NaHCO3を用いて反応液を中和し、ろ過を行い、ろ液に対して減圧蒸留を行って溶媒を除去し、残留物を適量のジクロロメタンに溶かし、無水Na2SO4で一夜乾燥させ、ろ液を蒸発乾固し、カラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物nを得る。
    化合物oの合成:化合物nをジクロロメタンに溶かし、室温でDASTを加えて撹拌反応させ、反応完了後混合物を飽和NaHCO3溶液に注入し、有機層を分離させ、且つ飽和NaHCO3溶液で洗い、無水Na2SO4で乾燥させ、カラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物oを得る。
    化合物pの合成:化合物oをギ酸溶液に加え、室温で撹拌反応させ、反応完了後減圧で溶媒を蒸発除去し、残留物をトルエンと共に蒸発して固体物を得、得た固体物を乾燥ピリジン及び無水酢酸溶液に溶かし、室温で反応させ、反応完了後反応液を濃縮し、その後トルエンと共に蒸発させ、化合物pを得る。
    化合物qの合成:化合物pを無水ジクロロメタンに溶かし、それを0℃まで冷却し、その後飽和するまでHClガスを徐々に流し入れ、室温で溶媒を真空蒸発除去し、残留物を真空中で乾燥させ、化合物qを得る。
    化合物rの合成:2,6−ジアミノプリンとヘキサメチルジンラザンとを(NH4)2SO4の存在で透明溶液になるまで加熱還流させ、真空中で溶媒を蒸発除去して白色の固体を得、該固体を1,2 −ジクロロエタンに溶かし、さらに化合物qの1,2 −ジクロロエタン溶液及びゼオライトを加え、窒素の保護で室温において撹拌反応させ、TLC試験で反応完了後、反応液にジクロロメタンを加え、且つ珪藻土でろ過を行い、それぞれ飽和NaHCO3及び食塩水でろ液を洗い、無水Na2SO4で有機層を一夜乾燥させ、溶媒を蒸発除去し、得た残留物を減圧カラムクロマトグラフィーによって分離し、化合物rを得る。
    化合物sの合成:化合物rをNH3−CH3OHの飽和の溶液に溶かし、室温で撹拌反応させ、反応完了後溶媒を蒸発除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって分離精製し、化合物sを得る。
  6. それを抗HBVウイルス薬または抗HCVウイルス薬または抗HIVウイルス薬の製造に使用することを特徴とする請求項1または2または3に記載の2’−フルオロ−4’−置換ヌクレオシド類似体の薬剤製造における使用。
  7. 抗HBVウイルス薬は抗B型肝炎薬で、抗HIVウイルス薬は抗エイズ薬で、抗HCVウイルス薬は抗C型肝炎薬であることを特徴とする請求項6に記載の2’−フルオロ−4’−置換−ヌクレオシド類似体の薬剤製造における使用。
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